JPH06283275A - 可変色照明装置 - Google Patents

可変色照明装置

Info

Publication number
JPH06283275A
JPH06283275A JP5068815A JP6881593A JPH06283275A JP H06283275 A JPH06283275 A JP H06283275A JP 5068815 A JP5068815 A JP 5068815A JP 6881593 A JP6881593 A JP 6881593A JP H06283275 A JPH06283275 A JP H06283275A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
light
amount
color
light source
light amount
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP5068815A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroyasu Takeuchi
啓泰 竹内
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Electric Works Co Ltd
Original Assignee
Matsushita Electric Works Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Works Ltd filed Critical Matsushita Electric Works Ltd
Priority to JP5068815A priority Critical patent/JPH06283275A/ja
Publication of JPH06283275A publication Critical patent/JPH06283275A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Non-Portable Lighting Devices Or Systems Thereof (AREA)
  • Circuit Arrangement For Electric Light Sources In General (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】光色補正による光源の調光量が調光上限付近に
なる場合にも混光色にずれを生じないように光量補正を
行うようにした可変色照明装置において、調光上限にな
っている光源の光量が経時などの光束減退で大きく低下
している場合に、その他の光源も大きく減光補正により
全体の光量が大きく低下することを防止し、照明として
の基本機能である明るさを確保する。 【構成】発光色の異なる複数光源の各光量を混色して所
望の光色、光量を得る可変色照明装置であって、各光源
の光量を検出して調光量を補正し、照明光の光色補正を
行う際に、いずれか1つの光源の調光量が調光上限以上
になる場合、他光源のうちの1つの光源の光量を減光す
る装置において、光量補正の収束判定幅を光量補正され
る光源の減光レベルに応じて可変とした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、複数の発光色を混色し
て照明光の光色を可変とする可変色照明装置に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】従来より、照明光の色温度を調節するこ
とによって生活環境を変化させることが考えられてい
る。例えば白色系の照明であっても、気温に応じて色温
度を調節すれば、涼感や温感が得られることになり、生
活環境が向上するものである。このような目的のために
赤、緑、青の3色の光源を一つの器具本体に設けて、そ
れぞれの光源を調光し色温度を変化する可変色照明装置
が提案されている。また、光源の光出力のバラツキ、固
定温度および経時による特性変化、さらに調光器の出力
特性のバラツキによる設定色温度のズレを補正する装置
も提案されている。さらに調光器の上限の制約により照
明の可変色範囲が縮小されることがなく、そのような場
合にも混色光にずれを生じることのない可変色照明装置
も提案されている。その構成を図5に示し、動作のフロ
ーチャートを図6に示す。図中、1は照明器具である。
2R,2G,2Bは発光色の異なる光源であり、白熱電
球や放電灯など、発光色が異なれば任意の光源で良い。
3R,3G,3Bは光量検出部であり、フォトダイオー
ド、CdSなどで構成され、各光源2R,2G,2Bの
光量をそれぞれ検出する。4R,4G,4Bは調光器で
あり、補正演算部10からの調光信号により、各光源2
R,2G,2Bの調光を行う。5R,5G,5Bは調光
信号発生部であり、各光源2R,2G,2Bをそれぞれ
任意の調光レベルに制御するための調光信号を出力す
る。
【0003】6は照明光設定部であり、光量データ記憶
部7のアドレスを指定できる構成ならば何でも良く、例
えば、アップ/ダウンカウンタ、スイッチなどで構成さ
れており、所望の照明光色、光量の設定を行う。7は光
量データ記憶部であり、ROMなどの記憶素子で構成さ
れており、任意の光色の照明光を得るために、ROMの
アドレス毎に各光源2R,2G,2Bをそれぞれ任意の
レベルに調光するために、予め理論式より算出した光量
データがR,G,Bの3つを1組として記憶されてい
る。8R,8G,8Bは光信号変換部であり、光量検出
部3R,3G,3Bの出力信号を演算に適した信号に変
換するものである。9a,9bは比較演算部であり、そ
れぞれ割算回路11と13、12と14の出力信号を入
力しており、差動増幅演算を行う。10は補正演算部で
あり、調光信号発生部5R,5G,5B、光信号変換部
8R,8G,8B、比較演算部9a,9b、割算部11
〜14、光量データ補正部15、収束判定部16及び収
束値変更部17を含み、光量データ記憶部7より入力さ
れた光量データと、光量検出部3R,3G,3Bより入
力された検出信号とを比較演算し、この演算結果に応じ
た補正調光信号を出力する。11,12,13,14は
割算部であり、それぞれ光量データと検出信号が入力さ
れており、B/GやR/Gのように、Gを基準とした光
量比として出力する。割算部11では光量データR/
G、割算部12では光量データB/Gの演算が行われ、
光量比補正を行うときの基準光量比となる。割算部13
では検出信号よりR/G、割算部14では検出信号より
B/Gの演算が行われ、検出光量比となる。15は光量
データ補正部であり、R/G及びB/Gの基準光量比と
検出光量比との比較演算結果に基づいて、R,G,Bの
各光量データに補正を加えて、補正光量データを出力す
る。16は収束判定部であり、基準光量比に対する検出
光量比の収束判定を行う。
【0004】図2は従来例の動作をフローチャートで示
したものである。まず、照明光設定部6において、所望
の光色を設定する。次に、光量データ記憶部7におい
て、設定光色に記憶されているR,G,Bの各光量デー
タが読み出される。この光量データをそれぞれVsr,
Vsg,Vsbとする。この光量データは、割算部1
1,12に入力され、基準光量比設定のための演算が行
われ、Vsr/Vsg、Vsb/Vsgのデータが得ら
れる。一方、光量データVsr、Vsg、Vsbは光量
データ補正部15に入力され、続いて、調光信号発生部
5R,5G,5Bに入力される。調光信号発生部5R,
5G,5Bは、各光源2R,2G,2Bが光量データV
sr,Vsg,Vsbで定められた光量となるように、
調光信号を出力し、この調光信号により各光源2R,2
G,2Bは調光される。各光源2R,2G,2Bの光量
は光量検出部3R,3G,3Bで検出され、光信号変換
部8R,8G,8Bにおいて光電変換が行われる。ここ
で、光信号変換部8R,8G,8Bの出力信号をそれぞ
れVyr,Vyg,Vybとする。この検出信号Vy
r,Vyg,Vybは割算部13,14に入力され、検
出光量比の演算が行われ、Vyr/Vyg、Vyb/V
ygのデータが得られる。前述の基準光量比Vsr/V
sg、Vsb/Vsgと、検出光量比Vyr/Vyg、
Vyb/Vygはそれぞれ比較演算部9a,9bに入力
されて、光量補正を行うための演算が行われる。比較演
算部9a,9bにおいては、{(基準光量比)−(検出
光量比)}という比較演算が行われ、比較演算部9a,
9bの出力Vor、Vobは、 Vor=(Vsr/Vsg−Vyr/Vyg) Vob=(Vsb/Vsg−Vyb/Vyg) となる。
【0005】比較演算部9a,9bの出力Vor,Vo
bは収束判定部16に入力される。収束判定部16にお
いては、 |Vor|=|Vsr/Vsg−Vyr/Vyg|>α
1 |Vob|=|Vsb/Vsg−Vyb/Vyg|>α
2 という判定が行われる。ここで、α1,α2は0に近い値
であるが、光量比のずれによる混色光の光色ずれを使用
者が認識できない程度の値でも良い。α1,α2は同じ値
でも良いし、異なる値でも良い。この収束判定部16に
おいて、|Vor|≦α1 、|Vob|≦α2 の場合、
光量データ補正の必要はなく、光量検出状態となる。|
Vor|>α1 の場合は、Rの光色を持つ光源2Rの調
光量補正の必要ありと判定され、収束判定部16からV
orが出力されて、調光データ補正部15に入力され
る。光量データVsrは、光量データ補正部15におい
て補正されるが、この補正光量データをVsr’とする
と、 Vsr’=Vsr+a×Vor =Vsr+a×(Vsr/Vsg−Vyr/Vyg) となる。ただし、aは定数である。|Vob|>α2
場合も同様であり、光量データVsbの補正光量データ
をVsb’とすると、 Vsb’=Vsb+a×Vob =Vsb+a×(Vsb/Vsg−Vyb/Vyg) となる。この補正光量データVsr’,Vsb’は調光
信号発生部5R,5Bに入力され、RとBの発光色を持
つ光源2R,2Bの調光量の補正を行うように調光信号
が変更される。
【0006】このRとBの光量補正を行う回数をJと
し、RとBの光量調整を行うことができないことを判定
する回数をNとする。光量データ補正部15において、
RとBの光量調整回数Jをカウントし、J≧Nとなった
場合に、R,Bの調光上限判定を行い、調光上限(Vs
r’≧Vmax,Vsb’≧Vmax)と判断された場
合にGの光量補正(光量を下げる)を行う。
【0007】これらの動作について、具体例を用いて説
明する。いま、各光源2R、2G、2Bの光色の色度座
標をそれぞれ(0.5859、0.3327)、(0.
3324、0.5349)、(0.1563、0.08
29)とする。また、色温度は2950〜6250Kの
範囲で変化するものとする。基準照射面での各光源2
R、2G、2Bの最大照度がそれぞれ110〔lx〕、
220〔lx〕、30〔lx〕であって、混色された照
明光による基準照射面での照度を270〔lx〕に設定
する場合には、照明光の各色温度に対する各光源2R、
2G、2Bの調光レベルは表1のようになる。
【0008】
【表1】
【0009】例えば電球色の2950Kに設定したとす
ると、各光源の最大照度が前述の通りの値(110〔l
x〕、220〔lx〕、30〔lx〕)であれば、表1
の通り、光源2Rは97%、光源2Gは73%、光源2
Bは15%でその色温度が達成できるが、今、仮に光源
2Rの光量が初期及び光量減退で設定光量に対して70
%の光量しか得られないとすると、Vorの値が大きく
なって、|Vor|>α1 となり、光源2Rの光量補正
演算Vsr’=Vsr+α×Vorによって光源2Rの
調光レベルを増加させる信号に変更される。しかしなが
ら、光源2Rの調光レベルはもともと97%と上限レベ
ル(100%)に近く、補正を繰り返しても100%以
上には設定できないため、Vorの値は収束しない。そ
のため、Gの光量を設定調光レベルより下げるように補
正を行い、設定した色温度が得られる。しかしながら、
Rの光量が設定調光レベルに対して70%しか得られな
いため、G,Bの光量が共にそれぞれ設定調光レベルよ
り約30%低下させることが必要となり、トータル照度
は270×0.7=189〔lx〕に落ちることにな
る。つまり、RもしくはBのいずれかの調光レベルが上
限に近い値となるような色温度では、その光源の出力が
極端に低下している場合、色温度を近づけるため、全体
の光量を大きく落とす必要があり、その空間での照明の
基本機能である明るさが十分得られないという問題が生
じる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】本発明では、このよう
に複数の発光色を持つ光源を調光器により任意の調光レ
ベルに制御して照明光の光色、光量を可変とした可変色
照明装置において、各光源の光量を検出して、検出され
た光量比が基準となる光量比に収束するように光量補正
を行う際に、いずれかの光源が調光上限となったときに
は他の光源を減光し、所望の光色を得るものにおいて、
調光上限になっている光源の光量が経時などの光束減退
で大きく低下しているとき、その他の光源も大きく減光
補正により全体の光量が大きく低下してしまい、照明と
しての基本機能である明るさの確保ができないという技
術的課題を解決しようとするものである。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明の可変色照明装置
にあっては、上記の課題を解決するために、複数の発光
色を持つ光源と、各光源を任意の調光レベルに制御する
調光器と、各光源の調光量を決定するための光量データ
を記憶する記憶部を具備し、照明光の光色・光量を可変
とした可変色照明装置において、混色光の光色・光量に
対応する前記各光源の調光量を記憶した記憶手段と、前
記各光源の光出力を検出する検出手段と、前記光源のう
ち任意光色を持つ光源の光出力検出信号と他光源の光出
力検出信号の比率の演算を行う光量比演算手段と、設定
光色における前記任意光色を持つ光源と他光源の基準光
量比を設定する手段と、前記基準光量比と前記検出信号
から演算した光量比の比較演算を行う比較演算手段と、
比較演算の結果に応じて設定通りの混色光となるように
前記の任意光色を持つ光源を除く他光源の光量補正を行
う手段と、前記光量補正によって混色光が正しく再現さ
れない場合には混色光を忠実に再現するように前記任意
光色を持つ光源の光量補正を行う手段とを備え、前記任
意発光色を持つ光源の光量補正は他光源のいずれか1つ
が調光上限以上となった場合に、減光するよう制御され
る装置であって、前記基準光量比と前記検出信号から演
算した光量比の比較演算を行う比較演算手段の収束判定
幅を光量補正し減光する光源の減光レベルに応じて変え
ることを特徴とするものである。
【0012】ここで、前記収束判定幅は、光量補正し減
光する光源の減光レベルが大きくなるにつれて大きくす
るか、あるいは、前記光源の減光レベルが一定値までは
変化せず、或る一定以上の減光レベルよりも大きくなる
につれて大きくすることが好ましい。
【0013】
【作用】本発明では、このように、複数の発光色を持つ
光源を調光器により任意の調光レベルに制御して、照明
光の光色・光量を可変とした可変色照明装置において、
各光源の光量を検出して、検出された光量比が基準とな
る光量比に収束するように光量補正を行う際に、その光
量補正によって、いずれかの光源が調光上限となったと
きには他の光源を減光するように制御することにより、
調光器の調光上限の制約により、照明光の可変色範囲が
縮小されることがなく、調光範囲全域を使用した光量デ
ータが作成でき、また、光色補正による光源の調光量が
調光上限付近になる場合にも混光色にずれを生じること
がなくなるものである。また、このような可変色照明装
置において、いずれか1つの光源の調光量が調光上限以
上となるように補正されようとした場合に、基準となる
光源の光量を減光するとき、補正されようとする光源の
出力が光束減退などにより極端に低下している場合、減
光している基準となる光源の光量の減光レベルに応じ
て、比較演算部の収束判定幅を増やすことにより収束し
やすくなり、これにより光量の低下を防ぎ、照明として
の基本機能である明るさを確保することができるもので
ある。
【0014】
【実施例】図1は本発明の第1実施例のブロック図であ
る。本実施例では、収束値変更部17が追加されている
以外は、従来例とほぼ同じ構成であり、各部の説明は省
略する。収束値変更部17の動作を図2のフローチャー
トで説明する。まず、照明光設定部6において、所望の
光色を設定する。次に、光量データ記憶部7において、
設定光色に記憶されているR,G,Bの各光量データが
読み出される。この光量データをそれぞれVsr,Vs
g,Vsbとする。この光量データは、割算部11,1
2に入力され、基準光量比設定のための演算が行われ、
Vsr/Vsg、Vsb/Vsgのデータが得られる。
一方、光量データVsr、Vsg、Vsbは光量データ
補正部15に入力され、続いて、調光信号発生部5R,
5G,5Bに入力される。調光信号発生部5R,5G,
5Bは、各光源2R,2G,2Bが光量データVsr,
Vsg,Vsbで定められた光量となるように、調光信
号を出力し、この調光信号により各光源2R,2G,2
Bは調光される。各光源2R,2G,2Bの光量は光量
検出部3R,3G,3Bで検出され、光信号変換部8
R,8G,8Bにおいて光電変換が行われる。ここで、
光信号変換部8R,8G,8Bの出力信号をそれぞれV
yr,Vyg,Vybとする。この検出信号Vyr,V
yg,Vybは割算部13,14に入力され、検出光量
比の演算が行われ、Vyr/Vyg、Vyb/Vygの
データが得られる。前述の基準光量比Vsr/Vsg、
Vsb/Vsgと、検出光量比Vyr/Vyg、Vyb
/Vygはそれぞれ比較演算部9a,9bに入力され
て、光量補正を行うための演算が行われる。比較演算部
9a,9bにおいては、{(基準光量比)−(検出光量
比)}という比較演算が行われ、比較演算部9a,9b
の出力Vor、Vobは、 Vor=(Vsr/Vsg−Vyr/Vyg) Vob=(Vsb/Vsg−Vyb/Vyg) となる。
【0015】比較演算部9a,9bの出力Vor,Vo
bは収束判定部16に入力される。収束判定部16にお
いては、 |Vor|=|Vsr/Vsg−Vyr/Vyg|>α
1 |Vob|=|Vsb/Vsg−Vyb/Vyg|>α
2 という判定が行われる。ここで、α1,α2は0に近い値
であるが、光量比のずれによる混色光の光色ずれを使用
者が認識できない程度の値でも良い。α1,α2は同じ値
でも良いし、異なる値でも良い。この収束判定部16に
おいて、|Vor|≦α1 、|Vob|≦α2 の場合、
光量データ補正の必要はなく、光量検出状態となる。|
Vor|>α1 の場合は、Rの光色を持つ光源2Rの調
光量補正の必要ありと判定され、収束判定部16からV
orが出力されて、調光データ補正部15に入力され
る。光量データVsrは、光量データ補正部15におい
て補正されるが、この補正光量データをVsr’とする
と、 Vsr’=Vsr+a×Vor =Vsr+a×(Vsr/Vsg−Vyr/Vyg) となる。ただし、aは定数である。|Vob|>α2
場合も同様であり、光量データVsbの補正光量データ
をVsb’とすると、 Vsb’=Vsb+a×Vob =Vsb+a×(Vsb/Vsg−Vyb/Vyg) となる。この補正光量データVsr’,Vsb’は調光
信号発生部5R,5Bに入力され、RとBの発光色を持
つ光源2R,2Bの調光量の補正を行うように調光信号
が変更される。
【0016】前述のRとBの光量補正を行う回数をJと
し、RとBの光量調整を行うことができないことを判定
する回数をNとする。光量データ補正部15において、
RとBの光量調整回数Jをカウントし、J≧Nとなった
場合に、R,Bの調光上限判定を行い、調光上限付近
(Vsr’≦Vmax又はVsb’≦Vmax)と判断
された場合に、Gの光量補正を行う。
【0017】今、Gの光量補正Vsg’=Vsg−△V
sgが最初に行われると、K=K+1はK=1となっ
て、新しいGの調光信号でGの光源は減光する。これに
より同様にR、G、Bの検出光量比の演算が行われ、 Vor=(Vsr/Vsg−Vyr/Vyg) Vob=(Vsb/Vsg−Vyb/Vyg) の計算が行われる。このとき、収束値α1,α2はK=
1であるから、 α1 =α1 +β1 α2 =α2 +β2 となり、Gの光量の減光前の収束値α1 、α2 よりそれ
ぞれβ1 、β2 の値だけ大きくなる。つまり、収束の許
容差が大きくなり、収束しやすくなる。これにより、1
回目のGの光量減少の補正で収束しなくとも、回を重ね
るごとに収束値の幅が大きくなって、収束までの回数が
従来よりも減少する。つまり、Gの光量の減少程度を少
なくできるのである。もし、調光上限の光源が何らかの
理由で光量が大きく減少しているような場合、他の光源
の光量を大きく減少させ、全体の光量が大きく低下する
ことを防げるものである。つまり、光色の維持より光量
の低下防止を優先させるものである。
【0018】図3は本発明の第2実施例の動作を示すフ
ローチャートである。この第2実施例のブロック図は第
1実施例と同じであり、動作を示すフローチャートのみ
が一部異なる。第1実施例ではGの光量の減光レベルが
大きくなるにつれて収束判定値の幅も比例して大きくな
るのに対し、この第2実施例ではGの光量補正の回数K
がある値M以上になったときに始めて収束判定値の幅を
大きくし、それ以後、減光のたびに値を増やすものであ
る。この制御によりGの光量低下を防ぐとともに、最初
はできるだけ精度良く調整しようとするものである。
【0019】図4は本発明の第3実施例を示すフローチ
ャートである。この第3実施例のブロック図は第1実施
例と同じであり、動作を示すフローチャートのみが一部
異なる。この第3実施例ではGの光量補正で光量レベル
Vsg’がある値以下(Vsg’≦αVsg)となった
ときに始めて収束判定値の幅を大きくし、それ以降、減
光のたびに値を増やすものである。第2実施例の回数に
対応したもので効果は第2実施例と同じである。
【0020】以上の実施例において、光源の種類は蛍光
ランプ、白熱電球などいずれでも良く、負荷電力や形状
も何でも良い。光源の光色も可変色を達成できるものな
らば、R,G,Bに限らず、黄色、電球色、白色ランプ
でも良く、また、白色ランプにカラーフィルターを装着
したものでも良い。さらに、光源の数についても同様な
制御を行うことにより、4灯、5灯など何灯でも良いこ
とは言うまでもない。光検出部は各光源の光量を個別に
検出するために、ランプ近傍に設けても良いし、また、
光ファイバーなどで延長して光検出部を一箇所にまとめ
ても良い。また、この場合、各センサを一体化し、それ
ぞれのセンサにR、G、Bフィルターを付加した構成に
しても良い。特に多数灯(4、5灯など)の点灯装置で
3灯以上となったときに、センサそのものの数をランプ
本数よりも減らすことができる。
【0021】
【発明の効果】本発明は、上述のように、発光色の異な
る複数光源の各光量を混色して所望の光色、光量を持つ
照明光を得ることができる可変色照明装置において、各
光源の光量を検出して、1つの光源の検出光量に対する
他の光源の検出光量の比率を演算し、この検出光量比と
基準光量比との比較演算を行うことによって、光源の調
光量を補正し、照明光の光色補正を行う際に、いずれか
1つの光源の調光量が調光上限以上となるように補正さ
れようとした場合に、基準となる光源の光量を減光する
とき、補正されようとする光源の出力が光束減退などに
より極端に低下している場合、減光している基準となる
光源の光量の減光レベルに応じて、比較演算部の収束判
定幅を増やすようにしたため、収束しやすくなり光量の
低下を防ぎ、照明としての基本機能である明るさの確保
ができるという効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例の構成を示すブロック図で
ある。
【図2】本発明の第1実施例の動作を示すフローチャー
トである。
【図3】本発明の第2実施例の動作を示すフローチャー
トである。
【図4】本発明の第3実施例の動作を示すフローチャー
トである。
【図5】従来例の構成を示すブロック図である。
【図6】従来例の動作を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1 照明器具 2R,2G,2B 光源 3R,3G,3B 光量検出部 4R,4G,4B 調光器 5R,5G,5B 調光信号発生部 6 照明光設定部 7 光量データ記憶部 8R,8G,8B 光信号変換部 9a,9b 比較演算部 10 補正演算部 11,12 割算部 13,14 割算部 15 光量データ補正部 16 収束判定部 17 収束値変更部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の発光色を持つ光源と、各光源を
    任意の調光レベルに制御する調光器と、各光源の調光量
    を決定するための光量データを記憶する記憶部を具備
    し、照明光の光色・光量を可変とした可変色照明装置に
    おいて、混色光の光色・光量に対応する前記各光源の調
    光量を記憶した記憶手段と、前記各光源の光出力を検出
    する検出手段と、前記光源のうち任意光色を持つ光源の
    光出力検出信号と他光源の光出力検出信号の比率の演算
    を行う光量比演算手段と、設定光色における前記任意光
    色を持つ光源と他光源の基準光量比を設定する手段と、
    前記基準光量比と前記検出信号から演算した光量比の比
    較演算を行う比較演算手段と、比較演算の結果に応じて
    設定通りの混色光となるように前記の任意光色を持つ光
    源を除く他光源の光量補正を行う手段と、前記光量補正
    によって混色光が正しく再現されない場合には混色光を
    忠実に再現するように前記任意光色を持つ光源の光量補
    正を行う手段とを備え、前記任意発光色を持つ光源の光
    量補正は他光源のいずれか1つが調光上限以上となった
    場合に、減光するよう制御される装置であって、前記基
    準光量比と前記検出信号から演算した光量比の比較演算
    を行う比較演算手段の収束判定幅を光量補正し減光する
    光源の減光レベルに応じて変える手段を備えたことを特
    徴とする可変色照明装置。
  2. 【請求項2】 前記収束判定幅は、光量補正し減光す
    る光源の減光レベルが大きくなるにつれて大きくするこ
    とを特徴とする請求項1記載の可変色照明装置。
  3. 【請求項3】 前記収束判定幅は、光量補正し減光す
    る光源の減光レベルが一定値までは変化せず、或る一定
    以上の減光レベルよりも大きくなるにつれて大きくする
    ことを特徴とする請求項1記載の可変色照明装置。
JP5068815A 1993-03-26 1993-03-26 可変色照明装置 Pending JPH06283275A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5068815A JPH06283275A (ja) 1993-03-26 1993-03-26 可変色照明装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5068815A JPH06283275A (ja) 1993-03-26 1993-03-26 可変色照明装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH06283275A true JPH06283275A (ja) 1994-10-07

Family

ID=13384596

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP5068815A Pending JPH06283275A (ja) 1993-03-26 1993-03-26 可変色照明装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH06283275A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009117080A (ja) * 2007-11-02 2009-05-28 Sharp Corp 照明装置
JP2012119141A (ja) * 2010-11-30 2012-06-21 Fuji Electric Co Ltd Led照明の色度調整装置、照明装置の色度調整システム

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009117080A (ja) * 2007-11-02 2009-05-28 Sharp Corp 照明装置
JP2012119141A (ja) * 2010-11-30 2012-06-21 Fuji Electric Co Ltd Led照明の色度調整装置、照明装置の色度調整システム

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH0676961A (ja) 可変色照明装置
JP2578455Y2 (ja) 色温度可変照明装置
US6630801B2 (en) Method and apparatus for sensing the color point of an RGB LED white luminary using photodiodes
US8952627B2 (en) Illuminating device and illuminating method
US11716796B2 (en) Systems and methods for tunable LED lighting
JP3200744B2 (ja) 調色照明装置
JPH07211462A (ja) 可変色照明装置及び可変色照明システム
CN112804782A (zh) 一种色温及照度智能校准光源照明系统及方法
JP3383981B2 (ja) 照明装置
JPH06283275A (ja) 可変色照明装置
JPH08180978A (ja) 可変色照明装置
JPH06283276A (ja) 可変色照明装置
JP3382008B2 (ja) 可変色照明装置
JPH06163180A (ja) 可変色照明装置
JPH05205882A (ja) 可変色照明装置
JPH05205881A (ja) 調色装置
JP3032620B2 (ja) 色温度可変照明装置
JPH0878167A (ja) 照明装置
JP3032619B2 (ja) 色温度可変照明装置
US20230328855A1 (en) Systems and methods for tunable led lighting
JPH071599U (ja) 可変色照明装置
JPH04296491A (ja) 色温度可変照明装置
JP2531961B2 (ja) 自動ホワイト・バランス補正装置
KR102488473B1 (ko) 딤 투 웜 led 회로
JP3671424B2 (ja) 可変色照明装置