JP3032619B2 - 色温度可変照明装置 - Google Patents
色温度可変照明装置Info
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- JP3032619B2 JP3032619B2 JP3233547A JP23354791A JP3032619B2 JP 3032619 B2 JP3032619 B2 JP 3032619B2 JP 3233547 A JP3233547 A JP 3233547A JP 23354791 A JP23354791 A JP 23354791A JP 3032619 B2 JP3032619 B2 JP 3032619B2
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、住宅や事務所のような
通常の生活空間において用いられる色温度可変照明装置
であって、発光色が異なる複数の光源を備えた発光部を
備え、発光色の混合比率を調節することによって所望の
色温度での照明ができるようにした色温度可変照明装置
に関するものである。
通常の生活空間において用いられる色温度可変照明装置
であって、発光色が異なる複数の光源を備えた発光部を
備え、発光色の混合比率を調節することによって所望の
色温度での照明ができるようにした色温度可変照明装置
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】この種の調色制御装置としては、たとえ
ば、赤、緑、青の3色の光源を備えた発光部を設け、発
光部での各光源の輝度を調節することにより、混色とし
て得られる発光部からの照明光の色温度を調節すること
が考えられている。たとえば、図7に示すように、発光
部4を赤、緑、青の3色の光源11R, 11G , 11B
によって構成し、照明色を選択する色選択部1と、色選
択部1で選択した色温度を得るのに必要な光源11R ,
11G , 11B の光量比率を格納した混合比設定部2と
を設け、混合比設定部2の出力に基づいて発光部4の各
光源11R , 11G , 11B の輝度を調節するのであ
る。
ば、赤、緑、青の3色の光源を備えた発光部を設け、発
光部での各光源の輝度を調節することにより、混色とし
て得られる発光部からの照明光の色温度を調節すること
が考えられている。たとえば、図7に示すように、発光
部4を赤、緑、青の3色の光源11R, 11G , 11B
によって構成し、照明色を選択する色選択部1と、色選
択部1で選択した色温度を得るのに必要な光源11R ,
11G , 11B の光量比率を格納した混合比設定部2と
を設け、混合比設定部2の出力に基づいて発光部4の各
光源11R , 11G , 11B の輝度を調節するのであ
る。
【0003】混合比設定部2には、たとえば、8ビット
のROMを用いる。色選択部1には4ビットのアドレス
設定スイッチASを2個用いて、混合比設定部2の上位
4ビットと下位4ビットとをそれぞれ指定する。混合比
設定部2には、発光部4による照明色を所望の色温度に
するのに必要な光量比データが格納されている。たとえ
ば、各光源11R , 11G , 11Bの発光色が、色度図
上で(0.5684,0.3435)、(0.357
7,0.5102)、(0.1536,0.1009)
であるとする。このとき、発光部4の色温度を5000
Kにしようとすれば、各光源11R , 11G , 11B の
光量比は51:68:8となり、色温度を6500Kに
しようとすれば、46:69:82となるから、このよ
うな光量比データが混合比設定部2に格納される。
のROMを用いる。色選択部1には4ビットのアドレス
設定スイッチASを2個用いて、混合比設定部2の上位
4ビットと下位4ビットとをそれぞれ指定する。混合比
設定部2には、発光部4による照明色を所望の色温度に
するのに必要な光量比データが格納されている。たとえ
ば、各光源11R , 11G , 11Bの発光色が、色度図
上で(0.5684,0.3435)、(0.357
7,0.5102)、(0.1536,0.1009)
であるとする。このとき、発光部4の色温度を5000
Kにしようとすれば、各光源11R , 11G , 11B の
光量比は51:68:8となり、色温度を6500Kに
しようとすれば、46:69:82となるから、このよ
うな光量比データが混合比設定部2に格納される。
【0004】ところで、混合比設定部2には各光源11
R , 11G , 11B の発光効率を等しいと仮定したとき
の混合比率の理論値が格納されているのであるが、実際
には、各光源11R , 11G , 11B は発光効率が異な
るのが普通であるから、混合比設定部2の出力値では所
望の色温度を得ることができないという問題がある。そ
こで、各光源11R , 11G , 11B の発光効率に相当
する補正を加えるように、光源11R , 11G , 11B
の発光色ごとに発光量補正部12R ,12G ,12B が
設けられている。各発光色に対応する発光量補正部12
R , 12G , 12B は、それぞれコネクタ13R , 13
G , 13B を介して着脱可能に接続される。したがっ
て、発光部4の各発光色の光源11R , 11G , 11B
の定格電力や個数が異なるときに、光源11R , 1
1G , 11B の状態に応じた発光量補正部12R , 12
G , 12B を接続すれば、発光部4の状態の変化に対応
することができるのである。
R , 11G , 11B の発光効率を等しいと仮定したとき
の混合比率の理論値が格納されているのであるが、実際
には、各光源11R , 11G , 11B は発光効率が異な
るのが普通であるから、混合比設定部2の出力値では所
望の色温度を得ることができないという問題がある。そ
こで、各光源11R , 11G , 11B の発光効率に相当
する補正を加えるように、光源11R , 11G , 11B
の発光色ごとに発光量補正部12R ,12G ,12B が
設けられている。各発光色に対応する発光量補正部12
R , 12G , 12B は、それぞれコネクタ13R , 13
G , 13B を介して着脱可能に接続される。したがっ
て、発光部4の各発光色の光源11R , 11G , 11B
の定格電力や個数が異なるときに、光源11R , 1
1G , 11B の状態に応じた発光量補正部12R , 12
G , 12B を接続すれば、発光部4の状態の変化に対応
することができるのである。
【0005】たとえば、光源11R , 11G , 11B と
して、それぞれ、40Wで560ルーメンの光束を得る
赤色の蛍光ランプを2本、20Wで1220ルーメンの
光束を得る緑色の蛍光ランプを1本、40Wで1020
ルーメンの光束を得る青色の蛍光ランプを1本用いてい
る場合に、発光部4からの照明色の色温度を5000K
とし、全光束を1500ルーメンに設定しようとすれ
ば、赤、緑、青の光束をそれぞれ600ルーメン、80
0ルーメン、100ルーメンにすることになるから、各
色の調光量を54%、49%、10%にしなければなら
ない。したがって、発光量補正部12R , 12G , 12
B では、混合比設定部2に格納されている混合比率であ
る51:68:8を、光源11R , 11G, 11B に合
致した調光量として54%、49%、10%に変換する
のであって、発光量補正部12R ,12G , 12B には
所定の関数テーブルを持たせればよいのである。具体的
には、発光量補正部12R , 12G , 12B をそれぞれ
ROMで構成し、たとえば、赤色に対しては「51」と
いうアドレスに「54」という値を格納しておき、混合
比設定部2からの出力値で指定されたアドレスに格納さ
れた値を出力値とすればよい。
して、それぞれ、40Wで560ルーメンの光束を得る
赤色の蛍光ランプを2本、20Wで1220ルーメンの
光束を得る緑色の蛍光ランプを1本、40Wで1020
ルーメンの光束を得る青色の蛍光ランプを1本用いてい
る場合に、発光部4からの照明色の色温度を5000K
とし、全光束を1500ルーメンに設定しようとすれ
ば、赤、緑、青の光束をそれぞれ600ルーメン、80
0ルーメン、100ルーメンにすることになるから、各
色の調光量を54%、49%、10%にしなければなら
ない。したがって、発光量補正部12R , 12G , 12
B では、混合比設定部2に格納されている混合比率であ
る51:68:8を、光源11R , 11G, 11B に合
致した調光量として54%、49%、10%に変換する
のであって、発光量補正部12R ,12G , 12B には
所定の関数テーブルを持たせればよいのである。具体的
には、発光量補正部12R , 12G , 12B をそれぞれ
ROMで構成し、たとえば、赤色に対しては「51」と
いうアドレスに「54」という値を格納しておき、混合
比設定部2からの出力値で指定されたアドレスに格納さ
れた値を出力値とすればよい。
【0006】また、発光部4の各光源11R , 11G ,
11B について発光色には変更を加えず発光量のみを変
更した場合は、発光量補正部12R , 12G , 12B と
して異なる関数テーブルを有したものを用いればよい。
たとえば、緑色の光源11G を20Wから40Wに変え
て光束が1220ルーメンから3070ルーメンに変化
したとすれば、同じ色温度を得るには、調光量を49%
から26%に変更しなければならない。したがって、こ
のような構成の発光部4を用いる場合には、緑色に対応
する発光量補正部12G として「68」を「26」に変
換するような関数テーブルを有したものを用いればよい
のである。このとき、他の発光量補正部12R , 12B
については変更を要しない。
11B について発光色には変更を加えず発光量のみを変
更した場合は、発光量補正部12R , 12G , 12B と
して異なる関数テーブルを有したものを用いればよい。
たとえば、緑色の光源11G を20Wから40Wに変え
て光束が1220ルーメンから3070ルーメンに変化
したとすれば、同じ色温度を得るには、調光量を49%
から26%に変更しなければならない。したがって、こ
のような構成の発光部4を用いる場合には、緑色に対応
する発光量補正部12G として「68」を「26」に変
換するような関数テーブルを有したものを用いればよい
のである。このとき、他の発光量補正部12R , 12B
については変更を要しない。
【0007】発光量補正部12R , 12G , 12B によ
って補正された光量比データは、各発光色ごとの調光信
号発生部9R , 9G , 9B に入力されて各発光色の調光
信号が生成される。調光信号発生部9R , 9G , 9B よ
り出力された調光信号は、各光源11R , 11G , 11
B ごとに設けられた点灯回路10R , 10G , 10B に
入力され、発光部4の各光源11R ,11G ,11B が
所定の光量に調光される。
って補正された光量比データは、各発光色ごとの調光信
号発生部9R , 9G , 9B に入力されて各発光色の調光
信号が生成される。調光信号発生部9R , 9G , 9B よ
り出力された調光信号は、各光源11R , 11G , 11
B ごとに設けられた点灯回路10R , 10G , 10B に
入力され、発光部4の各光源11R ,11G ,11B が
所定の光量に調光される。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記構成に
おいて、各光源11R ,11G ,11B が、それぞれ4
0Wの蛍光ランプを2本用いて構成されている場合につ
いて考える。ここに、各光源11R ,11G ,11B の
光束は、1本当たりそれぞれ2550ルーメン、367
0ルーメン、1100ルーメンとすると、各発光色の光
束は、それぞれ5100ルーメン、7340ルーメン、
2200ルーメンになる。
おいて、各光源11R ,11G ,11B が、それぞれ4
0Wの蛍光ランプを2本用いて構成されている場合につ
いて考える。ここに、各光源11R ,11G ,11B の
光束は、1本当たりそれぞれ2550ルーメン、367
0ルーメン、1100ルーメンとすると、各発光色の光
束は、それぞれ5100ルーメン、7340ルーメン、
2200ルーメンになる。
【0009】一方、色温度が10000Kであるとする
と混合比設定部2に格納された混合比率は15:67:
18であるから、色温度を10000Kに設定し、かつ
全光束を10000ルーメンに設定しようとすれば、各
光源11R ,11G ,11B の調光量は、29%、91
%、82%になる。また、色温度を10000Kに設定
し、かつ全光束を15000ルーメンに設定しようとす
れば、各光源11R ,11G ,11B の調光量は、44
%、137%、123%になる。
と混合比設定部2に格納された混合比率は15:67:
18であるから、色温度を10000Kに設定し、かつ
全光束を10000ルーメンに設定しようとすれば、各
光源11R ,11G ,11B の調光量は、29%、91
%、82%になる。また、色温度を10000Kに設定
し、かつ全光束を15000ルーメンに設定しようとす
れば、各光源11R ,11G ,11B の調光量は、44
%、137%、123%になる。
【0010】このように全光束(発光光量)を変化させ
たときに、調光量が100%を越えてしまう場合があ
る。実際には100%を越える調光はできないから、各
光源11R ,11G ,11B の調光量は、44%、10
0%、100%になり、色温度、全光束ともに設定値と
は異なることになる。すなわち、色温度を変えずに発光
光量だけを変えようとしているにもかかわらず、色温度
が変化してしまうことによって、使用者に不快感を与え
るという問題が生じる。
たときに、調光量が100%を越えてしまう場合があ
る。実際には100%を越える調光はできないから、各
光源11R ,11G ,11B の調光量は、44%、10
0%、100%になり、色温度、全光束ともに設定値と
は異なることになる。すなわち、色温度を変えずに発光
光量だけを変えようとしているにもかかわらず、色温度
が変化してしまうことによって、使用者に不快感を与え
るという問題が生じる。
【0011】また、光量を一定に保って色温度を連続的
に変化させようとする場合にも、光源11R ,11G ,
11B の調光量が一つでも100%を越えると、色温度
が連続的に変化しなくなり、使用者に不快感を与えると
いう問題が生じる。本発明は上記問題点の解決を目的と
するものであり、発光部の発光光量を調節できるように
するとともに、各光源の調光量が100%を越えるのを
防止することによって、色温度や発光光量を変化させる
際に使用者に不快感を与えないようにした色温度可変照
明装置を提供しようとするものである。
に変化させようとする場合にも、光源11R ,11G ,
11B の調光量が一つでも100%を越えると、色温度
が連続的に変化しなくなり、使用者に不快感を与えると
いう問題が生じる。本発明は上記問題点の解決を目的と
するものであり、発光部の発光光量を調節できるように
するとともに、各光源の調光量が100%を越えるのを
防止することによって、色温度や発光光量を変化させる
際に使用者に不快感を与えないようにした色温度可変照
明装置を提供しようとするものである。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明では、上記目的を
達成するために、発光色の異なる複数の光源を備えた発
光部と、発光部から放射される光の色温度を選択する色
選択部と、発光部の各光源の発光色について色選択部で
選択された色温度を得るのに必要な混合比率があらかじ
め格納されている混合比設定部と、発光部の発光光量を
選択する光量選択部と、選択した発光光量に応じて色温
度の選択範囲を制限する選択範囲制限部と、色選択部で
選択された色温度が選択範囲制限部により制限された範
囲外であるときに色温度を選択範囲の上下の限界値のう
ち選択された色温度に近いほうの限界値に設定する判定
部とを具備しているのである。
達成するために、発光色の異なる複数の光源を備えた発
光部と、発光部から放射される光の色温度を選択する色
選択部と、発光部の各光源の発光色について色選択部で
選択された色温度を得るのに必要な混合比率があらかじ
め格納されている混合比設定部と、発光部の発光光量を
選択する光量選択部と、選択した発光光量に応じて色温
度の選択範囲を制限する選択範囲制限部と、色選択部で
選択された色温度が選択範囲制限部により制限された範
囲外であるときに色温度を選択範囲の上下の限界値のう
ち選択された色温度に近いほうの限界値に設定する判定
部とを具備しているのである。
【0013】
【作用】上記構成によれば、発光部の発光光量を選択す
る光量選択部を設け、選択した発光光量に応じて色温度
の選択範囲を制限する選択範囲制限部を設けるととも
に、色選択部で選択された色温度が選択範囲制限部によ
り制限された範囲外であるときに色温度を選択範囲の上
下の限界値のうち選択された色温度に近いほうの限界値
に設定する判定部を設けているので、光量選択部によっ
て発光部の発光光量が調節可能になるのはもちろんのこ
と、色温度の選択範囲を選択範囲制限部によって制限す
るとともに、色選択部で選択された色温度が選択範囲制
限部により制限された範囲外であるときに、判定部で
は、色温度を選択範囲の上下の限界値のうちで選択され
た色温度に近い限界値に設定することによって、光源の
調光量が100%を越えるような色温度の設定を防止す
ることができるのである。すなわち、発光光量を一定に
して色温度を連続的に変化させようとする際に色温度の
変化が不連続になったり、色温度を一定にして発光光量
を変化させようとする際に色温度が変化したりするのを
防止することができるのであって、使用者に不快感を与
えることがないのである。
る光量選択部を設け、選択した発光光量に応じて色温度
の選択範囲を制限する選択範囲制限部を設けるととも
に、色選択部で選択された色温度が選択範囲制限部によ
り制限された範囲外であるときに色温度を選択範囲の上
下の限界値のうち選択された色温度に近いほうの限界値
に設定する判定部を設けているので、光量選択部によっ
て発光部の発光光量が調節可能になるのはもちろんのこ
と、色温度の選択範囲を選択範囲制限部によって制限す
るとともに、色選択部で選択された色温度が選択範囲制
限部により制限された範囲外であるときに、判定部で
は、色温度を選択範囲の上下の限界値のうちで選択され
た色温度に近い限界値に設定することによって、光源の
調光量が100%を越えるような色温度の設定を防止す
ることができるのである。すなわち、発光光量を一定に
して色温度を連続的に変化させようとする際に色温度の
変化が不連続になったり、色温度を一定にして発光光量
を変化させようとする際に色温度が変化したりするのを
防止することができるのであって、使用者に不快感を与
えることがないのである。
【0014】
【実施例】(実施例1)図1に基本構成を示す。図7に
示した従来構成に対して、光量選択部7、選択範囲制限
部8、判定部9を付加した点が相違している。また、発
光量補正部3、調光信号発生部5、点灯回路6はそれぞ
れ一つに記載しているが、図7に示した各光源11R ,
11G ,11Bごとの回路によって構成したものと考え
て差し支えない。
示した従来構成に対して、光量選択部7、選択範囲制限
部8、判定部9を付加した点が相違している。また、発
光量補正部3、調光信号発生部5、点灯回路6はそれぞ
れ一つに記載しているが、図7に示した各光源11R ,
11G ,11Bごとの回路によって構成したものと考え
て差し支えない。
【0015】本実施例の発光部4は、図2に示すよう
に、赤と青との光源11R ,11B を1本ずつ備え、緑
の光源11G1,11G2を2本備えた構成になっている。
また、各光源11R ,11G1,11G2,11B は、それ
ぞれ40Wの蛍光ランプであって、従来構成と同じもの
を用いている。このような発光部4を用いた場合に、設
定可能な色温度の範囲と、全光束(発光光量)との関係
は図3の破線のようになる。すなわち、発光光量が小さ
いときには、各光源11R ,11G1,11G2,11B の
調光範囲を広くとることができるから、色温度の設定範
囲も広くなるが、発光光量が大きくなると、色温度の設
定範囲は狭くなる傾向がある。たとえば、発光部4の全
光束を8000ルーメンに設定したときには3600〜
9000Kで色温度を制御可能であるが、全光束を10
000ルーメンに設定したときには色温度の制御範囲
は、5000〜7500Kになる。図3の関係は一例で
あって、発光部4の構成が異なれば、異なる関係になる
のはもちろんのことである。
に、赤と青との光源11R ,11B を1本ずつ備え、緑
の光源11G1,11G2を2本備えた構成になっている。
また、各光源11R ,11G1,11G2,11B は、それ
ぞれ40Wの蛍光ランプであって、従来構成と同じもの
を用いている。このような発光部4を用いた場合に、設
定可能な色温度の範囲と、全光束(発光光量)との関係
は図3の破線のようになる。すなわち、発光光量が小さ
いときには、各光源11R ,11G1,11G2,11B の
調光範囲を広くとることができるから、色温度の設定範
囲も広くなるが、発光光量が大きくなると、色温度の設
定範囲は狭くなる傾向がある。たとえば、発光部4の全
光束を8000ルーメンに設定したときには3600〜
9000Kで色温度を制御可能であるが、全光束を10
000ルーメンに設定したときには色温度の制御範囲
は、5000〜7500Kになる。図3の関係は一例で
あって、発光部4の構成が異なれば、異なる関係になる
のはもちろんのことである。
【0016】このような知見に基づいて、本実施例で
は、光量選択部7を設けることによって、発光部4の光
量が選択できるようにし、また、光量選択部7で選択さ
れた光量に応じて選択範囲制限部8では、図3に示した
関係に基づく色温度の調節範囲を制限し、さらに、色選
択部1で選択した色温度が選択範囲制限部8で制限され
た範囲内であるかどうかを判定部9によって判定するの
である。判定部9は、たとえば、図4に示すような構成
を有している。選択範囲制限部8で設定された色温度の
制限範囲の上限値Sはディジタルコンパレータよりなる
上限比較器9aに入力され、また、制限範囲の下限値I
はディジタルコンパレータよりなる下限比較器9bに入
力される。上限比較器9aと下限比較器9bとは、それ
ぞれ色温度の制限範囲の上限値Sおよび下限値Iと色選
択部1で選択した色温度とを比較し、色選択部1で選択
した色温度が制限範囲内であれば、セレクタ9cから色
選択部1での選択値を出力する。また、色選択部1で選
択した色温度が、上限値Sを越えるときにはセレクタ9
cから色温度の制限範囲の上限値Sを出力し、逆に下限
値Iより低いときにはセレクタ9cから色温度の制限範
囲の下限値Iを出力する。したがって、選択範囲制限部
8での上限値Sと下限値Iとを適切に設定しておけば、
選択した発光光量に対して色選択部1での色温度の選択
範囲を制限することになり、各光源11R ,11G1,1
1G2,11B の調光量が100%を越えないように制御
することができるのである。
は、光量選択部7を設けることによって、発光部4の光
量が選択できるようにし、また、光量選択部7で選択さ
れた光量に応じて選択範囲制限部8では、図3に示した
関係に基づく色温度の調節範囲を制限し、さらに、色選
択部1で選択した色温度が選択範囲制限部8で制限され
た範囲内であるかどうかを判定部9によって判定するの
である。判定部9は、たとえば、図4に示すような構成
を有している。選択範囲制限部8で設定された色温度の
制限範囲の上限値Sはディジタルコンパレータよりなる
上限比較器9aに入力され、また、制限範囲の下限値I
はディジタルコンパレータよりなる下限比較器9bに入
力される。上限比較器9aと下限比較器9bとは、それ
ぞれ色温度の制限範囲の上限値Sおよび下限値Iと色選
択部1で選択した色温度とを比較し、色選択部1で選択
した色温度が制限範囲内であれば、セレクタ9cから色
選択部1での選択値を出力する。また、色選択部1で選
択した色温度が、上限値Sを越えるときにはセレクタ9
cから色温度の制限範囲の上限値Sを出力し、逆に下限
値Iより低いときにはセレクタ9cから色温度の制限範
囲の下限値Iを出力する。したがって、選択範囲制限部
8での上限値Sと下限値Iとを適切に設定しておけば、
選択した発光光量に対して色選択部1での色温度の選択
範囲を制限することになり、各光源11R ,11G1,1
1G2,11B の調光量が100%を越えないように制御
することができるのである。
【0017】本実施例では、色選択部1を、アップダウ
ンカウンタ1aと、アップダウンカウンタ1aの出力値
を大きくするアップスイッチ1bおよび出力値を小さく
するダウンスイッチ1cとにより構成している。色選択
部1で選択できる色温度の範囲は、たとえば、2500
〜100000Kなどと設定されている。混合比設定部
2では、入力値が大きくなると色温度を上昇させ、入力
値が小さくなると色温度を下降させるように光量比デー
タが配列されている。光量選択部7は、出力値を連続的
に変化させるフェーダ7aと、フェーダ7aからのアナ
ログの出力値をディジタル値に変換して発光量データと
して出力するアナログ−ディジタル変換器7bとにより
構成される。選択範囲制限部8はROMよりなり、光量
選択部7で指定された発光光量のもとで調節可能な色温
度の上限値と下限値とが2桁の16進数で制限データと
して設定されている。制限データは判定部9に入力さ
れ、上述のような動作によって、色選択部1で選択され
た色温度と上限値および下限値との大小関係が判定され
るのである。また、光量選択部7から出力される発光量
データは発光量補正部3に入力され、発光量補正部3に
おいて発光量を補正することによって、各光源11R ,
11G1,11G2,11B の調光量が制御されるのであ
る。
ンカウンタ1aと、アップダウンカウンタ1aの出力値
を大きくするアップスイッチ1bおよび出力値を小さく
するダウンスイッチ1cとにより構成している。色選択
部1で選択できる色温度の範囲は、たとえば、2500
〜100000Kなどと設定されている。混合比設定部
2では、入力値が大きくなると色温度を上昇させ、入力
値が小さくなると色温度を下降させるように光量比デー
タが配列されている。光量選択部7は、出力値を連続的
に変化させるフェーダ7aと、フェーダ7aからのアナ
ログの出力値をディジタル値に変換して発光量データと
して出力するアナログ−ディジタル変換器7bとにより
構成される。選択範囲制限部8はROMよりなり、光量
選択部7で指定された発光光量のもとで調節可能な色温
度の上限値と下限値とが2桁の16進数で制限データと
して設定されている。制限データは判定部9に入力さ
れ、上述のような動作によって、色選択部1で選択され
た色温度と上限値および下限値との大小関係が判定され
るのである。また、光量選択部7から出力される発光量
データは発光量補正部3に入力され、発光量補正部3に
おいて発光量を補正することによって、各光源11R ,
11G1,11G2,11B の調光量が制御されるのであ
る。
【0018】たとえば、光量選択部7での設定光量が1
0000ルーメンであるとする。この場合、図3に示す
ように、色温度の調節可能範囲は5000〜7000K
になる。色選択部1で選択されている色温度が5000
Kであるとして、色温度を高めるように色選択部1を操
作すると、色温度が7000Kになるまでは10000
ルーメンを保ったまで色温度を変えることができるが、
色温度が7000Kを越えると発光光量を10000ル
ーメンに保つことができなくなる。そこで、本発明で
は、光量選択部7での選択光量が10000ルーメンで
あるときに、選択範囲制限部8から制限データとして色
温度の下限値5000Kと上限値7000Kとを読み出
し、この下限値と上限値との範囲内の色温度が色選択部
1で選択されているときには、そのまま混合比設定部2
に色温度を入力し、範囲外の色温度が色選択部1で選択
されているときには、混合比設定部2への入力値を固定
的に設定するのである。すなわち、上述した動作に従え
ば、光量選択部7で選択した光量が10000ルーメン
であるときに、色選択部1で選択した色温度が7000
Kを越えると、その色温度がどのような値であっても判
定部9からの出力値は7000Kに対応する出力値に固
定されるのである。逆に、色選択部1で設定した色温度
が5000Kよりも低いときには、判定部9からの出力
値を下限値である5000Kに対応した出力値に固定す
るのである。
0000ルーメンであるとする。この場合、図3に示す
ように、色温度の調節可能範囲は5000〜7000K
になる。色選択部1で選択されている色温度が5000
Kであるとして、色温度を高めるように色選択部1を操
作すると、色温度が7000Kになるまでは10000
ルーメンを保ったまで色温度を変えることができるが、
色温度が7000Kを越えると発光光量を10000ル
ーメンに保つことができなくなる。そこで、本発明で
は、光量選択部7での選択光量が10000ルーメンで
あるときに、選択範囲制限部8から制限データとして色
温度の下限値5000Kと上限値7000Kとを読み出
し、この下限値と上限値との範囲内の色温度が色選択部
1で選択されているときには、そのまま混合比設定部2
に色温度を入力し、範囲外の色温度が色選択部1で選択
されているときには、混合比設定部2への入力値を固定
的に設定するのである。すなわち、上述した動作に従え
ば、光量選択部7で選択した光量が10000ルーメン
であるときに、色選択部1で選択した色温度が7000
Kを越えると、その色温度がどのような値であっても判
定部9からの出力値は7000Kに対応する出力値に固
定されるのである。逆に、色選択部1で設定した色温度
が5000Kよりも低いときには、判定部9からの出力
値を下限値である5000Kに対応した出力値に固定す
るのである。
【0019】同様にして、光量選択部7で選択した発光
光量が8000ルーメンであれば、制限データである上
限値を9000K、下限値を3600Kとし、色選択部
1で選択した色温度が9000Kを越えれば混合比設定
部2への入力値を9000Kに対応する値に固定し、3
600Kより低ければ混合比設定部2への入力値を36
00Kに対応する値に固定するのである。
光量が8000ルーメンであれば、制限データである上
限値を9000K、下限値を3600Kとし、色選択部
1で選択した色温度が9000Kを越えれば混合比設定
部2への入力値を9000Kに対応する値に固定し、3
600Kより低ければ混合比設定部2への入力値を36
00Kに対応する値に固定するのである。
【0020】混合比設定部2はROMよりなり、各アド
レスごとに各色温度の光量比データが格納されている。
たとえば、3000Kに対して赤、緑、青の光量比は3
7:61:2、5000Kに対して23:68:9、1
0000Kに対して15:67:18などと設定されて
いるのである。混合比設定部2のアドレスを補正部9の
出力値で選択することによって混合比設定部2から読み
出された調光データは発光量補正部3に入力され、光量
選択部7から出力された発光量データに基づいて、発光
部4の構成に対応した補正が加えられる。発光量補正部
3はROMによって構成され、混合比設定部2から読み
出された光量比データと、光量選択部7から出力された
発光量データとを組み合わせたアドレスに、所定の調光
量を得るための調光データが格納されているのである。
この調光データに基づいて、調光信号発生部5では調光
信号が生成され、点灯回路6に調光信号が入力されるこ
とによって、各光源11R ,11G1,11G2,11B が
調光信号によって指示された調光量で点灯するのであ
る。たとえば、10000ルーメンで5000Kであれ
ば、赤、緑、青の調光量は90%、93%、82%とす
ればよく、8000ルーメンで5000Kであれば、7
2%、73%、66%とすればよく、さらに、8000
ルーメンで9000Kであれば、41%、74%、10
0%とすればよい。
レスごとに各色温度の光量比データが格納されている。
たとえば、3000Kに対して赤、緑、青の光量比は3
7:61:2、5000Kに対して23:68:9、1
0000Kに対して15:67:18などと設定されて
いるのである。混合比設定部2のアドレスを補正部9の
出力値で選択することによって混合比設定部2から読み
出された調光データは発光量補正部3に入力され、光量
選択部7から出力された発光量データに基づいて、発光
部4の構成に対応した補正が加えられる。発光量補正部
3はROMによって構成され、混合比設定部2から読み
出された光量比データと、光量選択部7から出力された
発光量データとを組み合わせたアドレスに、所定の調光
量を得るための調光データが格納されているのである。
この調光データに基づいて、調光信号発生部5では調光
信号が生成され、点灯回路6に調光信号が入力されるこ
とによって、各光源11R ,11G1,11G2,11B が
調光信号によって指示された調光量で点灯するのであ
る。たとえば、10000ルーメンで5000Kであれ
ば、赤、緑、青の調光量は90%、93%、82%とす
ればよく、8000ルーメンで5000Kであれば、7
2%、73%、66%とすればよく、さらに、8000
ルーメンで9000Kであれば、41%、74%、10
0%とすればよい。
【0021】以上の動作をまとめれば、図5のようにな
る。本実施例では、色選択部1にアップダウンカウンタ
1aを用いているが、フェーダの操作によってディジタ
ル値を発生するものや、ディジタル値を発生するスイッ
チなどを用いることが可能である。光量比データは、デ
ィジタル値ではなく、アナログ値によって設定してもよ
く、さらに、調光信号発生部5から発生する調光信号と
しては、位相制御信号、デューティ比制御信号(PWM
制御等)、アナログ信号等のいずれでもよく、調色信号
の伝送形態としても直列伝送、並列伝送のいずれでもよ
い。点灯回路6は、各光源11R ,11G1,11G2,1
1B ごとに点灯回路6を設けても、また、複数の光源1
1R,11G1,11G2,11B に対して1個の点灯回路
6を共用してもよい。また、発光部4の構成や調光信号
発生部5の構成によっては、点灯回路6を用いずに、調
光信号発生部5の出力を発光部4に直接入力してもよ
い。光源11R , 11G1,11G2,11B には、カラー
の蛍光ランプのほか、他の放電ランプを用いたり、白色
光源と色フィルタとの組み合わせ、色付き電球等のどの
ようなものを用いてもよい。発光部4を構成する光源の
個数や各光源の最大出力光束については、目的に応じて
適宜設定すればよい。このように光源の組み合わせの変
更を行う場合には、混合比設定部2に設定された光量比
データは変更せずに、発光量補正部3の補正データのみ
を変更するようにすれば、発光部4の変更に伴うデータ
の変更作業が容易になる。また、選択範囲制限部7は、
選択スイッチ7bによる切換式のほか、色温度の選択範
囲を連続的に変更するような構成のものとしてもよい。
る。本実施例では、色選択部1にアップダウンカウンタ
1aを用いているが、フェーダの操作によってディジタ
ル値を発生するものや、ディジタル値を発生するスイッ
チなどを用いることが可能である。光量比データは、デ
ィジタル値ではなく、アナログ値によって設定してもよ
く、さらに、調光信号発生部5から発生する調光信号と
しては、位相制御信号、デューティ比制御信号(PWM
制御等)、アナログ信号等のいずれでもよく、調色信号
の伝送形態としても直列伝送、並列伝送のいずれでもよ
い。点灯回路6は、各光源11R ,11G1,11G2,1
1B ごとに点灯回路6を設けても、また、複数の光源1
1R,11G1,11G2,11B に対して1個の点灯回路
6を共用してもよい。また、発光部4の構成や調光信号
発生部5の構成によっては、点灯回路6を用いずに、調
光信号発生部5の出力を発光部4に直接入力してもよ
い。光源11R , 11G1,11G2,11B には、カラー
の蛍光ランプのほか、他の放電ランプを用いたり、白色
光源と色フィルタとの組み合わせ、色付き電球等のどの
ようなものを用いてもよい。発光部4を構成する光源の
個数や各光源の最大出力光束については、目的に応じて
適宜設定すればよい。このように光源の組み合わせの変
更を行う場合には、混合比設定部2に設定された光量比
データは変更せずに、発光量補正部3の補正データのみ
を変更するようにすれば、発光部4の変更に伴うデータ
の変更作業が容易になる。また、選択範囲制限部7は、
選択スイッチ7bによる切換式のほか、色温度の選択範
囲を連続的に変更するような構成のものとしてもよい。
【0022】(実施例2)本実施例では、図6に示すよ
うに、色選択部1と光量選択部7とを一括し、さらに、
選択範囲制限部8、判定部9、混合比設定部2、発光量
補正部3をマイクロコンピュータよりなる演算部10で
構成することによって、上記動作をソフトウェア的に実
現するようにしたものである。この構成では、実施例1
においてROMによって構成されていた混合比設定部
2、発光量補正部3、選択範囲制限部8を一体化できる
から、発光部4の仕様を変更する際に、演算部10とし
てブロック化した部分を交換するだけでよく、仕様の変
更に対応しやすくなるものである。他の構成および動作
は実施例1と同様である。
うに、色選択部1と光量選択部7とを一括し、さらに、
選択範囲制限部8、判定部9、混合比設定部2、発光量
補正部3をマイクロコンピュータよりなる演算部10で
構成することによって、上記動作をソフトウェア的に実
現するようにしたものである。この構成では、実施例1
においてROMによって構成されていた混合比設定部
2、発光量補正部3、選択範囲制限部8を一体化できる
から、発光部4の仕様を変更する際に、演算部10とし
てブロック化した部分を交換するだけでよく、仕様の変
更に対応しやすくなるものである。他の構成および動作
は実施例1と同様である。
【0023】
【発明の効果】本発明は上述のように、発光部の発光光
量を選択する光量選択部を設け、選択した発光光量に応
じて色温度の選択範囲を制限する選択範囲制限部を設け
るとともに、色選択部で選択された色温度が選択範囲制
限部により制限された範囲外であるときに色温度を選択
範囲の上下の限界値のうち選択された色温度に近いほう
の限界値に設定する判定部を設けているので、光量選択
部によって発光部の発光光量が調節可能になるのはもち
ろんのこと、色温度の選択範囲を選択範囲制限部によっ
て制限するとともに、色選択部で選択された色温度が選
択範囲制限部により制限された範囲外であるときに、判
定部では、色温度を選択範囲の上下の限界値のうちで選
択された色温度に近い限界値に設定することによって、
光源の調光量が100%を越えるような色温度の設定を
防止することができるという効果を奏するのである。す
なわち、発光光量を一定にして色温度を連続的に変化さ
せようとする際に色温度の変化が不連続になったり、色
温度を一定にして発光光量を変化させようとする際に色
温度が変化したりするのを防止することができるのであ
って、使用者に不快感を与えることがないという利点が
ある。
量を選択する光量選択部を設け、選択した発光光量に応
じて色温度の選択範囲を制限する選択範囲制限部を設け
るとともに、色選択部で選択された色温度が選択範囲制
限部により制限された範囲外であるときに色温度を選択
範囲の上下の限界値のうち選択された色温度に近いほう
の限界値に設定する判定部を設けているので、光量選択
部によって発光部の発光光量が調節可能になるのはもち
ろんのこと、色温度の選択範囲を選択範囲制限部によっ
て制限するとともに、色選択部で選択された色温度が選
択範囲制限部により制限された範囲外であるときに、判
定部では、色温度を選択範囲の上下の限界値のうちで選
択された色温度に近い限界値に設定することによって、
光源の調光量が100%を越えるような色温度の設定を
防止することができるという効果を奏するのである。す
なわち、発光光量を一定にして色温度を連続的に変化さ
せようとする際に色温度の変化が不連続になったり、色
温度を一定にして発光光量を変化させようとする際に色
温度が変化したりするのを防止することができるのであ
って、使用者に不快感を与えることがないという利点が
ある。
【図1】本発明の基本構成を示すブロック図である。
【図2】実施例1を示すブロック図である。
【図3】実施例1の原理説明図である。
【図4】実施例1に用いる判定部の構成例を示す回路図
である。
である。
【図5】実施例1の動作説明図である。
【図6】実施例2を示すブロック図である。
【図7】従来例を示すブロック図である。
1 色選択部 2 混合比設定部 3 発光量補正部 4 発光部 5 調光信号発生部 6 点灯回路 7 光量選択部 8 選択範囲制限部 9 判定部 11R 光源 11G1 光源 11G2 光源 11B 光源
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平1−320798(JP,A) 特開 昭62−188198(JP,A) 特開 平3−184203(JP,A) 特開 平2−158094(JP,A) 特開 平4−48585(JP,A) 特開 平4−48587(JP,A) 実開 平1−181195(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H05B 37/02 H05B 41/36
Claims (1)
- 【請求項1】 発光色の異なる複数の光源を備えた発光
部と、発光部から放射される光の色温度を選択する色選
択部と、発光部の各光源の発光色について色選択部で選
択された色温度を得るのに必要な混合比率があらかじめ
格納されている混合比設定部と、発光部の発光光量を選
択する光量選択部と、選択した発光光量に応じて色温度
の選択範囲を制限する選択範囲制限部と、色選択部で選
択された色温度が選択範囲制限部により制限された範囲
外であるときに色温度を選択範囲の上下の限界値のうち
選択された色温度に近いほうの限界値に設定する判定部
とを具備して成ることを特徴とする色温度可変照明装
置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3233547A JP3032619B2 (ja) | 1991-09-13 | 1991-09-13 | 色温度可変照明装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3233547A JP3032619B2 (ja) | 1991-09-13 | 1991-09-13 | 色温度可変照明装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0574578A JPH0574578A (ja) | 1993-03-26 |
JP3032619B2 true JP3032619B2 (ja) | 2000-04-17 |
Family
ID=16956773
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3233547A Expired - Lifetime JP3032619B2 (ja) | 1991-09-13 | 1991-09-13 | 色温度可変照明装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3032619B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7324076B2 (en) * | 2004-07-28 | 2008-01-29 | Avago Technologies Ecbu Ip (Singapore) Pte. Ltd. | Methods and apparatus for setting the color point of an LED light source |
CN101283628B (zh) * | 2005-10-13 | 2012-05-30 | 皇家飞利浦电子股份有限公司 | 用于可变色照明的方法和系统 |
-
1991
- 1991-09-13 JP JP3233547A patent/JP3032619B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0574578A (ja) | 1993-03-26 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20000125 |