JPH1053289A - ガス抜き構造を備えた蓋及びガス抜き方法 - Google Patents

ガス抜き構造を備えた蓋及びガス抜き方法

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JPH1053289A
JPH1053289A JP8208594A JP20859496A JPH1053289A JP H1053289 A JPH1053289 A JP H1053289A JP 8208594 A JP8208594 A JP 8208594A JP 20859496 A JP20859496 A JP 20859496A JP H1053289 A JPH1053289 A JP H1053289A
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Koji Nomiyama
浩二 野見山
Yoshiaki Suwa
義明 諏訪
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    • B65DCONTAINERS FOR STORAGE OR TRANSPORT OF ARTICLES OR MATERIALS, e.g. BAGS, BARRELS, BOTTLES, BOXES, CANS, CARTONS, CRATES, DRUMS, JARS, TANKS, HOPPERS, FORWARDING CONTAINERS; ACCESSORIES, CLOSURES, OR FITTINGS THEREFOR; PACKAGING ELEMENTS; PACKAGES
    • B65D83/00Containers or packages with special means for dispensing contents
    • B65D83/14Containers or packages with special means for dispensing contents for delivery of liquid or semi-liquid contents by internal gaseous pressure, i.e. aerosol containers comprising propellant for a product delivered by a propellant
    • B65D83/16Containers or packages with special means for dispensing contents for delivery of liquid or semi-liquid contents by internal gaseous pressure, i.e. aerosol containers comprising propellant for a product delivered by a propellant characterised by the actuating means
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 エアゾール容器のガス抜きを安全かつ迅速、
容易に行えるようにしたエアゾール容器のガス抜き構造
を備えた蓋とガス抜き方法を提供する。 【解決手段】 噴射ノズル55を突出させたエアゾール
容器に被嵌する蓋1の上面4内に、蓋を逆向きにして容
器に被嵌した時にエアゾール容器のノズル形成口部54
を受ける係合部6付の凹陥部5を形成し、この中央部に
ノズル先端部を挿入させると共に押圧状態とする小貫通
孔8を形成し、小貫通孔8の蓋内側部位に貫通孔の軸方
向を遮ると共に側方に開口11を維持するように方向変
換部10を形成し、小貫通孔8は蓋を逆向きに被嵌した
状態でノズルが挿通可能な径とすると共に、内周面にノ
ズル先端部を適度な位置で係止して押圧状態とする傾斜
突条の係止リブ9を形成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、エアゾール容器の
ガス抜きを安全かつ容易に行えるようにしたエアゾール
容器のガス抜き構造を備えた蓋、及びガス抜き方法に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来、エアゾール容器からガスを抜くに
は、穿孔機を使うか、或いは人が釘やドリルなどの穿孔
具を使うかしてエアゾール容器の容器胴部に噴出孔を穿
孔し、この噴出孔からガスを噴出させてガス抜きする方
法が一般的であった。また、エアゾール容器のノズルを
押圧してガスを噴出させるための別部材が付属品として
提供されていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、穿孔機
を使って噴出孔を穿孔する方法では、設備費や穿孔機の
設置場所の点で問題があった。また、人が穿孔具を使っ
て容器胴部に噴出孔を設ける方法は、上記の費用等の問
題はないものの、作業労力と作業時間を要すると共に、
破裂等の万一の危険を負うなどの問題があった。また、
別部材の付属品を用いる場合は、この付属品を無くさな
いように保管しなければならず、万一、ガス抜きをした
い時にこの別部材が無くなっている時にはガス抜きがで
きない不便があると共に、ガス抜きに際しては、ガスが
無くなるまでノズルを指で押圧し続けなければならない
不便があった。
【0004】これら問題点を解決するために、本発明者
はエアゾール容器の蓋を利用できるようにするのが好ま
しいとの着想を得た。このためには通常正向きに被嵌す
る蓋の上面中央部に凹陥部とノズル先端挿入用の貫通孔
を設けた構成を採用することができる。蓋として使用す
る時には正向きに被嵌して使用すればよく、使用済のエ
アゾール容器を廃棄する際には、この蓋を逆向きに被嵌
させることにより、上記凹陥部がノズル形成口部を受
け、その中央に形成した貫通孔がノズル先端部を押圧す
ることになるので、容器内に残留したガスは押圧された
ノズルから貫通孔を通して蓋の開口からそのまま外方に
排出することが可能となる。このような方法を採用すれ
ば、別部材を必要とせず、蓋を逆向きに嵌合させるだけ
で、迅速にガス抜きを行うことができるので極めて便利
である。しかし、この方法でも予期しない不測の危険性
を負う可能性があり得る。不用意に蓋を人や機器に向け
た場合、或いは予期せずに人が蓋の向かい側に立った場
合など、人や機器に排出ガスを直接吹きかけてしまうお
それがある。本発明は、前記従来技術と上記改善方法の
両方を踏まえてなしたものであり、ガス抜きを安全かつ
迅速、容易に行えるようにしたエアゾール容器のガス抜
き構造を備えた蓋とガス抜き方法を提供せんとするもの
である。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明は、上面中央部に押圧状態で噴出作用をなす
ノズルを突出させてなるエアゾール容器に被嵌する筒状
の蓋であって、蓋を逆向きにして容器上部に被嵌可能な
嵌合部を蓋の上部外側に形成し、蓋の上面内に上記逆向
き嵌合時にノズル先端部を挿入させると共に押圧状態と
する小貫通孔を形成し、この小貫通孔の蓋内側部位に貫
通孔の軸方向を遮ると共に側方に開口を維持するように
方向変換部を形成してエアゾール容器用のガス抜き構造
を備えた蓋を構成したことを特徴とする。
【0006】上記構成は、上記筒状の蓋を周側面と上面
とを有し底は開口とした構成とし、周側面の下縁部には
エアゾール容器と嵌合する嵌合部を形成し、蓋上面内
に、蓋を逆向きにして容器上部に被嵌した時にエアゾー
ル容器上部内に形成してあるノズル形成口部を受ける凹
陥部を形成し、凹陥部の周縁部にノズル形成口部の周縁
部と係合する係合部を形成し、凹陥部内にノズル先端部
を挿入させると共に押圧状態とする小貫通孔を形成し、
この小貫通孔の蓋内側部位に貫通孔の軸方向を遮ると共
に側方に開口を維持するように方向変換部を形成したも
のとすることができる。エアゾール容器に嵌合する蓋の
形態、嵌合部の構成、蓋を逆向きにして容器に被嵌させ
る嵌合部の構成は上記構成以外の適宜構成を採用し得
る。
【0007】上記小貫通孔は、エアゾール容器の種類に
よって、また製造者の違いによってノズルの径が若干異
なり得るので、これらいずれのノズルであっても挿入可
能であると共に適度な位置で押圧可能な任意構成とする
ことができる。例えば、小貫通孔は、ノズルが挿通可能
な径とすると共に、挿入されたノズルが適度な位置で止
まり、蓋を逆向きに嵌合した状態においてノズルが押圧
状態が維持されるように、孔の内周面に挿入始端から他
端方向に向かって漸次突出する傾斜突条を複数条形成す
ることができる。小貫通孔の内側部位には、小貫通孔か
ら若干間隔を保ってその軸線方向を遮るように桟状の突
き当たり部を架設するなどして方向変換部を形成するこ
とができる。
【0008】本発明は、また、上面中央部に押圧状態で
噴出作用をなすノズルを突出させてなるエアゾール容器
に被嵌する筒状の蓋を、逆向きにして容器上面部に被嵌
させることにより、ノズル先端部を押圧状態とし、この
押圧部から蓋内に向かって容器内の残留ガスを噴出さ
せ、かつ噴出方向に方向変換部を設けて噴出ガスを直線
的に放出することなく蓋内に排出させるようにしたエア
ゾール容器のガス抜き方法を特徴とするものでもある。
【0009】これによれば、エアゾール容器に被嵌して
いる蓋を逆向きに被嵌させることによって、エアゾール
容器のノズルを押圧状態にさせ、小貫通孔を通して残留
ガスを自動的に連続排出させることができる。しかも、
排出ガスは噴出方向に設けられた方向変換部によって、
直線的に放出されず、方向変換して逆向きの蓋内に放出
されることになる。また、蓋が筒形状となっていれば、
ガス抜きに際して排出される廃液などを方向変換部によ
って蓋内に溜めることもできる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施例について
図面を参照して説明する。先ず、図1は、本発明に係る
ガス抜き構造を備えた蓋1を適宜構成のエアゾール容器
50に被着して通常の蓋として使用した状態を示してい
る。図3は、この蓋の上面中央部の構成を、図4は小貫
通孔の構成(内側図)をそれぞれ示してある。エアゾー
ル容器50は、図示の例では、容器の胴上縁にかしめ縁
51を形成して容器上面中央部に上方膨出部52を形成
すると共に、該膨出部の上周縁をかしめ縁53としてそ
の上面をノズル形成口部54とし、この中央部に棒状の
ノズル55を突設し、ノズル55はノズル形成口部54
内側に装着してある噴出開閉機構(従来公知の適宜構成
でよく、ノズルを外方へ弾圧した状態でノズル孔を閉塞
し、ノズルを内方へ押圧した状態でノズル孔を開放する
機構)と一体的に形成してあって、先端部分が外側に突
出してなっている。
【0011】而して、蓋1は、上記ノズル55を押圧す
ることがないように十分な高さを有して容器50の上端
部に被嵌する筒形状を有し、その周側面2の下端内側部
に容器のかしめ縁51に係止可能な突起部を有した嵌合
部3を形成し、上面4の中央部に蓋内方に向かって外側
から凹陥した凹陥部5を形成してある。この凹陥部5
は、容器の膨出部52の内の少なくともノズル形成口部
54とその周縁のかしめ縁53を外側から嵌入する形態
を有し、凹陥周縁部にこのかしめ縁53に被嵌係止する
係合部6を形成し、中央部を2段状の段違い凹部7と
し、その中心部にノズル55が挿入可能な小貫通孔8を
形成してある。
【0012】上記係合部6は、容器50が異なるメーカ
ーなどを含めて異なる製造機によって製造されている場
合等に生じるかしめ縁53の大きさの若干の相違に対応
できるように、凹陥部5の周面部に切欠部5aを形成
し、この切欠部5a内に上端部内側に係止突起6bを形
成してなる垂直状の突片6aを若干の間隙を保って形成
し、突片6a即ち係合部6が水平方向(外方向)に適度
に弾性変形できるようにしてある。段違い凹部7はノズ
ル55が小貫通孔8に挿入しやすいように設けてある。
小貫通孔8は、ノズル55が挿入可能な内径と適宜な長
さを有し、この内周面には孔の同軸方向に伸びた係止リ
ブ9を複数条(図では3条)形成し、この係止リブ9は
孔の先端方向(蓋の内側方向)ほど漸次孔内に向かって
(中心軸に向かって)突出した傾斜突起条とし、かつ、
小貫通孔8の先端(蓋の内側)は開口とすると共に、そ
の先方に貫通孔の軸方向を遮るようにブリッジ状の方向
変換部10を形成し、この方向変換部10の両側方はそ
のまま開口11となるように形成してある。上記方向変
換部10は、例えば小貫通孔8の周壁の対向部分を若干
幅で延長させ、この延長上に形成することができる。
【0013】上記構成の蓋1は、通常は図1の如く、蓋
の嵌合部3を容器のかしめ縁51に嵌合させた状態で容
器50に被嵌して使用するが、容器50から必要に応じ
てガス抜きしたい時は、図2に示す如く、容器の膨出部
52(かしめ縁53)に蓋の凹陥部5(係合部6)を被
嵌するようにして、蓋1を逆向き状態で容器50に被着
して使用される。この際、図5に示す如くノズル55は
小貫通孔8に挿入されるが、図6に示す如く、ノズル先
端よりも小径状態を具現するように形成してある係止リ
ブ9の傾斜面の途中に突き当たるので、挿通してしまう
ことはなく、突き当たり状態において押圧され、容器の
かしめ縁53に蓋の係合部6を係止させた状態では、ノ
ズル55が通常の噴射状態と同じに十分に押圧された状
態となり、蓋の係合を離脱させないかぎり、上記押圧状
態が維持されるように設定してなっている。
【0014】上記係止リブ9は、容器50が異なること
により生じるノズル55外径の若干の相違があっても、
確実にノズルを係止して押圧できるように傾斜面をもっ
て形成してあり、蓋をポリプロピレン、ポリスチレン、
ポリカーボネートなどのプラスチック材で成形すれば、
素材自体の若干の変形性も加味して上記作用の汎用性が
一層拡大される。また、方向変換部10は、図7に示す
如く、断面状態が四角形即ちガスの噴射突き当たり面を
平坦面10aとしてもよく、その他の形状、例えば噴射
突き当たり面を凸曲面10b、三角状傾斜面10c、凹
曲面10d、その他の直進を遮る適宜形状とすることが
できる。
【0015】符号12は補助ノズル(図示せず)を係止
するための支持部である。補助ノズルは、上記ノズル5
5の先端部に嵌着する接続部に細長いノズルを連設して
なるもので、噴射をノズル55の噴射方向とは異なる方
向に行う場合に使用する適宜公知のものである。蓋1を
通常状態で使用する時には、上記凹陥部5にこれを塞ぐ
ように小蓋(図示せず)を装着しておくことができる。
なお、図示しないが、蓋1の形状、容器50に対する嵌
着構造は上記に限定されない。また、蓋1を逆向きにし
て容器50の上部に嵌着する嵌着部位、嵌着構造等も上
記に限定されるものではない。
【0016】図8以下に示す蓋は本発明に係る蓋である
が、上記実施例の変形例を示すものである。図8(A)
の蓋101は、蓋の上面102の外径をエアゾール容器
150のすぼまり形成された上面のかしめ縁151内側
に嵌入し得る大きさに形成し、前記蓋1の凹陥部5及び
係合部6を形成せず、段違い凹部7に対応する凹部10
3を上面102の中央部に形成し、この中央に前記同様
にノズル挿入押圧可能な小貫通孔104を形成すると共
に小貫通孔の内方に前記方向変換部10と同様にして方
向変換部105を形成し、上面外側の蓋の周側面106
上端部に、周側面沿いに起立しかつ先端ほど漸次外側方
に若干突出した弾性変形可能な舌片状の係止爪107
を、周側面2〜4箇所に等間隔をおいて形成し、係止爪
107の先端部外側に係止突起107aを形成してなっ
ている。この蓋101は同図(B)に示す如く逆向きに
して、エアゾール容器150の上周縁のかしめ縁151
に周面部106の上端部を嵌入し、係止爪107を係合
させれば、同時に、容器のノズル155が小貫通孔10
4内に挿入押圧されて噴射状態に定置され、容器内のガ
スをすべて噴出させることができる。
【0017】図9(A)(B)に示す蓋201は、いず
れも蓋上面中央部に凹陥部乃至凹部を形成せず、上面中
央部から外方に突出部202を形成し、この突出部はエ
アゾール容器のノズル周囲に形成したノズル孔内側に嵌
入するように形成し、突出部202の中心に前記同様の
小貫通孔203を形成し、この小貫通孔の内方に前記同
様の方向変換部を形成してなっている。同図(A)は、
さらに蓋の周側面の上端部に図8と同様にエアゾール容
器に係合可能な係止爪204を形成した例を示してお
り、同図(B)は、突出部202の周側面上端部にノズ
ル孔周縁部内側に係合可能な係止爪205を形成した例
を示してある。
【0018】図10(A),(B)に示す蓋301は、
同図(C)に示す如きエアゾール容器351に被嵌する
蓋構成となっている。この容器は、上端部に段差状のキ
ャップ嵌着部353を形成してなる円筒状のスパウト周
側面部352とスパウト上縁部354を有し、この上縁
部内側に上面が開放された凹陥部355を形成し、この
凹陥部の中心にノズル356を突設し、このノズル先端
部に押圧兼用横方向噴射ボタン357を嵌着してなって
いる。蓋301は、周側面302と上面303とを有し
た円筒状に形成してあり、周側面302の上端部付近外
周にスパウト上縁部354の内周端部と係合可能な係合
溝304を周設し、この係合溝の上側の上端部をスパウ
ト上縁部354内周端部の内方に圧入状態で係合するテ
ーパ状の係合突縁305とし、この係合突縁が上面30
3の外周縁となっており、上面中心に前記同様の小貫通
孔306を形成し、この内方に前記同様の方向変換部3
07を形成してなっている。上記蓋301は、図11
(A)に示してあるように、蓋301の周側面下端部を
エアゾール容器351のキャップ嵌着部353に被嵌さ
せて通常の蓋として使用することができる。容器内のガ
ス抜きをしたいときには同図(B)に示すごとく、ノズ
ル356先端部に被着してある押圧兼用横方向噴射ボタ
ン357をノズル356から取り外した上で、蓋301
を逆向きにし、スパウト上縁部354内側に係合突縁3
05、係合溝304を係合させるようにして、エアゾー
ル容器351に蓋の上面303部分を嵌合させればよ
く、同時に、容器のノズル356が小貫通孔306内に
挿入押圧されて噴射状態に定置され、ガスをすべて噴出
させることができる。
【0019】図12(A),(B)に示す蓋401は、
同図(C)に示す如きエアゾール容器451に被嵌する
蓋構成となっている。この容器は、上端部に図10
(C)の例と同様な段差状のキャップ嵌着部453を形
成してなる円周状のスパウト上縁部454を有し、この
上縁部内側に上面が開放された凹陥部455を形成し、
この凹陥部の中心にノズル456を突設し、スパウト上
縁部454の一部に上下方向に折曲自在に連設して上記
ノズル先端部に被着するアクチュエータ457を設けて
あり、アクチュエータ457には押圧部458とノズル
と連結する噴射口459が形成してある。蓋401は、
図10(A),(B)と同様に、円筒状であって、周側
面402、上面403、係合溝404、係合突縁40
5、小貫通孔406、方向変換部407を有した構成と
なっており、この周側面402の一側下部から上面40
3の中央付近に向かって、漸次傾斜状に蓋の一側上部を
切除した如き傾斜壁408を形成してある。上記蓋40
1は、図13(A)に示してあるように、蓋401の周
側面下端部をエアゾール容器451のキャップ嵌着部4
53に被嵌させて通常の蓋として使用することができ
る。容器内のガス抜きをしたいときには同図(B)に示
すごとく、ノズル356先端部に被着してあるアクチュ
エータ457をノズル456から取り外して外方に折曲
し、この状態で蓋401を逆向きにし、スパウト上縁部
454内側に係合突縁405、係合溝404を係合させ
るようにして、エアゾール容器451に蓋の上面403
部分を嵌合させればよく、アクチュエータ457は蓋の
傾斜壁408の外側に当たって折曲状態のまま邪魔にな
らず、同時に、容器のノズル456が小貫通孔406内
に挿入押圧されて噴射状態に定置され、ガスをすべて噴
出させることができる。なお、上記蓋の傾斜壁408に
は、例えばゴム製シートを貼着するなど、滑り止めを設
けるようにしてもよい。蓋とエアゾール容器の構成は、
上記以外の構成とすることも可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る蓋を示しており、(A)は平面
図、(B)は容器への被蓋状態の縦断面図である。
【図2】図1の蓋を逆向きにして容器に嵌合したガス抜
き状態を示す縦断面図である。
【図3】蓋の凹陥部を半截状態で示した外方部分斜視図
である。
【図4】蓋の小貫通孔部分を示した内方部分斜視図であ
る。
【図5】小貫通孔部分の構造を示すノズル挿入前の状態
の部分断面図である。
【図6】小貫通孔部分の構造を示すノズル挿入後の状態
の部分断面図である。
【図7】方向変換部の変形例を示す断面図である。
【図8】別の実施例に係る蓋を示しており、(A)は縦
断面図、(B)は蓋を逆向きにして容器に嵌合したガス
抜き状態を示す縦断面図である。
【図9】さらに別の実施例に係る蓋を示しており、
(A)はその一例の蓋上部斜視図、(B)は別の一例の
蓋上部斜視図である。
【図10】また別の実施例に係る蓋を示しており、
(A)は斜視図、(B)は縦断面図、(C)は上記蓋を
嵌合する容器上部の斜視図である。
【図11】図10の蓋の使用状態図を示しており、
(A)は縦断面図、(B)は蓋を逆向きにして容器に嵌
合したガス抜き状態を示す縦断面図である。
【図12】さらにまた別の実施例に係る蓋を示してお
り、(A)は斜視図、(B)は縦断面図、(C)は上記
蓋を嵌合する容器上部の斜視図である。
【図13】図12の蓋の使用状態図を示しており、
(A)は縦断面図、(B)は蓋を逆向きにして容器に嵌
合したガス抜き状態を示す縦断面図である。
【符号の説明】
1 蓋 2 周側面 3 嵌合部 4 上面 5 凹陥部 5a 切欠部 6 係合部 6a 突片 6b 係止突起 7 段違い凹部 8 小貫通孔 9 係止リブ 9a 突き当たり面 10 方向変換部 11 開口 50 エアゾール容器 51 かしめ縁 52 膨出部 53 かしめ縁 54 ノズル形成口部 55 ノズル

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上面に押圧状態で噴出作用をなすノズル
    を突出させてなるエアゾール容器に被嵌する筒状の蓋で
    あって、蓋を逆向きにして容器上部に被嵌可能な嵌合部
    を蓋の上部外側に形成し、蓋の上面内に上記逆向き嵌合
    時にノズル先端部を挿入させると共に押圧状態とする小
    貫通孔を形成し、この小貫通孔の蓋内側部位に貫通孔の
    軸方向を遮ると共に側方に開口を維持するように方向変
    換部を形成してなる構成を有するガス抜き構造を備えた
    蓋。
  2. 【請求項2】 上面中央部に押圧状態で噴出作用をなす
    ノズルを突出させてなるエアゾール容器に被嵌する筒状
    の蓋であって、周側面と上面とを有し底は開口としてな
    り、周側面の下縁部にはエアゾール容器と嵌合する嵌合
    部を形成し、蓋上面内に、蓋を逆向きにして容器上部に
    被嵌した時にエアゾール容器上部に形成してあるノズル
    形成口部を受ける凹陥部を形成し、凹陥部の周縁部にノ
    ズル形成口部の周縁部と係合する係合部を形成し、凹陥
    部内にノズル先端部を挿入させると共に押圧状態とする
    小貫通孔を形成し、この小貫通孔の蓋内側部位に貫通孔
    の軸方向を遮ると共に側方に開口を維持するように方向
    変換部を形成してなる構成を有するガス抜き構造を備え
    た蓋。
  3. 【請求項3】 小貫通孔は、ノズルが挿通可能な径とす
    ると共に、挿入されたノズルが適度な位置で係止し、蓋
    を逆向きに嵌合した状態においてノズルの押圧状態が維
    持されるように、孔の内周面に挿入始端から他端方向に
    向かって漸次突出する傾斜突条を形成してなっている請
    求項1又は2に記載のガス抜き構造を備えた蓋。
  4. 【請求項4】 上面中央部に押圧状態で噴出作用をなす
    ノズルを突出させてなるエアゾール容器に被嵌する筒状
    の蓋を、逆向きにして容器上面部に被嵌させることによ
    り、ノズル先端部を押圧状態とし、この押圧部から蓋内
    に向かって容器内の残留ガスを噴出させ、かつ噴出方向
    に方向変換部を設けて噴出ガスを直線的に放出すること
    なく蓋内に排出させるようにしたことを特徴とするエア
    ゾール容器のガス抜き方法。
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