JP2014222587A - 照明器具 - Google Patents

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Abstract

【課題】就寝者を設定時間に快適に覚醒させることができる照明器具を提供する。【解決手段】天井面11に取付可能な器具本体20には、天井面11に沿って光を照射可能な間接光発光部30Aと、天井面11から離れる方向に光を照射可能な直接光発光部40とが設けられている。また、器具本体20には、間接光発光部30Aおよび直接光発光部40を点灯、消灯および調光する制御部23が設けられている。制御部23は、あらかじめ設定された起床時刻前の点灯開始時刻に間接光発光部および直接光発光部を高点灯状態よりも光量が少ない低点灯状態で点灯させ、次いで間接光発光部30Aおよび直接光発光部40を増光させる起床モードを有する。そして、制御部23は、起床モードにおいて、先に間接光発光部30Aを低点灯状態で点灯させ、次いで直接光発光部40を低点灯状態で点灯させる。これにより、就寝者Mを徐々に明るさに慣れさせて、起床時刻T0に快適に覚醒させることができる。【選択図】図5

Description

本発明は、所定の時間に点灯させて就寝者を覚醒させることができる照明器具に関するものである。
従来、寝室等の天井面に取り付けて、所定の時間に点灯させることにより、就寝者を目覚めさせることができる照明器具が知られている(例えば、非特許文献1参照)。
図11に示すように、非特許文献1に記載の照明器具においては、就寝時には、おやすみ設定時間から徐々に暗くなり、消灯する。
また、起床時には、起床時間の所定時間(例えば30分)前にスイッチがオンとなり、所定時間をかけて徐々に明るくなって、起床時刻には全灯する。これにより、体をゆっくり覚醒状態へ移行させる。
"住宅照明|LEDシーリング|コイズミ照明株式会社"、[online]、コイズミ照明株式会社、「平成25年5月13日検索」、インターネット(http://www.koizumi-lt.co.jp/product/jyutaku/ledceiling/)
しかしながら、前述した非特許文献1に記載の従来の照明器具においては、直接光を調整しながら就寝者に照射するため、設定時刻前に就寝者が急激に覚醒して起床し、起床した就寝者に不快感を感じさせる可能性があるという問題があった。
本発明は、従来の問題を解決するためになされたもので、就寝者を設定時間に快適に覚醒させることができる照明器具を提供することを目的とする。
本発明の照明器具は、天井面に取付可能な器具本体と、前記器具本体に支持され、前記天井面に沿って光を照射可能な間接光発光部と、前記器具本体に支持され、前記天井面から離れる方向に光を照射可能な直接光発光部と、前記間接光発光部および前記直接光発光部を点灯、消灯および調光する制御部と、を備え、前記制御部は、あらかじめ設定された起床時刻前の点灯開始時刻に前記間接光発光部および前記直接光発光部を高点灯状態よりも光量が少ない低点灯状態で点灯させ、次いで前記間接光発光部および前記直接光発光部を増光させる起床モードを有し、前記起床モードにおいて、前記制御部は先に前記間接光発光部を前記低点灯状態で点灯させ、次いで前記直接光発光部を前記低点灯状態で点灯させるものである。
また、本発明の照明器具では、前記直接光発光部は、電球色LEDおよび白色LEDを有し、前記起床モードにおいて、前記制御部は前記直接光発光部として前記電球色LEDを点灯させるものである。
また、本発明の照明器具では、前記起床モードにおいて、前記制御部は前記直接光発光部として先に前記電球色LEDを点灯させ、次に前記白色LEDを点灯させるものである。
また、本発明の照明器具では、前記間接光発光部は、前記天井面に沿って互いに離れる方向に間接光を光照射可能な第1間接光発光部および第2間接光発光部を有し、前記起床モードにおいて、前記制御部は前記間接光発光部として前記第1間接光発光部を点灯させるものである。
また、本発明の照明器具では、前記間接光発光部は、前記第1間接光発光部および前記第2間接光発光部をそれぞれ複数有するものである。
さらに、本発明の照明器具は、寝室に用いられるものである。
本発明では、制御部は、起床モードにおいて、先に間接光発光部を低点灯状態で点灯させ、次いで直接光発光部を低点灯状態で点灯させる。これにより、就寝者を徐々に明るさに慣れさせて、設定時間に快適に覚醒させることができるという効果を有する照明器具を提供できる。
(A)は本発明に係る第1実施形態の照明器具の断面図であり、(B)は下方から見た平面図 本発明に係る第1実施形態の照明器具の分解斜視図 本発明に係る第1実施形態の照明器具を上方から見た平面図 図2中IV部分の分解斜視図 本発明に係る第1実施形態の照明器具における制御部の制御内容を示すタイムチャート 起床モードにおいて第1間接光発光部を点灯させた寝室の状態を示す説明図 起床モードにおいて直接光発光部の電球色LEDを点灯させた寝室の状態を示す説明図 起床モードにおいて直接光発光部の白色LEDを点灯させた寝室の状態を示す説明図 本発明に係る第2実施形態の照明器具における制御部の制御内容を示すタイムチャート (A)ないし(C)は間接光発光部の配置の変形例を示す説明図 従来の照明器具における起床モード等における光量の変化を示すグラフ
(第1実施形態)
以下、第1実施形態の照明器具について、図面を用いて説明する。
図1(A)および図1(B)に示すように、第1実施形態の照明器具10は、被取付部である天井面11等に取り付けられて主に下方を照明するのに適する。
図2にも示すように、照明器具10は、天井面11に取り付けられている引っ掛けシーリング12に取り付けるための取付金具21を中央に有する例えば円板状の器具本体20を有する。また、器具本体20の中央部における取付金具21の近傍には、取付金具21から電力の供給を受けて、後述する複数の光源を個別に制御する制御部23が設けられている。
制御部23の操作は、リモコン(図示省略)や、壁に取り付けた操作盤(図示省略)等によって行うことができる。
なお、器具本体20の外周には、円環状の枠部22が設けられており、所定間隔(ここでは、中心角120度)で、開口部221が設けられている。開口部221には、補助光源70が取り付けられる。
器具本体20の上側(すなわち、天井面11側)には、間接光発光部30A、上枠32および上カバー31が設けられている。また、器具本体20の下側(すなわち、照明方向側)には、直接光発光部40、直接光発光部40用の光学部材であるレンズ60が設けられている。
直接光発光部40は、天井面11から離れる方向(すなわち、下方)に光を照射可能である。直接光発光部40は、器具本体20の円形を複数個に分割した部分円弧状の基板41を有しており、各基板41には、複数のLED42が実装されている。
直接光発光部40は、電球色LEDおよび白色LEDを有する。直接光発光部40における電球色LEDおよび白色LEDの配置は任意である。例えば基板41上の2列配置されている場合に、内側の列を電球色LEDとし、外側の列を白色LEDとすることができる。あるいは、各列において、電球色LEDと白色LEDを交互に配置することも可能である。
各基板41は制御部23に接続されており、各直接光発光部40における電球色LEDおよび白色LEDは、制御部23の制御により点灯、消灯および調光される。
直接光発光部40の前方には、直接光発光部40が発した光を受けて光を拡散する透光性のパネル50が設けられている。
図3に示すように、器具本体20の上側には、間接光発光部30Aが設けられている。間接光発光部30Aは、天井面11に沿って水平方向に光を照射可能である。
間接光発光部30Aは、寝室13において就寝者M(図6参照)の頭側の壁14に対向する第1間接光発光部301と、第1間接光発光部301とは反対側に設けられている第2間接光発光部302とを有する。第1間接光発光部301および第2間接光発光部302は、各々複数個(ここでは、各々2個)設けられている。
なお、図3においては、第1間接光発光部301と第2間接光発光部302とが、分離して配置されている。
図4に示すように、間接光発光部30Aは、LED33を実装する基板34と、基板34を器具本体20の上面に取り付けるための取付具35と、LED33の前面を覆うレンズ36を有する。基板34は制御部23に接続されており、LED33は制御部23の制御により点灯、消灯および調光される。
取付具35は全体L字形状をしており、基板34およびレンズ36を、器具本体20の上面に直交するように取り付ける。従ってLED33からの光は、器具本体20の上面と平行に外側へ向けて出射される。
次に、起床時刻T0に就寝者を目覚めさせる起床モードにおける、制御部23による間接光発光部30Aおよび直接光発光部40の制御について説明する。
図5に示すように、まず、間接光点灯開始時刻T1になると、制御部23は間接光発光部30Aの第1間接光発光部301(または、第1間接光発光部301および第2間接光発光部302)を点灯させる。このとき、光量が少ない低点灯状態で点灯させ、次第に間接光発光部30Aの光量を増加させる。光量の増加は、図5に示すように、段階的に行うことができるが、連続的に増加することもできる。
これにより、図6に示すように、第1間接光発光部301が低点灯状態で寝室13の頭側の壁14を照らす。また、第1間接光発光部301および第2間接光発光部302を点灯させた場合には、足下側も照らす(図6中点線で表示)。いずれの場合も、就寝者の頭には光が照射されない。
図5に示すように、第1間接光発光部301の光量が全灯状態(100%)に達したら、制御部23は、直接光発光部40を点灯させる(電球色直接光点灯開始時刻T2)。
このとき、制御部23は、直接光発光部40として、電球色LEDを光量が少ない低点灯状態で点灯させ、次第の光量を増加させる。光量の増加は、段階的または連続的でも可能である。
また、第1間接光発光部301は、全灯状態を保持する。
これにより、図7に示すように、直接光発光部40の電球色LEDが低点灯状態で寝室13を照らし初め、次第に光量を増す。
そして、図5に示すように、直接光発光部40の電球色LEDの光量が全灯状態に達したら、制御部23は、直接光発光部40の白色LEDを光量が少ない低点灯状態で点灯させる(白色直接光点灯開始時刻T3)。そして、直接光発光部40の白色LEDの光量を次第に増加して、起床時刻T0には全灯状態となる。
このとき、制御部23は、第1間接光発光部301および直接光発光部40の電球色LEDは、全灯状態を保持する。
これにより、図8に示すように、寝室13は第1間接光発光部301および直接光発光部40によって明るく照明される。
次に、第1実施形態の照明器具10の作用効果について説明する。
天井面11に取付可能な器具本体20には、天井面11に沿って光を照射可能な間接光発光部30Aと、天井面11から離れる方向に光を照射可能な直接光発光部40とが設けられている。また、器具本体20には、間接光発光部30Aおよび直接光発光部40を点灯、消灯および調光する制御部23が設けられている。
起床モードにおいて制御部23は、あらかじめ設定された起床時刻T0前の点灯開始時刻(T1、T2、T3)に、間接光発光部30Aおよび直接光発光部40を高点灯状態よりも光量が少ない低点灯状態で点灯させる。次いで、間接光発光部30Aおよび直接光発光部40を増光させる。
そして、制御部23は、起床モードにおいて、先に間接光発光部30Aを低点灯状態で点灯させ、次いで直接光発光部40を低点灯状態で点灯させる。
これにより、就寝者Mを徐々に明るさに慣れさせて、起床時刻T0に快適に覚醒させることができる。
また、照明器具10では、直接光発光部40は電球色LEDおよび白色LEDを有し、起床モードにおいては、制御部23は直接光発光部40として暖かい感じのする電球色LEDを点灯させる。
これにより、就寝者Mが急激に覚醒して、不快感を感じるのを防止することができる。
また、照明器具10では、起床モードにおいては、制御部23は直接光発光部40として、暖かな感じの電球色LEDを点灯させ、次に白色LEDを点灯させる。
これにより、就寝者Mが急激に覚醒して、不快感を感じるのを防止することができる。
また、照明器具10では、間接光発光部30Aは、天井面11に沿って互いに離れる方向に間接光を光照射可能な第1間接光発光部301および第2間接光発光部302を有する。そして、起床モードにおいては、制御部23は間接光発光部30Aとして第1間接光発光部301を点灯させる。
このため、就寝者Mの頭の側に位置する壁14に第1間接光発光部301を向けておくことにより、頭側の壁14を第1間接光発光部301の軟らかな光を照射するので、快適な目覚めをすることができる。
また、照明器具10では、間接光発光部30Aは、第1間接光発光部301および第2間接光発光部302をそれぞれ複数有する。
このため、テレビを見たり映画を見たりする場合に好適な間接照明を演出することができる。
さらに、照明器具10は、寝室13に用いることにより、就寝者Mを、起床時刻T0に快適に覚醒させることができる。
(第2実施形態)
次に、第2実施形態の照明器具について説明する。
なお、前述した第1実施形態の照明器具10と共通する部位には同じ符号を付して、重複する説明を省略することとする。
図9に示すように、第2実施形態の照明器具においては、制御部23は、間接光発光部30Aが全灯状態に達して、電球色直接光点灯開始時刻T2に直接光発光部40の電球色LEDの点灯を開始すると、間接光発光部30Aの光量を徐々に減少させる。
そして、直接光発光部40の電球色LEDが全灯状態に達する頃には、間接光発光部30Aを消灯する。
また、制御部23は、直接光発光部40の電球色LEDが全灯状態に達して、白色直接光点灯開始時刻T3に直接光発光部40の白色LEDの点灯を開始すると、電球色LEDの光量を徐々に減少させる。
そして、直接光発光部40の白色LEDが全灯状態に達する起床時刻T0には、直接光発光部40の電球色LEDを消灯する。
以上、説明した第2実施形態の照明器具においても、前述した第1実施形態の照明器具10と同様の作用・効果を有する。
さらに、第2実施形態の照明器具では、先に点灯した間接光発光部30Aおよび直接光発光部40の電球色LEDを、順次消灯するので、省エネを図ることができる。
本発明の照明器具は、前述した各実施形態に限定されるものでなく、適宜な変形、改良等が可能である。
例えば、前述した各実施形態においては、間接光発光部30Aとして、図3に示すように、第1間接光発光部301と、第2間接光発光部302とを2個ずつ分離して配置した場合について例示した。
この他、図10(A)に示すように、間接光発光部30Bとして、1個の第1間接光発光部301と、1個の第2間接光発光部302とを、中心に対して対称位置に配置することも可能である。
また、図10(B)に示すように、間接光発光部30Cとして、2個の第1間接光発光部301と、2個の第2間接光発光部302とを、等間隔で配置して、1個の第1間接光発光部301を壁14に正対させることも可能である。
さらに、図10(C)に示すように、間接光発光部30Dとして、2個の第1間接光発光部301と、2個の第2間接光発光部302とを、等間隔で配置して、2個の第1間接光発光部301の中間を壁14に正対させることも可能である。
10 照明器具
11 天井面
13 寝室
20 器具本体
23 制御部
30A、30B、30C、30D 間接光発光部
301 第1間接光発光部
302 第2間接光発光部
40 直接光発光部
T0 起床時刻

Claims (6)

  1. 天井面に取付可能な器具本体と、
    前記器具本体に支持され、前記天井面に沿って光を照射可能な間接光発光部と、
    前記器具本体に支持され、前記天井面から離れる方向に光を照射可能な直接光発光部と、
    前記間接光発光部および前記直接光発光部を点灯、消灯および調光する制御部と、を備え、
    前記制御部は、あらかじめ設定された起床時刻前の点灯開始時刻に前記間接光発光部および前記直接光発光部を高点灯状態よりも光量が少ない低点灯状態で点灯させ、次いで前記間接光発光部および前記直接光発光部を増光させる起床モードを有し、
    前記起床モードにおいて、前記制御部は先に前記間接光発光部を前記低点灯状態で点灯させ、次いで前記直接光発光部を前記低点灯状態で点灯させる照明器具。
  2. 請求項1に記載の照明器具において、
    前記直接光発光部は、電球色LEDおよび白色LEDを有し、
    前記起床モードにおいて、前記制御部は前記直接光発光部として前記電球色LEDを点灯させる照明器具。
  3. 請求項2に記載の照明器具において、
    前記起床モードにおいて、前記制御部は前記直接光発光部として先に前記電球色LEDを点灯させ、次に前記白色LEDを点灯させる照明器具。
  4. 請求項1〜請求項3のうちのいずれか1項に記載の照明器具において、
    前記間接光発光部は、前記天井面に沿って互いに離れる方向に間接光を光照射可能な第1間接光発光部および第2間接光発光部を有し、
    前記起床モードにおいて、前記制御部は前記間接光発光部として前記第1間接光発光部を点灯させる照明器具。
  5. 請求項4に記載の照明器具において、
    前記間接光発光部は、前記第1間接光発光部および前記第2間接光発光部をそれぞれ複数有する照明器具。
  6. 請求項1〜請求項5のうちのいずれか1項に記載の照明器具において、
    寝室に用いられる照明器具。
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