JP5081654B2 - 発泡シート又は積層発泡シートの製造方法 - Google Patents
発泡シート又は積層発泡シートの製造方法 Download PDFInfo
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Description
MDの平均気泡径(μm )=2500(μm)/気泡数(個)
VDの平均気泡径(μm )=写真上における直線の長さ(μm)
/(60×気泡数(個))
気泡の占める見掛け体積V2=V1−W1/ρ ・・・式(1)
連続気泡率F1(%)=100×(W2−W1)/V2 ・・・式(2)
独立気泡率F2(%)=100−F1 ・・・式(3)
ニトリル−ブタジエンゴム(NBR:密度0.96g/cm3)90重量部及び直鎖状低密度ポリエチレン(LLDPE、プライムポリマー社製 商品名「モアテック0278G」、MFR:2.1g/10分、密度:939kg/m3)10量部からなる樹脂組成物、並びに、アゾジカルボンアミド(ADCA、大塚化学社製 商品名「SO−L」)8重量部を押出機に供給して130℃にて溶融混練して長尺状の一定幅を有する発泡性樹脂シートを押出した。
実施例1と同様の要領で発泡性樹脂シートを作製し、この発泡性樹脂シートを実施例1と同様の要領で架橋した。次に、発泡性樹脂シートを発泡炉に供給して240℃に加熱することによりアゾジカルボンアミドを分解させて発泡性樹脂シートを発泡させながら、この発泡性樹脂シート及びこの発泡性樹脂シートを発泡させて得られる溶融状態の発泡シートをその押出方向(MD)に3.2倍及び幅方向(CD)に3.2倍に延伸して、発泡シートの気泡を厚み方向に偏平化させた後に冷却して、見掛け密度100kg/m3、厚さ0.5mmの長尺状の発泡シートを得た。
ニトリル−ブタジエンゴムを90重量部の代わりに70重量部とし、直鎖状低密度ポリエチレンを10重量部の代わりに30重量部としたこと以外は、実施例1と同様にして、見掛け密度105kg/m3、厚さ0.5mmの発泡シートを得た。
ニトリル−ブタジエンゴムを90重量部の代わりに50重量部とし、直鎖状低密度ポリエチレンを10重量部の代わりに50重量部としたこと以外は、実施例1と同様にして、見掛け密度115kg/m3、厚さ0.5mmの発泡シートを得た。
樹脂組成物として、ニトリル−ブタジエンゴム(NBR:密度0.96g/cm3)62重量部、直鎖状低密度ポリエチレン(LLDPE、プライムポリマー社製 商品名「モアテック0278G」、MFR:2.1g/10分、密度:939kg/m3)30量部、及び、スチレン−エチレン・プロピレン−スチレンブロック共重合体(SEPS、スチレン−イソプレン−スチレンブロック共重合体の水素添加物、クラレ製「セプトンS2063」密度:939kg/m3)8重量部からなるものを用いたこと以外は、実施例1と同様にして、見掛け密度95kg/m3、厚さ0.5mmの発泡シートを得た。
ニトリル−ブタジエンゴム(NBR:密度0.96g/cm3)90重量部及び直鎖状低密度ポリエチレン(LLDPE、プライムポリマー社製 商品名「モアテック0278G」、MFR:2.1g/10分、密度:939kg/m3)10量部からなる樹脂組成物、並びに、アゾジカルボンアミド(大塚化学社製「SO−L」)8重量部を押出機に供給して ℃にて溶融混練して長尺状の発泡性樹脂シートを押出すと同時に、この発泡性樹脂シートの一面に、厚みが40μmの高密度ポリエチレンシート(タマポリ株式会社製 商品名「HD」、軟化点:125℃)を押出ラミネートして一定幅を有する発泡性積層シートを製造した。
実施例6と同様の要領で発泡性積層シートを作製し、この発泡性積層シートを実施例1と同様の要領で架橋した。次に、発泡性積層シートを発泡炉に供給して240℃に加熱することによりアゾジカルボンアミドを分解させて発泡性積層シートを発泡させながら、この発泡性積層シート及びこれを発泡させて得られる積層発泡シートをその押出方向(MD)に3.2倍及び幅方向(CD)に3.2倍に延伸して、発泡シートの気泡を厚み方向に偏平化させた後に冷却して長尺状の積層発泡シートを得た。なお、積層発泡シートは、その発泡シートの見掛け密度が100kg/m3、発泡シートの厚みが0.496mm、発泡シートの両面に積層一体化させた各高密度ポリエチレン層の厚みが0.004mm、全体の厚みが0.5mmであった。
ニトリル−ブタジエンゴムを90重量部の代わりに100重量部とし、直鎖状低密度ポリエチレンを用いなかったこと以外は、実施例1と同様にして発泡シートを製造しようとしたが、寸法安定性が悪く美麗な発泡シートが得られなかった。
Claims (8)
- 結晶成分を含有する合成樹脂及びゴム系樹脂としてニトリル−ブタジエンゴムを含む樹脂組成物、並びに、熱分解型発泡剤を溶融混練して発泡性樹脂シートを成形し、この発泡性樹脂シートを架橋、発泡させて発泡シートを製造した後、この発泡シートに溶融状態にて上記発泡シートの気泡を厚み方向に偏平化させるための応力を加えることを特徴とする発泡シートの製造方法。
- 結晶成分を含有する合成樹脂及びゴム系樹脂を含む樹脂組成物、並びに、熱分解型発泡剤を溶融混練して発泡性樹脂シートを成形し、この発泡性樹脂シートを架橋、発泡させて発泡シートを製造した後、この発泡シートに溶融状態にて上記発泡シートの気泡を厚み方向に偏平化させるための応力を加える発泡シートの製造方法において、
上記ゴム系樹脂が、ニトリル−ブタジエンゴムと、ビニル芳香族化合物の重合体ブロック及び共役ジエン化合物の重合体ブロックを含むブロック共重合体の水素添加物とを含み、上記樹脂組成物中に上記ブロック共重合体の水素添加物を10重量%以下含有していることを特徴とする発泡シートの製造方法。 - 発泡シートをその幅方向若しくは押出方向に延伸し、又は、発泡シートをその厚み方向に圧縮することによって、上記発泡シートの気泡を厚み方向に偏平化することを特徴とする請求項1又は2に記載の発泡シートの製造方法。
- 樹脂組成物が、ゴム系樹脂50〜95重量%及び結晶成分を含有する合成樹脂5〜50重量%を含有することを特徴とする請求項1又は2に記載の発泡シートの製造方法。
- 結晶成分を含有する合成樹脂がポリオレフィン系樹脂であることを特徴とする請求項1又は2に記載の発泡シートの製造方法。
- 結晶成分を含有する合成樹脂及びゴム系樹脂としてニトリル−ブタジエンゴムを含む樹脂組成物、並びに、熱分解型発泡剤を溶融混練して発泡性樹脂シートを成形し、この発泡性樹脂シートの一面に合成樹脂層を積層一体化して発泡性積層シートを製造した後にこの発泡性積層シートを架橋、発泡させて積層発泡シートを製造した後、この積層発泡シートに溶融状態にて上記積層発泡シートの気泡を厚み方向に偏平化させるための応力を加えることを特徴とする積層発泡シートの製造方法。
- 結晶成分を含有する合成樹脂及びゴム系樹脂を含む樹脂組成物、並びに、熱分解型発泡剤を溶融混練して発泡性樹脂シートを成形し、この発泡性樹脂シートの一面に合成樹脂層を積層一体化して発泡性積層シートを製造した後にこの発泡性積層シートを架橋、発泡させて積層発泡シートを製造した後、この積層発泡シートに溶融状態にて上記積層発泡シートの気泡を厚み方向に偏平化させるための応力を加える積層発泡シートの製造方法において、
上記ゴム系樹脂が、ニトリル−ブタジエンゴムと、ビニル芳香族化合物の重合体ブロック及び共役ジエン化合物の重合体ブロックを含むブロック共重合体の水素添加物とを含み、上記樹脂組成物中に上記ブロック共重合体の水素添加物を10重量%以下含有していることを特徴とする発泡シートの製造方法。 - 合成樹脂層がポリオレフィン系樹脂層であることを特徴とする請求項6又は7に記載の積層発泡シートの製造方法。
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