JP2009245360A - 省エネルギー支援システム及び省エネルギー支援方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】より実現しやすい形で住人に対して省エネルギー化を促す省エネルギー支援システムを提供する。
【解決手段】住宅に設置された個別電気機器が消費する消費電力情報が入力される入力部21と、個別電気機器が消費した所定期間内の合計消費電力量の変化と基準合計消費電力量の変化との相関値を算出する第1の相関算出部23と、各個別電気機器が消費した所定期間内の消費電力量の変化と、各個別電気機器の基準消費電力量の変化との相関値を、個別電気機器毎に算出する第2の相関算出部24と、第1の相関算出部23により算出された相関値が第1の閾値以下であって、第2の相関算出部24により算出された相関値が第2の閾値以下であるとき、第2の相関算出部24により算出された相関値に基づいて、各個別電気機器の消費電力量を少なくするためのアドバイス情報を出力する出力部27とを備える。
【選択図】 図4
【解決手段】住宅に設置された個別電気機器が消費する消費電力情報が入力される入力部21と、個別電気機器が消費した所定期間内の合計消費電力量の変化と基準合計消費電力量の変化との相関値を算出する第1の相関算出部23と、各個別電気機器が消費した所定期間内の消費電力量の変化と、各個別電気機器の基準消費電力量の変化との相関値を、個別電気機器毎に算出する第2の相関算出部24と、第1の相関算出部23により算出された相関値が第1の閾値以下であって、第2の相関算出部24により算出された相関値が第2の閾値以下であるとき、第2の相関算出部24により算出された相関値に基づいて、各個別電気機器の消費電力量を少なくするためのアドバイス情報を出力する出力部27とを備える。
【選択図】 図4
Description
本発明は、屋内に設置された個別電気機器で消費される電気エネルギーの節約を促す省エネルギー支援システム、及び、省エネルギー支援方法に関する。
住宅で生活する住人は、例えば、月極の電力会社検針票、電力会社等で提供している電力使用に係る実績評価表、及び、住宅内に設置された電力消費を計測する機器から得られる情報によって、住宅内に設置された多数の個別電気機器により消費された使用実績電力量を把握している。
住宅内において消費される電気エネルギーを少なくして省エネルギー化を図る場合、住人は、上述した方法により得られる情報を利用することで、住宅内において全体の電力消費量を減ずる目標となる電力消費量を設定することができる。しかし、このような省エネルギー化の目標を設定した場合には、結果として特定の個別電気機器の使用自体をやめることを促すなど、住人に対して窮屈な生活を強いることになりかねない。
住宅の屋内に設置された各個別電気機器が、最も効率よく必要とする時間に動いているのか、そこに無駄が生じていないのかを住人が確認することができれば、住人は、個別電気機器の使用を、ある時間帯で中止することや、効率よい時間帯での使用に切り替えることが可能となる。このようにして個別電気機器が使用されることによって、消費電力量全体からの節電ではなく、個別電気機器毎の運転が適正化され、結果として、全体としての使用電力量の低減が図られることとなる。
例えば、特許文献1には、無駄な消費から優先的に削減することにより、エネルギーの消費量とコストを効果的に低減させ、快適性になるべく影響を与えないようにするため、無駄なエネルギー消費の削減を優先しその効果を考慮した上で、サービス利用者が指定する快適性下限やエネルギーコスト上限額を遵守する複数の運用計画案を立案し提示する設備運用計画作成手段と、ユーザが選択した運用計画案の制御内容を実行に移す設備運用実施手段とを備えるエネルギー管理装置が記載されている。
しかしながら、上述した特許文献1に記載された発明を含め、従来の省エネルギー化を促す方法では、目標とする使用計画に対して、実際に使用された使用実績がどのくらい達成されたかを定量的に評価することができず、客観的な評価指標に基づいて屋内に設置された個別電気機器毎に省エネルギー化がどの程度実現されたかを、屋内で生活する住人に通知することができなかった。
本発明は、このような実情に鑑みて提案されたものであり、客観的な評価指標に基づいて屋内に設置された個別電気機器毎に省エネルギー化がどの程度実現されたかを判定して、住人に対して個別電気機器の運転の適正化を促すアドバイスを行うことにより、より実現しやすい形で住人に対して省エネルギー化を促す省エネルギー支援システム、及び、省エネルギー支援方法を提供することを目的とする。
上述した課題を解決するために、本発明に係る省エネルギー支援システムは、屋内に設置された個別電気機器を識別するための識別情報と、識別情報で識別される個別電気機器が消費する消費電力量を示す消費電力情報とが入力される入力手段と、入力手段に入力された識別情報により識別される個別電気機器の消費電力情報に基づいて、個別電気機器が消費した所定期間内の合計消費電力量の変化と、個別電気機器の所定期間内の基準合計消費電力量の変化との相関値を算出する第1の算出手段と、各個別電気機器の消費電力情報に基づいて、各個別電気機器が消費した所定期間内の消費電力量の変化と、各個別電気機器の所定期間内の基準消費電力量の変化との相関値を、個別電気機器毎に算出する第2の算出手段と、第1の算出手段により算出された相関値が第1の閾値以下であるか否かを判定する第1の判定手段と、第2の算出手段により算出された相関値が第2の閾値以下であるか否かを判定する第2の判定手段と、第1の判定手段により判定された相関値が第1の閾値以下であって、第2の判定手段により判定された相関値が第2の閾値以下のとき、第2の算出手段により算出された相関値に基づいて、各個別電気機器の消費電力量を少なくするためのアドバイス情報を出力する出力手段とを備える。
また、本発明に係る省エネルギー支援方法は、屋内に設置された個別電気機器を識別するための識別情報と、識別情報で識別される個別電気機器が消費する消費電力量を示す消費電力情報とが、入力手段に入力される入力ステップと、入力手段に入力された識別情報により識別される個別電気機器の消費電力情報に基づいて、個別電気機器が消費した所定期間内の合計消費電力量の変化と、個別電気機器の所定期間内の基準合計消費電力量の変化との相関値を算出する第1の算出ステップと、第1の算出ステップにより算出された相関値が第1の閾値以下であるか否かを判定する第1の判定ステップと、第1の判定ステップにより判定された相関値が第1の閾値以下であるとき、各個別電気機器の消費電力情報に基づいて、各個別電気機器が消費した所定期間内の消費電力量の変化と、各個別電気機器の所定期間内の基準消費電力量の変化との相関値を、個別電気機器毎に算出する第2の算出ステップと、第2の算出ステップにより算出された相関値が第2の閾値以下であるか否かを判定する第2の判定ステップと、第2の判定ステップにより判定された相関値が第2の閾値以下のとき、相関値に基づいて、各個別電気機器の消費電力量を少なくするためのアドバイス情報を出力する出力ステップとを有する。
本発明によれば、客観的な評価指標として、個別電気機器が消費した所定期間内の消費電力量の変化と、各個別電気機器の所定期間内の基準消費電力量の変化との相関値に基づいて、識別情報により識別される個別電気機器毎に省エネルギー化がどの程度実現されたかを判定する。
したがって、本発明によれば、この判定結果から、各個別電気機器の消費電力量を少なくするための情報として、各々の個別電気機器の運転の適正化を促すアドバイス情報を出力することによって、より実現しやすい形で住人に対して省エネルギー化を促すことができ、結果として、アドバイス情報に基づいて各々の個別電気機器の運転の適正化が図られ、全体で屋内で消費される消費電力量を減らすことができる。
本発明が適用された省エネルギー支援システムは、住宅の屋内に設置された個別電気機器で消費される電気エネルギーの節約を促す支援システムである。
図1は、本発明が適用された省エネルギー支援システム1の全体構成を示した図である。省エネルギー支援システム1は、管理対象となる住宅100に設置された個別電気機器のよって消費される消費電力量を計測するための機器別計測機器131−133と、機器別計測器131−133で計測された消費電力量を示す消費電力情報を収集するデータ収集装置140と、住宅100で消費される消費電力量を管理する管理装置2とを備えている。
そこでまず、消費電力量に関する情報が管理装置2によって管理される住宅100の構成について具体的に説明する。
住宅100には、電力供給設備の具体例として、電力取引メータ101と、アンペアブレーカ102と、分電盤103と、電力供給端である複数のコンセント104−110とが設置され、また、発電装置として太陽電池パネル111が設置されている。
電力取引メータ101は、引込線と接続され、電力会社等から買電した使用電力量と、太陽電池パネル111によって発電され電力会社等へ売電した電力量とを計測する。
アンペアブレーカ102は、電力取引メータ101と分電盤103との間に接続され、分電盤103側に過剰な電流が流れるのを防止する遮断装置である。
分電盤103は、電力取引メータ101とアンペアブレーカ102とを介して供給される電気を分配して、例えば、単相2線式により100[V]及び単相3線式により200[V]の電源を、それぞれコンセント104−110に供給する。
コンセント104−109は、個別電気機器等に電源を出力する配線用差込接続器であって、後述する住宅100に設置された各個別電気機器に接続されている。また、コンセント110は、後述する太陽電池パネル111によって発電された電力が入力される配線用差込接続器であって、入力された電力を、例えば、コンセント104−109を介して住宅100に設置された個別電気機器に供給する。
太陽電池パネル111は、光エネルギーを電気エネルギーに変換して、変換した電気エネルギーを分電盤103に供給する。太陽電池パネル111により発電された電気は、後述する太陽電池発電用子機127によってコンセント104−109に供給され、また、外部へ売電するため、分電盤103、アンペアブレーカ102、電力取引メータ101を介して住宅100外へ出力される。
以上のような電力供給設備を備える住宅100には、一般家庭内で用いられる個別電気機器の具体例として、空調機器121と、空調機器122と、テレビジョン受像機123と、テレビジョン受像機124と、冷蔵庫125と、温度測定器126と、太陽電池発電用子機127とが設けられている。本実施形態では、例えば、上述した個別電気機器のうち、比較的消費電力量が大きい空調機器121と空調機器122とテレビジョン受像機123とテレビジョン受像機124と冷蔵庫125とで消費される消費電力量を計測して収集するため、住宅100には、3つの機器別計測器131−133とデータ収集装置140とが設けられている。
空調機器121は、コンセント104と接続され、コンセント104から電力供給を受けて動作する。この空調機器121が消費する消費電力量は、後述するデータ収集装置140によって計測される。
同様にして、空調機器122は、コンセント105と接続され、コンセント105から電力供給を受けて動作する。この空調機器122が消費する消費電力量は、後述するデータ収集装置140によって計測される。
また、テレビジョン受像機123は、機器別計測器131を介してコンセント106と接続され、コンセント106から電力供給を受けて動作する。このテレビジョン受像機123が消費する消費電力量は、具体的には後述する機器別計測器131によって計測される。
同様にして、テレビジョン受像機124は、機器別計測器132を介してコンセント107と接続され、コンセント107から電力供給を受けて動作する。このテレビジョン受像機124が消費する消費電力量は、具体的には後述する機器別計測器132によって計測される。
同様にして、冷蔵庫125は、機器別計測器133を介してコンセント108と接続され、コンセント108から電力供給を受けて動作する。この冷蔵庫125が消費する消費電力量は、具体的には後述する機器別計測器133によって計測される。
また、温度測定器126は、コンセント109に接続され、コンセント109から電力供給を受けて、住宅100の屋内の気温を測定する。なお、温度測定器126により測定した情報は、後述する消費電力情報とともに、データ収集装置140を介して管理装置2に送信されて、管理装置2によって管理されるようにしてもよい。
また、太陽電池発電用子機127は、太陽電池パネル111によって発電された電気を住宅100内で消費するため、太陽電池パネル111と分電盤103とを繋ぐ配線から電源供給を受けて、コンセント110を介して、コンセント104−109に電源供給を行う。
なお、消費電力量の計測対象となる個別電気機器は、住宅100に設置された個別電気機器の中から、例えば定格消費電力量などを判断指標として、住人により比較的消費電力が大きいものから優先的に選択されることが望ましい。このような優先順位で計測対象の個別電気機器が選択されるのは、管理装置2に送信するための有限な通信回線数を効率よく利用するという観点、及び、消費電力が大きい機器の使用が省エネルギー化に大きく影響するという観点において望ましいからである。
次に、個別電気機器で消費される消費電力量の計測を行う機器別計測器131−133の具体的な構成について、図2を参照して説明する。なお、機器別計測器131−133は同様の構成を有しているので、図2においては、便宜上、機器別計測器131−133のうち、機器別計測器131を代表して説明する。
機器別計測器131は、図2に示すように、差込プラグ151と、プラグ受け152と、内部配線153と、計測部154と、操作部155と、メモリ156と、送信部157とを備える。
機器別計測器131は、差込プラグ151とプラグ受け152とが、内部配線153を介して電気的に接続されている。機器別計測器131は、例えば差込プラグ151がコンセント106に接続され、プラグ受け152がテレビジョン受像機123に設けられている差込プラグ123aに接続されることによって、コンセント106からテレビジョン受像機123に電源を供給する。
計測部154は、内部配線153に流れる電流量を計測し、計測した電流量と電源電圧値とを乗算して、テレビジョン受像機123などの個別電気機器で消費される消費電力量を算出する。計測部154は、計測した消費電力量を示す消費電力情報をメモリ156に記憶する。例えば、計測部154は、計測対象の個別電気機器により30分間もしくは60分間に消費される消費電力量を計測して、計測した消費電力情報をメモリ156に記憶する。
操作部155は、住人によって、プラグ受け152に接続される個別電気機器に関する情報として、個別電気機器を識別するための識別情報が入力される。そして、操作部155は、入力された識別情報をメモリ156に記憶する。
また、操作部155は、個別電気機器の消費電力量を節電するための目標として設定する使用時間や使用時間帯に関する情報が、目標使用情報として、住人によって入力される。また、操作部155は、個別電気機器の定格消費電力を示す定格消費電力情報が、住人によって入力される。操作部155は、この使用時間や使用時間帯に関する目標使用情報、及び、定格消費電力情報を、それぞれ識別情報に関連付けてメモリ156に記憶する。
送信部157は、メモリ156に記憶されている情報をデータ収集装置140に定期的に送信する。送信部157は、PLC(Power Line Communication:電力線搬送通信)モデムとして機能し、例えば計測部154が30分間もしくは60分間の消費電力量を計測する処理に同期して、30分もしくは60分置きに、メモリ156に記憶されている識別情報と消費電力情報をデータ変調して、屋内配線を介してデータ収集装置140に送信する。
なお、送信部157は、必ずしもPLCモデムでなくてもよく、IEEE1394、USB、Bluetoothなど通信技術を用いて構築された有線や無線によるローカルエリアネットワークを介してデータ収集装置140と通信する通信手段を用いるようにしてもよい。機器別計測器131−133とデータ収集装置とは、分電盤103を介して屋内配線により共に接続されているので、特に通信手段としてPLCモデムを用いることによって、この屋内配線を通信を行う伝送路として兼用することができる。
以上のような構成からなる機器別計測器131−133では、少なくとも計測対象の個別電気機器を識別するための識別情報と、計測した個別電気機器で消費される消費電力量を示す消費電力情報を収集して、データ収集装置140に定期的に送信する。
なお、機器別計測器131−133は、データ収集装置140を介することなく、管理装置2に識別情報及び消費電力情報を直接送信するようにしてもよい。
次に、機器別計測器131−133により識別情報及び消費電力情報が送信されるデータ収集装置140に係る具体的な構成について図3を参照して説明する。
データ収集装置140は、図3に示すように、計測部141−144と、操作部145と、受信部146と、記憶部147と、送信部148とを備える。
計測部141は、分電盤103とコンセント104とを繋ぐ屋内配線と接続され、この屋内配線に流れる電流を計測することによって、コンセント104に接続された空調機器121で消費される消費電力量を算出する。そして、計測部141は、計測した消費電力量を示す消費電力情報を記憶部147に記憶する。例えば、計測部141は、上述した機器別計測器131−133と同様に、個別電気機器で30分間もしくは60分間に消費される消費電力量を計測して、計測した消費電力量を示す消費電力情報を記憶部147に記憶する。
計測部142は、分電盤103とコンセント105とを繋ぐ屋内配線と接続され、この屋内配線に流れる電流を計測することによって、コンセント105と接続された空調機器122で消費される消費電力量を算出する。そして、計測部142は、計測した消費電力量を示す消費電力情報を記憶部147に記憶する。例えば、計測部142は、上述した機器別計測器131−133と同様に、個別電気機器で30分間もしくは60分間に消費される消費電力量を計測して、計測した消費電力量を示す消費電力情報を記憶部147に記憶する。
計測部143は、アンペアブレーカ102と分電盤103とを繋ぐ屋内配線と接続され、この屋内配線に流れる電流を計測することによって、電力会社から買電する電力量を算出して、計測した買電電力量を示す買電電力情報を記憶部147に記憶する。例えば、計測部143は、30分間もしくは60分間の買電電力量を計測して、計測した買電電力量を示す消費電力情報を記憶部147に記憶する。
計測部144は、アンペアブレーカ102と分電盤103とを繋ぐ配線に接続され、この配線に流れる電流を計測することによって、太陽電池パネル111によって発電され電力会社へ売電する電力量を算出して、計測した売電電力量を示す売電電力情報を記憶部147に記憶する。例えば、計測部144は、30分間もしくは60分間の売電電力量を計測して、計測した売電電力量を示す売電電力情報を記憶部147に記憶する。
操作部145は、住人によって、各計測部143、144によって消費電力量が計測される個別電気機器に関する情報として、個別電気機器を識別するための識別情報が入力される。そして、操作部145は、入力された識別情報を記憶部147に記憶する。記憶部147では、操作部145から入力される識別情報と、識別情報により識別される個別電気機器の消費電力情報とが関連付けられて記憶される。
また、操作部145は、この識別情報以外の情報として、例えば、個別電気機器の消費電力量を節電するための目標として設定する使用時間や使用時間帯に関する情報が、目標使用情報として、住人によって入力される。操作部145は、個別電気機器の定格消費電力量を示す定格消費電力情報が、住人によって入力される。操作部145は、この使用時間や使用時間帯に関する目標使用情報、及び、定格消費電力情報を、それぞれ識別情報に関連付けて記憶部147に記憶する。
受信部146は、機器別計測器131−133から送信されてくる識別情報が関連付けられた個別電気機器の消費電力情報を受信する。上述したように機器別計測器131−133がPLCモデムとして機能する場合、受信部146も、PLCモデムとして機能し、屋内配線を介して送信されてくる変調された情報を復調し、復調した情報を記憶部147に記憶する。
記憶部147は、計測部141−144、操作部145、及び、受信部146から供給される情報を次のように管理して記憶する。すなわち、記憶部147は、識別情報によって識別される個別電気機器毎にアドレスを割り当てて、このアドレスによって示される各記憶領域に、計測部141、142及び受信部146から定期的に供給される消費電力情報を記憶する。また、記憶部147は、買電情報及び売電情報としてそれぞれアドレスを割り当てて、各アドレスによって示される各記憶領域に、計測部143、144からそれぞれ定期的に供給される買電電力情報、売電電力情報とを記憶する。また、記憶部147は、識別情報に対応するアドレスで示される記憶領域に、各識別情報に対応付けられる目標使用情報を記憶する。
送信部148は、記憶部147に記憶されている情報を、管理装置2に送信する。具体的に、送信部148は、管理装置2と通信するための回線数を個別電気機器毎に割り当てて、記憶部147に定期的に記憶される消費電力情報を例えば1日(24時間)毎に定期的に送信する。また、送信部148は、買電電力情報及び売電電力情報を定期的に管理装置2に送信する。
以上のようにして、住宅100では、機器別計測器131−133及びデータ収集装置140によって、住宅100に設置された個別電気機器のうち、省エネルギーの対象となる個別電気機器において消費される消費電力量を示す消費電力情報を定期的に収集して、収集した情報を管理装置2に送信する。
なお、住宅100においては、機器別計測器131−133を設置することなく、データ収集装置140のみを用いて個別電気機器で消費される消費電力量を計測して、計測した消費電力量を示す消費電力情報をデータ収集装置140から管理装置2に送信するようにしてもよい。
省エネルギー支援システム1では、住宅100に設けられた個別電気機器の消費電力情報が、図4に示すような管理装置2によって管理され、評価対象期間として例えば1日間に住宅100で使用された電力使用実績が評価される。
管理装置2は、住宅100に設置された個別電気機器の消費電力量の過去実績から、省エネルギー化を実現するための基準となる電力使用状態を示す基準パターンを設定し、設定した基準パターンと評価対象期間における住宅100で消費された消費電力量の変化とを定量的に比較するため、次のような構成を有している。
すなわち、管理装置2は、例えば、CPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)、HDD(Hard Disc Drive)、ユーザインタフェース、及び、入出力インタフェース等を備えた通常のコンピュータに、ソフトウェアがインストールされることによって実現されるものであって、具体的には、図4に示すように、入力部21と、入力情報記憶部22と、第1の相関算出部23と、第2の相関算出部24と、制御部25と、アドバイス情報記憶部26と、出力部27とを備える。
管理装置2は、後述する第1の相関算出部23及び第2の相関算出部24により算出される相関値から、住宅100内において消費される消費電力量の増変化を捉え、電力消費の適正化を図るため、すなわち消費電力量を減らすためのアドバイス情報を住人に通知する。
入力部21は、上述した住宅100に設置されたデータ収集装置140から送信されてくる情報を受信する。すなわち、入力部21には、住宅100の屋内に設置された個別電気機器を識別するための識別情報と、これらの識別情報で識別される個別電気機器が消費する消費電力量を示す消費電力情報とが入力される。
入力部21は、入力した消費電力情報が30分間の消費電力量示している場合、例えば1時間の消費電力量に変換して、変換した時間別の消費電力量を示す消費電力情報を、識別情報に関連付けて入力情報記憶部22に記憶する。
また、入力部21には、各識別情報に関連付けられた情報として、定格消費電力情報、及び、目標使用情報が入力される。入力部21は、これらの入力された情報を入力情報記憶部22に記憶する。
第1の相関算出部23は、住宅100の屋内に設置され識別情報により識別される全て若しくは一部の個別電気機器に係る消費電力情報に基づいて、これらの個別電気機器が消費した所定期間内の合計消費電力量の変化と、これらの個別電気機器の所定期間内の基準合計消費電力量の変化との相関値を算出する。
第2の相関算出部24は、住宅100の屋内に設置され識別情報により識別される各個別電気機器の消費電力情報に基づいて、個別電気機器が消費した所定期間内の消費電力量の変化と、各個別電気機器の所定期間内の基準消費電力量の変化との相関値を、個別電気機器毎に算出する。
制御部25は、第1の相関算出部23及び第2の相関算出部24において用いられる所定期間内の基準消費電力量の変化を示す基準パターン情報を内部メモリ251に記憶する。具体的に、制御部25は、上述した入力情報記憶部22に記憶されている消費電力情報を用いて、例えば図5(A)に示すような、1週間単位で蓄積された各個別電気機器の消費電力情報の実績や、図5(B)に示すような、1ヶ月単位で蓄積された各個別電気機器の消費電力情報の実績から、1日を24等分した時間別の消費電力量の平均値の変化を基準パターンとして生成して、算出した時間別の消費電力量を識別情報に対応付けて、内部メモリ251に記憶する。
また、制御部25は、第1の相関算出部23及び第2の相関算出部24による相関値の算出結果に対して具体的には後述する判定処理を行って、判定結果に応じて後述するアドバイス情報記憶部26から、電力消費の適正化を図るための情報、すなわち、各個別電気機器の消費電力量を少なくするためのアドバイス情報を読み出す。そして、制御部25は、読み出したアドバイス情報を識別情報に関連付けて出力部27に供給する。
アドバイス情報記憶部26は、個別電気機器が使用されうる各使用状態に基づいて、各個別電気機器の消費電力量を少なくするためのアドバイス情報を記憶している。
出力部27は、制御部25による制御命令に従って、選択されたアドバイス情報を、住宅100の住人に対して分かりやすい形態で出力するため、例えば図6に示すようなグラフを作成する。図6は、評価対象日の時間別の電力量の変化を、識別情報によって識別される消費電力量、買電電力量、売電電力量に分類した棒グラフである。出力部27は、このような時間別の電力量の変化を表した棒グラフに、使用状態の改善を促す時刻を指し示したアドバイス情報を付加する。
そして、出力部27は、作成したグラフを示す画像データを住人に視認可能に通知するため、例えば次のような出力処理を行う。例えば、第1の通知形態として、出力部27は、ディスプレイ等の表示手段で表示可能なデータ形式に変換して、電気通信回線を介して住宅100に設置されたコンピュータ等に送信する。また、第2の通知形態として、出力部27は、作成したグラフを示す画像データを印刷装置で印刷する。この印刷物は、例えば郵送されて住人の手元に届けられ、アドバイス情報が付加されたグラフが住人によって通知されることとなる。
なお、出力部27は、上述したようにアドバイス情報をグラフに付加して視認可能に通知する形式に限定されることなく、アドバイス情報が示す情報を音声データにして、住宅100に設置されたコンピュータ等に送信するようにしてもよい。
出力部27は、上述した通知形態に応じてアドバイス情報を出力することによって、住宅100の住人に対して分かりやすい形態でアドバイス情報を出力することができる。
以上のような構成からなる管理装置2では、具体的には、図7に示すような処理工程に従って、住宅100に設置された個別電気機器毎に運転の適正化を促すアドバイス情報が選択され、選択されたアドバイス情報が住人に対して分かりやすい通知形態で出力される。
ステップS11において、制御部25は、評価対象期間に対応した基準パターン情報を生成するため、入力情報記憶部22に記憶されているデータに対して、次のような処理を行う。
すなわち、制御部25は、入力情報記憶部22に記憶されている評価対象日から遡った1週間分の消費電力情報から、1日における時間別の平均消費電力量の変化を示す基準パターン情報を個別電気機器毎に生成する。そして、制御部25は、生成した個別電気機器毎の基準パターン情報を、それぞれ内部メモリ251に記憶する。
なお、管理装置2では、評価対象期間から遡った過去の消費電力情報が、基準パターン情報として用いるのに適しているか否かを判定するようにしてもよい。
図8(A)は、過去の電力消費実績に基づいて生成された基準パターンが示す時間別の消費電力量の変化の一例を示した棒グラフである。また、図8(B)は、各個別電気機器に設定された目標使用情報に基づいて生成される理想パターンが示す時間別の消費電力量の変化の一例を示した棒グラフである。
管理装置2では、図8(A)に示した時間別の消費電力量の変化が、図8(B)に示した時間別の消費電力量の変化に対してどの程度相違しているかを定量的に評価するため、基準パターンが示す時間別の消費電力量の変化と理想パターンが示す時間別の消費電力量の変化との相関値を算出して、算出した相関値が所定の値より大きいとき、基準パターンが適正な情報であると判定する。そして、管理装置2では、適正な基準パターンと判定された情報のみを用いて相関値の算出処理を行うことによって、適正なアドバイス情報を選択することができる。
ステップS12において、第1の相関算出部23は、入力情報記憶部22から、識別情報で識別される全て若しくは一部の個別電気機器の評価対象日の時間別の合計消費電力量を読み出す。そして、第1の相関算出部23は、この評価対象日の時間別の合計消費電力量の変化と、基準パターン情報で示される1週間平均の時間別の合計消費電力量の変化との相関値を算出する。
ステップS13において、制御部25は、第1の相関算出部23により算出された相関値が任意に設定される第1の閾値以下であるか否かを判定する。
具体例を次に示す。図9(A)は、過去の電力消費実績に基づいて生成された基準パターンが示す時間別の合計消費電力量の変化の一例を示した棒グラフである。図9(B)は、評価対象日「△月△日取得データ」における時間別の合計消費電力量の変化を示した棒グラフである。図9(C)は、評価対象日「×月×日取得データ」における時間別の合計消費電力量の変化を示した棒グラフである。
図9(B)に示した評価対象日「△月△日取得データ」における時間別の合計消費電力量の変化と、図9(A)に示した基準パターンにおける時間別の合計消費電力量の変化との相関値が0.93であり、図9(C)に示した評価対象日「×月×日取得データ」における時間別の合計消費電力量の変化と、図9(A)に示した基準パターンにおける時間別の合計消費電力量の変化との相関値が0.79であるものとする。
この場合、制御部25は、第1の閾値を例えば0.75に設定することによって、「△月△日取得データ」が通常使用範囲であったこと、及び、「×月×日取得データ」が使用方法に変化があったことをそれぞれ判定することができる。
制御部25は、第1の相関算出部23により算出された相関値が第1の閾値以下のときステップS14に進み、この相関値が第1の閾値以下ではないときステップS18に進む。
ステップS14において、第2の相関算出部24は、入力情報記憶部22から、識別情報で識別される各個別電気機器の評価対象日の時間別の消費電力量を読み出す。そして、第2の相関算出部24は、この評価対象日の時間別の消費電力量の変化と、基準パターン情報で示される1週間平均の時間別の消費電力量の変化との相関値を、個別電気機器毎に算出する。
ステップS15において、制御部25は、第2の相関算出部24により個別電気機器毎に算出された相関値が任意に設定される第2の閾値以下であるか否かを判定する。そして、制御部25は、相関値が第2の閾以下のときステップS16に進み、相関値が第2の閾値以下ではないときステップS18に進む。
ステップS16において、制御部25は、第2の相関算出部24により個別電気機器毎に算出された相関値に基づいて、各個別電気機器の消費電力量を少なくするためのアドバイス情報をアドバイス情報記憶部26から選択して読み出す。
ステップS17において、出力部27は、制御部25により選択されたアドバイス情報を住宅100で生活する住人に対して分かりやすい通知形態で出力するため、例えばアドバイス情報が付加された評価対象日の時間別の消費電力量の変化を示した画像データを生成して、生成した画像データを、電気通信回線を介して住宅100に設置されたコンピュータに送信して、本処理工程を終了する。
ステップS18において、出力部27は、評価対象日において識別情報によって識別される個別電気機器が最適に使用された旨の情報を住人に対して分かりやすい通知形態で出力するため、例えば「最適に電気機器が使用されています」という情報が付加された評価対象日の時間別の消費電力量の変化を示した画像データを生成して、生成した画像データを、電気通信回線を介して住宅100に設置されたコンピュータに送信して、本処理工程を終了する。
次に、上述した処理工程の具体例として、電源駆動によるヒートポンプ技術を利用して空気の熱でお湯を沸かすヒートポンプ給湯機に対するアドバイス情報の選択処理について図10を参照して説明する。
ヒートポンプ給湯機は、電力会社によって発電される総発電量に対する原子力発電の比率が高い深夜時間帯の電力を優先してタンク内のお湯を炊き上げる運転が、CO2排出量の削減、及び省エネルギー化の観点から望ましい。しかしながら、実際の使用状況では、ヒートポンプ給湯機が、深夜時間帯以外の夕方から夜間の時間帯を中心に炊き上げ動作が行われる場合がある。
管理装置2では、このようなヒートポンプ給湯機の使用実績を相関算出処理によって定量的に評価して、例えば以下に示す処理に従って、運転設定を深夜帯に変更したり、入浴時間の集中化するなどのアドバイス情報の選択を行う。
なお、以下に示す処理工程の前提として、第2の相関算出部24では、ヒートポンプ給湯機の評価対象日における消費電力量の変化と、基準パターン情報が示す消費電力量の変化との相関値rを算出しているものとする。
ステップS15において、制御部25は、rが0.95より大きいか否かを判断する。そして、制御部25は、rが0.95より大きいときステップS18に進み、rが0.95以下のときステップS23に進む。
ステップS18において、制御部25は、「最適な運転がされています」という情報をアドバイス情報記憶部26から選択して出力部27に供給する。
出力部27は、住人に対してこの判定結果を分かりやすい通知形態で出力するため、例えば、評価対象日の時間別の消費電力量の変化を示したグラフに、「最適な運転がされています」という情報を付加した画像データを生成して、生成した画像データを、電気通信回線を介して住宅100に設置されたコンピュータに送信して、本処理工程を終了する。
ステップS23において、制御部25は、rが0.90より大きいか否かを判断する。そして、制御部25は、rが0.90より大きいときステップS24に進み、rが0.90以下のときステップS25に進む。
ステップS24において、制御部25は、「お湯の使用量が増えています。設定温度をなるべく低くされてはいかがでしょうか?」というアドバイス情報をアドバイス情報記憶部26から選択して出力部27に供給する。
出力部27は、住人に対してこの判定結果を分かりやすい通知形態で出力するため、例えば、評価対象日の時間別の消費電力量の変化を示したグラフに、「お湯の使用量が増えています。設定温度をなるべく低くされてはいかがでしょうか?」という情報を付加した画像データを生成して、生成した画像データを、電気通信回線を介して住宅100に設置されたコンピュータに送信して、本処理工程を終了する。
ステップS25において、制御部25は、rが0.80より大きいか否かを判断する。そして、制御部25は、rが0.80より大きいときステップS26に進み、rが0.80以下のときステップS27に進む。
ステップS26において、制御部25は、「20時頃に給湯機の運転があります。間隔を空けないようにお風呂を利用されてはいかがでしょうか?」というアドバイス情報をアドバイス情報記憶部26から選択して出力部27に供給する。
出力部27は、住人に対してこの判定結果を分かりやすい通知形態で出力するため、例えば、評価対象日の時間別の消費電力量の変化を示したグラフに、「20時頃に給湯機の運転があります。間隔を空けないようにお風呂を利用されてはいかがでしょうか?」という情報を付加した画像データを生成して、生成した画像データを、電気通信回線を介して住宅100に設置されたコンピュータに送信して、本処理工程を終了する。
ステップS27において、制御部25は、「最適な運転パターンから外れています。運転パターンの設定を見直してみてはいかがでしょうか?」というアドバイス情報をアドバイス情報記憶部26から選択して出力部27に供給する。
出力部27は、住人に対してこの判定結果を分かりやすい通知形態で出力するため、例えば、評価対象日の時間別の消費電力量の変化を示したグラフに、「最適な運転パターンから外れています。運転パターンの設定を見直してみてはいかがでしょうか?」という情報を付加した画像データを生成して、生成した画像データを、電気通信回線を介して住宅100に設置されたコンピュータに送信して、本処理工程を終了する。
このようにして、制御部25は、上述したヒートポンプ給湯機などのように個々の個別電気機器毎に最適な使用状態を考慮して、第2の相関算出部24により算出される相関値に応じて、個別電気機器の使用実績に対して適正なアドバイス情報を段階的に住人に通知することができる。
以上のようにして、省エネルギー支援システム1では、第1の相関算出部23及び第2の相関算出部24から算出される相関値に基づいて、識別情報により識別される個別電気機器毎に省エネルギー化がどの程度実現されたかを判定する。
そして、省エネルギー支援システム1では、この判定結果から、各個別電気機器の消費電力量を少なくするための情報として、各々の個別電気機器の運転の適正化を促すアドバイス情報を出力するので、アドバイス情報に基づいて各々の個別電気機器の運転の適正化が図られ全体で屋内で消費される消費電力量を効率よく減らすことができる。
すなわち、省エネルギー支援システム1では、管理装置2により定量的に評価された評価対象日における消費電力量の変化に対して、個別電気機器毎に適切なアドバイス情報を選択して、選択したアドバイス情報を住宅100で生活する住人にとって分かりやすい通知形態で出力するので、より実現しやすい形で住人に対して省エネルギー化を促すことができる。
さらに、省エネルギー支援システム1では、管理装置2により、上述した評価対象日における電力消費量の変化から、評価対象日の使用量傾向を推定して、例えば月末年末時点の住宅100で消費される電力エネルギーから換算されるCO2排出量、電気料金等を、出力部27による出力処理を用いて、住宅100で生活する住人に通知することができる。
なお、省エネルギー支援システム1において、管理装置2は、住宅100の外部に設置されている場合に限定されず、例えば住宅100に設けるようにしてもよい。しかし、個々の住宅のみから得られる情報を用いて省エネルギーを支援する場合には、住人に省エネルギー化を促す行動を定着させるための有用なアドバイス情報を通知することができない。これは、無駄な個別電気機器が動作しているか判定するには、多くの情報と経験が必要となるからである。
省エネルギー支援システム1は、管理装置2を住宅100の外部に設置して、この管理装置2が、複数の住宅100からデータを集約することにより、例えば世帯構成、家族年齢別の標準電力使用実績などを考慮して、個々の住宅100で設定された目標使用情報のみに依存せず基準パターン情報を設定して、上述した相関算出処理と判定処理を行うことができる。
このように、省エネルギー支援システム1は、管理装置2が住宅100の外部に設置され、複数の住宅100からデータを集約して評価することよって、個々の住宅100で生活する住人に対して、より適正な個別電気機器の運転を促すアドバイス情報を通知することができる。
1 省エネルギー支援システム、2 管理装置、21 入力部、22 入力情報記憶部、23 第1の相関算出部、24 第2の相関算出部、25 制御部、251 内部メモリ、26 アドバイス情報記憶部、27 出力部、100 住宅、101 電力取引メータ、102 アンペアブレーカ、103 分電盤、104−110 コンセント、111 太陽電池パネル、121ー122 空調機器、123、124 テレビジョン受像機、125 冷蔵庫、126 温度測定器、127 太陽電池発電機子機、131−133 機器別計測器、140 データ収集装置、141−144 計測部、145 操作部、146 受信部、147 記憶部、148 送信部、123a、151 差込プラグ、152 プラグ受け、153 内部配線、154 計測部、155 操作部、156 メモリ、157 送信部
Claims (4)
- 屋内に設置された個別電気機器を識別するための識別情報と、該識別情報で識別される個別電気機器が消費する消費電力量を示す消費電力情報とが入力される入力手段と、
上記入力手段に入力された識別情報により識別される個別電気機器の消費電力情報に基づいて、該個別電気機器が消費した所定期間内の合計消費電力量の変化と、該個別電気機器の該所定期間内の基準合計消費電力量の変化との相関値を算出する第1の算出手段と、
上記各個別電気機器の消費電力情報に基づいて、該各個別電気機器が消費した上記所定期間内の消費電力量の変化と、該各個別電気機器の該所定期間内の基準消費電力量の変化との相関値を、該個別電気機器毎に算出する第2の算出手段と、
上記第1の算出手段により算出された相関値が第1の閾値以下であるか否かを判定する第1の判定手段と、
上記第2の算出手段により算出された相関値が第2の閾値以下であるか否かを判定する第2の判定手段と、
上記第1の判定手段により判定された相関値が上記第1の閾値以下であって、上記第2の判定手段により判定された相関値が上記第2の閾値以下のとき、該第2の算出手段により算出された相関値に基づいて、上記各個別電気機器の消費電力量を少なくするためのアドバイス情報を出力する出力手段とを備える省エネルギー支援システム。 - 上記消費電力情報は、上記個別電気機器に接続された機器別計測器によって計測され、
上記機器別計測器は、当該機器別計測器に接続された上記個別電気機器の識別情報を記憶する記憶手段と、当該個別電気機器で消費される消費電力量を計測する計測手段とを備える請求項1記載の省エネルギー支援システム。 - 上記消費電力情報は、上記個別電気機器に接続された機器別計測器によって計測されて、上記屋内に設置されたデータ収集装置に収集され、
上記データ収集装置は、各機器別計測器によって収集された識別情報と消費電力情報とを関連付けて記憶する記憶手段と、該記憶手段により記憶された識別情報と消費電力情報とを上記入力手段に送信する送信手段とを備える請求項2記載の省エネルギー支援システム。 - 屋内に設置された個別電気機器を識別するための識別情報と、該識別情報で識別される個別電気機器が消費する消費電力量を示す消費電力情報とが、入力手段に入力される入力ステップと、
上記入力手段に入力された識別情報により識別される個別電気機器の消費電力情報に基づいて、該個別電気機器が消費した所定期間内の合計消費電力量の変化と、該個別電気機器の該所定期間内の基準合計消費電力量の変化との相関値を算出する第1の算出ステップと、
上記第1の算出ステップにより算出された相関値が第1の閾値以下であるか否かを判定する第1の判定ステップと、
上記第1の判定ステップにより判定された相関値が第1の閾値以下であるとき、上記各個別電気機器の消費電力情報に基づいて、該各個別電気機器が消費した上記所定期間内の消費電力量の変化と、該各個別電気機器の該所定期間内の基準消費電力量の変化との相関値を、該個別電気機器毎に算出する第2の算出ステップと、
上記第2の算出ステップにより算出された相関値が第2の閾値以下であるか否かを判定する第2の判定ステップと、
上記第2の判定ステップにより判定された相関値が第2の閾値以下のとき、該相関値に基づいて、上記各個別電気機器の消費電力量を少なくするためのアドバイス情報を出力する出力ステップとを有する省エネルギー支援方法。
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