JP5099601B2 - アノード搬入設備の騒音防止装置 - Google Patents

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本発明は、非鉄金属製錬の中間製品であるアノードを次工程へ搬送する時に、アノードをレール上で滑らせることにより発生する騒音を防止する装置に関するものである。
非鉄金属製錬における中間製品であるアノードは、自熔炉及び転炉などの乾式工程で製造され、次工程である電解工程を行う工場へ搬送される。工場の搬入口に搬送されたアノードは、フォークリフトによってアノード搬入設備の2本のレール上にアノードのショルダー部が乗るように降ろされ、レールに懸架される。レールに懸架されたアノードは、アノードを工場内に引き込むアノード搬入設備の引き込み装置によってレール上を滑りながら移動し、電解工程を行う工場内に引き込まれる。その後、アノードは、送り込みコンベアー及び搬入コンベアーを経て電解建屋内へ搬送され、クレーンで電解槽へ装入される。
図3は、アノード搬入設備の引き込み装置がアノードを電解工程へ引き込む様子を示す概略図である。引き込み装置は、略アノード幅の間隔を置いて平行かつ水平に設置され、アノード1を懸架可能な2本のレール3と、レール3の延在方向及び上下方向に移動可能な引き込み棒4とを有している。アノード1は、図示しないフォークリフトによって、レール3上にそのショルダー部2が乗るように降ろされる。7〜8枚のアノード1がレール3上に降ろされた段階で、アノード1を引き込む為に、引き込み棒4が待機位置から上昇し、引き込み棒4を支持する引き込みガイド5が搬送方向と逆方向に平行移動を開始する。引き込み棒4が搬送方向から見て懸架されたアノード1の背後に回り込むと、引き込みガイド5が停止し、引き込み棒4が下降する。下降した引き込み棒4は、引き込みガイド5の搬送方向への平行移動によりアノード1を搬送方向へ押し(図中右の方向)、アノード3をレール3上で滑らせながら搬送方向へ移動させ、アノード3を電解工程が行われる工場内へ引き込む。その後、アノードは送り込みコンベアーによって電解建屋内へ搬送される。
上述したように、アノード1を引き込み装置によりレール3上を滑らせながら引き込む際、アノード1のショルダー部2とレール3との摩擦により非常に大きな騒音が発生する。この騒音が発生すると、長期的には作業者にとって難聴などの疾病を起こす可能性があり、また、工場周辺に騒音公害を発生させる可能性があるため、防音壁などの別途防音手段を必要としコスト的に不利である。このため、アノード搬入設備の引き込み装置において、上記の騒音の発生を低減させることは重要である。
上記の騒音が発生する理由は、レール3とアノード1との間の摩擦抵抗によるものであり、適切なタイミングで充分な潤滑剤をレール3上に塗布することが出来れば、大幅に改善されることは容易に理解されるところである。容易に想起される解決方法として、図3におけるレール3の上面に人手によって潤滑油を塗布する方法があるが、引き込み装置の部品やアノードに作業者が挟まれる災害が発生する恐れや、作業状況によっては塗布忘れなどが発生し、塗布頻度が低下し、騒音発生の低減が不充分となる問題点がある。
例えば、特許文献1には、コンベアレールに自動的に給油する技術が公開されており、また、例えば、特許文献2には、ガイドレールへグリースを塗布する技術が公開されており、潤滑及び騒音の低減に効果があるものと思われるが、それぞれ、コンベアレールに懸垂されたトロリーに対する給油という相違点や、構造や機構が複雑であり、保守面も含めたコストが高くなるという問題点がある。
特開平03−073710号公報 特開平10−258926号公報
本発明は、このような状況を解決するためになされたものであり、上記アノード搬入設備の引き込み装置における騒音防止装置を提供し、アノードとレールとの摩擦による騒音を低減させることを目的とする。
本発明者らは、上記課題を解決するために、アノード搬入設備の引き込み装置の可動状況に注目することにより、自動的に潤滑剤をレールに塗布可能であることを見出し、本発明を完成した。
すなわち、請求項1に係る発明は、非鉄金属製錬のアノード(1)を電解工程に搬送するアノード搬入設備であって、前記アノード搬入設備は、略アノード幅の間隔を置いて平行かつ水平に設置され、アノード(1)を懸架可能な2本のレール(3)と、前記レール(3)の延在方向及び上下方向に移動可能な引き込み棒(4)とを有し、複数枚のアノード(1)が前記レール(3)に懸架された後に、前記複数枚のアノード(1)を前記引き込み棒(4)によって前記レール(3)の延在方向へ押し、前記複数枚のアノード(1)を前記レール(3)上で滑らせて電解工程へ搬送するアノード搬入設備において、アノード搬入設備の騒音防止装置を前記レール(3)に潤滑剤を塗布する塗布手段(10)と、前記塗布手段(10)を前記レール(3)上で支持する可動アーム(11)と、前記引き込み棒(4)に固定され、前記可動アーム(11)を上下移動可能に支持する固定アーム(12)と、前記塗布手段(10)に潤滑材を供給する潤滑剤供給手段(6)とを有するように構成し、前記騒音防止装置は、前記引き込み棒(4)の下降により前記塗布手段(10)を前記レール(3)に押し付け、さらに前記引き込み棒(4)がレール(3)の延在方向へ移動することにより前記塗布手段(10)を前記レール(3)上で滑らせ、潤滑剤を前記レール(3)の摺動面全体に塗布する。
請求項2に係る発明では、前記可動アーム(11)は、前記固定アーム(12)との間に付勢手段(14)を備え、付勢部材(14)は、前記可動アーム(11)を下方向に付勢する。
請求項3に係る発明では、前記潤滑剤供給手段(6)は、潤滑剤容器(6a)と、潤滑剤の流量を調整するバルブ(7)を備えた送液ホース(8)とを含む。
請求項4に係る発明では、前記可動アーム(11)は、前記固定アーム(12)に対する前記可動アーム(11)の下方への相対変位を所定値に規制する案内棒(15)を備える。
請求項5に係る発明では、前記付勢手段(14)をコイル状スプリング(14a)としている。
請求項6に係る発明では、前記塗布手段(10)を多孔質のスポンジ(10a)としている。
本発明によると、アノード搬入設備のアノード引き込み工程において、アノードとレールとの摩擦により生じる騒音を防ぐことが可能な騒音防止装置を提供することができ、作業者の健康被害を未然に防止でき、また近隣住民に対する騒音公害が発生する可能性を根絶することができ、その工業的価値は極めて大きい。
具体的には、請求項1の発明によると、引き込み棒(4)によって複数枚のアノード(1)をレール(3)上で滑らせて電解工程へ搬送するアノード搬入設備において、レール(3)の摺動面に潤滑剤を塗布する塗布手段(10)を可動アーム(11)及び固定アーム(12)とによって引き込み棒(4)に上下動自在に取り付けたから、引き込み棒(4)によるアノード(1)の搬送動作を利用して、塗布手段(10)を自動的に前記レール(3)上で滑らせ、潤滑剤をレール(3)の摺動面全体に塗布することが可能である。これにより、レール(3)の摺動面の摩擦抵抗を低減させることができ、アノード(1)とレール(3)との摩擦による騒音を低減させることができる。
なお、引き込み棒(4)の搬送動作を利用して塗布手段(10)をレール(3)上で移動させ、また、塗布手段(10)及び可動アーム(11)の自重により塗布手段(10)をレール(3)に押し付けるので、騒音防止装置のための駆動源を特に必要とせず、装置を簡単化、省エネルギー化することができる。
請求項2に係る発明によると、付勢手段(14)により確実に塗布手段(10)をレール(3)に押し付けることができ、レール(3)の摺動面の潤滑の他、清掃、研磨、異物の除去等の効果も期待できる。
請求項3に係る発明によると、潤滑剤供給手段(6)は、潤滑剤容器(6a)と、潤滑剤の流量を調整するバルブ(7)を備えた送液ホース(8)とを含むから、レール(3)の摺動面に対し、継続的に最適な量の潤滑剤を塗布することが可能である。
請求項4に係る発明によると、可動アーム(11)は、固定アーム(12)に対する可動アーム(11)の下方への相対変位を所定値に規制する案内棒(15)を備えるから、可動アーム(11)及び塗布手段(10)がレール(3)に懸架されたアノード(1)に干渉するのを防止できる。
請求項5に係る発明によると、付勢手段(14)をコイル状スプリング(14a)とすることでレール(3)に対する塗布手段(10)の押し付け力を容易に調整できる。
請求項6に係る発明によると、塗布手段(10)を多孔質のスポンジ(10a)とし、潤滑剤をスポンジに含浸させた上でレール(3)の摺動面に塗布するから、レール3に過剰な潤滑剤が供給されることを防止し、アノード(1)及び作業環境を汚染するおそれがない。
次に、本発明のアノード搬入設備の騒音防止装置について詳細に説明する。
図1は、本発明のアノード搬入設備の騒音防止装置の一例を示す側面図である。本発明の騒音防止装置は、非鉄金属製錬のアノード1を電解工程に搬送するアノード搬入設備に設けられる。アノード搬入設備は、略アノード幅の間隔を置いて平行かつ水平に設置され、アノード1を懸架可能な2本のレール3と、前記レール3の延在方向及び上下方向に移動可能な2本の引き込み棒4とを有している。
本発明の騒音防止装置は、アノード搬入設備の2本の引き込み棒4にそれぞれ取り付けられるものであり、主要な構成要素として、レール3に潤滑剤を塗布する塗布手段10としてのスポンジ10aと、塗布手段10をレール3上で支持する可動アーム11と、引き込み棒4に固定され、可動アーム11を上下移動可能に支持する固定アーム12と、塗布手段10に潤滑材を供給する潤滑剤供給手段6とを備えている。
固定アーム12は、引き込み棒4に対し、ボルトによる締結、溶接等の手段により固定されている。固定アーム12には、下方に突出するホルダ12aが設けられており、このホルダ12aにボルト13によって可動アーム11が回動可能に取り付けられている。
可動アーム11は、塗布手段10を支持する棒状の部材であり、その一端は前述のようにボルト13を支点として固定アーム12に回動可能に取り付けられ、他端が揺動するようになっている。揺動する他端には、塗布手段10としてのスポンジ10aがスポンジガイド9を介して連結ピン11aにより取り付けられている。
スポンジ10aは、多孔質の材料で製作されており、金属等で作られたスポンジガイド9に交換容易に取り付けられている。スポンジガイド9は前述のように可動アーム11に対し連結ピン11aにより回動可能に取り付けられており、スポンジ10aの下面(接触面)がレール3の上面(摺動面)と対向するようになっている。また、スポンジガイド9には、後述する送液ホース8が接続されており、スポンジガイド9に形成された図示しない供給孔を通じて潤滑剤がスポンジ10aに供給されるようになっている。これにより、スポンジ10aは常に潤滑剤が含浸された状態となっている。
また、可動アーム11は、固定アーム12との間に付勢手段14としてのコイル状スプリング14aを備えている。コイル状スプリング14aは、可動アーム11を下方向(図中右回転方向)に付勢しており、スポンジ10aをレール3に押し付けることができるようになっている。コイル状スプリング14aをばね係数の異なるものに交換することにより、レール3に対しスポンジ14aを押し付ける力を調整できる。なお、図1では、コイル状スプリング14aが圧縮し、スポンジ10aをレール3に押し付けた状態を示している。なお、付勢手段14は、コイル状スプリング14aに限らず、板ばねなどの弾性体であればよい。また、エアシリンダ等のアクチュエータを用いてもよい。
さらに、可動アーム11は、固定アーム12に対する可動アーム11(スポンジ10a)の下方への相対変位を所定値に規制する案内棒15を備えている。案内棒15の一端は、連結ピン11bにより可動アーム11に対し回動可能に取り付けられている。また、案内棒15の他端は、固定アーム12を貫通するガイド長孔12bに挿通されている。ガイド長孔12bから突出する案内棒15の先端部にはおねじが形成されており、ストッパーとしてのダブルナット15aが装着されている。このダブルナット15aの外径は、ガイド長孔12bの幅よりも大きく、案内棒15が固定アーム12に引っ掛かるようになっている。このため、固定アーム12に対する可動アーム11の下方への相対変位は所定値に規制される。前記相対変位の所定値は、ダブルナット15aの装着位置を変更することにより調整することができる。
なお、コイル状スプリング14a及び案内棒15の可動アーム11に対する取付け態様は、図1に示した例に限らず、例えば、案内棒15にコイル状スプリング14aを通してそれらを可動アーム11に固定してもよい。また、コイル状スプリング14aを省略し、可動アーム11及び塗布手段10の自重により塗布手段10をレール3に押し付けてもよい。案内棒15を省略し、コイル状スプリング14aによって可動アーム11の下方への相対変位を規制してもよい。
塗布手段10に潤滑材を供給する潤滑剤供給手段6は、潤滑剤容器6aと、潤滑剤の流量を調整するバルブ7を備えた送液ホース8とを有している。送液ホース8の一端は、潤滑剤容器6aに接続され、他端はスポンジガイド9に接続されている。潤滑剤容器6aに満たされた潤滑剤は、接続された送液ホース8を通じてスポンジガイド9及びスポンジ10aに供給される。
なお、潤滑剤容器6aからの潤滑剤の送り出しは、潤滑剤の自重によるもの(いわゆる重力式)の他、ポンプ等を用いてもよい。また、バルブ7の開閉を可動アーム11や引き込み棒4等の動作に連動させ、間欠的に潤滑剤を供給するようにしてもよい。
以上説明した騒音防止装置は、その構成要素が引き込み棒4の当接面4aよりも搬送方向へ突き出ることのないように引き込み棒4に取り付けられる。これは、騒音防止装置の可動アーム11等がアノード1の搬送時にアノード1と干渉しないようにするためである。
次に、図2を参照して本発明の騒音防止装置の動作について説明する。作業者は、あらかじめ図示しない潤滑剤容器6aに液体の潤滑剤を補充しておく。図示しない流量調整バルブ7を開放すると、潤滑剤が送液ホース8を通じてスポンジガイド9へ送液され、スポンジ10aに潤滑剤が染み込む。
図示しないフォークリフトがアノード1のショルダー部2をレール3に引っ掛け、アノード1をレール3上に懸架する。7〜8枚のアノード1がレール3に懸架されると、アノード1を工場内へ引き込む為に、引き込み棒4が待機位置から上昇し、引き込み棒4を支持する引き込みガイド5が搬送方向と逆方向に平行移動を開始する。このとき、騒音防止装置の可動アーム11は下方に垂れた状態であるが、可動アーム11は案内棒15によって固定アーム12に対し所定の距離をもって係止めされているので、可動アーム11及びスポンジ10aがアノード1に接触することは無い。なお、このときコイル状スプリング14aはほぼ自然長の状態である。
引き込み棒4が搬送方向から見てアノード1の背後に回り込むと、引き込みガイド5が停止し、引き込み棒4が下降する。このとき、まず騒音防止装置のスポンジ10aがレール3の上面(摺動面)に接触し、さらに引き込み棒4が下降すると、コイル状スプリング14aが圧縮され、スポンジ10aがレール3に押し付けられる。その後、引き込み棒4は所定の位置まで下降し、停止する。
次に、引き込み棒4は、引き込みガイド5の搬送方向への平行移動によりアノード1を搬送方向へ押し(図中右の方向)、アノード1をレール3上で滑らせながら搬送方向へ移動させ、アノード3を電解工程が行われる工場内へ引き込む。その際、スポンジ10aがコイル状スプリング14aの力で適度にレール3に押さえつけられながらレール3上を搬送方向へ移動し、レール3の上面全体にまんべんなく潤滑剤を塗布する。その後、アノード1は送り込みコンベアーによって電解建屋内へ搬送される。
このように、レール3の上面全体に潤滑剤を自動的に塗布することができるのでレール3とアノード1の接触部の摩擦が軽減され、騒音を防止できる。
なお、本発明に係る騒音防止装置の塗布手段10は、スポンジ10aに限らず、噴霧ノズル、滴下パイプ、潤滑剤を含浸させた樹脂ローラー等であってもよい。また塗布手段10としてのスポンジ10aの代わりに、固体の潤滑材を取り付けることで、摩耗防止装置としても有用である。さらに、スポンジ10aの代わりに研磨材を取り付けることで、レール研磨装置としても活用できる。
本発明に係る騒音防止装置の側面図である。 本発明に係る騒音防止装置の動作を示す側面図である。 従来のアノード搬入設備の概要を示し、(a)はその正面図、(b)はその側面図である。
符号の説明
1 アノード
2 ショルダー部
3 レール
4 引き込み棒
4a 当接面
5 引き込みガイド
6 潤滑剤供給手段
6a 潤滑剤容器
7 バルブ
8 送液ホース
9 スポンジガイド
10 塗布手段
10a スポンジ
11 可動アーム
11a 連結ピン
11b 連結ピン
12 固定アーム
12a ホルダ
12b ガイド長孔
13 ボルト
14 付勢手段
14a コイル状スプリング
15 案内棒
15a ダブルナット

Claims (6)

  1. 非鉄金属製錬のアノード(1)を電解工程に搬送するアノード搬入設備であって、
    前記アノード搬入設備は、略アノード幅の間隔を置いて平行かつ水平に設置され、アノード(1)を懸架可能な2本のレール(3)と、前記レール(3)の延在方向及び上下方向に移動可能な引き込み棒(4)とを有し、
    複数枚のアノード(1)が前記レール(3)に懸架された後に、前記複数枚のアノード(1)を前記引き込み棒(4)によって前記レール(3)の延在方向へ押し、前記複数枚のアノード(1)を前記レール(3)上で滑らせて電解工程へ搬送するアノード搬入設備において、
    前記レール(3)に潤滑剤を塗布する塗布手段(10)と、
    前記塗布手段(10)を前記レール(3)上で支持する可動アーム(11)と、
    前記引き込み棒(4)に固定され、前記可動アーム(11)を上下移動可能に支持する固定アーム(12)と、
    前記塗布手段(10)に潤滑材を供給する潤滑剤供給手段(6)とを有し、
    前記引き込み棒(4)の下降により前記塗布手段(10)を前記レール(3)に押し付け、さらに前記引き込み棒(4)がレール(3)の延在方向へ移動することにより前記塗布手段(10)を前記レール(3)上で滑らせ、潤滑剤を前記レール(3)の摺動面全体に塗布することを特徴とするアノード搬入設備の騒音防止装置。
  2. 前記可動アーム(11)は、前記固定アーム(12)との間に付勢手段(14)を備え、付勢部材(14)は、前記可動アーム(11)を下方向に付勢することを特徴とする請求項1記載のアノード搬入設備の騒音防止装置。
  3. 前記潤滑剤供給手段(6)は、潤滑剤容器(6a)と、潤滑剤の流量を調整するバルブ(7)を備えた送液ホース(8)とを含むことを特徴とする請求項2記載のアノード搬入設備の騒音防止装置。
  4. 前記可動アーム(11)は、前記固定アーム(12)に対する前記可動アーム(11)の下方への相対変位を所定値に規制する案内棒(15)を備えることを特徴とする請求項3記載のアノード搬入設備の騒音防止装置。
  5. 前記付勢手段(14)は、コイル状スプリング(14a)であることを特徴とする請求項4記載のアノード搬入設備の騒音防止装置。
  6. 前記塗布手段(10)は、多孔質のスポンジ(10a)であることを特徴とする請求項5記載のアノード搬入設備の騒音防止装置。
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