JP6741231B2 - 駆動装置及び画像形成装置 - Google Patents

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本発明は、駆動装置及び画像形成装置に関するものである。
複写機、プリンタ、ファクシミリ、またはそれらの複合機などの画像形成装置においては、画像形成動作のために多くの駆動装置が備えられている。
特許文献1には、被駆動体たる排紙ローラを正回転および逆回転させる駆動装置が記載されている。この駆動装置には、モータから回転駆動力が入力される入力軸と、排紙ローラに回転駆動力を出力する出力軸とを備えている。入力軸から出力軸への駆動伝達経路は二系統あり、一方は出力軸をモータの回転方向と同方向に回転させる正転駆動伝達経路であり、他方は出力軸をモータの回転方向とは逆方向に回転させる逆転駆動伝達経路である。各駆動伝達経路には、それぞれ駆動伝達切り替え手段たるクラッチを有しており、正転駆動伝達経路のクラッチをONにし、逆転駆動伝達経路のクラッチをOFFにすると正転駆動伝達経路から伝達された駆動力により出力軸が正回転し、排紙ローラが正回転する。一方、正転駆動伝達経路のクラッチをOFFにし、逆転駆動伝達経路のクラッチをONにすると、逆転駆動伝達経路から伝達された駆動力により出力軸が逆回転し、排紙ローラが逆回転する。
しかしながら、特許文献1に記載の駆動装置においては、排紙ローラを正回転と逆回転とで切り替えるときに、正転駆動伝達経路と逆転駆動伝達経路とにそれぞれ設けた各クラッチのONとOFFとの切り替え動作を順に行う。そのため、クラッチ二個分の前記切り替え動作にかかる時間を要する分、排紙ローラの正回転と逆回転との駆動切り替えに時間がかかってしまうといった問題が生じる。
上記課題を解決するために、本発明は、駆動源から駆動力が入力される回転可能な入力側回転部材と、被駆動体に駆動力を出力する回転可能な出力側回転部材と、前記入力側回転部材から前記出力側回転部材に駆動力を伝達するための二系統の駆動伝達経路とを備えた駆動装置において、前記二系統の駆動伝達経路のうちの一方の駆動伝達経路に対して、駆動力を伝達する駆動伝達状態と、駆動力を遮断する駆動遮断状態とを切り替え可能な駆動伝達切り替え手段と、前記一方の駆動伝達経路が前記駆動遮断状態のときに、前記二系統の駆動伝達経路のうちの他方の駆動伝達経路から前記出力側回転部材への駆動力の伝達を許容し、前記一方の駆動伝達経路が前記駆動伝達状態のときに前記他方の駆動伝達経路から前記出力側回転部材への駆動伝達を制限する駆動伝達許容制限変更手段とを有し、前記一方の駆動伝達経路は、回転軸部材に回転可能に保持されたプーリに架け渡されるベルト部材を用いて駆動伝達を行うように構成され、前記駆動伝達切り替え手段は、前記プーリとは別体で前記回転軸部材上に保持された電磁クラッチであり、前記電磁クラッチは、前記回転軸部材上に固定されたロータ部と、前記回転軸部材上に回転可能に保持された電磁コイル部と、前記回転軸部材上に該回転軸部材に沿って移動可能に保持され、前記電磁コイル部の通電時に前記ロータ部に吸着し、該電磁コイル部の非通電時に前記ロータ部と離間する駆動連結部材とから構成されており、前記駆動連結部材は、前記回転軸部材に沿って移動可能な状態で前記プーリの被連結部に連結する連結部を有することを特徴とする。
以上、本発明によれば、被駆動体の駆動切り替えにかかる時間の短縮化を図ることができるという優れた効果がある。
構成例1に係る駆動装置の概略断面図。 実施形態に係るプリンタの概略構成図。 クラッチの概略構成図。 駆動爪及び駆動連結穴の形状の一例を示す概略構成図。 構成例2に係る駆動装置の概略断面図。 構成例3に係る駆動装置の概略断面図。
以下、本発明を適用した画像形成装置として、電子写真方式のプリンタ(以下、単にプリンタという)の一実施形態について説明する。まず、本プリンタの基本的な構成について説明する。図2は、実施形態に係るプリンタの概略構成図である。同図において、このプリンタは、イエロー、シアン、マゼンタ、ブラック(以下、Y、C、M、Kと記す)のトナー像を形成するための4つのプロセスユニット60Y,60C,60M,60Kを備えている。これらは、画像形成物質として、互いに異なる色のY,C,M,Kトナーを用いるが、それ以外は同様の構成になっており、寿命到達時に交換される。Kトナー像を形成するためのプロセスユニット60Kを例にすると、潜像担持体たるドラム状の感光体61K、現像装置62K、帯電装置63K、ドラムクリーニング装置64K、除電装置等を備えている。画像形成ユニットたるプロセスユニット60Kは、プリンタ本体に脱着可能であり、一度に消耗部品を交換できるようになっている。
帯電装置63Kは、駆動手段によって図中時計回りに回転せしめられる感光体61Kの表面を一様帯電せしめる。一様帯電せしめられた感光体61Kの表面は、レーザー光Lによって露光走査されてK用の静電潜像を担持する。このK用の静電潜像は、Kトナーを用いる現像装置62KによってKトナー像に現像される。そして、後述する中間転写ベルト79上に中間転写される。ドラムクリーニング装置64Kは、中間転写工程を経た後の感光体61K表面に付着している転写残トナーを除去する。また、上記除電装置は、クリーニング後の感光体61Kの残留電荷を除電する。この除電により、感光体61Kの表面が初期化されて次の画像形成に備えられる。他色のプロセスユニット60Y,60C,60Mにおいても、同様にして感光体61Y,61C,61M上にY,C,Mトナー像が形成されて、後述する中間転写ベルト79上に中間転写される。なお、感光体61Kにおける筒状のドラム部は、中空のアルミ素管のおもて面に有機感光層が被覆されたものである。このドラム部の軸線方向の両端部にそれぞれドラム軸を有するフランジが取り付けられて、感光体61Kを構成している。現像手段たる現像装置62Kは、内部に収容されたKトナーを、現像ローラ62aKの回転に伴って、現像ローラ62aKと感光体61Kとの対向領域である現像領域で、感光体61Kの表面に形成されたK用の静電潜像に付着させ、Kトナー像に現像する。
図2を用いてK用のプロセスユニット60Kについて説明したが、Y,C,M用のプロセスユニット60Y,60C,60Mにおいても、同様のプロセスにより、感光体61Y,61C,61Mの表面にY,C,Mトナー像が形成される。
先に示した図2において、プロセスユニット60Y,60C,60M,60Kの鉛直方向上方には、光書込ユニット65が配設されている。潜像書込装置たる光書込ユニット65は、画像情報に基づいてレーザーダイオードから発したレーザー光Lにより、プロセスユニット60Y,C,M,Kにおける感光体61Y,61C,61M,61Kを光走査する。この光走査により、感光体61Y,61C,61M,61K上にY,C,M,K用の静電潜像が形成される。かかる構成においては、光書込ユニット65と、プロセスユニット60Y,60C,60M,60Kとにより、3つ以上の潜像担持体にそれぞれ互いに異なる色の可視像たるY,C,M,Kトナー像を作像する作像手段として機能している。
なお、光書込ユニット65は、光源から発したレーザー光を、ポリゴンモータによって回転駆動したポリゴンミラーで主走査方向に偏光せしめながら、複数の光学レンズやミラーを介して感光体に照射するものである。LEDアレイの複数のLEDから発したLED光によって光書込を行うものを採用してもよい。
プロセスユニット60Y,60C,60M,60Kの鉛直方向下方には、無端状の中間転写ベルト79を張架しながら図中反時計回り方向に無端移動せしめるベルト装置たる転写ユニット75が配設されている。転写ユニット75は、中間転写ベルト79の他に、駆動ローラ76、テンションローラ77、4つの一次転写ローラ74Y,74C,74M,74K、二次転写ローラ78、ベルトクリーニング装置71、クリーニングバックアップローラ72などを備えている。
ベルト部材であり、転写ベルトである中間転写ベルト79は、そのループ内側に配設された駆動ローラ76、テンションローラ77、クリーニングバックアップローラ72及び4つの一次転写ローラ74Y,74C,74M,74Kによって張架されている。そして、駆動手段によって図中反時計回り方向に回転駆動される駆動ローラ76の回転力により、同方向に無端移動せしめられる。
4つの一次転写ローラ74Y,74C,74M,74Kは、このように無端移動せしめられる中間転写ベルト79を感光体61Y,61C,61M,61Kとの間に挟み込んでいる。この挟み込みにより、中間転写ベルト79のおもて面と、感光体61Y,61C,61M,61Kとが当接するY,C,M,K用の一次転写ニップが形成されている。
一次転写ローラ74Y,74C,74M,74Kには、転写バイアス電源によってそれぞれ一次転写バイアスが印加されている。これにより、感光体61Y,61C,61M,61Kの静電潜像と、一次転写ローラ74Y,74C,74M,74Kとの間に転写電界が形成される。なお、一次転写ローラ74Y,74C,74M,74Kに代えて、転写チャージャーや転写ブラシなどを採用してもよい。
Y用のプロセスユニット60Yの感光体61Y表面に形成されたYトナーは、感光体61Yの回転に伴って上述のY用の一次転写ニップに進入すると、転写電界やニップ圧の作用により、感光体61Y上から中間転写ベルト79上に一次転写される。このようにしてYトナー像が一次転写せしめられた中間転写ベルト79は、その無端移動に伴ってM,C,K用の一次転写ニップを通過する際に、感光体61M,61C,61K上のM,C,Kトナー像が、Yトナー像上に順次重ね合わせて一次転写される。この重ね合わせの一次転写により、中間転写ベルト79上には4色トナー像が形成される。
転写ユニット75の二次転写ローラ78は、中間転写ベルト79のループ外側に配設されて、ループ内側のテンションローラ77との間に中間転写ベルト79を挟み込んでいる。この挟み込みにより、中間転写ベルト79のおもて面と、二次転写ローラ78とが当接する二次転写ニップが形成されている。二次転写ローラ78には、転写バイアス電源によって二次転写バイアスが印加される。この印加により、二次転写ローラ78と、アース接続されているテンションローラ77との間には、二次転写電界が形成される。
転写ユニット75の鉛直方向下方には、記録紙Pを複数枚重ねた紙束の状態で収容している給紙カセット41がプリンタの筐体に対してスライド着脱可能に配設されている。この給紙カセット41は、紙束の一番上の記録紙Pに給紙ローラ42を当接させており、これを所定のタイミングで図中反時計回り方向に回転させることで、その記録紙Pを給紙路に向けて送り出す。
給紙路の末端付近には、レジストローラ43,44からなるレジストローラ対が配設されている。このレジストローラ対は、給紙カセット41から送り出された記録部材たる記録紙をローラ間に挟み込むとすぐに両ローラの回転を停止させる。そして、挟み込んだ記録紙を上述の二次転写ニップ内で中間転写ベルト79上の4色トナー像に同期させ得るタイミングで回転駆動を再開して、記録紙Pを二次転写ニップに向けて送り出す。
二次転写ニップで記録紙に密着せしめられた中間転写ベルト79上の4色トナー像は、二次転写電界やニップ圧の影響を受けて記録紙P上に一括二次転写され、記録紙Pの白色と相まって、フルカラートナー像となる。なお、二次転写ニップを通過した後の中間転写ベルト79には、記録紙に転写されなかった転写残トナーが付着している。これは、中間転写ベルト79のおもて面に当接しているベルトクリーニング装置71によってベルト表面からクリーニングされる。中間転写ベルト79のループ内側に配設されたクリーニングバックアップローラ72は、ベルトクリーニング装置71によるベルトのクリーニングをループ内側からバックアップする。
表面にフルカラートナー像が形成された記録紙Pは、二次転写ニップを通過すると、二次転写ローラ78や中間転写ベルト79から曲率分離する。そして、転写後搬送路を経由して、定着手段たる定着装置40に送り込まれる。定着装置40には、ハロゲンランプ等の発熱源を内包する定着ローラ45と、定着ローラ45に所定の圧力で当接しながら回転する加圧ローラ47とが設けられており、定着ローラ45と加圧ローラ47とによって定着ニップを形成している。定着装置40内に送り込まれた記録紙は、その未定着トナー像担持面を定着ローラ45に密着させるようにして、定着ニップに挟まれる。そして、加熱や加圧の影響によってトナー像中のトナーが軟化さしめられて、フルカラー画像が定着せしめられる。
操作部に対する入力操作や、パーソナルコンピュータ等から送られてくる制御信号などにより、片面プリントモードが設定されている場合、定着装置40内から排出された記録紙Pは、正転する排紙ローラ対161によって、そのまま機外へと排出される。そして、筐体の上カバーの上面であるスタック部56にスタックされる。
また、排紙ローラ対161は、定着装置40から搬送される記録紙Pをスタック部56へ排出する一方で、両面プリントモードが設定されている場合には、排紙ローラ対161を逆転させて記録紙Pを再給紙路170側へスイッチバックさせる。すなわち、排紙ローラ対161は、一対の排紙ローラ161a,161bを備え、排紙センサ162により、記録紙Pが排紙ローラ161a,161bに端部が挟まれたニップ状態を検出したら、排紙ローラ161a,161bを逆転させる。これにより、記録紙Pが再給紙路170を通って、その裏面に転写可能な向きに表裏が反転した状態で、再度、二次転写ニップへと搬送される。そして、二次転写ニップを通過し記録紙Pの裏面にトナー像が形成された後、定着装置40でトナー像が記録紙Pに定着され、排紙ローラ対161によりスタック部56へと排出される。なお、本実施形態においては、排紙ローラ対161の排紙ローラ161aを後述する駆動装置によって回転駆動させるが、排紙ローラ対161の少なくとも一方の排紙ローラを駆動装置によって回転駆動させるように構成すればよい。
[構成例1]
図1は、構成例1に係る排紙ローラ161aを駆動する駆動装置30の概略断面図である。図1に示すように駆動装置30は、正逆転可能な駆動源であるモータ1を備えており、このモータ1が側板31に取り付けられている。モータ1のモータギヤ1aには、アイドラギヤ2が噛み合っている。アイドラギヤ2は、側板31と側板32とに固定されたギヤ軸12に回転自在に支持されている。また、側板31に設けられた軸受31aと、側板32に設けられた軸受32aとによって、入力側回転軸である回転軸4が回転可能に支持されている。この回転軸4には、アイドラギヤ2と噛み合う外歯歯車3が平行ピン4aで固定されており、外歯歯車3と回転軸4とが一体で回転する。また、回転軸4の軸方向で外歯歯車3よりも排紙ローラ161a側には、電磁クラッチ5とプーリ6とが同軸上で、電磁クラッチ5が回転軸4に対して締結及び締結解除可能に、プーリ6が回転自在に支持されている。
出力側の回転軸である、排紙ローラ161aの回転軸9は、回転軸4に対して径方向にずれた位置に設けられており、側板32に設けられた軸受32bに回転自在に支持されている。回転軸9には、外歯歯車3と噛み合う外歯歯車7が回転自在に支持されており、この外歯歯車7は、回転軸9に平行ピン9aで固定された、予め定められたトルク設定値以上のトルクを受けたときに空転するトルクリミッタ8とカップリング8aで係合している。また、回転軸9の軸方向でトルクリミッタ8よりも排紙ローラ161a側には、プーリ11が回転軸9に平行ピン9bで固定されている。回転軸4に設けられたプーリ6と、回転軸9に設けられたプーリ11とには、タイミングベルト10が架け渡されている。
図1に示す駆動装置30においては、モータ1の駆動力を排紙ローラ161aに伝達するための二系統の駆動伝達経路である第一駆動伝達経路R1と第二駆動伝達経路R2とを有している。第一駆動伝達経路R1は、外歯歯車3と外歯歯車7とトルクリミッタ8とによって構成されており、第二駆動伝達経路R2は、電磁クラッチ5とプーリ6とタイミングベルト10とプーリ11とによって構成されている。そして、第一駆動伝達経路R1と第二駆動伝達経路R2とでは、排紙ローラ161aの回転方向が互いに逆向きとなるように、それぞれ駆動伝達がなされる。
図3は、駆動力を伝達する状態と駆動力の伝達を遮断する状態とを切り替え可能な駆動伝達切り替え手段である電磁クラッチ5とプーリ6との関係を説明するための概略構成図である。
電磁クラッチ5は、回転軸4に固定されたロータ部5cと、回転軸4に回転自在に設けられた電磁コイル部5d及び駆動連結部材5fとから構成されている。ロータ部5cは、回転軸4に固定された筒状の軸固定部5eを介して回転軸4に固定されており、回転軸4と一体的に回転するように構成されている。
一方、電磁コイル部5dは、前記軸固定部5eに対して回転可能に設けられており、回転軸4が回転しても電磁コイル部5dは回転しないように構成されている。これは、電磁コイル部5dには、画像形成装置本体から電気を供給するための電線5hが接続されているため、回転軸4と一体的に回転すると電線5hを切断することになるからである。
又、駆動連結部材5fも前記軸固定部5eに対して回転可能であって、かつ回転軸4の軸方向に移動可能に設けられている。駆動連結部材5fには、アーマチュア5bが設けられている。このアーマチュア5bは、電磁コイル部5dが通電状態の時(電磁クラッチ5がON時)は、磁力によりロータ部5cに吸着し、電磁コイル部5dが非通電状態の時(電磁クラッチ5がOFF時)は、ロータ部5cと離間するように構成されている。つまり、駆動連結部材5fは、ロータ部5cと回転軸に固定されたスラスト受け5gとの間で回転軸4の軸方向に移動可能に設けられている。又、駆動連結部材5fと軸固定部5eとの隙間は、電磁クラッチON時にアーマチュア5bがロータ部5c側へスライド移動して確実に吸着するように、後述するプーリ6と回転軸4との隙間に比べて大きく形成されている。
駆動連結部材5fは、プーリ6側に延びる少なくとも一対の駆動爪5aを備えている。そして、この駆動爪5aの先端は、プーリ6側に形成された少なくとも一対の駆動連結穴6aに嵌合している。一方、プーリ6は、回転軸4に対して回転するだけの最小限の隙間を有して回転可能に設けられているとともに、Eリング4eにより回転軸4の軸方向には移動が規制されている。また、図3に示すように駆動爪5aと駆動連結穴6aとの嵌合幅W1は、電磁クラッチON時のロータ部5cとアーマチュア5bの吸着による駆動連結部材5fのスライド移動量W2よりも大きくなっている。
従って、駆動連結部材5fとプーリ6は、駆動連結部材5fのスライド移動にかかわらず駆動爪5aと駆動連結穴6aの嵌合状態が維持された状態で回転軸4に対して一体的に回転できるように構成されている。
駆動爪5a及び駆動連結穴6aの形状の一例を図4に示す。図4に示すように駆動爪5aは、その全周において所定間隔lを有した状態で駆動連結穴6aに嵌合している。尚、図4では駆動爪5aと駆動連結穴6aが略相似形のものを示したが、これに限定されるものではない。要するに駆動爪5aと駆動連結穴6aが、駆動連結部材5fの回転軸4に対するガタツキを吸収でき、かつ駆動連結部材5fからプーリ6への駆動伝達が正常に行えるような間隔を有して嵌合されていれば良い。
又、図3では駆動爪5aと駆動連結穴6aをそれぞれ一対ずつ設ける場合を示したがこれに限定されるものではなく、それぞれを3つ以上設けても問題ない。好ましくは3の倍数の個数で駆動爪5aと駆動連結穴6aをそれぞれ設けると良い。
従来の電磁クラッチは、図3において駆動爪5a及びプーリ6が存在せず、駆動連結部材5fが駆動伝達プーリ6や駆動伝達ギヤの役目をなしている構成である。つまり、駆動連結部材5fに直接タイミングベルト10が巻かれたり、他の駆動伝達ギヤが噛み合わされたりする構成となっている。
上述したように駆動連結部材5fは、電磁クラッチON時にアーマチュア5bが確実にロータ部5cに吸着するように軸固定部5eに対してある程度の隙間を有して設けられている。そのため、電磁クラッチがOFF時にタイミングベルト10等が駆動することにより駆動連結部材5fが回転すると、駆動連結部材5fと軸固定部材5eとの隙間の分だけ駆動連結部材5fは回転軸4に対して傾斜して回転することになる。その結果、そのまま回転を継続しているとタイミングベルト10がプーリとしての駆動連結部材5fから外れてしまい駆動伝達ができなくなるという不具合が生じるおそれがある。
又、駆動連結部材5fが駆動伝達ギヤの場合は、他の駆動伝達ギヤとの噛み合い状態が悪化することによる駆動伝達ギヤの歯の損傷、噛み合い騒音や噛み合い振動の発生という不具合が生じるおそれもある。
これに対し、本発明の電磁クラッチ5では、図3に示すように駆動連結部材5fとプーリ6とを別体にするとともに、駆動連結部材5fに駆動爪5aを設け、その駆動爪5aをプーリ6に設けられた駆動連結穴6aに所定の隙間を持たせて嵌合させるようにしている。さらに、駆動連結部材5fが回転軸4の軸方向にスライド移動しても駆動爪5aと駆動連結穴6aとの嵌合状態は維持されているように構成されている。
そのため、電磁クラッチがOFF時にタイミングベルト10によりプーリ6が回転し、駆動爪5a及び駆動連結穴6aの作用により駆動連結部材5fも回転軸4に対して回転する。その際に、駆動連結部材5fは上述のように回転軸4に対して傾斜して回転するが、プーリ6は、回転軸4に対して回転するだけの最小限の隙間を有して回転可能に設けられているため、回転軸4に対して傾斜して回転することはない。
その結果、従来の電磁クラッチで発生するおそれがあったタイミングベルトの脱落により駆動伝達の予期せぬ遮断や、駆動伝達ギヤの歯の損傷、噛み合い騒音や噛み合い振動の発生を抑制することができる。
図1に示す駆動装置30において、電磁クラッチ5をOFFした状態で排紙ローラ161aを駆動させる場合でのモータ1から排紙ローラ161aへの駆動伝達は、次のように行われる。モータ1は、モータギヤ1aからアイドラギヤ2を介して外歯歯車3を駆動する。外歯歯車3から外歯歯車7に伝達された駆動力は、カップリング8aで外歯歯車7と係合されたトルクリミッタ8を介して回転軸9に伝達される。また、電磁クラッチ5がOFFであることで、回転軸4の回転に対して電磁クラッチ5が空転する。そのため、プーリ6に回転軸4の駆動が伝わらず、プーリ6とタイミングベルト10とプーリ11とで形成される駆動伝達経路からは、回転軸9に回転軸4の駆動力は伝達されない。これにより、回転軸9に設けられた排紙ローラ161aは、外歯歯車3と外歯歯車7とトルクリミッタ8とで構成される第一駆動伝達経路R1から伝達された駆動力によって、回転軸4の回転方向とは逆方向で回転される。
一方、図1に示す駆動装置30において、電磁クラッチ5をONした状態で排紙ローラ161aを駆動させる場合でのモータ1から排紙ローラ161aへの駆動伝達は、次のように行われる。モータ1は、モータギヤ1aからアイドラギヤ2を介して外歯歯車3を駆動する。外歯歯車3から外歯歯車7に伝達された駆動力は、カップリング8aで外歯歯車7と係合されたトルクリミッタ8を介して回転軸9に伝達される。これにより、回転軸9には、回転軸4の回転方向とは逆方向の駆動が入力されることになる。また、電磁クラッチ5がONであることで、回転軸4に電磁クラッチ5が固定され回転軸4と一体で電磁クラッチ5回転するため、電磁クラッチ5を介してプーリ6に回転軸4の駆動が伝わり、プーリ6からタイミングベルト10を介してプーリ11を駆動する。これにより、プーリ11が設けられた回転軸9には、回転軸4の回転方向と同一方向の駆動が入力されることになる。
ここで、回転軸9には、回転方向が異なる二つの駆動力が入力されるが、トルクリミッタ8は前記トルク設定値として、排紙ローラ161aの回転軸9の駆動トルクよりも大きく、かつ、電磁クラッチ5の伝達トルクよりも低く、空転トルクが設定されている。そのため、電磁クラッチ5の伝達トルクを受けたトルクリミッタ8は空転し、第一駆動伝達経路R1から回転軸9への駆動伝達が遮断され、第二駆動伝達経路R2からの駆動伝達により、回転軸4の回転方向と同一方向に回転軸9が駆動される。よって、回転軸9に設けられた排紙ローラ161aは、電磁クラッチ5とプーリ6とタイミングベルト10とプーリ11とで構成された第二駆動伝達経路R2から伝達された駆動力により、回転軸4の回転方向と同一方向で回転される。
また、駆動伝達経路としては、外歯歯車のみで構成する場合よりもタイミングベルトを用いて構成したほうが、高速回転域での静音性に期待できる。したがって、排紙ローラ161aの正回転と逆回転のうち、回転速度を速くしたいほうの駆動伝達にタイミングベルト10を用いた駆動伝達経路を用いるのが好ましい。
また、電磁クラッチ5は、金属板であるロータとアーマチュアとを電磁力によって吸着し、一体となって駆動することで駆動力を伝達している。しかし、回転動作中に吸着したり遮断したりするため、ロータとアーマチュアとがこすれることにより、これらの表面に施された被膜が削れ地金が露出し、その部分にさびが発生するなどの問題がある。また、電磁クラッチ5のON時にはエネルギーが消費されるが、このエネルギー消費を必要最小限にするために、電磁クラッチ5のONとOFFとを繰り返すと、上述したようなさびの発生がしやすくなり、耐久性と省エネルギー性との両立が困難となっていた。
そこで、二系統の駆動伝達経路のうち、駆動時間の少ないまたは駆動頻度の少ない駆動伝達経路である排紙ローラ161aを逆転させる駆動伝達経路に、電磁クラッチ5を介して駆動力を伝達する。そして、駆動時間の多いまたは駆動頻度の多い駆動伝達経路である排紙ローラ161aを正転させる駆動伝達経路に、トルクリミッタ8を介して駆動力を伝達する。これにより、駆動時間の多いまたは駆動頻度の多い駆動伝達経路である排紙ローラ161aを正転させる駆動伝達経路では、電磁クラッチ5を用いないため、電磁クラッチ5のONとOFFと頻繁に繰り返す必要がない。そのため、上述したようなさびの発生やエネルギー消費が抑えられるため、高信頼と省エネルギー化を図ることができる。
[構成例2]
図5は、構成例2に係る駆動装置30の概略断面図である。図5に示すように駆動装置30おいては、正逆転可能な駆動源であるモータ1が側板31に取り付けられている。モータ1のモータギヤ1aは、側板31と、これと対向する側板32とに固定された固定軸15に回転自在に支持されたアイドラギヤプーリ13の外歯歯車部13aと噛み合っている。排紙ローラ161aの回転軸9は、固定軸15に対して径方向にずれた位置に設けられており、側板32に設けられた軸受32bに回転自在に支持されている。回転軸9には、外歯歯車部13aと噛み合う外歯歯車14が回転自在に支持されており、この外歯歯車14と、回転軸9の軸端部に平行ピン9cで固定されたトルクリミッタ8とが、カップリング8aを介して係合している。また、回転軸9の外歯歯車14よりも排紙ローラ161a側には、プーリ18と電磁クラッチ5とが同軸上で、プーリ18が回転軸9に対して回転自在に、電磁クラッチ5が回転軸9に対して締結及び締結解除可能に支持されている。プーリ18と電磁クラッチ5とは、カップリング18aを介して係合しており一体で回転可能となっている。固定軸15に設けられたアイドラギヤプーリ13のプーリ部13bと、回転軸9に設けられたプーリ18とには、タイミングベルト17が架け渡されている。
図5に示す駆動装置30においては、モータ1の駆動力を排紙ローラ161aに伝達するための二系統の駆動伝達経路の一方である第一駆動伝達経路R1は、外歯歯車部13aと外歯歯車14とトルクリミッタ8とによって構成されている。また、二系統の駆動伝達経路の他方である第二駆動伝達経路R2は、プーリ部13bとタイミングベルト17とプーリ18と電磁クラッチ5とによって構成されている。そして、第一駆動伝達経路R1と第二駆動伝達経路R2とでは、排紙ローラ161aの回転方向が互いに逆向きとなるように、それぞれ駆動伝達がなされる。
図5に示す駆動装置30において、電磁クラッチ5をOFFした状態で排紙ローラ161aを駆動させる場合でのモータ1から排紙ローラ161aへの駆動伝達は、次のように行われる。モータ1は、モータギヤ1aからアイドラギヤプーリ13の外歯歯車部13aを介して外歯歯車14を駆動する。外歯歯車部13aから外歯歯車14に伝達された駆動力は、カップリング8aで外歯歯車14と係合されたトルクリミッタ8を介して回転軸9に伝達される。また、電磁クラッチ5がOFFであることで、回転軸9に対して電磁クラッチ5が空転するため、アイドラギヤプーリ13のプーリ部13bからタイミングベルト17を介してプーリ18に伝達された駆動力は、電磁クラッチ5を介して回転軸9には伝わらない。すなわち、プーリ部13bとタイミングベルト17とプーリ18と電磁クラッチ5とで構成された第二駆動伝達経路R2からは、回転軸9にアイドラギヤプーリ13からの駆動力は伝達されない。これにより、回転軸9に設けられた排紙ローラ161aは、外歯歯車部13aと外歯歯車14とトルクリミッタ8とで構成された第一駆動伝達経路R1から伝達された駆動力によって、アイドラギヤプーリ13の回転方向とは逆方向で回転される。
一方、図5に示す駆動装置30において、電磁クラッチ5をONした状態で排紙ローラ161aを駆動させる場合でのモータ1から排紙ローラ161aへの駆動伝達は、次のように行われる。モータ1は、モータギヤ1aからアイドラギヤプーリ13の外歯歯車部13aを介して外歯歯車14を駆動する。外歯歯車部13aから外歯歯車14に伝達された駆動力は、カップリング8aで外歯歯車14と係合されたトルクリミッタ8を介して回転軸9に伝達される。これにより、回転軸9は、アイドラギヤプーリ13の回転方向とは逆方向の駆動が入力されることになる。また、電磁クラッチ5がONであることで、回転軸9に対して電磁クラッチ5が固定され回転軸19と一体で電磁クラッチ5が回転する。そのため、アイドラギヤプーリ13のプーリ部13bからタイミングベルト17を介してプーリ18に伝達された駆動力が、電磁クラッチ5を介して回転軸19に伝達される。これにより、回転軸9には、アイドラギヤプーリ13の回転方向と同一方向の駆動が入力されることになる。
ここで、回転軸9には、回転方向が異なる二つの駆動力が入力されるが、トルクリミッタ8は前記トルク設定値として、排紙ローラ161aの回転軸9の駆動トルクよりも大きく、かつ、電磁クラッチ5の伝達トルクよりも低く、空転トルクが設定されている。そのため、電磁クラッチ5の伝達トルクを受けたトルクリミッタ8は空転し、第一駆動伝達経路R1から回転軸9への駆動伝達が遮断され、第二駆動伝達経路R2からの駆動伝達により、アイドラギヤプーリ13の回転方向と同一方向に回転軸9が駆動される。よって、回転軸9に設けられた排紙ローラ161aは、プーリ部13bとタイミングベルト17とプーリ18と電磁クラッチ5とで形成される第二駆動伝達経路R2から伝達された駆動力により、アイドラギヤプーリ13の回転方向と同一方向で回転される。
また、構成例2に係る駆動装置30においては、構成例1に係る駆動装置30に対して、図1に示す回転軸4を図5に示す固定軸15にすることができ、回転軸4を軸支していた軸受31a,32aが不要となり、その分、低コスト化を図ることができる。また、排紙ローラ161aの回転軸9上にトルクリミッタ8と電磁クラッチ5とを配置するため、構成例1に係る駆動装置30に比べて、電磁クラッチ5の交換の作業性を向上させることができる。なお、構成例1に係る駆動装置30においては、電磁クラッチ5の交換を行う場合に、図1に示す回転軸4を外す必要があるため、その分、電磁クラッチ5の交換の作業性が煩雑となる。
[構成例3]
図6は、構成例3に係る駆動装置30の概略断面図である。図6に示すように駆動装置30は、正逆転可能な駆動源であるモータ1が、側板31に取り付けられている。モータ1のモータギヤ1aは、側板31と、これと対向する側板32とに固定された固定軸20に、回転自在に支持されたアイドラギヤ21の内歯歯車部21aと噛み合っている。また、アイドラギヤ21は同心円状に外歯歯車部21bを備えており、この外歯歯車部21bと、回転軸22に平行ピン22aで固定された外歯歯車23とが噛み合っている。回転軸22は、側板31に設けられた軸受31aと、側板32に設けられた軸受32aとによって回転自在に支持されている。回転軸22の軸方向で排紙ローラ161aとは反対側の端部には、平行ピン22bで固定された外歯歯車24を同軸上で備えており、この外歯歯車24と、排紙ローラ161aの回転軸9に回転自在に支持された内歯歯車25とが噛み合っている。回転軸9は、側板32に設けられた軸受32bに回転自在に支持されている。回転軸9の軸方向で内歯歯車25と隣接する位置には、内歯歯車25と一体で回転可能な電磁クラッチ5が、回転軸9に対して締結及び締結解除可能に支持されている。回転軸9の軸方向で電磁クラッチ5よりも排紙ローラ161a側には、外歯歯車23と噛み合う外歯歯車28が回転自在に支持されている。この外歯歯車28は、回転軸9に平行ピン9dで固定されたトルクリミッタ8とカップリング8aを介して係合している。
図6に示す駆動装置30においては、モータ1の駆動力を排紙ローラ161aに伝達するための二系統の駆動伝達経路の一方である第一駆動伝達経路R1は、外歯歯車24と内歯歯車25と電磁クラッチ5とによって構成されている。また、二系統の駆動伝達経路の他方である第二駆動伝達経路R2は、外歯歯車23と外歯歯車28とトルクリミッタ8とによって構成されている。そして、第一駆動伝達経路R1と第二駆動伝達経路R2とでは、排紙ローラ161aの回転方向が互いに逆向きとなるように、それぞれ駆動伝達がなされる。
図6に示す駆動装置30において、電磁クラッチ5をOFFした状態で排紙ローラ161aを駆動させる場合でのモータ1から排紙ローラ161aへの駆動伝達は、次のように行われる。モータ1は、モータギヤ1aからアイドラギヤ21の内歯歯車部21aと外歯歯車部21bとを介して外歯歯車23を駆動する。これにより、外歯歯車23と噛み合う外歯歯車28が駆動され、カップリング8aで外歯歯車28と係合されたトルクリミッタ8を介して回転軸9に、回転軸22の回転方向とは逆方向の駆動が入力される。また、電磁クラッチ5がOFFであることで、回転軸9に対して電磁クラッチ5が空転するため、外歯歯車23と共に回転軸22に設けられた外歯歯車24から内歯歯車25に伝達された駆動力は、電磁クラッチ5を介して回転軸9には伝わらない。すなわち、外歯歯車24と内歯歯車25と電磁クラッチ5とで構成された第一駆動伝達経路R1からは、回転軸9に駆動力は伝達されない。これにより、回転軸9に設けられた排紙ローラ161aは、外歯歯車23と外歯歯車28とトルクリミッタ8とで構成された第二駆動伝達経路R2から伝達された駆動力によって、外歯歯車23が設けられた回転軸22の回転方向とは逆方向で回転される。
一方、図6に示す駆動装置30において、電磁クラッチ5をONした状態で排紙ローラ161aを駆動させる場合でのモータ1から排紙ローラ161aへの駆動伝達は、次のように行われる。モータ1は、モータギヤ1aからアイドラギヤ21の内歯歯車部21aと外歯歯車部21bとを介して外歯歯車23を駆動する。これにより、外歯歯車23と噛み合う外歯歯車28が駆動され、カップリング8aで外歯歯車28と係合されたトルクリミッタ8を介して回転軸9に、回転軸22の回転方向とは逆方向の駆動が入力されることになる。また、電磁クラッチ5がONであることで、回転軸9に対して電磁クラッチ5が固定され回転軸9と一体で電磁クラッチ5が回転する。そのため、外歯歯車23と共に回転軸22に設けられた外歯歯車24から内歯歯車25に伝達された駆動力は、電磁クラッチ5を介して回転軸9に伝達される。これにより、回転軸9には、回転軸22の回転方向と同一方向の駆動が入力されることになる。
ここで、回転軸9には、回転方向が異なる二つの駆動力が入力されるが、トルクリミッタ8は前記トルク設定値として、排紙ローラ161aの回転軸9の駆動トルクよりも大きく、かつ、電磁クラッチ5の伝達トルクよりも低く、空転トルクが設定されている。そのため、電磁クラッチ5の伝達トルクを受けたトルクリミッタ8は空転し、第二駆動伝達経路R2から回転軸9への駆動伝達が遮断され、第一駆動伝達経路R1からの駆動伝達により、回転軸22の回転方向と同一方向に回転軸9が駆動される。よって、回転軸9に設けられた排紙ローラ161aは、外歯歯車24と内歯歯車25と電磁クラッチ5とで形成される第一駆動伝達経路R1から伝達された駆動力により、回転軸22の回転方向と同一方向で回転される。
また、本構成例に係る駆動装置30のように、駆動伝達経路を内歯歯車を用いて構成することで、駆動を入力する外歯歯車との噛み合い部を内歯歯車で覆うことができ、噛み合い部で発生する騒音を、内歯歯車により遮蔽することができる。また、外歯歯車同士の噛み合いに比べて外歯歯車と内歯歯車との噛み合いのほうが噛み合い率を上げることができ、騒音や振動の発生を抑制することができる。これにより、駆動装置30の静音性を高めることができる。このため、内歯歯車を用いた駆動伝達経路としては、使用頻度が多く、使用時間が長い方の駆動伝達に用いるのが好ましい。具体的には、排紙ローラ161aは、記録紙Pをスイッチバック搬送する逆回転よりも、スタック部56へ記録紙Pを排出する正回転の方が、使用頻度が多く、使用時間が長い。したがって、第一駆動伝達経路R1を介して駆動伝達するときに、排紙ローラ161aを正回転させることで、効果的に駆動装置30の静音性を高めることができる。
なお、本実施形態にかかる駆動装置30においては、予め定められたトルク設定値以上のトルクを受けたときに駆動伝達を遮断するトルク制限手段としてトルクリミッタ8を用いたが、これに限るものではない。例えば、入力軸側からのトルク(回転駆動力)は出力軸側に伝達され、出力軸側からのトルク(回転駆動力)は入力軸側に伝達されない双方向クラッチを、前記トルク制限手段として用いても良い。
また、本実施形態に係る駆動装置30において、第一駆動伝達経路R1と第二駆動伝達経路R2とで、排紙ローラ161aの回転方向を異ならせるものに限るものではない。すなわち、タイミングベルトを用いた駆動伝達経路と、外歯歯車のみで構成した動伝達経路とで、排紙ローラ161aの回転方向を同じにし回転速度を互いに異ならせるように外歯歯車の数や径、歯数などを調整して構成してもよい。また、内歯歯車を用いた駆動伝達経路と、外歯歯車のみで構成した駆動伝達経路とで、排紙ローラ161aの回転方向を同じにし回転速度を互いに異ならせるように外歯歯車の数や径、歯数などを調整して構成してもよい。また、第一駆動伝達経路R1と第二駆動伝達経路R2との両方を、タイミングベルトを用いた駆動伝達経路で構成してもよい。これにより、第一駆動伝達経路R1と第二駆動伝達経路R2とのいずれの駆動伝達経路を用いた場合でも、歯車を用いる場合に比べて、静音化を図ることができる。
以上に説明したものは一例であり、次の態様毎に特有の効果を奏する。
(態様A)
モータ1などの駆動源から駆動力が入力される回転可能な回転軸4などの入力側回転部材と、排紙ローラ161aなどの被駆動体に駆動力を出力する回転可能な回転軸9などの出力側回転部材と、前記入力側回転部材から前記出力側回転部材に駆動力を伝達するための第一駆動伝達経路R1及び第二駆動伝達経路R2などの二系統の駆動伝達経路とを備えた駆動装置30などの駆動装置において、前記二系統の駆動伝達経路のうちの一方の駆動伝達経路に対して、駆動力を伝達する駆動伝達状態と、駆動力を遮断する駆動遮断状態とを切り替え可能な電磁クラッチ5などの駆動伝達切り替え手段と、前記一方の駆動伝達経路が前記駆動遮断状態のときに、前記二系統の駆動伝達経路のうちの他方の駆動伝達経路から前記出力側回転部材への駆動力の伝達を許容し、前記一方の駆動伝達経路が前記駆動伝達状態のときに前記他方の駆動伝達経路から前記出力側回転部材への駆動伝達を制限するトルクリミッタ8などの駆動伝達許容制限変更手段とを有する。
(態様A)においては、駆動伝達切り替え手段による前記一方の駆動伝達経路の駆動遮断状態と駆動伝達状態との切り替え動作に応じて、駆動伝達許容制限変更手段による前記他方の駆動伝達経路から出力側回転部材への駆動力の伝達の許容と制限とが変更される。これにより、前記一方の駆動伝達経路と前記他方の駆動伝達経路との変更を行うことができる。よって、一つの駆動伝達切り替え手段の切り替え動作に要する時間で、入力側回転部材から出力側回転部材への駆動伝達経路を、前記一方の駆動伝達経路と前記他方の駆動伝達経路とで変更し被駆動体の駆動切り替えを行うことが可能となる。したがって、前記二系統の駆動伝達経路それぞれに対応させて駆動伝達切り替え手段を二つ設ける場合よりも、被駆動体の駆動切り替えにかかる時間の短縮化を図ることができる。
(態様B)
(態様A)において、前記入力側回転部材は回転可能に支持された入力側回転軸であり、入力側回転軸上に前記駆動伝達切り替え手段を設けた。これによれば、上記実施形態について説明したように、入力側回転軸を別の駆動力に使用することが可能となる。
(態様C)
(態様A)において、前記出力側回転部材は回転可能に支持された出力側回転軸であり、前記駆動伝達切り替え手段と前記駆動伝達許容制限変更手段とを、出力側回転軸上に設けた。これによれば、上記実施形態について説明したように、駆動伝達切り替え手段と、駆動伝達許容制限変更手段とを一つの軸に取り付けることができるため、駆動伝達切り替え手段の交換性が良い。
(態様D)
(態様A)乃至(態様C)のいずれかにおいて、前記二系統の駆動伝達経路のうち、一方はタイミングベルト10などのベルト部材を用いて駆動伝達を行うように構成しており、他方は外歯歯車3及び外歯歯車7などの外歯歯車のみで駆動伝達を行うように構成した。これによれば、上記実施形態について説明したように、ベルト部材を用いた駆動伝達経路は、歯車を用いた場合に比べて、高速域での静音性に優れている。したがって、複数の駆動伝達経路の前記一方をベルト部材を用いて駆動伝達を行うように構成することで、歯車を用いる場合に比べて、静音化を図ることができる。また、外歯歯車は、ベルト部材に比べて耐久性が高い。したがって、複数の駆動伝達経路の前記他方を外歯歯車のみで駆動伝達を行うように構成することによって、その駆動伝達経路の耐久性を高めることができる。
(態様E)
(態様A)乃至(態様C)のいずれかにおいて、前記二系統の駆動伝達経路のうち、一方は内歯歯車25などの内歯歯車を用いて駆動伝達を行うように構成しており、他方は外歯歯車23及び外歯歯車28などの外歯歯車のみで駆動伝達を行うように構成した。これによれば、上記実施形態について説明したように、内歯歯車を用いることで、外歯歯車を用いた場合に比べて、噛み合い率を高めることができる。したがって、複数の駆動伝達経路の前記一方を内歯歯車を用いて駆動伝達を行うように構成することで、回転ムラや騒音、振動の発生を抑制することができる。また、外歯歯車は、内歯歯車に比べて耐久性が高い。したがって、複数の駆動伝達経路の前記他方を外歯歯車のみで駆動伝達を行うように構成することによって、その駆動伝達経路の耐久性を高めることができる。
(態様F)
(態様A)乃至(態様E)において、前記駆動伝達許容制限変更手段は、予め定められたトルク設定値以上のトルクを受けたときに駆動伝達を遮断するトルク制限手段であり、前記トルク設定値が、前記被駆動体の駆動トルクよりも高く、かつ、前記駆動伝達切り替え手段の伝達トルクよりも小さい。これによれば、上記実施形態について説明したように、駆動伝達切り替え手段からの駆動力によって被駆動体を駆動させることが可能となる。
(態様G)
(態様F)において、前記トルク制限手段として、前記トルク設定値以上のトルクを受けたときに空転するトルクリミッタを用いる。これによれば、簡単な構成で駆動の伝達と遮断とを変更することができる。
(態様H)
(態様A)乃至(態様G)において、前記二系統の駆動伝達経路のうち、駆動時間が短いまたは使用頻度が少ないほうの駆動伝達経路に、前記駆動伝達切り替え手段を設けた。これによれば、上記実施形態について説明したように、消費電力の低減や高耐久性を図ることができる。
(態様I)
(態様A)乃至(態様H)において、前記駆動伝達切り替え手段として電磁クラッチを用いることができる。
(態様J)
(態様I)において、前記電磁クラッチとプーリ6などのプーリとが別体で同じ軸に対して保持されている。これによれば、上記実施形態について説明したように、プーリの取り付け精度が向上するため、被回転体の回転精度を向上させることができる。また、電磁クラッチの耐久性を向上させることができる。
(態様K)
(態様A)乃至(態様J)において、前記二系統の駆動伝達経路は、前記入力側回転部材と前記出力側回転部材との回転方向が同じになる駆動伝達経路と、前記入力側回転部材と前記出力側回転部材との回転方向が逆になる駆動伝達経路とである。これによれば、上記実施形態について説明したように、前記被駆動体の回転方向の駆動切り替え動作にかかる時間の短縮化を図ることができる。
(態様L)
画像を形成する画像形成手段と、被駆動体に駆動力を伝達させて駆動させる駆動手段とを備えた画像形成装置において、前記駆動手段として、(態様A)乃至(態様K)のいずれか一記載の駆動装置を用いた。これによれば、上記実施形態について説明したように、被駆動体の駆動切り替えにかかる時間の短縮化を図ることができる。
1 モータ
1a モータギヤ
2 アイドラギヤ
3 外歯歯車
4 回転軸
4a 平行ピン
5 電磁クラッチ
5a 駆動爪
5b アーマチュア
5c ロータ部
5d 電磁コイル部
5e 軸固定部
5f 駆動連結部材
6 プーリ
6a 駆動連結穴
7 外歯歯車
8 トルクリミッタ
8a カップリング
9 回転軸
9a 平行ピン
9b 平行ピン
9c 平行ピン
9d 平行ピン
10 タイミングベルト
11 プーリ
12 ギヤ軸
13 アイドラギヤプーリ
13a 外歯歯車部
13b プーリ部
14 外歯歯車
15 固定軸
17 タイミングベルト
18 プーリ
18a カップリング
19 回転軸
20 固定軸
21 アイドラギヤ
21a 内歯歯車部
21b 外歯歯車部
22 回転軸
22a 平行ピン
22b 平行ピン
23 外歯歯車
24 外歯歯車
25 内歯歯車
28 外歯歯車
30 駆動装置
31 側板
31a 軸受
32 側板
32a 軸受
32b 軸受
40 定着装置
41 給紙カセット
42 給紙ローラ
43 レジストローラ
44 レジストローラ
45 定着ローラ
47 加圧ローラ
56 スタック部
60 プロセスユニット
61 感光体
62 現像装置
62a 現像ローラ
63 帯電装置
64 ドラムクリーニング装置
65 光書込ユニット
71 ベルトクリーニング装置
72 クリーニングバックアップローラ
74 一次転写ローラ
75 転写ユニット
76 駆動ローラ
77 テンションローラ
78 二次転写ローラ
79 中間転写ベルト
161 排紙ローラ対
161a 排紙ローラ
161b 排紙ローラ
162 排紙センサ
170 再給紙路
特開2014−173676号公報

Claims (9)

  1. 駆動源から駆動力が入力される回転可能な入力側回転部材と、
    被駆動体に駆動力を出力する回転可能な出力側回転部材と、
    前記入力側回転部材から前記出力側回転部材に駆動力を伝達するための二系統の駆動伝達経路とを備えた駆動装置において、
    前記二系統の駆動伝達経路のうちの一方の駆動伝達経路に対して、駆動力を伝達する駆動伝達状態と、駆動力を遮断する駆動遮断状態とを切り替え可能な駆動伝達切り替え手段と、
    前記一方の駆動伝達経路が前記駆動遮断状態のときに、前記二系統の駆動伝達経路のうちの他方の駆動伝達経路から前記出力側回転部材への駆動力の伝達を許容し、前記一方の駆動伝達経路が前記駆動伝達状態のときに前記他方の駆動伝達経路から前記出力側回転部材への駆動伝達を制限する駆動伝達許容制限変更手段とを有し、
    前記一方の駆動伝達経路は、回転軸部材に回転可能に保持されたプーリに架け渡されるベルト部材を用いて駆動伝達を行うように構成され、
    前記駆動伝達切り替え手段は、前記プーリとは別体で前記回転軸部材上に保持された電磁クラッチであり、
    前記電磁クラッチは、前記回転軸部材上に固定されたロータ部と、前記回転軸部材上に回転可能に保持された電磁コイル部と、前記回転軸部材上に該回転軸部材に沿って移動可能に保持され、前記電磁コイル部の通電時に前記ロータ部に吸着し、該電磁コイル部の非通電時に前記ロータ部と離間する駆動連結部材とから構成されており、
    前記駆動連結部材は、前記回転軸部材に沿って移動可能な状態で前記プーリの被連結部に連結する連結部を有することを特徴とする駆動装置。
  2. 請求項1に記載の駆動装置おいて、
    前記入力側回転部材は回転可能に支持された入力側回転軸であり、
    前記回転軸部材は、前記入力側回転軸であることを特徴とする駆動装置。
  3. 請求項1に記載の駆動装置おいて、
    前記出力側回転部材は回転可能に支持された出力側回転軸であり、
    前記回転軸部材は、前記出力側回転軸であり、
    記駆動伝達許容制限変更手段は、前記出力側回転軸上に設けられていることを特徴とする駆動装置。
  4. 請求項1乃至3のいずれか一記載の駆動装置において、
    前記他の駆動伝達経路外歯歯車のみで駆動伝達を行うように構成したことを特徴とする駆動装置
  5. 求項1乃至4のいずれか一記載の駆動装置おいて、
    前記駆動伝達許容制限変更手段は、予め定められたトルク設定値以上のトルクを受けたときに駆動伝達を遮断するトルク制限手段であり、前記トルク設定値が、前記被駆動体の駆動トルクよりも高く、かつ、前記駆動伝達切り替え手段の伝達トルクよりも低いことを特徴とする駆動装置。
  6. 請求項5に記載の駆動装置において、
    前記トルク制限手段が、前記トルク設定値以上のトルクを受けたときに空転するトルクリミッタであることを特徴とする駆動装置。
  7. 請求項1乃至6のいずれか一記載の駆動装置において、
    前記二系統の駆動伝達経路のうち、駆動時間が短いまたは使用頻度が少ないほうの駆動伝達経路に、前記駆動伝達切り替え手段を設けたことを特徴とする駆動装置
  8. 求項1乃至7のいずれか一記載の駆動装置において、
    前記二系統の駆動伝達経路は、前記入力側回転部材と前記出力側回転部材との回転方向が同じになる駆動伝達経路と、前記入力側回転部材と前記出力側回転部材との回転方向が逆になる駆動伝達経路とであることを特徴とする駆動装置。
  9. 画像を形成する画像形成手段と、
    被駆動体に駆動力を伝達させて駆動させる駆動手段とを備えた画像形成装置において、
    前記駆動手段として、請求項1乃至8のいずれか一記載の駆動装置を用いたことを特徴とする画像形成装置。
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