JP2004123167A - ガス抜き機能を備えたエアゾール容器用操作釦 - Google Patents
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Abstract
【課題】内容物放出用の操作釦に使用済エアゾール容器の残留ガスを排出させる機能を持たせ、ガス抜き作業の簡単化・確実化を図る。
【解決手段】操作釦10の内容物放出用凹部15とは反対側の天面11に、ガス抜き用凹部13と、ガス抜きモードでマウンテンキャップ33に係合するストッパー12を設けた。当該ストッパーの外側部分12aはマウンテンキャップのカール部内周面33aに対応した形状である。ガス抜きモードでは、通常使用状態の操作釦10の上下を逆さまにして、ガス抜き用凹部13にステム31を嵌合させ、ストッパー12をマウンテンキャップのカール部内周面33aに係合させると、底面部13aがステム31を押圧した状態に自己保持されて自動的にガス抜き処理は完了する。また、通常の使用状態から偏心させた状態でステムがガス抜き作動状態に自己保持される態様のガス抜き機能を備えた操作釦も開示している。
【選択図】 図2
【解決手段】操作釦10の内容物放出用凹部15とは反対側の天面11に、ガス抜き用凹部13と、ガス抜きモードでマウンテンキャップ33に係合するストッパー12を設けた。当該ストッパーの外側部分12aはマウンテンキャップのカール部内周面33aに対応した形状である。ガス抜きモードでは、通常使用状態の操作釦10の上下を逆さまにして、ガス抜き用凹部13にステム31を嵌合させ、ストッパー12をマウンテンキャップのカール部内周面33aに係合させると、底面部13aがステム31を押圧した状態に自己保持されて自動的にガス抜き処理は完了する。また、通常の使用状態から偏心させた状態でステムがガス抜き作動状態に自己保持される態様のガス抜き機能を備えた操作釦も開示している。
【選択図】 図2
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ガス抜き機能を備えたエアゾール容器用操作釦に関し、特に内容物をほぼ使い切った後のエアゾール容器(以下、必要に応じて「使用済エアゾール容器」という。)の残留ガスを簡単・確実に外部空間に排出させる機能を備えたエアゾール容器用操作釦に関する。
【0002】
【従来の技術】
使用済エアゾール容器には内容物放出用のガスが残っていることが多く、その状態で焼却されると爆発事故を起こすことがある。
【0003】
そのため、この残留ガスを外部空間に排出してからエアゾール容器を廃棄することが望ましく、使用済エアゾール容器の残留ガスを抜くための専用バルブボタンや当該ボタンを備えたキャップが開示されている(例えば特許文献1参照)。
【0004】
残留ガスを抜くための専用バルブボタンは、通常、エアゾール容器に内容物が入っている間は必要がないので、内容物を使い切るまで保管しておく。
【0005】
一方、残留ガスを抜くためのバルブボタンを備えたキャップはエアゾール容器の使用・不使用の度にエアゾール容器から着脱される。
【0006】
そして、使用済エアゾール容器のガス抜き作業をする場合には、
・操作釦を取り外した上で、当該バルブボタンやキャップをエアゾール容器に係合させてステムを直接押圧する、
・操作釦を取り付けたまま当該バルブボタンやキャップをエアゾール容器に係合させて操作釦を押圧する(ステムは間接的に押圧される)、
ようにしている。
【0007】
【特許文献1】
特開2002−12276号公報
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
このように、従来の使用済エアゾール容器の残留ガスを抜くための専用のバルブボタンは、内容物を使い切るまで保管しておく必要があり、その管理が面倒であるという問題点があった。
【0009】
また、ガス抜き用のボタンを備えたキャップは、エアゾール容器使用中に当該キャップの取り外しを繰り返し行っている間に紛失してしまうことがあり、その結果ガス抜き作業ができないという問題点があった。
【0010】
そこで本発明では、内容物を使い切るまでエアゾール容器に取り付けられて使用される内容物放出用の操作釦に、ガス抜き機能とガス抜き状態を自己保持する機能とを持たせて、ガス抜き作業の簡単化・確実化を図ることを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】
本発明はこれらの課題を次のようにして解決する。
(1)エアゾール容器(例えば後述のエアゾール容器30)のステム(例えば後述のステム31)に結合して内容物の放出操作に用いられ、かつ、ガス抜き操作の際にはこれとは別の態様で当該ステムを作動させるエアゾール容器用操作釦(例えば後述のガス抜き機能を備えた操作釦10,20)であって、前記放出操作に対応のステム結合部(例えば後述の内容物放出用凹部15,26)と、前記ガス抜き操作に対応のステム駆動部(例えば後述のガス抜き用凹部13,リブ24)と、前記ステム結合部が前記ステムと結合した使用モードでは前記エアゾール容器側に結合せずに、前記ステム駆動部が前記ステムを作動させたガス抜きモードでは前記エアゾール容器側に係合して前記ステムのガス抜き作動状態を自己保持する係合部(例えば後述のストッパー12,突状部23a,25a)と、前記ガス抜きモードが設定されたときに前記ステムの出力側と連通するガス抜き用の開口部(例えば後述の開口部14,内部空間20a)を備える。
(2)上記(1)において、前記ステム駆動部と前記係合部とを前記ステム結合部とは反対側の外面部分(例えば後述の天面11)に設け、前記ステム駆動部を凹状部(例えば後述のガス抜き用凹部13)として、当該凹状部と前記開口部とを連通させる孔部(例えば後述の孔部13b)を形成し、前記係合部を前記エアゾール容器側の縁部(例えば後述のマウンテンキャップのカール部内周面33a)に対応する突状部(例えば後述のストッパー12)とする。
(3)上記(1)において、前記ステム駆動部と前記係合部とを前記ステム結合部と同じ側に設け、前記ステム駆動部をリブ状部(例えば後述のリブ24)とし前記係合部を前記エアゾール容器側の縁部(例えば後述のクリンチ部分33e,凹部33g)に対応する突状部(例えば後述の突状部23a,25a)として前記リブ状部を挟む両側の部分に設ける。
【0012】
本発明によれば、上記(1)のように、内容物放出用の操作釦に、ガス抜き機能に対応のステム駆動部、ガス抜きモードでエアゾール容器側に係合してステム駆動部のステム押圧状態を自己保持する係合部、ステムから出力される残留ガスが送られる開口部などを設けている。
【0013】
これにより、内容物を使い切るまで使用する内容物放出用の操作釦にガス抜き機能とガス抜き状態を自己保持する機能とを付加し、使用済エアゾール容器のガス抜き作業の簡単化・確実化を図っている。
【0014】
また、上記(2)のように、ガス抜き操作に対応のステム駆動用の凹状部とガス抜きモードでエアゾール容器側の縁部に係合してステムのガス抜き作動状態を自己保持する突状部を、内容物の放出操作に対応のステム結合部とは反対側の外面部分に設けている。
【0015】
これにより、操作釦を通常の使用状態とは上下を逆にした状態でステムが作動され、操作釦はガス抜きモードに自己保持される。
【0016】
また、上記(3)のように、ガス抜き操作に対応のステム駆動用のリブ状部とガス抜きモードでエアゾール容器側の縁部に係合してステムのガス抜き作動状態を自己保持する突状部を、内容物の放出操作に対応のステム結合部と同じ側に設けている。
【0017】
これにより、操作釦を通常の使用状態から偏心した状態でステムが作動され、操作釦はガス抜きモードに自己保持される。
【0018】
さらに、上記(2)および上記(3)のように、ガス抜きモードでエアゾール容器側に係合する突状部を、エアゾール容器の形状に対応させたりステム押圧用のリブ状部を挟んで対向するように設けている。これにより、ガス抜きモードで操作釦は確実にエアゾール容器側に係合し、ステムをガス抜き作動状態に保持する。
【0019】
【発明の実施の形態】
図1乃至図4を用いて、本発明の実施の形態を説明する。
図1および図2は通常の使用状態を逆さまにしてガス抜きモードに設定する操作釦(その1)の説明図であり、図1(a)は当該操作釦単体の上面図、図1(b)は当該操作釦の通常の使用状態(エアゾール容器の非作動モード)、図2はガス抜きモードを示している。図3および図4は通常の使用状態から偏心させてガス抜きモードに設定する操作釦(その2)の説明図であり、図3(a)は当該操作釦単体、図3(b)当該操作釦の通常の使用状態(エアゾール容器の非作動モード)、図4はガス抜きモードを示している。
【0020】
これらの図において、
10はガス抜き機能を備えた操作釦(その1),10aは上端部,10bは外周面,
11は当該操作釦の天面,
12は後述のマウンテンキャップのカール内周面33aに係止して操作釦10がガス抜きモードに自己保持されるストッパー,12aは当該ストッパーの外側部分,
13はガス抜きモードで後述のステム31と嵌合するガス抜き用凹部,13aはステム31を押圧する底面部,13bはガス抜き用の孔部,
14はガス抜きモードにおける放出空間となる開口部,
15は通常の使用状態で後述のステム31と嵌合する内容物放出用凹部,15aは内容物放出用通路,
16は放出口部材,16aは放出口,
20はガス抜き機能を備えた操作釦(その2),20aは当該操作釦の成型時に形成される内部空間,
21は当該操作釦の天面,
22は本体部,22aは当該本体部に形成されたガス抜き用の開放部,
23は後述のマウンテンキャップのハウジング保持部33dに係止してガス抜きモードに設定する周回ストッパー,23aはガス抜きモードにおいて後述のマウンテンキャップ33のクリンチ部分33eと嵌合する突状部,23bは当該周回ストッパーの下端部,
24はガス抜きモードで後述のステム31を押圧するリブ,24aは当該リブの下端部,24bはガス抜き用の切欠き部分,
25は後述のマウンテンキャップ33に係止してガス抜きモードに設定するフック状ストッパー,25aはガス抜きモードでマウンテンキャップ33の凹部33gと嵌合する当該ストッパーの内周面に形成された突状部,25bは当該ストッパーの内側上面部,
26は通常の使用状態で後述のステム31と嵌合する内容物放出用凹部,26aは内容物放出用通路,
27は放出口部材,27aは放出口,
30はエアゾール容器,
31はステム,
32はハウジング,
33はマウンテンキャップ,33aは当該マウンテンキャップのカール部内周面,33bは当該マウンテンキャップのカール部上縁部,33cは当該マウンテンキャップのカール部内側に形成された窪み部,33dは当該マウンテンキャップのハウジング保持部,33eは当該マウンテンキャップ33をハウジング32に取り付ける際に形成されるクリンチ部分,33fは当該マウンテンキャップのカール部外側部分,33gは当該マウンテンキャップのカール部下側に形成された凹部,
34は容器本体,
L1 はストッパー12の外側部分12aとガス抜き用凹部13の放出口側内周面との間の長さ,
L2 は操作釦10の上端部10aとガス抜き用凹部13の底面部13aとの間の長さ,
L3 はステム31とマウンテンキャップ33のカール部内周面33aとの間の長さ,
L4 はステム31の先端部とマウンテンキャップ33のカール部上縁部33bとの間の長さ,
L5 はフック状ストッパー25の内周面と周回ストッパー23の内周面との間の長さ,
L6 は周回ストッパー23の下端部23bとリブ24の下端部24aとの間の長さ,
L7 はマウンテンキャップ33のハウジング保持部33dとマウンテンキャップ33のカール部外側部分33fとの間の長さ,
L8 はクリンチ部分33eの下側部分とステム31の先端部との間の長さ,
をそれぞれ示している。
【0021】
ここで、操作釦10,20はポリエチレン,ポリプロピレンなどの合成樹脂製、一方、マウンテンキャップ33はステンレス,アルミニウム,ブリキなどの金属製である。
【0022】
図1のガス抜き機能を備えた操作釦10には、その天面11に、
・ガス抜きモードでステム31と嵌合するガス抜き用凹部13、
・マウンテンキャップ33のカール部内周面33aに係止してガス抜きモードに自己保持されるストッパー12、
などが設けられている。
【0023】
ここで、
・ストッパー12の外側部分12aの曲率半径は、マウンテンキャップ33のカール部内周面33aの曲率半径に対応し、
・ストッパー12の外側部分12aとガス抜き用凹部13の放出口側内周面との間の長さL1 は、ステム31とマウンテンキャップ33のカール部内周面33aとの間の長さL3 よりも長く、
・操作釦10の上端部10aとガス抜き用凹部13の底面部13aとの間の長さL2 はステム31の先端部とマウンテンキャップ33の上縁部33bとの間の長さL4 よりも短くなっている。
【0024】
図1(b)に示すように、通常の使用状態ではステム31は操作釦10の内容物放出用凹部15に嵌合している。この状態で操作釦10の天面11を押圧すると、内容物放出機構により、容器本体34の内容物がステム31(内容物放出用凹部15)や放出用通路15aを通過して放出口16aから外部空間に放出される。
【0025】
エアゾール容器30内の残留ガスを抜く場合は、
(1)操作釦10の外周面10bを持って上方向に引き上げ、ステム31と内容物放出用凹部15との嵌合を解除し、
(2)操作釦10を一旦エアゾール容器30から取り外し、
(3)取り外した操作釦10の上下を逆さまにし、
(4)ガス抜き用凹部13にステム31を挿入してその底面部13aに当接させるとともに、
(5)操作釦10の上端部10aがマウンテンキャップ33のカール部上縁33bに当接するまでストッパー12をマウンテンキャップ33の内周面33aに押し込む。
【0026】
なお、図2に示すように、操作釦10の上端部10aがマウンテンキャップ33のカール部上縁33bに当接すると、ストッパー12の外側部分12aはマウンテンキャップ33のカール部内周面33aに確実に係止された状態に位置決めされる。
【0027】
このとき、
・上述したように、ストッパー12の外側部分12aとガス抜き用凹部13の放出口側内周面との間の長さL1 は、ステム31とマウンテンキャップ33のカール部内周面33aとの間の長さL3 よりも長く、
・操作釦10は合成樹脂製なのである程度の弾性があり、
・一方マウンテンキャップ33は金属製なので操作釦10に比べて硬質であるため、
操作釦10のストッパー12はその弾性力によってマウンテンキャップ33のカール部内周面33aに強制的に押し付けられるかたちで係止される。
【0028】
また、
・ステム31はガス抜き用凹部13に嵌合し、
・操作釦10の上端部10aからガス抜き用凹部13の底面部13aまでの長さL2 は、マウンテンキャップの上縁部33bからステム31の先端部までの長さL4 よりも短いので、
ガス抜き用凹部13の底面部13aがステム31を押圧した状態が維持される。
【0029】
その結果、ステム31に対する弁(図示省略)が開き、容器本体34の残留ガスは、ステム31(ガス抜き用凹部13)−孔部13b−開口部14を経て外部空間に排出される。
【0030】
また、上述の係止作用により操作釦10はガス抜き用凹部13の底面部13aがステム31を押圧した状態に自己保持されるので、一旦操作釦10をガス抜きモードにセットすればそのまま放置しておいても容器本体34に残っているガスを自動的に排出させることができる。
【0031】
ガス抜き終了後は、操作釦10の外周面10bを摘んで上側方向に引き上げてガス抜き用凹部13とステム31との嵌合を解除し、操作釦10とエアゾール容器30とを分別して廃棄すればよい。
【0032】
なお、ガス抜き用凹部13は、ガス抜きモードでステム31を押圧し、ステムがその付勢力によって上動しない程度に保持するような形状であればよく、必ずしも嵌合する必要はない。また、底面部13aにステム押圧用のリブを形成しても良い。
【0033】
また、ストッパー12の外側部分12aに突状部を設け、ガス抜きモードでマウンテンキャップ33のカール部内側に形成された窪み部33cに係止されるようにしてもよい。
【0034】
図3は天地を反転させるのではなく通常の使用状態からずらしてステム31にセットし、ガス抜きモードに設定する操作釦20である。
【0035】
図3に示すように、操作釦20の内部空間20aにはガス抜きモードでステム31を押圧するリブ24が内容物放出用凹部26に隣接して備えられている。また、本体部22には、ガス抜き用の開放部22aが形成され、外周面にはガス抜きモード設定用の周回ストッパー23とフック状ストッパー25とが対向するかたちで設けられている。
【0036】
ここで、
・周回ストッパー23の内周面の曲率半径は、マウンテンキャップ33のハウジング保持部33dの曲率半径に対応し、突状部23aはマウンテンキャップ33のクリンチ部分33eに対応する間隔で形成され、
・フック状ストッパー25の内周面と周回ストッパー23の内周面との間の長さL5 は、マウンテンキャップ33のハウジング保持部33dとマウンテンキャップ33のカール部外側部分33fとの間の長さL7 と略同一であり、
・周回ストッパー23の下端部23bとリブ24の下端部24aとの間の長さL6 はマウンテンキャップ33のクリンチ部分33eの下側部分とステム31の先端部との間の長さL8 よりも短くなっている。
【0037】
図3(b)に示すように、通常の使用状態ではステム31は内容物放出用凹部26に嵌合している。なお、この状態で操作釦20の天面21を押圧すると、容器本体34の内容物がステム31や放出用通路26aを通過して放出口27aから外部空間に放出される。
【0038】
エアゾール容器30の残留ガスを抜く場合は、
(1)操作釦の本体部22を持って上方向に引き上げ、ステム31と内容物放出用凹部26との嵌合を解除し、
(2)操作釦20をエアゾール容器30から取り外し、
(3)取り外した操作釦20を図示左方向にずらし、
(4)ステム31にリブ24の下端部24aを当接させて当該ステムを押し下げるとともに、
(5)周回ストッパー23の突状部23aをマウンテンキャップ33のクリンチ部分33eに嵌合させ、
(6)フック状ストッパー25の内側上面25bがマウンテンキャップ33のカール部上縁33bに当接するまで操作釦20を押し込んで、突状部25aをマウンテンキャップ33の凹部33gに嵌合させる。
【0039】
図4に示すように、フック状ストッパー25の内側上面25bがマウンテンキャップ33のカール部上縁33bに当接すると、それまでマウンテンキャップ33のカール部外側部分33fに乗り上げていた突状部25aは当該マウンテンキャップの凹部33gに入り込むように位置決めされる。
【0040】
上述したように、周回ストッパー23の下端部23bからリブ24の下端部24aまでの長さL6 はマウンテンキャップ33のクリンチ部分33eの下側部分からステム31の先端部までの長さL8 よりも短いので、ステム31はリブ24の下端部24aによって押圧される。
【0041】
その結果、ステム31に対する弁(図示省略)が開き、容器本体34の残留ガスは、ステム31−切欠き部分24b−内部空間20a−開放部22aを経て外部空間に排出される。
【0042】
また、フック状ストッパー25の内周面から周回ストッパー23の内周面までの長さL5 は、マウンテンキャップ33のハウジング保持部33dとマウンテンキャップ33のカール部外側部分33fとの間の長さL7 と略同一なので、周回ストッパー23の突状部23aはマウンテンキャップ33のクリンチ部分33eに強く係止し、フック状ストッパー25の突状部25aはマウンテンキャップ33の凹部33gに強く係止する。
【0043】
この係止作用により、操作釦20はリブ24の下端部24aがステム31を押圧した状態に自己保持されるので、一旦操作釦20をガス抜きモードにセットすればそのまま放置しておいても容器本体34に残っているガスを自動的に排出させることができる。
【0044】
なお、リブ24はガス抜きモードでステム31を押圧するような形状であればよく、例えば、切欠き部分24bは形成しなくてもよい。
【0045】
また、操作釦20がガス抜きモードに自己保持される、すなわちリブ24の下端部24aでステム31を押圧した状態を継続するための手段として、周回ストッパーやフック状ストッパーに突状部を設けずに、例えば、周回ストッパー23の内周面とフック状ストッパー25の内周面との間の長さL5 を、マウンテンキャップ33のハウジング保持部33dとマウンテンキャップ33のカール部外側部分33fとの間の長さL7 よりも少しだけ小さくしてもよい。
【0046】
なお、上述の実施例では、操作釦が合成樹脂製、マウンテンキャップが金属製の場合について説明したが、操作釦が金属製、マウンテンキャップがプラスチック製でもよく、また、操作釦,マウンテンキャップがともに金属製,プラスチック製でもよい。
【0047】
さらに、操作時に傾斜するティルト形式の操作部材に、ガス抜き操作に対応のステム駆動部やガス抜きモードでエアゾール容器側に係合してステムをガス抜き作動状態に自己保持されるような係合部を設けてもよい。
【0048】
以上のガス抜き機能を備えた操作釦を用いるエアゾール式製品としては、洗浄剤,清掃剤,制汗剤,忌避剤(殺虫剤),医薬品,医薬部外品,化粧品,洗濯のりなどがある。
【0049】
エアゾール式製品の内容物には、金属塩類粉末,無機物粉末や樹脂粉末などを用いる。例えばタルク,カオリン,アルミニウムヒドロキシクロライド(アルミ塩),硫酸バリウム,セルロース,これらの混合物などである。また、紫外線吸収剤,油性原料,界面活性剤,保湿剤,高分子化合物,酸化防止剤,金属イオン封鎖剤なども用いる。
【0050】
エアゾール式製品の放出用ガスには、LPG,ジメチルエーテル,フルオロカーボン,炭酸ガス,窒素ガス,圧縮空気,酸素ガス,希ガス,これらの混合ガスなどを用いる。
【0051】
【発明の効果】
このように、操作釦は、ガス抜きモードでステムを駆動するステム駆動部とステムのガス抜き作動状態を自己保持するエアゾール容器側への係合部とステムから出力される残留ガスが送られる開口部などを備えているので、内容物を使い切るまで使用する内容物放出用の操作釦にガス抜き機能を付加し、使用済エアゾール容器のガス抜き作業の簡単化・確実化を図ることができる。
【0052】
また、操作釦は、ガス抜きモードでステムを駆動する凹状部とステムのガス抜き作動状態を自己保持するようにエアゾール容器側に係合する突状部などを、放出操作に対応のステム結合部とは反対側の外面部分に設けているので、操作釦を通常の使用状態とは上下を逆にすることによってガス抜き作業を簡単に行うことができる。
【0053】
また、操作釦は、ガス抜きモードでステムを駆動するリブ状部とステムのガス抜き作動状態を自己保持するようにエアゾール容器側に係合する突状部などを、放出操作に対応のステム結合部と同じ側に設けているので、操作釦を通常の使用状態から偏心させることによってガス抜き作業を簡単に行うことができる。
【0054】
さらに、ガス抜きモードでエアゾール容器側に係合する突状部を、エアゾール容器側の縁部に対応するかたちにしたりステム押圧用のリブ状部を挟む両側の部分に設けているので、ガス抜きモードで操作釦は確実にエアゾール容器側に係合してステムをガス抜き作動状態に保持し、ガス抜き作業の確実化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】通常の使用状態を逆さまにしてガス抜きモードに設定する操作釦(その1)の説明図であり、(a)は当該操作釦単体の上面図、(b)は当該操作釦の通常の使用状態(エアゾール容器の非作動モード)を示している。
【図2】通常の使用状態を逆さまにしてガス抜きモードに設定する操作釦(その1)の説明図であり、ガス抜きモードを示している。
【図3】通常の使用状態から偏心させてガス抜きモードに設定する操作釦(その2)の説明図であり、(a)は当該操作釦単体、(b)当該操作釦の通常の使用状態(エアゾール容器の非作動モード)を示している。
【図4】通常の使用状態から偏心させてガス抜きモードに設定する操作釦(その2)の説明図であり、ガス抜きモードを示している。
【符号の説明】
10:ガス抜き機能を備えた操作釦(その1)
10a:上端部
10b:外周面
11:天面
12:ストッパー
12a:ストッパーの外側部分
13:ガス抜き用凹部
13a:底面部
13b:ガス抜き用の孔部
14:開口部
15:内容物放出用凹部
15a:内容物放出用通路
16:放出口部材
16a:放出口
20:ガス抜き機能を備えた操作釦(その2)
20a:内部空間
21:天面
22:本体部
22a:開放部
23:周回ストッパー
23a:突状部
23b:ストッパーの下端部
24:リブ
24a:下端部
24b:ガス抜き用の切欠き部分
25:フック状ストッパー
25a:突状部
25b:内側上面部
26:内容物放出用凹部
26a:内容物放出用通路
27:放出口部材
27a:放出口
30:エアゾール容器
31:ステム
32:ハウジング
33:マウンテンキャップ
33a:カール部内周面
33b:カール部上縁部
33c:窪み部
33d:ハウジング保持部
33e:クリンチ部分
33f:カール部外側部分
33g:凹部
34:容器本体
L1 :ストッパーの外側部分とガス抜き用凹部の放出口側内周面との間の長さ
L2 :操作釦の上端部とガス抜き用凹部の底面部との間の長さ
L3 :ステムとマウンテンキャップのカール部内周面との間の長さ
L4 :ステムの先端部とマウンテンキャップのカール部上縁部との間の長さ
L5 :フック状ストッパーの内周面と周回ストッパーの内周面との間の長さ
L6 :周回ストッパーの下端部とリブの下端部との間の長さ
L7 :マウンテンキャップのハウジング保持部とマウンテンキャップのカール部外側部分との間の長さ
L8 :クリンチ部分の下側部分とステムの先端部との間の長さ
【発明の属する技術分野】
本発明は、ガス抜き機能を備えたエアゾール容器用操作釦に関し、特に内容物をほぼ使い切った後のエアゾール容器(以下、必要に応じて「使用済エアゾール容器」という。)の残留ガスを簡単・確実に外部空間に排出させる機能を備えたエアゾール容器用操作釦に関する。
【0002】
【従来の技術】
使用済エアゾール容器には内容物放出用のガスが残っていることが多く、その状態で焼却されると爆発事故を起こすことがある。
【0003】
そのため、この残留ガスを外部空間に排出してからエアゾール容器を廃棄することが望ましく、使用済エアゾール容器の残留ガスを抜くための専用バルブボタンや当該ボタンを備えたキャップが開示されている(例えば特許文献1参照)。
【0004】
残留ガスを抜くための専用バルブボタンは、通常、エアゾール容器に内容物が入っている間は必要がないので、内容物を使い切るまで保管しておく。
【0005】
一方、残留ガスを抜くためのバルブボタンを備えたキャップはエアゾール容器の使用・不使用の度にエアゾール容器から着脱される。
【0006】
そして、使用済エアゾール容器のガス抜き作業をする場合には、
・操作釦を取り外した上で、当該バルブボタンやキャップをエアゾール容器に係合させてステムを直接押圧する、
・操作釦を取り付けたまま当該バルブボタンやキャップをエアゾール容器に係合させて操作釦を押圧する(ステムは間接的に押圧される)、
ようにしている。
【0007】
【特許文献1】
特開2002−12276号公報
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
このように、従来の使用済エアゾール容器の残留ガスを抜くための専用のバルブボタンは、内容物を使い切るまで保管しておく必要があり、その管理が面倒であるという問題点があった。
【0009】
また、ガス抜き用のボタンを備えたキャップは、エアゾール容器使用中に当該キャップの取り外しを繰り返し行っている間に紛失してしまうことがあり、その結果ガス抜き作業ができないという問題点があった。
【0010】
そこで本発明では、内容物を使い切るまでエアゾール容器に取り付けられて使用される内容物放出用の操作釦に、ガス抜き機能とガス抜き状態を自己保持する機能とを持たせて、ガス抜き作業の簡単化・確実化を図ることを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】
本発明はこれらの課題を次のようにして解決する。
(1)エアゾール容器(例えば後述のエアゾール容器30)のステム(例えば後述のステム31)に結合して内容物の放出操作に用いられ、かつ、ガス抜き操作の際にはこれとは別の態様で当該ステムを作動させるエアゾール容器用操作釦(例えば後述のガス抜き機能を備えた操作釦10,20)であって、前記放出操作に対応のステム結合部(例えば後述の内容物放出用凹部15,26)と、前記ガス抜き操作に対応のステム駆動部(例えば後述のガス抜き用凹部13,リブ24)と、前記ステム結合部が前記ステムと結合した使用モードでは前記エアゾール容器側に結合せずに、前記ステム駆動部が前記ステムを作動させたガス抜きモードでは前記エアゾール容器側に係合して前記ステムのガス抜き作動状態を自己保持する係合部(例えば後述のストッパー12,突状部23a,25a)と、前記ガス抜きモードが設定されたときに前記ステムの出力側と連通するガス抜き用の開口部(例えば後述の開口部14,内部空間20a)を備える。
(2)上記(1)において、前記ステム駆動部と前記係合部とを前記ステム結合部とは反対側の外面部分(例えば後述の天面11)に設け、前記ステム駆動部を凹状部(例えば後述のガス抜き用凹部13)として、当該凹状部と前記開口部とを連通させる孔部(例えば後述の孔部13b)を形成し、前記係合部を前記エアゾール容器側の縁部(例えば後述のマウンテンキャップのカール部内周面33a)に対応する突状部(例えば後述のストッパー12)とする。
(3)上記(1)において、前記ステム駆動部と前記係合部とを前記ステム結合部と同じ側に設け、前記ステム駆動部をリブ状部(例えば後述のリブ24)とし前記係合部を前記エアゾール容器側の縁部(例えば後述のクリンチ部分33e,凹部33g)に対応する突状部(例えば後述の突状部23a,25a)として前記リブ状部を挟む両側の部分に設ける。
【0012】
本発明によれば、上記(1)のように、内容物放出用の操作釦に、ガス抜き機能に対応のステム駆動部、ガス抜きモードでエアゾール容器側に係合してステム駆動部のステム押圧状態を自己保持する係合部、ステムから出力される残留ガスが送られる開口部などを設けている。
【0013】
これにより、内容物を使い切るまで使用する内容物放出用の操作釦にガス抜き機能とガス抜き状態を自己保持する機能とを付加し、使用済エアゾール容器のガス抜き作業の簡単化・確実化を図っている。
【0014】
また、上記(2)のように、ガス抜き操作に対応のステム駆動用の凹状部とガス抜きモードでエアゾール容器側の縁部に係合してステムのガス抜き作動状態を自己保持する突状部を、内容物の放出操作に対応のステム結合部とは反対側の外面部分に設けている。
【0015】
これにより、操作釦を通常の使用状態とは上下を逆にした状態でステムが作動され、操作釦はガス抜きモードに自己保持される。
【0016】
また、上記(3)のように、ガス抜き操作に対応のステム駆動用のリブ状部とガス抜きモードでエアゾール容器側の縁部に係合してステムのガス抜き作動状態を自己保持する突状部を、内容物の放出操作に対応のステム結合部と同じ側に設けている。
【0017】
これにより、操作釦を通常の使用状態から偏心した状態でステムが作動され、操作釦はガス抜きモードに自己保持される。
【0018】
さらに、上記(2)および上記(3)のように、ガス抜きモードでエアゾール容器側に係合する突状部を、エアゾール容器の形状に対応させたりステム押圧用のリブ状部を挟んで対向するように設けている。これにより、ガス抜きモードで操作釦は確実にエアゾール容器側に係合し、ステムをガス抜き作動状態に保持する。
【0019】
【発明の実施の形態】
図1乃至図4を用いて、本発明の実施の形態を説明する。
図1および図2は通常の使用状態を逆さまにしてガス抜きモードに設定する操作釦(その1)の説明図であり、図1(a)は当該操作釦単体の上面図、図1(b)は当該操作釦の通常の使用状態(エアゾール容器の非作動モード)、図2はガス抜きモードを示している。図3および図4は通常の使用状態から偏心させてガス抜きモードに設定する操作釦(その2)の説明図であり、図3(a)は当該操作釦単体、図3(b)当該操作釦の通常の使用状態(エアゾール容器の非作動モード)、図4はガス抜きモードを示している。
【0020】
これらの図において、
10はガス抜き機能を備えた操作釦(その1),10aは上端部,10bは外周面,
11は当該操作釦の天面,
12は後述のマウンテンキャップのカール内周面33aに係止して操作釦10がガス抜きモードに自己保持されるストッパー,12aは当該ストッパーの外側部分,
13はガス抜きモードで後述のステム31と嵌合するガス抜き用凹部,13aはステム31を押圧する底面部,13bはガス抜き用の孔部,
14はガス抜きモードにおける放出空間となる開口部,
15は通常の使用状態で後述のステム31と嵌合する内容物放出用凹部,15aは内容物放出用通路,
16は放出口部材,16aは放出口,
20はガス抜き機能を備えた操作釦(その2),20aは当該操作釦の成型時に形成される内部空間,
21は当該操作釦の天面,
22は本体部,22aは当該本体部に形成されたガス抜き用の開放部,
23は後述のマウンテンキャップのハウジング保持部33dに係止してガス抜きモードに設定する周回ストッパー,23aはガス抜きモードにおいて後述のマウンテンキャップ33のクリンチ部分33eと嵌合する突状部,23bは当該周回ストッパーの下端部,
24はガス抜きモードで後述のステム31を押圧するリブ,24aは当該リブの下端部,24bはガス抜き用の切欠き部分,
25は後述のマウンテンキャップ33に係止してガス抜きモードに設定するフック状ストッパー,25aはガス抜きモードでマウンテンキャップ33の凹部33gと嵌合する当該ストッパーの内周面に形成された突状部,25bは当該ストッパーの内側上面部,
26は通常の使用状態で後述のステム31と嵌合する内容物放出用凹部,26aは内容物放出用通路,
27は放出口部材,27aは放出口,
30はエアゾール容器,
31はステム,
32はハウジング,
33はマウンテンキャップ,33aは当該マウンテンキャップのカール部内周面,33bは当該マウンテンキャップのカール部上縁部,33cは当該マウンテンキャップのカール部内側に形成された窪み部,33dは当該マウンテンキャップのハウジング保持部,33eは当該マウンテンキャップ33をハウジング32に取り付ける際に形成されるクリンチ部分,33fは当該マウンテンキャップのカール部外側部分,33gは当該マウンテンキャップのカール部下側に形成された凹部,
34は容器本体,
L1 はストッパー12の外側部分12aとガス抜き用凹部13の放出口側内周面との間の長さ,
L2 は操作釦10の上端部10aとガス抜き用凹部13の底面部13aとの間の長さ,
L3 はステム31とマウンテンキャップ33のカール部内周面33aとの間の長さ,
L4 はステム31の先端部とマウンテンキャップ33のカール部上縁部33bとの間の長さ,
L5 はフック状ストッパー25の内周面と周回ストッパー23の内周面との間の長さ,
L6 は周回ストッパー23の下端部23bとリブ24の下端部24aとの間の長さ,
L7 はマウンテンキャップ33のハウジング保持部33dとマウンテンキャップ33のカール部外側部分33fとの間の長さ,
L8 はクリンチ部分33eの下側部分とステム31の先端部との間の長さ,
をそれぞれ示している。
【0021】
ここで、操作釦10,20はポリエチレン,ポリプロピレンなどの合成樹脂製、一方、マウンテンキャップ33はステンレス,アルミニウム,ブリキなどの金属製である。
【0022】
図1のガス抜き機能を備えた操作釦10には、その天面11に、
・ガス抜きモードでステム31と嵌合するガス抜き用凹部13、
・マウンテンキャップ33のカール部内周面33aに係止してガス抜きモードに自己保持されるストッパー12、
などが設けられている。
【0023】
ここで、
・ストッパー12の外側部分12aの曲率半径は、マウンテンキャップ33のカール部内周面33aの曲率半径に対応し、
・ストッパー12の外側部分12aとガス抜き用凹部13の放出口側内周面との間の長さL1 は、ステム31とマウンテンキャップ33のカール部内周面33aとの間の長さL3 よりも長く、
・操作釦10の上端部10aとガス抜き用凹部13の底面部13aとの間の長さL2 はステム31の先端部とマウンテンキャップ33の上縁部33bとの間の長さL4 よりも短くなっている。
【0024】
図1(b)に示すように、通常の使用状態ではステム31は操作釦10の内容物放出用凹部15に嵌合している。この状態で操作釦10の天面11を押圧すると、内容物放出機構により、容器本体34の内容物がステム31(内容物放出用凹部15)や放出用通路15aを通過して放出口16aから外部空間に放出される。
【0025】
エアゾール容器30内の残留ガスを抜く場合は、
(1)操作釦10の外周面10bを持って上方向に引き上げ、ステム31と内容物放出用凹部15との嵌合を解除し、
(2)操作釦10を一旦エアゾール容器30から取り外し、
(3)取り外した操作釦10の上下を逆さまにし、
(4)ガス抜き用凹部13にステム31を挿入してその底面部13aに当接させるとともに、
(5)操作釦10の上端部10aがマウンテンキャップ33のカール部上縁33bに当接するまでストッパー12をマウンテンキャップ33の内周面33aに押し込む。
【0026】
なお、図2に示すように、操作釦10の上端部10aがマウンテンキャップ33のカール部上縁33bに当接すると、ストッパー12の外側部分12aはマウンテンキャップ33のカール部内周面33aに確実に係止された状態に位置決めされる。
【0027】
このとき、
・上述したように、ストッパー12の外側部分12aとガス抜き用凹部13の放出口側内周面との間の長さL1 は、ステム31とマウンテンキャップ33のカール部内周面33aとの間の長さL3 よりも長く、
・操作釦10は合成樹脂製なのである程度の弾性があり、
・一方マウンテンキャップ33は金属製なので操作釦10に比べて硬質であるため、
操作釦10のストッパー12はその弾性力によってマウンテンキャップ33のカール部内周面33aに強制的に押し付けられるかたちで係止される。
【0028】
また、
・ステム31はガス抜き用凹部13に嵌合し、
・操作釦10の上端部10aからガス抜き用凹部13の底面部13aまでの長さL2 は、マウンテンキャップの上縁部33bからステム31の先端部までの長さL4 よりも短いので、
ガス抜き用凹部13の底面部13aがステム31を押圧した状態が維持される。
【0029】
その結果、ステム31に対する弁(図示省略)が開き、容器本体34の残留ガスは、ステム31(ガス抜き用凹部13)−孔部13b−開口部14を経て外部空間に排出される。
【0030】
また、上述の係止作用により操作釦10はガス抜き用凹部13の底面部13aがステム31を押圧した状態に自己保持されるので、一旦操作釦10をガス抜きモードにセットすればそのまま放置しておいても容器本体34に残っているガスを自動的に排出させることができる。
【0031】
ガス抜き終了後は、操作釦10の外周面10bを摘んで上側方向に引き上げてガス抜き用凹部13とステム31との嵌合を解除し、操作釦10とエアゾール容器30とを分別して廃棄すればよい。
【0032】
なお、ガス抜き用凹部13は、ガス抜きモードでステム31を押圧し、ステムがその付勢力によって上動しない程度に保持するような形状であればよく、必ずしも嵌合する必要はない。また、底面部13aにステム押圧用のリブを形成しても良い。
【0033】
また、ストッパー12の外側部分12aに突状部を設け、ガス抜きモードでマウンテンキャップ33のカール部内側に形成された窪み部33cに係止されるようにしてもよい。
【0034】
図3は天地を反転させるのではなく通常の使用状態からずらしてステム31にセットし、ガス抜きモードに設定する操作釦20である。
【0035】
図3に示すように、操作釦20の内部空間20aにはガス抜きモードでステム31を押圧するリブ24が内容物放出用凹部26に隣接して備えられている。また、本体部22には、ガス抜き用の開放部22aが形成され、外周面にはガス抜きモード設定用の周回ストッパー23とフック状ストッパー25とが対向するかたちで設けられている。
【0036】
ここで、
・周回ストッパー23の内周面の曲率半径は、マウンテンキャップ33のハウジング保持部33dの曲率半径に対応し、突状部23aはマウンテンキャップ33のクリンチ部分33eに対応する間隔で形成され、
・フック状ストッパー25の内周面と周回ストッパー23の内周面との間の長さL5 は、マウンテンキャップ33のハウジング保持部33dとマウンテンキャップ33のカール部外側部分33fとの間の長さL7 と略同一であり、
・周回ストッパー23の下端部23bとリブ24の下端部24aとの間の長さL6 はマウンテンキャップ33のクリンチ部分33eの下側部分とステム31の先端部との間の長さL8 よりも短くなっている。
【0037】
図3(b)に示すように、通常の使用状態ではステム31は内容物放出用凹部26に嵌合している。なお、この状態で操作釦20の天面21を押圧すると、容器本体34の内容物がステム31や放出用通路26aを通過して放出口27aから外部空間に放出される。
【0038】
エアゾール容器30の残留ガスを抜く場合は、
(1)操作釦の本体部22を持って上方向に引き上げ、ステム31と内容物放出用凹部26との嵌合を解除し、
(2)操作釦20をエアゾール容器30から取り外し、
(3)取り外した操作釦20を図示左方向にずらし、
(4)ステム31にリブ24の下端部24aを当接させて当該ステムを押し下げるとともに、
(5)周回ストッパー23の突状部23aをマウンテンキャップ33のクリンチ部分33eに嵌合させ、
(6)フック状ストッパー25の内側上面25bがマウンテンキャップ33のカール部上縁33bに当接するまで操作釦20を押し込んで、突状部25aをマウンテンキャップ33の凹部33gに嵌合させる。
【0039】
図4に示すように、フック状ストッパー25の内側上面25bがマウンテンキャップ33のカール部上縁33bに当接すると、それまでマウンテンキャップ33のカール部外側部分33fに乗り上げていた突状部25aは当該マウンテンキャップの凹部33gに入り込むように位置決めされる。
【0040】
上述したように、周回ストッパー23の下端部23bからリブ24の下端部24aまでの長さL6 はマウンテンキャップ33のクリンチ部分33eの下側部分からステム31の先端部までの長さL8 よりも短いので、ステム31はリブ24の下端部24aによって押圧される。
【0041】
その結果、ステム31に対する弁(図示省略)が開き、容器本体34の残留ガスは、ステム31−切欠き部分24b−内部空間20a−開放部22aを経て外部空間に排出される。
【0042】
また、フック状ストッパー25の内周面から周回ストッパー23の内周面までの長さL5 は、マウンテンキャップ33のハウジング保持部33dとマウンテンキャップ33のカール部外側部分33fとの間の長さL7 と略同一なので、周回ストッパー23の突状部23aはマウンテンキャップ33のクリンチ部分33eに強く係止し、フック状ストッパー25の突状部25aはマウンテンキャップ33の凹部33gに強く係止する。
【0043】
この係止作用により、操作釦20はリブ24の下端部24aがステム31を押圧した状態に自己保持されるので、一旦操作釦20をガス抜きモードにセットすればそのまま放置しておいても容器本体34に残っているガスを自動的に排出させることができる。
【0044】
なお、リブ24はガス抜きモードでステム31を押圧するような形状であればよく、例えば、切欠き部分24bは形成しなくてもよい。
【0045】
また、操作釦20がガス抜きモードに自己保持される、すなわちリブ24の下端部24aでステム31を押圧した状態を継続するための手段として、周回ストッパーやフック状ストッパーに突状部を設けずに、例えば、周回ストッパー23の内周面とフック状ストッパー25の内周面との間の長さL5 を、マウンテンキャップ33のハウジング保持部33dとマウンテンキャップ33のカール部外側部分33fとの間の長さL7 よりも少しだけ小さくしてもよい。
【0046】
なお、上述の実施例では、操作釦が合成樹脂製、マウンテンキャップが金属製の場合について説明したが、操作釦が金属製、マウンテンキャップがプラスチック製でもよく、また、操作釦,マウンテンキャップがともに金属製,プラスチック製でもよい。
【0047】
さらに、操作時に傾斜するティルト形式の操作部材に、ガス抜き操作に対応のステム駆動部やガス抜きモードでエアゾール容器側に係合してステムをガス抜き作動状態に自己保持されるような係合部を設けてもよい。
【0048】
以上のガス抜き機能を備えた操作釦を用いるエアゾール式製品としては、洗浄剤,清掃剤,制汗剤,忌避剤(殺虫剤),医薬品,医薬部外品,化粧品,洗濯のりなどがある。
【0049】
エアゾール式製品の内容物には、金属塩類粉末,無機物粉末や樹脂粉末などを用いる。例えばタルク,カオリン,アルミニウムヒドロキシクロライド(アルミ塩),硫酸バリウム,セルロース,これらの混合物などである。また、紫外線吸収剤,油性原料,界面活性剤,保湿剤,高分子化合物,酸化防止剤,金属イオン封鎖剤なども用いる。
【0050】
エアゾール式製品の放出用ガスには、LPG,ジメチルエーテル,フルオロカーボン,炭酸ガス,窒素ガス,圧縮空気,酸素ガス,希ガス,これらの混合ガスなどを用いる。
【0051】
【発明の効果】
このように、操作釦は、ガス抜きモードでステムを駆動するステム駆動部とステムのガス抜き作動状態を自己保持するエアゾール容器側への係合部とステムから出力される残留ガスが送られる開口部などを備えているので、内容物を使い切るまで使用する内容物放出用の操作釦にガス抜き機能を付加し、使用済エアゾール容器のガス抜き作業の簡単化・確実化を図ることができる。
【0052】
また、操作釦は、ガス抜きモードでステムを駆動する凹状部とステムのガス抜き作動状態を自己保持するようにエアゾール容器側に係合する突状部などを、放出操作に対応のステム結合部とは反対側の外面部分に設けているので、操作釦を通常の使用状態とは上下を逆にすることによってガス抜き作業を簡単に行うことができる。
【0053】
また、操作釦は、ガス抜きモードでステムを駆動するリブ状部とステムのガス抜き作動状態を自己保持するようにエアゾール容器側に係合する突状部などを、放出操作に対応のステム結合部と同じ側に設けているので、操作釦を通常の使用状態から偏心させることによってガス抜き作業を簡単に行うことができる。
【0054】
さらに、ガス抜きモードでエアゾール容器側に係合する突状部を、エアゾール容器側の縁部に対応するかたちにしたりステム押圧用のリブ状部を挟む両側の部分に設けているので、ガス抜きモードで操作釦は確実にエアゾール容器側に係合してステムをガス抜き作動状態に保持し、ガス抜き作業の確実化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】通常の使用状態を逆さまにしてガス抜きモードに設定する操作釦(その1)の説明図であり、(a)は当該操作釦単体の上面図、(b)は当該操作釦の通常の使用状態(エアゾール容器の非作動モード)を示している。
【図2】通常の使用状態を逆さまにしてガス抜きモードに設定する操作釦(その1)の説明図であり、ガス抜きモードを示している。
【図3】通常の使用状態から偏心させてガス抜きモードに設定する操作釦(その2)の説明図であり、(a)は当該操作釦単体、(b)当該操作釦の通常の使用状態(エアゾール容器の非作動モード)を示している。
【図4】通常の使用状態から偏心させてガス抜きモードに設定する操作釦(その2)の説明図であり、ガス抜きモードを示している。
【符号の説明】
10:ガス抜き機能を備えた操作釦(その1)
10a:上端部
10b:外周面
11:天面
12:ストッパー
12a:ストッパーの外側部分
13:ガス抜き用凹部
13a:底面部
13b:ガス抜き用の孔部
14:開口部
15:内容物放出用凹部
15a:内容物放出用通路
16:放出口部材
16a:放出口
20:ガス抜き機能を備えた操作釦(その2)
20a:内部空間
21:天面
22:本体部
22a:開放部
23:周回ストッパー
23a:突状部
23b:ストッパーの下端部
24:リブ
24a:下端部
24b:ガス抜き用の切欠き部分
25:フック状ストッパー
25a:突状部
25b:内側上面部
26:内容物放出用凹部
26a:内容物放出用通路
27:放出口部材
27a:放出口
30:エアゾール容器
31:ステム
32:ハウジング
33:マウンテンキャップ
33a:カール部内周面
33b:カール部上縁部
33c:窪み部
33d:ハウジング保持部
33e:クリンチ部分
33f:カール部外側部分
33g:凹部
34:容器本体
L1 :ストッパーの外側部分とガス抜き用凹部の放出口側内周面との間の長さ
L2 :操作釦の上端部とガス抜き用凹部の底面部との間の長さ
L3 :ステムとマウンテンキャップのカール部内周面との間の長さ
L4 :ステムの先端部とマウンテンキャップのカール部上縁部との間の長さ
L5 :フック状ストッパーの内周面と周回ストッパーの内周面との間の長さ
L6 :周回ストッパーの下端部とリブの下端部との間の長さ
L7 :マウンテンキャップのハウジング保持部とマウンテンキャップのカール部外側部分との間の長さ
L8 :クリンチ部分の下側部分とステムの先端部との間の長さ
Claims (3)
- エアゾール容器のステムに結合して内容物の放出操作に用いられ、かつ、ガス抜き操作の際にはこれとは別の態様で当該ステムを作動させるエアゾール容器用操作釦であって、
前記放出操作に対応のステム結合部と、
前記ガス抜き操作に対応のステム駆動部と、
前記ステム結合部が前記ステムと結合した使用モードでは前記エアゾール容器側に結合せずに、前記ステム駆動部が前記ステムを作動させたガス抜きモードでは前記エアゾール容器側に係合して前記ステムのガス抜き作動状態を自己保持する係合部と、
前記ガス抜きモードが設定されたときに前記ステムの出力側と連通するガス抜き用の開口部とを備えた、
ことを特徴とするガス抜き機能を備えたエアゾール容器用操作釦。 - 前記ステム駆動部と前記係合部とを前記ステム結合部とは反対側の外面部分に設け、
前記ステム駆動部を凹状部として、当該凹状部と前記開口部とを連通させる孔部を形成し、
前記係合部を前記エアゾール容器側の縁部に対応する突状部とした、
ことを特徴とする請求項1記載のガス抜き機能を備えたエアゾール容器用操作釦。 - 前記ステム駆動部と前記係合部とを前記ステム結合部と同じ側に設け、
前記ステム駆動部をリブ状部とし、
前記係合部を前記エアゾール容器側の縁部に対応する突状部として前記リブ状部を挟む両側の部分に設けた、
ことを特徴とする請求項1記載のガス抜き機能を備えたエアゾール容器用操作釦。
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JP2016030607A (ja) * | 2014-07-25 | 2016-03-07 | 株式会社ダイゾー | 二重吐出容器 |
JP2018127276A (ja) * | 2017-02-10 | 2018-08-16 | 花王株式会社 | エアゾール容器用カバー体 |
-
2002
- 2002-10-02 JP JP2002289493A patent/JP2004123167A/ja active Pending
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