JP4053406B2 - ガス抜きモード設定機構およびガス抜きモード設定機構を備えたエアゾール式製品 - Google Patents

ガス抜きモード設定機構およびガス抜きモード設定機構を備えたエアゾール式製品 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、エアゾール容器内部のガスを外部空間に放出するガス抜きモードを確立するためのキャップやカバー体などからなるガス抜きモード設定機構、およびこのガス抜きモード設定機構を備えたエアゾール式製品に関する。
【0002】
なお、本明細書では、「キャップ」の用語を、エアゾール容器の作動モード設定用の操作釦の保護などのために当該容器に着脱自在な形で取り付けられて当該操作釦を使用する時には当該容器から取り外されるもの(図1〜図3,図10参照)を示す意で用い、「カバー体」の用語を、同じく保護などのためにエアゾール容器に固定され(「キャップ」とは違って)当該操作釦を使用する時にもこの固定されたままの状態を保持するもの(図4〜図9参照)を示す意で用いる。
【0003】
一般に、使用済エアゾール容器には内容物放出用のガスが残っていることが多く、その状態で焼却されると爆発事故を起こしやすい。
【0004】
そのため、使用済みのエアゾール容器を廃棄する場合などに容器内部の残留ガスを簡単な手間で外部空間に放出できることが望ましく、本発明はこのような要請に応えるものである。
【0005】
【従来の技術】
従来、残留ガスを外部空間に排出することに関しては、使用済エアゾール容器をその操作釦(ステム)が押し下げられた状態に自己保持する機能を備えたキャップが開示されている(例えば特許文献1参照)。
【0006】
図10は、この従来例を示す説明図であり、(a)は当該キャップ単体を示し、(b)は当該キャップのガス抜きモードを示している。
【0007】
図10において、40はガス抜きモード設定機能を持つキャップ,41は当該キャップの天面,42はキャップの内側に折り曲げてガス抜きモードを設定する図示右側の片部,42aはガス抜きモードで後述の押釦50を押圧する周面部分,42bはガス抜きモードで後述の凸状部43bと嵌合する凹状部,43はキャップの内側に折り曲げてガス抜きモードを設定する図示左側の片部,43aはガス抜きモードで後述の押釦50を押圧する周面部分,43bはガス抜きモード設定用の凸状部,44は片部42,43形成用の切込部,45は片部42,43と天面41との連結部,46は片部42,43の折り曲げ部分となる薄肉部,47は片部42,43を折り曲げることによって形成される開口部,48は後述のエアゾール容器の環状凹部60aに係合する突状部,50は押釦,50aは当該押釦の上面部,50bは放出口,60はエアゾール容器,60aは当該エアゾール容器の環状凹部,60bはステムをそれぞれ示している。
【0008】
図10(a)および(b)に示すように、キャップ40の天面41には当該キャップの内側に折曲げ可能なガス抜き用片部42,43が左右対称に設けられている。
【0009】
エアゾール容器60のガス抜き作業をする場合、
(1)キャップ40の突状部48とエアゾール容器60の環状凹部60aとの係合を解除してキャップ40をエアゾール容器60から取り外し、
(2)右側片部42を押圧して連結部45を切り離し、キャップ40の内側方向に折り曲げ、
(3)左側片部43を押圧して連結部45を切り離し、キャップ40の内側方向に折り曲げ、
(4)右側片部42の凹状部42bと左側片部43の凸状部43bとを確実に嵌合して各片部42、43を一体化し、
(5)この一体化した片部42,43の周面部分42a,43aを押釦50の上面部50aに当接させた状態で下動させながら、再びキャップ40の突状部48とエアゾール容器60の環状凹部60aとを係合させる。
【0010】
この係合操作にともない、一体化した片部42,43はその周面部分42a,43aが押釦50を押圧した状態に保持され、エアゾール容器60の残留ガスは、ステム60b−放出口50b−キャップ40の内部空間−開口部47を経て外部空間に排出される。
【0011】
【特許文献1】
特開2000−191062号公報
【0012】
【発明が解決しようとする課題】
このように、従来の使用済エアゾール容器の残留ガスを抜くためのキャップは、ガス抜きを行う際に、上述の5つの工程を行う必要があり、煩雑で面倒なガス抜き作業が要請されるという問題点があった。
【0013】
ことに、片部42,43をそれぞれ折り曲げた上で両者の特定部分(凹状部42bおよび凸状部43b)を嵌合させるという非常に手間のかかる作業を強いるものであった。
【0014】
そこで、本発明では、エアゾール容器のキャップ,カバー体や(作動モード設定用の)操作釦などに、全体としてガス抜きモード設定用の単一の操作対象となるガス抜きモード設定機構を形成し、この機構における折り曲げ操作や移動操作などの簡単な単一操作に基づく態様でガス抜きモードへと移行できるようにして、エアゾール容器のガス抜き作業の簡単化を図ることを目的とする。
【0015】
本発明は、以上の課題を次のようにして解決する。
エアゾール式製品の作動モード設定用の操作ボタン(例えば後述の押釦21)が、当該操作ボタンに対する押下げ操作後の回動操作に基づくエアゾール容器のカバー体(例えば後述のカバー体22)との間のカム作用により、ガス抜きモード位置に設定保持されるガス抜きモード設定機構において、
前記操作ボタンは、
ガス抜きモード設定用の操作部分が前記カバー体の外側に配される態様の操作レバー(例えば後述のレバー21a)を有し、
前記カバー体は、
その側面部分に、前記操作レバーの回動操作にともなって前記操作ボタンの上下方向位置を規制するガイド部(例えば後述のガイド孔22b)を有し、
前記ガイド部または前記操作レバーの一方に、
前記操作ボタンの静止モード位置での回動操作を阻止し、かつ、当該操作ボタンの静止モード位置からその下方の作動モード位置への移動を許容する移動規制部(例えば後述の上側係止部22c,縦スリット状部22d)と、
前記移動規制部の回動操作阻止範囲を超える部分から続けて形成され、前記操作レバーの回動操作の際に前記操作ボタンを下方向に駆動してガス抜きモード位置まで移動させるカム面部分(例えば後述のテーパ面22e)と、
前記カム面部分の前記移動規制部とは反対側の端部分に続けて形成され、前記操作ボタンをガス抜きモード位置に保持する係止部(例えば後述の下側係止部22f)と、を備える。
【0016】
本発明によれば、このようにエアゾール容器のガス抜きモードを確立するためのステム駆動用対応部(例えば後述のガス抜きモード設定用レバー21a,ガイド孔22b)を単一操作対象の態様で構成し、これによりエアゾール容器のガス抜きモード設定者の作業負担の軽減化を図っている。
【0017】
また、このステム駆動用対応部をエアゾール容器の(作動モード設定用の)操作釦やカバー体に形成し、これによりカバー体形式のエアゾール容器におけるガス抜きモード設定作業のいっそうの簡単化を図っている。
【0018】
また後述のように、このステム駆動用対応部をエアゾール容器のキャップに形成し、これによりキャップ形式のエアゾール容器におけるガス抜きモード設定作業のいっそうの簡単化を図っている。
【0019】
本発明は、以上の特徴を持つガス抜きモード設定機構を対象とするとともに、このガス抜きモード設定機構を備えたエアゾール式製品も対象にしている。
【0020】
【発明の実施の形態】
図1乃至図9を用いて、本発明の実施の形態を説明する。
【0021】
図1乃至図3はキャップ自体の操作に基づくガス抜きモード設定機構を示し、図4乃至図6は押釦側のレバー操作に基づくガス抜きモード設定機構を示し、図7乃至図9はカバー体側のレバー操作に基づくガス抜きモード設定機構を示している。
【0022】
まず、図1乃至図3のガス抜きモード設定機構について説明する。図1および図2はキャップ自体の操作に基づくガス抜きモード設定機構(その1)であり、図1(a)はキャップ単体の上面図、図1(b)は通常の静止モード、図2は図1に対応のガス抜きモードをそれぞれ示している。図3はキャップ自体の操作に基づくガス抜きモード設定機構(その2)であり、(a)は通常の静止モード、(b)はガス抜きモードをそれぞれ示している。
【0023】
図1,2と図3の各ガス抜きモード設定機構の基本的な相違点は、キャップをエアゾールに取り付けた状態でガス抜きモードへの設定操作を行なえるかどうかである。すなわち、図1,2の場合は「行なえない」であり、図3の場合は「行なえる」である。
【0024】
これらの図において、
10はガス抜きモード設定機能を持つ第1のキャップ(図1,2参照),10aは後述のマウンテンカップ13bの環状凹部13cと係合する凸状部,
11はキャップ10の天面,
12は天面11に折り曲げ可能に形成されたガス抜きモード設定用片部,12aは当該ガス抜きモード設定用片部の下面から略垂直方向に設けられたステム作動部,12bは後述のステム13aを案内する半筒状の凹状面,12cはガス抜きモードで残留ガスを後述の開口部12gに誘導するガス誘導面,12dは当該ガス抜きモード設定用片部との間の切込部,12eは当該ガス抜きモード設定用片部とその他の天面部分との間の間歇的な連結部,12fは当該ガス抜きモード設定用片部の回動軸となる薄肉部,12gは当該ガス抜きモード設定用片部を回動操作したガス抜きモードで形成される開口部(図2参照),
13はエアゾール容器,13aはステム,13bはマウンテンカップ,13cは当該マウンテンカップの環状凹部,
14はエアゾール容器13の作動モード設定用の押釦,14aは当該押釦の上面部,14bは当該押釦の放出口,
10′はガス抜きモード設定機能を持つ第2のキャップ(図3参照),10a′はマウンテンカップ13bの環状凹部13cと係合する凸状部,
15はキャップ10′の天面,
16は天面15に設けられたガス抜きモード設定用レバー,16aは当該レバーの操作部,16bはガス抜きモードへの移行時に当該レバーの回動軸となる薄肉部,16cはガス抜きモードで押釦14を押圧する押釦作動部,16dはガス抜きモードへの移行時に押釦14の上面部14aをスムーズに摺動するように形成されたテーパ面,16eはガス抜きモードで押釦14の上面部14aを押圧して安定的に保持する平坦面,16fは当該レバーとの間の切込部,16gは当該レバーとその他の天面部分との間の連結部,16hは当該レバーを回動操作したガス抜きモードで形成される開口部〔図2(b) 参照〕,
をそれぞれ示している。
【0025】
図1(a)および(b)に示すように、キャップ10の天面部分には、薄肉部12fを回動軸としてキャップ10の内側方向に折り曲げ可能なガス抜きモード設定用片部12が設けられている。
【0026】
ガス抜きモード設定用片部12は、ガス抜きモードでステム13aを押圧した状態に保持するステム作動部12aを備え、当該ステム作動部はステム13aを案内して下動させる凹状面12bや残留ガスを後述の開口部12gに誘導してキャップ10の外部空間に円滑に排出させるガス誘導面12cを備えている。
【0027】
図1(b)に示すように、通常の静止モードでは、キャップ10のガス抜きモード設定用片部12は連結部12eを介して天面11の一部を構成している。キャップ10は、その凸状部10aがマウンテンカップの環状凹部13cに係合することによりエアゾール容器13に取り付けられている。
【0028】
内容物を使い切った後などにエアゾール容器13の残留ガスを抜く場合は、
(1)キャップ10の凸状部10aとマウンテンカップ13bの環状凹部13cとの係合を解除してキャップ10をエアゾール容器13から取外し、
(2)操作釦14をステム13aから取外し、
(3)ガス抜きモード設定用片部12を指で押し下げて連結部12eを切り離し、ステム作動部12aの凹状面12bにステム13aの上部分が当接する態様にガス抜きモード設定用片部12を折り曲げ、
(4)その後、キャップ10の凸状部10aとマウンテンカップ13bの環状凹部13cとを係合させてキャップ10をエアゾール容器13に取り付ける。
【0029】
この(4)の取り付けに際しては、ステム13aはステム作動部12aの凹状面12bに案内されて徐々に押圧されていく。
【0030】
最終的には、図2に示すように、ステム作動部12aによってステム13aの上動が抑制され、ステム13aが押圧された状態(図示のように断面が略逆V字状の面部分にステムの上端部分が当接した状態)に保持されるので、エアゾール容器13の内容物は、ステム13a−ステム13aと凹状面12bとの隙間−キャップ10の内部空間−開口部12gを経て外部空間に排出される。
【0031】
このとき、ガス誘導面12cによってステム13aから放出される残留ガスが開口部12gへと向かう流路ができるので、残留ガスはキャップ10の外部空間に円滑に排出される。
【0032】
なお、キャップ10のガス抜きモード設定用片部12およびステム作動部12aの形状を押釦14の形状に対応させ、ガス抜きモード設定用片部12をキャップ10の内側に折り曲げてからステム作動部12aが押釦14を押圧することによりガス抜きを行ってもよい。
【0033】
この場合、上述のガス抜き作業工程の(2)は不要となるので、ガス抜き作業はより簡単化する。
【0034】
図3のキャップ10′は、その天面15に設けられたガス抜きモード設定用レバー16を回動するという単一操作のみでガス抜きモードに設定することができる。
【0035】
図3(a)に示すように、薄肉部16bを回動軸として図示反時計方向に回動可能なガス抜きモード設定用レバー16が連結部16gによりキャップ10′の天面15の一部を構成するかたちで設けられている。
【0036】
ガス抜きモード設定用レバー16には、ガス抜きモードで押釦14を押圧した状態に保持する押釦作動部16cが備えられ、当該作動部には押釦14をスムーズに下動させるテーパ面16dが形成されている。
【0037】
図3のエアゾール容器13の残留ガスを抜く場合、キャップ10′をエアゾール容器13に取り付けたまま、ガス抜きモード設定用レバー16の操作部16aを矢印で示すように反時計方向に回動させればよい。
【0038】
ガス抜きモード設定用レバー16の回動操作にともない、
・連結部16gが切り離され、
・押釦14の上面部14aが押釦作動部16cのテーパ面16dで押圧され、
・押釦14(ステム13a)が下動した状態が押釦作動部16cの平坦面16eで保持される。すなわち、図3(b)の状態に保持される。
【0039】
これによりエアゾール容器13の残留ガスは、ステム13a−放出口14b−キャップ10′の内部空間−開口部16hを経由して外部空間に排出される。
【0040】
なお、ステムに直接作用する態様のガス抜きモード設定用レバー(押釦作動部)をキャップに設けて、例えば家庭用卓上コンロ用のエアゾール容器のように押釦が取り付けられていないエアゾール容器の残留ガスを当該ガス抜きモード設定用レバーで抜くようにしてもよい。
【0041】
以上のキャップ10,10′は、それをエアゾール容器13に取り付けた状態では、勿論、従来のキャップと同様にステム13aや押釦14などを衝撃やごみ等から保護したり、押釦14の誤動作を防止している。また、この状態で、ガス抜きモード設定用のステム作動部12aや押釦作動部16cがステム13aや押釦14を押圧することもない。
【0042】
図4乃至図6は押釦側のレバー操作に基づくガス抜きモード設定機構を示す説明図である。
【0043】
図4(a)はガス抜きモード設定時のガス抜きモード設定用レバーの操作方向を示し、図4(b)通常の静止モードを示し、図5はガス抜きモード設定用レバーの移動を案内するガイド孔の態様を示し、図6(a)は通常の静止モードでのガス抜きモード設定用レバーと押釦の位置関係を示し、図6(b)はガス抜きモードでのガス抜きモード設定用レバーと押釦の位置関係を示している。
【0044】
図4乃至図6において、
20はガス抜きモード設定機構,
21は押釦,21aは当該押釦に設けたガス抜きモード設定用レバー,21bは当該ガス抜きモード設定用レバーを構成する直線状の梁状片部,21cは当該腕部の延長線上の当該押釦とは反対側に形成したものであって後述のガイド面22hに案内される対向片部,21dは放出口,
22はカバー体,22aは当該カバー体の背面部,22bはガス抜きモード設定用レバー21aの梁状片部21bに対するガイド孔,22cは当該ガイド孔の一部であってガス抜きモード設定用レバー21aのガス抜きモードへの不用意な操作を阻止する上側係止部,22dは当該ガイド孔の一部であって通常の作動で押釦21の上下動を可能とするための縦スリット状部,22eは当該ガイド孔の一部であってガス抜きモードへの移行時に片部21bを案内して押釦21を下動させるためのテーパ面,22fは当該ガイド孔の一部であってガス抜きモードに移行した梁状片部21bを保持するための下側係止部,22gは当該縦スリット状部から延びる押釦取付用の孔部,22hはテーパ面22eと同じ態様(周方向に対して略対称)に形成されて対向片部21cを案内するガイド面,22iは押釦21を露出させる開口部,22jは後述のエアゾール容器の環状凹部23aと係合する突状部,
23はエアゾール容器,23aは当該エアゾール容器の環状凹部,23bはステムをそれぞれ示している。
【0045】
図4(a)および(b)に示すように、ガス抜きモード設定機構20の押釦21にはガス抜きモード設定用レバー21aが設けられ、当該レバーの梁状片部21bはカバー体22の背面部22aに形成されたガイド孔22bに入り込んでいる。
【0046】
図5に示すように、ガイド孔22bにはテーパ面22eが反時計方向に低くなる態様で形成されているので、ガス抜きモード設定用レバー21aを同方向(エアゾール容器23の周方向)に回動させると、梁状片部21bがテーパ面22eに案内されて当該レバー(押釦21)は下動する。その結果、ステム23bも下動してエアゾール容器23はガス抜きモードに移行する。
【0047】
なお、ガイド孔22bの縦スリット22dに連通する孔部22gが形成されているので、押釦21をステム23bにセットした状態でこの孔部にガス抜きモード設定用レバー21aを入れるようにカバー体22を押釦21の上からかぶせ、その突状部22jをエアゾール容器23の環状凹部23aに係合させることができる。
【0048】
図6(a)に示すように、通常の静止モードでは、スプリング(図示省略)の付勢により押釦21は上動し、ガス抜きモード設定用レバー21aの梁状片部21bはガイド孔22bの上側係止部22cに係合している。
【0049】
この係合作用により、例えばガス抜きモード設定用レバー21aに誤って触れた程度では当該レバーは図示右方向に移動することはなく、したがって押釦21が不用意にガス抜きモードの位置へと移行することを防止できる。
【0050】
なお、ガス抜きモード設定用レバー21aの梁状片部21bはガイド孔22bの縦スリット状部22dを上下動できるので、押釦21は従来の押釦と同様に内容物の放出操作(=静止モードから作動モードへの移行操作)ができる。
【0051】
図6(b)に示すように、エアゾール容器23のガス抜きモードに設定するに際しては、押釦21と一体のガス抜きモード設定用レバー21aを少し押し下げてから右方向に回動する、といったシングル操作のみを行なえばよい。
【0052】
このとき、
・ガス抜きモード設定用レバー21aが下動することにより、当該レバーの梁状片部21bとガイド孔22bの上側係止部22cとの係合状態が解除され、
・そして当該レバーが右方向に回動することにより、その梁状片部21bは、ガイド孔22bのテーパ面22dに案内され、最終的には下側係止部22fと係合して確実に保持される。
【0053】
この係合・保持作用により押釦21が下動した状態(ステム23bが押圧された状態)のガス抜きモードに設定される。
【0054】
なお、上述のように、梁状片部21bがガイド孔22bのテーパ面22dに案内されるとき、もう一つの対向片部21cもガイド面22hに案内されるので、、押釦21はその両側をガイドされながらスムーズに下動する。
【0055】
そして、エアゾール容器23の残留ガスは、ステム23b−放出口21d−開口部22iを経由して外部空間に排出される。
【0056】
なお、ガイド孔22bの少なくとも上側係止部22c,テーパ面22eおよび下側係止部22cのカム機能をガス抜きモード設定用レバー21aに持たせ、かつ、このテーパ面などが倣う基準部(固定部)をカバー体側に設けるようにしてもよい。
【0057】
このガス抜きモード設定用レバー21aのカム機能は、例えば図示の少なくとも上側係止部22c,テーパ面22eおよび下側係止部22cを上下・左右を逆にした形状部分を当該レバーに形成することにより得られる。そして、カバー体側の基準部で(上方向に付勢されている押釦21と一体の)この形状部分の上端部を受けることになる。
【0058】
図7乃至図9はカバー体側のレバー操作に基づくガス抜きモード設定機構を示す説明図である。
【0059】
図7(a)および図7(b)は通常の静止モードを示し、図8はガス抜きモードを示し、図9(a)はガス抜きモード設定用レバーの変更例の側面図を示し、図9(b)当該変更例を用いた場合の通常の静止モードを示している。
【0060】
図7乃至図9において、
30はガス抜きモード設定機構,
31はエアゾール容器の作動モード設定用の押釦,31aは当該押釦の外周面の対向部分に設けたガス抜きモード設定用の凸状部,31bは後述の第1のレバー32のテーパ面32aにならってガス抜きモードにスムーズに移行するための曲面部,31cは放出口,
32は後述のカバー体33に軸支されて回動操作により押釦31の凸状部31aを押圧するガス抜きモード設定用の第1のレバー,32aはガス抜きモードへの移行時に押釦31の凸状部31aにスムーズに乗り上げていくように形成されたテーパ面,32bは当該第1のレバーの操作部,32cは当該第1のレバーの回動中心となる軸部,32dは当該第1のレバーのガス抜きモードにおける回動位置からの更なる回動を阻止するための段部,32eは当該第1のレバーと押釦31との隙間,32fは当該第1のレバーと押釦31の凸状部31aとの上下方向の隙間,
33はカバー体,33aは第1のレバー32の軸部32cを回動可能に取り付ける孔部,33bは当該第1のレバーをガス抜きモードに保持するレバーストッパー,33cは押釦31や当該第1のレバーを露出させるように形成された開口部,33dは後述のエアゾール容器34の環状凹部34aと係合する突状部,
34はエアゾール容器,34aは当該エアゾール容器の環状凹部,34bはステム,
35はガス抜きモードの回動状態を自己保持する機能を備えたガス抜きモード設定用の第2のレバー,35aは当該第2のレバーの(第1のレバー32のテーパ面32aと同様の案内機能を備えた)テーパ面,35bは操作部,35cは回動中心となる軸部,35dはガス抜きモードで押釦31の凸状部31aと係合する凹状部,35eは当該凹状部の縁部をそれぞれ示している。
【0061】
図7(a)および(b)に示すように、ガス抜きモード設定機構30には、押釦31の外周面の対向する位置にガス抜きモード設定用の凸状部31aが設けられ、当該凸状部にはガス抜きモード設定用の第1のレバー32が乗り上げ易いように曲面部31bが形成されている。
【0062】
第1のレバー32を取り付けたカバー体33は、通常の静止モードで押釦31の凸状部31aの上側に隙間32fが生じる態様でエアゾール容器34に取り付けられている。
【0063】
もともと第1のレバー32と押釦31との隙間32eが形成され、また当該第1のレバーが凸状部31aの上側に位置しているので、通常の押釦と同様に、押釦31が当該第1のレバーの制約なしに上下動して内容物の放出動作を行なえることは勿論である。
【0064】
そして、第1のレバー32の操作部32bを図7(b)で示すように反時計方向に回動させるといったシングル操作で図8のガス抜きモードに設定することができる。
【0065】
この回動操作にともない、
・第1のレバー32は、そのテーパ面32aが押釦31の凸状部31aの曲面部31bに乗り上げて当該凸状部を押圧して押釦31を下動させていき、
・当該レバーの操作部32bがストッパー33bに乗り超えるタイミングで、その段部32dが押釦31の凸状部31aに当接し、
・この当接状態(=押釦31を押し下げたガス抜きモード)は、段部32dおよびストッパー33bの係止作用により保持される。
【0066】
これにより、エアゾール容器34の残留ガスは、ステム34b−放出口31c−開口部33cを経由して外部空間に排出される。
【0067】
図9の第2のレバー35には押釦31の凸状部31aを押圧した状態のガス抜きモードを自己保持するための凹状部35dが形成されており、この点が図7,8の第1のレバー32と相違している。
【0068】
ガス抜きモードに設定するには、図9(b)に示すように第2のレバー35の操作部35bを反時計方向に回動させればよい。
【0069】
このとき、押釦31の凸状部31aは、その曲面部31bが第2のレバー35のテーパ面35aを摺動した後、縁部35eを乗り越えて凹状部35dに入り込んで自己保持される。
【0070】
そのため、第2のレバー35を用いるときには、第1のレバー32の場合のレバーストッパー33bをカバー体33に設けなくてもよい。
【0071】
以上のガス抜きモード設定機構を備えたエアゾール式製品としては、洗浄剤 ,清掃剤,制汗剤,忌避剤(殺虫剤),医薬品,医薬部外品,化粧品,洗濯のりなどがある。
【0072】
エアゾール式製品の内容物には、金属塩類粉末,無機物粉末や樹脂粉末などを用いる。例えばタルク,カオリン,アルミニウムヒドロキシクロライド(アルミ塩),硫酸バリウム,セルロース,これらの混合物などである。また、紫外線吸収剤,油性原料,界面活性剤,保湿剤,高分子化合物,酸化防止剤,金属イオン封鎖剤なども用いる。
【0073】
エアゾール式製品の放出用ガスには、LPG,ジメチルエーテル,フルオロカーボン,炭酸ガス,窒素ガス,圧縮空気,酸素ガス,希ガス,これらの混合ガスなどを用いる。
【0074】
【発明の効果】
本発明は、このように、エアゾール容器のガス抜きモードを確立するためのステム駆動用対応部をその全体が単一の操作対象からなる態様で構築しているので、エアゾール容器のガス抜きモード設定者の作業負担の軽減化を図ることができる。
【0075】
また、このステム駆動用対応部をエアゾール容器のキャップに設けているのでキャップ形式のエアゾール容器におけるガス抜きモード設定作業のいっそうの簡単化を図ることができる。
【0076】
また、このステム駆動用対応部をエアゾール容器の(作動モード設定用の)操作釦やカバー体に設けているので、カバー体形式のエアゾール容器におけるガス抜きモード設定作業のいっそうの簡単化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の、キャップ自体の操作に基づくガス抜きモード設定機構(その1)の説明図であり、(a)はキャップ単体の上面図、図1(b)は通常の静止モードを示している。
【図2】本発明の、図1(b)に対応のガス抜きモードの説明図である。
【図3】本発明の、キャップ自体の操作に基づくガス抜きモード設定機構(その2)の説明図であり、(a)は通常の静止モード、(b)はガス抜きモードを示している。
【図4】本発明の、押釦側のレバー操作に基づくガス抜きモード設定機構を示す説明図であり、(a)はガス抜きモード設定用レバーの動作、(b)は通常の静止モードを示している。
【図5】本発明の、図4のガス抜きモード設定機構のガイド孔の態様を示す説明図である。
【図6】本発明の、図4のガス抜きモード設定機構のガス抜きモード設定用レバーと押釦の位置関係を示す説明図であり、(a)は通常の静止モード、(b)はガス抜きモードを示している。
【図7】本発明の、カバー体側のレバー操作に基づくガス抜きモード設定機構の通常の使用モードを示す説明図であり、(a)は上面図、(b)は側断面図を示している。
【図8】本発明の、図7に対応のガス抜きモードの説明図である。
【図9】本発明の、図7のガス抜きモード設定機構のガス抜きモード設定用レバーの変更例であり、(a)は側面図、(b)当該レバーを用いたガス抜きモード設定機構の通常の静止モードを示している。
【図10】従来の、ガス抜きモード設定機能を構えたキャップの説明図であり、(a)は当該キャップ単体、(b)は当該キャップのガス抜きモードを示している。
【符号の説明】
10:ガス抜きモード設定機能を備えた第1のキャップ
10a:凸状部
11:天面
12:ガス抜きモード設定用片部
12a:ステム作動部
12b:凹状面
12c:ガス誘導面
12d:切込部
12e:連結部
12f:薄肉部
12g:開口部
13:エアゾール容器
13a:ステム
13b:マウンテンカップ
13c:環状凹部
14:押釦
14a:上面部
14b:放出口
10’:ガス抜きモード設定機能を備えた第2のキャップ
10’a:凸状部
15:天面
16:ガス抜きモード設定用レバー
16a:操作部
16b:薄肉部
16c:押釦作動部
16d:テーパ面
16e:平坦面
16f:切込部
16g:連結部
16h:開口部
20:ガス抜きモード設定機構
21:押釦
21a:レバー
21b:梁状片部
21c:対向片部
21d:放出口
22:カバー体
22a:背面部
22b:ガイド孔
22c:上側係止部
22d:縦スリット状部
22e:テーパ面
22f:下側係止部
22g:押釦取付用の孔部
22h:ガイド面
22i:開口部
22j:突状部
23:エアゾール容器
23a:環状凹部
23b:ステム
30:ガス抜きモード設定機構
31:押釦
31a:ガス抜きモード設定用凸状部
31b:曲面部
31c:放出口
32:ガス抜きモード設定用の第1のレバー
32a:テーパ面
32b:操作部
32c:軸部
32d:段部
32e:隙間
32f:隙間
33:カバー体
33a:孔部
33b:レバーストッパー
33c:開口部
33d:突状部
34:エアゾール容器
34a:環状凹部
34bはステム
35:ガス抜きモード設定用の第2のレバー
35a:テーパ面
35b:操作部
35c:軸部
35d:凹状部
35e:縁部

Claims (2)

  1. エアゾール式製品の作動モード設定用の操作ボタンが、当該操作ボタンに対する押下げ操作後の回動操作に基づくエアゾール容器のカバー体との間のカム作用により、ガス抜きモード位置に設定保持されるガス抜きモード設定機構において、
    前記操作ボタンは、
    ガス抜きモード設定用の操作部分が前記カバー体の外側に配される態様の操作レバーを有し、
    前記カバー体は、
    その側面部分に、前記操作レバーの回動操作にともなって前記操作ボタンの上下方向位置を規制するガイド部を有し、
    前記ガイド部または前記操作レバーの一方に、
    前記操作ボタンの静止モード位置での回動操作を阻止し、かつ、当該操作ボタンの静止モード位置からその下方の作動モード位置への移動を許容する移動規制部と、
    前記移動規制部の回動操作阻止範囲を超える部分から続けて形成され、前記操作レバーの回動操作の際に前記操作ボタンを下方向に駆動してガス抜きモード位置まで移動させるカム面部分と、
    前記カム面部分の前記移動規制部とは反対側の端部分に続けて形成され、前記操作ボタンをガス抜きモード位置に保持する係止部と、を備えている、
    ことを特徴とするガス抜きモード設定機構。
  2. 請求項1記載のガス抜きモード設定機構を備え、かつ、放出用ガスおよび内容物を収容したエアゾール式製品。
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