JP2008034989A - 照明器具及び照明システム - Google Patents

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Abstract

【課題】可視光通信を行いながらも使用者にとって違和感のない照明環境を提供する。
【解決手段】照明器具1において、調光制御部14が調光発振部141,142に対して、電源12,13からの直流電流に調光信号を重畳してパルス状の電流とし、このパルス状の電流を信号発振部150,151に出力するように制御する。発振周期制御部16が可視光通信時に情報信号を入力し、この情報信号に基づいた電流パターンを、スイッチ部15が入力した調光確認信号に応じて、調光率の高い側の信号発振部150(151)に出力することによって、信号発振部150(151)に対してパルス状の電流に電流パターンを重畳し、電流パターンを重畳したパルス状の電流を白色光源10(電球色光源11)に出力するように制御する。そして、調光率の高い白色光源10(電球色光源11)が、信号発振部150(151)からのパルス状の電流に基づいて点灯及び消灯を行う。
【選択図】図1

Description

本発明は、照明用の可視光を用いて通信を行う照明器具及び照明システムに関するものである。
従来、照明用の可視光を用いて通信を行う照明システムは、特許文献1に開示されているように、LED照明灯(照明器具)と、受光器(受信機)とを備える。LED照明灯は、赤色光、緑色光及び青色光の3原色の光を用いて白色発光する3原色LED光源からのそれぞれの発光を、独立した情報(送信情報)に基づいて変調することで波長多重通信(可視光通信)を行う。この場合、識別波形は、各LED(発光ダイオード)の発光色である原色に対応した固有の波形であり、各LEDは、個々の波形に信号波形が重畳された電流の供給によって点灯する。一方、受光器は、各LEDからの光が重畳された光を受光し、ダイクロイックミラーを用いた波長弁別器によって、受光した光を赤色光、緑色光及び青色光に選別し、それぞれの光に含まれている情報を復調する。
特開2002−290335号公報(段落0006〜0016及び第3図)
しかしながら、上記従来の照明システムには、可視光通信時に各発光ダイオードが独立した送信情報に基づいて点灯することから、各発光ダイオードが重複して点灯したり消灯したりすることがあり、照明器具として使用した場合に演色性が悪化する可能性が高くなるという問題があった。
本発明は上記の点に鑑みて為されたものであり、その目的とするところは、可視光通信を行いながらも使用者にとって違和感のない照明環境を提供することができる照明器具及び照明システムを提供することにある。
請求項1に記載の照明器具の発明は、それぞれが互いに異なる色温度であって最大光出力が同じ大きさである可視光を放射する複数の光源と、前記複数の光源のそれぞれに対し、前記最大光出力に対する前記可視光の光出力の比率である調光率を制御する調光制御手段と、前記複数の光源のうち前記調光率の最も高い光源のみに対し送信情報に基づいて点灯及び消灯を制御する点灯制御手段とを備えることを特徴とする。
請求項2に記載の照明器具の発明は、請求項1に記載の発明において、前記点灯制御手段の出力側に設けられ当該点灯制御手段が前記調光率の最も高い光源と電気的に接続するように切り替える切替手段を備えることを特徴とする。
請求項3に記載の照明器具の発明は、請求項2に記載の発明において、前記調光制御手段、前記点灯制御手段及び前記切替手段が1つのユニットで構成されることを特徴とする。
請求項4に記載の照明器具の発明は、請求項1〜3のいずれかに記載の発明において、前記複数の光源が、青色光を放射する青色発光ダイオードと、前記青色光によって励起され当該青色光と混合して白色光を形成する光を放射する第1の蛍光体とを有する白色光源と、青色光を放射する青色発光ダイオードと、前記青色光によって励起され当該青色光と混合して電球色の光を形成する光を放射する第2の蛍光体とを有する電球色光源との2種類の光源からなることを特徴とする。
請求項5に記載の照明システムの発明は、請求項1〜4のいずれかに記載の照明器具と、前記照明器具からの可視光を受光して送信情報を受信する受信機とを備えることを特徴とする。
請求項1に記載の発明によれば、送信情報を送信する可視光通信時に、複数の光源のうち可視光の光出力の最も大きな光源を用いて可視光通信を行うことによって、可視光通信時と非通信時との間で可視光の光出力の変化を使用者に感じにくくさせることができるので、可視光通信を行いながらも使用者にとって違和感のない照明環境を提供することができる。
請求項2に記載の発明によれば、複数の光源が点灯制御手段を共有することができるので、点灯制御手段を構成するハードウェアの簡易化を図ることができる。
請求項3に記載の発明によれば、調光制御手段、点灯制御手段及び切替手段を1つのユニットで構成することができるので、点灯制御手段だけでなく調光制御手段及び切替手段を構成するハードウェアの簡易化を図ることができる。
請求項4に記載の発明によれば、2種類の光源の両方が青色発光ダイオードからの青色光の光スペクトルを有するので、青色光の光スペクトルに高い受光感度を持つ受信機によって、互いに異なる色温度の可視光を放射する光源の両方に対応することができる。また、受信機を多くの光スペクトルに対応させる必要がないので、受信機の構成を簡単にすることができる。
請求項5に記載の発明によれば、照明器具において、送信情報を送信する可視光通信時に、複数の光源のうち可視光の光出力の最も大きな光源を用いて可視光通信を行うことによって、可視光通信時と非通信時との間で可視光の光出力の変化を使用者に感じにくくさせることができるので、可視光通信を行いながらも使用者にとって違和感のない照明環境を提供することができる。
(実施形態1)
本発明の実施形態1について図1〜5を用いて説明する。図1は、実施形態1に係る照明器具の構成を示すブロック図である。図2は、実施形態1に係る受信機の構成を示すブロック図である。図3は、実施形態1に係る照明器具を流れる電流の波形図である。図4は、実施形態1に係る照明器具を流れる電流波形図、及び調光率と光出力の関係を示す図である。図5は、実施形態1の動作を説明する図である。
まず、実施形態1となる照明システムの構成について説明する。この照明システムは、照明用の可視光を用いて通信を行うものであり、図1に示すような照明器具1と、図2に示すような受信機2とを備えている。
照明器具1は、図1に示すように、白色光源10と、電球色光源11と、2つの電源12,13と、調光制御部14と、スイッチ部15と、発振周期制御部16とを備えている。
白色光源10は、青色光を放射する青色発光ダイオードと、青色光の放射方向に設けられた第1の色変換部材とを組み合わせた構成を複数備える。電球色光源11は、青色光を放射する青色発光ダイオードと、青色光の放射方向に設けられた第2の色変換部材とを組み合わせた構成を複数備える。
第1の色変換部材及び第2の色変換部材は、透明材料及び蛍光体の混合物で形成されたものである。透明材料は、例えばシリコーン樹脂やアクリル樹脂、エポキシ樹脂、ガラスなどである。蛍光体は、例えばYAG(イットリウムアルミニウムガーネット)系などの粒子状の黄色蛍光体であり、青色発光ダイオードからの青色光によって励起され、青色光とは異なる色であるブロードな黄色系の光を放射する。この蛍光体が透明材料に少なめに混合されていると白色光となり、蛍光体が多めに混合されていると電球色の光となる。したがって、上記の蛍光体は、第1の色変換部材よりも第2の色変換部材に多く含まれている。
上記より、白色光源10は、青色発光ダイオードからの青色光とブロードな黄色系の光との混合によって形成された白色光を外部に放射する。また、電球色光源11は、青色発光ダイオードからの青色光とブロードな黄色系の光との混合によって形成された電球色の光を、白色光源10からの白色光と同じ最大光出力で外部に放射する。白色光の色温度は3200K〜5400Kであり、白色の範囲だけでなく昼白色や温白色の範囲も含む。この中で、より好ましい範囲は3900K〜4500Kである。一方、電球色の光の色温度は2600K〜3150Kである。したがって、白色光源10及び電球色光源11は、それぞれ互いに異なる色温度であって最大光出力が同じ大きさである可視光を放射することになる。なお、「最大光出力が同じ大きさ」の範囲は、完全に大きさが一致する場合だけでなく、最大光出力が異なる大きさのものであっても、後述で設定される調光率の高い光源の光出力を調光率の低い光源より大きくすることが可能な範囲も含む。
電源12は白色光源用のものであり、電源13は電球色光源用のものである。電源12(13)は入力側から順に、整流平滑部120(130)と、定電流部121(131)とを備え、入力側で交流電源3と接続し、出力側で後述の調光発振部141(142)と接続している。交流電源3は例えば商用電源などである。整流平滑部120(130)は例えばダイオードブリッジ回路などで構成され、交流電源3からの交流電流を整流し、平滑して定電流部121(131)に出力する。定電流部121(131)は例えばシャントレギュレータ又はカレントミラー回路などで構成され、整流平滑部120(130)からの電流の大きさを一定にし、一定の大きさの直流電流I(図3(a)参照)を調光発振部141(142)に出力する。
調光制御部14は例えばマイコンなどのICで構成され、入力側でリモコン用信号受信部140と接続し、出力側で2つの調光発振部141,142、スイッチ部15及び発振周期制御部16と接続している。リモコン用信号受信部140は、赤外線送信リモコン4からの調光命令を赤外線信号として受信する。調光命令は調光対象の光源(白色光源10又は電球色光源11)及び後述の調光率を定めた内容を有する。調光発振部141(142)は、例えば電解効果トランジスタ(FET)やバイポーラトランジスタなどの半導体スイッチング素子を含んで構成され、入力側で電源12(13)及び調光制御部14と接続し、出力側で後述の信号発振部150(151)と接続している。この調光発振部141(142)は、調光制御部14からの調光信号の周波数(例えば1kHz)に対応可能であり、この調光信号を応答するのに必要な応答性を有している。
上記の調光制御部14はリモコン用信号受信部140からの調光命令を解析し、解析した調光命令に基づいて、白色光源10及び電球色光源11のそれぞれに対し、最大光出力に対する可視光の光出力の比率である調光率(デューティ比)を制御する。具体的には、調光制御部14は調光発振部141,142のそれぞれに対して、独立して調光命令に基づいた調光信号を電源12,13からの直流電流に重畳してパルス状の電流I(図3(b)参照)とし、このパルス状の電流Iを後述の信号発振部150,151に出力するように制御することによって、白色光源10及び電球色光源11のそれぞれを独立に調光する。照明器具1は上記のように白色光源10及び電球色光源11を調光制御することによって、白色から電球色までの間で色温度を調整することができる。
また、調光制御部14は、調光発振部141,142に出力する調光信号と同様のPWM信号を発振周期制御部16に出力する。ただし、このPWM信号の振幅は電流Iより非常に小さいものである。調光制御部14が発振周期制御部16に上記PWM信号を出力することによって発振周期制御部16と同期を取ることができるので、後述の信号発振部150,151において調光発振部141,142からの電流Iと後述の発振周期制御部16からの信号との同期を取ることができる。さらに、調光制御部14は、白色光源10及び電球色光源11の調光率の大小に関する情報を含む調光確認信号をスイッチ部15に出力して、スイッチ部15を制御する。
スイッチ部15は例えば半導体スイッチなどで構成され、入力側で調光制御部14及び発振周期制御部16と接続し、出力側で2つの信号発振部150,151と接続している。信号発振部150(151)は、例えば電解効果トランジスタ(FET)やバイポーラトランジスタなどの半導体スイッチング素子を含んで構成され、入力側で調光発振部141(142)と接続し、出力側で白色光源10(電球色光源11)と接続している。この信号発振部150(151)は、可視光通信を行う送信信号の周波数に対応可能であり、この送信信号を応答するのに必要な応答性を有している。実施形態1では調光信号の周波数以上の周波数(例えば100kHz)に対応可能である。
上記のスイッチ部15は、調光制御部14からの調光確認信号に基づいて、白色光源10及び電球色光源11のうち調光率の高い光源と発振周期制御部16とが電気的に接続するように切り替える切替手段である。つまり、スイッチ部15は、調光制御部14からの調光確認信号に基づいて、白色光源10及び電球色光源11のうち調光率の高い光源と接続している信号発振部150,151との接続をオンにする。
発振周期制御部16は入力側で調光制御部14及び可視光通信用信号受信部160と接続し、出力側でスイッチ部15と接続している。可視光通信用信号受信部160は情報信号を外部機器5から受信し、受信した情報信号を発振周期制御部16に出力する。外部機器5は例えば制御機器などであるが、上記に限定されるものではなく用途に応じて適宜設定される。情報信号には、受信機2に送信する情報である送信情報が含まれている。また、情報信号は、「1」と「0」の比率が同じパルス状のものが一定の通信頻度で繰り返された信号であったり、「1」と「0」の比率及び通信頻度がさまざまな組み合わせとなる信号であったりする。この情報信号を入力するときに用いられる通信方式は、規格化された一般的なものが多く、例えばRS485などの1対複数の通信方式である。
上記の発振周期制御部16は、白色光源10及び電球色光源11のうち調光率の高い光源のみに対し、可視光通信用信号受信部160から入力した情報信号に基づいて点灯及び消灯を制御する点灯制御手段である。具体的には、発振周期制御部16は、受信した情報信号を調光制御部14からのPWM信号に重畳し、その後、スイッチ部15との接続がオンにされた側の信号発振部150(151)に対して、重畳した信号の電流パターンを調光発振部141(142)からのパルス状の電流I(図3(b)参照)に重畳し、重畳したパルス状の電流I(図3(c)参照)を白色光源10(電球色光源11)に出力するように制御することによって、白色光源10(電球色光源11)の点灯及び消灯を情報信号に基づいて制御する。これに対して、スイッチ部15との接続がオフのままである信号発振部151(150)は調光発振部142(141)からのパルス状の電流Iをそのまま電球色光源11(白色光源10)に出力する(図3(d)参照)。
ここで、調光率の高い光源に流れる電流に信号を重畳する場合(図4(a)参照)と調光率の低い光源に流れる電流に信号を重畳する場合(図4(b)参照)とでは、どちらも同じ可視光通信時に同じ時間だけ光源が消灯する(図4(a)の「ta1〜ta2,ta4〜ta5,ta7〜ta8,ta10〜ta11,ta13〜ta14」、図4(b)の「tb1〜tb2,tb4〜tb5,tb7〜tb8,tb10〜tb11,tb13〜tb14」)。これにより、可視光通信時において、図4(c)に示すように、光源が消灯した分だけ非通信時より光出力の低下が生じる。ウェーバーの法則によると、光出力の低下が一定である場合、人間の視間隔では光出力の高い場合よりも光出力の低い場合のほうが光出力の変化を感じやすくなる。つまり、調光率の高い場合よりも低い場合のほうが光出力の変化を感じやすくなる。したがって、調光率の高い光源で可視光通信を行うことで、可視光通信時と非通信時の間における光出力の変化を感じにくくすることができる。例えば、調光率100%の場合では、非通信時の光出力に対する可視光通信時の低下分の割合が小さいので、使用者が光出力の変化に気付きにくい。これに対して、調光率20%の場合では、非通信時の光出力に対する可視光通信時の低下分の割合が大きいので、使用者が光出力の変化に気付きやすくなる。
受信機2は、図2に示すように、入力側から順に、受光部20と、増幅部21と、バンドパスフィルタ22と、判断部23と、表示部24とを備えている。受光部20は、例えばフォトダイオードなどの光電変換素子(図示せず)と、例えば抵抗などの回路素子(図示せず)とを備え、白色光源10及び電球色光源11(図1参照)からの可視光を受光する。白色光源10及び電球色光源11がともに青色発光ダイオードと蛍光体とを組み合わせた構成であるので、受光部20は、青色光に高い感度を持つ光電変換素子を備えている。これにより、白色光源10及び電球色光源11の両方からの光を受光することができる。また、この受光部20は、受光した可視光に含まれる送信信号(送信情報を含む)を電気信号に変換し、この電気信号を増幅部21に出力する。
増幅部21は例えばオペアンプなどで構成され、受光部20からの電気信号を増幅してバンドパスフィルタ22に出力する。バンドパスフィルタ22は、例えばオペアンプなどで構成される汎用のものであり、増幅部21で増幅された電気信号の周波数の差を検出しやすくする。判断部23は例えばマイコンなどで構成され、バンドパスフィルタ22からのデジタル信号を、予め設定された通信速度で受信データに復調し、復調した受信データを表示部24に出力する。表示部24は例えば液晶表示パネルなどの汎用のものであり、判断部23で復調された受信データの内容(送信情報)を表示する。
次に、実施形態1の照明器具1の動作について図1を用いて説明する。まず、電源12,13が交流電源3から交流電流を入力し、入力した交流電流を直流電流に変換し、変換した直流電流を調光発振部141,142に出力する。続いて、調光制御部14が調光発振部141,142に対して、赤外線送信リモコン4からの調光命令に基づいた調光信号を電源12,13からの直流電流に重畳してパルス状の電流とし、このパルス状の電流を信号発振部150,151に出力するように制御する。また、調光制御部14が調光確認信号をスイッチ部15に出力する。
続いて、外部機器5からの情報信号の入力がない非通信時である場合、白色光源10及び電球色光源11が、調光発振部141,142から信号発振部150,151を介して供給されるパルス状の電流によって点灯したり消灯したりする。これに対して、外部機器5からの情報信号の入力がある可視光通信時である場合、可視光通信用信号受信部160が外部機器5から情報信号を受信する。その後、発振周期制御部16が可視光通信用信号受信部160から情報信号を入力し、スイッチ部15が入力した調光確認信号の情報に応じて、情報信号に基づいた電流パターンを調光率の高い側の信号発振部150(151)に出力することによって、信号発振部150(151)に対して調光発振部141(142)からのパルス状の電流に電流パターンを重畳し、電流パターンを重畳したパルス状の電流を白色光源10(電球色光源11)に出力するように制御する。そして、調光率の高い白色光源10(電球色光源11)が、信号発振部150(151)からのパルス状の電流に基づいて点灯及び消灯を行う。
次に、実施形態1の動作について、図5に示すように照明器具1が室内空間6の上方に設置され、受信機2が室内空間6の下方に位置している場合を説明する。なお、図5は、実施形態1の照明システムの動作を説明しやすいように白色光60と電球色の光61とが室内空間6の別領域を照射している図になっているが、実際は白色光60と電球色の光61とが混合して室内空間6の同じ領域を照射している。
まず、図5(a)に示すように白色光源10(図1参照)からの白色光60のみが放射されている場合、照明器具1が白色光60を用いて、送信情報を含む送信信号を送信し、受信機2が白色光60を受光し、送信信号を受信することによって可視光通信を行う。図5(b)に示すように白色光源10の調光率が電球色光源11(図1参照)の調光率より大きい場合も、白色光源10からの白色光60を用いて送信信号を送信することによって可視光通信を行う。
これに対して、図5(c)に示すように電球色光源11(図1参照)の調光率が白色光源10(図1参照)の調光率より大きい場合、照明器具1が電球色光源11からの電球色の光61を用いて送信信号を送信し、受信機2が電球色の光61を受光して送信信号を受信することによって可視光通信を行う。図5(d)に示すように電球色光源11からの電球色の光61のみが放射されている場合も、電球色の光61を用いて送信信号を送信することによって可視光通信を行う。
上記より、使用者の嗜好が多様であることから白色光60及び電球色の光61の調光の組み合わせが多くなるものの、いずれの組み合わせの場合であっても照明器具1から受信機2に送信情報を送信する可視光通信を行うことができる。
以上、実施形態1によれば、照明器具1において、送信情報を含む送信信号を送信する可視光通信時に、白色光源10及び電球色光源11のうち可視光の光出力の大きな光源を用いて可視光通信を行うことによって、可視光通信時と非通信時との間で可視光の光出力の変化を使用者に感じにくくさせることができるので(ウェーバーの法則)、可視光通信を行いながらも使用者にとって違和感のない照明環境を提供することができる。
また、白色光源10及び電球色光源11が発振周期制御部16を共有することができるので、発振周期制御部16を構成するハードウェアの簡易化を図ることができる。
さらに、白色光源10及び電球色光源11の両方が青色発光ダイオードからの青色光の光スペクトルを有するので、青色光の光スペクトルに高い受光感度を持つ受信機2によって、互いに異なる色温度の可視光を放射する白色光源10及び電球色光源11の両方に対応することができる。また、受信機2を多くの光スペクトルに対応させる必要がないので、受信機2の構成を簡単にすることができる。
(実施形態2)
本発明の実施形態2について図6を用いて説明する。図6は、実施形態2に係る照明器具の構成を示すブロック図である。
実施形態2となる照明システムは、実施形態1と同様の受信機2(図2参照)を備えるとともに、図6に示すような照明器具1aを備えている。照明器具1aは、図6に示すように、白色光源10と、電球色光源11と、2つの電源12,13とを実施形態1の照明器具1(図1参照)と同様に備えているが、実施形態1の照明器具1にはない以下の特徴部分を有する。
照明器具1aは、実施形態1の調光制御部14、スイッチ部15及び発振周期制御部16(図1参照)に代えて図6に示すような調光・発振制御部17を備えているとともに、実施形態1の調光発振部141,142及び信号発振部150,151(図1参照)に代えて図6に示すような調光発振部141a,142aを備えている。調光・発振制御部17は例えば高機能のマイコンなど1つのユニットで構成され、入力側でリモコン用信号受信部140及び可視光通信用信号受信部160と接続し、出力側で調光発振部141a,142aと接続している。この調光・発振制御部17は実施形態1の調光制御部14、スイッチ部15及び発振周期制御部16と同様の機能を有している。上記より、調光・発振制御部17は簡易な構成にすることができる。
また、調光発振部141a,142aは、実施形態1の調光発振部141,142(図1参照)の機能だけでなく、実施形態1の信号発振部150,151(図1参照)の機能も必要であるので、どちらにも適用可能な周波数応答性を有している。オンにされた側の調光発振部141a(142a)は、調光・発振制御部17から入力される調光信号を電源12(13)からの直流電流I(図3(a)参照)に重畳し、重畳した電流I(図3(c)参照)を白色光源10(電球色光源11)に出力する。これに対して、オフ側の調光発振部142a(141a)は、電源13(12)からの直流電流Iを調光・発振制御部17から入力される調光信号に応じてパルス状とし、パルス状の電流I(図3(d)参照)を電球色光源11(白色光源10)に出力する(図3(d)参照)。なお、照明器具1aは上記以外の点において実施形態1の照明器具1(図1参照)と同様である。
以上、実施形態2によれば、実施形態1の調光制御部14、スイッチ部15及び発振周期制御部16(図1参照)を調光・発振制御部17として1つのユニットで構成することができるので、発振周期制御部16だけでなく調光制御部14及びスイッチ部15を構成するハードウェアの簡易化を図ることができる。
なお、実施形態1又は2の変形例として、照明器具1(1a)が、白色光源10及び電球色光源11ごとに電源12,13を備えるのではなく、電源のうち整流平滑部を共通にし、定電流部を白色光源10及び電球色光源11ごとに備える構成であってもよい。
実施形態1又は2の他の変形例として、照明器具1(1a)が、外部機器5から受信した情報信号に含まれる送信情報を送信するのではなく、内部に設けられた記憶媒体(図示せず)に予め記憶された固定データの送信情報を送信してもよい。
また、実施形態1又は2の他の変形例として、受信機2の受光部20が、可視光帯域に感度を持つ受光素子と、この受光素子の受光側に設けられ青色光の透過特性を持つ光学フィルタとを備えるものであってもよい。
さらに、実施形態1又は2の他の変形例として、照明器具1(1a)が、色温度が異なる2種類の光源を備えることに限定されるものではなく、色温度が異なる3種類以上の光源を備えてもよい。
実施形態1又は2の他の変形例として、可視光は白色光や電球色の光に限定されるものではなく、白色光や電球色の光以外の可視光を放射する光源を白色光源10や電球色光源11に代えて備えてもよい。また、白色光や電球色の光以外の可視光を放射する光源を白色光源10や電球色光源11とともに備えてもよい。このとき、受信機2の受光部20として、光源からの可視光に対して受光感度の高いものを備える。
本発明の実施形態1に係る照明器具の構成を示すブロック図である。 同上に係る受信機の構成を示すブロック図である。 同上に係る照明器具において、(a)が電流Iの波形図、(b)が電流Iの波形図、(c)がオン側の電流Iの波形図、(d)がオフ側の電流Iの波形図である。 同上に係る照明器具において、(a)が調光率の高い場合の電流波形図、(b)が調光率の低い場合の電流波形図、(c)が調光率と光出力の関係を示す図である。 同上の動作を説明するものであって、(a)が白色光源のみが点灯した場合の点灯状態図、(b)が白色光源の調光率が電球色光源より高い場合の点灯状態図、(c)が電球色光源の調光率が白色光源より高い場合の点灯状態図、(d)が電球色光源のみが点灯した場合の点灯状態図である。 本発明の実施形態2に係る照明器具の構成を示すブロック図である。
符号の説明
1,1a 照明器具
10 白色光源
11 電球色光源
14 調光制御部
15 スイッチ部
16 発振周期制御部
17 調光・発振制御部
2 受信機

Claims (5)

  1. それぞれが互いに異なる色温度であって最大光出力が同じ大きさである可視光を放射する複数の光源と、
    前記複数の光源のそれぞれに対し、前記最大光出力に対する前記可視光の光出力の比率である調光率を制御する調光制御手段と、
    前記複数の光源のうち前記調光率の最も高い光源のみに対し送信情報に基づいて点灯及び消灯を制御する点灯制御手段と
    を備えることを特徴とする照明器具。
  2. 前記点灯制御手段の出力側に設けられ当該点灯制御手段が前記調光率の最も高い光源と電気的に接続するように切り替える切替手段を備える
    ことを特徴とする請求項1記載の照明器具。
  3. 前記調光制御手段、前記点灯制御手段及び前記切替手段が1つのユニットで構成されることを特徴とする請求項2記載の照明器具。
  4. 前記複数の光源が、
    青色光を放射する青色発光ダイオードと、前記青色光によって励起され当該青色光と混合して白色光を形成する光を放射する第1の蛍光体とを有する白色光源と、
    青色光を放射する青色発光ダイオードと、前記青色光によって励起され当該青色光と混合して電球色の光を形成する光を放射する第2の蛍光体とを有する電球色光源と
    の2種類の光源からなることを特徴とする請求項1〜3のいずれか記載の照明器具。
  5. 請求項1〜4のいずれか記載の照明器具と、
    前記照明器具からの可視光を受光して送信情報を受信する受信機と
    を備えることを特徴とする照明システム。










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