JPS6238830Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPS6238830Y2 JPS6238830Y2 JP1981088746U JP8874681U JPS6238830Y2 JP S6238830 Y2 JPS6238830 Y2 JP S6238830Y2 JP 1981088746 U JP1981088746 U JP 1981088746U JP 8874681 U JP8874681 U JP 8874681U JP S6238830 Y2 JPS6238830 Y2 JP S6238830Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- seat
- rotating member
- locking
- operating
- spring
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 230000006835 compression Effects 0.000 claims description 4
- 238000007906 compression Methods 0.000 claims description 4
- 238000005452 bending Methods 0.000 description 1
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 1
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 description 1
Landscapes
- Seats For Vehicles (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は、シートクツシヨンと、使用位置から
他の前傾位置へと傾倒可能なシートバツクと、使
用位置を占めているシートバツクをロツクし或い
は該ロツクを解除するロツク・解除装置とを有す
る車輌用シートに関する。
他の前傾位置へと傾倒可能なシートバツクと、使
用位置を占めているシートバツクをロツクし或い
は該ロツクを解除するロツク・解除装置とを有す
る車輌用シートに関する。
乗用車のトランクルーム内に収まらない長尺物
を車内に収容するために、リヤシートのシートバ
ツクを可倒式にし、シートクツシヨン上に倒した
シートバツク上のスペースとトランクルーム内と
にわたつて長尺物を収納するように構成すること
は広く知られている。このような可倒式シートに
おいて、シートバツクが起きた状態の使用位置に
あるとき、これが不用意に倒れることのないよ
う、上述したロツク・解除装置によつてシートバ
ツクはロツクされる。しかるに、従来のロツク・
解除装置におけるロツクの解除は、セタン、ハー
ドトツプ車では、トランクルームの形状から、室
内側からしか操作することができなかつた。この
ため長尺物の収納の際は、例えば、収納に先立つ
て該長尺物を一旦車外の地上等に置いて操作者が
車内に入り、リヤシートのシートバツクのロツク
を外してシートバツクをシートクツシヨン上に倒
し、しかる後に車外に出てトランクを開いて該長
尺物を収納するというステツプを踏む必要があ
り、操作性が悪く、手間がかかる欠点があつた。
上述した問題を解決するため、操作者が車外にい
たまま、トランクルーム側からロツク・解除装置
のロツクを解除できるようにしたシートが提案さ
れている。ところがこの構成によると、ロツク・
解除装置のロツクを解除すべく、操作ハンドルを
操作したとき、この操作状態を維持したままシー
トバツクを手で前方に押さなければ、ロツクを完
全には解除することができず、操作が煩雑となる
欠点を免れなかつた。
を車内に収容するために、リヤシートのシートバ
ツクを可倒式にし、シートクツシヨン上に倒した
シートバツク上のスペースとトランクルーム内と
にわたつて長尺物を収納するように構成すること
は広く知られている。このような可倒式シートに
おいて、シートバツクが起きた状態の使用位置に
あるとき、これが不用意に倒れることのないよ
う、上述したロツク・解除装置によつてシートバ
ツクはロツクされる。しかるに、従来のロツク・
解除装置におけるロツクの解除は、セタン、ハー
ドトツプ車では、トランクルームの形状から、室
内側からしか操作することができなかつた。この
ため長尺物の収納の際は、例えば、収納に先立つ
て該長尺物を一旦車外の地上等に置いて操作者が
車内に入り、リヤシートのシートバツクのロツク
を外してシートバツクをシートクツシヨン上に倒
し、しかる後に車外に出てトランクを開いて該長
尺物を収納するというステツプを踏む必要があ
り、操作性が悪く、手間がかかる欠点があつた。
上述した問題を解決するため、操作者が車外にい
たまま、トランクルーム側からロツク・解除装置
のロツクを解除できるようにしたシートが提案さ
れている。ところがこの構成によると、ロツク・
解除装置のロツクを解除すべく、操作ハンドルを
操作したとき、この操作状態を維持したままシー
トバツクを手で前方に押さなければ、ロツクを完
全には解除することができず、操作が煩雑となる
欠点を免れなかつた。
本考案の目的は、従来の可倒式シートにおける
ロツク・解除装置の上述した欠点を解消し、可倒
式シートのロツク・解除操作を室内側からのみな
らずトランク側からもできるようにした車輌用シ
ートを提供することである。
ロツク・解除装置の上述した欠点を解消し、可倒
式シートのロツク・解除操作を室内側からのみな
らずトランク側からもできるようにした車輌用シ
ートを提供することである。
本考案は上記目的を達成するため、シートクツ
シヨンと、使用位置から他の前傾位置へと傾倒可
能なシートバツクと、使用位置を占めているシー
トバツクをロツクし或いは該ロツクを解除するロ
ツク・解除装置とを有する車輌用シートであつ
て、前記ロツク・解除装置が、シートバツクに取
付けられた掛止部材と、シートバツクをその使用
位置にロツクすべく掛止部材に係合可能であると
共に該ロツクを解除すべく掛止部材から係脱可能
に支承された回動部材と、該回動部材を車内側か
ら操作するための操作ハンドルと、前記回動部材
に取付けられトランクルーム内を延設された操作
部材と、車体に固定されていて、前記回動部材を
回動可能に支持する支持部材と、回動部材と掛止
部材との係合を維持すべく、該回動部材を回動付
勢する第1のばねと、前記操作ハンドル又は操作
部材を操作することにより、前記第1ばねの作用
に抗して回動部材を掛止部材から係脱させる際、
少なくとも掛止部材が回動部材から離脱する位置
まで前記シートバツクを前傾させる付勢手段とを
具備し、該付勢手段が、前記保持部材に前後方向
に摺動可能に支持されたロツドと、該ロツドを前
方に向けて付勢し、使用位置に存するシートバツ
クの背面に対してロツドの前端を押圧する圧縮コ
イルばねから成る第2のばねとを有し、前記第1
のばね及び第2のばねが保持部材に保持されてい
て、これらのばね、前記回動部材、及びロツドが
保持部材に組付けられて一体的なユニツトを構成
していることを特徴とする車輌用シートを提案す
る。
シヨンと、使用位置から他の前傾位置へと傾倒可
能なシートバツクと、使用位置を占めているシー
トバツクをロツクし或いは該ロツクを解除するロ
ツク・解除装置とを有する車輌用シートであつ
て、前記ロツク・解除装置が、シートバツクに取
付けられた掛止部材と、シートバツクをその使用
位置にロツクすべく掛止部材に係合可能であると
共に該ロツクを解除すべく掛止部材から係脱可能
に支承された回動部材と、該回動部材を車内側か
ら操作するための操作ハンドルと、前記回動部材
に取付けられトランクルーム内を延設された操作
部材と、車体に固定されていて、前記回動部材を
回動可能に支持する支持部材と、回動部材と掛止
部材との係合を維持すべく、該回動部材を回動付
勢する第1のばねと、前記操作ハンドル又は操作
部材を操作することにより、前記第1ばねの作用
に抗して回動部材を掛止部材から係脱させる際、
少なくとも掛止部材が回動部材から離脱する位置
まで前記シートバツクを前傾させる付勢手段とを
具備し、該付勢手段が、前記保持部材に前後方向
に摺動可能に支持されたロツドと、該ロツドを前
方に向けて付勢し、使用位置に存するシートバツ
クの背面に対してロツドの前端を押圧する圧縮コ
イルばねから成る第2のばねとを有し、前記第1
のばね及び第2のばねが保持部材に保持されてい
て、これらのばね、前記回動部材、及びロツドが
保持部材に組付けられて一体的なユニツトを構成
していることを特徴とする車輌用シートを提案す
る。
以下、本考案を、その実施例を示す図面に基づ
いて詳細に説明する。
いて詳細に説明する。
第1図は、ハードトツプ、セダン等の乗用車1
の可倒式リヤシート2に本考案を適用した実施例
を示し、このシート2は、シートクツシヨン2a
と、図示した使用位置から前傾可能に支持された
シートバツク2bと、使用位置を占めているシー
トバツク2bをロツクし或いは該ロツクを解除す
るロツク・解除装置3とを有している。
の可倒式リヤシート2に本考案を適用した実施例
を示し、このシート2は、シートクツシヨン2a
と、図示した使用位置から前傾可能に支持された
シートバツク2bと、使用位置を占めているシー
トバツク2bをロツクし或いは該ロツクを解除す
るロツク・解除装置3とを有している。
第2図及び第3図に、上記ロツク・解除装置3
の詳細を示す。この装置3は、シートバツク2b
の背面上部に固定されたアングル材状の掛止部材
4を有している。一方、車体に固定されたU字形
保持部材5の両側板5a,5b間に横方向に固定
された軸6には、前記掛止部材4の係止部4aに
係合する鈎状部7を前側に有するレバー状の回動
部材8が回動可能に軸支されている。この回動部
材8は、軸6に巻回され一端を保持部材5に他端
を回動部材8自体に掛止された捩りばね9によ
り、第2図における時計方向に付勢され、しかも
回動部材8の後面は、保持部材5の側板5aの一
部を折り曲げて形成したストツパ5cに当接し、
これによつて回動部材8は掛止部材4との係止状
態を保持している。このようにばね9は保持部材
5と回動部材8との係合を維持すべく、回動部材
8を回動付勢する。回動部材8の上端には室内側
から操作される操作ハンドル10が一体的に形成
され、回動部材8の下端には車外側から操作され
るロツド状の操作部材11が枢着されている。こ
のロツド状の操作部材11は第1図に示す如くト
ランクルームの側壁内面に沿つて後方に延設さ
れ、先端付近を摺動軸受12で支承され、その後
端にはロツク解除ノブ13が取付けられている。
尚、本明細書に言う「前」「後」とは、乗用車1
の前後方向(第1図における左右方向)を意味す
る。
の詳細を示す。この装置3は、シートバツク2b
の背面上部に固定されたアングル材状の掛止部材
4を有している。一方、車体に固定されたU字形
保持部材5の両側板5a,5b間に横方向に固定
された軸6には、前記掛止部材4の係止部4aに
係合する鈎状部7を前側に有するレバー状の回動
部材8が回動可能に軸支されている。この回動部
材8は、軸6に巻回され一端を保持部材5に他端
を回動部材8自体に掛止された捩りばね9によ
り、第2図における時計方向に付勢され、しかも
回動部材8の後面は、保持部材5の側板5aの一
部を折り曲げて形成したストツパ5cに当接し、
これによつて回動部材8は掛止部材4との係止状
態を保持している。このようにばね9は保持部材
5と回動部材8との係合を維持すべく、回動部材
8を回動付勢する。回動部材8の上端には室内側
から操作される操作ハンドル10が一体的に形成
され、回動部材8の下端には車外側から操作され
るロツド状の操作部材11が枢着されている。こ
のロツド状の操作部材11は第1図に示す如くト
ランクルームの側壁内面に沿つて後方に延設さ
れ、先端付近を摺動軸受12で支承され、その後
端にはロツク解除ノブ13が取付けられている。
尚、本明細書に言う「前」「後」とは、乗用車1
の前後方向(第1図における左右方向)を意味す
る。
保持部材5の底部5dは後方に突出した後、上
方に向つて屈曲している。この屈曲部5eには孔
5fが穿設されており、この孔5fを貫通してシ
ート倒しロツド14が前後方向に水平に設けられ
ている。該ロツド14の前端はシートバツク2b
の背面に当接している。シート倒しロツド14の
中間部には鍔15が固着され、そのやや前方には
両側にガイドピン16が植設されている。このよ
うにロツド14は保持部材5に前後方向に摺動可
に支持される。鍔15と保持部材の屈曲部5eと
の間には圧縮コイルばね17が設けられ、又ガイ
ドピン16は、保持部材5の両側板5a,5bに
前後方向に設けられたガイドスロツト18に係合
している。従つて、シート倒しロツド14の前端
はシートバツク2bの背面を押圧し前方に倒す如
く付勢している。
方に向つて屈曲している。この屈曲部5eには孔
5fが穿設されており、この孔5fを貫通してシ
ート倒しロツド14が前後方向に水平に設けられ
ている。該ロツド14の前端はシートバツク2b
の背面に当接している。シート倒しロツド14の
中間部には鍔15が固着され、そのやや前方には
両側にガイドピン16が植設されている。このよ
うにロツド14は保持部材5に前後方向に摺動可
に支持される。鍔15と保持部材の屈曲部5eと
の間には圧縮コイルばね17が設けられ、又ガイ
ドピン16は、保持部材5の両側板5a,5bに
前後方向に設けられたガイドスロツト18に係合
している。従つて、シート倒しロツド14の前端
はシートバツク2bの背面を押圧し前方に倒す如
く付勢している。
上述のように2つのばね9,17は保持部材5
に保持され、これらのばねと回動部材8とロツド
14は保持部材に組付けられて、その全体が一体
的なユニツトを構成している。
に保持され、これらのばねと回動部材8とロツド
14は保持部材に組付けられて、その全体が一体
的なユニツトを構成している。
ロツク・解除装置は以上の如く構成され、シー
トバツク2bが第2図に示す使用位置を占めてこ
れがロツクされているときには、回動部材8の鈎
状部7がシートバツク2bに固着された掛止部材
4の係止部4aに係合している。このときシート
バツク2bがシート倒しロツド14で押圧されて
いるが、掛止部材4が回動部材8を第2図におけ
る反時計方向に回そうとするモーメントより、ば
ね9が回動部材8を時計方向に回動させようとす
るモーメントの方が大きくなるよう予め設定され
ているので、掛止部材4と回動部材8との係合が
外れることはなく、シートバツク2bは確実にロ
ツクされる。
トバツク2bが第2図に示す使用位置を占めてこ
れがロツクされているときには、回動部材8の鈎
状部7がシートバツク2bに固着された掛止部材
4の係止部4aに係合している。このときシート
バツク2bがシート倒しロツド14で押圧されて
いるが、掛止部材4が回動部材8を第2図におけ
る反時計方向に回そうとするモーメントより、ば
ね9が回動部材8を時計方向に回動させようとす
るモーメントの方が大きくなるよう予め設定され
ているので、掛止部材4と回動部材8との係合が
外れることはなく、シートバツク2bは確実にロ
ツクされる。
さて、この状態からシートバツク2bを倒そう
とする場合は、室内側から回動部材8の上端に形
成された操作ハンドル10を前方に引くか、トラ
ンクルームを開いて車外側からロツク解除ノブ1
3を後方に引き、ばね9の力に抗して回動部材8
を反時計方向に回動させる。これによつて回動部
材8の鈎状部7は第4図に示す如く掛止部材4の
係止部4aから係脱、即ち係合を解除する。この
とき、シートバツク2bは前倒しロツド14によ
つて前方に押されているので、掛止部材4は回動
部材8から完全に離脱することができる。従つて
操作者がハンドル10又はロツク解除ノブ13か
ら手を離しても、掛止部材4が回動部材8の鈎状
部7に係合することはない。即ち、操作ハンドル
10又はロツク解除ノブ13を操作するだけでロ
ツク・解除装置のロツクを完全に解除することが
でき、操作は大変簡単である。このように前倒し
ロツド14とばね17とが、回動部材が掛止部材
から係脱したときに掛止部材が少なくとも回動部
材から離脱する位置までシートバツクを前傾させ
るための付勢手段を構成する。かくしてシートバ
ツク2bは自由になり、従つて車内からでもトラ
ンク側からでも容易にシートバツク2bを前傾さ
せ、シートクツシヨン2a上に倒すことができ
る。かく倒れたシートバツク2bを第1図に鎖線
で示す。
とする場合は、室内側から回動部材8の上端に形
成された操作ハンドル10を前方に引くか、トラ
ンクルームを開いて車外側からロツク解除ノブ1
3を後方に引き、ばね9の力に抗して回動部材8
を反時計方向に回動させる。これによつて回動部
材8の鈎状部7は第4図に示す如く掛止部材4の
係止部4aから係脱、即ち係合を解除する。この
とき、シートバツク2bは前倒しロツド14によ
つて前方に押されているので、掛止部材4は回動
部材8から完全に離脱することができる。従つて
操作者がハンドル10又はロツク解除ノブ13か
ら手を離しても、掛止部材4が回動部材8の鈎状
部7に係合することはない。即ち、操作ハンドル
10又はロツク解除ノブ13を操作するだけでロ
ツク・解除装置のロツクを完全に解除することが
でき、操作は大変簡単である。このように前倒し
ロツド14とばね17とが、回動部材が掛止部材
から係脱したときに掛止部材が少なくとも回動部
材から離脱する位置までシートバツクを前傾させ
るための付勢手段を構成する。かくしてシートバ
ツク2bは自由になり、従つて車内からでもトラ
ンク側からでも容易にシートバツク2bを前傾さ
せ、シートクツシヨン2a上に倒すことができ
る。かく倒れたシートバツク2bを第1図に鎖線
で示す。
シートクツシヨン上に倒されているシートバツ
ク2bを、実線で示す使用位置に戻し、その位置
にロツクする場合は、車内でシートバツク2bを
起して、掛止部材4を回動部材8の鈎状部7の外
面に衝き当てた後、さらにシートバツクを後方に
押せば、回動部材8の鈎状部7の外側の曲面がカ
ム面として作用し、回動部材8はやや反時計方向
に回動した後、その鈎状部7に掛止部材4の係止
部4aが入り込む。そこで手を離せば、シート倒
しロツド14がシートバツク2bを前方に付勢し
ているため、掛止部材4は鈎状部7に係止され、
シートバツク2bは確実にロツクされる。
ク2bを、実線で示す使用位置に戻し、その位置
にロツクする場合は、車内でシートバツク2bを
起して、掛止部材4を回動部材8の鈎状部7の外
面に衝き当てた後、さらにシートバツクを後方に
押せば、回動部材8の鈎状部7の外側の曲面がカ
ム面として作用し、回動部材8はやや反時計方向
に回動した後、その鈎状部7に掛止部材4の係止
部4aが入り込む。そこで手を離せば、シート倒
しロツド14がシートバツク2bを前方に付勢し
ているため、掛止部材4は鈎状部7に係止され、
シートバツク2bは確実にロツクされる。
以上の如く、本考案によれば車内側からはもと
より車外からも簡単な操作でシートバツクのロツ
クを外してこれを倒すことができ、しかも倒した
シートバツクを再び使用位置にセツトしてロツク
することも極めて簡単にできるので、操作性、使
用性の向上に顕著な効果が得られる。またロツ
ク・解除装置のロツクを解除するとき、シートバ
ツクを前傾させる付勢手段を設けたので、操作ハ
ンドル又は操作部材を操作するだけで、ロツクを
完全に解除でき、操作の簡単化を達成できる。し
かもこの付勢手段が、ロツドをこれを付勢する圧
縮コイルばねとにより構成されているため、その
耐久性を高めることができる。さらに2つのば
ね、回動部材、及びロツドが保持部材に組付けら
れた一体的なユニツトをなしているので、車輌製
造時におけるこれらの部品の組付性が向上するだ
けでなく、組付前においても、上記複数の部品か
ら成る一体的なユニツトを容易に運搬し、かつ保
管しておくことができる。
より車外からも簡単な操作でシートバツクのロツ
クを外してこれを倒すことができ、しかも倒した
シートバツクを再び使用位置にセツトしてロツク
することも極めて簡単にできるので、操作性、使
用性の向上に顕著な効果が得られる。またロツ
ク・解除装置のロツクを解除するとき、シートバ
ツクを前傾させる付勢手段を設けたので、操作ハ
ンドル又は操作部材を操作するだけで、ロツクを
完全に解除でき、操作の簡単化を達成できる。し
かもこの付勢手段が、ロツドをこれを付勢する圧
縮コイルばねとにより構成されているため、その
耐久性を高めることができる。さらに2つのば
ね、回動部材、及びロツドが保持部材に組付けら
れた一体的なユニツトをなしているので、車輌製
造時におけるこれらの部品の組付性が向上するだ
けでなく、組付前においても、上記複数の部品か
ら成る一体的なユニツトを容易に運搬し、かつ保
管しておくことができる。
第1図は本考案を適用した乗用車の後部を示す
説明図、第2図は本考案の実施例を示す側面図、
第3図はその後面図、第4図はロツク解除操作時
の回動部材と掛止部材の関係を示す側面図であ
る。 2……シート、2a……シートクツシヨン、2
b……シートバツク、3……ロツク・解除装置、
4……掛止部材、5……保持部材、9,17……
ばね、8……回動部材、10……操作ハンドル、
11……操作部材、14……ロツド。
説明図、第2図は本考案の実施例を示す側面図、
第3図はその後面図、第4図はロツク解除操作時
の回動部材と掛止部材の関係を示す側面図であ
る。 2……シート、2a……シートクツシヨン、2
b……シートバツク、3……ロツク・解除装置、
4……掛止部材、5……保持部材、9,17……
ばね、8……回動部材、10……操作ハンドル、
11……操作部材、14……ロツド。
Claims (1)
- シートクツシヨンと、使用位置から他の前傾位
置へと傾倒可能なシートバツクと、使用位置を占
めているシートバツクをロツクし或いは該ロツク
を解除するロツク・解除装置とを有する車輛用シ
ートであつて、前記ロツク・解除装置が、シート
バツクに取付けられた掛止部材と、シートバツク
をその使用位置にロツクすべく掛止部材に係合可
能であると共に該ロツクを解除すべく掛止部材か
ら係脱可能に支承された回動部材と、該回動部材
を車内側から操作するための操作ハンドルと、前
記回動部材に取付けられトランクルーム内を延設
された操作部材と、車体に固定されていて、前記
回動部材を回動可能に支持する保持部材と、回動
部材と掛止部材との係合を維持すべく、該回動部
材を回動付勢する第1のばねと、前記操作ハンド
ル又は操作部材を操作することにより、前記第1
のばねの作用に抗して回動部材を掛止部材から係
脱させる際、少なくとも掛止部材が回動部材から
離脱する位置まで前記シートバツクを前傾させる
付勢手段とを具備し、該付勢手段が、前記保持部
材に前後方向に摺動可能に支持されたロツドと、
該ロツドを前方に向けて付勢し、使用位置に存す
るシートバツクの背面に対してロツドの前端を押
圧させる圧縮コイルばねから成る第2のばねとを
有し、前記第1のばね及び第2のばねが保持部材
に保持されていて、これらのばね、前記回動部
材、及びロツドが保持部材に組付けられて一体的
なユニツトを構成していることを特徴とする車輛
用シート。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1981088746U JPS6238830Y2 (ja) | 1981-06-18 | 1981-06-18 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1981088746U JPS6238830Y2 (ja) | 1981-06-18 | 1981-06-18 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS57200446U JPS57200446U (ja) | 1982-12-20 |
JPS6238830Y2 true JPS6238830Y2 (ja) | 1987-10-03 |
Family
ID=29883909
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1981088746U Expired JPS6238830Y2 (ja) | 1981-06-18 | 1981-06-18 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6238830Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE102011101876B4 (de) * | 2011-05-12 | 2012-11-22 | Keiper Gmbh & Co. Kg | Verriegelungssystem für einen Fahrzeugsitz, insbesondere Kraftfahrzeugsitz, zur Verriegelung an einer Fahrzeugstruktur eines Fahrzeugs |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS497761U (ja) * | 1972-04-21 | 1974-01-23 |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5463703U (ja) * | 1977-10-07 | 1979-05-04 | ||
JPS5671439U (ja) * | 1979-11-08 | 1981-06-12 |
-
1981
- 1981-06-18 JP JP1981088746U patent/JPS6238830Y2/ja not_active Expired
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS497761U (ja) * | 1972-04-21 | 1974-01-23 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS57200446U (ja) | 1982-12-20 |
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