JP2007113626A - 電動アクチュエータ - Google Patents

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Abstract

【課題】部品点数の削減と共通化を図り、小型、軽量化を可能にした電動アクチュエータを提供する。
【解決手段】上ケース21とギアケース23とで電動アクチュエータ2のハウジング6を形成し、上ケース21内に駆動モータ11を配置する。一方、ギアケース23には、積層された2つの遊星歯車ユニットU1,U2からなる減速歯車機構12を収納する。また、駆動モータ11に近い遊星歯車ユニットU1の遊星歯車31の個数を、回転軸3に近い遊星歯車ユニットU2の遊星歯車39の個数より少なくする。
【選択図】 図1

Description

本発明は、温水、冷水、水蒸気等の流体の流量を制御する電動弁やダンパ等に用いられる電動アクチュエータに関するものである。
各種流体の流量を制御するバルブやダンパの開度調整を行う電動式のアクチュエータは、制御部からの駆動信号によって駆動する駆動モータと、この駆動モータの回転を減速し制御対象であるバルブやダンパ等の回転軸に伝達する減速歯車機構と、前記回転軸の現在の動作角(または動作範囲)を検出する動作角検出機構を備えている(例えば、特許文献1参照)。
電動アクチュエータの減速歯車機構としては、通常多数の平歯車を多段に積層して構成したものとか、前記特許文献1に記載された太陽歯車、遊星歯車および内歯車とからなる遊星歯車機構を用いたものが知られている。
特許文献1に記載されている電動アクチュエータは、太陽歯車、遊星歯車およびギアベースからなる遊星歯車ユニットを多段に積層して構成した遊星歯車機構を、内壁に内歯車を形成してなるケーシング内に収納し、このケーシングをアクチュエータのケース内に組込み、駆動モータの回転を遊星歯車機構によって減速するようにしている。ケースは駆動モータを収納する上ケースと、ケーシングを収納する下ケースとで構成され、上ケースと下ケース間を保持板によって仕切り、駆動モータの駆動軸の回転を最上段の遊星歯車ユニットの太陽歯車に伝達するようにしている。
特開2002−31259号公報
しかしながら、従来の二段平歯車を用いた減速歯車機構は、噛合いが一箇所で負荷が大きくなるためコスト高な高強度材からなる大きな平歯車となり、駆動モータ、減速歯車機構等を収納するハウジングが大型化し、アクチュエータを小型、軽量化することができないという問題があった。
一方、前記特許文献1に記載されている電動アクチュエータは遊星歯車機構を用いているため、二段平歯車を用いた減速歯車機構に比べて負荷を分散できるため歯車を小型化できるとしている。
しかしながら、この減速歯車機構は入力側と出力側の減速比が全て同一の遊星歯車ユニットを単に所要段数積層して構成しているだけであるため、部品点数の増加と重量化および大型化を招くという問題があった。すなわち、減速歯車機構を構成する各段の遊星歯車ユニットの遊星歯車にかかる負荷は一様ではなく、駆動モータ側から弁の回転軸側に向かって大きくなるものである。このため、実際の設計に際しては各段の負荷に応じて遊星歯車ユニットを設計することが望ましい。しかしながら、全ての遊星歯車機構を同一に設計する場合は、最終段の負荷を基準にして設計する必要があるため、負荷が小さくなる最終段以外の遊星歯車ユニットについては負荷能力が余剰となり、部品点数の削減、軽量化および小型化の大きな障害となる。
また、駆動モータ側は負荷が小さいことから遊星歯車の歯数を大きくして太陽歯車の歯数を少なくすることができるにもかかわらず最終段の遊星歯車の歯数に合わせているため、減速歯車機構全体の減速比が非効率となり、電動アクチュエータの重量、大きさ、部品点数を増大させることになる。
本発明は上記した従来の問題を解決するためになされたもので、その目的とするところは、部品点数の削減と共通化を図り、小型、軽量化を可能にした電動アクチュエータを提供することにある。
上記目的を達成するために第1の発明は、ケース内に配設された駆動モータと、太陽歯車および遊星歯車を多段に積層してなる遊星歯車ユニットと前記遊星歯車が噛合する内歯車とからなる遊星歯車機構とを備え、この遊星歯車機構によって前記駆動モータの回転を減速し回転軸に伝達する電動アクチュエータにおいて、前記遊星歯車ユニットを、内歯車を共通として遊星歯車の個数が前記駆動モータに近いユニットほど減少する少なくとも2種類の遊星歯車ユニットで構成したものである。
第2の発明は、ケース内に配設された駆動モータと、太陽歯車および遊星歯車を多段に積層してなる遊星歯車ユニットと前記遊星歯車が噛合する内歯車とからなる遊星歯車機構とを備え、この遊星歯車機構によって前記駆動モータの回転を減速し回転軸に伝達する電動アクチュエータにおいて、前記遊星歯車ユニットは、減速比を大きくする少なくとも2種類の遊星歯車ユニットからなり、内歯車を共通として前記駆動モータに近いユニットほど遊星歯車の歯数は大きく、太陽歯車の歯数は少なくしたものである。
第3の発明は、ギアケースを備え、このギアケースは内壁に内歯車が形成され、駆動モータと遊星歯車機構を収納するケースであるとともにアクチュエータのハウジングを構成するものである。
第1の発明においては、遊星歯車にかかる負荷が駆動モータの駆動軸に近くなればなるほど低負荷となることに着目し、各段の遊星歯車の数を駆動モータ側に近いユニットほど少なくなるようにしたので、遊星歯車の数を削減でき、アクチュエータの軽量化およびコスト低減を実現することができる。
第2の発明においては、駆動モータに近い遊星歯車ユニットほど遊星歯車の歯数を大きくし、太陽歯車の歯数を少なくしたので、軽量化、小型化およびコスト低減を実現することができる。
第3の発明においては、ギアケースが駆動モータを収納するケースとともにアクチュエータのハウジングを構成しているので、部品の共用化を図ることができ、ハウジング自体を小型軽量化することができる。また、検出部や回転軸などの位置合わせが容易になる。
以下、本発明を図面に示す実施の形態に基づいて詳細に説明する。
図1は本発明に係る電動アクチュエータの一実施の形態を示す断面図、図2は同アクチュエータの主要構成部品の分解斜視図、図3(a)〜(c)はケースの正面図、平面図および右側面図、図4(a)〜(c)はジョイントの平面図、正面図および底面図、図5(a)、(b)は弁開度が0%時の回動位置検出手段のON、OFF状態を示す平面図および正面図、図6(a)、(b)は弁開度が50%時の回動位置検出手段のON、OFF状態を示す平面図および正面図、図7(a)、(b)は弁開度が100%時の回動位置検出手段のON、OFF状態を示す平面図および正面図である。
図1において、1は制御対象であるボールバルブ、2はボールバルブ1を駆動制御し弁開度を調整する電動アクチュエータである。
前記ボールバルブ1は従来周知の二方ボールバルブで、弁本体4の上部に一体に突設した円筒部4Aを貫通する回転軸3を備え、その上端部が前記電動アクチュエータ2に連結され、下端側にはボールバルブ1内を流れる流体の流量を制御するボールプラグ(図示せず)が設けられている。ボールプラグの全動作角は90°、全閉角は−45°、全開角は+45°である。
図1〜図4において、前記電動アクチュエータ2は、前記円筒部4A上にヨーク5を介して着脱可能に設置されたハウジング6と、このハウジング6内に収納された駆動モータ11、減速歯車機構12、前記回転軸3の動作角を検出する動作角検出機構13等を備えている。
前記ヨーク5は、前記円筒部4Aの上端に一体に設けたフランジ部4B上に位置決めされて設置されており、係合エレメント15によって着脱可能に固定されている。ヨーク5の底面には、複数個の位置決めピン16が一体に突設されており、これらの位置決めピン16をフランジ部4Bの上面に形成した凹部17に嵌合することにより、ヨーク5をフランジ部4B上に位置決めしている。
前記係合エレメント15は、前記ヨーク5の内部に嵌め込み固定されており、フランジ部4B側に設けた係合部(図示せず)に係合する係合部と、係合エレメント15をフランジ部4Bに対して係止する操作ノブ18を備えている。操作ノブ18は、ヨーク5の下部に形成した開口部20から外部に突出しており、この操作ノブ18を水平方向に回動操作してフランジ部4Bと係合エレメント15の係合状態を解除すると、ヨーク5をフランジ部4Bから取り外すことができる。
前記ハウジング6は、前記駆動モータ11および動作角検出機構13を収納する上ケース21と、この上ケース21の下端部外周面に嵌装されたリング22と、前記減速歯車機構12を収納するギアケース23とで構成されている。
上ケース21は、前記ヨーク5の上面にリング22およびギアケース23とともに着脱可能に固定されており、下面側開口部が前記ギアケース23によって覆われている。
ギアケース23は、内部に前記減速歯車機構12を収納して外周縁部が前記ヨーク5の上面に固定され、上端側開口部23aが取付板24によって閉塞されている。ギアケース23の下端側開口部23bは、後述するキャリア43を回転自在に軸支する軸孔を形成している。
前記駆動モータ11は、前記ギアケース23の取付板24上に設置されることにより、上ケース21内に位置している。また、駆動モータ11は取付板24上に下向きに設置されることにより、駆動軸25が取付板24に設けた挿通孔を貫通してギアケース23内に挿入され、その挿入端部に駆動軸25の回転を前記減速歯車機構12に伝達するピニオン26が固定されている。
前記減速歯車機構12は、二段に積層された第1、第2の遊星歯車ユニットU1,U2と、前記キャリア43等によって構成されており、前記ギアケース23に収納されている。
上方に位置し駆動モータ11の駆動軸25に近い第1の遊星歯車ユニットU1は、太陽歯車30と、3個の遊星歯車31と、キャリア32と、内歯車40(図3(b))等で構成されている。駆動モータ11と遊星歯車ユニットU1への噛合の伝達には、二段ギア27(27a,27b)と、ギア29が介在する。二段ギア27の第1ギア27aは前記ピニオン26に噛合し、第2ギア27bには前記ギア29が噛合している。太陽歯車30は、ギア29と一体に形成されており、遊星歯車31がそれぞれ噛合している。各遊星歯車31は、第1のキャリア32の上面に突設した3本の支持ピン33によってそれぞれ回転自在に軸支されている。また、第1のキャリア32の中央には、前記ギア29を回転自在に軸支する軸ピン34が立設されている。
下方側に位置し前記ボールバルブ1の回転軸3に近い第2の遊星歯車ユニットU2は、太陽歯車38と、この太陽歯車38にそれぞれ噛合する4個の遊星歯車39と、これらの遊星歯車39が噛合する前記内歯車40と、第2のキャリア43等で構成されている。太陽歯車38は、前記第1のキャリア32の下面に一体に設けられている。各遊星歯車39は、前記第2のキャリア43に突設した軸ピン44によってそれぞれ回転自在に軸支されている。また、遊星歯車39は、第1の遊星歯車ユニットU1の遊星歯車31より歯幅を厚く形成されている。これは、ボールバルブ1の回転軸3に近い遊星歯車ユニットほど太陽歯車に加わる負荷が大きくなるため、遊星歯車39の歯幅を厚くして負荷に耐え得るようにしている(面圧の低減)。前記内歯車40は、前記ギアケース23の内壁に形成された固定歯車からなり、前記遊星歯車31,39が共通に噛合している。
前記キャリア43は、下面に一体に突設した円筒状の軸部43Aを有し、この軸部43Aが前記ギアケース23の下面に形成した軸孔23bによって回転自在に軸支されている。また、軸部43Aの内面側にはスプライン溝46が形成されており、このスプライン溝46には前記ギアケース23の下方に配設したジョイント47のスプライン歯48が噛合している。
前記ジョイント47は、前記回転軸3と前記減速歯車機構12とを連結することにより、減速歯車機構12によって減速された駆動モータ11の回転を回転軸3に伝達する回転伝達部材で、前記回転軸3の上端に設けた角柱部3aに回転を規制するように嵌合されており、上面中央部には前記スプライン歯48が設けられている。また、ジョイント47には、前記回転軸3を手動回動させて動作角を調整するときに用いられる操作ハンドル50と、前記動作角検出機構13のレバー部材54を傾動させる2つの操作部51,52とが設けられている。操作部51,52は、ジョイント47の円筒部47Aに設けた段差部で構成されている。操作部51と52は、円筒部47Aの周方向に略95°離間して設けられている。
前記動作角検出機構13は、前記レバー部材54と、このレバー部材54の傾動によってON、OFFされる2つの回動位置検出手段60,61とで構成されている。回動位置検出手段60,61としては、ノーマルクローズタイプのマイクロスイッチが用いられる。レバー部材54は、図3(a)においてギアケース23の左右方向(矢印A,B方向)に傾動自在に立設されており、前記ジョイント47の操作部51,52のいずれも当接しない状態では略垂直に起立しており、前記回動位置検出手段60,61のいずれに対しても非接触な状態を維持している。このようなレバー部材54は、下端寄りが回動自在に軸支され、弾性部材によって通常中点位置に保持されることにより自動復帰型のレバーを構成している。
前記回動位置検出手段60,61は、同じく前記ギアケース23上に前記レバー部材54を挟んでその傾動方向に近接して対向するように配設されている。また、2つの回動位置検出手段60,61のうち図5(a)において右側に位置する回動位置検出手段60は、前記ジョイント47の図5に示す最小回動位置(弁の弁開度が0%となるときの回動位置)において、前記レバー部材54によって押圧されてOFFになることにより、開度減少方向へのモータ11への通電を停止する。それ以外の回動位置ではON状態で最小回動位置検知手段を構成している。このとき、左側に位置する回動位置検出手段61はONの状態を保持している。
左側に位置する前記回動位置検出手段61は、前記ジョイント47の図7に示す最大回動位置(弁開度が100%となるときの回動位置)において、前記レバー部材54によって押圧されてOFFになることにより、開度増加方向へのモータ11への通電を遮断する。それ以外の回動位置ではON状態で最大回動位置検知手段を構成している。このとき、右側の回動位置検出手段60はON(導通)の状態を保持している。なお、弁開度が全閉、全開以外の中間開度においては、レバー部材54がジョイント47の操作部51,52のいずれによっても傾動されないため、回動位置検出手段60,61はいずれもON(導通)の状態を保持している。
次に、このような構造からなる電動アクチュエータ2の動作について説明する。
制御部からの駆動信号によって駆動モータ11を駆動すると、その駆動軸25の回転は減速歯車機構12によって減速された後、ジョイント47を介してボールバルブ1の回転軸3に伝達される。すなわち、駆動モータ11が駆動するとその駆動軸25の回転は、ピニオン26を介して二段ギア27に伝達される。また、二段ギア27の回転はギア29を介して太陽歯車30に伝達され、これによって太陽歯車30が回転して3つの遊星歯車31を回転させる。
遊星歯車31は太陽歯車30の回転によって回転すると、内歯車40に沿って公転して第1のキャリア32を回転させ、太陽歯車30の回転を減速する。また、遊星歯車31が内歯車40に沿って公転すると、太陽歯車38も回転し、4つの遊星歯車39を回転させる。これらの遊星歯車39は内歯車40に沿って公転し、第2のキャリア43を回転させて太陽歯車38の回転を減速する。さらに、この第2のキャリア43の回転は、スプライン溝46とスプライン歯48を介してジョイント47に伝達されるため、ジョイント47と回転軸3は一体に回動し、これによりボールバルブ1の弁開度が調整される。なお、減速歯車機構12による減速比は、入力側と出力側との減速比を997:1とし、2つの遊星歯車ユニットU1,U2、
1/6×1/5.3=1/32となる。
第1、第2の遊星歯車ユニットU1,U2の歯数と減速比の例を下記の表1、表2にそれぞれ示す。表1は請求項1に記載の実施の形態における歯数と減速比の一例を示す。表2は、遊星歯車と太陽歯車の歯数を駆動モータに近いユニット(段)ほど少なくした請求項2に記載の実施の形態における歯数と減速比の例を例している。
Figure 2007113626
Figure 2007113626
前記回転軸3が回動すると、動作角検出機構13は回転軸3の動作角を検出する。すなわち、ボールバルブ1の弁開度が50%の状態(回転軸3の動作角=0°)のとき、レバー部材54は図6(b)に示すように略垂直に起立して回動位置検出手段60と回動位置検出手段61との中間に位置し、ジョイント47の2つの操作部51,52と接触しない。このため、2つの回動位置検出手段60,61はいずれもレバー部材54に接触せず、ON(導通)の状態を維持している。
弁開度50%の状態より回転軸3が閉方向に回動するとジョイント47も回転軸3と一体に回動する。そして、回転軸3が所定角度(−45°)回動すると、ジョイント47の一方の操作部51がレバー部材54の下端部に当接してこれを押圧し、レバー部材54を図5(b)に示すように傾動させる。このため、レバー部材54は回動位置検出手段60のボタンを押圧して回動位置検出手段60をOFFさせることにより全閉方向側の通電を遮断し、駆動モータ11の駆動を停止させる。このとき、ボールバルブ1は全閉状態である。
一方、弁開度50%の状態より回転軸3が開方向に所定角度(45°)回動するとジョイント47の操作部52が図7(b)に示すようにレバー部材54を押圧して傾動させる。このため、レバー部材54は回動位置検出手段61のボタンを押圧して回動位置検出手段61をOFFさせることにより全開方向側の通電を遮断し、駆動モータ11の駆動を停止させる。このとき、ボールバルブ1は全開状態である。
このように本発明においては、各遊星歯車ユニットU1,U2の遊星歯車31,39に加わる負荷が駆動モータ11側において小さくボールバルブ1側に向かって大きくなることから、ボールバルブ1側の遊星歯車ユニットU2を基準にして設計し、駆動モータ11側の遊星歯車ユニットU1の減速比を第2の遊星歯車ユニットU2と内歯車を共通にしながら大きくするとともに、遊星歯車31の歯幅を遊星歯車ユニットU2の遊星歯車39の歯幅より薄くし、遊星歯車31の個数を3個として遊星歯車39の個数より1つ少なくしたので、減速歯車機構12全体の減速効率を高めるとともに遊星歯車32の個数を削減でき、またこれによりアクチュエータ自体の小型化と重量軽減を図ることができる。
また、減速歯車機構12を収納するギアケース23は、駆動モータ11を収納する上ケース21とともにアクチュエータ2のハウジング6を構成しているので、部品の共用化が図れ、ジョイント47との軸合わせが容易に可能となる上、連結部が不要であるため小型化できる。
なお、上記した実施の形態においては遊星歯車の数が異なる2種類の遊星歯車ユニットU1,U2を用いた例を示したが、これに限らず2種類以上の遊星歯車ユニットにも適用することができる。
本発明に係る電動アクチュエータはボールバルブに適用した例を示したが、これに限らず各種の弁に適用することができ、またバルブ以外の装置、例えば燃焼装置やダクトの排気口を開閉するダンパなどにも用いることができるのはもちろん、減速機構一体のギヤードモータのギヤユニット単体としても用いることができる。
本発明に係る電動アクチュエータの一実施の形態を示す断面図である。 同アクチュエータの主要構成部品の分解斜視図である。 (a)〜(c)はケースの正面図、平面図および右側面図である。 (a)〜(c)はジョイントの平面図、正面図および底面図である。 (a)、(b)は弁開度が0%時の回動位置検出手段のON、OFF状態を示す平面図および正面図である。 (a)、(b)は弁開度が50%時の回動位置検出手段のON、OFF状態を示す平面図および正面図である。 (a)、(b)は弁開度が100%時の回動位置検出手段のON、OFF状態を示す平面図および正面図である。
符号の説明
1…ボールバルブ、2…電動アクチュエータ、3…回転軸、6…ハウジング、11…駆動モータ、12…減速歯車機構、13…動作角検出機構、21…上ケース、23…ギアケース、25…駆動軸、30…太陽歯車、31…遊星歯車、38…太陽歯車、39…遊星歯車、40…内歯車、U1,U2…遊星歯車ユニット。

Claims (3)

  1. ケース内に配設された駆動モータと、太陽歯車および遊星歯車を多段に積層してなる遊星歯車ユニットと前記遊星歯車が噛合する内歯車とからなる遊星歯車機構とを備え、この遊星歯車機構によって前記駆動モータの回転を減速し回転軸に伝達する電動アクチュエータにおいて、
    前記遊星歯車ユニットを、内歯車を共通として遊星歯車の個数が前記駆動モータに近いユニットほど減少する少なくとも2種類の遊星歯車ユニットで構成したことを特徴とする電動アクチュエータ。
  2. ケース内に配設された駆動モータと、太陽歯車および遊星歯車を多段に積層してなる遊星歯車ユニットと前記遊星歯車が噛合する内歯車とからなる遊星歯車機構とを備え、この遊星歯車機構によって前記駆動モータの回転を減速し回転軸に伝達する電動アクチュエータにおいて、
    前記遊星歯車ユニットは、減速比を大きくする少なくとも2種類の遊星歯車ユニットからなり、内歯車を共通として前記駆動モータに近いユニットほど太陽歯車の歯数を少なくしたことを特徴とする電動アクチュエータ。
  3. 請求項1または2記載の電動アクチュエータにおいて、
    ギアケースを備え、このギアケースは内壁に内歯車が形成され、駆動モータと遊星歯車機構を収納するケースであるとともにアクチュエータのハウジングを構成することを特徴とする電動アクチュエータ。
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