JP5112113B2 - 回転駆動装置、画像形成装置 - Google Patents

回転駆動装置、画像形成装置 Download PDF

Info

Publication number
JP5112113B2
JP5112113B2 JP2008055373A JP2008055373A JP5112113B2 JP 5112113 B2 JP5112113 B2 JP 5112113B2 JP 2008055373 A JP2008055373 A JP 2008055373A JP 2008055373 A JP2008055373 A JP 2008055373A JP 5112113 B2 JP5112113 B2 JP 5112113B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
motor
rotation
planetary gear
output shaft
transfer belt
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2008055373A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2009037198A (ja
Inventor
拓也 上原
譲 江原
洋平 三浦
拓也 邑田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Ricoh Co Ltd filed Critical Ricoh Co Ltd
Priority to JP2008055373A priority Critical patent/JP5112113B2/ja
Priority to CN2008101360738A priority patent/CN101344739B/zh
Priority to US12/216,946 priority patent/US8068766B2/en
Publication of JP2009037198A publication Critical patent/JP2009037198A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5112113B2 publication Critical patent/JP5112113B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Electrophotography Configuration And Component (AREA)
  • Discharging, Photosensitive Material Shape In Electrophotography (AREA)
  • Electrostatic Charge, Transfer And Separation In Electrography (AREA)
  • Retarders (AREA)

Description

本発明は、回転駆動装置、画像形成装置に関する。
従来から、フルカラー画像対応の電子写真方式の画像形成装置がある。
この画像形成装置は、色分解した各色(黒色を含む)のトナー像を形成する感光体を中間転写ベルトに沿うように配設し、感光体上のトナー像を中間転写ベルト上に転写する1次転写ローラを、中間転写ベルトを挟んで感光体に対向配設し、さらに、中間転写ベルト上で各色のトナー像を重畳して形成したフルカラーのトナー像を2次転写ローラで記録紙に転写し、そのトナー像を定着装置による熱と圧力でもって記録紙に定着するものである。
さらに、この画像形成装置は、中間転写ベルトと感光体、中間転写ベルトと転写ローラとを接離可能に設けたものがある。例えば、モノクロ画像形成時には、黒以外の各色の感光体及び1次転写ローラは、中間転写ベルトから離間させておいた方が、寿命向上や画質向上などから接離可能になっている。
2次転写ローラの場合は、作像条件を調整するプロセスコントロール処理や色ずれ調整処理等の中間転写上の形成画像読取時(読取センサ位置による)、画像形成を行わない場合の中間転写ベルトへの圧解除時、1ドラムカラー画像形成装置における中間転写ベルトへの各色のトナー像の重ね合わせ時等に中間転写ベルトから離間させている。
中間転写ベルトと転写ローラとを接離する機構例としては、例えば、回動支点を設けたフレームに転写ローラの端部を軸支し、そのフレームから突出した転写ローラの軸端にアームを設け、回転駆動装置の出力軸に固設した板カムを、そのアームに回動可能に摺接するように設けて構成している。そして、回転駆動装置の回転出力によって板カムを回転し、これに接したアーム、フレームを介して、回動支点を中心に転写ローラが中間転写ベルトから接離するように揺動する(例えば特許文献1の第1頁、図1参照)。
この上述した回転駆動装置は、例えば、駆動源を電気モータとし、そのモータの回転軸にウォームを固設し、そのウォームと噛合したウォームホイールを設けた減速機構(例えば特許文献2の第3頁、図1参照)を用い、ウォームホイールの回転軸に上述した板カムを固設しているのが一般的である。
このような従来の画像形成装置に採用される回転駆動装置は、さらに、板カムの回転を制御させるためモータの動作のタイミングをとる必要があるが、従来は、画像形成装置の機枠やその機枠から延設させたステーに取り付けられたセンサと、転写ローラ等の軸端に設けられセンシングさせるドッグとを備えた回転位置検出手段を設けていた。
ところで、従来から、ウォームホイールを用いた減速機構の他に、省スペースで大きな減速比を得られる多段式の遊星歯車機構がある。この遊星歯車機構は、遊星キャリアに太陽歯車を固設させ、その遊星キャリアの太陽歯車側と反対面に軸支させた遊星歯車を外輪歯車に噛合させてなるギアユニットを、所望の段数、積重させたもので、夫々の太陽歯車の頂面と遊星歯車側の遊星キャリア面の中心部とが分離した構成になっている(例えば特許文献3の第5頁、図1、図9参照)。
特開2004−117499公報 特開2001−12144公報 特開2006−9925公報
このように、従来の回転駆動装置の回転位置検出手段は、その画像形成装置の機枠やその機枠から延設させたステーにセンサを取り付け、転写ローラ等の軸端にセンシングさせるドッグを設けた構成であったため、組立性や、メンテナンス性、センサの位置精度にさらなる改良の余地があった。
また、従来の画像形成装置に用いられる回転駆動装置は、1段で大きな減速比が得られるウォーム・ウォームホイール機構を採用していたが、当然のことながら、その機構上、入力軸と出力軸とが直交方向になるため、モータと装置の機構部とが干渉しないようにレイアウトに制約が生じていた。また、十分な減速比を得るために所要径のウォームホイールとなるが、そのため横方向に大きく広がったスペースを確保する必要があった。
このように、ウォーム・ウォームホイールを用いる減速機構では、システム全体の設計レイアウトに制約が生じて、画像形成装置のさらなる装置の小型化の弊害になっていた。
そこで、従来から知られている省スペース状態で大きな減速比を得られる多段式の遊星歯車機構を回転駆動装置の減速機構として採用することが考えられるが、従来の多段式の遊星歯車機構は、上述したように、それぞれの太陽歯車の頂面と遊星歯車側の遊星キャリア面の中心部とが分離した構成になっていることから、以下のような問題点があった。
すなわち、画像形成装置に採用される回転駆動装置の出力軸には、上述したように軸に板カムを固設し、軸にラジアル荷重が負荷される構成になっているため、それぞれの遊星歯車、遊星キャリア、太陽歯車にラジアル方向の荷重が長期に亘って負荷されることで、歯車間の法線方向のバックラッシが変動する恐れがあった。この法線方向のバックラッシが各部位で夫々変動すれば、当然のことながら、回転抵抗が増大し、遊星ギア等に磨耗・かじりが発生する恐れがあり、かかる構造をそのまま採用することはできなかった。
本発明は、このような状況に鑑みてなされたものであり、上記問題点を解決できる回転駆動装置、画像形成装置を提供することを目的とする。
上記技術課題を達成するために、本発明にかかる遊星歯車機構、回転駆動装置、画像形成装置は、下記のような技術的手段を講じた。
すなわち、本発明は、回転軸を備えたモータと、前記モータのハウジングの外周に装着され、前記ハウジングの外径とほぼ同径の外輪歯車と、前記外輪歯車を共通の外輪歯車とし、前記モータの前記回転軸に同軸に装着された第2太陽歯車、及び当該第2太陽歯車と噛み合う第1遊星歯車を含み、前記モータの回転出力を所望の減速比で減速させる多段の遊星歯車機構と、前記多段の遊星歯車機構で減速させた前記モータの回転出力を外部出力させる出力軸、及び前記多段の遊星歯車機構の第1遊星キャリアを回転可能に支持し、前記出力軸と同軸に形成された支持軸を有する第2遊星キャリアと、前記モータの回転制御を行うために前記出力軸の回転位置を検出する回転位置検出手段とを備え、前記モータと前記遊星歯車機構と前記回転位置検出手段とをユニット化し、それらのユニットを前記モータの回転軸方向に配置構成した回転駆動装置を特徴とする。
本発明によれば
・出力軸にラジアル荷重を長期に亘って負荷しても、法線方向のバックラッシが各部位で夫々変動しないようにすることができる。
・出力軸の回転抵抗が増大することなく、遊星ギア等に磨耗・かじりが発生する恐れを払拭し、常に、正常な噛合状態を維持することができ、それにより、ラジアル荷重に対する耐荷重性を向上することができる。
・モータのハウジングの外径内に多段式の遊星歯車機構を納めることが可能で、大幅な減速比を得つつ省スペース化を果たすことができる。
などの効果を奏する
以下、本発明にかかる回転駆動装置、画像形成装置の実施の形態を、添付図面を参照しながら説明する。
図1〜図4は本発明による回転駆動装置の実施の形態1を、図5〜図7は本発明による回転駆動装置の実施の形態2を、図8、図9は、実施の形態1、2の回転駆動装置を組み込んだ画像形成装置の実施の形態をそれぞれ示している。
(実施の形態1)
実施の形態1による回転駆動装置は、図1に示すように、遊星歯車機構100と、モータ200と、第1の回転位置検出手段300とを備えた構成になっている。
遊星歯車機構100は、図1及び図4に示すように、外輪歯車101と、第2太陽歯車102と、第1遊星キャリア部103と、第2遊星キャリア部104とを備えた構成になっている。
外輪歯車101は、外観が略円筒状に形成され、その一方側の内周面が歯切り形成された歯車部105と、その一方側と他方側との境界に、後述するモータ200のハウジング202に形成された環状凸部201が挿嵌される連絡口106を開口させた隔壁107が形成され、他方側の内径がモータ200のハウジング202に挿入可能な所要径で形成された支持部108とを備えており、それらは樹脂材により一体成形されている。
また、この外輪歯車101は、後述する第2遊星キャリア部104及び第1遊星キャリア部103が内装された歯車部105を閉蓋させると共に、第2遊星キャリア部104の出力軸117を軸支させて外部へ突出した蓋部109を備えている。
このように形成された外輪歯車101は、その支持部108に、モータ200の前面が隔壁107に突き当たるまでモータ200のハウジング202が挿入され、図示しない止めビスによりモータ200を固定・支持させている。
第2太陽歯車102は、外輪歯車101の歯車部105側に突出したモータ200の回転軸203にカップリング110を介して固定されると共に、後述する最下段の第1遊星歯車115に噛合されている。
第1遊星キャリア部103は、第1太陽歯車111の下端部がフランジ状に形成され、平面中心と底面中心とを連通させた軸穴112が形成され、縦断面が略凸状に形成されると共に、そのフランジ状に形成された底面に、軸穴112を中心にして円周方向90°の角度をおいて支軸部113が4つ突設された第1遊星キャリア114と、その支軸部113に軸支された4つの第1遊星歯車115とで構成されている。この第1遊星キャリア114と第1太陽歯車111は、樹脂材により一体成形されており、第1遊星歯車115も同様に樹脂材により成形されている。
このように形成された第1遊星キャリア部103は、図1及び図2に示すように、第2太陽歯車102に第1遊星歯車115が噛合されると共に、外輪歯車101にその第1遊星歯車115が噛合されて、下段の第1遊星キャリア部103が外輪歯車101内に組み込まれると共に、上を向いたその下段の第1遊星キャリア部103の第1太陽歯車111に、下段と同一構成の第1遊星キャリア部103(上段)の第1遊星歯車115が噛合される共に、その上段の第1遊星歯車115が外輪歯車101に噛合されて、上段の第1遊星キャリア部103が外輪歯車101内に組み込まれている。
また、下段の第1遊星歯車115と隔壁107との間に環状の間座116が配設されており、各クリアランスを適正に維持させるようになっている。
なお、本実施の形態では、このように第1遊星キャリア部103が上段と下段の2段構成になっているが、所望の減速比となるように複数段に亘って積重させた構造にしたり、あるいは、一段にしたりというように、その組み込み段数は任意に設定される。
第2遊星キャリア部104は、一方側が外部へ出力させる出力軸117が形成されると共に、他方側が軸穴112に挿入される支持軸118が形成された中空軸121と、その出力軸117と支持軸118との境界がフランジ状に張り出し形成された第2遊星キャリア119と、その第2遊星キャリア119の支持軸118側の面に、軸中心を中心にして円周方向90°の角度をおいて突設された支軸部120と、その支軸部120に軸支された4つの第2遊星歯車122とにより構成されている。中空軸121と第2遊星キャリア119と支軸部120は、樹脂材により一体成形されており、第2遊星歯車122も同様に樹脂材により成形されている。
また、一体成形された出力軸117と支持軸118とを連通させた貫通穴123は、第2遊星キャリア119を境界にして、その穴径が、出力軸117側を大きく、支持軸118側を小さくして段付状に形成されている。モータ200の回転軸203の長さや、各構成部の寸法にもよるが、この貫通穴123の支持軸118側にモータ200の回転軸203を遊挿させて、両者の干渉を防止させている。その反対側の出力軸117側は、回転伝達させる外部機器の軸体と係合させるようになっている。
なお、図1は、画像形成装置の1次転写ローラ606、2次転写ローラ609を、中間転写ベルト602から接離させる板カム615(詳細は実施の形態3で説明する)を固着させた接続軸617を、貫通穴123の出力軸117側に挿嵌させている。
このように形成された第2遊星キャリア部104は、図1及び図3に示すように、外輪歯車101内に組み込まれた上段の第1遊星キャリア部103の第1太陽歯車111に第2遊星歯車122が噛合され、その第2遊星歯車122が外輪歯車101に噛合されると共に、上下段の第1遊星キャリア部103の軸穴112に支持軸118が挿通されて、上下段の第1遊星キャリア部103を夫々軸支させている。
モータ200は、上述したように支持部108に支持された電動モータであり、本実施の形態にかかる回転駆動装置の使用用途に応じてそのモータ200の種類が適宜選択される。本実施の形態では、ブラシモータであり、後述するモータ制御手段によってショートブレーキが掛けられるようになっている。なお、詳細は、実施の形態3において説明する。
第1の回転位置検出手段300は、第1ドッグ301と、第1センサ302とを備えた構成になっている。
第1ドッグ301は、出力軸117に挿嵌される取着穴303が設けられ、その周方向に所望する検出角度に亘って略扇状に張り出し形成された板状に形成されており、出力軸117に固着されている。
第1センサ302は、発光部と受光部とを備えた透過型光センサであり、その発光部と受光部との間に第1ドッグ301による遮光が可能に、蓋部109(または外輪歯車101の外周面でも良い)から延設されたステー304に固着されている。このように取り付られた第1センサ302は、回転による第1ドッグ301の遮光の有無によって、出力軸117の回転位置を検出させて、モータ200の動作タイミング信号を発信させるようになっている。
次に、以上のように構成された実施の形態1にかかる回転駆動装置の機構部における一連の動作を説明する。
なお、上述したモータ制御手段によるブレーキタイミング、第1の回転位置検出手段300(第2の回転位置検出手段)によるモータ200の停止タイミング等、回転制御に関する一連の動作は、画像形成装置を例示した実施の形態3において説明する。
まず、モータ200に通電して回転軸203を回転すると、その回転軸203に固着した第2太陽歯車102が回転する。その第2太陽歯車102と噛合した下段の第1遊星歯車115が第2太陽歯車102の廻りを公転し、その公転によって下段の第1遊星歯車115を軸支した下段の第1遊星キャリア114が1次減速回転する。なお、モータ200のハウジング202を支持する外輪歯車101は固定であり回転しない。
この1次減速した回転に伴い、下段の第1遊星キャリア114と一体成形した下段の第1太陽歯車111が回転する。この下段の第1太陽歯車111と噛合した上段の第1遊星歯車115が、その下段の第1太陽歯車111の廻りを公転し、その公転によって上段の第1遊星歯車115を軸支した上段の第1遊星キャリア114が減速して2次減速回転する。
この2次減速した回転に伴い、上段の第1遊星キャリア114と一体成形した上段の第1太陽歯車111が回転する。この上段の第1太陽歯車111と噛合した第2遊星歯車122が、その上段の第1太陽歯車111の廻りを公転し、その公転によって第2遊星歯車122を軸支した第2遊星キャリア119が減速して3次減速回転する。
この3次に亘る減速回転に伴い、第2遊星キャリア119と一体成形した出力軸117がモータ200の回転軸203の回転より所望する大幅な減速比でもって回転する。
このとき、第2遊星キャリア119と一体成形した支持軸118と上下段の第1遊星キャリア部103の軸穴112とがすべり接触しつつ、支持軸118が上下段の第1遊星キャリア部103を支持して、出力軸117にラジアル荷重が長期に亘って負荷しても、各歯車間の法線方向のバックラッシが変動することなく、常に、正常な噛合状態を維持する。
このように、実施の形態1にかかる回転駆動装置は、多段式の遊星歯車機構100と、モータ200と、第1の回転位置検出手段300とをユニット化したことで、組立性や、メンテナンス性を向上しつつ、出力軸117にラジアル荷重が長期に亘って負荷しても、出力軸117の回転抵抗が増大することなく、遊星ギア等に磨耗・かじりが発生する恐れを払拭している。
なお、本実施の形態(実施の形態2を含む)では、第2遊星キャリア119と一体成形した支持軸118と上下段の第1遊星キャリア部103の軸穴112とをすべり接触させているが、ラジアルベアリング(またはラジアルベアリングとスラストベアリングとの組み合わせ)を内嵌させて、ころがり接触としてもよい。また、支軸部と第1及び第2遊星歯車122とが、すべり接触を図示しているが、これも、ラジアルベアリング(またはラジアルベアリングとスラストベアリングとの組み合わせ)を内嵌させて、ころがり接触としてもよい。
(実施の形態2)
実施の形態2にかかる回転駆動装置は、図5〜図7に示すように、実施の形態1で例示した回転駆動装置(外輪歯車101に蓋部を備えず)に、第2減速機構400を加え、第1の回転位置検出手段の代わりに第2の回転位置検出手段500を備えた例である。したがって、遊星歯車機構100及びモータ200の詳細な説明は実施の形態1と重複することから省略する。
実施の形態2にかかる回転駆動装置は、第2減速機構400と、第2の回転位置検出手段500とを備えて構成される。
第2減速機構400は、筐体401と、ギアトレーン部402と、最終出力軸403とを備えて構成される。
筐体401は、後述する第2減速機構400と、第2の回転位置検出手段500とを内装させるケースであり、所望の外部機器への取り付け面となるパネル部404と、断面視略コ字状の容器部405とで構成されている。
この筐体401は、容器部405の背面の一方側(図5において右方)に、外輪歯車101の端部を着脱可能に挿嵌させる凹部406が形成され、その凹部406中央には筐体401の内方に向かって延出された筒状の駆動側軸受け407が形成されている。この駆動側軸受け407は、パネル部404の対応する位置にも形成されており、回転駆動装置の出力軸117を軸支させるようになっている。この駆動側軸受け407と反対となる他方側(図5において左方)には、後述する従動歯車410を軸支させる従動側軸受け408が形成されている。
このように形成された筐体401は、外輪歯車101の端部を凹部406に挿嵌させて図示しないビスで回転駆動装置と着脱可能に接続されていると共に、駆動側軸受け407に出力軸117が軸支されている。
ギアトレーン部402は、駆動側軸受け407に軸支された出力軸117に挿脱可能に挿嵌され、出力軸117の回転に伴って回転される駆動歯車409と、両側に突設されたボス411が従動側軸受け408に軸支されると共に、駆動歯車409と噛合され、駆動歯車409に従動される従動歯車410とで構成される。
この駆動歯車409は、出力軸117に直接支持されているが、図7に示すように、従動歯車410と同様に、両側に突設させたボス412を駆動側軸受け407に軸支させ、出力軸117を軸穴414に挿脱可能に挿嵌させても良い。このいずれの態様の、駆動歯車409の軸穴414が、出力軸117の回転出力が入力される回転入力部となっている。
このギアトレーン部402は、その回転入力部から入力された回転出力を所望の減速比でもって最終出力軸403に回転伝達させるものではあるが、その減速比は必ずしも減速させる比率でなくて良い。例えば、最終出力軸403の軸心と出力軸117の軸心とをずらして、当該装置の設置スペースの自由度を高めるために、駆動歯車409と従動歯車410とのギア比を1:1にしても良い。また、ラジアル荷重が大きく負荷される場合に、ラジアル荷重を直接受ける緩衝部材としてギアトレーン部402を設けても良い。
最終出力軸403は、従動歯車410に形成された軸穴413に挿嵌されており、回転伝達させる外部機器の軸体と係合されるようになっている。なお、図5、図6は、画像形成装置の1次転写ローラ606、2次転写ローラ609を、中間転写ベルト602から接離させる板カム615を固着させている。また、最終出力軸403は、従動歯車410と別部材で構成されているが、一体で構成しても良いものである(ボスを延出させて、そのボスを最終出力軸403とさせる)。
第2の回転位置検出手段500は、第2ドッグ501と、第2センサ502とを備えて構成される。なお、この第2の回転位置検出手段500は、実施の形態1で例示した第1の回転位置検出手段300に替えて設けられるものである。
第2ドッグ501は、従動歯車410の一側面に、その周方向に沿って所要の角度に亘って凸状に形成されている。
第2センサ502は、発光部と受光部とを備えた透過型光センサであり、その発光部と受光部との間に第2ドッグ501による遮光が可能に、ギヤトレーン部402のギヤの間に収まるように筐体401内に固着されている。このように取り付られた第2センサ502は、回転による第2ドッグ501による遮光の有無によって出力軸117の回転位置を検出し、モータ200の動作タイミング信号を発信させるようになっている。
以上のように構成された実施の形態2にかかる回転駆動装置の一連の動作(機構部の動作)は、実施の形態1で説明したように、遊星歯車機構100によって3次に亘る減速が行われ、第2遊星キャリア119と一体成形した出力軸117に挿脱可能に挿嵌した駆動歯車409から従動歯車410に回転が伝達し、この従動歯車410の軸穴413に挿嵌した最終出力軸403が回転する。
この実施の形態2では、回転入力部と最終出力軸403とを所望の減速比でもって減速させるギアトレーン部402を備えた第2減速機構400を設けて、最終的な減速調整をしつつ、遊星歯車機構100に直接ラジアル荷重が負荷されないようになっている。したがって、より信頼性の高い回転駆動装置になっている。
また、実施の形態2にかかる回転駆動装置は、ギアトレーン部402の減速比を調整することで、多様な駆動装置として使用が可能であり、さらに第2減速機構400を取り外して、実施の形態1のように単体でも使用可能となるため、駆動モジュールの共通化によるコスト低減ができる。
(実施の形態3)
実施の形態3は、実施の形態1、2で例示した回転駆動装置をフルカラー画像対応の電子写真方式の画像形成装置600に組み込んだ例である。
実施の形態3にかかる画像形成装置600は、図8に示すように、中間転写ベルト駆動ローラ601を備え複数のローラに掛架された中間転写ベルト602と、その中間転写ベルト602に沿うように、図8の左方から右方に向かって順に配設され、シアン、マゼンタ、イエロー、黒の各色のトナー像が形成される感光体ドラム603と、その感光体ドラム603を回転させる感光体ドラム減速歯車604と、その感光体ドラム減速歯車604と噛合された歯車を備え回転を付与させる感光体ドラム駆動モータ605(実施の形態1または実施の形態2で例示した回転駆動装置)と、中間転写ベルト602を挟んで各感光体ドラム603に対向配置され転写電界を形成させる1次転写ローラ606と、中間転写ベルト駆動ローラ601を回転させる中間転写ベルト減速歯車607と、その中間転写ベルト減速歯車607と噛合された歯車を備え回転を付与させる中間転写ベルト駆動モータ608(実施の形態1または実施の形態2で例示した回転駆動装置)と、中間転写ベルト602を挟んで中間転写ベルト減速歯車607と対向配置され転写電界を形成させる2次転写ローラ609とを備えてなる。
さらに、この画像形成装置600は、黒色トナー像が形成される感光体ドラム603に対向配置された黒色トナー像用の1次転写ローラ606以外の1次転写ローラ606を、揺動させて中間転写ベルト602から1次転写ローラ606を接離させる第1接離機構610と、第1接離機構610の駆動源とされ上述した実施の形態1または実施の形態2で例示した回転駆動装置と、2次転写ローラ609を揺動させて中間転写ベルト602から2次転写ローラ609を接離させる第2接離機構611と、第2接離機構611の駆動源とされ上述した実施の形態1または実施の形態2で例示した回転駆動装置と、モータ制御手段とを備えて構成される。
第1接離機構610は、黒色トナー像用の1次転写ローラ606の近傍に回動支点612が設けられると共に、シアントナー像用の1次転写ローラ606、マゼンタトナー像用の1次転写ローラ606、イエロートナー像用の1次転写ローラ606を軸支させたフレーム613と、シアントナー像用の1次転写ローラ606とマゼンタトナー像用の1次転写ローラ606との間のフレーム613中途部からに突設させたアーム614と、回転駆動装置の出力軸117または最終出力軸403に固着され感光体ドラム603側からアーム614に当接させた板カム615とを備えて構成される。
この板カム615は、左右対称の山状のカム曲線が得られように回動中心を偏心させた略円板状に形成されており、上述したように出力軸117または最終出力軸403に固着されている。また上述した第1ドッグ301または第2ドッグ501は、周方向180度に亘って形成され、アーム614と板カム615の回動中心との距離が最大となる(最大変位)位置を検出可能に、かつ、アーム614と板カム615の回動中心との距離が最小となる(最小変位)位置を検出可能に、第1センサまたは第2センサと、板カム615と、第1ドッグ301または第2ドッグ501が配設される(図7参照:図7は第2センサ、第2ドッグ501、板カム615との配設関係を図示)。
このように構成された第1接離機構610は、回転駆動装置の回転駆動によって板カム615を回転することで、この板カム615に当接したアーム614を介して、1次転写ローラ606の近傍に設けた回動支点612を中心にフレーム613が揺動して、中間転写ベルト602と1次転写ローラ606とが接離するようになっている。なお、板カム615からアーム614が離間しないようにフレーム613が、図示しない付勢部材によって、図8において下方に付勢されている。
第2接離機構611は、2次転写ローラ609を一端に軸支させ他端を画像形成装置600の機枠に枢着させたリンク616と、そのリンク616の中途部の感光体ドラム603側寄りから突設させたアーム614と、回転駆動装置の出力軸117または最終出力軸403に固着されアーム614に当接させた板カム615(第1接離機構610のものと同じ)とを備えて構成される。
このように構成された第2接離機構611は、回転駆動装置の回転駆動によって板カム615を回転することで、この板カム615に当接したアーム614を介して、機枠に枢着した位置を回動中心にしてリンク616が揺動して、中間転写ベルト602と2次転写ローラ609とが接離するようになっている。なお、板カム615からアーム614が離間しないようにリンク616が、図示しない付勢部材によって、図8において左方に付勢されている。
モータ制御手段は、第1センサまたは第2センサからの動作タイミング信号に基づいて、モータ200への通電を停止させると共に、その通電の停止から所要時間経過後にモータ端子間(+端子、−端子)をショートさせることで、ショートブレーキを掛けて板カム615の所定位置で停止させるようになっている(図9参照)。すなわち、第1センサまたは第2センサによる動作タイミング信号は、回転角度180度毎に、信号の立ち上がり(ドッグ無し状態から有りへの検出)、信号の立ち下がり(ドッグ有り状態から無しへの検出)に切り替わるが、その切り替わり時に、モータ200への通電を停止させ、例えば50msecの所定時間が経過した後、ショートブレーキを掛けて板カム615の最大変位位置または最小変位位置で停止させる。
このように制御するのは、信号の立ち上がりまたは信号の立ち下がりと同時にショートブレーキを使用すると、ショートブレーキによりモータ200のブラシ部にスパークが発生し、ブラシが磨耗するといったモータ200へのダメージが生じるが、通電を停止したことによる回転負荷を利用し、回転速度を落とした後にショートブレーキを行うことで、ブラシ部でのスパークが小さくなり(逆に流れる電流が小さくなり)、モータ200の寿命をアップできるからである。なお、モータ200への通電タイミングは、モノクロ画像形成とフルカラー画像形成との切り替わりや、画像形成の終了など、画像形成状況に応じて画像形成装置600側からの指令に基づく。
以上のように構成された実施の形態3にかかる画像形成装置600は、カラー画像の形成の時は、第1接離機構610を作動して、シアン、マゼンタ、イエローの各1次転写ローラ606を中間転写ベルト62に当接する。そして、中間転写ベルト602を反時計方向に回転し、各感光体ドラム603に形成した各色のトナー像が、各1次転写ローラ606と各感光体ドラム603との間に形成した転写電界によって中間転写ベルト602上に重なるように1次転写していき、中間転写ベルト602の、中間転写ベルト駆動ローラ601との係合部と2次転写ローラ609との間に記録紙を通紙(図8において上へ向かって通紙)することで、中間転写ベルト602上のトナー像が記録紙に2次転写する。そして、図示しない定着装置による熱と圧力でもって、そのトナー像を記録紙に定着する。
黒のみの画像を形成する時は、シアン、マゼンタ、イエローの各1次転写ローラ606が中間転写ベルト602から離間する。
このように、モノクロ画像形成とフルカラー画像形成との切り替わりや、画像形成の終了など、画像形成装置600の画像形成状況に応じて、モータ200へ通電して板カム615を180度回転し、板カム615の最大変位位置または最小変位位置で停止して、上述した第1接離機構610による中間転写ベルト602から1次転写ローラ606の接離や、第2接離機構611による中間転写ベルト602から2次転写ローラ609の接離を行う。このように接離動作を行うことで、各構成部材の寿命向上や画質向上などを図る。
また、画像形成時は、感光体ドラム603の駆動や中間転写ベルト602の駆動を、実施の形態1または実施の形態2で例示した回転駆動装置によって駆動する。
このように実施の形態3にかかる画像形成装置600は、出力軸117にラジアル荷重が負荷しても安定した性能を維持できる回転駆動装置を用いたことで、より信頼性の高い画像形成装置600になっている。
また、遊星歯車機構100とモータ200とをユニット化し、このユニットと、第2の回転位置検出手段500を備えた第2減速機構とを適宜組み合わせることで、多様な駆動装置として使用が可能となり、駆動モジュールの共通化によるコスト低減ができるようになっている。
また、多段の遊星歯車機構100を用いて回転駆動装置を小型化し、ユニット化し、さらに、出力軸117の位置検知もパッケージングしたことにより、設計レイアウトの自由度が向上し、画像形成装置600全体が小型化できる上に、画像形成装置600の生産時における組立性、画像形成装置600のメンテナンス性、サービス性が向上できるようになっている。
この実施の形態3は、1次転写ローラ606を中間転写ベルト602に対して接離可能に、1次転写ローラ606と回転駆動装置とを第1接離機構610を介して設け、2次転写ローラ609を中間転写ベルト602に対して接離可能に、2次転写ローラ609と回転駆動装置とを第2接離機構611を介して設けたものを例示したが、実施の形態1、2で例示した回転駆動装置を画像形成装置に組み込む他の例として、例えば、以下のものがあげられる。なお、以下に示す接離機構とは、板カム615とアーム614とを備えた上記の接離機構と実質的に同じである。
まず、上述した回転駆動装置を、感光体ドラムの駆動源とする。この場合は当然のことながら接離機構は不要である。
また、中間転写ベルト602の一端側のローラと回転駆動装置とを接離機構を介して設け、中間転写ベルト602の他端側のローラを回転中心にして、中間転写ベルト602を感光体ドラム603に対して接離可能に設ける。この場合、ベルト内側に配設された1次転写ローラも連動する(1次転写ローラと中間転写ベルト用のローラとを軸支させるフレームが共通)。
また、上記の中間転写ベルト602を用いた画像形成装置ではなく、転写ベルトで記録材を搬送させながら感光体ドラム上のトナー像を直接記録材に転写させる画像形成装置の場合、上記と同様に、その転写ベルトを感光体ドラムに対して接離可能に設ける。
これらとは逆に、感光体ドラム603を中間転写ベルト602に対して接離可能に、感光体ドラム603と回転駆動装置とを接離機構を介して設けても良い。
また、実施の形態3で例示した画像形成装置以外の画像形成装置、例えば、ベルト状の感光体を用いた画像形成装置や、単色の画像形成装置など、回転駆動を要する画像形成装置の何れにも適用可能である。
また、被検出部材はエンコーダであっても良い。
以上、本実施の形態を説明したが、上述した実施の形態は、本発明の好適な実施の形態の一例を示すものであり、本発明はそれに限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲内において、種々変形実施が可能である。
実施の形態1にかかる回転駆動装置の縦断正面図である。 図1のX1−X1線に沿える横断平面図である。 図1のX2−X2線に沿える横断平面図である。 遊星歯車機構の分解斜視図である。 実施の形態2にかかる回転駆動装置の縦断正面図である。 図5の一部切欠したY矢視図である。 駆動歯車の他の軸支例を示した部分縦断正面図である。 実施の形態3にかかる画像形成装置の概略図である。 モータ停止の動作タイミングを示した線図である。
符号の説明
100 遊星歯車機構、101 外輪歯車、102 第2太陽歯車、103 第1遊星キャリア部、104 第2遊星キャリア部、111 第1太陽歯車、112 軸穴、113 支軸部、114 第1遊星キャリア、115 第1遊星歯車、117 出力軸、118 支持軸、119 第2遊星キャリア、120 支軸部、121 中空軸、122 第2遊星歯車、123 貫通穴、200 モータ、203 回転軸、300 第1の回転位置検出手段、301 第1ドッグ、302 第1センサ、303 取着穴、304 ステー、400 第2減速機構、401 筐体、402 ギアトレーン部、403 最終出力軸、409 駆動歯車、410 従動歯車、413、500 第2の回転位置検出手段、501 第2ドッグ、502 第2センサ、600 画像形成装置、601 中間転写ベルト駆動ローラ、602 中間転写ベルト、603 感光体ドラム、604 感光体ドラム減速歯車、605 感光体ドラム駆動モータ、606 1次転写ローラ、607 中間転写ベルト減速歯車、608 中間転写ベルト駆動モータ、609 2次転写ローラ、610 第1接離機構、611 第2接離機構、612 回動支点、613 フレーム、614 アーム、615 板カム、616 リンク

Claims (14)

  1. 回転軸を備えたモータと、
    前記モータのハウジングの外周に装着され、前記ハウジングの外径とほぼ同径の外輪歯車と、
    前記外輪歯車を共通の外輪歯車とし、前記モータの前記回転軸に同軸に装着された第2太陽歯車、及び当該第2太陽歯車と噛み合う第1遊星歯車を含み、前記モータの回転出力を所望の減速比で減速させる多段の遊星歯車機構と、
    前記多段の遊星歯車機構で減速させた前記モータの回転出力を外部出力させる出力軸、及び前記多段の遊星歯車機構の第1遊星キャリアを回転可能に支持し、前記出力軸と同軸に形成された支持軸を有する第2遊星キャリアと、
    前記モータの回転制御を行うために前記出力軸の回転位置を検出する回転位置検出手段とを備え、
    前記モータと前記遊星歯車機構と前記回転位置検出手段とをユニット化し、それらのユニットを前記モータの回転軸方向に配置構成したことを特徴とする回転駆動装置。
  2. 回転軸を備えたモータと、
    前記モータのハウジングの外周に装着され、前記ハウジングの外径とほぼ同径の外輪歯車と、
    前記外輪歯車を共通の外輪歯車とし、前記モータの前記回転軸に同軸に装着された第2太陽歯車、及び当該第2太陽歯車と噛み合う第1遊星歯車を含み、前記モータの回転出力を所望の減速比で減速させる多段の遊星歯車機構と、
    前記多段の遊星歯車機構で減速させた前記モータの回転出力を外部出力させる出力軸、及び前記多段の遊星歯車機構の第1遊星キャリアを回転可能に支持し、前記出力軸と同軸に形成された支持軸を有する第2遊星キャリアと、
    前記多段の遊星歯車機構で減速させた前記モータの回転出力を出力させる中間出力軸とを備えると共に、前記中間出力軸に挿脱可能に接続される回転入力部と、
    前記回転入力部を介して入力された前記モータの回転出力を所望の減速比で減速させるギアトレーン部と、
    前記ギアトレーン部で減速させた前記モータの回転を外部出力させる最終出力軸と、
    前記モータの回転制御のために前記最終出力軸の回転位置を検出する回転位置検出手段とを筐体内に支持する第2減速機構とを備え、
    前記モータと前記遊星歯車機構と前記第2減速機構とをユニット化して一体的な配置構成にしたことを特徴とする回転駆動装置。
  3. 前記回転位置検出手段は、前記最終出力軸上に形成した被検出部材と、前記筐体に支持されて前記被検出部材の到来を検出するセンサとを備えてなり、前記センサは前記ギヤトレーン部の歯車間に配置させたことを特徴とする請求項2記載の回転駆動装置。
  4. 前記回転位置検出手段は、前記出力軸に固着され、前記出力軸からその円周方向に所要の角度で略扇状に張り出すように形成された第1ドッグと、前記外輪歯車に支持されて前記第1ドッグの到来を検出して前記モータの制御信号となる動作タイミング信号を発生させる第1センサとを備えてなることを特徴とする請求項1記載の回転駆動装置。
  5. 前記回転位置検出手段は、前記最終出力軸を回転させる歯車の側面にその円周方向に沿って所要の角度で凸状に形成された第2ドッグと、前記筐体に支持され、前記第2ドッグの到来を検出して前記モータの制御信号となる動作タイミング信号を発生させる第2センサとを備えてなることを特徴とする請求項2または3に記載の回転駆動装置。
  6. 前記遊星歯車機構は、
    前記第1遊星キャリアを挟んで前記第1遊星歯車と第1太陽歯車とが配設されると共に、前記第1太陽歯車と前記第1遊星キャリアとを連通させた軸穴が設けられ、所望の減速比となるように複数段に積重可能な第1遊星キャリア部と、
    前記第2遊星キャリアを挟んで外部へ出力させる前記出力軸と第2遊星歯車とが配設されると共に、該第2遊星歯車の配設側に前記軸穴に挿入された前記支持軸が突設され、最上段の前記第1遊星キャリア部と係合させた第2遊星キャリア部と、
    前記第1遊星歯車と、前記第2遊星歯車とが噛合された前記外輪歯車と、
    前記回転軸に取り付け可能に構成され、最下段の前記第1遊星歯車に噛合された前記第2太陽歯車と
    を備えてなることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載の回転駆動装置。
  7. 前記第1遊星キャリアと前記第1太陽歯車、及び、前記第2遊星キャリアと前記出力軸と前記支持軸とは、樹脂材で一体成形されていることを特徴とする請求項1乃至6のいずれかに1項に記載の回転駆動装置。
  8. 前記モータは、ブラシモータからなり、前記モータの制御信号となる動作タイミング信号に基づいて前記モータへの通電を停止させると共に、その通電停止から所要時間経過後にショートブレーキをさせるモータ制御手段を備えていることを特徴とする請求項1乃至7のいずれか1項に記載の回転駆動装置。
  9. 請求項1乃至8のいずれかに1項に記載の回転駆動装置を備えたことを特徴とする画像形成装置。
  10. 潜像及びトナー像が形成される回転可能な感光体を備え、前記回転駆動装置の回転出力を前記感光体の駆動源としたことを特徴とする請求項9記載の画像形成装置。
  11. 転写ベルトと、該転写ベルトにトナー像を転写させる1次転写ローラとを備え、前記1次転写ローラは、前記転写べルトに対して接離可能になるように前記1次転写ローラと前記回転駆動装置とが接離機構を介して設けられていることを特徴とする請求項9記載の画像形成装置。
  12. 転写ベルトと、該転写ベルトに担持されたトナー像を記録材に転写させる2次転写ローラとを備え、前記2次転写ローラは、前記転写べルトに対して接離可能になるように前記2次転写ローラと前記回転駆動装置とが接離機構を介して設けられていることを特徴とする請求項9記載の画像形成装置。
  13. 感光体と、その感光体上のトナー像が転写される転写ベルト、または、記録材を搬送させながら感光体上のトナー像を前記記録材に転写させる転写ベルトとを備え、前記転写ベルトは、前記感光体に対して接離可能になるように前記転写ベルトと前記回転駆動装置とが接離機構を介して設けられていることを特徴とする請求項9記載の画像形成装置。
  14. 感光体と、その感光体上のトナー像が転写される転写ベルト、または、記録材を搬送させながら感光体上のトナー像を前記記録材に転写させる転写ベルトとを備え、前記感光体は、前記転写ベルトに対して接離可能になるように前記感光体と前記回転駆動装置とが接離機構を介して設けられていることを特徴とする請求項9記載の画像形成装置。
JP2008055373A 2007-07-12 2008-03-05 回転駆動装置、画像形成装置 Active JP5112113B2 (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008055373A JP5112113B2 (ja) 2007-07-12 2008-03-05 回転駆動装置、画像形成装置
CN2008101360738A CN101344739B (zh) 2007-07-12 2008-07-11 回转驱动装置及图像形成装置
US12/216,946 US8068766B2 (en) 2007-07-12 2008-07-14 Rotary drive device and image forming apparatus

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007183566 2007-07-12
JP2007183566 2007-07-12
JP2008055373A JP5112113B2 (ja) 2007-07-12 2008-03-05 回転駆動装置、画像形成装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2009037198A JP2009037198A (ja) 2009-02-19
JP5112113B2 true JP5112113B2 (ja) 2013-01-09

Family

ID=40246758

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008055373A Active JP5112113B2 (ja) 2007-07-12 2008-03-05 回転駆動装置、画像形成装置

Country Status (2)

Country Link
JP (1) JP5112113B2 (ja)
CN (1) CN101344739B (ja)

Families Citing this family (22)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5381818B2 (ja) * 2010-03-08 2014-01-08 株式会社リコー 回転体駆動装置及びこの回転体駆動装置を用いた像担持体駆動装置と画像形成装置
JP5533096B2 (ja) * 2010-03-18 2014-06-25 株式会社リコー 駆動装置および画像形成装置
EP2390104B1 (en) * 2010-05-25 2012-09-26 Ricoh Company, Limited Rotary Drive Device and Image Forming Apparatus Including the Same
JP5861916B2 (ja) * 2011-02-01 2016-02-16 株式会社リコー 遊星歯車装置および画像形成装置
JP5773257B2 (ja) * 2011-05-02 2015-09-02 株式会社リコー 駆動伝達装置及び画像形成装置
JP5773256B2 (ja) * 2011-05-02 2015-09-02 株式会社リコー 駆動伝達装置及び画像形成装置
JP2013019490A (ja) * 2011-07-12 2013-01-31 Ricoh Co Ltd 駆動装置、及び画像形成装置
JP5850306B2 (ja) 2011-09-08 2016-02-03 株式会社リコー 駆動伝達装置及びこれを備えた画像形成装置
JP5924583B2 (ja) 2011-10-19 2016-05-25 株式会社リコー クラッチ機構、及び画像形成装置
JP6004262B2 (ja) * 2012-09-07 2016-10-05 株式会社リコー 回転駆動装置、及び画像形成装置
JP5987648B2 (ja) * 2012-11-08 2016-09-07 富士ゼロックス株式会社 画像形成装置
JP6064594B2 (ja) * 2012-12-27 2017-01-25 株式会社デンソー 回転駆動装置
TWI558935B (zh) * 2015-07-07 2016-11-21 Prodrives & Motions Co Ltd A gear reducer with a self-locking function, a cam profile and a socket profile forming method, and a compound reduction gear
JP6726399B2 (ja) 2016-05-30 2020-07-22 株式会社リコー 定着装置および画像形成装置
JP2016188703A (ja) * 2016-06-07 2016-11-04 株式会社リコー 駆動装置、及び画像形成装置
DE102017200008B4 (de) * 2017-01-02 2022-09-29 Ford Global Technologies, Llc Getriebeeinheit für ein Kraftfahrzeug
JP2019047560A (ja) * 2017-08-30 2019-03-22 日本電産コパル株式会社 ギヤドモータ
JP7037726B2 (ja) * 2018-03-14 2022-03-17 株式会社リコー 接離機構、定着装置、転写装置、画像形成装置
CN109164833B (zh) * 2018-08-14 2023-03-24 北京和光飞翼机电科技有限公司 一种可进行自动调整的角度控制系统及其控制方法
JP7253141B2 (ja) * 2019-03-15 2023-04-06 株式会社リコー 駆動装置、ロボットおよび画像形成装置
JP7282633B2 (ja) * 2019-08-20 2023-05-29 キヤノン株式会社 駆動装置及び画像形成装置、並びに駆動装置の製造方法
KR20210035573A (ko) * 2019-09-24 2021-04-01 휴렛-팩커드 디벨롭먼트 컴퍼니, 엘.피. 토너 자동 주입이 가능한 구조를 갖는 토너 리필 카트리지

Family Cites Families (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003042238A (ja) * 2001-07-31 2003-02-13 Ricoh Co Ltd 遊星差動歯車減速装置、減速機構付き駆動装置及び画像形成装置
JP4773712B2 (ja) * 2004-11-16 2011-09-14 キヤノン株式会社 カラー画像形成装置
JP2007113626A (ja) * 2005-10-19 2007-05-10 Yamatake Corp 電動アクチュエータ
JP2007212806A (ja) * 2006-02-10 2007-08-23 Ricoh Co Ltd 回転駆動装置、回転駆動装置を駆動源として備える装置、画像形成装置
JP4645481B2 (ja) * 2006-02-28 2011-03-09 コニカミノルタビジネステクノロジーズ株式会社 カラー画像形成装置
JP5212010B2 (ja) * 2008-10-21 2013-06-19 株式会社リコー 遊星差動歯車減速機、画像形成装置

Also Published As

Publication number Publication date
CN101344739B (zh) 2012-07-11
JP2009037198A (ja) 2009-02-19
CN101344739A (zh) 2009-01-14

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5112113B2 (ja) 回転駆動装置、画像形成装置
US8068766B2 (en) Rotary drive device and image forming apparatus
US9176453B2 (en) Reduction gear unit and image forming apparatus incorporating same
EP2778789B1 (en) Gear transmission device, process unit including the gear transmission device, and image forming apparatus including same
US8585537B2 (en) Driving device and image forming apparatus
JP7256983B2 (ja) 電磁クラッチまたは電磁ブレーキを備えた装置、駆動伝達装置、および、画像形成装置
JP2010019271A (ja) 遊星差動歯車減速機、および画像形成装置
JP5987648B2 (ja) 画像形成装置
JP2005062642A (ja) 転写ユニット及び画像形成装置
JP5915936B2 (ja) 回転駆動装置、及び画像形成装置
JP5311215B2 (ja) 駆動装置および画像形成装置
CN106292236A (zh) 一种处理盒
JP5773257B2 (ja) 駆動伝達装置及び画像形成装置
JP2006301346A (ja) 回転体の駆動装置及びこれを備えた画像形成装置
JP4243100B2 (ja) 画像形成装置
JP2015081638A (ja) 回転駆動装置、及び画像形成装置
JP6004262B2 (ja) 回転駆動装置、及び画像形成装置
JP5162815B2 (ja) 画像形成装置
JP6697710B2 (ja) 速度切替装置、駆動装置および画像形成装置
JP2008002477A (ja) 駆動伝達部材及び画像形成装置
JP2012092936A (ja) 遊星歯車減速装置および画像形成装置
JP4958418B2 (ja) 画像形成装置
JP2008262096A (ja) 画像形成装置
JP4297089B2 (ja) 現像カートリッジ、現像装置、および、画像形成装置
JP5850305B2 (ja) 遊星歯車駆動伝達装置、及び画像形成装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20100901

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20120327

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20120525

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20121002

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20121010

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20151019

Year of fee payment: 3

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 5112113

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20151019

Year of fee payment: 3