JP7253141B2 - 駆動装置、ロボットおよび画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、駆動装置、ロボットおよび画像形成装置に関するものである。
従来、バックラッシュを抑えるなどの狙いから2つのモータによって同一の出力軸を回転させる駆動装置、ロボット及び画像形成装置が知られている。たとえば、特許文献1には、各モータから出力軸までの各駆動伝達系それぞれを複数の外歯歯車で構成した減速機構を有する駆動機構でバックラッシュを抑えたり、駆動対象の駆動トルクを向上させたりするとともに小型を図った駆動装置が記載されている。
ところが、バックラッシュを抑えるなどの狙いから2つのモータによって同一の出力軸を回転させる駆動装置では、駆動伝達系路上で出力軸に近い歯車について、耐摩耗や強度の点からさらなる信頼性の向上が望まれる。
本発明は、上記課題を解決するため、2つのモータによって同一の出力軸を回転させる駆動装置において、外輪歯車と出力軸(遊星キャリア)とは共用になるとともに、遊星歯車と太陽歯車とは専用になるよう2つのプラネタリ型遊星歯車機構を構成し、上記2つのモータによりバックラッシ低減可能な制御を行う制御手段を有することを特徴とする。
本発明によれば、駆動伝達系路上で出力軸に近い歯車の耐摩耗や強度を向上させることができる。
実施形態1に係る駆動装置1の説明図。 ホールド時のバックラッシュレス状態の説明図。 バックラッシュレス状態でのCW方向回転時の状態の説明図。 比較例に係る駆動装置の概略構成図。 特許文献1に記載の制御基板210の構成図。 位置・速度制御部213によるオフセット制御の具体例を表すグラフ。 実施形態2に係る駆動装置100の外観図。 駆動装置100の「第一駆動伝達系」と「第二駆動伝達系」の概略構成を示す正面図。 図8に示す駆動装置100のA-A断面図。 図9における遊星歯車部の拡大図。 図9における第一ブレーキ機構140部分の拡大図。 本実施形態3に係るロボットの概略構成を示す図。 同ロボットの部分の断面図。 図13に○で囲ったA部の拡大断面図。 実施形態4に係る画像形成装置の概略構成図。
〔実施形態1〕
以下、図面を参照して、本発明の一実施形態について説明する。図1は実施形態1に係る駆動装置1の説明図で、(a)は斜視図、(b)は部分断面である。この駆動装置1は、プラネタリ型遊星歯車機構を用いて2つのモータで出力軸のバックラッシをなくすものである。具体的には、一つの出力軸(遊星キャリア)2と、それぞれ二系統の遊星歯車3A、3B及び太陽歯車4A、4Bと、固定された一つの外輪歯車(内歯歯車)5とを備えたバックラッシ低減機構を有する。
二系統それぞれの遊星歯車3A、3Bは同一のキャリアピン6に挿入され、自由に回転することができ、それぞれの太陽歯車4A、4Bと同一(共通)の外輪歯車5とに噛み合う。また二系統それぞれ、太陽歯車4A、4Bは入力軸7A、7Bを介して入力歯車8A、8B(第一入力歯車、第二入力歯車)と結合している。一方の入力軸7Aと、その内側に配置されている他方の入力軸7Bは、それぞれ自由に回転することができる。それぞれの入力歯車8A、8Bは、それぞれのモータ9A、9Bから、必要に応じて駆動伝達系(駆動伝達経路)10A、10Bを介して回転駆動される。各モータ9A、9Bは制御部11で制御される。
図2はホールド時のバックラッシュレス状態の説明図である。外輪歯車5との噛み合い部を支点、太陽歯車4A、4Bとの噛み合い部を力点、遊星キャリアピン6の挿入部を作用点とし、太陽歯車4Aを実線の矢印で示す反時計方向(CCW)、太陽歯車4Bを破線矢印で示す時計方向(CW)というそれぞれ異なる方向に等しいトルクを作用させる。
CCW方向に回転する太陽歯車4Aとかみ合う遊星歯車3Aは、遊星キャリアピン6をCCW方向に回転(公転)させる方向にトルクを生じさせる。一方、CW方向に回転する太陽歯車4Bとかみ合う遊星歯車3Bは、遊星キャリアピン6をCW方向に回転(公転)させる方向にトルクを生じさせる。このとき、外輪歯車5に対し、遊星歯車3AはCW方向に、遊星歯車3BはCCW方向にそれぞれ回転して接触している。同様に、太陽歯車4Aに対して遊星歯車3AはCW方向に、太陽歯車4Bに対して遊星歯車3BはCCW方向にそれぞれ回転して接触している。そのため、歯車のガタは発生しない。そして、遊星キャリアピン6は出力軸2と結合しており、トルクのつり合いを保つことで出力軸2にはガタなくホールドされる。
図3はバックラッシュレス状態でのCW方向回転時の状態の説明図である。図2に示すホールド状態において、破線の矢印で示すCW方向に回転する太陽歯車4Bのトルクを増大させる。これにより遊星キャリアピン6での力のつり合いが崩れ、出力軸2にはガタがないままCW方向に回転する。図3とは逆に、実線の矢印で示すCCW方向に回転する太陽歯車4Aのトルクを増大させるれば、出力軸2にはガタがないままCCW方向に回転する。
図4は比較例に係る駆動装置の概略構成図である。この装置では、実施形態1の駆動装置と異なり、各モータ9A,9Bからの二系統の駆動伝達系が太陽歯車4A、4Bまでであり、同一の遊星歯車12を用いている点が異なる。この駆動装置では太陽歯車4A、4B互いに逆に回転させることによって、同一の遊星歯車12との噛み合いまで歯車のガタが発生せず、遊星歯車12までのバックラッシュを制御できる。しかし、遊星歯車12と外輪歯車5との噛み合いのガタが残ってしまう。この結果、出力軸2までの間の歯車のガタをなすことはできない。
制御部11は図2のホールド状態を成立させたり、図3のCW方向回転状態、あるいは、図3とは逆のCCW方向回転状態を実現するように各モータ9A,9Bを制御する。制御部11の構成やその制御の仕方の具体例としては特許文献1に記載の制御基板210やオフセット制御の具体例を用いることができる。
図5は特許文献1に記載の制御基板210の構成図である。制御基板210は、位置・速度制御部213、ドライバ223、およびドライバ224を備えている。第一モータ101は、エンコーダ101Bを有している。エンコーダ101Bは、第一モータ101の駆動軸101Aに設けられており、第一モータ101のエンコーダ信号enc1を出力する。エンコーダ信号enc1は、制御基板210の位置・速度制御部213に供給され、位置・速度制御部213によって第一モータ101の位置および速度のPID(Proportional Integral Differential)制御に用いられる。
第二モータ151は、エンコーダ151Bを有している。エンコーダ151Bは、第二モータ151の駆動軸151Aに設けられており、第二モータ151のエンコーダ信号enc2を出力する。エンコーダ信号enc2は、制御基板210の位置・速度制御部213に供給され、位置・速度制御部213によって第二モータ151の位置および速度のPID制御に用いられる。第一モータ101と第二モータ151が各モータ9A,9Bに対応する。
位置・速度制御部213は、上位コントローラから入力される位置目標値xtgtおよび速度目標値vtgtと、エンコーダ101Bから出力される第一モータ101のエンコーダ信号enc1とに基づき、第一モータ101のPID制御を行う。ドライバ223は、入力された電圧指令値drvoutに応じて、第一モータ101の駆動信号(DCモータ、DCブラシレスモータ等、モータ形態に合わせた駆動信号)を生成し、当該駆動信号を第一モータ101へ出力する。
また、位置・速度制御部213は、上位コントローラから入力される位置目標値xtgtおよび速度目標値vtgtと、エンコーダ151Bから出力される第二モータ151のエンコーダ信号enc2とに基づき、第二モータ151のPID制御を行う。ドライバ224は、入力された電圧指令値drvoutに応じて、第二モータ151の駆動信号(DCモータ、DCブラシレスモータ等、モータ形態に合わせた駆動信号)を生成し、当該駆動信号を第二モータ151へ出力する。
位置・速度制御部213は、第一モータ101および第二モータ151の各々の電圧指令値を制御するオフセット制御を行うことで、これら2つのモータ101,151と出力ギヤ108との間のバックラッシュを解消しつつ、これら2つのモータ101,151を駆動することができる。
図6は、位置・速度制御部213によるオフセット制御の具体例を表すグラフである。横軸は、オフセット制御による制御前の入力電圧指令値drvinを表しており、縦軸は、オフセット制御による制御後の出力電圧指令値drvoutを表している。また、実線は、第一モータ101の電圧指令値を表しており、点線は、第二モータ151の電圧指令値を表している。
まず、位置・速度制御部213は、図中Aに示すように、第一モータ101に対して、出力ギヤ108を駆動方向とは逆方向に駆動させるオフセット電圧offsetが加わるように、第一モータ101の電圧指令値(オフセット電圧指令値)を出力する。その状態で、位置・速度制御部213は、第二モータ151に対して、オフセット電圧offsetの絶対値と同値の電圧が加わりつつ、出力ギヤ108を駆動方向に駆動させる駆動電圧が徐々に加わるように、第二モータ151の電圧指令値を制御する。これにより、出力ギヤ108に対し、2つのモータ101,151の双方から互いに逆方向の駆動力が加えられるため、出力ギヤ108と2つのモータ101,151との間のバックラッシュが解消されることとなる。
次に、位置・速度制御部213は、図中Bに示すように、駆動電圧drvlimitにおいて、第二モータ151の出力が限界値に達すると、第二モータ151に駆動電圧drvlimitが印加された状態を維持するように、第二モータ151の電圧指令値を制御する。その状態で、位置・速度制御部213は、第一モータ101に対して、出力ギヤ108を駆動方向に駆動させる駆動電圧が徐々に加わるように、第一モータ101の電圧指令値を制御する。これにより、出力ギヤ108に対し、2つのモータ101,151の双方から互いに同方向の駆動力が加えられるため、出力ギヤ108の駆動トルクを高めることができる。つまり、駆動対象の駆動トルクを向上させることができる。このとき、図中Aで第二モータ151の駆動電圧を上昇させるときと同じ上昇率で、第一モータ101の駆動電圧を上昇させるようにするとよい。
そして、位置・速度制御部213は、図中Cに示すように、駆動電圧drvlimitにおいて、2つのモータ101,151の双方の出力が限界値に達すると、2つのモータ101,151の双方に対して、駆動電圧drvlimitが印加された状態を維持するように、これら2つのモータ101,151の各々の電圧指令値を制御する。
なお、図6の例において、図中A'~C'は、図中A~Cと逆方向に各モータを駆動する例を表しており、図中A~Cと対称的である。
以上、実施形態1の駆動装置1においては、出力軸(遊星キャリア)2に近いギヤほど大きなトルクを伝えるためギヤの歯面に加わる力が大きくなる。遊星歯車機構とすることで、第一モータ9Aからの伝達トルクを複数の遊星歯車3Aで分散し、同様に第二モータ9Bの伝達トルクを複数の遊星歯車3Bで分散する。このように各遊星歯車3A,3Bに伝達トルクを分散することができるので歯面に加わる力を小さくでき、これにより信頼性が向上する。
また、この駆動装置1において、出力軸(遊星キャリア)2の回転速度は、モータ9A、9Bの回転速度に対し、必要に応じて設ける駆動伝達系内のギヤと、太陽歯車4A,4Bおよび遊星歯車3A,3Bとからなる減速機構によって減速されたものとなる。したがって、これらの歯車の歯数を調整して、減速比を調整することにより、出力軸(遊星キャリア)2の回転速度を、所望の回転速度まで減速させることができる。
なお、二系統の遊星歯車3A、3Bでキャリアピン6を兼用するのに代え、それぞれ専用のピンを設け、それらを一つの出力軸(遊星キャリア)2に対し圧入などで一体化してもよい。また、モータ軸のギヤや必要に応じて設ける駆動伝達系10A、10Bはハスバ歯車や平歯車を用いて構成できる。モータ軸のギヤとこれに噛み合う歯車としてハスバ歯車を用いることが望ましい。ハスバ歯車の利用で振動や騒音を軽減できる。
〔実施形態2〕
次に本発明の他の実施形態(実施形態2)に係る駆動装置100について説明する。この駆動装置100は、実施形態1の駆動装置1をより具体的な構成を特定するとともに、ロボットに適用するのに適した構成を採用したものである。
図7は外観図であり、(a)は正面図、(b)は右側面図である。ハウジング120は前ハウジング121と後ハウジング122とからなる。前ハウジング121に形成された開口から出力フランジ109が露出している。前ハウジング121の前面には第一ブレーキ機構140と第二ブレーキ機構190が取り付けられている。後ハウジング122の背面側に第一モータ101と第二モータ151が取り付けられている。ハウジング120には駆動装置100を他の装置に固定するための複数の固定用孔120Aも形成されている。そして、ハウジング120内に、第一モータ101と第二モータ151のそれぞれから出力フランジ109に回転力を伝達するための「第一駆動伝達系」と「第二駆動伝達系」とを備える。
図8は駆動装置100の「第一駆動伝達系」と「第二駆動伝達系」の概略構成を示す正面図である。第一駆動伝達系は第一ファーストピニオン軸102、第一ファーストギヤ103、第一セカンドピニオン軸104、第一セカンドギヤ105、第一太陽ピニオン軸307、第一サードギヤ308、および複数の第一遊星歯車310を備える。第二駆動伝達系も同様に、第二ファーストピニオン軸152、第二ファーストギヤ153、第二セカンドピニオン軸154、第二セカンドギヤ155、第二太陽ピニオン軸357、第二サードギヤ358、および複数の第二遊星歯車360を備える。
図9は図8に示す駆動装置100のA-A断面図である。図10は図9における遊星歯車部の拡大図である。第一ファーストピニオン軸102と第二ファーストピニオン軸152それぞれは、前ハウジング121に固設されたベアリング131,181と、後ハウジング122に固設されたベアリング132,182とで、両端が回転自在に支持されている。第一ファーストギヤ103と第二ファーストギヤ153それぞれは、第一ファーストピニオン軸102,第二ファーストピニオン軸152に圧入されており、これらピニオン軸に対して空転することなく、ピニオン軸と等速で回転する。第一ファーストギヤ103と第二ファーストギヤ153は、第一モータ101と第二モータ151の駆動軸101A、151Aに形成されているギヤと噛み合うことにより、駆動軸からの回転力が伝わって回転する。
第一及び第二のファーストピニオン軸102,152は、前ハウジング121を貫通して、前ハウジング121の前方へ延在しており、当該延在部分には、第一及び第二のブレーキ機構140,180が設けられている。これらブレーキ機構の詳細については後述する。
第一及び第二のセカンドピニオン軸104,154は、同ピニオン軸内側に固設された2つのベアリング133,134,183,184と、前ハウジング121と後ハウジング122に固設された軸104A,154Aとによって、両端が回転自在に支持されている(図10参照)。第一及び第二のセカンドギヤ104,155は、それぞれ第一及び第二のセカンドピニオン軸104,154に圧入されており、これらピニオン軸に対して空転することなく、ピニオン軸と等速で回転する。第一及び第二のセカンドギヤ105,155は、それぞれ第一及び第二のファーストピニオン軸102,152に形成されているギヤと噛み合うことにより、第一及び第二のファーストピニオン軸102,152からの回転力が伝わって回転する。第一及び第二のセカンドピニオン軸154は、ハウジング120に固設されたベアリングにより回転自在に保持させる構造でもよい。
図10に示す遊星歯車部において、出力フランジ109は、前ハウジング121に固設さてたベアリング117によって回転自在に設けられている。第二太陽ピニオン軸357は、出力フランジ109と同軸上に設けられている。そして、第二太陽ピニオン軸357は、出力フランジ109に固設されたベアリング135と、後ハウジング122に固設されたベアリング136とによって、両端が回転自在に支持されている。第一太陽ピニオン軸307は筒状をなしており、第二太陽ピニオン軸357の外周に回転自在に配置されている。また、第二太陽ピニオン軸357は筒状をなしており、センサパイプ106が筒内を貫通して設けられている。
センサパイプ106の上端部は、出力フランジ109の中心に形成された貫通孔に圧入されている。これにより、センサパイプ106は、出力フランジ109と等速で回転する。一方、センサパイプ106の下端部は、後ハウジング122に形成された開口部を貫通して、当該開口部から露出している。
センサパイプ106の下端部に中空形状の永久磁石106Aを固定している。この永久磁石106Aに対向する基板118上の位置に角度センサのホールIC119を設けている。これらで磁気式エンコーダを構成し、ホールIC119でセンサパイプ106の回転に伴う永久磁石のS極とN極との切り替わりを検知することで、センサパイプ106の回転角(すなわち、出力フランジ109の回転角)を検出できる
第一サードギヤ308は、第一太陽ピニオン軸307に圧入されており、第一太陽ピニオン軸307に対して空転することなく、第一太陽ピニオン軸307と等速で回転する。第一サードギヤ308は、第一セカンドピニオン軸104に形成されているギヤと噛み合うことにより、第一セカンドピニオン軸104からの回転力が伝わって回転する。
第二サードギヤ358は、第二太陽ピニオン軸357に例えばキー358Aなどの動力伝達要素により締結されており、第二太陽ピニオン軸357に対して空転することなく、第二太陽ピニオン軸357と等速で回転する。第二サードギヤ358は、第二セカンドピニオン軸154に形成されているギヤと噛み合うことにより、第二セカンドピニオン軸154からの回転力が伝わって回転する。
第二サードギヤ358と第二太陽ピニオン軸357とがスラスト方向に移動することを防止するために、キー358Aをねじ358Bで固定する。また、キー358Aによる動力伝達とする理由は、組付け性を確保するためである。
第一及び第二の太陽ピニオン軸307,357の回転は、複数の遊星歯車310,360を介して、出力フランジ109へ伝達される。具体的には、第一及び第二の太陽ピニオン軸307,357の一部には、それぞれ第一及び第二の太陽歯車307A,357Aが形成されている。第一太陽歯車307Aは、当該太陽歯車の周囲に配設された複数の第一遊星歯車310の各々と噛み合うことにより、これら複数の第一遊星歯車310を回転させる。また、第二太陽歯車357Aは、当該太陽歯車の周囲に配設された複数の第二遊星歯車360の各々と噛み合うことにより、これら複数の第二遊星歯車360を回転させる。
第一及び第二の遊星歯車310,360は、中心に形成された貫通孔内に、すべり軸受けが圧入されている。すべり軸受けは、中心に形成された貫通孔内に、第一及び第二の遊星歯車310,360の回転軸となるシャフトピン112が貫通して設けられる。これにより、第一及び第二遊星歯車360は、すべり軸受けを介して、一つのシャフトピン112に対して回転自在となっている。
第一太陽歯車307Aには第一遊星歯車310、第二太陽歯車357Aには第二遊星歯車360、が噛み合う条件のみとならなければならない(例えば、第一太陽歯車307Aに第二遊星歯車360がかみ合うなどの状態となってはいけない)。図8では第一及び第二遊星歯車360はそれぞれ4個配置されているが、2個以上あればよい。
シャフトピン112の図中の前端は、出力フランジ109に圧入されており、シャフトピン112の図中の後端は、ハブリング113に圧入されている。これにより遊星歯車の軸方向への移動を規制する。複数本(図示の例では4本)のシャフトピン112をハブリング113でつなぐことで、歯車のかみ合いにより生じる力でシャフトピン112が変形するのを抑制する。ハブリング113はシャフトピン112を介して出力フランジ109に保持される。これに加えて、ベアリングや滑り軸受けを介して第一太陽ピニオン軸307の周面にも保持させてもよい。なお、第一及び第二の遊星歯車310,360の回転軸となるシャフトピン112(遊星キャリアピン)を、第一及び第二の遊星歯車310,360で兼用しているが、それぞれ専用のピンを設け、それらを出力フランジ109に対し圧入などで一体化してもよい。
複数の第一及び第二遊星歯車310,360の周囲には、内歯車(外輪歯車)116が形成されている。複数の第一及び第二遊星歯車310,360の各々は、第一及び第二太陽歯車307A,357Aとそれぞれ噛み合っているとともに、内歯車116とも噛みあっている。そのため、第一及び第二の太陽歯車307A,357Aが回転すると、複数の第一及び第二の遊星歯車310,360の各々が自転しながら第一及び第二の太陽歯車307A,357Aの周りを公転する。複数の第一及び第二の遊星歯車310,360の公転による回転力により、複数の第一及び第二の遊星歯車310,360の各々のシャフトピン112を介して、出力フランジ109が回転する。出力フランジ109の回転は、出力フランジ109に結合された駆動対象(例えば、ロボットの関節等)に伝達され、これにより、駆動対象が駆動されることとなる。
図11は図9における第一ブレーキ機構140部分の拡大図である。第二ブレーキ機構190も同様の構成であるため、第一ブレーキ機構140を例にして説明する。図11に示すように、ブレーキ機構140は、第一ファーストピニオン軸102と同軸上に設けられている。駆動装置100は、複数のギヤを用いて駆動伝達系を構成しているため、第一モータ101の回転力を出力フランジ109に伝達する際の伝達効率が比較的高く(約90%)、一方で、出力フランジ109の回転力も、モータ101に伝わり易いという特性を有している。
このため、例えば、本実施形態の駆動装置100をロボットアームに取り付けた場合、モータ101の駆動を停止しモータ101がロボットアームの回転軸の回転を保持していない状態にすると、ロボットアーム自体の自重がモーメントとして出力フランジ109に伝達される。このモーメントにより、ロボットアームは、重力とバランスが取れる釣り合いの位置まで、自動的に降下する。
そこで、本実施形態の駆動装置100は、ブレーキ機構140により、駆動伝達系の回転を機械的に制動することにより、モータ101がロボットアームの回転軸の回転を保持していない状態であっても、ロボットアームが自動的に降下してしまうといった事態を回避可能としている。このブレーキ機構140が作動・不作動切り替え可能なブレーキに相当する。
図8に示すように、ブレーキ機構140は、ブレーキカバー141、ロータハブ142、ブレーキ本体143、ネジ144、ロータ145、アーマチャ146、プレート147、およびコイル148を有して構成されている。
第一ファーストピニオン軸102は、その一部が前ハウジング121の前面から、ブレーキカバー141の内部へと突出している。図示の例では、第一ファーストピニオン軸102の外周面には、Oリング102Aが取り付けられている。Oリング102Aは、ベアリング131の内側に密着することにより、第一ファーストピニオン軸とベアリング131との間からの、グリスの漏出を防ぐことができる。
ブレーキカバー141の内部において、第一ピニオン軸102の先端には、ロータハブ142が取り付けられている。ロータハブ142は、ピンまたはDカットにより第一ピニオン軸102とともに回転する構造となっており、抜け止めのネジ144によって第一ピニオン軸102の先端に固定されている。
ロータハブ142は、ブレーキ本体143の内部のロータ145と噛み合うように正方形になっている。第一ピニオン軸102が回転すると、その回転はロータハブ142を介して、ブレーキ本体143の内部のロータ145に伝わり、ロータ145が回転するようになっている。
制動時には、図示を省略するバネからの付勢力により、アーマチャ146が下方に押し下げられる。これにより、ロータ145が、アーマチャ146とプレート147との間に挟みこまれ、その際に生じる摩擦力により、当該ロータ145の回転に制動がかけられる。
一方、非制動時には、コイル148が通電され、これによってコイル148とアーマチャ146との間に生じる上記付勢力よりも大きい磁気吸引力により、アーマチャ146が上方に引き寄せられる。これにより、ロータ145は、上記摩擦力から開放され、回転自在な状態となる。
本実施形態2の駆動装置100においても、第一及び第二のモータ101,151を制御手段を用いてコントロールする。制御手段の構成やその制御の仕方の具体例としては、図5及び図6を用いて説明した制御基板210やオフセット制御を用いることができる。つまり、バックラッシを無くすのに、第一モータ101を正転させ出力ギヤを回転させる。このとき、第二モータ151101は出力ギヤにブレーキをかけながら回転させる(プリロードトルク)。これにより、出力ギヤの正転/逆転方向の遊びを消すことが出来る。
また、第一、第二モータ151101を協調させて動作させることで、たとえば第一、第二モータ151101の動力がそれぞれ20Wであるとすれば、出力軸において40W程の動力を得ることができる。
以上、実施形態2の駆動装置100では、回転力を発生させる第一及び第二のモータ101,151、モータが発生した回転力を減速して所望の回転数およびトルクを出力フランジ109から得るための駆動伝達系、および、駆動伝達系における回転を制動する第一及び第二のブレーキ機構140,180が、ハウジング120に対して一体的に設けられている。ハウジング120は、前ハウジング121と後ハウジング122ケースとがネジで締結されることにより、箱型の形状となる。これにより、駆動装置100は、トルク発生時の捩り剛性を高めることができ、歯車同士の噛み合い精度の低下を抑制し、歯車の回転負荷を抑制することができる。
また、駆動装置100は、モータ、駆動伝達系、センサ系、コントローラ系、およびブレーキ機構を、ハウジング120に一体化してモジュール化している。よって、例えば、ロボットアーム内に駆動装置100を設置する場合、ハウジング120をロボットの構造体に取り付け、ロボット側の回転軸と駆動装置100の出力軸(出力フランジ109)とを固定するだけで、駆動装置100の設置が完了することができる。このため、駆動装置100は、メンテナンスの際の着脱容易性が、極めて高いものであるといえる。
また、出力フランジ109の回転力は、当該回転力を利用する装置に伝えられる。例えば、出力フランジ109の回転力を、ロボットアームの回転に使用する場合、出力フランジ109を、ロボットアームの関節の回転軸と接続することで、ロボットアームを回転させることが可能となる。この際、出力フランジ109の表面から突出したピン109Bを、ロボットアームの関節の回転軸にはめ込むことで、当該回転軸の位置合わせおよび滑り止めが可能となる。
また、上位のコントローラは、モータの内部に設けられたエンコーダ(回転角検知センサ)によって検知された駆動軸の回転角から、ロボットアームの動作角度を算出することが可能である。すなわち、上位のコントローラは、エンコーダの出力値に基づいて、駆動軸の回転角を制御することにより、ロボットアームの動作角度を、所望の角度とすることができる。そして、ロボットアームの動作角度をより正確に検出するために、出力フランジ109の回転角を検出する角度センサ(106A、119)の信号を用いることもできる。
また、太陽歯車ピニオン軸307,305の中心部にあるセンサパイプ106が、前ハウジング121の前面から後ハウジング122の背面にかけて貫通してので、例えばロボットなどに使用する際にセンサパイプ106内にハーネス740を通した状態で出力フランジ109を回転させることが可能となる。
なお、本実施形態2の駆動装置100は第一及び第二のブレーキ機構140,180などを備えるので、ロボットアームの関節部を構成し、アーム本体を駆動対象とする駆動装置に好適であるが、適用対象はこれに限られない。適用対象にって必要ない場合には、第一及び第二のブレーキ機構140,180や角度センサ(106A、119)などを省略することもできる。
〔実施形態3〕
次に本発明の駆動装置を備えたロボットの実施形態(実施形態3)について説明する。図12は、本実施形態3に係るロボットであるマニピュレータ装置700の概略構成を示す図である。このマニピュレータ装置700は、2つの関節部を備えた2自由度のマニピュレータ装置であり、回転ステージ上に取り付けるなどして使用される。第一アーム701と第二アーム702とを有し、第二アーム702にの先端にエンドエフェクタとしてピッキングハンド703を備えている。第一アーム701の基端は台座704の上部に固定された支持体705の上端に回転可能に取り付けられている。両者の取付部で第一関節部706を構成している。この第一アーム701の先端に第二アーム702の基端が回転可能に取り付けられ、両者の取り付け部で第二関節部707を構成している。
図13は第一関節部706を構成する部分の断面図である。第一アーム701の本体であるアーム本体701Aを駆動対象する駆動装置として、実施形態2に係る駆動装置100を支持体705に固定して用いている。アーム本体701Aは、一体化された回転軸部材701Bを介しベアリング705Aで支持体705に回動可能に取り付けられる。駆動装置100は、出力フランジ109の回転軸が、アーム本体701Aの回転軸730Lと一致するように、支持体705の内部に配置される。この配置にあたり、駆動装置100は、前ハウジング121の前面に形成しれた凹部120B(図7(a)参照)に、支持体705の内面から突出した位置決めピン712が嵌め込まれることにより、支持体705に対する回転角度の位置決めを容易に行えるようになっている。そして、駆動装置100は支持体705の内面に対して複数の固定ネジ731によって固定される。固定ネジ731による固定用の孔120Aは図7に示すように例えばが3箇所に設ける。
図14は図13に○で囲ったA部の拡大断面図である。出力フランジ109は、複数の固定ネジ732によって、アーム本体701Aの内面の回転軸部材701Bに固定される。具体的には、出力フランジ109の中央に設けられた凹部が、アーム本体701Aの回転軸部材701B内面に形成された凸部に嵌め込まれ、その回転中心が位置決めされる。そして、出力フランジ109の表面から突出したピン109Bを、アーム本体701Aの回転軸部材701B内面に形成された凹部にはめ込むことで、出力フランジ109の回転角度の位置決めおよび滑り止めがなされる。これにより、出力フランジ109が回転すると、当該出力フランジ109に固定されたアーム本体701Aが回転することとなる。
出力フランジ109はセンサパイプ106により中空形状となっている。出力フランジ109に固定されるアーム回転軸部材701Bおよびアーム本体701Aにも位置を対応させた中空部を設けている。これにより、図14に示すようにハーネス740を通すことが可能となる。
駆動装置100によるアーム本体701Aの駆動制御でも制御手段の構成やその制御の仕方の具体例としては、図5及び図6を用いて説明した制御基板210やオフセット制御を用いることができる。アーム本体701Aの回転方向および回転量(回転角度)の制御は、上位のコントローラからモータの回転方向および回転量(回転角度)を制御する。これにより、アーム本体701Aの回転をブレーキ機構によって制動可能としつつ、上位のコントローラから第一及び第二のモータ101,151を制御することにより、アーム本体701Aの回転を制御することができる。また、上位のコントローラからブレーキ機構を制御することにより、アーム本体701Aの回転を制動することができる。
なお、図13及び図14を用いて説明した以上の第一関節部706の構成は、第二関節部707にも適用できる。すなわち、第一アーム701に駆動装置100を取り付け、この出力フランジ109を第二アーム702に固定して駆動対象として第二アーム702を駆動するようにできる。
また、図13及び図14にロボットアームの関節部分を示すように、このような関節部分を備えたロボットであれば、図12にロボットに限らず、産業用ロボットや家庭用ロボット等など、ロボットアームを備える様々な用途のロボットが対象となり得る。
〔実施形態4〕
次に本発明の駆動装置を備えた画像形成装置の実施形態(実施形態4)について説明する。図15は実施形態4に係る画像形成装置の概略構成図である。原稿Dは、原稿搬送部810によって、図中の矢印方向に搬送(給送)されて、原稿読込部802上を通過し、原稿読込部802で画像情報が光学的に読み取られる。読み取られた画像情報に基づいたレーザ光等の露光光Lが、露光部803(書込部)から作像部804の感光体ドラム805上に照射される。作像部804において、所定の作像プロセス(帯電工程、露光工程、現像工程)を経て、感光体ドラム805上に画像情報に対応した画像(トナー像)が形成される。形成された画像は、給送装置852から搬送経路Kなどを通って搬送されてきたシートP上に転写部807で転写される。転写工程後のシートPは、定着装置820でトナー像が定着され、排紙トレイ831上に積載される。
装置801の本体には複数の給送装置812、813が設けられている。これらはほぼ同様の構成となっている。給送装置813には、載置部843(昇降板)、載置部843に載置されたシートPを給送するための給送手段としての給送装置852、等が設置されている。
このように構成された画像形成装置801は、バックラッシュの影響を避けた位置決め制御や駆動対象の駆動トルク向上させる制御などが必要な駆動箇所(例えば、給紙搬送、原稿搬送、感光体ドラム805の回転駆動等)の少なくと一箇所について実施形態2の駆動装置を備えている。これによれば、正確な位置決め制御を行うことができる。
1 :駆動装置
2 :出力軸
3A :遊星歯車
3B :遊星歯車
4A :太陽歯車
4B :太陽歯車
5 :外輪歯車
6 :遊星キャリアピン
7A :入力軸
7B :入力軸
8A :入力歯車
8B :入力歯車
9A :モータ
9B :モータ
10A :駆動伝達系
10B :駆動伝達系
11 :制御部
12 :遊星歯車
100 :駆動装置
101 :第一モータ
101A :駆動軸
102 :第一ファーストピニオン軸
102 :第一ピニオン軸
103 :第一ファーストギヤ
104 :第一セカンドピニオン軸
105 :第一セカンドギヤ
108 :出力ギヤ
109 :出力フランジ
109B :ピン
112 :シャフトピン
113 :ハブリング
116 :内歯車
118 :基板
119 :ホールIC
120 :ハウジング
121 :前ハウジング
122 :後ハウジング
140 :第一ブレーキ機構
151 :第二モータ
152 :第二ファーストピニオン軸
153 :第二ファーストギヤ
154 :第二セカンドピニオン軸
155 :第二セカンドギヤ
190 :第二ブレーキ機構
210 :制御基板
305 :太陽歯車ピニオン軸
307 :第一太陽ピニオン軸
307A :第一太陽歯車
308 :第一サードギヤ
310 :第一遊星歯車
357 :第二太陽ピニオン軸
357A :第二太陽歯車
358 :第二サードギヤ
360 :第二遊星歯車
700 :マニピュレータ装置
151 :第二モータ
特開2018-204690号公報

Claims (8)

  1. 2つのモータによって同一の出力軸を回転させる駆動装置において、外輪歯車と出力軸(遊星キャリア)とは共用になるとともに、遊星歯車と太陽歯車とは専用になるよう2つのプラネタリ型遊星歯車機構を構成し、各太陽歯車に2つのモータから駆動を伝えるようにし、
    上記2つのモータによりバックラッシ低減可能な制御を行う制御手段を有することを特徴とする駆動装置。
  2. 上記2つのモータから各モータに対応する遊星歯車までの駆動伝達経路内それぞれに、作動・不作動切り替え可能なブレーキを設けたことを特徴とする請求項1に記載の駆動装置。
  3. 上記2つのモータと、
    上記2つのプラネタリ型遊星歯車機構と
    記2つのモータから各モータに対応する遊星歯車までの駆動伝達経路内それぞれに、作動・不作動切り替え可能なブレーキと、
    上記出力軸(遊星キャリア)の回転角度を検出する角度センサとを備えたことを特徴とする請求項1または2に記載の駆動装置。
  4. 上記2つのモータと上記各太陽歯車との間に減速機構を設けたことを特徴とする請求項1乃至3の何れか一に記載の駆動装置。
  5. 上記減速機構はハスバ歯車を含むことを特徴とする請求項4に記載の駆動装置。
  6. モータから出力軸に回転力を伝達するための第一駆動伝達系及び第二駆動伝達系を有する、2つのモータによるバックラッシ低減機構を持つ駆動装置において、
    第一および第二モータ、複数の第一および第二遊星歯車、一つの内歯車、第一太陽歯車とそれに結合された第一入力歯車、第二太陽歯車とそれに結合された第二入力歯車、からなる遊星歯車機構で、
    第一及び第二の遊星歯車はキャリアピンに回転自在に支持された状態で、複数存在し、
    各キャリアピンは、一つの出力軸(遊星キャリア)と結合され、
    第一太陽歯車と複数の第一遊星歯車、第二太陽歯車と複数の第二遊星歯車、が噛み合うように配置され、
    複数の第一および第二遊星歯車は、一つの内歯車にかみ合い、
    第一モータにより第一入力歯車、第二モータにより第二入力歯車が駆動可能な状態で配置され、
    ていることを特徴とする駆動装置。
  7. 請求項1乃至6の何れか一に記載の駆動装置と、前記駆動装置によって駆動される駆動対象とを備えたロボット。
  8. 請求項1乃至6の何れか一に記載の駆動装置と、前記駆動装置によって駆動される駆動対象とを備えた画像形成装置。
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