JP5643489B2 - 照明灯および照明装置 - Google Patents

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Description

本発明は、照明灯および照明装置に関する。
天井照明や壁面照明のためには通常長管形の蛍光灯が用いられる。また、ライン状の照明の継ぎ目を感じさせないために例えば間接照明などにおいては、直接目視できない溝部内において長管形の蛍光灯の端部を重ねて配置することも行われている。さらに、長管形の蛍光灯自体の構造を工夫して端部まで発光するようにし、蛍光灯をライン状に配列しても継ぎ目を感じさせないようにすることも提案されている。(特許文献1)一方、近年LEDの利用が進む中で、白色LEDを蛍光灯と互換可能に構成して一般の天井照明に用いることも提案されている。(特許文献2)
特開2008−282743号公報 特開2004−335426号公報
しかしながら、照明の現場においては多様な要請があり、これに応えるためにはまだ種々検討すべき課題が多い。
本発明の課題は、上記に鑑み、照明における実際上の種々の要請に応えることが可能な照明灯および照明装置を提供することにある。
上記課題を解決するため、本発明は、第1LED群と、第1LED群とは異なった領域に配される第2LED群と、第1LED群の点灯を制御する第1制御部と、第2LED群の点灯を制御する第2制御部と、第1LED群と第2LED群を互いに独立して制御するための制御信号を第1制御部と第2制御部に外部から入力する信号入力部とを有する照明灯を提供する。これによって単一の照明灯を複数の部分に分割して互いに独立して制御することが可能となる。この特徴は特に、第1LED群が列状に配される複数のLEDを有するとともに、第2LED群は第1LED群の列の延長線上に列状に配される複数のLEDを有する場合に好適であり、列状に配されたLED群を有する照明灯の途中から発光態様を変えることができる。
本発明の具体的な特徴によれば第1LED群および第1制御部に給電する第1電源部と、第2LED群および第2制御部に給電する第2電源部が照明灯に設けられる。この特徴によれば、電源部単位で独立に制御を行うことができ、現実的である。また、他の具体的な特徴によれば、第1LED群および第1制御部を実装する第1基板と、第2LED群および前記第2制御部を実装する第2基板とが照明灯に設けられる。この特徴によれば基板単位で独立に制御を行うことができ、好適である。さらに、他の具体的な特徴によれば、第1LED群は直列接続された複数のLEDを有し、第2LED群は第1LED群とは別に直列接続された複数のLEDを有する。この特徴によれば、LEDの直列接続という最終単位毎にきめ細かく制御を行うことが可能となる。
本発明の他の特徴によれば、列状の第1発光部と第1発光部の列の延長上に配される列状の第2発光部と、第1発光部の点灯を制御する第1制御部と、第2発光部の点灯を制御する第2制御部と、第1発光部と第2LED群を互いに独立して制御するための制御信号を第1制御部と第2制御部に外部から入力する信号入力部とを有する照明灯が提供される。このように、本発明によれば、特に列状の発光部を有する照明灯を途中から発光態様を変えて制御することが可能となり、照明灯を多様な態様で点灯させ、状況に最適の照明を実現することができる。
本発明の他の特徴によれば、列状の第1発光部と第1発光部の列の延長上に配される列状の第2発光部を有する第1照明灯と、第2発光部の列の延長上に配される列状の第3発光部と前記第3発光部の列の延長上に配される列状の第4発光部を有する第2照明灯と、前記第1発光部と前記第2発光部を異なった発光態様とするとともに前記前記第2発光部と前記第3発光部を同じ発光態様に制御可能な制御部とを有する照明装置が提供される。この特徴によれば、第1照明灯の途中から発光態様を変えるとともに第1照明灯から第2照明灯との間は継ぎ目のない連続した一本の照明灯として連続しているような発光態様が可能となり、照明灯を多様な態様で点灯させ、状況に最適の照明を実現することができる。
本発明の他の特徴によれば、複数の発光部と、複数の発光部を互いに独立して制御する制御部と、異なった位置に配置される複数の測光部と、複数の測光部の測光結果に基づき制御部による制御内容を指令する司令部とを有する照明装置が提供される。この特徴によれば、照明対象の測光により照明灯を多様な態様で点灯させ、状況に最適の照明を実現することができる。例えば、昼間において外光が入っている窓際の照明を落とすとともに外光が届きにくい室内側の照明を強くし、部屋全体として均一な照明を行うことなどが可能となる。なお、複数の測光部が複数の発光部にそれぞれ近接して配置される場合は構成が容易となるが発光部自身の発光による測光部への影響を補正するために補正手段を設ける。また、複数の測光部を複数の発光部によりそれぞれ照明される位置する場合は外光と発光部による照明の両者の影響を直接測定することが可能となる。
本発明の他の特徴によれば、複数の発光部と、複数の発光部を互いに独立して制御する制御部と、目標位置の決定手段と、決定手段によって決定された目標位置を中心とする照明態様となるよう制御部による制御内容を指令する司令部とを有する照明装置が提供される。これによって照明灯を多様な態様で点灯させ、状況に最適の照明を実現することができる。上記本発明の具体的な特徴によれば、司令部は、目標位置を中心に目標位置から遠い部分の照明を担当する発光部の発光量を落とすよう前記制御無に指令する。これによって広い部屋等であっても照明の必要性に応じた照明が可能となる。上記本発明の具体的な特徴によれば、目標位置の決定手段は、人の存否を感知する手段であり、室内の人の入るところを重点的に照明することが可能となる。
上記のように本発明によれば、照明灯を多様な態様で点灯させることが可能となり、状況に最適の照明を実現することができる。
本発明の照明装置の実施例1の種々の点灯状態における外観図である。(実施例1) 実施例1の照明装置を天井に設置した際の配置図である。 実施例1の要部断面を模式的に示したブロック図である。 実施例1のLED照明灯の詳細構成を示すブロック図である。 実施例1の白色LED群等の詳細構成を示すブロック図である。 実施例1のリモコンの詳細構成を示すブロック図である。 実施例1における照明制御部の機能を示すフローチャートである。 実施例1におけるリモコン制御部の機能を示す基本フローチャートである。 図8のステップS48の詳細を示すフローチャートである。 図8のステップS64詳細を示すフローチャートである。 図8のステップS68の詳細を示すフローチャートである。 本発明の実施例2のLED照明灯の詳細構成を示すブロック図である。(実施例2) 本発明の実施例3のLED照明灯の詳細構成を示すブロック図である。(実施例3) 本発明の実施例4における点灯態様を示す照明装置の天井配置図である。(実施例4) 本発明の実施例5の要部を模式的に示したブロック図である。(実施例5) 実施例5における照明制御部の機能を示すフローチャートである。 図16のステップS164の詳細を示すフローチャートである。 本発明の実施例6の要部を模式的に示したブロック図である。(実施例6) 本発明の実施例7における点灯態様を示す照明装置の天井配置図である。(実施例7) 実施例7の要部を模式的に示したブロック図である。
図1は、本発明の実施の形態に係る照明装置の実施例1における種々の点灯状態における外観図である。図1(A1)はライン状のLED照明灯2、4および6が一直線に配置され、全て点灯している様子を示す。各LED照明灯2、4および6は、それぞれ内部に多数の白色LED8、10および11等が一列に配置されており、これをそれぞれ透過拡散性のカバーが覆う構造となっている。なお、図1(A1)では白色LED8、10および11等を模式的に大きく図示しているが、実際には各LED照明灯2、4および6にはもっと多くの白色LED(例えば288個)が列状に配置されている。
また、各LED照明灯2、4および6は互いに端部同士が密接して配置されているので、例えばLED照明灯2の図上左端の白色LED10はLED照明灯4の右端の白色LED11と近接した位置で発光し、且つ個々の透過拡散性のカバーのために個々の白色LEDは識別できないので、各LED照明灯2、4および6は継ぎ目のない連続した一本のLED照明灯のように発光する。
図1(A2)はLED照明灯2、4および6が全て消灯している様子を示す。このように、実施例1における最も単純な点灯状態は、図1(A1)と図1(A2)との間でLED照明灯2、4および6が全体として一本のLED照明灯のように点灯または消灯するものである。実施例1はまた、LED照明灯毎の点灯制御も可能である。図(A3)はその一例であって、LED照明灯2が消灯されているとともにLED照明灯4、6は消灯されている。図(A3)のような点灯は、例えば講演会場の照明において、LED照明灯6側にプロジェクタの投影スクリーンがあり、LED照明灯2側に聴講者の座席があって、メモをとるための照明が必要な場合などに好適である。
本発明の実施例1では、さらに、各LED照明灯2、4および6内の白色LEDがそれぞれ6つの区分毎に独立して点灯制御可能となっている。その詳細は後述する。上記のように、実施例1では各LED照明灯2、4および6は継ぎ目のない一本のLED照明灯のように発光するので、その一部を点灯させる場合、点灯と消灯の区切りは必ずしも図1(A3)のようにLED照明灯の境目である必要はなく、LED照明灯の途中であってもよい。図1(B1)から(B3)はこの様子を示したものである。
例えば、図1(B1)は、LED照明灯4および6とともにLED照明灯2の左から1/6を消灯させ、LED照明灯2の残りの5/6を点灯させたものである。また、図1(B2)は、LED照明灯6とともにLED照明灯4の左から4/6を消灯させ、LED照明灯4の残りの2/6をLED照明灯2とともに点灯させたものである。ここで注目すべきは、LED照明灯2とLED照明灯4の点灯部分が継ぎ目なく点灯して見えることである。還元すれば、LED照明灯2、4および6は継ぎ目のない一本のLED照明灯のごとく機能し、その点灯と消灯の区切りはLED照明灯4の途中の部分となっていることである。同様に、図1(B3)は、LED照明灯6の左から2/6を消灯させ、LED照明灯6の残りの4/6をLED照明灯4および2とともに点灯させたものである。この場合、点灯と消灯の区切りはLED照明灯6の途中の部分となる。
上記のように、実施例1は、LED照明灯間の継ぎ目がないように発光させるとともに各LED照明灯内の白色LEDを複数に区分して独立制御可能とすることにより、点灯と消灯の区切をフレキシブルに制御できる。これは、例えば上記のプロジェクタの投影スクリーンがある講演会場の照明において、会場の条件に応じた最適の照明を可能とする。なお、このような制御においては、点灯と消灯の区切が偶々図1(A3)のようにLED照明灯間の境目となることを妨げない。つまり、点灯と消灯の区切という観点からは、LED照明灯間の境目とLED照明灯の途中は全く等価である。実際の点灯と消灯の区切の変更は、後述のように、直線方向に移動可能なレバーをリモートコントローラに設け、これをLED照明2から6の列方向に対応してスライドさせることにより容易に操作可能である。
本発明の実施例1は、さらに、PWM(パルス幅変調)制御により点灯時の明るさを調光可能であり、かつその調光をLED照明灯単位だけでなく上記の各LED照明灯内の白色LEDの6つの区分毎に独立して制御可能である。従って、図1(A1)のように全てのLED照明灯2、4および6を点灯させた場合においてその明るさを全体的に調節できるほか、LED照明灯の列方向にグラデーションをつけて調光することが可能である。図1(C1)から図1(C3)はその様子を図示したものである。
図1(C1)は、LED照明灯単位でグラデーションをつけた例であり、LED照明灯2はデューティー100%、LED照明灯4はデューティー50%、LED照明灯6はデューティー25%でそれぞれ制御している。換言すれば、デューティー変化の区切りがLED照明灯の境目になっている例である。これに対し、図1(C2)は、各LED照明灯内の白色LEDの6つの区分毎の独立制御によりグラデーションをつけた例である。つまり、LED照明灯2の右から5/6はデューティー100%、LED照明灯2の残り1/6とLED照明灯4の右から4/6はデューティー50%、LED照明灯4の残り2/6とLED照明灯6の右から4/6はデューティー25%、LED照明灯6の残り2/6はデューティー13%でそれぞれ制御している。換言すれば、デューティー変化の区切りがLED照明灯の途中になっている例である。この場合も、デューティーが同じLED照明灯同士の境目は継ぎ目なく連続している。
図1(C3)は、図1(2)と同様にして、デューティー変化の区切りがLED照明灯の途中になっている例であるが、一方向にデューティーが変化するのではなく、一連のLED照明灯2、4および6において中央から両端に向かってだんだん明るさが小さくなるような調光が行われている。また、LED照明灯2および6において、デューティー変化の区切りがLED照明灯の途中においてそれぞれ二箇所生じている。
図1(C1)から図(C3)のようなグラデーション調光は、日中における窓のある部屋の照明に好適である。図1(C1)および図(C2)はいずれも、図において部屋の左側に窓があり、外部からの採光が可能な窓近くでは照明を落とし、部屋全体の明るさを均一にするとともに節電を図るものである。同様のことは図1(A1)および図(B1)か図(B3)のような制御により窓近くのLED照明灯またはその一部分を完全に消灯することによっても大まかには可能であるが、完全な消灯は部屋のイメージを暗くすることもあるので、図1(C1)や図(C2)のようなグラデーション調光が可能であることは部屋の明るさを均一にするとともに心理上も有益である。なお、図1(C3)のようなグラデーション調光は部屋の両側に窓がある場合に好適である。
図2は、実施例1の照明装置を天井に設置した際の配置図であり、天井13を下から見上げた状態を図示している。図2(A1)は、図1における図1(A1)の状態に対応するもので、天井13に配置されたLED照明灯が全て点灯している様子を示す。図2(A1)において、天井13には、LED照明灯2、4および6の列に加え、LED照明灯12、14および16の列、さらにはLED照明灯22、24および26の列の合計3列のLED照明灯が配置されている。各LED照明灯は後述する保持部によってそれぞれ天井13に設置され、後述する配線によりそれぞれ給電されている。
また、LED照明灯2、4および6が設置される天井13の保持部にはそれぞれ対応してICタグ18、19および20が設けられている。同様に、LED照明灯12、14および16にそれぞれ対応してICタグ18、19および20が、さらにLED照明灯22、24および26にそれぞれ対応してICタグ38、39および40がそれぞれ設けられている。ICタグ18、19、20、28、29、30、38、39および40には二種の情報が格納されている。その一つはICタグ固有のIDであり、他の一つはLED照明灯を制御するための制御信号のチャンネルである。例えば、ICタグ18、28および38には第1チャンネルが、ICタグ19、29および39には第2チャンネルが、また、ICタグ20、30および40には第3チャンネルが設定され記憶されている。チャンネル設定方法の詳細については後述する。
後述のように各LED照明灯にはICタグリーダライタが設けられており、LED照明灯が保持部に取り付けられた際、その取り付け位置のICタグよりチャンネル情報を読み取る。具体的には、上記のICタグの格納情報に基づく場合、LED照明灯2、12および22は第1チャンネルを、LED照明灯4、14および24は第2チャンネルを、LED照明灯6、16および26は第3チャンネルを読み取る。づまり、図2の縦方向に同じ列にあるLED照明灯には同じチャンネルが読み取られることになる。このようにして決められた各LED照明灯のチャンネルに基づき、後述するようにリモコンから各チャンネル毎に点灯状態を制御する信号が送信される。図2(A1)は、全てのチャンネルを通じてデューティー100%での全点灯信号が送信された結果のものである。
図2(B2)は、図1における図1(B2)の状態に対応するもので、3列のLED照明灯列の図2の右側がLED照明灯4、14、24のそれぞれ途中を区切りとして点灯している様子を示す。このような点灯状態とするためには、チャンネル1を通じてデューティー100%での全点灯信号を送信し、チャンネル2を通じて右側4/6のみをデューティー100%で点灯させる信号を送信するとともに、チャンネル3では消灯信号を送信する。これらの各チャンネルの信号の送信は、望む点灯状態を決定すれば自動的に行われるので、個別に手動で送信操作をする必要はない。図1でも述べたように、図2(B2)のような点灯状態は、図2の左側にプロジェクタの投影スクリーンがあり右側に聴講者の座席がある講演会場の照明等において好適である。
図2(C2)は、図1における図1(C2)の状態に対応するもので、3列のLED照明灯列の図2の右側に行くほど徐々に暗くなるようなグラデーション照明が行われている様子を示す。このような点灯状態とするためには、チャンネル1を通じて右側5/6がデューティー100%となるとともに残りがデューティー50%となる点灯信号を送信し、チャンネル2を通じて右側4/6がデューティー50%となるとともに残りがデューティー25%となる点灯信号を送信し、チャンネル3を通じて右側4/6がデューティー25%となるとともに残りがデューティー13%となる点灯信号をそれぞれ送信する。これらの各チャンネルの信号の送信も望むグラデーション状態を決定すれば自動的に行われるので、個別に手動で送信操作をする必要はない。図1でも述べたように、図2(C2)のような点灯状態は、図2の左側に窓があるような部屋の照明等において好適である。
図3は、実施例1の要部断面を模式的に示したブロック図であり、LED照明灯4を中心に図示している。また、図1、図2と同一の部分には同一の番号を付す。天井13には保持部52が取り付けられており、その内部を配線54が巡っている。また、図2でも述べたように、保持部52にはLED照明灯4、6などの取り付け場所にそれぞれ対応してICタグ19、20などが設けられている。
保持部52に交換可能に取り付けられるLED照明灯4は、白色LED群56を含む発光部58を有し、配線54に接続される電源部60から給電されている。白色LED群56は、図1の白色LED11などを総称したものである。なお、図示は省略しているが、電源部60は照明制御部62、無線通信部64、ICタグリーダライタ66などLED照明灯4内の他の部分にもそれぞれ必要な電圧を供給している。照明制御部62は、無線通信部64が受信するリモコン信号に基づいて発光部の点灯状態を制御する。
照明制御部62は、LED照明灯の制御のためのプログラムおよび必要なデータを記憶しておくための記憶部を有する。なお、無線通信部64が受信するリモコン信号は赤外線通信やZigbee(商標)などのWPAN(Wireless Personal Area Network)に基づくものである。また、ICタグリーダライタ66はLED照明灯4が保持部52に取り付けられたとき、ICタグ19と交信し、ICタグ固有のIDを読み取るとともに、チャンネルが格納されている場合にはこれも読み取って記憶する。また、ICタグ19にチャンネルが格納されていない場合にはICタグリーダライタ66からこれを書き込む。これらの機能の詳細は後述する。
リモコン68は、各LED照明灯を操作するための操作部70を有する。リモコン制御部72は操作部70による手動操作に基づいて無線制御部74にリモコン信号の送信を指示する。リモコン制御部72は、リモコン制御のためのプログラムおよび必要なデータを記憶しておくための記憶部を有する。各LED照明灯の無線通信部64は、リモコン68からのリモコン信号を受けて照明制御部62に伝達する。他のLED照明灯2、6等も上記に説明したLED照明灯4と同様の構成を持ち、それぞれ配線54から給電されるとともに、リモコン68からのリモコン信号によって制御される。
図4は、実施例1のLED照明灯の詳細構成を示すブロック図であり、図3と共通の部分には同一番号を付す。白色LED群56は、第1LED群82、第2LED群84、第3LED群86、第4LED群88、第5LED群90および第6LED群92の6つに区分されている。これは、図1で説明した発光の部分制御を可能とするためである。また、電源部60は二つに区分されており、第1電源部94は、第1LED群82、第2LED群84および第3LED群86に給電する。一方、第2電源部96は、第4LED群88、第5LED群90および第6LED群92に給電している。
第1LED群82、第2LED群84、第3LED群86、第4LED群88、第5LED群90および第6LED群92は、それぞれスイッチ素子98、100、102、104、106および108を介して定電流源110、112、114、116、118および120に接続されている。これによって、スイッチ素子98、100、102、104、106および108をそれぞれ個別に制御すれば、第1LED群82、第2LED群84、第3LED群86、第4LED群88、第5LED群90および第6LED群92の点灯状態を個別に制御できる。
スイッチ素子98、100、102、104、106および108は、それぞれPWM制御部122、124、126、128、130および132によりパルス駆動されており、それぞれのPWM制御におけるデューティーサイクルを100%からゼロの間で変更することによりフル点灯から消灯の間で第1LED群82、第2LED群84、第3LED群86、第4LED群88、第5LED群90および第6LED群92の明るさを独立に調光できる。
PWM制御部122、124および126にそれぞれ個別に与えられるデューティーサイクルは第1個別デューティー制御部134が制御する。一方、PWM制御部128、130および132にそれぞれ個別に与えられるデューティーサイクルは第2個別デューティー制御部136が制御する。第1個別デューティー制御部134および第2個別デューティー制御部136はそれぞれ照明制御部62によって制御されている。以上の構成により、無線通信部64から伝えられるリモコン信号に基づき、第1LED群82、第2LED群84、第3LED群86、第4LED群88、第5LED群90および第6LED群92の点灯と消灯および点灯時の明るさが個別に制御でき、図1に示したようなLED照明灯の途中を区切りとした点灯制御が可能となる。
図5は、実施例1の白色LED群等の詳細構成を示すブロック図であり、図4と共通の部分には同一番号を付す。なお、図5には第1電源部94が担当する部分だけを図示しているが、第2電源部が担当する部分も同様の構成である。図5に示すように各白色LED群に関連する構成はそれぞれ一つの基板上にまとめられている。具体的には、第1LED群82に関する構成は第1基板138に、第2LED群84に関する構成は第2基板140に、第3LED群86に関する構成は第3基板142に実装されている。つまり、一つのLED照明灯の点灯および消灯ならびに点当時の明るさの独立制御は基板毎に6つに区分して行われている。
また、図5に示すように、各基板内の各LED群は、白色LED直列接続144等を4本並列接続した回路構成となっている。直列接続LED144等はそれぞれ12個の白色LEDを直列接続したものである。この結果、第1電源部94は12個の白色LEDの直列接続を3つの基板の合計で全体として12列分並列接続した回路構成となる。なお、個々の白色LEDは電気的な直列接続または並列接続に関わらず、機械的にはLED照明灯内で一列に配置されている。この結果、第1LED群82から第6LED群92まで連続して288個の白色LEDがLED照明灯内で一列に配置されることになる。そして、既に述べたように、その両端の白色LEDは隣のLED照明灯の端部の白色LEDと近接した配置なになるので、境目のないライン状の証明が可能となる。
図6は、実施例1のリモコン68の詳細構成を示すブロック図であり、図3と共通の部分には同一番号を付す。点灯操作にあたっては、操作部70のオンボタン146を押すとリモコン操作部72は無線通信部74から全てのチャンネルについてデューティー100%の点灯を指示するリモコン信号を送信する。同様に、オフボタン148を押すとリモコン操作部72は無線通信部74から全てのチャンネルについて消灯を指示するリモコン信号を送信する。
また、分割ボタン150を押すと、リモコン操作部72は無線通信部74からそれぞれのチャンネルに分割点灯のためのリモコン信号を送信する。具体的には、ガイド152に沿って図面の左右方向にスライド操作可能な第1スライダ154の右側に対応するLED照明灯部分がデューティー100%で点灯し、左側に対応するLED照明灯部分が消灯するよう各チャンネルにリモコン信号を送信する。第1スライダ154による点灯部分と消灯部分の区分は、図1の(A3)、(B1)、(B2)および(B3)等に対応する。なお、スライドレバー自体は無段階にスライド可能であるが、区分がLED照明党の途中になる場合は、ガイド152に設けられた接点部分によって6分割のうちの最も近い分割点が検出される。
さらに、グラデーションボタン156を押すと、リモコン操作部72は無線通信部74からそれぞれのチャンネルにグラデーション点灯のためのリモコン信号を送信する。具体的には、第1スライダ154の左側が徐々に暗くなるグラデーションの始点となるようなリモコン信号を各チャンネルにリモコン信号を送信する。第1スライダ154によるグラデーション制御は、図1の(C1)または、(C2)に対応する。
以上のような、片側を消灯またはグラデーションとする制御を行う場合では、第2スライダ158は左端に退避させておく。これに対し、第2スライダ158を退避位置からガイド152内に出すと、第1スライダ154と第2スライダ158の内側がデューティー100%で点灯するとともに、これらの外側が消灯または第1スライダ154と第2スライダを始点として徐々に暗くなるようなリモコン信号が送信される。第2スライダがガイド152内に出ている時にグラデーションボタン156を押したときの点灯状況は図1(C3)に対応する。なお、分割またはグラデーション点灯状態にあるとき第1スライダ154または第2スライダ158をスライド操作すると、これに応じて基準点を代えるためのリモコン信号が自動的に送信される。
反転ボタン160は、以上のような第1スライダ154または第2スライダ158を基準とする上記のような点灯関係を反転させる時に押される。従って、第2スライダ158が対比しているときに反転ボタン160を押すと第1スライダ154の左側がデューティー100%で点灯する。また、第2スライダ158がガイド152内に出ているときに反転ボタン160を押すと、第1スライダ154と第2スライダ158の外側がデューティー100%で点灯するようになる。
以上はLED照明灯のチャンネルが設定済みであることを前提としたものであるが、次に天井にLED照明灯を設置した初期に行うチャンネル設定について説明する。チャンネル設定はセットボタン162を押すことによって行われる。またリセットボタン164を押すとチャンネル設定がリセットされる。これらのセットボタン162およびリセットボタン164は、チャンネル設定後には通常使用する必要がないので誤操作を防止するたに操作部蓋166によって覆われている。なお、一度行ったチャンネル設定はICタグに記憶されるので、次回LED照明灯を取り替えたときは、特に設定操作を行わなくても、ICタグからその位置に対応するチャンネルがLED照明灯によって読み取られる。
ICタグへのチャンネル設定は、実施例1におけるLED照明灯制御に不可欠なので、これが未設定状態にある限り表示部168に「チャンネル未設定」表示170が表示され続け、チャンネル設定を促す。設定が完了すれば、「チャンネル未設定」表示170は消える。セットボタン162が押されると表示部168に天井レイアウト表示172が表示される。これは、図2に対応するものであり、天井に設置されるICタグの配置をLED照明灯のシンボル174で示したものである。そして各シンボル近傍にはチャンネル設定状態表示176、178等が表示される。因みにチャンネル設定状態表示176はICタグに「チャンネル1」が設定されていることを示し、チャンネル設定状態表示178の「?」はICタグがチャンネル未設定状態であることを示す。
チャンネル未設定のICタグが一つでもあると、表示部168に「次ICタグID選択」表示180が表示される。表示部68はタッチパネルになっているので、「次ICタグID選択」表示180の部分を押すとチャンネル未設定状態にあるICタグが一つ選択される。保持部52の施工の際にはICタグ位置とIDとの関係の管理は行わないので、選択されたICタグが天井のどこにあるかは不明である。
しかしながらチャンネル設定状態では、「次ICタグID選択」表示180の部分を押すことによって選択されたICタグに対応する位置にあるLED照明灯だけが点灯するので、選択されたICタグの位置を知ることができる。そして天井の点灯状態を見て、選択されたIDがチャンネル設定状態表示178に対応することがわかれば、チャンネル指定部表示182の「3」を押すことによってこの部分にチャンネル3を設定することができる。この設定操作によってチャンネル設定状態表示178において設定された「3」が点滅するので、間違いなければ「3」が点滅している設定状態表示178を押せばこの部分のチャンネル設定が確定する。以上の操作を繰返し、すべてのチャンネル設定状態表示が「?」からチャンネル数字に変わるとチャンネル設定は完了であり、これに対応して「次ICタグID選択」表示180およびチャンネル指定表示182が消える。また上記のように、「チャンネル未設定」表示170も消える。
図7は、図3の実施例1におけるLED照明灯4の照明制御部62の機能を示すフローチャートである。フローはLED照明灯を保持部52に取り付けることによってスタートする。フローがスタートすると、まずステップS2でICタグ19にチャンネルデータが書込み済みであるかどうかチェックする。そして書込み済みでなければステップS4でチャンネル設定信号がリモコンから受信しているかどうかチェックし、送信があればステップS6に進んで送信されたチャンネルをLED照明灯自身で仮記憶するとともに、ステップS8で送信されたチャンネルをICタグに書き込んでステップS10に移行する。
一方、ステップS2でICタグにチャンネルデータが書込み済みであればステップS12に進み、ICタグからチャンネルを読み取って記憶し、ステップS10に移行する。また、ステップS4でチャンネル設定信号の受信が確認できない場合はステップS14に進み、チャンネルを記憶済みであるかどうかチェックする。そして記憶済みでなければステップS16に進み、リモコンからどのチャンネルでリモコン信号が送信されても対応できるよう全チャンネルを受信可能としてステップS10に移行する。一方、ステップS14でチャンネル記憶済みが検出できた場合は直接ステップS10に移行する。以上によってどのような状態であってもリモコン信号に対応することができる。
ステップS10では、リモコンから信号点灯信号またはなんらかの点灯状態変更信号を受信したかどうかチェックする。受信があればステップS18に進み、現在自チャンネルを認識できる状態にあるかどうかチェックする。自チャンネルを認識できる状態とは、LED照明灯として自チャンネルを記憶している状態を意味する。そして自チャンネル認識可能であればステップS20に進み自チャンネル宛の点灯情報を読み取ってステップS22に進む。
ステップS22では、読み取った点灯情報にLED照明灯の途中の部分から点灯状態を変える必要のある複数のリモコン信号が含まれているかどうかチェックする。そして複数の信号が含まれていればステップS24に進み、各LED群個別のPWM制御を指示してステップS26に移行する。一方、ステップS18で自チャンネルを認識できないときはステップS28に移行し、最大デューティーを設定するとともにステップS30でLED照明灯内の全てのLED群に共通のPWM制御を指示してステップS26に移行する。これは自チャンネルが認識できなければ、なんらかの点灯信号である限り、リモコン信号の内容にかかわらず全LED群共通でデューティー100%の点灯を行うことを意味する。つまり、なんらかのリモコン信号があれば、具体的な指示は不明であっても、消灯信号でない限りはとにかく点灯させることを優先する。
ステップS26では、消灯信号を受信したかどうかチェックする。そして受信がなければステップS10に戻り、以下ステップS10およびステップS18からステップS26を繰り返し、次のリモコン信号に備える。一方、ステップS26で消灯信号の受信を確認したときはステップS32に進み、全LED群を消灯させてステップS4に戻る。また、ステップS10で点灯信号または変更信号の受信を検出しないときもステップS4に戻る。このようにして、ステップS4からステップS10およびステップS14からステップS32の機能によって、種々の状況変化に対応することができる。
図8は、図3の実施例1におけるリモコン68のリモコン制御部72の機能を示す基本フローチャートである。フローはリモコン68への電池挿入などの給電開始によりスタートする。フローがスタートすると、ステップS42でチャンネル設定完了かどうかチェックする。そして設定完了であればステップS50に進む。一方、ステップS42でチャンネル設定完了が検知できないときはステップS46に進み、表示部168による「チャンネル未設定」表示の開始を指示し、ステップS48のチャンネル設定処理に入る。そしてチャンネル設定処理が終了するとステップS50に移行する。なお、後述のように、ステップS48のチャンネル設定処理は、設定開始操作が所定時間内に行われなければ直ちに終了する。この場合は、チャンネル未設定状態が継続する。チャンネル設定処理の詳細は後述する。
ステップS50では、点灯操作が行われたかどうかチェックする。点灯操作が検知できなければフローはステップS42に戻り、以下ステップS42からステップS50が繰り返され、点灯操作または必要に応じチャンネル設定操作を待つ。ステップS50で点灯操作が検知されるとステップS52に進み、「分割」または分割の変更の操作が行われたか否かチェックする。これらの操作が検知されなければステップS54に進み、「グラデーション」またはグラデーション変更の操作が行われたか否かチェックする。これらの操作が検知されなければステップS56に進み、点灯信号を送信済みかどうかチェックする。そして送信済みでなければステップS58に進み、全チャンネルにおいて最大デューティーでの点灯を指示する信号の送信を指示してステップS60に至る。これに対し、ステップS56で点灯信号送信済みであることが検知されれば直接ステップS60に移行する。ステップS56は、後述のようにフローがステップS52に戻って再びステップS56に至った時必要となる。
一方、ステップS52で「分割」操作または分割変更操作が行われたことが検知されるとステップS62に進み、チャンネル設定が完了しているかどうかチェックする。そしてチャンネル設定完であればステップS64に進み、分割点灯のための「分割」処理を行ってステップS60に至る。「分割」処理の詳細は後述する。これに対し、ステップS62でチャンネル設定完了が検知できない時は、チャンネル別の制御ができないのでステップS56に移行する。つまり、この場合「分割」/変更操作は無効となる。
また、ステップS54で「グラデーション」操作またはグラデーション変更操作が行われたことが検知されるとステップS66に進み、チャンネル設定が完了しているかどうかチェックする。そしてチャンネル設定完であればステップS68に進み、グラデーション点灯のための「グラデーション」処理を行ってステップS60に至る。「グラデーション」処理の詳細は後述する。これに対し、ステップS66でチャンネル設定完了が検知できない時は、チャンネル別の制御ができないのでステップS56に移行する。つまり、この場合「グラデーション」/変更操作は無効となる。
ステップS60では消灯操作が行われたかどうかチェックする。操作が検知できなければステップS52に戻り、以下、ステップS52からステップS64を適宜繰り返して種々の状況に対応する。この間、何も操作が行われなければ、ステップS52、ステップS54、ステップS56、ステップSS60を経てステップS52に戻るループを繰り返し、リモコン信号は何も送信されないので、LED照明灯の点灯状態に変化はないことになる。一方ステップS60で消灯操作が検知されるとステップS70において全チャンネルにおける消灯信号の送信が指示され、ステップS42に戻る。以下、適宜ステップS42からステップS70を繰り返して種々のリモコン操作に対応する。
図9は、図8のステップS48におけるチャンネル設定処理の詳細を示すフローチャートである。フローがスタートすると、ステップS72で所定時間内にセットボタン162によるチャンネル設定開始操作が行われたかどうかチェックする。操作が検知されるとステップS74に進みデフォルトで所定のチャンネルを指定する。チャンネル設定が行われていないときは図7のステップS16によりLED照明灯は全チャンネル受信可能となっているのでデフォルトのチャンネルは何でもよい。次いでステップS76では、表示部タッチパネルの「次ICタグID選択」部分によりタグIDして操作が行われたかどうかチェックし、操作が検知されるとステップS78に進む。一方、ステップS76で操作が検知できないときはステップS74に戻り、以下ステップS74とステップS76を繰り返して操作を待つ。
ステップS78では、IDにより指定されたICタグに対応するLED照明灯に点灯信号を送信する。これによってどの位置のICタグが指定されたのかがわかる。そしてステップS80に進み、点灯したLED照明灯の位置を確認した上でのチャンネル設定操作を待つ。チャンネル設定操作が検出されるとステップS82に進み、表示部168のチャンネル設定状態表示における設定チャンネル数字を点滅させて設定確認表示を行う。次いでステップS84で確認操作を待ち、確認操作を検知するとステップS86に進む。
ステップS86では、上記のようにして確定したチャンネル設定信号を指定ICタグに対応するLED照明灯にチャンネル設定信号を送信する。このチャンネル設定信号は図7のステップS8により指定ICタグに書き込まれるものである。次いでステップS88では、表示部168のチャンネル設定状態表示の点滅を止め、確定したチャンネル数字を表示する。
次いでステップS90では、設定したチャンネルを指定し、ステップS92でその設定チャンネルに消灯信号を送信する。これはステップS78で点灯させたLED照明灯を消灯させることに相当するが、チャンネル設定の確認を兼ねてICタグIDではなくチャンネル指定によりこの消灯を行うものである。そしてフローはステップS94に進み、全てのICタグがチャンネル設定済みかどうかチェックする。そしてチャンネル未設定のICタグが残っていればステップS74にもどり、次のICタグについてステップS74以下を繰り返す。一方、ステップS94で全チャンネル設定済みが検知されるとフローを終了する。なお、ステップS72で所定時間内のチャンネル設定開始操作が検知できなければ直ちにフローを終了する。
図10は、図8のステップS64における「分割」処理の詳細を示すフローチャートである。フローがスタートすると、ステップS102でスライダ位置情報を読み取る。次いでステップS104で複数種類の点灯信号が指示されているLED照明灯の有無をチェックする。これは、スライダがいずれかのLED照明灯の途中で点灯状態を変えるような位置にあるかどうかのチェックに該当するのでステップS102で得られる読取情報から判断できる。なお、「分割」処理の場合、「複数種類」とは点灯信号と消灯信号であり、一つのLED照明灯の一部を点灯させ一部を消灯させる場合に該当する。ステップS104でこのような場合に該当することが検知されるとステップS106に進み、複数種類の点灯信号を指示しているチャンネルを一つ選択する。
次いでステップS108では、選択したチャンネルにおいて6つのLED群に対してそれぞれ個別に独立した点灯または消灯信号を作成する。さらにステップS110では点灯させるべきLED群に最大デューティーを設定する。そしてステップS112に進み、複数種類の点灯信号を指示している全てのチャンネルについてステップS106からステップS110の処理が完了したかどうかチェックする。処理のチャンネルがあればステップS106に戻り、次のチャンネルについて同様の処理を行う。一方、ステップS112で全てのチャンネルについて処理が完了していればステップS114に移行する。また、ステップS104で複数種類の点灯信号が指示されているLED照明灯が全く検知されなかった時は直ちにステップS114に移行する。
ステップS114では、単一種類のリモコン信号つまり点灯または消灯のみを指示しているチャンネルを全て選択する。そしてステップS116においてこれらのチャンネルについてチャンネル毎に点灯または消灯の信号を作成する。さらにステップS118では点灯させるべきチャンネルに最大デューティーを設定してステップS120に移行する。
ステップS120では、反転操作が行われたかどうかチェックし、操作が検知されるとステップS122に進んで作成信号を反転させる処理を行ってステップS124に移行する。一方、ステップS120で反転操作が検出されないときは直接ステップS124に移行する。ステップS124では、以上のようにして作成したリモコン信号を各チャンネルにて送信しフローを終了する。
図11は、図8のステップS68における「グラデーション」処理の詳細を示すフローチャートである。フローがスタートすると、ステップS132でスライダ位置情報を読み取る。次いでステップS134で複数種類の点灯信号が指示されているLED照明灯の有無をチェックする。なお、「グラデーション」処理の場合、「複数種類」とは点灯信号と消灯信号のほか互いにデューティーの異なる点灯信号も該当する。ステップS134でこのような場合に該当することが検知されるとステップS136に進み、複数種類の点灯信号を指示しているチャンネルを一つ選択する。
次いでステップS138では、選択したチャンネルにおいて6つのLED群に対してそれぞれ個別に独立した点灯または消灯信号を作成する。さらにステップS140では点灯させるべきLED群のそれぞれに指定されたデューティーを設定する。そしてステップS142に進み、複数種類の点灯信号を指示している全てのチャンネルについてステップS106からステップS110の処理が完了したかどうかチェックする。未処理のチャンネルがあればステップS136に戻り、次のチャンネルについて同様の処理を行う。一方、ステップS142で全てのチャンネルについて処理が完了していればステップS144に移行する。また、ステップS134で複数種類の点灯信号が指示されているLED照明灯が全く検知されなかった時は直ちにステップS144に移行する。
ステップS44では、単一種類の点灯信号を指示しているチャンネルを一つ選択する。次いでステップS146では、選択したチャンネルに消灯信号を設定すべきかどうかチェックする。該当しなければステップS148に進み、選択したチャンネルのための点灯信号を作成し指定したデューティーを設定してステップS150に移行する。一方ステップS146において選択チャンネルに消灯信号を設定すべきことが検出された時はステップS152に進んで消灯信号を作成し、ステップS150に移行する。ステップS150では、単一種類の点灯信号を指示している全てのチャンネルについてステップS144からステップS148またはステップS152の処理が完了したかどうかチェックする。未処理のチャンネルがあればステップS144に戻り、次のチャンネルについて同様の処理を行う。一方、ステップS150で全てのチャンネルについて処理が完了していればステップS154に移行する。
ステップS154では、反転操作が行われたかどうかチェックし、操作が検知されるとステップS156に進んで作成信号を反転させる処理を行ってステップS124に移行する。一方、ステップS154で反転操作が検出されないときは直接ステップS158に移行する。ステップS158では、以上のようにして作成したリモコン信号を各チャンネルにて送信しフローを終了する。
図12は、本発明の実施の形態に係る照明装置の実施例2におけるLED照明灯の詳細構成を示すブロック図である。実施例2のLED照明灯における点灯状態の外観図および照明装置を天井に設置した際の配置図は、図1および図2の実施例1と共通である。また要部断面を模式的に示したブロック図も図3の実施例1と共通である。さらにLED照明灯の詳細構成についても図4の実施例1と共通の部分が多いので対応する部分には同一の番号を付し、説明は省略する。
図12に示した実施例2のLED照明灯が図4の実施例1と異なるのは、実施例1がLED群単位で独立にPWM制御されていたのに対し、実施例2では白色LEDの直列接続単位で独立にPWM制御するようにした点である。これによって、LED照明灯は24の区分毎に独立して点灯制御可能となり、よりきめ細かく点灯と消灯の区切りを変更できるとともにグラデーションについてもより連続的に変更することが可能となる。このことは、実施例1の図5と実施例2の図12における第1基板138同士を比較するとよりよく理解できる。
具体的に説明すると、第1LED群をなす白色LED直列接続302、304、306および308は、それぞれスイッチ素子310、312、314および316を介して定電流源318、320、322および324に接続されている。これによって、スイッチ素子310、312、314および316をそれぞれ個別に制御すれば、白色LED直列接続302、304、306および308の点灯状態を個別に制御できる。
スイッチ素子310、312、314および316は、それぞれPWM制御部326、328、330および332によりパルス駆動されており、それぞれのPWM制御におけるデューティーサイクルを100%からゼロの間で変更することによりフル点灯から消灯の間で白色LED直列接続302、304、306および308の明るさを独立に調光できる。PWM制御部326、328、330および332にそれぞれ個別に与えられるデューティーサイクルは第1個別デューティー制御部134が制御する。
第1電源部94から給電されて第1個別デューティ制御部134によって制御される第2基板140、第3基板142は、第1基板138と同一の構成なので簡単のため図示を省略している。また、第2電源部96から給電されて第2個別デューティ制御部136によって制御される他の三つの基盤いついても同様の構成なので第4基板334のみを図示し、他は省略するとともに第4基板334についても詳細構成の図示を省略している。
図13は、本発明の実施の形態に係る照明装置の実施例3におけるLED照明灯の詳細構成を示すブロック図である。実施例3のLED照明灯における点灯状態の外観図および照明装置を天井に設置した際の配置図についても、図1および図2の実施例1と共通である。また要部断面を模式的に示したブロック図も図3の実施例1と共通である。さらにLED照明灯の詳細構成についても図4の実施例1と共通の部分が多いので対応する部分には同一の番号を付し、説明は省略する。
図13に示した実施例3のLED照明灯が図4の実施例1と異なるのは、実施例1がLED群単位で独立にPWM制御されていたのに対し、実施例3では電源部単位で独立にPWM制御するようにした点である。これによって、LED照明灯は2つの区分に分割して独立に点灯制御可能されることになる。このような実施例3は分割の区分は粗くなるが、電源部単位でPWMを行うのできわめて構成が簡単となるとともに、LED照明灯の半分の長さの単位で独立に調光が可能なので、本発明の利点も享受することができる。このことは、実施例1の図4と実施例3の図13を比較するとよりよく理解できる。
具体的に説明すると、第1電源部により給電される第1LED群402、第2LED群404および第3LED群406は並列接続によりまとめられ、スイッチ素子408を介して定電流源410に接続されている。一方、第2電源部96により給電される第4LED群412、第5LED群414および第6LED群416も並列接続によりまとめられ、スイッチ素子418を介して定電流源420に接続されている。これによって、スイッチ素子408および418をそれぞれ個別に制御すれば、第1電源部94から給電されるLED群と第2電源部96から給電されるLED群の点灯状態を個別に制御できる。
スイッチ素子408および418は、それぞれPWM制御部422および424によりパルス駆動されており、それぞれのPWM制御におけるデューティーサイクルを100%からゼロの間で変更することによりフル点灯から消灯の間でLED群の明るさを電源部単位で独立に調光できる。PWM制御部422および424にそれぞれ個別に与えられるデューティーサイクルは個別デューティー制御部426が制御する。
図14は、本発明の実施の形態に係る照明装置の実施例4における点灯態様を示す照明装置の天井配置図であり、図2と同様にして天井13を下から見上げた状態を図示している。実施例4は構成的には実施例1と同様のものである。しかしながら、使用状況が異なり、これに伴ってチャンネルの割当が異なっているので混乱を避けるため実施例4として別途説明する。具体的に述べると、図2の実施例1は、図の左側にプロジェクタの投影スクリーンがあり右側に聴講者の座席がある講演会場の照明や、図の左側に窓があるような部屋の照明等、図の左右で照明条件が異なる場合に好適なものであった。これに対し、図14の実施例4は図の上下で照明条件が異なる場合に好適なものである。このような状況に伴い、実施例4におけるチャンネルの割当は、LED照明灯2、4、6の列がチャンネル1、LED照明灯12、14、16の列がチャンネル2、LED照明灯22、24、26の列がチャンネル3となっている。
図14(A)は、図2(A1)と同様のLED照明灯の全点灯状態である。この場合、全てのチャンネルを通じて全てのLEDをデューティー100%で点灯させる信号を送信する。一方、図14(B)では、3列のLED照明灯列において、LED照明灯2、4、6の列およびLED照明灯12、14、16の列が点灯するとともに、LED照明灯22、24、26の列が消灯している。このような点灯状態とするためには、チャンネル1および2を通じてデューティー100%での全点灯信号を送信し、チャンネル3を通じて消灯信号を送信する。図14(B)のような点灯状態は、図14の下側にプロジェクタの投影スクリーンがあり上側に聴講者の座席がある講演会場の照明等において好適である。
また、図14(C)では、3列のLED照明灯列において下側に行くほど徐々に暗くなるようなグラデーション照明が行われている様子を示す。このような点灯状態とするためには、チャンネル1を通じてデューティー100%となる点灯信号を送信し、チャンネル2を通じてデューティー50%となる点灯信号を送信するとともに、チャンネル3を通じてデューティー13%となる点灯信号を送信する。図2(C)のような点灯状態は、図14の下側に窓があるような部屋の照明等において好適である。
上記のように実施例1および実施例4はチャンネルの設定だけが異なるものであり、縦方向に配列されるLED照明灯に共通のチャンネルを割り当てるか、または横方向に配列されるLED照明灯に共通のチャンネルを割り当てるかのみ異なるものである。そこで、複数のLED照明灯に共通のチャンネルを割り当てるのではなく、個々のLED照明灯にそれぞれ個別のチャンネルを割り当てるようにすれば、図2または図14の点灯状態を自由に制御することが可能となる。このような制御の例は後出の実施例において説明する。
図15は、本発明の実施の形態に係る照明装置の実施例5の要部を模式的に示したブロック図であり、図3の実施例1と共通の部分には同一の番号を付し説明は省略する。なお、実施例5におけるチャンネルの割り当ては実施例1と同様にして縦方向に配列されるLED照明灯群に共通のチャンネルを割り当てられる。従って、その点灯状態は実施例1と同様にして、図2のような態様となる。LED照明灯列の中央に配されるLED照明灯514は、図3の実施例1と構成とほぼ同一の構成を持つが、外部との通信は配線54を通じた高速電力線通信(PLC)によっており、電源部60に接続されたモデムなどのPLC通信部564を備えている。
LED照明灯512は、図3の実施例LED照明灯2、12、22と同様にしてLED照明灯列の右端に配置される。LED照明灯512はLED照明灯514と同様の構成を持つが、さらに右端部に照度センサ501を有する。これはLED照明灯列の右端部の明るさを測定するためのものである。一方、LED照明灯516は、図3の実施例LED照明灯6、16、26と同様にしてLED照明灯列の左端に配置される。LED照明灯516もLED照明灯514と同様の構成を持つが、さらに左端部に照度センサ503を有する。これはLED照明灯列の左端部の明るさを測定するためのものである。
LED照明灯512、514および516は上記のようにして一列に配されるとともにその列の両端の明るさを測定する機能を持つ。これは、図2のように部屋の左側窓があり、昼間は左側から外光が入射する場合において、室内の明るさが均一になるような照明を自動的に実現するためである。つまり、昼間において窓側の照度センサ503には外光が入射するので窓のない室内側の照度センサ501よりも照度が大きくなる。実施例5は、この照度差の自動演算に基づいて図2(2C)のような点灯をさせることにより、窓側の発光強度を落としてLED照明灯と外光との和が窓側と室内側で均等となるよう制御するものである。LED照明灯512、514および516のそれぞれのPLC通信部は配線54を通じたPLC通信により、照度センサの出力を交換したり、点灯の際のデューティー情報をやりとりしたりする。またこのような機能は、照明制御部の一つ(例えばLED照明灯516の照明制御部562)が主制御部となって全LED照明灯を統括する。
なお、実施例5では、縦方向に配列されるLED照明灯群に共通のチャンネルを割り当てているので、照度センサ501および503は、LED照明灯の全ての列の左右端にあるLED照明灯に設ける必要はなく、例えば中央のLED照明灯列のみに設けて他の列は中央の列に倣って共通チャンネルを通じた同様のデューティー情報で点灯させればよい。なお、個々のLED照明灯にそれぞれ個別のチャンネルを割り当てるとともにLED照明灯の各列の左右端それぞれ照度センサを設けるようにすれば、各列別にそれぞれ照度差に応じたきめ細かな制御も可能となる。
図15の実施例5では、上記のようにデューティーの制御はLED照明塔516の署名制御部562等が自律的に行うように構成しているので、スイッチボックス568は、操作部570の操作に応じスイッチ575により配線54に電力を供給するオンオフ制御のための有線の手元スイッチの機能を担当している。なお、スイッチボックス568は、さらに、LED照明灯群に上記のような昼間における外光を考慮した調光制御(以下、「昼間照明モード」と称する)を行わせるか又は単純な同一強度発光(以下、「通常モード」と称する)を行わせるかを切換える信号を操作部570に操作に応じて配線54を通じてLED照明灯群に伝達するためのPLC通信部574を有する。
なお、実施例5は、直結されるLED照明灯列の左右端の照度センサの情報交換およびそれに基づく自動調光制御に好適なので、PLC通信によるものとして構成した。しかし情報交換はPLC通信によるものに限るものではなく、LED照明灯照明灯間の専用通信線によって情報交換を行うよう構成してもよい。また、実施例5のような照度センサに基づく自動調光制御は、LED照明灯同士の情報交換によるものに限るものではなく、またその制御をLED照明灯自身で自律的に行わせるものに限るものではない。例えば図3の実施例1と同様にして、照度センサの情報交換を無線通信部によって行うようにするとともに、情報交換はリモコン68のリモコン制御部72を経由し、且つ照度センサ情報の比較処理や点灯のデューティー制御もリモコン制御部72によって統括的に行うようにしてもよい。
図16は、図15の実施例5におけるLED照明灯516の照明制御部562等の機能を示すフローチャートである。フローはスイッチ575によってLED照明灯516に給電が開始されることによってスタートする。なお、このフローは、図15の構成どおり照度センサの情報交換はLED照明灯同士で直接行うとともに照度センサ情報の比較処理や点灯のデューティー制御をLED照明灯自身で自律的に行わせるよう構成したものについてのものである。
フローがスタートすると、まずステップS162で準備処理が完了しているかどうかチェックする。そして未完ならばステップS164の準備処理を経てステップS166に移行する。一方、準備処理が完了していれば直接ステップS166に移行する。ステップS164の準備処理は、どのLED照明灯を主LED照明灯としてその制御部として統括制御を行うかの決定を行うとともに、照度センサで部屋の明るさを測定するにあたりLED照明灯自身の発光による照度寄与分を補正してLED照明灯以外の明るさを測定できるようにするためのものである。その詳細は後述する。
ステップS166では、自身が主LED照明灯であるかどうかチェックする。そして主照明灯である場合はステップS168に進み、LED照明灯がスイッチボックスからの操作に基づいて昼間照明モードに設定されているかどうかチェックする。昼間照明モードであればステップS170で窓側照度センサによる測光を行わせる。このときLED照明灯は点灯されていないから消灯時の測光となる。そしてステップS172において、消灯時窓側照度が所定以上かどうかチェックする。消灯時窓側照度が所定以上あれば、昼間において部屋の窓側と室内側で外光による有意な照度差が生じていることを意味するからステップS174に進み、消灯時の室内側照度センサによる測光を行わせる。
以上のようにして消灯時の窓側および室内側の測光を行った上、ステップS176においてそれらの測光値に基づき、消灯時測光差を演算する。そして演算された消灯時測光差に基づきステップS178において各チャンネル用の個別デューティー情報を暫定的に決定して送信する。その上でステップS180にて各チャンネルに点灯信号を送信する。これによって各LED照明灯は各チャンネル別の暫定デューティー情報に基づき、図2(C2)のような態様で点灯する。
さらにステップS182では、点灯中の窓側および室内側の照度センサによる測光を行わせ、ステップS184でそれらの測光値に基づき点灯中の測光差を演算する。そしてステップS186で差が所定以上かどうかチェックし、差が所定以上であればステップS188で各チャンネルにこの差を解消するための修正デューティー情報を送信しステップS182に戻る。以下、ステップS186で所定以上の差が検知される限りステップS182からステップS188を繰り返しでデューティーを修正する。そしてステップS186で差が所定以下となるとフローを終了する。以上のように、ステップS170およびステップS174からステップS178によって点灯前の段階でデューティーを演算により決定するとともに、ステップS182からステップS188では点灯中の明るさを実測してデューティーを修正する。
なお、ステップS168で昼間照明モード設定が検知されない時、または昼間照明モードに設定されている場合でもステップS172において消灯時の窓側照度が所定以下であるとき(つまり夜間等で窓側と室内側で消灯時の明るさに差がないとき)はステップS190に進み、全チャンネルに同一デューティー情報を送信するとともに、ステップS192で各チャンネルに点灯信号を送信してフローを終了する。また、ステップS166で自身が主LED照明灯であることが検知されないときはステップS194に進み、他のLED照明灯からの指示を待つ受動設定をしてフローを終了する。
なお、実施例4では、昼間照明モードにおいて一旦室内の均一照明状態が実現された後も、所定時間毎に割り込み信号を発生させ、この割り込み信号に応答してステップS182からステップS188を繰り返させるよう構成される。これによって、時間の経過や天候の変化による外の明るさの変化に常時対応してデューティーを変化させ、室内の照度の均一性を保持することができる。
図17は、図16のステップS164における準備処理の詳細を示すフローチャートである。フローがスタートするとステップS202で同一LED照明灯列における窓側端および室内側端のLED照明灯間の交信が可能な状態かどうかチェックする。交信ができればステップS204で自身が照度センサを搭載しているLED照明灯かどうか確認する。そして照度センサ搭載LED照明灯であればステップS206において消灯時における測光情報を交換し、ステップS208で最大照度が所定以上かどうかチェックする。これは、準備処理を充分な外光がある昼間に行うためのものである。
ステップS208において所定以上の最大照度が検知されたときはステップS210に進み、交換した照度センサの測光値に有意差があるかどうかチェックする。これは、昼間照明モード制御を行う意義があるほどの外光による照度差が窓側と室内側で生じているかどうかを確認するためである。そして有意差があればステップS212に進み、自身が最大照度側の照度センサ(つまり窓側照度センサ)を搭載しているLED照明灯かどうかチェックする。そして該当すればステップS214で自身を主LED照明灯に設定する。
次いでステップS216以下において主LED照明灯としての機能を実行する。まずステップS216では、全チャンネルに同一デューティー情報を送信するとともにステップS218で各チャンネルに点灯信号を送信する。そしてステップS220で点灯中の測光情報を交換する。以上によって得られた情報に基づき、ステップS222では、窓側および室内側のそれぞれの照度センサについて点灯時と消灯時の差を演算する。つまりこの差がLED照明灯自身の発光による照度センサ出力への影響分となる。そこでステップS224では、窓側および室内側のそれぞれの照度センサに関するLED照明灯自身の発光による照度センサ出力への影響分を記憶する。この記憶値は、図16のステップS184における点灯中測光差演算において補正値として利用される。以上で補正値の決定ができたのでステップS226において各チャンネルに消灯信号を送信するとともに、ステップS228で準備処理完了のフラグをたててフローを終了する。
一方、ステップS204で自身が照度センサ搭載LED照明灯でなかったとき、またはステップS212で自身が窓側照度センサ搭載LED照明灯でなかったときはステップS230に進み、自身を従LED照明灯に設定してステップS228に移行する。また、ステップS202において同一LED照明灯列における窓側端および室内側端のLED照明灯間の交信が可能な状態であることが確認できなかったときは、照度センサ同士の測光情報交換ができない状態であることを意味するので、ステップS232に進み、自身を主照明灯に設定するとともにステップS234で昼間照明モードを禁止し、ステップS236で準備処理が未完である旨のフラグを立ててフローを終了する。これによって、準備処理未完で準備処理を終了しても図16においてステップS166からステップS190に進み点灯状態に入ることができる。
なお、ステップS204またはステップS212の判断においていずれのLED照明灯を主とするかはルールの問題なので、以上のように窓側照度センサ搭載LED照明灯を主LED照明灯とする場合に限らず、照度センサを搭載しないLED照明灯または、室内側照度センサ搭載LED照明灯を主LED照明灯とするべく図17を設計変更するとも可能である。要は、どのLED照明灯を主とするかが重要なのではなく、どれかのLED照明灯が間違いなく主LED照明灯として機能するよう混乱なしに決定することが重要である。
以上、実施例5は、実施例1と同様にして縦方向に配列されるLED照明灯群に共通のチャンネルを割り当てた場合を説明し、その点灯状態は図2のような態様となるものについて説明した。しかし、実施例5のような照度センサによる自動調光は、これに限られるものではない。例えば、図14の実施例4のようにLED照明灯2、4、6の列がチャンネル1、LED照明灯12、14、16の列がチャンネル2、LED照明灯22、24、26の列がチャンネル3となるようチャンネル割当行った場合でも同様の自動調光は可能である。この場合、窓側照度センサを例えばLED照明灯24に設けるとともに、室内側照度センサを例えばLED4に設けるようにすれば、窓側および室内側の照度センサの測光差により図14(C)のような態様の調光が可能となる。
図18は、本発明の実施の形態に係る照明装置の実施例6の要部を模式的に示したブロック図であり、図3の実施例1と共通の部分には同一の番号を付し説明は省略する。実施例6も、窓側と室内側における外光の影響を加味し、図2(C2)または、図14(C)のような点灯態様を実現するためのものである。図18から明らかなように、LED照明灯2、4、6の構成およびリモコン68の構成は、図3の実施例1と共通である。図18の実施例6の特徴は、部屋の照度センサ601を有する第1照度センサ部602、および部屋の室内側に照度センサ603を有する第2照度センサ部604が設けられていることである。第1照度センサ部602および第2照度センサ部604はそれぞれ無線通信部605および無線通信部606によりリモコン68の無線通信部74と通信しており、照度測定結果を報告している。
図15の実施例5の場合、照度センサが光源側のLED照明灯に設けられている。従って構成がLED照明灯側にまとまって簡単となる反面、実際に照明される部分に入射する照度を測定しているわけではないので、間接的な測光情報に基づく推定によりLED照明灯のデューティーを決定することになる。これに対し、図18における実施例6の照度センサ601および603は、部屋の机の面等、実際に照明される部分に直接配置される。従って、部屋の窓側の机上と室内側の机上の照度差を実測しており、双方における外光とLED照明灯の光の和が机上において等しくなるようにLED照明灯の調光を行うことが可能となる。
図18の実施例6における測光差の演算および各チャンネルを通じたデューティーの制御はリモコン制御部72が行う。その制御フローは図16のステップS182からステップS188を繰り返すことによる。なお、実際に証明される部分の実測値による制御なので、図17のステップS222およびステップS224におけるような補正値を求めておく必要もない。
なお、以上の実施例5および実施例6は、簡単のため、それぞれ部屋の片側のみ窓があり反対側を窓のなお室内側として説明したが、上記の本発明の特徴はこのような場合に限られるものではない。例えば部屋の両側に窓があり、昼間において照明なしでは部屋の両側の窓際が明るく部屋の中央部が暗くなるような場合にも適用できる。この場合、窓に垂直にLED照明灯列が走っているときの点灯態様を図1(C3)のような状況とする調光制御となる。このような調光制御を実現するためには、実施例5または実施例6の制御を部屋の半分側に用い、残りの半分側の制御についてこれを鏡面的に逆転させた点灯態様となるような制御を採用すればよい。この場合は、言うまでもないが、部屋の中央のLED照明灯または机上にも照度センサが必要となる。
図19は、本発明の実施の形態に係る照明装置の実施例7における点灯態様を示す照明装置の天井配置図であり、図2と同様にして天井13を下から見上げた状態を図示している。実施例7も基本的な構成的は実施例1と同様のものである。但し、チャンネルはLED照明灯毎に異なったものが割り当てられているとともに、それに対応した制御手段を持っている。制御手段の詳細は後述するが、まず図19によって点灯態様とその意義について説明する。なお、図19(A)は、図2(A1)と同様のLED照明灯の全点灯状態である。この場合、全てのチャンネルを通じて全てのLEDをデューティー100%で点灯させる信号が送信されている。
これに対し図19(B)では、LED照明灯14の4/6を占める中心部がデューティー100%で点灯しているとともに、両端の1/6がそれぞれデューティー50%で点灯している。これに対し、LED照明灯14を挟むLED照明灯4およびLED照明灯24における中央のデューティー100%領域は、それぞれLED照明灯14よりも狭くなっている。以下、LED照明灯14の中央部を中心にほぼ同心円的に、周囲に離れるほどデューティーが小さくなるような点灯状況となっている。
このような図19(B)の点灯態様は、例えば、広い部屋においてLED照明灯14の直下にしか人がおらず、周囲を照明する必要性が低い場合において好適である。例えば、図19(A)は広い居室に全員が着席勤務している状態の照明状況であり、図19(B)はLED照明灯14直下の人が残業勤務をしており周囲の人は帰宅した状況である。同様の目的のために、広い部屋の照明灯に個別スイッチをつけ、人がいない部分の照明灯のスイッチをオフにすることも考えられるが、図19(B)のようなグラデーションによるほうが、穏やかな照明環境を提供できる。
図19(C)は人のいる場所がLED照明灯2と4の中間点にある場合の例であり、この点を中心に、ほぼ同心円的に、周囲に離れるほどデューティーが小さくなるような点灯状況が実現されている。なお、図19では、中心となる点を一つにして説明したが、デューティー100%となる中心点が部屋の中に複数散在する場合であっても実施例7の制御は可能である。この場合は複数の中心点の周囲に、それぞれほぼ同心円的に、周囲に離れるほどデューティーが小さくなるような点灯状況が合成された照明態様となる。
図20は、図19の照明態様を実現する実施例7の要部を模式的に示したブロック図であり、図3の実施例1と共通の部分には同一の番号を付し説明は省略する。図20から明らかなように、LED照明灯2、4、6の構成は、図3の実施例1と共通である。図20の実施例7の特徴は、図19のような照明態様を実現するために部屋の要所に人感センサ部を設けた点にある。このような人感センサ部は複数の人が勤務する大部屋の照明などの場合、各人の机に配置し、各人が着席しているかどうかを個別に確実に把握するものが望ましい。また、この場合、各人感センサ部の位置とLED照明灯との関係は予めIDにより登録しておく。
具体的に説明すると、第1人感センサ部702はLED照明灯2の照明範囲の人の着席を検知する人感センサ704を有し、検知の有無を無線通信部706から送信する。一方、第2人感センサ部708はLED照明灯4の照明範囲の人の着席を検知する人感センサ710を有し、検知の有無を人感センサ制御部712に報告する。人感センサ制御部712は無線通信部706から無線通信部714経由で人感センサ704の検知の有無の報告を受ける。さらに、第3人感センサ部716はLED照明灯6の照明範囲の人の着席を検知する人感センサ718を有し、検知の有無を無線通信部720か無線通信部714経由で人感センサ制御部712に報告する。図示は省略するが同様の第1人感センサ部が室内の各要所に設けられ、それぞれ人の存否を人感センサ制御部712に無線通信により報告する。なお、各人感センサ部から人感センサ制御部712への報告は無線通信によらず有線通信であってもよい。
人感センサ制御部712は、以上のように各要所からの人の存否報告を受け、図19(B)または(B)のように人がいる場所を中心として同心的に周囲が暗くなるグラデーション照明またはその合成である照明態様を決定し、無線通信部714から各チャンネルを経由した各LEED照明灯への無線通信によって点灯信号およびデューティー信号を送信する。なお、第2人感センサ部708には操作部722が設けられ、図3のリモコンのように手動の制御信号を各LEED照明灯に送信することもできる。
なお、上記実施例7では第2人感センサ部708は、人感センサ部と制御部を兼ねているが、本発明の実施はこれに限られるものではない、例えば、第2人感センサ部708の機能を分離し、第2人感センサ部708自体は他の人感センサ部と同様の検知および無線通信報告のみの構成とするとともに、各人感センサ部からの報告を受けて制御をおこなう制御機能については図3のリモコン68のような専用の制御部構成としてもよい。また、上記実施例7では人感センサ部を人に近い机等に配置しているが、これをLED照明灯側に設け、LED照明灯直下の人の存否を判断するようにしてもよい。
なお、上記各実施例は、説明をわかりやすくするためにそれぞれ別の特徴を有するごとく説明したが、これら一つの実施態様において複数の特徴を兼ね備えた形で実施することを妨げるものではない。例えば、実施例4または実施例5における照度センサに基づく制御と実施例6の人感センサに基づく制御を兼ね備えた実施態様や、これらの特徴を選択可能なモードとして備えた実施態様も可能である。
本発明は、天井照明など複数の照明灯による照明に好適な照明灯および照明装置を提供するものである。
82、302、402〜406 第1LED群
84、304、412〜416 第2LED群
98、122、310,326、408、422 第1制御部
100、124、312、328、418、424 第2制御部
64、564 信号入力部
94 第1電源部
96 第2電源部
138 第1基板
140 第2基板
302、304 直列接続LED群
82、302、402〜406 列状の第1発光部
84、304、412〜416 列状の第2発光部
68、562、708 司令部
501、503、601、603 測光部
704、710、718 目標位置決定手段
82、84、302、304、402〜406 412〜416 複数の発光部
98、122、310,326、408、422 第1制御部
100、124、312、328、418、424 第2制御部
562 補正手段
704、710、718 人の存否を感知する手段

Claims (6)

  1. 列状の第1発光部と前記第1発光部の列の延長上に配される列状の第2発光部を有する第1照明灯と、前記第2発光部の列の延長上に配される列状の第3発光部と前記第3発光部の列の延長上に配される列状の第4発光部を有する第2照明灯と、前記第1発光部と前記第2発光部を異なった発光態様とするとともに前記前記第2発光部と前記第3発光部を同じ発光態様に制御させる制御部とを有することを特徴とする照明装置。
  2. 異なった位置に配置される複数の測光部と、前記複数の測光部の測光結果に基づき前記制御部による制御内容を指令する司令部とを有することを特徴とする請求項記載の照明装置。
  3. 目標位置の決定手段と、前記決定手段によって決定された目標位置を中心とする照明態様となるよう前記制御部による制御内容を指令する司令部とを有することを特徴とする請求項または記載の照明装置。
  4. 前記司令部は、前記目標位置を中心に目標位置から遠い部分の照明を担当する発光部の発光量を落とすよう前記制御部に指令することを特徴とする請求項記載の照明装置。
  5. 前記目標位置の決定手段は、人の存否を感知する手段であることを特徴とする請求項または記載の照明装置。
  6. 前記第1発光部、前記第2発光部、前記第3発光部および前記第4発光部は、それぞれLED群を有することを特徴とする請求項からのいずれかに記載の照明装置。
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