JP5106049B2 - 照明装置及び照明システム - Google Patents

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Description

本発明は、異なる発光色の複数の光源を備え、該複数の光源からの光が照射される照射面における照度および/または色温度を変化させることができる照明装置に関する。
住宅、オフィス等の室内の一般照明などの各種照明に用いられる照明装置として、白熱電球、低圧放電蛍光ランプ、蛍光灯、発光ダイオード(以下、LEDという)等の光源を備える照明装置が用いられている。
太陽光(昼光)は、赤色、緑色及び青色の光が略均等に含まれているため、物体が昼光により照らされた場合、美しく自然らしい色再現が可能である。しかしながら、前述した光源が発する人工光により物体を照らしたとき、その物体の色の見え方が光源により異なることが一般的に知られている。例えば、白熱電球を光源として用いた場合、青色及び緑色の光が少なく、赤色の光が多く含まれているため、物体の色は全体的に黄色っぽく色再現され、蛍光灯を光源として用いた場合、赤色の光が少ないため、物体の色は全体的に青っぽく色再現される。
照明装置の使用環境により、色再現性が高い、換言すると、色の見え方に及ぼす光源の性質(演色性)が良い光源が必要とされる場合がある一方、室内の雰囲気を変えるべく、色温度を変更することができる光源が要望される場合がある。この色温度の高低により人の心理に影響を与えることが知られている。例えば、色温度が5000K以上では、光色はやや青みが感じられて心理的に涼しい感じが得られ、色温度が3300K以下では、光色はやや黄赤味が感じられ心理的に暖かい感じが得られる(照明学会編の屋内照明基準(JIES−008))。このような色温度を変えるべく、色温度の異なる複数の光源を備え、該複数の光源からの光量を夫々調節するように構成された照明装置が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1に開示された照明装置は、暖色系(電球色)、寒色系(昼光色)及び青色の光色を有する複数の光源の光量を夫々制御することにより、色温度を変化させるように構成してある。具体的には、色温度を高くする場合に、電球色の調光比を減少させると共に昼光色の調光比を増加させ、色温度を低くする場合に、電球色の調光比を増加させると共に昼光色の調光比を減少させるように構成してある。これにより、簡単な制御により色温度を変化させることができる。
特開2005−50769号公報
白熱電球、電球色(2700〜3000K)蛍光灯又は電球色LEDの光源を用いて100ルクス程度の明るさになるように室内を照明した場合、快適な明るさ感を得ることができ、さらに光源として演色性の良い光源を用いたとき、内装色、物の色などが自然な感じに見える一方、同じ100ルクスの明るさになるように室内を照明した場合において、昼白色(5000K)の光源を用いたとき、陰うつに見えると共に、色も不自然に見えてしまうことが知られている。一方、読み書きに適しているとされる500ルクスの明るさになるように室内を照明した場合、白色又は昼白色等の高い色温度にて照明した場合には快適であるが、電球色のような低い色温度にて照明した場合には不快感を与えてしまうことが知られている(図24参照)。
しかし、特許文献1に開示された照明装置においては、3つの異なる色温度の光を発するランプを夫々の点灯装置により調光点灯させており、低い色温度にて照明を行うときは、昼光色及び青色のランプを消灯させ、高い色温度にて照明を行うときは、電球色の発光色のランプを消灯させており、略一定の光束を保ちつつ色温度を変化させているものの、前述した快適に感じる照度と色温度との関係を考慮していなかった。
また、光源として、特許文献1に開示された照明装置のように蛍光灯を用いた場合、又は蛍光灯及び白熱電球を用いた場合、これらの光源の色温度を、快適性及び/又は演色性を考慮しつつ、きめ細かく変えることは困難である。このため、例えば、昼白色の蛍光灯をシーリングライトに用いて部屋の天井中央部に取り付け、電球色の光源をスタンドに用いて部屋の四隅に配置し、読み書きする場合、くつろぐ場合等の使用環境に応じて要求される光環境を実現すべくこれらの光源を切り替えて点灯させ、あるいは、色の再現性を要求される場合には、高演色性の光源を用意するなど、種々の使用環境に応じて光源を用意して切り替える必要があり、照明システムの構成が複雑となる虞がある。
また、赤色発光LED、緑色発光LED及び青色発光LEDの光源を用いた照明装置においては、白色光を含む種々の色温度を得ることができると共に、該色温度を容易に変更することができる。ところが、3つの光源からの光の重ね合せにより得られる照射面における光は、図25に示すように、600nm近傍の波長のスペクトルが存在しないため、黄色から橙色の物を正しい色で見ることができず、演色性が良くないという問題がある。
本発明は、斯かる事情を鑑みてなされたものであり、発光色の異なる複数の光源を備え、該複数の光源を有効利用しつつ、複数の光源の発光強度を夫々調整することにより照度および/または色温度を容易に変化させることができると共に、高い演色性の光色を得ることができる照明装置を提供することを目的とする。また、照度および/または色温度を所定範囲内にて変化させるように構成することにより、快適な明るさを得ることができる照明装置を提供することを目的とする。
本発明に係る照明装置は、発光色が異なる複数の光源と、該複数の光源夫々の発光強度を制御する制御手段とを備え、該制御手段は、前記複数の光源の発光強度を夫々制御することにより該複数の光源からの光が照射される照射面での照度および/または色温度を変化させるように構成してある照明装置において、前記複数の光源は、青色光源、緑色光源及び該緑色光源の発する光よりも長い波長域にピーク波長がある光を発する電球色光源であり、前記青色光源、緑色光源及び電球色光源は、それぞれが複数のLED素子により構成され、照明装置本体に取り付けられ、前記複数の光源が実装される基板を備え、前記基板は、該基板の中央から外周に向けて、電球色光源、青色光源及び緑色光源、電球色光源を順に配置してあることを特徴とする。
本発明にあっては、発光色が異なる複数の光源として、青色光源、緑色光源及び該緑色光源の発する光よりも長い波長域にピーク波長がある光を発する電球色光源を用いており、複数の光源の発光強度を夫々調整して照射面での照度および/または色温度を変化させている。例えば、色温度の高低の如何にかかわらず、電球色光源を一定発光強度にて点灯させ、色温度の高低に応じて、青色光源及び緑色光源を発光強度が強弱となるように点灯させることにより、複数の光源を有効利用しつつ、色温度を容易に変化させることができる。また、電球色光源からの光は、広い波長域に亘っているから、この電球色の光に、青色及び緑色の光を加えることにより、高い演色性の光色を得ることができる。
本発明にあっては、複数の光源としてLED素子を備えてなるLEDを用いており、LEDは小型であるから、発光色が異なる光源を比較的自由に配置することができ、用いるLEDの種類、数及び配置を適切に設定することにより使用環境に応じた細かい要求に応じることが可能になる。
本発明に係る照明装置は、照明の色温度が異なる複数の照明モードが予め設定されており、前記複数の照明モードから第1の照明モードが選択された場合、前記制御手段は、前記電球色光源を消灯し、前記青色光源及び緑色光源を点灯することを特徴とする。
本発明に係る照明装置は、前記第1の照明モードを選択して得られる光は550nm以下のスペクトル領域の光であって、使用者の休息に適した光であることを特徴とする。
本発明に係る照明装置は、前記複数の照明モードから第2の照明モードが選択された場合、前記制御手段は、前記複数の光源から前記電球色光源のみを点灯し、前記複数の照明モードから第3の照明モードが選択された場合、前記制御手段は、前記複数の光源の全てを点灯させることを特徴とする。
本発明に係る照明装置は、前記基板は、前記照射面において前記複数の光源からの光が混ざり合い、色温度が均一となるように前記複数の光源を配置してあることを特徴とする。
本発明に係る照明システムは、上述のいずれかの照明装置と、前記複数の照明モードのうち1つを選択する操作を受け付けるモード選択スイッチと、該モード選択スイッチにて選択された照明モードにおいて照度を高低に変更する操作を受け付ける照度変更スイッチとを備え、操作に応じた信号を前記照明装置に送信するリモコンとを備えることを特徴とする。
本発明にあっては、複数の光源としてLED素子を備えてなるLEDを用いており、LEDは小型であるから、発光色が異なる光源を比較的自由に配置することができ、用いるLEDの種類、数及び配置を適切に設定することにより使用環境に応じた細かい要求に応じることが可能となる。
本発明によれば、発光色が異なる複数の光源の発光強度を夫々調整して照射面での色温度を変化させており、複数の光源を有効利用しつつ、複数の光源の発光強度を夫々調整することにより色温度を容易に変化させることができると共に、高い演色性の光色を得ることができる。また、照度および/または色温度を所定範囲内にて変化させるように構成することにより、快適な明るさを得ることができる。
以下、本発明をその実施の形態を示す図面に基づいて詳述する。
(実施の形態1)
図1は、実施の形態1に係る照明装置10の模式的斜視図であり、図2は、実施の形態1に係る照明装置10の外観図である。
図において1は、樹脂製または金属製のカバーであり、カバー1は、矩形窓を有する矩形枠部1aと、該矩形枠部1aの端縁から略直交して一方向に延びる矩形状の4側壁1b,1b…とを備えている。このカバー1には、金属製のフレーム2が内嵌してあり、カバー1及びフレーム2により照明装置の筐体を構成している。
フレーム2は、矩形状の底板2aと、該底板2aの端縁から略直交して延びる矩形状の複数の立ち上がり部2b,2b…とを備えている。底板2aには、矩形状のLED基板3,3…にLED4,4…が実装されてなる複数(図において8つ)のLEDモジュール5,5…が取付けてある。なお、照明装置10は、一辺が600mmである600×600mmのスクエアタイプの照明装置である。
LED基板3は、ガラス繊維を含有するエポキシ樹脂製の平板であり、このLED基板3には、複数個(図において12個)のLED4,4…が複数列(図において6列)並列に配して実装してある。
図3は、図2に矩形にて示しているLED4の模式的平面図を、図4は、LED4の模式的側面図を夫々示している。LED4,4…として、青色LED4a,4a…、緑色LED4b,4b…及び電球色LED4c,4c…の発光色の異なる3種類のLEDを用いている。図4(a)は、青色LED4a及び緑色LED4bの模式的側面図であり、図4(b)は、電球色LED4cの模式的側面図である。
LED4a,4b,4cは、LED素子41a,41b,41cと、該LED素子41a,41b,41cを保持する保持部42と、該保持部42に設けられた円錐台形状の凹部42aに充填され、LED素子41a,41b,41cを封止する封止樹脂43と、入力及び出力電極44,45とを備えてなる表面実装型LEDである。
青色LED4a及び緑色LED4bは、青色LED素子41a及び緑色LED素子41bを夫々備えている。なお、緑色LED素子41bを備える緑色LED4bに代えて、青色LED素子と、該青色LED素子により励起され、発光する緑色蛍光体とを備えてなるLEDを用いてもよい。
電球色LED4cは、青色LED素子41cと、該青色LED素子41cにより励起され、発光する赤色蛍光体46a,46a…及び黄色蛍光体46b,46b…とを備えてなる。これらLED素子41a,41b,41c及び蛍光体46a,46bは、それ自体公知であるので説明を省略する。
LEDモジュール5,5…を覆うように、略正方形状を有する拡散板6がカバー1の内面に取付けてある。拡散板6は、拡散剤が添加された乳白色の樹脂であり、例えば、ポリカーボネート樹脂製である。
以上のように構成された照明装置は、例えば、円環状の蛍光灯(例えば、サークライン(登録商標)型蛍光灯)の代替として、拡散板6の側が下になるように天井に取付けられる。なお、図示していないが、照明装置の内部には、LED4,4…の制御回路、駆動回路等が形成された回路基板(図示せず)が配してある。
図5は、実施の形態1に係る照明装置10の制御系の構成を示すブロック図である。回路基板に形成された制御部7には、赤外線リモコン8からの信号を受信する受信部70が接続してある。受信部70は、赤外線リモコン8からの信号を受信し、受信した信号を制御部7に与える。
赤外線リモコン8は、使用者が持ち運び可能な程度の大きさの略矩形の板状をなす筐体を有しており、筐体の一面には、使用者が操作するための複数のスイッチが設けてあり、筐体の一端には、スイッチの操作に応じた赤外線信号の送信を行う送信部80が設けてある。
赤外線リモコン8の一面には、照明装置を点灯/消灯する操作を受け付ける電源スイッチ81と、色温度が異なる複数の照明モードのうち一つを選択する操作を受け付けるモード選択スイッチ82と、該モード選択スイッチ82にて選択された照明モードにおいて照度を高低に変更する操作を受け付ける照度変更スイッチ84と、使用者が好みに合わせて色温度を設定することができる照明モードが選択されたときに、青色LED4a,4a…、緑色LED4b,4b…及び電球色LED4c,4c…夫々の発光強度の強弱を変更する操作を受け付ける発光強度変更スイッチ82,83,84と、該発光強度変更スイッチ82,83,84により設定された発光色毎の発光強度を制御部7に記憶させる操作を受け付ける確定スイッチ85とが設けてある。なお、モード選択スイッチ82及び照度変更スイッチ84は、夫々発光強度変更スイッチ82,84を兼ねており、選択された照明モードに応じて切り替えられるようにしてある。
制御部7は、受信部70から与えられた信号に応じて、選択された照明モードの色温度及び照度を実現すべく、青色LED4a,4a…、緑色LED4b,4b…及び電球色LED4c,4c…夫々の点灯及び消灯の切替え並びに点灯時の発光強度を選択し、選択した光源毎の発光強度に応じたデューティ比のパルス信号を夫々生成する。
また、制御部7には、駆動回路部71a,71b,71cが接続してあり、制御部7は、生成したパルス信号を駆動回路部71a,71b,71c夫々に与える。駆動回路部71a,71b,71c夫々には、DC電源部9が接続してあり、DC電源部9は、駆動回路部71a,71b,71cに直流電流を夫々供給する。
駆動回路部71a,71b,71cは、スイッチング素子を夫々備えており、制御部7から与えられたパルス信号に応じてスイッチング素子を開閉する動作をなす。
駆動回路部71aには、電流制限部72a,72aが並列に接続してあり、電流制限部72a,72a夫々には、青色LED4a,4a…が4個直列に接続されており、電流制限部72a,72aは、青色LED4a,4a…に供給される電流が一定値以下になるように制限している。
同様に、駆動回路部71bには、電流制限部72b,72bが並列に接続してあり、電流制限部72b,72b夫々には、緑色LED4b,4b…が4個直列に接続されており、駆動回路部71cには、電流制限部72c,72c…が並列に接続してあり、電流制限部72c,72c…夫々には、電球色LED4c,4c…が4個直列に接続されている。電流制限部72b,72b,72c,72c…は、同様に、緑色LED4b,4b…及び電球色LED4c,4c…に夫々供給される電流が一定値以下になるように制限している。
図6は、LEDの回路構成を模式的に示す回路構成図である。青色LED4a,4a…、緑色LED4b,4b…及び電球色LED4c,4c…が実装されたLED基板3,3…として、絶縁層、配線層がサンドイッチ状に設けられ、配線層が上下二層に形成された上下二層式の基板を用いている。図5に示すように、図において上側の配線層には、電球色LED4c,4c…が接続してあり、下側の配線層には、青色LED4a,4a…及び緑色LED4b,4b…が接続してある。
以上のように、本発明に係る照明装置は、それぞれの色の光源を、独立して点灯、消灯及び調光可能なように、独立した回路構成としてある。この結果、青色LED4a,4a…、緑色LED4b,4b…及び電球色LED4c,4c…には、各駆動回路部71a,71b,71cからスイッチング素子の開閉動作に応じた一定電流が供給され、青色LED4a,4a…、緑色LED4b,4b…及び電球色LED4c,4c…は、電流の供給に応じて夫々調光制御されることとなる。青色LED4a,4a…、緑色LED4b,4b…及び電球色LED4c,4c…の発光強度は、この供給された電流の平均値により定まる。
そして、青色LED4a,4a…、緑色LED4b,4b…及び電球色LED4c,4c…からの光が照射される照射面、例えば照明装置10直下の床面において、これらの光が混ざりあい、所定の色温度及び照度にて照明がなされることになる。
このように構成された照明装置10は、色温度が異なる複数の照明モードとして、例えば、「基本モード」、「高演色モード」、「お好みモード」、「リラックスモード」及び「足元照明モード」の複数のモードが、照明装置が設置された部屋の使用用途、場面、時間に応じて、使用者が選択可能なように構成してある。
本実施の形態に係る照明装置10においては、電球色LED4c,4c…のみを点灯させた状態を「基本モード」として設定してあり、このときの照射面における光色は電球色となる。図7は、光色が電球色であるときの分光分布図であり、横軸は波長(nm)を、縦軸は比エネルギー(%)を夫々示している。電球色LED4cは、青色LED素子41cと、該青色LED素子41cにより励起され、発光する赤色蛍光体46a,46a…及び黄色蛍光体46b,46b…とを備えているから、青色LED素子41cの発光スペクトルと、赤色蛍光体46a,46a…及び黄色蛍光体46b,46b…の発光スペクトルとが重なりあい、図に示すように、長波長域にピーク波長があり、該ピーク波長を挟んで広い波長域に亘って分布する光が得られる。
また、照明装置10においては、「基本モード」の電球色LED4c,4c…に加えて、青色LED4a,4a…及び緑色LED4b,4b…を点灯させた状態を「高演色モード」として設定してあり、このときの照射面における光色は昼白色となる。図8は、光色が昼白色であるときの分光分布図であり、横軸は波長(nm)を、縦軸は比エネルギー(%)を夫々示している。青色LED4a,4a…及び緑色LED4b,4b…の発光スペクトルにより、550nm以下のスペクトル領域の光が付加されることになり、常用光源に近い分光分布を得ることができる。青色LED4a,4a…及び緑色LED4b,4b…を点灯することにより全体の光束量も増加するから、読み書きに適した照度を得ることができる。
また、照明装置10においては、電球色LED4c,4c…を消灯させ、青色LED4a,4a…及び緑色LED4b,4b…を点灯させた状態を「リラックスモード」として設定してあり、このときの照射面における光色は空色となる。図9は、光色が空色であるときの分光分布図であり、横軸は波長(nm)を、縦軸は比エネルギー(%)を夫々示している。青色LED4a,4a…及び緑色LED4b,4b…の発光スペクトルにより、550nm以下のスペクトル領域の光が得られることになり、休息に適した青空のような発色を得ることができる。
また、照明装置10においては、青色LED4a,4a…のみを点灯させた状態を「足元照明モード」として設定してあり、このときの照射面における光色は青色となる。図10は、光色が青色であるときの分光分布図であり、横軸は波長(nm)を、縦軸は比エネルギー(%)を夫々示している。青色LED4a,4a…の発光スペクトルにより、500nm以下のスペクトル領域の光が得られることになり、プロジェクター使用時における部屋の補助光として適した発色を得ることができ、スクリーン上の画像のコントラスト低下を押さえつつ、足元の安全を確認することが可能となる。
さらに、照明装置10においては、青色LED4a,4a…、緑色LED4b,4b…及び電球色LED4c,4c…を独立して点灯、消灯及び調光することができる「お好みモード」が設定してある。色温度の設定は、モード選択スイッチ82を操作して「お好みモード」を選択し、発光強度変更スイッチ82,83,84夫々を操作して、発光色毎の発光強度を設定したのち、確定スイッチ85を操作することにより確定され、制御部7に記憶される。なお、「お好みモード」以外の各照明モードにおいて、照度を高低に変更することが可能なように構成してある。
制御部7は、青色LED4a,4a…、緑色LED4b,4b…及び電球色LED4c,4c…からの光が照射される照射面での照度に応じて、前述した図24において照度の高低に応じて色温度が高低となる2つの線L1,L2により挟まれる所定範囲R内に、得られる色温度が存在するように、青色LED4a,4a…、緑色LED4b,4b…及び電球色LED4c,4c…夫々の発光強度、即ちパルス信号のデューティ比を決定するように構成してある。なお、予め定められた各モードについても、この条件を満足するように設定してある。
以上のように構成された本実施の形態にかかる照明装置10においては、発光色が異なる複数の光源として、青色LED4a,4a…、緑色LED4b,4b…及び電球色LED4c,4c…を用いており、これら複数の光源の発光強度を夫々調整して照射面での色温度を電球色から昼白色へ容易に変化させることができる。
また、「基本モード」の電球色LED4c,4c…に加えて、色温度の高低に応じて、青色LED4a,4a…及び緑色LED4b,4b…を発光強度が強弱となるように点灯させることにより、複数の光源を有効利用しつつ、色温度を容易に変化させることができる。また、電球色LED4c,4c…からの光は、広い波長域に亘っているから、この電球色の光に、青色LED4a,4a…及び緑色LED4b,4b…の光を加えることにより、高い演色性の光色を得ることができる。
また、パルス信号のデューティ比を変更することにより色温度を電球色から昼白色へ連続的に変化させることが可能であるから、使用環境に応じて適切に青色LED4a,4a…、緑色LED4b,4b…及び電球色LED4c,4c…夫々の発光強度の設定を行うことができ、容易に所望の色温度の光を得ることができる。
また、照射面での照度に応じて色温度を図24に示す所定範囲R内にて変化させるように構成しているから、快適な明るさを得ることができる。
また、複数の光源としてLED素子を備えてなるLEDを用いており、LEDは小型であるから、発光色が異なる光源を比較的自由に配置することができ、用いるLEDの種類、数及び配置を適切に設定することにより使用環境に応じた細かい要求に応じることが可能となる。
さらに、パルス信号のデューティ比を変更することによりLEDの発光強度を変更しているから、LEDに供給される電流の大きさを一定に保つことにより、光源の発光色の色温度を一定に保つことができ、照射面での色温度の制御が容易となる。
なお、本実施の形態において、電球色光源として、電球色LED4c,4c…を用いているが、これに限定されず、白熱電球、電球色蛍光灯等、電球色の光を発する光源であればよい。
また、以上の実施の形態においては、異なる発光色のLED夫々の発光強度を、デューティ比を変更してLEDへの平均電流値を調整することにより変更して、照射面における色温度及び照度の制御を実現しているが、これに限定されず、LED基板に実装されたLEDを間引き点灯させることにより照射面における色温度及び照度の制御を実現してもよい。この場合、駆動回路部が不要となり、電気回路部品の構成を簡素にすることができる。
さらに、本実施の形態においては、色温度が異なる複数の照明モードとして、例えば、「基本モード」、「高演色モード」、「お好みモード」、「リラックスモード」及び「足元照明モード」が設定してある例について述べたが、これに限定されない。使用環境に応じて自由に設定することが可能であるし、使用者が設定する「お好みモード」がなくてもよい。
(実施の形態2)
以上のように構成される照明装置において、LED基板に実装されるLEDの配置を、前述したような効果を確保しつつ、使用者の要望、好みに応じて自由に変更することが可能であり、本実施の形態はその一例を示している。図11は、LEDの配置の一例を示す図である。その他の構成は、実施の形態1において述べた構成と同じであるので図面及び説明を省略する。
LED基板3aには、中央部に電球色LED4c,4c…が配置してあり、これを囲繞するように緑色LED4b,4b…が配置され、さらにその外側に青色LED4a,4a…が配置してある。前述した「高演色モード」にて青色LED4a,4a…、緑色LED4b,4b…及び電球色LED4c,4c…を点灯させた状態において、照明装置の出射面から出射する光は、中央部が電球色に、その周辺部分が緑色及び青色になり、夫々異なる色を認識することができる一方、照射面、例えば照明装置直下の床面を照らす光は、電球色、緑色及び青色の光が混ざり合い白色になり、均一な色温度の光を得ることができ、LEDの特性を生かしたユニークな照明が可能となる。
また、本実施形態の照明装置においても、照射面で得られる色温度に合わせて、照度を調整することにより、使用者に不快感を与えない照明が可能である。
(実施の形態3)
図12は、LEDの配置の他の例を示す図である。その他の構成は、実施の形態1において述べた構成と同じであるので図面及び説明を省略する。
LED基板3bには、中央部及び最外周部に電球色LED4c,4c…が配置してあり、この間に緑色LED4b,4b…及び青色LED4a,4a…が配置してある。前述した「高演色モード」にて青色LED4a,4a…、緑色LED4b,4b…及び電球色LED4c,4c…を点灯させた状態において、照明装置の出射面から出射する光は、青色LED4a,4a…、緑色LED4b,4b…及び電球色LED4c,4c…の配置に沿って違う色になり、夫々異なる色を認識することができる一方、照射面、例えば照明装置直下の床面を照らす光は、電球色、緑色及び青色の光が混ざり合い白色になり、均一な色温度の光を得ることができる。本配置により、実施の形態2に係るLEDの配置の場合と比較して、手元の影がより一層自然に見える。
また、本実施形態の照明装置においても、照射面で得られる色温度に合わせて、照度を調整することにより、使用者に不快感を与えない照明が可能である。
(実施の形態4)
図13は、LEDの配置の他の例を示す図である。その他の構成は、実施の形態1において述べた構成と同じであるので図面及び説明を省略する。
LED基板3cには、青色LED4a,4a…、緑色LED4b,4b…及び電球色LED4c,4c…が、図に示すように分散させてランダムに配置して実装してある。本実施の形態において、LED基板3c,3c…として、実施の形態1において述べた如く、配線層が上下二層に形成された上下二層式の基板を用いており、青色LED4a,4a…、緑色LED4b,4b…及び電球色LED4c,4c…夫々は、4個直列接続されている。
本実施の形態においては、異なる光源を分散させてランダムに配置しているから、前述した「高演色モード」にて青色LED4a,4a…、緑色LED4b,4b…及び電球色LED4c,4c…を点灯させた状態において、照明装置の出射面から出射する光は白色になり、自然な感じを使用者に与えることができる。なお、照射面、例えば照明装置直下の床面を照らす光は、均一な白色の色温度の均一な明るさの光となる。
青色LED4a,4a…、緑色LED4b,4b…及び電球色LED4c,4c…と、LED基板3cとを備えてなるLEDモジュール5cを複数適宜配置することにより、種々のサイズ、形状の照明装置に適用することができる。図14は、図13に示したLEDモジュール5cを、例えば、一辺が600mmである600×600mmのスクエアタイプの照明装置内に配置した例を示している。図に示すように、照明装置の出射面の2辺に沿って各2つ配置してある。このように配置された状態において、異なるLEDモジュール5c,5cに亘るLEDの配置が同様に分散されたランダム配置となるから、照明装置の出射面から出射する光は白色になり、自然な感じを使用者に与えることができる。
また、本実施形態の照明装置においても、照射面で得られる色温度に合わせて、照度を調整することにより、使用者に不快感を与えない照明が可能である。
(実施の形態5)
図15は、LEDの配置の他の例を示す図である。その他の構成は、実施の形態1において述べた構成と同じであるので図面及び説明を省略する。
LED基板3dには、青色LED4a,4a…、緑色LED4b,4b…及び電球色LED4c,4c…がより分散させて配置してある。本実施の形態において、LED基板3c,3c…として、配線層が三層に形成された三層式の基板を用いており、青色LED4a,4a…、緑色LED4b,4b…及び電球色LED4c,4c…夫々は、2個直列接続されている。
本実施の形態においては、異なる光源をより分散させて配置しているから、照明装置の出射面から出射する光はより均一な白色になり、より自然な感じを使用者に与えることができる。
図16は、図15に示したLEDモジュール5dを、例えば、一辺が600mmである600×600mmのスクエアタイプの照明装置内に配置した例を示している。図に示すように、照明装置の出射面の2辺に沿って各2つ配置してある。このように配置された状態において、異なるLEDモジュール5d,5dに亘るLEDの配置が同様により分散されたランダム配置となるから、照明装置の出射面から出射する光はより均一な白色になり、より自然な感じを使用者に与えることができる。
また、本実施形態の照明装置においても、照射面で得られる色温度に合わせて、照度を調整することにより、使用者に不快感を与えない照明が可能である。
なお、実施の形態4及び5においては、LEDモジュールを照明装置の二辺に沿って各2つの計4つ配置しているが、これに限定されず、照射面の全面に亘って計6つ配置してもよいのは言うまでもない。
(実施の形態6)
ところで、天井のレイアウトをシンプルにすべく、照明装置と、例えば、空調用のダクトとを集約してなる空調照明装置ユニット等、照明装置と他の機器又は異なる種類の照明装置とをユニット化してなる照明装置ユニットを用いたいという要望がある。種々のサイズ及び形状の照明装置ユニットに適用可能なように、LEDモジュールを標準化することが望ましい。本実施の形態においては、スクエアタイプの照明装置10内に、LEDモジュール5,5…を2行4列の8つ配置するように構成された実施の形態1に係る照明装置に代えて、前述した要望にこたえるべく、標準化したLEDモジュールを用い、照明装置ユニット内にLEDモジュールを奇数列配置可能なように構成した例を示している。
図17は、標準化したLEDモジュールの概略図であり、図18は、実施の形態6に係る照明装置ユニットの模式的外観図である。
LEDモジュール5eは、矩形状の平板であるLED基板3eと、このLED基板3eに実装された複数のLED4e,4e…とを備えてなる。LED4e,4e…として、約5000Kの色温度及び90以上の平均演色評価数Raである高演色LEDを用いている。
このLEDモジュール5eは、例えば、一辺が600mmである600×600mmのスクエアタイプの照明装置に代えて用いることができる照明装置ユニット20に用いられる。図中11は、樹脂製または金属製のカバーであり、カバー11は、矩形窓を有する矩形枠部と、該矩形枠部の内側の端縁から略直交して一方向に延びる矩形状の4側壁とを備えている。このカバー11には、一面開口の筐体である金属製のフレーム12が外嵌してあり、カバー11及びフレーム12により照明装置ユニット20の筐体を構成している。カバー11の内面には、略正方形状を有する拡散板16が設けてある。
この照明装置ユニット20の内部には、図に示すように、標準化されたLEDモジュール5eが2行3列の6つ配設してある。本実施の形態においては、LED4e,4e…を同一の発光強度にて発光させて、均一な色温度及び照度の光を得るように構成してある。
また、本実施形態の照明装置においても、照射面で得られる色温度に合わせて、照度を調整することにより、使用者に不快感を与えない照明が可能である。
(実施の形態7)
図19は、他の実施の形態に係る照明装置ユニットの模式的外観図である。この照明装置ユニット30の内部には、図に示すように、標準化されたLEDモジュール5eがフレーム12の対向する2辺に沿って、2行2列の4つ配設してある。LEDモジュール5e,5e…を覆うように、矩形状を有する拡散板16a,16aがカバー11の内面に夫々取付けてある。
また、照明装置ユニット30の内部の中央部には、ダクト部18が設けてあり、ダクト部18は、空気調節装置であるイオン発生装置を備えている。イオン発生装置として、例えばプラズマクラスター(登録商標、以下PCIという)装置が好適に用いられ、PCI装置は、正イオンとしてのH+ (H2 0)m (mは任意の自然数)と、負イオンとしてのO2 - (H2 O)n (nは自然数)とを発生させて、これらのイオンを空気中に浮遊する浮遊細菌に付着させ、H+ (H2 0)m 及びO2 - (H2 O)n が反応して生成するH2 2 またはOHにより、浮遊細菌を殺菌するそれ自体公知のイオン空気清浄器である。
さらに、照明装置ユニット30の内部には、LEDモジュール5e,5e…に挟まれ、フレーム12の対向する他の2辺に沿って、ダウンライト17,17…が設けてある。ダウンライト17,17…の光源として、矩形のセラミック基板と、該セラミック基板の一面の中央部に密集して実装された複数(例えば、36個)のLED素子と、該複数のLED素子を封止し、蛍光体が分散された封止樹脂と、入力及び出力端子とを備えてなる電球色LEDを用いている。その他の構成は、図18に示す実施の形態6と同様であるため、対応する構成部材に図18と同一の参照符号を付して、その構成の詳細な説明を省略する。
また、ダクト部18は標準化されたLEDモジュール5eと略同一のサイズであり、ダウンライトを備える部分は標準化されたLEDモジュール5eと幅を同一とした略半分のサイズであるので、一辺が600mmである上述した照明装置ユニットのフレーム12、カバー11等の部材を共通して用いることができる。
本実施の形態においては、LED4e,4e…及びダウンライト17,17…の発光強度を変化させて、異なる色温度(電球色から昼白色の範囲に亘る色温度)及び照度の光を得ることができるように構成してある。異なる発光色のLED夫々の発光強度を、デューティ比を変更してLEDへの平均電流値を調整することにより変更して、照射面における色温度及び照度の制御を実現してもよいし、LEDを間引き点灯させることにより照射面における色温度及び照度の制御を実現してもよい。
(実施の形態8)
図20は、他の実施の形態に係る照明装置ユニットの模式的外観図である。この照明装置ユニット40の内部のLEDモジュール5e,5e…に挟まれた領域には、ダクト部18a及び複数(図において6つ)のダウンライト17,17…が設けてある。その他の構成は、図19に示す実施の形態7と同様であるため、対応する構成部材に図19と同一の参照符号を付して、その構成の詳細な説明を省略する。
本実施の形態において、実施の形態7に係る照明装置ユニットと同様に、LED4e,4e…及びダウンライト17,17…の発光強度を変化させて、異なる色温度(電球色から昼白色の範囲に亘る色温度)及び照度の光を得ることができるように構成してある。
(実施の形態9)
図21は、他の実施の形態に係る照明装置ユニットの模式的外観図である。この照明装置ユニット50の内部には、図に示すように、標準化されたLEDモジュール5fがフレーム12の対向する2辺に沿って、2行2列の4つ配設してある。LEDモジュール5fは、矩形状の平板であるLED基板3fと、このLED基板3fに実装された複数のLED4f,4f…とを備えてなる。LED4f,4f…として、実施の形態1に係る照明装置において用いた青色LED4a,4a…、緑色LED4b,4b…及び電球色LED4c,4c…を用いている。その他の構成は、図20に示す実施の形態8と同様であるため、対応する構成部材に図20と同一の参照符号を付して、その構成の詳細な説明を省略する。
本実施の形態において、実施の形態1に係る照明装置と同様に、青色LED4a,4a…、緑色LED4b,4b…及び電球色LED4c,4c…の発光強度夫々を変化させて、異なる色温度(電球色から昼白色の範囲に亘る色温度)及び照度の光を得ることができるように構成してある。
なお、以上の実施の形態に係る照明装置ユニットにおいては、照明装置ユニット内にLEDモジュールを3列配置することができるように構成された例について説明したが、これに限定されず、LEDモジュールを3以上の奇数列配置可能なように構成してあればよい。
以上の実施の形態に係る照明装置ユニットの組立て説明図を図22に示す。まず、照明装置ユニットを取付けるフロアの天井内の支柱に、固定ボルトを、ネジ部側が下向きになり、ネジ部の端部が天井から130mm程度上の位置になるように取付ける。
次に、一面開口の筐体である金属製のフレーム12を、底板12aの側が上側になるように、前記固定ボルトにより固定することにより天井に取付ける。このフレーム12の内部の中央部に、図中にて長方体にて示している中央ユニット70を取付ける。中央ユニット70は、例えば、PCI装置及び/又はダウンライトを備えてなる。なお、中央ユニット70は、PCI装置及びダウンライトに代えて、例えば、スピーカ等、他の機器を取付けるように構成してもよい。
さらに、前述した複数のLEDモジュールを備えてなる発光ユニット60,60を、フレーム12の側壁12b,12b…の内面に設けられた矩形をなす板状の固定部12d,12dに夫々取付けることにより、フレーム12の内部に固定する。
次に、矩形窓を有する矩形枠部11aと、該矩形枠部の内側の端縁から略直交して一方向に延びる矩形状の4側壁11b,11b…とを備えるカバー11を、2側壁11b,11bに取付けられたスプリング11c,11c…をフレーム12の内部に設けられた係合部(図示せず)に引っ掛けることによりフレーム12に保持させる。なお、カバー11の矩形枠部11aの内側には、略正方形状を有する拡散板16が設けられている。
そして、この状態にて、カバー11の4側壁11b,11b…の外面がフレーム12の側壁12b,12b…の内側に位置するようにカバー11を天井の側に押し上げることにより、照明装置ユニットの取付けが完了する。
以上のように、照明装置ユニットの内部に取付ける部品を、発光ユニット60,60及び中央ユニット70の如く、ユニット化しているから、使用者の要望に応じた照明装置の組立作業が容易となる。また、標準化された発光ユニット60,60、中央ユニット70等のユニットを用いることにより、照明装置ユニットのフレーム12、カバー11等の部材を共通して用いることができる。
また、以上の実施の形態においては、説明の便宜上、一辺が600mmである600×600mmのスクエアタイプの照明装置又は照明装置ユニットを例にして説明したが、600×600mmのスクエアタイプに限定されないのは言うまでもない。図23は、円環状の蛍光灯(例えば、サークライン(登録商標)型蛍光灯)の代替として用いられる照明装置の組立て説明図である。
円環状の蛍光灯の取付用として天井に予め設けてある円形の板状をなすベース板23に、扁平な有底円筒形をなすフレーム22を、底面22aの側が上側になるように取付ける。前述した複数のLEDモジュールの何れかを備えてなる発光ユニット61を、フレーム22の側壁22bの内面に設けられた板状の固定部22d,22d…に取付けることにより、フレーム22の内部に固定する。
そして、フレーム22の開口部に、半球殻状をなすカバー21を開口部側を上側にして、嵌め合わせることにより、照明装置の取付けが完了する。なお、カバー21は、拡散剤が添加された乳白色の樹脂であり、例えば、ポリカーボネート樹脂製である。
以上のように、照明装置の内部に取付ける部品を、発光ユニット61の如く、ユニット化しているから、使用者の要望に応じた照明装置の組立作業が容易となる。また、発光ユニット61等の標準化されたユニットを用いることにより、照明装置ユニットのフレーム22、カバー21等の部材を共通して用いることができる。
なお、本発明は、その他、特許請求の範囲に記載した事項の範囲内において種々変更した形態にて実施することが可能であることは言うまでもない。
実施の形態1に係る照明装置の模式的斜視図である。 実施の形態1に係る照明装置の外観図である。 LEDの模式的平面図である。 LEDの模式的側面図である。 実施の形態1に係る照明装置の制御系の構成を示すブロック図である。 LEDの回路構成を模式的に示す回路構成図である。 光色が電球色であるときの分光分布図である。 光色が昼白色であるときの分光分布図である。 光色が空色であるときの分光分布図である。 光色が青色であるときの分光分布図である。 LEDの配置の一例を示す図である。 LEDの配置の他の例を示す図である。 LEDの配置の他の例を示す図である。 LEDモジュールを照明装置内に配置した例を示す図である。 LEDの配置の他の例を示す図である。 LEDモジュールを照明装置内に配置した例を示す図である。 標準化したLEDモジュールの概略図である。 実施の形態6に係る照明装置ユニットの模式的外観図である。 他の実施の形態に係る照明装置ユニットの模式的外観図である。 他の実施の形態に係る照明装置ユニットの模式的外観図である。 他の実施の形態に係る照明装置ユニットの模式的外観図である。 照明装置ユニットの組立て説明図である。 円環状の蛍光灯の代替として用いられる照明装置の組立て説明図である。 色温度及び照度が人に与える効果の説明図である。 赤色発光LED、緑色発光LED及び青色発光LEDからの光を重ねあわせたときの分光分布図である。
符号の説明
4 LED(光源)
4a 青色LED(青色光源)
4b 緑色LED(緑色光源)
4c 電球色LED(電球色光源)
41 LED素子
41a 青色LED素子(LED素子)
41b 緑色LED素子(LED素子)
41c 青色LED素子
46a 赤色蛍光体
46b 黄色蛍光体
7 制御部(制御手段、パルス生成回路)
72a,72b,72c 駆動回路部(スイッチング素子)

Claims (6)

  1. 発光色が異なる複数の光源と、該複数の光源夫々の発光強度を制御する制御手段とを備え、該制御手段は、前記複数の光源の発光強度を夫々制御することにより該複数の光源からの光が照射される照射面での照度および/または色温度を変化させるように構成してある照明装置において、
    前記複数の光源は、青色光源、緑色光源及び該緑色光源の発する光よりも長い波長域にピーク波長がある光を発する電球色光源であり、
    前記青色光源、緑色光源及び電球色光源は、それぞれが複数のLED素子により構成され、
    照明装置本体に取り付けられ、前記複数の光源が実装される基板を備え、
    前記基板は、
    該基板の中央から外周に向けて、電球色光源、青色光源及び緑色光源、電球色光源を順に配置してあることを特徴とする照明装置。
  2. 照明の色温度が異なる複数の照明モードが予め設定されており、
    前記複数の照明モードから第1の照明モードが選択された場合、前記制御手段は、前記電球色光源を消灯し、前記青色光源及び緑色光源を点灯することを特徴とする請求項1に記載の照明装置。
  3. 前記第1の照明モードを選択して得られる光は550nm以下のスペクトル領域の光であって、使用者の休息に適した光であることを特徴とする請求項2に記載の照明装置。
  4. 前記複数の照明モードから第2の照明モードが選択された場合、前記制御手段は、前記複数の光源から前記電球色光源のみを点灯し、
    前記複数の照明モードから第3の照明モードが選択された場合、前記制御手段は、前記複数の光源の全てを点灯させることを特徴とする請求項2または3に記載の照明装置。
  5. 前記基板は、前記照射面において前記複数の光源からの光が混ざり合い、色温度が均一となるように前記複数の光源を配置してあることを特徴とする請求項1から4の何れか一つに記載の照明装置。
  6. 請求項2から5のいずれか一つに記載の照明装置と、
    前記複数の照明モードのうち1つを選択する操作を受け付けるモード選択スイッチと、該モード選択スイッチにて選択された照明モードにおいて照度を高低に変更する操作を受け付ける照度変更スイッチとを備え、操作に応じた信号を前記照明装置に送信するリモコンと
    を備えることを特徴とする照明システム。
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