JP5120239B2 - 直動装置 - Google Patents

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Description

本発明は、案内レールとスライダと複数個の転動体とで構成される直動装置(リニアガイド装置)に関する。
リニアガイド装置の従来例としては、例えば図6に示すものが挙げられる。この図は、エンドキャップの右側半分を外した状態のリニアガイド装置を示す正面図である。また、図7は、このリニアガイド装置を構成するエンドキャップの内面を示す正面図である。これらの図に示すように、リニアガイド装置は、案内レール1とスライダ(「ベアリング」とも称される。)2と複数個のボール(転動体)3とで構成される。
案内レール1は、長手方向に平行に延びる転動溝11を両側面1aに有する。スライダ2は、案内レール1の幅方向両側に配置される脚部2Aと、両脚部2Aを連結する水平部2Bとからなる。水平部2Bは、案内レール1の厚さ方向(長さ方向と幅方向の両方に垂直な方向)一端側(この図では、案内レール1の上面側)に配置されている。そして、スライダ2の両内側面2aが案内レール1の両側面に対向配置されている。
スライダ2は、直動方向でスライダ本体201とエンドキャップ202とに分割され、エンドキャップ202がスライダ本体201の直動方向両端に配置されている。このスライダ本体201の両内側面に、案内レール1の転動溝11と対向する転動溝21aが形成されている。これらの転動溝11,21aでボール3の転動通路が形成される。
スライダ本体201の転動溝21aより外側に、直線状の戻し通路21bが形成されている。エンドキャップ202の内面(スライダ本体201側の面)に、半円弧状の溝202aが形成されている。この溝202aと、図示されていない半円筒状のリターンガイドの円弧状の凸面等とにより、方向転換路が形成される。そして、この方向転換路により、両転動溝11,21aからなる転動通路と戻し通路21bとが連通し、これら各路でボール3を無限に循環させる循環経路が構成される。
このリニアガイド装置は循環経路を四本(二対四列)備えており、各循環経路をボール3が転がることによって、スライダ2が案内レール1に沿ってスライドする。そして、このリニアガイド装置には、案内レール1の側面1aとスライダ2の内側面2aとの間を下側(脚部2Aの先端側)からシールするアンダシール210が取り付けてある。
この例において、アンダーシールの取り付け構造は、下記の特許文献1に記載の構造となっている。すなわち、図6に示すように、スライダ本体201の内側面2a側の下面に、外側面2b側の下面より凹んだアンダシール収容段部201aを設けている。また、図7に示すように、エンドキャップ202の内面下部に所定深さで凹部202bを設けている。
この例のアンダーシール210を図8に示す。このアンダーシール210は、芯金210aと、この芯金210aに接合されたゴム体210bとで構成されている。このアンダーシール210の長手方向両端部の下面側に弾性突起211が設けてある。この弾性突起211はゴム体210bの一部として形成されている。
図9に図8のアンダーシール210のA−A断面図を示す。これに図9のA部分の拡大図に対応するエンドキャップ202を二点鎖線で示す。図9に示すように、両エンドキャップ202の凹部202bにアンダシール210の長手方向両端部を差し込むことによって、弾性突起210が凹部202bの下側の受け面202cに押し付けられて弾性変形し、この弾性力により、アンダシール210の長手方向両端部は両エンドキャップ202の凹部202bに安定して保持される。そして、アンダシール210の他の部分はスライダ本体201のアンダシール収容段部201aに配置される。
上記従来技術は、アンダーシールをスライダ本体にリベットやボルトで固定する方法と比較して、アンダーシールの着脱が簡単であり、繰り返し使用でき、リベットやボルトがないため衝突などによる変形がなく、シール性能が安定する効果を有する。
実公平6−19857号公報
近年、負荷容量が高く、転動体の振動が低減されたリニアガイド装置が要求され、スライダ本体を長くすることでこれらの要求に対応している。これに伴ってアンダーシールも長くなるが、この場合、特許文献1に記載の方法では、アンダーシールの撓みや浮き上がりが発生しやすくなる。
本発明の課題は、アンダーシールを備えたリニアガイド装置において、長いアンダーシールを用いる場合でも、着脱の簡単さを確保しながら、アンダーシールの撓みや浮き上がりを発生しにくくすることである。
上記課題を解決するために、本発明は、案内レールとスライダと複数個の転動体とで構成され、案内レールの幅方向両側面に、転動体の転動溝が形成され、スライダは、案内レールの幅方向両側に配置される脚部と、案内レールの厚さ方向一端側に配置されて両脚部を連結する水平部とからなるとともに、前記両脚部の内側面に、案内レールの転動溝に対向配置される転動溝を有し、この転動溝と案内レールの転動溝とにより転動体の転動通路が形成され、前記両脚部に転動体の戻し通路が形成され、前記両脚部にはまた、前記戻し通路と前記転動通路を連通させる方向転換路が形成され、案内レールの前記側面とスライダの前記内側面との間を前記脚部の先端側でシールするアンダーシールを有し、前記スライダは、エンドキャップのスライダ本体側の面に、アンダーシールの長手方向端部が差し込まれて保持されるアンダーシール保持溝が形成され、前記転動通路、戻し通路、および方向転換路で構成された循環経路内を転動体が転動することにより、案内レールおよびスライダの一方が他方に対して相対的に直動する直動装置において、前記アンダーシールの長手方向両端部の厚さ方向両面に、前記アンダーシール保持溝の対向する二面にそれぞれ弾性変形状態で押し付けられる弾性突起を設け、前記アンダーシールの厚さ方向各面の弾性突起は、長手方向(前記アンダーシール保持溝の奥行き方向)の異なる位置に配置されていることを特徴とする直動装置を提供する。
本発明の直動装置によれば、スライダ本体を長くすることに伴って長いアンダーシールを用いた場合でも、着脱の簡単さを確保しながら、アンダーシールの撓みや浮き上がりを発生しにくくすることができる。
以下、本発明の実施形態について説明する。
この実施形態の直動装置の、アンダーシールの形状とその取り付け構造以外の点は上述の背景技術に記載されているため、ここでは、アンダーシールの形状とその取り付け構造について説明する。
図1(a)は、この実施形態のアンダーシールの長手方向一端部を示す平面図である。図1(b)は、この実施形態のアンダーシールの長手方向一端部を示す正面図であり、図1(a)のA1矢視図に相当する。図1(c)は図1(a)のA2矢視図に相当する。図1(d)は図1(a)のB−B断面図に相当する。図1(e)は図1(a)のC−C断面図に相当する。
図2は、エンドキャップの下部の凹部(アンダーシール保持溝)の直動方向に沿った断面図である。
図3は、エンドキャップのアンダーシール保持溝にアンダーシールが取り付けられた状態を示す直動方向に沿った断面図である。
図1に示すように、アンダーシール4の長手方向端部40には、厚さ方向の両面に、平面形状が円形の弾性突起41a,41bが各1個設けてある。これらの弾性突起41a,41bは、アンダーシール4の長手方向(アンダーシール保持溝202bの奥行き方向)の異なる位置に配置されている。
また、このアンダーシール4は、板状の芯金410と、この芯金410に接合されたゴム体420とで構成されている。上側の弾性突起41aは芯金410の上面に固定され、下側の弾性突起41bはゴム体420の一部として形成されている。
また、図2に示すように、エンドキャップ202の下部(脚部2Aの先端部)に、アンダーシール保持溝202bが形成されている。このアンダーシール保持溝202bの下側の受け面202cと上側の受け面202dは互いに平行で、その間隔Bがアンダーシール4の両弾性突起41a,41b間の寸法Aより僅かに小さく形成されている。
これにより、図3に示すように、各弾性突起41a,41bは、アンダーシール保持溝202bの上側および下側の受け面(対向する二面)202c,202dにそれぞれ弾性変形状態で押し付けられる。したがって、長いアンダーシールを用いる際に、特許文献1のように片面のみに弾性突起を設けた場合と比較して、アンダーシールの撓みや浮き上がりが発生しにくい。また、アンダーシールをリベットやボルトで固定する場合と比較して着脱が簡単である。
なお、弾性突起41a,41bの平面形状は円形に限定されず、例えば図4に示すように、小判形でもよい。また、アンダーシール4の長手方向に沿って配置する弾性突起41a,41bの数は、各面で1個ずつに限定されず、例えば図5に示すように、2個ずつ設けてもよい。
この実施形態のアンダーシールの長手方向一端部を示す平面図(a)と、(a)のA1矢視図に相当する正面図(b)と、(a)のA2矢視図(c)と、(a)のB−B断面図(d)と、(a)のC−C断面図(e)である。 この実施形態のエンドキャップの下部の凹部(アンダーシール保持溝)の直動方向に沿った断面図である。 エンドキャップのアンダーシール保持溝にアンダーシールが取り付けられた状態を示す直動方向に沿った断面図である。 図1とは異なる実施形態に相当するアンダーシールの長手方向一端部を示す平面図(a)と、正面図(b)である。 図1とは異なる実施形態に相当するアンダーシールの長手方向一端部を示す平面図(a)と、正面図(b)である。 リニアガイド装置の従来例を示す図であって、エンドキャップの右側半分を外した状態のリニアガイド装置を示す正面図である。 図6のリニアガイド装置を構成するエンドキャップの内面を示す正面図である。 図6のリニアガイド装置を構成するアンダーシールを示す図である。 図8のアンダーシールのA−A断面図である。
符号の説明
1 案内レール
1a 案内レールの側面
11 転動溝
2 スライダ
2a スライダの内側面
2A スライダの脚部
2B スライダの水平部
21a 転動溝
21b ボールの戻し通路
202 エンドキャップ
202a 半円弧状の溝(方向転換路の外側溝)
202b アンダーシール保持溝(凹部)
202c アンダシールの下面を受ける面
202d アンダシールの上面を受ける面
210 アンダーシール
3 ボール(転動体)
4 アンダーシール
40 アンダーシールの長手方向端部
41a 弾性突起
41b 弾性突起
410 芯金
420 ゴム体

Claims (1)

  1. 案内レールとスライダと複数個の転動体とで構成され、
    案内レールの幅方向両側面に、転動体の転動溝が形成され、
    スライダは、案内レールの幅方向両側に配置される脚部と、案内レールの厚さ方向一端側に配置されて両脚部を連結する水平部とからなるとともに、
    前記両脚部の内側面に、案内レールの転動溝に対向配置される転動溝を有し、この転動溝と案内レールの転動溝とにより転動体の転動通路が形成され、前記両脚部に転動体の戻し通路が形成され、前記両脚部にはまた、前記戻し通路と前記転動通路を連通させる方向転換路が形成され、
    案内レールの前記側面とスライダの前記内側面との間を前記脚部の先端側でシールするアンダーシールを有し、
    前記スライダは、エンドキャップのスライダ本体側の面に、アンダーシールの長手方向端部が差し込まれて保持されるアンダーシール保持溝が形成され、
    前記転動通路、戻し通路、および方向転換路で構成された循環経路内を転動体が転動することにより、案内レールおよびスライダの一方が他方に対して相対的に直動する直動装置において、
    前記アンダーシールの長手方向両端部の厚さ方向両面に、前記アンダーシール保持溝の対向する二面にそれぞれ弾性変形状態で押し付けられる弾性突起を設け
    前記アンダーシールの厚さ方向各面の弾性突起は、長手方向の異なる位置に配置されていることを特徴とする直動装置
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