JP5089662B2 - 半導体モジュール - Google Patents

半導体モジュール Download PDF

Info

Publication number
JP5089662B2
JP5089662B2 JP2009181769A JP2009181769A JP5089662B2 JP 5089662 B2 JP5089662 B2 JP 5089662B2 JP 2009181769 A JP2009181769 A JP 2009181769A JP 2009181769 A JP2009181769 A JP 2009181769A JP 5089662 B2 JP5089662 B2 JP 5089662B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
semiconductor
semiconductor package
ventilation
heat
module according
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2009181769A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2011035267A (ja
Inventor
洋一 五藤
正喜 後藤
清文 北井
大作 横山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
Priority to JP2009181769A priority Critical patent/JP5089662B2/ja
Publication of JP2011035267A publication Critical patent/JP2011035267A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5089662B2 publication Critical patent/JP5089662B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01LSEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
    • H01L2924/00Indexing scheme for arrangements or methods for connecting or disconnecting semiconductor or solid-state bodies as covered by H01L24/00
    • H01L2924/0001Technical content checked by a classifier
    • H01L2924/0002Not covered by any one of groups H01L24/00, H01L24/00 and H01L2224/00

Landscapes

  • Cooling Or The Like Of Electrical Apparatus (AREA)
  • Cooling Or The Like Of Semiconductors Or Solid State Devices (AREA)

Description

本発明は半導体モジュールに関し、特に、インバータに用いられる半導体モジュールの放熱構造に関する。
インバータに用いられる半導体モジュールでは、半導体チップから発生する熱を効率よく放熱させるため、半導体チップが実装されるベース板に放熱フィンを取り付けることが一般的に行われている。ここで、ベース板に実装される半導体チップ間の絶縁を確保するために、半導体チップとベース板との間には、絶縁層が介挿されている(特許文献1)。
また、特許文献2には、互いに絶縁されるヒートシンクをそれぞれ受けるようなサイズに作られた複数の開口を主支持シェルに形成し、開口にはめ込まれたヒートシンクをシェルの絶縁材料によって互いに絶縁させる技術が開示されている。
また、特許文献3には、パワーチップを搭載するリードフレームにヒートシンクを直接設け、ヒートシンクの一の面のみが露出するようモールド樹脂内に埋め込む技術が開示されている。
特開平5−121844号公報 特表2004−529505号公報 特開2005−228849号公報
しかしながら、半導体チップとベース板との間に絶縁層を介挿させる方法によれば、絶縁層が半導体チップとヒートシンクとの間の熱抵抗を増大させる要因になるため、放熱性が低下するという問題があった。
また、特許文献2、3に開示された方法では、互いに分割されたヒートシンクを、絶縁材料によって互いに絶縁されるため、ヒートシンクからの放熱経路が絶縁材料にて遮断され、排熱性が低下するという問題があった。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、半導体チップから発生した熱を放熱フィンに効率よく伝えるとともに、放熱フィンの排熱性を向上させることが可能な半導体モジュールを提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明の半導体モジュールは、通風路が形成された通風箱体と、前記通風箱体に装着された複数の半導体パッケージと、前記半導体パッケージにそれぞれ設けられ、前記通風路に沿って配置された複数の放熱フィンと、前記通風箱体に装着され、前記通風路に送風するファンと、前記放熱フィンとの間に絶縁層が介挿されることなく前記半導体パッケージに実装された第1の半導体チップとを備え、前記通風箱体は、少なくとも露出した面が絶縁体で形成され、前記通風箱体は、前記通風路にそれぞれ連通する複数の開口部を同一面上に有し、前記複数の放熱フィンは、前記複数の開口部を介して同一方向から前記通風路に挿入されていることを特徴とする。
この発明によれば、半導体チップから発生した熱を放熱フィンに効率よく伝えるとともに、放熱フィンの排熱性を向上させることが可能という効果を奏する。
図1は、本発明に係る半導体モジュールの実施の形態1の概略構成を示す斜視図である。 図2は、図1の半導体モジュールの実施の形態1の通風箱体および通風箱体に装着される半導体パッケージの概略構成を示す斜視図である。 図3−1は、図1のA1−A1´線に沿って切断した構成を示す断面図である。 図3−2は、図1のB1−B1´線に沿って切断した構成を示す断面図である。 図4は、本発明に係る半導体モジュールの実施の形態2のファン25側から見た概略構成を示す斜視図である。 図5は、本発明に係る半導体モジュールの実施の形態2のファン25の反対側から見た概略構成を示す斜視図である。 図6−1は、図4のA2−A2´線に沿って切断した構成を示す断面図である。 図6−2は、図4のB2−B2´線に沿って切断した構成を示す断面図である。 図7は、本発明に係る半導体モジュールの実施の形態3の概略構成を示す回路図である。 図8は、図7のC−C´線に沿って切断した時の半導体パッケージ54aの概略構成を示す断面図である。 図9は、本発明に係る半導体モジュールの実施の形態4の概略構成を示す回路図である。
以下に、本発明に係る半導体モジュールの実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施の形態によりこの発明が限定されるものではない。
実施の形態1.
図1は、本発明に係る半導体モジュールの実施の形態1の概略構成を示す斜視図、図2は、図1の半導体モジュールの実施の形態1の通風箱体および通風箱体に装着される半導体パッケージの概略構成を示す斜視図である。
図1および図2において、通風箱体1には、通風路2が形成されるとともに、通風路2に連通された開口部3a〜3eが形成されている。なお、通風箱体1は、樹脂などの絶縁体で構成するようにしてもよいしアルミニウムや銅などの金属に絶縁樹脂を塗布したものを用いるようにしてもよい。そして、開口部3a〜3eを介して半導体パッケージ4a〜4eが通風箱体1にそれぞれ装着されることで、半導体モジュールが構成されている。
また、半導体パッケージ4a〜4eには放熱フィン16がそれぞれ設けられている。そして、放熱フィン16は、通風路2に沿って配置されている。
ここで、放熱フィン16は、半導体パッケージ4a〜4eごとに電位が互いに異なっていてもよい。そして、電位が互いに異なる放熱フィン16は、半導体パッケージ4a〜4eごとに通風路2内で互いに間隔を空けて配置することで、放熱フィン16間の絶縁を確保することができ、通風箱体1により回路ブロック毎の電位差に対して容易に物理的な間隔をあけて対応できる。
図3−1は、図1のA1−A1´線に沿って切断した構成を示す断面図、図3−2は、図1のB1−B1´線に沿って切断した構成を示す断面図である。図3−1および図3−2において、半導体パッケージ4aには、半導体チップ14が実装される金属製のベース板11が設けられている。そして、ベース板11上には、導体パターン12が形成されている。なお、ベース板11および導体パターン12の材料としては、アルミニウムや銅などの金属を用いることができる。また、導体パターン12の代わりにリードフレームを用いるようにしてもよい。そして、導体パターン12上には、半田層13を介して半導体チップ14が実装されている。なお、半導体チップ14には、インバータなどのパワーエレクトロニクス素子として使用される絶縁ゲートバイポーラトランジスタ(IGBT)、MOSトランジスタまたはバイポーラトランジスタなどを形成することができる。
また、半導体パッケージ4aには、半導体チップ14を封止する樹脂18が設けられるとともに、樹脂18の外部に突出するように配置された端子電極17が設けられている。なお、半導体チップ14を封止する方法としては、半導体チップ14を樹脂18にてモールドする方法以外にも、セラミックパッケージ内に半導体チップ14を搭載するようにしてもよい。そして、半導体チップ14は、ボンディングワイヤ15を介して端子電極17に電気的に接続されている。
また、ベース板11の下面には放熱フィン16が取り付けられ、半導体チップ14は、放熱フィン16との間に絶縁層が介挿されることなく半導体パッケージ4aに実装されている。なお、半導体パッケージ4b〜4eについても、半導体パッケージ4aと同様に構成することができる。
そして、放熱フィン16は、半導体パッケージ4a〜4eごとに通風路2内で互いに間隔を空けて配置されている。
そして、半導体チップ14から発生した熱は、半田層13、導体パターン12およびベース板11を介して放熱フィン16に直接伝達される。そして、放熱フィン16に伝達された熱は、通風路2に沿って外部に排熱される。
これにより、半導体チップ14と放熱フィン16との間の熱抵抗を低下させることが可能となり、半導体チップ14から発生した熱を放熱フィン16に効率よく伝達させることが可能となるとともに、放熱フィン16に伝達された熱が通風箱体1内に滞留するのを防止することができ、放熱フィン16の排熱性を向上させることが可能となる。
なお、上述した実施の形態1では、ベース板11上に導体パターン12を形成する方法について説明したが、ベース板11上に導体パターン12を形成することなく、半田層13を介して半導体チップ14をベース板11に直接実装するようにしてもよい。
実施の形態2.
図4は、本発明に係る半導体モジュールの実施の形態2のファン25側から見た概略構成を示す斜視図、図5は、本発明に係る半導体モジュールの実施の形態2のファン25の反対側から見た概略構成を示す斜視図である。
図4および図5において、通風箱体21には、通風路22が形成されるとともに、通風路22に連通された開口部が形成されている。なお、通風箱体21は、樹脂などの絶縁体で構成するようにしてもよいしアルミニウムや銅などの金属に絶縁樹脂を塗布したものを用いるようにしてもよい。ここで、通風箱体21には、通風路22に送風するファン25が装着されている。そして、開口部を介して半導体パッケージ24a〜24cが通風箱体21にそれぞれ装着されることで、半導体モジュールが構成されている。
また、半導体パッケージ24a〜24cには放熱フィン36がそれぞれ設けられている。そして、放熱フィン36は、通風路22に沿って配置されている。
ここで、放熱フィン36は、半導体パッケージ24a〜24cごとに電位が互いに異なっていてもよい。そして、電位が互いに異なる放熱フィン36は、半導体パッケージ24a〜24cごとに通風路22内で互いに間隔を空けて配置することで、放熱フィン36間の絶縁を確保することができる。
また、半導体パッケージ24a〜24cの端子電極は回路基板26に挿入し半田付け等により電気的に接続され、通風箱体21に固定されている。そして、回路基板26上には、コンデンサなどの電子部品28が実装されている。そして、電子部品28は、回路基板26を介して半導体パッケージ24a〜24cに電気的に接続されている。なお、電子部品28は、半導体パッケージ24a〜24cの駆動回路や制御電源回路などの構成部品として用いることができる。
図6−1は、図4のA2−A2´線に沿って切断した構成を示す断面図、図6−2は、図4のB2−B2´線に沿って切断した構成を示す断面図である。図6−1および図6−2において、半導体パッケージ24aには、半導体チップ34が実装されるベース板31が設けられている。そして、ベース板31上には、導体パターン32が形成されている。なお、ベース板31および導体パターン32の材料としては、アルミニウムや銅などの金属を用いることができる。また、導体パターン32の代わりにリードフレームを用いるようにしてもよい。そして、導体パターン32上には、半田層33を介して半導体チップ34が実装されている。なお、半導体チップ34には、インバータなどのパワーエレクトロニクス素子として使用される絶縁ゲートバイポーラトランジスタ、MOSトランジスタまたはバイポーラトランジスタなどを形成することができる。
また、半導体パッケージ24aには、半導体チップ34を封止する樹脂38が設けられるとともに、樹脂38の外部に突出するように配置された端子電極37が設けられている。なお、半導体チップ34を封止する方法としては、半導体チップ34を樹脂38にてモールドする方法以外にも、セラミックパッケージ内に半導体チップ34を搭載するようにしてもよい。そして、半導体チップ34は、ボンディングワイヤ35を介して端子電極37に電気的に接続されるとともに、端子電極37は、回路基板26に挿入されている。
また、ベース板31の下面には放熱フィン36が取り付けられ、半導体チップ34は、放熱フィン36との間に絶縁層が介挿されることなく半導体パッケージ24aに実装されている。なお、半導体パッケージ24b〜24cについても、半導体パッケージ24aと同様に構成することができる。
そして、放熱フィン36は、半導体パッケージ24a〜24cごとに通風路22内で互いに間隔を空けて配置されている。
そして、半導体チップ34から発生した熱は、半田層33、導体パターン32およびベース板31を介して放熱フィン36に直接伝達される。そして、放熱フィン36に伝達された熱は、ファン25によって通風路22内が送風されながら、通風路22に沿って外部に排熱される。
これにより、半導体チップ34と放熱フィン36との間の熱抵抗を低下させることが可能となり、半導体チップ34から発生した熱を放熱フィン36に効率よく伝達させることが可能となるとともに、放熱フィン36を空冷させることができ、放熱フィン36の排熱性を向上させることが可能となる。
なお、上述した実施の形態2では、ベース板31上に導体パターン32を形成する方法について説明したが、ベース板31上に導体パターン32を形成することなく、半田層33を介して半導体チップ34をベース板31に直接実装するようにしてもよい。
実施の形態3.
図7は、本発明に係る半導体モジュールの実施の形態3の概略構成を示す回路図である。図7において、半導体モジュールには、互いに分割された半導体パッケージ54a〜54eが設けられることでインバータが構成されている。
ここで、半導体パッケージ54aは、コンバータを構成する回路ブロックを半導体パッケージ化したものであり、コンバータダイオードD11〜D16が実装されている。なお、コンバータダイオードD11〜D13は、半導体パッケージ54aの導体層62aに直接実装されるとともに、コンバータダイオードD14〜D16は、絶縁層69aを介して半導体パッケージ54aの導体層に実装されている。
また、半導体パッケージ54bは、インバータのP側アームおよびブレーキ回路を構成する回路ブロックを半導体パッケージ化したものである。すなわち、絶縁ゲートバイポーラトランジスタT1〜T3および還流ダイオードD1〜D3により、インバータのP側アーム回路ブロックが構成されるとともに、絶縁ゲートバイポーラトランジスタT7およびダイオードD7により、インバータのブレーキ回路ブロックが構成されている。なお、絶縁ゲートバイポーラトランジスタT1〜T3および還流ダイオードD1〜D3は、半導体パッケージ54bの導体層に直接実装されるとともに、絶縁ゲートバイポーラトランジスタT7およびダイオードD7は、絶縁層69bを介して半導体パッケージ54bの導体層に実装されている。
また、半導体パッケージ54cは、インバータのUN相アーム回路を構成する回路ブロックを半導体パッケージ化したものである。すなわち、絶縁ゲートバイポーラトランジスタT4および還流ダイオードD4により、インバータのUN相アーム回路ブロックが構成されている。なお、絶縁ゲートバイポーラトランジスタT4および還流ダイオードD4は、半導体パッケージ54cの導体層に直接実装されている。
また、半導体パッケージ54dは、インバータのVN相アーム回路を構成する回路ブロックを半導体パッケージ化したものである。すなわち、絶縁ゲートバイポーラトランジスタT5および還流ダイオードD5により、インバータのVN相アーム回路ブロックが構成されている。なお、絶縁ゲートバイポーラトランジスタT5および還流ダイオードD5は、半導体パッケージ54dの導体層に直接実装されている。
また、半導体パッケージ54eは、インバータのWN相アーム回路を構成する回路ブロックを半導体パッケージ化したものである。すなわち、絶縁ゲートバイポーラトランジスタT6および還流ダイオードD6により、インバータのWN相アーム回路ブロックが構成されている。なお、絶縁ゲートバイポーラトランジスタT6および還流ダイオードD6は、半導体パッケージ54eの導体層に直接実装されている。
ここで、コンバータダイオードD11〜D13は、コンバータダイオードD14〜D16にそれぞれ直列接続されている。そして、コンバータダイオードD11、D14の直列回路と、コンバータダイオードD12、D15の直列回路と、コンバータダイオードD13、D16の直列回路とは互いに並列接続されている。
また、絶縁ゲートバイポーラトランジスタT1〜T6には、還流ダイオードD1〜D6がそれぞれ逆並列接続されている。そして、絶縁ゲートバイポーラトランジスタT1〜T3は、絶縁ゲートバイポーラトランジスタT4〜T6にそれぞれ直列接続されている。また、絶縁ゲートバイポーラトランジスタT7とダイオードD7は直列接続されている。
そして、絶縁ゲートバイポーラトランジスタT1、T4の直列回路と、絶縁ゲートバイポーラトランジスタT2、T5の直列回路と、絶縁ゲートバイポーラトランジスタT3、T6の直列回路と、絶縁ゲートバイポーラトランジスタT7およびダイオードD7の直列回路とは互いに並列接続されている。
そして、半導体パッケージ54a〜54eは、例えば、図1の開口部3a〜3eを介して通風箱体1にそれぞれ装着することで、半導体モジュールを構成することができる。あるいは、半導体パッケージ54a〜54eは、図4の通風箱体21に装着するようにしてもよい。
図8は、図7のC−C´線に沿って切断した時の半導体パッケージ54aの概略構成を示す断面図である。図8において、半導体パッケージ54aには、半導体チップ64a、64bが実装されるベース板61が設けられている。なお、半導体チップ64aには、図7のコンバータダイオードD11〜D13を形成することができる。また、半導体チップ64bには、図7のコンバータダイオードD14〜D16を形成することができる。
そして、ベース板61上の一部には、導体パターン62aが形成されるとともに、ベース板61上の一部には、絶縁層69aを介して導体パターン62bが形成されている。なお、ベース板61および導体パターン62a、62bの材料としては、アルミニウムや銅などの金属を用いることができる。また、導体パターン62a、62bの代わりにリードフレームを用いるようにしてもよい。そして、導体パターン62a、62b上には、半田層63a、63bをそれぞれ介して半導体チップ64a、64bがそれぞれ実装されている。
また、半導体パッケージ54aには、半導体チップ64a、64bを封止する樹脂68が設けられるとともに、樹脂68の外部に突出するように配置された端子電極67a、67bが設けられている。なお、半導体チップ64a、64bを封止する方法としては、半導体チップ64a、64bを樹脂68にてモールドする方法以外にも、セラミックパッケージ内に半導体チップ64a、64bを搭載するようにしてもよい。そして、半導体チップ64a、64bは、ボンディングワイヤ65a、65bをそれぞれ介して端子電極67a、67bにそれぞれ電気的に接続されている。
また、ベース板61の下面には放熱フィン66が取り付けられている。そして、半導体チップ64aは、放熱フィン66との間に絶縁層が介挿されることなく半導体パッケージ54aに実装されるとともに、半導体チップ64bは、放熱フィン66との間の絶縁層69aを介して半導体パッケージ54aに実装されている。なお、半導体パッケージ54b〜54eについても、半導体パッケージ54aと同様に構成することができる。
そして、放熱フィン66は、半導体パッケージ54a〜54eごとに通風路2内で互いに間隔を空けて配置されている。
そして、半導体チップ64aから発生した熱は、半田層63a、導体パターン62aおよびベース板61を介して放熱フィン66に直接伝達される。また、半導体チップ64bから発生した熱は、半田層63b、導体パターン62b、絶縁層69aおよびベース板61を介して放熱フィン66に直接伝達される。そして、放熱フィン66に伝達された熱は、通風路2に沿って外部に排熱される。
これにより、コンバータダイオードD11〜D13とコンバータダイオードD14〜D16の電位が互いに異なる場合においても、コンバータダイオードD11〜D13とコンバータダイオードD14〜D16とが実装される半導体パッケージ54aを分割することなく、半導体チップ64aと放熱フィン66との間の熱抵抗を低下させることが可能となり、コンバータダイオードD11〜D16間の配線経路が複雑化するのを防止しつつ、半導体チップ64aから発生した熱を放熱フィン66に効率よく伝達させることが可能となるとともに、放熱フィン66に伝達された熱が通風箱体1内に滞留するのを防止することができ、放熱フィン66の排熱性を向上させることが可能となる。
実施の形態4.
図9は、本発明に係る半導体モジュールの実施の形態4の概略構成を示す回路図である。図9において、半導体パッケージ71には、コンバータダイオードD11〜D13が実装され、半導体パッケージ72には、コンバータダイオードD14が実装され、半導体パッケージ73には、コンバータダイオードD15が実装され、半導体パッケージ74には、コンバータダイオードD16が実装されている。
また、半導体パッケージ75には、ダイオードD7が実装され、半導体パッケージ76には、絶縁ゲートバイポーラトランジスタT7が実装され、半導体パッケージ77には、絶縁ゲートバイポーラトランジスタT1〜T3および還流ダイオードD1〜D3が実装されている。
また、半導体パッケージ78には、絶縁ゲートバイポーラトランジスタT4および還流ダイオードD4が実装され、半導体パッケージ79には、絶縁ゲートバイポーラトランジスタT5および還流ダイオードD5が実装され、半導体パッケージ80には、絶縁ゲートバイポーラトランジスタT6および還流ダイオードD6が実装されている。
ここで、実施の形態3に対し、ダイオードD7、コンバータダイオードD14〜D16および絶縁ゲートバイポーラトランジスタT7を個々の回路ブロックに分割することにより、回路ブロックの総数は増えるが、図7の絶縁層69a、69bを介在させる必要がなくなる。
以上のように本発明に係る半導体モジュールは、半導体チップと放熱フィンとの間の熱抵抗を低下させることが可能となるとともに、放熱フィンに伝達された熱を通風路に沿って外部に排熱させることができ、半導体チップから発生した熱を放熱フィンに効率よく伝えるとともに、放熱フィンの排熱性を向上させる方法に適している。
1、21 通風箱体
2、22 通風路
3a〜3e 開口部
4a〜4e、24a〜24c、54a〜54e、71〜80 半導体パッケージ
11、31、61 ベース板
12、32、62a、62b 導体パターン
13、33、63a、63b 半田層
14、34、64a、64b 半導体チップ
15、35、65a、65b ボンディングワイヤ
16、36、66 放熱フィン
17、37、67a、67b 端子電極
18、38、68 樹脂
20、25 ファン
26 回路基板
28 電子部品
69a、69b 絶縁層
T1〜T7 絶縁ゲートバイポーラトランジスタ
D1〜D6 還流ダイオード
D7 ダイオード
D11〜D16 コンバータダイオード

Claims (7)

  1. 通風路が形成された通風箱体と、
    前記通風箱体に装着された複数の半導体パッケージと、
    前記半導体パッケージにそれぞれ設けられ、前記通風路に沿って配置された複数の放熱フィンと
    前記通風箱体に装着され、前記通風路に送風するファンと、
    前記放熱フィンとの間に絶縁層が介挿されることなく前記半導体パッケージに実装された第1の半導体チップと、
    を備え、
    前記通風箱体は、少なくとも露出した面が絶縁体で形成され、
    前記通風箱体は、前記通風路にそれぞれ連通する複数の開口部を同一面上に有し、
    前記複数の放熱フィンは、前記複数の開口部を介して同一方向から前記通風路に挿入されている
    ことを特徴とする半導体モジュール。
  2. 前記放熱フィンとの間絶縁層を介して前記半導体パッケージに実装された第2の半導体チップをさらに備える
    ことを特徴とする請求項に記載の半導体モジュール。
  3. 前記複数の放熱フィンは、
    前記第1の半導体チップが実装された前記半導体パッケージに設けられた第1の放熱フィンと、
    前記第2の半導体チップが実装された前記半導体パッケージに設けられた第2の放熱フィンと、
    を含み、
    前記通風箱体は、
    前記通風路を、前記第1の放熱フィンが配置された第1の空間と前記第2の放熱フィンが配置された第2の空間とに前記通風路に沿って仕切る仕切り板をさらに有する
    ことを特徴とする請求項2に記載の半導体モジュール。
  4. 電位が互いに異なる放熱フィンは、前記半導体パッケージごとに前記通風路内で互いに間隔を空けて配置されている
    ことを特徴とする請求項またはに記載の半導体モジュール。
  5. 前記半導体パッケージの端子電極が挿入され、前記通風箱体に装着された回路基板と、
    前記回路基板に搭載され、前記半導体パッケージに電気的に接続された電子部品と
    をさらに備える
    ことを特徴とする請求項1からのいずれか1項に記載の半導体モジュール。
  6. コンバータダイオードが実装された第1の半導体パッケージと、
    P側絶縁ゲートバイポーラトランジスタが実装された第2の半導体パッケージと、
    UN相絶縁ゲートバイポーラトランジスタが実装された第3の半導体パッケージと、
    VN相絶縁ゲートバイポーラトランジスタが実装された第4の半導体パッケージと、
    WN相絶縁ゲートバイポーラトランジスタが実装された第5の半導体パッケージとが前記通風箱体に装着されている
    ことを特徴とする請求項1からのいずれか1項に記載の半導体モジュール。
  7. 前記第1の半導体パッケージには、N母線側のコンバータダイオードが絶縁層を介して実装され、前記第2の半導体パッケージには、ブレーキ回路が絶縁層を介して実装されている
    ことを特徴とする請求項に記載の半導体モジュール。
JP2009181769A 2009-08-04 2009-08-04 半導体モジュール Expired - Fee Related JP5089662B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009181769A JP5089662B2 (ja) 2009-08-04 2009-08-04 半導体モジュール

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009181769A JP5089662B2 (ja) 2009-08-04 2009-08-04 半導体モジュール

Related Child Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2012165135A Division JP2012199596A (ja) 2012-07-25 2012-07-25 半導体モジュール

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2011035267A JP2011035267A (ja) 2011-02-17
JP5089662B2 true JP5089662B2 (ja) 2012-12-05

Family

ID=43764026

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2009181769A Expired - Fee Related JP5089662B2 (ja) 2009-08-04 2009-08-04 半導体モジュール

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5089662B2 (ja)

Families Citing this family (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US9240750B2 (en) 2011-11-30 2016-01-19 Mitsubishi Electric Corporation Forced air cooling-type power conversion device
JP5930835B2 (ja) * 2012-05-09 2016-06-08 住友重機械工業株式会社 電力変換装置
JP2012199596A (ja) * 2012-07-25 2012-10-18 Mitsubishi Electric Corp 半導体モジュール
KR102034649B1 (ko) * 2012-12-27 2019-11-08 현대모비스 주식회사 공냉식 냉각장치
JP2015192010A (ja) * 2014-03-28 2015-11-02 本田技研工業株式会社 冷却装置
JP6938138B2 (ja) * 2016-11-28 2021-09-22 キヤノン株式会社 電子機器
JP7164545B2 (ja) * 2017-11-21 2022-11-01 ローム株式会社 半導体装置、パワーモジュールおよび電源装置

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5950447U (ja) * 1982-09-27 1984-04-03 富士電機株式会社 半導体変換装置のスタツク
JP3367299B2 (ja) * 1994-11-11 2003-01-14 セイコーエプソン株式会社 樹脂封止型半導体装置およびその製造方法
JP2002124608A (ja) * 2000-10-16 2002-04-26 Toshiba Corp 車両用半導体冷却装置
JP2009021530A (ja) * 2007-07-13 2009-01-29 Sumitomo Electric Ind Ltd 絶縁性樹脂膜およびパワーモジュール

Also Published As

Publication number Publication date
JP2011035267A (ja) 2011-02-17

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5089662B2 (ja) 半導体モジュール
US8610263B2 (en) Semiconductor device module
JP6520437B2 (ja) 半導体装置
JPH02306656A (ja) 樹脂封止型半導体装置
JP6685884B2 (ja) 半導体モジュール
JP5467933B2 (ja) 半導体装置
JP6053858B2 (ja) パワー半導体装置および車載用回転電機の駆動装置
US8716830B2 (en) Thermally efficient integrated circuit package
JP2009111154A (ja) 電力半導体モジュール
JP2010087400A (ja) 半導体装置
JP6129355B2 (ja) 電力半導体装置
JP6590952B2 (ja) 半導体装置
JP2012199596A (ja) 半導体モジュール
KR101388857B1 (ko) 반도체 패키지 및 반도체 패키지 제조 방법
JP2020129895A (ja) 電力変換装置
JP2004022844A (ja) パワーモジュール
JP2010177619A (ja) 半導体モジュール
JP5429413B2 (ja) 半導体装置
JP2009130055A (ja) 半導体装置
JP5477157B2 (ja) 半導体装置
JP2012074425A (ja) パワーモジュール
JP4375299B2 (ja) パワー半導体装置
JP5177174B2 (ja) 半導体装置
US20140001611A1 (en) Semiconductor package
JP7365405B2 (ja) 半導体装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20110531

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20120518

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20120529

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20120725

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20120814

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20120911

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150921

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5089662

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees