JP5121309B2 - リヤシート装置および車輌 - Google Patents

リヤシート装置および車輌 Download PDF

Info

Publication number
JP5121309B2
JP5121309B2 JP2007143658A JP2007143658A JP5121309B2 JP 5121309 B2 JP5121309 B2 JP 5121309B2 JP 2007143658 A JP2007143658 A JP 2007143658A JP 2007143658 A JP2007143658 A JP 2007143658A JP 5121309 B2 JP5121309 B2 JP 5121309B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
release operation
seat back
rear seat
operation strap
strap
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2007143658A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2008296686A (ja
Inventor
賢 五島
昌巳 半田
守宏 一杉
敏明 須永
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NHK Spring Co Ltd
Subaru Corp
Original Assignee
NHK Spring Co Ltd
Fuji Jukogyo KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NHK Spring Co Ltd, Fuji Jukogyo KK filed Critical NHK Spring Co Ltd
Priority to JP2007143658A priority Critical patent/JP5121309B2/ja
Priority to US12/153,871 priority patent/US8047614B2/en
Publication of JP2008296686A publication Critical patent/JP2008296686A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5121309B2 publication Critical patent/JP5121309B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Seats For Vehicles (AREA)

Description

本発明は、乗用車等の車両におけるリヤシートバックの前倒しが可能な構成に係り、前倒しを規制するロック機構のロックを解除する仕組みに関する。
後ろが荷室(トランク)となるリヤシートのシートバック(リヤシートバック)において、前倒しができる構造のものがある。リヤシートバックの前倒しを行うことで、車体後部の荷室に収まらない荷物(例えば、スキー板等)を荷室に収めることができる。このリヤシートバックの前倒しを行う構造は、安全性を確保するために、通常(つまりリヤシートバックを起こした状態)は、リヤシートバックを倒すことができないようにロック機構によりロックがされており、何らかのロック解除操作を行うことで、前倒しが行えるようにされている。
上記ロック機構のロック解除操作を、荷室側および車室側の両方から行えるようにした構成が知られている(例えば、特許文献1参照)。この構成によれば、荷室側からロック解除操作を行い、リヤシートバックを前倒しする操作を行うことも、車室側からロック解除操作を行い、リヤシートバックを前倒しする操作を行うこともできる。
特開平11−348626号(要約書)
ロック解除操作を荷室側および車室側の両方から行うことができる構造は、利便性が高いが、一方でこの構造は、セキュリティーの観点から好ましくないと考えるユーザもいる。すなわち、駐車場等において、キーを管理人に預ける場合等があるが、そのような場合に、車室側からリヤシートバックの前倒しが行うことができると、車室側から荷室へのアクセスが容易に行えることになり、そのことに不安を覚えるユーザもいる。また、車上荒し等が発生した場合には、車室側からロック解除操作を行われて、荷室側の荷物の盗難の恐れもある。このため、車室側からもリヤシートバックの前倒し機構のロック解除を行えるが、ユーザ側の設定で適宜それが行えないように(つまり荷室側からしかロック解除が行えないように)する構成が求められている。
特許文献1に記載された構成では、車室側からロックを解除し、リヤシートバックの前倒しを行うことができるので、上記ニーズを満たすことができない。このニーズを満たす技術として、車室側から上記のロック解除を行う際に、暗証番号やキーを用いた操作を必要とする構成が考えられる。しかしながら、構成の複雑化、それに伴うコスト増、操作性の低下(操作が面倒となる)といった問題がある。
この問題を解決する手段として、ロック解除の操作を行うための解除動作用ストラップを用い、それを荷室側からのみ操作できる状態に配置する第1の状態、あるいはこの解除動作用ストラップを車室側から配置できる状態とする第2の状態のいずれか一つの状態を選択可能とする構成が考えられる。この場合、第1の状態とした場合は、解除動作用ストラップは、後方に水平に引かれ、第2の状態とした場合は、上方に引かれる。このため、2つの状態において、ガイド部分において、解除動作用ストラップの屈曲角度が大きく異なることになる。2つの状態において、屈曲角度が大きく異なると、いずれかの場合に屈曲角度が鋭角となり、屈曲部分とガイド部分との間に働く摩擦力が大きくなる。屈曲部分とガイド部分との間に働く摩擦力が大きくなると、解除動作用ストラップを引く力に大きな力が必要とされ、操作性が低下する。また、解除動作用ストラップやガイドに加わる無駄な力が増大し、傷みや破損の確率が高くなり、部材の信頼性や耐久性が低下する。
そこで本発明は、リヤシートバックの前倒しを行えないようにするロック機構を車室側または荷室側から解除することができる構造において、極力簡単な機構により、解除動作用ストラップやガイドに加わる力を低減させ、操作性、高信頼性および高耐久性を得ることができるシート装置を提供することを目的とする。
請求項1に記載の発明は、シートバックと、前記シートバックの一部または全部の前倒しを可能にする前倒し手段と、前記シートバックを車体側に固定する固定手段と、前記固定手段に接続され、前記固定手段の固定状態を解除するための部材であって、その把握部分を前記シートバックの背後側に位置させる第1の状態、またはその把握部分を前記シートバックの前方側からアクセスできる部分に位置させる第2の状態の何れか一方の状態を選択することができる解除動作用ストラップと、前記固定手段から前記解除動作用ストラップを引き出す経路において、前記解除動作用ストラップを少なくとも2箇所の部分において屈曲させることが可能なガイド手段とを備え、前記解除動作用ストラップは、前記固定手段から下方に引き出された後、前記ガイド手段により後方に引き出され、前記ガイド手段における前記解除動作用ストラップの屈曲部分の角度が略90°を超える値とされ、前記シートバックは、後方に傾斜しており、前記ガイド手段は、前記固定手段の下方において前記解除動作用ストラップを後方に屈曲させる第1のガイド部分と、前記第1のガイド部分の後方において、前記解除動作用ストラップを上方から規制する第2のガイド部分とを備え、前記解除動作用ストラップは、前記固定手段から斜め下後方に向かって延在し、前記第1のガイド部分に至るようになされ、前記第2のガイド部分は前記第1のガイド部分と高さ位置が同じであることを特徴とするシート装置である。なお、把握部分というのは、解除動作用ストラップの操作を行う際に、手で掴む部分、指で摘む部分、指を引っかける部分等の手で触って操作を行う部分のことをいう。
請求項1に記載の発明によれば、固定手段から引き出される解除動作用ストラップが、少なくとも2段階に分けて屈曲して引き出されるので、シートバックに対する解除動作用ストラップの引き出す角度を変化させても、ガイド手段で受ける摩擦抵抗の変化および増大を抑えることができる。このため、解除動作用ストラップを引いての固定手段の解除動作の操作性が、解除動作用ストラップの引き出す角度で大きく異なってしまう不都合の発生を抑えることができる。つまり、解除動作用ストラップを後方に引いた場合でも、上方に引いた場合でもガイド部分における摩擦抵抗力増加に伴う操作性の低下が生じ難い操作感覚を得ることができる。また、解除動作用ストラップとガイド手段との間に発生する摩擦力の増大を抑えることができるので、解除動作用ストラップおよびガイド手段に加わる負担を抑えることができる。このため、解除動作用ストラップおよびガイド手段の耐久性および信頼性を高くすることができる。
また、本発明によれば、解除動作用ストラップを上方に引いた場合であっても、少なくとも2箇所で屈曲して解除動作用ストラップが引き出されているので、解除動作用ストラップの屈曲部分の角度が略90°を超える角度となり、屈曲部分における大きな摩擦抵抗の発生を抑えることができる。なお、前方というのは、シート装置の前の方向として定義され、後方というのは、シート装置の後ろ(背後)の方向として定義される。また、屈曲部分の角度は、屈曲部分のガイド部材側におけるなす角度として定義される。
また、本発明によれば、上方から解除動作用ストラップを引く場合に、傾いたシートバック背面に沿った方向に解除動作用ストラップが引かれる。このため、車室側から解除動作用ストラップを操作する場合であっても、第2のガイド部分における解除動作用ストラップの屈曲角を90°を超える鈍角にすることができる。また、固定手段から第1のガイド部分に向かって延在する解除動作用ストラップの延在方向が、鉛直から後方に傾いた向きであるので、操作状態に係わらず第1のガイド部分における解除動作用ストラップの屈曲角を鈍角にすることができる。こうして、荷室側および車室側からの解除動作用ストラップの操作において、ガイド手段における解除動作用ストラップの屈曲する部分における角度を略90°を超える値とすることができる。
請求項に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、シートバックは、背後が荷室となるリヤシートバックであり、第1の状態において車室側からの固定手段の固定状態の解除が行えないことを特徴とする。この態様によれば、車室側からのリヤシートの前倒しを行えなくする態様(第1の状態)と車室側からのリヤシートの前倒しを行える第2の態様(第2の状態)のいずれかをユーザが適宜選択することができる構成において、いずれの状態が選択された場合でもあっても解除操作用ストラップの操作感覚に大きな違いが出ないようにすることができる。また、いずれの状態が選択された場合であっても、解除動作用ストラップやガイド部材に過負荷が加わらないようにすることができる。
また、車室側からのリヤシートバックの前倒しが行えない態様を選択できることで、悪意のある人間による車室側からリヤシートバックの前倒しが行われ、荷室にある貴重品の盗難等の不都合の発生を防止することができる。また、ユーザの選択により、車室側からのリヤシートバックの前倒しが行える態様も選択できるので、ユーザの希望により、利便性を追求することできる。
請求項に記載の発明は、請求項1または2に記載のリヤシート装置を備えることを特徴とする車輌である。請求項に記載の発明によれば、請求項1または2に記載された発明を利用したシート装置を備えた車輌が発明として把握される。車輌としては、乗用車や荷物運搬用車輌を挙げることができる。
本発明によれば、リヤシートバックの前倒しを行えないようにするロック機構を車室側または荷室側から解除することができる構造において、極力簡単な機構により、解除動作用ストラップやガイドに加わる力を低減させ、操作性、高信頼性および高耐久性を得ることができるシート装置を提供することができる。
1.第1の実施形態
(構成)
以下、本発明を乗用車のリヤシート装置に適用した場合の一例を説明する。図1は、本発明を利用したリヤシート装置の一例を示す概念図である。図1(A)には、リヤシート装置100を側面から見た概念図が示されている。リヤシート装置100は、リヤシートクッション101、リヤシートバック102、リヤシート用ヘッドレスト103、前倒し手段104、およびロック手段105を備えている。なお図1には、シートベルトの記載は図示省略されている。
リヤシートクッション101は、座る部分のクッションであり、図示省略した車体に固定されている。リヤシートバック102は、背もたれに相当する。リヤシート用ヘッドレスト103は、リヤシートバック102の上部に固定され、座る人間の頭を後方から支える。前倒し手段104は、回転軸を備え、この回転軸を軸として、リヤシートバック102をリヤシートクッション101に対して、前方に倒すことを可能とする。すなわち、回転軸の一端が図示省略した車体側(またはリヤシートバック102)に固定され、回転軸104の他端がリヤシートバック102(または図示省略した車体側)に回転自在な状態で固定されている。
ロック手段105は、リヤシートバック102内に配置されている。ロック手段105は、リヤシートバック102を起こした状態(図1(A)に図示する状態)から前倒しすることを規制する(通常の操作方法では、前倒しができないようにする)ための手段である。ロック手段105のロック状態の解除は、解除動作用ストラップ106を引くことで行われる。すなわち、解除動作用ストラップ106を手で引くことで、ロック手段105による上記リヤシートバック102を起こした状態を固定するロック状態が解除され、手動でリヤシートバック102を前に倒すことができる。なお、解除動作用ストラップ106を手で引かなければ、ロック手段105によるリヤシートバック102を起こした状態を固定する状態が維持され、通常の力(方法)では、手動でリヤシートバック102を前に倒すことはできない。ロック手段105の詳細については後述する。
解除動作用ストラップ106は、合成繊維を織ったものをバンド状(帯状)にしたもので、可撓性を有し、また端部を折り返してリング形状106aとされている。すなわち、解除動作用ストラップ106の端部は、折り返され、端部から数cmの部分で解除動作用ストラップ106本体と重ねられ、そこをピン106bによって固定されている。この構造によれば、リング形状106aの部分と、折り返し方向に延在した余剰部分106cが形成される。
リング形状106aの部分は把握手段として機能し、そこを解除操作時に手で握ることで、解除操作の操作性を高くすることができる。また、この折り返し部分を利用して、解除動作用ストラップ106をリヤシートバック102の背面に固定することが可能とされている。なお、端部を折り返し、リング形状106aを形成した場合、解除動作用ストラップの実質的な端部は、このリング形状106aの部分となる。
また、ピン106bによって固定された部分のロック手段105側において、解除動作用ストラップ106の両面に面ファスナー109が配置されている。この面ファスナーにより、解除動作用ストラップ106をリヤシートバック102背面の任意の場所(あるいは所定の場所)に固定することができる。
解除動作用ストラップ106は、上記の形状や材質に限定されず、ひも状、ある程度の剛性を有した材質、多関節構造を利用したもの等を利用することができる。また、把握手段として、握り部や指掛け部を別部材で備えたもの等を利用することができる。
リヤシートバック102の背面には、開口107が設けられ、この開口107を介して、解除動作用ストラップ106の一端がロック手段105に接続されている。この開口107の部分に、解除動作用ストラップ106を2箇所の部分において屈曲させることが可能なガイド手段が配置されている。図2は、ロック手段およびガイド手段の一例を示す斜視概念図である。図2には、図1のロック手段105の部分を剥き出しにした状態をリヤシート装置100の右斜め上前方から見た状態が示されている。また図2には、リヤシートバックの外装材やクッション材を取り外し、リヤシートバックの骨格構造体(リヤシートバックフレーム102a)にロック手段105が取り付けられた状態が示されている。また、図3は、ロック手段およびガイド手段を側面方向から見た状態を示す概念図である。なお、図2および図3には、リヤシートバックを起こした状態が記載されている。
図2には、図1のリヤシートバック102の骨格構造を構成するリヤシートバックフレーム102aが示されている。リヤシートバックフレーム102aには、取り付け台座(ブラケット)102bを介して、ロック手段105がボルト20によって固定されている。また、リヤシートバックフレーム102aには、剛性のあるスチールワイヤで構成されたガイド手段21が固定されている。
ロック手段105の下部には、解除操作用ストラップ106がブラケット(連結金具)305を介して接続されている。解除操作用ストラップ106とブラケット305とは、カシメ金具306によって連結されている。ロック手段105の下部から下方に延在した解除操作用ストラップ106は、ガイド手段21により、2段階に延在方向が変えられ(2箇所で屈曲され)、リヤシートバックフレーム102a(図1のリヤシートバック102)の後方に引き出されている。すなわち、ロック手段105の下部に接続され、そこから下方に延在した解除操作用ストラップ106は、ガイド手段21を構成する第1のガイド部分であるスチールワイヤ部21aにより、図3の左水平方向に延在方向が変えられる。さらに左水平方向に延在した解除動作用ストラップ106は、ガイド手段21を構成する第2のガイド部分であるスチールワイヤ部21bの下部に接触あるいは近接し、その上面がスチールワイヤ部21bにより上方から規制される。図示する例では、右方向から延在した解除動作用ストラップ106は、その上面がスチールワイヤ部21bに接触し、そこで左斜め上方向に屈曲された状態とされている。
図2および図3に示すように、高さ方向で見て、第1のガイド部分であるスチールワイヤ部21aの位置と、第2のガイド部分であるスチールワイヤ部21bの位置とは、同じ高さに位置している。また、ロック手段105から下方に延在する解除動作用ストラップ106の延在方向は、鉛直下方向にではなく、鉛直方向から角度θ傾いた後方やや斜め下方向とされている。すなわち、解除動作用ストラップ106は、ロック手段105からスチールワイヤ部21aに向かって鉛直から後方に角度θ傾いた向きに延在している。角度θは、例えば3°とする。角度θの値は、例えば0°<θ<10°の範囲から選択される。
この例では、ガイド手段により、解除動作用ストラップを2箇所で屈曲させる(2段階に屈曲させる)構成の一例を示したが、3箇所(3段階)以上で屈曲させ、一箇所における屈曲の角度をより鈍角(より180°に近く)することもできる。こうすることで、ガイド手段と動作解除用ストラップの接触箇所における摩擦抵抗を下げることができ、解除動作用ストラップの引き出す角度の違いによる操作性の違いを是正する効果および部材に加わる負荷を低減させる効果をより高くすることができる。
図1に戻り、リヤシートバック102の背面には、解除動作用ストラップ固定手段108が配置されている。解除動作用ストラップ固定手段108は、ベルト状の部材(例えば、解除動作用ストラップ106と同じ部材)の両端をリヤシートバック102の背面に縫製や適当な取り付け部材により固定された構造を有し、固定されていない部分に解除動作用ストラップ106を通すことで、解除動作用ストラップ106をリヤシートバック102の背面に固定する機能を有する。解除動作用ストラップ固定手段108として、面ファスナー、スナップボタン、その他解除動作用ストラップを固定可能な係合手段を利用することもできる。
図1(B)には、解除動作用ストラップ106を解除動作用ストラップ固定手段108に通さず、下方に垂らした状態が示されている。この際、単に垂らすのではなく、面ファスナー109を利用して、解除動作用ストラップ106をリヤシートバック102の背面に固定することもできる。また、この固定の位置を任意に選ぶこともできる。図1(C)には、その一例として、解除動作用ストラップ106を背面側から見て左方向に折り曲げ、さらに面ファスナー109を用いてリヤシートバック102の背面に固定した状態が示されている。このように、リヤシートバック102背面の任意の位置に解除動作用ストラップ106を固定することができるため、荷室側からのロック解除の利便性が向上する。
図1(D)には、解除動作用ストラップ106を解除動作用ストラップ固定手段108に下方から上方に向かって通し、その先端(この場合は、リング形状106aの部分)をリヤシートバック102の上端縁部分から上方に突出させた状態が示されている。この状態において、解除動作用ストラップ106は、余剰部分106cが解除動作用ストラップ固定手段108の外側に掛けられて係合している。これにより、解除動作用ストラップ106が下方にずり下がらないように解除用ストラップ固定手段108に固定される。
解除動作用ストラップ固定手段108には、図1(D)に示すように、解除動作用ストラップ106が、ロック手段105に重ならないようにする役割もある。解除動作用ストラップ106が、ロック手段105に重ならないようにすることで、リヤシートバック102を起こし、その状態をロック手段105によりロックする際に、解除動作用ストラップ106がロック手段105に巻き込まれる不都合を回避することができる。
(ロック手段)
以下、図1〜図3に示すロック手段105の機構について説明する。図4は、ロック手段105の一例を示す動作概念図である。図4は、図1(A)におけるロック手段105の部分を拡大して示したものであり、ロック手段105の概略が示されている。ロック手段105は、図1のリヤシートバック102内に固定配置されており、ベースケーシング301に回転係合部材302および303が回転自在な状態で固定された構造を有している。回転係合部材302は、軸302aを軸として回転可能であり、回転係合部材303は、軸303aを軸として回転可能とされている。
回転係合部材302は、図4(D)に示すように、バネ304により時計回り方向に引っ張られ、付勢されている。また、回転係合部材303の端部には、ブラケット(連結金具)305が連結ピン303bによって、そこを軸として回転自在な状態で取り付けられている。ブラケット305の他端には、カシメ金具306によって、解除動作用ストラップ106の一端が固定されている。解除動作用ストラップ106は、断面円形の棒状を有するスチールワイヤ部21aにおいて図の左方向に向きが変えられ、さらに同様な断面構造のスチールワイヤ部21bにその上面が接触(または近接)する状態で、開口107(図1も参照)から荷室202(図3も参照)の内部空間に延在している。
なお、図4の符号102bは、図1に示すリヤシートバック102の背面を覆う部材である。また、符号307は、後述の図5に示す乗用車200の車体フレーム(車体の骨格構造)に固定された車体側ストライカーである。車体側ストライカー307は、棒状の部材をリング形状に加工した形状を有している。
以下、図4を参照してロック手段105の動作の一例を説明する。リヤシートバック102(図1参照)を前倒しした状態から、後方に起こしてゆくと、車体側ストライカー307にロック装置105が相対的に近付いてゆく。この際、回転係合部材302は、図の時計回り方向に付勢されているので、図4(A)に示す状態にある。
リヤシートバック102(図1参照)の引き起こしがある段階に至ると、図4(A)に示すように車体側ストライカー307が回転係合部材302に接触する。この状態から、さらにリヤシートバック102を引き起こすと、回転係合部材302が付勢力に抗して反時計回りに回転する(図4(B))。そして、符号308に示す部分で、回転係合部材302と回転係合部材303とが噛み合った段階で、回転係合部材302がそれ以上反時計回り方向に回転できなくなり、それ以上リヤシートバック102を引き起こすことができなくなる(図4(C))。
図4(C)の状態に至って、前倒しされていたリヤシートバック102の引き起こし作業が終了する。この図4(C)の状態において、車体側ストライカー307が回転係合部材302の凹部302bに嵌り込む。この状態において、符号308の部分において、回転係合部材302と303とは、噛み合っているので、回転係合部材302は図の時計回り方向に回転することができない。したがって、図4(C)の状態から、リヤシートバック102を前倒しする(つまり、ロック手段105を図の右方向に動かす)ことはできない。こうして、リヤシートバック102(図1参照)を起こした状態(図1(A)の状態)で、リヤシートバック102が固定(ロック)される。これが、ロック手段105のロック機能である。
図4(C)に示すロック手段105のロック状態を解除するには、リヤシートバック102の背面側から解除動作用ストラップ106を引けばよい。この場合、回転係合部材303が図の反時計回り方向に回転し、回転係合部材302と303とが噛み合った状態(図4(C)の状態)が解除される。そして、回転係合部材302がバネ304の付勢力によって、図の時計回り方向に回転する。そして、リヤシートバック102(図1参照)を前に倒すと、図4(B)→(A)の順に動作が行われ、ロック手段105に拘束されていた車体側ストライカー307をロック手段105から開放し、相対的にロック手段105を図の右方向に動かすことができる。つまり、リヤシートバック102を前倒しすることができる。こうして、解除動作用ストラップ106を引くことで、ロック手段105によるリヤシートバック102の固定状態を解除し、リヤシートバック102の前倒しを行うことができる。
(リヤシート装置を備えた乗用車)
図5は、図1に示すリヤシート装置100を備えた乗用車の一例を示す概念図である。図5には、乗用車200が示されている。乗用車200は、車室(乗務室)201と荷室(後部トランク)202を備えている。リヤシートバック102を起こした状態において、リヤシートバック102の背面は、リヤボート203に接触し、車室201と荷室202とは分離される。
(解除用ストラップの配置状態および操作例)
解除動作用ストラップ106は、その先端部分(リング形状106aの部分)を荷室202(図3参照)側に位置させる第1の状態、またはリヤシートバック102の前方側からアクセスできる部分に位置させる第2の状態の何れかの状態を選択することができる。以下、この点について説明する。
上記第1の状態の一例が図1(B)および(C)に示されている。この場合、解除動作用ストラップ106の先端部分(この場合、リング形状106aの先端部分)は、リヤシートバック102の背面側に位置している。この状態において、リヤシートバック102を起こし、ロック手段105による上述したリヤシートバック102の固定が行われると、解除動作用ストラップ106の先端部分は、図5における荷室202内に位置する状態となる。この状態において、車室201側から解除動作用ストラップ106の操作は行えない。すなわち、リヤシートバック102を起こすと、その背面がリヤボード203(図5参照)と接触し、車室201側から荷室202へのアクセスは行えないので、リヤシートバック102を起こした状態において、図1(B)または(C)の状態にある解除動作用ストラップ106の操作を行うことができない。この場合、荷室202側から解除動作用ストラップ106を操作することで、リヤシートバック102の前倒しを行うことができる。
上記第2の状態の一例が図1(D)に示されている。この場合、解除動作用ストラップ106の先端部分(リング形状106aの部分)は、リヤシートバック102の背面側から上方に突出した部分に位置する。この状態において、リヤシートバック102を起こし、ロック手段105による上述したリヤシートバック102の固定が行われると、解除動作用ストラップ106は、リヤシートバック102の背面とリヤボード203(図5参照)との間に挟まれる。そして、解除動作用ストラップ106の先端部分は、図3における車室201内に位置する状態となる。この状態では、車室201側から解除動作用ストラップ106の操作を行うことができる。
(実施形態の優位性)
図5の車室201側からの解除用ストラップ106の操作において、解除動作用ストラップ106は、開口107(図1(B)参照)から上方向に引かれることになる。この際、図2および図4に示すガイド21の作用により、解除動作用ストラップ106の屈曲状態が2分割され、鋭角な(つまり90度を下回るような)曲がりが発生しないようにされる。このため、解除動作用ストラップ106を車室201(図5参照)側から引いた際に、過度に大きな力は必要とされない。換言すると、図5の荷室202側において、解除動作用ストラップ106を左方向に引く場合と上方向に引く場合とで、引く感覚に大きな違いが生じないようにすることができる。このため、解除動作用ストラップ106の操作性を高くすることができる。
以下、この点についてさらに詳細に説明する。図6には、解除動作用ストラップ106を図5の荷室202側から引く場合(A)と車室201側から引く場合(B)とが示されている。まず、図6(A)には、図1(B)または(C)の状態(つまり請求項1における第1の状態)を選択した場合における解除動作用ストラップ106を引いての、前倒し操作を行う場合が示されている。図6(A)には、荷室202側から解除動作用ストラップ106が引かれた(水平から少し上方に向かって引かれた)状態が示されている。
次に図6(B)には、図1(D)の状態(つまり請求項1における第2の状態)を選択した場合における解除動作用ストラップ106を引いての、前倒し操作を行う場合が示されている。図6(B)には、車室201(図5参照)側から解除動作用ストラップ106が引かれた状態が示されている。この場合、図1あるいは図5に示すように、リヤシートバック102が後方に傾斜しているので、解除動作用ストラップ106は、斜め上方向(図の左斜め上方向)に引かれることになる。
解除動作用ストラップ106は、スチールワイヤ部21aおよびスチールワイヤ部21bの2箇所において、段階的に屈曲することでガイドされる。このため、図6(A)に示す操作が行われる場合であっても、図6(B)に示す操作が行われる場合であっても、解除動作用ストラップの屈曲部分が鋭角になることがなく、解除動作用ストラップがガイド部材から受ける摩擦力を抑えることができる。なお、屈曲の角度は、解除動作用ストラップがガイド部材によって曲げられた部分におけるガイド部材を挟んだ側におけるなす角度として定義される。
すなわち、図6(A)および(B)に示す態様では、0°<θ<10°(例えばθ=3°)に設定されているので、スチールワイヤ部21aにおける解除動作用ストラップ106の屈曲の角度は、90°を超える。また、図6(A)に示す態様では、必ず図の左方向に解除動作用ストラップ106が引かれるので、スチールワイヤ部21bの部分における解除動作用ストラップ106の屈曲の角度は、90°を超える。また、図6(B)に示す態様では、リヤシートバック(図1または図5の符号102を参照)が後方に傾いており、またスチールワイヤ部21aと21bとは、同じ高さに位置しているので、車室201側から解除動作用ストラップ106が操作される場合であっても、スチールワイヤ部21bの部分における解除動作用ストラップ106の屈曲の角度は、必ず90°を超える。つまり、解除動作用ストラップ106を荷室202側から引く場合(A)と車室201側から引く場合(B)のいずれであっても、スチールワイヤ部21aと21bの部分における解除動作用ストラップ106の屈曲の角度は鈍角となる。
スチールワイヤ部21aおよび21bにおける解除動作用ストラップ106の屈曲の角度が90°を下回ると、その部分で解除動作用ストラップ106が受ける摩擦力は大きく増大する。特に解除動作用ストラップ106を車室201側から操作する場合は、ガイドされる部分における屈曲角が、荷室202側から操作する場合に比較して小さくなるので、屈曲角が90°を下回る角度であると、より大きな力で解除動作用ストラップ106を引く必要が生じる。このことは、解除動作用ストラップ106を荷室202側から操作する場合と車室201側から操作する場合とで、操作感覚の大きな違いが生じる要因となる。
上記の態様では、図6(A)に示す荷室202側からの操作の場合であっても、図6(B)に示す車室201側からの操作であっても、各ガイド部分における解除動作用ストラップ106の屈曲の角度が90°を超えるので、ガイド部分で受ける摩擦力の大きな変化が抑えられる。このため、2形態の操作態様において、操作感覚に大きな違いが生じないようにすることができる。また、図6(B)の操作が行われる場合における解除動作用ストラップ106およびスチールワイヤ部21に加わる負担を抑えることができる。このため、装置の耐久性および信頼性を高めることができる。
仮に、スチールワイヤ部21aまたはスチールワイヤ部21bのみ(つまり一方のワイヤ部のみ)で解除動作用ストラップ106のガイドを行う構成である場合、図6(B)に相当する解除動作用ストラップの操作が行われる場合に、屈曲部分の角度が90°を大きく下回る鋭角となる。このため、この屈曲部分において解除動作用ストラップ106が受ける摩擦抵抗が大きくなり、図6(A)の操作と図6(B)の操作における操作感覚に大きな違いが出てしまう。また、図6(B)の操作時に解除動作用ストラップ106およびスチールワイヤ部に加わる負担が大きくなる。
2.第2の実施形態
本発明は、リヤシートバックの一部が前倒し可能な構造に利用することもできる。図7は、リヤシート装置の他の例の概要を示す斜視図である。図7には、リヤシート装置400が示されている。リヤシート装置400は、リヤシートクッション401とリヤシートバック402を備えている。リヤシートバック402の一部402aは、前倒しが可能であり、その部分を前倒しすることで、開口402bが形成される。開口402bは、背後の図示省略した荷室に繋がる構成とされている。この構成によれば、リヤシートバック402の一部402aを前倒しすることで、図示省略する荷室の寸法内に収まらない長尺な荷物を一部車室側にはみ出させて荷室に積むことができる。
図7に例示する態様は、リヤシートバック402の一部402aの前倒しを規制するロック手段(図示省略)をリヤシートバック402内に備えている。このロック手段の機構は、図4に例示する機構を利用することができる。すなわち、リヤシートバック402内に図4に示すロック手段が配置され、リヤシートバック402の一部402aに図示省略するストライカーが配置される。そして、図4に示す動作が行われることで、リヤシートバック402に対する符号402aの部分の固定およびその解除が行われる。
この構成において、上記ロック手段のロック状態を解除するための操作を行う解除動作用ストラップ(図示省略)が、図1の場合と同様に、リヤシートバック402の背面側から引き出される構成とされる。そして、この解除動作用ストラップの先端をリヤシートバック402の背面側に位置させるか、あるいはリヤシートバック402と符号402aの部分との間で解除動作用ストラップを挟んで、その先端を車室側に突出させるか、を選択することができる。この態様においても、解除動作用ストラップの先端を荷室側(荷室内)に位置させることで、車室側からの符号402aの部分の前倒しを行えないようにすることができる。
この態様においても、図6を用いて説明したのと同様の理由により、解除動作用ストラップを荷室側から操作した場合と車室側から操作した場合とにおける解除動作用ストラップに働く摩擦力の違いが是正される。このため、操作性の悪化や部材の傷みを抑えることができる。
3.他の実施形態
解除動作用ストラップが固定される位置は、リヤシートバックに限定されない。例えば請求項1における第1の状態をとる場合に、図1に示す解除動作用ストラップ106を荷室202内の適当な内面(例えば側壁面)に固定してもよい。また、例えば請求項1における第2の状態をとる場合に、図1に示す解除動作用ストラップ106のリング形状106aの根本部分を、図5のリヤボード203に固定するようにしてもよい。この場合、解除動作用ストラップ固定手段は、リヤボード203側に配置される。
以上の実施形態では、リヤシート装置に本発明を適用した場合の例を説明したが、本発明は、リヤシート装置以外のシート装置に適用することもできる。例えば、3列のシート装置を備えた車輌において、2列目および/または3列目のシートバックの前倒しが可能なシート構造の2列目のシート装置に本発明を適用することができる。この場合、シート装置の後方からの前倒しを行う場合を想定した解除動作用ストラップの配置状態(第1の状態)と、シート装置の前方からの前倒しを行う場合を想定した解除動作用ストラップの配置状態(第2の状態)とが選択できる構成に本発明が適用される。また、運転席横の助手席の前倒しが可能なシート装置に本発明を適用することもできる。
ガイド手段の実施形態は、図2に示した形状に限定されない。図8は、ガイド手段の他のデザインの一例を示す概念図である。図8には、ガイド手段801が示されている。ガイド手段801は、図2のガイド手段21と同じスチールワイヤで構成されている。ガイド手段801は、スチールワイヤ部801aと801bの部分で解除動作用ストラップ106に接触し、解除動作用ストラップ106をガイドする。スチールワイヤ部801aと801bの位置関係は、スチールワイヤ部21aと21bの場合と同じであり、ガイド手段801のガイドの機能も、図2のガイド手段21と同じである。また、図8に示す図2と同じ符号の部分は、図2に示すものと同じ機能を有する。
ガイド部分と解除動作用ストラップの接触部分における摩擦力を抑えるために、ガイド部分および/または解除動作用ストラップの表面を低摩擦係数の材質にすることもできる。例えば、ガイド部分および/または解除動作用ストラップの表面にフッ素樹脂コートを施し、両者の間に働く摩擦力を抑えるようにしてもよい。ガイド部分(例えば、スチールワイヤ部21aやスチールワイヤ部21bの部分)にベアリングや滑車を配置し、解除動作用ストラップに働く摩擦抵抗を転がり摩擦に転化することで、摩擦力を低減するようにすることもできる。
固定手段を車体側に固定し、ストライカーをシートバック側に配置した構造に本発明を適用することもできる。この場合も、2方向(あるいは広い角度範囲)からの解除動作用ストラップの操作に適した構造とすることができる。
本発明は、乗用車等の車両のシートの少なくとも一部の前倒しが可能な構成に利用することができる。特に本発明は、乗用車等の車両のリヤシートバックの少なくとも一部の前倒しが可能な構成に利用することができる。
発明を利用したリヤシート装置の概要を示す側面図(A)、背面図(B)、背面図(C)および背面図(D)である。 解除動作用ストラップ固定手段およびガイド部材の一例を示す斜視図である。 解除動作用ストラップ固定手段およびガイド部材の一例を示す側面図である。 ロック手段の動作の概要を示す概念図である。 発明を利用したリヤシート装置を備えた車輌の一例を示す概念図である。 解除動作用ストラップの操作状態を示す概念図である。 発明を利用した他のリヤシート装置の概要を示す斜視図である。 ガイド部材の他の一例を示す斜視図である。
符号の説明
21…ガイド手段、21a…スチールワイヤ部、21b…スチールワイヤ部、100…リヤシート装置、101…リヤシートクッション、102…リヤシートバック、103…リヤシート用ヘッドレスト、104…前倒し手段、105…ロック手段、106…解除動作用ストラップ、106a…リング形状、106c…余剰部分、107…開口、108…解除動作用ストラップ固定手段、200…乗用車、201…車室、202…荷室、203…リヤボード。

Claims (3)

  1. シートバックと、
    前記シートバックの一部または全部の前倒しを可能にする前倒し手段と、
    前記シートバックを車体側に固定する固定手段と、
    前記固定手段に接続され、前記固定手段の固定状態を解除するための部材であって、その把握部分を前記シートバックの背後側に位置させる第1の状態、またはその把握部分を前記シートバックの前方側からアクセスできる部分に位置させる第2の状態の何れか一方の状態を選択することができる解除動作用ストラップと、
    前記固定手段から前記解除動作用ストラップを引き出す経路において、前記解除動作用ストラップを少なくとも2箇所の部分において屈曲させることが可能なガイド手段と
    を備え
    前記解除動作用ストラップは、前記固定手段から下方に引き出された後、前記ガイド手段により後方に引き出され、
    前記ガイド手段における前記解除動作用ストラップの屈曲部分の角度が略90°を超える値とされ、
    前記シートバックは、後方に傾斜しており、
    前記ガイド手段は、前記固定手段の下方において前記解除動作用ストラップを後方に屈曲させる第1のガイド部分と、
    前記第1のガイド部分の後方において、前記解除動作用ストラップを上方から規制する第2のガイド部分と
    を備え、
    前記解除動作用ストラップは、前記固定手段から斜め下後方に向かって延在し、前記第1のガイド部分に至るようになされ、
    前記第2のガイド部分は前記第1のガイド部分と高さ位置が同じであること
    を特徴とするシート装置。
  2. 前記シートバックは、背後が荷室となるリヤシートバックであり、
    前記第1の状態において車室側からの前記解除が行えないことを特徴とする請求項1に記載のシート装置。
  3. 前記請求項1または2に記載のシート装置を備えることを特徴とする車輌。
JP2007143658A 2007-05-28 2007-05-30 リヤシート装置および車輌 Expired - Fee Related JP5121309B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007143658A JP5121309B2 (ja) 2007-05-30 2007-05-30 リヤシート装置および車輌
US12/153,871 US8047614B2 (en) 2007-05-28 2008-05-27 Seat apparatus and vehicle

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007143658A JP5121309B2 (ja) 2007-05-30 2007-05-30 リヤシート装置および車輌

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2008296686A JP2008296686A (ja) 2008-12-11
JP5121309B2 true JP5121309B2 (ja) 2013-01-16

Family

ID=40170619

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007143658A Expired - Fee Related JP5121309B2 (ja) 2007-05-28 2007-05-30 リヤシート装置および車輌

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5121309B2 (ja)

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5483339B2 (ja) 2010-02-15 2014-05-07 三菱自動車工業株式会社 リヤシートのロック機構
JP6536805B2 (ja) * 2015-07-01 2019-07-03 スズキ株式会社 車両用シート
JP7089151B2 (ja) * 2017-10-03 2022-06-22 テイ・エス テック株式会社 車両用シート
JP7335689B2 (ja) * 2018-09-07 2023-08-30 株式会社イトーキ 椅子

Family Cites Families (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0628351Y2 (ja) * 1985-07-24 1994-08-03 池田物産株式会社 自動車用リアシ−ト
JPH0355459Y2 (ja) * 1987-01-28 1991-12-10
JPH0858449A (ja) * 1994-08-24 1996-03-05 Toyota Tekko Kk 可倒式リヤシートバックのロック機構
JP3487179B2 (ja) * 1998-06-12 2004-01-13 三菱自動車工業株式会社 トランクスルー装置
JP4784800B2 (ja) * 2001-08-31 2011-10-05 テイ・エス テック株式会社 引張り操作用ストラップ装置
JP3638549B2 (ja) * 2001-10-16 2005-04-13 本田技研工業株式会社 車両用シート
JP4433938B2 (ja) * 2004-08-24 2010-03-17 トヨタ自動車株式会社 乗物用シート

Also Published As

Publication number Publication date
JP2008296686A (ja) 2008-12-11

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US8047614B2 (en) Seat apparatus and vehicle
US8172327B2 (en) Integrated seat fold-down lever/belt exit
US7325877B2 (en) Foldable headrest assembly
US7494186B2 (en) Folding recliner of seat for vehicles
JP5239478B2 (ja) 車両用シート
EP2263912A1 (en) Seat locking device and stowable vehicle seat
US7530638B2 (en) Dual action seat release mechanism
JP5121309B2 (ja) リヤシート装置および車輌
WO2014200062A1 (ja) 車両用シート
JP4915837B2 (ja) タング収納装置およびこれを備えたシートベルト装置
JP4263628B2 (ja) シート収納装置
EP0965488A1 (en) Apparatus for permitting pass-through between vehicle compartment and trunk room
US20160288675A1 (en) Center armrest inertial lock
JP6488326B2 (ja) 乗物用シート
JP5134288B2 (ja) リヤシート装置および車両
JP2006327285A (ja) 自動車用シート構造
JP5371281B2 (ja) チャイルドシートの装着構造
JP6580693B2 (ja) シートバックの前倒し装置及び乗り物用シート
CN111688550B (zh) 车辆用座椅
JP2019014406A (ja) 車両用スロープ構造
JP2014210544A (ja) 車両の内装構造
JP5820426B2 (ja) アシストグリップの取付構造
JP5601160B2 (ja) 車両用シート
JP2009241768A (ja) 車両のシート構造
JPH0225722Y2 (ja)

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20100224

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20120611

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20120808

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20121001

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20121023

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20151102

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5121309

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees