JP3723330B2 - スプレー缶ガス抜き機構付ふた - Google Patents
スプレー缶ガス抜き機構付ふた Download PDFInfo
- Publication number
- JP3723330B2 JP3723330B2 JP22878997A JP22878997A JP3723330B2 JP 3723330 B2 JP3723330 B2 JP 3723330B2 JP 22878997 A JP22878997 A JP 22878997A JP 22878997 A JP22878997 A JP 22878997A JP 3723330 B2 JP3723330 B2 JP 3723330B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- spray
- lid
- degassing
- upside down
- obstacle
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
- 239000007921 spray Substances 0.000 title claims description 174
- 238000007872 degassing Methods 0.000 title claims description 71
- 239000007788 liquid Substances 0.000 claims description 50
- 238000013022 venting Methods 0.000 claims description 11
- 239000006096 absorbing agent Substances 0.000 claims description 9
- 230000004888 barrier function Effects 0.000 claims 1
- 238000000605 extraction Methods 0.000 claims 1
- 238000000034 method Methods 0.000 description 26
- 238000010943 off-gassing Methods 0.000 description 9
- 238000002347 injection Methods 0.000 description 4
- 239000007924 injection Substances 0.000 description 4
- 238000007664 blowing Methods 0.000 description 3
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 3
- 238000011109 contamination Methods 0.000 description 2
- 238000006073 displacement reaction Methods 0.000 description 2
- 238000005553 drilling Methods 0.000 description 2
- 238000003825 pressing Methods 0.000 description 2
- 239000004820 Pressure-sensitive adhesive Substances 0.000 description 1
- 239000000853 adhesive Substances 0.000 description 1
- 230000001070 adhesive effect Effects 0.000 description 1
- 239000007799 cork Substances 0.000 description 1
- 239000002783 friction material Substances 0.000 description 1
- 230000001771 impaired effect Effects 0.000 description 1
- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 description 1
- 239000000463 material Substances 0.000 description 1
- 238000007789 sealing Methods 0.000 description 1
- 239000007779 soft material Substances 0.000 description 1
- 238000003860 storage Methods 0.000 description 1
Images
Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B65—CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
- B65D—CONTAINERS FOR STORAGE OR TRANSPORT OF ARTICLES OR MATERIALS, e.g. BAGS, BARRELS, BOTTLES, BOXES, CANS, CARTONS, CRATES, DRUMS, JARS, TANKS, HOPPERS, FORWARDING CONTAINERS; ACCESSORIES, CLOSURES, OR FITTINGS THEREFOR; PACKAGING ELEMENTS; PACKAGES
- B65D83/00—Containers or packages with special means for dispensing contents
- B65D83/14—Containers for dispensing liquid or semi-liquid contents by internal gaseous pressure, i.e. aerosol containers comprising propellant
- B65D83/40—Closure caps
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B65—CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
- B65D—CONTAINERS FOR STORAGE OR TRANSPORT OF ARTICLES OR MATERIALS, e.g. BAGS, BARRELS, BOTTLES, BOXES, CANS, CARTONS, CRATES, DRUMS, JARS, TANKS, HOPPERS, FORWARDING CONTAINERS; ACCESSORIES, CLOSURES, OR FITTINGS THEREFOR; PACKAGING ELEMENTS; PACKAGES
- B65D83/00—Containers or packages with special means for dispensing contents
- B65D83/14—Containers for dispensing liquid or semi-liquid contents by internal gaseous pressure, i.e. aerosol containers comprising propellant
- B65D83/16—Actuating means
- B65D83/24—Arrangements for keeping the actuating means in the active position, e.g. for continuous dispensing
Landscapes
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Dispersion Chemistry (AREA)
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Containers And Packaging Bodies Having A Special Means To Remove Contents (AREA)
- Filling Or Discharging Of Gas Storage Vessels (AREA)
- Nozzles (AREA)
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、使わなくなった各種のスプレー缶の缶内部に残存する高圧ガスのガス抜きを行う方法であり、手間をかけずにきわめて清潔に処理するための、スプレー缶ガス抜き機構付ふたに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、使わなくなったスプレー缶のガス抜きには下記のような方法があった。
(イ)噴射ボタンをガス抜け音がしなくなるまで指で押し続ける。
(ロ)穴開け器具を用いて缶本体に穴を開ける。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、これには問題点があった。
(イ)噴射ボタンを指で押す方法は、時間がかかるので手が疲れてしまうし、残液の吹き出しによる汚れの心配もある。
(ロ)缶本体に穴を開ける方法は、器具を用意したり管理するのがめんどうだし、これも残液の吹き出しによる汚れを覚悟する必要がある。
本発明は、このような問題点を除くためになされたものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本発明のうち請求項1記載の発明は、スプレー缶を安定して逆立ちに保持することができる上ぶたを形成し、その上ぶたを残液の受け皿とし、ふた側面の一部にガス抜け部を設け、ふた底の中央部に水平な平面部を設け、そこで活用するためにスプレー缶の噴射ボタンをちょうど押し込めるだけの高さをもった台状の障害物を形成し、通常は邪魔にならないように他所に備え、ガス抜き時にこれを移転載置し、次に、スプレー缶を逆立ちに差し込んで用いる。
【0005】
本発明のうち請求項2記載の発明は、スプレー缶を安定して逆立ちに保持することができる上ぶたを形成し、その上ぶたを残液の受け皿とし、ふた側面の一部にガス抜け部を設け、ふた底の中心部に柱状の突起部を設け、そこで活用するためにスプレー缶の噴射ボタンをちょうど押し込めるだけの高さをもった穴付の障害物を形成し、通常は邪魔にならないように他所に備え、ガス抜き時にこれを移転装着し、次に、スプレー缶を逆立ちに差し込んで用いる。
【0006】
本発明のうち請求項3記載の発明は、スプレー缶を安定して逆立ちに保持することができる上ぶたを形成し、その上ぶたを残液の受け皿とし、ふた側面の一部にガス抜け部を設け、ふた底に中心部を通り周辺部に至るレール状の突起部を設け、そこで活用するためにスプレー缶の噴射ボタンをちょうど押し込めるだけの高さをもったメサ溝付の障害物を形成し、通常は邪魔にならないように周辺部に寄せた状態で取り付けておき、ガス抜き時にこれを中心部へと移動装着し、次に、スプレー缶を逆立ちに差し込んで用いる。
【0007】
本発明のうち請求項4記載の発明は、スプレー缶を安定して逆立ちに保持することができる上ぶたを形成し、その上ぶたを残液の受け皿とし、ふた側面の一部にガス抜け部を設け、ふた底の中心と周辺の中間部に軸状の突起部を設け、そこで活用するためにスプレー缶の噴射ボタンをちょうど押し込めるだけの高さをもった軸穴付の障害物を形成し、通常は邪魔にならないように周辺部に寄せた状態で取り付けておき、ガス抜き時にこれを中心部へと回転装着し、次に、スプレー缶を逆立ちに差し込んで用いる。
【0008】
本発明のうち請求項5記載の発明は、スプレー缶を安定して逆立ちに保持することができる上ぶたを形成し、その上ぶたを残液の受け皿とし、ふた側面の一部にガス抜け部を設け、ふた底の中央部に囲い状の突起部を設け、そこで活用するためにスプレー缶の噴射ボタンをちょうど押し込めるだけの高さを得ることができるキャップ状の障害物を形成し、通常は邪魔にならないように開口部が見える向きで取り付けておき、ガス抜き時にこれを取り外して反転装着し、次に、スプレー缶を逆立ちに差し込んで用いる。
【0009】
本発明のうち請求項6記載の発明は、スプレー缶を安定して逆立ちに保持することができる上ぶたを形成し、その上ぶたを残液の受け皿とし、ふた側面の一部にガス抜け部を設け、ふた底の中央部に側面の凸凹で止める突起部を設け、そこで活用するためにスプレー缶の噴射ボタンをちょうど押し込めるだけの高さを得ることができる側面の凸凹で止まる障害物を形成し、通常は邪魔にならないように低い位置に止め付けておき、ガス抜き時にこれを外して高い位置にかさ上げ装着し、次に、スプレー缶を逆立ちに差し込んで用いる。
【0010】
本発明のうち請求項7記載の発明は、スプレー缶を安定して逆立ちに保持することができる上ぶたを形成し、その上ぶたを残液の受け皿とし、ふた側面の一部にガス抜け部を設け、ふた底の中央部に接触すればスプレー缶の噴射ボタンをちょうど押し込めるほどの高さをもった筒状の突起部を設け、そこで活用するために薄板状の障害物を形成し、通常は邪魔にならないように他所に備え、ガス抜き時にこれを移転載置し、次に、スプレー缶を逆立ちに差し込んで用いる。
【0011】
本発明のうち請求項8記載の発明は、スプレー缶を安定して逆立ちに保持することができる上ぶたを形成し、その上ぶたを残液の受け皿とし、ふた側面の一部にガス抜け部を設け、ふた底の中心部に筒状の穴部を設け、そこで活用するためにスプレー缶の噴射ボタンをちょうど押し込めるだけの長さをもった棒状の障害物を形成し、通常は邪魔にならないように他所に備え、ガス抜き時にこれをスプレー缶に上ぶたをかぶせた状態でその長さの一部を外側より移転挿入し、次に、スプレー缶ごと逆立ちに立ててすべての長さを挿入して用いる。
【0012】
本発明のうち請求項9記載の発明は、請求項1、2、3、4、5、6、7又は8記載の発明の構造物に加えて、通常のスプレー缶のふたとしての使用状態でできるだけ気密性をもたせるために、ガス抜きの前に取り除く条件のもとに構造の上で通気孔となるガス抜け部や筒状の穴部に通気性のない閉鎖物を設け、ガス抜きの後で残液をこぼすことなく廃棄処分まで行うために、上ぶたの内面に液体吸収体を設けるものとし、各請求項において述べた方法で用いる。
【0013】
なお、上記したいずれの発明も、同じタイプのスプレー缶にならばガス抜き専用としてくり返し使用することが可能であるが、本発明が解決しようとする課題からいえば従来のふたと同じようにスプレー缶に1個ずつ必要品として付けて通常はただのふたとして用い、スプレー缶の内容物がなくなったり不用となったときに本来の目的であるガス抜きに用いて使用後は使い捨てとするのがよい。
【0014】
【発明の実施の形態】
本発明のうち、請求項1の発明の実施の形態を図面に基づいて述べる。
まず、図1及び図2に示すこの発明の基本例の構造について説明する。
(イ)スプレー缶を安定して逆立ちに保持することができるようにふた底が大きく、その円周がふた開口部の円周と平行をなす上ぶた1を形成する。
(ロ)このとき、ふた側面の開口部近くの一部にすき間や切欠き又は貫通穴などのガス抜け部2を設ける。
(ハ)加えて、ふた底の内面の中央部に水平な平面部3を設ける。
(ニ)上記した水平な平面部3に載置して活用するために、スプレー缶の噴射ボタンをちょうど押し込めるだけの高さをもった円柱形などの台状の障害物4を形成する。
(ホ)そして、通常は邪魔にならないように他所に備えておく。
次に、ガス抜き時の使用方法とそれに伴う現象について説明する。
(イ)スプレー缶から上ぶた1を取り外し、残液の受け皿とするために内部を上向きにして作業場所の平らな所に置く。
(ロ)そして、ふた底の中央部の水平な平面部3に台状の障害物4を他所より移転して載置する。
(ハ)次に、スプレー缶を噴射ボタンの出口がふた側面にあるガス抜け部2に対してできるだけ正反対を向くようにして逆立ちに持ち、上ぶた1にきっちりと差し込む。
(ニ)以上の処置で、スプレー缶の噴射ボタンが台状の障害物4に当たって押し込まれ、ガス抜きが始まる。
(ホ)缶内部より出た高圧ガスは、上ぶた1の中に充満しながらふた側面に設けたガス抜け部2を通って外気中に放出される。
(ヘ)缶内部より出た残液は、上ぶた1のふた側面に当たって流れ落ち、ふた底にたまるので心配ない。
(ト)この状態で、ガス抜け音がしなくなるまで放置しておけば、スプレー缶のガス抜きは完了する。
(チ)後は、廃棄処分をすればよい。
【0015】
図3及び図4に示したものは、この発明の応用例の1つである。
先の基本例に示したものとの違いは、スプレー缶への固着方式が異なる上ぶた1を用いている点であり、この応用例には図示した通りの中止め式の突起部5が存在する。
そこで、この中止め式の突起部5の内側のふた底部分に水平な平面部3を設け、そこに入れて載置できる大きさの台状の障害物4を用いたものである。
これにより、ガス抜き時に中止め式の突起部5が台状の障害物4の大幅な位置ずれを防ぐことになる。
その他の構造及び使用方法とそれに伴う現象は、基本例に準ずる。
【0016】
本発明のうち、請求項2の発明の実施の形態を図面に基づいて述べる。
まず、図5及び図6に示すこの発明の基本例の構造について説明する。
(イ)スプレー缶を安定して逆立ちに保持することができるようにふた底が大きく、その円周がふた開口部の円周と平行をなす上ぶた1を形成する。
(ロ)このとき、ふた側面の開口部近くの一部にすき間や切欠き又は貫通穴などのガス抜け部2を設ける。
(ハ)加えて、ふた底の内面の中心部に柱状の突起部6を設ける。
(ニ)上記した柱状の突起部6に装着して活用するために、スプレー缶の噴射ボタンをちょうど押し込めるだけの高さをもった円柱形などの穴付の障害物7を形成する。
(ホ)そして、通常は邪魔にならないように他所に備えておく。
次に、ガス抜き時の使用方法とそれに伴う現象について説明する。
(イ)スプレー缶から上ぶた1を取り外し、残液の受け皿とするために内部を上向きにして作業場所の平らな所に置く。
(ロ)そして、ふた底の中心部の柱状の突起部6に穴付の障害物7を他所より移転して装着する。
(ハ)次に、スプレー缶を噴射ボタンの出口がふた側面にあるガス抜け部2に対してできるだけ正反対を向くようにして逆立ちに持ち、上ぶた1にきっちりと差し込む。
(ニ)以上の処置で、スプレー缶の噴射ボタンが穴付の障害物7に当たって押し込まれ、ガス抜きが始まる。
(ホ)缶内部より出た高圧ガスは、上ぶた1の中に充満しながらふた側面に設けたガス抜け部2を通って外気中に放出される。
(ヘ)缶内部より出た残液は、上ぶた1のふた側面に当たって流れ落ち、ふた底にたまるので心配ない。
(ト)この状態で、ガス抜け音がしなくなるまで放置しておけば、スプレー缶のガス抜きは完了する。
(チ)後は、廃棄処分をすればよい。
【0017】
図7及び図8に示したものは、この発明の応用例の1つである。
先の基本例に示したものとの違いは、ふた底の周辺部に中心部にある柱状の突起部6と同じものを追加して設けたことである。
これにより、通常時に穴付の障害物7をここに備えておける利点がある。
その他の構造及び使用方法とそれに伴う現象は、基本例に準ずる。
【0018】
本発明のうち、請求項3の発明の実施の形態を図面に基づいて述べる。
まず、図9及び図10に示すこの発明の基本例の構造について説明する。
(イ)スプレー缶を安定して逆立ちに保持することができるようにふた底が大きく、その円周がふた開口部の円周と平行をなす上ぶた1を形成する。
(ロ)このとき、ふた側面の開口部近くの一部にすき間や切欠き又は貫通穴などのガス抜け部2を設ける。
(ハ)加えて、ふた底の内面に中心部を通り周辺部に至るメサ形のレール状の突起部8を設ける。
(ニ)上記したレール状の突起部8に装着して活用するために、スプレー缶の噴射ボタンをちょうど押し込めるだけの高さをもった円柱形などのメサ溝付の障害物9を形成する。
(ホ)そして、通常は邪魔にならないように周辺部に寄せた状態で取り付けておく。
次に、ガス抜き時の使用方法とそれに伴う現象について説明する。
(イ)スプレー缶から上ぶた1を取り外し、残液の受け皿とするために内部を上向きにして作業場所の平らな所に置く。
(ロ)そして、ふた底の周辺部に寄せておいたメサ溝付の障害物9をレール状の突起部8を利用して中心部に移動して装着する。
(ハ)次に、スプレー缶を噴射ボタンの出口がふた側面にあるガス抜け部2に対してできるだけ正反対を向くようにして逆立ちに持ち、上ぶた1にきっちりと差し込む。
(ニ)以上の処置で、スプレー缶の噴射ボタンがメサ溝付の障害物9に当たって押し込まれ、ガス抜きが始まる。
(ホ)缶内部より出た高圧ガスは、上ぶた1の中に充満しながらふた側面に設けたガス抜け部2を通って外気中に放出される。
(ヘ)缶内部より出た残液は、上ぶた1のふた側面に当たって流れ落ち、ふた底にたまるので心配ない。
(ト)この状態で、ガス抜け音がしなくなるまで放置しておけば、スプレー缶のガス抜きは完了する。
(チ)後は、廃棄処分をすればよい。
【0019】
図11及び図12に示したものは、この発明の応用例の1つである。
先の基本例に示したものとの違いは、ふた底やふた側面にメサ溝付の障害物9を定位置に止め付けるためのストッパーとなる凸部10を追加して設けたことである。
これにより、通常時及びガス抜き時ともにメサ溝付の障害物9の位置ずれを気にする必要がなくなる。
その他の構造及び使用方法とそれに伴う現象は、基本例に準ずる。
【0020】
本発明のうち、請求項4の発明の実施の形態を図面に基づいて述べる。
まず、図13及び図14に示すこの発明の基本例の構造について説明する。
(イ)スプレー缶を安定して逆立ちに保持することができるようにふた底が大きく、その円周がふた開口部の円周と平行をなす上ぶた1を形成する。
(ロ)このとき、ふた側面の開口部近くの一部にすき間や切欠き又は貫通穴などのガス抜け部2を設ける。
(ハ)加えて、ふた底の内面の中心と周辺の中間部に軸状の突起部11を設ける。
(ニ)上記した軸状の突起部11に装着して活用するために、スプレー缶の噴射ボタンをちょうど押し込めるだけの高さをもった段付の円柱形などの軸穴付の障害物12を形成する。
(ホ)そして、通常は邪魔にならないように周辺部に寄せた状態で取り付けておく。
次に、ガス抜き時の使用方法とそれに伴う現象について説明する。
(イ)スプレー缶から上ぶた1を取り外し、残液の受け皿とするために内部を上向きにして作業場所の平らな所に置く。
(ロ)そして、ふた底の周辺部に寄せておいた軸穴付の障害物12を軸状の突起部11を利用して中心部に回転して装着する。
(ハ)次に、スプレー缶を噴射ボタンの出口がふた側面にあるガス抜け部2に対してできるだけ正反対を向くようにして逆立ちに持ち、上ぶた1にきっちりと差し込む。
(ニ)以上の処置で、スプレー缶の噴射ボタンが軸穴付の障害物12に当たって押し込まれ、ガス抜きが始まる。
(ホ)缶内部より出た高圧ガスは、上ぶた1の中に充満しながらふた側面に設けたガス抜け部2を通って外気中に放出される。
(ヘ)缶内部より出た残液は、上ぶた1のふた側面に当たって流れ落ち、ふた底にたまるので心配ない。
(ト)この状態で、ガス抜け音がしなくなるまで放置しておけば、スプレー缶のガス抜きは完了する。
(チ)後は、廃棄処分をすればよい。
【0021】
図15及び図16に示したものは、この発明の応用例の1つである。
先の基本例に示したものとの違いは、ふた底やふた側面に軸穴付の障害物12を定位置に止め付けるためのストッパーとなる凸部10を追加して設けたことである。
これにより、通常時及びガス抜き時ともに軸穴付の障害物12の位置ずれを気にする必要がなくなる。
その他の構造及び使用方法とそれに伴う現象は、基本例に準ずる。
【0022】
本発明のうち、請求項5の発明の実施の形態を図面に基づいて述べる。
まず、図17及び図18に示すこの発明の基本例の構造について説明する。
(イ)スプレー缶を安定して逆立ちに保持することができるようにふた底が大きく、その円周がふた開口部の円周と平行をなす上ぶた1を形成する。
(ロ)このとき、ふた側面の開口部近くの一部にすき間や切欠き又は貫通穴などのガス抜け部2を設ける。
(ハ)加えて、ふた底の内面の中央部に囲い状の突起部13を設ける。
(ニ)上記した囲い状の突起部13に装着して活用するために、スプレー缶の噴射ボタンをちょうど押し込めるだけの高さを得ることができる底付の円筒形などのキャップ状の障害物14を形成する。
(ホ)そして、通常は邪魔にならないように開口部が見える向きで取り付けておく。
次に、ガス抜き時の使用方法とそれに伴う現象について説明する。
(イ)スプレー缶から上ぶた1を取り外し、残液の受け皿とするために内部を上向きにして作業場所の平らな所に置く。
(ロ)そして、そた底の中央部の囲い状の突起部13に開口部が見える向きで取り付けておいたキャップ状の障害物14を、一度取り外して反転して装着する。
(ハ)次に、スプレー缶を噴射ボタンの出口がふた側面にあるガス抜け部2に対してできるだけ正反対を向くようにして逆立ちに持ち、上ぶた1にきっちりと差し込む。
(ニ)以上の処置で、スプレー缶の噴射ボタンがキャップ状の障害物14に当たって押し込まれ、ガス抜きが始まる。
(ホ)缶内部より出た高圧ガスは、上ぶた1の中に充満しながらふた側面に設けたガス抜け部2を通って外気中に放出される。
(ヘ)缶内部より出た残液は、上ぶた1のふた側面に当たって流れ落ち、ふた底にたまるので心配ない。
(ト)この状態で、ガス抜け音がしなくなるまで放置しておけば、スプレー缶のガス抜きは完了する。
(チ)後は、廃棄処分をすればよい。
【0023】
図19及び図20に示したものは、この発明の応用例の1つである。
先の基本例に示したものとの違いは、囲い状の突起部13の内側となるふた底を開口したことと、そこに装着するキャップ状の障害物14を段付の形状にしたことである。
これにより、ガス抜きのために反転装着するときにキャップ状の障害物14が取り外しやすくなる。
その他の構造及び使用方法とそれに伴う現象は、基本例に準ずる。
【0024】
本発明のうち、請求項6の発明の実施の形態を図面に基づいて述べる。
まず、図21及び図22に示すこの発明の基本例の構造について説明する。
(イ)スプレー缶を安定して逆立ちに保持することができるようにふた底が大きく、その円周がふた開口部の円周と平行をなす上ぶた1を形成する。
(ロ)このとき、ふた側面の開口部近くの一部にすき間や切欠き又は貫通穴などのガス抜け部2を設ける。
(ハ)加えて、ふた底の内面の中央部に側面の凸凹で止める突起部15を設ける。
(ニ)上記した側面の凸凹で止める突起部15に装着して活用するために、スプレー缶の噴射ボタンをちょうど押し込めるだけの高さを得ることができる円いキャップ形などの側面の凸凹で止まる障害物16を形成する。
(ホ)そして、通常は邪魔にならないように低い位置に止め付けておく。
なお、この基本例として図示したものは、側面の凸凹で止める突起部15が段付の案内溝つまり凹部をもち、側面の凸凹で止まる障害物16が出べそ状の凸部をもっているが、構造的にはその逆の、側面の凸凹で止める突起部15が出べそ状の凸部をもち、側面の凸凹で止まる障害物16が段付の案内溝つまり凹部をもっていても何ら問題はないものである。
次に、ガス抜き時の使用方法とそれに伴う現象について説明する。
(イ)スプレー缶から上ぶた1を取り外し、残液の受け皿とするために内部を上向きにして作業場所の平らな所に置く。
(ロ)そして、ふた底の中央部の側面の凸凹で止める突起部15に低い位置で止め付けておいた側面の凸凹で止まる障害物16を、回して外して高い位置にかさ上げして装着する。
(ハ)次に、スプレー缶の噴射ボタンの出口がふた側面にあるガス抜け部2に対してできるだけ正反対を向くようにして逆立ちに持ち、上ぶた1にきっちりと差し込む。
(ニ)以上の処置で、スプレー缶の噴射ボタンが側面の凸凹で止まる障害物16に当たって押し込まれ、ガス抜きが始まる。
(ホ)缶内部より出た高圧ガスは、上ぶた1の中に充満しながらふた側面に設けたガス抜け部2を通って外気中に放出される。
(ヘ)缶内部より出た残液は、上ぶた1のふた側面に当たって流れ落ち、ふた底にたまるので心配ない。
(ト)この状態で、ガス抜け音がしなくなるまで放置しておけば、スプレー缶のガス抜きは完了する。
(チ)後は、廃棄処分をすればよい。
【0025】
図23及び図24に示したものは、この発明の応用例の1つである。
先の基本例に示したものとの違いは、側面の凸凹で止める突起部15と側面の凸凹で止まる障害物16を雌雄で一対となるねじ付にしたことである。
なお、図面では側面の凸凹で止める突起部15が雄ねじをもち、側面の凸凹で止まる障害物16が雌ねじをもっているが、構造的にはその逆を採用しても何ら問題はないものである。
その他の構造及び使用方法とそれに伴う現象は、基本例に準ずる。
【0026】
本発明のうち、請求項7の発明の実施の形態を図面に基づいて述べる。
まず、図25及び図26に示すこの発明の基本例の構造について説明する。
(イ)スプレー缶を安定して逆立ちに保持することができるようにふた底が大きく、その円周がふた開口部の円周と平行をなす上ぶた1を形成する。
(ロ)このとき、ふた側面の開口部近くの一部にすき間や切欠き又は貫通穴などのガス抜け部2を設ける。
(ハ)加えて、ふた底の内面の中央部に接触すればスプレー缶の噴射ボタンをちょうど押し込めるほどの高さをもった筒状の突起部17を設ける。
(ニ)上記した筒状の突起部17に載置して活用するために、円板形などの薄板状の障害物18を形成する。
(ホ)そして、通常は邪魔にならないように他所に備えておく。
次に、ガス抜き時の使用方法とそれに伴う現象について説明する。
(イ)スプレー缶から上ぶた1を取り外し、残液の受け皿とするために内部を上向きにして作業場所の平らな所に置く。
(ロ)そして、ふた底の中央部の筒状の突起部17に薄板状の障害物18を他所より移転して載置する。
(ハ)次に、スプレー缶を噴射ボタンの出口がふた側面にあるガス抜け部2に対してできるだけ正反対を向くようにして逆立ちに持ち、上ぶた1にきっちりと差し込む。
(ニ)以上の処置で、スプレー缶の噴射ボタンが薄板状の障害物18に当たって押し込まれ、ガス抜きが始まる。
(ホ)缶内部より出た高圧ガスは、上ぶた1の中に充満しながらふた側面に設けたガス抜け部2を通って外気中に放出される。
(ヘ)缶内部より出た残液は、上ぶた1のふた側面に当たって流れ落ち、ふた底にたまるので心配ない。
(ト)この状態で、ガス抜け音がしなくなるまで放置しておけば、スプレー缶のガス抜きは完了する。
(チ)後は、廃棄処分をすればよい。
【0027】
図27及び図28に示したものは、この発明の応用例の1つである。
先の基本例に示したものとの違いは、スプレー缶への固着方式が異なる上ぶた1を用いている点であり、この応用例には図示した通りの中止め式の突起部5が存在する。
そこで、この中止め式の突起部5が基本例に述べた筒状の突起部17と同じ働きをするようにしたものである。
つまり、ふた底の中央部には接触すればスプレー缶の噴射ボタンをちょうど押し込めるほどの高さを筒状に残して、3か所の切欠き部をもった中止め式の突起部5を設ける。
なお、薄板状の障害物18はそこに載置して活用できるように、円板の外周に3か所の突き出し部をもったものを形成する。
これにより、ガス抜きを可能にしたものである。
その他の構造及び使用方法とそれに伴う現象は、基本例に準ずる。
【0028】
本発明のうち、請求項8の発明の実施の形態を図面に基づいて述べる。
まず、図29及び図30に示すこの発明の基本例の構造について説明する。
(イ)スプレー缶を安定して逆立ちに保持することができるようにふた底が大きく、その円周がふた開口部の円周と平行をなす上ぶた1を形成する。
(ロ)このとき、ふた側面の開口部近くの一部にすき間や切欠き又は貫通穴などのガス抜け部2を設ける。
(ハ)加えて、ふた底の内面の中心部に筒状の穴部19を設ける。
(ニ)上記した筒状の穴部19に外側から挿入して活用するために、スプレー缶の噴射ボタンをちょうど押し込めるだけの長さをもった細い円柱形などの棒状の障害物20を形成する。
(ホ)そして、通常は邪魔にならないように他所に備えておく。
次に、ガス抜き時の使用方法とそれに伴う現象について説明する。
(イ)上ぶた1を、ふた側面にあるガス抜け部がスプレー缶の噴射ボタンの出口の向きに対してできるだけ正反対に位置するように持ち、缶本体にきっちりとかぶせる。
(ロ)そして、ふた底の中央部の筒状の穴部19に棒状の障害物20を他所より移転して、その長さの一部を外側より挿入する。
(ハ)次に、上ぶた1を残液の受け皿とするためにスプレー缶ごと逆立ちに持ち、作業場所の平らな所に押し付けて棒状の障害物20のすべての長さを挿入し、ふた底が接触した状態にして置く。
(ニ)以上の処置で、スプレー缶の噴射ボタンが棒状の障害物20に当たって押し込まれ、ガス抜きが始まる。
(ホ)缶内部より出た高圧ガスは、上ぶた1の中に充満しながらふた側面に設けたガス抜け部2を通って外気中に放出される。
(ヘ)缶内部より出た残液は、上ぶた1のふた側面に当たって流れ落ち、ふた底にたまるので心配ない。
(ト)この状態で、ガス抜け音がしなくなるまで放置しておけば、スプレー缶のガス抜きは完了する。
(チ)後は、廃棄処分をすればよい。
【0029】
図31及び図32に示したものは、この発明の応用例の1つである。
先の基本例に示したものとの違いは、ふた底の中間部に棒状の障害物20を挿入できる収納場所となる凹部21を追加して設け、棒状の障害物20の形状をT形とし、加えて上ぶた1のふた底の外面を上げ底にしたことである。
これにより、通常時に棒状の障害物20を収納場所となる凹部21に備えておけるし、ガス抜き時に移転挿入するときも扱いやすくなり、上ぶた1の安定性も損なわない利点がある。
その他の構造及び使用方法とそれに伴う現象は、基本例に準ずる。
【0030】
本発明のうち、請求項9の発明の実施の形態を図面に基づいて述べる。
まず、図33及び図34に示すこの発明の基本例の構造について説明する。
(イ)請求項1、2、3、4、5、6、7又は8の各請求項に記載した構造物は、もちろん必要である。
(ロ)加えて、通常のスプレー缶のふたとしての使用状態でできるだけ気密性をもたせるために、ガス抜きの前に取り除く条件のもとに構造の上で通気孔となるガス抜け部2や筒状の穴部19に通気性のない閉鎖物22を設ける。
ここでは、通気性のない閉鎖物22をシール貼りをしたり、上ぶた1の形成時に薄皮を残したりして作ることができる薄皮状のものにした。
(ハ)又、ガス抜きの後で残液をこぼすことなく廃棄処分まで行うために、上ぶた1のガス抜け部2とは反対方向となる内面に液体吸収体23を貼り付けたりして設ける。
ここでは、液体吸収体23を扇形などに作ったふた底用のものにした。
なお、上記した通気性のない閉鎖物22と液体吸収体23は、各請求項において2つとも採用してもよいし、どちらか1つだけで採用しても良いものとする。
次に、ガス抜き時の使用方法とそれに伴う現象について説明する。
(イ)何よりも先に、通気性のない閉鎖物22を取り除く。
ここでは、シールをはがしたり、薄皮を棒状の障害物20などを用いて破孔したりする。
(ロ)後は、請求項1、2、3、4、5、6、7又は8の記載通りである。
(ハ)その中で、液体吸収体23は缶内部より出た残液を吸収する。
ここでは、ふた側面に当たって流れ落ちた残液をふた底にとどめる役目をする。
【0031】
図35及び図36に示したものは、この発明の応用例の1つである。
先の基本例に示したものとの違いは、通気性のない閉鎖物22を上ぶた1とは別に形成してふた栓や盲栓などの栓状のものにしたことと、液体吸収体23を正方形などに作ってふた側面用のものにしたことである。
これにより、通気性のない閉鎖物22は簡単に抜き取ることができるし、液体吸収体23は残液をその吹き出し方向で直接吸い取ることができる。
その他の構造及び使用方法とそれに伴う現象は、基本例に準ずる。
【0032】
【実施例】
本発明のガス抜き時の工程の中で最も大切なのは、スプレー缶の噴射ボタンが各請求項において述べた障害物に当たって問題なく押し込まれることである。
もちろん、各障害物はスプレー缶の上ぶた1と同材質などで形成し表面に何も処置を施さなくても十分な役目を果たし得るが、ここでは、噴射ボタンがほとんど滑ることなく各障害物がより確実に作用できる工夫を実施例としていくつか上げておく。
(イ)各障害物の上面にローレット加工状などの、細かな凸凹面を形成する。
(ロ)各障害物の上面にサンドペーパーなどを貼って、高摩擦材面を設ける。
(ハ)各障害物の上面に薄いゴムやコルクなどを貼って、軟質材面を設ける。
(ニ)請求項1記載の台状の障害物4に関しては、上記した上面側の処置に加えて、図37に示すがごとくその底面に両面テープなどを付けて粘着剤面24を設けるとよい。
これにより、台状の障害物4を上ぶた1のふた底に固着できるためこちらの方の滑り、つまり位置ずれを気にする必要もなくなる。
なお、この粘着剤面24を各障害物の上面に施したとしても結果的に十分な効果が上げられるので、これも実施例の1つとして図面に示しておく。
(ホ)請求項8記載の棒状の障害物20に関しては、その上面の面積が小さい場合に、これまでに述べた処置を適用しずらくなる。
そこで、図38に示すがごとく逆により面積が小さくなるようにその先端部を円すい状などに形成し、相手側にその先端部が案内されて入る凹部付の噴射ボタン25を形成して採用するとよい。
これにより、棒状の障害物20は確実に凹部付の噴射ボタン25の中心を押すことができる。
なお、各障害物の高さ及び長さは、これらの処置も含めてスプレー缶の噴射ボタンをちょうど押し込めるだけの寸法に仕上げるものとする。
【0033】
【発明の効果】
本発明の方法により、以下のような効果が得られる。
(イ)特別な人力や器具を用いることがないので、噴射ボタンを押し続けて手が疲れるとか、穴開け器具を用意したり管理するのがめんどうくさいなどの問題点から解放される。
(ロ)従来のガス抜き作業につきものであった残液の吹き出しを、上ぶた1の内部にとどめることによって、作業者及び作業場所を汚す可能性をほとんどなくしてしまったのは、特筆すべきことである。
(ハ)通常時には従来よりあるふたと同じように使用できるので、ガス抜き用の構造をもつことによる問題は起こらないし、使い捨てとして各1個スプレー缶に装備することで、ガス抜きの必要性を使用者にアピールできる。
(ニ)ガス抜き時の手順が簡単で、ほとんどの発明がその構造物を上ぶた1の内部や缶底に備えておけるため、スプレー缶が不用となった時にその場でガス抜き作業を済ませてしまうことができる。
つまり本発明は、手間がかからずきわめて清潔な処理が可能で、ガス抜きを奨励しいつでもどこでも行える利点をもったガス抜き方法である。
【図面の簡単な説明】
【図1】請求項1の発明の実施の形態の、基本例の通常時を示す縦断面図である。
【図2】請求項1の発明の実施の形態の、基本例のガス抜き時を示す縦断面図である。
【図3】請求項1の発明の実施の形態の、応用例の通常時を示す縦断面図である。
【図4】請求項1の発明の実施の形態の、応用例のガス抜き時を示す縦断面図である。
【図5】請求項2の発明の実施の形態の、基本例の通常時を示す縦断面図である。
【図6】請求項2の発明の実施の形態の、基本例のガス抜き時を示す縦断面図である。
【図7】請求項2の発明の実施の形態の、応用例の通常時を示す縦断面図である。
【図8】請求項2の発明の実施の形態の、応用例のガス抜き時を示す縦断面図である。
【図9】請求項3の発明の実施の形態の、基本例の通常時を示す縦断面図である。
【図10】請求項3の発明の実施の形態の、基本例のガス抜き時を示す縦断面図である。
【図11】請求項3の発明の実施の形態の、応用例の通常時を示す縦断面図である。
【図12】請求項3の発明の実施の形態の、応用例のガス抜き時を示す縦断面図である。
【図13】請求項4の発明の実施の形態の、基本例の通常時を示す縦断面図である。
【図14】請求項4の発明の実施の形態の、基本例のガス抜き時を示す縦断面図である。
【図15】請求項4の発明の実施の形態の、応用例の通常時を示す縦断面図である。
【図16】請求項4の発明の実施の形態の、応用例のガス抜き時を示す縦断面図である。
【図17】請求項5の発明の実施の形態の、基本例の通常時を示す縦断面図である。
【図18】請求項5の発明の実施の形態の、基本例のガス抜き時を示す縦断面図である。
【図19】請求項5の発明の実施の形態の、応用例の通常時を示す縦断面図である。
【図20】請求項5の発明の実施の形態の、応用例のガス抜き時を示す縦断面図である。
【図21】請求項6の発明の実施の形態の、基本例の通常時を示す縦断面図である。
【図22】請求項6の発明の実施の形態の、基本例のガス抜き時を示す縦断面図である。
【図23】請求項6の発明の実施の形態の、応用例の通常時を示す縦断面図である。
【図24】請求項6の発明の実施の形態の、応用例のガス抜き時を示す縦断面図である。
【図25】請求項7の発明の実施の形態の、基本例の通常時を示す縦断面図である。
【図26】請求項7の発明の実施の形態の、基本例のガス抜き時を示す縦断面図である。
【図27】請求項7の発明の実施の形態の、応用例の通常時を示す縦断面図である。
【図28】請求項7の発明の実施の形態の、応用例のガス抜き時を示す縦断面図である。
【図29】請求項8の発明の実施の形態の、基本例の通常時を示す縦断面図である。
【図30】請求項8の発明の実施の形態の、基本例のガス抜き時を示す縦断面図である。
【図31】請求項8の発明の実施の形態の、応用例の通常時を示す縦断面図である。
【図32】請求項8の発明の実施の形態の、応用例のガス抜き時を示す縦断面図である。
【図33】請求項9の発明の実施の形態の、基本例の通常時を示す縦断面図である。
【図34】請求項9の発明の実施の形態の、基本例のガス抜き時を示す縦断面図である。
【図35】請求項9の発明の実施の形態の、応用例の通常時を示す縦断面図である。
【図36】請求項9の発明の実施の形態の、応用例のガス抜き時を示す縦断面図である。
【図37】実施例に記載した、請求項1の発明の構造物への工夫を示す斜視図である。
【図38】実施例に記載した、請求項8の発明の構造物への工夫を示す縦断面図である。
【符号の説明】
1 上ぶた
2 ガス抜け部
3 水平な平面部
4 台状の障害物
5 中止め式の突起部
6 柱状の突起部
7 穴付の障害物
8 レール状の突起部
9 メサ溝付の障害物
10 ストッパーとなる凸部
11 軸状の突起部
12 軸穴付の障害物
13 囲い状の突起部
14 キャップ状の障害物
15 側面の凸凹で止める突起部
16 側面の凸凹で止まる障害物
17 筒状の突起部
18 薄板状の障害物
19 筒状の穴部
20 棒状の障害物
21 収納場所となる凹部
22 通気性のない閉鎖物
23 液体吸収体
24 粘着剤面
25 凹部付の噴射ボタン
【発明の属する技術分野】
本発明は、使わなくなった各種のスプレー缶の缶内部に残存する高圧ガスのガス抜きを行う方法であり、手間をかけずにきわめて清潔に処理するための、スプレー缶ガス抜き機構付ふたに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、使わなくなったスプレー缶のガス抜きには下記のような方法があった。
(イ)噴射ボタンをガス抜け音がしなくなるまで指で押し続ける。
(ロ)穴開け器具を用いて缶本体に穴を開ける。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、これには問題点があった。
(イ)噴射ボタンを指で押す方法は、時間がかかるので手が疲れてしまうし、残液の吹き出しによる汚れの心配もある。
(ロ)缶本体に穴を開ける方法は、器具を用意したり管理するのがめんどうだし、これも残液の吹き出しによる汚れを覚悟する必要がある。
本発明は、このような問題点を除くためになされたものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本発明のうち請求項1記載の発明は、スプレー缶を安定して逆立ちに保持することができる上ぶたを形成し、その上ぶたを残液の受け皿とし、ふた側面の一部にガス抜け部を設け、ふた底の中央部に水平な平面部を設け、そこで活用するためにスプレー缶の噴射ボタンをちょうど押し込めるだけの高さをもった台状の障害物を形成し、通常は邪魔にならないように他所に備え、ガス抜き時にこれを移転載置し、次に、スプレー缶を逆立ちに差し込んで用いる。
【0005】
本発明のうち請求項2記載の発明は、スプレー缶を安定して逆立ちに保持することができる上ぶたを形成し、その上ぶたを残液の受け皿とし、ふた側面の一部にガス抜け部を設け、ふた底の中心部に柱状の突起部を設け、そこで活用するためにスプレー缶の噴射ボタンをちょうど押し込めるだけの高さをもった穴付の障害物を形成し、通常は邪魔にならないように他所に備え、ガス抜き時にこれを移転装着し、次に、スプレー缶を逆立ちに差し込んで用いる。
【0006】
本発明のうち請求項3記載の発明は、スプレー缶を安定して逆立ちに保持することができる上ぶたを形成し、その上ぶたを残液の受け皿とし、ふた側面の一部にガス抜け部を設け、ふた底に中心部を通り周辺部に至るレール状の突起部を設け、そこで活用するためにスプレー缶の噴射ボタンをちょうど押し込めるだけの高さをもったメサ溝付の障害物を形成し、通常は邪魔にならないように周辺部に寄せた状態で取り付けておき、ガス抜き時にこれを中心部へと移動装着し、次に、スプレー缶を逆立ちに差し込んで用いる。
【0007】
本発明のうち請求項4記載の発明は、スプレー缶を安定して逆立ちに保持することができる上ぶたを形成し、その上ぶたを残液の受け皿とし、ふた側面の一部にガス抜け部を設け、ふた底の中心と周辺の中間部に軸状の突起部を設け、そこで活用するためにスプレー缶の噴射ボタンをちょうど押し込めるだけの高さをもった軸穴付の障害物を形成し、通常は邪魔にならないように周辺部に寄せた状態で取り付けておき、ガス抜き時にこれを中心部へと回転装着し、次に、スプレー缶を逆立ちに差し込んで用いる。
【0008】
本発明のうち請求項5記載の発明は、スプレー缶を安定して逆立ちに保持することができる上ぶたを形成し、その上ぶたを残液の受け皿とし、ふた側面の一部にガス抜け部を設け、ふた底の中央部に囲い状の突起部を設け、そこで活用するためにスプレー缶の噴射ボタンをちょうど押し込めるだけの高さを得ることができるキャップ状の障害物を形成し、通常は邪魔にならないように開口部が見える向きで取り付けておき、ガス抜き時にこれを取り外して反転装着し、次に、スプレー缶を逆立ちに差し込んで用いる。
【0009】
本発明のうち請求項6記載の発明は、スプレー缶を安定して逆立ちに保持することができる上ぶたを形成し、その上ぶたを残液の受け皿とし、ふた側面の一部にガス抜け部を設け、ふた底の中央部に側面の凸凹で止める突起部を設け、そこで活用するためにスプレー缶の噴射ボタンをちょうど押し込めるだけの高さを得ることができる側面の凸凹で止まる障害物を形成し、通常は邪魔にならないように低い位置に止め付けておき、ガス抜き時にこれを外して高い位置にかさ上げ装着し、次に、スプレー缶を逆立ちに差し込んで用いる。
【0010】
本発明のうち請求項7記載の発明は、スプレー缶を安定して逆立ちに保持することができる上ぶたを形成し、その上ぶたを残液の受け皿とし、ふた側面の一部にガス抜け部を設け、ふた底の中央部に接触すればスプレー缶の噴射ボタンをちょうど押し込めるほどの高さをもった筒状の突起部を設け、そこで活用するために薄板状の障害物を形成し、通常は邪魔にならないように他所に備え、ガス抜き時にこれを移転載置し、次に、スプレー缶を逆立ちに差し込んで用いる。
【0011】
本発明のうち請求項8記載の発明は、スプレー缶を安定して逆立ちに保持することができる上ぶたを形成し、その上ぶたを残液の受け皿とし、ふた側面の一部にガス抜け部を設け、ふた底の中心部に筒状の穴部を設け、そこで活用するためにスプレー缶の噴射ボタンをちょうど押し込めるだけの長さをもった棒状の障害物を形成し、通常は邪魔にならないように他所に備え、ガス抜き時にこれをスプレー缶に上ぶたをかぶせた状態でその長さの一部を外側より移転挿入し、次に、スプレー缶ごと逆立ちに立ててすべての長さを挿入して用いる。
【0012】
本発明のうち請求項9記載の発明は、請求項1、2、3、4、5、6、7又は8記載の発明の構造物に加えて、通常のスプレー缶のふたとしての使用状態でできるだけ気密性をもたせるために、ガス抜きの前に取り除く条件のもとに構造の上で通気孔となるガス抜け部や筒状の穴部に通気性のない閉鎖物を設け、ガス抜きの後で残液をこぼすことなく廃棄処分まで行うために、上ぶたの内面に液体吸収体を設けるものとし、各請求項において述べた方法で用いる。
【0013】
なお、上記したいずれの発明も、同じタイプのスプレー缶にならばガス抜き専用としてくり返し使用することが可能であるが、本発明が解決しようとする課題からいえば従来のふたと同じようにスプレー缶に1個ずつ必要品として付けて通常はただのふたとして用い、スプレー缶の内容物がなくなったり不用となったときに本来の目的であるガス抜きに用いて使用後は使い捨てとするのがよい。
【0014】
【発明の実施の形態】
本発明のうち、請求項1の発明の実施の形態を図面に基づいて述べる。
まず、図1及び図2に示すこの発明の基本例の構造について説明する。
(イ)スプレー缶を安定して逆立ちに保持することができるようにふた底が大きく、その円周がふた開口部の円周と平行をなす上ぶた1を形成する。
(ロ)このとき、ふた側面の開口部近くの一部にすき間や切欠き又は貫通穴などのガス抜け部2を設ける。
(ハ)加えて、ふた底の内面の中央部に水平な平面部3を設ける。
(ニ)上記した水平な平面部3に載置して活用するために、スプレー缶の噴射ボタンをちょうど押し込めるだけの高さをもった円柱形などの台状の障害物4を形成する。
(ホ)そして、通常は邪魔にならないように他所に備えておく。
次に、ガス抜き時の使用方法とそれに伴う現象について説明する。
(イ)スプレー缶から上ぶた1を取り外し、残液の受け皿とするために内部を上向きにして作業場所の平らな所に置く。
(ロ)そして、ふた底の中央部の水平な平面部3に台状の障害物4を他所より移転して載置する。
(ハ)次に、スプレー缶を噴射ボタンの出口がふた側面にあるガス抜け部2に対してできるだけ正反対を向くようにして逆立ちに持ち、上ぶた1にきっちりと差し込む。
(ニ)以上の処置で、スプレー缶の噴射ボタンが台状の障害物4に当たって押し込まれ、ガス抜きが始まる。
(ホ)缶内部より出た高圧ガスは、上ぶた1の中に充満しながらふた側面に設けたガス抜け部2を通って外気中に放出される。
(ヘ)缶内部より出た残液は、上ぶた1のふた側面に当たって流れ落ち、ふた底にたまるので心配ない。
(ト)この状態で、ガス抜け音がしなくなるまで放置しておけば、スプレー缶のガス抜きは完了する。
(チ)後は、廃棄処分をすればよい。
【0015】
図3及び図4に示したものは、この発明の応用例の1つである。
先の基本例に示したものとの違いは、スプレー缶への固着方式が異なる上ぶた1を用いている点であり、この応用例には図示した通りの中止め式の突起部5が存在する。
そこで、この中止め式の突起部5の内側のふた底部分に水平な平面部3を設け、そこに入れて載置できる大きさの台状の障害物4を用いたものである。
これにより、ガス抜き時に中止め式の突起部5が台状の障害物4の大幅な位置ずれを防ぐことになる。
その他の構造及び使用方法とそれに伴う現象は、基本例に準ずる。
【0016】
本発明のうち、請求項2の発明の実施の形態を図面に基づいて述べる。
まず、図5及び図6に示すこの発明の基本例の構造について説明する。
(イ)スプレー缶を安定して逆立ちに保持することができるようにふた底が大きく、その円周がふた開口部の円周と平行をなす上ぶた1を形成する。
(ロ)このとき、ふた側面の開口部近くの一部にすき間や切欠き又は貫通穴などのガス抜け部2を設ける。
(ハ)加えて、ふた底の内面の中心部に柱状の突起部6を設ける。
(ニ)上記した柱状の突起部6に装着して活用するために、スプレー缶の噴射ボタンをちょうど押し込めるだけの高さをもった円柱形などの穴付の障害物7を形成する。
(ホ)そして、通常は邪魔にならないように他所に備えておく。
次に、ガス抜き時の使用方法とそれに伴う現象について説明する。
(イ)スプレー缶から上ぶた1を取り外し、残液の受け皿とするために内部を上向きにして作業場所の平らな所に置く。
(ロ)そして、ふた底の中心部の柱状の突起部6に穴付の障害物7を他所より移転して装着する。
(ハ)次に、スプレー缶を噴射ボタンの出口がふた側面にあるガス抜け部2に対してできるだけ正反対を向くようにして逆立ちに持ち、上ぶた1にきっちりと差し込む。
(ニ)以上の処置で、スプレー缶の噴射ボタンが穴付の障害物7に当たって押し込まれ、ガス抜きが始まる。
(ホ)缶内部より出た高圧ガスは、上ぶた1の中に充満しながらふた側面に設けたガス抜け部2を通って外気中に放出される。
(ヘ)缶内部より出た残液は、上ぶた1のふた側面に当たって流れ落ち、ふた底にたまるので心配ない。
(ト)この状態で、ガス抜け音がしなくなるまで放置しておけば、スプレー缶のガス抜きは完了する。
(チ)後は、廃棄処分をすればよい。
【0017】
図7及び図8に示したものは、この発明の応用例の1つである。
先の基本例に示したものとの違いは、ふた底の周辺部に中心部にある柱状の突起部6と同じものを追加して設けたことである。
これにより、通常時に穴付の障害物7をここに備えておける利点がある。
その他の構造及び使用方法とそれに伴う現象は、基本例に準ずる。
【0018】
本発明のうち、請求項3の発明の実施の形態を図面に基づいて述べる。
まず、図9及び図10に示すこの発明の基本例の構造について説明する。
(イ)スプレー缶を安定して逆立ちに保持することができるようにふた底が大きく、その円周がふた開口部の円周と平行をなす上ぶた1を形成する。
(ロ)このとき、ふた側面の開口部近くの一部にすき間や切欠き又は貫通穴などのガス抜け部2を設ける。
(ハ)加えて、ふた底の内面に中心部を通り周辺部に至るメサ形のレール状の突起部8を設ける。
(ニ)上記したレール状の突起部8に装着して活用するために、スプレー缶の噴射ボタンをちょうど押し込めるだけの高さをもった円柱形などのメサ溝付の障害物9を形成する。
(ホ)そして、通常は邪魔にならないように周辺部に寄せた状態で取り付けておく。
次に、ガス抜き時の使用方法とそれに伴う現象について説明する。
(イ)スプレー缶から上ぶた1を取り外し、残液の受け皿とするために内部を上向きにして作業場所の平らな所に置く。
(ロ)そして、ふた底の周辺部に寄せておいたメサ溝付の障害物9をレール状の突起部8を利用して中心部に移動して装着する。
(ハ)次に、スプレー缶を噴射ボタンの出口がふた側面にあるガス抜け部2に対してできるだけ正反対を向くようにして逆立ちに持ち、上ぶた1にきっちりと差し込む。
(ニ)以上の処置で、スプレー缶の噴射ボタンがメサ溝付の障害物9に当たって押し込まれ、ガス抜きが始まる。
(ホ)缶内部より出た高圧ガスは、上ぶた1の中に充満しながらふた側面に設けたガス抜け部2を通って外気中に放出される。
(ヘ)缶内部より出た残液は、上ぶた1のふた側面に当たって流れ落ち、ふた底にたまるので心配ない。
(ト)この状態で、ガス抜け音がしなくなるまで放置しておけば、スプレー缶のガス抜きは完了する。
(チ)後は、廃棄処分をすればよい。
【0019】
図11及び図12に示したものは、この発明の応用例の1つである。
先の基本例に示したものとの違いは、ふた底やふた側面にメサ溝付の障害物9を定位置に止め付けるためのストッパーとなる凸部10を追加して設けたことである。
これにより、通常時及びガス抜き時ともにメサ溝付の障害物9の位置ずれを気にする必要がなくなる。
その他の構造及び使用方法とそれに伴う現象は、基本例に準ずる。
【0020】
本発明のうち、請求項4の発明の実施の形態を図面に基づいて述べる。
まず、図13及び図14に示すこの発明の基本例の構造について説明する。
(イ)スプレー缶を安定して逆立ちに保持することができるようにふた底が大きく、その円周がふた開口部の円周と平行をなす上ぶた1を形成する。
(ロ)このとき、ふた側面の開口部近くの一部にすき間や切欠き又は貫通穴などのガス抜け部2を設ける。
(ハ)加えて、ふた底の内面の中心と周辺の中間部に軸状の突起部11を設ける。
(ニ)上記した軸状の突起部11に装着して活用するために、スプレー缶の噴射ボタンをちょうど押し込めるだけの高さをもった段付の円柱形などの軸穴付の障害物12を形成する。
(ホ)そして、通常は邪魔にならないように周辺部に寄せた状態で取り付けておく。
次に、ガス抜き時の使用方法とそれに伴う現象について説明する。
(イ)スプレー缶から上ぶた1を取り外し、残液の受け皿とするために内部を上向きにして作業場所の平らな所に置く。
(ロ)そして、ふた底の周辺部に寄せておいた軸穴付の障害物12を軸状の突起部11を利用して中心部に回転して装着する。
(ハ)次に、スプレー缶を噴射ボタンの出口がふた側面にあるガス抜け部2に対してできるだけ正反対を向くようにして逆立ちに持ち、上ぶた1にきっちりと差し込む。
(ニ)以上の処置で、スプレー缶の噴射ボタンが軸穴付の障害物12に当たって押し込まれ、ガス抜きが始まる。
(ホ)缶内部より出た高圧ガスは、上ぶた1の中に充満しながらふた側面に設けたガス抜け部2を通って外気中に放出される。
(ヘ)缶内部より出た残液は、上ぶた1のふた側面に当たって流れ落ち、ふた底にたまるので心配ない。
(ト)この状態で、ガス抜け音がしなくなるまで放置しておけば、スプレー缶のガス抜きは完了する。
(チ)後は、廃棄処分をすればよい。
【0021】
図15及び図16に示したものは、この発明の応用例の1つである。
先の基本例に示したものとの違いは、ふた底やふた側面に軸穴付の障害物12を定位置に止め付けるためのストッパーとなる凸部10を追加して設けたことである。
これにより、通常時及びガス抜き時ともに軸穴付の障害物12の位置ずれを気にする必要がなくなる。
その他の構造及び使用方法とそれに伴う現象は、基本例に準ずる。
【0022】
本発明のうち、請求項5の発明の実施の形態を図面に基づいて述べる。
まず、図17及び図18に示すこの発明の基本例の構造について説明する。
(イ)スプレー缶を安定して逆立ちに保持することができるようにふた底が大きく、その円周がふた開口部の円周と平行をなす上ぶた1を形成する。
(ロ)このとき、ふた側面の開口部近くの一部にすき間や切欠き又は貫通穴などのガス抜け部2を設ける。
(ハ)加えて、ふた底の内面の中央部に囲い状の突起部13を設ける。
(ニ)上記した囲い状の突起部13に装着して活用するために、スプレー缶の噴射ボタンをちょうど押し込めるだけの高さを得ることができる底付の円筒形などのキャップ状の障害物14を形成する。
(ホ)そして、通常は邪魔にならないように開口部が見える向きで取り付けておく。
次に、ガス抜き時の使用方法とそれに伴う現象について説明する。
(イ)スプレー缶から上ぶた1を取り外し、残液の受け皿とするために内部を上向きにして作業場所の平らな所に置く。
(ロ)そして、そた底の中央部の囲い状の突起部13に開口部が見える向きで取り付けておいたキャップ状の障害物14を、一度取り外して反転して装着する。
(ハ)次に、スプレー缶を噴射ボタンの出口がふた側面にあるガス抜け部2に対してできるだけ正反対を向くようにして逆立ちに持ち、上ぶた1にきっちりと差し込む。
(ニ)以上の処置で、スプレー缶の噴射ボタンがキャップ状の障害物14に当たって押し込まれ、ガス抜きが始まる。
(ホ)缶内部より出た高圧ガスは、上ぶた1の中に充満しながらふた側面に設けたガス抜け部2を通って外気中に放出される。
(ヘ)缶内部より出た残液は、上ぶた1のふた側面に当たって流れ落ち、ふた底にたまるので心配ない。
(ト)この状態で、ガス抜け音がしなくなるまで放置しておけば、スプレー缶のガス抜きは完了する。
(チ)後は、廃棄処分をすればよい。
【0023】
図19及び図20に示したものは、この発明の応用例の1つである。
先の基本例に示したものとの違いは、囲い状の突起部13の内側となるふた底を開口したことと、そこに装着するキャップ状の障害物14を段付の形状にしたことである。
これにより、ガス抜きのために反転装着するときにキャップ状の障害物14が取り外しやすくなる。
その他の構造及び使用方法とそれに伴う現象は、基本例に準ずる。
【0024】
本発明のうち、請求項6の発明の実施の形態を図面に基づいて述べる。
まず、図21及び図22に示すこの発明の基本例の構造について説明する。
(イ)スプレー缶を安定して逆立ちに保持することができるようにふた底が大きく、その円周がふた開口部の円周と平行をなす上ぶた1を形成する。
(ロ)このとき、ふた側面の開口部近くの一部にすき間や切欠き又は貫通穴などのガス抜け部2を設ける。
(ハ)加えて、ふた底の内面の中央部に側面の凸凹で止める突起部15を設ける。
(ニ)上記した側面の凸凹で止める突起部15に装着して活用するために、スプレー缶の噴射ボタンをちょうど押し込めるだけの高さを得ることができる円いキャップ形などの側面の凸凹で止まる障害物16を形成する。
(ホ)そして、通常は邪魔にならないように低い位置に止め付けておく。
なお、この基本例として図示したものは、側面の凸凹で止める突起部15が段付の案内溝つまり凹部をもち、側面の凸凹で止まる障害物16が出べそ状の凸部をもっているが、構造的にはその逆の、側面の凸凹で止める突起部15が出べそ状の凸部をもち、側面の凸凹で止まる障害物16が段付の案内溝つまり凹部をもっていても何ら問題はないものである。
次に、ガス抜き時の使用方法とそれに伴う現象について説明する。
(イ)スプレー缶から上ぶた1を取り外し、残液の受け皿とするために内部を上向きにして作業場所の平らな所に置く。
(ロ)そして、ふた底の中央部の側面の凸凹で止める突起部15に低い位置で止め付けておいた側面の凸凹で止まる障害物16を、回して外して高い位置にかさ上げして装着する。
(ハ)次に、スプレー缶の噴射ボタンの出口がふた側面にあるガス抜け部2に対してできるだけ正反対を向くようにして逆立ちに持ち、上ぶた1にきっちりと差し込む。
(ニ)以上の処置で、スプレー缶の噴射ボタンが側面の凸凹で止まる障害物16に当たって押し込まれ、ガス抜きが始まる。
(ホ)缶内部より出た高圧ガスは、上ぶた1の中に充満しながらふた側面に設けたガス抜け部2を通って外気中に放出される。
(ヘ)缶内部より出た残液は、上ぶた1のふた側面に当たって流れ落ち、ふた底にたまるので心配ない。
(ト)この状態で、ガス抜け音がしなくなるまで放置しておけば、スプレー缶のガス抜きは完了する。
(チ)後は、廃棄処分をすればよい。
【0025】
図23及び図24に示したものは、この発明の応用例の1つである。
先の基本例に示したものとの違いは、側面の凸凹で止める突起部15と側面の凸凹で止まる障害物16を雌雄で一対となるねじ付にしたことである。
なお、図面では側面の凸凹で止める突起部15が雄ねじをもち、側面の凸凹で止まる障害物16が雌ねじをもっているが、構造的にはその逆を採用しても何ら問題はないものである。
その他の構造及び使用方法とそれに伴う現象は、基本例に準ずる。
【0026】
本発明のうち、請求項7の発明の実施の形態を図面に基づいて述べる。
まず、図25及び図26に示すこの発明の基本例の構造について説明する。
(イ)スプレー缶を安定して逆立ちに保持することができるようにふた底が大きく、その円周がふた開口部の円周と平行をなす上ぶた1を形成する。
(ロ)このとき、ふた側面の開口部近くの一部にすき間や切欠き又は貫通穴などのガス抜け部2を設ける。
(ハ)加えて、ふた底の内面の中央部に接触すればスプレー缶の噴射ボタンをちょうど押し込めるほどの高さをもった筒状の突起部17を設ける。
(ニ)上記した筒状の突起部17に載置して活用するために、円板形などの薄板状の障害物18を形成する。
(ホ)そして、通常は邪魔にならないように他所に備えておく。
次に、ガス抜き時の使用方法とそれに伴う現象について説明する。
(イ)スプレー缶から上ぶた1を取り外し、残液の受け皿とするために内部を上向きにして作業場所の平らな所に置く。
(ロ)そして、ふた底の中央部の筒状の突起部17に薄板状の障害物18を他所より移転して載置する。
(ハ)次に、スプレー缶を噴射ボタンの出口がふた側面にあるガス抜け部2に対してできるだけ正反対を向くようにして逆立ちに持ち、上ぶた1にきっちりと差し込む。
(ニ)以上の処置で、スプレー缶の噴射ボタンが薄板状の障害物18に当たって押し込まれ、ガス抜きが始まる。
(ホ)缶内部より出た高圧ガスは、上ぶた1の中に充満しながらふた側面に設けたガス抜け部2を通って外気中に放出される。
(ヘ)缶内部より出た残液は、上ぶた1のふた側面に当たって流れ落ち、ふた底にたまるので心配ない。
(ト)この状態で、ガス抜け音がしなくなるまで放置しておけば、スプレー缶のガス抜きは完了する。
(チ)後は、廃棄処分をすればよい。
【0027】
図27及び図28に示したものは、この発明の応用例の1つである。
先の基本例に示したものとの違いは、スプレー缶への固着方式が異なる上ぶた1を用いている点であり、この応用例には図示した通りの中止め式の突起部5が存在する。
そこで、この中止め式の突起部5が基本例に述べた筒状の突起部17と同じ働きをするようにしたものである。
つまり、ふた底の中央部には接触すればスプレー缶の噴射ボタンをちょうど押し込めるほどの高さを筒状に残して、3か所の切欠き部をもった中止め式の突起部5を設ける。
なお、薄板状の障害物18はそこに載置して活用できるように、円板の外周に3か所の突き出し部をもったものを形成する。
これにより、ガス抜きを可能にしたものである。
その他の構造及び使用方法とそれに伴う現象は、基本例に準ずる。
【0028】
本発明のうち、請求項8の発明の実施の形態を図面に基づいて述べる。
まず、図29及び図30に示すこの発明の基本例の構造について説明する。
(イ)スプレー缶を安定して逆立ちに保持することができるようにふた底が大きく、その円周がふた開口部の円周と平行をなす上ぶた1を形成する。
(ロ)このとき、ふた側面の開口部近くの一部にすき間や切欠き又は貫通穴などのガス抜け部2を設ける。
(ハ)加えて、ふた底の内面の中心部に筒状の穴部19を設ける。
(ニ)上記した筒状の穴部19に外側から挿入して活用するために、スプレー缶の噴射ボタンをちょうど押し込めるだけの長さをもった細い円柱形などの棒状の障害物20を形成する。
(ホ)そして、通常は邪魔にならないように他所に備えておく。
次に、ガス抜き時の使用方法とそれに伴う現象について説明する。
(イ)上ぶた1を、ふた側面にあるガス抜け部がスプレー缶の噴射ボタンの出口の向きに対してできるだけ正反対に位置するように持ち、缶本体にきっちりとかぶせる。
(ロ)そして、ふた底の中央部の筒状の穴部19に棒状の障害物20を他所より移転して、その長さの一部を外側より挿入する。
(ハ)次に、上ぶた1を残液の受け皿とするためにスプレー缶ごと逆立ちに持ち、作業場所の平らな所に押し付けて棒状の障害物20のすべての長さを挿入し、ふた底が接触した状態にして置く。
(ニ)以上の処置で、スプレー缶の噴射ボタンが棒状の障害物20に当たって押し込まれ、ガス抜きが始まる。
(ホ)缶内部より出た高圧ガスは、上ぶた1の中に充満しながらふた側面に設けたガス抜け部2を通って外気中に放出される。
(ヘ)缶内部より出た残液は、上ぶた1のふた側面に当たって流れ落ち、ふた底にたまるので心配ない。
(ト)この状態で、ガス抜け音がしなくなるまで放置しておけば、スプレー缶のガス抜きは完了する。
(チ)後は、廃棄処分をすればよい。
【0029】
図31及び図32に示したものは、この発明の応用例の1つである。
先の基本例に示したものとの違いは、ふた底の中間部に棒状の障害物20を挿入できる収納場所となる凹部21を追加して設け、棒状の障害物20の形状をT形とし、加えて上ぶた1のふた底の外面を上げ底にしたことである。
これにより、通常時に棒状の障害物20を収納場所となる凹部21に備えておけるし、ガス抜き時に移転挿入するときも扱いやすくなり、上ぶた1の安定性も損なわない利点がある。
その他の構造及び使用方法とそれに伴う現象は、基本例に準ずる。
【0030】
本発明のうち、請求項9の発明の実施の形態を図面に基づいて述べる。
まず、図33及び図34に示すこの発明の基本例の構造について説明する。
(イ)請求項1、2、3、4、5、6、7又は8の各請求項に記載した構造物は、もちろん必要である。
(ロ)加えて、通常のスプレー缶のふたとしての使用状態でできるだけ気密性をもたせるために、ガス抜きの前に取り除く条件のもとに構造の上で通気孔となるガス抜け部2や筒状の穴部19に通気性のない閉鎖物22を設ける。
ここでは、通気性のない閉鎖物22をシール貼りをしたり、上ぶた1の形成時に薄皮を残したりして作ることができる薄皮状のものにした。
(ハ)又、ガス抜きの後で残液をこぼすことなく廃棄処分まで行うために、上ぶた1のガス抜け部2とは反対方向となる内面に液体吸収体23を貼り付けたりして設ける。
ここでは、液体吸収体23を扇形などに作ったふた底用のものにした。
なお、上記した通気性のない閉鎖物22と液体吸収体23は、各請求項において2つとも採用してもよいし、どちらか1つだけで採用しても良いものとする。
次に、ガス抜き時の使用方法とそれに伴う現象について説明する。
(イ)何よりも先に、通気性のない閉鎖物22を取り除く。
ここでは、シールをはがしたり、薄皮を棒状の障害物20などを用いて破孔したりする。
(ロ)後は、請求項1、2、3、4、5、6、7又は8の記載通りである。
(ハ)その中で、液体吸収体23は缶内部より出た残液を吸収する。
ここでは、ふた側面に当たって流れ落ちた残液をふた底にとどめる役目をする。
【0031】
図35及び図36に示したものは、この発明の応用例の1つである。
先の基本例に示したものとの違いは、通気性のない閉鎖物22を上ぶた1とは別に形成してふた栓や盲栓などの栓状のものにしたことと、液体吸収体23を正方形などに作ってふた側面用のものにしたことである。
これにより、通気性のない閉鎖物22は簡単に抜き取ることができるし、液体吸収体23は残液をその吹き出し方向で直接吸い取ることができる。
その他の構造及び使用方法とそれに伴う現象は、基本例に準ずる。
【0032】
【実施例】
本発明のガス抜き時の工程の中で最も大切なのは、スプレー缶の噴射ボタンが各請求項において述べた障害物に当たって問題なく押し込まれることである。
もちろん、各障害物はスプレー缶の上ぶた1と同材質などで形成し表面に何も処置を施さなくても十分な役目を果たし得るが、ここでは、噴射ボタンがほとんど滑ることなく各障害物がより確実に作用できる工夫を実施例としていくつか上げておく。
(イ)各障害物の上面にローレット加工状などの、細かな凸凹面を形成する。
(ロ)各障害物の上面にサンドペーパーなどを貼って、高摩擦材面を設ける。
(ハ)各障害物の上面に薄いゴムやコルクなどを貼って、軟質材面を設ける。
(ニ)請求項1記載の台状の障害物4に関しては、上記した上面側の処置に加えて、図37に示すがごとくその底面に両面テープなどを付けて粘着剤面24を設けるとよい。
これにより、台状の障害物4を上ぶた1のふた底に固着できるためこちらの方の滑り、つまり位置ずれを気にする必要もなくなる。
なお、この粘着剤面24を各障害物の上面に施したとしても結果的に十分な効果が上げられるので、これも実施例の1つとして図面に示しておく。
(ホ)請求項8記載の棒状の障害物20に関しては、その上面の面積が小さい場合に、これまでに述べた処置を適用しずらくなる。
そこで、図38に示すがごとく逆により面積が小さくなるようにその先端部を円すい状などに形成し、相手側にその先端部が案内されて入る凹部付の噴射ボタン25を形成して採用するとよい。
これにより、棒状の障害物20は確実に凹部付の噴射ボタン25の中心を押すことができる。
なお、各障害物の高さ及び長さは、これらの処置も含めてスプレー缶の噴射ボタンをちょうど押し込めるだけの寸法に仕上げるものとする。
【0033】
【発明の効果】
本発明の方法により、以下のような効果が得られる。
(イ)特別な人力や器具を用いることがないので、噴射ボタンを押し続けて手が疲れるとか、穴開け器具を用意したり管理するのがめんどうくさいなどの問題点から解放される。
(ロ)従来のガス抜き作業につきものであった残液の吹き出しを、上ぶた1の内部にとどめることによって、作業者及び作業場所を汚す可能性をほとんどなくしてしまったのは、特筆すべきことである。
(ハ)通常時には従来よりあるふたと同じように使用できるので、ガス抜き用の構造をもつことによる問題は起こらないし、使い捨てとして各1個スプレー缶に装備することで、ガス抜きの必要性を使用者にアピールできる。
(ニ)ガス抜き時の手順が簡単で、ほとんどの発明がその構造物を上ぶた1の内部や缶底に備えておけるため、スプレー缶が不用となった時にその場でガス抜き作業を済ませてしまうことができる。
つまり本発明は、手間がかからずきわめて清潔な処理が可能で、ガス抜きを奨励しいつでもどこでも行える利点をもったガス抜き方法である。
【図面の簡単な説明】
【図1】請求項1の発明の実施の形態の、基本例の通常時を示す縦断面図である。
【図2】請求項1の発明の実施の形態の、基本例のガス抜き時を示す縦断面図である。
【図3】請求項1の発明の実施の形態の、応用例の通常時を示す縦断面図である。
【図4】請求項1の発明の実施の形態の、応用例のガス抜き時を示す縦断面図である。
【図5】請求項2の発明の実施の形態の、基本例の通常時を示す縦断面図である。
【図6】請求項2の発明の実施の形態の、基本例のガス抜き時を示す縦断面図である。
【図7】請求項2の発明の実施の形態の、応用例の通常時を示す縦断面図である。
【図8】請求項2の発明の実施の形態の、応用例のガス抜き時を示す縦断面図である。
【図9】請求項3の発明の実施の形態の、基本例の通常時を示す縦断面図である。
【図10】請求項3の発明の実施の形態の、基本例のガス抜き時を示す縦断面図である。
【図11】請求項3の発明の実施の形態の、応用例の通常時を示す縦断面図である。
【図12】請求項3の発明の実施の形態の、応用例のガス抜き時を示す縦断面図である。
【図13】請求項4の発明の実施の形態の、基本例の通常時を示す縦断面図である。
【図14】請求項4の発明の実施の形態の、基本例のガス抜き時を示す縦断面図である。
【図15】請求項4の発明の実施の形態の、応用例の通常時を示す縦断面図である。
【図16】請求項4の発明の実施の形態の、応用例のガス抜き時を示す縦断面図である。
【図17】請求項5の発明の実施の形態の、基本例の通常時を示す縦断面図である。
【図18】請求項5の発明の実施の形態の、基本例のガス抜き時を示す縦断面図である。
【図19】請求項5の発明の実施の形態の、応用例の通常時を示す縦断面図である。
【図20】請求項5の発明の実施の形態の、応用例のガス抜き時を示す縦断面図である。
【図21】請求項6の発明の実施の形態の、基本例の通常時を示す縦断面図である。
【図22】請求項6の発明の実施の形態の、基本例のガス抜き時を示す縦断面図である。
【図23】請求項6の発明の実施の形態の、応用例の通常時を示す縦断面図である。
【図24】請求項6の発明の実施の形態の、応用例のガス抜き時を示す縦断面図である。
【図25】請求項7の発明の実施の形態の、基本例の通常時を示す縦断面図である。
【図26】請求項7の発明の実施の形態の、基本例のガス抜き時を示す縦断面図である。
【図27】請求項7の発明の実施の形態の、応用例の通常時を示す縦断面図である。
【図28】請求項7の発明の実施の形態の、応用例のガス抜き時を示す縦断面図である。
【図29】請求項8の発明の実施の形態の、基本例の通常時を示す縦断面図である。
【図30】請求項8の発明の実施の形態の、基本例のガス抜き時を示す縦断面図である。
【図31】請求項8の発明の実施の形態の、応用例の通常時を示す縦断面図である。
【図32】請求項8の発明の実施の形態の、応用例のガス抜き時を示す縦断面図である。
【図33】請求項9の発明の実施の形態の、基本例の通常時を示す縦断面図である。
【図34】請求項9の発明の実施の形態の、基本例のガス抜き時を示す縦断面図である。
【図35】請求項9の発明の実施の形態の、応用例の通常時を示す縦断面図である。
【図36】請求項9の発明の実施の形態の、応用例のガス抜き時を示す縦断面図である。
【図37】実施例に記載した、請求項1の発明の構造物への工夫を示す斜視図である。
【図38】実施例に記載した、請求項8の発明の構造物への工夫を示す縦断面図である。
【符号の説明】
1 上ぶた
2 ガス抜け部
3 水平な平面部
4 台状の障害物
5 中止め式の突起部
6 柱状の突起部
7 穴付の障害物
8 レール状の突起部
9 メサ溝付の障害物
10 ストッパーとなる凸部
11 軸状の突起部
12 軸穴付の障害物
13 囲い状の突起部
14 キャップ状の障害物
15 側面の凸凹で止める突起部
16 側面の凸凹で止まる障害物
17 筒状の突起部
18 薄板状の障害物
19 筒状の穴部
20 棒状の障害物
21 収納場所となる凹部
22 通気性のない閉鎖物
23 液体吸収体
24 粘着剤面
25 凹部付の噴射ボタン
Claims (9)
- スプレー缶を安定して逆立ちに保持することができる上ぶたを形成し、その上ぶたを残液の受け皿とし、ふた側面の一部にガス抜け部を設け、ふた底の中央部に水平な平面部を設け、そこで活用するためにスプレー缶の噴射ボタンをちょうど押し込めるだけの高さをもった台状の障害物を形成し、通常は邪魔にならないように他所に備え、ガス抜き時にこれを移転載置し、次に、スプレー缶を逆立ちに差し込んで用いることを特徴とする、スプレー缶ガス抜き機構付ふた。
- スプレー缶を安定して逆立ちに保持することができる上ぶたを形成し、その上ぶたを残液の受け皿とし、ふた側面の一部にガス抜け部を設け、ふた底の中心部に柱状の突起部を設け、そこで活用するためにスプレー缶の噴射ボタンをちょうど押し込めるだけの高さをもった穴付の障害物を形成し、通常は邪魔にならないように他所に備え、ガス抜き時にこれを移転装着し、次に、スプレー缶を逆立ちに差し込んで用いることを特徴とする、スプレー缶ガス抜き機構付ふた。
- スプレー缶を安定して逆立ちに保持することができる上ぶたを形成し、その上ぶたを残液の受け皿とし、ふた側面の一部にガス抜け部を設け、ふた底に中心部を通り周辺部に至るレール状の突起部を設け、そこで活用するためにスプレー缶の噴射ボタンをちょうど押し込めるだけの高さをもったメサ溝付の障害物を形成し、通常は邪魔にならないように周辺部に寄せた状態で取り付けておき、ガス抜き時にこれを中心部へと移動装着し、次に、スプレー缶を逆立ちに差し込んで用いることを特徴とする、スプレー缶ガス抜き機構付ふた。
- スプレー缶を安定して逆立ちに保持することができる上ぶたを形成し、その上ぶたを残液の受け皿とし、ふた側面の一部にガス抜け部を設け、ふた底の中心と周辺の中間部に軸状の突起部を設け、そこで活用するためにスプレー缶の噴射ボタンをちょうど押し込めるだけの高さをもった軸穴付の障害物を形成し、通常は邪魔にならないように周辺部に寄せた状態で取り付けておき、ガス抜き時にこれを中心部へと回転装着し、次に、スプレー缶を逆立ちに差し込んで用いることを特徴とする、スプレー缶ガス抜き機構付ふた。
- スプレー缶を安定して逆立ちに保持することができる上ぶたを形成し、その上ぶたを残液の受け皿とし、ふた側面の一部にガス抜け部を設け、ふた底の中央部に囲い状の突起部を設け、そこで活用するためにスプレー缶の噴射ボタンをちょうど押し込めるだけの高さを得ることができるキャップ状の障害物を形成し、通常は邪魔にならないように開口部が見える向きで取り付けておき、ガス抜き時にこれを取り外して反転装着し、次に、スプレー缶を逆立ちに差し込んで用いることを特徴とする、スプレー缶ガス抜き機構付ふた。
- スプレー缶を安定して逆立ちに保持することができる上ぶたを形成し、その上ぶたを残液の受け皿とし、ふた側面の一部にガス抜け部を設け、ふた底の中央部に側面の凸凹で止める突起部を設け、そこで活用するためにスプレー缶の噴射ボタンをちょうど押し込めるだけの高さを得ることができる側面の凸凹で止まる障害物を形成し、通常は邪魔にならないように低い位置に止め付けておき、ガス抜き時にこれを外して高い位置にかさ上げ装着し、次に、スプレー缶を逆立ちに差し込んで用いることを特徴とする、スプレー缶ガス抜き機構付ふた。
- スプレー缶を安定して逆立ちに保持することができる上ぶたを形成し、その上ぶたを残液の受け皿とし、ふた側面の一部にガス抜け部を設け、ふた底の中央部に接触すればスプレー缶の噴射ボタンをちょうど押し込めるほどの高さをもった筒状の突起部を設け、そこで活用するために薄板状の障害物を形成し、通常は邪魔にならないように他所に備え、ガス抜き時にこれを移転載置し、次に、スプレー缶を逆立ちに差し込んで用いることを特徴とする、スプレー缶ガス抜き機構付ふた。
- スプレー缶を安定して逆立ちに保持することができる上ぶたを形成し、その上ぶたを残液の受け皿とし、ふた側面の一部にガス抜け部を設け、ふた底の中心部に筒状の穴部を設け、そこで活用するためにスプレー缶の噴射ボタンをちょうど押し込めるだけの長さをもった棒状の障害物を形成し、通常は邪魔にならないように他所に備え、ガス抜き時にこれをスプレー缶に上ぶたをかぶせた状態でその長さの一部を外側より移転挿入し、次に、スプレー缶ごと逆立ちに立ててすべての長さを挿入して用いることを特徴とする、スプレー缶ガス抜き機構付ふた。
- 通常のスプレー缶のふたとしての使用状態でできるだけ気密性をもたせるために、ガス抜きの前に取り除く条件のもとに構造の上で通気孔となるガス抜け部や筒状の穴部に通気性のない閉鎖物を設け、ガス抜きの後で残液をこぼすことなく廃棄処分まで行うために、上ぶたの内面に液体吸収体を設けることを特徴とする、請求項1、2、3、4、5、6、7又は8記載のスプレー缶ガス抜き機構付ふた。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP22878997A JP3723330B2 (ja) | 1996-07-23 | 1997-07-22 | スプレー缶ガス抜き機構付ふた |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP22580196 | 1996-07-23 | ||
JP8-225801 | 1996-07-23 | ||
JP22878997A JP3723330B2 (ja) | 1996-07-23 | 1997-07-22 | スプレー缶ガス抜き機構付ふた |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1086984A JPH1086984A (ja) | 1998-04-07 |
JP3723330B2 true JP3723330B2 (ja) | 2005-12-07 |
Family
ID=26526835
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP22878997A Expired - Fee Related JP3723330B2 (ja) | 1996-07-23 | 1997-07-22 | スプレー缶ガス抜き機構付ふた |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3723330B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101322480B1 (ko) * | 2013-04-05 | 2013-10-29 | 주식회사 대륙제관 | 에어로졸 용기의 잔류가스 배출방법 및 그 장치 |
Families Citing this family (10)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4719846B2 (ja) * | 2004-12-27 | 2011-07-06 | 株式会社三谷バルブ | ガス抜きモード保持機構および、ガス抜きモード保持機構を備えたエアゾール式製品 |
WO2006070888A1 (ja) * | 2004-12-28 | 2006-07-06 | Earth Chemical Co., Ltd. | エアゾール容器のガス抜き具 |
JP4941634B2 (ja) * | 2004-12-28 | 2012-05-30 | アース製薬株式会社 | エアゾール容器のガス抜き具およびガス抜き方法 |
JP4676307B2 (ja) * | 2005-10-28 | 2011-04-27 | エステー株式会社 | スプレー装置 |
JP4684091B2 (ja) * | 2005-11-29 | 2011-05-18 | 株式会社吉野工業所 | エアゾール容器のキャップ |
JP5105324B2 (ja) * | 2005-12-26 | 2012-12-26 | 株式会社吉野工業所 | エアゾール容器のガス抜き機構 |
JP4568682B2 (ja) * | 2006-01-12 | 2010-10-27 | 東洋エアゾール工業株式会社 | エアゾール容器の残留内容物排出装置 |
JP4568683B2 (ja) * | 2006-01-12 | 2010-10-27 | 東洋エアゾール工業株式会社 | エアゾール容器の残留内容物排出装置 |
JP4874762B2 (ja) * | 2006-10-31 | 2012-02-15 | 株式会社吉野工業所 | エアゾール容器のガス抜き機構 |
JP5239079B2 (ja) * | 2008-06-25 | 2013-07-17 | 呉工業株式会社 | ガス抜きモード設定機能を備えたエアゾール用キャップおよび、このエアゾール用キャップを備えたエアゾール式製品 |
-
1997
- 1997-07-22 JP JP22878997A patent/JP3723330B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101322480B1 (ko) * | 2013-04-05 | 2013-10-29 | 주식회사 대륙제관 | 에어로졸 용기의 잔류가스 배출방법 및 그 장치 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH1086984A (ja) | 1998-04-07 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP3723330B2 (ja) | スプレー缶ガス抜き機構付ふた | |
US6135842A (en) | Spill-resistant bubble-blowing apparatus | |
CA2326437C (en) | Apparatus for dispensing an amount of fluid coolant and a dispensing unit | |
US5791801A (en) | Liquid applicator | |
JP4399617B2 (ja) | インクカートリッジ簡易充填ユニット | |
JP2004535238A (ja) | 保持メカニズムを有するカップアセンブリ | |
WO2007114121A1 (ja) | 塗布容器 | |
US3931905A (en) | Beverage container opener and sealing device | |
US4202334A (en) | Cap and stopper | |
US4704924A (en) | Safety stopper engager | |
JPS6234608Y2 (ja) | ||
US5406991A (en) | Plastic filler insert for a writing fluid converter | |
JPS6253747A (ja) | 試験管保護装置 | |
JPS6435828U (ja) | ||
JP5294722B2 (ja) | 容器 | |
JP4409113B2 (ja) | 容器の中栓 | |
KR200220969Y1 (ko) | 치과용 재료 보관용기 | |
JP2503455Y2 (ja) | 容器のキャップ構造 | |
KR200227286Y1 (ko) | 물감저장용기 | |
KR200421382Y1 (ko) | 튜브타입 주걱을 갖는 화장품 용기 | |
JP4484404B2 (ja) | バルブ付きキャップ | |
JPH0710273Y2 (ja) | 容器用蓋装置 | |
US2719652A (en) | Can opener and pouring spout | |
JP2593428Y2 (ja) | ブラシ付き注出容器 | |
JP3859886B2 (ja) | 香気用容器 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20050809 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20050816 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |