JP5105324B2 - エアゾール容器のガス抜き機構 - Google Patents
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Description
次いで、オーバーキャップをエアゾール容器の係合環に直接装着することにより、噴出ヘッドの押下げ状態を維持することができ、残留ガスの抜き取りが簡単な操作で行えるようになった。
マウンテンカップ3は、上部に肩カバーCを装着する係合環4を形成し、内方中央には、上端にステム5を突出したエアゾールバルブが配設されている。
係合筒壁17内周下端には、エアゾール容器Aのマウンテンカップ3の係合環4の外周下部に上部が係合する係合突部19が、ある程度の間隔をもって複数配設されている。
外筒壁27の内周下部が、肩カバーCの外筒壁18の上部側周壁20外周と係合するとともに、下端面が外筒壁18のフランジ21上面に当接することにより、オーバーキャップDは肩カバーCに装着される。
噴出容器の組立は、エアゾール容器Aのステム5に噴出ヘッドBを装着し、次いで、エアゾール容器Aの係合環4に肩カバーCを装着し、最後に、肩カバーCの上部側周壁20にオーバーキャップDを装着し、噴出容器を閉蓋する。
使用が終わったらオーバーキャップDを肩カバーCに装着し、閉蓋することができる。
残留ガスの抜き取りには、まず、肩カバーCの外筒壁18の対角線上の二個所を指などで把持し、両側より内方に押し込むと、外筒壁18の対角線上の二個所を内方に変形させる。
このことで、図2に示すように、外筒壁18の変形した位置の下部側周壁22下端が、エアゾール容器Aの肩部2上面を摺動し、肩部2の傾斜により、内方に進むにしたがって外筒壁18を上方に持ち上げていく。
なお、係合筒壁17の係合突部19は間隔をもって配設されているため、係合筒壁17の変形を妨げることはない。
なお、オーバーキャップDの係合突条29は、係合筒壁26の内周下端に周設されているため、係合筒壁26の変形を防止している。
残留ガスは、噴出ヘッドBの噴出孔11からオーバーキャップDの係合筒壁26内に噴出され、切込み28を流路として通り、外筒壁27下端とエアゾール容器Aの肩部2との間隙より容器外に排出される。
必要であれば、エアゾール容器A内の残留ガスや内容物を完全に抜き取り後、エアゾール容器AからオーバーキャップDを取外し、分別廃棄することもできる。
以下、前実施例と同一の構成部分については、同一の符号を付して図示するだけにとどめ、相違点を中心に説明する。
係合筒壁32内周下端には、エアゾール容器Aのマウンテンカップ3の係合環4の外周下部に上部が係合する係合突部34が、ある程度の間隔をもって複数配設されている。
側筒壁36の内周下部が、肩カバーCaの蓋係合筒31外周と係合することにより、オーバーキャップDaは肩カバーCaに装着される。
係合部37には、上端から下端まで一直線に延び、空気の流路となる縦溝など(図示しない)が設けられている。
噴出容器の組立と噴出操作は、肩カバーCaの蓋係合筒31外周にオーバーキャップDaの側筒壁36内周下部を係合させ、オーバーキャップDaを肩カバーCaに装着させること以外、第1実施例と同様に行われ、内容物を噴出孔11から噴出することができる。
そして、図5に示すように、外筒壁33の変形した位置の下端が、エアゾール容器Aの肩部2上面を摺動し、肩部2の傾斜により、内方に進むにしたがって外筒壁33を上方に持ち上げていく。
なお、係合筒壁32の係合突部34は間隔をもって配設されているため、係合筒壁32の変形を妨げることはない。
なお、オーバーキャップDaの係合部37は、側筒壁36の外周下端に周設されているため、側筒壁36の変形を防止している。
残留ガスは、噴出ヘッドBの噴出孔11からオーバーキャップDa内に噴出され、係合部37の縦溝など(図示しない)を流路として、容器外に排出される。
必要であれば、エアゾール容器A内の残留ガスや内容物を完全に抜き取り後、エアゾール容器AからオーバーキャップDaを取外し、分別廃棄することもできる。
B 噴出ヘッド
C、Ca 肩カバー
D、Da オーバーキャップ
1 胴部
2 肩部
3 マウンテンカップ
4 係合環
5 ステム
10、25、35 頂壁
11 噴出孔
12 側周壁
15 上壁
16 内筒壁
17、26、32 係合筒壁
18、27、33 外筒壁
19、34 係合突部
20 上部側周壁
21 フランジ
22 下部側周壁
28 切込み
29 係合突条
30 傾斜筒部
31 蓋係合筒
36 側筒壁
37 係合部
Claims (2)
- 噴出ヘッドを装着したエアゾール容器に肩カバーを装着し、肩カバーにオーバーキャップを装着した内容物噴出容器であって、
エアゾール容器は、胴部と、胴部上端から内側上方に傾斜する肩部と、肩部上端に上部に係合環を形成したマウンテンカップとを具え、
肩カバーは、外方から押圧すると、下端が、エアゾール容器の肩部上面に当接し、内方に摺動することにより、肩カバーをエアゾール容器に対して持ち上げる外筒壁と、エアゾール容器の係合環に係合する係合筒壁とを具え、
オーバーキャップは、頂壁と、下端部が肩カバーの上部に係合する外筒壁とともに、ガス抜き時にエアゾール容器の係合環に係合する係合筒壁とを具え、
肩カバーの外筒壁を押し込み、肩カバーを変形させることよってエアゾール容器から取外し、オーバーキャップの係合筒壁をエアゾール容器の係合環に直接装着することにより、噴出ヘッドの押下げ状態を維持するようにしたことを特徴とするエアゾール容器のガス抜き機構。 - オーバーキャップの係合筒壁の下端部に、エアゾール容器の係合環に係合する係合部を設けたことを特徴とする請求項1記載のエアゾール容器のガス抜き機構。
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JP2005373320A JP5105324B2 (ja) | 2005-12-26 | 2005-12-26 | エアゾール容器のガス抜き機構 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2005373320A JP5105324B2 (ja) | 2005-12-26 | 2005-12-26 | エアゾール容器のガス抜き機構 |
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- 2005-12-26 JP JP2005373320A patent/JP5105324B2/ja not_active Expired - Fee Related
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