JP3986926B2 - ガス抜き機能を備えたエアゾール容器用キャップ - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、ガス抜き機能を備えたエアゾール容器用キャップに関し、特に内容物をほぼ使い切った後のエアゾール容器(以下、必要に応じて「使用済エアゾール容器」という。)の残留ガスを簡単・確実に外部空間に排出させる機能を備えたエアゾール容器用キャップに関する。
【0002】
【従来の技術】
使用済みエアゾール容器にはガスが残っていることが多く、その状態で焼却されると爆発事故を起こすことがある。そのため、エアゾール容器を廃棄する前にこの残留ガスを外部空間に排出することが望ましく、これに応えるべく、ガス抜き機能を備えたエアゾール容器用キャップが提案されている。
【0003】
図5は、従来の、ガス抜き機能を備えたエアゾール容器用キャップの説明図であり、(a)は当該キャップの本来の使用状態を示し、(b)は当該キャップによるガス抜きモードを示している。
【0004】
図5において、50はガス抜き機能を備えたキャップ、51は当該キャップの天面、52はステム駆動用の凹部、53は当該凹部の底面部、54は開口部、55は縁部、56はガス放出用の孔部、57は外周面、58は後述のエアゾール容器との結合用の凸部、60はエアゾール容器(家庭用卓上コンロのガスボンベ)、61はステム、62はマウンテンキャップ、63は当該マウンテンキャップの窪み部、64は容器本体をそれぞれ示している。
【0005】
図5(a)の使用状態の場合、キャップ50は、その外周面57に形成した凸部58とマウンテンキャップ62の窪み部63との係合により、エアゾール容器60に取り付けられている。
【0006】
容器本体64の内容物を使い切ってエアゾール容器を廃棄する際には(b)に示すように、
(1)キャップ50の上下を逆にしてから、
(2)ステム駆動用の凹部52をステム61に嵌合させ、
(3)この嵌合状態のキャップ50の縁部55を指で下上方向に押圧する。
【0007】
この押圧操作に基づき、ステム61が凹部52の底面部53で押し下げられて当該ステムの弁 (図示省略)を開状態にするので、容器本体64の残留ガスはステム61−孔部56−開口部54を経て外部空間に排出される。
【0008】
キャップ50の縁部55を押圧している間はステム61が押圧されているので容器本体64の残留ガスは排出され続ける。一方、キャップ50の押圧操作をやめると、ステム61はスプリング (図示省略)の付勢力により復帰して当該ステムの弁を閉状態にするので、残留ガスの排出動作は停止してしまう。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
このように、従来のガス抜き機能を備えたキャップの場合、容器内に残っているガスを完全に排出させるためにはキャップを押圧し続けなければならず、その作業が面倒であるという問題点があった。
【0010】
また、キャップの押圧動作を止めると、ガスの排出動作は停止してしまうので利用者はガス抜き作業が完了したと思っても若干のガスがエアゾール容器内に残ったまま廃棄されることがあり、焼却処分する際に爆発事故を引き起こしかねないという問題点があった。
【0011】
そこで本発明では、容器側と結合してステムを作動状態にする係止部をキャップに設け、当該キャップを一旦ガス抜きモードにセットすると自動的にガス抜き作業が完了するようにして、ガス抜き作業の手間を省き、またより確実に行うことを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】
本発明はこれらの課題を、
エアゾール容器用キャップ(例えば後述のキャップ20)において、エアゾール容器(例えば後述のマウンテンキャップ43)に着脱自在な態様で取り付けられる側の開口部(例えば後述の開口部21g)と、当該開口部と対向する側に形成した蓋(例えば後述の蓋22)付き筒状部(例えば後述の筒状部21c)とを有し、当該筒状部に、前記蓋の開状態でのガス抜き操作に基づき前記エアゾール容器に自己保持される突状部(例えば後述の突状部21d)と、この自己保持状態のとき、前記エアゾール容器のステム(例えば後述のステム41)を作動位置に設定する駆動部(例えば後述の段部21e)とを備える、
ことで解決する。
【0014】
本発明によれば、上記のように、蓋を固定的に閉じた通常の使用状態では従来のキャップと同様にエアゾール容器を覆い、蓋を筒状部から開けて通常とは上下逆にした状態のキャップの突状部をエアゾール容器に係合させたときに、当該キャップ自体でステムをその作動位置に設定してガス抜き状態が自己保持されるものとし、これにより十全なガス抜きを行なっている。
【0015】
【発明の実施の形態】
図1乃至図4を用いて、本発明の実施の形態を説明する。
図1は操作ボタンなしのエアゾール容器用キャップ(その1)の説明図であり、(a)はキャップ単体を示し、(b)は当該キャップの通常の使用状態(エアゾール容器の非作動モード)、図2は上下を逆にしたキャップをエアゾール容器に結合させた状態(ガス抜きモード)を示す説明図である。図3は操作ボタン付きエアゾール容器用キャップ(その2)の説明図であり、図3は当該キャップの通常の使用状態(エアゾール容器の非作動モード),図4は上下を逆にしたキャップをエアゾール容器に結合させた状態(ガス抜きモード)を示す説明図である。
【0016】
これらの図において、
1はガス抜き機能を備えたキャップ(その1),2は当該キャップの天面,3はガス抜き用凹部,4は筒状垂下部,5はガス抜きモードにおいて後述のマウンテンキャップ43(クリンチ部分43b)と嵌合する突状部,6はすり鉢状部,7は当該すり鉢状部と筒状垂下部4の間の段部,8はガス抜きモードにおいて後述のステム41を押圧する底面部,9はガス抜き用孔部,10はキャップ1の外周面,11は通常使用状態において後述のマウンテンキャップ43(窪み部43c)と係合する凸部,12は通常の使用状態で後述のエアゾール容器に取り付けられる開口部,
20はガス抜き機能を備えたキャップ(その2),
21は本体部,21aは通常使用状態において後述のマウンテンキャップ43(凹部43d)と係合する凸部,21bは鍔状部,21cは筒状部,21dは後述の蓋22(内側垂下部22b)との係合作用(通常使用状態)およびマウンテンキャップ43(窪み部43c)との嵌合作用(ガス抜きモード)を兼ねる突状部,21eはガス抜きモードにおいて後述の操作ボタン30を押圧する段部,21fはガス抜き用開口部,21gは通常の使用状態で後述のエアゾール容器40に取り付けられる開口部,
22はガス抜きモード設定用の蓋,22aは外側垂下部,22bは内側垂下部,22cは蓋22を本体部21に開閉可能に取り付けるヒンジ部,
30は操作ボタン,30aは縁部,30bは放出用通路,30cは放出口,
40はエアゾール容器,
41はステム,
42はハウジング,
43はマウンテンキャップ,43aはハウジング保持部,43bは当該マウンテンキャップ43をハウジング42に取り付ける際に形成されるクリンチ部分,43cは当該マウンテンキャップのカール部内側に形成された窪み部,43dはマウンテンキャップのカール部外側に形成された凹部,43eはマウンテンキャップのカール部上縁,43fはマウンテンキャップのカール部内周面,
44は容器本体,
W4 は筒状垂下部4の内径、
H6 はすり鉢状部6の深さ (段部7から底面部8までの長さ)、
D21c は内側筒状部21cの外周面の直径、
H41はステム41の静止状態におけるその露出部分の長さ(ステム41の先端部からマウンテンキャップ43の上面部分までの高さ)、
W43a はマウンテンキャップ43のハウジング保持部43aの外径、
D43f はマウンテンキャップ43のカール部内周面43fの直径、
H21eは鍔状部21bの上面から段部21eまでの長さ、
Dはマウンテンキャップ43の上縁部43eと操作ボタン30の縁部30a上面との間の距離、
をそれぞれ示している。
【0017】
図1(a)および図1(b)に示すように、キャップ1の天面2には筒状垂下部4およびすり鉢状部6などからなるガス抜き用の凹部3が形成されている。
【0018】
ここで、
・筒状垂下部4にはマウンテンキャップ43クリンチ部分43bに対応する間隔で突状部5が形成され、
・筒状垂下部4の内径W4 は、マウンテンキャップ43のハウジング保持部432aの外径W43a と略同一であり、
・すり鉢状部6の深さH6 は、押圧されていないときのステム41の(露出した部分の)長さH41よりも短くなっている。
【0019】
また、キャップ1の外周面10には、当該キャップの取付け、取外しの際に手の掛かりが良いようにローレット加工が施されている。
【0020】
図1(b)の通常の使用状態では、キャップ1は、その凸部11がマウンテンキャップ43の窪み部43cに係合して、ステム41などを衝撃やごみ等から保護し、またステム41が誤って押圧されることを防止している。
【0021】
エアゾール容器40の残留ガスを抜く場合は、
(1)キャップ1の外周面10を内側に押圧して凸部11とマウンテンキャップ43の窪み部43cとの嵌合を解除し、
(2)キャップ1をエアゾール容器40から取り外し、
(3)取り外したキャップ1の上下を逆さまにし、
(4)ガス抜き用凹部3をステム41の方に押し込み、
(5)ガス抜き用凹部3の突状部5をマウンテンキャップ43のクリンチ部分43bに嵌合させる。
【0022】
この嵌合状態では、図2に示すように、段部7はマウンテンキャップ43のハウジング保持部43aの上面に当接する。上述したように、すり鉢状部6の深さH6 はステム41の非作動時の長さH41よりも短いので、ステム41はすり鉢状部6の底面部8で押圧される。
【0023】
その結果、ステム41に対する弁(図示省略)が開き、容器本体44の残留ガスは、ステム41−孔部9−開口部12を経て外部空間に排出される。
【0024】
また、筒状垂下部4の内径W4 はマウンテンキャップ43のハウジング保持部43aの外径W43a と略同一なので、キャップ1の突状部5がマウンテンキャップ43のクリンチ部分43bに強く係止する。
【0025】
この係止作用により、すり鉢状部6のステム押圧状態が自己保持されるので、利用者はガス抜きをしている間中キャップ1をエアゾール容器40に押さえつけている必要がない。
【0026】
すなわち、一旦前述のようにキャップ1をガス抜きモードにセットすればそのまま放置しておいても容器本体44に残っているガスを自動的に排出させることができる。
【0027】
ガス抜き終了後は、例えばキャップ1の外周面10の上側部分を押してエアゾール容器40に対して倒すようにして、キャップ1の突状部5とマウンテンキャップ43のクリンチ部分43bとの係合を解除し、キャップ1とエアゾール容器40とを分別して廃棄すればよい。
【0028】
なお、キャップ1をガス抜きモードに自己保持する、すなわちすり鉢状部6の底面部8でステム41を押圧した状態を継続するための手段として、突状部5の他の任意のものを用いてもよいことは勿論である。
【0029】
例えば、
・筒状垂下部4の内径をマウンテンキャップ43のハウジング保持部43aの外径よりも少しだけ小さくする、
・筒状部4の内周面を内側方向に付勢した弾性体で形成する、
・筒状部4の内周面に複数の係止用リブを形成する、
ようにしてもよい。また、突状部を含むこれらの手段を併用してもよい。
【0030】
図1および図2のエアゾール容器はステムに操作ボタンを取り付けていないタイプのもの(家庭用卓上コンロの携帯用ガスボンベなど)であるが、操作ボタン付きのエアゾール容器の場合は、この操作ボタンをステムから取り外した上で、上述のH6 とH21との関係などを満たすキャップを図2と同じようにマウンテンキャップに自己保持させればよい。
【0031】
図3および図4は操作ボタン30を取り外すことなくガス抜きができるエアゾール容器用キャップ20である。
【0032】
ここで、
・筒状部21cの外周面の直径D21c は、マウンテンキャップ43のカール部内周面43fの直径D43f と略同一であり、
・キャップ20の鍔状部21bの上面から段部21eまでの長さH21eは、マウンテンキャップの上縁部43eと操作ボタンの縁部30a上面との間の距離Dよりも長くなっている。
【0033】
図3に示すように、キャップ20は本体部21と本体部21のガス抜き用開口部21fを開閉する蓋22からなり、両者はヒンジ部22cで接続されている。
【0034】
本体部21は、通常の使用状態でエアゾール容器40に取り付けられる開口部21gやガス抜き用開口部21fなどを有し、蓋22には、このガス抜き用開口部21fを閉状態に保持する内側垂下部22bや外側垂下部22aが設けられている。
【0035】
キャップ20の通常の使用状態では、本体部21はその凸部21aがマウンテンキャップ43の凹部43dに係合してエアゾール容器40に取り付けられている。
【0036】
そして、蓋22はその内側垂下部22bが本体部21の突状部21dに係合し、外側垂下部22aが鍔状部21bに当接して、ガス抜き用開口部21eを覆い、エアゾール容器40の操作ボタン30などを衝撃やごみ等から保護している。
【0037】
なお、容器本体44の内容物を使用する(操作ボタン30を押圧する)ときにも蓋22は本体部21に係合させたまま、本体部21の凸部21bとマウンテンキャップ43の凹部43dとの係合状態を解除してキャップ22をエアゾール容器40から取り外す。
【0038】
エアゾール容器40の残留ガスを抜く場合は、
(1)図3の点線で示すように、蓋22の外側垂下部22aを上方向に押し上げて、内側垂下部22bと本体部21の突状部21dとの係合を解除して、
(2)蓋22を、ヒンジ部22cを支点に本体部21に対して回動してガス抜き用開口部21fを露出させ、
(3)本体部21をエアゾール容器40に対して倒すようにして、凸部21aとマウンテンキャップ43の凹部43dとの係合を解除し、
(4)キャップ20をエアゾール容器40から取り外し、
(5)取り外したキャップ20の上下を逆さまにし、
(6)ガス抜き用開口部21fを操作ボタン30の上側から入れていき、
(7)突状部21dをマウンテンキャップ43の窪み部43cに嵌合させる。
【0039】
なお、上述の作業手順の(1)〜(4)に代えて、まず、キャップ20全体をエアゾール容器40から取り外した上で、蓋22を本体部21に対して回動してガス抜き用開口部21fを露出させてもよい。
【0040】
図4に示すように、この嵌合状態では、
・鍔状部21bはマウンテンキャップ43の上縁部43eに当接して、キャップ20のガス抜きモードが位置決めされ、
・本体部の突状部21dはマウンテンキャップの窪み部43cに強く係止するとともに、段部21eが操作ボタン30の縁部30aを押圧し、
この押圧状態が自己保持される。
【0041】
それは、前述したように、
・内側筒状部21の外周面の直径D21c は、マウンテンキャップ43のカール部内周面43fの直径D43f と略同一であり、
・キャップ20の鍔状部21bの上面から段部21eまでの長さH21e が、マウンテンキャップ43の上縁部43eと操作ボタン30の縁部30a上面との間の距離Dよりも長い、
からである。
【0042】
操作ボタン30が押圧されたことにより、ステム41も押圧されて弁(図示省略)が開き、容器本体44の残留ガスは、ステム41−操作ボタンの放出用通路30b−放出口30c−開口部21fを経て外部空間に確実に排出される。
【0043】
そして、突状部21dとマウンテンキャップ43の窪み部43cとの係止作用により、段部21eの操作ボタン30押圧状態が自己保持されるので、一旦キャップ20をガス抜きモードにセットすればそのまま放置しておいても容器本体44に残っているガスを自動的に排出させることができる。
【0044】
なお、前述したように、キャップ20の本体部21に形成した突状部21dは、
・通常使用状態での蓋22との係合作用部、
・ガス抜きモードでのマウンテンキャップ43との嵌合作用部、
を兼ねているので、これらの作用部を別々に本体部21に設ける必要がない。
【0045】
しかしながら、本体部に、蓋との係合作用部およびマウンテンキャップとの嵌合作用部を別々に設けたキャップにしてもよい。このとき、蓋との係合作用部として本体部側に凹部を形成し、蓋側にこれに対応する突状部を形成してもよい。
【0046】
また、蓋22と本体部21はヒンジ部22cで接続せずに別体にしてもよい。この場合、ガス抜きモードでは蓋22を本体部21から完全に取り外し、本体部21の突状部21dをマウンテンキャップ43の窪み部43cにセットする。
【0047】
以上のガス抜き機能を備えたキャップを用いるエアゾール式製品としては、洗浄剤,清掃剤,制汗剤,忌避剤(殺虫剤),医薬品,医薬部外品,化粧品,洗濯のりなどがある。
【0048】
エアゾール式製品の内容物には、金属塩類粉末,無機物粉末や樹脂粉末などを用いる。例えばタルク,カオリン,アルミニウムヒドロキシクロライド(アルミ塩),硫酸バリウム,セルロース,これらの混合物などである。また、紫外線吸収剤,油性原料,界面活性剤,保湿剤,高分子化合物,酸化防止剤,金属イオン封鎖剤なども用いる。
【0049】
エアゾール式製品の放出用ガスには、LPG,ジメチルエーテル,フルオロカーボン,炭酸ガス,窒素ガス,圧縮空気,酸素ガス,希ガス,これらの混合ガスなどを用いる。
【0050】
【発明の効果】
本発明では、このように、通常とは上下が逆状態のエアゾール容器用キャップの突状部を容器に係合させると、当該キャップ自体でステムをその作動位置に設定してガス抜き状態を自己保持するので、ガス抜きの実行者がキャップを手で押圧し続ける必要をなくし、ガス抜き作業の簡単化・確実化を図ることができる。
【0051】
また、蓋を固定的に閉じた通常の使用状態では従来のキャップと同様にエアゾール容器を覆い、蓋を筒状部から開けて通常とは上下が逆状態のエアゾール容器用キャップの突状部を容器に係合させると、当該キャップ自体でステムをその作動位置に設定してガス抜き状態を自己保持するので、十全なガス抜きを行なうことができる。
【0052】
また、キャップの自己保持用突状部をマウンテンキャップのクリンチ部分に結合させているので、従来のエアゾール容器をそのまま用いることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の、エアゾール容器用キャップの説明図であり、(a)はキャップ単体を示し、(b)は当該キャップの通常の使用状態(エアゾール容器の非作動モード)を示している。
【図2】本発明の、上下を逆にした図1のキャップをエアゾール容器に結合させた状態(ガス抜きモード)を示す説明図である。
【図3】本発明の、操作ボタン付きエアゾール容器用キャップの通常の使用状態(エアゾール容器の非作動モード)を示している。
【図4】本発明の、上下を逆にした図2のキャップをエアゾール容器に結合させた状態(ガス抜きモード)を示す説明図である。
【図5】従来の、ガス抜き機能を備えたエアゾール容器用キャップの説明図であり、(a)は当該キャップの本来の使用状態を示し、(b)は当該キャップによるガス抜きモードを示している。
【符号の説明】
1:キャップ(その1)
2:天面
3:ガス抜き用凹部
4:筒状部
5:突状部
6:すり鉢状部
7:段部
8:底面部
9:ガス抜き用孔部
10:キャップの外周面
11:凸部
12:開口部
20:キャップ(その2)
21:本体部
21a:凸部
21b:鍔状部
21c:筒状部
21d:突状部
21e:段部
21f:ガス抜き用開口部
21g:開口部
22:蓋
22a:外側垂下部
22b:内側垂下部
22c:ヒンジ部
30:操作ボタン
30a:縁部
30b:放出用通路
30c:放出口
40:エアゾール容器
41:ステム
42:ハウジング
43:マウンテンキャップ
43a:ハウジング保持部
43b:クリンチ部分
43c:窪み部
43d:凹部
43e:カール部上縁
43f:カール部内周面
44:容器本体
W4 :筒状垂下部4の内径
H6 :すり鉢状部6の深さ
H21:非動作モードのステム21の露出部分の長さ
W23a:ハウジング保持部23aの外径
H21e:鍔状部21bの上面から段部21eまでの長さ
D21c :内側筒状部21cの外周面の直径
D43f :マウンテンキャップ43のカール部内周面43fの直径
D:マウンテンキャップ43の上縁部43eと操作ボタン30の縁部30a上面との間の距離
Claims (1)
- エアゾール容器に着脱自在な態様で取り付けられる側の開口部と、
当該開口部と対向する側に形成した蓋付き筒状部とを有し、
当該筒状部に、
前記蓋の開状態でのガス抜き操作に基づき前記エアゾール容器に自己保持される突状部と、この自己保持状態のとき、前記エアゾール容器のステムを作動位置に設定する駆動部とを備えた、
ことを特徴とするガス抜き機能を備えたエアゾール容器用キャップ。
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