JP5102875B2 - エネルギーマネジメントシステム及びコンピュータプログラム - Google Patents

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Description

本発明は、エネルギーマネジメントシステム及びコンピュータプログラムに関する。
従来から、日本国公開特許公報8−50501に見られるようなエネルギーマネジメントシステムシステム(EMS)がある。
このエネルギーマネジメントシステムシステムは、建物や施設内に設置された電気機器の電力使用量のデータ・環境情報(温度や湿度)や各電気機器の制御情報などのデータを収集し、所定の期間(例えば日、月、年の単位)毎に収集したデータを集計して、電力消費量をグラフ(折れ線グラフや棒グラフ)で表示する。
このようなエネルギーマネジメントシステムは、電気機器の動作を指示するスケジュール情報に基づいて電気機器を制御する。そのため、電気機器の消費電力量を低減するためには、スケジュールを適切に設定する必要がある。
しかしながら、上述のエネルギーマネジメントシステムでは、収集した電力消費量をグラフで表示するだけである。
そのため、スケジュール情報を変更した際に電力消費量がどの程度低減されるかは、エネルギー管理技術に精通し十分な知識を有する管理者にしか判らなかった。
本発明は上記問題点に鑑みて為された。本発明の目的は、エネルギー資源の使用量を低減するスケジュール情報を作成できるエネルギーマネジメントシステム及びコンピュータプログラムを提供することにある。
本発明に係るエネルギーマネジメントシステムは、機器を管理するエネルギーマネジメントシステムであって、取得手段と、計測値記憶手段と、判定手段と、判定記憶手段と、使用情報表示手段と、スケジュール入力手段と、スケジュール記憶手段と、シミュレート手段と、予測値記憶手段と、予測情報表示手段と、評価手段と、評価記憶手段と、評価表示手段と、機器情報記憶手段を備える。上記取得手段は、所定期間中に上記機器で使用されたエネルギー資源の量を計測した値を示す計測値を取得するように構成される。上記計測値記憶手段は、上記取得手段が取得した上記計測値を記憶するように構成される。上記判定手段は、上記計測値記憶手段に記憶された上記計測値に基づいて上記機器が使用されたかどうかを単位時間毎に判定するように構成される。上記判定記憶手段は、上記判定手段が判定した結果を示す判定結果を記憶するように構成される。上記使用情報表示手段は、上記判定記憶手段に記憶された上記判定結果に基づいて上記機器が使用されたどうかを上記単位時間毎に表示するように構成される。上記スケジュール入力手段は、上記所定期間中の上記機器の動作を上記単位時間毎に定義するスケジュール情報の入力を受け付けるように構成される。上記スケジュール記憶手段は、上記スケジュール入力手段を用いて入力された上記スケジュール情報を記憶するように構成される。上記シミュレート手段は、上記スケジュール記憶手段に記憶された上記スケジュール情報にしたがって上記機器が動作した場合に上記機器で使用されるエネルギー資源の量を示す予測値を上記計測値記憶手段に記憶された上記計測値に基づいて算出するように構成される。上記予測値記憶手段は、上記シミュレート手段で算出された上記予測値を記憶するように構成される。上記予測情報表示手段は、上記予測値記憶手段に記憶された上記予測値を表示するように構成される。上記評価手段は、上記計測値記憶手段に記憶された計測値と上記スケジュール記憶手段に記憶された上記スケジュール情報とに基づいて上記機器の使用が有益か無駄かを上記単位時間毎に評価するように構成される。上記評価記憶手段は、上記評価手段が評価した結果を示す評価結果を記憶するように構成される。上記評価表示手段は、上記評価記憶手段に記憶された上記評価結果に基づいて上記機器の使用が有益か無駄かを上記単位時間毎に表示するように構成される。上記機器情報記憶手段は、上記機器の種類と上記機器が設置されている場所を示す設置エリアとを上記機器毎に記憶する。上記評価手段は、上記機器情報記憶手段に記憶された上記機器毎の上記種類と上記設置エリアに基づいて同じ上記設置エリアに上記種類が異なる複数の上記機器があるかどうかを確認し、同じ上記設置エリアに上記種類が異なる複数の上記機器がある場合、同じ上記設置エリアにある複数種類の上記機器が共に使用されていれば上記機器の使用が有益であると判定し、同じ上記設置エリアにある複数種類の上記機器の何れかが使用されている場合は上記機器の使用が無駄だと判定するように構成される。
この発明によれば、上記単位時間毎に上記機器が使用されたか否かを知ることができる。したがって、ユーザは、上記機器が使用されたかどうかを考慮しながら上記スケジュール情報を入力することができる。そして、上記スケジュール情報が入力されると、入力された上記スケジュール情報どおりに上記機器が動作した場合のエネルギー資源の使用量が表示される。そのため、上記スケジュール情報の変更によりどの程度エネルギー資源を節約できるかをユーザが容易に理解できるようになる。その結果、エネルギー資源の使用量を低減するための上記スケジュール情報を上記機器の使用形態に合わせて容易に作成できる。また、上記機器の使用が有益か無駄かを容易且つ確実に理解でき、上記スケジュール情報の変更を適切に行える。
好ましくは、上記評価手段は、上記計測値記憶手段に記憶された上記計測値の時間変化が所定の条件を満たしていれば、上記機器の使用が無駄であると評価するように構成される。
より好ましくは、上記所定の条件は、上記計測値が所定の閾値を越える期間が所定の時間継続されたことである。
この場合、上記機器の使用が有益か否かを容易に判断できる。
好ましくは、上記評価手段は、上記機器の使用が無駄と判断された時間が所定の例外条件を満たす場合、当該時間での上記機器の使用を有益と評価するように構成される。
この場合、上記機器の使用が有益か否かをより正確に判断できる。
好ましくは、上記各機器が設置されている場所を示す設置エリアを上記機器毎に記憶する情報記憶手段と、上記設置エリア内の人の存否を検出する人検出手段とを備える。上記例外条件は、上記機器の上記設置エリアで上記人検出手段が人を検出したことである。
この場合、上記機器の上記設置エリアに人がいる場合には、上記機器の使用が無駄ではないと評価される。そのため、実情に沿った評価が行える。
好ましくは、上記使用情報表示手段は、上記機器で使用されたエネルギー資源の量を数値で表示するように構成される。
この場合、上記スケジュール情報の設定に応じた上記機器でのエネルギー資源の使用量をより詳細に把握できる。
好ましくは、上記機器を制御する制御装置と、上記制御装置と通信する設定装置とを備える。上記制御装置は、設定記憶手段と、機器制御手段と、スケジュール受信手段と、スケジュール変更手段とを備える。上記設定記憶手段は、上記スケジュール情報を記憶するように構成される。上記機器制御手段は、上記設定記憶手段に記憶された上記スケジュール情報にしたがって上記機器を制御するように構成される。上記スケジュール受信手段は、上記設定装置から上記スケジュール情報を受信するように構成される。上記スケジュール変更手段は、上記設定記憶手段に記憶された上記スケジュール情報の内容を上記スケジュール受信手段で受信された上記スケジュール情報の内容に変更するように構成される。上記設定装置は、決定手段と、現スケジュール記憶手段と、確認手段と、確認記憶手段と、スケジュール送信手段とを備える。上記決定手段は、上記制御装置の上記設定記憶手段に記憶された上記スケジュール情報の変更の決定を受け付けるように構成される。上記現スケジュール記憶手段は、上記設定記憶手段に記憶された上記スケジュール情報を記憶するように構成される。上記確認手段は、上記スケジュール記憶手段に記憶された上記スケジュール情報と上記現スケジュール記憶手段に記憶された上記スケジュール情報とに基づいて上記スケジュール情報が変更されたかどうかを確認するように構成される。上記確認記憶手段は、上記確認手段が確認した結果を示す確認結果を記憶するように構成される。上記スケジュール送信手段は、上記決定手段を用いて上記設定記憶手段に記憶された上記スケジュール情報の変更が決定されると上記確認記憶手段に記憶された確認結果を参照して変更された上記スケジュール情報だけを上記制御装置に送信するように構成される。
この場合、上記スケジュール情報の変更を容易に反映させることができる。
また、好ましくは、複数の計測装置と、上記各計測装置と通信する監視装置と、上記監視装置と通信する端末装置とを備える。上記端末装置は、上記取得手段と、上記計測値記憶手段と、上記判定手段と、上記判定記憶手段と、上記使用情報表示手段と、上記スケジュール入力手段と、上記スケジュール記憶手段と、上記シミュレート手段と、上記予測値記憶手段と、上記予測情報表示手段とを備える。上記各計測装置は、上記所定期間中に上記機器で使用されたエネルギー資源の量を計測して上記計測値を得る計測手段と、上記計測手段で得た上記計測値を記憶する第1記憶手段とを備える。上記監視装置は、上記各計測装置の上記第1記憶手段から上記計測値を取得する計測値取得手段と、上記計測値取得手段が取得した上記計測値を記憶する第2記憶手段とを備える。上記取得手段は、上記監視装置の上記第2記憶手段から上記計測値を取得するように構成される。
本発明に係るプログラムは、機器を管理するエネルギーマネジメントシステムに用いられるプログラムであって、コンピュータを、取得手段と、計測値記憶手段と、判定手段と、判定記憶手段と、使用情報表示手段と、スケジュール入力手段と、スケジュール記憶手段と、シミュレート手段と、予測値記憶手段と、予測情報表示手段と、評価手段と、評価記憶手段と、評価表示手段と、機器情報記憶手段として機能させる。上記取得手段は、所定期間中に上記機器で使用されたエネルギー資源の量を計測した値を示す計測値を取得するように構成される。上記計測値記憶手段は、上記取得手段が取得した上記計測値を記憶するように構成される。上記判定手段は、上記計測値記憶手段に記憶された上記計測値に基づいて上記機器が使用されたかどうかを単位時間毎に判定するように構成される。上記判定記憶手段は、上記判定手段が判定した結果を示す判定結果を記憶するように構成される。上記使用情報表示手段は、上記判定記憶手段に記憶された上記判定結果に基づいて上記機器が使用されたどうかを上記単位時間毎に表示するように構成される。上記スケジュール入力手段は、上記所定期間中の上記機器の動作を上記単位時間毎に定義するスケジュール情報の入力を受け付けるように構成される。上記スケジュール記憶手段は、上記スケジュール入力手段を用いて入力された上記スケジュール情報を記憶するように構成される。上記シミュレート手段は、上記スケジュール記憶手段に記憶された上記スケジュール情報にしたがって上記機器が動作した場合に上記機器で使用されるエネルギー資源の量を示す予測値を上記計測値記憶手段に記憶された上記計測値に基づいて算出するように構成される。上記予測値記憶手段は、上記シミュレート手段で算出された上記予測値を記憶するように構成される。上記予測情報表示手段は、上記予測値記憶手段に記憶された上記予測値を表示するように構成される。上記評価手段は、上記計測値記憶手段に記憶された計測値と上記スケジュール記憶手段に記憶された上記スケジュール情報とに基づいて上記機器の使用が有益か無駄かを上記単位時間毎に評価する。上記評価記憶手段は、上記評価手段が評価した結果を示す評価結果を記憶する。上記評価表示手段は、上記評価記憶手段に記憶された上記評価結果に基づいて上記機器の使用が有益か無駄かを上記単位時間毎に表示する。上記機器情報記憶手段は、上記機器の種類と上記機器が設置されている場所を示す設置エリアとを上記機器毎に記憶する。上記評価手段により、上記機器情報記憶手段に記憶された上記機器毎の上記種類と上記設置エリアに基づいて同じ上記設置エリアに上記種類が異なる複数の上記機器があるかどうかを確認させ、同じ上記設置エリアにある複数種類の上記機器が共に使用されていれば上記機器の使用が有益であると判定させ、同じ上記設置エリアにある複数種類の上記機器の何れかが使用されている場合は上記機器の使用が無駄だと判定させる。
この発明によれば、上記単位時間毎に上記機器が使用されたか否かを知ることができる。したがって、ユーザは、上記機器が使用されたかどうかを考慮しながら上記スケジュール情報を入力することができる。そして、上記スケジュール情報が入力されると、入力された上記スケジュール情報どおりに上記機器が動作した場合のエネルギー資源の使用量が表示される。そのため、上記スケジュール情報の変更によりどの程度エネルギー資源を節約できるかをユーザが容易に理解できるようになる。その結果、エネルギー資源の使用量を低減するための上記スケジュール情報を上記機器の使用形態に合わせて容易に作成できる。
本発明の一実施形態のエネルギーマネジメントシステムの端末装置のブロック図である。 同上のエネルギーマネジメントシステムの概略構成図である。 同上のエネルギーマネジメントシステムの制御装置のブロック図である。 同上における中央監視盤の概略図である。 同上における端末装置の概略図である。 同上の動作を説明するフローチャートである。 同上における端末装置に表示される初期画面の説明図である。 同上における端末装置に表示される設定画面の説明図である。 同上における端末装置に表示される設定画面の説明図である。 同上における端末装置に表示される画面の説明図である。 同上における端末装置に表示される画面の説明図である。 同上における端末装置に表示される画面の説明図である。 同上における端末装置に取り込まれる消費電力量の計測データの説明図である。 同上における端末装置に表示される設定画面の説明図である。 同上における端末装置に表示されるシミュレーション画面の説明図である。 同上における端末装置に表示されるシミュレーション画面の説明図である。 同上における端末装置に表示されるシミュレーション画面の説明図である。 同上における端末装置に表示されるシミュレーション画面の説明図である。 同上における端末装置に表示されるシミュレーション画面の説明図である。 同上における端末装置に表示されるシミュレーション画面の説明図である。 同上における端末装置に表示されるシミュレーション画面の説明図である。 同上における端末装置に表示されるシミュレーション画面の説明図である。 同上における端末装置に表示されるシミュレーション画面の説明図である。 同上における端末装置に表示されるシミュレーション画面の説明図である。 同上における端末装置に表示されるシミュレーション画面の説明図である。 同上における端末装置に表示されるシミュレーション画面の説明図である。 同上における端末装置の判定ロジックを説明する説明図である。 同上のエネルギーマネジメントシステムの変形例の概略構成図である。
本発明に係る一実施形態のエネルギーマネジメントシステムは、例えばテナントビルなどの建物B内に配設された機器の管理に用いられる。本実施形態のエネルギーマネジメントシステムによって管理される機器は、後述するスケジュール情報にしたがって動作する機器であり、例えば、照明器具L1〜L4や空調機AC1〜AC4などである。
本実施形態のエネルギーマネジメントシステムは、図2に示すように、端末装置1A,1Bと、監視装置(中央監視盤)2と、計測装置3と、制御装置5A,5Bとを備える。監視装置2は、計測装置3と制御装置5A,5Bとにインターネットのような通信ネットワークNTを介して接続される。また、計測装置3と制御装置5A,5Bとには、それぞれグローバルIPアドレスが設定される。計測装置3と各制御装置5A,5Bとは、通信ネットワークNTを介して通信を行う機能を備える。また、端末装置1Aは、通信ネットワークNTを介して監視装置2に接続される。端末装置1Bは、LANを介して監視装置2に接続される。
建物Bは、例えば2階建てである。建物Bには、4つのゾーン(設置エリア)Z1〜Z4が割り当てられている。3つのゾーンZ1〜Z3は、建物Bの1階に割り当てられ、建物Bの1階を3つに区分けしている。ゾーンZ4は、建物Bの2階全体に割り当てられている。
各ゾーンZ1〜Z4には、複数の照明器具L1〜L4と、空調機AC1〜AC4と、照明用の操作スイッチ(照明スイッチ)S1〜S4と、図示しない空調用の操作スイッチ(空調スイッチ)と、人感センサ(人検出手段)R1〜R4とが配設される。
各ゾーンZ1〜Z4の照明器具L1〜L4と照明スイッチS1〜S4と人感センサR1〜R4とは、伝送線LN1を介して制御装置5Aに接続される。照明器具L1〜L4と照明スイッチS1〜S4と人感センサR1〜R4とには、個別のアドレス情報が割り当てられる。
照明スイッチS1〜S4は、同じゾーンZ1〜Z4内にある照明器具L1〜L4のオン/オフなどの操作を行うために用いられる。各照明スイッチS1〜S4は、ユーザの操作に対応する操作信号(照明操作信号)を制御装置5Aに送信するように構成される。
空調スイッチは、同じゾーンにある空調機AC1〜AC4のオン/オフなどの操作を行うために用いられる。各空調スイッチは、ユーザの操作に対応する操作信号(空調操作信号)を制御装置5Bに送信するように構成される。
人感センサR1〜R4は、同じゾーンZ1〜Z4内の人の存否を感知するように構成される。人感センサR1〜R4は、対応するゾーンZ1〜Z4において人を検知すると、制御装置5Aへ検知信号(人体検知信号)を送信するように構成される。
空調機AC1〜AC4は、伝送線LN2を介して制御装置5Bに接続される。空調機AC1〜AC4には個別のアドレス情報が割り当てられている。
また、建物B内には、分電盤4が設置される。分電盤4は、主幹ブレーカ40と、複数の分岐ブレーカ41〜44とを内蔵する。分岐ブレーカ41に対応する分岐回路61には、ゾーンZ1〜Z3の各照明器具L1〜L3が接続される。分岐ブレーカ42に対応する分岐回路62には、ゾーンZ4の各照明器具L4が接続される。分岐ブレーカ43に対応する分岐回路63には、ゾーンZ1〜Z3の各空調機AC1〜AC3が接続される。分岐ブレーカ44に対応する分岐回路64には、ゾーンZ4の空調機AC4が接続される。各分岐回路61〜64には、負荷電流を計測するための計量ポイントP1〜P4が設けられる。
計測装置3は、照明器具L1〜L4や空調機AC1〜AC4などの機器の消費電力量を監視して監視装置2および端末装置1Aに出力するように構成される。計測装置3は、電気機器の消費電力量を計測する消費電力計測手段である。
計測装置3は、建物B内に設置される電力計31〜34と、収集装置(電力監視装置)35とを備える。
各電力計31〜34は、信号線LN3を介して収集装置35に接続される。各電力計31〜34は、対応する計量ポイントP1〜P4での負荷電流(つまり各分岐回路61〜64での消費電力量)を所定の計測周期毎に計測する。よって、各電力計31〜34は、所定期間中に機器で使用された電気の量(所定期間中の機器での消費電力量)を計測した値を示す計測値を取得する計測値取得手段として機能する。
ここで、分岐回路61での消費電力量は、各ゾーンZ1〜Z3に属する複数の照明器具L1〜L3の消費電力量の合計値である。分岐回路62での消費電力量は、ゾーンZ4に属する複数の照明器具L4の消費電力量の合計値である。分岐回路63での消費電力量は、各ゾーンZ1〜Z3に属する空調AC11〜AC3の消費電力量の合計値である。分岐回路64での消費電力量は、ゾーンZ4の空調AC4の消費電力量である。このように、本実施形態のエネルギーマネジメントシステムでは、1乃至複数の機器のグループ毎に、消費電力量を計測する。
各電力計31〜34は、取得した計測値を内蔵メモリ(図示せず)に記憶させる。各電力計31〜34は、所定の送信周期が経過する毎に、内蔵メモリに記憶された計測値を収集装置35に出力するように構成される。
収集装置35は、各電力計31〜34から出力された計測値を受信する。収集装置35は、各電力計31〜34から受信した計測値を計測された日時と関連付けて記憶する第1記憶手段として機能する。また、収集装置35は、通信ネットワークNTを介し監視装置2に接続される。収集装置35は、監視装置2からの要求に応じて(例えば、監視装置2から後述する監視データ要求信号を受信すると)、各分岐回路61〜64の計測値を監視装置2に送信するように構成される。
制御装置5Aは、照明器具L1〜L4の動作を制御する照明制御装置である。制御装置5Aは、アドレス情報を含めた伝送信号を伝送線LN1に送出することによって、所望の照明器具L1〜L4または照明スイッチS1〜S4または人感センサR1〜R4との間で伝送信号を授受する。
制御装置5Aは、コンピュータを用いて構成される。制御装置5Aは、図3(a)に示すように、設定記憶手段51Aと、機器制御手段52Aと、スケジュール受信手段53Aと、スケジュール変更手段54Aと、操作信号受信手段55Aと、検知信号受信手段56Aと、検知信号記憶手段57Aと、履歴送信手段58Aとを備える。
設定記憶手段51Aは、各照明器具L1〜L4のスケジュール情報(動作スケジュール情報)を記憶するように構成される。
ここで、スケジュール情報とは、所定期間中の機器の動作を単位時間(所定の時間区分)毎に定義する情報である。例えば、制御装置5Aの場合、スケジュール情報は、一週間の各ゾーンZ1〜Z4の照明器具L1〜L4の動作(点灯または消灯)を30分毎に定義する情報である。なお、照明器具L1〜L4をオンにする時刻を点灯時刻といい、照明器具L1〜L4をオフにする時刻を消灯時刻という。
スケジュール受信手段53Aは、端末装置1Aや監視装置2からスケジュール情報を受信するように構成される。
スケジュール変更手段54Aは、設定記憶手段51Aに記憶されたスケジュール情報の内容をスケジュール受信手段53Aで受信されたスケジュール情報の内容に変更するように構成される。したがって、制御装置5Aは、端末装置1Aや監視装置2からスケジュール情報を取得すると、設定記憶手段51Aのスケジュール情報の内容を更新する。
操作信号受信手段55Aは、各照明スイッチS1〜S4から操作信号を受信するように構成される。
機器制御手段52Aは、設定記憶手段51Aに記憶されたスケジュール情報にしたがって機器を制御するように構成される。例えば、機器制御手段52Aは、現時刻(制御装置5Aに内蔵された時計の時刻)がスケジュール情報で指定された点灯時刻になると、対応する照明器具L1〜L4に点灯制御信号を送信して、対応する照明器具L1〜L4を点灯させる。機器制御手段52Aは、現時刻がスケジュール情報で指定された消灯時刻になると、対応する照明器具L1〜L4に点灯制御信号を送信して、対応する照明器具L1〜L4を点灯させる。
また、機器制御手段52Aは、操作信号受信手段55Aが受信した照明操作信号に応じて照明器具L1〜L4を制御するように構成される。例えば、機器制御手段52Aは、照明スイッチS1〜S4からの照明操作信号に応じて照明器具L1〜L4に制御信号を送信して、各照明器具L1〜L4を点灯または消灯させる。そのため、制御装置5Aによれば、スケジュール情報で指定された時間(点灯時刻または消灯時刻)以外でも照明器具L1〜L4を制御することができる。
検知信号受信手段56Aは、人感センサR1〜R4から検知信号を受信するように構成される。
検知信号記憶手段57Aは、検知信号受信手段55Aが受信した検知信号に基づいて検知信号の履歴を作成して記憶する。つまり、制御装置5Aには検知信号の履歴(いつ人を検出したか)が記憶される。
履歴送信手段58Aは、検知信号記憶手段56Aに記憶された検知信号の履歴を端末装置1Aや監視装置2に送信するように構成される。また、履歴送信手段58Aは、監視装置2から後述する検知データ要求信号を受信すると、検知信号記憶手段57Aに記憶された各人感センサR1〜R4の検知信号の履歴を監視装置2に送信するように構成される。
制御装置5Bは、空調機AC1〜AC4の動作を制御する空調制御装置である。制御装置5Bは、アドレス情報を含めた伝送信号を伝送線LN2に送出することによって、所望の空調機AC1〜AC4との間で伝送信号を授受する。
制御装置5Bは、コンピュータを用いて構成される。制御装置5Bは、図3(b)に示すように、設定記憶手段51Bと、機器制御手段52Bと、スケジュール受信手段53Bと、スケジュール変更手段54Bとを備える。
設定記憶手段51Bは、空調機AC1〜AC4のスケジュール情報を記憶するように構成される。例えば、スケジュール情報は、一週間の各ゾーンZ1〜Z4の空調機AC1〜AC4の動作を30分毎に定義する情報である。なお、空調機AC1〜AC4をオンにする時刻を運転開始時刻といい、空調機AC1〜AC4をオフにする時刻を運転終了時刻という。
スケジュール受信手段53Bは、端末装置1Aや監視装置2からスケジュール情報を受信するように構成される。
スケジュール変更手段54Bは、設定記憶手段51Bに記憶されたスケジュール情報の内容をスケジュール受信手段53Bで受信されたスケジュール情報の内容に変更するように構成される。したがって、制御装置5Bは、端末装置1Aや監視装置2からスケジュール情報を取得すると、設定記憶手段51Bのスケジュール情報の内容を更新する。
操作信号受信手段55Bは、各空調スイッチから操作信号を受信するように構成される。
機器制御手段52Bは、設定記憶手段51Bに記憶されたスケジュール情報にしたがって機器を制御するように構成される。例えば、機器制御手段52Bは、現時刻がスケジュール情報で指定された運転開始時刻になると、対応する空調機AC1〜AC4に運転開始信号を送信して、対応する空調機AC1〜AC4を始動させる。また、機器制御手段52Bは、現時刻がスケジュール情報で指定された運転終了時刻になると、対応する空調機AC1〜AC4に運転終了信号を送信して、対応する空調機AC1〜AC4を停止させる。
また、機器制御手段52Bは、操作信号受信手段55Bが受信した空調操作信号に応じて空調機AC1〜AC4を制御するように構成される。例えば、機器制御手段52Bは、空調操作スイッチからの空調操作信号に応じて空調機AC1〜AC4に制御信号を送信して、各空調機AC1〜AC4を始動または停止させる。そのため、制御装置5Bは、スケジュール情報で指定された時間(運転開始時刻または運転終了時刻)以外でも空調機AC1〜AC4を制御できる。
監視装置2は、図4に示すように、通信部21と、記憶部22と、演算部23とを備える。通信部21は、通信ネットワークNTを経由して計測装置3および制御装置5Aと通信を行うように構成される。演算部23は、所定のデータ収集期間が経過する毎に、前述の監視データ要求信号や検知データ要求信号を通信部21に送信させるように構成される。通信部21と演算部23とによって、計測装置3の収集装置35から計測値を取得する計測値取得手段が構成される。記憶部22は、通信部21が受信した計測値を記憶する第2記憶手段として機能する。また、記憶部22は、通信部21が受信した検知信号の履歴(人感センサR1〜R4の測定データ)を記憶する。なお、監視装置2は、複数の計測装置3から計測値を取得するように構成されていてもよい。この場合には、1つの監視装置2で複数の計測装置3の計測値を管理できる。
端末装置1A,1Bは同様の構成を有する。よって、以下では、端末装置1Aについてのみ説明する。
端末装置1Aは、図5に示すように、入力部11と、表示部12と、記憶部13と、演算部14と、通信部15とを備えるコンピュータである。入力部11は、キーボードや、マウス、タッチパネルなどである。入力部11は、ユーザが後述するボタンB1〜B24の選択や、スケジュール情報の入力を行うために用いられる。表示部12は、ディスプレイ(例えば液晶ディスプレイ)などであって、所定の表示を行うように演算部14によって制御される。記憶部13は、演算部14が実行するプログラムや、消費電力量の計測結果、消費電力のシミュレーション結果などを記憶するために用いられる。記憶部13は、ハードディスクのような大容量記憶装置や、ROM,RAMなどのメモリからなる。演算部14は、CPUなどであって、記憶部13に記憶されたプログラムを実行する。通信部15は、ネットワークNTを経由した通信を行うように構成される。
記憶部13には、消費電力量の管理・消費電力量のシミュレーション・電力消費が有益か否かの評価を実行するためのプログラム(以下、「エネルギーマネジメントプログラム」という)が搭載される。端末装置1A,1Bがエネルギーマネジメントプログラムを実行することにより、消費電力量の管理機能・消費電力量のシミュレーション機能・電力評価機能が実現される。
図1に示すように、エネルギーマネジメントプログラムは、機器の消費電力量を管理するために、端末装置1Aを、取得手段101と、計測値記憶手段102と、判定手段103と、判定記憶手段104と、使用情報表示手段105として機能させる。
取得手段101は、所定期間中に機器で使用されたエネルギー資源の量を計測した値を示す計測値を取得するように構成される。言い換えれば、取得手段101は、1乃至複数の機器を1つのグループとして、グループ単位で所定の時間区分(単位時間)毎に消費電力量を計測した電力量計測結果(計測値)が入力される電力量入力手段である。
本実施形態の場合、機器は、照明器具L1〜L4・空調機AC1〜AC4のような電気機器である。よって、エネルギー資源は電気であり、機器で使用されたエネルギー資源の量は機器の消費電力量である。取得手段101は、例えば、通信ネットワークNTを介して監視装置2や制御装置5A,5Bと通信して、各分岐回路61〜64での所定期間中(例えば一週間)の消費電力量を受け取る。つまり、取得手段101は、監視装置2の上記第2記憶手段から計測値を取得する。このような取得手段101は、演算部14と通信部15によって実現される。
計測値記憶手段102は、取得手段101が取得した計測値として記憶するように構成される。このような計測値記憶手段102は、記憶部13と演算部14によって実現される。
判定手段103は、計測値記憶手段102に記憶された計測値に基づいて所定期間中に機器が使用されたかどうかを単位時間(例えば、30分)毎に判定するように構成される。ただし、本実施形態では、判定手段103は、後述するタイムゾーンに含まれる時間帯については、判定を行わない。判定手段103は、例えば、計測値記憶手段102に記憶された計測値と所定の閾値とを比較する。判定手段103は、計測値が所定の閾値を上回ったときだけ、機器が使用されたと判定する。ここで、所定の閾値は、例えば、対応する分岐回路61〜64の待機電力量に相応する値である。つまり、判定手段103は、各分岐回路61〜64に接続された機器のうち少なくとも1つが使用されたかどうかを判定する。このような判定手段103は、演算部14によって実現される。
判定記憶手段104は、判定手段103が判定した結果を示す判定結果を記憶するように構成される。判定記憶手段104は、このような記憶部13と演算部14によって実現される。
使用情報表示手段105は、判定記憶手段104に記憶された判定結果に基づいて、所定期間中に機器が使用されたどうかを単位時間毎に表示するように構成される。言い換えれば、使用情報表示手段105は、電力量入力手段に入力された電力量計測結果をもとに、所定の時間区分毎に少なくとも消費電力量の有無をグループ単位で表示する。
このような使用情報表示手段105は、所定期間中の機器の消費電力量を二値化して表示する。使用状態表示手段105は、例えば、図17に示すように、機器が使用された単位時間を、機器が使用されなかった単位時間と区別して表示する(図17では、機器が使用された時間帯を右上がりの斜線で示している)。さらに、使用情報表示手段105は、機器の消費電力量(所定期間中の機器の消費電力量の合計値)を数値で表示するように構成される。このような使用状態表示手段105は、表示部12と演算部14とによって実現される。
また、エネルギーマネジメントプログラムは、消費電力量のシミュレーションを行うために、端末装置1Aを、スケジュール入力手段106と、スケジュール記憶手段107と、シミュレート手段108と、予測値記憶手段109と、予測値表示手段110として機能させる。
スケジュール入力手段106は、所定期間中の機器の動作を単位時間毎に定義するスケジュール情報の入力を受け付けるように構成される。言い換えれば、スケジュール入力手段106は、ユーザがスケジュール情報の変更内容を入力するために用いられる。
本実施形態では、後述するタイムゾーンによってスケジュール情報が規定される。すなわち、タイムゾーンが設定された時間帯が機器をオフとする時間帯となる。例えば、図24に示す例では、スケジュール情報は、月曜日〜金曜日の7:30に機器をオン、19:00に機器をオフとすることを規定している。また、図25に示す例では、スケジュール情報は、月曜日〜金曜日の7:30に機器をオン、12:00に機器をオフ、12:30に機器をオン、19:00に機器をオフとすることを規定している。このようなスケジュール入力手段106は、入力部11と表示部12と演算部14とによって実現される。
スケジュール記憶手段107は、スケジュール入力手段106を用いて入力されたスケジュール情報を記憶するように構成される。このようなスケジュール記憶手段107は、記憶部13と演算部14とによって実現される。
シミュレート手段108は、スケジュール記憶手段107に記憶されたスケジュール情報にしたがって機器が動作した場合の消費電力量を示す予測値を計測値記憶手段102に記憶された計測値に基づいてシミュレートするように構成される。言い換えれば、シミュレート手段108は、スケジュール入力手段106を用いてスケジュール情報の変更内容が入力されると、電力量計測結果に基づいて変更後のスケジュール情報で機器を動作させた場合の消費電力量を予測する。
例えば、シミュレート手段108は、計測値記憶手段102に記憶された計測値と対応する分岐回路61〜64の待機電力量とを比較することで、機器のオン・オフを推測する(この推測には、判定手段103の判定結果を用いても良い)。次に、シミュレート手段108は、機器のオン・オフを推測した結果(推測結果)と上記スケジュール記憶手段に記憶されたスケジュール情報とを比較する。例えば、推測結果では、0:00〜6:00がオフ、6:00〜18:00がオン、18:00〜24:00がオフであり、スケジュール記憶手段107に記憶されたスケジュール情報では、0:00〜7:00がオフ、7:00〜19:00がオン、19:00〜24:00がオフであるとする。この場合、オン・オフが一致する期間、つまり0:00〜6:00、7:00〜18:00、19:00〜24:00では、計測値記憶手段102に記憶された計測値をそのまま用いる。一方、オン・オフが一致しない期間、つまり6:00〜7:00、18:00〜19:00については、機器の消費電力量を予測する。例えば、6:00〜7:00では、推測結果がオン、スケジュール情報がオフであるから、シミュレート手段108は、対応する分岐回路61〜64の待機電力量を、6:00〜7:00間の単位時間の消費電力量とする。また、18:00〜19:00では、推測結果がオフ、スケジュール情報がオンであるから、シミュレート手段108は、電気機器がオンである直近の単位時間(例えば、17:30〜18:00)の消費電力量を、18:00〜19:00間の単位時間の消費電力量とする。なお、直近の単位時間の消費電力量の代わりに、電気機器がオンと判定された単位時間の消費電力量の平均値を用いても良いし、過去の同じ曜日や異なる曜日の同じ単位時間の消費電力量を用いても良い。このようにして、シミュレート手段108は、所定の期間中の電気機器の消費電力量を推測する。
予測値記憶手段109は、シミュレート手段108で予測された予測値を記憶するように構成される。予測値記憶手段109は、記憶部13と演算部14とで実現される。
予測値表示手段110は、予測値記憶手段109に記憶された予測値を表示するように構成される。このような予測値表示手段110は、表示部12と演算部14とで実現される。
ところで、各機器は、予め設定されたスケジュール情報にしたがってオンまたはオフになるように制御される。例えば、就業時間中(例えば、図24では、月曜日〜金曜日それぞれの7:30から19:00までが就業時間である)は全ての機器がオンとなり、就業時間外は全ての機器がオフとなるようなスケジュール情報が設定される。この場合、全ての機器がスケジュール情報通りに動作していれば、就業時間外に電力が消費されることがない。しかしながら、全ての機器がスケジュール情報通りに使用されるとは限らない。例えば、就業時間外に従業員が何らかの作業を行いたい場合、従業員が照明スイッチS1〜S4等を操作して所望の機器(照明器具L1〜L4または空調機AC1〜AC4)を動作させることがある。このとき、従業員が機器を停止し忘れて退社すると、機器がそのまま動作し続ける。この場合、機器の使用は無駄であるから、電力の消費が無駄である(例えば、図24では、網線で示す部分が機器の使用が無駄な部分である)。
そこで、エネルギーマネジメントプログラムは、機器での電力消費が有益か否か(機器の使用が有益か無駄か)の評価を実行するために、端末装置1Aを、履歴受信手段111と、履歴記憶手段112と、機器情報記憶手段113と、評価手段114と、評価記憶手段115と、評価表示手段116として機能させる。
履歴受信手段111は、検知信号の履歴(人感センサR1〜R4の測定データ)を受け取るように構成される。例えば、履歴受信手段111は、監視装置2や制御装置5A,5Bと通信して、所定期間中の検知信号の履歴(人感センサR1〜R4の測定データ)を受け取る。このような履歴受信手段111は、演算部14と通信部15とで実現される。
履歴記憶手段112は、履歴受信手段111が受信した検知信号の履歴を記憶するように構成される。このような履歴記憶手段112は、記憶部13と演算部14とで実現される。
機器情報記憶手段113は、各機器の情報を記憶するように構成される。ここで、各機器の情報とは、機器の種類と、機器が設置されている場所を示す設置エリアとである。例えば、機器の種類には、照明器具と空調機とが含まれ、機器の設置エリアには、ゾーンZ1〜Z4が含まれる。例えば、機器L1については、種類が「照明器具」、設置エリアが「ゾーンZ1」という情報が機器情報記憶手段113に記憶されている。このような機器情報記憶手段113は、記憶部13と演算部14とで実現される。
評価手段114は、計測値記憶手段102に記憶された計測値とスケジュール記憶手段107に記憶されたスケジュール情報とに基づいて機器の使用が有益か無駄かを単位時間毎に判定するように構成される。言い換えれば、評価手段114は、電力量入力手段に入力された各時間区分における消費電力量とスケジュール情報とに基づいて、各時間区分での消費電力量が有益か否かを評価する電力評価手段である。このような評価手段114は、演算部14で実現される。
例えば、評価手段114は、スケジュール情報によればオフであるはずの機器がオンであれば、機器の使用が無駄であると判定する。
例えば、評価手段114は、スケジュール記憶手段107に記憶されたスケジュール情報(本実施形態では、タイムゾーン)を参照して、機器が停止している期間(タイムゾーンに含まれる期間)の計測値を選択する。評価手段114は、選択した計測値と所定の閾値(対応する分岐回路61〜64の待機電力量に相応する値)とを比較する。評価手段114は、計測値が所定の閾値を上回っていれば、機器の使用が無駄であると判定する。例えば、図17に示す例では、3月7日(金)の22:00〜23:00の間の機器の使用が無駄と判定されている。
また、評価手段114は、計測値記憶手段102に記憶された計測値の時間変化が所定の条件を満たしていれば、機器の使用が無駄であると評価するように構成されていてもよい。上記の所定の条件は、計測値が所定の閾値を越える期間が所定の時間継続されたことである。例えば、評価手段114は、計測値が所定の閾値を連続して所定回数(例えば4回)以上越えたときに機器の使用を無駄と判断する。このようにすれば、例えば、本来は機器の使用が無駄ではないのに、ノイズなどによる消費電力量の測定誤差によって、機器の使用が無駄であると判定してしまうことを防止できる。
また、スケジュール情報ではオフである機器が実際にはオンであっても、機器の使用が有益な使用である場合がある。例えば、従業員が就業時間外に作業している場合である。
そこで、評価手段114は、機器の使用が無駄と判断された単位時間が例外条件(例外ルール)を満たす場合には、当該単位時間での機器の使用を有益と評価するように構成される。このようにすれば、機器の使用が有益か否かをより正確に判断できる。
例外条件には、機器の設置エリアで対応する人感センサR1〜R4が人を検出したことを採用できる。例えば、評価手段114は、機器の使用を無駄と評価した場合には、機器の設置エリアを機器情報記憶手段113から取得する。また、評価手段114は、機器の設置エリアに対応する検知信号の履歴を履歴記憶手段112から取得する。そして、評価手段114は、機器の使用が無駄と判断された単位時間に、機器と同じゾーンZ1〜Z4に設置されている人感センサR1〜R4が検知信号を出力していれば、機器の使用が有益であると評価(再評価)する。この場合、人がいる場所では、機器の使用が無駄ではないと評価される。そのため、実情に沿った評価が行える。なお、例外条件によって無駄ではないと再評価する場合としては、例えば、就業時間外で残業したり早出したりして作業を行った場合や、タイムゾーン内で機器を使用したものの使用後にきちんと忘れずに電気機器を停止させた場合などがある。よって、これらに対応した例外条件を設定してもよい。
また、評価手段114は、同じ設置エリアに種類が異なる複数の機器がある場合、各機器の種類と判定手段103の判定結果との組み合わせに基づいて、機器の使用が有益か無駄かを評価するように構成されていてもよい。具体的には、評価手段114は、機器情報記憶手段113から設置エリアと種別を読み出す。そして、評価手段114は、機器情報記憶手段113に記憶された機器毎の種類と設置エリアに基づいて同じ設置エリアに種類が異なる複数の機器があるかどうかを確認する。評価手段114は、同じ設置エリアに種類が異なる複数の機器がある場合、各機器の種類と判定結果との組み合わせに基づいて機器の使用が有益か無駄かを評価する。この場合、機器の使用が有益か否かを確実に判断できる。例えば、評価する機器が照明器具L1である場合、照明器具L1の設置エリア(ゾーンZ1)には、照明器具L1と種類が異なる空調機AC1が存在する。この場合、評価手段114は、判定記憶手段104から照明器具L1および空調機AC1それぞれについての判定結果を取得する。そして、評価手段114は、種類が異なる照明器具L1と空調機AC1の動作状態の組み合わせが、所定の組み合わせ(照明器具L1と空調機AC1の両方がオン)であれば、照明器具L1の使用が有益であると評価する。つまり、同じゾーンZ1にある照明器具L1と空調機AC1との一方だけがオンであるときには、消し忘れと判断する。
評価記憶手段115は、評価手段114が評価した結果を示す評価結果を記憶するように構成される。このような評価記憶手段115は、記憶部13と演算部14とで実現される。
評価表示手段116は、評価記憶手段115に記憶された評価結果に基づいて電気機器の使用が有益か無駄かを単位時間毎に表示するように構成される。評価表示手段116は、例えば、機器の使用が無駄であった単位時間を、機器の使用が有用であった単位時間と区別して表示する(図24では、機器の使用が無駄であった時間帯を網線で示している)。このような評価表示手段116は、表示部12と演算部14とで実現される。
さらに、エネルギーマネジメントプログラムは、制御機器5A,5Bのスケジュール情報を遠隔地から(すなわち間接的に)変更できるようにするために、端末装置1Aを、決定手段117と、現スケジュール記憶手段118と、確認手段119と、確認記憶手段120と、スケジュール送信手段121とを備える設定装置として機能させる。
決定手段117は、制御装置5A,5Bの設定記憶手段51A,51Bに記憶されたスケジュール情報の変更の決定を受け付けるように構成される(例えば図25参照)。このような決定手段117は、入力部11と表示部12と演算部14とで実現される。
現スケジュール記憶手段118は、設定記憶手段51A,51Bに記憶されたスケジュール情報を記憶するように構成される。例えば、現スケジュール記憶手段118は、通信ネットワークNTを介して制御装置5A,5Bから設定記憶手段51A,51Bに記憶されたスケジュール情報を受信して、記憶するように構成される。このような現スケジュール記憶手段118は、記憶部13と演算部14と通信部15とで実現される。
確認手段119は、スケジュール記憶手段107に記憶されたスケジュール情報と現スケジュール記憶手段118に記憶されたスケジュール情報とが一致するかどうかを確認するように構成される。このような確認手段119は、演算部14によって実現される。
確認記憶手段120は、確認手段119が確認した結果を示す確認結果を記憶するように構成される。このような確認記憶手段120は、記憶部13と演算部14とで実現される。
スケジュール送信手段121は、スケジュール記憶手段107に記憶されたスケジュール情報を制御装置5A,5Bに送信するように構成される。スケジュール送信手段121は、決定手段117を用いて設定記憶手段51A,51Bに記憶されたスケジュール情報の変更が決定されると、確認記憶手段120に記憶された確認結果を参照する。そして、スケジュール送信手段121は、変更されたスケジュール情報だけを対応する制御装置5A,5Bに送信する。つまり、スケジュール送信手段121は、変更する必要があるスケジュール情報だけを制御装置5A,5Bに送信する。このようなスケジュール送信手段121は、演算部14と通信部15とで実現される。なお、スケジュール送信手段121は、スケジュール記憶手段107に記憶された全てのスケジュール情報を制御装置5A,5Bに送信するように構成されていてもよい。この場合には、現スケジュール記憶手段118と、確認手段119と、確認記憶手段120とが不要になる。
次に、端末装置1Aの動作の具体例について図6〜図27を参照して説明する。なお、図6はシミュレーション実行時のフローチャートを示す。
端末装置1Aの演算部14は、記憶部13に記憶されたエネルギーマネジメントプログラムを実行することによって、図7に示す初期画面G1を表示部12に表示させる。
初期画面G1の中央には、例えば「タイムマネジメントツール」といったタイトルT10が表示される。初期画面G1の右側には、「ファイル新規作成」・「ファイル一覧」・「共通ルール」・「データ」・「設定」にそれぞれ対応する5つのボタンB1〜B5が表示される。ここで、マウスカーソルをボタンB1〜B5上に移動させる(マウスオーバー)と、初期画面G1の下方に設けた空欄B0に、マウスオーバー中のボタンB1〜B5に対応する機能の説明が表示される。
ボタンB1は、スケジュール情報を変更した場合の消費電力量を予測する処理を開始させるためのボタンである。本実施形態のエネルギーマネジメントシステムでは、シミュレーションの結果を格納するファイルに名前を付けて保存・管理できる。
ボタンB2は、保存したファイル(シミュレーション結果を格納したファイル)を呼び出すためのボタンである。ファイルに格納されたシミュレーション結果をもとにパラメータ(スケジュール情報)を変更し、再度シミュレーションを実行することもできる。
ボタンB3は、共通ルールの作成・変更・削除を行うためのボタンである。共通ルールとは、時間区分(単位時間)毎の電力消費が有益か否か(つまり電気機器の使用が有益か無駄か)を評価するために使用するルールである。ボタンB3は、作成された共通ルールをどの計量ポイントに適用するのかを設定するために用いられる。
ボタンB4は、他のシステムで収集された消費電力量のデータを取り込む処理を選択するためのボタンである。例えば、本実施形態のエネルギーマネジメントシステムでは、端末装置1A,1Bが通信ネットワークNTを介して中央監視盤2に接続されている。この場合、端末装置1A,1Bは、消費電力受信手段101によって中央監視盤2から消費電力量のデータを自動収集して、収集した消費電力量のデータを計測値記憶手段102のデータベースに格納する。
ボタンB5は、エネルギーマネジメントプログラムで使用する各種の情報を設定するための処理(設定処理)を選択するためのボタンである。設定処理では、例えば入力された消費電力量に対応する計量ポイントの情報やシミュレーションの際に使用するパラメータなどが設定される。
なお、本実施形態のエネルギーマネジメントプログラムでは、初期設定として、計量ポイント設定・共通ルール作成・共通ルールと計量ポイントの関連付け・パラメータ設定・エネルギーデータ(消費電力量の計測結果)の取込みの5項目の設定を行う。このような初期設定を行う処理は、初期画面G1から実行できる。
「計量ポイント設定」では、計量ポイントの名称(例えば1F共用部電灯など)・入力データの種別(例えばPI/AI/設定/DI/DOなど)・消費電力量の収集間隔・電気機器の運転/停止を判別するために計量ポイント毎に設ける閾値(計量データが消費電力量の場合は待機電力に相当する値)などの項目について設定を行う。
「共通ルール作成」では、作成する共通ルールの名称・当該共通ルールを適用するタイムゾーンの情報・当該共通ルールを適用する計量ポイントの情報などの項目を設定する。
ここで、タイムゾーンとは、電力が無駄に消費されているかどうかを監視する時間帯のことである。タイムゾーンが設定された時間帯の消費電力量は、評価手段114での評価対象になる。一方、タイムゾーンが設定されていない時間帯の消費電力量は、判定手段103での判定対象になる。このようなタイムゾーンの設定は、スケジュール情報の入力に相当する。
タイムゾーンは、タイムゾーンの名称・曜日(監視する曜日)・時間(監視する時間)・判定ロジックの4つの要素で定義される。判定ロジックとは、電気機器の使用が有益か無益(無駄)かを判断するためのロジックである。つまり、判定ロジックは、評価手段114での評価方法を指定する。
次に、共通ルールを作成する処理を図8,図9に基づいて説明する。
初期画面G1でボタンB3が選択されると、演算部14は、図8に示すような共通ルールを設定するための画面(設定画面)G2を表示部12に表示させる。
設定画面G2の中央上側には、ウィンドウW1が表示される。ウィンドウW1には、現在までに作成されている共通ルールの一覧が表示される。図8に示す例では、「共用部 電灯」という名称の共通ルールに、早朝(平日)・夜間(平日)・昼休みという3つのタイムゾーンが設定されている。
また、設定画面G2には、「ルール詳細」・「ルール追加」・「ルール削除」・「ルール複製」・「ルール紐付け」にそれぞれ対応するボタンB6〜B10が表示される。
ボタンB8は、ユーザが入力部11を用いて選択した共通ルールを削除するためのボタンである。ボタンB8が選択されると、演算部14は、選択中の共通ルールを削除する。
ボタンB9は、ユーザが入力部11を用いて選択した共通ルールを複製するためのボタンである。ボタンB9が選択されると、演算部14は、選択中の共通ルールを複製する。
ボタンB7は、共通ルールを新たに作成するためのボタンである。ボタンB7が選択されると、演算部14は、新たに作成する共通ルールの名称を入力するためのポップアップ画面を表示部12に表示させる。ポップアップ画面では、入力部11により名称の入力が可能である。名称の入力後に完了操作を行うと新たな共通ルールがウィンドウW1に追加される。
ボタンB6は、共通ルールの詳細を表示するためのボタンである。共通ルールを選択した状態で、ユーザがボタンB6を選択すると、演算部14は、図9に示す画面(ルール詳細画面)G3を表示部12に表示させる。
ルール詳細画面G3の中央の上側には、設定済みのタイムゾーンの名称が表示される。
ルール詳細画面G3の下側には、ウィンドウW2が表示される。このウィンドウW2には、共通ルールを適用する時間帯がグラフで表示される。このグラフの横軸は、時間(00:00〜24:00)であり、縦軸は曜日(日曜日〜土曜日)である。図7では、早朝(平日)・夜間(平日)・昼休みという3つのタイムゾーンが設定されている。また、図7では、グラフにおいてタイムゾーンとして登録された時間帯に対応する帯状部分(以下、セルと言う)にハッチングが施されている。
ルール詳細画面G3の右側には、「タイムゾーン削除」・「タイムゾーン追加」・「タイムゾーン詳細」・「タイムゾーン修正」にそれぞれ対応するボタンB11〜B14が表示される。
ボタンB11が選択されると、演算部14は、選択中のタイムゾーンを削除する処理を行う。
ボタンB12が選択されると、演算部14は、図10に示す画面(ポップアップ画面)G4を表示部12に表示させる。ポップアップ画面G4の中央には、タイムゾーンの情報(名称・曜日・時間・判定ロジック)を入力するためブロックK1が表示される。また、ポップアップ画面G4の下方には、「追加」に対応するボタンB15が表示される。追加ボタンB15が選択されると、演算部14は、ブロックK1に入力された情報で定義されるタイムゾーンを新たに追加する処理を行う。
ボタンB13が選択されると、演算部14は、図11に示すように、選択中のタイムゾーンの情報(設定内容)を確認するための画面(ポップアップ画面)G5を表示部12に表示させる。図9に示すポップアップ画面G5に表示されているタイムゾーンでは、名称が「早朝(平日)」、曜日が「月曜日から金曜日」、時間が「午前0時〜午前6時」、判定ロジックが「タイプA」である。
ボタンB14が選択されると、演算部14は、タイムゾーンの修正を行うための画面(図示せず)を表示部12に表示させる。この場合の画面には、ポップアップ画面G4を準用できる。
例えば、タイプA〜Cの3つの判定ロジックA〜Cが用意されている。
図27(a)は判定ロジックAが適用された場合、同図(b)は判定ロジックBが適用された場合、同図(c)は判定ロジックCが適用された場合の判定結果をそれぞれ示す。
図27に示す例では、0:00〜7:00までと10:00〜24:00までの時間帯がタイムゾーンに設定されている。ここで、右上がりの斜線で塗りつぶされた時間区分は電気機器での電力消費が有益(電気機器の使用が有益)と評価された時間区分である。網線で塗りつぶされた時間区分は電気機器での電力消費が無駄(電気機器の使用が無駄)と評価された時間区分である。
判定ロジックAの場合、評価手段114は、タイムゾーンの曜日および時間中の消費電力量(計測値記憶手段102に記憶された計測値)と所定の閾値(分岐回路の待機電力量に相当する値)とを比較する。評価手段114は、消費電力量が閾値を超えた場合は、電力消費が無駄と評価する(図27(a)参照)。図27(a)に示す例では、0:00〜7:00・10:00〜24:00のタイムゾーンのうち、0:00〜2:00・5:00〜6:00・11:00〜14:00・16:00〜24:00の4つの時間帯に含まれる単位時間での電気機器の使用が無駄と判断されている。なお、この場合において、評価手段114は、計測値が連続して4回以上閾値を超えない場合は、電気機器の使用が有益と判断しても良い。このようにすれば、消費電力量の測定誤差による誤判定を防止できる。
判定ロジックBは、夜間の機器の消し忘れによる電力の無駄を判定するロジックである。判定ロジックBでは、評価手段114は、タイムゾーンで設定された時間帯の消費電力量と所定の閾値(待機電力)とを単位時間毎に比較する。評価手段114は、消費電力量が所定の閾値を越えた単位時間を使用期間と判定する。例えば、図27(b)に示す例では、0:00〜7:00・10:00〜24:00のタイムゾーンのうち、0:00〜2:00・5:00〜6:00・11:00〜14:00・16:00〜24:00の4つの時間帯に含まれる単位時間が使用期間と判断されている。評価手段114は、時系列的に連続する使用期間を1つのまとまりとして扱う。よって、評価手段114は、図27(b)に示す例では、0:00〜2:00まで、5:00〜6:00まで、11:00〜14:00まで、16:00〜24:00までをそれぞれ1つの使用期間として扱う。そして、評価手段114は、タイムゾーンの終わり(図27(b)に示す例では24:00)を含む使用期間を、電気機器の使用が無駄である期間と判定する。つまり、評価手段114は、タイムゾーンの終わり(例えば24:00)にかかる使用期間(図示例では16:00〜24:00)のみを消し忘れによる無駄と判定する(図27(b)参照)。なお、評価手段114は、タイムゾーンの終わりを含まない使用期間については、電気機器の使用が有益か無駄かの判断がつかない部分と判断する。以上述べた判定ロジックBによれば、例えばスケジュール情報にしたがって消灯された後、従業者がスイッチを操作して照明器具の点灯・消灯を複数回行った場合でも、最後に照明器具を点灯した後の電力消費だけを抽出して無駄と判定できる。
判定ロジックCは、早朝の機器の消し忘れによる電力の無駄を判定するロジックである。判定ロジックCでは、使用期間を、電気機器の使用が無駄な期間かどうかを判定する基準が判定ロジックBと異なる。判定ロジックCでは、評価手段114は、タイムゾーンの始まり(図27(b)に示す例では0:00)を含む使用期間を、電気機器の使用が無駄である期間と判定する。つまり、評価手段114は、タイムゾーンの始まり(例えば0:00)にかかる使用期間(図示例では0:00〜2:00)のみを消し忘れによる無駄と判定する(図27(c)参照)。なお、評価手段114は、タイムゾーンの終わりを含まない使用期間については、電気機器の使用が有益か無駄かの判断がつかない部分と判断する。以上のべた判定ロジックCによれば、例えばスケジュール情報にしたがって消灯された後、早朝出勤した従業員がスイッチを操作して照明器具の点灯・消灯を複数回行った場合でも、最初に照明器具を点灯する前の電力消費だけを抽出して無駄と判定できる。
これら判定ロジックB,Cは、電気機器の消費電力量の変化パターンを、所定の変化パターン(スケジュール情報に基づいた変化パターン)と比較することによって、電気機器の使用が有益か無駄かを評価するロジックである。所定の変化パターンは、例えば、電気機器の使用が有益な場合の変化パターン(例えば、タイムゾーンの始まりや終わりにかからない変化パターン)や、電気機器の使用が無駄な場合の変化パターン(例えば、タイムゾーンの始まりや終わりにかかる変化パターン)である。
これら判定ロジックB,Cでは、電気機器の消費電力量の変化パターンが所定のパターンに該当するか否かで、電気機器の使用が有益か無駄かを容易に判断できる。また、判定ロジックB,Cは、単純に消費電力量が所定の閾値を超えたか否かで判定する判定ロジックAに比べて、複雑な設定を必要としないにも関わらず、精度よく有益か無駄かを判定できる。
また、消費電力量が所定の閾値を超えた使用期間のうち特定時刻(例えば24:00)をまたいだ使用期間(図17の例では16:00〜2:00)のみを消し忘れによる無駄と判定する判定ロジックを用いても良い。
以上述べたような判定ロジックは、設定する項目が少ないにも関わらず消し忘れによる有益でない消費を抽出できる。なお、タイムゾーンの時間帯を決まった時刻ではなく、相対的に求まる時刻としても良い。例えば、日の入りから3時間後より24:00までを夜間の消し忘れを監視する時間帯としたり、0:00から日の出前までを早朝の消し忘れを監視する時間帯としたりしても良い。日の入りや日の出の時刻は、通信ネットワークNTを介して外部のサーバ(図示せず)などから取得すればよい。また、所定のエリアへの入退室を管理する入退室管理装置から最終退出時刻を取得し、最終退出時刻から24:00までを、夜間の消し忘れを監視する時間帯としても良い。この場合、ユーザ(電力利用者)の存在の有無を判定条件に加えることにより、無駄と計上される消費電力量の判定精度の向上に大いに役立つ。同様の効果は、人感センサからの出力信号を取得することでも期待できる。また、電気機器の設置された建物が店舗の場合には、店舗の閉店時間から24:00までを夜間の消し忘れを監視する時間帯としても良く、季節による環境変化や使用状況に合わせて消し忘れの監視期間を設定することができる。このような設定は、季節や店舗の運用に即した判定が行えるため、より判定精度の向上が見込まれる。
設定画面G2でボタンB10が選択されると、演算部14は、図12に示すポップアップ画面G6を表示部12に表示させる。ポップアップ画面G6は、共通ルールを紐付けした計量ポイントの名称(例えば1F−共用部電灯など)を表示する左欄W3と、紐付けする候補となる計量ポイントを表示する右欄W4とを表示する。本実施形態のエネルギーマネジメントシステムでは、計量ポイントとグループとが対応しているため、紐付け候補の計量ポイントが階層的に表示されている。
さらに、ポップアップ画面G6は、設定ボタンB16と、解除ボタンB17と、OKボタンB18とを表示する。
設定ボタンB16が選択されると、演算部14は、右欄W4において選択された1乃至複数の計量ポイントを左欄W3に移動させるとともに共通ルールに紐付けする。この後に、OKボタンB18が選択されると、演算部14は、設定ボタンB16を用いて設定された内容を保存するとともに、ポップアップ画面G6を閉じる処理を行う。したがって、紐付けを行うには、共通ルールに紐付けしたい計量ポイントを右欄W2から1乃至複数選択した後に設定ボタンB16を選択し、OKボタンB18を選択すればよい。
解除ボタンB17が選択されると、演算部14は、左欄W3において選択された計量ポイントを右欄W4に移動させるとともに共通ルールとの紐付けを解除する。この後に、OKボタンB18が選択されると、演算部14は、解除ボタンB17を用いて解除された内容を保存するとともに、ポップアップ画面G6を閉じる処理を行う。したがって、紐付けを解除するには、左欄W3に表示されている計量ポイントの中から所望の計量ポイントを選択した後に解除ボタンB17を選択し、OKボタンB18を選択すればよい。
初期画面G1でボタンB4が選択されると、消費電力受信手段101は、他のシステム(エネルギーマネジメントシステムとは別のシステム)で収集された消費電力量のデータを取り込む処理を実行する。例えば他のシステムで収集された消費電力量のデータを示すファイルがCSV形式で記憶媒体(例えばメモリカード)に記憶されているとする。この場合、記憶媒体を端末装置1Aの読取装置に差し込む。そして、ボタンB4が選択されると、消費電力受信手段101は、記憶媒体から上述のファイルを取り込む。図13は、上述のファイルの中身を示す。図13に示すファイルは、ファイル形式がCSV形式であり、4つのデータ列DAT1〜DAT4を有する。図13において一番左のデータ列DAT1は日付のデータである。データ列DAT2は時刻のデータである。データ列DAT3は共用部電灯1F北側の消費電力量を1時間毎に計量したデータである。データ列DAT4は共用部電灯1F南側の消費電力量を1時間毎に計量したデータである。また、ファイルの先頭部分には、各データ列DAT1〜DAT4の内容を示す文字列や単位などが記述される。
初期画面G1でボタンB5が選択されると、演算部14は、図14に示すようなパラメータの設定画面G7を表示部12に表示させる。
設定画面G7は、消費電力量を電力料金やCO2排出量に換算するための係数(換算値)をパラメータとして入力するための画面である。なお、消費電力量の単位は、キロワット時(kwh)に限らず、英熱量(Btu)やメガジュール(MJ)であってもよい。つまり、消費電力量や電力料金などの単位には、各国の実情に沿った単位を使用できる。
設定画面G7は、消費電力量を電力料金に換算するための換算値を入力するための入力ブロックK2と、消費電力量をCO2排出量に換算するための換算値を入力するための入力ブロックK3とを表示する。演算部14は、入力ブロックK2,K3に入力された換算値を記憶部13に記憶させる。記憶部13に記憶された各換算値は、以後の演算で使用される。なお、各換算値は、ユーザが入力部11を用いて入力しても良い。また、演算部14が、通信部15を用いて所定のサーバにアクセスして換算値をダウンロードしてもよい(つまり、端末装置1A,1Bが、換算値を自動設定しても良い)。なお、図14では、消費電力量を表示しているが、管理対象の機器が水を使用する便器(図28参照)や、ガスを使用するコンロや湯沸かし器である場合には、水の使用量やガスの使用量を表示してもよい。この場合、設定画面G7では、水の使用量([m3])を水道料金に換算するための係数や、ガスの使用量([Nm3])をガス料金に換算するための係数を入力できるようにしてもよい。
次に端末装置1Aを用いて、スケジュール情報を変更した場合の消費電力量の変化をシミュレーションする処理について説明する。
初期画面G1でボタンB1やボタンB2が選択されると、シミュレーション結果を保存するファイルを作成または選択する処理が行われる(ステップS10)。
次に、シミュレーションを開始する操作が行われると、演算部14は、図15に示すシミュレーションのトップ画面G8を表示部12に表示させる。
トップ画面G8は、電卓ブロックK4を左側に表示し、計量ポイントの一覧を表示するウィンドウW5を中央に表示する。トップ画面G8は、日付ブロックK5,K6を画面中央下側に表示する。トップ画面G8は、カレンダ領域K7を右下に表示する。トップ画面G8は、シミュレーションのタイプを選択するためのボタンB19〜B21を左側に表示する。
電卓ブロックK4は、シミュレーション結果を表示するために用いられる。例えば、電卓ブロックK4は、保存された消費電力量のデータ(計測値記憶手段102に記憶された計測値)に、シミュレーションで選択した共通ルールを適用した場合に無駄と推定される消費電力量等を数値で表示する。
ウィンドウW5は、計量ポイントの一覧を表示する。ウィンドウW5は、登録された計量ポイントをリスト形式で表示する。なお、消費電力量のデータを取り込む際にグループを設定しておけば、グループ毎に計量ポイントを階層表示する。また、計量ポイントの種類(PI、AIなど)毎に色分けして表示することもできる。この場合、ユーザがシミュレーションに利用できるか否かを容易に理解できる。
日付ブロックK5は、シミュレーションの開始日を表示する。
日付ブロックK6は、シミュレーションの終了日を表示する。
カレンダ領域K7は、カレンダを表示する。カレンダ領域K7は、消費電力量のデータがある日と消費電力量のデータがない日とを区別して表示する。例えば、カレンダ領域K7は、消費電力量のデータがない日には下線を付し、消費電力量のデータがある日には下線を付さずに表示する。このようにすれば、消費電力量のデータが存在しない日が、シミュレーション期間に選択されることを防止できる。
ボタンB19〜B21は、「ポイント別シミュレーション」・「日付別シミュレーション」・「状態比較」にそれぞれ対応する。ここで、ポイント別シミュレーションは、1つの計量ポイントに注目し、消し忘れ等によって有益でないと判断される時間区分が存在するか否かを判定するシミュレーションである。
次に、ウィンドウW5に表示された計量ポイントからシミュレーションを行う計量ポイントを選択する(ステップS11)。
次に、シミュレーション期間を入力する(ステップS12)。カレンダ領域K7が選択されると、演算部14は、図16に示すポップアップ画面G9を表示部12に表示させる。ポップアップ画面G9では、シミュレーション期間の開始日および終了日を選択する操作を行えるようになっている。ポップアップ画面G9で選択された開始日は日付ブロックK5に表示され、ポップアップ画面G9で選択された終了日は日付ブロックK6に表示される。
トップ画面G8でボタンB19が選択されると、演算部14は、図17に示すポイント別のシミュレーション画面G10を表示部12に表示させる。(ステップS13)。
シミュレーション画面G10は、縦7×横24のマトリクス状に並べた矩形状のセルで時間帯を表示する。縦方向は日時(曜日)であり、横方向は時刻(0:00〜24:00)である。また、シミュレーション画面G10は、共通ルールが設定された時間帯(セル)を太線の枠FL1,FL2で囲って表示する。
シミュレーション画面G10では、電気機器が使用されたか否かが使用状態表示手段105によって単位時間毎に表示され、電気機器の使用が有益か無駄かが評価表示手段116によって単位時間毎に表示される。
図17に示す例では、電気機器の使用が有益と判断された単位時間(時間区分)と、電気機器の使用が無駄と判断された単位時間と、電気機器が使用されなかった単位時間とが、色分けして表示されている。なお、図17は白黒の図であるから、便宜上、電気機器の使用が有益と判断された単位時間と無駄と判断された単位時間とをセルの塗りつぶしパターンを異ならせて表示している。電気機器の使用が有益と判断された単位時間は右上がりの斜線で表示し、電気機器の使用が無駄と判断された単位時間は網線で表示する。
また、シミュレーション画面G10は、表示ブロックK8,K9を画面上側に表示する。表示ブロックK8は、シミュレーション期間を表示する。表示ブロックK9は、計量ポイントの名称を表示する。これら表示ブロックK8,K9を見ることで、前画面(トップ画面G8)で選択したパラメータの内容を容易に読み取ることができる。
また、シミュレーション画面G10は、赤色のアイコンI1と、黄緑色のアイコンI2と、黄色のアイコンI3とを表示ブロックK8,K9の下側に表示する。アイコンI1〜I3は、左から右にアイコンI1,I2,I3の順で並んでいる。尚、図17は白黒の図であるから、各アイコンI1〜I3の色の違いを網掛けパターンの違いで示している。すなわち、赤色のアイコンI1を網線で、黄緑色のアイコンI2を右下がりの斜線で、黄色のアイコンI3を右上がりの斜線でそれぞれ示している。
アイコンI1は、電気機器の使用が無駄と判断された時間区分の表示色(表示パターン)を示す。シミュレーション画面G10は、アイコンI1に対応する消費電力量の合計値(図示例では1kWh)をアイコンI1の右側に表示する。アイコンI2は、共通ルールにより電気機器の使用が無駄と判定されたが例外ルールによって無駄ではないと再評価された時間区分の表示色(表示パターン)を示す。シミュレーション画面G10は、アイコンI2に対応する消費電力量の合計値(図示例では0kWh)をアイコンI2の右側に表示する。アイコンI3は、共通ルール(タイムゾーン)が設定されていない時間帯で電気機器が使用された時間区分の表示色(表示パターン)を示す。シミュレーション画面G10は、アイコンI3に対応する消費電力量の合計値(図示例では126kWh)をアイコンI3の右側に表示する。なお、消費電力量の単位は、キロワット時(kwh)に限らず、英熱量(Btu)やメガジュール(MJ)であってもよい。また、消費電力量の代わりにCO2排出量を表示するようにしてもよい。
シミュレーション画面G10では、各単位時間(時間区分)において電気機器が使用されたか否かが色で表示されるため、表示が見やすい。また、シミュレーション画面G10では、各時間区分において電気機器が使用されたか否かの表示とともに、計量ポイント(電気機器)の消費電力量を表す数値で表示される。そのため、スケジュール情報の設定に応じた電気機器の消費電力量をより詳細に把握できる。
シミュレーション画面G10は、3つの選択ボタンB22〜B24を右上に表示する。3つの選択ボタンB22〜B24は、左から右に選択ボタンB22,B23,B24の順で並んでいる。選択ボタンB22は、制御装置5A,5Bの現在のスケジュール情報をシミュレーション画面G10に表示したり、端末装置10Aに入力したスケジュール情報の内容を対応する制御装置5A,5Bの設定記憶手段51A,51Bに記憶されたスケジュール情報の内容に反映させたりするためのスケジュール反映ボタンである。選択ボタンB23は、シミュレーション実行ボタンである。選択ボタンB23が選択されると、演算部14は、シミュレーションした計量ポイントだけではなく、登録されている全ての計量ポイントにシミュレーション結果を適用した場合に、どの程度の量になるかを計算する。演算部14は、前画面となるシミュレーション画面G10の全体欄に再計算した結果を表示する。選択ボタンB24は、シミュレーションした結果を保存するためのルール保存ボタンである。選択ボタンB24が選択されると、演算部14は、シミュレーションに用いたルールをファイルやデータベース等に保存する。
図17に示すシミュレーション画面G10は、3月1日(土曜日)から3月7日(金曜日)までの一週間の期間で、6階空調電力量の計量ポイントで計測された消費電力量をもとにシミュレーションを行った画面である。
判定手段103は、計量ポイントから取り込んだ時間毎の消費電力量を所定の閾値(待機電力量に相当)と比較する。使用情報表示手段105は、消費電力量が所定の閾値を超えた期間(つまり分岐回路に接続された電気機器が動作した期間)に対応するセルのみを色づけしてシミュレーション画面G10に表示する。なお、使用情報表示手段105は、消費電力量が所定の閾値未満の期間(つまり電気機器が停止している期間)に対応するセルを非表示(例えば背景色や白色)とすることで、消費電力量が所定の閾値を越えた期間に対応するセルと区別して表示する。
また、シミュレーション画面G10において枠FL1,FL2で囲まれた時間帯は、計量ポイントに適用された共通ルールのタイムゾーンTZ1,TZ2を示している。タイムゾーンTZ1の曜日は、月曜日から金曜日までであり、時間は、午前0時から午前6時までである。タイムゾーンTZ2の曜日は、月曜日から金曜日までであり、時間は、午後10時から午後12時(午前0時)までである。
ここで、シミュレーション画面G10では、セルの表示色のパターンを、セルに共通ルールが設定されているか否かで異ならせている。すなわち、共通ルールが設定されていないセルの表示は、使用状態表示手段105が行う。その結果、共通ルールが設定されていないセルであって電気機器が使用されたと判定されたセルは、アイコンI3と同じ色(網掛けパターン)で表示される。共通ルールが設定されているセルの表示は、評価表示手段116が行う。その結果、共通ルールが設定されたセルであって電気機器の使用が無駄と判定されたセルはアイコンI1と同じ色(網掛けパターン)で表示される。一方、共通ルールが設定されたセルであって電気機器の使用が有益と判定されたセルはアイコンI2と同じ色(網掛けパターン)で表示される。
図17に示すタイムゾーンTZ1,TZ2の設定では、3月7日(金曜日)の22時から23時までの電力消費が無駄と判定されている。
電気機器の使用状況を見れば、就業時間(例えば17時)を過ぎた後に電気機器が使用されることが比較的多い。そこで、ユーザが、夜間の消し忘れの監視を強化することを目的として、タイムゾーンTZ2の始まりを22時から21時に変更したとする(ステップS14)。なお、タイムゾーンTZ2の変更は、例えば、タイムゾーンTZ2の開始時刻を示す枠FLの左辺をマウスでドラッグして移動させること等によって行える。
タイムゾーンTZ2が変更されると、評価手段114は、変更後のタイムゾーンTZ2について上述の判定ロジックAを用いて、電気機器の使用が有益か否かを評価する(ステップS15)。その後、評価表示手段116は、評価手段114の評価結果を表示する(ステップS16)。
図18に示すシミュレーション画面G11は、変更後のタイムゾーンTZ2について電気機器の使用が無駄か否かが評価された結果を示す。
この評価結果では、電気機器の使用が無駄と判断された時間帯(木曜日の21時〜21時30分、金曜日の21時30分〜23時)が増えている。そのため、アイコンI3に対応する消費電力量が126kWhから124.8kWhに減少する一方、アイコンI1に対応する消費電力量が1kWhから2.2kWhに増加している。
その後、評価手段114は、入力部11からの操作入力をもとに、電気機器の使用が無駄か否かの評価を実行するか否かを判定する(ステップS17)。例えば、計量ポイントが変更されるとステップS11に戻り、タイムゾーンが変更されるとステップS13に戻る。これによって、変更後の計量ポイントやタイムゾーンで、電気機器の使用が無駄かどうかが評価される。
ところで、図17に示すシミュレーション画面G10で、所定の操作(例えば、タイムゾーンTZ2の枠FL2をマウスで右クリックする操作)が行われると、演算部14は、操作メニューを示す画面(図示せず)を表示部12にポップアップ表示させる。操作メニューを示す画面は、タイムゾーン変更用の操作ボタンを表示する。
上記のタイムゾーン変更用の操作ボタンが選択されると、演算部14は、図19に示すようなタイムゾーン変更画面G12を表示部12に表示させる。
タイムゾーン変更画面G12は、タイムゾーンの名称・曜日・時間・判定ロジックを変更するための画面である。タイムゾーン変更画面G12は、タイムゾーンの名称・曜日・時間・判定ロジックの変更を受け付ける。変更するタイムゾーンの名称・曜日・時間・判定ロジックの入力は、入力部11によって行う。また、タイムゾーン変更画面G12は、変更ボタンB25を表示する。変更ボタンB25が選択されると、演算部14は、タイムゾーン変更画面G12で入力された名称・曜日・時間・判定ロジックに基づいてタイムゾーンを変更して、記憶部13に記憶させる。さらに、評価手段114は、変更されたタイムゾーンの内容で、電気機器の使用が無駄かどうかの評価を行う。
なお、シミュレーション画面G10は、判定ロジックのタイプ(判定ロジックA〜C)に応じて枠FL1,FL2の色を変更することが好ましい。このようにすれば、タイムゾーンにどの判定ロジックが適用されているかが一目でわかり、設定ミスの防止や操作性向上が図れる。なお、枠FL1,FL2の色の代わりに、枠FL1,FL2の線種(実線・点線・破線等)や線の幅を判定ロジックのタイプに応じて変更してもよい。
図17に示すシミュレーション画面G10は、2つのタイムゾーンTZ1,TZ2の両方に判定ロジックAを用いた結果を示している。
ここで、タイムゾーンTZ2に判定ロジックAではなく判定ロジックBを用いたとする。
判定ロジックBでは、タイムゾーンの終わり(最後方)の単位時間での消費電力量が所定の閾値を越えているかどうかを判定する。そして、消費電力量が所定の閾値を超えている場合、評価手段114は、消費電力量が所定の閾値を超えている単位時間(超過部分)をタイムゾーンの終わりから始まりに向けてさかのぼって探索していく。評価手段114は、連続する超過部分を1つのくくりとして、その時間帯では電気機器の使用が無駄であると判定する。消費電力量が所定の閾値を超えていない単位時間があると(超過部分が途切れると)、その単位時間より前の超過部分については、電気機器の使用が有益か無駄かの判断がつかない部分(緑色で表示)とする。また、タイムゾーンの終わりの単位時間での消費電力量が所定の閾値を越えていなければ、このタイムゾーンの超過部分の全てを電気機器の使用が有益か無駄かの判断がつかない部分(例えば緑色で表示)とする。
上述したように判定ロジックBでは、評価手段114は、タイムゾーンの終わりにかかる使用期間を電気機器の使用が無駄な期間と判定し、それ以外の使用期間を電気機器の使用が無駄かどうかの判断ができない期間と判定する。そのため、判定ロジックBを採用すると、図20に示すシミュレーション画面G13ではアイコンI1と同じ色で表示されるセル(金曜日の22:00〜23:00)が、電気機器の使用が有益か無駄かの判断がつかない部分を示す色(例えば緑色)で表示される。このような判定ロジックBは、適用するタイムゾーン内に夜中の24時を含む場合などに適用することが好ましい。
また、タイムゾーンTZ1に判定ロジックAではなく判定ロジックCを用いたとする。判定ロジックCは、上述したように、タイムゾーンの始まりにかかる使用期間を電気機器の使用が無駄な期間と判定し、それ以外の使用期間を電気機器の使用が無駄かどうかの判断ができない期間と判定する。判定ロジックCは、0時を含むような早朝のタイムゾーンに適用することが好ましい。
上記の例では、早朝のタイムゾーンTZ1と夜間のタイムゾーンTZ2とを24時(0時)で分けている。つまり、24時(0時)を基準として、タイムゾーンを設定している。しかし、タイムゾーンは、開店時間・閉店時間・日の出・日の入りの時刻等を基準に設定しても良い。この場合、他のシステムと連動したり、日の出・日の入り等の時刻を自動的に取得したりすることが好ましい。このようにすれば、タイムゾーンの基準が変化しても、その都度タイムゾーンの時間帯を再設定しなくて済み、利便性が増す。
ところで、図17に示すシミュレーション画面G10で、所定の操作(枠FL1,FL2以外の部分をマウスで右クリックする操作)が行われると、演算部14は、図21に示すようなタイムゾーン追加画面G14を表示部12に表示させる。
タイムゾーン追加画面G14は、タイムゾーンを追加するための画面である。タイムゾーン追加画面G14は、追加するタイムゾーンの名称・曜日・時間・判定ロジックの入力を受け付ける。追加するタイムゾーンの名称・曜日・時間・判定ロジックの入力は、入力部11により行う。また、タイムゾーン追加画面G14は、追加ボタンB26を表示する。追加ボタンB26が選択されると、演算部14は、タイムゾーン追加画面G14で入力された名称・曜日・時間・判定ロジックに基づいて新たなタイムゾーンを作成して、記憶部13に記憶させる。
例えば、平日の昼休みにタイムゾーンを追加する場合、ユーザが入力部11を操作して、タイムゾーン追加画面G14を表示させる。このタイムゾーン追加画面G14において、入力部11を操作して、例えば、追加するタイムゾーンの名称を「平日の昼休み」、曜日を「月曜日から金曜日」、時間を「12:00〜12:30」、判定ロジックを「判定ロジックA」と入力して、最後に追加ボタンB26を選択する。
この場合、スケジュール入力手段106は、タイムゾーン追加画面G14で入力された条件をもとに新たなタイムゾーンTZ3を設定する。タイムゾーンTZ3についての情報はスケジュール記憶手段107に記憶される。そして、シミュレート手段108は、タイムゾーンTZ3に応じて、各アイコンI1〜I3の右側に表示させる数値を再計算する。
また、評価手段114は、新たに追加されたタイムゾーンTZ3について、機器の使用が有益か無駄かを評価する。この場合、月曜日から金曜日の12:00〜12:30の時間帯では消費電力量が所定の閾値を超えている。そのため、評価手段114は、月曜日から金曜日の12:00〜12:30の時間帯の機器の使用を無駄と判断する。その結果、評価表示手段116は、図22に示すように、新たに追加されたタイムゾーンTZ3を示す枠FL3をシミュレーション画面G15に表示させ、枠FL3に対応するセルを赤色で表示する。
以上のように、タイムゾーンの変更や追加を行い、シミュレーションを実行することで、ユーザは、最適なスケジュール情報を決定できる。
図23に示すシミュレーション画面G16では、タイムゾーンTZ1の時間帯を月曜日から金曜日の0:00から7:30に変更し、タイムゾーンTZ2の時間帯を月曜日から金曜日の19:00〜24:00に変更している。
図23に示すシミュレーション画面G16において、スケジュール反映ボタンB22が操作されると、演算部14は、図24に示すように、制御装置5A,5Bから取り込んだスケジュール情報(制御装置5A,5Bの設定記憶部に記憶されたスケジュール情報)を表示部12に表示させる。
図24に示すシミュレーション画面G17では、機器が動作する時間帯を枠FL4で示している。変更前のスケジュール情報は、7:30に機器の運転を開始し、19:00時に機器の運転を停止することを規定する。
このように現在の制御装置5A,5Bのスケジュール情報を表示させた状態(つまり図24に示すシミュレーション画面G17)において、スケジュール反映ボタンB22が選択されると、演算部14は、図25に示すように、スケジュール記憶手段107に記憶されたスケジュール情報を表示部12に表示させる。
図25に示すシミュレーション画面G18では、機器が動作する時間帯を枠FL5,FL6で示している。新たに入力されたスケジュール情報は、7:30に機器の運転を開始し、12:00に機器の運転を停止し、12:30に機器の運転を開始し、19:00に機器の運転を停止することを規定する。
上述の場合、枠FL4内にタイムゾーンTZ3が設定されているので、枠FL4からタイムゾーンTZ3に対応する時間帯が除外される。
スケジュール記憶手段107に記憶されたスケジュール情報を表示させた状態(図25に示すシミュレーション画面G18)において、スケジュール反映ボタンB22が選択されると、決定手段117は、図26に示すように、制御装置5A,5Bのスケジュール情報を変更するかどうかを問う(現在の設定をスケジュール制御に反映させるか否かを問う)ポップアップ画面G19を表示部12に表示させる。
ポップアップ画面G19において、「はい」のボタンB27が選択されると(つまり決定手段117を用いて設定記憶手段51A,51Bに記憶されたスケジュール情報の変更が決定されると)、スケジュール送信手段121は、確認記憶手段120に記憶された確認結果を参照して、変更されたスケジュール情報だけを制御装置5A,5Bに送信する。
このように端末装置1Aは、新たに作成されたスケジュール情報を、通信部15から制御装置5A,5Bに送信する。制御装置5A,5Bは、端末装置1Aからスケジュール情報を受信すると、設定記憶部51A,51Bに記憶されたスケジュール情報の内容を、受信したスケジュール情報の内容に更新する(ステップS18)。
また、ルール保存ボタンB24が選択されると、演算部14は、シミュレーションした結果(ルールなど)をファイルやデータベース等に保存する(ステップS19)。
以上説明したように本実施形態のエネルギーマネジメントシステムでは、端末装置1Aの表示部12に、所定期間中の消費電力量の有無(機器が使用されたか否か)が単位時間毎に表示される。ユーザは、機器の使用状態を見ながら機器のスケジュール情報を入力できる。そして、シミュレート手段108は、消費電力受信手段101が受け取った消費電力量(すなわち機器で実際に消費された電力量)に基づいて、入力されたスケジュール情報で機器が動作した場合の消費電力量を予測する。そのため、スケジュール情報の変更による省電力化の効果を理解しやすく、機器の使用形態に合わせて、実用的でより省エネルギー効果の期待できるスケジュール情報を容易に作成できる。また、本実施形態のエネルギーマネジメントシステムは、機器の消費電力量とスケジュール情報とに基づいて機器の使用が有益か無駄かを単位時間毎に判定して、その判定した結果を表示する。そのため、機器の使用が有益か無駄かを容易に理解でき、スケジュール情報の変更を適切に行える。また、スケジュール情報の変更を容易に制御装置5A,5Bに反映させることができる。
本実施形態では、機器が使用されたか否かを判定手段103が判定している。しかしながら、制御装置5A,5Bから機器の動作期間を示す履歴情報を取得するようにしてもよい。この場合、制御装置5A,5Bからの履歴情報を用いて個々の機器の運転・停止を判断できる。よって、個々の機器について使用が有益か否かの判定を行える。
なお、本実施形態では、端末装置1A,1Bにエネルギーマネジメントプログラムを搭載し、端末装置1A,1Bを、少なくとも、消費電力受信手段101と、計測値記憶手段102と、判定手段103と、判定記憶手段104と、使用情報表示手段105と、スケジュール入力手段106と、スケジュール記憶手段107と、シミュレート手段108と、予測値記憶手段109と、予測値表示手段110として機能させる。このようなエネルギーマネジメントプログラムは、監視装置2に搭載されていてもよい。
なお、本実施形態のエネルギーマネジメントシステムは、スーパーマーケットや事業所、住宅などの建物内で監視対象の機器の消費電力量を管理するように構成されていてもよい。また、監視対象の機器は、照明器具や空調機以外の電気機器(例えば、パーソナルコンピュータや、プリンタ、コピー機、空気清浄機、換気扇)であってもよい。
つまり、上述のエネルギーマネジメントシステムは、機器で使用されるエネルギー資源として電気を採用し、機器で使用される電気の量(消費電力量)を管理する。しかし、監視対象の機器は、水やガスなどの流体のエネルギー資源を使用する機器であってもよい。
図28は、本実施形態のエネルギーマネジメントシステムの変形例の一部を省略した概略図を示している。
図28に示す建物Bは、1階の便所に相当するゾーンZ5〜Z7と、2階の便所に相当するゾーンZ8とを有する。各ゾーンZ5〜Z8には、水を使用する水洗式の便器T1〜T4が複数設置される。また、各ゾーンZ5〜Z8には、各ゾーンZ5〜Z8内の人を検知する人感センサR5〜R8が設置される。
建物Bには、主配管70と、主配管70から分岐する4つの分岐配管71〜74が設置されている。これら配管70〜74は、水道管である。分岐配管71〜74それぞれは、便器T1〜T4それぞれに水を供給するために用いられる。また、各分岐配管71〜74には、流量を計測するための計量ポイントP11〜P14が設けられている。なお、図28に示す例では、機器として便器T1〜T4を例示している。しかしながら、機器としては、便器以外にも、給湯器や、蛇口であってもよい。さらに、機器は、遠隔制御可能な止水栓であってもよい。この場合、蛇口を締め忘れたり、蛇口の締めが緩かったりしたときの無駄な水の使用を防止できる。
図28に示すエネルギーマネジメントシステムは、上述した端末装置1A,1Bおよび監視装置2に加えて、計測装置3Aと、制御装置5Cとを備える。
計測装置3Aは、便器T1〜T4での水の使用量を監視して監視装置2および端末装置1Aに出力する流量監視装置である。計測装置3Aは、建物B内に設置される流量計31A〜34Aと、収集装置35Aとを備える。各流量計31A〜34Aは、信号線LN5を介して収集装置35Aに接続される。各流量計31A〜34Aは、対応する計量ポイントP11〜P14での流量を所定の計測周期毎に計測する。
各流量計31A〜34Aは、所定期間中に機器で使用された水の量を計測した値を示す計測値を取得する計測値取得手段として機能する。なお、各分岐配管71〜74での流量は、各ゾーンZ5〜Z8に属する複数の便器T1〜T4で使用された流量の合計値である。
各流量計31A〜34Aは、取得した計測値を内蔵メモリ(図示せず)に記憶させる。各流量計31A〜34Aは、所定の送信周期が経過する毎に、内蔵メモリに記憶された計測値を収集装置35Aに出力するように構成される。
収集装置35Aは、各流量計31A〜34Aから出力された計測値を受信する。収集装置35Aは、各流量計31A〜34Aから受信した計測値を計測された日時と関連付けて記憶する第1記憶手段として機能する。また、収集装置35Aは、通信ネットワークNTを介し監視装置2に接続される。収集装置35Aは、監視装置2からの要求に応じて(例えば、監視装置2から前述の監視データ要求信号を受信すると)、各分岐配管71〜74での計測値を監視装置2に送信するように構成される。
制御装置5Cは、便器T1〜T4の動作を制御する便器制御装置である。制御装置5Cは、アドレス情報を含めた伝送信号を伝送線LN4に送出することによって、所望の便器T1〜T4または人感センサR5〜R8との間で伝送信号を授受する。このような制御装置5Cは、制御装置5Aと同様の構成を有するから、詳細な説明を省略する。
そして、図28に示す端末装置1A,1Bの記憶部13には、水の使用量の管理・水の使用量のシミュレーション・機器の使用が有益か否かの評価を実行するためのプログラムが搭載される。端末装置1A,1Bがこのプログラムを実行することにより、水の使用量を管理する機能・水の使用量をシミュレートする機能・機器の使用が有益か否かの評価する機能が実現される。
このような端末装置1A,1Bの動作は、消費電力量の管理等をする場合をほぼ同じであるから、詳細な説明を省略する。なお、上述の人感センサR5〜R8は、上述の例外ルールの使用に用いられる。
以上述べたように、本発明に係るエネルギーマネジメントシステムは、機器で使用されるエネルギー資源の量を管理するように構成されていればよく、エネルギー資源としては、電気に限定されず、水やガスを採用できる。つまり、本発明に係るエネルギーマネジメントシステムは、消費電力量の他に、水の使用量やガスの使用量を管理するように構成されていてもよい。また、本発明に係るエネルギーマネジメントシステムは、少なくとも1つのエネルギー資源(例えば、電力や、水、ガス)の使用量を管理するように構成されていればよい。
また、本実施形態では、制御装置5A〜5Cが、機器のスケジュール情報を記憶している。しかし、スケジュール情報は、機器が有していても良い。つまり、各機器は、スケジュール情報を記憶し、記憶したスケジュール情報にしたがって動作するように構成されていてもよい。この場合、端末装置1Aは、スケジュールの変更内容が確定すると、スケジュール入力手段106を用いて入力されたスケジュール情報の変更内容にしたがって、スケジュール情報を変更させる必要のある機器に対して、変更されたスケジュール情報を設定するように構成してもよい。つまり、端末装置1Aを、各機器に対して遠隔からスケジュール情報を設定するための機器設定手段として用いるようにしてもよい。
なお、上記の実施形態において、評価手段と、評価記憶手段と、評価表示手段とをさらに備えることも好ましい。上記評価手段は、上記計測値記憶手段に記憶された計測値と上記スケジュール記憶手段に記憶された上記スケジュール情報とに基づいて上記機器の使用が有益か無駄かを上記単位時間毎に評価するように構成される。上記評価記憶手段は、上記評価手段が評価した結果を示す評価結果を記憶するように構成される。上記評価表示手段は、上記評価記憶手段に記憶された上記評価結果に基づいて上記機器の使用が有益か無駄かを上記単位時間毎に表示するように構成される。これにより、上記機器の使用が有益か無駄かを容易に理解でき、上記スケジュール情報の変更を適切に行える。
また、上記の実施形態において、上記機器の種類と上記機器が設置されている場所を示す設置エリアとを上記機器毎に記憶する機器情報記憶手段をさらに備えることも好ましい。上記評価手段は、上記機器情報記憶手段に記憶された上記機器毎の上記種類と上記設置エリアに基づいて同じ上記設置エリアに上記種類が異なる複数の上記機器があるかどうかを確認するように構成される。上記評価手段は、同じ上記設置エリアに上記種類が異なる複数の上記機器がある場合、上記各機器の上記種類と上記判定結果との組み合わせに基づいて上記機器の使用が有益か無駄かを評価するように構成される。これにより、上記機器の使用が有益か否かを確実に判断できる。

Claims (9)

  1. 機器を管理するエネルギーマネジメントシステムであって、
    所定期間中に上記機器で使用されたエネルギー資源の量を計測した値を示す計測値を取得する取得手段と、
    上記取得手段が取得した上記計測値を記憶する計測値記憶手段と、
    上記計測値記憶手段に記憶された上記計測値に基づいて上記機器が使用されたかどうかを単位時間毎に判定する判定手段と、
    上記判定手段が判定した結果を示す判定結果を記憶する判定記憶手段と、
    上記判定記憶手段に記憶された上記判定結果に基づいて上記機器が使用されたどうかを上記単位時間毎に表示する使用情報表示手段と、
    上記所定期間中の上記機器の動作を上記単位時間毎に定義するスケジュール情報の入力を受け付けるスケジュール入力手段と、
    上記スケジュール入力手段を用いて入力された上記スケジュール情報を記憶するスケジュール記憶手段と、
    上記スケジュール記憶手段に記憶された上記スケジュール情報にしたがって上記機器が動作した場合に上記機器で使用されるエネルギー資源の量を示す予測値を上記計測値記憶手段に記憶された上記計測値に基づいて算出するシミュレート手段と、
    上記シミュレート手段で算出された上記予測値を記憶する予測値記憶手段と、
    上記予測値記憶手段に記憶された上記予測値を表示する予測情報表示手段と
    上記計測値記憶手段に記憶された計測値と上記スケジュール記憶手段に記憶された上記スケジュール情報とに基づいて上記機器の使用が有益か無駄かを上記単位時間毎に評価する評価手段と、
    上記評価手段が評価した結果を示す評価結果を記憶する評価記憶手段と、
    上記評価記憶手段に記憶された上記評価結果に基づいて上記機器の使用が有益か無駄かを上記単位時間毎に表示する評価表示手段と、
    上記機器の種類と上記機器が設置されている場所を示す設置エリアとを上記機器毎に記憶する機器情報記憶手段を備え、
    上記評価手段は、上記機器情報記憶手段に記憶された上記機器毎の上記種類と上記設置エリアに基づいて同じ上記設置エリアに上記種類が異なる複数の上記機器があるかどうかを確認し、同じ上記設置エリアに上記種類が異なる複数の上記機器がある場合、同じ上記設置エリアにある複数種類の上記機器が共に使用されていれば上記機器の使用が有益であると判定し、同じ上記設置エリアにある複数種類の上記機器の何れかが使用されている場合は上記機器の使用が無駄だと判定するように構成されることを特徴とするエネルギーマネジメントシステム。
  2. 上記評価手段は、上記計測値記憶手段に記憶された上記計測値の時間変化が所定の条件を満たしていれば、上記機器の使用が無駄であると評価するように構成されることを特徴とする請求項1記載のエネルギーマネジメントシステム。
  3. 上記所定の条件は、上記計測値が所定の閾値を越える期間が所定の時間継続されたことであることを特徴とする請求項2記載のエネルギーマネジメントシステム。
  4. 上記評価手段は、上記機器の使用が無駄と判断された時間が所定の例外条件を満たす場合、上記時間での上記機器の使用を有益と評価するように構成されることを特徴とする請求項記載のエネルギーマネジメントシステム。
  5. 上記各機器が設置されている場所を示す設置エリアを上記機器毎に記憶する情報記憶手段と、
    上記設置エリア内の人の存否を検出する人検出手段とを備え、
    上記例外条件は、上記機器の上記設置エリアで上記人検出手段が人を検出したことであることを特徴とする請求項記載のエネルギーマネジメントシステム。
  6. 上記使用情報表示手段は、上記機器で使用されたエネルギー資源の量を数値で表示するように構成されることを特徴とする請求項記載のエネルギーマネジメントシステム。
  7. 上記機器を制御する制御装置と、上記制御装置と通信する設定装置とを備え、
    上記制御装置は、上記スケジュール情報を記憶する設定記憶手段と、上記設定記憶手段に記憶された上記スケジュール情報にしたがって上記機器を制御する機器制御手段と、上記設定装置から上記スケジュール情報を受信するスケジュール受信手段と、上記設定記憶手段に記憶された上記スケジュール情報の内容を上記スケジュール受信手段で受信された上記スケジュール情報の内容に変更するスケジュール変更手段とを備え、
    上記設定装置は、上記制御装置の上記設定記憶手段に記憶された上記スケジュール情報の変更の決定を受け付ける決定手段と、上記設定記憶手段に記憶された上記スケジュール情報を記憶する現スケジュール記憶手段と、上記スケジュール記憶手段に記憶された上記スケジュール情報と上記現スケジュール記憶手段に記憶された上記スケジュール情報とに基づいて上記スケジュール情報が変更されたかどうかを確認する確認手段と、上記確認手段が確認した結果を示す確認結果を記憶する確認記憶手段と、上記決定手段を用いて上記設定記憶手段に記憶された上記スケジュール情報の変更が決定されると上記確認記憶手段に記憶された確認結果を参照して変更された上記スケジュール情報だけを上記制御装置に送信するスケジュール送信手段とを備えることを特徴とする請求項記載のエネルギーマネジメントシステム。
  8. 複数の計測装置と、上記各計測装置と通信する監視装置と、上記監視装置と通信する端末装置とを備え、
    上記端末装置は、上記取得手段と、上記計測値記憶手段と、上記判定手段と、上記判定記憶手段と、上記使用情報表示手段と、上記スケジュール入力手段と、上記スケジュール記憶手段と、上記シミュレート手段と、上記予測値記憶手段と、上記予測情報表示手段とを備え、
    上記各計測装置は、上記所定期間中に上記機器で使用されたエネルギー資源の量を計測して上記計測値を得る計測手段と、上記計測手段で得た上記計測値を記憶する第1記憶手段とを備え、
    上記監視装置は、上記各計測装置の上記第1記憶手段から上記計測値を取得する計測値取得手段と、上記計測値取得手段が取得した上記計測値を記憶する第2記憶手段とを備え、
    上記取得手段は、上記監視装置の上記第2記憶手段から上記計測値を取得するように構成されることを特徴とする請求項記載のエネルギーマネジメントシステム。
  9. 機器を管理するエネルギーマネジメントシステムに用いられるプログラムであって、
    所定期間中に上記機器で使用されたエネルギー資源の量を計測した値を示す計測値を取得する取得手段と、
    上記取得手段が取得した上記計測値を記憶する計測値記憶手段と、
    上記計測値記憶手段に記憶された上記計測値に基づいて上記機器が使用されたかどうかを単位時間毎に判定する判定手段と、
    上記判定手段が判定した結果を示す判定結果を記憶する判定記憶手段と、
    上記判定記憶手段に記憶された上記判定結果に基づいて上記機器が使用されたどうかを上記単位時間毎に表示する使用情報表示手段と、
    上記所定期間中の上記機器の動作を上記単位時間毎に定義するスケジュール情報の入力に用いられるスケジュール入力手段と、
    上記スケジュール入力手段を用いて入力された上記スケジュール情報を記憶するスケジュール記憶手段と、
    上記スケジュール記憶手段に記憶された上記スケジュール情報どおりに上記機器が動作した場合に上記機器で使用されるエネルギー資源の量を示す予測値を上記計測値記憶手段に記憶された上記計測値に基づいて算出するシミュレート手段と、
    上記シミュレート手段で算出された上記予測値を記憶する予測値記憶手段と、
    上記予測値記憶手段に記憶された上記予測値を表示する予測情報表示手段と、
    上記計測値記憶手段に記憶された計測値と上記スケジュール記憶手段に記憶された上記スケジュール情報とに基づいて上記機器の使用が有益か無駄かを上記単位時間毎に評価する評価手段と、
    上記評価手段が評価した結果を示す評価結果を記憶する評価記憶手段と、
    上記評価記憶手段に記憶された上記評価結果に基づいて上記機器の使用が有益か無駄かを上記単位時間毎に表示する評価表示手段と、
    上記機器の種類と上記機器が設置されている場所を示す設置エリアとを上記機器毎に記憶する機器情報記憶手段としてコンピュータを機能させ、且つ、
    上記評価手段により、上記機器情報記憶手段に記憶された上記機器毎の上記種類と上記設置エリアに基づいて同じ上記設置エリアに上記種類が異なる複数の上記機器があるかどうかを確認させ、同じ上記設置エリアにある複数種類の上記機器が共に使用されていれば上記機器の使用が有益であると判定させ、同じ上記設置エリアにある複数種類の上記機器の何れかが使用されている場合は上記機器の使用が無駄だと判定させることを特徴とするプログラム。
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