JP6938138B2 - 電子機器 - Google Patents

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本発明は、電子機器に関し、特に、電子機器の内部にファンを用いて風を流す強制空冷構造に関する。
撮像機能を有する電子機器では、音を記録することもあるため、電子機器自体から発生する音の静音化が必要である。そのため、電子機器がファンを用いた放熱構造を有する場合には、ファンから発生する音を小さく抑える必要があり、したがって、限られた流速や流量で効率的に放熱が可能な放熱構造が求められる。
ファンによる空冷を行う場合の放熱性能を上げる方法の1つとして、ダクトを用いた方法がある。具体的には、熱源の熱を金属材料で成形したダクトへ伝達し、そのダクト内部にファンによって風を流すことにより風の流路が安定し、ファンによる風を有効に利用することができる。このとき、ダクト内部にフィンを立設させると、空気と触れる表面積を拡大させることができるため、より効率的に空気に熱を伝えることができるようになり、放熱性能を高めることができる。
しかし、ダクト内部にフィンを設けると、流路が狭くなってしまう、つまり、流路方向と略直交する断面の断面積が小さくなってしまうため、ダクト内部に流すことが可能な空気の流量が減ってしまう。そこで、従来は、一般的に、フィン形状を風を流す方向と平行な直線状の形状にすると共に複数のフィンを流路方向と直交する方向に所定の間隔で配置することで、圧力損失を極力抑えて、必要な流量を確保している。
このようなフィン形状と配置態様に対して、圧力損失は大きくなってしまうが、フィンを千鳥に配列することにより放熱性能を高める構成も提案されている。例えば、特許文献1には、プレート状のフィンが千鳥状に配列され、そのうちの複数のフィンの上流側端又は下流側端が曲げられたヒートシンクが記載されている。特許文献1に記載されたヒートシンクでは、空気の流れを乱して空気境界層を薄くすることにより熱伝達率を大きくして、放熱効率を高めている。また、特許文献2には、形状の異なる第1のフィンと第2のフィンとが交互に配置されると共に千鳥状に配列されたヒートシンクが記載されている。ここで、第1のフィンはT字状の表面形状を有し、第2のフィンは四角形状の表面形状を有し、第1のフィンと第2のフィンとでは高さが異なっている。こうして上層と下層の空気の温度上昇を抑えながら下流へ空気を送ることにより、放熱性能を高めることができる。
特開平11−103183号公報 特開2015−225908号公報
しかしながら、上記特許文献1に記載されたヒートシンクでは、フィンの上流側又は下流側の端を曲げて空気の流れを乱すことで空気境界層を薄くしているため、圧力損失が大きくなってしまう。そのため、限られたスペースで低速で空気を流さなくてはならない電子機器では、空気の流量が十分に確保できずに所望の放熱性能が得られない場合がある。また、上記特許文献2に記載されたヒートシンクでは、フィンの表面積が小さいため、限られたスペースで十分な放熱性能を得ることは難しい。
本発明は、集積基板上の複数の素子で発生する熱を限られたスペースで効率的に放熱することを可能とする放熱構造を有する電子機器を提供することを目的とする。
本発明に係る電子機器は、複数の素子が実装された回路基板と、前記複数の素子で発生する熱を外部に放出するための空冷ユニットと、を備える電子機器であって、前記空冷ユニットは、吸気口を有し、前記複数の素子と接触するダクトと、排気口を有し、前記吸気口から空気を取り込んで前記排気口から排気するファンと、を備え、前記ダクトの内部には、前記ダクトの内部での空気の流路方向における上流側に第1のフィン部が、また、前記流路方向における下流側に第2のフィン部がそれぞれ前記複数の素子に対応した位置に設けられ前記第1のフィン部と前記第2のフィン部はそれぞれ、略矩形で板状の突起部からなる複数のフィンを有し、前記複数のフィンはその長手方向が前記流路方向と略平行となるように前記流路方向と略直交する方向に一定のピッチで立設され、前記第2のフィン部における前記複数のフィンが前記第1のフィン部における前記複数のフィンに対して前記流路方向と略直交する方向において前記一定のピッチの半ピッチ分だけオフセットした位置に配置され、前記ダクトにおける前記第1のフィン部が設けられた位置と前記第2のフィン部が設けられた位置にそれぞれ1つの素子が配置されていることを特徴とする。
本発明によれば、集積基板上の複数の素子で発生する熱を限られたスペースで効率的に放熱することができる。
本発明の実施形態に係る撮像装置の外観を示す図である。 撮像装置の撮像装置本体と回路基板の構成を説明する図である。 撮像装置本体に設けられた空冷ユニットの構成を説明する図である。 空冷ユニットの内部構造を示す斜視図である。 空冷ユニットを構成するダクト本体の内面の正面図である。 ダクトを流れる空気の温度境界層を説明する図である。 回路基板に実装された2つの主要素子とダクト本体に設けられたフィンとの位置関係を説明する正面図である。 回路基板に実装された3つの主要素子とダクト本体に設けられたフィンの第1の位置関係を説明する正面図である。 回路基板に実装された3つの主要素子とダクト本体に設けられたフィンの第2の位置関係を説明する正面図である。 回路基板に実装された3つの主要素子とダクトに設けられたフィンの第3の位置関係を説明する正面である。
以下、本発明の実施形態について、添付図面を参照して詳細に説明する。以下の説明では、本発明に係る電子機器の一例として、撮像時に音声録音が一般的に行われるビデオカメラを取り上げて、本発明の実施形態について説明することとする。但し、本発明は、ビデオカメラに限定されるものではなく、デジタルカメラや撮像機能を有する各種の携帯情報端末、撮像機能を有さないが静音性が求められるパーソナルコンピュータ等の電子機器にも適用が可能である。
図1(a)は本発明の実施形態に係る撮像装置100の外観斜視図であり、図1(b)は撮像装置100の左側面図であり、図1(c)は撮像装置100の右側面図である。撮像装置100は、撮像装置本体101と、レンズ102を有する。撮像装置本体101の内部には、不図示であるが、レンズ102を通して被写体から撮像装置本体101に入射した光の像を電気信号に変換するCMOSセンサ等の撮像素子や電気信号を処理する回路基板が設けられている。
撮像装置本体101には、回路基板上に実装された集積回路等の電子部品で発生する熱を外部に放出するための空冷ユニットが配置されている。空冷ユニットの構成の詳細については後述するが、空冷ユニットの本体吸気口103と本体排気口104はそれぞれ、撮像装置本体101の左側面と右側面に設けられている。但し、本体吸気口103と本体排気口104を配設する位置は、図1(b),(c)に示した位置に限られず、ユーザが撮像装置本体101を把持したときに掌や指によって塞がれることのない位置であればよく、また、左右逆に設けられていてもよい。ファンにより本体吸気口103から撮像装置本体101の内部へ空気を送り込まれ、撮像装置本体101の内部で発生する熱は送り込まれた空気に伝達され、暖められた空気は本体排気口104から排気される。
図2(a)は、撮像装置本体101の分解斜視図である。ここで、図2(a)に示すように、X軸方向、Y軸方向及びZ軸方向を規定する。撮像装置本体101には、レンズ102が着脱されるマウント部101aからZ軸方向に沿って撮像装置本体101の背面側に向かって、撮像素子201、ファン205、ダクト蓋204、ダクト本体203、回路基板202が、この順序で配置されている。ファン205、ダクト本体203及びダクト蓋204は、空冷ユニットの構成要素であり、ダクト本体203とダクト蓋204はダクトを構成する。また、ファン205はダクト蓋204に取り付けられている。
図2(b)は、回路基板202の概略斜視図である。回路基板202には、主要素子301と、コネクタ302が実装されている。なお、図3では、説明の便宜上、回路基板202に実装された主要素子301として、第1の主要素子301aと第2の主要素子301bのみを示しており、その他の電気素子の図示を省略している。例えば、第1の主要素子301aは画像処理ICであり、第2の主要素子301bはシステム制御ICであり、本実施形態では、回路基板202は具体的には集積回路基板である。
ここで、撮像装置100の高機能化や高性能化に伴って、回路基板202に実装されている主要素子301では消費電力が増大しており、発熱量が多くなってきている。主要素子301は、その温度が保証温度を超えると正常に動作することが困難になって性能低下や故障が生じやすくなるため、空冷ユニットを用いて主要素子301を強制的に空冷することにより主要素子301の温度上昇を抑制している。
図3(a)は、空冷ユニットの外観斜視図である。図3(b)は、図3(a)中の矢視A−Aの断面図である。図4は、空冷ユニットの内部構造(ダクト蓋204を取り外した状態)を示す斜視図である。ダクト本体203は、熱伝達率の高い金属部材(例えば、アルミニウムやアルミニウム合金等)からなる。ダクト本体203がダクト蓋204により閉塞され、これによりX軸方向の一端が開口した直方体形状を有するダクトが形成される。ダクトの長手方向であるX軸方向の一端に形成された開口端は、ダクト吸気口203aとなっている。ダクト吸気口203aのX軸方向反対側において、ダクト蓋204には開口部が設けられており、この開口部が設けられた位置にファン205が取り付けられている。ファン205を駆動したときにダクト吸気口203aからダクト内に空気が取り込まれ、ファン205に設けられたファン排気口205aから排気される。
回路基板202に実装されている主要素子301は、ダクト本体203の回路基板202側の面と接するようにX軸方向に並べて配置されており、これにより主要素子301で発生する熱はダクト本体203へ効率よく伝達される。ここで、主要素子301とダクト本体203の間に放熱ゴム等を設ける等して、主要素子301とダクト本体203の間に隙間が生じないようにすることで、主要素子301からダクト本体203への熱伝達効率を向上させる工夫を施してもよい。なお、第1の主要素子301aと第2の主要素子301bのZ軸方向での高さが異なる場合には、放熱ゴムによる高さ調節を行うことが望ましい。
ダクト本体203の回路基板202側の面(ダクトの厚み方向(Z軸方向)の一方の面)の内面側において第1の主要素子301a及び第2の主要素子301bと背中合わせとなる位置(後述の図7等参照)には、フィン部501が設けられている。なお、ダクト蓋204は、フィン部501と対向するようにダクト本体203に取り付けられて、ダクトの厚み方向の他方の面を形成している。本実施形態では、フィン部501は、ダクト本体203と一体成形されることによって形成されているが、フィン部501は溶接等によりダクト本体203に接合されていても構わない。フィン部501をダクト本体203の内部に立設することにより、ダクト本体203の内部の表面積を増大させる、つまり、ダクト本体203の内部を流れる空気とダクト本体203との接触面積を増大させることができる。これにより、ダクト本体203から空気への熱伝達をより効率的に行うことができることで、放熱性能を向上させることができる。
図4に破線矢印で示すように、撮像装置本体101の本体吸気口103から吸い込まれた空気は、ダクト吸気口203aからダクト本体203の内部へ流れ込む。ダクト本体203の内部を流れる空気は、ダクト本体203の内部表面からの熱伝達により暖められて、ファン排気口205aを通り、撮像装置本体101の本体排気口104から排気される。このとき、ダクト本体203及びダクト蓋204により空気の流路方向(X軸方向)を限定していることにより、ダクト本体203内で空気を効率的に流すことができることで、放熱効果を高めることができる。
図5(a)は、ダクト本体203の内面の正面図である。図5(b)は、図5(a)中の領域Bの拡大図である。フィン部501は、流路方向であるX軸方向の上流側に設けられた第1のフィン部501aと、下流側に設けられた第2のフィン部501bとを有する。本実施形態では、フィン部501を2列の構成としているが、これに限られず、流路方向において3列以上の複数の列からなるように構成されていてもよい。第1のフィン部501aと第2のフィン部501bはそれぞれ、複数のフィン(略矩形で板状の突起部(立壁))を有しており、それぞれのフィンは長手方向が流路方向(X軸)と略平行となるようにダクト本体203に設けられている。これにより、ダクト本体203の内部を流れる空気の圧力損失を極力抑え、放熱に必要な流量を確保することができる。また、第1のフィン部501aと第2のフィン部501bは、流路方向と略直交するY軸方向に一定の間隔(ピッチ)で、複数のフィンが立設した構造となっており、第1のフィン部501aのピッチと第2のフィン部501bのピッチとを同じとしている。ここで、本実施形態では、第2のフィン部501bを第1のフィン部501aに対してY軸方向に半ピッチだけオフセットした位置に設けている。
図6は、フィン部501の間を流れる空気の温度境界層を模式的に示す図である。ダクト本体203内部のフィン部501の間をX軸方向に空気が流れると、まず、第1のフィン部501aの間を空気が流れる際に、第1のフィン部501aから空気へと熱が伝えられる。こうして暖められた空気の層は、領域aのように下流側に向かって徐々に厚く(広く)なるように形成されてゆく。一方、第1のフィン部501aでの各フィンの間の領域bには、比較的暖められていない空気が流れる。
第2のフィン部501bの各フィンは、第1のフィン部501aの各フィンに対して半ピッチ分だけY軸方向にオフセットした位置に設けられている。よって、第1のフィン部501aの領域bを流れる空気は第2のフィン部501bのフィンに当たり、これにより、第2のフィン部501bの上流側で空気の流れが乱流化する。乱流は層流よりも熱伝達率が高いため、第2のフィン部501bから空気への熱伝達効率が高められる。したがって、フィン部501によれば、第1のフィン部501aの領域を抜けた冷気(比較的暖められていない空気)の利用と空気の乱流化とによって、下流側の第2のフィン部501bでの放熱量を増大させ、結果として系全体の放熱性能を向上させることができる。なお、第2のフィン部501bでも、第1のフィン部501aと同様に、各フィンからの熱伝達によって暖められた空気の層が領域a´のように下流側に向かって徐々に厚くなるように形成される。そして、領域a´の間には、領域a´を流れる空気よりは温度の低い空気が流れる領域b´が形成される。
図7は、主要素子301とフィン部501の位置関係を説明する正面図である。図2を参照して説明した通り、主要素子301はZ軸方向(図7の紙面と直交する方向)から見たときにダクト本体203と重なる位置でダクト本体203に接触するように配置されている。更に図7に示すように、Z軸方向から見たときに、第1の主要素子301aは第1のフィン部501aと重なる位置に配置され、第2の主要素子301bは第2のフィン部501bと重なる位置に配置されている。つまり、ダクト本体203のXY面の板状部を挟んで、第1の主要素子301aと第1のフィン部501aは背中合わせの位置関係にあり、第2の主要素子301bと第2のフィン部501bは背中合わせの位置関係にある。また、第1のフィン部501aと第2のフィン部501bとの境界を示す分割線801は、第1の主要素子301aと第2の主要素子301bの間に位置している。このような構成とすることで、主要素子301で発生する熱を効率的にフィン部501へ伝達しながら、フィン部501から空気へ効率的に放熱を行うことができることで、主要素子301の温度上昇を抑制することができる。
図8は、主要素子301として3つの素子(第1の主要素子301a、第2の主要素子301b及び第3の主要素子301c)が実装された回路基板とダクト本体203との第1の位置関係を示す正面図である。第2の主要素子301bと第3の主要素子301cは、X軸方向で同じ位置に、且つ、Y軸方向に並べて配置されている。この場合には、フィン部501は、図7の構成と同じ構成とすることができる。つまり、分割線801を、第1の主要素子301aと第2の主要素子301b及び第3の主要素子301cとを分断する位置にY軸と略平行に設けて、第1のフィン部501aと第2のフィン部501bを設ければよい。これにより、第1の主要素子301a、第2の主要素子301b及び第3の主要素子301cのそれぞれからの放熱を効率的に行い、各素子の温度上昇を抑制することができる。
図9は、主要素子301として3つの素子(第1の主要素子301a、第2の主要素子301b及び第3の主要素子301c)が実装された回路基板とダクト本体203との第2の位置関係を示す正面図である。第2の主要素子301bと第3の主要素子301cは、X軸方向の位置をずらして、Y軸方向に並べて配置されている。この場合には、分割線801を、図9に示すようにX軸方向とY軸方向とで折り曲げることで、図7及び図8と同じ効果を得ることができる。つまり、分割線801を、第1の主要素子301aと第2の主要素子301b及び第3の主要素子301cとを分断するように折り曲げて、第1のフィン部501aと第2のフィン部501bの各領域を設定すればよい。そして、第1のフィン部501aに含まれるフィンと第2のフィン部501bに含まれるフィンのX軸方向の長さを折り曲げた分割線801に合わせて変える。これにより、第1の主要素子301a、第2の主要素子301b及び第3の主要素子301cのそれぞれからの放熱を効率的に行い、各素子の温度上昇を抑制することができる。
図10は、主要素子301として3つの素子(第1の主要素子301a、第2の主要素子301b及び第3の主要素子301c)が実装された回路基板202とダクト本体203との第3の位置関係を示す正面図である。第1の主要素子301a、第2の主要素子301b及び第3の主要素子301cは、流路方向と平行に直線的に並べて配置されている。この場合には、分割線801として上流側の第1の分割線801aと下流側の第2の分割線801bを設け、これに応じて第2のフィン部501bの下流側に第3列のフィン部501cを設ける。つまり、第1の分割線801aは第1の主要素子301aと第2の主要素子301bの間に設けられ、第2の分割線801bは第2の主要素子301bと第3の主要素子301cの間に設けられる。第1のフィン部501aと第3列のフィン部501cのそれぞれのフィンは、Y軸方向において略同一位置に配置される。そして、第2のフィン部501bのフィンは、第1のフィン部501a(第3列のフィン部501c)に対してY軸方向において半ピッチ分だけオフセットした位置に配列される。これにより、第1の主要素子301a、第2の主要素子301b及び第3の主要素子301cが流路方向に沿って直線的に配置されている場合であっても、各素子からの放熱を効率的に行って、各素子の温度上昇を抑制することができる。
以上の説明の通り本発明によれば、回路基板に実装された発熱性の素子からの放熱を行う空冷ユニットにおいて、発熱性の素子の位置に応じて空気が流れる方向において複数の領域に分けて、ダクトの内部にフィンが設けられる。これにより、騒音を抑えるためにファンを低回転で回転させる必要があるために流速が遅くなるビデオカメラ等の電子機器であっても、任意の位置にある複数の発熱性の素子からの放熱を効率的に行うことができる。
以上、本発明をその好適な実施形態に基づいて詳述してきたが、本発明はこれら特定の実施形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の様々な形態も本発明に含まれる。上述の実施形態の一部を適宜組み合わせてもよい。例えば、上記実施形態では、発熱性の素子としてZ軸方向から見たときの投影面積(Z軸投影面積)がほぼ同じものを例示したが、各素子のZ軸投影面積が異なる場合も多々ある。その場合も、複数のフィン部を設ける位置、分割線の位置と形状、複数のフィン部のそれぞれにおけるフィンの長さ等は、素子形状に応じて、適宜、設定すればよい。
また、上記実施形態では、箱状のダクト本体203にフィン部501を設け、ダクト本体203にダクト蓋204を取り付け、ダクト蓋204にファン205を取り付けることにより空冷ユニットを形成した。これに限られず、フィン部が設けられたダクト蓋とファンが取り付けられたダクト本体とを接合することによっても、上述の空冷ユニットを実現することができる。つまり、上述の空冷ユニットを実現することができる限りにおいて、部品の数や各部品の形状は制限されない。
100 撮像装置
101 撮像装置本体
202 回路基板
203 ダクト本体
203a ダクト吸気口
204 ダクト蓋
205 ファン
205a ファン排気口
301 主要素子
501 フィン部
801 分割線

Claims (4)

  1. 複数の素子が実装された回路基板と、
    前記複数の素子で発生する熱を外部に放出するための空冷ユニットと、を備える電子機器であって、
    前記空冷ユニットは、
    吸気口を有し、前記複数の素子と接触するダクトと、
    排気口を有し、前記吸気口から空気を取り込んで前記排気口から排気するファンと、を備え、
    前記ダクトの内部には、前記ダクトの内部での空気の流路方向における上流側に第1のフィン部が、また、前記流路方向における下流側に第2のフィン部がそれぞれ前記複数の素子に対応した位置に設けられ
    前記第1のフィン部と前記第2のフィン部はそれぞれ、略矩形で板状の突起部からなる複数のフィンを有し、
    前記複数のフィンはその長手方向が前記流路方向と略平行となるように前記流路方向と略直交する方向に一定のピッチで立設され、
    前記第2のフィン部における前記複数のフィンが前記第1のフィン部における前記複数のフィンに対して前記流路方向と略直交する方向において前記一定のピッチの半ピッチ分だけオフセットした位置に配置され、
    前記ダクトにおける前記第1のフィン部が設けられた位置と前記第2のフィン部が設けられた位置にそれぞれ1つの素子が配置されていることを特徴とする電子機器。
  2. 複数の素子が実装された回路基板と、
    前記複数の素子で発生する熱を外部に放出するための空冷ユニットと、を備える電子機器であって、
    前記空冷ユニットは、
    吸気口を有し、前記複数の素子と接触するダクトと、
    排気口を有し、前記吸気口から空気を取り込んで前記排気口から排気するファンと、を備え、
    前記ダクトの内部には、前記ダクトの内部での空気の流路方向における上流側に第1のフィン部と前記流路方向における下流側に第2のフィン部がそれぞれ前記複数の素子に対応した位置に設けられ、
    前記第1のフィン部と前記第2のフィン部はそれぞれ、略矩形で板状の突起部からなる複数のフィンを有し、
    前記複数のフィンはその長手方向が前記流路方向と略平行となるように前記流路方向と略直交する方向に一定のピッチで立設され、
    前記第2のフィン部における前記複数のフィンが前記第1のフィン部における前記複数のフィンに対して前記流路方向と略直交する方向において前記一定のピッチの半ピッチ分だけオフセットした位置に配置され、
    前記ダクトにおける前記第1のフィン部が設けられた位置に1つの素子が配置され、前記ダクトにおける前記第2のフィン部が設けられた位置に2つ以上の素子が前記流路方向と略直交する方向に配置されていることを特徴とする電子機器。
  3. 前記2つ以上の素子は前記流路方向においてずれた位置に配置されており、
    前記第2のフィン部と前記第1のフィン部との境界は前記2つ以上の素子の位置に応じて前記流路方向および前記流路方向と略直交する方向とで折り曲げられていることを特徴とする請求項に記載の電子機器。
  4. 前記複数の素子は放熱ゴムを介して前記ダクトと接触していることを特徴とする請求項1乃至のいずれか1項に記載の電子機器。
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