JP7461162B2 - 貨幣処理システム、および、貨幣処理装置 - Google Patents

貨幣処理システム、および、貨幣処理装置 Download PDF

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本発明は、媒体処理システム、および、媒体処理装置に関する。
店舗には、媒体である貨幣の入金および出金を行う釣銭機に接続されたレジと、釣銭機へ補充する貨幣の出金および釣銭機から集めた貨幣の入金を行う入出金装置と、釣銭機および入出金装置の入金および出金を管理する管理装置と、を有するシステムが設置されている。特許文献1には、このようなシステムにおける管理装置の処理について開示されている。特許文献1の技術では、管理装置で店舗の売り上げを管理するときに、レジ単位で売り上げを集計し、売り上げと、レジ番号と、を関連付けて記憶部に記憶させている。
国際公開第2011/039872号
しかしながら、特許文献1のような技術では、1台のレジの売り上げの集計が終了するまで、他のレジの売り上げの集計を行うことができない。このことから、複数台のレジで取り扱った貨幣の集計作業時間を短くする技術が望まれている。
本発明は、複数の媒体処理装置で処理された媒体の計数処理時間を短縮できる媒体処理システム、および、媒体処理装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の貨幣処理システムは、第1の貨幣処理装置と、第2の貨幣処理装置と、前記第1の貨幣処理装置および前記第2の貨幣処理装置のそれぞれから、硬貨および紙幣のうち一方の貨幣を受け入れる第1のカセットと、前記第1の貨幣処理装置および前記第2の貨幣処理装置のそれぞれから、硬貨および紙幣のうち他方の貨幣を受け入れる第2のカセットと、管理装置と、を備え、前記管理装置は、前記第1のカセットが接続される第1の接続部と、前記第2のカセットが接続される第2の接続部と、前記第1の接続部を介して前記第1のカセットから受け入れた一方の貨幣を計数する第1の計数処理を行っているときに、前記第2の接続部に前記第2のカセットが接続された場合、前記第1の計数処理が完了する前に、前記第2の接続部を介して受け入れた他方の貨幣を計数する第2の計数処理を開始し、前記第1の計数処理と並行して前記第2の計数処理を行う計数制御部と、を有する。
本発明の貨幣処理装置は、第1の貨幣処理装置および第2の貨幣処理装置のそれぞれから、硬貨および紙幣のうち一方の貨幣を受け入れる第1のカセットが接続される第1の接続部と、前記第1の貨幣処理装置および前記第2の貨幣処理装置のそれぞれから、硬貨および紙幣のうち他方の貨幣を受け入れる第2のカセットが接続される第2の接続部と、前記第1の接続部を介して前記第1のカセットから受け入れた一方の貨幣を計数する第1の計数処理を行っているときに、前記第2の接続部に前記第2のカセットが接続された場合、前記第1の計数処理が完了する前に、前記第2の接続部を介して受け入れた他方の貨幣を計数する第2の計数処理を開始し、前記第1の計数処理と並行して前記第2の計数処理を行う計数制御部と、を有する。
本発明の媒体処理システム、および、媒体処理装置によれば、複数の媒体処理装置で処理された媒体の計数処理時間を短縮できる。
本発明の一実施の形態に係る貨幣処理システムの概略構成を示すブロック図である。 本発明の一実施の形態に係るチェックアウト装置の紙幣処理装置の概略構成を示す模式図である。 本発明の一実施の形態に係るチェックアウト装置の硬貨処理装置の概略構成を示す模式図である。 本発明の一実施の形態に係る入出金装置の紙幣処理部の概略構成を示す模式図である。 本発明の一実施の形態に係る入出金装置の硬貨処理部の概略構成を示す模式図である。 本発明の一実施の形態に係る入出金装置の硬貨処理部の概略構成を示す模式図である。 本発明の一実施の形態に係るサーバ記憶部に記憶されている情報を示す模式図である。 本発明の一実施の形態および比較例に係る紙幣および硬貨の計数処理のタイミングチャートである。 本発明の第1の変形例に係る媒体処理システムの説明図である。 本発明の第3の変形例に係る媒体処理システムの説明図である。 本発明の第4の変形例に係る媒体処理システムの説明図である。
[実施の形態]
以下、本発明の一実施の形態について、図面を参照しながら説明する。
<貨幣処理システムの構成>
まず、貨幣処理システムの構成について説明する。本実施の形態において、店舗のフロントオフィスとは、POS(Point Of Sales)レジスタと、当該POSレジスタとともに使用される釣銭装置と、が設置されているエリアをいう。店舗のバックオフィスとは、POSレジスタで扱われる紙幣および硬貨を管理する装置が設置されているエリアをいう。紙幣および硬貨は、媒体の一例である。なお、本実施の形態において、紙幣および硬貨をまとめて、貨幣という場合がある。
図1は、本発明の一実施の形態に係る貨幣処理システムの概略構成を示すブロック図である。図2Aは、チェックアウト装置の紙幣処理装置の概略構成を示す模式図である。図2Bは、チェックアウト装置の硬貨処理装置の概略構成を示す模式図である。図3は、入出金装置の紙幣処理部の概略構成を示す模式図である。図4Aおよび図4Bは、入出金装置の硬貨処理部の概略構成を示す模式図である。図5は、サーバ記憶部に記憶されている情報を示す模式図である。
図1に示す貨幣処理システム1は、媒体処理システムの一例である。貨幣処理システム1は、流通向けのシステムであり、店舗に設置されている。貨幣処理システム1は、3台のチェックアウト装置10と、管理装置20と、を備える。チェックアウト装置10は、店舗のフロントオフィスの一例であるチェックアウトカウンタに設置されている。チェックアウト装置10は、客が購入した商品の精算処理を行う。管理装置20は、店舗のバックオフィスに設置されている。管理装置20は、チェックアウト装置10で扱われる紙幣および硬貨を管理する。また、チェックアウト装置10は、店舗に設けられている支店サーバ71に接続されている。支店サーバ71は、ネットワーク2Aを介して、支店を統括する本店に設けられている本店サーバ72に接続されている。なお、本実施の形態では、3台のチェックアウト装置10を含む貨幣処理システム1を例示するが、チェックアウト装置10の台数は、2台でもよいし、4台以上であってもよい。
チェックアウト装置10は、紙幣および硬貨の入出金処理を行う。なお、3台のチェックアウト装置10のうち少なくともいずれか1台は、紙幣の入出金処理のみを行う装置であってもよいし、硬貨の入出金処理のみを行う装置であってもよい。各チェックアウト装置10には、各チェックアウト装置10を識別するためのレジスタIDが割り当てられている。チェックアウト装置10は、釣銭装置11と、POSレジスタ12と、を備える。
釣銭装置11は、POSレジスタ12と通信可能に接続されている。釣銭装置11は、紙幣処理装置13と、硬貨処理装置14と、を備える。
紙幣処理装置13は、図2Aに示すように、入金口131と、出金口132と、収納部133A,133B,133C(以下、「収納部133A~133C」という場合がある)と、搬送部134と、識別部135と、制御部136と、を備える。
入金口131は、紙幣を入金可能に構成されている。入金口131は、紙幣カセット16が着脱できるように構成されている。入金口131には、当該入金口131に、紙幣カセット16が着脱されたことを検知する図示しないセンサが設けられている。
ここで、紙幣カセット16は、紙幣カセット16の外部から搬入される紙幣を収納したり、収納した紙幣を紙幣カセット16の外部に繰り出すことができるように構成されている。紙幣カセット16内には、メモリ161が設けられている。メモリ161には、紙幣カセット16を識別するカセットIDが記憶されている。メモリ161には、制御部136の処理により各種情報が記録される。
出金口132は、紙幣を出金可能に構成されている。出金口132は、紙幣カセット16が着脱できるように構成されている。出金口132には、当該出金口132に、紙幣カセット16が着脱されたことを検知する図示しないセンサが設けられている。
収納部133A~133Cは、紙幣を収納したり、収納した紙幣を繰り出したりできるように構成されている。収納部133A~133Cにそれぞれ収納される金種は、予め設定されている。
搬送部134は、入金口131から入金された紙幣を、出金口132、収納部133A~133Cのうちのいずれかに搬送できるように構成されている。
識別部135は、入金口131から入金された紙幣を識別して計数する。識別部135は、例えば、紙幣の金種、真偽、正損を識別する。
制御部136は、紙幣処理装置13全体の動作を制御する。制御部136は、例えば店舗の開店前に、紙幣カセット16に収納された紙幣を収納部133A~133Cに補充する制御を行う。図2Aに二点鎖線で示すように、店舗の管理者または店員(以下、管理者または店員を「管理者など」という場合がある)によって、入金口131に紙幣カセット16が接続されると、入金口131のセンサは、紙幣カセット16の接続を検出する。紙幣カセット16の接続が検出されると、制御部136は、紙幣カセット16および搬送部134を制御して、紙幣カセット16から繰り出された紙幣を1枚ずつ搬送する。搬送される紙幣は、識別部135によって、金種、真偽、正損が識別される。制御部136は、識別部135における識別結果に基づき搬送部134および収納部133A~133Cを制御して、紙幣を収納部133A~133Cに金種別に収納する。制御部136は、補充された紙幣の金種および枚数に関する情報を、POSレジスタ12に送信する。紙幣カセット16に収納された全ての紙幣が収納部133A~133Cに補充されると、紙幣カセット16は、管理者などによって入金口131から取り外される。
制御部136は、商品の精算時に、客が支払う紙幣の入金処理を行う。入金処理を行う際、例えば、制御部136は、搬送部134を制御して、入金口131から受け入れた紙幣を1枚ずつ搬送する。搬送される紙幣は、識別部135によって、金種、真偽、正損が識別される。制御部136は、識別部135における識別結果に基づき搬送部134を制御して、入金不可能な紙幣をリジェクト紙幣として出金口132から排出する。制御部136は、搬送部134および収納部133A~133Cを制御して、入金可能な紙幣を収納部133A~133Cに金種別に収納する。制御部136は、入金された紙幣の金種および枚数に関する情報を、POSレジスタ12に送信する。
制御部136は、商品の精算時に、POSレジスタ12の指示に基づいて、紙幣の出金処理を行う。出金処理を行う際、例えば、制御部136は、出金対象の紙幣を収納している収納部133A~133Cおよび搬送部134を制御して、収納部133A~133Cから繰り出された紙幣を1枚ずつ搬送して、出金口132から排出する。
制御部136は、例えば店舗の閉店後に、収納部133A~133Cに収納された紙幣を紙幣カセット16に回収する制御を行う。図2Aに二点鎖線で示すような、出金口132への紙幣カセット16の接続が、出金口132のセンサで検出されると、制御部136は、収納部133A~133C、搬送部134および紙幣カセット16を制御して、収納部133A~133Cから繰り出された紙幣を1枚ずつ搬送して、紙幣カセット16に収納する。制御部136は、POSレジスタ12の指示に基づいて、紙幣カセット16に回収された紙幣の合計金額に関する紙幣処理情報と、紙幣カセット16が接続されているチェックアウト装置10のレジスタIDと、を紙幣カセット16のメモリ161に記憶させる。収納部133A~133Cに収納された全ての紙幣が紙幣カセット16に回収されると、紙幣カセット16は、管理者などによって出金口132から取り外される。
なお、紙幣処理装置13に対する、紙幣カセット16の装着位置は適宜変更してもよい。紙幣処理装置13は、図2Aに二点鎖線の矢印で示すように、紙幣カセット16が収納部133A~133Cの少なくとも1つに着脱できるように、構成されていてもよい。この場合、収納部133A~133Cのそれぞれに、図示しないセンサを設けることにより、紙幣カセット16が着脱されたことを検知できる。このように、収納部133A~133Cのそれぞれに紙幣カセット16を装着している場合には、回収時に収納部133A~133Cそれぞれから紙幣を移動させることなく回収作業が行える。
硬貨処理装置14は、図2Bに示すように、入金口141と、出金口142と、収納部143A,143B,143C,143D,143E,143F,143G,143H(以下、「収納部143A~143H」という場合がある)と、繰出部144と、回収部145と、入金搬送部146と、識別部147と、複数のシュート148と、出金搬送部149と、制御部150と、を備える。
入金口141は、硬貨を入金可能に構成されている。入金口141は、硬貨カセット17が着脱できるように構成されている。入金口141には、当該入金口141に、硬貨カセット17が着脱されたことを検知する図示しないセンサが設けられている。
ここで、硬貨カセット17は、硬貨カセット17の外部から搬入される硬貨を収納したり、収納した硬貨を硬貨カセット17の外部に繰り出すことができるように構成されている。硬貨カセット17内には、メモリ171が設けられている。メモリ171には、硬貨カセット17を識別するカセットIDが記憶されている。メモリ171には、制御部150の処理により各種情報が記録される。
出金口142は、硬貨を出金可能に構成されている。出金口142は、硬貨カセット17が着脱できるように構成されている。出金口142には、当該出金口142に、硬貨カセット17が着脱されたことを検知する図示しないセンサが設けられている。
収納部143A~143Hは、硬貨を収納したり、収納した硬貨を繰り出したりできるように構成されている。収納部143A~143Hの硬貨を繰り出す機構としては、傾斜した状態で回転する回転円盤を用い、回転円盤表面の外側領域にある複数の突起部材によって硬貨を1枚ずつ拾い上げて繰り出す機構が例示できる。収納部143A~143Hにそれぞれ収納される金種は、予め設定されている。
繰出部144は、入金口141から入金された硬貨を受け入れて1枚ずつ繰り出したり、出金口142に落下させたりできるように構成されている。繰出部144の硬貨を繰り出す機構としては、収納部143A~143Hと同様の機構が例示できる。
回収部145は、例えば、収納部143A~143Hのうちの少なくともいずれか1つの収納部が満杯になった場合、当該満杯になった収納部に収納できない金種の硬貨を収納する。
入金搬送部146は、繰出部144から繰り出された硬貨を搬送する。
識別部147は、入金搬送部146に設けられ、入金口141から入金された硬貨の金種、真偽、正損を識別して計数する。
複数のシュート148は、入金搬送部146における識別部147よりも、硬貨の搬送方向下流側に設けられている。複数のシュート148は、硬貨の搬送方向に並んで設けられている。複数のシュート148は、それぞれ出金口142、収納部143A~143H、回収部145のうちいずれか1つに、硬貨を案内できるように構成されている。シュート148は、通常図示しない蓋によって閉じられており、当該蓋を開くことによって、硬貨を上記各部に案内する。
出金搬送部149は、繰出部144の下方に設けられている。出金搬送部149は、収納部143A~143Hから繰り出された硬貨を繰出部144に搬送する。
制御部150は、硬貨処理装置14全体の動作を制御する。制御部150は、例えば店舗の開店前に、硬貨カセット17に収納された硬貨を収納部143A~143Hに補充する。図2Bに二点鎖線で示すように、管理者などによる入金口141への硬貨カセット17の接続が、入金口141のセンサで検出されると、制御部150は、硬貨カセット17および出金搬送部149を制御して、硬貨カセット17から繰り出された硬貨を1枚ずつ繰出部144に搬送する。制御部150は、繰出部144および入金搬送部146を制御して、繰出部144から繰り出された硬貨を1枚ずつ繰り出して搬送する。搬送される硬貨は、識別部147によって、金種が識別される。制御部150は、識別部147における識別結果に基づき入金搬送部146およびシュート148を制御して、硬貨を収納部143A~143Hに金種別に収納する。制御部150は、補充された硬貨の金種および枚数に関する情報を、POSレジスタ12に送信する。硬貨カセット17に収納された全ての硬貨が収納部143A~143Hに補充されると、硬貨カセット17は、管理者などによって入金口141から取り外される。
制御部150は、商品の精算時に、客が支払う硬貨の入金処理を行う。入金処理を行う際、例えば、制御部150は、繰出部144および入金搬送部146を制御して、入金口141から受け入れられて繰出部144に落下した硬貨を1枚ずつ繰り出して搬送する。搬送される硬貨は、識別部147によって、金種、真偽、正損が識別される。制御部150は、識別部147における識別結果に基づき入金搬送部146およびシュート148を制御して、入金不可能な硬貨をリジェクト硬貨として出金口142から排出する。制御部150は、入金搬送部146およびシュート148を制御して、入金可能な硬貨を収納部143A~143Hに金種別に収納する。制御部150は、入金搬送部146およびシュート148を制御して、入金可能な硬貨であって、満杯になった収納部に収納すべき硬貨を回収部145に収納する。制御部150は、入金された硬貨の金種および枚数に関する情報を、POSレジスタ12に送信する。
制御部150は、商品の精算時に、POSレジスタ12の指示に基づいて、硬貨の出金処理を行う。出金処理を行う際、例えば、制御部150は、出金対象の硬貨を収納している収納部143A~143Hおよび出金搬送部149を制御して、収納部143A~143Hから繰り出された硬貨を1枚ずつ繰出部144に搬送する。制御部150は、繰出部144を制御して、繰出部144の底部を開くことで、硬貨を出金口142から排出する。
制御部150は、例えば店舗の閉店後に、収納部143A~143Hに収納された硬貨を硬貨カセット17に回収する制御を行う。図2Bに二点鎖線で示すような、出金口142への硬貨カセット17の接続が、出金口142のセンサで検出されると、制御部150は、収納部143A~143H、硬貨カセット17、出金搬送部149および繰出部144を制御して、収納部143A~143Hから繰り出された硬貨を1枚ずつ出金搬送部149で搬送し、硬貨カセット17に収納する。制御部150は、回収処理が終了すると、その旨をPOSレジスタ12に通知する。制御部150は、POSレジスタ12の指示に基づいて、硬貨カセット17に回収された硬貨の合計金額に関する硬貨処理情報と、硬貨カセット17が接続されているチェックアウト装置10のレジスタIDと、を硬貨カセット17のメモリ171に記憶させる。収納部143A~143Hに収納された全ての硬貨が硬貨カセット17に回収されると、硬貨カセット17は、管理者などによって出金口142から取り外される。
なお、硬貨処理装置14に対する、硬貨カセット17の装着位置は適宜変更してもよい。硬貨処理装置14は、図2Bに二点鎖線の矢印で示すように、硬貨カセット17が収納部143A~143Hの少なくとも1つに着脱できるように、構成されていてもよい。この場合、収納部143A~143Hのそれぞれに、図示しないセンサを設けることにより、硬貨カセット17が着脱されたことを検知できる。このように、収納部143A~143Hのそれぞれに硬貨カセット17を装着している場合には、回収時に収納部143A~143Hそれぞれから硬貨を移動させることなく回収作業が行える。
POSレジスタ12は、ネットワーク2Bを介して、管理装置20の後述するサーバ装置40と通信可能に接続されている。POSレジスタ12は、紙幣カセット16および硬貨カセット17を用いた釣銭装置11への貨幣の補充に伴い、補充された貨幣の金種および枚数に関する情報を取得すると、取得した情報を貨幣処理情報として記憶する。貨幣処理情報は、紙幣の金種および枚数に関する情報と、紙幣の合計金額に関する紙幣処理情報と、硬貨の金種および枚数に関する情報と、硬貨の合計金額に関する硬貨処理情報と、を含む。POSレジスタ12は、紙幣処理情報と、硬貨処理情報と、チェックアウト装置10のレジスタIDと、をサーバ装置40に送信する。
POSレジスタ12は、客が購入した商品の精算時、入金された貨幣に関する情報を釣銭装置11から取得すると、入金された貨幣の合計金額と、購入商品の合計金額と、を比較して、必要に応じて釣銭装置11に釣銭の出金処理を指示する。POSレジスタ12は、出金を指示すると、入金処理と出金処理とを反映させた内容に、貨幣処理情報を更新する。POSレジスタ12は、ネットワーク2Bを介して、貨幣処理情報と、チェックアウト装置10のレジスタIDと、をサーバ装置40に送信する。
POSレジスタ12は、紙幣カセット16を用いて紙幣処理装置13から紙幣が回収された旨の通知を受けると、その時点で記憶している紙幣処理情報と、チェックアウト装置10のレジスタIDと、を紙幣処理装置13に送信する。送信された紙幣処理情報およびレジスタIDは、紙幣カセット16のメモリ161に記憶される。
POSレジスタ12は、硬貨カセット17を用いて硬貨処理装置14から硬貨が回収された旨の通知を受けると、その時点で記憶している硬貨処理情報と、チェックアウト装置10のレジスタIDと、を硬貨処理装置14に送信する。送信された硬貨処理情報およびレジスタIDは、硬貨カセット17のメモリ171に記憶される。
なお、POSレジスタ12は、支店サーバ71に客の購入情報を送信する。支店サーバ71は、ネットワーク2Aを介して、購入情報を本店サーバ72に送信する。客の購入情報は、例えば、商品の価格情報、販売数量、など主に商品管理に関する要素を含み、本店(本店サーバ72)において商品管理(在庫管理)などに使用される。客の購入情報は、POSレジスタが組み込まれた一般的なPOSシステムと、同様の用途で使用される。このため、POSレジスタ12から、支店サーバ71およびネットワーク2Aを介した、本店サーバ72への客の購入情報の送信などについての詳細な説明を、省略する。
図1に戻り説明を続ける。管理装置20は、第3の媒体処理装置または媒体処理装置の一例である。管理装置20は、図1に示すように、入出金装置30と、サーバ装置40と、を備える。
入出金装置30は、サーバ装置40と通信可能に接続されている。入出金装置30は、操作部31と、表示部32と、紙幣処理部33と、硬貨処理部34と、入出金制御部36と、を備える。
操作部31は、店舗の管理者または店員が入出金装置30の設定や動作に関する情報を入力するために利用される。表示部32は、入出金装置30の設定や動作に関する情報を表示するために利用される。
紙幣処理部33は、図3に示すように、入金口331と、出金口332と、リジェクト口333と、収納部334A,334B,334C,334D,334E(以下、「収納部334A~334E」という場合がある)と、搬送部335と、識別部336と、記憶部337と、制御部338と、を備える。
入金口331は、紙幣を入金可能に構成されている。入金口331は、紙幣カセット16が着脱できるように構成されている。入金口331には、当該入金口331に、紙幣カセット16が着脱されたことを検知する図示しないセンサが設けられている。
出金口332は、紙幣を出金可能に構成されている。出金口332は、紙幣カセット16が着脱できるように構成されている。出金口332には、当該出金口332に、紙幣カセット16が着脱されたことを検知する図示しないセンサが設けられている。
リジェクト口333は、紙幣を出金可能に構成されている。
収納部334A~334Eは、紙幣を収納したり、収納した紙幣を繰り出したりできるように構成されている。収納部334A~334Eにそれぞれ収納される金種は、予め設定されている。
搬送部335は、入金口331から入金された紙幣を、出金口332、リジェクト口333、収納部334A~334Eのうちのいずれかに搬送できるように構成されている。搬送部335は、収納部334A~334Eに収納された紙幣を、出金口332に接続された紙幣カセット16に搬送できるように構成されている。
識別部336は、入金口331から入金された紙幣を識別して計数する。識別部336は、例えば、紙幣の金種、真偽、正損を識別する。
制御部338は、入出金制御部36により制御され、紙幣処理部33全体の動作を制御する。制御部338は、紙幣カセット16によって紙幣処理装置13から回収された紙幣を計数する。図3に二点鎖線で示すような、入金口331への紙幣カセット16の接続が、入金口331のセンサで検出されると、制御部338は、紙幣カセット16および搬送部335を制御して、紙幣カセット16から繰り出された紙幣を1枚ずつ搬送する。搬送される紙幣は、識別部336によって、金種、真偽、正損が識別される。制御部338は、識別部336における識別結果に基づき搬送部335を制御して、入金不可能な紙幣をリジェクト紙幣としてリジェクト口333から排出する。制御部338は、搬送部335および収納部334A~334Eを制御して、入金可能な紙幣を収納部334A~334Eに金種別に収納する。制御部338は、紙幣カセット16に収納された全ての紙幣の計数が終了すると、計数した紙幣の金種および枚数に関する情報を記憶部337に記憶させる。制御部338は、計数した紙幣の合計金額に関する紙幣計数情報を、入出金制御部36に送信する。制御部338は、紙幣カセット16のメモリ161に記憶された紙幣処理情報、レジスタIDおよびカセットIDを読み出して、入出金制御部36に送信する。制御部338は、計数後に収納部334A~334Eに収納されている紙幣およびリジェクト紙幣の金種および枚数に関する収納紙幣情報を、入出金制御部36に送信する。収納部334A~334Eに収納された全ての紙幣が計数されると、紙幣カセット16は、管理者などによって入金口331から取り外される。
制御部338は、収納部334A~334Eに収納された紙幣を紙幣カセット16に補充する処理を行う。制御部338は、図3に二点鎖線で示すような、出金口332への紙幣カセット16の接続が出金口332のセンサで検出され、かつ、操作部31から所定の金種および枚数の紙幣を紙幣カセット16に補充する旨の指示を受けると、補充対象の紙幣を収納する収納部334A~334E、搬送部335および紙幣カセット16を制御して、収納部334A~334Eから繰り出された紙幣を1枚ずつ搬送して、紙幣カセット16に収納する。紙幣が紙幣カセット16に回収されると、紙幣カセット16は、管理者などによって出金口332から取り外される。
なお、紙幣処理部33に関し、入金口331及び出金口332それぞれに紙幣カセット16が着脱できる構成に代えて、入金口331にのみ紙幣カセット16が着脱できる構成でもよい。
硬貨処理部34は、図4Aおよび図4Bに示すように、入金口341と、出金部342と、リジェクト部343と、収納部344A,344B,344C,344D,344E,344F,344G,344H(以下、「収納部344A~344H」という場合がある)と、繰出部345と、搬送部346と、識別部347と、上シュート部348と、下シュート部349と、記憶部350と、制御部351と、を備える。図4Aおよび図4BのX軸方向は硬貨処理部34の左右方向、Y軸方向は前後方向、Z軸方向は上下方向をそれぞれ表す。
入金口341は、硬貨を入金可能に構成されている。入金口341は、硬貨カセット17が着脱できるように構成されている。入金口341には、当該入金口341に、硬貨カセット17が着脱されたことを検知する図示しないセンサが設けられている。
出金部342は、硬貨を出金可能に構成されている。出金部342は、筐体の正面側から引き出し可能に構成されている。出金部342は、硬貨カセット17が着脱できるように構成されている。出金部342には、当該出金部342に、硬貨カセット17が着脱されたことを検知する図示しないセンサが設けられている。
リジェクト部343は、搬送部346から排出された硬貨を受け入れて、出金できるように構成されている。リジェクト部343は、筐体の図示しないカバーを開けることで、筐体の正面側から引き出し可能に構成されている。
収納部344A~344Hは、硬貨を収納したり、収納した硬貨を繰り出したりできるように構成されている。収納部344A~344Hにそれぞれ収納される金種は、予め設定されている。収納部344A~344Hの硬貨を繰り出す機構としては、硬貨処理装置14の収納部143A~143Hと同様の構成が例示できる。
繰出部345は、入金口341から入金された硬貨を受け入れて1枚ずつ繰り出したり、出金部342に落下させたりできるように構成されている。繰出部345の硬貨を繰り出す機構としては、収納部344A~344Hと同様の機構が例示できる。
搬送部346は、繰出部345から繰り出された硬貨を搬送する。
識別部347は、搬送部346に設けられ、入金口341から入金された硬貨の金種、真偽、正損を識別して計数する。
上シュート部348は、搬送部346における識別部347よりも、硬貨の搬送方向下流側に設けられている。上シュート部348は、硬貨の搬送方向に一列に並んで設けられている。上シュート部348は、搬送部346で搬送される硬貨をリジェクト部343に案内可能に構成された図示しない上シュートと、搬送部346で搬送される硬貨を収納部344A~344Hのうちいずれか1つに案内可能に構成された上シュート348A,348B,348C,348D,348E,348F,348G,348H(以下、「上シュート348A~348H」という場合がある)と、を備える。図示しない上シュートおよび上シュート348A~348Hは、通常図示しない蓋によって閉じられており、当該蓋を開くことによって、硬貨を上記各部に案内する。
下シュート部349は、下シュート349A,349B,349C,349D,349E,349F,349G,349H(以下、「下シュート349A~349H」という場合がある)を備える。下シュート349A~349Hは、それぞれ収納部344A~344Hの下方に1つずつ設けられている。下シュート349A~349Hは、収納部344A~344Hに収納された硬貨を、出金部342に接続された硬貨カセット17に案内可能に構成されている。
制御部351は、入出金制御部36により制御され、硬貨処理部34全体の動作を制御する。制御部351は、硬貨カセット17によって硬貨処理装置14から回収された硬貨を計数する。図4Aに二点鎖線で示すような、入金口341への硬貨カセット17の接続が、入金口341のセンサで検出されると、制御部351は、硬貨カセット17および搬送部346を制御して、硬貨カセット17から繰り出された硬貨を1枚ずつ搬送する。搬送される硬貨は、識別部347によって、金種、真偽、正損が識別される。制御部351は、識別部347における識別結果に基づき搬送部346および上シュート部348を制御して、入金不可能な硬貨をリジェクト硬貨としてリジェクト部343に排出する。制御部351は、搬送部335、上シュート部348および収納部344A~344Hを制御して、入金可能な硬貨を収納部344A~344Hに金種別に収納する。制御部351は、硬貨カセット17に収納された全ての硬貨の計数が終了すると、計数した硬貨の金種および枚数に関する情報を記憶部350に記憶させる。制御部351は、計数した硬貨の合計金額に関する硬貨計数情報を、入出金制御部36に送信する。制御部351は、硬貨カセット17のメモリ171に記憶された硬貨処理情報、レジスタIDおよびカセットIDを読み出して、入出金制御部36に送信する。制御部351は、計数後に収納部344A~344Hに収納されている硬貨およびリジェクト硬貨の金種および枚数に関する収納硬貨情報を、入出金制御部36に送信する。収納部344A~344Hに収納された全ての硬貨が計数されると、硬貨カセット17は、管理者などによって入金口331から取り外される。
制御部351は、収納部344A~344Hに収納された硬貨を硬貨カセット17に補充する制御を行うことができる。制御部351は、図4Aおよび図4Bに二点鎖線で示すような、出金部342への硬貨カセット17の接続が出金部342のセンサで検出され、かつ、操作部31から所定の金種および枚数の硬貨を硬貨カセット17に補充する旨の指示を受けると、補充対象の硬貨を収納する収納部344A~344Hおよび硬貨カセット17を制御して、収納部344A~344Hから繰り出された硬貨を1枚ずつ搬送して、硬貨カセット17に収納する。硬貨が硬貨カセット17に回収されると、硬貨カセット17は、管理者などによって出金部342から取り外される。
なお、入出金制御部36が行う制御を、紙幣処理部33の制御部338が行うように紙幣処理部33を構成してもよい。また、入出金制御部36が行う制御を、硬貨処理部34の制御部351が行うように硬貨処理部34を構成してもよい。
入出金制御部36は、計数制御部361と、送信制御部362と、を備える。
計数制御部361は、紙幣処理部33および硬貨処理部34を制御して、紙幣処理部33における紙幣の計数処理と、硬貨処理部34における硬貨の計数処理と、を行う。計数制御部361は、硬貨処理部34の入金口341に接続された硬貨カセット17から受け入れた硬貨の計数処理を行っているときに、紙幣処理部33の入金口331に紙幣カセット16が接続された場合、硬貨計数処理と並行して、紙幣カセット16から受け入れた紙幣の計数処理を行う。計数制御部361は、硬貨計数処理を行っているときに、入金口331に接続された紙幣カセット16に対する硬貨計数処理が完了した場合、硬貨計数処理と並行して、当該紙幣カセット16に代えて入金口331に接続された他の紙幣カセット16に対する紙幣計数処理を開始する。なお、計数制御部361の詳細な処理については後述する。
送信制御部362は、紙幣処理部33または硬貨処理部34から取得した情報をサーバ装置40に送信する。例えば、送信制御部362は、紙幣処理部33から取得した紙幣計数情報、紙幣処理情報、レジスタID、カセットIDおよび収納紙幣情報を、サーバ装置40に送信する。送信制御部362は、硬貨処理部34から取得した硬貨計数情報、硬貨処理情報、レジスタID、カセットIDおよび収納硬貨情報を、サーバ装置40に送信する。
図1に戻り説明を続ける。サーバ装置40は、図1に示すように、操作部41と、表示部42と、サーバ記憶部43と、サーバ制御部44と、を備える。
操作部41は、管理装置20の設定や動作に関する情報を入力するために利用される。表示部42は、管理装置20の設定や動作に関する情報を表示するために利用される。
サーバ記憶部43は、不揮発性の記憶装置である。サーバ記憶部43には、図5に示すように、紙幣計数実績情報45と、硬貨計数実績情報46と、が記憶されている。紙幣計数実績情報45は、入出金装置30で紙幣の計数が行われるごとに、サーバ制御部44によって生成される。硬貨計数実績情報46は、入出金装置30で硬貨の計数が行われるごとに、サーバ制御部44によって生成される。つまり、サーバ記憶部43に記憶される紙幣計数実績情報45および硬貨計数実績情報46の数は、紙幣および硬貨の計数が行われた回数と同じになる。言い換えると、紙幣計数実績情報45の数は、紙幣処理部33で処理された紙幣カセット16の数に一致し、硬貨計数実績情報46の数は、硬貨処理部34で処理された硬貨カセット17の数に一致する。
紙幣計数実績情報45は、日時情報451と、紙幣カセットID情報452と、レジスタID情報453と、紙幣処理情報454と、紙幣計数情報455と、を含む。日時情報451は、紙幣処理部33(入出金装置30)において計数が行われた日時を表す。紙幣カセットID情報452は、紙幣処理部33(入出金装置30)において計数対象とされる紙幣を、収納していた紙幣カセット16のカセットIDを表す。レジスタID情報453は、紙幣カセットID情報452で識別される紙幣カセット16が紙幣を回収したチェックアウト装置10のレジスタIDを表す。紙幣処理情報454は、紙幣カセット16を介して、紙幣処理装置13から回収された紙幣の合計金額を表す。紙幣処理情報454は、紙幣処理装置13で生成された情報であって、紙幣カセット16のメモリ161に記憶された情報と同一の情報である。一方、紙幣計数情報455は、入出金装置30の紙幣処理部33における紙幣の計数結果を表す。すなわち、紙幣処理情報454は、紙幣処理装置13(チェックアウト装置10)における紙幣情報であり、紙幣計数情報455は、紙幣処理部33(入出金装置30)における紙幣情報である。
硬貨計数実績情報46は、日時情報461と、硬貨カセットID情報462と、レジスタID情報463と、硬貨処理情報464と、硬貨計数情報465と、を含む。日時情報461は、紙幣計数実績情報45の日時情報451と同じ内容を表す。硬貨カセットID情報462は、硬貨カセット17のカセットIDを表す。レジスタID情報463は、硬貨カセット17が硬貨を回収したチェックアウト装置10のレジスタIDを表す。硬貨処理情報464は、硬貨カセット17を介して硬貨処理装置14から回収された硬貨の合計金額を表す。硬貨処理情報464は、硬貨処理装置14で生成された情報であって、硬貨カセット17のメモリ171に記憶された情報と同一の情報である。一方、硬貨計数情報465は、入出金装置30の硬貨処理部34における硬貨の計数結果を表す。
サーバ記憶部43には、精算実績情報と、収納状況情報と、が記憶されている。精算実績情報は、各チェックアウト装置10における精算の実績を表す。収納状況情報は、入出金装置30の紙幣処理部33の紙幣の収納状況、および、硬貨処理部34の貨幣の収納状況を表す。精算実績情報および収納状況情報は、後述するように、サーバ制御部44によって生成され、サーバ記憶部43に記憶される。
サーバ制御部44は、関連付け部441と、照合部442と、を備える。
関連付け部441は、入出金装置30における計数結果に基づいて、紙幣計数実績情報45または硬貨計数実績情報46を生成して、サーバ記憶部43に記憶させる。なお、関連付け部441の詳細な処理については後述する。
照合部442は、紙幣計数実績情報45の紙幣処理情報454と、紙幣計数情報455と照合する。照合部442は、硬貨計数実績情報46の硬貨処理情報464と、硬貨計数情報465と照合する。なお、照合部442の詳細な処理については後述する。
サーバ制御部44は、チェックアウト装置10から貨幣処理情報と、レジスタIDと、を取得すると、この取得した日時を貨幣処理情報およびレジスタIDに関連付けた精算実績情報を生成して、サーバ記憶部43に記憶させる。サーバ制御部44は、入出金装置30から収納紙幣情報と、収納硬貨情報と、を取得すると、この取得した日時を収納紙幣情報および収納硬貨情報に関連付けた収納状況情報を生成して、サーバ記憶部43に記憶させる。
<貨幣処理システムの動作>
次に、貨幣処理システムの動作として、紙幣および硬貨の計数処理について説明する。図6は、本実施の形態および比較例に係る紙幣および硬貨の計数処理のタイミングチャートである。なお、図6の上から1番目の図は、本実施の形態の紙幣処理部33における紙幣計数処理を示し、上から2番目の図は、本実施の形態の硬貨処理部34における硬貨計数処理を示し、上から3番目の図は、比較例の紙幣処理部における紙幣計数処理を示し、上から4番目の図は、比較例の硬貨処理部における硬貨計数処理を示す。また、紙幣カセット16および硬貨カセット17に対する計数処理の順序は、以下に示す順序に限られない。また、以下の説明において、図1に示すように、3台のチェックアウト装置10を、それぞれ1台ずつチェックアウト装置10A、チェックアウト装置10Bおよびチェックアウト装置10Cという。また、紙幣カセット16A,16B,16Cおよび硬貨カセット17A,17B,17Cを以下のように定義する。
・紙幣カセット16A:チェックアウト装置10Aの紙幣を回収した紙幣カセット16
・紙幣カセット16B:チェックアウト装置10Bの紙幣を回収した紙幣カセット16
・紙幣カセット16C:チェックアウト装置10Cの紙幣を回収した紙幣カセット16
・硬貨カセット17A:チェックアウト装置10Aの硬貨を回収した硬貨カセット17
・硬貨カセット17B:チェックアウト装置10Bの硬貨を回収した硬貨カセット17
・硬貨カセット17C:チェックアウト装置10Cの硬貨を回収した硬貨カセット17
まず、本実施の形態に係る紙幣および硬貨の計数処理について説明する。管理者などは、チェックアウト装置10A,10B,10Cの貨幣を回収した紙幣カセット16A,16B,16Cおよび硬貨カセット17A,17B,17Cを入出金装置30の近くに持っていく。紙幣カセット16A,16B,16Cのそれぞれのメモリ161には、チェックアウト装置10A,10B,10Cから回収した紙幣に関する紙幣処理情報と、チェックアウト装置10A,10B,10CのレジスタIDと、当該紙幣カセット16A,16B,16CのカセットIDと、が記憶されている。硬貨カセット17A,17B,17Cのそれぞれのメモリ171には、チェックアウト装置10A,10B,10Cから回収した硬貨に関する硬貨処理情報と、チェックアウト装置10A,10B,10CのレジスタIDと、当該硬貨カセット17A,17B,17CのカセットIDと、が記憶されている。
次に、管理者などは、任意の紙幣カセット16を入出金装置30の紙幣処理部33の入金口331に接続するとともに、任意の硬貨カセット17を入出金装置30の硬貨処理部34の入金口341に接続し、入出金装置30の操作部31を操作して、紙幣および硬貨の計数処理を開始する。例えば、図6に示すように、時刻T0に、入出金装置30の計数制御部361は、紙幣処理部33を制御して、紙幣カセット16Aを用いたチェックアウト装置10Aの紙幣計数処理を開始させるとともに、硬貨処理部34を制御して、硬貨カセット17Aを用いたチェックアウト装置10Aの硬貨計数処理を開始させる。
そして、例えば、チェックアウト装置10Aの硬貨計数処理が終了する前に、チェックアウト装置10Aの紙幣計数処理が終了すると、計数制御部361は、入出金装置30の表示部32で、紙幣計数処理が終了した旨を表示する。表示を確認した管理者などは、チェックアウト装置10Aの硬貨計数処理が終了する前の時刻T1に、紙幣カセット16Aを例えば紙幣カセット16Bに交換した後、操作部31を操作して、計数制御部361の制御によって、紙幣処理部33に、チェックアウト装置10Bの紙幣計数処理を開始させる。
紙幣処理部33は、チェックアウト装置10Aの紙幣計数処理が終了すると、計数した紙幣の合計金額に関する紙幣計数情報と、紙幣カセット16Aのメモリ161にそれぞれ記憶された紙幣処理情報、レジスタIDおよびカセットIDと、を送信制御部362を介して、サーバ装置40に送信する。サーバ装置40の関連付け部441は、紙幣処理部33から送信された情報を取得すると、日時情報451と、紙幣カセットID情報452と、レジスタID情報453と、紙幣処理情報454と、紙幣計数情報455と、を関連付けた紙幣計数実績情報45を生成して、サーバ記憶部43に記憶させる。
サーバ装置40の照合部442は、紙幣計数実績情報45が生成されると、紙幣処理情報454の内容と、紙幣計数情報455の内容と、を照合する。つまり、紙幣カセット16Cが回収した紙幣の合計金額(紙幣処理装置13(チェックアウト装置10)で生成された情報)と、入出金装置30の紙幣処理部33により取得された計数結果と、が一致するか否かを判定する。照合部442は、照合結果を例えば表示部42に表示させる。
また、例えば、チェックアウト装置10Bの紙幣計数処理が終了する前に、チェックアウト装置10Aの硬貨計数処理が終了すると、計数制御部361は、入出金装置30の表示部32で、硬貨計数処理が終了した旨を表示する。表示を確認した管理者などは、チェックアウト装置10Bの紙幣計数処理が終了する前の時刻T2に、硬貨カセット17Aを例えば硬貨カセット17Bに交換した後、操作部31を操作して、計数制御部361の制御によって、硬貨処理部34に、チェックアウト装置10Bの硬貨計数処理を開始させる。
硬貨処理部34は、チェックアウト装置10Aの硬貨計数処理が終了すると、硬貨計数情報と、硬貨カセット17Aのメモリ171にそれぞれ記憶された硬貨処理情報、レジスタIDおよびカセットIDと、を送信制御部362を介して、サーバ装置40に送信する。サーバ装置40の関連付け部441は、硬貨処理部34から送信された情報に基づいて、日時情報461と、硬貨カセットID情報462と、レジスタID情報463と、硬貨処理情報464と、硬貨計数情報465と、を関連付けた硬貨計数実績情報46を生成して、サーバ記憶部43に記憶させる。
サーバ装置40の照合部442は、硬貨計数実績情報46が生成されると、硬貨処理情報464の内容と、硬貨計数情報465の内容と、を照合し、照合結果を例えば表示部42に表示させる。
その後、管理者、計数制御部361、関連付け部441および照合部442は、紙幣計数処理または硬貨計数処理が終了するごとに、上述の処理を行う。図6に示すような処理が行われると、チェックアウト装置10Bの紙幣計数処理が終了する前の時刻T3に、チェックアウト装置10Bの硬貨計数処理が終了して、チェックアウト装置10Cの硬貨計数処理が開始される。チェックアウト装置10Cの硬貨計数処理が終了する前の時刻T4に、チェックアウト装置10Bの紙幣計数処理が終了して、チェックアウト装置10Cの紙幣計数処理が開始される。チェックアウト装置10Cの硬貨計数処理が終了する前の時刻T5に、チェックアウト装置10Cの紙幣計数処理が終了する。時刻T6に、チェックアウト装置10Cの硬貨計数処理が終了する。また、チェックアウト装置10Bに関する硬貨計数実績情報46、チェックアウト装置10Bに関する紙幣計数実績情報45、チェックアウト装置10Cに関する紙幣計数実績情報45、および、チェックアウト装置10Cに関する硬貨計数実績情報46が、サーバ記憶部43に記憶される。そして、各紙幣計数実績情報45および硬貨計数実績情報46の照合が行われる。
一方、比較例の紙幣処理部および硬貨計数処理では、上記特許文献1の技術のように、1台のチェックアウト装置10の紙幣計数処理および硬貨計数処理が終了するまで、他のチェックアウト装置10の紙幣計数処理および硬貨計数処理を行うことができない。このような比較例のような計数処理では、図6の上から3番目および4番目の図に示すように、チェックアウト装置10Cの紙幣計数処理および硬貨計数処理が、チェックアウト装置10Bの紙幣計数処理が終了した後の時刻T10に同時に開始される。その結果、最後の計数処理であるチェックアウト装置10Cの紙幣計数処理の終了時刻T7は、本実施の形態の最後の計数処理であるチェックアウト装置10Cの紙幣計数処理の終了時刻T6よりも遅い時刻となる。
<実施の形態の作用効果>
硬貨カセット17A(例えば、第1のカセット)は、チェックアウト装置10A(例えば、第1の媒体処理装置)から硬貨を受け入れる。紙幣カセット16B(例えば、第2のカセット)は、チェックアウト装置10B(例えば、第2の媒体処理装置)から紙幣を受け入れる。貨幣処理システム1を構成する管理装置20(第3の媒体処理装置、媒体処理装置)の計数制御部361は、硬貨処理部34の入金口341(例えば、第1の接続部)に接続された硬貨カセット17Aから受け入れた硬貨の計数処理(例えば、第1の計数処理)を行っているときに、紙幣処理部33の入金口331(例えば、第2の接続部)に紙幣カセット16Bが接続された場合、硬貨計数処理と並行して、紙幣カセット16Bから受け入れた紙幣の計数処理(例えば、第2の計数処理)を行う。このため、貨幣処理システム1は、例えば、チェックアウト装置10Aの硬貨の計数処理を行っているときに、当該チェックアウト装置10Aとは異なるチェックアウト装置10Bの紙幣の計数処理を行うことができる。複数のチェックアウト装置10で処理された貨幣の計数処理時間を短縮可能な貨幣処理システム1を提供できる。
管理装置20の関連付け部441は、チェックアウト装置10Aの硬貨の計数結果に関する硬貨計数情報465(例えば、第1の計数情報)と、チェックアウト装置10Aに割り当てられたレジスタID(例えば、第1のID)を表すレジスタID情報463と、を関連付ける。関連付け部441は、チェックアウト装置10Bの紙幣の計数結果に関する紙幣計数情報455(例えば、第2の計数情報)と、チェックアウト装置10Bに割り当てられたレジスタID(例えば、第2のID)を表すレジスタID情報453と、を関連付ける。このため、管理者などは、例えば、紙幣計数情報455に関連付けられたレジスタID情報453を参照することで、紙幣計数情報455がどのチェックアウト装置10の計数結果を表すのかを容易に判別できる。
関連付け部441は、チェックアウト装置10Aにおける硬貨の処理結果に関する硬貨処理情報464(例えば、第1の媒体処理情報)と、チェックアウト装置10Aに関するレジスタID情報463と、を関連付ける。関連付け部441は、チェックアウト装置10Bにおける紙幣の処理結果に関する紙幣処理情報454(例えば、第2の媒体処理情報)と、チェックアウト装置10Bに関するレジスタID情報453と、を関連付ける。管理装置20の照合部442は、チェックアウト装置10Aに関するレジスタID情報463に関連付けられた硬貨計数情報465と硬貨処理情報464とを照合し、チェックアウト装置10Bに関するレジスタID情報453に関連付けられた紙幣計数情報455と紙幣処理情報454とを照合する。このため、照合部442は、例えばレジスタID情報453に基づいて、照合対象の紙幣計数情報455および紙幣処理情報454を容易に特定でき、照合処理時間を短縮できる。
関連付け部441は、硬貨カセット17Aのメモリ171(例えば、第1のメモリ)から取得したレジスタIDに基づいてレジスタID情報463を生成し、紙幣カセット16Bのメモリ161(例えば、第2のメモリ)から取得したレジスタIDに基づいてレジスタID情報453を生成する。照合部442は、このように生成されたレジスタID情報453,463に基づいて、照合を行う。このため、照合部442は、管理者などにレジスタIDを入力させることなく、レジスタID情報453に基づく照合対象の情報を容易に特定できる。
管理装置20の計数制御部361は、硬貨カセット17Aから受け入れた硬貨の計数処理(例えば、第1の計数処理)を行っているときに、紙幣処理部33の入金口331(例えば、第2の接続部)に接続された紙幣カセット17A(例えば、1の第2のカセット)に対する紙幣計数処理が終了した場合、硬貨計数処理と並行して、紙幣カセット17Aに代えて入金口331に接続された紙幣カセット16B(例えば、他の第2のカセット)に対する紙幣の計数処理を開始する。このため、複数のチェックアウト装置10で処理された貨幣の計数処理時間を短縮可能な貨幣処理システム1を提供できる。
チェックアウト装置10Aは、紙幣処理装置13(例えば、第1の紙幣処理装置)における紙幣の処理の結果に関する紙幣処理情報(例えば、第1の紙幣処理情報)、および、硬貨処理装置14(例えば、第1の硬貨処理装置)における硬貨の処理の結果に関する硬貨処理情報(例えば、第1の硬貨処理情報)を管理するPOSレジスタ12(例えば、第1のPOSレジスタ)を有する。チェックアウト装置10Bは、紙幣処理装置13(例えば、第2の紙幣処理装置)における紙幣の処理の結果に関する紙幣処理情報(例えば、第2の紙幣処理情報)、および、硬貨処理装置14(例えば、第2の硬貨処理装置)における硬貨の処理の結果に関する硬貨処理情報(例えば、第2の硬貨処理情報)を管理するPOSレジスタ12(例えば、第2のPOSレジスタ)を有する。このため、複数のチェックアウト装置10Aで処理された貨幣の計数処理時間を短縮できる流通向けの貨幣処理システム1を提供できる。
チェックアウト装置10A,10Bは、それぞれ出金口132,142と、搬送部134、出金搬送部149および繰出部144と、を有する。チェックアウト装置10Aの出金口132,142は、第1の出金口の一例であり、チェックアウト装置10Bの出金口132,142は、第2の出金口の一例である。チェックアウト装置10Aの搬送部134、出金搬送部149および繰出部144は、第1の搬送部の一例であり、チェックアウト装置10Bの搬送部134、出金搬送部149および繰出部144は、第2の搬送部の一例である。このような構成により、出金口132,142を介して、紙幣処理装置13および硬貨処理装置14で処理した貨幣を、紙幣カセット16および硬貨カセット17のそれぞれに容易に搬送できる。したがって、チェックアウト装置10からの貨幣の回収を容易に行うことができる。
紙幣計数実績情報45および硬貨計数実績情報46に、日時情報451,461を含めているため、紙幣カセット16および硬貨カセット17の使用履歴を容易に追跡できる。
[実施の形態の変形例]
本発明は、これまでに説明した実施の形態に示されたものに限られないことは言うまでも無く、その趣旨を逸脱しない範囲内で、種々の変形を加えることができる。上記実施の形態および以下に示す変形例を、適用可能な範囲において、どのように組み合わせてもよい。
<第1の変形例>
上記実施の形態では、チェックアウト装置10において、ネットワーク2A,2Bのそれぞれに直接的に接続されたPOSレジスタ12が、釣銭装置11を制御する例を示したが、チェックアウト装置10を他の構成としてもよい。例えば、図7に示すように、POSレジスタ12が制御装置15を介して釣銭装置11と接続されるように、チェックアウト装置10を構成してもよい。
この場合、POSレジスタ12は、直接的に支店サーバ71に接続されている。客の購入情報は、支店サーバ71およびネットワーク2Aを介して、POSレジスタ12から本店サーバ72に送信される。
制御装置15は、直接的にネットワーク2Bに接続されている。釣銭装置11に関する情報は、ネットワーク2Bを介して、制御装置15からサーバ装置40に送信される。例えば、制御装置15は、紙幣カセット16および硬貨カセット17を用いた釣銭装置11への貨幣の補充に伴い、補充された貨幣の金種および枚数に関する情報を取得すると、取得した情報を貨幣処理情報として記憶する。貨幣処理情報は、紙幣の金種および枚数に関する情報と、紙幣の合計金額に関する紙幣処理情報と、硬貨の金種および枚数に関する情報と、硬貨の合計金額に関する硬貨処理情報と、を含む。制御装置15は、紙幣処理情報と、硬貨処理情報と、チェックアウト装置10のレジスタIDと、をサーバ装置40に送信する。
制御装置15は、客が購入した商品の精算時、入金された貨幣に関する情報を釣銭装置11から取得すると、入金された貨幣の合計金額と、購入商品の合計金額と、を比較して、必要に応じて釣銭装置11に釣銭の出金処理を指示する。制御装置15は、出金を指示すると、入金処理と出金処理とを反映させた内容に、貨幣処理情報を更新する。制御装置15は、ネットワーク2Bを介して、貨幣処理情報と、チェックアウト装置10のレジスタIDと、をサーバ装置40に送信する。
制御装置15は、紙幣カセット16を用いて紙幣処理装置13から紙幣が回収された旨の通知を受けると、その時点で記憶している紙幣処理情報と、チェックアウト装置10のレジスタIDと、を紙幣処理装置13に送信する。
制御装置15は、硬貨カセット17を用いて硬貨処理装置14から硬貨が回収された旨の通知を受けると、その時点で記憶している硬貨処理情報と、チェックアウト装置10のレジスタIDと、を硬貨処理装置14に送信する。
その他の点については、図7に示したチェックアウト装置10は、図1に示したチェックアウト装置10と、ネットワーク2A,2Bへの接続経路が異なるものの、チェックアウト装置としての機能は実質的に同様である。
<第2の変形例>
本発明の媒体処理システムを金融向けのシステムに適用してもよい。この場合、媒体処理システムは、金融機関のフロントオフィスに設置された第1,第2の媒体処理装置と、バックオフィスに設置された第3の媒体処理装置と、を備える。金融機関のフロントオフィスとは、テラーが使用するTCR(Teller Cash Recycler:銀行窓口用紙幣入出金システム)が設置されている行員エリアや、ATM(Automated Teller Machine:現金自動預払機)、両替機が設置されている銀行ロビーエリアをいう。例えば、第1,第2の媒体処理装置は、TCR、ATM、両替機などである。金融機関のバックオフィスとは、貨幣管理装置が設置されているエリアをいい、たとえば、金融機関のカウンターの後方のエリアをいう。例えば、第3の媒体処理装置としては、TCR、ATM、両替機から回収した貨幣を管理・保管したり、TCR、ATM、両替機に貨幣を供給したりする装置である。
第1,第2の媒体処理装置となりうる例えばATMは、紙幣処理装置13および硬貨処理装置14と同様の機能を有する紙幣処理装置および硬貨処理装置と、紙幣処理装置および硬貨処理装置で扱われた貨幣を管理するコンピュータと、を備える。第3の媒体処理装置は、管理装置20と同様の機能を有する。このような金融向けの媒体処理システムを用いて、上記実施の形態の流通向けの貨幣処理システム1と同様の処理を行ってもよい。
例えば、第3の媒体処理装置は、第1の媒体処理装置(1のATM)で処理された硬貨を硬貨カセット17から受け入れて計数する第1の計数処理を行っているときに、第3の媒体処理装置に第2の媒体処理装置(他のATM)で処理された紙幣を受け入れた紙幣カセット16が接続された場合、第1の計数処理と並行して、紙幣カセット16から受け入れた紙幣を計数する第2の計数処理を行う。なお、本発明の媒体処理システムを、紙幣または硬貨のみを扱う金融向けのシステムに適用してもよい。
<第3の変形例>
図8に示すような構成としてもよい。図8に示す媒体処理システム5は、第1の媒体処理装置51と、第2の媒体処理装置52と、第3の媒体処理装置53と、備える。第1の媒体処理装置51は、第1の紙幣処理装置511と、第1の硬貨処理装置512と、を備える。第1の紙幣処理装置511の紙幣は、第1の紙幣カセット513で回収される。第1の硬貨処理装置512の硬貨は、第1の硬貨カセット514で回収される。第2の媒体処理装置52は、第2の紙幣処理装置521と、第2の硬貨処理装置522と、を備える。第2の紙幣処理装置521の紙幣は、第2の紙幣カセット523で回収される。第2の硬貨処理装置522の硬貨は、第2の硬貨カセット524で回収される。第3の媒体処理装置53は、第1の接続部531と、第2の接続部532と、計数処理部533と、を備える。第1の接続部531には、第1の紙幣カセット513または第1の硬貨カセット514が接続される。言い換えると、第1の接続部531は、選択的に第1の紙幣カセット513または第1の硬貨カセット514が接続されるように、第1の紙幣カセット513および第1の硬貨カセット514のいずれにも対応できる形状に形成されている。第2の接続部532には、第2の紙幣カセット523または第2の硬貨カセット524が接続される。言い換えると、第2の接続部532も、第1の接続部531と同様、第2の紙幣カセット523および第2の硬貨カセット524のいずれにも対応できる形状に形成されている。
計数処理部533は、第1の接続部531に接続された第1の紙幣カセット513の紙幣の第1の計数処理を行っているときに、第2の接続部532に接続された第2の紙幣カセット523の紙幣の第2の計数処理が終了した場合、第1の計数処理と並行して、第2の紙幣カセット523に代えて第2の接続部532に接続された第2の硬貨カセット524の硬貨の第2の計数処理を開始する。なお、図8に示す媒体処理システム5を、流通向けまたは金融向けのシステムに適用してもよい。
<第4の変形例>
図9に示すような構成としてもよい。図9に示す媒体処理システム6は、第1の媒体処理装置61と、第2の媒体処理装置62と、第3の媒体処理装置63と、備える。第1の媒体処理装置61は、第1の紙幣処理装置611と、第2の紙幣処理装置612と、を備える。第1の紙幣処理装置611の紙幣は、第1の紙幣カセット613で回収される。第2の紙幣処理装置612の紙幣は、第1の紙幣カセット614で回収される。第2の媒体処理装置62は、第3の紙幣処理装置621と、第4の紙幣処理装置622と、を備える。第3の紙幣処理装置621の紙幣は、第2の紙幣カセット623で回収される。第4の紙幣処理装置622の紙幣は、第2の紙幣カセット624で回収される。第3の媒体処理装置63は、第1の接続部631と、第2の接続部632と、計数処理部633と、を備える。第1の接続部631には、第1の紙幣カセット613または第1の紙幣カセット614が接続される。第2の接続部632には、第2の紙幣カセット623または第2の紙幣カセット624が接続される。
計数処理部633は、第1の接続部631に接続された第1の紙幣カセット613の紙幣の第1の計数処理を行っているときに、第2の接続部632に接続された第2の紙幣カセット623の紙幣の第2の計数処理が終了した場合、第1の計数処理と並行して、第2の紙幣カセット623に代えて第2の接続部632に接続された第2の紙幣カセット624の紙幣の第2の計数処理を開始する。なお、図9に示す媒体処理システム6を、硬貨のみを処理する媒体処理システムに適用してもよいし、流通向けまたは金融向けのシステムに適用してもよい。
<第5の変形例>
紙幣カセット16の外周面の少なくとも一部に、カセットIDを表示させる。カセットIDは、QRコード(登録商標)やバーコードなどの二次元コードでコード化されたものであってもよいし、コード化されていないものであってもよい。カセットIDの紙幣カセット16への表示方法としては、カセットIDが印刷されたシールの貼付、紙幣カセット16への印刷が例示できる。また、サーバ装置40は、入出金装置30の紙幣処理部33で紙幣カセット16に紙幣が補充されたときに、補充された紙幣の金種、枚数、合計金額に関する情報と、紙幣が補充された紙幣カセット16のカセットIDに関する情報と、紙幣カセット16が接続されるチェックアウト装置10のレジスタIDと、を関連付けて紙幣補充情報として、サーバ記憶部43に記憶させる。そして、管理者などが、例えば携帯端末装置の撮影機能を用いてカセットIDを読み出し、読み出したカセットIDをサーバ装置40に送信する。サーバ装置40のサーバ制御部44は、携帯端末装置から取得したカセットIDを含む紙幣補充情報をサーバ記憶部43から検索し、検索した紙幣補充情報の少なくとも一部を携帯端末装置に送信する。また、サーバ制御部44は、携帯端末装置から取得したカセットIDを含む紙幣補充情報をサーバ記憶部43から検索できなかった場合、カセットIDに対応する紙幣カセット16に紙幣が補充されていない旨を携帯端末装置に通知してもよい。このような構成にすれば、管理者などは、紙幣カセット16に触れることなく、紙幣の補充状態や、接続すべきチェックアウト装置10を容易に認識できる。なお、硬貨カセット17に対しても、同様の処理を行えるようにしてもよい。
<その他の変形例>
紙幣カセット16のメモリ161に、レジスタIDを記憶させなくてもよい。この場合、管理者などが、紙幣カセット16を紙幣処理部33の入金口331に接続する前後に、操作部31を操作してレジスタIDを入力することで、管理装置20に、上記実施の形態と同様の処理を行わせることができる。また、紙幣カセット16のメモリ161に、紙幣処理情報を記憶させなくてもよい。この場合、管理者などが、紙幣カセット16を紙幣処理部33の入金口331に接続する前後に、操作部31を操作して紙幣処理情報の内容を入力することで、管理装置20に、上記実施の形態と同様の処理を行わせることができる。なお、硬貨カセット17に対しても、同様の処理を行えるようにしてもよい。
紙幣計数実績情報45の紙幣処理情報454および紙幣計数情報455、硬貨計数実績情報46の硬貨処理情報464および硬貨計数情報465に、合計金額に代えてまたはこれとともに金種および枚数に関する情報を含めてもよい。また、紙幣計数実績情報45および硬貨計数実績情報46に、チェックアウト装置10の貨幣を紙幣カセット16および硬貨カセット17に回収したときのオペレータに関する情報を含めてもよい。
管理装置20を入出金装置30および入出金装置30とは別に設けられたサーバ装置40で構成したが、上記実施の形態の入出金装置30およびサーバ装置40の機能を有する1台の装置で構成してもよい。
本発明の媒体処理システムで処理する媒体として、商品券、小切手、メダルを適用してもよい。
本発明は、媒体処理システム、および、媒体処理装置に適用できる。
1 貨幣処理システム(媒体処理システム)
2A,2B ネットワーク
5,6 媒体処理システム
10,10A,10B,10C チェックアウト装置(第1の媒体処理装置または第2の媒体処理装置)
11 釣銭装置
12 POSレジスタ(第1のPOSレジスタまたは第2のPOSレジスタ)
13 紙幣処理装置(第1の紙幣処理装置または第2の紙幣処理装置)
14 硬貨処理装置(第1の硬貨処理装置または第2の硬貨処理装置)
15 制御装置
16,16A,16B,16C 紙幣カセット(第1のカセット、第2のカセット、第1の紙幣カセットまたは第2の紙幣カセット)
17,17A,17B,17C 硬貨カセット(第1のカセット、第2のカセット、第1の硬貨カセットまたは第2の硬貨カセット)
20 管理装置(第3の媒体処理装置または媒体処理装置)
30 入出金装置
31 操作部
32 表示部
33 紙幣処理部
34 硬貨処理部
36 入出金制御部
40 サーバ装置
41 操作部
42 表示部
43 サーバ記憶部
44 サーバ制御部
45 紙幣計数実績情報
46 硬貨計数実績情報
51,61 第1の媒体処理装置
52,62 第2の媒体処理装置
53,63 第3の媒体処理装置
71 支店サーバ
72 本店サーバ
131 入金口
132 出金口(第1の出金口または第2の出金口)
133A,133B,133C 収納部
134 搬送部(第1の搬送部または第2の搬送部)
135 識別部
136 制御部
141 入金口
142 出金口(第1の出金口または第2の出金口)
143A,143B,143C,143D,143E,143F,143G,143H 収納部
144 繰出部(第1の搬送部または第2の搬送部)
145 回収部
146 入金搬送部
147 識別部
148 シュート
149 出金搬送部(第1の搬送部または第2の搬送部)
150 制御部
161 メモリ(第1のメモリまたは第2のメモリ)
171 メモリ
331 入金口(第1の接続部または第2の接続部)
332 出金口(第1の出金口または第2の出金口)
333 リジェクト口
334A,334B,334C,334D,334E 収納部
335 搬送部
336 識別部
337 記憶部
338 制御部
341 入金口(第1の接続部または第2の接続部)
342 出金部
343 リジェクト部
344A,344B,344C,344D,344E,344F,344G,344H 収納部
345 繰出部
346 搬送部
347 識別部
348 上シュート部
348A,348B,348C,348D,348E,348F,348G,348H 上シュート
349 下シュート部
349A,349B,349C,349D,349E,349F,349G,349H 下シュート
350 記憶部
351 制御部
361 計数制御部
362 送信制御部
441 関連付け部
442 照合部
451 日時情報
452 紙幣カセットID情報
453 レジスタID情報
454 紙幣処理情報(第1の媒体処理情報、第2の媒体処理情報、第1の紙幣処理情報または第2の紙幣処理情報)
455 紙幣計数情報(第1の計数情報または第2の計数情報)
461 日時情報
462 硬貨カセットID情報
463 レジスタID情報
464 硬貨処理情報(第1の媒体処理情報、第2の媒体処理情報、第1の紙幣処理情報または第2の紙幣処理情報)
465 硬貨計数情報(第1の計数情報または第2の計数情報)
511 第1の紙幣処理装置
512 第1の硬貨処理装置
513 第1の紙幣カセット
514 第1の硬貨カセット
521 第2の紙幣処理装置
522 第2の硬貨処理装置
523 第2の紙幣カセット
524 第2の硬貨カセット
531,631 第1の接続部
532,632 第2の接続部
533,633 計数処理部
611 第1の紙幣処理装置
612 第2の紙幣処理装置
613,614 第1の紙幣カセット
621 第3の紙幣処理装置
622 第4の紙幣処理装置
623,624 第2の紙幣カセット

Claims (13)

  1. 第1の貨幣処理装置と、
    第2の貨幣処理装置と、
    前記第1の貨幣処理装置および前記第2の貨幣処理装置のそれぞれから、硬貨および紙幣のうち一方の貨幣を受け入れる第1のカセットと、
    前記第1の貨幣処理装置および前記第2の貨幣処理装置のそれぞれから、硬貨および紙幣のうち他方の貨幣を受け入れる第2のカセットと、
    管理装置と、を備え、
    前記管理装置は、
    前記第1のカセットが接続される第1の接続部と、
    前記第2のカセットが接続される第2の接続部と、
    前記第1の接続部を介して前記第1のカセットから受け入れた一方の貨幣を計数する第1の計数処理を行っているときに、前記第2の接続部に前記第2のカセットが接続された場合、前記第1の計数処理が完了する前に、前記第2の接続部を介して受け入れた他方の貨幣を計数する第2の計数処理を開始し、前記第1の計数処理と並行して前記第2の計数処理を行う計数制御部と、を有する、貨幣処理システム。
  2. 前記第1の貨幣処理装置には、第1のID(Identification)が割り当てられ、
    前記第2の貨幣処理装置には、第2のIDが割り当てられ、
    前記管理装置は、
    前記第1の計数処理の結果に関する第1の計数情報と前記第1の計数処理に対応する貨幣処理装置のIDとを関連付けるとともに、前記第2の計数処理の結果に関する第2の計数情報と前記第2の計数処理に対応する貨幣処理装置のIDとを関連付ける関連付け部をさらに備える、請求項1に記載の貨幣処理システム。
  3. 前記管理装置は、
    前記第1の貨幣処理装置における貨幣の処理の結果に関する第1の貨幣処理情報と前記第1のIDとを取得し、当該第1のIDに関連付けられた第1の計数情報および第2の計数情報と前記第1の貨幣処理情報とを照合するとともに、前記第2の貨幣処理装置における貨幣の処理の結果に関する第2の貨幣処理情報と前記第2のIDとを取得し、当該第2のIDに関連付けられた第1の計数情報および第2の計数情報と前記第2の貨幣処理情報とを照合する照合部をさらに備える、請求項2に記載の貨幣処理システム。
  4. 前記第1のカセットには、前記一方の貨幣を受け入れた貨幣処理装置のIDを記憶する第1のメモリが設けられ、
    前記第2のカセットには、前記他方の貨幣を受け入れた貨幣処理装置のIDを記憶する第2のメモリが設けられ、
    前記照合部は、
    前記第1のメモリに記憶された前記第1のIDおよび前記第2のIDを取得するとともに、前記第2のメモリに記憶された前記第1のIDおよび前記第2のIDを取得する、請求項3に記載の貨幣処理システム。
  5. 前記計数制御部は、
    前記第1の計数処理を行っているときに、前記第2の接続部に接続された1の第2のカセットに対する第2の計数処理が完了した場合、前記第1の計数処理が完了する前に前記第1の計数処理と並行して、前記1の第2のカセットに代えて前記第2の接続部に接続された他の第2のカセットに対する第2の計数処理を開始する、請求項1から4のいずれか一項に記載の貨幣処理システム。
  6. 前記第1の貨幣処理装置は、第1の紙幣処理装置と、第1の硬貨処理装置と、を有し、
    前記第2の貨幣処理装置は、第2の紙幣処理装置と、第2の硬貨処理装置と、を有し、
    前記第1のカセットは、前記第1の紙幣処理装置から紙幣を受け入れる第1の紙幣カセットと、前記第紙幣処理装置から紙幣を受け入れる第紙幣カセットと、を有し、
    前記第2のカセットは、前記第硬貨処理装置から硬貨を受け入れる第硬貨カセットと、前記第2の硬貨処理装置から硬貨を受け入れる第2の硬貨カセットと、を有し、
    前記第1の接続部は、前記第1の紙幣カセットまたは前記第2の紙幣カセットが接続可能に構成され、
    前記第2の接続部は、前記第1の硬貨カセットまたは前記第2の硬貨カセットが接続可能に構成されている、請求項1から5のいずれか一項に記載の貨幣処理システム。
  7. 前記計数制御部は、
    前記第1の接続部に接続された前記第1の紙幣カセットに対する第1の計数処理を行っているときに、前記第2の接続部に前記第2の硬貨カセットが接続された場合、前記第1の計数処理が完了する前に前記第1の計数処理と並行して、当該第2の硬貨カセットに対する第2の計数処理を行う、請求項6に記載の貨幣処理システム。
  8. 前記計数制御部は、
    前記第1の計数処理を行っているときに、前記第2の接続部に接続された1の第2の硬貨カセットに対する第2の計数処理が完了した場合、前記第1の計数処理が完了する前に前記第1の計数処理と並行して、前記1の第2の硬貨カセットに代えて前記第2の接続部に接続された他の第2の硬貨カセットに対する第2の計数処理を開始する、請求項7に記載の貨幣処理システム。
  9. 前記第1の紙幣処理装置および前記第1の硬貨処理装置は、前記貨幣処理システムに組み込まれている、前記第1の紙幣処理装置における紙幣の処理の結果に関する第1の紙幣処理情報、および、前記第1の硬貨処理装置における硬貨の処理の結果に関する第1の硬貨処理情報を管理する第1のPOSレジスタに接続され、
    前記第2の紙幣処理装置および前記第2の硬貨処理装置は、前記貨幣処理システムに組み込まれている、前記第2の紙幣処理装置における紙幣の処理の結果に関する第2の紙幣処理情報、および、前記第2の硬貨処理装置における硬貨の処理の結果に関する第2の硬貨処理情報を管理する第2のPOSレジスタに接続されている、請求項6から8のいずれか一項に記載の貨幣処理システム。
  10. 前記第1の貨幣処理装置は、前記第1の紙幣処理装置における紙幣の処理の結果に関する第1の紙幣処理情報、および、前記第1の硬貨処理装置における硬貨の処理の結果に関する第1の硬貨処理情報を管理する第1のコンピュータをさらに有し、
    前記第2の貨幣処理装置は、前記第2の紙幣処理装置における紙幣の処理の結果に関する第2の紙幣処理情報、および、前記第2の硬貨処理装置における硬貨の処理の結果に関する第2の硬貨処理情報を管理する第2のコンピュータをさらに有する、請求項6から8のいずれか一項に記載の貨幣処理システム。
  11. 前記第1の貨幣処理装置は、前記第1のカセットが接続される第1の出金口と、当該第1の出金口に前記一方の貨幣を搬送する第1の搬送部と、を有し、
    前記第2の貨幣処理装置は、前記第2のカセットが接続される第2の出金口と、当該第2の出金口に前記他方の貨幣を搬送する第2の搬送部と、を有する、請求項1から10のいずれか一項に記載の貨幣処理システム。
  12. 前記計数制御部は、前記第1の計数処理を行っているときに前記第2の接続部に前記第2のカセットが接続された場合、前記第2のカセットの前に接続されていた第2のカセットの第2の計数処理に続いて、前記第2の接続部から受け入れた前記他方の貨幣の前記第2の計数処理を行う請求項1から11のいずれか一項に記載の貨幣処理システム。
  13. 第1の貨幣処理装置および第2の貨幣処理装置のそれぞれから、硬貨および紙幣のうち一方の貨幣を受け入れる第1のカセットが接続される第1の接続部と、
    前記第1の貨幣処理装置および前記第2の貨幣処理装置のそれぞれから、硬貨および紙幣のうち他方の貨幣を受け入れる第2のカセットが接続される第2の接続部と、
    前記第1の接続部を介して前記第1のカセットから受け入れた一方の貨幣を計数する第1の計数処理を行っているときに、前記第2の接続部に前記第2のカセットが接続された場合、前記第1の計数処理が完了する前に、前記第2の接続部を介して受け入れた他方の貨幣を計数する第2の計数処理を開始し、前記第1の計数処理と並行して前記第2の計数処理を行う計数制御部と、を有する、貨幣処理装置。
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