JPH0355459Y2 - - Google Patents

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JPH0355459Y2
JPH0355459Y2 JP1987011296U JP1129687U JPH0355459Y2 JP H0355459 Y2 JPH0355459 Y2 JP H0355459Y2 JP 1987011296 U JP1987011296 U JP 1987011296U JP 1129687 U JP1129687 U JP 1129687U JP H0355459 Y2 JPH0355459 Y2 JP H0355459Y2
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JP
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strap
locking
rear seat
folded forward
locking device
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JP1987011296U
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Description

【考案の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 本考案は、前倒してトランクルームと車室とを
連通可能なリヤシートバツクのロツク装置に関す
る。
「従来の技術」 前倒してトランクルームと車室とを連通可能な
リヤシートバツクは、いわゆるトランクスルーと
呼ばれ、トランクルームと車室とにまたがつて長
尺物等を収納したり、トランクルーム内の物を車
室から取り出すことができるようにしたものであ
る。
トランクスルーにしたまま降車すると、トラン
クリツドを施錠してあつても、車室を施錠してお
かないと車室内からトランクルーム内の物が盗難
にあうおそれがある。
このため、リヤシートバツクの前倒する部分を
施錠するようにしたロツク装置が種々提案されて
いる。
従来のリヤシートバツクのロツク装置として
は、例えば、実開昭59−35236号公報、あるいは
実開昭60−92633号公報に開示されたものがあり、
いずれも自動車の乗降用のドアロツクに近似した
構成をしており、施錠状態でロツク解除操作用の
ノブを車室内側から操作しても空振りしてロツク
解除できないようにしたものが開示されている。
「考案が解決しようとする問題点」 しかしながら、このような従来のリヤシートバ
ツクのロツク装置では、車室内部に装備するロツ
ク装置としては大がかりに過ぎ、ノブは車室内に
突出しているので、施錠してあるのに無理に操作
して損壊するおそれがあり、また機構も複雑でコ
ストが嵩むという問題点があつた。
本考案は、このような従来の問題点に着目して
なされたもので、施錠状態ではノブを掴むことが
できない簡易な構成として上記問題点を解決した
リヤシートバツクのロツク装置を提供することを
目的としている。
「問題点を解決するための手段」 かかる目的を達成するための本考案の要旨とす
るところは、 前倒してトランクルームと車室とを連通可能な
リヤシートバツクのロツク装置において、 ロツク装置はシートバツクの前倒する部分の遊
端部に装着され、 トランクルーム側に設けたストライカに係脱す
るラツチ部材と、 先端部が車室内側からの手掛用のストラツプを
なし、該ストラツプがリヤシートバツクの表に出
没するよう前記前倒する部分の遊端部に奥行方向
に進退可能に支持され、進出方向に引いたときロ
ツク解除可能に前記ラツチ部材に連結されたロツ
ク解除部材と、 前記ロツク解除部材のトランクルーム側の端部
に固結され、該ロツク解除部材を、前記ラツチ部
材のロツク解除動作不能で、前記ストラツプに手
掛不能な位置まで没入する施錠位置に引き込み、
該施錠位置で前記前倒する部分の一部に係止可能
な施解錠部材とを備えて成るリヤシートバツクの
ロツク装置に存する。
「作用」 解錠状態では、ロツク解除部材はそのストラツ
プが突出した解錠位置にあり、ストラツプはリヤ
シートバツクの表に突出している。ストラツプに
手を掛けて引くと、ロツク解除部材が進出方向に
移動され、ラツチ部材がロツク解除可能である。
使用状態のリヤシートバツクの前倒する部位を
ロツク解除して前倒させ、トランクスルーにする
ことができる。前倒する部位を起こすと、ラツチ
部材がトランクルーム側のストライカに噛合して
ロツクされる。
施解錠部材を引いてロツク解除部材を後退させ
ると、ロツク解除部材はラツチ部材をロツク解除
不能で、ストラツプはリヤシートバツクの内部に
没入した施錠位置になる。ストラツプがリヤシー
トバツク内に没入しているので手を掛けることが
できない。
施解錠部材の端部をシートバツクの前倒する部
分の一部に係止すると、特殊な道具をストラツプ
に引掛けて施解錠部材を引き出そうとしても引き
出すことができない施錠状態になる。
ロツク解除部材が施錠位置にあり、ラツチ部材
がストライカに噛合しているときは、施解錠部材
はトランクルーム側からのみ操作可能であり、車
室内側からは操作できない。
トランクルーム内に手を入れ、施解錠部材を係
止解除するとともに、ロツク解除部材の端部を押
してストラツプを突出させることにより解錠する
ことができるものである。
「実施例」 以下、図面に基づき本考案の一実施例を説明す
る。
各図は本考案の一実施例を示している。
第2図および第3図に示すように、リヤシート
バツク10はシートバツク本体11を外周にして
その内側に前倒する部分20a,20bとアーム
レスト12が設けられて成る。リヤシートバツク
10は車室Aに前面を向け、トランクルームBと
の隔壁をなしている。
前倒する部分20a,20bはいずれも同様の
構成をしており、下端がシートバツク本体11に
枢支され、前倒して上開きに開閉可能となつてい
る。
前倒する部分20a,20bにはそれぞれ第1
図に示すような同一の構造のロツク装置30が装
着されている。トランクルームB側にはストライ
カB1が固設されている。
以下、第1図および、第4図〜第6図により前
倒する部分20aを代表として説明する。前倒す
る部分20bについては同様である。
ロツク装置30は、前倒する部分20aの遊端
部の内側に配設され、前倒する部分20aの裏側
に添設された背面板22で密閉されている。
背面板22に固定されるベース30aにトラン
クルームB側に設けたストライカB1に係脱する
ラツチ部材31が枢支され、ラツチ部材31はフ
ツク状の係止端31aと、一端に立設された被動
作端31bとを有し、図示省略したばねで係止端
31aがストライカB1に係合する方向に回動付
勢されている。
前倒する部分20aの遊端に設けられた案内部
材に摺動案内され、奥行方向に進退可能に支持さ
れてロツク解除部材32が配置されている。
ロツク解除部材32には、縦方向に係合長孔3
3が長手方向に穿設されている。係合長孔33は
ラツチ部材31の被動作端31bに連結ピン34
を介して係合していて、基端がロツク解除端33
aをなし、ロツク解除部材32の先端部は車室A
内側からの手掛用のストラツプ35をなしてい
る。ストラツプ35は前倒する部分20aの遊端
の案内部材から車室A内側に、出没するよう配置
されている。
ロツク解除部材32の基端に施解錠部材36が
連結されている。
施解錠部材36はロツク解除部材32の基端か
ら延びる紐部36aとその先端に固設した端部部
材37とより成り、端部部材37は引掛リング部
37aにつまみ37bを設けて成る。
前倒する部分20aの背面板22には、ロツク
解除部材32を、ラツチ部材31のロツク解除動
作不能で、ストラツプ35に手掛不能な位置まで
没入する施錠位置にロツク解除部材32を引き込
んだ状態で、施解錠部材36の端部部材37の引
掛リング部37aを引つ掛けて係止可能な位置に
拡頭した係止ピン23が植設されている。
他方の前倒する部分20bに関するロツク装置
30の構成は前倒する部分20aと同様である。
次に作用を説明する。
車室内に乗員が居り、施錠する必要がないと
き、第2図ならびに第3図に示すように、ロツク
装置30は解錠状態にされており、ロツク解除部
材32は進出し、ストラツプ35は前倒する部分
20aの遊端の案内部材から突出している。
シートバツク10の前倒する部分20a,20
bはストラツプ35を持つて引き出せば、ロツク
解除部材32の係合長孔33のロツク解除端33
aが被動作端31bを引いてラツチ部材31を回
動させ、ストライカB1との係合が外れて前倒さ
せることができ、全体を持つて引き起こせば起立
させることができ、必要により前倒させたり起し
たりして任意の状態にすることができる。
ロツク装置30を施錠状態にしたいときは、前
倒する部分20a,20bを車室A内側に倒した
状態で施解錠部材36の端部部材37のつまみ3
7bを持ち、ロツク解除部材32を第6図に示す
ように後退させる。
ロツク解除部材32の後退により第3図に示す
ようにストラツプ35が案内部材内に没入する。
そのまま端部部材37の引掛リング部37aに前
倒する部分20aの背面板22の係止ピン23に
嵌め込み引つ掛けて係止する。
この状態で前倒する部分20a,20bを起こ
すと、ラツチ部材31の係止端31aがストライ
カB1に当り、ばねの付勢力に抗して第1図にお
いて時計方向に回動し、ストライカB1に係止端
31aが係合して反時計方向に復帰して係止端3
1aがストライカB1に噛合する。
前倒する部分20a,20bを起こしてラツチ
部材31の係止端31aをストライカB1に係合
させ、トランクルームB側から施解錠部材36の
端部部材37を操作しても施錠することができ
る。
施錠状態にあるとき、車室A側から前倒する部
分20a,20bを前倒させるべくロツク装置3
0を解錠しようとしても、ストラツプ35に手を
掛けることができず、特殊な道具をストラツプ3
5に引掛けてロツク解除部材32を引き出そうと
しても拘束されていて引き出すことができない。
したがつて、ロツク装置30を操作できず、前
倒する部分20a,20bが拘束されていて前倒
させることができず、車室内に侵入されてもトラ
ンクルームB内が荒らされることはない。
解錠するときは、トランクリツドを開き、施解
錠部材36の端部部材37の引掛リング部37a
から前倒する部分20aの背面板22の係止ピン
23を外し、ロツク解除部材32の拘束を解除し
てからその後端を押して前進させる。するとスト
ラツプ35が前倒する部分20aの遊端の案内部
材から突出し、ロツク装置30は解錠状態にな
る。
なお、前記実施例では、リヤシートバツク10
の一部である前倒する部分20a,20bのみが
前倒するものを示したが、リヤシートバツク10
の片半分づつ前倒したり全体が前倒する場合でも
本考案を同様に適用できることはいうまでもな
い。
また施解錠部材として紐を利用したものを示し
たが、ロツド等によるリンクを利用して施解錠部
材を構成するようにしてもよい。
「考案の効果」 本考案に係るリヤシートバツクのロツク装置に
よれば、施錠したとき、車室内部でのシートバツ
クの前倒するための手掛りをなくすようにしたか
ら、無理な操作がされるおそれがなく、損壊の可
能性がなくなる。構造も簡単なのでコストも低い
ものとなる。
【図面の簡単な説明】
各図は本考案の一実施例を示しており、第1図
はロツク装置の分解斜視図、第2図は解錠状態に
あるリヤシートバツクの斜視図、第3図は施錠状
態にあるリヤシートバツクの斜視図、第4図は前
倒する部分の遊端部近傍の部分斜視図、第5図は
概要説明図、第6図は前倒する部分の遊端部近傍
をトランクルーム側から見た部分斜視図である。 A……車室、B……トランクルーム、B1……
ストライカ、10……リヤシートバツク、11…
…シートバツク本体、20a,20b……前倒す
る部分、30……ロツク装置、31……ラツチ部
材、32……ロツク解除部材、33……係合長
孔、35……ストラツプ、36……施解錠部材、
37……端部部材。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 前倒してトランクルームと車室とを連通可能な
    リヤシートバツクのロツク装置において、 ロツク装置はシートバツクの前倒する部分の遊
    端部に装着され、 トランクルーム側に設けたストライカに係脱す
    るラツチ部材と、 先端部が車室内側からの手掛用のストラツプを
    なし、該ストラツプがリヤシートバツクの表に出
    没するよう前記前倒する部分の遊端部に奥行方向
    に進退可能に支持され、進出方向に引いたときロ
    ツク解除可能に前記ラツチ部材に連結されたロツ
    ク解除部材と、 前記ロツク解除部材のトランクルーム側の端部
    に固結され、該ロツク解除部材を、前記ラツチ部
    材のロツク解除動作不能で、前記ストラツプに手
    掛不能な位置まで没入する施錠位置に引き込み、
    該施錠位置で前記前倒する部分の一部に係止可能
    な施解錠部材とを備えて成るリヤシートバツクの
    ロツク装置。
JP1987011296U 1987-01-28 1987-01-28 Expired JPH0355459Y2 (ja)

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JP5121309B2 (ja) * 2007-05-30 2013-01-16 富士重工業株式会社 リヤシート装置および車輌
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