JP5120540B2 - 光学素子、上記光学素子を用いた液晶表示装置用部材、上記液晶表示装置用部材を用いた液晶表示装置、上記光学素子の製造方法及び複屈折率機能層の評価方法 - Google Patents
光学素子、上記光学素子を用いた液晶表示装置用部材、上記液晶表示装置用部材を用いた液晶表示装置、上記光学素子の製造方法及び複屈折率機能層の評価方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP5120540B2 JP5120540B2 JP2007253407A JP2007253407A JP5120540B2 JP 5120540 B2 JP5120540 B2 JP 5120540B2 JP 2007253407 A JP2007253407 A JP 2007253407A JP 2007253407 A JP2007253407 A JP 2007253407A JP 5120540 B2 JP5120540 B2 JP 5120540B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- liquid crystal
- functional layer
- optical element
- birefringence functional
- heat treatment
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Images
Landscapes
- Liquid Crystal (AREA)
- Polarising Elements (AREA)
Description
(1)光透過性を有する基板と、重合性液晶材料より構成される複屈折率機能層とを少なくとも備える光学素子であって、上記複屈折率機能層が、少なくとも一方の末端に重合性基を有する重合性液晶モノマーを配向させ、次いで固定化させることによって形成されており、250℃1hrの熱処理前後における上記複屈折率機能層における、以下に示す残存二重結合量減少度が0.25未満であることを特徴とする光学素子。
Attenuated Total. Reflectance法による測定を行い、250℃1hrの熱処理前の上記光学素子における複屈折率機能層の赤外スペクトルを検出し、810cm -1 付近に見られるビニル基のIRピーク面積(初期P1)を1725cm -1 付近に見られるカルボニル基のIRピーク面積(初期P2)で割った値(初期P1/初期P2)を初期残存二重結合量とし、
次いで、上記光学素子を、上記250℃1hrの熱処理として、予め250℃に加熱されたオーブン内に設置し、その状態で1時間熱処理を行い、常温になるまで放置した後、
上述と同様に光学素子の赤外スペクトルを測定し、これにより求められる810cm -1 付近に見られるビニル基のIRピーク面積(熱処理後P1)を1725cm -1 付近に見られるカルボニル基のIRピーク面積(熱処理後P2)で割った値(熱処理後P1/熱処理後P2)を熱処理後残存二重結合量とし、以下の計算式より算出された値を残存二重結合量減少度とする。
(3)上記複屈折率機能層が、上記重合性液晶モノマーをホメオトロピック配向させた状態で重合させ固定化させることによって形成されていることを特徴とする上記(1)または(2)に記載の光学素子、
(4)上記基材と上記複屈折率機能層との間、又は上記複屈折率機能層の上面に直接若しくは間接に、着色層が形成されていることを特徴とする上記(1)〜(3)のいずれか1つに記載の光学素子、
(5)上記基材上に、着色層、複屈折率機能層がこの順に形成され、さらに上記複屈折率機能層の上面に直接または間接に駆動用液晶材料を配向させるための配向膜が形成されていることを特徴とする上記(1)〜(4)のいずれか1つに記載の光学素子、
(6)光透過性を有する基板を備えた2つの積層構造体の間に駆動用液晶材料の封入された液晶層を備える液晶表示装置用部材であって、少なくとも1つの積層構造体として、上記(1)〜(5)のいずれか1つに記載の光学素子が用いられていることを特徴とする液晶表示装置用部材、
(7)上記光学素子における複屈折率機能層が、上記液晶表示装置用部材における液晶層側に位置するように用いられていることを特徴とする上記(6)に記載の液晶表示装置用部材、
(8)上記液晶層を挟む両基板の外側に偏光板を備えるとともに、電圧を負荷して液晶層の配向を変化させる電極部材からなる層とを備える多層構造の液晶表示装置において、上記(6)または(7)に記載の液晶表示装置用部材が用いられていることを特徴とする液晶表示装置、
(9)上記(1)〜(5)のいずれか1つに記載される光学素子における複屈折率機能層の残存二重結合量を測定し、次いで250℃1hrの熱処理を行ない、上記光学素子が常温になるまで放置した後、熱処理後の複屈折率機能層の残存二重結合量を測定し、熱処理前後に測定された上記残存二重結合量の差を算出することにより残存二重結合減少度を求めることを特徴とする複屈折率機能層の評価方法、
(10)光透過性を有する基板と、重合性液晶材料より構成される複屈折率機能層とを少なくとも備える光学素子の製造方法であって、上記基板に直接又は間接に、少なくとも一方の末端に重合性基を有する重合性液晶モノマーを配向させ、次いで固定化させることによって上記複屈折率機能層を形成して光学素子を形成し、さらに、上記複屈折率機能層の残存二重結合量を測定し、次いで250℃1hrの熱処理を行ない、上記光学素子が常温になるまで放置した後、熱処理後の複屈折率機能層の残存二重結合量を測定し、熱処理前後に測定された上記残存二重結合量の差を算出し、以下に示す残存二重結合減少度として算出される上記残存二重結合量の差が、0.25未満であるものを選択することを特徴とする光学素子の製造方法。
Attenuated Total. Reflectance法による測定を行い、250℃1hrの熱処理前の上記光学素子における複屈折率機能層の赤外スペクトルを検出し、810cm -1 付近に見られるビニル基のIRピーク面積(初期P1)を1725cm -1 付近に見られるカルボニル基のIRピーク面積(初期P2)で割った値(初期P1/初期P2)を初期残存二重結合量とし、
次いで、上記光学素子を、上記250℃1hrの熱処理として、予め250℃に加熱されたオーブン内に設置し、その状態で1時間熱処理を行い、常温になるまで放置した後、
上述と同様に光学素子の赤外スペクトルを測定し、これにより求められる810cm -1 付近に見られるビニル基のIRピーク面積(熱処理後P1)を1725cm -1 付近に見られるカルボニル基のIRピーク面積(熱処理後P2)で割った値(熱処理後P1/熱処理後P2)を熱処理後残存二重結合量とし、以下の計算式より算出された値を残存二重結合量減少度とする。
(12)上記基板と上記複屈折率機能層との間、又は上記複屈折率機能層の上面に直接若しくは間接に、着色層を形成することを特徴とする上記(10)に記載の光学素子の製造方法、
を要旨とするものである。
図1は、本発明における光学素子の一実施態様を示す。
この光学素子1は、まず基板2表面上に、ブラックマトリクス5(BM)、赤のサブ画素6、緑のサブ画素7、青のサブ画素8を備える着色層3が形成され、次に着色層3の表面に、複屈折率機能層4が積層され、さらに、複屈折率機能層4の上面に任意の間隔で配列される複数のスペーサ9が形成されて構成されている。
基板2は、光透過性を有する透明で光学的に等方性のものであることが好ましいが、必要に応じて光学的に異方性を備えた領域や遮光性を備えた領域を局所的に有していてもよい。また光透過率は液晶表示装置用部材の用途に応じて適宜選定可能である。
基板としては、ガラス基板、フィルム等を任意に用いることが可能である。液晶ディスプレー用として用いる場合には、基板には無アルカリガラスを用いることが好ましい。フィルムとしては、1軸延伸または2軸延伸したフィルムを用いることが可能であり、また面内にリタデーションを有さないTACフィルムなどを用いることも可能である。
基板2上に着色層3が形成された本発明の光学素子1であれば、位相差制御機能を有する部材として用いると同時に、液晶表示装置用のカラーフィルタとしても用いることができる。この場合、光学素子に着色層を備える別部材を積層する場合と比較して、層全体の厚さを小さく抑えることができるため、液晶表示用装置の薄型化を図ることができる。
また別の方法として、着色サブ画素の各色に対応する着色材料を分散させた着色材料分散液を所定形状に塗布することによってもパターニングできる。この着色材料分散液の塗布のパターニング形態としては、ストライプ型、モザイク型、トライアングル型等種々なパターンを適宜選択することができる。
また着色層3を構成する色パターンについても、上述するRGB方式の3色の場合のほか、その補色系であるCMY方式とすることも可能であり、さらに単色もしくは二色のパターン、または四色以上のパターンも可能である。
複屈折率機能層4は、少なくとも重合性液晶モノマーを含有する複屈折率機能層組成液を用い、該組成液を基材面である着色層3の上面に直接塗布し、上記重合性液晶モノマーを所定の方向に配向させた後、重合性液晶モノマー同士で重合反応を生じせさせることによって形成される。以下に、さらに詳しく、説明する。
上記複屈折率機能層組成液に用いられる重合性液晶モノマーとしては、架橋重合可能なネマチック液晶材料(架橋性ネマチック液晶材料)などをあげることができる。架橋性ネマチック液晶材料としては例えば、1分子中に(メタ)アクリロイル基、エポキシ基、オキセタン基、イソシアネート基等の重合性基を少なくとも1個有するモノマーが挙げられる。また、このような重合性液晶材料として、より具体的には、下記化1に示す一般式(1)で表される化合物のうちの1種の化合物もしくは2種以上の混合物、下記化2に示す一般式(2)で表される化合物のうちの1種の化合物もしくは2種以上の混合物、化3、化4に示す化合物のうちの1種の化合物或いは2種以上の混合物、またはこれらを組み合わせた混合物を用いることができる。
上記複屈折率機能層は、上述する重合性液晶モノマーを、透明基板、あるいはさらに基板上に作成される着色層などの基材上面に塗布して形成されるものである。したがって、重合性液晶モノマーを基材面に塗布し易くするために、該重合性液晶モノマーを少なくとも含有する複屈折率機能層組成液を調製し、かかる組成液を基材上面に塗布することが好ましい。
複屈折率機能層組成液には、通常は、光重合開始剤などの重合開始剤が配合される。光重合開始剤としては、ラジカル重合性開始剤を使用することができる。ラジカル重合性開始剤は紫外線のエネルギーによりフリーラジカルを発生する化合物であって、例えばベンゾイン、ベンゾフェノンなどのベンゾフェノン誘導体又はそれらのエステルなどの誘導体;キサントン並びにチオキサントン誘導体;クロロスルフォニル、クロロメチル多核芳香族化合物、クロロメチル複素環式化合物、クロロメチルベンゾフェノン類などの含ハロゲン化合物;トリアジン類;フルオレノン類;ハロアルカン類;光還元性色素と還元剤とのレドックスカップル類;有機硫黄化合物;過酸化物等が挙げられる。また、光重合開始剤としては、イルガキュアー184、イルガキュアー369、イルガキュアー651、イルガキュアー907(いずれもチバ・スペシャリティ・ケミカルズ社製)、ダロキュアー(メルク社製)、アデカ1717((株)ADEKA製)、2,2’−ビス(o−クロロフェニル)−4,5,4’−テトラフェニル−1,2’−ビイミダゾール(黒金化成株式会社製)等のケトン系、ビイミダゾール系化合物等が好ましい。これらの重合開始剤は、1種のみ又は2種以上を組み合わせて用いることができる。2種以上を併用する場合には、吸収分光特性を阻害しないように、吸収波長の異なる重合開始剤を組み合わせるのが好ましい。
上記複屈折率機能層組成液は、基材上に直接塗布し、該複屈折率機能層組成液中に含有される重合性液晶モノマーを重合させることによって、複屈折率の制御機能を有する複屈折率機能層を形成することができる。上記基材の塗布面側は、光透過性を有する基板面であってもよいし、あるいは他の構成層、例えば着色層面、あるいは配向膜面などであってもよい。そして、光透過性を有する基板上に少なくとも複屈折率機能層が形成され、あるいは少なくとも着色層と複屈折率機能層とがこの順あるいは逆順で形成されることによって、本発明の光学素子が形成される。上記着色層を備える光学素子は、液晶表示装置においてカラー化を可能とするとともに、複屈折率の制御機能を発揮する光学素子として用いることができる。尚、上記説明は、上記光学素子を備える本発明の液晶表示装置用部材として、基板、複屈折率機能層、着色層以外の層が、更に積層されることを除外するものではない。
まず、着色層3の表面上に、上記複屈折率機能層組成液を塗布して液晶塗布膜を形成する。複屈折率機能層組成液の塗布には、例えばグラビア印刷法、オフセット印刷法、凸版印刷法、スクリーン印刷法、転写印刷法、静電印刷法、無版印刷法といった各種印刷方法や、グラビアコート法、ロールコート法、ナイフコート法、エアナイフコート法、バーコート法、ディップコート法、キスコート法、スプレーコート法、ダイコート法、コンマコート法、インクジェット法、スピンコート法、スリットコート法などの各種塗工方法、あるいはこれらを組合せた方法を適宜用いることができる。
図1に示す光学素子1においては、着色層3上面に複屈折率機能層4が形成された態様を用いて本発明を説明した。しかしながら上記態様は本発明の光学素子を制限するものではなく、例えば基板上面に、まず複屈折率機能層を形成し、さらに該複屈折率機能層上面に着色層を形成してもよい。
透明基板上に直接又は間接に、複屈折率機能層組成液を塗布して複屈折率機能層を形成するに先だって、該複屈折率機能層組成液を塗布する基材面に配向膜を設けるこができる。例えば、図示は省略するが、図1における着色層3の上面に配向膜を形成してもよい。尚、上記配向膜は、駆動用液晶材料を配向させるための配向膜とは区別される。
上記配向膜は必ずしも必須ではないが、配向膜を設けることにより液晶塗布膜中に存在する重合性液晶モノマーの配向方向の制御が容易となるという観点から、配向膜を設けることは好ましい。配向膜は、複屈折率機能層組成液を塗布する基材面上に、ポリイミド等の配向性樹脂を塗布し、次いで乾燥させた後、ラビング処理や光配向処理することにより形成することができる。ただし上記ラビング処理や光配向処理は必ずしも行わなくても良い。また透明基板2上に酸化ケイ素を斜め蒸着することで配向膜を形成することもできる。本発明で用いられる配向膜材料としては、市販の配向膜材料を用いることができる。具体的には日産化学(株)製の配向膜材料(サンエバー)、日立化成デュポンマイクロシステムズ(株)製の配向膜材料(QL,LXシリーズ)、JSR(株)製の配向膜材料(ALシリーズ)、チッソ(株)製の配向剤(リクソンアライナー)などを用いることができる。
上記スペーサ9は、多官能アクリレートを含有するアクリル系、アミド系又はエステル系ポリマー等の材料からなる光硬化性の感光性塗料を、駆動用液晶層に面することが予定される層(図1においては複屈折率機能層4)の上面に塗布してこれを乾燥させ、さらにスペーサ9の形成予定位置に対応したマスクパターンを介して露光し上記塗料中の樹脂を硬化させた後、未硬化部分をエッチング除去し、さらに全体を焼成することにより形成される。
光学素子1における複屈折率機能層4の上面に、さらに駆動用液晶材料を所望の方向に配向させるための配向膜を形成してもよい。上記配向膜の例としては、例えばポリイミド配向膜などが挙げられる。
上記ポリイミド配向膜は、ポリイミドをγ―ブチロラクトン溶媒に溶解せしめた配向膜組成液を複屈折率機能層などの基材上面に、スピンコーターなどで塗布してポリイミド塗膜を形成し、該ポリイミド塗膜表面をラビング処理等することによって、これに接する駆動用液晶材料の配向を方向付けるための溝を形成し、最後に、250℃、1時間程度の熱処理を行うことによって、上記溶媒を蒸発せしめて形成することができる。
上述のとおり形成される本発明の光学素子において、特に光学素子における複屈折率機能層の残存二重結合減少度が0.25未満であることが重要である。
まず上述のとおり形成される光学素子を用い、フーリエ変換型赤外分光装置(日本分光株式会社製、FT/IR-610)を用いて、FT-IR ATR (Attenuated Total. Reflectance:全反射)法による測定を行い、該光学素子における複屈折率機能層の赤外スペクトルを検出する。検出器はTGSを用い、試験は室温下で実施する。得られた赤外スペクトルのうち、810cm-1付近に見られるビニル基のIRピーク面積(初期P1)を1725cm-1付近に見られるカルボニル基のIRピーク面積(初期P2)で割った値(初期P1/初期P2)を初期残存二重結合量とする。
次いで、上記光学素子を、予め250℃に加熱されたオーブン内に設置し、その状態で1時間熱処理を行う。上記熱処理後、光学素子をオーブンの外に取り出し、常温になるまで放置した後、再度、上述に記載の方法で、光学素子の赤外スペクトルを測定し、これにより求められる810cm-1付近に見られるビニル基のIRピーク面積(熱処理後P1)を1725cm-1付近に見られるカルボニル基のIRピーク面積(熱処理後P2)で割った値(熱処理後P1/熱処理後P2)を熱処理後残存二重結合量とし、以下の計算式より算出された値を残存二重結合量減少度とする。
残存二重結合量減少度 = (初期残存二重結合量 − 熱処理後残存二重結合量)
初期残存二重結合量
= (初期P1/初期P2)−(熱処理後P1/熱処理後P2)
(初期P1/初期P2)
換言すると、上記基板に直接又は間接に、少なくとも一方の末端に重合性基を有する重合性液晶モノマーを配向させ、次いで固定化させることによって上記複屈折率機能層を形成して得られた光学素子に対し、さらに、上記複屈折率機能層の残存二重結合量を測定し、次いで250℃1hrの熱処理を行ない、上記光学素子が常温になるまで放置した後、熱処理後の複屈折率機能層の残存二重結合量を測定し、熱処理前後に測定された上記残存二重結合量の差を上記式1を用いて算出し、上記残存二重結合量の差が、0.25未満であるものを選択するという選択工程を備える光学素子の製造方法であれば、本発明の趣旨とする光学素子を容易に得ることができる。
上記のように照度を強くする方法により、従来と同じ露光量の光照射の条件よりも、重合性液晶モノマー同士の重合反応を良好に進行させることができる。その結果、複屈折率機能層における重合性液晶モノマーの残存二重結合量が減少し、熱処理などの後工程においても、さらなる重合反応が進行し難いことが示唆される。
上記加熱処理は、具体的には、複屈折率機能層を形成するための液晶塗布膜が形成された基材を、オーブン装置などの焼成装置に設置し、大気圧、空気雰囲気の条件下で焼成することによって実施することができる。その他、上記加熱処理は、赤外線照射やオイルバスを用いる方法でも実施することができる。
但し、本発明において、残存二重結合減少度が0.25未満の複屈折率機能層を備える光学素子の形成方法は、上述に例示する方法に限定されるものではない。
下記化5に示す化合物(a)〜(d)の混合物を重合性液晶モノマーとして用い、重合禁止剤としてBHT(2,6−ジ−tert−ブチル−4−ヒドロキシトルエン)、重合開始剤としてイルガキュアー907、そのほか添加剤としてドデカノールを用い、これらを混合して下記組成の複屈折率機能層組成液を作製した。複屈折率機能層組成液は、特表2004−524385号公報の記載に準じて作製した。尚、以下に示す組成物Aにおける各物質の重量比は、組成物Aの総重量に対する各物質の重量比である。
化合物(a) 32.67重量%
化合物(b) 18.67重量%
化合物(c) 21.00重量%
化合物(d) 21.00重量%
ドデカノール 1.02重量%
BHT 0.04重量%
イルガキュアー907 5.60重量%
次に、ガラス基板(コーニング社製、型番1737ガラス、厚み0.7mm)をスピンコーター(MIKASA社製、「商品名1H-360S」)に設置して、予め調製した上記複屈折率機能層組成液を、乾燥後の膜厚が1.5μm程度となるように上記ガラス基板上にスピンコーティングした。尚、本実施例では、複屈折率機能層組成液を塗布する方法としてスピンコーティング法を採用したが、複屈折率機能層組成液の基材面に対する塗布方法はこれに限定されず、例えばダイコーティング、スリットコーティング及びこれらを組み合わせた手法を適宜選択することができる。以下に記載する実施例においても同様である。次に、複屈折率機能層組成液が塗布された基板をホットプレート上で100℃、3分間加熱し、残存溶剤を除去するとともに複屈折率機能層組成液に含有される液晶性モノマーを基板面に対して垂直方向に配向させるよう処理した。そして複屈折率機能層組成液により形成された膜が白色から透明となる液晶転移点を目視にて確認することによって液晶分子が垂直に配向したことを確認した。
続いて空気雰囲気下において、ガラス基板上に配向された液晶層に超高圧水銀灯を有する紫外線照射装置(ハリソン東芝ライティング社製、「商品名TOSCURE 751」)により20mW/cm2の紫外線を10秒照射し、液晶層を構成する液晶性モノマーを架橋重合させて、複屈折率機能層を備える基材を形成した。
その後、上記基材に180℃で1時間焼成処理を施し本発明の光学素子を製造し実施例1とした。
実施例1の光学素子における複屈折率機能層面を目視観察により色味を観察し、色味の変化のないものを○、色味の変化の認められたものを×として評価した。結果を表1に示す。
実施例1における複屈折率機能層が、後工程に耐えうるものか否かについて評価するために、後工程における溶媒侵食を想定し、γ―ブチロラクトン浸漬テストを以下のとおり行った。結果は表1に示す。
上記γ―ブチロラクトン浸漬テストでは、まず、γ―ブチロラクトン(純正化学社製)を予め試験温度である40℃に加温しておき、次いで、上述のとおり作成した実施例1の光学素子を、その全体が浸るように上記γ―ブチロラクトン中に40分間浸漬させた。その後、上記光学素子をγ―ブチロラクトンから引き上げ、エアーブローにて乾燥させた後、投光器を用いて目視で剥離の有無を観察した。目視により剥離の確認されなかったものを○、剥離の確認されたものを×として、評価した。
実施例1における複屈折率機能層の残存二重結合減少度を上述する方法により算出した。結果は表1に示す。
上記基材に対する焼成処理を、180℃1時間から200℃1時間へ変更した以外は、実施例1と同様に複屈折率機能層を備える光学素子を製造し実施例2とした。実施例2について、実施例1と同様に評価1〜3について、評価した。結果は表1に示す。
上記基材に対する焼成処理を、180℃1時間から230℃1時間へ変更した以外は、実施例1と同様に複屈折率機能層を備える光学素子を製造し実施例3とした。実施例3について、実施例1と同様に評価1〜3について、評価した。結果は表1に示す。
上記基材に対する焼成処理を、180℃1時間から250℃1時間へ変更した以外は、実施例1と同様に複屈折率機能層を備える光学素子を製造し実施例4とした。実施例4について、実施例1と同様に評価1〜3について、評価した。結果は表1に示す。
実施例1で用いたガラス基板の上面に以下に記載の方法で着色層を形成し、該着色層の上面に、実施例2と同様の方法で複屈折率機能層を形成して光学素子を製造し、実施例5とした。尚、ブラックマトリックスおよび赤色(R)、緑色(G)、青色(B)各画素部の着色材料には顔料分散型フォトレジストを用いた。顔料分散型フォトレジストは、着色材料として顔料を用い、顔料、分散剤、および溶剤を含有する分散液組成物にビーズを加え、分散機で3時間分散させ、その後ビーズを取り除いた分散液と、クリアレジスト組成物(ポリマー、モノマー、添加剤、開示剤および溶剤が含有される)とを混合したものである。その組成を下記に示す。尚、分散機としては、ペイントシェーカーを用いた。
次に、赤色(R)の顔料分散型フォトレジストを、上記ブラックマトリックス基板上にスピンコート法で塗布し、80℃、5分間の条件でプリベークし、所定の着色パターン用フォトマスクを用いて、アライメント露光(300mJ/cm2)し、0.1%KOH水溶液を用いたスプレー現像を60秒行った後、200℃、60分間ポストベークすることで、ブラックマトリックスパターンに対して所定の位置に膜厚2.6μmの赤色(R)画素パターンを形成した。
同様に、緑色(G)の顔料分散型フォトレジストを用いて、ブラックマトリックスパターンに対して所定の位置に膜厚2.6μmの緑色(G)画素パターンを形成した。
さらに、青色(B)の顔料分散型フォトレジストを用いて、ブラックマトリックスパターンに対して所定の位置に膜厚2.6μmの青色(B)画素パターンを形成し、着色層を有するカラーフィルタを作製した。
・黒顔料(大日精化工業(株)製TMブラック#9550)…14.0重量部
・分散剤(ビックケミー(株)製Disperbyk111)…1.2重量部
・ポリマー(昭和高分子(株)製VR60)…2.8重量部
・モノマー(サートマー(株)製SR399)…3.5重量部
・添加剤(綜研化学(株)製L−20)…0.7重量部
・開始剤(2−ベンジル−2−ジメチルアミノ−1−(4−モルフォリノフェニル)−ブタノン−1)…1.6重量部
・開始剤(4,4′−ジエチルアミノベンゾフェノン)…0.3重量部
・開始剤(2,4−ジエチルチオキサントン)…0.1重量部
溶剤(エチレングリコールモノブチルエーテル)…75.8重量部
・赤顔料(C.I.PR254(チバスペシャリティケミカルズ社製クロモフタールDPP Red BP))…3.5重量部
・黄顔料(C.I.PY139(BASF社製パリオトールイエローD1819))…0.6重量部
・分散剤(ゼネカ(株)製ソルスパース24000)…3.0重量部
・モノマー(サートマー(株)製SR399)…4.0重量部
・ポリマー1…5.0重量部
・開始剤(チバガイギー社製イルガキュア907)…1.4重量部
・開始剤(2,2′−ビス(o−クロロフェニル)−4,5,4′,5′−テトラフェニル−1,2′−ビイミダゾール)…0.6重量部
溶剤(プロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート)…81.9重量部
・緑顔料(C.I.PG7(大日精化製セイカファストグリーン5316P))…3.7重量部
・黄顔料(C.I.PY139(BASF社製パリオトールイエローD1819))…2.3重量部
・分散剤(ゼネカ(株)製ソルスパース24000)…3.0重量部
・モノマー(サートマー(株)製SR399)…4.0重量部
・ポリマー1…5.0重量部
・開始剤(チバガイギー社製イルガキュア907)…1.4重量部
・開始剤(2,2′−ビス(o−クロロフェニル)−4,5,4′,5′−テトラフェニル−1,2′−ビイミダゾール)…0.6重量部
・溶剤(プロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート)…80.0重量部
・青顔料(C.I.PB15:6(BASF社製ヘリオゲンブルーL6700F))…4.6重量部
・紫顔料(C.I.PV23(クラリアント社製フォスタパームRL-NF))…1.4重量部
・顔料誘導体(ゼネカ(株)製ソルスパース12000)…0.6重量部
・分散剤(ゼネカ(株)製ソルスパース24000)…2.4重量部
・モノマー(サートマー(株)製SR399)…4.0重量部
・ポリマー1…5.0重量部
・開始剤(チバガイギー社製イルガキュア907)…1.4重量部
・開始剤(2,2′−ビス(o−クロロフェニル)−4,5,4′,5′−テトラフェニル−1,2′−ビイミダゾール)…0.6重量部
・溶剤(プロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート)…80.0重量部
尚、上記のポリマー1は、ベンジルメタクリレート:スチレン:アクリル酸:2−ヒドロキシエチルメタクリレート=15.6:37.0:30.5:16.9(モル比)の共重合体100モル%に対して、2−メタクリロイルオキシエチルイソシアネートを16.9モル%付加したものであり、重量平均分子量は42500である。
実施例5について、実施例1と同様に評価1〜3について、評価した。結果は表1に示す。
上記基材に対する焼成処理を実施しなかった以外は、実施例1と同様に複屈折率機能層を備える光学素子を製造し比較例1とした。比較例1について、実施例1と同様に評価1〜3について、評価した。結果は表1に示す。
基材に対する焼成処理を、180℃1時間から150℃1時間へ変更した以外は、実施例1と同様に複屈折率機能層を備える光学素子を製造し、比較例2とした。比較例2について、実施例1と同様に評価1〜3について、評価した。結果は表1に示す。
基材に対する焼成処理を、180℃1時間から280℃1時間へ変更した以外は、実施例1と同様に複屈折率機能層を備える光学素子を製造し参考例1とした。参考例1について、実施例1と同様に評価1〜3について、評価した。結果は表1に示す。
2 基板
3 着色層
4 複屈折率機能層
5 ブラックマトリクス
6、7、8 サブ画素
Claims (12)
- 光透過性を有する基板と、重合性液晶材料より構成される複屈折率機能層とを少なくとも備える光学素子であって、上記複屈折率機能層が、少なくとも一方の末端に重合性基を有する重合性液晶モノマーを配向させ、次いで固定化させることによって形成されており、250℃1hrの熱処理前後における上記複屈折率機能層における、以下に示す残存二重結合量減少度が0.25未満であることを特徴とする光学素子。
Attenuated Total. Reflectance法による測定を行い、250℃1hrの熱処理前の上記光学素子における複屈折率機能層の赤外スペクトルを検出し、810cm -1 付近に見られるビニル基のIRピーク面積(初期P1)を1725cm -1 付近に見られるカルボニル基のIRピーク面積(初期P2)で割った値(初期P1/初期P2)を初期残存二重結合量とし、
次いで、上記光学素子を、上記250℃1hrの熱処理として、予め250℃に加熱されたオーブン内に設置し、その状態で1時間熱処理を行い、常温になるまで放置した後、
上述と同様に光学素子の赤外スペクトルを測定し、これにより求められる810cm -1 付近に見られるビニル基のIRピーク面積(熱処理後P1)を1725cm -1 付近に見られるカルボニル基のIRピーク面積(熱処理後P2)で割った値(熱処理後P1/熱処理後P2)を熱処理後残存二重結合量とし、以下の計算式より算出された値を残存二重結合量減少度とする。
- 上記複屈折率機能層が、基材上面に直接または間接に、重合性液晶モノマーを含有する複屈折率機能層組成液を塗布して塗膜を形成し、次いで上記重合性液晶モノマーを所望の方向に配向させた後、上記塗膜上面に光を照射して上記重合性液晶モノマー間において重合反応を起こすことにより形成されることを特徴とする請求項1に記載の光学素子。
- 上記複屈折率機能層が、上記重合性液晶モノマーをホメオトロピック配向させた状態で重合させ固定化させることによって形成されていることを特徴とする請求項1または2に記載の光学素子。
- 上記基材と上記複屈折率機能層との間、又は上記複屈折率機能層の上面に直接若しくは間接に、着色層が形成されていることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の光学素子。
- 上記基材上に、着色層、複屈折率機能層がこの順に形成され、さらに上記複屈折率機能層の上面に直接または間接に駆動用液晶材料を配向させるための配向膜が形成されていることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の光学素子。
- 光透過性を有する基板を備えた2つの積層構造体の間に駆動用液晶材料の封入された液晶層を備える液晶表示装置用部材であって、少なくとも1つの積層構造体として、請求項1〜5のいずれか1項に記載の光学素子が用いられていることを特徴とする液晶表示装置用部材。
- 上記光学素子における複屈折率機能層が、上記液晶表示装置用部材における液晶層側に位置するように用いられていることを特徴とする請求項6に記載の液晶表示装置用部材。
- 上記液晶層を挟む両基板の外側に偏光板を備えるとともに、電圧を負荷して液晶層の配向を変化させる電極部材からなる層とを備える多層構造の液晶表示装置において、請求項6または7に記載の液晶表示装置用部材が用いられていることを特徴とする液晶表示装置。
- 請求項1〜5のいずれか1項に記載される光学素子における複屈折率機能層の残存二重結合量を測定し、次いで250℃1hrの熱処理を行ない、上記光学素子が常温になるまで放置した後、熱処理後の複屈折率機能層の残存二重結合量を測定し、熱処理前後に測定された上記残存二重結合量の差を算出することにより残存二重結合減少度を求めることを特徴とする複屈折率機能層の評価方法。
- 光透過性を有する基板と、重合性液晶材料より構成される複屈折率機能層とを少なくとも備える光学素子の製造方法であって、上記基板に直接又は間接に、少なくとも一方の末端に重合性基を有する重合性液晶モノマーを配向させ、次いで固定化させることによって上記複屈折率機能層を形成して光学素子を形成し、さらに、上記複屈折率機能層の残存二重結合量を測定し、次いで250℃1hrの熱処理を行ない、上記光学素子が常温になるまで放置した後、熱処理後の複屈折率機能層の残存二重結合量を測定し、熱処理前後に測定された上記残存二重結合量の差を算出し、以下に示す残存二重結合減少度として算出される上記残存二重結合量の差が、0.25未満であるものを選択することを特徴とする光学素子の製造方法。
Attenuated Total. Reflectance法による測定を行い、250℃1hrの熱処理前の上記光学素子における複屈折率機能層の赤外スペクトルを検出し、810cm -1 付近に見られるビニル基のIRピーク面積(初期P1)を1725cm -1 付近に見られるカルボニル基のIRピーク面積(初期P2)で割った値(初期P1/初期P2)を初期残存二重結合量とし、
次いで、上記光学素子を、上記250℃1hrの熱処理として、予め250℃に加熱されたオーブン内に設置し、その状態で1時間熱処理を行い、常温になるまで放置した後、
上述と同様に光学素子の赤外スペクトルを測定し、これにより求められる810cm -1 付近に見られるビニル基のIRピーク面積(熱処理後P1)を1725cm -1 付近に見られるカルボニル基のIRピーク面積(熱処理後P2)で割った値(熱処理後P1/熱処理後P2)を熱処理後残存二重結合量とし、以下の計算式より算出された値を残存二重結合量減少度とする。
- 基板に直接または間接に、重合性液晶モノマーを含有する複屈折率機能層組成液を塗布して塗膜を形成し、次いで上記重合性液晶モノマーを所望の方向に配向させた後、上記塗膜上面に光を照射して上記重合性液晶モノマー間において重合反応を起こすことにより上記複屈折率機能層を形成することを特徴とする請求項10に記載の光学素子の製造方法。
- 上記基板と上記複屈折率機能層との間、又は上記複屈折率機能層の上面に直接若しくは間接に、着色層を形成することを特徴とする請求項10に記載の光学素子の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007253407A JP5120540B2 (ja) | 2006-09-29 | 2007-09-28 | 光学素子、上記光学素子を用いた液晶表示装置用部材、上記液晶表示装置用部材を用いた液晶表示装置、上記光学素子の製造方法及び複屈折率機能層の評価方法 |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006266892 | 2006-09-29 | ||
JP2006266892 | 2006-09-29 | ||
JP2007253407A JP5120540B2 (ja) | 2006-09-29 | 2007-09-28 | 光学素子、上記光学素子を用いた液晶表示装置用部材、上記液晶表示装置用部材を用いた液晶表示装置、上記光学素子の製造方法及び複屈折率機能層の評価方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2008107823A JP2008107823A (ja) | 2008-05-08 |
JP5120540B2 true JP5120540B2 (ja) | 2013-01-16 |
Family
ID=39441165
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2007253407A Active JP5120540B2 (ja) | 2006-09-29 | 2007-09-28 | 光学素子、上記光学素子を用いた液晶表示装置用部材、上記液晶表示装置用部材を用いた液晶表示装置、上記光学素子の製造方法及び複屈折率機能層の評価方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP5120540B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP6123658B2 (ja) * | 2013-12-05 | 2017-05-10 | 住友化学株式会社 | 光学異方性膜の製造方法 |
WO2018151070A1 (ja) * | 2017-02-20 | 2018-08-23 | Dic株式会社 | 光学異方体 |
WO2019039368A1 (ja) * | 2017-08-23 | 2019-02-28 | シャープ株式会社 | 液晶表示パネルの製造方法 |
Family Cites Families (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2898698B2 (ja) * | 1990-04-24 | 1999-06-02 | 日新製鋼株式会社 | 放射線硬化型塗料による塗装金属板の製造方法 |
JPH0782252B2 (ja) * | 1990-04-24 | 1995-09-06 | 三洋化成工業株式会社 | トナー用樹脂組成物 |
JPH0680444A (ja) * | 1992-07-23 | 1994-03-22 | Showa Electric Wire & Cable Co Ltd | 光ファイバ心線の製造方法 |
JPH09235442A (ja) * | 1996-03-01 | 1997-09-09 | Nippon Steel Chem Co Ltd | 耐摩耗性材料及び電子写真感光体用の電荷輸送層 |
JP4598950B2 (ja) * | 2000-12-27 | 2010-12-15 | 大日本印刷株式会社 | 液晶性転写体及びその製造方法 |
JP3958167B2 (ja) * | 2001-09-25 | 2007-08-15 | 大日本印刷株式会社 | 電離放射線硬化用樹脂組成物、カラーフィルター及び液晶表示装置 |
JP2005275321A (ja) * | 2004-03-26 | 2005-10-06 | Dainippon Printing Co Ltd | カラーフィルタ基板、液晶ディスプレイ用基材、及び液晶表示装置 |
JP2006071945A (ja) * | 2004-09-01 | 2006-03-16 | Dainippon Printing Co Ltd | 位相差板、ならびにこれを用いたカラーフィルタおよび液晶表示装置 |
-
2007
- 2007-09-28 JP JP2007253407A patent/JP5120540B2/ja active Active
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2008107823A (ja) | 2008-05-08 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP4548727B2 (ja) | 液晶分子をホメオトロピック配向させた光学素子並びにこれを用いた液晶表示装置及び液晶表示装置 | |
US20060221282A1 (en) | Display base having a retardation control function with a high voltage holding ratio | |
JP4548726B2 (ja) | 液晶分子をホメオトロピック配向させた光学素子並びにこれを用いた液晶表示装置及び液晶表示装置 | |
US8027014B2 (en) | Optical element, liquid crystal display device member with the optical element, liquid crystal display device with the liquid crystal display device member, method of producing the optical element and method of evaluating birefringence functional layer | |
JP4911297B2 (ja) | 光学素子および液晶表示装置、ならびに光学素子の製造方法 | |
US7704571B2 (en) | Liquid crystal composition, color filter and liquid crystal display apparatus, and method of forming phase difference layer | |
JP2009040984A (ja) | 液晶組成物、該液晶組成物を用いた位相差制御部材、及び、液晶表示装置 | |
JP4605711B2 (ja) | 光学素子の製造方法 | |
JP5120540B2 (ja) | 光学素子、上記光学素子を用いた液晶表示装置用部材、上記液晶表示装置用部材を用いた液晶表示装置、上記光学素子の製造方法及び複屈折率機能層の評価方法 | |
JP4803363B2 (ja) | 位相差制御機能を有する光学素子およびこれを備える液晶表示装置 | |
JP2009086160A (ja) | 位相差制御部材、および位相差制御部材を用いた液晶ディスプレイ、位相差制御部材を形成するための液晶材料組成物 | |
JP2008019434A (ja) | 液晶組成物、これを用いたカラーフィルタ及び液晶表示装置 | |
JP4900585B2 (ja) | 光学素子、光学素子の製造方法、および液晶表示装置 | |
JP2007332230A (ja) | 液晶組成物、これを用いたカラーフィルタ及び液晶表示装置 | |
JP5114942B2 (ja) | 位相差制御部材、および位相差制御部材を用いた液晶ディスプレイ | |
JP2007332266A (ja) | 液晶組成物、これを用いたカラーフィルタ及び液晶表示装置 | |
JP2007332229A (ja) | 液晶組成物、これを用いたカラーフィルタ及び液晶表示装置 | |
JP2009109686A (ja) | 位相差制御部材、および位相差制御部材を用いた液晶ディスプレイ、位相差制御部材を形成するための液晶材料組成物 | |
JP4760719B2 (ja) | 位相差制御部材の製造方法 | |
JP2010204221A (ja) | 光学素子及び液晶表示装置 | |
JP5007641B2 (ja) | 光学素子の欠陥修正方法、光学素子、および、光学素子を組み込んだ液晶表示装置 | |
JP2007332265A (ja) | 液晶組成物、これを用いたカラーフィルタ及び液晶表示装置 | |
JP2009151267A (ja) | 光学素子、上記光学素子を備える液晶セル、及び上記光学素子の製造方法 | |
JP2007332237A (ja) | 液晶組成物、カラーフィルタおよび液晶表示装置 | |
JP2009244738A (ja) | カラーフィルタ用マザー基板、カラーフィルタ、カラーフィルタを組み込んだ液晶表示装置。 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20100624 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20111031 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20120111 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20120224 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20120926 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20121009 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20151102 Year of fee payment: 3 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 Ref document number: 5120540 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |