JP5106440B2 - 紙葉類種類判別装置、紙葉類種類判別方法及び画像形成装置 - Google Patents

紙葉類種類判別装置、紙葉類種類判別方法及び画像形成装置 Download PDF

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Description

本発明は、紙葉類の種類を判別する紙葉類種類判別装置及び方法、並びにこの紙葉類種類判別装置を備えた画像形成装置に関する。
レーザプリンタ等の画像形成装置は、一般的に、特性の異なる種々の紙状媒体である紙葉類、例えば、厚紙、コピー用紙、OHPフィルム等に画像を形成している。このような画像形成装置において、高画質な画像形成を実現するには、紙葉類の種類に応じて印刷・定着プロセスの各種条件を最適化する必要がある。印刷・定着プロセスの各種条件を最適化するためには、例えば、紙葉類の厚さ、密度及び坪量等の紙葉類の種類に関するパラメータ情報が必要になる。従来、ユーザが操作パネルを操作して紙葉類の種類を指定することができる画像形成装置が知られている。近年、メディアセンサと称される紙葉類の種類を自動的に判別するセンサが出現している。このようなセンサを備える画像形成装置では、ユーザの手入力によって紙葉類の種類が指定されることなく、紙葉類の種類が判別されて画像形成における動作条件が最適化される。
画像形成装置においては、紙葉類の種類を判別する種々の方法が提案されている。特許文献1には、センサ部が搬送路に設けられ、紙葉類が搬送される際に、紙葉類に向けて光を照射し、光の透過率等から紙葉類の厚さ及び密度を測定して紙葉類の種類を判別する方法が開示されている。このような構成では、紙葉類の搬送が開始された後に紙葉類の種類が判別されることになる。しかしながら、近年、画像形成の高速化が進み、紙葉類の搬送が開始されてから紙葉類の種類を判別するのでは、定着ドラムの温度等の印刷・定着プロセスの設定が時間的に間に合わない問題がある。
特許文献2及び特許文献3には、紙葉類の搬送が開始される前、即ち、紙葉類が画像形成装置の給紙トレイに積載された状態で、紙葉類の厚さ等の情報を得る方法が開示されている。特許文献2に開示される方法では、複数の紙葉類を積み重ねて形成される積層束の側面が撮像され、紙葉類によって形成される明暗の波形におけるピーク間距離が算出され、紙葉類の厚さが算出される。この際、紙葉類束の側面の微妙な凸凹を強調するために、撮像素子と連動した光源で斜め上方あるいは斜め下方から照明光が照射されている。特許文献3に開示される方法では、同様に紙葉類束の側面における明暗の波形を得て高速フーリエ変換等の周波数解析により紙葉類の厚さが算出される。
しかしながら、このように単純に積層束の側面を撮像しただけでは、紙葉類の1枚の厚さ及び枚数といった情報しか得ることができない。紙葉類の坪量を求めるためには、紙葉類1枚の厚さ以外に、紙葉類の密度を検出する必要がある。
特開平7−196207号公報 特開2003−226447号公報 特開2005−104723号公報
以上のように、特許文献1においては、紙葉類の搬送が開始された後に紙葉類の種類の判別を行なうことから定着ドラムの温度等、印刷において重要な条件を設定するための時間的猶予がない問題がある。また、特許文献2及び特許文献3においては、積層束が給紙トレイに収容された状態で紙葉類の種類を判別することができるが、紙葉類1枚の厚さ及び枚数に関する情報しか得ることができない問題がある。
画像形成装置においては、画質形成の高画質化を実現するために、紙葉類の厚さに加えて坪量等の紙葉類に関するパラメータ情報を取得して紙葉類の種類を判別する必要がある。従って、紙葉類の種類を判別する方法においては、紙葉類の種類を確実かつ高精度に判別できることが求められている。
本発明は、上記問題点を解決するためになされたものであり、その目的は、紙葉類を積載束として積載されている状態で用紙搬送開始前に紙葉類の種類を確実かつ高精度に判別可能な紙葉類種類判別装置及び方法、並びにこの紙葉類種類判別装置を備えた画像形成装置を提供することにある。
本発明によれば、
紙葉類が積層されて形成される上面、下面、及び積層方向に沿って延出される複数の側面を有する積層束が載置されているトレイと、
前記上面、下面及び複数の側面から選定された少なくとも1つの第1面上の第1の領域に照射光を発する光源と、
前記照射光が前記積層束を透過し、前記上面、下面、及び複数の側面から選定された少なくとも1つの第2面上の前記第1の領域と異なる第2の領域から射出される透過光の第1の光量分布を検出する第1の検出部と、
予め参照減衰率と前記紙葉類の種類との関係が記述されたテーブルが格納されたデータベースと、
減衰率をパラメータとして有する減衰曲線が予め用意され、前記減衰曲線で前記第1の光量分布を近似して前記減衰率を算出し、当該算出された減衰率で前記テーブルの前記参照減衰率を参照して前記紙葉類の種類を定める演算部と、
を具備することを特徴とする紙葉類種類判別装置が提供される。
また、本発明によれば、
紙葉類が積層されて形成される上面、下面、及び積層方向に沿って延出される複数の側面を有する積層束が載置されているトレイと、
前記上面、下面及び複数の側面から選定された少なくとも1つの第1面に照射光を発する光源と、
前記照射光が前記積層束を透過し、前記上面、下面、及び複数の側面から選定された少なくとも1つの第2面から射出される透過光の光量分布を検出する検出部と、
予め参照減衰率と前記紙葉類の種類との関係が記述されたテーブルが格納されたデータベースと、
減衰率をパラメータとして有する減衰曲線が予め用意され、前記減衰曲線で前記光量分布を近似して前記減衰率を算出し、当該算出された減衰率で前記テーブルの前記参照減衰率を参照して前記紙葉類の種類を定める演算部と、
を具備することを特徴とする紙葉類種類判別装置が提供される。
また、本発明によれば、
上記紙葉類判別装置と、
前記紙葉類に画像を形成する画像形成部と、
前記画像形成部を前記紙葉類の種類に応じて制御する制御部と、
を具備することを特徴とする画像形成装置が提供される。
また、本発明によれば、
紙葉類が積層されて形成され、上面及び下面並びに積層方向に沿って延出される複数側面を有する積層束が載置されているトレイと、
前記上面、下面及び複数の側面から選定された少なくとも1つの第1面上の第1の領域に照射光を発する光源と、
前記照射光が前記積層束を透過し、前記上面、下面、及び複数の側面から選定された少なくとも1つの第2面上の前記第1の領域と異なる第2の領域から射出される透過光の2次元光量分布を検出する検出部と、
予め参照減衰率と前記紙葉類の種類との関係が記述されたテーブルが格納されたデータベースと、を備える紙葉類種類判別装置において、
前記2次元光量分布を前記積層方向に直交する直交方向に積分して前記積載方向に沿った1次元光量分布を算出し、当該1次元光量分布と予め設定される減衰率をパラメータとして有する減衰曲線との残差二乗和が最小となる前記減衰率を算出し、当該算出された減衰率で前記テーブルの前記参照減衰率を参照して前記紙葉類の種類を定めることを特徴とする紙葉類種類判別方法が提供される。
また、本発明によれば、
紙葉類の種類を定めるステップと、
光源によって前記紙葉類の積層束の第1の領域に照射され、前記積層束の内部を透過し、前記積層束の第2の領域から射出される透過光の光量分布を画像データとして取得するステップと、
前記光量分布を前記画像データの任意の画素幅に亘って積載方向と直交する方向に積分して前記第2の領域における前記積層束の前記積層方向に沿った1次元の光量分布情報を算出するステップと、
前記光量分布情報と予め設定される第1の減衰率をパラメータとする減衰曲線との残差二乗和が最小となる第2の減衰率を算出するステップと、
減衰率と紙葉類種類との関係が記述されたルックアップテーブルを参照し、紙葉類の種類を決定するステップと、
を具備することを特徴とする紙葉類種類判別方法が提供される。
本発明の紙葉類種類判別装置及び方法によれば、紙葉類の種類及び密度を高精度に得ることが可能となる。また、紙葉類種類判別装置画像形成装置においては、紙葉類の種類に応じて最適な条件で画像を転写することができる。
本発明の一実施形態に係る紙葉類種類判別装置に適用される画像形成装置の一例を示す模式図である。 本発明の第1の実施形態に係る用紙類種類判別装置を示す模式図である。 図2に示した用紙束内部を光が透過する様子を説明するための説明図である。 図2に示した受光素子で検出される透過光の光量分布を示す模式図である。 図2に示した用紙種類判別部における用紙の種類を判別する処理手順を示すフローチャートである。 図4に示した透過光の光量分布情報から得られる1次元の光量分布を示すグラフである。 図2に示したデータベースに格納される減衰率及び用紙の種類の関係を記述したテーブルである。 図2に示した紙葉類種類判別装置を備える画像形成装置を示すブロック図である。 図8に示した定着パラメータデータベースに格納される用紙の種類及び定着パラメータの関係を記述したテーブルである。 図2に示した光源が発する光の波長に対する用紙の相対透過率を示すグラフである。 本発明の第2の実施形態に係る紙葉類種類判別装置を示す模式図である。 図11に示した紙葉類種類判別装置を備える画像形成装置を示すブロック図である。 本発明の第3の実施形態に係る紙葉類種類判別装置を示す模式図である。 本発明の第4の実施形態に係る紙葉類種類判別装置を示す模式図である。 本発明の第5の実施形態に係る紙葉類種類判別装置を示す模式図である。 本発明の第6の実施形態に係る紙葉類種類判別装置を示す模式図である。 本発明の第7の実施形態に係る紙葉類種類判別装置を示す模式図である。 図17に示した押付手段によって用紙束を押し付けた場合及び用紙束を押し付けない場合における光量分布を比較して示すグラフである。
以下、必要に応じて図面を参照しながら、本発明の一実施の形態に係る紙葉類の種類を判別する紙葉類種類判別装置を説明する。ただし、図1から図18において、同一部分、同一箇所には、同様の符号を付してその詳細な説明を省略する。本発明の実施形態の説明では、説明を簡略とする為に紙葉類を単に用紙と記載している。従って、用紙とは、紙状媒体である紙に限らず、紙以外の材料で紙葉状の形態を取っている紙葉類を意味し、単に用紙と称して紙葉類を含むものとする。
図1は、本発明の一実施形態に係る用紙種類判別装置(紙葉類種類判別装置)が適用される画像形成装置の概略構成を示している。図1に示される筐体14には、画像が形成される用紙50を収容する給紙トレイ9a、9b及び用紙50を供給するための手差しトレイ11が設けられている。給紙トレイ9a、9bからは、用紙50がピックアップローラ1で取り出され、給紙ローラ2で用紙が搬送経路に搬送される。また、手差しトレイ11からは、用紙50が手差し給紙ローラ8により搬送経路に取り出される。
取り出された用紙50は、中間搬送ローラ対3により搬送経路を定める搬送ガイド12a、12bに沿って搬送され、レジストガイド13によってレジストローラ対4へ導かれ、画像転写部である2次転写部5へと送られる。2次転写部5では、画像データに従って画像が用紙50に転写される。転写ベルト33には、画像データに従ったフルカラーのトナー画像が形成されており、この転写ベルト33上のトナー画像が2次転写部5において用紙50へ転写される。この用紙50への転写は、転写ベルト33と2次転写ローラ34とが接触するニップ部において、2次転写ローラ34に転写バイアスを印加することで電気的に用紙50の表面にトナーを吸着させて行われる。
用紙50上に転写されたトナー画像は、この状態では、粉体のまま用紙50上に微弱な力で付着しているに過ぎないため、用紙50の表面から容易に剥がれ落ちる虞があるために次の工程で定着される。即ち、トナー画像が転写された用紙50は、ハロゲンヒータ、或いは電磁過熱方式によって加熱される定着ローラ対6に搬送される。用紙50上のトナー画像は、用紙50が定着ローラ対6に挟持されて搬送される際に、用紙50の表面のトナーが加熱加圧されて溶融し、用紙50の表面に圧着されて半永久的な画像として定着される。
画像形成された用紙50は、排紙ローラ対7によって用紙50が導入される導入口22及び用紙50を装置外部に排紙するための排紙口24を有する排紙トレイ20へ搬送される。
図1に示される画像形成装置は、安定して高品位の画像を形成するには、画像形成する用紙50の種類に応じて画像形成プロセスにおける各種条件を最適化する必要がある。この各種条件は、例えば、用紙搬送速度、搬送ローラの圧接力、2次転写ローラ34における転写バイアス、及び定着ローラ対6における定着温度等の各パラメータの値を指している。
本発明の実施形態に係る用紙種類判別装置においては、給紙トレイ9a、9bに用紙50が収容された状態で、用紙50の種類が定められ、さらに、用紙50の厚さ、密度及び坪量が算出される。また、手差しトレイ11に用紙50が載置される場合にも、用紙50の種類が定められ、さらに、用紙50の厚さ、密度及び坪量が算出される。
(第1の実施形態)
図2は、本発明の第1の実施形態に係る用紙種類判別装置の概略構成を示している。この用紙種類判別装置は、図1に示した給紙トレイ9a、9b及び手差しトレイ11の夫々に積層されて収容される用紙50の種類を判別する用紙の種類を判別する装置を備えている。以下では、この用紙種類判別装置が給紙トレイ9aに積載された用紙を判別するに適用される例を実施の形態として説明する。尚、用紙種類判別装置は、給紙トレイ9aに積載された用紙を判別する例に限らず、単に積層された用紙を判別するに利用されても良いことは明らかである。
図2に示されるように、給紙トレイ9aに収容された複数の用紙50は、積み重なって全体として略立方体状を成し、上面54、下面、及び積層方向に沿って延出される夫々が互いに対向する2対の側面56を有する用紙束(積層束とも言う)52を形成している。用紙束52の上方には、照射光、例えば、発光中心波長870nmの近赤外光を発するLEDのような光源104が設置され、照射光80が用紙束52の上面54の第1の領域60に向けて照射される。この光源104は、光量調整部102に電気的に接続され、この光源104から照射される照射光の光量が制御される。
ここで、上面54とは、給紙トレイ9a上に用紙50を積層したときに最上段となる用紙50の面を指し、下面とは、給紙トレイ9aに接する最下段となる用紙50の面を指す。また、側面56とは、用紙50が積層された複数の用紙50の端によって形成される面、即ち、用紙束52の上面54及び下面を除く端面を指す。積載方向(積層方向ともいう)とは、用紙50を積層させる方向を指し、水平方向は、以下の実施の形態では、用紙面に略一致するものとし、用紙束52の側面56において積載方向と直交する方向を指す。
なお、用紙が水平方向に沿って、即ち、積層方向に沿って密着されて積層される際には、用紙束の用紙上面54及び用紙下面は、積層方向に沿って互いに対向し、一対の側面56が積層方向に直交する第1の直交方向において対向し、他方の側面56が積層方向及び第1の直交方向に直交する第2の直交方向おいて対向する配置を取るものとする。従って、この明細書においては、積層方向を基準として用紙束の上面及び下面と称し、用紙束の上面は、積層方向に沿った用紙束の最外方の面を意味しまた、用紙束の下面は、積層方向に沿った用紙束の最内方の面を意味するものとする。このように用紙が積層方向に沿って密着されて積層される用紙束であっても、以下に説明する用紙種類判別装置が適用可能であることは明らかである。
図2に示される用紙種類判別装置においては、第1の領域60に向けて照射された照射光80は、用紙束50の上面54で拡散反射されるとともに、その一部が用紙束52の内部に浸透する。用紙束52の内部に浸透した照射光80は、用紙束52の内部を透過して用紙束52の側面56から射出される。用紙束52の側面56aの第2の領域62から射出される透過光82は、第2の領域62に対向配置される結像レンズ106によって結像される。結像レンズ106によって結像された透過光82は、結像レンズ106の結像面に配置される受光素子108によってその透過光量が測定される。受光素子108は、一例としてCMOSイメージセンサを2次元配列させたエリアセンサであって、第2の領域62を撮像して第2の領域62における2次元の光量分布を測定する。結像レンズ106及び受光素子108を含めて検出部が構成され、この検出部で第2の領域62における透過光82の光量分布が検出される。ここで、用紙束52の側面56aの第2の領域62は、照射光80が照射される用紙束52の上面54の第1の領域60には重ならず、用紙束52中を透過光が通過する際に用紙束52の用紙の密着面間から漏れ出る透過光線によって生じる明るい領域に相当している。
また、用紙種類判別装置は、遮光部材110、例えば、長方形の樹脂板で形成される遮光部材110を備えている。この遮光部材110は、上面54の側面56a側の側端部から微小距離だけ、例えば、1mmだけ内側で用紙束52の上面54に接するように配置されている。遮光部材110は、光源104が照射する照射光80及び照射光80が用紙50の上面54で反射された反射光が直接受光素子108へ入射しないように設けられる。
第2の領域62から射出された透過光82が受光素子108によって検出されると、第2の領域62における透過光82の光量分布情報が演算部120へ出力される。演算部120では、光量分布情報に基づいて用紙種類判別部122で用紙50の種類が判別され、用紙50の密度が定められる。また、演算部120では、用紙厚さ算出部124で用紙50の厚さが算出され、用紙種類判別部122及び用紙厚さ算出部124で定められた用紙50の密度及び厚さから、用紙坪量算出部126で用紙50の坪量が算出される。坪量とは、用紙の1平方メートルあたりの重さを表わす。従って、坪量は、用紙50の密度に用紙50の厚さを乗算して算出される。
演算部120で定められた用紙50の種類、並びに、算出された用紙50の厚さ及び坪量は、メイン処理部130へ出力される。メイン処理部130では、用紙50の種類、厚さ及び坪量に応じて画像形成における条件が設定される。また、用紙種類判別部122は、受光素子108が撮像した画像データに基づいて光源104が照射する照射光80の光量が最適かどうかを判断し、光量調整部102へ光量を調整するように指示する。
図3は、光源104から照射される照射光80が用紙束52の内部を透過する様子を模式的に示している。図3に示されるように、用紙束52の第1の領域60に入射した照射光80は、用紙束52の最上段に位置する用紙50aの表面で拡散反射され、その一部が用紙50aの内部に浸透する。用紙50aの内部に浸透した照射光80は、その一部が用紙50aの内部を透過して下の用紙50bの表面に達する。用紙50bの表面に達した光は、用紙50bの表面で拡散反射されるとともに、その一部が用紙50bの内部に浸透する。用紙50bの内部に浸透した照射光80は、その一部が用紙50bを透過してさらに下の用紙50cの表面に達する。また、用紙50bの表面で反射された反射光は、用紙50aの裏面で拡散反射されるとともに、その一部が用紙50aの内部に浸透する。用紙50cより下の用紙50d及び用紙50eにおいても同様に、光の反射及び透過が繰り返される。
このように、照射光80は、用紙束52の内部において、用紙50間で繰り返し反射されて用紙束52の側面56方向へ拡散される。照射光80は、反射を繰り返して用紙束52の側面56まで達し、透過光82として用紙束52の側面56から射出される。用紙束52の側面56aの第2の領域62から射出される透過光82は、受光素子108によって第2の領域62が撮像されてその光量分布が測定される。
上述したように、照射光80の一部は、用紙50の上面54で反射される。しかしながら、第1の領域60と第2の領域62とが用紙束52における異なる面上にあり、また、遮光部材110が設けられているため、この反射光は、受光素子108にはほとんど入射されない。透過光82以外の光、例えば、光源104が発した照射光80及び第1の領域60での反射光等が受光素子108に入射すると、撮像画像にフレア等が生じて受光素子108によって撮像される画像データが劣化される。また、受光素子108が撮像する第2の領域62に光源104が発した照射光80が照射されると、第2の領域62が明るく照らされ、第2の領域62における光量分布のコントラストが低下される。このような悪影響を防止するために、第2の領域62は、第1の領域60と重複しない他の領域に設定され、光源104及び受光素子108間に遮光部材110が配置される。
光源104から照射光80が照射される第1の領域60と受光素子108が透過光82を測定する第2の領域62とが重ならないということの意味について説明する。第1の領域60と第2の領域62とが重ならないとは、受光素子108が第2の領域62から射出される透過光82のみを測定し、第1の領域60において直接反射される反射光を測定しないことを意味する。本実施形態では、第1の領域60及び第2の領域62が重ならないように、第1の領域60と第2の領域62とが用紙束52の異なる面に設定されている。即ち、第1の領域60と第2の領域62とが用紙束52の異なる面に存在するように、光源104及び受光素子108の配置箇所が設定されている。また、透過光82以外の光が受光素子108にできるだけ入射しないように、光源104及び受光素子108間に遮光部材110が配置されている。受光素子108に入射する透過光82以外の光ができる限り入射しないように光源104及び受光素子108が配置される場合には、この遮光部材110は、設けられなくてもよい。
なお、第2の領域62の主要な領域が第1の領域60と重ならなければよく、第1の領域60と第2の領域62とが夫々の端部においてわずかに重る場合にも、第1の領域60及び第2の領域62は、異なる領域であると見なすことができる。
また、第2の領域62が第1の領域60と重ならなければ、第1及び第2の領域は、同一面上に設定されてもよい。この場合、光源104からの直接光及び用紙面で反射された反射光が受光素子108で検出されないように遮光部材110が配置される。
図4は、受光素子108によって撮像された透過光82の画像データを模式的に示している。図4において、光量の変化は、等高線で示されている。透過光82の光量は、図4に示されるように、点Pで最大となり、この点Pから遠ざかるに従い減衰している。これは、照射光80が繰り返し反射及び吸収され、光源104から遠ざかるに従って到達する照射光80の光量が減衰されるためである。この照射光80の減衰は、用紙50の種類に応じて異なる特性を示すことから、図2に示した用紙種類判別装置は、透過光82の光量分布を解析することで用紙50の種類を判別することができる。また、図4において明確に示されないが、透過光82の光量分布は、用紙50間の隙間で光量が大きくなる。また、各用紙50の端部では、照射光80が側面56aに到達するまでの間にほとんど吸収されて光量が小さくなる。従って、光量分布には、用紙50の厚さに応じたピークが出現することから、光量分布を解析することで用紙50の厚さを算出することができる。また、複数の用紙50の内部を透過した透過光82を利用しているため、1枚の用紙に光を照射し、用紙を透過した光の減衰率を測定する従来の方法よりも正確に減衰率を求めることができる。
図5は、第2の領域62から射出される透過光82の光量分布に基づいて用紙50の種類を定める処理手順を概略的に示している。
図5に示されるように、ステップS500において、用紙50の種類を定める処理が開始される。光源104によって第1の領域62に照射された照射光80は、用紙束52の内部を透過して用紙束52の側面56aの第2の領域62から射出される。第2の領域62から射出される透過光82の光量分布が受光素子108によって撮像され、図4に示されるような画像データが取得される(ステップS502)。ステップS502で取得された画像データには、画像内のある1点Pから遠ざかるにつれて光強度が減少する光量分布が生じている。この光量の減少率は、用紙50の種類と相関関係を有する。用紙種類判別部122では、この画像データが1画素の幅をもち、積載方向に沿ったラインに分割される。このラインの各画素の画素値に基づく光量分布が画像データの任意の画素幅に亘って水平方向に積分され、第2の領域62における積載方向に沿った1次元の光量分布情報が算出される(ステップS504)。算出された光量分布情報が減衰曲線、例えば、f(x)=exp(−ax)で表わされる減衰曲線と比較され、両者の残差二乗和が最小となるaの値が算出される(ステップS506)。このaは、減衰率を示しており、この減衰率aで予めデータベース128に格納されている減衰率aと用紙種類の関係が記述された第1のルックアップテーブルが参照されて用紙50の種類が決定される(ステップS508)。用紙種類判別部122は、決定された用紙種類情報をメイン処理部130へ出力し(ステップS510)、用紙50の種類を判別する処理手順は、終了する(ステップS512)。
図6は、図5に示したステップS504において算出された透過光82の光量分布を示している。図6において、横軸は、積載方向に沿ったラインにおける距離を表わし、縦軸は、規格化された透過光82の光強度を表わしている。ステップS504で積分する領域は、例えば、画像の中心から水平方向に沿った左右の100画素分に設定される。図6に示されるように、曲線を合わせ込むデータには、最大値をとる点から、例えば距離が200μm大きい領域までのデータを使用しない。即ち、図6に示される例では、距離が1000μmで光強度が最大値をとるため、距離が1200μm以上の領域での光強度に対して曲線f(x)=exp(−ax)を合わせ込む。図6に示される例では、減衰率aは、0.0087と算出される。用紙種類判別部122は、算出された減衰率aでデータベース128に格納されている減衰率aと用紙種類との関係を記述した第1のルックアップテーブルを参照してトレイ9aに収容されている用紙50の種類を定める。
なお、減衰曲線f(x)は、f(x)=exp(−ax)に設定される場合に限定されず、減衰率aをパラメータとして有し、透過光82の光量分布に合わせ込むことでこの減衰率aを定めることができればいかなる関数であってもよい。
図6に示される1次元の光量分布を算出するには、図5のステップS504に示した画像データの光量分布を水平方向に積分して1次元の光量分布を算出する手順を省略してもよい。その場合、単に画像データ内から1画素の幅を持ち積層方向に沿った1つのラインが抽出され、このラインに沿った光量分布から減衰率aが算出される。受光素子108によって2次元の画像データが撮像される場合、光量を水平方向に積分して積層方向に沿った光量分布を算出するステップS504で示される手順を経た方が用紙束52を透過する光の減衰がより明瞭になることが本発明の発明者らが実施した実験で検証されている。
ここでは、受光素子108によって第2の領域62における2次元の光量分布が撮像され、その画像データに基づいて用紙種類判別部122で減衰率が算出される。しかしながら、減衰率を算出するためには、少なくとも積層方向に沿った光量分布が取得されればよい。従って、受光素子108がCMOSイメージセンサを積載方向に沿って1次元に配列して形成され、積層方向に沿った1次元の光量分布が撮像されてもよい。この場合、用紙種類判別部122は、画像データを任意の領域の光量分布を水平方向に積分するステップS504を省略することができる。また、減衰率は、光量分布の用紙50の積載方向に沿った方向から算出される場合に限らず、用紙50の水平方向及び斜め下方向等の光量分布から算出されてもよい。
図7には、データベース128に格納されている透過光82の減衰率aと用紙種類との関係を記述した第1のルックアップテーブルの一例が示されている。第1のルックアップテーブルには、用紙種類判別部122で算出される透過光82の減衰率aに対応した用紙50の種類及び密度が記述されている。用紙種類判別部122は、第1のルックアップテーブルの透過光減衰率の欄を検索して算出した減衰率aがどの範囲に含まれるかを定める。例えば、減衰率aがA11からA12の範囲にある場合、用紙種類判別部122は、給紙トレイ9aに収容されている用紙50を普通紙1に定め、減衰率aに応じた密度を取得する。用紙50の種類情報及び密度情報は、メイン処理部130及び坪量算出部126へ出力される。
用紙厚さ算出部124は、用紙種類判別部122と同様に、受光素子108によって撮像された画像データから用紙束52の積載方向に沿った透過光82の図5に示した光量分布を算出する。用紙厚さ算出部124は、この光量分布に出現するピークの間隔を算出して用紙50の1枚の厚さを算出し、用紙50の厚さ情報を坪量算出部126へ出力する。
坪量算出部126は、用紙種類判別部122で取得された用紙50の密度及び用紙厚さ算出部124で算出された用紙50の厚さを乗算して用紙50の坪量を算出する。坪量算出部126は、この用紙50の坪量情報をメイン処理部130へ出力する。メイン処理部130に用紙50の種類情報及び坪量情報が入力されると、メイン処理部130は、画像形成プロセスにおける各種条件を設定する。
図8は、図2に示した用紙種類判別装置を備える図1に示すような画像形成装置における機能プロックを概略的に示している。図8に示される光検出ブロック200は、図2に示した結像レンズ106及び受光素子108を備え、用紙束52の第2の領域62から射出される透過光82を撮像する。光検出ブロック200で撮像された画像データは、用紙種類判別ブロック202及び用紙厚さ算出ブロック208へ出力される。用紙種類判別プロック202は、画像データから透過光82の光量分布を取得し、この光量分布情報に基づいて透過光82の減衰率を算出する。
さらに、用紙種類判別ブロック202は、透過光82の光量から光源104が発する照射光80の光量が最適であるかどうかを判断する。用紙種類判別ブロック202は、光検出ブロック200から入力された画像データを画像処理しても透過光減衰率を算出できなかった場合、光調整ブロック204に光源104が発する照射光80の光量を調整するように指令する。
また、光検出ブロック200で最適な光量の画像データが撮像されなかった場合、光検出ブロック200は、画像データを撮像する際のシャッタースピードまたはゲイン等の露出条件を変更して最適な光量の画像データを撮像できるように制御されてもよい。
さらにまた、光源102が発する光の光量を次々に変更して照射光82を照射し、光量を変更する度に用紙束52を透過した透過光82を撮像し、その中で最も適切な光量分布を有する画像データから用紙50の種類を判別してもよい。
用紙種類情報データベース206には、透過光減衰率と用紙50の種類との関係を記述した図7に示されるような第1のルックアップテーブルが予め格納されている。用紙種類判別ブロック202は、算出した透過光減衰率で用紙種類情報データベース206に格納されている第1のルックアップテーブルを参照して用紙50の種類を判別する。また、第1のルックアップテーブルには、透過光透過率に対応した用紙50に密度が記述されており、用紙種類判別ブロック202は、用紙50の種類とともに用紙50の密度を取得する。用紙種類判別ブロック202は、用紙50の密度情報を用紙坪量算出ブロック210へ出力し、用紙50の種類情報及び密度情報を定着パラメータ選択ブロック212へ出力する。
用紙厚さ算出ブロック208では、光検出ブロック200から入力された画像データに基づいて用紙50の厚さが算出され、用紙50の厚さ情報が用紙坪量算出ブロック210へ出力される。用紙坪量算出ブロック210には、用紙厚さ算出ブロック208から用紙50の厚さ情報が入力され、用紙種類判別ブロック202から用紙50の密度情報が入力される。用紙坪量算出ブロック210は、用紙50の厚さ及び密度を乗算して坪量を算出し、用紙50の坪量情報を定着パラメータ選択ブロック212へ出力する。
定着パラメータ選択ブロック212は、用紙種類判別ブロック202から入力された用紙50の種類で定着パラメータデータベース214を参照し、用紙50に画像を形成する際に必要となる、インクを定着させる定着器(定着ローラ対6)の温度等、印刷において重要な条件のパラメータ値を定める。定着パラメータデータベース214には、用紙50を印刷部に搬送する搬送ローラの圧接力及び画像形成、即ち、印刷における転写バイアス等の各種パラメータの用紙50の厚さに対応した最適な値が、用紙50の種類及び坪量に対応して記憶されている。
図9は、定着パラメータデータベース214に格納される第2のルックアップテーブルの一例を示している。用紙50の種類に対応して定着器の目標温度、画像転写部から定着器を通過するまでの用紙搬送速度が記述されている。定着パラメータ選択ブロック212は、用紙50の種類情報及び坪量情報から定着目標温度及び用紙搬送速度を選定する。例えば、用紙種類判別ブロック202で用紙50の種類が厚紙2に定められ、用紙坪量算出ブロック210で用紙50の坪量Cが坪量C41から坪量C42の間の値に算出された場合、用紙搬送速度が速度E2に定められ、定着目標温度が温度D41〜温度D42の間の坪量Cに応じた温度Dに定められる。定着パラメータ選択ブロック212は、選定した用紙搬送速度情報及び定着目標温度情報を画像形成ブロック216へ出力する。
画像形成ブロック216は、入力された用紙搬送速度情報及び定着目標温度情報等の情報に従って用紙50に画像形成する。上述した用紙50の種類を判別する処理は、例えば、給紙トレイ9aの開閉時及び電源の投入時に実行され、画像形成ブロック216は、画像形成に関する各種条件をメモリ(図示せず)に記憶することで、最適な条件が設定された状態で画像形成することができる。
図9に示した第2のルックアップテーブルには、用紙50を印刷部に搬送する搬送ローラの圧接力及び転写ベルト33上のトナー画増を用紙50に転写する際の転写バイアス等が用紙50の種類または厚さに対応して記述されてもよい。この場合、用紙厚さ算出ブロック208で算出した用紙50の厚さ情報に対応する搬送ローラの圧接力を画像形成ブロック216に出力し、用紙50の厚さ情報に応じた動作を行うことで用紙50の搬送動作を安定して行うことができる。また、転写バイアスの最適値を画像形成ブロック216へ出力し、その値に応じた動作を行うことでトナー像の転写不良や、転移したトナーが感光体ドラムに逆転移するリトランスファー等を防止することができる。
このように、図1に示した画像形成装置は、用紙束52を透過した透過光82の光量分布を測定し、測定された光量分布から透過光減衰率を算出して用紙50の種類を判別し、印刷に適したパラメータを印刷ジョブ実行前に設定することができる。
用紙束52に照射される照射光80は、近赤外光としたが、赤色光など、その他の光を使用してもかまわない。図10は、用紙50の相対透過率を、照射光80の波長を400〜1000nmの範囲で変化させて測定した測定結果を示している。この相対透過率は、波長400〜1000nmにおける光強度のうち最大となる値を基準値に定め、この基準値に対する光強度の割合を表わしている。図10に示されるように、用紙50の相対透過率は、波長700nm以上の近赤外域において高くなる。そのため、波長700nm以上の近赤外域の光は、用紙束52の内部において減衰されにくく、用紙束52の深くまで浸透する。従って、照射光80として近赤外光を使用することにより、用紙50の側面56の広範囲に亘って透過光82の光量分布を測定することができる。
用紙束52の第2の領域62から射出する透過光82の光量分布を測定する受光素子108は、撮像素子を2次元的に配列させたエリアセンサに限らず、光センサアレイまたは1次元的に配列されたラインセンサであってもよい。また、受光素子108として1つ以上の箇所にフォトダイオードが配置され、受光素子108が光源104からの一定の距離における透過光82の光強度を測定するように構成されてもよい。このとき、測定する方向は、側面214の積載方向または水平方向または斜め方向のいずれかの方向に設定されてもよい。エリアセンサには、CMOSイメージセンサに限らず、CCDイメージセンサが採用されてもよい。
結像レンズ106には、屈折率分布型レンズまたはシリンドリカルレンズを使用してもよい。ラインセンサ及びエリアセンサ等の受光素子108と、屈折率分布型レンズを組み合わせた場合、側面56との撮像距離を短くすることができ構成がコンパクトになる。ラインセンサにシリンドリカルレンズを組み合わせた場合、シリンドリカルレンズは、用紙束52の水平方向成分を集光してラインセンサに結像するため、水平方向の透過光82を広く得ることができ、エリアセンサを受光素子108に採用する本実施形態と同様の効果を持たせることが可能となる。即ち、ステップS504に示される2次元の画像データの光量値を用紙52の水平方向に積分する手順を踏むことなく、積載方向に沿った1次元の光量分布を取得できる。
また、受光素子108を用紙束52の側面56に直接に接触させて第2の領域62を撮像する等の工夫によって、撮像系をよりコンパクトにすることができる。
いずれにしても、受光素子108においては、用紙束52の側面56にある第2の領域62から射出する透過光82を撮像できれば、上記の例に限らずどのようなどのようなものを用いても構わない。
遮光部材110は、透過光82以外の光が受光素子108に入射しないようにする作用を有するいかなるものであってもここで言う遮光部材110に該当する。例えば、光ファイバは、全反射条件を満たす光を伝搬するので、中心軸に対して特定の角度以内の光しか出射しない。従って、受光素子108をこの特定の角度よりも外側に来るよう配置すると、光ファイバから受光素子108に光が直接入らないようにすることができる。このような系においても、光ファイバは、ここで言う遮光部材110に該当する。
遮光部材110の形状は、長方形の板状に限らず、例えば、光源104を囲むような筒状または矩形状としてもよい。光源104を筒状または矩形状の遮光部材110で囲み、この遮光部材110を用紙束52の上面54に接して用紙束52の内部に光が入射するよう配置すれば、透過光82以外の光は、受光素子108に入射せず、光量分布情報における信号のコントラストが向上する。
遮光部材110の材質は、光を透過しないという目的を達成するものであれば、例えば、樹脂、金属板またはゴム等の材料で形成されてもよい。また、遮光部材110は、単体で形成されてもよく、光源104に一体形成されてもよい。さらに、遮光部材110は、受光素子108に一体形成されてもよい。
遮光部材110は、用紙束52に接するよう配置されるが、用紙束52を圧縮するように押付ける構成になっていてもよい。遮光部材110は、透過光82以外の光が受光素子108に入射するのを遮るのであれば、用紙束52にどのように接触してもよい。
遮光部材110は、第1の実施形態では、用紙50の端から1mm内側に配置されるとしたが、この例に限定されるものではなく、例えば、用紙50の端に配置されてもよい。いずれにしても、遮光部材110としての機能を果たす限りどのような場所に設置してもよい。
また、遮光部材110自体が駆動部を有し、用紙の端からの距離などを適宜変更してもよい。これにより、第2の領域62から射出する透過光82の光量を調整することができる。
用紙厚さ算出部124において、用紙50の厚さを算出する方法は、算出した積層方向の光量分布の波形のピーク間の間隔から直接算出する場合に限らない。用紙厚さ算出部124は、算出した積層方向の光量分布の波形を高速フーリエ変換(FFT)で処理し、パワースペクトルのピーク位置を抽出し、そのピーク位置から用紙50の厚さを算出してもよい。この場合、光量分布の波形のピーク間の間隔から算出するよりも精度良く用紙50の厚さを算出することができる。
なお、本実施形態の用紙種類判別装置は、MFP(Multifunction Peripheral)及びレーザプリンタに限らず、バブルジェット(登録商標)プリンタ及びインクジェットプリンタ等のプリンタ、コピー機、並びに用紙情報を必要とする何れの機器においても用紙50の情報を得る手段に適用できる。
(第2の実施形態)
図11及び図12を参照して本発明の第2の実施形態に係る用紙種類判別装置を説明する。
図11は、本発明の第2の実施形態に係る用紙種類判別装置の概略構成を示している。第2の実施形態では、用紙50の厚さ及び坪量を算出する演算処理が省略されて、構成が簡略化されている。図11に示されるように、用紙束52は、給紙トレイ9a上に載置されている。光源104は、用紙束52の上方に配置されており、用紙束52の上面54の第1の領域60に向けて照射光80を照射する。照射光80は、用紙束52を透過して用紙束52の側面56から射出される。用紙束52を透過した透過光82は、用紙束52の側面56aの第2の領域62に対向配置された結像レンズ106及び受光素子108によって第2の領域62が撮像されて検出される。
受光素子108によって撮像された画像データの画像信号は、用紙種類判別部122へ伝達される。用紙種類判別部122は、受け取った画像信号に基づいて図5に示した処理手順に従って用紙50の種類を定め、用紙種類情報をメイン処理部130へ出力する。また、用紙種類判別部122は、画像信号に応じて光源104が発する光の光量を調整するように光量調整部102へ指示する。
図12は、図11に示した用紙種類判別装置を備える図1に示すような画像形成装置における機能ブロックを概略的に示している。図12に示されるように、光検出ブロック200は、用紙束52の第2の領域62を撮像し、第2の領域62の画像データの画像信号を用紙種類判別ブロック202へ伝達する。用紙種類判別ブロック202は、この画像信号に基づいて透過光82の減衰率aを算出し、この減衰率aで用紙種類情報データベース206に格納されている第1のルックアップテーブルを参照して用紙50の種類を判別する。用紙種類判別ブロック202は、用紙50の種類情報を定着パラメータ選択ブロック212へ出力する。
定着パラメータ選択ブロック212は、用紙50の種類で定着パラメータデータベース214に格納されている第2のルックアップテーブルを参照して定着目標温度及び用紙搬送速度を選定する。画像形成ブロック216は、定着目標温度及び用紙搬送速度のパラメータ値に従った設定で用紙50上に画像形成する。
以上のように、第2の実施形態に係る用紙種類判別装置においては、演算部120の構成が簡略化され、演算部120で用紙束52を透過した透過光82の光量分布から用紙50の種類が定められる。この用紙種類判別装置を備える画像形成装置は、用紙種類に応じて画像形成プロセスにおける各種条件を設定して、画像形成することができる。
(第3の実施形態)
図13は、本発明の第3の実施形態に係る用紙種類判別装置の概略構成を示している。図13に示されるように、用紙束52は、給紙トレイ9a上に載置されている。光源104は、用紙束52の下方に設置され、用紙束52の下面に向けて照射光80を照射する。給紙トレイ9aの底部には、開口部(図示せず)が設けられ、照射光80は、この開口部に位置する用紙束52の下面の第1の領域60から用紙束52の内部に入射される。照射光80は、用紙束52を透過して用紙束52の側面56から射出される。用紙束52を透過した透過光82は、用紙束52の側面56aの第2の領域62に対向配置された結像レンズ106及び受光素子108によって第2の領域62が撮像されて検出される。用紙束52の下面とは、給紙トレイ9aの底に面する印刷面である。遮光部材110は、光源104及び受光素子108の配置関係から給紙トレイ9aの底部に配置される。第3の実施形態では、光源104及び遮光部材110が給紙トレイ9aの底に配置されるため、構成をコンパクトにすることができる。
また、用紙束52の複数の面から照射光80を入射するように複数の光源104が設けられてもよい。その場合、複数の光源104が同時、或いは、交互に動作され、用紙束52の側面56aに対向配置された受光素子108によって第2の領域62が撮像される。撮像された画像データから第2の領域62における透過光82の光量分布が算出され、この透過光82の透過光減衰率が算出されて、用紙50の種類が判別される。このような構成では、例えば、第1の光源が用紙束52の上方に配置され、第2の光源が用紙束52の下方に配置される。
用紙束52の複数の面に照射光80を照射する場合にも、光源104が対向配置される第1の領域60がある面と受光素子108が対向配置される第2の領域62がある面とが異なる面になるように光源104及び受光素子108の配置を設計することで、本実施形態の効果を得ることができる。
(第4の実施形態)
図14は、本発明の第4の実施形態に係る用紙種類判別装置の概略構成を示している。
図14に示されるように、用紙束52は、給紙トレイ9a上に載置されている。光源104は、用紙束52の側面56bに対向配置されており、用紙束52の側面56bの第1の領域60に向けて照射光80を照射する。照射光80は、第1の領域60から用紙束52の内部に入射して用紙束52の内部を伝搬する。用紙束52の内部を透過して用紙束52の側面56bと異なる側面56aの第2の領域62から射出される透過光82は、第2の領域62に対向配置された結像レンズ106及び受光素子108によって第2の領域62が撮像されて検出される。
このように、光源104及び受光素子108が用紙束52の角の部分に配置される場合には、構成をコンパクトにすることができる。
(第5の実施形態)
図15は、本発明の第5の実施形態に係る用紙種類判別装置の概略構成を示している。
図15に示されるように、用紙束52は、給紙トレイ9a上に載置されている。光源104は、用紙束52の側面56bに対向配置されており、用紙束52の側面56bの第1の領域60に向けて照射光80を照射する。照射光80は、第1の領域60から用紙束52の内部に入射して用紙束52の内部を伝搬する。用紙束52の内部を透過して用紙束52の上面54の第2の領域62から射出される透過光82は、第2の領域62に対向配置された結像レンズ106及び受光素子108によって第2の領域62が撮像されて検出される。
受光素子108が用紙束52の側面56に対向配置される場合、受光素子108で計測される透過光82の光量分布からは、図6に示されるように、用紙50の厚さに応じたピークを有する光量分布が得られる。この積載方向の光量ムラは、用紙束52の側面56において、用紙50の端部及び用紙50間の隙間から射出される透過光82の光量の差に起因する。即ち、このような光量ムラは、用紙束52の側面56から射出される透過光82を計測することで生じる。受光素子108が用紙束52の上方に配置される場合には、このような光量ムラの影響を受けることなく光量分布が得られ、透過光減衰率を正確に算出できる。
なお、結像レンズ106及び受光素子108は、用紙束52の上方に配置される場合に限らず、用紙束52の下方に配置されてもよい。その場合にも、同様の効果が得られる。
(第6の実施形態)
図16は、本発明の第6の実施形態に係る用紙種類判別装置の概略構成を示している。
図16に示されるように、用紙束52は、給紙トレイ9a上に載置されている。光源104は、用紙束52の側面56bに対向配置されており、用紙束52の側面56bの第1の領域60に向けて照射光80を照射する。照射光80は、第1の領域60から用紙束52の内部に入射して用紙束52の内部を伝搬する。結像レンズ106a及び受光素子108aが用紙束52の上面54の第2の領域62aに対向して配置され、結像レンズ106b及び受光素子108bが用紙束52の側面56bと異なる側面56aの第3の領域62bに対向して配置されている。また、光源104及び受光素子108a間、並びに、光源104及び受光素子108b間には、夫々光を透過しない遮光部材110a並びに遮光部材110bが設置されている。この遮光部材110a、110bは、光源104からの直接光及び用紙束52の側面56bで反射された反射光が受光素子108a、108bに入射するのを防止する。
用紙束52内部を透過して用紙束52の上面54にある第2の領域62aから射出される透過光82aの光量分布は、受光素子108aによって測定され、その光量分布情報は、用紙種類判別部122へ伝達される。用紙種類判別部122は、受光素子108aから受け取った光量分布情報に基づいて透過光減衰率を算出し、この透過光減衰率でデータベース128を参照して用紙50の種類及び用紙50の密度を定める。
また、用紙束52内部を透過して用紙束52の側面56aにある第3の領域62bから射出される透過光82bの光量分布は、受光素子108bによって測定され、その光量分布情報は、用紙厚さ算出部124へ伝達される。用紙厚さ算出部124は、受光素子108bから受け取った光量分布情報に基づいて用紙50の厚さを算出する。用紙坪量算出部126は、用紙種類判別部122で定められた用紙50の密度及び用紙厚さ算出部124で算出された用紙50の1枚の厚さ夫々の情報から、用紙50の密度と厚さを乗算して用紙50の坪量を算出する。
第6の実施形態では、用紙束52の上面54から射出される透過光82aの光量分布を測定することにより用紙50端部及び用紙50間の隙間に起因する光量ムラの影響を受けることなく、正確に透過光減衰率を算出することができる。さらに、用紙束52の側面56aから射出される透過光82bの光量分布を測定することにより用紙50の厚さを算出できる。従って、用紙束52の上面54及び側面56のうち1つの面において光量分布を測定する場合よりも正確に用紙50に関する情報を得ることができる。
なお、第1の領域60は、第2の領域62a及び第3の領域62bと重ならなければ、第2の領域62aまたは第3の領域62bが選定される同一面上に選定されてもよい。この場合、光源104からの直接光及び用紙面で反射された反射光が受光素子108で検出されないように遮光部材110が配置される。
(第7の実施形態)
図17は、本発明の第7の実施形態に係る用紙種類判別装置の概略構成を示している。
図17に示されるように、用紙束52は、給紙トレイ9a上に載置されている。用紙束52の上方に設置される遮光部材110は、光源104から受光素子108に直接入射または間接入射する光を遮光している。この遮光部材110の上部には、空気アクチュエータによって駆動する押付手段150が給紙トレイ9aに設けられている。この押付手段112は、遮光部材110の位置を上下方向に変位させることができ、用紙50間の隙間が小さくなるように用紙束52を押付ける。
第7の実施形態では、用紙束52を押付手段112で押付けることで、用紙50間の隙間を無くし、用紙50間の隙間から漏れ出る光の光量を低減させて、用紙束52の側面56から射出される透過光82の光量分布の光量ムラが低減される。従って、透過光82の光量分布から得られる光強度の減衰曲線におけるノイズを低減することができる。
図18は、用紙束52を押し付ける場合及び用紙束52を押し付けない場合における光量分布を比較して示している。図18に示されるように、用紙束52を押し付けない場合には、用紙50間の隙間から漏れ出る光によるピークが明瞭に現れることから、用紙50の内部を透過して得られる減衰曲線が明確になっていない。これに対し、用紙束52を押付ける場合には、減衰曲線のピークが小さくなり、減衰曲線が明確になっている。
なお、この実施例では、用紙束52を押付けない状態で透過光82の光量分布を撮像し、用紙50の1枚の厚さを算出し、その後押付手段112によって用紙束52を押付けた状態で透過光82の光量分布を撮像して透過光減衰率を算出するようにしてもよい。
また、用紙束52を押付ける場合及び押付けない場合の夫々において透過光82の光量を計測し、夫々の透過光量の差を取り、光量分布に現れるピークを明確にして用紙50の厚さを算出してもよい。
また、押付手段112は、遮光部材110の上に配置されるとしたが、この例に限定されるものではなく用紙を押付けることができる方法ならいかなる構成を用いてもよい。例えば、押付手段112が遮光部材110を兼ねる構成としてもよい。
また、押付手段112は、空気アクチュエータによる駆動としたが、同様の効果を示すものであれば、油圧アクチュエータ、モータ、ピエゾ素子、その他のデバイスによって駆動されてもよい。
上記の各実施形態は、種々の変形が可能であるが、本発明の趣旨を逸脱しない限り、これらの変形は、すべて本発明に含まれるものである。
1…ピックアップローラ、2…給紙ローラ対、3…中間搬送ローラ対、4…レジストローラ対、5…2次転写部、6…定着ローラ対、7…排紙ローラ対、8…給紙ローラ、9a,9b…給紙トレイ、11…手差しトレイ、12a,12b…搬送ガイド、13…レジストガイド、14…筐体、20…排紙トレイ、22…導入口、24…排紙口、33…転写ベルト、34…2次転写ローラ、50…用紙、52…用紙束、60…第1の領域、62,62a…第2の領域、62b…第3の領域、80…照射光、82,82a,82b…透過光、102…光量調整部、104…光源、106,106a,106b…結像レンズ、108,108a,108b…受光素子、110,110a,110b…遮光部材、112…押付手段、120…演算部、122…用紙種類判別部、124…用紙厚さ算出部、126…用紙坪量算出部、128…データベース、130…メイン処理部、200…光検出ブロック、202…用紙種類判別ブロック、204…光調整ブロック、206…用紙種類データベース、208…用紙厚さ算出ブロック、210…用紙坪量算出ブロック、212…定着パラメータ選択ブロック、214…定着パラメータデータベース、216…画像形成ブロック

Claims (19)

  1. 紙葉類が積層されて形成される上面、下面、及び積層方向に沿って延出される複数の側面を有する積層束が載置されるトレイと、
    前記上面、下面及び複数の側面から選定された少なくとも1つの第1面上の第1の領域に照射光を発する光源と、
    前記照射光が前記積層束を透過し、前記上面、下面、及び複数の側面のうち、前記第1面に対向する面と異なる面から選定された少なくとも1つの第2面上の前記第1の領域と異なる第2の領域から射出される透過光の第1の光量分布を検出する第1の検出部と、
    予め参照減衰率と前記紙葉類の種類との関係が記述されたテーブルが格納されたデータベースと、
    減衰率をパラメータとして有する減衰曲線が予め用意され、前記減衰曲線で前記第1の光量分布を近似して前記減衰率を算出し、当該算出された減衰率で前記テーブルの前記参照減衰率を参照して前記紙葉類の種類を定める演算部と、
    を具備することを特徴とする紙葉類種類判別装置。
  2. 前記第1の検出部に直接入射する前記照射光及び前記第1の領域で反射され、前記第1の検出部に入射する反射光を遮る遮光部材をさらに具備することを特徴とする請求項1に記載の紙葉類種類判別装置。
  3. 前記紙葉類間の隙間を小さくする方向に前記積層束を押付ける紙葉類押付け部をさらに具備することを特徴とする請求項1または請求項2に記載の紙葉類種類判別装置。
  4. 前記光源は、700nm以上の発光中心波長を有する照射光を照射することを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか一項に記載の紙葉類種類判別装置。
  5. 前記第1の検出部は、エリアセンサ、ラインセンサ、及び少なくとも1つのフォトダイオードのいずれか1つから構成されることを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれか一項に記載の紙葉類種類判別装置。
  6. 前記照射光の光量を制御する光量制御部をさらに具備することを特徴とする請求項1乃至請求項5のいずれか一項に記載の紙葉類種類判別装置。
  7. 前記光量制御部は、前記第1の光量分布に基づいて前記光量を制御することを特徴とする請求項6に記載の紙葉類種類判別装置。
  8. 前記光量制御部は、複数の前記光量を次々に変更し、
    前記第1の検出部は、前記光量毎に前記第1の光量分布を検出することを特徴とする請求項6に記載の紙葉類種類判別装置。
  9. 前記第1面及び第2面が同一面に選定されることを特徴とする請求項2に記載の紙葉類種類判別装置。
  10. 前記第2面が前記側面の1つに選定され、
    前記テーブルには、前記参照透過率と前記紙葉類の密度の関係がさらに記述され、
    前記演算部は、前記算出された透過率で前記テーブルの前記参照透過率を参照して前記紙葉類の密度を定め、前記第1の光量分布から前記紙葉類の厚さを算出し、前記定められた前記紙葉類の密度及び前記算出された前記紙葉類の厚さを乗算して坪量を算出することを特徴とする請求項1乃至請求項9のいずれか一項に記載の紙葉類種類判別装置。
  11. 紙葉類が積層されて形成される上面、下面、及び積層方向に沿って延出される複数の側面を有する積層束が載置されるトレイと、
    前記上面、下面及び複数の側面から選定された少なくとも1つの第1面に照射光を発する光源と、
    前記照射光が前記積層束を透過し、前記上面、下面、及び複数の側面のうち、前記第1面に対向する面と異なる面から選定された少なくとも1つの第2面から射出される透過光の光量分布を検出する検出部と、
    予め参照減衰率と前記紙葉類の種類との関係が記述されたテーブルが格納されたデータベースと、
    減衰率をパラメータとして有する減衰曲線が予め用意され、前記減衰曲線で前記光量分布を近似して前記減衰率を算出し、当該算出された減衰率で前記テーブルの前記参照減衰率を参照して前記紙葉類の種類を定める演算部と、
    を具備することを特徴とする紙葉類種類判別装置。
  12. 前記第1面及び第2面が同一面に選定され、前記遮光部材は、前記検出部に直接入射する前記照射光及び前記第1面で反射され、前記検出部に入射する反射光を遮る前記照射光を遮ることを特徴とする請求項11に記載の紙葉類種類判別装置。
  13. 複数の前記側面から選定された少なくとも1つの第3面上の前記第1の領域と異なる第3の領域における前記透過光の第2の光量分布を検出する第2の検出部をさらに備え、
    前記第2面は、前記上面または下面から選定され、
    前記テーブルには、前記参照透過率と前記紙葉類の密度の関係がさらに記述されており、
    前記演算部は、前記算出された透過率で前記テーブルの前記参照透過率を参照して前記紙葉類の密度を定め、前記第2の光量分布から前記紙葉類の厚さを算出し、前記定められた前記紙葉類の密度及び前記算出された前記紙葉類の厚さを乗算して坪量を算出することを特徴とする請求項1に記載の紙葉類種類判別装置。
  14. 前記第1及び第2の検出部に直接入射する前記照射光を遮る遮光部材をさらに具備することを特徴とする請求項13に記載の紙葉類種類判別装置。
  15. 請求項1乃至請求項12のいずれか一項に記載の紙葉類種類判別装置と、
    前記紙葉類に画像を形成する画像形成部と、
    前記画像形成部を前記紙葉類の種類に応じて制御する制御部と、
    を具備することを特徴とする画像形成装置。
  16. 請求項13乃至請求項14のいずれか一項に記載の紙葉類種類判別装置と、
    前記紙葉類に画像を形成する画像形成部と、
    前記画像形成部を前記紙葉類の種類及び坪量に応じて制御する制御部と、
    を具備することを特徴とする画像形成装置。
  17. 紙葉類が積層されて形成され、上面及び下面並びに積層方向に沿って延出される複数側面を有する積層束が載置されるトレイと、
    前記上面、下面及び複数の側面から選定された少なくとも1つの第1面上の第1の領域に照射光を発する光源と、
    前記照射光が前記積層束を透過し、前記上面、下面、及び複数の側面のうち、前記第1面に対向する面と異なる面から選定された少なくとも1つの第2面上の前記第1の領域と異なる第2の領域から射出される透過光の2次元光量分布を検出する検出部と、
    予め参照減衰率と前記紙葉類の種類との関係が記述されたテーブルが格納されたデータベースと、を備える紙葉類種類判別装置において、
    前記2次元光量分布を前記積層方向に直交する直交方向に積分して前記積層方向に沿った1次元光量分布を算出し、当該1次元光量分布と予め設定される減衰率をパラメータとして有する減衰曲線との残差二乗和が最小となる前記減衰率を算出し、当該算出された減衰率で前記テーブルの前記参照減衰率を参照して前記紙葉類の種類を定めることを特徴とする紙葉類種類判別方法。
  18. 紙葉類の種類を定めるステップと、
    光源によって前記紙葉類の積層束の第1の領域に照射され、前記積層束の内部を透過し、前記積層束の第2の領域から射出される透過光の光量分布を画像データとして取得するステップと、
    前記光量分布を前記画像データの任意の画素幅に亘って積層方向と直交する方向に積分して前記第2の領域における前記積層束の前記積層方向に沿った1次元の光量分布情報を算出するステップと、
    前記光量分布情報と予め設定される第1の減衰率をパラメータとする減衰曲線との残差二乗和が最小となる第2の減衰率を算出するステップと、
    減衰率と紙葉類種類との関係が記述されたルックアップテーブルを参照し、紙葉類の種類を決定するステップと、
    を具備し、前記積層束は、上面及び下面並びに前記積層方向に沿って延出される複数の側面を有し、前記第1の領域は、前記上面、下面及び複数の側面から選定された少なくとも1つの第1面に設定され、前記第2の領域は、前記上面、下面、及び複数の側面のうち、前記第1面に対向する面と異なる面から選定された少なくとも1つの第2面に設定される、ことを特徴とする紙葉類種類判別方法。
  19. 紙葉類が積層されて形成される上面、下面、及び積層方向に沿って延出される複数の側面を有する積層束が載置されるトレイと、
    前記上面、下面及び複数の側面から選定された少なくとも1つの第1面上の第1の領域に照射光を発する光源と、
    予め参照減衰率と前記紙葉類の種類との関係が記述されたテーブルが格納されたデータベースと、を備える紙葉類種類判別装置において、
    前記照射光が前記積層束を透過し、前記上面、下面、及び複数の側面のうち、前記第1面に対向する面と異なる面から選定された少なくとも1つの第2面上の前記第1の領域と異なる第2の領域から射出される透過光の光量分布を検出するステップと、
    減衰率をパラメータとして有する減衰曲線で前記光量分布を近似して前記減衰率を算出するステップと、
    前記算出された減衰率で前記テーブルの前記参照減衰率を参照して前記紙葉類の種類を定めるステップと、
    を具備することを特徴とする紙葉類種類判別方法。
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