JP5124500B2 - ガスセンサ用触媒粉末、その製造方法、それを用いたガスセンサ素子、及びそれを用いたガスセンサ - Google Patents

ガスセンサ用触媒粉末、その製造方法、それを用いたガスセンサ素子、及びそれを用いたガスセンサ Download PDF

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Description

本発明は、車両用エンジン等の内燃機関の燃焼制御等に用いることができるガスセンサ用触媒粉末、その製造方法、それを用いたガスセンサ素子、及びそれを用いたガスセンサに関する。
近年、地球環境保全の観点から、燃費向上によるガソリン直噴システムやCNG(圧縮天然ガス)等の代替燃料仕様エンジンの適用が検討されるようになってきており、ガソリン直噴エンジンや代替燃料仕様エンジンの内燃機関の燃料制御のためのガスセンサも同様に注目されている。
ところが、上記ガソリン直噴エンジンにおいては、燃料機構の違いによりエンジンの始動時を含め未燃ガスが残り、またCNGにおいては、燃料仕様の違いにより従来のガソリンエンジンに比べて排ガス中の水素ガスの含有量が増加する傾向にある。それ故、水素ガスに起因するガスセンサの出力ズレが問題となってきている。
この問題は、被測定ガスの導入量を制限する多孔質拡散抵抗層を通過する水素ガスとその他の燃焼ガスとの速度に差があることにより生じる。すなわち、水素ガスはその他の燃焼ガスよりも速く被測定ガス側電極に到達し、被測定ガス側電極の周囲において水素ガスが過剰となる。これにより、ガスセンサは出力ズレを起こすこととなる。
特に、限界電流によって空燃比を検出するA/Fセンサでは、この出力ズレが顕著となり易い。すなわち、A/Fセンサは多孔質拡散抵抗層の拡散距離が長いため、水素ガスと酸素ガスとの多孔質拡散抵抗層の通過速度の差が大きくなる。その結果、出力ズレが大きくなり易い。
また、エンジン始動時の燃料の燃焼が安定しないときには、水素ガスはより多く発生する傾向にあり、ガスセンサの出力ズレは、より一層重要な問題となってきている。
また、排ガスを浄化するために配管内に取り付けてある触媒コンバータ(三元触媒)の昇温と同時に、エンジン内の空燃比(A/F)を所定の空燃比にいち早く制御し、触媒コンバータの浄化性能が得られる燃焼状態にもっていくことが必要であり、ガスセンサを早期に活性化して正常な出力を得ることがより重要となっている。
そこで、触媒担持トラップ層を有するガスセンサ素子が提案されている(特許文献1、2)。
これらのガスセンサ素子は、酸素イオン伝導性の固体電解質体と、該固体電解質体の一方の面と他方の面とにそれぞれ設けた被測定ガス側電極及び基準ガス側電極と、上記被測定ガス側電極を覆うと共に被測定ガスを透過させる多孔質拡散抵抗層と、該多孔質拡散抵抗層の外側面において触媒貴金属を担持した触媒貴金属によって水素ガスを燃焼させることにより、水素ガスが被測定ガス側電極へと到達することを抑制できるものである。
しかしながら、ガスセンサに要求される早期活性化、及び高温使用等の使用環境の変化に伴い、上記触媒担持トラップ層においては、上記触媒貴金属の貴金属粒子同士が、高温雰囲気下において互いに凝集して触媒能が低下してしまうおそれがある。そして、この場合には、水素ガスがその他の燃焼ガスよりも早く多孔質拡散抵抗層を通過して結果的に出力ズレを引き起こすおそれがある。
また、特許文献3において、白金、パラジウム、又は白金とパラジウムとの合金を触媒貴金属として添加してなる第1触媒担持トラップ層と、該第1触媒担持トラップ層の下層に設けられロジウム、ルテニウム、又はロジウムとルテニウムとの合金を触媒貴金属として添加してなる第2触媒担持トラップ層とを有するガスセンサ素子が提案されている。
ところが、触媒貴金属全体に対するパラジウムの量が少なすぎると、酸化雰囲気において白金及びロジウムが互いに凝集してしまうおそれがある。一方、パラジウムの添加量が多すぎると、パラジウムが被測定ガス中の特定ガスを過剰に吸着してしまい、ガスセンサ素子の応答性が低下してしまうおそれがある。
これに対し、特許文献4には、触媒担持トラップ層に白金とパラジウム、ロジウムを担持させたもので、上記触媒貴金属は、上記触媒担持トラップ層全体の重量に対する担持量が5重量%以下であるものでパラジウムの添加量は触媒金属の2〜65重量%とすることにより、出力ずれを防ぐと共に、触媒担持トラップ層における触媒能の耐久劣化を抑制することができるガスセンサが記載されている。
特許第3488818号公報 特開2002−181769号公報 特公昭63−66448号公報 特開2007−199046号公報
上記触媒担持トラップ層は、一般的に、担持トラップ層に貴金属を含んだ溶液を含浸させ、それを焼成して貴金属触媒を担持させることにより作製される。担持された貴金属触媒は、高温時には、触媒表面から貴金属が蒸散(例えば、熱とO2により、PtがPtOやPtO2となって気体として飛んでいく等)して貴金属量が減少してしまうため、触媒が劣化するという問題がある。そのため、貴金属触媒の平均粒径を大きくすることにより、耐久性の向上を図っている。しかし、平均粒径を大きくしても、表面からの貴金属蒸散により貴金属量は徐々に減少するため、触媒の劣化を抑制することができない。
そして、この問題に対し、初期の貴金属担持量を増やすことにより、耐久後の特性を維持している。しかしながら、この場合には、コストが高くなるという問題があった。
本発明は、かかる従来の問題点に鑑みてなされたものであって、ガスセンサの出力ズレを防ぎ、ガスセンサの耐熱性を向上させることができ、ガスセンサにおける触媒の担持量を減らすことができるガスセンサ用触媒粉末、その製造方法、それを用いたガスセンサ素子、及びそれを用いたガスセンサを提供しようとするものである。
第1の発明は、少なくとも、Pt、Pd、Rhを含有する貴金属合金の表面の一部を覆うようにIrが配置され、
上記貴金属合金において、上記Rhの含有量は5質量%以上であり、
上記貴金属合金の平均粒径は0.2〜2.0μmであることを特徴とするガスセンサ用触媒粉末にある(請求項1)。
第2の発明は、少なくとも、Pt、Pd、Rhを含有する貴金属合金の表面の一部を覆うようにIrが配置されたガスセンサ用触媒粉末を製造する方法であって、
少なくとも、Pt、Pd、Rhを含有する貴金属合金をイリジウム溶液に含浸させ、該溶液を乾燥後、300℃以上で熱処理を行い、
上記貴金属合金において、上記Rhの含有量は5質量%以上であり、
上記貴金属合金は平均粒径が0.2〜2.0μmであることを特徴とするガスセンサ用触媒粉末の製造方法にある(請求項4)。
第3の発明は、酸素イオン伝導性の固体電解質体と、該固体電解質体の一方の面と他方の面とにそれぞれ設けた被測定ガス側電極及び基準ガス側電極と、上記被測定ガス側電極を覆うと共に上記被測定ガスを透過させる多孔質拡散抵抗層と、該多孔質拡散抵抗層の外側に形成され触媒貴金属を担持した触媒担持トラップ層とを有するガスセンサ素子であって、
上記触媒貴金属は、第1の発明のガスセンサ用触媒粉末であることを特徴とするガスセンサ素子にある(請求項6)。
第4の発明は、第3の発明のガスセンサ素子と、該ガスセンサ素子を内側に挿通して保持するハウジングと、該ハウジングに固定され、上記ガスセンサ素子の先端部分を覆う素子カバーとを有することを特徴とするガスセンサにある(請求項7)。
第1の発明のガスセンサ用触媒粉末は、上記貴金属合金が、Pt(白金)、Rh(ロジウム)、Pd(パラジウム)とからなる。そのため、該ガスセンサ用触媒粉末をガスセンサの触媒担持トラップ層に担持させた場合には、被測定ガスが、触媒担持トラップ層を通過する際に被測定ガス中の水素ガスを十分に燃焼させることができる。そのため、被測定ガス側電極に到達する水素ガスの量を十分に減らすことができ、水素ガスに起因するガスセンサ素子の出力ズレを防ぐことができる。
また、上記貴金属合金がPt、Rh、Pdとからなるため、酸化雰囲気下においては、Pdにより、Pt及びRhの貴金属粒子が互いに凝集することを抑制することができる。すなわち、酸化雰囲気における安定性に優れたPdを添加することにより、酸化雰囲気における触媒の安定化を図ることができる。
また、上述したように、比較的融点の低いPt(融点1768℃)、Rh(融点1964℃)、Pd(融点1554℃)よりなる貴金属合金は、高温雰囲気では溶融・蒸散による貴金属量の減少が発生しやすい。そのため、本発明では、上記貴金属合金の表面の一部を覆うように、融点の高いイリジウム(融点2466℃)を配置することとした。これにより、貴金属合金の溶融温度を高くすることができ、高温雰囲気において、貴金属粒子表面から貴金属が溶融・蒸発することを抑制することができる。
また、上記貴金属合金において、上記Rhの含有量を5質量%以上とすることにより、酸化雰囲気下において、上記Irを安定化させることができ、触媒粉末の耐熱性を向上させることができる。
また、従来は、触媒の平均粒径は一般的に0.1μm程度であったが、本発明では、貴金属合金の平均粒径を比較的大きい0.2〜2.0μmとする。上記貴金属合金の平均粒径を比較的大きくすることにより、Irを配置した部分の粒子全体に対する割合を小さくした。そのため、貴金属合金による触媒性能が良好に発揮される。また、貴金属合金の平均粒径が大きいため、たとえIrが蒸散してしまったとしても、貴金属合金の減少の進行を遅らせることができる。
このように、上記貴金属合金の表面の一部を覆うように高融点の金属Irを配置することにより、高温雰囲気において、上記貴金属合金による触媒性能を妨げることなく、上記貴金属合金表面が溶融・蒸散することを抑制できる。そのため、高温における触媒の耐久性を向上させることができ、耐熱性が向上した分、ガスセンサにおける触媒の担持量を減らすことができ、コストダウンを図ることができる。
つまり、本発明によれば、ガスセンサの出力ズレを防ぎ、ガスセンサの耐熱性を向上させることができ、ガスセンサにおける触媒の担持量を減らすことができるガスセンサ用触媒粉末を提供できることがわかる。
また、第2の発明のガスセンサ用触媒粉末の製造方法は、特定の組成、及び平均粒径を有する貴金属合金の表面に、融点の高いイリジウムを含浸法により担持させることにより、少なくとも、Pt、Pd、Rhを含有する貴金属合金の表面の一部を覆うようにIrを配置することができる。
そのため、得られる触媒粉末は、高温雰囲気において、上記貴金属合金による触媒性能を有することができ、かつ、上記貴金属合金が溶融・蒸散することを抑制することができる。そして、耐熱性が向上した分、ガスセンサにおける触媒の担持量を減らすことができ、コストダウンをすることができる。
また、上記熱処理温度を300℃以上にすることにより、貴金属同士の凝集を抑えることができ、出力ズレを防止することができる。
そのため、本発明によれば、ガスセンサの出力ズレを防ぎ、ガスセンサの耐熱性を向上させることができ、ガスセンサにおける触媒の担持量を減らすことができるガスセンサ用触媒粉末を製造することができる。
また、第3の発明のガスセンサ素子は、上記触媒貴金属として、第1の発明のガスセンサ用触媒粉末を用いている。つまり、上記ガスセンサ素子は、上記ガスセンサ用触媒粉末の優れた特性により、上記触媒担持トラップ層における触媒貴金属担持量を減らすことができ、上記触媒担持トラップ層が耐熱性を有することができ、また、高温においても触媒特性を良好に発揮することができる。
そのため、本発明によれば、少ない触媒担持量で、ガスセンサの出力ズレを防ぎ、ガスセンサの耐熱性を向上させることができるガスセンサ素子を提供することができる。
なお、上記ガスセンサ素子は、上記触媒貴金属として、上記第1の発明のガスセンサ用触媒粉末を採用することに特徴を有している。そのため、ガスセンサ素子の構造については、公知の種々の構造を適用することができる。
また、第4の発明のガスセンサは、上記第1の発明のガスセンサ用触媒粉末を担持した触媒担持トラップ層を有するガスセンサ素子を用いている。つまり、上述したように、ガスセンサの出力ズレを防ぎ、ガスセンサの耐熱性を向上させることができる。そのため、本発明によれば、耐久性に優れ、安定した精度の高いガスセンサを得ることができる。
なお、上記ガスセンサは、上記ガスセンサ素子として、上記第3の発明のガスセンサ素子を採用することに特徴を有している。そのため、ガスセンサの構造については、公知の種々の構造を適用することができる。
実施例1における、触媒特性評価のサンプルを示す説明図。 実施例1における、触媒特性評価の測定方法を示す説明図。 実施例1における、初期の触媒特性を示すグラフ図。 実施例1における、耐久後の触媒特性を示すグラフ図。 ガスセンサ素子を示す説明図。 ガスセンサ素子における触媒担持トラップ層を示す説明図。 ガスセンサを示す説明図。
第1の発明のガスセンサ用触媒粉末は、上述したように、少なくとも、Pt、Pd、Rhを含有する貴金属合金の表面の一部を覆うようにIrが配置された構成を有している。
上記貴金属合金がPt、Pd、Rhのうち、いずれか1種でも含有していない場合には、上記触媒粉末を触媒担持トラップ相に嘆じさせたとしても、被測定ガスが、触媒担持トラップ層を通過する際に、被測定ガス中の水素ガスを十分に燃焼させることができない。そして、被測定ガス側電極に到達する水素ガスの量を減らすことができず、水素ガスに起因するガスセンサ素子の出力ズレを抑制することができないという問題がある。
なお、上記貴金属合金がPdを含有していない場合には、Rh、Rtが凝集し、上記触媒粉末をガスセンサの触媒担持トラップ層に担持させた場合に、水素ガスがその他の燃焼ガスよりも早く多孔質拡散抵抗層を通過して結果的に出力ズレを引き起こすおそれがある。
また、上記貴金属合金において、上記Rhの含有量は5質量%以上である。
Rhの含有量が5質量%未満である場合には、酸化雰囲気において、イリジウムを安定化させる効果を十分に得られず、触媒粉末の耐熱性が不十分になるおそれがある。
また、上記貴金属合金の表面に高融点のIrが配置されていない場合には、Pt、Rh、Pdとからなる貴金属合金が、高温において、表面から溶融・蒸散してしまい、貴金属量が減少することとなる。そのため、触媒の耐久性が低下し、耐久性が低下した分、担持量を増やさなければならなくなる。
また、上記Irは、上記貴金属合金の表面の一部を覆うようにIrが配置されている。
上記Irは、上述したように、貴金属合金の表面からの溶融・蒸散を抑制するものであるため、貴金属合金中に含む必要はなく、貴金属合金の表面に配置すれば、その効果を十分に発揮することができる。しかしながら、上記Irは、上記貴金属合金の表面全面を覆うように設けることは、上記貴金属合金による触媒性能の観点から好ましくない。つまり、上記貴金属合金の触媒性能が発揮されるように、ガスセンサ用触媒粉末の表面は、Irが分散し、ところどころPt、Rh、Pdが露出していることが好ましい。
また、上記Irは、貴金属合金をイリジウム溶液に含浸させ、乾燥、熱処理を行うことにより、上記貴金属表面に含浸担持させることが好ましい。
また、上記Irを配置させる工程は、1回のみ行っても良いし、複数回繰り返して行っても良い。
また、上記貴金属合金の平均粒径は0.2〜2.0μmである。
貴金属合金の平均粒径が0.2μm未満の場合には、Irが蒸散した後に、貴金属合金の減少が速く進行するおそれがある。一方、貴金属合金の平均粒径が2.0μmを超える場合には、触媒性能が低下するおそれがある。
なお、上記平均粒径とは、貴金属合金粒子を電子顕微鏡(SEM)で観察した際の粒子径の平均値である。
また、上記平均粒径は、任意の20個以上の貴金属合金粒子を電子顕微鏡(SEM)により100000〜2000の倍率で観察し、一個一個の粒子の直径を測定し平均する方法により求めることができる。
また、上記ガスセンサ用触媒粉末の上記貴金属合金において、上記Pdの含有量は40質量%以上であり、上記Rhの含有量は10質量%以上であり、上記Ptの含有量は50質量%以下であることが好ましい(請求項2)。
この場合には、触媒性能を特に良好に発揮することができる。
上記Pdの含有量が40質量%未満の場合には、触媒の耐酸化性能が低下するおそれがある。
上記Rhの含有量が10質量%未満の場合には、耐熱性が低下するおそれがある。
上記Ptの含有量が50質量%を超える場合には、耐酸化性能が低下するおそれがある。
また、上記ガスセンサ用触媒粉末は、被測定ガス中の酸素濃度に依存した限界電流を測定することにより空燃比を検出するA/Fセンサ素子に用いられることが好ましい(請求項3)。
上記ガスセンサ用触媒粉末は、ガスセンサの出力ズレを防ぎ、ガスセンサの耐熱性を向上させることができ、ガスセンサにおける触媒の担持量を減らすことができる。そのため、上述したように、出力ズレが顕著となり易いA/Fセンサ素子には、特に効果的である。
第2の発明のガスセンサ用触媒粉末の製造方法は、上述したように、少なくとも、Pt、Pd、Rhを含有する貴金属合金をイリジウム溶液に含浸させる。
上記Pt、Pd、Rhを含有する貴金属合金は、共沈法により得られる貴金属合金であることが好ましい。
上記共沈法とは、溶液中にイオンを入れ、pH調整をして、同時に合金粉にする方法であり、得られる合金粉は均一である。
また、上記イリジウム溶液は、イリジウム塩を溶媒に溶解させたものである。
上記イリジウム溶液に溶解させるイリジウム塩は、溶媒に溶解するものであれば、いずれのものを用いても良い。そして、上記イリジウム塩としては、例えば、塩化イリジウム、硝酸イリジウム等を用いることができる。そして、塩化イリジウムを用いることが好ましい。
また、上記イリジウム溶液の溶媒としては、例えば、エタノール、アセトン等の有機溶剤や、水を用いることができ、水を用いることが好ましい。
そして、上記イリジウム溶液の濃度は、耐熱性を向上することができ、かつ、触媒性能を保持することができるように、含浸させる貴金属合金の組成や平均粒径に応じて適宜調整しなければならない。
そして、上記イリジウム溶液は、0.005〜0.1mol%であることが好ましい(請求項5)。
この場合には、耐熱性の向上と触媒性能の保持を良好に両立することができる。
上記イリジウム溶液の濃度が0.005mol%未満である場合には、Irの付着量が少なく、耐熱性の向上効果を得難くなるおそれがある。また、十分な効果を得るためには、Irを配置する工程を複数回繰り返すことが必要になるおそれがある。一方、イリジウム溶液の濃度が0.1mol%を超える場合には、イリジウム塩が、溶媒に溶けきらず、向上効果が飽和するおそれがある。
なお、共沈法等で触媒粒子を作る際に他の金属(白金、パラジウム、ロジウム)と同時にIrを加えると、Irを表面のみに担持させることは困難であり、また、耐久性の向上に効果的な量を表面に担持させるためにはイリジウム使用量が多くなり好ましくない。
また、上記溶液を乾燥後、300℃以上で熱処理を行う。この処理は、イリジウムを金属化させるものである。
そして、上記熱処理温度が300℃未満である場合には、貴金属同士の凝集を抑制することができず、得られるガスセンサ用触媒粉末をガスセンサの触媒担持トラップ層に担持させた場合には、水素ガスがその他の燃焼ガスよりも早く多孔質拡散抵抗層を通過して結果的に出力ズレを引き起こすおそれがある。
また、上記貴金属合金において、上記Rhの含有量は5質量%以上である。
Rhの含有量が5質量%未満である場合には、酸化雰囲気において、イリジウムを安定化させる効果を十分に得られず、触媒粉末の耐熱性が不十分になるおそれがある。
また、上記貴金属合金は平均粒径が0.2〜2.0μmである。
貴金属合金の平均粒径が0.2μm未満の場合には、Irが蒸散した後に、貴金属合金の減少が速く進行するおそれがある。一方、貴金属合金の平均粒径が2.0μmを超える場合には、触媒性能が低くなるおそれがある。
第3の発明のガスセンサ素子は、上述したように、第1の発明のガスセンサ用触媒粉末を担持した触媒担持トラップ層を有する。
上記触媒担持トラップ層は、多数のアルミナ粒子からなるものである。
また、上記ガスセンサ用触媒粉末の担持量は、上記触媒担持トラップ層全体に対して10〜90質量%であることが好ましい。
また、上記触媒担持トラップ層は、10〜2000μmの厚みを有することが好ましい。
また、上記ガスセンサ素子は、幅3〜5mm、厚み1〜2.5mmであることが好ましい。
また、上記ガスセンサ素子は、被測定ガス中の酸素濃度に依存した限界電流を計測することにより空燃比を検出するA/Fセンサ素子であることが好ましい。
(実施例1)
本例は、本発明の実施例にかかるガスセンサ用触媒粉末について、図1〜図4を用いて説明する。
本例では、本発明の実施例として、3種類のガスセンサ用触媒粉末(試料E1〜試料E3)を作製し、本発明の比較例として、1種類のガスセンサ用触媒粉末を(試料C1)を作製した。
以下、これを詳説する。
上記ガスセンサ用触媒粉末(試料E1〜試料E3、及び試料C1)を作製するに当たっては、まず、貴金属合金よりなる合金粉を作製した。
貴金属合金粉の作製は、共沈法により行った。具体的には、塩化白金酸、塩化パラジウム、塩化ロジウムを混合した溶液に反応試薬を加え貴金属合金粉を作製した。
そして、得られた貴金属合金粉は、上記Pdの含有量は45質量%であり、上記Rhの含有量は10質量%であり、上記Ptの含有量は45質量%であった。また、平均粒径が0.45μmであった。
なお、上記平均粒径は、任意の20個以上の貴金属合金粒子を電子顕微鏡(SEM)により100000〜2000の倍率で観察し、一個一個の粒子の直径を測定し平均する方法により測定した。
次に、試料E1〜試料E3については、上記Pt、Pd、Rhを含有する貴金属合金をイリジウム溶液に含浸させた。
上記イリジウム溶液としては、濃度が0.01mol%(試料E1)、0.005mol%(試料E2)、0.002mol%(試料E3)である3種類のイリジウム溶液を用いた。
上記イリジウム溶液は、溶媒を水として、塩化イリジウムを溶解させたものである。
その後、上記貴金属合金を含浸させた状態のイリジウム溶液をろ過した後、電気炉において約300℃で熱処理を行うことによって、試料E1〜試料E3を得た。
なお、試料C1は、Irを配置させていない貴金属合金である。
得られたガスセンサ用触媒粉末(試料E1〜試料E3)は、少なくとも、Pt、Pd、Rhを含有する貴金属合金の表面の一部を覆うようにIrが配置されている。
そして、試料E1〜試料E3について、上記触媒粉末に対するIrの付着量を測定した。
Irの付着量は、EPMA分析装置のX線強度比(Pt:Pd:Rh:Ir)で算出した。
表1には、試料E1〜試料E3について、用いたイリジウム溶液の濃度と、測定した付着量を示す。
Figure 0005124500
そして、得られたガスセンサ用触媒粉末(試料E1〜試料E3、及び試料C1)について、耐久前後の触媒特性の評価を行った。
耐久後の触媒特性を評価するに当たり、まず、ガスセンサ用触媒粉末に対し、耐久試験(1000℃、50h)を行った。
次に、図1に示すように、石英ウール管22に、ガスセンサ用触媒1と、石英ウール21を詰めたサンプル2を準備した。ガスセンサ用触媒1と石英ウール21の割合は、ガスセンサ用触媒粉末:0.02g、石英ウール:0.025gとした。
上記サンプル2は、耐久試験前のガスセンサ用触媒粉末、及び耐久試験後のガスセンサ用触媒粉末のそれぞれについて作製した。
その後、図2に示すように、上記サンプル2を、温度を設定した管状炉31に配置し、サンプル2中に評価ガス32を供給し、ガスセンサ用触媒粉末1による水素浄化率を求めることにより触媒特性を評価した。
上記管状炉31の温度設定は、室温〜500℃とした。
評価ガス32としては、H2:5000ppm、O2:2.5%(10等量)、N2バランスのガスを用い、その流量は0.8L/minとした。
石英ウール管22を通過した評価ガス32を、2mLサンプリング33し、ガスクロマトグラフィーで分析(カラム:MS−5M(50℃))し、そのH2濃度を測定した。そして、初期のH2濃度と触媒通過後のH2濃度より水素浄化率を求めた。
また、ガスセンサ用触媒粉末1の温度を熱電対34を用いて読み取った。
耐久試験前後のガスセンサ用触媒粉末について、触媒温度と水素浄化率のグラフを作成した。
図3は、耐久試験前の触媒温度と水素浄化率の関係を示し、図4は、耐久試験後の触媒温度と水素浄化率の関係を示す。図3及び図4は、縦軸に水素浄化率(%)、横軸に触媒温度(℃)を取った。図3及び図4において、記号C1は、試料C1の結果を示し、記号E1〜E3は、試料E1〜試料E3の結果を示す。
図3より知られるように、耐久試験前は、試料E1〜試料E3、及び試料C1の触媒特性にほとんど差異は見られない。
また、図4より知られるように、触媒貴金属にイリジウムを含浸させた試料E1及び試料E2の耐久後の水素浄化活性(水素化率が50%になる温度T50)は、試料E1の水素浄化活性Aは68℃、試料E2の水素浄化活性Bは78℃であり、イリジウムを含浸しない試料C1の耐久後の水素浄化活性D(98℃)に比べ大幅に低下した。
この結果から、試料E1及び試料E2は、高温環境下における貴金属量の減少が抑制され、触媒の耐久性が向上したということがわかる。つまり、ガスセンサの出力ズレを防ぎ、ガスセンサの耐熱性を向上させることができ、ガスセンサにおける触媒の担持量を減らすことができる。
なお、試料E3については、表1より知られるように、貴金属合金の表面におけるIrの付着量が0.1%未満であり、耐久後の水素浄化活性Cが100℃であり、Irによるガスセンサ用触媒粉末の耐熱性の向上効果が見られなかった。
なお、図5には、上記ガスセンサ用触媒粉末を用いて作製される、被測定ガス中の酸素濃度に依存した限界電流を計測することにより空燃比を検出するA/Fセンサに内蔵されているガスセンサ素子4を示す。ガスセンサ素子4は、酸素イオン伝導性の固体電解質体41と、該固体電解質体41の一方の面と他方の面とにそれぞれ設けた被測定ガス側電極42及び基準ガス側電極43と、被測定ガス側電極42を追うと共に上記被測定ガスを透過させる多孔質拡散抵抗層44と、該多孔質拡散抵抗層44の外側面に形成された触媒担持トラップ層45、該触媒担持トラップ層45の外側に形成されたアルミナ461よりなる保護トラップ層46とを有する。
固体電解質41の被測定ガス側電極42側には、アルミナよりなる緻密でガスを透過しない遮蔽層47が積層されており、該遮蔽層47と固体電解質41と多孔質拡散抵抗層44とにより覆われた状態で被測定ガス室420が形成されている。
また、固体電解質41の基準ガス側電極43側には、電気的絶縁性を有し、かつ緻密でガスを透過させないアルミナセラミックスよりなる基準ガス室形成層48が積層されている。また、基準ガス室形成層48には、基準ガス室430として機能する溝部が設けてある。また、基準ガス室形成層48には、ヒータ基板49が積層されている。ヒータ基板49には、通電により発熱する発熱体490が基準ガス室形成層48と対面するように設けてある。
そして、図6に示すように、上述の優れた特性を有するガスセンサ用触媒粉末1は、上記ガスセンサ素子4において、多数のアルミナ粒子451からなる触媒担持トラップ層45に担持される。
触媒担持トラップ層45において、ガスセンサ用触媒粉末1の触媒特性により、水素ガスと酸素ガスとが反応して水となる。これにより、被測定ガス室420に多量の水素が導入されることを防ぐことができ、ガスセンサの出力ズレを防ぐことができる。
本例では、ガスセンサ触媒粉末1の状態で触媒特性の評価を行ったが、触媒担持トラップ層45に担持された場合にも、十分に触媒性能及び耐熱性の効果を発揮することができることは言うまでもない。
そのため、上記ガスセンサ素子4は、上記ガスセンサ用触媒粉末1の優れた特性により、上記触媒担持トラップ層45における触媒貴金属担持量を減らすことができ、上記触媒担持トラップ層45が耐熱性を有することができ、また、高温においても触媒特性を良好に発揮することができる。
つまり、上記ガスセンサ素子4は、少ない触媒担持量で、ガスセンサの出力ズレを防ぎ、ガスセンサの耐熱性を向上させることができる。
また、本発明のガスセンサ用触媒粉末1は、A/Fセンサに内蔵されているガスセンサ素子のみならず、種々のガスセンサの触媒特性が必要とされる部位に適用することができる。
また、図7には、上記ガスセンサ素子4を用いたガスセンサ5を示す。
本例のガスセンサ5は、ガスセンサ素子4と、該ガスセンサ素子4を内側に挿通して保持するハウジング51と、該ハウジング51に固定され、上記ガスセンサ素子4の先端部分を覆う素子カバー53とを有する。
ガスセンサ5は、ハウジング51の内側に保持された第1絶縁碍子52によってガスセンサ素子4を保持してなる。ハウジング51の先端側には、ガスセンサ素子4を覆う素子カバー53が取付けられている。また、ガスセンサ素子4の後端における端子部49は、第2絶縁碍子54によって覆われている。そして、ハウジング51の後端側には、第2絶縁碍子54を覆う大気側カバー55が取り付けられている。
なお、ここで、「先端側」とは、ガスセンサ5において、排気管などに挿入する側をいい、その反対側を「後端側」という。
また、上記素子カバー53が内側カバー531と外側カバー532とからなり、内側カバー531及び外側カバー532にはそれぞれ被測定ガスを通すためのガス流通孔533が設けてある。
そして、ガスセンサ5は、内燃機関の排気管にその先端側を挿入した状態で、ハウジング51において固定される。
上記ガスセンサ5は、上述の優れた特性を有するガスセンサ用触媒粉末1を担持した触媒担持トラップ層45を有するガスセンサ素子4を用いている。そのため、上述したように、上記ガスセンサ用触媒粉末1の触媒特性により、ガスセンサ5の出力ズレを防ぎ、ガスセンサ5の耐熱性を向上させることができる。つまり、上記ガスセンサ5は、高温雰囲気においても、優れた耐久性を有し、安定して高い精度を発揮することができる。
1 ガスセンサ用触媒粉末

Claims (7)

  1. 少なくとも、Pt、Pd、Rhを含有する貴金属合金の表面の一部を覆うようにIrが配置され、
    上記貴金属合金において、上記Rhの含有量は5質量%以上であり、
    上記貴金属合金の平均粒径は0.2〜2.0μmであることを特徴とするガスセンサ用触媒粉末。
  2. 請求項1において、上記貴金属合金において、上記Pdの含有量は40質量%以上であり、上記Rhの含有量は10質量%以上であり、上記Ptの含有量は50質量%以下であることを特徴とするガスセンサ用触媒粉末。
  3. 請求項1又は2において、上記ガスセンサ用触媒粉末は、被測定ガス中の酸素濃度に依存した限界電流を測定することにより空燃比を検出するA/Fセンサ素子に用いられることを特徴とするガスセンサ用触媒粉末。
  4. 少なくとも、Pt、Pd、Rhを含有する貴金属合金の表面の一部を覆うようにIrが配置されたガスセンサ用触媒粉末を製造する方法であって、
    少なくとも、Pt、Pd、Rhを含有する貴金属合金をイリジウム溶液に含浸させ、該溶液を乾燥後、300℃以上で熱処理を行い、
    上記貴金属合金において、上記Rhの含有量は5質量%以上であり、
    上記貴金属合金は平均粒径が0.2〜2.0μmであることを特徴とするガスセンサ用触媒粉末の製造方法。
  5. 請求項4において、上記イリジウム溶液は、0.005〜0.1mol%であることを特徴とするガスセンサ用触媒粉末の製造方法。
  6. 酸素イオン伝導性の固体電解質体と、該固体電解質体の一方の面と他方の面とにそれぞれ設けた被測定ガス側電極及び基準ガス側電極と、上記被測定ガス側電極を覆うと共に上記被測定ガスを透過させる多孔質拡散抵抗層と、該多孔質拡散抵抗層の外側に形成され触媒貴金属を担持した触媒担持トラップ層とを有するガスセンサ素子であって、
    上記触媒貴金属は、請求項1〜のいずれか1項に記載のガスセンサ用触媒粉末であることを特徴とするガスセンサ素子。
  7. 請求項6に記載のガスセンサ素子と、該ガスセンサ素子を内側に挿通して保持するハウジングと、該ハウジングに固定され、上記ガスセンサ素子の先端部分を覆う素子カバーとを有することを特徴とするガスセンサ。
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