JP4243100B2 - 画像形成装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は複写機、プリンタ、ファクシミリ等に代表される画像形成装置に関する。特に、画像形成時に常に回転する常時回転部品と、画像形成時に停止すべき時期のある停止型回転部品とを1つのモータで駆動する構成を有する画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
電子写真方式を用いた画像形成装置は、感光体ドラム、現像器の現像ロール、定着器の定着ロール等、所定の回転速度で回転駆動される複数の回転部品を備えている。また、複数色のトナーを用いたカラー画像形成装置は、感光体ドラムや現像ロールがそれぞれ4本ずつ使用されているようにより多くの回転部品で構成されている。
【0003】
このような多くの回転部品を備えた画像形成装置においては、装置の小型化、低コスト化等の観点から、複数の回転部品を1つのモータで回転駆動させるように構成されていることもある。
【0004】
イエロー(Y)、シアン(C)、マゼンタ(M)、ブラック(Bk)の4色のトナーによる現像を行う4本の感光体ドラムを同時に回転させてカラー画像を形成するいわゆるタンデム方式のカラー画像形成装置においては、カラー画像形成時には4本の感光体ドラムすべてを回転させるが、モノクロ画像形成時にはY,M,Cの感光体ドラムは回転による摩耗等による寿命劣化を避けるために回転させることなく、Bkの感光体ドラムのみを回転駆動するように構成されることが多い。
【0005】
このように、画像形成時に常に回転するBk感光体ドラムに代表される常時回転部品と停止すべき時期のあるY,M,C感光体ドラムに代表される停止型回転部品とを1つのモータで駆動する構成に関する従来技術として、例えば特許文献1には切替機構を備えた画像形成装置が示されている。
【0006】
特許文献1には、回転駆動源である1つのモータと複数の回転部品の各回転軸との間にベルトを掛け回してモータの回転動力を複数の回転部品に同時に伝達する駆動伝達機構を備え、そのベルトの掛け回しの状態を切替えるベルト移動機構やベルトを軸方向に移動させるベルト変位機構を作動させることにより、停止型回転部品の回転と停止を切替える画像形成装置が示されている。
【0007】
しかしながら、この画像形成装置にあっては、ベルトの掛け回し状態を切替えるベルト移動機構やベルトを軸方向に移動させるベルト変位機構を動作させるために、モータ以外にソレノイドや電磁クラッチといった、別の駆動源が必要になるという問題がある。
【0008】
また、特許文献1には、常時回転部品である定着ロールと停止型回転部品である感光体ドラムとを1つのモータで駆動することを目的にして、停止型回転部品である感光体ドラムに駆動力を伝達するギヤを、駆動源であるモータの正回転時には伝達状態となる一方で、モータの逆回転時には非伝達状態となるワンウェイクラッチを介して停止型回転部品の回転軸に取りつけることにより、モータの正逆回転切替によって停止型回転部品の回転と停止を切替える画像形成装置が示されている。
【0009】
しかしながら、この画像形成装置にあっては、停止型回転部品の回転軸にワンウェイクラッチを介してギヤを取りつける構成であるため、停止型回転部品が複数ある場合には、複数個のワンウェイクラッチが必要となるだけでなく、回転軸を支持する軸受けや回転軸と停止型回転部品を固定するための回転部品固定手段も複数個必要となり、装置の小型化、低コスト化を満足しうるものでないという問題があった。
【0010】
【特許文献1】
特開2001−83753号公報
【0011】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、かかる問題点を鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、常時回転部品と停止型回転部品の両方に1つのモータで回転動力を供給する場合に、モータ以外に駆動源を必要とせず、また停止型回転部品が複数個のときでもワンウェイクラッチを増加させることなく同一の構成で停止型回転部品の回転と停止を切替えることができ、しかもワンウェイクラッチを取りつける回転軸および回転軸を支持する軸受けや回転部品固定手段を必要としない画像形成装置を提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】
目的を達成するため、本発明は、画像形成装置、画像形成時に常に回転する常時回転部品と、画像形成時に停止すべき時期のある停止型回転部品と、前記常時回転部品と前記停止型回転部品との両方に回転動力を供給する1つのモータと、前記モータの原動軸に連結された第1の原動ギヤおよび第2の原動ギヤと、前記第1の原動ギヤに前記モータの正回転時にのみ回転動力を伝達する第1の一方向クラッチを介して取りつけられており、かつ前記常時回転部品連結された第1の伝達ギヤと、前記第1の原動ギヤに前記モータの逆回転時にのみ回転動力を伝達する第2の一方向クラッチを介して取りつけられており、かつ前記常時回転部品連結された第2の伝達ギヤと、前記第2の原動ギヤに前記モータの正回転時にのみ回転動力を伝達する第3の一方向クラッチを介して取りつけられており、かつ前記停止型回転部品と連結された第3の伝達ギヤと、前記第1の原動ギヤ、前記第1の伝達ギヤ及び前記第2の伝達ギヤの共通する回転中心軸に沿って配置された第1の軸と、前記第2の原動ギヤ及び前記第3の伝達ギヤの共通する回転中心軸に沿って配置された第2の軸とを備えたものとす。そして、前記第1の原動ギヤ、前記第1の伝達ギヤ及び前記第2の伝達ギヤのそれぞれは、前記第1の軸に対して相対的に回転できるように前記第1の軸に支持され、前記第2の原動ギヤ及び前記第3の伝達ギヤのそれぞれは、前記第2の軸に対して相対的に回転できるように前記第2の軸に支持されていることを特徴としたものとする。
【0013】
また、本発明は、画像形成装置、画像形成時に常に回転する常時回転部品と、画像形成時に停止すべき時期のある停止型回転部品と、前記常時回転部品と前記停止型回転部品との両方に回転動力を供給する1つのモータと、前記モータの原動軸に連結された原動ギヤと、前記原動ギヤに前記モータの正回転時にのみ回転動力を伝達する第1の一方向クラッチを介して取りつけられた第1の伝達ギヤと、前記原動ギヤに前記モータの逆回転時にのみ回転動力を伝達する第2の一方向クラッチを介して取りつけられており、かつ前記常時回転部品連結された第2の伝達ギヤと、前記第1の伝達ギヤと噛み合いかつ前記停止型回転部品に連結された第3の伝達ギヤと、前記第3の伝達ギヤに前記モータの正回転時にのみ回転動力を伝達する第3の一方向クラッチを介して取りつけられており、かつ前記常時回転部品に連結された第4の伝達ギヤと、前記原動ギヤ、前記第1の伝達ギヤ及び前記第2の伝達ギヤの共通する回転中心軸に沿って配置された第1の軸と、前記第3の伝達ギヤ及び前記第4の伝達ギヤの共通する回転中心軸に沿って配置された第2の軸とを備えたものとす。そして、前記第1の原動ギヤ、前記第1の伝達ギヤ及び前記第2の伝達ギヤのそれぞれは、前記第1の軸に対して相対的に回転できるように前記第1の軸に支持され、前記第3の伝達ギヤ及び前記第4の伝達ギヤのそれぞれは、前記第2の軸に対して相対的に回転できるように前記第2の軸に支持されていることを特徴としたものとしてもよい
【0014】
【発明の実施の形態】
本発明の第1の画像形成装置は、画像形成時に常に回転する常時回転部品と、画像形成時に停止すべき時期のある停止型回転部品と、前記常時回転部品と前記停止型回転部品との両方に回転動力を供給する1つのモータと、前記モータの原動軸に連結された第1の原動ギヤおよび第2の原動ギヤと、前記第1の原動ギヤに前記モータの正回転時にのみ回転動力を伝達する第1の一方向クラッチを介して取りつけられて前記常時回転部品と連結された第1の伝達ギヤと、前記第1の原動ギヤに前記モータの逆回転時にのみ回転動力を伝達する第2の一方向クラッチを介して取りつけられて前記常時回転部品と連結された第2の伝達ギヤと、前記第2の原動ギヤに前記モータの正回転時にのみ回転動力を伝達する第3の一方向クラッチを介して取りつけられて前記停止型回転部品と連結された第3の伝達ギヤとを備える。
【0015】
かかる第1の画像形成装置によれば、モータ正回転時には、第1の原動ギヤから第1の一方向クラッチを介して常時回転部品にモータの回転動力が伝達され、第2の原動ギヤから第3の一方向クラッチを介して停止型回転部品にモータの回転動力が伝達されるために、常時回転部品と停止型回転部品の両方を回転させることができる。一方、モータ逆回転時には、第1の原動ギヤから第2の一方向クラッチを介して常時回転部品に回転動力が伝達されるが、第3の一方向クラッチの働きにより停止型回転部品には回転動力が伝達されないために、常時回転部品のみ回転させ、停止型回転部品を停止させた状態にすることができる。このようにして、回転軸および回転軸を支持する軸受けや回転軸と停止型回転部品とを固定する回転部品固定手段を用いることなく、モータを正・逆回転させるだけで、停止型回転部品の回転・停止を制御することができる。
【0016】
また、本発明の第2の画像形成装置は、画像形成時に常に回転する常時回転部品と、画像形成時に停止すべき時期のある停止型回転部品と、前記常時回転部品と前記停止型回転部品との両方に回転動力を供給する1つのモータと、前記モータの原動軸に連結された原動ギヤと、前記原動ギヤに前記モータの正回転時にのみ回転動力を伝達する第1の一方向クラッチを介して取りつけられた第1の伝達ギヤと、前記原動ギヤに前記モータの逆回転時にのみ回転動力を伝達する第2の一方向クラッチを介して取りつけられて前記常時回転部品と連結された第2の伝達ギヤと、前記第1の伝達ギヤと噛み合い前記停止型回転部品に連結された第3の伝達ギヤと、前記第3の伝達ギヤに前記モータの正回転時にのみ回転動力を伝達する第3の一方向クラッチを介して取りつけられて前記常時回転部品に連結された第4の伝達ギヤとを備える。
【0017】
かかる第2の画像形成装置によれば、モータ正回転時には、原動ギヤから第1の一方向クラッチを介して第1の伝達ギヤ、第3の伝達ギヤを経由して停止型回転部品にモータの回転動力が伝達され、また第3の伝達ギヤから第3の一方向クラッチを介して常時回転部品にモータの回転動力が伝達されるために、常時回転部品と停止型回転部品の両方を回転させることができる。一方、モータ逆回転時には、原動ギヤから第2の一方向クラッチを介して第2の伝達ギヤを経由して常時回転部品に回転動力が伝達されるが、第1の一方向クラッチおよび第3の一方向クラッチの働きにより、第3の伝達ギヤには回転動力が伝達されないために、常時回転部品のみ回転させ、停止型回転部品を停止させた状態にすることができる。このようにして、前記本発明の第1の画像形成装置によって得られる効果と同一の効果が得られる。
【0018】
さらに、この第2の画像形成装置では前記モータの原動軸に連結された原動ギヤが1個であるため、前記第1の構成に比べて、駆動ギヤ列をよりコンパクトに配置することが可能となる。
【0019】
本発明の上記の第1及び第2の画像形成装置において、前記第1の伝達ギヤと前記第2の伝達ギヤとが同軸上に配置されていることが好ましい。
【0020】
この好ましい例によれば、駆動ギヤ列をコンパクトに配置でき、装置の小型化を実現することができる。
【0021】
また、本発明の上記の第1及び第2の画像形成装置において、前記モータが正・逆いずれの回転をしても前記常時回転部品が同一の方向に回転することが好ましい。
【0022】
この好ましい例によれば、前記常時回転部品がカラー画像形成装置のBk感光体ドラムであり、前記停止型回転部品が3本のY,M,C感光体ドラムである場合に、モータを正回転することによって、4本の感光体ドラムすべてを回転させてカラー印刷を行い、モータを逆回転することによってBk感光体ドラムのみを回転させてモノクロ印刷を行うことができる。モノクロ印刷時にY,M,C感光体ドラムが回転しないので、摩耗等による感光体ドラムの寿命劣化を抑制することが可能となる。
【0023】
また、本発明の上記の第1及び第2の画像形成装置において、前記モータが逆回転したときの前記常時回転部品の回転速度が前記モータが正回転したときの前記常時回転部品の回転速度よりも大きいことが好ましい。
【0024】
この好ましい例によれば、前記常時回転部品がカラー画像形成装置のBk感光体ドラムであり、前記停止型回転部品が3本のY,M,C感光体ドラムである場合に、前記モータの逆回転時には1本のBk感光体ドラムのみの負荷を駆動すれば良いため、同じモータ出力でもモータ正回転時よりもBk感光体ドラムを高速で回転させることができ、結果としてモノクロ印刷時の画像形成速度をカラー印刷時の画像形成速度よりも大きくすることが可能となる。
【0025】
以下、実施の形態を用いて本発明を具体的に説明する。
【0026】
図1は本発明に係る画像形成装置の全体構成を示す概略構成図である。
【0027】
図1中、11Y、11M、11C、11Bkはそれぞれイエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(Bk)の4色のトナーを内蔵した像形成ユニットであり、それぞれは、感光体ドラム12と、感光体ドラム12をマイナスに一様に帯電する帯電ローラ13と、現像ローラ14およびトナー15を含む現像器16とから構成されている。以下の説明において、要素の符号に付されたY、M、C、Bkの添字はカラー画像を形成するためのイエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(Bk)の4色に対応することを意味し、特に色の区別をする必要がない場合には、添字を省略することとする。
【0028】
矢印A方向に回転する感光体ドラム12は、帯電ローラ13によってマイナスに一様に帯電された後、露光装置21から画像信号に応じたレーザー光22が照射され、感光体ドラム12上に静電潜像が形成される。次に現像器16によってこの静電潜像に各色のトナー像が形成される。
【0029】
各感光体ドラム12上に形成された各色のトナー像は、中間転写ベルト31に接触する位置で一次転写ローラ32によって、静電的に中間転写ベルト31上に順次転写され、重ね合わされることにより、4色からなるトナー像が形成される。
【0030】
中間転写ベルト31はベルト駆動ローラ33と二次転写バックアップローラ34との間に張架されて、ベルト駆動ローラ33の矢印B方向回転により、矢印C方向に駆動される。
【0031】
中間転写ベルト31上のトナー像は、二次転写バックアップローラ34と二次転写ローラ35とが接触する二次転写位置まで移動され、用紙カセット41から送出された記録用紙42上に静電的に転写される。その後、記録用紙42が定着器61を通過して、トナー像が記録用紙42上に熱定着されて機外へ排出され、カラー画像が記録用紙42上に形成される。
【0032】
なお、36は記録用紙42へのトナー像の二次転写後に中間転写ベルト31上に残留したトナー等を清掃するためのベルトクリーナである。
【0033】
このように構成されたカラー画像を形成できる画像形成装置においては、4色のトナーすべてを用いて前述のようにカラー画像を形成するほか、ブラック用トナーのみを用いてモノクロ画像を形成することも可能である。モノクロ画像形成時には、感光体ドラム12の摩耗等による寿命劣化を抑制するために、ブラック用の像形成ユニット11Bkのみを動作させ、それ以外の像形成ユニット11Y、11M、11Cは動作させない。
【0034】
(第1の実施の形態)
図2は、本発明の第1の実施の形態における画像形成装置の感光体ドラム駆動機構の構成を示す概略図である。図3は、図2に示した駆動機構のギヤ列の噛合い状態を説明する展開断面図である。
【0035】
図2、図3に示すように、4本の感光体ドラム12Y、12M、12C、12Bkには、1つのモータ101によってその回転動力が供給される。
【0036】
モータ101の原動軸にはモータギヤ102が直接歯切りされており、これに第1の原動ギヤ103及び第2の原動ギヤ104が噛み合っている。第1の原動ギヤ103にはモータ101の正回転(矢印D方向回転)時にのみ回転動力を伝達する第1の一方向クラッチ105を介して第1の伝達ギヤ106が取りつけられ、第1の伝達ギヤ106はアイドラギヤ107を経由して、常時回転部品であるブラック用の感光体ドラム12Bkを駆動するドラムギヤ108Bkに連結されている。図3において、第1の伝達ギヤ106とアイドラギヤ107とは連結していないように描かれているが、これは図3がギヤ列の噛合いを説明するためにギヤを展開した図であるためであり、図2に示すように実際には第1の伝達ギヤ106とアイドラギヤ107の大ピニオンとが噛み合っている。
【0037】
感光体ドラム12の端部には平面形状が三角形状の凹みを有するドラムフランジ17が固着されており、この凹みにドラムギヤ108に一体的に設けられた三角柱形状の突起109が嵌め合わされて、感光体ドラム12に回転動力が伝えられる。
【0038】
第1の原動ギヤ103にはモータ101の逆回転(矢印E方向回転)時にのみ回転動力を伝達する第2の一方向クラッチ110を介して第2の伝達ギヤ111が取りつけられている。第2の伝達ギヤ111はドラムギヤ108Bkと噛み合って連結されている。
【0039】
第2の原動ギヤ104にはモータ101の正回転時(矢印D方向回転時)にのみ回転動力を伝達する第3の一方向クラッチ112を介して第3の伝達ギヤ113が取りつけられている。第3の伝達ギヤ113はアイドラギヤ114、115を経由して、停止型回転部品である感光体ドラム12Y、12M、12Cを駆動するドラムギヤ108Y、108M、108Cと連結されている。
【0040】
なお、116〜121は、モータ101を取りつける駆動基板122に固着された各ギヤの固定軸である。
【0041】
この実施の形態において、第1の伝達ギヤ106と第2の伝達ギヤ111とは同軸上に配置されている。
【0042】
また、モータ101が逆回転した場合のドラムギヤ108Bkまでの減速比はモータ101が正回転した場合よりも小さいため、同じ速度でモータ101を回転させると、感光体ドラム12Bkの回転速度はモータ逆回転時のほうがモータ正回転時よりも大きい。
【0043】
次に上記のように構成された画像形成装置の感光体ドラム駆動機構の動作について説明する。
【0044】
まず、4色の像形成ユニットをすべて動作させてカラー画像を形成する場合、図2および図3において、モータ101を矢印D方向に正回転させると、モータギヤ102に噛み合う第1の原動ギヤ103が図2において左回り(実線の矢印方向)に回転し、第1の一方向クラッチ105によって回転動力が伝達されて、第1の伝達ギヤ106も左回りに回転し、これと噛み合うアイドラギヤ107を経由して、ブラック用のドラムギヤ108Bkが左回りに回転することにより、ブラック用の感光体ドラム12Bkが回転駆動される。一方、第2の一方向クラッチ110は回転動力を伝達しないため、第2の伝達ギヤ111は空転状態となる。モータギヤ102に噛み合う第2の原動ギヤ104は図2においてやはり左回りに回転し、第3の一方向クラッチ112によって回転動力が伝達されて、第3の伝達ギヤ113も左回りに回転し、アイドラギヤ114、アイドラギヤ115、ドラムギヤ108を経由して、感光体ドラム12Y、12M、13Cがブラック用の感光体ドラム108Bkと同じく、左回りに回転する。このように、モータ101が正回転すると、4本の感光体ドラムを同時に回転させることにより、カラー画像を形成することができる。
【0045】
次に、ブラック用の像形成ユニットのみを動作させてモノクロ画像を形成する場合、図2および図3において、モータ101を矢印E方向に逆回転させると、モータギヤ102に噛み合う第1の原動ギヤ103が図2において右回り(点線の矢印方向)に回転し、第2の一方向クラッチ110によって回転動力が伝達されて、第2の伝達ギヤ111が右回りに回転し、これと噛み合うドラムギヤ108Bkが左回りに回転する。こうして感光体ドラム12Bkはカラー画像形成時と同じく、左回りに回転する。このとき、カラー画像形成時のギヤ列よりも減速比を小さく構成しているため、モータ101の回転速度が同じとすると、ドラムギヤ108Bkおよび感光体ドラム12Bkはカラー画像形成時よりも高速で回転することになる。一方、第1の一方向クラッチ105は回転動力を伝達しないため、第1の伝達ギヤ106は空転状態となる。モータギヤ102に噛み合う第2の原動ギヤ104は第1の原動ギヤ103と同じく、図2において右回りに回転するが、第3の一方向クラッチ112が回転動力を伝達しないため、第3の伝達ギヤ113は回転せずに停止したままとなる。よって第3の伝達ギヤ113に連結されたドラムギヤ108Y、108M、108Cは回転せず、感光体ドラム12Y、12M、12Cが停止した状態が保たれる。
【0046】
このように本実施形態の画像形成装置によれば、4本の感光体ドラムを1つのモータで同時に回転駆動させてカラー画像を形成することができることに加え、モノクロ画像形成時には、モータを逆転させて3個の一方向クラッチによって回転動力の伝達状態を切替えることにより、ブラック用の感光体ドラム12Bkのみを回転させ、Y、M、Cの感光体ドラム12Y、12M、12Cは停止した状態に保つことができ、その結果、感光体ドラムの回転による摩耗等による寿命劣化を避けることができる。
【0047】
なお、この画像形成装置では、モータの回転方向を切替えるだけでY、M、Cの感光体ドラムに代表される停止型回転部品の回転/停止を制御でき、ソレノイドや電磁クラッチといったモータ以外の駆動源を必要とせず、なおかつ、停止型回転部品が複数の場合でも一方向クラッチを追加する必要がない。また、原動ギヤに一方向クラッチを介して伝達ギヤを直接取りつけたことにより、回転軸が不要となり、回転軸を支持する軸受けや回転軸と回転部品とを固定するための回転部品固定手段も不要となり、低コスト化が可能となる。
【0048】
また、第1の伝達ギヤ106と第2の伝達ギヤ111を同軸上に配置したため、駆動ギヤ列をコンパクトに配置でき、装置の小型化を実現することができる。
【0049】
また、モータ逆転時にブラック用の感光体ドラム12Bkはモータ正転時と同一方向に回転するため、装置の他の部分に何らの変更無しにモノクロ画像形成が可能となる。
【0050】
また、モータ逆転時の減速比をモータ正転時よりも小さく構成したため、Y、M、Cの感光体ドラムが回転しないために負荷が小さくなるモノクロ画像形成時には、カラー画像形成時よりもBkの感光体ドラムの回転速度が大きくなり、より高速な印刷ができる。
【0051】
(第2の実施の形態)
次に本発明に係る第2の実施の形態について図4、図5、図6を用いて説明する。
【0052】
図4は、本発明の第2の実施の形態における画像形成装置の感光体ドラム駆動機構の構成を示す概略図である。図5は、図4に示した駆動機構のギヤ列の噛合い状態を説明する展開断面図である。図6は、ここで用いた一方向クラッチの動作を説明するための平面図である。
【0053】
図4、図5に示すように、4本の感光体ドラム12Y、12M、12C、12Bkには、1つのモータ201によってその回転駆動力が供給される。
【0054】
モータ201の原動軸にはモータギヤ202が直接歯切りされており、これに原動ギヤ203が噛み合っている。図5において、原動ギヤ203の上下に第1の伝達ギヤ204と第2の伝達ギヤ205とが同軸上に配置されている。
【0055】
図5、図6に示すように、原動ギヤ203の上下両面には同一形状のカム溝203a、203bが設けられている(図6では、上面のカム溝203bを省略した)。第1の伝達ギヤ204の上面にはカム溝204aが、第2の伝達ギヤ205の下面にはカム溝205aが設けられている。この実施の形態では、第1の伝達ギヤ204と第2の伝達ギヤ205は、同一形状のものであり、上下反転して原動ギヤ203に組み付けて使用している。
【0056】
クラッチピース206aは前記カム溝203a、204aと組み合わされて第1の一方向クラッチを構成する。またクラッチピース206bは前記カム溝203b、205aと組み合わされて第2の一方向クラッチを構成する。
【0057】
クラッチピース206a、カム溝203a、204aからなる第1の一方向クラッチは、モータ201の正回転(図4における矢印F方向回転)時にのみ、原動ギヤ203から第1の伝達ギヤ204へ回転動力を伝達し、モータ201の逆回転時には第1の伝達ギヤ204が空転するように構成されている。また、クラッチピース206b、カム溝203b、205aからなる第2の一方向クラッチは、モータ201の逆回転時にのみ、原動ギヤ203から第2の伝達ギヤ205へ回転動力を伝達し、モータ201の正回転時には第2の伝達ギヤ205が空転するように構成されている。
【0058】
第2の伝達ギヤ205はドラムギヤ208Bkと噛合い連結されて、常時回転部品であるブラック用の感光体ドラム12Bkと連結されている。
【0059】
第1の伝達ギヤ204と噛み合う第3の伝達ギヤ207は、ドラムギヤ208C、208M、208Yおよびアイドラギヤ209、210を経由して、停止型回転部品である感光体ドラム12C、12M、12Yと連結されている。図5において、第1の伝達ギヤ204と第3の伝達ギヤ207とは連結していないように描かれているが、これは図5がギヤ列の噛合いを説明するためにギヤを展開した図であるためであり、図4に示すように実際には第1の伝達ギヤ204と第3の伝達ギヤ207の大ピニオンとが噛み合っている。
【0060】
第3の伝達ギヤ207と同軸上に第4の伝達ギヤ211が配置され、第3の伝達ギヤ207の上面に設けられたカム溝207aと第4の伝達ギヤ211の下面に設けられたカム溝211aとクラッチピース212とによって第3の一方向クラッチが構成されている。この第3の一方向クラッチはモータ201の正回転時にのみ、第3の伝達ギヤ207から第4の伝達ギヤ211へ回転動力を伝達し、モータ201の逆回転時には第4の伝達ギヤ211は空転するように構成されている。第4の伝達ギヤ211はドラムギヤ208Bkと噛合っており、常時回転部品である感光体ドラム12Bkと連結されている。
【0061】
なお、213〜217は、モータ201を取りつける駆動基板218に固着された各ギヤの固定軸である。
【0062】
この実施の形態において、第1の伝達ギヤ204と第2の伝達ギヤ205とは同軸上に配置されている。
【0063】
また、モータ201が逆回転した場合のドラムギヤ208Bkまでの減速比はモータ201が正回転した場合よりも小さいため、同じ速度でモータ201を回転させると、感光体ドラム12Bkの回転速度はモータ逆回転時のほうがモータ正回転時よりも大きい。
【0064】
次に、この第2の実施の形態における感光体ドラム駆動機構の動作について説明する。
【0065】
まず、ここで用いた一方向クラッチの動作を図6(A)〜(E)を用いて説明する。
【0066】
図6は、一方向クラッチの動作を説明するために、図5における矢印H方向からみた、原動ギヤ203、第1の伝達ギヤ204、クラッチピース206aの動作状態を示している。ここでは、原動ギヤ203の下面に設けた第1の一方向クラッチの動作を説明するために、原動ギヤ203の上面に設けられたカム溝203bについては省略してある。図6(A)〜(E)のそれぞれでは、一方向クラッチの動作の理解が容易になるように、原動ギヤ203と第1の伝達ギヤ204を左右に並べて示しているが、実際には原動ギヤ203と第1の伝達ギヤ204とは同軸上に配置されている。また、図6では、原動ギヤ203と第1の伝達ギヤ204との間の第1の一方向クラッチについて説明しているが、他の一方向クラッチもこれと同様である。
【0067】
図6(A)において、モータ201が正回転すると原動ギヤ203は左回り(実線矢印方向)に回転する。円弧状のクラッチピース206aは原動ギヤ203のカム溝203a内で図6(A)に示したように、その第1端部206a1をカム溝203aの段差状の内壁に当接させながら原動ギヤ203とともに回転する。このとき、クラッチピース206aの第2端部206a2が第1の伝達ギヤ204のカム溝204aの段差状の内壁に突き当たって、回転動力が原動ギヤ203から第1の伝達ギヤ204にクラッチピース206aを介して伝達され、第1の伝達ギヤ204が左回りに回転する。
【0068】
次にモータ201が逆回転すると、原動ギヤ203は図6(A)において右回り(点線矢印方向)に回転する。図6(A)の状態から原動ギヤ203が右回りに回転すると、クラッチピース206aは原動ギヤ203からの動力を受けないため、その第1端部206a1がカム溝203aの段差状の内壁からから離間し、停止した状態を保つ。原動ギヤ203が図(B)の状態にまで回転すると、クラッチピース206aの第2端部206a2がカム溝203aの段差状の内壁に当接し、クラッチピース206aは原動ギヤ203とともに右回りに回転する。しかしながら、クラッチピース206aの第1端部206a1は、第1の伝達ギヤ204のカム溝204aの段差状の内壁に係合することはない。したがって、回転動力は原動ギヤ203から第1の伝達ギヤ204に伝達されないから、第1の伝達ギヤ204は停止したままである。
【0069】
原動ギヤ203が図6(C)の状態まで回転しても、クラッチピース206aの第1端部206a1は、第1の伝達ギヤ204のカム溝204aの段差状の内壁に係合することはない。したがって、原動ギヤ203が更に左回りに回転を続けても、第1の伝達ギヤ204は停止した状態が保たれる。
【0070】
図6(C)の状態から、モータ201が再度正回転すると、原動ギヤ203は再び左回り(実線矢印方向)に回転し、クラッチピース206aは停止したまま図6(D)の状態に達する。この状態から原動ギヤ203がさらに回転すると、クラッチピース206aの第1端部206a1がカム溝203aの段差状の内壁に当接し、クラッチピース206aは原動ギヤ203とともに左回りに回転する。
【0071】
そして、図6(E)の状態にまで回転した時、クラッチピース206aの第2端部206a2が第1の伝達ギヤ204のカム溝204aの段差状の内壁に突き当たる。したがって、これ以降、更に原動ギヤ203が左回りを続けると、第1の原動ギヤ204が左回りに回転駆動される。
【0072】
このようにして、カム溝203a、204a、クラッチピース206aから構成された第1の一方向クラッチによって、モータ201の正回転時にのみ第1の伝達ギヤ204に回転動力が伝達される。
【0073】
上記第1の一方向クラッチと同様の作用により、原動ギヤ203から第2の伝達ギヤ205へはモータ201が逆回転したときにのみ回転動力が伝達され、第3の伝達ギヤ207から第4の伝達ギヤ211へはモータ201が正回転したときのみ回転動力が伝達される。
【0074】
4色の感光体ドラムをすべて回転させてカラー画像を形成する場合、図4、図5において、モータ201を矢印F方向に正回転させると、モータギヤ202に噛み合う原動ギヤ203が図4において左回り(実線矢印方向)に回転し、クラッチピース206aを経由して第1の伝達ギヤ204も左回りに回転し、これと噛み合う第3の伝達ギヤ207が右回りに回転するので、第3の伝達ギヤと噛み合うドラムギヤ208Cおよびアイドラギヤ209、210、ドラムギヤ208M、208Yを経由して感光体ドラム12C、12M、12Yが図4において左回りに回転する。また、第3の伝達ギヤ207が右回りに回転すると、クラッチピース212を経由して第4の伝達ギヤ211も右回りに回転するので、これと噛み合うドラムギヤ208Bkが左回りに回転し、感光体ドラム12Bkも左回りに回転する。
【0075】
一方、第2の伝達ギヤ205は前述の第2の一方向クラッチの働きにより、回転動力が伝達されないため、空転状態となる。
【0076】
このようにモータ201が正回転させると、4本の感光体ドラムが同時に回転することにより、カラー画像を形成することができる。
【0077】
次に、ブラック用の感光体ドラム12Bkのみを回転させて、モノクロ画像を形成する場合、図4,図5において、モータ201を矢印G方向に逆回転させると、モータギヤ202に噛み合う原動ギヤ203が図4において右回り(点線矢印方向)に回転し、クラッチピース206bを経由して第2の伝達ギヤ205も右回りに回転して、第2の伝達ギヤ205と噛み合うドラムギヤ208Bkを経由して、感光体ドラム12Bkはカラー画像形成時と同じく左回りに回転する。このとき、カラー画像形成時のギヤ列よりも減速比を小さく構成しているため、モータ201の回転速度が同じとすると、ドラムギヤ208Bkおよび感光体ドラム12Bkはカラー画像形成時よりも高速で回転することになる。
【0078】
一方、第1の伝達ギヤ204は前述の第1の一方向クラッチの働きにより、回転動力が伝達されないため、空転状態となり、これと噛み合う第3の伝達ギヤ207は停止状態を保つ。第4の伝達ギヤ211はドラムギヤ208Bkによって、右回りに回転するが、前述の第3の一方向クラッチの働きにより、第3の伝達ギヤ207にその回転動力を伝達することはないため、第3の伝達ギヤ207はやはり停止状態を保つ。
【0079】
このように、本実施の形態の画像形成装置によれば、第1の実施の形態と同様の効果を得ることができる。さらに、モータギヤと直接噛み合う原動ギヤが1個であるため、駆動ギヤ列をよりコンパクトに配置することが可能となる。
【0080】
なお、上記第1、第2の実施の形態においては、ブラック用の感光体ドラム12Bkを常時回転部品とし、ブラック用以外の感光体ドラム12Y、12M、12Cを停止型回転部品としたが、本発明における常時回転部品及び停止型回転部品は画像形成装置を構成する部品であれば感光体ドラムに限定されるものではなく、例えばブラック用の現像ロールとブラック用以外の現像ロール、定着ローラと感光体ドラム、中間転写ベルトや記録用紙の搬送ロールと感光体ドラム等の組み合わせにも適用できる。
【0081】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、常時回転部品と停止型回転部品の両方に1つのモータで回転動力を供給する場合に、3個の一方向クラッチを組み合わせて駆動機構を構成することにより、モータの回転方向を切り換えるだけで、モータ以外の駆動源を必要とせずに、停止型回転部品への回転動力の伝達の有無を切り換えることができる。しかも、停止型回転部品が複数ある場合にも一方向クラッチの数を増加させる必要がない。また、一方向クラッチを取り付けるための回転軸および回転軸を支持する軸受けや回転部品固定手段を必要としない。これらの結果、安価でコンパクトな駆動機構を備えた画像形成装置を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態例における画像形成装置の全体構成を示す概略構成図
【図2】 本発明の第1の実施の形態における感光体ドラム駆動機構の構成を示す概略図
【図3】 図2の感光体ドラム駆動機構のギヤ列の噛み合い状態を説明する展開断面図
【図4】 本発明の第2の実施の形態における感光体ドラム駆動機構の構成を示す概略図
【図5】 図4の感光体ドラム駆動機構のギヤ列の噛み合い状態を説明する展開断面図
【図6】 本発明の第2の実施の形態に用いた一方向クラッチの動作を説明するための平面図
【符号の説明】
12Bk ブラック用の感光体ドラム(常時回転部品)
12Y、12M、12C イエロー、マゼンタ、シアン用の感光体ドラム(停止型回転部品)
101、201 モータ
103 第1の原動ギヤ
104 第2の原動ギヤ
105 第1の一方向クラッチ
106 第1の伝達ギヤ
110 第2の一方向クラッチ
111 第2の伝達ギヤ
112 第3の一方向クラッチ
113 第3の伝達ギヤ
203 原動ギヤ
204 第1の伝達ギヤ
205 第2の伝達ギヤ
206a、206b、212 クラッチピース
207 第3の伝達ギヤ
211 第4の伝達ギヤ

Claims (7)

  1. 画像形成時に常に回転する常時回転部品と、
    画像形成時に停止すべき時期のある停止型回転部品と、
    前記常時回転部品と前記停止型回転部品との両方に回転動力を供給する1つのモータと、
    前記モータの原動軸に連結された第1の原動ギヤおよび第2の原動ギヤと、
    前記第1の原動ギヤに前記モータの正回転時にのみ回転動力を伝達する第1の一方向クラッチを介して取りつけられており、かつ前記常時回転部品連結された第1の伝達ギヤと、
    前記第1の原動ギヤに前記モータの逆回転時にのみ回転動力を伝達する第2の一方向クラッチを介して取りつけられており、かつ前記常時回転部品連結された第2の伝達ギヤと、
    前記第2の原動ギヤに前記モータの正回転時にのみ回転動力を伝達する第3の一方向クラッチを介して取りつけられており、かつ前記停止型回転部品連結された第3の伝達ギヤと
    前記第1の原動ギヤ、前記第1の伝達ギヤ及び前記第2の伝達ギヤの共通する回転中心軸に沿って配置された第1の軸と、
    前記第2の原動ギヤ及び前記第3の伝達ギヤの共通する回転中心軸に沿って配置された第2の軸と、
    を備え
    前記第1の原動ギヤ、前記第1の伝達ギヤ及び前記第2の伝達ギヤのそれぞれは、前記第1の軸に対して相対的に回転できるように前記第1の軸に支持され、
    前記第2の原動ギヤ及び前記第3の伝達ギヤのそれぞれは、前記第2の軸に対して相対的に回転できるように前記第2の軸に支持されている
    ことを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記モータが正・逆いずれの回転をしても前記常時回転部品が同一の向きに回転することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記モータが逆回転したときの前記常時回転部品の回転速度が前記モータが正回転したときの前記常時回転部品の回転速度よりも大きいことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  4. 画像形成時に常に回転する常時回転部品と、
    画像形成時に停止すべき時期のある停止型回転部品と、
    前記常時回転部品と前記停止型回転部品との両方に回転動力を供給する1つのモータと、
    前記モータの原動軸に連結された原動ギヤと、
    前記原動ギヤに前記モータの正回転時にのみ回転動力を伝達する第1の一方向クラッチを介して取りつけられた第1の伝達ギヤと、
    前記原動ギヤに前記モータの逆回転時にのみ回転動力を伝達する第2の一方向クラッチを介して取りつけられており、かつ前記常時回転部品連結された第2の伝達ギヤと、
    前記第1の伝達ギヤと噛み合いかつ前記停止型回転部品に連結された第3の伝達ギヤと、
    前記第3の伝達ギヤに前記モータの正回転時にのみ回転動力を伝達する第3の一方向クラッチを介して取りつけられており、かつ前記常時回転部品に連結された第4の伝達ギヤと
    前記原動ギヤ、前記第1の伝達ギヤ及び前記第2の伝達ギヤの共通する回転中心軸に沿って配置された第1の軸と、
    前記第3の伝達ギヤ及び前記第4の伝達ギヤの共通する回転中心軸に沿って配置された第2の軸と、
    を備え
    前記第1の原動ギヤ、前記第1の伝達ギヤ及び前記第2の伝達ギヤのそれぞれは、前記第1の軸に対して相対的に回転できるように前記第1の軸に支持され、
    前記第3の伝達ギヤ及び前記第4の伝達ギヤのそれぞれは、前記第2の軸に対して相対的に回転できるように前記第2の軸に支持されている
    ことを特徴とする画像形成装置。
  5. 前記原動ギヤに前記第1の一方向クラッチを介して取り付けられた前記第1の伝達ギアは前記第1の一方向クラッチを介さずに前記第1の軸に支持された部分を有し、
    前記原動ギヤに前記第2の一方向クラッチを介して取り付けられた前記第2の伝達ギヤは前記第2の一方向クラッチを介さずに前記第1の軸に支持された部分を有し、
    前記第3の伝達ギヤに前記第3の一方向クラッチを介して取り付けられた前記第4の伝達ギヤは前記第3の一方向クラッチを介さずに前記第2の軸に支持された部分を有する
    ことを特徴とする請求項4記載の画像形成装置。
  6. 前記モータが正・逆いずれの回転をしても前記常時回転部品が同一の向きに回転することを特徴とする請求項に記載の画像形成装置。
  7. 前記モータが逆回転したときの前記常時回転部品の回転速度が前記モータが正回転したときの前記常時回転部品の回転速度よりも大きいことを特徴とする請求項に記載の画像形成装置。
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