JP5416571B2 - 省エネルギー診断システム - Google Patents

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Description

本発明は、省エネルギー診断システムに関するものである。
従来、建物や施設内に設置された電気機器(被監視機器)から電力使用量(資源使用量)のデータを収集するとともに、温度や湿度などの環境情報や各機器の制御情報などのデータを収集し、所定の期間(例えば日、月、年の単位)毎に収集データを集計して、電力消費量を折れ線グラフや棒グラフなどでグラフ表示する省エネルギー診断システムが提供されていた(例えば特許文献1参照)。
特開平8−50501号公報
上述した従来の省エネルギー診断システムでは、収集した数値をグラフ表示するだけで、運用の実態を把握し難く、電力やガス等の資源が無駄に消費されているか否かを的確に判断することは、エネルギー管理技術に精通した、十分な知識を有する管理者でなければ難しかった。
また、所定の制御スケジュール情報にしたがって動作する電気機器の場合、制御スケジュールが的確に設定されているか否かを判断することも、十分な知識を有する管理者でなければ難しかった
本発明は、上記事由に鑑みてなされたものであり、その目的は、十分な知識を有さない管理者であっても、被監視機器が資源を無駄に使用しているか否かを的確に判断することができる省エネルギー診断システムを提供することにある。
請求項1の発明は、制御スケジュール情報にしたがって動作する被監視機器における資源の使用量を使用時刻に関連付けた資源使用情報を取得する資源使用情報取得手段と、被監視機器における資源の使用を有益であるとみなす有益使用時間帯と、被監視機器における資源の使用を無駄であるとみなす無駄使用時間帯と、被監視機器における資源の使用量を抑制するべきであるとみなす効率改善時間帯とを含む3つ以上の各時間帯を設定する時間帯設定手段と、資源使用情報取得手段が取得した資源使用情報に基づいて、時間帯設定手段が設定した各時間帯における資源の使用量を算出する資源使用状態判定手段と、当該算出した各時間帯における資源の使用量を提示する提示手段とを備えることを特徴とする。
この発明によれば、資源の使用量の実績を、有益使用時間帯、無駄使用時間帯、効率改善時間帯の各期間の範囲と併せて見ることで、資源を有益に使用しているか否か、資源を無駄に使っているか否かを意識することができる。すなわち、管理者は、有益使用時間帯での資源の使用は適切であり、効率改善時間帯での資源の使用は無駄であると判断できる。さらに、被監視機器における資源の使用量を抑制するべきであるとみなす効率改善時間帯を設けており、このような業務効率化を目的とする時間帯を設けることによって、十分な知識を有さない管理者であっても、業務効率化を目的とする時間帯を意識しながら省エネルギー診断を行い、直感的な判断で制御スケジュールを改善して、省エネルギー化を図ることができる。また、有益使用時間帯、無駄使用時間帯、効率改善時間帯の各時間帯を設定することによって、管理者は、資源の使用状況を正確に把握でき、無駄な資源使用量を多く見積もったり、逆に少なく見積もることを防ぐことができ、制御スケジュールの改善点を的確に見出すことができる。すなわち、十分な知識を有さない管理者であっても、被監視機器が資源を無駄に使用しているか否かを的確に判断することができる。
請求項2の発明は、請求項1において、前記時間帯設定手段は、被監視機器の制御スケジュール情報を取得し、予め設定された時間帯設定ルールを当該取得した制御スケジュール情報に適用して前記各時間帯を設定することを特徴とする。
この発明によれば、制御スケジュール情報に基づいて、有益使用時間帯、無駄使用時間帯、効率改善時間帯の各時間帯を管理者の手を煩わせることなく自動設定することができる。
請求項3の発明は、請求項2において、前記時間帯設定手段は、予め設定された時間帯設定ルールを前記取得した制御スケジュール情報と前記資源使用情報取得手段が取得した資源使用情報とに適用して前記各時間帯を設定することを特徴とする。
この発明によれば、被監視機器の制御スケジュール情報と被監視機器の実際の使用状況とに基づいて、有益使用時間帯、無駄使用時間帯、効率改善時間帯の各時間帯を管理者の手を煩わせることなく自動設定することができ、管理者の専門性に関係なく、各時間帯を最適に設定できる。而して、管理者は、資源の使用状況をより正確に把握でき、資源の使用が有益か否かの判断を容易に行うことができる。
請求項4の発明は、請求項1乃至3いずれかにおいて、予め設定されたスケジュール設定ルールを前記各時間帯の設定状態に適用して前記制御スケジュール情報を生成する制御スケジュール生成手段を備えることを特徴とする。
この発明によれば、スケジュール設定ルールを各時間帯の設定状況に適用して制御スケジュールを作成、改善しており、管理者の手を煩わせることなく制御スケジュールを自動作成することができる。
請求項5の発明は、請求項4において、前記制御スケジュール生成ルールは、前記効率改善時間帯の開始時刻と終了時刻との少なくとも一方の時刻において被監視機器の動作をオンまたはオフさせる制御内容が設定されていない制御スケジュール情報にしたがって被監視機器が動作している場合、前記少なくとも一方の時刻に被監視機器の動作をオフさせる制御内容を制御スケジュール情報に設定することであることを特徴とする。
この発明によれば、できるだけ省エネルギー方向に改善する制御スケジュールを管理者の手を煩わせることなく自動作成することができる。
請求項6の発明は、請求項4において、前記制御スケジュール生成手段は、予め設定されたスケジュール設定ルールを前記各時間帯の設定状態と前記資源使用情報取得手段が取得した資源使用情報とに適用して前記制御スケジュール情報を生成することを特徴とする。
この発明によれば、制御スケジュールは、被監視機器の使用状況に即して、より省エネルギー方向に改善される。
請求項7の発明は、請求項6において、前記有益使用時間帯と前記無駄使用時間帯との間に前記効率改善時間帯が設定され、当該効率改善時間帯の開始時刻および終了時刻の少なくとも一方の時刻において被監視機器の動作をオフさせる制御内容が設定された制御スケジュール情報にしたがって被監視機器が動作している場合、前記制御スケジュール生成手段は、当該効率改善時間帯で被監視機器の動作をオフさせる時刻を前記一方の時刻から変動させて無駄使用時間帯を延長した制御スケジュール情報を生成し、被監視機器が当該生成した制御スケジュール情報にしたがって動作しているときに、前記無駄使用時間帯の延長期間内にユーザの操作によって被監視機器の動作がオフしなければ、当該効率改善時間帯で被監視機器の動作をオフさせる時刻を変動させて無駄使用時間帯をさらに延長し、被監視機器が当該生成した制御スケジュール情報にしたがって動作しているときに、前記無駄使用時間帯の延長期間内にユーザの操作によって被監視機器の動作がオフすれば、当該効率改善時間帯で被監視機器の動作をオフさせる時刻を変動させて無駄使用時間帯を短くすることを特徴とする。
この発明によれば、制御スケジュールは、被監視機器の使用状況に即して、より省エネルギー方向に改善される。また、制御スケジュールの登録件数の上限による制限や、実際の快適性の点からも有利である。
請求項8の発明は、請求項4において、前記効率改善時間帯の終了時刻に被監視機器の動作をオフする制御内容が制御スケジュール情報に設定されている場合、前記制御スケジュール生成手段は、効率改善時間帯における資源の使用量が漸次減少するように被監視機器が動作する制御スケジュール情報を生成することを特徴とする。
この発明によれば、制御スケジュールは、効率改善時間帯において、より省エネルギー方向に改善されており、効率改善時間帯での省エネルギー化を実現している。
請求項9の発明は、請求項1乃至8いずれかにおいて、前記資源使用状態判定手段は、前記効率改善時間帯において使用可能な資源の最大使用量と、前記効率改善時間帯における実際の資源の使用量とを比較して、両使用量の差を算出し、前記提示手段は、当該算出した両使用量の差を提示することを特徴とする。
この発明によれば、管理者は、資源使用の削減量を提示されることで、省エネルギーに対する意識がより高まり、省エネルギー化に対する意識啓発となる。
請求項10の発明は、請求項1乃至9いずれかにおいて、前記資源使用状態判定手段は、前記資源使用情報に基づいて、前記効率改善時間帯における資源の使用量が無駄であるか否かを評価し、前記提示手段は、当該評価結果を提示することを特徴とする。
この発明によれば、管理者は、効率改善時間帯における無駄な資源の使用量を提示されることで、効率改善時間帯における無駄な制御内容を判別しやすくなり、制御スケジュールの改善点を的確に見出すことができる。
請求項11の発明は、請求項1乃至10いずれかにおいて、前記時間帯設定手段は、被監視機器が必ず資源を使用しなければならないとみなす必須使用時間帯を設定し、前記資源使用状態判定手段は、前記資源使用情報に基づいて、必須使用時間帯における資源の使用量を算出し、当該算出した使用量が所定量以下の場合、被監視機器が使用されていないと判定し、前記提示手段は、当該判定結果を提示することを特徴とする。
この発明によれば、管理者が、省エネルギー効果を追及するあまり、夜間の看板や非常灯等のような動作必須被監視機器の動作を停止させ、必要な資源も安易に削減するような誤った制御スケジュールを作成した場合に、この誤りを検出し、管理者に通知することができる。
請求項12の発明は、請求項11において、前記必須使用時間帯の少なくとも開始時刻に制御内容が設定されていない制御スケジュール情報にしたがって被監視機器が動作している場合、当該必須使用時間帯の少なくとも開始時刻に被監視機器の動作をオンさせる制御スケジュール情報を生成する制御スケジュール生成手段を備えることを特徴とする。
この発明によれば、制御スケジュールは、使用必須時間帯における動作必須被監視機器を確実に動作させるものとなり、被監視機器の運用を適切に改善できる。
請求項13の発明は、請求項1乃至12いずれかにおいて、操作者が前記制御スケジュール情報を作成するためのスケジュール入力手段と、当該作成された制御スケジュール情報と前記各時間帯の設定状態との整合性を判定するスケジュール判定手段とを備え、前記提示手段は、スケジュール判定手段の判定結果を提示することを特徴とする。
この発明によれば、管理者が、作成した制御スケジュールの誤りを検知でき、被監視機器の運用を適切に行うことができる。
以上説明したように、本発明では、十分な知識を有さない管理者であっても、被監視機器が資源を無駄に使用しているか否かを的確に判断することができるという効果がある。
実施形態1の省エネルギー診断システムの概略構成を示す図である。 同上の端末装置のブロック構成を示す図である。 同上の中央監視盤のブロック構成を示す図である。 同上の提示する画面の概略構成を示す図である。 同上の時間帯の手動設定処理を示す図である。 同上の時間帯の自動設定処理を示す図である。 (a)(b)同上のオン・オフ情報、時間差情報の構造を示す図である。 実施形態2の演算部のブロック構成を示す図である。 (a)〜(c)同上の制御スケジュールの生成処理を示す図である。 (a)〜(c)同上の制御スケジュールの自動調整処理を示す図である。 (a)〜(c)同上の制御スケジュールの効率改善時間帯における制御内容を示す図である。 実施形態3の提示する画面の概略構成を示す図である。 実施形態4の提示する画面の概略構成を示す図である。 実施形態5の演算部のブロック構成を示す図である。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
(実施形態1)
本実施形態では、例えば飲食店内に設置された照明器具及び空調機(被監視機器)の使用電力量(資源の使用量)を管理する形態を例に説明するが、スーパーマーケットや事業所などの建物内で被監視機器の使用電力量を管理するシステムでも良いし、また被監視機器として照明器具、空調機以外の電気機器の使用電力量を監視するようにしても良い。
図1は省エネルギー診断システムの全体構成を示す概略構成図であり、本システムは、店舗B内に配設された被監視機器(例えば照明器具L1,L2および空調機AC1,AC2からなる)の使用電力量を管理して、省エネルギー診断を行うために用いられる。
本システムは店舗B内に設置された被監視機器(照明器具L1,L2、空調機AC1,AC2など)の使用電力量を監視して中央監視盤2に出力する電力量監視装置3と、被監視機器の動作を制御する照明制御装置5および空調制御装置6と、電力量監視装置3、照明制御装置5および空調制御装置6にインターネットのような通信ネットワークNTを介して接続される中央監視盤2と、中央監視盤2に通信ネットワークNTを介して接続される端末装置1とを主要な構成として備えている。なお電力量監視装置3、照明制御装置5および空調制御装置6にはそれぞれグローバルIPアドレスが設定され、通信ネットワークNTを介して通信を行う機能を備えている。
先ず店舗B内に配設された被監視機器について説明する。店舗Bは、2つのゾーンZ1,Z2に区分けしている。各ゾーンZ1,Z2には、各々複数台の照明器具L1,L2と、空調機AC1,AC2と、各ゾーンZ1,Z2に設けられて同じゾーン内にある照明器具L1,L2のオン/オフなどの操作を行うための操作スイッチS1,S2と、各ゾーンZ1,Z2における人の存否を感知する人感センサR1,R2(人検出手段)とが配設されている。
また店舗B内には、商用電源ACに接続された主幹ブレーカ40および分岐ブレーカ41〜44を内部に収納した分電盤4が設置されており、分岐ブレーカ41を介して分岐される分岐回路51にはゾーンZ1に配設された複数台の照明器具L1が接続され、分岐ブレーカ42を介して分岐される分岐回路52にはゾーンZ2に配設された複数台の照明器具L2が接続されている。また分岐ブレーカ43を介して分岐される分岐回路53にはゾーンZ1に配設された空調機AC1が接続され、分岐ブレーカ44を介して分岐される分岐回路54にはゾーンZ2に配設された空調機AC4が接続されている。各分岐回路51〜54にはそれぞれ計量ポイントP1〜P4が設けられ、電力計31〜34がそれぞれ対応する計量ポイントP1〜P4での負荷電流を計測することによって、各分岐回路51〜54での使用電力量を所定の計測周期毎に測定し、内蔵メモリに記憶している。また電力計31〜34は信号線LN3を介して電力量監視装置3に接続されており、所定の送信周期が経過する毎に、内蔵メモリに蓄積した計測結果を電力量監視装置3に出力する。
また、各ゾーンZ1,Z2に配設された照明器具L1,L2、操作スイッチS1,S2、人感センサR1,R2は伝送線LN1を介して照明制御装置5に接続されている。照明器具L1,L2、操作スイッチS1,S2および人感センサR1,R2には個別のアドレス情報が割り当てられており、照明制御装置5では、アドレス情報を含めた伝送信号を伝送線LN1に送出することによって、所望の照明器具L1,L2、操作スイッチS1,S2又は人感センサR1,R2との間で伝送信号を授受することができる。ここで、照明制御装置5は、端末装置1或いは中央監視盤2から送信された制御スケジュール情報を記憶する記憶部(図示せず)を備えている。制御スケジュール情報には、例えば曜日毎に各ゾーンZ1,Z2の照明器具L1,L2を点灯させる時刻と消灯させる時刻とが登録されており、制御スケジュール情報で指定された点灯時刻がくると、対応する照明器具L1,L2に点灯制御信号を送信して、この照明器具を点灯させるとともに、制御スケジュール情報で指定された消灯時刻がくると、対応する照明器具L1,L2に消灯制御信号を送信して、この照明器具を消灯させる。また所望の照明器具L1,L2を点灯又は消灯させるために、就業者が対応する操作スイッチS1,S2を操作すると、操作スイッチS1,S2から照明制御装置5に操作信号が送信される。このとき、照明制御装置5では、操作スイッチS1,S2から入力された操作信号に応じて対応する照明器具L1,L2に制御信号を送信し、対応する照明器具L1,L2を点灯又は消灯させているので、制御スケジュール情報で指定された時間帯以外でも照明器具L1,L2を点灯させることができる。また各ゾーンZ1,Z2に設置された人感センサR1,R2が人を検知すると、人感センサR1,R2から照明制御装置5へ人体検知信号が送信され、照明制御装置5に人体検知信号の履歴が記憶される。
一方、各ゾーンZ1,Z2に配設された空調機AC1,AC2は伝送線LN2を介して空調制御装置6に接続されている。空調機AC1,AC2には個別のアドレス情報が割り当てられており、空調制御装置6では、アドレス情報を含めた伝送信号を伝送線LN2に送出することによって、所望の空調機AC1,AC2との間で伝送信号を授受することができる。ここで、空調制御装置6は、端末装置1或いは中央監視盤2から送信された制御スケジュール情報を記憶する記憶部(図示せず)を備えている。制御スケジュール情報には、例えば曜日毎に各ゾーンZ1,Z2にある空調機AC1,AC2の運転開始時刻と運転終了時刻が登録されており、制御スケジュール情報で指定された運転開始時刻がくると、対応する空調機AC1,AC2に運転開始信号を送信して、この空調機を運転状態に切り替えるとともに、制御スケジュール情報で指定された運転終了時刻がくると、対応する空調機AC1,AC2に運転終了信号を送信して、この空調機を停止状態に切り替えている。また各ゾーンZ1,Z2には同じゾーンにある空調機AC1,AC2のオン/オフなどの操作を行うための操作スイッチ(図示せず)が配設されており、所望の空調機AC1,AC2を運転又は停止させるために、就業者が対応する操作スイッチを操作すると、操作スイッチから空調制御装置6に操作信号が送信される。このとき、空調制御装置6では、操作スイッチから入力された操作信号に応じて対応する空調機AC1,AC2に制御信号を送信し、空調機AC1,AC2を運転状態から停止状態へ、或いは、停止状態から運転状態に切り替えているので、制御スケジュール情報で指定された時間帯以外でも空調機AC1,AC2を動作させることができる。
また図3は中央監視盤2の概略構成を示すブロック図であり、ネットワークNTを経由した通信を行う通信部21と、通信部21が電力量監視装置3から取得した各分岐回路51〜54の使用電力量の計測結果や照明制御装置5から取得した人感センサR1,R2の測定データを記憶する記憶部22と、演算部23とを主要な構成として備えている。中央監視盤2の演算部23では、所定のデータ収集期間が経過する毎に通信部21から電力量監視装置3や照明制御装置5にデータ要求信号を送信し、このデータ要求信号に応じて電力量監視装置3から各分岐回路51〜54の使用電力量の計測結果が返送されるとともに、照明制御装置5から人感センサR1,R2の検知信号などが返送されると、通信部21によって受信された使用電力量の計測結果や人感センサR1,R2の検知信号などを記憶部22に記憶させている。
ここで、本システムでは端末装置1に、使用電力量の管理や使用電力が有益か否かを評価する処理を実行させるためのプログラムを搭載してあり、このプログラムを端末装置1が実行することによって、使用電力量の管理機能や電力評価機能が実現される。
端末装置1は、図2のブロック図に示すように、キーボードやマウスやタッチパネルなどからなる入力部11と、後述の演算部14によって表示内容が制御されるディスプレイなどの表示部12(提示手段)と、ハードディスクのような大容量記憶装置やROM,RAMなどのメモリからなり、上述のプログラムや使用電力量の計測結果などを記憶する記憶部13と、記憶部13に記憶されたプログラムを実行する演算部14と、ネットワークNTを経由した通信を行う通信部15とを備えている。
演算部14は、記憶部13に記憶されたプログラムを実行することで、資源使用情報取得部14a(資源使用情報取得手段)、時間帯設定部14b(時間帯設定手段)、資源使用状態判定部14c(資源使用状態判定手段)として機能する。
上述の制御システムでは予め設定された制御スケジュールにしたがって被監視機器のオン、オフが制御されており、例えば就業時間中は全ての被監視機器をオンさせるとともに、就業時間外は全ての被監視機器をオフさせるような制御スケジュール情報が設定されている場合に、全ての被監視機器がスケジュール通りに動作していれば、就業時間外に動作する被監視機器は存在せず、無駄な電力消費が発生することはない。しかしながら、全ての被監視機器が所定のスケジュール通りに使用されるとは限らず、例えば就業時間外に従業員が何らかの作業を行いたい場合に、操作スイッチS1,S2等を操作して所望の被監視機器(照明器具L1,L2又は空調機AC1,AC2)を動作させた後に、被監視機器を停止させるのを忘れて退社すると、被監視機器がそのまま動作しつづけ、電力が無駄に消費されてしまう可能性があった。
本発明の省エネルギー診断システムは、このような使われ方をする制御システムにおいて、被監視機器の各時間区分での電力使用が有益であるか否かを評価したり、使用電力量を低減可能な制御スケジュールを作成する省エネルギー診断のために用いられるものであり、以下に、店舗Bの電力管理者が、端末装置1を用いて被監視機器の使用電力量を把握した後、省エネルギー診断を行う手順について、説明する。
まず、本システムのように端末装置1が通信ネットワークNTを介して監視対象の中央監視盤2に接続されている場合は、端末装置1の演算部14の資源使用情報取得部14aが、中央監視盤2から通信部15を介して、各分岐回路51〜54における使用電力量のデータ(資源使用情報)を自動収集して、収集した使用電力量のデータを記憶部13に格納するようになっている。この使用電力量のデータは時刻に関連付けられており、記憶部13には、使用電力量のデータが時刻に対応付けて格納される。
演算部14の時間帯設定部14bは、1日の24時間において、被監視機器における電力の使用を有益であるとみなす有益使用時間帯T1と、被監視機器における電力の使用を無駄であるとみなす無駄使用時間帯T2と、被監視機器における電力の使用量を抑制するべきであるとみなす効率改善時間帯T3の各時間帯を設定する。この時間帯設定は、各分岐回路51〜54毎に設定され、電力管理者による入力部11の操作に応じて時間帯設定部14bが行う。以下、分岐回路51を対象として、店舗Bの営業時間である8時〜20時を有益使用時間帯T1、店舗Bの閉店時間である0時〜7時、22時〜24時を無駄使用時間帯T2、開店準備および閉店準備の時間である7時〜8時、20時〜22時を効率改善時間帯T3に設定したとして説明する。
そして、資源使用状態判定部14cは、資源使用情報取得部14aが取得した使用電力量のデータに基づいて、時間帯設定部14bが設定した各時間帯T1,T2,T3における使用電力量を算出し、表示部12が、各時間帯T1,T2,T3における使用電力量を提示する。
図4は、表示部12がディスプレイ上に提示する画面であり、資源使用状態判定部14cは、分岐回路51に設定された有益使用時間帯T1、無駄使用時間帯T2、効率改善時間帯T3の時間範囲を示す時間帯表示部G1を生成している。時間帯表示部G1は、24時間を1時間単位で分割したセル毎に、当該セルがどの時間帯に属しているかを色分けして表示する。なお、図4は白黒表示のため、有益使用時間帯T1に属するセルを右上がりの斜線で表し、無駄使用時間帯T2に属するセルを網線で表し、効率改善時間帯T3に属するセルをドットで表す。
さらに資源使用状態判定部14cは、月曜日から日曜日までの一週間の期間における分岐回路51の使用電力の状態を示す週間表示部G2を、時間帯表示部G1の下方に生成している。資源使用状態判定部14cは、週間表示部G2の生成時に、分岐回路51の時間毎の使用電力量のデータを所定のしきい値(待機電力量に相当)と比較し、しきい値を超えた期間(つまり分岐回路51に接続された被監視機器が動作した期間)に対応するセルのみを色づけして表示させ、しきい値未満の期間(つまり分岐回路51に接続された被監視機器が停止した期間)のセルは非表示として、週間表示部G2を生成する。しきい値を超えた期間(つまり分岐回路51に接続された被監視機器が動作した期間)に対応するセルは、当該セルがどの時間帯に属しているかを、時間帯表示部G1と同様に色分けして表示する。なお、週間表示部G2のセルは、24時間を30分単位で分割して構成される。
さらに資源使用状態判定部14cは、週間表示部G2の下方に電力使用状況表示部G3を生成している。電力使用状況表示部G3は、有益使用時間帯T1、無駄使用時間帯T2、効率改善時間帯T3の各期間における使用電力量と、一週間(総稼動時間帯)における電力使用量の合計を具体的な数字(kWh)で表示している。
電力管理者は、入力部11を操作することで、上記のように生成された表示部12の提示内容を見ることができる。そして、使用電力量の実績を、有益使用時間帯T1、無駄使用時間帯T2、効率改善時間帯T3の各期間の範囲と併せて見ることで、電力を有益に使用しているか否か、電力を無駄に使っているか否かを意識することができる。すなわち、電力管理者は、有益使用時間帯T1での使用電力は適切であり、無駄使用時間帯T2での使用電力は無駄であると判断できる。
さらに、本実施形態では、被監視機器における電力の使用量を抑制するべきであるとみなす効率改善時間帯T3を設けている。効率改善時間帯T3は、電力を使用しても使用しなくてもよいが、できるだけ使用電力量を低減させることを目的とする時間帯であり、電力管理者は、効率改善時間帯T3での使用電力は、必要に応じて使用されたと判断できる。このような業務効率化を目的とする時間帯を設けることによって、十分な知識を有さない電力管理者であっても、業務効率化を目的とする時間帯を意識しながら省エネルギー診断を行い、直感的な判断で制御スケジュールを改善して、省エネルギー化を図ることができる。
また、有益使用時間帯T1、無駄使用時間帯T2、効率改善時間帯T3の各時間帯を設定することによって、電力管理者は、電力の使用状況を正確に把握でき、無駄な使用電力を多く見積もったり、逆に少なく見積もることを防ぐことができ、制御スケジュールの改善点を的確に見出すことができる。
すなわち、十分な知識を有さない電力管理者であっても、被監視機器が電力を無駄に使用しているか否かを的確に判断することができる。
電力管理者は、入力部11を操作して照明制御装置5及び空調制御装置6から取得した制御スケジュールを、省エネルギー化を目的として改善した後に、通信部15から照明制御装置5及び空調制御装置6に変更後の制御スケジュール情報を送信し、照明制御装置5及び空調制御装置6に記憶された制御スケジュール情報を更新する。
また、時間帯設定部14bは、照明制御装置5または空調制御装置6から制御スケジュール情報を取得し(分岐回路51〜54の各々に対応する制御スケジュール情報)、予め設定された時間帯設定ルールを当該取得した制御スケジュール情報に適用して有益使用時間帯T1、無駄使用時間帯T2、効率改善時間帯T3の各時間帯を自動設定してもよく、この時間帯自動設定について、以下説明する。
照明制御装置5から取得した制御スケジュールは、照明器具L(L1,L2)を点灯させる時刻と消灯させる時刻が登録されており、空調制御装置6から取得した制御スケジュール情報は、空調機AC(AC1,AC2)の運転開始時刻と運転終了時刻が登録されている。以降、制御スケジュール情報において、被監視機器の動作をオンするとは、照明器具Lを点灯させる、または空調機ACを運転開始させることを意味し、被監視機器の動作をオフするとは、照明器具Lを消灯させる、または空調機ACを運転終了させることを意味する。
時間帯設定部14bが期間自動設定処理に適用する時間帯設定ルールは、以下のように予め設定されている。まず、被監視機器の動作がオンする時刻から、被監視機器の動作がオフする時刻までの間を、有益使用時間帯T1に設定する。次に、有益使用時間帯T1の開始時刻から所定時間前(例えば1時間前)までの時間範囲と、有益使用時間帯T1の終了時刻から所定時間後(例えば2時間後)までの時間範囲とを効率改善時間帯T3に設定する。次に、上記のように設定した有益使用時間帯T1および効率改善時間帯T3以外の時間範囲を無駄使用時間帯T2に設定する。
例えば図5に示すように、制御スケジュール情報に、被監視機器の動作がオンする時刻8時、被監視機器の動作がオフする時刻20時が登録されている場合、時間帯設定部14bは、8時〜20時を有益使用時間帯T1、7時〜8時、20時〜22時を効率改善時間帯T3、0時〜7時、22時〜24時を無駄使用時間帯T2に設定する。
したがって、制御スケジュール情報に基づいて、有益使用時間帯T1、無駄使用時間帯T2、効率改善時間帯T3の各時間帯を電力管理者の手を煩わせることなく自動設定することができる。
また、時間帯設定部14bは、照明制御装置5または空調制御装置6から取得した制御スケジュール情報だけでなく、資源使用情報取得部14aが収集して記憶部13に格納した各分岐回路51〜54における使用電力量のデータも併せて用いることで、有益使用時間帯T1、無駄使用時間帯T2、効率改善時間帯T3の各時間帯を自動設定してもよく、この時間帯自動設定について、以下説明する。
時間帯設定部14bが期間自動設定処理に適用する時間帯設定ルールは、以下のように予め設定されている。まず、被監視機器の動作がオンする時刻から、被監視機器の動作がオフする時刻までの間を、有益使用時間帯T1に設定する。
次に、時間帯設定部14bは、記憶部13に格納している実際の使用電力量のデータに基づき、過去の所定期間(例えば1週間前まで)の各日において、有益使用時間帯T1の開始時刻より前に被監視機器の動作がオンした時刻と有益使用時間帯T1の開始時刻との時間差(以降、開始時間差と称す)、および有益使用時間帯T1の終了時刻より後に被監視機器の動作がオフした時刻と有益使用時間帯T1の終了時刻との時間差(以降、終了時間差と称す)を各々算出する。次に、上記のように日毎に算出した開始時間差の中央値、および上記のように日毎に算出した終了時間差の中央値を導出する。そして、有益使用時間帯T1の開始時刻から開始時間差の中央値前までの時間帯、および有益使用時間帯T1の終了時刻から終了時間差の中央値後までの時間帯の各々を、効率改善時間帯T3に設定する。
さらに、上記のように設定した有益使用時間帯T1および効率改善時間帯T3以外の時間範囲を無駄使用時間帯T2に設定する。
例えば、図6に示すように、分岐回路51の制御スケジュール情報に、被監視機器の動作がオンする時刻8時、被監視機器の動作がオフする時刻20時が登録されている場合、時間帯設定部14bは、8時〜20時を有益使用時間帯T1に設定する。
次に、時間帯設定部14bは、記憶部13に格納した分岐回路51における使用電力量のデータのうち過去の所定期間(例えば1週間前まで)のデータを読み出し、当該読み出した使用電力量のデータを所定のしきい値(待機電力量に相当)と比較し、しきい値を超えた場合、分岐回路51に接続した被監視機器の動作がオンしたと判断し、しきい値未満の場合、分岐回路51に接続した被監視機器の動作がオフしたと判断する。そして、図7(a)に示すように、分岐回路51に接続した被監視機器がオンした時刻、オフした時刻を日毎に格納したオン・オフ情報を作成する。
次に、時間帯設定部14bは、オン・オフ情報に基づいて、日毎の開始時間差および終了時間差を算出し、図7(b)に示すように、日毎の開始時間差および終了時間差を格納した時間差情報を作成する。次に、時間差情報から、過去の所定期間(例えば1週間前まで)における開始時間差の中央値および終了時間差の中央値を導出する。この場合、開始時間差の中央値「1時間」、終了時間差の中央値「1時間」とする。そして、有益使用時間帯T1の開始時刻8時から1時間前(7時)までの時間帯、および有益使用時間帯T1の終了時刻20時から1時間後(21時)までの時間帯の各々を、効率改善時間帯T3に設定する(図6参照)。さらに、有益使用時間帯T1および効率改善時間帯T3以外の時間範囲を無駄使用時間帯T2に設定する(図6参照)。
そして、時間帯設定部14bは、上記の各時間帯の設定処理を日毎に繰り返すことで、被監視機器の制御スケジュール情報と被監視機器の実際の使用状況とに基づいた各時間帯を設定することが可能となる。
したがって、被監視機器の制御スケジュール情報と被監視機器の実際の使用状況とに基づいて、有益使用時間帯T1、無駄使用時間帯T2、効率改善時間帯T3の各時間帯を電力管理者の手を煩わせることなく自動設定することができ、電力管理者の専門性に関係なく、各時間帯を最適に設定できる。而して、電力管理者は、電力の使用状況をより正確に把握でき、使用電力が有益か否かの判断を容易に行うことができる。
(実施形態2)
本実施形態は、図8に示すように、端末装置1の演算部14に、制御スケジュール生成部14d(制御スケジュール生成手段)を設けて、有益使用時間帯T1、無駄使用時間帯T2、効率改善時間帯T3(T31,T32)の各時間帯が設定された後において、スケジュール設定ルールを各時間帯の設定状況に適用して制御スケジュールを作成、改善するものである。なお、実施形態1と同様の構成には同一の符号を付して説明は省略する。
まず、図9に示すように、有益使用時間帯T1が8時〜20時、無駄使用時間帯T2が0時〜7時、22時〜24時、効率改善時間帯T31が7時〜8時、効率改善時間帯T32が20時〜22時に設定され、制御スケジュール情報は、被監視機器の動作がオンする時刻8時、被監視機器の動作がオフする時刻20時が登録されているとする。この状態で、制御スケジュール生成部14dは、以下のように動作する。
制御スケジュール生成部14dは、照明制御装置5または空調制御装置6から制御スケジュールを取得する。取得した現在の制御スケジュールは、図9(a)に示すように、効率改善時間帯T31の終了時刻8時に、被監視機器の動作をオンさせる制御内容が設定され、効率改善時間帯T32の開始時刻20時に、被監視機器の動作をオフさせる制御内容が設定されている。
そして、制御スケジュール生成部14dが本スケジュール自動設定処理に適用するスケジュール設定ルールは、以下のように予め設定されている。まず、効率改善時間帯T31の開始時刻7時、効率改善時間帯T32の終了時刻22時には、制御内容が設定されていない。そこで、制御スケジュール生成部14dは、図9(b)に示すように、効率改善時間帯T31の開始時刻7時、効率改善時間帯T32の終了時刻22時に、被監視機器の動作をオフさせる制御内容を設定する。これは、できるだけ省エネルギー方向に改善する制御スケジュールを作成するためである。したがって、効率改善時間帯T31は、開始時刻7時に、被監視機器の動作をオフさせる制御内容を設定され、効率改善時間帯T32は、終了時刻22時に、被監視機器の動作をオフさせる制御内容を設定される。
または、制御スケジュール生成部14dは、図9(c)に示すように、効率改善時間帯T31,T32の期間内で、被監視機器の動作をオフさせる制御内容を複数回繰り返して設定してもよい。この場合、制御スケジュールは、より省エネルギー方向に改善される。
表示部12は、制御スケジュール生成部14dが生成した図9(b)または図9(c)に示す制御スケジュールを提示する。電力管理者は、入力部11を操作することで、上記のように生成された制御スケジュールを確認することができ、必要に応じて、この改善後の制御スケジュールを通信部15から照明制御装置5及び空調制御装置6に送信し、照明制御装置5及び空調制御装置6に記憶された制御スケジュール情報を更新する。
次に、制御スケジュールにおいて、効率改善時間帯T3(T31,T32)に設定された被監視機器の動作をオフさせる時刻(以降、オフ制御時刻と称す)を、被監視機器の使用状況から自動調整する動作について説明する。なお、制御スケジュール生成部14dが本スケジュール自動調整処理に適用するスケジュール設定ルールは、以下のように予め設定されている。
まず、図10(a)に示すように、有益使用時間帯T1が8時〜20時、無駄使用時間帯T2が0時〜7時、22時〜24時、効率改善時間帯T31が7時〜8時、効率改善時間帯T32が20時〜22時に設定されている。制御スケジュール生成部14dは、照明制御装置5または空調制御装置6から制御スケジュールを取得する。取得した現在の制御スケジュールは、図10(a)に示すように、被監視機器の動作がオンする時刻8時(オン制御時刻)、被監視機器の動作がオフする時刻7時,20時,22時(オフ制御時刻)が登録されている。
そこで、制御スケジュール生成部14dは、効率改善時間帯T32の終了時刻に設定されているオフ制御時刻22時を早めて、効率改善時間帯T32を短縮し、無駄使用時間帯T2を延長することで、制御スケジュールを省エネルギー方向に改善する。
まず、図10(b)は、20時〜22時の効率改善時間帯T32における制御スケジュールを拡大したものであり、初期状態は、スケジュール設定されたオフ制御時刻20時、オフ制御時刻22時に設定されている。制御スケジュール生成部14dは、図10(c)に示すように、1日に1回、オフ制御時刻を22時から10分ずつ早めていく。そして、1日目にオフ制御時刻21時50分に早めた後に、21時50分〜22時までの10分間(無駄使用時間帯T2の延長期間)に、就業者が操作スイッチS1,S2等を操作して、被監視機器の動作をオンさせたか否かを判定する。就業者によるオン操作がなければ、2日目にオフ制御時刻21時40分に早めて、21時40分〜22時までの20分間(無駄使用時間帯T2の延長期間)に、就業者によるオン操作があるか否かを判定する。就業者によるオン操作がなければ、3日目にオフ制御時刻21時30分に早めて、21時30分〜22時までの30分間(無駄使用時間帯T2の延長期間)に、就業者によるオン操作があるか否かを判定する。
3日目に就業者によるオン操作があれば、4日目にオフ制御時刻を10分遅らせて21時40分に変更し、21時40分〜22時までの20分間(無駄使用時間帯T2の延長期間)に、就業者によるオン操作があるか否かを判定する。就業者によるオン操作がなければ、5日目にオフ制御時刻21時30分に早めて、21時30分〜22時までの30分間(無駄使用時間帯T2の延長期間)に、就業者によるオン操作があるか否かを判定する。
上記のように、無駄使用時間帯T2の延長期間に就業者によるオン操作がなければ、オフ制御時刻を10分早めて、無駄使用時間帯T2の延長期間に就業者によるオン操作があれば、オフ制御時刻を10分遅らせる処理を繰り返し、オフ制御時刻を10分早める処理とオフ制御時刻を10分遅らせる処理とが交互に3回繰り返された時点で、当該時点におけるオフ制御時刻(10分遅らせた側の時刻)に固定される(図10(c)では8日目の時点におけるオフ制御時刻21時40分)。
したがって、制御スケジュールは、被監視機器の使用状況に即して、より省エネルギー方向に改善される。また、本例は、制御スケジュールの登録件数の上限による制限や、実際の快適性の点からも有利である。
電力管理者は、入力部11を操作することで、上記のようにオフ制御時刻を自動調整した制御スケジュールを表示部12に提示させて確認することができ、必要に応じて、この改善後の制御スケジュールを通信部15から照明制御装置5及び空調制御装置6に送信し、照明制御装置5及び空調制御装置6に記憶された制御スケジュール情報を更新する。
また、効率改善時間帯T31においても、効率改善時間帯T31の開始時刻に設定されているオフ制御時刻7時を遅らせて、効率改善時間帯T31を短縮し、無駄使用時間帯T2を延長することで、制御スケジュールを省エネルギー方向に改善することができる。
次に、制御スケジュール生成部14dが、効率改善時間帯T3において電力の使用量が漸次減少する制御スケジュールを生成する動作について説明する。
まず、図11(a)に示すように、有益使用時間帯T1が8時〜20時、無駄使用時間帯T2が0時〜7時、22時〜24時、効率改善時間帯T31が7時〜8時、効率改善時間帯T32が20時〜22時に設定されている。制御スケジュール生成部14dは、照明制御装置5または空調制御装置6から制御スケジュールを取得する。取得した現在の制御スケジュールは、図11(a)に示すように、被監視機器の動作がオンする時刻8時,20時(オン制御時刻)、被監視機器の動作がオフする時刻7時,22時(オフ制御時刻)が登録されている。
効率改善時間帯T32において電力の使用量を一定に設定した制御スケジュールでは、被監視機器の使用電力は図11(b)のようになり、効率改善時間帯T32で省エネルギー化を図っているとは言い難い。
そこで、制御スケジュール生成部14dは、取得した制御スケジュールにおいて、効率改善時間帯T32の開始時刻20時にオン制御が登録され、効率改善時間帯T32の終了時刻22時にオフ制御が登録されていることに着目して、20時〜22時に亘って電力の使用量が漸次減少する制御スケジュールを生成することで、制御スケジュールを省エネルギー方向に改善する。したがって、制御スケジュールは、効率改善時間帯T32において、より省エネルギー方向に改善されており、被監視機器の使用電力は図11(c)のようになり、効率改善時間帯T32での省エネルギー化を実現している。
電力管理者は、入力部11を操作することで、上記のように20時〜22時に亘って電力の使用量が漸次減少する制御スケジュールを表示部12に提示させて確認することができ、必要に応じて、この改善後の制御スケジュールを通信部15から照明制御装置5及び空調制御装置6に送信し、照明制御装置5及び空調制御装置6に記憶された制御スケジュール情報を更新する。
このように、本実施形態では、スケジュール設定ルールを各時間帯の設定状況に適用して制御スケジュールを作成、改善しており、電力管理者の手を煩わせることなく制御スケジュールを自動作成することができる。
(実施形態3)
本実施形態では、資源使用状態判定部14cが、資源使用情報取得部14aが取得した使用電力量のデータに基づいて、効率改善時間帯T3において削減した一週間の電力量を算出し、表示部12が、効率改善時間帯T3において削減した一週間分の電力量を提示する。
この効率改善時間帯T3において削減した一週間分の電力量は、効率改善時間帯T3において使用可能な一週間分の電力の最大使用量と、効率改善時間帯T3における実際の一週間分の電力の使用量とを比較して、両使用量の差を算出することで得られる。そして、資源使用状態判定部14cは、図12に示すように、週間表示部G2の下方に電力削減量表示部G4を生成している。電力使用状況表示部G4は、効率改善時間帯T3において削減した一週間分の電力量を具体的な数字(kWh)で表示している。
電力管理者は、入力部11を操作することで、上記のように生成された表示部12の提示内容を見ることができる。したがって、電力の削減量を提示されることで、省エネルギーに対する意識がより高まり、省エネルギー化に対する意識啓発となる。
なお、他の構成は実施形態1または2と同様であり、説明は省略する。
(実施形態4)
本実施形態では、資源使用状態判定部14cが、資源使用情報取得部14aが取得した使用電力量のデータに基づいて、効率改善時間帯T3における電力の使用量が無駄であるか否かを評価し、表示部12が、当該評価結果を提示する。
具体的に、資源使用状態判定部14cは、資源使用情報取得部14aが取得した使用電力量のデータに基づいて、各効率改善時間帯T3において、1度も使用電力量が0にならなかった場合、または1度も被監視機器の動作がオフしなかった場合に、当該効率改善時間帯T3での使用電力量は無駄であると判断する。また、資源使用状態判定部14cは、中央監視盤2から人感センサR1,R2の測定データを取得し、効率改善時間帯T3において、人がいないエリアの被監視機器が動作している場合も、当該当該効率改善時間帯T3での使用電力量は無駄であると判断する。そして、資源使用状態判定部14cは、図13に示すように、週間表示部G2の下方に無駄電力量表示部G5を生成している。無駄電力量表示部G5は、効率改善時間帯T3において無駄であると判断された一週間分の電力量を具体的な数字(kWh)で表示している。
電力管理者は、入力部11を操作することで、上記のように生成された表示部12の提示内容を見ることができる。したがって、効率改善時間帯T3における無駄な電力量を提示されることで、効率改善時間帯T3における無駄な制御内容を判別しやすくなり、制御スケジュールの改善点を的確に見出すことができる。
なお、他の構成は実施形態1乃至3いずれかと同様であり、説明は省略する。
(実施形態5)
本実施形態では、時間帯設定部14bが、有益使用時間帯T1、無駄使用時間帯T2、効率改善時間帯T3以外に、被監視機器が必ず動作しなければならない(必ず電力を使用しなければならない)とみなす使用必須時間帯を設定する。使用必須時間帯は、夜間の看板や非常灯等のように、所定の時間帯に必ず使用しなければならない被監視機器(動作必須被監視機器)に対して設定される。
資源使用状態判定部14cは、資源使用情報取得部14aが取得した使用電力量のデータに基づいて、必須使用時間帯における使用電力量を算出し、当該算出した使用電力量が所定のしきい値(待機電力量に相当)未満の場合、動作必須被監視機器が動作していないと判定する。表示部12は、動作必須被監視機器が動作していない旨をディスプレイ上に提示し、当該提示内容を見た電力管理者は、動作必須被監視機器の制御スケジュールを改善する。
したがって、電力管理者が、省エネルギー効果を追及するあまり、夜間の看板や非常灯等のような動作必須被監視機器の動作を停止させ、必要な電力も安易に削減するような誤った制御スケジュールを作成した場合に、この誤りを検出し、電力管理者に通知することができる。
また、制御スケジュール生成部14dは、照明制御装置5または空調制御装置6から取得した制御スケジュールにおいて、使用必須時間帯の開始時刻および終了時刻の各々に制御内容が設定されていない場合、被監視機器の動作をオンさせる制御内容を当該時刻に設定する。または、使用必須時間帯の開始時刻にのみ上記処理を行ってもよい。
したがって、制御スケジュールは、使用必須時間帯における動作必須被監視機器を確実に動作させるものとなり、被監視機器の運用を適切に改善できる。
電力管理者は、入力部11を操作することで、上記のように使用必須時間帯における被監視機器の運用を改善した制御スケジュールを表示部12に提示させて確認することができ、必要に応じて、この改善後の制御スケジュールを通信部15から照明制御装置5及び空調制御装置6に送信し、照明制御装置5及び空調制御装置6に記憶された制御スケジュール情報を更新する。
さらに、図14に示すように、端末装置1の演算部14にスケジュール判定部14e(スケジュール判定手段)を設けて、電力管理者が作成した制御スケジュールの誤りを検出してもよい。
電力管理者が入力部11(スケジュール入力手段)を操作して作成した制御スケジュール情報を、通信部15から照明制御装置5及び空調制御装置6に送信する前に、スケジュール判定部14eは、時間帯設定部14bが設定した各時間帯と、当該作成された制御スケジュール情報との整合性を判定する。
例えば、スケジュール判定部14eは、制御スケジュール情報において、被監視機器の動作をオフする制御内容が使用必須時間帯に設定されていた場合、作成された制御スケジュール情報は、時間帯設定部14bが設定した使用必須時間帯との整合性がとれていないと判定する。表示部12は、作成された制御スケジュール情報と使用必須時間帯との整合性がとれていない旨をディスプレイ上に提示し、当該提示内容を見た電力管理者は、制御スケジュールを改善する。したがって、電力管理者が、作成した制御スケジュールの誤りを検知でき、被監視機器の運用を適切に行うことができる。
なお、他の構成は実施形態1乃至4いずれかと同様であり、説明は省略する。
また、各実施形態では、被監視機器が使用する資源として電力を例示したが、ガス等の他の資源であっても同様の効果を得ることができる。
1 端末装置
11 入力部(スケジュール入力手段)
12 表示部(提示手段)
14a 資源使用情報取得部(資源使用情報取得手段)
14b 時間帯設定部(時間帯設定手段)
14c 資源使用状態判定部(資源使用状態判定手段)
14d 制御スケジュール生成部(制御スケジュール生成手段)
14e スケジュール判定部(スケジュール判定手段)
2 中央監視盤
3 電力量監視装置
5 照明制御装置
6 空調制御装置
L1,L2 照明器具
AC1,AC2 空調機

Claims (13)

  1. 制御スケジュール情報にしたがって動作する被監視機器における資源の使用量を使用時刻に関連付けた資源使用情報を取得する資源使用情報取得手段と、
    被監視機器における資源の使用を有益であるとみなす有益使用時間帯と、被監視機器における資源の使用を無駄であるとみなす無駄使用時間帯と、被監視機器における資源の使用量を抑制するべきであるとみなす効率改善時間帯とを含む3つ以上の各時間帯を設定する時間帯設定手段と、
    資源使用情報取得手段が取得した資源使用情報に基づいて、時間帯設定手段が設定した各時間帯における資源の使用量を算出する資源使用状態判定手段と、
    当該算出した各時間帯における資源の使用量を提示する提示手段と
    を備えることを特徴とする省エネルギー診断システム。
  2. 前記時間帯設定手段は、被監視機器の制御スケジュール情報を取得し、予め設定された時間帯設定ルールを当該取得した制御スケジュール情報に適用して前記各時間帯を設定することを特徴とする請求項1記載の省エネルギー診断システム。
  3. 前記時間帯設定手段は、予め設定された時間帯設定ルールを前記取得した制御スケジュール情報と前記資源使用情報取得手段が取得した資源使用情報とに適用して前記各時間帯を設定することを特徴とする請求項2記載の省エネルギー診断システム。
  4. 予め設定されたスケジュール設定ルールを前記各時間帯の設定状態に適用して前記制御スケジュール情報を生成する制御スケジュール生成手段を備えることを特徴とする請求項1乃至3いずれか記載の省エネルギー診断システム。
  5. 前記制御スケジュール生成ルールは、前記効率改善時間帯の開始時刻と終了時刻との少なくとも一方の時刻において被監視機器の動作をオンまたはオフさせる制御内容が設定されていない制御スケジュール情報にしたがって被監視機器が動作している場合、前記少なくとも一方の時刻に被監視機器の動作をオフさせる制御内容を制御スケジュール情報に設定することであることを特徴とする請求項4記載の省エネルギー診断システム。
  6. 前記制御スケジュール生成手段は、予め設定されたスケジュール設定ルールを前記各時間帯の設定状態と前記資源使用情報取得手段が取得した資源使用情報とに適用して前記制御スケジュール情報を生成することを特徴とする請求項4記載の省エネルギー診断システム。
  7. 前記有益使用時間帯と前記無駄使用時間帯との間に前記効率改善時間帯が設定され、当該効率改善時間帯の開始時刻および終了時刻の少なくとも一方の時刻において被監視機器の動作をオフさせる制御内容が設定された制御スケジュール情報にしたがって被監視機器が動作している場合、
    前記制御スケジュール生成手段は、
    当該効率改善時間帯で被監視機器の動作をオフさせる時刻を前記一方の時刻から変動させて無駄使用時間帯を延長した制御スケジュール情報を生成し、
    被監視機器が当該生成した制御スケジュール情報にしたがって動作しているときに、前記無駄使用時間帯の延長期間内にユーザの操作によって被監視機器の動作がオフしなければ、当該効率改善時間帯で被監視機器の動作をオフさせる時刻を変動させて無駄使用時間帯をさらに延長し、
    被監視機器が当該生成した制御スケジュール情報にしたがって動作しているときに、前記無駄使用時間帯の延長期間内にユーザの操作によって被監視機器の動作がオフすれば、当該効率改善時間帯で被監視機器の動作をオフさせる時刻を変動させて無駄使用時間帯を短くする
    ことを特徴とする請求項6記載の省エネルギー診断システム。
  8. 前記効率改善時間帯の終了時刻に被監視機器の動作をオフする制御内容が制御スケジュール情報に設定されている場合、前記制御スケジュール生成手段は、効率改善時間帯における資源の使用量が漸次減少するように被監視機器が動作する制御スケジュール情報を生成することを特徴とする請求項4記載の省エネルギー診断システム。
  9. 前記資源使用状態判定手段は、前記効率改善時間帯において使用可能な資源の最大使用量と、前記効率改善時間帯における実際の資源の使用量とを比較して、両使用量の差を算出し、前記提示手段は、当該算出した両使用量の差を提示することを特徴とする請求項1乃至8いずれか記載の省エネルギー診断システム。
  10. 前記資源使用状態判定手段は、前記資源使用情報に基づいて、前記効率改善時間帯における資源の使用量が無駄であるか否かを評価し、前記提示手段は、当該評価結果を提示することを特徴とする請求項1乃至9いずれか記載の省エネルギー診断システム。
  11. 前記時間帯設定手段は、被監視機器が必ず資源を使用しなければならないとみなす必須使用時間帯を設定し、
    前記資源使用状態判定手段は、前記資源使用情報に基づいて、必須使用時間帯における資源の使用量を算出し、当該算出した使用量が所定量以下の場合、被監視機器が使用されていないと判定し、
    前記提示手段は、当該判定結果を提示する
    ことを特徴とする請求項1乃至10いずれか記載の省エネルギー診断システム。
  12. 前記必須使用時間帯の少なくとも開始時刻に制御内容が設定されていない制御スケジュール情報にしたがって被監視機器が動作している場合、当該必須使用時間帯の少なくとも開始時刻に被監視機器の動作をオンさせる制御スケジュール情報を生成する制御スケジュール生成手段を備えることを特徴とする請求項11記載の省エネルギー診断システム。
  13. 操作者が前記制御スケジュール情報を作成するためのスケジュール入力手段と、
    当該作成された制御スケジュール情報と前記各時間帯の設定状態との整合性を判定するスケジュール判定手段とを備え、
    前記提示手段は、スケジュール判定手段の判定結果を提示する
    ことを特徴とする請求項1乃至12いずれか記載の省エネルギー診断システム。
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