JPH06163180A - 可変色照明装置 - Google Patents

可変色照明装置

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JPH06163180A
JPH06163180A JP4314618A JP31461892A JPH06163180A JP H06163180 A JPH06163180 A JP H06163180A JP 4314618 A JP4314618 A JP 4314618A JP 31461892 A JP31461892 A JP 31461892A JP H06163180 A JPH06163180 A JP H06163180A
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JP
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light
amount
color
light source
dimming
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JP4314618A
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Inventor
Katsunobu Hamamoto
勝信 濱本
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Panasonic Electric Works Co Ltd
Original Assignee
Matsushita Electric Works Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】記憶部に格納するデータ量を減らした可変色照
明装置を提供する。 【構成】光色の異なる光源2R,2G,2Bのうちの1
つの光源2Gを基準光源とする。記憶部7の第1の記憶
領域7aには、光源2Gの調光量を混色光の光色および
光量に対応付けて設定した基準光量データを格納する。
記憶部7の第2の記憶領域には、光源2R,2Bの光量
と光源2Gの光量との比を混色光の光色に対応付けて設
定した光量比データとを格納する。照明光設定部6によ
り混色光の光色および光量を設定すると、記憶部7では
対応する基準光量データおよび光量比データを選択す
る。調光量演算部8a,8bは、選択された基準光量お
よび光量比データを用いて設定光量に対応する光源2
R,2Bの調光量を算出する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、複数種類の光源の光色
を混色することによって、混色光として得られる照明光
の光色および光量を調節できるようにした可変色照明装
置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、この種の可変色照明装置とし
て、図11に示す構成のものが提案されている。この可
変色照明装置では、赤色系(R)、緑色系(G)、青色
系(B)の3色の光源2R,2G,2Bを用いて1つの
器具本体に設けて照明器具1を構成している。各光源2
R,2G,2Bは、それぞれ調光部としての調光器4
R,4G,4Bに接続され、調光器4R,4G,4Bに
対して制御部10から入力される調光信号に応じて各光
源2R,2G,2Bが所望の調光量に制御されるように
なっている。
【0003】制御部10は、記憶部7にあらかじめ格納
してある光量データに基づいて調光信号を発生するので
あり、この光量データは照明器具1より出力される混色
光の光色および光量と各光源2R,2G,2Bの調光量
とを対応付けて設定されている。記憶部10は、ROM
やRAMのような記憶素子により構成され、各アドレス
ごとに混色光の光色および光量に対応する各光源2R,
2G,2Bの光量を3つ組として格納してある。所望の
光色および光量の混色光を得るには、その光色および光
量に対応したアドレスを照明光設定部6によって指定す
ればよいのである。したがって、照明光設定部6には、
記憶素子のアドレスを指定することができるアップ/ダ
ウンカウンタやディジタルスイッチなどが用いられる。
【0004】記憶部7に格納される光量データは、次の
ように設定されている。たとえば、各光源2R,2G,
2Bの光色の色度座標が、それぞれ(xR ,yR ),
(xG,yG ),(xB ,yB )であって、各光源の光
束がそれぞれYR ,YG ,YBであるとすれば、混色で
ある照明光の光色(x0 ,y0 )と光束Y0 とは、理論
的には数1のように表すことができる。
【0005】
【数1】
【0006】各光源2R,2G,2Bの光量の比率を変
化させると混色光として得られる照明光の光色を変える
ことができ、また、各光源2R,2G,2Bの光量の比
率を保った状態で光量を変化させると照明光の光色を保
ったままで光量を変えることができる。各光源2R,2
G,2Bの光束YR ,YG ,YB は、光源2R,2G,
2Bの種類、形状、供給電力などによって決まるから、
一般には供給電力を変化させることによって光束YR
G ,YB を変化させる。すなわち、各光源2R,2
G,2Bを調光することによって所望の光色の混色光が
得られるのであり、記憶部7に格納された光量データ
は、光源2R,2G,2Bの仕様や調光器4R,4G,
4Bの仕様に応じて作成される。
【0007】ところで、一般には、光源2R,2G,2
Bの光出力のばらつき、調光器4R,4G,4Bの出力
特性のばらつき、照明器具内や周囲の温度、経時的な光
量の減衰などがあるから、光量データに完全に一致する
出力光束が光源2R,2G,2Bから得られない場合も
多い。この場合、設定通りの光色が得られないことにな
る。このような光色のずれを補正するために、図11に
示した構成では、各光源2R,2G,2Bの近傍に、各
光源2R,2G,2Bごとに光量を検出する光量検出手
段としての光センサ3R,3G,3Bを設け、光センサ
3R,3G,3Bにより検出した光量に基づいて光量デ
ータに基づく調光量を補正するようになっている。
【0008】すなわち、照明光設定部6により選択され
て記憶部7から読み出された3つ組である光量データ
は、2つの値ごとに組み合わされて除算器11a,11
bに入力される。また、各光センサ3R,3G,3Bの
出力は信号変換部9R,9G,9Bにより演算用の信号
に変換された後、2つの値ごとに組み合わされて除算器
12a,12bに入力される。ここで、各光源2R,2
G,2Bに対する光量データの値をそれぞれVsr
sg,Vsbとし、光センサ3R,3G,3Bの出力の信
号値をそれぞれVyr,Vyg,Vybとする。各除算器11
a,11bの出力値は、それぞれVsr/Vsg,Vsb/V
sgになり、各除算器12a,12bの出力値は、それぞ
れVyr/Vyg,Vyb/Vygになる。除算器11a,11
bと除算器12a,12bとの出力値は、対応するもの
同士が比較演算部13a,13bにおいて比較され、誤
差分に相当する信号値の信号が補正演算部14に入力さ
れ、補正演算部14では照明光設定部6で設定した光色
が得られるように、各光源2R,2G,2Bに対する光
量データを検出光量に基づいて補正する。すなわち、比
較演算部13a,13bの出力をV01,V02とすれば、 V01=a(Vyr/Vyg−Vsr/Vsg) V02=a(Vyb/Vyg−Vsb/Vsg) になる。ただし、aは比例定数である。また、補正演算
部14で補正した光量データをVsr′,Vsb′と表すこ
とにすれば、 Vsr′=Vsr−V01sb′=Vsb−V02 になる。このようにして補正した光量データVsr′,V
sb′を用いた調光データによって光源2R,2Bを調光
すると、照明光設定部6で設定した目標の光色が得られ
るように光色をフィードバック制御することができるの
である。このようにして、照明光設定部6で設定した光
色に対する混色光の光色の色ずれが発生しないように制
御することができるのである。ここに、光量データは、
調光信号発生部5R,5G,5Bに入力されて対応する
調光データに変換される。
【0009】要するに、図12に示すように、混色光の
光色および光量を設定すると(S1)、光量データが読
み出され(S2)、除算器11a,11bで光量データ
の値の比Vsr/Vsg,Vsb/Vsgが演算されると同時に
(S3)、各光源2R,2G,2Bに対応した調光信号
が出力される(S4)。この調光信号に基づいて各光源
2R,2G,2Bが調光制御され(S5)、光センサ3
R,3G,3Bによって各光源2R,2G,2Bの光量
がそれぞれ検出される(S6)。光センサ3R,3G,
3Bの出力は電圧に変換され(S7)、除算器12a,
12bにおいて検出光量の比Vyr/Vyg,Vyb/Vyg
求められる(S8)。この比が求められると、上式の演
算を行うことによって補正量を決定し(S9)、光源2
R,2Bについて調光量を補正するのである(S1
0)。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】上述したように、図1
1に示した従来構成では、照明光設定部6で設定可能な
照明光の光色および光量に関する光量データをすべて格
納しておくことが必要である。たとえば、各光源2R,
2G,2Bの色度座標が、それぞれR(0.5859,
0.3327)、G(0.3324,0.5349)、
B(0.1563,0.0829)であるとし、混色光
の光束を1、色温度を2950〜6250〔K〕の範囲
で変化させるとすると、各光源2R,2G,2Bの光量
の比は表1のようになる。
【0011】
【表1】
【0012】さらに、各光源2R,2G,2Bの基準照
射面における最大照度が、それぞれ110lx、220l
x、30lxであるものとする。混色光の光量を200lx
に設定すると、各光源2R,2G,2Bの調光量は表2
のようになる。
【0013】
【表2】
【0014】したがって、記憶部7には、表2に示した
調光量が光量データとして格納されるのである。ここ
で、2950〜6250〔K〕の範囲において、色温度
をほぼ連続的に可変とするように、たとえば50〔K〕
の間隔で光量データを作成したとすると、67種類の光
色を選択できるように光量データを作成することが必要
である。また、各光色について光量を1%刻みで100
段階に光量を調節できるようにしようとすれば、各光色
について光量の各段階ごとに光量データが必要になるか
ら、結果的に67×100=6700組の光量データが
必要になる。1つの光色・光量については、上述したよ
うに3つ組の光量データを必要とするから、6700種
類の3つ組を必要とすることになり、データ数が非常に
多くなるという問題が生じる。仮に、光色の可変範囲を
色温度で2950〜10000〔K〕となる範囲に設定
して他の条件を同じにすれば、データ数はさらに増大す
ることになり、データ作成に手間がかかるとともに、記
憶部7に用いる記憶素子の容量が大きくなってコスト高
になるという問題が生じる。
【0015】本発明は上記問題点の解決を目的とするも
のであり、光色や光量の可変範囲を同じとした場合に、
従来構成に比較して記憶部に格納するデータ量を大幅に
削減することができる可変色照明装置を提供しようとす
るものである。
【0016】
【課題を解決するための手段】請求項1ないし請求項3
の発明では、発光色の異なる複数種類の光源と、各光源
ごとに調光量を制御する調光部と、各光源の調光量を決
定するデータを光源の混色光の光色および光量に対応付
けて格納した記憶部と、光源の混色光の光色および光量
を設定して記憶部に格納されたデータを選択する照明光
設定部とを具備した可変色照明装置を前提構成としてい
る。
【0017】請求項1の発明では、上記目的を達成する
ために、基準光源となる1つの光色の光源の調光量を混
色光の光色および光量に対応付けて設定した基準光量デ
ータを格納する第1の記憶領域と、他の光色の光源の光
量と基準光源の光量との比を混色光の光色に対応付けて
設定した光量比データを格納する第2の記憶領域とを記
憶部に設け、照明光設定部により設定した混色光の光色
および光量に対応させて選択した基準光量データおよび
光量比データを用いて設定光量に対応する上記他の光色
の光源の調光量を算出する調光量演算部を設けているの
である。
【0018】請求項2の発明では、基準光源となる1つ
の光色の光源の調光量を混色光の光色および光量に対応
付けて設定した基準光量データを格納する第1の記憶領
域と、他の光色の光源の光量と基準光源の光量との比を
混色光の光色に対応付けて設定した光量比データを格納
する第2の記憶領域とを記憶部に設け、基準光源の光量
を検出する基準光量検出手段と、検出された基準光源の
光量と照明光設定部により設定した混色光の光色に対応
させて選択した光量比データとを用いて設定光量に対応
する上記他の光色の光源の調光量を算出する調光量演算
部とを設けているのである。
【0019】請求項3の発明では、基準光源となる1つ
の光色の光源の調光量を混色光の光色および光量に対応
付けて設定した基準光量データを格納する第1の記憶領
域と、他の光色の光源の光量と基準光源の光量との比を
混色光の光色に対応付けて設定した光量比データを格納
する第2の記憶領域とを記憶部に設け、各光源の光量を
それぞれ検出する光量検出手段と、検出された基準光源
の光量と照明光設定部により設定した混色光の光色に対
応させて選択した光量比データとを用いて設定光量に対
応する上記他の光色の光源の調光量を算出する調光量演
算部と、検出された基準光源の光量と他の光源の光量と
の比を求める光量比演算部と、光量比演算部により求め
た比と照明光設定部により設定した混色光の光色に対応
させて選択した光量比データとを比較し比較結果に基づ
いて調光量演算部で求めた調光量を補正する補正演算部
とを設けているのである。
【0020】請求項4および請求項5の発明は、発光色
の異なる複数種類の光源と、各光源ごとに調光量を制御
する調光部と、各光源の調光量を決定するデータを光源
の混色光の光色に対応付けて格納した記憶部と、光源の
混色光の光色および光量を設定して記憶部に格納された
データを選択する照明光設定部とを具備した可変色照明
装置を前提構成としている。
【0021】請求項4の発明では、基準光源となる1つ
の光色の光源を除く他の光色の光源の光量と基準光源の
光量との比を混色光の光色に対応付けて設定した光量比
データを記憶部に格納し、基準光源の調光量のみを設定
する光量設定部を照明光設定部に設け、基準光源の光量
を検出する基準光量検出手段と、検出された基準光源の
光量と照明光設定部により設定した混色光の光色に対応
させて選択した光量比データとを用いて設定光量に対応
する上記他の光色の光源の調光量を算出する調光量演算
部とを設けているのである。
【0022】請求項5の発明では、基準光源となる1つ
の光色の光源を除く他の光色の光源の光量と基準光源の
光量との比を混色光の光色に対応付けて設定した光量比
データを記憶部に格納し、各光源の光量の総和を設定す
る全光量設定部を照明光設定部に設け、各光源の光量を
それぞれ検出する光量検出手段と、検出された基準光源
の光量と照明光設定部により設定した混色光の光色に対
応させて選択した光量比データとを用いて設定光量に対
応する上記他の光色の光源の調光量を算出する調光量演
算部と、検出された各光源の光量の総和を全光量設定部
で設定した光量と比較して比較結果に基づいて基準光源
の調光量を決定するとともに調光量演算部で求めた調光
量を補正する補正演算部とを設けているのである。
【0023】
【作用】請求項1の構成では、基準光源となる1つの光
色の光源に関する調光量についてのみ混色光の光色およ
び光量に対応付けて基準光量データとして設定し、他の
光色の光源に関しては所望の光色を得るための光量につ
いて基準光源との比のみを光量比データとして設定し、
混色光の光量については基準光源の光量を調節すれば光
量比データに基づいて対応する調光量を決定できるよう
にしているのである。したがって、基準光源についての
み光量の各段階ごとのデータを設定すればよいのであっ
て、他の光源については光色に関するデータを基準光源
を基準として設定しておけばよいのである。この構成の
採用によって、光量の可変範囲段数が多い場合には、従
来構成よりも大幅にデータ数を少なくすることが可能に
なるのである。
【0024】請求項2の構成では、基準光源の光量を検
出し、検出した光量と選択した光量比データとを用いて
基準光源以外の光源について設定光量に対応する調光量
を算出するので、基準光源について設定した光量が得ら
れていない場合であっても、設定した光色が得られるよ
うに他の光源の調光量が調節され、設定した光色と混色
光の光色との色ずれを防止することができるのである。
【0025】請求項3の構成では、各光源の光量をそれ
ぞれ検出し、設定した光量と比較して各光源の光量をフ
ィードバック制御するので、光源や調光部の特性のばら
つきや経時的な変化による光色の変化を防止して、設定
した通りの光色を得ることができるのである。請求項4
の構成では、基準光量データを用いることなく基準光源
の光量を調節し、基準光源の光量を基準光量検出手段で
検出することによって基準光源の光量を知るとともに、
この基準光源の光量と設定した光色とに基づいて他の光
源の調光量を決定するようになっているのである。した
がって、基準光量データが不要になり、記憶部に格納し
ておくデータが一層少なくなるとともに、基準光源の光
量調節を段階的に行う必要がなくなり、混色光について
光量を連続的に調節することが可能になる。
【0026】請求項5の構成では、基準光量データを用
いることなく基準光源の光量を調節し、各光源の光量を
それぞれ光量検出手段で検出することによって基準光源
の光量および混色光の光量の総和を知るとともに、検出
した基準光源の光量と設定した光色とに基づいて他の光
源の調光量を決定するのである。また、混色光の光量の
総和を設定した混色光の光量とを比較してフィードバッ
ク制御することにより基準光源の調光量を調節するので
ある。すなわち、請求項4の構成と同様に、記憶部に格
納しておくデータの量が少なくなるとともに、光量調節
を無段階に行うことが可能になる。さらに、基準光源の
光量ではなく混色光の光量を設定することができるか
ら、光量の設定が容易になるのである。
【0027】
【実施例】以下に、図面を参照して本発明の実施例を例
示的に説明する。ただし、以下の実施例に記載されてい
る構成部品の種類、形状などは、本発明の範囲を限定す
る趣旨のものではない。 (実施例1)本実施例における可変色照明装置は、図1
に示すように、赤色系(R)、緑色系(G)、青色系
(B)の3種類の発光色の蛍光ランプよりなる光源2
R,2G,2Bを一つの器具本体に設けた照明器具1を
備える。光源2R,2G,2Bとしては、蛍光ランプ、
色付き電球、HIDランプ、ランプとカラーフィルタと
を組み合わせたものなど、発光色を異ならせることがで
きるものであれば、どのようなものでも用いることがで
きる。
【0028】各光源2R,2G,2Bは、調光器4R,
4G,4Bに接続され、制御部10から調光器4R,4
G,4Bに入力される調光信号によって調光制御され
る。調光信号は、あらかじめ記憶部7に格納されている
データに基づいて制御部10で作成される。記憶部7
は、ROMのような記憶素子によって構成され、照明光
設定部6によってアドレスが指定されるようになってい
る。照明光設定部6は、照明器具1から出力される混色
光の光色と光量との組み合わせに1対1に対応したアド
レスを発生する。すなわち、照明光設定部6は、アップ
/ダウンカウンタ、ディジタルスイッチ、キーボードな
どによって構成することができる。記憶部7には、混色
光の光色および光量に対応付けて基準光源となる緑色系
の光源2Gに関する調光量を基準光量データとして格納
した第1の記憶領域7aと、他の光源2R,2Bの光量
と基準光源の光量との比を混色光の光色に対応付けて光
量比データとして格納した第2の記憶領域7bとを備え
る。
【0029】ここで、基準光量データと光量比データと
について、さらに詳しく説明する。数1から明らかなよ
うに、混色光の光色が同じであれば、光量の大小にかか
わらず各光源2R,2G,2Bの光量の比は等しくな
る。たとえば、各光源2R,2G,2Bの光色を、R
(0.5859,0.3327)、G(0.3324,
0.5349)、B(0.1563,0.0829)と
し、混色光の色温度を2950〔K〕(色度座標で
(0.440,0.403))に設定する場合について
考える。混色光の光量を1とするならば、各光源2R,
2G,2Bに要求される光量の比は0.395:0.5
89:0.016であり、混色光の光量が100であっ
てもこの比は変わらないのである。
【0030】一方、表2に示したように、光源2R,2
G,2Bについて基準照射面での最大照度がそれぞれ1
10lx、220lx、30lxであるとき、混色光の最大照
度を200lxとすれば、色温度が2950〔K〕の場合
に、各光源2R,2G,2Bの調光量は、71.82
%、53.55%、10.67%になる。また、同じ色
温度で照度を100lxに設定する場合には、各光源2
R,2G,2Bの調光量は、35.91%、26.77
%、5.33%になる。このように、従来構成では、光
色が同じでも光量が変化すれば異なるデータが必要にな
る。
【0031】そこで、本実施例では、混色光の光色が決
まれば光量の比は1つに決定される点に着目し、基準光
源となる光源2Gについてのみ混色光の光色および光量
に対応した基準光量データ(上の例では、53.55
%、26.77%)を第1の記憶領域7aに格納し、他
の光源2R,2Bについては基準光源となる光源2Gと
の光量の比の対(上の例では、R/G=0.395/
0.589=0.6706、B/G=0.016/0.
589=0.0272)を光量比データとして第2の記
憶領域7bに格納しているのである。
【0032】光量比データは照明光設定部6により設定
された混色光の光色に基づいて選択され、基準光量デー
タは照明光設定部6により設定された混色光の光色およ
び光量に基づいて選択される。すなわち、光量が変化し
ても光色が変わらない限り光量比データを指定する必要
がないのである。たとえば、1つの光色について100
段階に光量を調節するものとすれば、従来では各光源2
R,2G,2Bごとにデータが必要であって300個の
データを必要としていたのに対して、本実施例の構成で
は100段階の基準光量データと2種類の光量比データ
のみがあればよく、102個のデータで同じ範囲の調節
が可能になる。すなわち、データ量は約1/3になる。
【0033】ところで、光源2Gについては混色光の光
色および光量に対応した基準光量データが設定されてい
るから、基準光量データに従って調光量を決定すること
ができるが、他の光源2R,2Bについては基準光量デ
ータと光量比データとに基づいて調光量を決定すること
が必要である。そこで、調光量演算部8a,8bを設け
ている。調光量演算部8a,8bでは、次のような演算
によって各光源2R,2Bの調光量を決定する。いま、
照明光設定部6により選択した光量比データをVsR/G
sB/G、基準光量データをVsGとする。このとき、各光
源2R,2Bの調光量VsR,VsBは、次式で表される。 VsR=α(VsG×VsR/G) VsB=β(VsG×VsB/G) ここに、α,βは、光源2R,2G,2Bの仕様や調光
器4R,4G,4Bの仕様などによって決定される定数
である。たとえば、各光源2R,2G,2Bの最大光束
などによって決定される。
【0034】上述のようにして基準光量データおよび光
量比データに基づいて各光源2R,2G,2Bの調光量
を決定することができ、決定された調光量に基づいて調
光信号発生部5R,5G,5Bから調光信号が出力され
るのである。上記動作について要約すると、図2に示す
ように、混色光の光色および光量を照明光設定部6で設
定すると(S11)、基準光量データおよび光量比デー
タが記憶部7から読み出され(S12)、調光量演算部
8a,8bにおいて光源2R,2Bに関する調光量が算
出される(S13)。光源2Gの調光量は基準光量デー
タによって決定されているから、すべての光源2R,2
G,2Bに関する調光量が決定され、調光信号が制御部
10から出力される(S14)。この調光信号に基づい
て各光源2R,2G,2Bが調光されるのである(S1
5)。
【0035】なお、本実施例では、光源2Gを基準光源
として基準光量データを設定しているので、光源2Gの
調光量が0%である範囲では光量比データを設定するこ
とができない。したがって、本実施例では基準光量デー
タが0%にならない範囲で光色を変化させることができ
るのである。 (実施例2)本実施例は、図3に示すように、基準光源
となる光源2Gの光量について、基準光量検出手段とし
ての光センサ3Gを用いて検出するようにしたものであ
る。光センサ3Gは、フォトダイオードやCdSなど光
電変換素子であればどのようなものでも用いることがで
きる。光センサ3Gで検出した光源2Gの光量は、光信
号変換部9Gに入力されて光源2Gの光量に応じた電圧
に変換される。すなわち、信号変換部9からは光源2G
の光量に相当する信号が得られるから、この信号と記憶
部7の第2の記憶領域7bに格納されている光量比デー
タとに基づいて調光量演算部8a,8bにおいて調光量
を求める演算を行う。要するに、実施例1では記憶部7
に格納された基準光量データVsGと光量比データ
sR/G,VsB/Gとに基づいて光源2R,2Bの調光量を
決定していたが、本実施例では光センサ3Gにより検出
した光量VyGと記憶部7の第2の記憶領域7bに格納さ
れた光量比データVsR/G,VsB/Gとに基づいて光源2
R,2Bの調光量を決定するのである。したがって、調
光量演算部8a,8bで調光量を求める演算は、次式の
ようになる。 VsR=α(VyG×VsR/G) VsB=β(VyG×VsB/G) 他の構成および動作については実施例1と同様であり、
動作順序は図4のようになる。簡単に説明すると、まず
混色光の光色および光量を照明光設定部6で設定し(S
21)、基準光量データおよび光量比データが記憶部7
から読み出されると(S22)、基準光量データに基づ
いて調光信号が出力され(S23)、光源2Gが調光さ
れる(S24)。光源2Gの光量は光センサ3Gにより
検出されて(S25)、この検出光量と光量比データと
に基づいて調光量演算部8a,8bでは光源2R,2B
に関する調光量が算出される(S26)。このようにし
て求めた調光量に基づいて光源2R,2Bに対する調光
信号が出力され(S27)、光源2R,2Bが調光され
るのである(S28)。
【0036】本実施例の構成では、基準光源となる光源
2Gの実際の光量に基づいて他の光源2R,2Bの調光
量を補正することになるから、光源2Gが設定通りの光
量に制御されていない場合であっても、設定された光色
が得られるように他の光源2R,2Bの調光量が制御さ
れることになる。すなわち、仕様のばらつきや経時変化
などによる光色のずれが実施例1の構成よりも少なくな
るのである。
【0037】(実施例3)本実施例は、図5に示すよう
に、光源2R,2G,2Bごとに出力光量を検出する光
量検出手段としての光センサ3R,3G,3Bを設ける
ことによって、混色光の光色および光量についてフィー
ドバック制御する例を示す。調光器4R,4G,4B、
調光信号発生部5R,5G,5B、照明光設定部6、記
憶部7、調光量演算部8a,8bについては実施例1と
同様の構成を有している。光センサ3R,3G,3Bの
出力は、それぞれ信号変換部9R,9G,9Bにおいて
光量に対応する電圧に変換され、基準光源である光源2
Gに対応する信号変換部9Gの出力は調光量演算部8
a,8bに入力される。したがって、調光量演算部8
a,8bでは実施例2と同様の演算が行われて光源2
R,2Bに関する調光量が決定される。
【0038】一方、検出された各光源2R,2G,2B
の光量は、記憶部7の第2の記憶領域7bに格納されて
いる光量比データと比較するために、光量比演算部とし
ての除算器12a,12bに入力され、除算器12a,
12bでは光量比データに相当する光量の比が演算され
る。たとえば、各光源2R,2G,2Bについて検出し
た光量がVyR,VyG,VyBであったとすると、除算器1
2a,12bではVyR/VyG,VyB/VyGが求められ
る。このようにして求めた光量の比は、比較演算部13
a,13bにおいて光量比データと比較される。比較演
算部13a,13bでは、次式の演算を行う。 V0a=a(VsR/G−VyR/VyG) V0b=a(VsB/G−VyB/VyG) ここに、aは定数である。このようにして求めた比較演
算部13a,13bの出力V0a,V0bに基づいて、補正
演算部14a,14bでは調光量演算部8a,8bで求
めた調光量に対する補正を行う。この補正は、各光源2
R,2Bに対する調光量がVsR,VsBであるとすると、
次のようになる。 VsR′=VsR+V0a=VsR+a(VsR/G−VyR/VyG) VsB′=VsB+V0b=VsB+a(VsB/G−VyB/VyG) 補正演算部14a,14bで求めた補正後の調光量
sR′,VsB′は、調光信号発生部5R,5Bに入力さ
れ、この調光量VsR′,VsB′に基づいて調光信号が作
成されるのである。すなわち、基準光源である光源2G
だけではなく、他の光源2R,2Bについてもフィード
バック制御によって設定光色に一致するように光量が調
節されるのであって、実施例2に比較してさらに光色の
安定度が高くなるのである。また、従来構成において必
要であった、光量データに対する比の演算が不要であっ
て、フィードバック制御による補正を行いながらも、従
来構成よりも簡単になるのである。
【0039】以上説明したように、本実施例の動作は光
源2R,2Bについてフィードバック制御によって光量
を補正する点以外は、実施例2と同様であって、図6に
示すように、まず混色光の光色および光量を照明光設定
部6で設定し(S31)、基準光量データおよび光量比
データが記憶部7から読み出されると(S32)、基準
光量データに基づいて調光信号が出力され(S33)、
光源2Gが調光される(S34)。光源2Gの光量は光
センサ3Gにより検出されて(S35)、この検出光量
と光量比データとに基づいて調光量演算部8a,8bで
は光源2R,2Bに関する調光量が算出される(S3
6)。このようにして求めた調光量に基づいて光源2
R,2Bに対する調光信号が出力され(S37)、光源
2R,2Bが調光される(S38)。ここまでの動作は
実施例2と同様である。次に、各光源2R,2G,2B
の光量が光センサ3R,3G,3Bにより検出され(S
39)、除算器12a,12bにより検出光量の比が求
められる(S40)。さらに、求めた比は比較演算部1
3a,13bにおいて光量比データと比較され、その比
較結果に基づいて補正演算部14a,14bでは光源2
R,2Bの調光量に補正を加え(S41)、調光信号発
生部5R,5Bから出力される調光信号を調節する(S
42)。
【0040】(実施例4)本実施例では、図7に示すよ
うに、赤色系の光源2Rを基準光源とし、この光源2R
について基準光量検出手段としての光センサ3Rによっ
て光量を検出している。また、記憶部7には他の光源2
G,2Bの光量について光源2Rの光量との比を混色光
の光色に対応付けた光量比データのみが格納されてい
る。照明光設定部6は、混色光の光色のみを設定する光
色設定部6aと、基準光源である光源2Rの光量のみを
設定する光量設定部6bとを備える。光量設定部6bは
調光器4Rを制御する調光信号を発生し、光源2Rを対
応する調光量に制御する。
【0041】光センサ3Rの出力は、信号変換部9Rを
通して電圧に変換され、調光量演算部8a,8bに入力
される。調光量演算部8a,8bでは、信号変換部9R
から出力される光源2Rの光量と、光色設定部6aで設
定された光色に対応して記憶部7から読み出された光量
比データとを用いて、実施例1と同様にして調光量を求
める。こうして求めた調光量に基づいて調光信号発生部
5G,5Bは調光信号を出力し、調光器4G,4Bを通
して光源2G,2Bを調光するのである。
【0042】本実施例の構成では、基準光量データが不
要であって、光量設定部6bとしてスイッチなどを用い
るほかフェーダのように無段階に調光信号を発生する装
置を用いることが可能であり、光源2Rの光量を調節す
れば、設定した光色に応じて他の光源2G,2Bの光量
が追随して調節されることになり、結果的に光量を無段
階連続的に調節することが可能になるのである。しか
も、記憶部7には、設定可能な光色に対応付けて光量比
データのみを格納すればよいのであって、記憶部7に格
納すべきデータ量が非常に少なくなる。他の構成および
動作は実施例2と同様である。
【0043】(実施例5)本実施例の照明光設定部6
は、実施例4と同様に、混色光の光色のみを設定する光
色設定部6aと、基準光源である光源2Rの光量のみを
設定する光量設定部6bとを備える。図8に示すよう
に、各光源2R,2G,2Bの光量は光量検出手段とし
ての光センサ3R,3G,3Bによって個別に検出さ
れ、各光センサ3R,3G,3Bの出力は信号変換部9
R,9G,9Bによって光量に対応する電圧に変換され
る。ここで、基準光源である光源2Gに対応する信号変
換部9Gの出力は調光量演算部8a,8bに入力され、
光色設定部6aにより設定された光色に対応して記憶部
7から読み出された光量比データと、信号変換部9Gの
出力とを用いて光源2R,2Bに関する調光量が算出さ
れる。
【0044】一方、各信号変換部9R,9G,9Bの出
力は全光量演算部15に入力され互いに加算されて混色
光の光量が求められる。光量設定部6bは混色光の光量
を設定するものであって、全光量演算部15の出力値と
光量設定部6bの出力値とが比較演算部13において比
較される。比較演算部13では検出した混色光の光量と
設定した混色光の光量との差に対応する出力を発生し、
この出力は調光量演算部8a,8bで求めた調光量とと
もに調光量判定部16に入力される。調光量判定部16
では、光源2R,2Bに関して設定した調光量と、混色
光の誤差分とに基づいて光源2Gの調光量を決定する。
したがって、各光源2R,2G,2Bに関する調光量が
決定され、この調光量に基づいて調光信号発生部5R,
5G,5Bから発生する調光信号によって調光器4R,
4G,4Bを通して各光源2R,2G,2Bを調光制御
するのである。
【0045】比較演算部13および調光量判定部16の
動作についてさらに詳しく説明する。信号変換部9R,
9G,9Bの出力値が、それぞれVyR,VyG,VyBであ
るとし、光色設定部6aの設定に対応して記憶部7から
読み出された光量比データがVsR/G,VsB/Gとすれば、
調光量演算部8a,8bでは、実施例1と同様にして調
光量VsR,VsBが算出される。 VsR=α(VyG×VsR/G) VsB=β(VyG×VsB/G) また、全光量演算部15では、光源2R,2G,2Bか
ら出力された混色光の光量V0 ′が求められる。 V0 ′=VyR+VyG+VyB ここで、光量設定部6bで設定した混色光の光量を
0 、混色光を目的の光色および光量に設定するのに必
要な光源2Gの調光量をVsG、光源2Gについて現在の
調光量をVsG′とするとき、比較演算部13では次の演
算を行う。 VsG=VsG′+a(V0 −V0 ′) ここに、aは1より小さい定数である。上式の演算は、
光源2Gの調光量についての設定値に対する誤差は、光
源2R,2G,2Bの光量の総和についての設定値に対
する誤差に比例するという仮定を表している。
【0046】上記構成では、点灯開始時には、光源2
R,2G,2Bはどれも点灯していないから、VyR=V
yG=VyB=0であり、V0 ′=0であって、VsG=aV
0 になる。このようにして求められた調光量VsGは調光
量判定部16に入力され、調光量判定部16では、調光
量演算部8a,8bで求めた光源2R,2Bに関する調
光量VsR,VsBと比較演算部13で求めた調光量VsG
について、いずれもが100%未満であると判定する
と、各調光量VsR,VsG,VsBを調光信号発生部5R,
5G,5Bに入力して各光源2R,2G,2Bに対する
調光信号を発生させる。光源2Gが点灯する前には、調
光量演算部8a,8bから出力される調光量VsR,VsB
はともに0であるから、光源2Gへの調光量VsG=aV
0 のみが出力されて光源2Gが点灯する。光源2Gが点
灯すれば、調光量演算部8a,8bから0ではない調光
量が出力されるから、光源2R,2Bも点灯する。この
ようにして光源2R,2G,2Bが点灯すれば、混色光
の光量V0 ′は正になり、設定した光量に一致するまで
光源2Gに対する調光量VsGが補正される。
【0047】上述した動作をまとめると、図9のように
なる。すなわち、まず混色光の光色および光量を照明光
設定部6で設定すると(S51)、光量比データが記憶
部7から読み出される(S52)。また、比較演算部1
3で調光量VsGが設定され(S53)、設定された調光
量VsGに従って基準光源となる光源2Gが調光される
(S54)。光源2Gの光量は光センサ3Gにより検出
されて(S55)、この検出光量と光量比データとに基
づいて調光量演算部8a,8bでは光源2R,2Bに関
する調光量VsR,VsBが算出される(S56)。このよ
うにして求めた調光量VsR,VsG,VsBは調光量判定部
16において100%未満であることが確認されると
(S57)、調光量VsR,VsBに従って光源2R,2B
が調光される(S58)。さらに、光源2R,2Bの光
量が光センサ3R,3Bにより検出され(S59)、全
光量演算部15では混色光の光量が算出される(S6
0)。こうして求めた光量を比較演算部13では光量設
定部6bで設定した光量と比較して光源2Gの調光量を
補正するのである(S61)。
【0048】上述の動作によって、図10(a)に示す
ように、混色光の光量は設定した光量に向かって徐々に
収束するが、光源2R,2G,2Bの経時的な光量の減
衰によって設定光量に収束しない場合には、光源2R,
2G,2Bのうちのいずれかの調光量が100%に達す
るから、調光量判定部16での判定結果に基づいて光量
の収束を停止させる。なお、図10では、時刻t0 にお
いて点灯開始し、時刻t1 において光量の設定を変更し
た状態を示している。
【0049】上記実施例においては、比較演算部13に
おいて光源2Gに対する調光量VsGを求める際に用いる
定数aを1より小さい値としたが、a≧1の範囲で設定
することも可能であって、a>1であるときには、図1
0(b)のように設定した光量を一旦越えた後に設定光
量に収束するようになる。他の構成は実施例4と同様で
あって、本実施例においても記憶部7に格納するデータ
数が実施例1ないし実施例3よりもさらに少なくなるの
である。
【0050】
【発明の効果】請求項1の発明は、基準光源となる1つ
の光色の光源に関する調光量についてのみ混色光の光色
および光量に対応付けて基準光量データとして設定し、
他の光色の光源に関しては所望の光色を得るための光量
について基準光源との比のみを光量比データとして設定
し、混色光の光量については基準光源の光量を調節すれ
ば光量比データに基づいて対応する調光量を決定できる
ようにしているので、基準光源についてのみ光量の各段
階ごとのデータを設定すればよいのであって、他の光源
については光色に関するデータを基準光源を基準として
設定しておけばよいのであり、結果的に、光量の可変範
囲段数が多い場合には、従来構成よりも大幅にデータ数
を少なくすることが可能になるという利点を有するので
ある。
【0051】請求項2の発明は、基準光源の光量を検出
し、検出した光量と選択した光量比データとを用いて基
準光源以外の光源について設定光量に対応する調光量を
算出するので、基準光源について設定した光量が得られ
ていない場合であっても、設定した光色が得られるよう
に他の光源の調光量が調節され、設定した光色と混色光
の光色との色ずれを防止することができるという利点が
ある。
【0052】請求項3の発明は、各光源の光量をそれぞ
れ検出し、設定した光量と比較して各光源の光量をフィ
ードバック制御するので、光源や調光部の特性のばらつ
きや経時的な変化による光色の変化を防止して、設定し
た通りの光色を得ることができるという効果を奏する。
請求項4の発明は、基準光量データを用いることなく基
準光源の光量を調節し、基準光源の光量を基準光量検出
手段で検出することによって基準光源の光量を知るとと
もに、この基準光源の光量と設定した光色とに基づいて
他の光源の調光量を決定するようになっているので、基
準光量データが不要になり、記憶部に格納しておくデー
タが一層少なくなるとともに、基準光源の光量調節を段
階的に行う必要がなくなり、混色光について光量を連続
的に調節することが可能になるという利点を有する。
【0053】請求項5の発明は、基準光量データを用い
ることなく基準光源の光量を調節し、各光源の光量をそ
れぞれ光量検出手段で検出することによって基準光源の
光量および混色光の光量の総和を知るとともに、検出し
た基準光源の光量と設定した光色とに基づいて他の光源
の調光量を決定し、しかも、混色光の光量の総和を設定
した混色光の光量とを比較してフィードバック制御する
ことにより基準光源の調光量を調節するので、請求項4
の発明と同様に、記憶部に格納しておくデータの量が少
なくなるとともに、光量調節を無段階に行うことが可能
になるという利点がある。さらに、基準光源の光量では
なく混色光の光量を設定することができるから、光量の
設定が容易になるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例1を示すブロック図である。
【図2】実施例1の動作説明図である。
【図3】実施例2を示すブロック図である。
【図4】実施例2の動作説明図である。
【図5】実施例3を示すブロック図である。
【図6】実施例3の動作説明図である。
【図7】実施例4を示すブロック図である。
【図8】実施例5を示すブロック図である。
【図9】実施例5の動作説明図である。
【図10】実施例5の動作説明図である。
【図11】従来例を示すブロック図である。
【図12】従来例の動作説明図である。
【符号の説明】
1 照明器具 2R 光源 2G 光源 2B 光源 3R 光センサ 3G 光センサ 3B 光センサ 4R 調光器 4G 調光器 4B 調光器 5R 調光信号発生部 5G 調光信号発生部 5B 調光信号発生部 6 照明光設定部 6a 光色設定部 6b 光量設定部 7 記憶部 7a 第1の記憶領域 7b 第2の記憶領域 8a 調光量演算部 8b 調光量演算部 9R 信号変換部 9G 信号変換部 9B 信号変換部 10 制御部 11a 除算器 11b 除算器 12a 除算器 12b 除算器 13 比較演算部 13a 比較演算部 13b 比較演算部 14 補正演算部 15 全光量演算部 16 調光量判定部

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 発光色の異なる複数種類の光源と、各光
    源ごとに調光量を制御する調光部と、各光源の調光量を
    決定するデータを光源の混色光の光色および光量に対応
    付けて格納した記憶部と、光源の混色光の光色および光
    量を設定して記憶部に格納されたデータを選択する照明
    光設定部とを具備した可変色照明装置において、基準光
    源となる1つの光色の光源の調光量を混色光の光色およ
    び光量に対応付けて設定した基準光量データを格納する
    第1の記憶領域と、他の光色の光源の光量と基準光源の
    光量との比を混色光の光色に対応付けて設定した光量比
    データを格納する第2の記憶領域とを記憶部に設け、照
    明光設定部により設定した混色光の光色および光量に対
    応させて選択した基準光量データおよび光量比データを
    用いて設定光量に対応する上記他の光色の光源の調光量
    を算出する調光量演算部を設けて成ることを特徴とする
    可変色照明装置。
  2. 【請求項2】 発光色の異なる複数種類の光源と、各光
    源ごとに調光量を制御する調光部と、各光源の調光量を
    決定するデータを光源の混色光の光色および光量に対応
    付けて格納した記憶部と、光源の混色光の光色および光
    量を設定して記憶部に格納されたデータを選択する照明
    光設定部とを具備した可変色照明装置において、基準光
    源となる1つの光色の光源の調光量を混色光の光色およ
    び光量に対応付けて設定した基準光量データを格納する
    第1の記憶領域と、他の光色の光源の光量と基準光源の
    光量との比を混色光の光色に対応付けて設定した光量比
    データを格納する第2の記憶領域とを記憶部に設け、基
    準光源の光量を検出する基準光量検出手段と、検出され
    た基準光源の光量と照明光設定部により設定した混色光
    の光色に対応させて選択した光量比データとを用いて設
    定光量に対応する上記他の光色の光源の調光量を算出す
    る調光量演算部とを設けて成ることを特徴とする可変色
    照明装置。
  3. 【請求項3】 発光色の異なる複数種類の光源と、各光
    源ごとに調光量を制御する調光部と、各光源の調光量を
    決定するデータを光源の混色光の光色および光量に対応
    付けて格納した記憶部と、光源の混色光の光色および光
    量を設定して記憶部に格納されたデータを選択する照明
    光設定部とを具備した可変色照明装置において、基準光
    源となる1つの光色の光源の調光量を混色光の光色およ
    び光量に対応付けて設定した基準光量データを格納する
    第1の記憶領域と、他の光色の光源の光量と基準光源の
    光量との比を混色光の光色に対応付けて設定した光量比
    データを格納する第2の記憶領域とを記憶部に設け、各
    光源の光量をそれぞれ検出する光量検出手段と、検出さ
    れた基準光源の光量と照明光設定部により設定した混色
    光の光色に対応させて選択した光量比データとを用いて
    設定光量に対応する上記他の光色の光源の調光量を算出
    する調光量演算部と、検出された基準光源の光量と他の
    光源の光量との比を求める光量比演算部と、光量比演算
    部により求めた比と照明光設定部により設定した混色光
    の光色に対応させて選択した光量比データとを比較し比
    較結果に基づいて調光量演算部で求めた調光量を補正す
    る補正演算部とを設けて成ることを特徴とする可変色照
    明装置。
  4. 【請求項4】 発光色の異なる複数種類の光源と、各光
    源ごとに調光量を制御する調光部と、各光源の調光量を
    決定するデータを光源の混色光の光色に対応付けて格納
    した記憶部と、光源の混色光の光色および光量を設定し
    て記憶部に格納されたデータを選択する照明光設定部と
    を具備した可変色照明装置において、基準光源となる1
    つの光色の光源を除く他の光色の光源の光量と基準光源
    の光量との比を混色光の光色に対応付けて設定した光量
    比データを記憶部に格納し、基準光源の調光量のみを設
    定する光量設定部を照明光設定部に設け、基準光源の光
    量を検出する基準光量検出手段と、検出された基準光源
    の光量と照明光設定部により設定した混色光の光色に対
    応させて選択した光量比データとを用いて設定光量に対
    応する上記他の光色の光源の調光量を算出する調光量演
    算部とを設けて成ることを特徴とする可変色照明装置。
  5. 【請求項5】 発光色の異なる複数種類の光源と、各光
    源ごとに調光量を制御する調光部と、各光源の調光量を
    決定するデータを光源の混色光の光色に対応付けて格納
    した記憶部と、光源の混色光の光色および光量を設定し
    て記憶部に格納されたデータを選択する照明光設定部と
    を具備した可変色照明装置において、基準光源となる1
    つの光色の光源を除く他の光色の光源の光量と基準光源
    の光量との比を混色光の光色に対応付けて設定した光量
    比データを記憶部に格納し、各光源の光量の総和を設定
    する全光量設定部を照明光設定部に設け、各光源の光量
    をそれぞれ検出する光量検出手段と、検出された基準光
    源の光量と照明光設定部により設定した混色光の光色に
    対応させて選択した光量比データとを用いて設定光量に
    対応する上記他の光色の光源の調光量を算出する調光量
    演算部と、検出された各光源の光量の総和を全光量設定
    部で設定した光量と比較して比較結果に基づいて基準光
    源の調光量を決定するとともに調光量演算部で求めた調
    光量を補正する補正演算部とを設けて成ることを特徴と
    する可変色照明装置。
JP4314618A 1992-11-25 1992-11-25 可変色照明装置 Withdrawn JPH06163180A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5491388A (en) * 1992-03-25 1996-02-13 Toto Ltd. Power regulator of discharge lamp and variable color illumination apparatus using the regulator
JP2009289415A (ja) * 2008-05-27 2009-12-10 New Japan Radio Co Ltd 色調制御方法および回路
JP2013211218A (ja) * 2012-03-30 2013-10-10 Eizo Corp 照明装置及び表示装置

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