JP2006260831A - 照明装置およびベッド - Google Patents

照明装置およびベッド Download PDF

Info

Publication number
JP2006260831A
JP2006260831A JP2005073440A JP2005073440A JP2006260831A JP 2006260831 A JP2006260831 A JP 2006260831A JP 2005073440 A JP2005073440 A JP 2005073440A JP 2005073440 A JP2005073440 A JP 2005073440A JP 2006260831 A JP2006260831 A JP 2006260831A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
light
time
light source
sleeper
lighting device
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2005073440A
Other languages
English (en)
Inventor
Tetsuya Matsuura
哲哉 松浦
Junji Matsushima
潤治 松島
Korehiro Odo
維大 大堂
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Daikin Industries Ltd
Original Assignee
Daikin Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Daikin Industries Ltd filed Critical Daikin Industries Ltd
Priority to JP2005073440A priority Critical patent/JP2006260831A/ja
Publication of JP2006260831A publication Critical patent/JP2006260831A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Arrangement Of Elements, Cooling, Sealing, Or The Like Of Lighting Devices (AREA)
  • Circuit Arrangement For Electric Light Sources In General (AREA)

Abstract

【課題】入眠時と覚醒時のそれぞれに適した光を就寝者へ照射し、就寝者の入眠と覚醒の両方を確実に促進させる。
【解決手段】 就寝者が眠るための空間を照明する照明装置には、電球色LED(41)と青色LED(42)とが設けられる。電球色LED(41)及び青色LED(42)は、光源ユニット(40)に設置される。この光源ユニット(40)は、ベッドのヘッドボードなどに取り付けられる。就寝者が眠りにつく際には、斜め上向きに設置された電球色LED(41)が点灯し、暖色系の光が就寝者に当たる。一方、就寝者が覚醒する際には、斜め下向きに設置された青色LED(42)が点灯し、寒色系の光が就寝者に当たる。青色LED(42)が発生させる光、即ち波長464nm前後に強度のピークを持つ光が就寝者に当たると、就寝者の脳内におけるメラトニン分泌が抑制され、就寝者が覚醒しやすくなる。
【選択図】 図3

Description

本発明は、人が眠るための空間の照明を行う照明装置、及びこの照明装置を備えたベッドに関するものである。
従来より、人が眠るための空間の照明を行う照明装置が知られている。例えば、特許文献1には、この種の照明装置を備えた照明付ベッドが開示されている。この照明付ベッドでは、ベッドのヘッドボードに入眠灯と覚醒灯とが設けられている。このヘッドボードにおいて、入眠灯は上方へ光を放つように設けられ、覚醒灯は前方(即ち就寝者側)へ光を放つように設けられる。この照明付ベッドでは、入眠灯と覚醒灯の前方を遮るように白乳色の前板が設置されており、入眠灯や覚醒灯から放たれた光は、白乳色の前板を透過して散乱光となって就寝者に到達する。
特開2002−200171号公報
上述したように、上記特許文献1に開示された照明付ベッドでは、入眠灯や覚醒灯から放たれた光が白乳色の前板を透過するため、就寝者に到達する光の色は、入眠時と覚醒時とで概ね同じになる。このため、入眠しようする就寝者に付与される光が入眠時に適した色でなく、また覚醒しようする就寝者に付与される光が覚醒時に適した色でなくなるおそれがあり、就寝者の確実な入眠や覚醒を保証できないおそれがあった。
本発明は、かかる点に鑑みてなされたものであり、その目的は、入眠時と覚醒時のそれぞれに適した光を就寝者へ照射し、就寝者の入眠と覚醒の両方を確実に促進させることにある。
第1の発明は、人が眠るための就寝用空間(25)の照明を行う照明装置を対象としている。そして、暖色系の光と寒色系又は白色の光とを発生させる光源手段(40)を備え、上記就寝用空間(25)内の就寝者が眠りにつく際には暖色系の光を上記光源手段(40)によって発生させ、該就寝者が目覚める際には寒色系又は白色の光を上記光源手段(40)によって発生させるものである。
第1の発明において、眠りにつこうとする就寝者には光源手段(40)で発生した暖色系の光が付与され、目覚めようとする就寝者には光源手段(40)で発生した寒色系又は白色の光が付与される。ここで、脳内で分泌されるメラトニンというホルモンが睡眠に深く関わっていることが知られている。このメラトニンの分泌量が増大すると、眠気が誘発されることになる。一方、このメラトニンの分泌は、波長が464nm前後の光を浴びると抑制されることが知られている。波長が464nm前後の光は、寒色系の光や白色の光に比較的多く含まれる一方、暖色系の光にはあまり含まれていない。眠りにつこうとする就寝者に暖色系の光を当てると、就寝者の脳内におけるメラトニンの分泌は抑制されず、就寝者のスムーズな入眠が誘発される。一方、目覚めようとする就寝者に寒色系又は白色の光を当てると、就寝者の脳内におけるメラトニンの分泌が抑制され、就寝者がスムーズに覚醒へ導かれてゆく。
第2の発明は、上記第1の発明において、上記光源手段(40)は、暖色系の光を発生させる第1発光部材(41)と、寒色系又は白色の光を発生させる第2発光部材(42)とを備えるものである。
第2の発明では、光源手段(40)が暖色系の光を発生させる際には第1発光部材(41)が発光し、光源手段(40)が寒色系又は白色の光を発生させる際には第2発光部材(42)が発光する。
第3の発明は、上記第2の発明において、電球色LED(41)を上記第1発光部材として備え、青色LED(42)又は白色LEDを上記第2発光部材として備えるものである。
第3の発明では、第1発光部材としての電球色LED(41)に通電すると暖色系の光が発生する。一方、第2発光部材としての青色LED(42)に通電すると寒色系の光が発生し、同じく第2発光部材としての白色LEDに通電すると白色の光が発生する。なお、LEDとは、light emitting diode(発光ダイオード)の略称である。
第4の発明は、上記第2又は第3の発明において、上記第1発光部材(41)は、就寝者よりも高い位置に上向き又は斜め上向きの姿勢で設置され、上記第2発光部材(42)は、就寝者よりも高い位置に下向き又は斜め下向きの姿勢で設置されるものである。
第4の発明において、第1発光部材(41)が発生させた暖色系の光は、就寝者から遠ざかる方向へ広がってゆく。第1発光部材(41)が発生させた光は、直接には就寝者へ伝わらず、例えば部屋の壁面等に当たって反射してから就寝者へ到達する。つまり、第1発光部材(41)による照明は、いわゆる間接照明となる。一方、第2発光部材(42)が発生させた寒色系又は白色の光は、就寝者へ向かって広がってゆく。第2発光部材(42)が発生させた光は、直接に就寝者へ到達する。つまり、第2発光部材(42)による照明は、いわゆる直接照明となる。
第5の発明は、上記第4の発明において、三角柱状に形成されると共にその軸方向が略水平となる姿勢で就寝者よりも高い位置に設置される支持部材(43)を備えており、上記支持部材(43)では、その1つの側面が照明装置の取り付け対象に当接する取付面(46)を構成すると共に、該取付面(46)に隣接する2つの側面のうち上向きの斜面となる第1側面(44)に第1発光部材(41)が、下向きの斜面となる第2側面(45)に第2発光部材(42)がそれぞれ設置されるものである。
第5の発明では、三角柱状の支持部材(43)に第1発光部材(41)と第2発光部材(42)とが取り付けられる。この支持部材(43)において、第1発光部材(41)は上向きの斜面である第1側面(44)に、第2発光部材(42)は下向きの斜面である第2側面(45)にそれぞれ設置される。
第6の発明は、上記第1又は第2の発明において、上記光源手段(40)で発生する暖色系の光の強度が段階的に又は連続的に減少してゆくように該光源手段(40)を制御する制御手段(31)を備えるものである。
第6の発明において、制御手段(31)は、光源手段(40)に対する制御を行い、就寝者が眠りにつく際に光源手段(40)が発生させる暖色系の光の強度を、段階的に又は連続的に減少させる。つまり、就寝者が眠りにつく際には、就寝者の入眠を促進させる暖色系の光の強度が段階的に又は連続的に低下してゆく。
第7の発明は、上記第1又は第2の発明において、上記光源手段(40)で発生する寒色系の光の強度が段階的に又は連続的に増加してゆくように該光源手段(40)を制御する制御手段(31)を備えるものである。
第7の発明において、制御手段(31)は、光源手段(40)に対する制御を行い、就寝者が目覚める際に光源手段(40)が発生させる寒色系又は白色の光の強度を、段階的に又は連続的に増大させる。つまり、就寝者が目覚める際には、就寝者の覚醒を促進させる寒色系又は白色の光の強度が段階的に又は連続的に増加してゆく。
第8の発明は、上記第6の発明において、就寝者が睡眠時間を入力するための入力手段(32)を備えており、上記制御手段(31)は、光源手段(40)で発生する暖色系の光の強度を減少させ始めた時点から上記睡眠時間が経過すると上記光源手段(40)に寒色系の光を発生させ始めるものである。
第8の発明において、入力手段(32)へは、就寝者が眠りたいと思う時間、即ち就寝者の希望する睡眠時間が就寝者によって入力される。そして、制御手段(31)は、就寝者が眠りにつく際には光源手段(40)が発生させる暖色系の光の強度を段階的に又は連続的に減少させる一方、暖色系の光の強度を減少させ始めた時点から睡眠時間が経過すると、光源手段(40)に寒色系の光を発生させ始めることで就寝者を覚醒へと導く。
第9の発明は、上記第1又は第2の発明において、就寝者が起床時刻を入力するための入力手段(32)と、上記入力手段(32)から入力された起床時刻に基づいて基準時刻を設定して該基準時刻になると上記光源手段(40)に寒色系の光を発生させ始める制御手段(31)とを備えるものである。
第9の発明において、入力手段(32)へは、就寝者が目覚めたいと思う時刻、即ち就寝者の希望する起床時刻が就寝者によって入力される。制御手段(31)は、入力手段(32)へ入力された起床時刻に基づいて基準時刻を設定する。そして、この制御手段(31)は、基準時刻になると光源手段(40)に寒色系又は白色の光を発生させ始めて就寝者を覚醒へと導く。
第10の発明は、上記第9の発明において、上記制御手段(31)は、上記入力手段(32)から入力された起床時刻を基準時刻に設定するように構成されるものである。
第10の発明において、制御手段(31)は、入力手段(32)へ入力された起床時刻を、そのまま基準時刻に設定する。就寝者が入力手段(32)へ入力した起床時刻が午前7時であったと仮定すると、制御手段(31)は午前7時を基準時刻に設定する。この場合、制御手段(31)は、基準時刻である午前7時になると、光源手段(40)に寒色系又は白色の光を発生させ始める。
第11の発明は、上記第9の発明において、上記制御手段(31)は、上記入力手段(32)から入力された起床時刻よりも所定時間だけ前の時刻を基準時刻に設定するように構成されるものである。
第11の発明において、制御手段(31)は、入力手段(32)へ入力された起床時刻ではなく、この起床時刻から所定時間だけ前の時刻を基準時刻に設定する。就寝者が入力手段(32)へ入力した起床時刻が午前7時であったと仮定すると、制御手段(31)は、午前7時よりも例えば10分前の時刻である午前6時50分を基準時刻に設定する。この場合、制御手段(31)は、基準時刻である午前6時50分になると、光源手段(40)に寒色系又は白色の光を発生させ始める。
第12の発明は、上記第11の発明において、上記制御手段(31)は、上記光源手段(40)で発生する寒色系の光の強度が基準時刻から段階的に又は連続的に増大してゆくように該光源手段(40)を制御するものである。
第12の発明において、制御手段(31)は、基準時刻になると光源手段(40)に寒色系又は白色の光を発生させ始め、その後、光源手段(40)が発生させる寒色系又は白色の光の強度を段階的に又は連続的に増加させてゆく。制御手段(31)が光源手段(40)を制御して就寝者に当たる寒色系又は白色の光の強度を基準時刻から増加させてゆくと、それにつれて就寝者の脳内におけるメラトニンの分泌量が減少してゆく。つまり、就寝者の脳内で分泌されるメラトニンの量は、就寝者が入力手段(32)へ入力した起床時刻よりも所定時間だけ前の基準時刻から減少し始める。
第13の発明は、上記第12の発明において、上記制御手段(31)は、段階的又は連続的に増大してゆく寒色系の光の強度が起床時刻に最大となるように上記光源手段(40)を制御するものである。
第13の発明において、制御手段(31)は、起床時刻よりも前の基準時刻から光源手段(40)が発生させる寒色系又は白色の光の強度を増加させてゆく。その際、制御手段(31)は、寒色系又は白色の光の強度が起床時刻に最大となるように光源手段(40)を制御する。光源手段(40)が発生させる寒色系又は白色の光によるメラトニン分泌の抑制作用は、起床時刻において最大となる。
第14の発明は、人が横臥するためのベッド本体(11)と、該ベッド本体(11)の一端側に立設されたヘッドボード(20)とを備えるベッドを対象とする。そして、上記第1から第13までの何れか1つの発明の照明装置(30)を備えており、上記照明装置の光源手段(40)が上記ヘッドボード(20)に取り付けられるものである。
第14の発明では、上記第1〜第13の何れかの発明の照明装置(30)がベッド(10)に設けられる。このベッド(10)では、そのヘッドボード(20)に照明装置(30)の光源手段(40)が取り付けられる。ヘッドボード(20)に取り付けられた光源手段(40)が発生させる光は、ベッド本体(11)の上に横臥する就寝者へ確実に当たることとなる。
本発明の照明装置(30)では、眠りにつこうとする就寝者には入眠の促進に適した暖色系の光を、目覚めようとする就寝者には覚醒の促進に適した寒色系又は白色の光をそれぞれ当てている。つまり、この照明装置(30)では、就寝者の入眠を促進するのにに適した色の光と、就寝者の覚醒を促進するのにに適した色の光とが使い分けられる。このため、本発明によれば、入眠時と覚醒時のそれぞれに適した色の光を切り換えて就寝者へ当てることができ、就寝者の入眠と覚醒の両方を確実に促進させることができる。
上記第3の発明によれば、第1発光部材として電球色LED(41)を用いることで、メラトニンの分泌を抑制する波長464nm前後の光をあまり含まない暖色系の光を確実に発生させることができる。また、第2発光部材として青色LED(42)又は白色LEDを用いることで、メラトニンの分泌を抑制する波長464nm前後の光を比較的多く含んだ寒色系又は白色の光を確実に発生させることができる。
上記第4の発明では、第1発光部材(41)による照明が間接照明となり、第2発光部材(42)による照明が直接照明となる。ここで、就寝者の睡眠深度は就寝者に当たる光の照度に影響されることが知られており、一般には、就寝者に当たる光の照度が高いほど就寝者の睡眠深度は浅くなる。一方、この発明の照明装置(30)では、第1発光部材(41)による照明が間接照明となっているため、眠りにつこうとする就寝者に当たる第1発光部材(41)からの光は、比較的その照度が低いものとなる。従って、この発明によれば、入眠する際の就寝者の睡眠深度を確実に深めることができ、就寝者のスムーズな入眠を保証できる。また、この発明の照明装置(30)では、第1発光部材(41)による照明が直接照明となっているため、目覚めようとする就寝者に当たる第2発光部材(42)からの光は、比較的その照度が高いものとなる。従って、この発明によれば、覚醒する際の就寝者の睡眠深度を確実に浅くすることができ、就寝者のスムーズな覚醒をも保証できる。
上記第6の発明では、就寝者が眠りにつく際に光源手段(40)が発生させる暖色系の光の強度を、制御手段(31)が段階的に又は連続的に減少させてゆく。上述したように、就寝者の睡眠深度は、就寝者に当たる光の照度が低いほど深くなる。従って、この発明のように、就寝者が入眠する際に就寝者に当てる暖色系の光の強度を減少させてゆけば、就寝者の睡眠をより深いものへとスムーズに導くことができる。
上記第7の発明では、就寝者が目覚める際に光源手段(40)が発生させる寒色系又は白色の光の強度を、制御手段(31)が段階的に又は連続的に増加させてゆく。上述したように、就寝者の睡眠深度は、就寝者に当たる光の照度が高いほど浅くなる。従って、この発明のように、就寝者が覚醒する際に就寝者に当てる寒色系又は白色の光の強度を増加させてゆけば、就寝者をよりスムーズに覚醒させることができる。
上記第8の発明において、制御手段(31)は、入力手段(32)へ入力された睡眠時間に基づいて光源手段(40)に寒色系又は白色の光を発生させ始めるタイミングを決めている。このため、就寝者の望む睡眠時間を確保しながら、就寝者を心地よく目覚めさせることができる。
上記第9の発明において、制御手段(31)は、入力手段(32)へ入力された起床時刻に基づいて基準時刻を定め、この基準時刻になると光源手段(40)に寒色系又は白色の光を発生させ始めている。このため、就寝者をその希望する時刻に心地よく目覚めさせることができる。
上記第12の発明において、制御手段(31)は起床時刻よりも前の基準時刻になると光源手段(40)が発生させる寒色系又は白色の光の強度を増加させ始めており、それによって、就寝者の脳内におけるメラトニンの分泌量が基準時刻から減少し始めることになる。このため、眠気を誘発する作用のあるメラトニンの分泌量を、就寝者の希望する起床時刻よりも所定時間だけ前の基準時刻から減少させ始めることができ、起床時刻における心地よい目覚めへと就寝者を導くことができる。また、光源手段(40)で発生する寒色系又は白色の光の強度を増加させると、就寝者に当たる光の照度も増加してゆくことになる。そして、就寝者に当たる光の照度が高いほど就寝者の眠りが妨げられることになるため、この発明によれば、就寝者に当たる光の照度を高めることによっても就寝者を覚醒へと確実に導くことが可能となる。
上記第13の発明において、制御手段(31)は、寒色系又は白色の光の強度が起床時刻に最大となるように光源手段(40)を制御している。このため、光源手段(40)が発生させる寒色系又は白色の光によるメラトニン分泌の抑制作用を起床時刻において最大とすることができ、起床時刻に就寝者を確実に目覚めさせることができる。また、この発明によれば、目覚めようとする就寝者に当たる光の照度も起床時刻において最大となるため、そのことによっても起床時刻に就寝者を確実に目覚めさせることができる。
上記第14の発明では、ヘッドボード(20)に照明装置(30)の光源手段(40)を取り付けている。このヘッドボード(20)は、ベッド本体(11)上の就寝者の近くに必ず位置している。従って、この発明によれば、光源手段(40)で発生した光を就寝者へ確実に当てることができ、本発明の照明装置(30)による入眠や覚醒の促進作用を確実に発揮させることができる。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。
《発明の実施形態1》
本発明の実施形態1について説明する。本実施形態は、本発明にかかる照明装置(30)を備えた幌付ベッド(10)である。
〈幌付ベッドの構成〉
図1及び図2に示すように、上記幌付ベッド(10)は、ベッド本体(11)とヘッドボード(20)と幌(13)とを備えている。ベッド本体(11)は、扁平な直方体の台状に形成されている。ベッド本体(11)の上には、就寝者が横たわるためのマットレス(15)が載せられている。ベッド本体(11)の長手方向の一端には、ヘッドボード(20)が立設されている。
上記ベッド本体(11)は、その上面がマットレス(15)よりも一回り広くなっている。ベッド本体(11)の上面のうちマットレス(15)よりも外側の部分は開閉扉(12)となっている。ベッド本体(11)における開閉扉(12)の下側には、布製の幌(13)がプリーツ状に折り畳まれた状態で収納されている。就寝者が開閉扉(12)を開き、ハンドル(14)を掴んで幌(13)を引き上げると、幌(13)がマットレス(15)の上方を覆うようにヘッドボード(20)へ向かって延び、幌(13)とマットレス(15)とヘッドボード(20)とで囲まれた就寝用空間(25)が形成される。
上記ベッドボードは、縦長で直方体形の箱状に形成されている。ヘッドボード(20)の内部には、図示しないが、ペルチェ素子などを利用した空調ユニットが収納されている。ヘッドボード(20)の前面(即ち、マットレス(15)側の側面)には、空調ユニットで温調された空気を吹き出すための吹き出しグリル(21)が形成されている。このヘッドボード(20)の前面では、吹き出しグリル(21)のすぐ上に上記照明装置(30)の光源ユニット(40)と時計のデジタル表示部(22)とが並んで取り付けられている。また、このヘッドボード(20)の前面では、時計のデジタル表示部(22)の隣りに照明装置(30)の設定ボタン(32)が配置されている。
〈照明装置の構成〉
図3に示すように、上記照明装置(30)は、光源手段である光源ユニット(40)と、制御手段であるコントローラ(31)と、入力手段である設定ボタン(32)とを備えている。
図4に示すように、上記光源ユニット(40)は、第1発光部材である電球色LED(41)と、第2発光部材である青色LED(42)とを備えている。電球色LED(41)に通電すると、暖色系の光が発生する。図5に示すように、この電球色LED(41)が発生させる光には、波長600nm前後の成分が最も多く含まれている。一方、青色LED(42)に通電すると、寒色系の光が発生する。図6に示すように、この青色LED(42)が発生させる光には、波長464nm前後の成分が最も多く含まれている。
上記光源ユニット(40)には、電球色LED(41)と青色LED(42)とを取り付けるための支持部材(43)が設けられている(図4を参照)。幌付ベッド(10)のヘッドボード(20)には、電球色LED(41)及び青色LED(42)を設置した支持部材(43)が取り付けられる。この支持部材(43)は、断面が二等辺三角形となった細長い三角柱状に形成されており、その軸方向が略水平となる姿勢でヘッドボード(20)に取り付けられている。支持部材(43)では、互いに幅が等しい2つの側面のうち一方が上向きの斜面である第1側面(44)を、他方が下向きの斜面である第2側面(45)をそれぞれ構成すると共に、残り1つの側面が取付面(46)を構成している。支持部材(43)をヘッドボード(20)に取り付けた状態では、この取付面(46)がヘッドボード(20)に当接する。
上述のように、光源ユニット(40)は、ヘッドボード(20)における吹き出しグリル(21)の上方に配置されている。つまり、光源ユニット(40)は、マットレス(15)上に横臥する就寝者よりも上方に配置されている。この光源ユニット(40)の支持部材(43)では、上向きの斜面である第1側面(44)に電球色LED(41)が、下向きの斜面である第2側面(45)に青色LED(42)がそれぞれ取り付けられている。具体的に、第1側面(44)では、その長手方向に沿って5個の電球色LED(41)が概ね等間隔で並べられている。一方、第2側面(45)では、その長手方向に沿って5個の青色LED(42)が並んで取り付けられている。このように、マットレス(15)上の就寝者よりも上方に配置された支持部材(43)では、電球色LED(41)が斜め上向きに配置され、青色LED(42)が斜め下向きに配置されている。なお、ここで示した電球色LED(41)や青色LED(42)の個数は、単なる例示である。
光源ユニット(40)の電球色LED(41)を点灯させると、電球色LED(41)で発生した暖色系の光が就寝用空間(25)へ供給される。支持部材(43)の第1側面(44)に取り付けられた電球色LED(41)は、斜め上方へ向かって暖色系の光を放射し、放射された光は幌(13)の内面で反射されてから就寝者へ到達する。このように、電球色LED(41)による就寝用空間(25)の照明は、いわゆる間接照明となる。一方、光源ユニット(40)の青色LED(42)を点灯させると、青色LED(42)で発生した寒色系の光が就寝用空間(25)へ供給される。支持部材(43)の第2側面(45)に取り付けられた青色LED(42)は、斜め下方へ向かって寒色系の光を放射し、放射された光は直接に就寝者へ到達する。このように、青色LED(42)による就寝用空間(25)の照明は、いわゆる直接照明となる。
上記設定ボタン(32)は、複数の押しボタンによって構成されている。就寝者は、この設定ボタン(32)を操作することによって、自らの希望する起床時刻を入力する。また、照明装置(30)のオン/オフも、この設定ボタン(32)を操作することによって行われる。
上記コントローラ(31)は、設定ボタン(32)から入力された情報や、内蔵された時計の時刻情報に基づいて、光源ユニット(40)に対する制御を行う。具体的には、このコントローラ(31)は、電球色LED(41)と青色LED(42)のそれぞれに印加する電圧値を個別に調節するように構成されている。
〈コントローラ(31)の制御動作〉
上記コントローラ(31)が行う制御動作について、図7を参照しながら説明する。
時刻t1に就寝者が設定ボタン(32)を操作して照明装置(30)の電源をオンすると、コントローラ(31)は、光源ユニット(40)の電球色LED(41)を点灯させる。就寝者が幌(13)を上げると幌(13)の内側が就寝用空間(25)となり、この就寝用空間(25)の照明が電球色LED(41)によって行われる。
図7に破線で示すように、上記コントローラ(31)は、時刻t1において電球色LED(41)へ印加する電圧値を最大に設定する。その後、コントローラ(31)は、電球色LED(41)へ印加する電圧値を連続的に減少させてゆく。つまり、このコントローラ(31)は、時刻t1からの経過時間に比例して電球色LED(41)への印加電圧を引き下げてゆき、時刻t2において電球色LED(41)への印加電圧をゼロにする。
ここで、脳内で分泌されるメラトニンというホルモンが睡眠に深く関わっていることが知られている。このメラトニンの分泌量が増大すると、眠気が誘発されることになる。一方、このメラトニンの分泌は、波長が464nm前後の光を浴びると抑制されることが知られている。具体的には、波長が380nm以上525nm以下の光に、メラトニン分泌を抑制する作用が認められる。そして、就寝者の脳内におけるメラトニン分泌を抑制するためには、波長が440nm以上490nm以下の光を就寝者に当てるのが望ましく、更には波長が460nm以上470nm以下の光を就寝者に当てるのが一層望ましい。
一方、電球色LED(41)が発生させる暖色系の光には、波長464nm前後の光はあまり含まれていない(図5を参照)。そこで、本実施形態の照明装置(30)では、就寝者が入眠しようとする際には電球色LED(41)で発生した暖色系の光を就寝者に当て、就寝者の脳内におけるメラトニンの分泌を促進させて就寝者をスムーズに入眠させるようにしている。
また、就寝者の睡眠深度は就寝者に当たる光の照度に影響されることが知られており、一般には、就寝者に当たる光の照度が低いほど深い眠りが得られる。そこで、本実施形態の照明装置(30)では、就寝者が入眠する際には電球色LED(41)で発生する暖色系の光の強度を徐々に低下させ、就寝者をスムーズに深い眠りへ導くようにしている。
上記コントローラ(31)には、就寝者が設定ボタン(32)を操作して入力した起床時刻が入力されている。この起床時刻を時刻t4とすると、コントローラ(31)は、この時刻t4よりも所定時間だけ前の時刻t3を基準時刻に設定する。そして、時刻t2から時刻t3に至る間は、電球色LED(41)と青色LED(42)の何れもが消灯状態となる。
図7に実線で示すように、時刻t3になると、上記コントローラ(31)は、青色LED(42)に対して電圧を印加し始める。その後、コントローラ(31)は、青色LED(42)へ印加する電圧値を連続的に増加させてゆく。つまり、このコントローラ(31)は、時刻t3からの経過時間に比例して青色LED(42)への印加電圧を引き上げてゆき、時刻t4(即ち、就寝者が入力した起床時刻)において青色LED(42)への印加電圧を最大にする。時刻t4が経過した後は、就寝者が設定ボタン(32)を操作して照明装置(30)の電源がオフされるまで、コントローラ(31)は青色LED(42)に対する印加電圧を最大値に保持する。
上述したように、このメラトニンの分泌は、波長が464nm前後の光を浴びると抑制されることが知られている。そして、青色LED(42)が発生させる寒色系の光には、波長464nm前後の光が比較的多く含まれている(図6を参照)。そこで、本実施形態の照明装置(30)では、就寝者が目覚めようとする際には青色LED(42)で発生した寒色系の光を就寝者に当て、就寝者の脳内におけるメラトニンの分泌を抑制して就寝者をスムーズに覚醒させるようにしている。
また、上述したように、就寝者の睡眠深度は就寝者に当たる光の照度に影響されることが知られており、一般には、就寝者に当たる光の照度が高いほど睡眠深度が浅くなる。そこで、本実施形態の照明装置(30)では、就寝者が入眠する際には青色LED(42)で発生する寒色系の光の強度を徐々に増加させ、更には起床時刻である時刻t4に青色LED(42)が発生させる光の強度を最大としている。これにより、時刻t3から時刻t4へ至るまでの間に就寝者の睡眠深度が次第に浅くなってゆき、時刻t4において就寝者を心地よく目覚めさせるようにしている。
−実施形態1の効果−
本実施形態の照明装置(30)では、マットレス(15)上で就寝者が入眠しようとする際に電球色LED(41)が発生させる暖色系の光、即ちメラトニンの分泌を抑制する464nm前後の波長成分をあまり含まない光を就寝者に当て、就寝者の眠気を誘うようにしている。また、この照明装置(30)では、マットレス(15)上の就寝者が覚醒しようとする際に青色LED(42)が発生させる寒色系の光、即ちメラトニンの分泌を抑制する464nm前後の波長成分を比較的多く含む光を就寝者に当て、就寝者を覚醒へと導くようにしている。従って、本実施形態の照明装置(30)によれば、入眠時と覚醒時のそれぞれに適した色の光を切り換えて就寝者へ当てることができ、就寝者の入眠と覚醒の両方を確実に促進させることができる。
また、上記照明装置(30)では、電球色LED(41)による就寝用空間(25)の照明を間接照明としている。このため、電球色LED(41)からの暖色系の光によって就寝者が受ける刺激を緩やかにすることができ、就寝者をスムーズに入眠させることができる。更に、この照明装置(30)では、青色LED(42)による就寝用空間(25)の照明を直接照明としている。このため、青色LED(42)からの寒色系の光によって就寝者に比較的強い刺激を与えることができ、就寝者を確実に覚醒させることができる。
また、上記照明装置(30)では、就寝者が入眠する際に電球色LED(41)が発生させる暖色系の光の強度を徐々に低下させている。そして、就寝者の睡眠深度は就寝者に当たる光の照度が低いほど深くなるため、このように電球色LED(41)が発生させる光の強度を次第に低下させてゆけば、就寝者の睡眠をより深いものへとスムーズに導くことができる。
また、上記照明装置(30)では、就寝者が覚醒する際に青色LED(42)が発生させる寒色系の光の強度を徐々に増大させている。そして、就寝者の睡眠深度は就寝者に当たる光の照度が高いほど浅くなるため、このように青色LED(42)が発生させる光の強度を次第に増加させてゆけば、就寝者の睡眠をより浅いものへとスムーズに導いて心地よく目覚めさせることができる。
また、上記照明装置(30)では、就寝者が入力した起床時刻よりも所定時間だけ前から青色LED(42)への電圧印加を開始し、その後は青色LED(42)への印加電圧を次第に増加させて青色LED(42)が発生させる寒色系の光の強度を徐々に高めている。このため、基準時刻から起床時刻へ至る間に就寝者の脳内におけるメラトニンの分泌量を次第に低下させてゆくことができ、就寝者をスムーズに目覚めさせることができる。更には、就寝者の睡眠深度は就寝者に当たる光の照度が高いほど浅くなるため、このように青色LED(42)が発生させる光の強度を次第に増加させてゆけば、就寝者の睡眠をより浅いものへとスムーズに導いて心地よく目覚めさせることができる。
また、上記照明装置(30)では、就寝者が入力した起床時刻に青色LED(42)への印加電圧を最大とし、就寝者に当たる寒色系の光の強度が起床時刻において最大となるようにしている。このため、青色LED(42)が発生させる寒色系の光によるメラトニン分泌の抑制作用を起床時刻において最大とすることができ、起床時刻に就寝者を確実に目覚めさせることができる。また、この発明によれば、目覚めようとする就寝者に当たる光の照度も起床時刻において最大となるため、そのことによっても起床時刻に就寝者を確実に目覚めさせることができる。
−実施形態1の変形例−
本実施形態の照明装置(30)では、その光源ユニット(40)において、電球色LED(41)が真上を向く姿勢で配置され、青色LED(42)が真下を向く姿勢で配置されていてもよい。この場合は、支柱部材を例えば細長い四角柱状に形成し、その上面に電球色LED(41)を、その下面に青色LED(42)をそれぞれ取り付けるようにすればよい。
《発明の実施形態2》
本発明の実施形態2について説明する。本実施形態は、上記実施形態1の照明装置(30)において、光源ユニット(40)の構成を変更したものである。
図8に示すように、本実施形態の光源ユニット(40)は、上記実施形態1の支持部材(43)に代えて柱状部材(51)を備えている。この柱状部材(51)は、断面が正方形又は長方形の細長い四角柱状に形成されており、その軸方向が略水平となる姿勢でヘッドボード(20)に取り付けられる。
上記柱状部材(51)には、LED収容溝(52)が形成されている。このLED収容溝(52)は、柱状部材(51)をその前面(即ち、ヘッドボード(20)の前面側に位置する側面)から掘り下げて形成されており、柱状部材(51)の長手方向に沿って延びている。LED収容溝(52)の底面には、LED収容溝(52)の長手方向に沿って電球色LED(41)と青色LED(42)が4個ずつ取り付けられている。具体的には、4個ずつの電球色LED(41)と青色LED(42)が、交互に等間隔で一列に並べられている。一列に配列された電球色LED(41)と青色LED(42)の間には、仕切板(53)が設けられている。この仕切板(53)は、LED収容溝(52)の深さ方向へ延びる平板状の部材であって、隣り合った電球色LED(41)と青色LED(42)の間を仕切っている。なお、ここに示した電球色LED(41)や青色LED(42)の個数は、単なる例示である。
上記光源ユニット(40)には、遮蔽板(54)が設けられている。この遮蔽板(54)は、柱状部材(51)の前面におけるLED収容溝(52)の開口部よりも一回り大きな長方形板状の部材である。遮蔽板(54)には、4つの透過窓(55)が形成されている。この透過窓(55)は、遮蔽板(54)を厚み方向へ貫通する正方形状の開口である。遮蔽板(54)では、その長手方向に沿って4つの透過窓(55)が等間隔で一列に並んで形成されている。透過窓(55)同士の間隔は、隣り合った電球色LED(41)と青色LED(42)の間隔の2倍となっている。また、遮蔽板(54)では、隣り合った透過窓(55)の間の部分と、遮蔽板(54)の長手方向の両端部とが遮蔽部(56)を構成している。
上記遮蔽板(54)は、その長手方向へ柱状部材(51)の前面に沿ってスライド自在となっている。電球色LED(41)の前方に透過窓(55)が位置して青色LED(42)の前方に遮蔽部(56)が位置する状態、即ち図8(A)に示す状態では、電球色LED(41)で発生した暖色系の光だけが透過窓(55)を通過して就寝用空間(25)へ放射され、青色LED(42)で発生した寒色系の光は遮蔽部(56)によって遮られる。この状態から遮蔽板(54)を図8における右側へスライドさせると、電球色LED(41)の前方に遮蔽部(56)が位置して青色LED(42)の前方に透過窓(55)が位置する状態、即ち図8(B)に示す状態となる。この状態では、青色LED(42)で発生した寒色系の光だけが透過窓(55)を通過して就寝用空間(25)へ放射され、電球色LED(41)で発生した暖色系の光は遮蔽部(56)によって遮られる。そして、本実施形態の照明装置(30)において、コントローラ(31)は、遮蔽板(54)をスライドさせることによって、就寝用空間(25)へ供給する光を暖色系の光と寒色系の光に切り換える。
《発明の実施形態3》
本発明の実施形態3について説明する。本実施形態は、上記実施形態1の照明装置(30)において、光源ユニット(40)の構成を変更したものである。
図9に示すように、本実施形態の光源ユニット(40)は、台座部材(61)を備えている。この台座部材(61)は、同図の紙面に垂直方向へ延びる四角柱状の部材である。台座部材(61)では、その前面(即ち、ヘッドボード(20)の前面側に位置する側面)に電球色LED(41)と青色LED(42)とが複数ずつ取り付けられている。電球色LED(41)は、台座部材(61)の前面の上半分に配置され、台座部材(61)の長手方向に沿って一列に並べられている。青色LED(42)は、台座部材(61)の前面の下半分に配置され、台座部材(61)の長手方向に沿って一列に並べられている。また、台座部材(61)の前面には、上下に隣り合った電球色LED(41)と青色LED(42)の間を仕切る仕切板(62)が立設されている。
上記光源ユニット(40)は、遮蔽筒(63)を備えている。この遮蔽筒(63)は、台座部材(61)の長手方向へ延びる細長いパイプ状の部材であって、台座部材(61)の周囲を囲むように設けられている。つまり、この光源ユニット(40)では、電球色LED(41)と青色LED(42)と仕切板(62)とが取り付けられた台座部材(61)が、遮蔽筒(63)の内側に収納された状態となっている。遮蔽筒(63)には、切欠き部(64)が形成されている。この切欠き部(64)は、遮蔽筒(63)の一部を切除して形成された開口であって、遮蔽筒(63)の概ね全長に亘って開口している。
上記遮蔽筒(63)は、その中心軸周りに回転自在となっている。遮蔽筒(63)の切欠き部(64)が仕切板(62)よりも上に位置する状態、即ち図9(A)に示す状態では、電球色LED(41)で発生した暖色系の光だけが切欠き部(64)を通過して就寝用空間(25)へ放射され、青色LED(42)で発生した寒色系の光は遮蔽筒(63)によって遮られる。この状態から遮蔽筒(63)を図9における右回りに回転させると、遮蔽筒(63)の切欠き部(64)が仕切板(62)よりも下に位置する状態、即ち図9(B)に示す状態となる。この状態では、青色LED(42)で発生した寒色系の光だけが切欠き部(64)を通過して就寝用空間(25)へ放射され、電球色LED(41)で発生した暖色系の光は遮蔽筒(63)によって遮られる。そして、本実施形態の照明装置(30)において、コントローラ(31)は、遮蔽筒(63)を回転させることによって、就寝用空間(25)へ供給する光を暖色系の光と寒色系の光に切り換える。
《その他の実施形態》
上記実施形態については、以下のような構成としてもよい。
−第1変形例−
上記の各実施形態において、光源ユニット(40)は、次のような構成のものであってもよい。つまり、光源ユニット(40)は、例えば白熱電球や蛍光灯などの発光部材を1種類だけ備え、この1種類の発光部材で発生した光を例えばフィルタで調整してから就寝者へ供給するように構成されていてもよい。この場合、光源ユニット(40)は、暖色系の光を透過させるフィルタと、寒色系の光を透過させるフィルタとを備え、発光部材で生じた光が透過するフィルタを選択することによって暖色系の光と寒色系の光のどちらかを発生させる。
−第2変形例−
上記の各実施形態では、第1発光部材として電球色LED(41)を採用して第2発光部材として青色LED(42)を採用しているが、第1発光部材は電球色LED(41)に限定されるものではなく、また第2発光部材も青色LED(42)に限定されるものではない。
つまり、第1発光部材としては、暖色系の光、即ち波長が例えば570nm以上780nm以下の光を比較的多く含む光を発生させるものであれば、電球色LED(41)以外のものを採用してもよい。また、第2発光部材としては、寒色系の光、即ち波長が例えば420nm以上500nm以下の光を比較的多く含む光を発生させるものであれば、青色LED(42)以外のものを採用してもよい。
更に、第2発光部材としては、白色の光を発生させるものを採用してもよい。例えば、図10に示すように、白色LEDには、波長464nm前後の成分、即ちメラトニン分泌の抑制効果が大きな成分を比較的多く含んだ光を発生させるものもある。従って、波長464nm前後に強度のピークがある光を発生させる白色LEDを、青色LED(42)に代えて第2発光部材として採用してもよい。
−第3変形例−
上記の各実施形態では、設定ボタン(32)の操作によって就寝者が入力べき情報を、起床時刻ではなく就寝者が希望する睡眠時間としてもよい。この場合、コントローラ(31)は、電球色LED(41)を点灯した時刻t1から入力された睡眠時間が経過すると、青色LED(42)に対する電圧印加を開始することになる。
−第4変形例−
上記の各実施形態では、青色LED(42)への印加電圧を時刻t3から増大させていって時刻t4で最大となるようにしているが、これに代えて、図11に示すように、時刻t3よりも遅い時刻t3'から青色LED(42)への印加電圧を増加させ始め、起床時刻である時刻t4を過ぎてから青色LED(42)への印加電圧を最大とするようにしてもよい。
−第5変形例−
上記の各実施形態では、時刻t1から時刻t2へ至るまでに電球色LED(41)への印加電圧を経過時間に比例して減少させているが、これに代えて、例えば経過時間に対して二次関数的に減少させていってもよい。また、電球色LED(41)への印加電圧を連続的に減少させるのではなく、電球色LED(41)への印加電圧を複数回に分けて段階的に減少させていってもよい。更に、時刻t1から時刻t2に亘って電球色LED(41)への印加電圧を最大に保ち、時刻t2になった時点で電球色LED(41)への電圧の印加を停止させてもよい。
−第6変形例−
上記の各実施形態では、時刻t3から時刻t4へ至るまでに青色LED(42)への印加電圧を経過時間に比例して増加させているが、これに代えて、例えば経過時間に対して二次関数的に増加させていってもよい。また、青色LED(42)への印加電圧を連続的に増加させるのではなく、青色LED(42)への印加電圧を複数回に分けて段階的に増加させていってもよい。更に、起床時刻である時刻t4になった時点で、青色LED(42)へ最大値の電圧を印加するようにしてもよい。
−第7変形例−
上記の各実施形態では、図12に示すように、時刻t1に電球色LED(41)への電圧印加を開始した後は起床時刻である時刻t4へ至るまでの間に電球色LED(41)への印加電圧を徐々に減少させてゆくと同時に、時刻t1から時刻t4へ至るまでの間に青色LED(42)への印加電圧を徐々に増加させていってもよい。この場合、時刻t1から時刻t4へ至る間は、電球色LED(41)と青色LED(42)の両方が点灯した状態となり、電球色LED(41)で発生する暖色系の光の強度が次第に減少してゆく一方、青色LED(42)で発生する寒色系の光の強度が次第に増加してゆく。つまり、時刻t1から時刻t4へ至る間に光源ユニット(40)から就寝用空間(25)へ供給される光は、その照度が概ね一定に保たれ、そこに最も多く含まれる波長成分が600nm前後から464nm前後へと次第に移行してゆく。
なお、以上の実施形態は、本質的に好ましい例示であって、本発明、その適用物、あるいはその用途の範囲を制限することを意図するものではない。
以上説明したように、本発明は、就寝者が眠るための就寝用空間を照明する照明装置やこの照明装置を備えるベッドについて有用である。
幌を収納した状態の幌付ベッドの概略斜視図である。 幌を半ばまで引き上げた状態の幌付ベッドの概略斜視図である。 実施形態1における照明装置の概略構成図である。 実施形態1における光源ユニットの概略斜視図である。 電球色LEDが発生させる光の特性を示す波長と発光強度の関係図である。 青色LEDが発生させる光の特性を示す波長と発光強度の関係図である。 実施形態1での電球色LED及び青色LEDに対する印加電圧の変化を示すタイムチャートである。 実施形態2における光源ユニットの平面視の概略断面図であって、(A)は電球色LEDの光が透過窓を通過する状態を示す図であり、(B)は青色LEDの光が透過窓を通過する状態を示す図である。 実施形態3における光源ユニットの概略横断面図であって、(A)は電球色LEDの光が切欠き部を通過する状態を示す図であり、(B)は青色LEDの光が切欠き部を通過する状態を示す図である。 白色LEDが発生させる光の特性を示す波長と発光強度の関係図である。 その他の実施形態の第4変形例での電球色LED及び青色LEDに対する印加電圧の変化を示すタイムチャートである。 その他の実施形態の第7変形例での電球色LED及び青色LEDに対する印加電圧の変化を示すタイムチャートである。
符号の説明
10 幌付ベッド(ベッド)
11 ベッド本体
20 ヘッドボード
25 就寝用空間
30 照明装置
31 コントローラ(制御手段)
32 設定ボタン(入力手段)
40 光源ユニット(光源手段)
41 電球色LED、第1発光部材
42 青色LED、第2発光部材
43 支持部材
44 第1側面
45 第2側面
46 取付面

Claims (14)

  1. 人が眠るための就寝用空間(25)の照明を行う照明装置であって、
    暖色系の光と寒色系又は白色の光とを発生させる光源手段(40)を備え、
    上記就寝用空間(25)内の就寝者が眠りにつく際には暖色系の光を上記光源手段(40)によって発生させ、該就寝者が目覚める際には寒色系又は白色の光を上記光源手段(40)によって発生させる
    ことを特徴とする照明装置。
  2. 請求項1において、
    上記光源手段(40)は、暖色系の光を発生させる第1発光部材(41)と、寒色系又は白色の光を発生させる第2発光部材(42)とを備えている
    ことを特徴とする照明装置。
  3. 請求項2において、
    電球色LED(41)を上記第1発光部材として備え、青色LED(42)又は白色LEDを上記第2発光部材として備えている
    ことを特徴とする照明装置。
  4. 請求項2又は3において、
    上記第1発光部材(41)は、就寝者よりも高い位置に上向き又は斜め上向きの姿勢で設置され、
    上記第2発光部材(42)は、就寝者よりも高い位置に下向き又は斜め下向きの姿勢で設置されている
    ことを特徴とする照明装置。
  5. 請求項4において、
    三角柱状に形成されると共にその軸方向が略水平となる姿勢で就寝者よりも高い位置に設置される支持部材(43)を備えており、
    上記支持部材(43)では、その1つの側面が照明装置の取り付け対象に当接する取付面(46)を構成すると共に、該取付面(46)に隣接する2つの側面のうち上向きの斜面となる第1側面(44)に第1発光部材(41)が、下向きの斜面となる第2側面(45)に第2発光部材(42)がそれぞれ設置されている
    ことを特徴とする照明装置。
  6. 請求項1又は2において、
    上記光源手段(40)で発生する暖色系の光の強度が段階的に又は連続的に減少してゆくように該光源手段(40)を制御する制御手段(31)を備えている
    ことを特徴とする照明装置。
  7. 請求項1又は2において、
    上記光源手段(40)で発生する寒色系の光の強度が段階的に又は連続的に増加してゆくように該光源手段(40)を制御する制御手段(31)を備えている
    ことを特徴とする照明装置。
  8. 請求項6において、
    就寝者が睡眠時間を入力するための入力手段(32)を備えており、
    上記制御手段(31)は、光源手段(40)で発生する暖色系の光の強度を減少させ始めた時点から上記睡眠時間が経過すると上記光源手段(40)に寒色系の光を発生させ始める
    ことを特徴とする照明装置。
  9. 請求項1又は2において、
    就寝者が起床時刻を入力するための入力手段(32)と、
    上記入力手段(32)から入力された起床時刻に基づいて基準時刻を設定して該基準時刻になると上記光源手段(40)に寒色系の光を発生させ始める制御手段(31)とを備えている
    ことを特徴とする照明装置。
  10. 請求項9において、
    上記制御手段(31)は、上記入力手段(32)から入力された起床時刻を基準時刻に設定するように構成されている
    ことを特徴とする照明装置。
  11. 請求項9において、
    上記制御手段(31)は、上記入力手段(32)から入力された起床時刻よりも所定時間だけ前の時刻を基準時刻に設定するように構成されている
    ことを特徴とする照明装置。
  12. 請求項11において、
    上記制御手段(31)は、上記光源手段(40)で発生する寒色系の光の強度が基準時刻から段階的に又は連続的に増大してゆくように該光源手段(40)を制御する
    ことを特徴とする照明装置。
  13. 請求項12において、
    上記制御手段(31)は、段階的又は連続的に増大してゆく寒色系の光の強度が起床時刻に最大となるように上記光源手段(40)を制御する
    ことを特徴とする照明装置。
  14. 人が横臥するためのベッド本体(11)と、該ベッド本体(11)の一端側に立設されたヘッドボード(20)とを備えるベッドであって、
    請求項1乃至13の何れか1つの照明装置(30)を備えており、
    上記照明装置の光源手段(40)が上記ヘッドボード(20)に取り付けられている
    ことを特徴とするベッド。
JP2005073440A 2005-03-15 2005-03-15 照明装置およびベッド Pending JP2006260831A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005073440A JP2006260831A (ja) 2005-03-15 2005-03-15 照明装置およびベッド

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005073440A JP2006260831A (ja) 2005-03-15 2005-03-15 照明装置およびベッド

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2006260831A true JP2006260831A (ja) 2006-09-28

Family

ID=37099846

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005073440A Pending JP2006260831A (ja) 2005-03-15 2005-03-15 照明装置およびベッド

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2006260831A (ja)

Cited By (14)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009117080A (ja) * 2007-11-02 2009-05-28 Sharp Corp 照明装置
JP2009224277A (ja) * 2008-03-18 2009-10-01 Yamaguchi Univ 室内照明装置
JP2010521045A (ja) * 2007-03-09 2010-06-17 コーニンクレッカ フィリップス エレクトロニクス エヌ ヴィ 活力の刺激のための照明システム
JP2011510442A (ja) * 2008-01-17 2011-03-31 コーニンクレッカ フィリップス エレクトロニクス エヌ ヴィ 照明デバイス
JP2011233291A (ja) * 2010-04-26 2011-11-17 Sharp Corp 照明装置
JP2012524369A (ja) * 2009-04-16 2012-10-11 コーニンクレッカ フィリップス エレクトロニクス エヌ ヴィ 照明装置及び睡眠慣性を低減する又は覚醒状態を制御する方法
WO2013061749A1 (ja) * 2011-10-26 2013-05-02 パナソニック株式会社 照明装置及びそれを用いた照明器具
JP2015026585A (ja) * 2013-07-29 2015-02-05 パナソニック株式会社 照明システム
JP2015041612A (ja) * 2013-08-23 2015-03-02 パナソニック株式会社 照明器具、および照明方法
US9488333B2 (en) 2012-06-12 2016-11-08 Panasonic Intellectual Property Management Co., Ltd. Lighting device
JP2019529049A (ja) * 2016-09-28 2019-10-17 ヘライト 睡眠支援装置
JP2020098795A (ja) * 2014-11-14 2020-06-25 ピュリルーム インク 先進的な発光ダイオード照明器具
CN115320406A (zh) * 2022-09-08 2022-11-11 中国第一汽车股份有限公司 一种降低纯电动车起步或者急加速急减速抖动的控制方法
JP2022173322A (ja) * 2018-03-12 2022-11-18 パラマウントベッド株式会社 制御装置及び電動家具

Cited By (18)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010521045A (ja) * 2007-03-09 2010-06-17 コーニンクレッカ フィリップス エレクトロニクス エヌ ヴィ 活力の刺激のための照明システム
JP2009117080A (ja) * 2007-11-02 2009-05-28 Sharp Corp 照明装置
JP2011510442A (ja) * 2008-01-17 2011-03-31 コーニンクレッカ フィリップス エレクトロニクス エヌ ヴィ 照明デバイス
KR101555891B1 (ko) * 2008-01-17 2015-09-30 코닌클리케 필립스 엔.브이. 조명 장치
JP2009224277A (ja) * 2008-03-18 2009-10-01 Yamaguchi Univ 室内照明装置
JP2012524369A (ja) * 2009-04-16 2012-10-11 コーニンクレッカ フィリップス エレクトロニクス エヌ ヴィ 照明装置及び睡眠慣性を低減する又は覚醒状態を制御する方法
JP2011233291A (ja) * 2010-04-26 2011-11-17 Sharp Corp 照明装置
WO2013061749A1 (ja) * 2011-10-26 2013-05-02 パナソニック株式会社 照明装置及びそれを用いた照明器具
JPWO2013061749A1 (ja) * 2011-10-26 2015-04-02 パナソニック株式会社 照明装置及びそれを用いた照明器具
US9488333B2 (en) 2012-06-12 2016-11-08 Panasonic Intellectual Property Management Co., Ltd. Lighting device
JP2015026585A (ja) * 2013-07-29 2015-02-05 パナソニック株式会社 照明システム
JP2015041612A (ja) * 2013-08-23 2015-03-02 パナソニック株式会社 照明器具、および照明方法
JP2020098795A (ja) * 2014-11-14 2020-06-25 ピュリルーム インク 先進的な発光ダイオード照明器具
JP2019529049A (ja) * 2016-09-28 2019-10-17 ヘライト 睡眠支援装置
JP7277925B2 (ja) 2016-09-28 2023-05-19 ヘライト 睡眠支援装置
JP2022173322A (ja) * 2018-03-12 2022-11-18 パラマウントベッド株式会社 制御装置及び電動家具
JP7469417B2 (ja) 2018-03-12 2024-04-16 パラマウントベッド株式会社 制御装置及び電動家具
CN115320406A (zh) * 2022-09-08 2022-11-11 中国第一汽车股份有限公司 一种降低纯电动车起步或者急加速急减速抖动的控制方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2006260831A (ja) 照明装置およびベッド
JP5386576B2 (ja) 覚醒システム
JP2007294143A (ja) 照明装置及び該照明装置を備えたベッド
US7824058B2 (en) Wake-up apparatus
JP4755032B2 (ja) 照明式覚醒装置
JP5263841B2 (ja) 照明装置
JP2008053083A (ja) 照明装置及び該照明装置を備えたベッド
JP4956101B2 (ja) 照明システム
JP2009117160A (ja) Led照明装置
JP6876976B2 (ja) 照明システム及び移動体
JP2014054290A (ja) 照明システムおよび照明制御方法
US9840194B2 (en) Illumination system and mobile body
JP6616254B2 (ja) 照明装置
JP2013222651A (ja) 照明装置、および睡眠障害治療器
JP2010022672A (ja) 生体リズム補助照明装置
JP6490556B2 (ja) 照明装置
JP2014222587A (ja) 照明器具
JP2008238957A (ja) 車室内照明装置
JP4725335B2 (ja) 目覚まし装置
JP2007328954A (ja) 照明器具
JP2005339993A (ja) 照明制御方法及び照明制御システム
KR102635272B1 (ko) Hcl 기반의 조명등기구
JP6106965B2 (ja) 照明付きベッド
JP4570577B2 (ja) 間接照明装置
JPH0678895U (ja) 快適起床環境装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20060627

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20090312

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20090324

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20090929