JP5102408B1 - ステビア製剤 - Google Patents

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Abstract

本発明は、レバウディオサイドAの含有量が95%以上であるステビア甘味料と、ステビア甘味料100質量部に対し、0.25〜5.15質量部の甘蔗由来のエキスa、0.06〜2.50質量部の甘蔗由来のエキスb、及び0.002〜12.5質量部のγ−アミノ酪酸とを含む、ステビア製剤を提供する。
【選択図】なし

Description

本発明は、ステビア製剤に関する。
ステビア(学名:Stevia rebaudiana)は、ショ糖の約300倍の甘味度を有する甘味成分を含んでいる。ステビアに含まれる甘味成分としては、ステビオサイド、レバウディオサイドA、レバウディオサイドC、レバウディオサイドD、レバウディオサイドE、ズルコサイドA等が知られている。このうちレバウディオサイドC及びズルコサイドAは強い苦味も併せ持つことが知られている。
これらの甘味成分を含むステビア抽出物は、甘味料として用いた場合、苦味等の不快味が後味として残るという欠点を有している。味質を改善したステビア甘味料として、例えば、レバウディオサイドAの含有量を高くしたステビア甘味料、上記甘味成分にグルコースをα付加させた糖転移ステビア甘味料が知られている(例えば、特許文献1及び2)。
また、特許文献3には、糖転移ステビア甘味料に対し、甘蔗由来のエキス及び特定の補助添加成分を含む風味改善剤を添加し、糖転移ステビア甘味料の後味、苦味及び金属味を低減したことが記載されている。
特開平2−163056号公報 特開平9−107913号公報 特開2008−61510号公報
レバウディオサイドAは、ステビアに含まれる甘味成分の中でも甘味度が高く、また味質も良い。そのため、レバウディオサイドAの含有量の高い(例えば、95質量%以上)ステビア甘味料(以下、「レバウディオサイドA高純度品」ともいう。)は、天然甘味料として有望である。しかしながら、レバウディオサイドA高純度品でも、依然として後甘味(後を引く嫌な甘味)及び苦味等の不快味があり、未だ満足のいくものではない。
特許文献3の風味改善剤によれば、糖転移ステビア甘味料の後甘味及び苦味等の不快味を低減できる。一方で、本発明者らの検討によれば、特許文献3の風味改善剤をレバウディオサイドA高純度品に用いた場合、甘味の立ち、及びボディ感(甘みの厚さ)が充分ではなく、更にはステビア甘味料が添加される飲食品が有する好ましいフレーバー(残したいフレーバー)の効きを抑えてしまうことが判明した。
そこで、本発明は、レバウディオサイドA高純度品の後甘味及び苦味が充分に低減され、甘味の立ちが早く、ボディ感に優れ、かつ好ましいフレーバーの効きに優れるステビア製剤を提供することを目的とする。
本発明は、レバウディオサイドAの含有量が95%以上であるステビア甘味料と、ステビア甘味料100質量部に対し、0.25〜5.15質量部の甘蔗由来のエキスa、0.06〜2.50質量部の甘蔗由来のエキスb、及び0.002〜12.5質量部のγ−アミノ酪酸と、を含み、エキスaが、甘蔗汁及び甘蔗由来の糖蜜からなる群より選ばれる原料を、第1の多孔質吸着剤が充填されたカラムに通液することにより、第1の多孔質吸着剤に吸着した吸着成分を、メタノール及びエタノールからなる群より選ばれる少なくとも一つを含有する溶媒で溶出させて得られる第1の溶出成分を含有し、第1の多孔質吸着剤が、芳香族系樹脂、アクリル酸系メタクリル樹脂及びアクリロニトリル脂肪族系樹脂からなる群より選ばれる少なくとも一つであり、エキスbが、甘蔗汁及び甘蔗の溶媒抽出物からなる群より選ばれる原料を蒸留処理して得られる蒸留物を含有する溶液を、第2の多孔質吸着剤が充填されたカラムに通液することにより、第2の多孔質吸着剤に吸着した吸着成分を、メタノール及びエタノールからなる群より選ばれる少なくとも一つを含有する溶媒で溶出させて得られる第2の溶出成分を含有し、第2の多孔質吸着剤が、芳香族系樹脂、アクリル酸系メタクリル樹脂及びアクリロニトリル脂肪族系樹脂からなる群より選ばれる少なくとも一つである、ステビア製剤を提供する。
上記ステビア製剤は、レバウディオサイドA高純度品の後甘味及び苦味が充分に低減され、甘味の立ちが早く、ボディ感に優れ、かつ好ましいフレーバーの効きに優れる。上記ステビア製剤は、これまでのステビア製剤にはなかった特性を有している。
本発明の飲食品及び医薬品は、上記ステビア製剤が添加されたものである。したがって、本発明の飲食品及び医薬品は、ステビア甘味料の後甘味及び苦味が充分に低減され、甘味の立ちが早く、ボディ感に優れ、かつ好ましいフレーバーが充分に残った優れた味覚を呈する。
本発明はまた、レバウディオサイドAの含有量が95%以上であるステビア甘味料と、ステビア甘味料100質量部に対し、0.25〜5.15質量部の甘蔗由来のエキスa、0.06〜2.50質量部の甘蔗由来のエキスb、及び0.002〜12.5質量部のγ−アミノ酪酸と、を組み合わせて使用する、ステビア甘味料の風味改善方法を提供する。甘蔗由来のエキスa及びエキスbは上述したものと同じである。
本発明によれば、レバウディオサイドA高純度品の後甘味、苦味及び金属味等の不快味が充分に低減され、甘味の立ちが早く(すなわち、口に入れた後に甘さを感じるまでの時間が短い)、ボディ感に優れ、かつ好ましいフレーバーの効きに優れるステビア製剤が提供される。
以下、本発明の好適な実施形態について説明する。ただし、本発明は以下の実施形態に限定されるものではない。
本発明のステビア製剤は、レバウディオサイドAの含有量が95%以上であるステビア甘味料、甘蔗由来のエキスa、甘蔗由来のエキスb、及びγ−アミノ酪酸を含む。
〔ステビア甘味料〕
ステビア甘味料は、ステビアから抽出した甘味成分に由来する甘味料である。例えば、ステビアの植物体又は乾燥葉を水又は含水溶媒で抽出し、得られた抽出液から甘味成分を分離又は濃縮してステビア甘味料を得ることができる。
ステビア抽出物には、甘味成分として、ステビオサイド、レバウディオサイドA、C、D及びE、並びにズルコサイドA等の複数成分が含まれている。通常のステビア抽出物はステビオサイド含量が多い。これらの混合物は嫌な苦味、後甘味等があり味質の改善が図られている。例えば、主成分であるステビオサイドに糖転移酵素により糖付加したα−グルコシルステビオサイドの含有量を高くしたステビア甘味料(糖転移ステビア)、レバウディオサイドAの含有量を高くしたステビア甘味料がある。
レバウディオサイドAは、ステビア抽出物に含まれる甘味成分の中でも甘味度が高く、味質が良いと言われている。そのため、例えば、レバウディオサイドAの含有量が95質量%以上であるステビア甘味料(レバウディオサイドA高純度品)は、ステビオサイドを主成分とするステビア甘味料及び糖転移ステビア等と比較して、苦味及び後甘味等が低減されている。しかしながら、レバウディオサイドA高純度品でも、苦味及び後甘味等には更に改善の余地がある。
本発明のステビア製剤は、特定のステビア甘味料(レバウディオサイドA高純度品)に対して、特定量のエキスa、エキスb及びγ−アミノ酪酸を組み合わせて使用しているため、ステビア甘味料の苦味及び後甘味を充分に低減することができる。加えて、本発明のステビア製剤は、甘味の立ち及びボディ感に優れ、かつステビア甘味料が添加される飲食品が有する好ましいフレーバーの効きに優れるとの驚くべき効果を奏する。
したがって、本発明のステビア製剤に用いられるステビア甘味料としては、レバウディオサイドAの含有量がステビア甘味料全量に対して95質量%以上であるステビア甘味料が好適である。ステビア甘味料としては、本発明の効果をより一層奏することから、レバウディオサイドAの含有量が97質量%以上であるものがより好ましい。ステビア甘味料のレバウディオサイドAの含有量の上限には特に制限はなく、例えば、レバウディオサイドAの含有量が99質量%以上の純度をもつものも使用することができる。
本発明のステビア製剤に用いられるステビア甘味料としては、具体的には、レバウディオサイドAを95質量%以上含有するレバウディオサイドA(ハオテン製)(米国では商品名:ステビアR−A、販売者:SHANHAI FREEMEN)、レバウディオJ−100(守田化学工業株式会社)、レバウディオサイドA(物産フードサイエンス株式会社)等が挙げられる。これらは市販品として入手可能である。
〔甘蔗由来のエキス〕
本発明のステビア製剤は、甘蔗由来の2種類のエキス(エキスa及びエキスb)を含む。以下、エキスa及びエキスbのそれぞれについて詳述する。
<エキスa>
エキスaは、多孔質吸着剤を充填したカラムに、原料(甘蔗汁及び/又は甘蔗由来の糖蜜)を通液することにより、該多孔質吸着剤に吸着した吸着成分を、溶出溶媒で溶出させて得られるエキスである。
上記原料は、そのまま又は水で任意の濃度に調整して、多孔質吸着剤を充填したカラムに通液する。カラム処理における作業性の観点から、原料のブリックス(Bx.)が5〜30%となるように水で濃度を調整することが好ましい。また、原料がアルコールを含有するものである場合には、有効成分を確実に多孔質吸着剤に吸着させる観点から、原料を水で希釈するなどして、アルコール濃度を十分に低減してから通液することが好ましい。
原料をカラム処理することによって、原料から本発明の効果に寄与する有効成分を抽出することができる。カラム処理は、多孔質吸着剤が充填されたカラムを備えるカラムクロマトグラフィーを用いて行うことが好ましい。カラムクロマトグラフィーを用いたカラム処理(以下、「カラムクロマトグラフィー処理」という。)について詳述する。
カラムに充填する多孔質吸着剤としては、合成多孔質吸着剤が好ましい。好適な合成多孔質吸着剤は、有機系樹脂からなるものである。有機系樹脂としては、例えば、芳香族系樹脂、アクリル酸系メタクリル樹脂及びアクリロニトリル脂肪族系樹脂等を使用できる。有機系樹脂の中では、芳香族系樹脂が好ましい。
芳香族系樹脂の多孔質吸着剤として、例えば、スチレン−ジビニルベンゼン系樹脂からなる多孔質吸着剤が挙げられる。また、芳香族系樹脂としては、疎水性置換基を有する芳香族系樹脂、無置換基型の芳香族系樹脂、無置換基型に特殊処理をした芳香族系樹脂等の多孔質性樹脂が挙げられるが、無置換基型に特殊処理を施した芳香族系樹脂が好ましい。
多孔質吸着剤で市販のものとしては、ダイヤイオン(商標)HP−10、HP−20、HP−21、HP−30、HP−40、HP−50(以上、無置換基型の芳香族系樹脂、いずれも商品名、三菱化学株式会社製);SP−825、SP−800、SP−850、SP−875、SP−70、SP−700(以上、無置換基型に特殊処理を施した芳香族系樹脂、いずれも商品名、三菱化学株式会社);SP−900(芳香族系樹脂、商品名、三菱化学株式会社製);アンバーライト(商標)XAD−2、XAD−4、XAD−16、XAD−2000(以上、芳香族系樹脂、いずれも商品名、株式会社オルガノ製);ダイヤイオン(商標)SP−205、SP−206、SP−207(以上、疎水性置換基を有する芳香族系樹脂、いずれも商品名、三菱化学株式会社製);HP−2MG、EX−0021(以上、疎水性置換基を有する芳香族系樹脂、いずれも商品名、三菱化学株式会社製);アンバーライト(商標)XAD−7、XAD−8(以上、アクリル酸エステル樹脂、いずれも商品名、株式会社オルガノ製);ダイヤイオン(商標)HP1MG、HP2MG(以上、アクリル酸メタクリル樹脂、いずれも商品名、三菱化学株式会社製);セファデックス(商標)LH20、LH60(以上、架橋デキストランの誘導体、いずれも商品名、ファルマシアバイオテク株式会社製)等が挙げられる。中でも、SP−850が特に好ましい。
カラムに充填する固定担体(多孔質吸着剤)の量は、カラムの大きさ、溶媒の種類、固定担体の種類等によって適宜決定すればよい。固形分を含有する原料(例えば、甘蔗汁)を通液する場合、その固形分に対して、0.01〜5倍湿潤体積量の固定担体を充填することが好ましい。
上記原料をカラムに通液することにより、原料中の本発明の効果に寄与する有効成分は多孔質吸着剤に吸着される一方、スクロース、グルコース、フラクトース及び無機塩類の大部分がそのまま流出する。なお、通液量及び通液速度は、原料の組成や粘性に応じて適宜決定すればよい。
多孔質吸着剤に吸着された成分は、溶媒(溶出溶媒)により溶出させることができる。溶出の対象とする成分(すなわち本発明の効果に寄与する有効成分)を効率的に回収するためには、溶出溶媒を通液する前にカラム内に残留するスクロース、グルコース、フラクトース及び無機塩類を水洗により充分に洗い流すことが好ましい。
溶出溶媒としては、メタノール、エタノール及びこれらの混合物を含有するものを使用できる。溶出溶媒は、水とアルコールの混合溶媒、特にエタノール−水混合溶媒が好ましい。室温において効率よく目的の有効成分を溶出する観点から、混合体積比(エタノール/水)が50/50〜60/40のエタノール−水混合溶媒を使用することが特に好ましい。
溶出速度は、カラムの大きさ、溶媒の種類、多孔質吸着剤の種類等によって適宜変更が可能であるが、SV=0.1〜10hr−1が好ましい。なお、SV(Space Velocity、空間速度)は、1時間当たり多孔質吸着剤容量の何倍量の液体を通液するかという単位である。
エキスa(甘蔗由来のエキス)の形状は、特に限定されるものではないが、保管の容易性や使いやすさの点から、液状又は粉末状であることが好ましい。エキスaは、通常用いられる製剤用担体を使用して固形製剤又は液体製剤としてもよい。製剤化する方法としては、従来公知の方法を適宜採用することができる。エキスaが液状である場合、腐敗防止の観点から、固形分20質量%以上に濃縮することが好ましい。液状のエキスaは冷蔵保存することが好ましい。
粉末状のエキスaは、濃縮化された溶出液を粉末化処理することによって得られる。粉末化処理としては、例えばスプレードライ法、凍結乾燥法、流動層造粒法、又は賦形剤を用いた粉末化法などの従来公知の方法を適宜採用することができる。
なお、エキスaは、同一の条件で製造した場合であっても、天然物である甘蔗を原材料とするものであるため、甘蔗の種類、産地、発育状況によってもその分析値が異なることがある。後述する製造例1の甘蔗由来のエキス(減圧濃縮後の濃縮液)の分析値を一例として以下に示す。
<甘蔗由来のエキスの分析値(製造例1)>
固形分濃度(濃縮液の全質量基準):37.4質量%、
ブリックス(Bx.):40.6%、
糖含量(固形分の全質量基準):9.8質量%、
糖含量の内訳:スクロース6.8質量%、グルコース1.4質量%、フラクトース1.6質量%、
ポリフェノール含量(固形分の全質量基準):5.0質量%。
なお、固形分濃度の測定は、常圧加熱乾燥法によって行った。ブリックスはブリックス計を用いて測定した。また、糖含量及びその内訳の測定は、高速液体クロマトグラフィー(HPLC)分析によって行った。ポリフェノール含量の測定は、フォリン−チオカルト法によって行った。すなわち、ポリフェノールの含量は、カテキン水溶液を標準溶液として検量線を引き、フェノール試薬で反応させて波長760nmの吸光度を測定し、カテキン換算の値として示した。
本発明のステビア製剤におけるエキスaの使用量は、ステビア甘味料100質量部に対し、0.25〜5.15質量部が好適である。この範囲内であれば、本発明による効果を充分に発揮することができる。後甘味及び苦味をより一層低減し、好ましいフレーバーの効きをより一層優れたものにするとの観点からは、エキスaの使用量は、ステビア甘味料100質量部に対し、0.35〜5.00質量部がより好ましく、0.45〜4.75質量部がさらに好ましい。
<エキスb>
エキスbは、甘蔗汁及び甘蔗の溶媒抽出物からなる群より選ばれる原料の蒸留処理及びカラム処理を経て得られるエキスである。
蒸留処理は、加熱装置を備える蒸留装置のタンク内に原料を入れ、タンクを加熱して原料から生じる蒸気を回収することにより行う。蒸留処理することによって、甘蔗由来の蒸留物を含む蒸気を気体のまま、好ましくは液体として回収し、蒸発しなかった固形分と分離する。
蒸留処理の温度条件は、50〜120℃であることが好ましく、80〜120℃であることがより好ましく、85〜120℃であることが更に好ましい。蒸留処理の圧力条件は、240〜1450mmHgであることが好ましく、450〜1450mmHgであることがより好ましい。蒸留処理の圧力条件は、所望の温度条件にて原料が沸騰するように原料の組成に応じて調整すればよい。
蒸留処理は、大気圧(760mmHg)を基準として、加圧下又は減圧下のいずれの圧力条件下においても行うことができる。例えば、甘蔗汁の蒸留処理を加圧下で行う場合の好適な条件は、圧力980〜1425mmHg、温度110〜118℃である。他方、甘蔗汁の蒸留処理を減圧下又は大気圧下で行う場合の好適な条件は、圧力460〜760mmHg、温度87〜100℃である。
なお、蒸留処理条件は、原料に含まれる溶媒の種類、その比率、又は蒸留処理に使用する装置等に応じて適宜調整すればよい。例えば、抽出溶媒として水を使用した甘蔗の溶媒抽出物を原料とし、蒸留装置として遠心式薄膜真空蒸発装置、冷却管を接続したフラスコ、又は蒸留機を使用する場合、好適な蒸留条件は、温度70〜105℃、圧力240〜760mmHgである。温度70℃未満及び/又は圧力240mmHg未満の条件下における蒸留処理は実験的な小規模な場合には適用可能であるが、蒸留装置のコスト及び作業性の観点から大規模な場合には適用しないことが一般的である。
蒸留処理には、一般的な蒸留装置又は蒸発装置を使用することができる。つまり、原料を収容可能であると共に原料を加熱する加熱装置と、加熱により発生した蒸気を冷却する冷却装置と、冷却された蒸気を液体又は気体として回収する回収装置とを備えるものであればよい。蒸留装置としては、例えば、実験室内においては冷却管などを備えたフラスコ、一方、工場においては濃縮缶、結晶缶、効用缶等を備えた装置が用いられる。
蒸留処理の温度条件及び圧力条件を調節することにより、原料中の有効成分を濃縮し、所望の濃度の有効成分を含む蒸留液を得ることができる。
カラム処理は、蒸留処理で得られた蒸留液に含まれる有効成分を更に濃縮することを目的に行うものである。カラム処理は、カラムクロマトグラフィー処理により行うことが好ましい。カラムクロマトグラフィー処理の条件(使用する多孔質吸着剤、通液量など)は、エキスaの製造におけるカラムクロマトグラフィー処理と同様とすることができるが、特に好適な条件及び方法は以下の通りである。
カラムに充填する多孔質吸着剤として、無置換基型の芳香族系樹脂又はアクリル酸系エステル樹脂が好ましい。カラムに充填する多孔質吸着剤の量は、カラムの大きさ、溶媒の種類、多孔質吸着剤の種類などによって適宜決定すればよい。例えば、液状の原料をカラム処理する場合、カラム内の多孔質吸着剤量を1体積部としたときに、蒸留物の通液量を1.5〜20000体積部とすることが一般的である。すなわち、原料の通液量の1/20000〜1/1.5の湿潤体積量の多孔質吸着剤をカラム内に充填すればよい。
かかる多孔質吸着剤が充填されたカラムに蒸留処理で得られた蒸留液を通液する。このとき、カラム温度は60〜97℃の範囲内とすることが好ましい。通液が終了後、カラムに水を通し、カラム内を水洗する。
次いで、カラムに吸着されている成分を、混合体積比(エタノール/水)50/50〜99.5/0.5のエタノール−水混合溶媒で溶出させる。このとき、カラム温度は20〜40℃とすることが好ましい。エタノール−水混合溶媒での溶出開始後、回収した溶出液の量が所定の量となるまで溶出を行う。例えば、充填した多孔質吸着剤の湿潤体積量を1体積部としたとき、回収された溶液量が6体積部となった時点で溶出液の回収を終了する。この場合、得られた溶出液(溶出溶媒を含む)は、甘蔗由来のエキスとしてそのまま使用できる。
本発明のステビア製剤におけるエキスbの使用量は、ステビア甘味料100質量部に対し、0.06〜2.50質量部が好適である。この範囲内であれば、本発明による効果を充分に発揮することができる。後甘味及び苦味をより一層低減し、好ましいフレーバーの効きをより一層優れたものにするとの観点からは、エキスbの使用量は、ステビア甘味料100質量部に対し、0.08〜2.00質量部がより好ましく、0.10〜1.80質量部がさらに好ましい。
〔γ−アミノ酪酸〕
γ−アミノ酪酸は、4−アミノ酪酸(4−aminobutanoic acid)とも称される。γ−アミノ酪酸は、生物界に微量ながら広く存在する非タンパク質構成アミノ酸であり、生理的に重要な働きをする物質である。例えば、ヒトでは脳内に局在し、脳内神経伝達物質として働いていることが分かっている。また、γ−アミノ酪酸は、血圧上昇抑制作用をはじめとして、中性脂肪増加抑制作用、更年期障害症状緩和、脳機能改善作用、精神安定作用、記憶能促進など様々な機能性を有することが知られている。
γ−アミノ酪酸の製造法は、種々の方法があり、いずれの方法を採用してもよい。γ−アミノ酪酸の製造法としては、化学合成法、グルタミン酸脱炭酸酵素やその酵素を含有する動植物を用いる生産法、グルタミン酸脱炭酸酵素を生産する微生物を用いた発酵法などがある。
本発明のステビア製剤に用いられるγ−アミノ酪酸としては、具体的にはファーマギャバ(Phama GABA、株式会社ファーマフーズ、γ−アミノ酪酸80%以上)、GABA協和(協和発酵バイオ株式会社、γ−アミノ酪酸99%以上)、オリザギャバエキス−HC90(オリザ油化株式会社、γ−アミノ酪酸90以上)等が挙げられる。これらは市販品として入手可能である。
本発明のステビア製剤におけるγ−アミノ酪酸の使用量は、ステビア甘味料100質量部に対し、0.002〜12.5質量部が好適である。この範囲内であれば、本発明による効果を充分に発揮することができる。後甘味及び苦味をより一層低減し、好ましいフレーバーの効きをより一層優れたものにする観点からは、γ−アミノ酪酸の使用量は、ステビア甘味料100質量部に対し、0.010〜10.0質量部がより好ましく、0.012〜8.5質量部がさらに好ましい。
〔その他成分〕
本発明のステビア製剤は、ステビア甘味料(レバウディオサイドA高純度品)、甘蔗由来のエキスa、甘蔗由来のエキスb、及びγ−アミノ酪酸に加え、本発明による効果を損なわない範囲において、その他の添加物を更に含んでいてもよい。添加物としては、例えば、賦形剤、着色料、香料、酸化防止剤、保存料、酸味料、他の甘味料が挙げられる。
〔ステビア製剤〕
ステビア製剤の形状は、特に限定されるものではないが、保管の容易性や使いやすさの点から、液状又は粉末状であることが好ましい。ステビア製剤は、通常用いられる製剤用担体を使用して固形製剤又は液体製剤としてもよい。製剤化する方法としては、従来公知の方法を適宜採用することができる。ステビア製剤が液状である場合、腐敗防止の観点から、固形分20質量%以上に濃縮することが好ましい。液状のステビア製剤は冷蔵保存することが好ましい。
なお、ステビア製剤を固形製剤とする場合、液状のステビア製剤に、コーンスターチ又はデキストリンなどを混和して固形製剤を調製してもよい。また、ステビア製剤の使用対象となる飲食品又は医薬品に合わせて従来公知の製剤化方法を採用してもよい。
本発明のステビア製剤は、ステビア甘味料(レバウディオサイドA高純度品)、甘蔗由来のエキスa、甘蔗由来のエキスb、及びγ−アミノ酪酸、場合によってはその他の添加物を混合した組成物を、上記のように固形製剤又は液体製剤としてもよく、ステビア甘味料(レバウディオサイドA高純度品)、甘蔗由来のエキスa、甘蔗由来のエキスb、及びγ−アミノ酪酸、場合によってはその他の添加物から選ばれる1種以上をその他の成分とは独立に固形製剤又は液体製剤とし、使用時にその他の成分と混合してもよい。
本発明のステビア製剤は、飲食品又は医薬品に添加して使用することができる。本発明のステビア製剤は、上述した構成を有するためステビア甘味料の苦味及び後甘味が充分に低減されており、甘味料として好適である。また、甘味の立ちが早く、ボディ感に優れており、かつ添加対象となる飲食品が本来有する好ましいフレーバーを充分に効かせることができるため、本発明のステビア製剤を使用した飲食品の風味をより一層高めることが可能である。
上記飲食品としては、具体的に、清涼飲料水、炭酸飲料水、ゼリー飲料、健康飲食品、アルコール飲料等が挙げられる。また、医薬品としては、トローチ剤、シロップ剤、散剤、粉末剤等が挙げられる。本発明のステビア製剤は、好ましいフレーバーを有する飲食品に好適に用いられる。このような飲食品としては、例えば、ニアウォーター、柑橘類加工品、野菜飲料、コーヒー・紅茶・茶又はそれらを含有する飲食品、果実酒、生薬類含有飲食品、ミネラル含有飲料、酢製品・梅加工品、水産加工品、天然調味料、香辛野菜・香辛料又はそれらを含有する飲食品、ビタミン類含有飲食品、カカオ製品、ハチミツ製品、牛乳・乳製品、チューハイ・カクテル等のアルコール飲料が挙げられるがこれらに限定されるものではない。
〔風味改善方法〕
本発明のステビア甘味料の風味改善方法は、レバウディオサイドAの含有量が95%以上であるステビア甘味料と、ステビア甘味料100質量部に対して、0.25〜5.15質量部のエキスa、0.06〜2.50質量部のエキスb、及び0.002〜12.5質量部のγ−アミノ酪酸と、を組み合わせて使用する方法である。上述のとおり、所定量のエキスa、エキスb及びγ−アミノ酪酸を、ステビア甘味料(レバウディオサイドA高純度品)と組み合わせて使用することにより、ステビア甘味料の苦味及び後甘味が充分に低減され、甘味の立ちが早く、ボディ感に優れ、かつ好ましいフレーバーの効きに優れたものとなる(すなわち、ステビア甘味料の風味が改善される)。
なお、「組み合わせて使用する」とは、ステビア甘味料(レバウディオサイドA高純度品)が飲食品又は医薬品等に添加されて甘味料として使用されるときに、エキスa、エキスb及びγ−アミノ酪酸も当該飲食品又は医薬品等に上述した所定量で添加されることをいう。したがって、レバウディオサイドA高純度品、エキスa、エキスb及びγ−アミノ酪酸を、飲食品又は医薬品等への添加前に混合して組成物を得てもよく、それぞれ独立に飲食品又は医薬品等へ添加してもよい。
以下、実施例を挙げて本発明をより詳細に説明するが、本発明はこれらの実施例に限定されるものではない。
<甘蔗由来のエキス>
(製造例1:エキスaの製造)
原糖製造工場の製造工程にて得られた甘蔗の圧搾汁(固形分18.6質量%、約1000リットル)を、ジュースヒーターを用いて80℃に加温した。加温した圧搾汁をろ過処理し、ろ過液(約750リットル)を得た。なお、圧搾汁のろ過処理には、管型限外ろ過(MH25型、有効膜面積2m×3本、分画分子量10万、ダイセル化学工業株式会社製)を使用した。
他方、ウォータージャケット付きのカラム(カラムサイズ:内径17.0cm、高さ100cm)に合成吸着剤(商標:SP−850、三菱化学株式会社)15リットルを充填し、ろ過液をカラム処理するためのカラムを作成した。
作成したカラムに、ろ過液を流速75リットル/時間(SV=5hr−1)にて通液した。なお、ろ過液の通液中は、カラムのウォータージャケットに65℃の水を常に循環させた。ろ過液の通液が終了した後、イオン交換水45リットルを流速30リットル/時間(SV=2hr−1)にてカラムに通液し、カラム内を洗浄した。イオン交換水の通液によってカラムから溶出した画分についての糖類の検出を行った。その結果、糖類はほとんど検出されず(ブリックス:約0%)、イオン交換水によってカラム内が十分に洗浄されたことを確認した。なお、糖類の検出には、手持屈折計(型番:N−1E、株式会社アタゴ製)を使用した。
イオン交換水による洗浄後、30リットルの溶出溶媒を流速30リットル/時間(SV=2hr−1)にてカラムに通液して、合成吸着剤に吸着した成分を溶出させた。溶出溶媒として55%エタノール水溶液(エタノール/水=55/45(体積/体積))を使用した。溶出溶媒の通液後、イオン交換水を流速30リットル/時間にて20分間にわたりカラムに通液した。なお、溶出溶媒及びその後のイオン交換水通液中は、カラムのウォータージャケットに25℃の水を常に循環させた。
溶出溶媒の通液によってカラムから溶出した溶出液と、その後のイオン交換水の通液によって得られた溶出液とを混合し、これを約20倍に減圧濃縮して濃縮液を得た。更に、この濃縮液を12時間凍結乾燥し、茶褐色の粉末(第1の溶出成分)435gを得た。以下、本製造例で得られた甘蔗由来のエキスを「エキスa」という。
(製造例2:エキスbの製造)
原糖製造工場の製造工程にて得られた甘蔗の圧搾汁(ブリックス:12.5%、2800リットル)を蒸留処理するため、圧搾汁を250リットル/時の速度で蒸留装置に供給した。圧搾汁の蒸留処理には、遠心式薄膜真空蒸発装置(商標:エバポールCEP−1、株式会社大川原製作所)を使用した。
蒸留処理は500〜630mmHgの減圧下において、温度90〜95℃で気化した成分をコンデンサで冷却することで得られる蒸留液を連続して回収することにより行った。コンデンサの冷却条件は、冷却水温25℃、冷却水量15m/時間、コンデンサ面積2mとした。原料である圧搾汁(2800リットル)が約2400リットルに減少し、ブリックスが14.5%になった時点で、蒸留液(第1の蒸留物を含有する溶液)の回収を終了した。得られた蒸留液は約400リットルであった。
他方、カラム(カラムサイズ:内径2.6cm、高さ20cm)に合成吸着剤(商標:アンバーライトXAD7HP、オルガノ株式会社)40mlを充填し、蒸留液をカラム処理するためのカラムを作成した。
作成したカラムに、蒸留液を流速40リットル/時間(SV=100hr−1)にて通液した。蒸留液の通液が終了した後、約5分間、同じ流速で水を通液し、カラム内を洗浄した。
水による洗浄後、溶出溶媒を80ml/時間(SV=2hr−1)にてカラムに通液して、合成吸着剤に吸着した成分を溶出させた。溶出溶媒として80%エタノール水溶液(エタノール/水=80/20(体積/体積))を使用した。溶出溶媒の通液開始後、はじめの15mlの溶出液は回収せず、その後にカラムから流出する溶出液(第2の溶出物)を回収した。溶出溶媒80mlを通液した後、蒸留水を80ml/時間にて通液し、回収された溶出液の総量が100mlになった時点で蒸留水の通液を終了した。
このようにして得られた溶出液をろ過処理し、若干レモン色をした透明なろ過液を得た。なお、溶出液のろ過処理には、ろ紙(定性ろ紙No.2、東洋濾紙株式会社)を使用した。得られたろ過液をアルコール濃度計(YSA−200、矢崎計器株式会社)で測定した結果、エタノールの含有量は58体積%であった。以下、本製造例で得られた甘蔗由来のエキスを「エキスb」という。
<使用した成分>
実施例において使用した各成分は以下のとおりである。
(ステビア甘味料)
レバウディオサイドA(レバウディオサイドA95%以上)(ハオテン製);当該製品は、米国ではステビアR−Aとして、SHANHAI FREEMENから販売されている。
SKスイートZ3(糖転移・糖鎖調節ステビア)(日本製紙製)
A9−90(糖転移ステビア、レバウディオサイドA:48%以上)(守田化学製)
(甘蔗由来のエキス)
上記エキスa及びエキスb
(γ−アミノ酪酸)
PharmaGABA(ファーマフーズ製);アミノ酸自動分析法にて測定した遊離γ−アミノ酪酸含有量は製品100g当たり86.5gであった。
(その他)
サンテアニン(太陽化学製)
αGヘスペリジン(東洋精糖製)
<製剤例1>
下記表1に示す配合でステビア製剤(製剤1〜6)を調製し、ステビア甘味料のコーヒー全量に対する含有量が0.04質量%(400質量ppm)となるように市販のコーヒー(アイスコーヒーブラック無糖、株式会社ポッカコーポレーション製)に添加した。このときエキスaのコーヒー全量に対する含有量は5.76質量ppm、エキスbのコーヒー全量に対する含有量は3.00質量ppm、γ−アミノ酪酸、サンテアニン又はαGヘスペリジンPAのコーヒー全量に対する含有量は1.00質量ppmであった。
Figure 0005102408
調製したコーヒーを、11名のパネルにより下記基準に従い、おいしさ、後味のきれ、甘味の立ち、フレーバーについて評価した(表2)。
(おいしさ)
各パネルが総合的なおいしさを下記の4段階で評価し、もっとも多い結果を採用した。
◎:おいしい
○:ややおいしい
△:ややおいしくない
×:おいしくない
(後味のきれ)
各パネルが、後を引く嫌な甘味(後甘味)の切れを下記の4段階で評価し、もっとも多い結果を採用した。切れが良い方が、後甘味が低減されている。
◎:切れが良い
○:やや切れが良い
△:やや切れが悪い
×:切れが悪い
(甘味の立ち)
各パネルが、コーヒーを口に含んでから甘味が出現するまでの時間を下記の4段階で評価し、もっとも多い結果を採用した。甘味の立ちが良い方が、口に含んでからより早く甘味が現れるため、自然な甘味質(ショ糖に近い)である。
◎:甘味の立ちが良い
○:甘味の立ちがやや良い
△:甘味の立ちがやや悪い
×:甘味の立ちが悪い
(フレーバー)
各パネルが、コーヒーを口に含んでからコーヒーのフレーバーが出現するまでの時間を下記の4段階で評価し、もっとも多い結果を採用した。フレーバーの効き(立ち)が良い方が、コーヒーのフレーバーの強さがはっきりしている。
◎:フレーバーの立ちが良い
○:フレーバーの立ちがやや良い
△:フレーバーの立ちがやや悪い
×:フレーバーの立ちが悪い
Figure 0005102408
レバウディオサイドA高純度品、エキスa、エキスb及びγ−アミノ酪酸を全て含む製剤1は、おいしさ、後味のきれ、甘味の立ち及びフレーバーのいずれもが高評価であった。一方、エキスaを含まない製剤2、エキスbを含まない製剤3及びγ−アミノ酪酸を含まない製剤4は、後味のきれが充分ではなく(製剤2〜4)、甘味の立ちが充分ではなく(製剤4)、またコーヒーの香りの効きが充分ではなく(製剤3及び4)、おいしさが充分ではなかった。また、γ−アミノ酪酸に代えてサンテアニンを使用した製剤5は、甘味の立ち及びコーヒーの香りの効きが悪く、おいしさが充分ではなかった。さらに、γ−アミノ酪酸に代えてαGヘスペリジンPAを使用した製剤6は、ステビア甘味料の苦味及び後甘味が全く低減されていなかった。
<製剤例2>
下記表3に示す配合でステビア製剤(製剤7〜12)を調製し、ステビア甘味料のコーヒー全量に対する含有量が0.033質量%(330質量ppm)となるように市販のコーヒー(アイスコーヒーブラック無糖、株式会社ポッカコーポレーション製)に添加した。このとき、製剤7、9及び11では、エキスaのコーヒー全量に対する含有量は4.75質量ppm、エキスbのコーヒー全量に対する含有量は2.48質量ppm、γ−アミノ酪酸のコーヒー全量に対する含有量は0.83質量ppmであった。また、製剤8、10及び12では、エキスaのコーヒー全量に対する含有量は0.50質量ppm、エキスbのコーヒー全量に対する含有量は2.01質量ppm、γ−アミノ酪酸のコーヒー全量に対する含有量は10.00質量ppmであった。なお、製剤10は特許文献3に記載のステビア甘味料及び風味改善剤の配合に該当する。
Figure 0005102408
調製したコーヒーを、10名のパネルにより、製剤例1と同様にして、おいしさ、後味のきれ、甘味の立ち、フレーバーについて評価した(表4)。
Figure 0005102408
レバウディオサイドA高純度品、エキスa、エキスb及びγ−アミノ酪酸を全て含む製剤7は、おいしさ、後味のきれ、甘味の立ち及びフレーバーのいずれもが高評価であった。一方、レバウディオサイドA高純度品に代えて糖転移・糖鎖調節ステビア(レバウディオサイドAの含有量が低い)を使用した製剤9及び11は、おいしさ、後味のきれ、甘味の立ち及びフレーバーのいずれもが充分なものではなかった。また、製剤7と比べてエキスaの含有量を低くし、γ−アミノ酪酸の含有量を高くした製剤8、10及び12も同様の結果であった。
<製剤例3>
下記表5に示す配合でステビア製剤(製剤1及び13〜21)を調製し、ステビア甘味料のコーヒー全量に対する含有量が0.04質量%(400質量ppm)となるように市販のコーヒー(アイスコーヒーブラック無糖、株式会社ポッカコーポレーション製)に添加した。
Figure 0005102408
調製したコーヒーを、10名のパネルにより、製剤例1と同様にして、おいしさ、後味のきれ、甘味の立ち、フレーバーについて評価した(表6)。
Figure 0005102408
製剤1及び7と比較して、エキスaの含有量を高くした製剤13では、コーヒーの香りの効きが充分ではなかった。エキスaの含有量を低くした製剤17では、ステビア甘味料の後甘味及び苦味に対する効果が充分ではなかった。エキスaの含有量が製剤13と製剤17との間にある製剤14〜16では、製剤1には及ばないものの好ましい効果が得られた。
製剤1及び7と比較して、エキスbの含有量を高くした製剤18、及びエキスbの含有量を低くした製剤19では、製剤1には及ばないものの好ましい効果が得られた。
製剤1及び7と比較して、γ−アミノ酪酸の含有量を高くした製剤20では、コーヒーの香りの効きが充分ではなかった。γ−アミノ酪酸の含有量を低くした製剤21では、製剤1には及ばないものの好ましい効果が得られた。
<ニアウォーターへの適用>
下記表7に示す配合でステビア製剤(製剤22及び23)を調製し、ステビア甘味料の水全量に対する含有量が0.04質量%(400質量ppm)となるように水に添加した。
Figure 0005102408
調製したニアウォーターを、9名のパネルにより下記基準に従い評価した(表8)。
各パネルが総合的なおいしさを下記の4段階で評価し、もっとも多い結果を採用した。
◎:おいしい
○:ややおいしい
△:ややおいしくない
×:おいしくない
Figure 0005102408
本発明のステビア製剤(製剤22)を使用して調製したニアウォーターは、ステビア甘味料の後甘味及び苦味等の不快味が充分に低減され、甘味の立ちが早く、ボディ感に優れ、かつ好ましいフレーバー(ピーチフレーバー)の効きに優れるものであった。
<コーヒーへの適用>
下記表9に示す配合でステビア製剤(製剤24及び25)を調製し、ステビア甘味料のコーヒー全量に対する含有量が0.04質量%(400質量ppm)となるように市販のコーヒー(アイスコーヒーブラック無糖、株式会社ポッカコーポレーション製)に添加した。
Figure 0005102408
調製したコーヒーを、10名のパネルにより、製剤例4と同様にして、評価した(表10)。
Figure 0005102408
本発明のステビア製剤(製剤24)を使用して調製したコーヒーは、ステビア甘味料の後甘味及び苦味等の不快味が充分に低減され、甘味の立ちが早く、ボディ感に優れ、かつ好ましいフレーバー(コーヒーの香り)の効きに優れるものであった。

Claims (4)

  1. レバウディオサイドAの含有量が95%以上であるステビア甘味料と、
    前記ステビア甘味料100質量部に対し、0.35〜5.00質量部の甘蔗由来のエキスa、0.06〜2.50質量部の甘蔗由来のエキスb、及び0.010〜10.0質量部のγ−アミノ酪酸と、を含み、
    前記エキスaが、甘蔗汁及び甘蔗由来の糖蜜からなる群より選ばれる原料を、第1の多孔質吸着剤が充填されたカラムに通液することにより、該多孔質吸着剤に吸着した吸着成分を、メタノール及びエタノールからなる群より選ばれる少なくとも一つを含有する溶媒で溶出させて得られる第1の溶出成分を含有し、
    前記第1の多孔質吸着剤が、芳香族系樹脂、アクリル酸系メタクリル樹脂及びアクリロニトリル脂肪族系樹脂からなる群より選ばれる少なくとも一つであり、
    前記エキスbが、甘蔗汁及び甘蔗の溶媒抽出物からなる群より選ばれる原料を蒸留処理して得られる蒸留物を含有する溶液を、第2の多孔質吸着剤が充填されたカラムに通液することにより、該多孔質吸着剤に吸着した吸着成分を、メタノール及びエタノールからなる群より選ばれる少なくとも一つを含有する溶媒で溶出させて得られる第2の溶出成分を含有し、
    前記第2の多孔質吸着剤が、芳香族系樹脂、アクリル酸系メタクリル樹脂及びアクリロニトリル脂肪族系樹脂からなる群より選ばれる少なくとも一つである、ステビア製剤。
  2. 請求項1に記載のステビア製剤が添加された飲食品。
  3. 請求項1に記載のステビア製剤が添加された医薬品。
  4. レバウディオサイドAの含有量が95%以上であるステビア甘味料と、
    前記ステビア甘味料100質量部に対し、0.35〜5.00質量部の甘蔗由来のエキスa、0.06〜2.50質量部の甘蔗由来のエキスb、及び0.010〜10.0質量部のγ−アミノ酪酸と、を組み合わせて使用し、
    前記エキスaが、甘蔗汁及び甘蔗由来の糖蜜からなる群より選ばれる原料を、第1の多孔質吸着剤が充填されたカラムに通液することにより、該多孔質吸着剤に吸着した吸着成分を、メタノール及びエタノールからなる群より選ばれる少なくとも一つを含有する溶媒で溶出させて得られる第1の溶出成分を含有し、
    前記第1の多孔質吸着剤が、芳香族系樹脂、アクリル酸系メタクリル樹脂及びアクリロニトリル脂肪族系樹脂からなる群より選ばれる少なくとも一つであり、
    前記エキスbが、甘蔗汁及び甘蔗の溶媒抽出物からなる群より選ばれる原料を蒸留処理して得られる蒸留物を含有する溶液を、第2の多孔質吸着剤が充填されたカラムに通液することにより、該多孔質吸着剤に吸着した吸着成分を、メタノール及びエタノールからなる群より選ばれる少なくとも一つを含有する溶媒で溶出させて得られる第2の溶出成分を含有し、
    前記第2の多孔質吸着剤が、芳香族系樹脂、アクリル酸系メタクリル樹脂及びアクリロニトリル脂肪族系樹脂からなる群より選ばれる少なくとも一つである、前記ステビア甘味料の風味改善方法。
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