JP5076442B2 - 画像処理装置 - Google Patents

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Description

本発明は、画像処理システム、画像処理装置及びプリントサーバに関し、特に制御プログラムを外部から取得して画像処理装置内の揮発性記憶手段に格納する画像処理装置、当該画像処理装置を含む画像処理システム、当該画像処理システムに含まれ得るプリントサーバに関する。
最近の画像形成装置等の画像処理装置の動作はファームウェア等と呼ばれる制御プログラムがCPU等のプロセッサ上で動作することにより制御される。この制御プログラムは、古くは出荷時に画像処理装置に装着されるマスクROMに格納されていたが、制御プログラムのバージョン更新の際にマスクROMを取り替える作業が煩雑であること等から、最近では、制御プログラムをフラッシュROM等の書き換え可能な不揮発性メモリに格納することが多くなっている。
しかしながら、近年の画像処理装置の高機能化に伴って制御プログラムのサイズも増大しており、巨大化したファームウェアの全部をフラッシュROMに格納することがコスト上昇の原因となることから、パーソナルコンピュータ(PC)等の外部装置から印刷処理に必要なモジュールだけをダウンロードするようにした技術が特許文献1に開示されている。
特開2001−350601号公報
特開2002−351629号公報
上記のようにジョブの実行に必要なモジュールのみをダウンロードする場合、ジョブが投入されてからジョブの実行が開始するまでの時間が長くなるという問題がある。ジョブの実行開始を速くするためには、より多くの制御プログラムモジュールを画像処理装置内に残しておく必要があるが、これは必要なメモリ容量の増大につながりコスト上昇の原因となる。
本発明は上記の点に鑑みてなされたものであって、より小さい容量のメモリで、効率的にジョブ処理を実行させることが可能な画像処理装置を提供することを目的としている。
上記の問題点を解決するために、本発明に係る第の画像処理装置は、外部から制御プログラムを取得する制御プログラム取得手段と、前記制御プログラム取得手段により取得した制御プログラムを記憶する揮発性記憶手段と、投入されたジョブに必要な制御プログラムを判別する判別手段と、前記揮発性記憶手段に記憶された内容と、前記判別手段による判別の内容とから、前記投入されたジョブを実行するために新たに外部から取得すべき制御プログラムの容量を算出する容量算出手段と、前記容量算出手段による算出結果に基づいてジョブの実行順序を決定する実行順序決定手段とを備えることを特徴としている。
前記実行順序決定手段は、新たに外部から取得すべき制御プログラムの容量が小さいジョブから優先して実行されるようにジョブの実行順序を決定する構成とすることができる。
本発明に係る第の画像処理装置は、外部から制御プログラムを取得する制御プログラム取得手段と、前記制御プログラム取得手段により取得した制御プログラムを記憶する揮発性記憶手段と、投入されたジョブに必要な制御プログラムを判別する判別手段と、前記揮発性記憶手段に記憶された内容と、前記判別手段による判別の内容とから、前記投入されたジョブを実行するために新たに外部から取得すべき制御プログラムの取得に要する時間を算出する取得時間算出手段と、前記取得時間算出手段による算出結果に基づいてジョブの実行順序を決定する実行順序決定手段とを備えることを特徴としている。
前記実行順序決定手段は、新たに外部から取得すべき制御プログラムの取得に要する時間が短いジョブから優先して実行されるようにジョブの実行順序を決定する構成とすることができる。
前記画像処理装置は、さらに、投入されたジョブの最大待機時間の情報を取得する最大待機時間取得手段を備え、前記実行順序制御手段は、前記最大待機時間の情報を参照してジョブの実行順序を決定する構成とすることができる。
前記画像処理装置は、さらに、投入されたジョブが、ジョブ保留禁止のジョブであるか否かを判定する保留禁止ジョブ判定手段を備え、前記実行順序制御手段は、前記保留禁止ジョブ判定手段に判定結果を参照してジョブの実行順序を決定する構成とすることができる。
前記最大待機時間の情報、及び/又は前記ジョブ保留禁止の設定を、ジョブから取得する構成とすることができる。
さらに、ジョブの実行に不要な制御プログラムを前記揮発性記憶手段から消去する制御プログラム消去手段を備える構成とすることができる。
本発明に係る画像処理装置によると、例えば新たな制御プログラムの取得が不要なジョブ、新たな制御プログラムの転送量の少ないジョブ、新たな制御プログラムの取得に要する時間の短いジョブなどを優先的に実行させることが可能となり、より小さい容量の揮発性記憶手段を用いた場合でも、より効率的にジョブ処理を実行させることができるという効果を奏する。
以下、本発明の実施の形態について、本発明に係る画像処理装置の一例としてMFP(マルチ・ファンクション・ペリフェラル)を用いる場合を例として、図面を参照しながら説明する。なお、MFPとは、コピー、ネットワークプリンティング、スキャナ、FAX、またはドキュメントサーバなどの機能を集約した画像形成装置である。複合機と称されることもある。
(1)画像処理システムの構成
図1は、画像処理システムの全体的な構成の一例を示す図である。画像処理システム1は、本実施の形態のMFP100、パーソナルコンピュータ(PC)31A、31B、31Cが、LAN等のネットワーク500を介して接続されて構成される。PCの接続台数は任意であり、同図の例では3台のPCが接続されているが、1台でも構わない。MFP等の画像処理装置の接続台数も任意である。
PC31A、31B、31C(以下、併せて「PC31A等」ともいう。)には、例えばPC31A等にインストールされたワードプロセッサアプリケーション等のソフトウェアにより作成した文書等について、MFP100にプリントを指示するプリント指示プログラム(プリンタドライバ)がインストールされているほか、本実施の形態では、PC31A等に設けられたハードディスク(不図示)等の記憶手段にMFP100の制御プログラムが格納されている。
制御プログラムはモジュールごとに格納されており、MFP100からのダウンロード要求を受けてPC31A等から制御プログラムをモジュールごとにダウンロードすることができる。なおPC31A等の代わりに、ワークステーション、携帯情報端末などを用いることもできる。
(2)MFP100の構成
図2は、本実施の形態のMFP100の構成の一例について説明するための図である。MFP100は、通信インタフェース部110、メインCPU120、メカコンCPU130、揮発性メモリ140、画像処理用DSP(デジタル信号プロセッサ)150を備えている。
通信インタフェース部110は、PC31A等の外部装置とデータのやり取りを行うための装置である。通信インタフェース部110として、例えばNIC(ネットワーク・インタフェース・カード)などを用いることができる。メインCPU120は、制御プログラム取得制御部121、不揮発性メモリ122、ジョブ解析部123、ジョブ実行制御部124を含んでいる。
制御プログラム取得制御部121は、通信インタフェース部110を介してPC31A等の外部装置から制御プログラムをモジュールごとにダウンロードする。本実施の形態では、メカコンCPU130で動作するモジュールを揮発性メモリ140に格納する。揮発性メモリ140としては、高速アクセスが可能なSRAM(シンクロナスRAM)を用いる。なお、揮発性メモリ140は、メカコンCPU130で動作する制御プログラムモジュールのほか、画像処理用DSP150により展開された画像データの格納などの他の用途にも用いられる。
本実施の形態では、MFP100の電源が投入された場合などに、必要な制御プログラムモジュールをPC31A等の外部装置から適宜ダウンロードする構成としている。なお、MFP100の電源投入時に最小限必要な処理を行うプログラムはメインCPU120内蔵の不揮発性メモリ122に格納されている。不揮発性メモリ122としては、フラッシュROM等の書き換え可能なメモリを用いることが好ましい。メインCPU120上で動作する制御プログラムについてもPC31A等からダウンロードして、不図示のプログラムメモリに格納する構成も勿論可能であるが、ここでは、メインCPU120上で動作する制御プログラムについては詳細な説明は省略する。
同図2では、操作ボタン、ディスプレイパネル、スキャナ、画像形成部、ドキュメントフィーダ、給紙装置など、一般的なMFPで備えられるような部分については図示を省略しているが、メインCPU120やメカコンCPU130は、それらの各部と接続されており、各部に備えられたセンサ等から、適宜各部の状態を示す情報を得ることができる。メカコンCPU130とは、スキャナ、画像形成部、ドキュメントフィーダ、給紙装置等、機械的に動作する部分を制御するプロセッサとしてメインCPU120とは別に設けられているものである。メインCPU120とメカコンCPU130の間では、外部装置からダウンロードした制御プログラムモジュールの受け渡しの他、適宜情報の受け渡しを行っている。なお、両者間での、各々が実行する機能の割り振りは変更することも可能である。
ジョブ解析部123は、PC31A等の外部装置、あるいは操作パネル等から、コピー、プリント、スキャン、FAX送信等の各種のジョブが投入された際に、投入されたジョブの内容を解析し、必要な制御プログラムのモジュールを判別する。ジョブ実行制御部124は、投入されたジョブの実行順序を制御する。
制御プログラムアドレス管理部131は、PC31A等の外部装置からダウンロードした制御プログラムモジュールを揮発性メモリ140に格納するとともに、揮発性メモリ140に格納される制御プログラムモジュールのメモリ内でのアドレス管理を行う。また、ジョブ解析部123から、必要な制御プログラムのモジュールが通知された際に、当該必要なモジュールが揮発性メモリ140に格納されているか否かを判別し、格納されていない場合は、必要なモジュールを外部装置からダウンロードするように制御プログラム取得制御部121に指示を送る。
制御プログラムアドレス管理部131は、揮発性メモリ140に格納されているプログラムについて、格納位置のアドレス及びプログラムの容量、バージョンをテーブルの形式で管理している。図3は、制御プログラムモジュール管理テーブルの内容の一例を示す図である。この制御プログラムモジュール管理テーブル139は、例えばメカコンCPU130と接続された不揮発性メモリ133に格納される。図3に示されるように、制御プログラムモジュール管理テーブルには、制御プログラムのモジュール、当該モジュールが格納される揮発性メモリ140内の先頭アドレス、及びモジュールの容量、バージョンを示すデータが格納されている。
メカコンCPU130では、この管理テーブルを参照して、ジョブの実行に必要なモジュールが揮発性メモリ140に格納されているか否か、揮発性メモリ140内部において制御プログラムが格納されている領域の容量がどのくらいか、といった揮発性メモリ140内の状態を把握することができる。
制御プログラム消去部132は、ジョブ解析部123から通知される、ジョブの実行に必要な制御プログラムモジュールに関する情報、メインCPU120から通知される機器の状態(給紙カセットの用紙切れ、給紙カセットの未装着など)、その他の情報に従って、揮発性メモリ140内に格納された不要な制御プログラムモジュールの削除を行う。一旦消去された制御プログラムモジュールが、新たなジョブの投入に伴い再度必要となった場合には、再度PC31A等からダウンロードされる。
(3)制御プログラムモジュールのダウンロード及び揮発性メモリ140への格納
以下、制御プログラムモジュールの揮発性メモリ140への格納について説明する。図4は、例えば外部装置としてのPC31Aから揮発性メモリ140に制御プログラムモジュールをダウンロードする際の揮発性メモリ140の様子の一例について説明するための図である。
PC31A等の外部装置には、通常、例えばWindows(登録商標)等のオペレーティングシステムが搭載されており、制御プログラムもモジュールごとのファイルとして管理されている。MFP100においても、モジュールごとのファイル名は管理されており、制御プログラム取得制御部121が、PC31A等の外部装置に制御プログラムモジュールのダウンロードを要求する際には、必要なモジュールのファイル名を指定してFTP(ファイル・トランスファ・プロトコル)等のファイル転送プロトコルに従ってモジュールのダウンロードを行う。そして、本実施の形態のメカコンCPU130においては、ダウンロードしたモジュールを揮発性メモリ140に格納する際に、上記管理テーブルに先頭アドレスと容量とを書き込む。
そして揮発性メモリ140の中で制御プログラムモジュールが格納されていない部分は、本実施の形態では画像処理用DSP150により展開された画像データを格納する領域(以下、「画像データ使用領域」という。)として用いられる。画像データ使用領域の容量として、どのくらいの容量が必要かは、MFP100の機能や投入されたジョブによっても異なる。制御プログラム消去部132は、必要性の低いモジュールを揮発性メモリ140から消去して、より効率的な揮発性メモリ140の管理を実現する。
(4)MFP100の処理内容
以下、制御プログラムモジュールのダウンロードに際してのMFP100の処理内容についてフローチャートを参照して説明する。図5は、MFP100の電源投入時の処理内容の一例について説明するための図である。
MFP100の電源投入時(あるいはリセット時)には、まず初期化動作を行い(S101)、通信プログラムを起動する(S102)。初期化動作には、画像安定化動作、定着装置のウォームアップ等がある。また、ここで起動される通信プログラムは、例えばTCP/IP、SMBなどに基づくPC31A等の外部装置との通信(制御プログラムのダウンロードを含む)に最小限必要なプログラムであり、これはメインCPU120の不揮発性メモリ122に格納されている。
次に起動された通信プログラムにより、通信可能な外部装置を探索する(S103)。この探索は、例えばMFP100の制御プログラムモジュールのダウンロードを要求する旨の内容を含むブロードキャストパケットをLAN500上に送出することにより行うことができる。PC31A等の外部装置から対応可能である旨の応答を受信した場合に(S104:YES)、当該外部装置との通信(セッション)を確立する(S105)。なお、外部装置が見つからない場合(例えば他の外部装置の電源が落ちている場合など)には(S104:NO)、本実施の形態ではMFP100の動作を停止する(S106)。制御プログラムモジュールのダウンロードが可能な外部装置が存在しない旨のメッセージを表示してもよい。
さて、適切な外部装置とのセッションを確立した後は、当該外部装置に、必要な制御プログラムモジュールのファイル名を指定してダウンロードの要求を行う(S107)。この段階でダウンロードするべき制御プログラムモジュールのファイル名は不揮発性メモリ122に格納しておく。この場合、通常は必要な制御プログラムモジュールをダウンロードすることが可能であるので、ダウンロードした制御プログラムモジュールを揮発性メモリ140に格納する(S108)。なお、格納した後は、適切にダウンロードできたか否かの内容チェックを行う(S109)。図6は内容チェック処理の内容の一例を示すフローチャートである。
内容チェック処理では、ダウンロードした制御プログラムモジュールのチェックサムを比較して、適切にモジュールがダウンロードできているか否かを判定する(S201)。チェック結果がOKであれば(S202:YES)、そのままリターンする。OKでない場合には、揮発性メモリ140の該当部分を消去してリターンする(S203)。
図5のフローチャートへと戻って、電源投入時に必要な制御プログラムモジュールのダウンロードを終了した場合には(S110:YES)、処理を終了する。完了していない場合(チェックサムの比較の結果、適切でなかった場合も含む)には、再度必要な制御プログラムモジュールのダウンロードを外部装置に要求する(S110:NO)。
以上のように、電源投入時に必要な制御プログラムモジュールをダウンロードすることにより、MFP100の操作パネル(不図示)、あるいはPC31A等の外部装置からのジョブの投入が可能となる。次に、本実施の形態におけるジョブの実行順序の制御について説明する。
(実施の形態1)
まず、本発明の第1の実施の形態について説明する。本実施の形態では、ジョブの実行に必要な制御プログラムと、揮発性メモリ140に既に格納されている制御プログラムとの共通性に基づいてジョブの実行順序を決定する。
図7は、本実施の形態における処理内容の一例について説明するためのフローチャートである。ジョブの投入を受け付けた場合(S301:YES)、ジョブ解析部123が、ジョブを解析し、当該ジョブの実行に必要な制御プログラムモジュールを判別する(S302)。
そして、揮発性メモリ140に記憶されている制御プログラムモジュールとの比較を行い(S303)、新たな制御プログラムモジュールをダウンロードする必要のないジョブが存在するか否かを判定する(S304)。この判定は、実行中ジョブが終了し(S307:YES)、実行待ち状態のジョブが存在する場合には、実行待ち状態の全てのジョブについて行う(S308:YES)。実行中のジョブにより必要な制御プログラムモジュールが異なり、揮発性メモリ140内部の状況が変化するためである。
新たな制御プログラムモジュールをダウンロードする必要のないジョブが存在する場合(S304:YES)、当該ジョブが優先処理されるようにジョブの実行順序を入れ替える(S305)。このようにすることで、制御プログラムモジュールのダウンロードの回数を最小限とすることができ、ジョブの効率的な処理が可能となる。新たな制御プログラムモジュールをダウンロードする必要のないジョブが存在しない場合(S304:NO)、必要な制御プログラムモジュールのダウンロードを行う(S306)。
図8は、ジョブの実行順序入れ替えの具体例について説明するための図である。同図の例では、カラー印刷ジョブが実行中であり、モノクロ印刷ジョブ二つが実行待ち状態となっている。ここで、カラー印刷ジョブが投入された場合、実行待ち状態であるモノクロ印刷ジョブよりも、新たに投入されたカラー印刷ジョブを優先処理する。
(実施の形態2)
次に、本発明の第2の実施の形態について説明する。第1の実施の形態では、ジョブの実行に必要な制御プログラムモジュールと、揮発性メモリ140に既に格納されている制御プログラムモジュールとの共通性に基づいてジョブの実行順序を制御したが、本実施の形態では、ジョブに実行に必要な制御プログラムモジュールを外部装置から取得する場合の制御プログラムの転送量を参照してジョブの実行順序を切り替える。
図9は、本実施の形態の処理内容の一例について説明するためのフローチャートである。ステップS401からS403は、第1の実施の形態と同様に考えることができるので、詳細な説明は省略する。
本実施の形態では、外部装置からダウンロードすべき制御プログラムのモジュールについて、ジョブ解析部123が、PC31A等の外部装置から転送量を取得する(S404)。図10は、本実施の形態のジョブ実行順序切り替えの具体例について説明するための図である。現在実行中のカラー印刷ジョブの次にモノクロ印刷ジョブが投入されており、必要な制御プログラムモジュールの転送量が100KB(モノクロ印字制御モジュール・図4参照)と取得されているとする。このような値が取得されるのは、カラー印刷ジョブの実行中は、制御プログラム消去部132によりモノクロ印字制御モジュールは揮発性メモリから消去されているからである。
ここで、新たに両面カラー印刷ジョブが投入されたとすると、転送量が50KBと取得される(オプション自動両面制御モジュール・図4参照)。図9に戻り、本実施の形態では、制御プログラム転送量が小さいジョブがあるか否かを判定し(S405)、転送量が小さいジョブが有った場合(S405:YES)、当該ジョブを優先処理するように実行順序を入れ替える(S406)。図10の例では、両面カラー印刷ジョブが優先処理されるように実行順序を入れ替える。
そして、必要な制御プログラムモジュールのダウンロードを行う(S407)。ステップS408以降は第1の実施の形態と同様である。即ち、転送量も第1の実施の形態と同様に実行中ジョブによって異なるため、ジョブの実行が終了した場合(S408:YES)、実行待ちジョブが存在する場合には(S409:YES)、実行順序の制御処理を行う。
なお、本実施の形態では、制御プログラムモジュールの転送量を取得したが、ここで、転送時間を取得(若しくは算出)する構成も可能である。ネットワークの転送速度が同じであれば、転送時間は転送量と等価となるが、外部装置が接続されたネットワークの転送速度が異なる場合、転送量だけでは転送時間の大小を判定できない場合もあるからである。この場合、転送時間を算出し、転送時間の短いジョブを優先して処理することで、より効率的なジョブの処理が可能となる。
転送時間は、例えばモジュールごとに予め算出してPC31A等の外部装置に格納しておいたり、MFP100内に格納しておくような構成も可能である。また、予め規定されたネットワークの転送速度だけでなく、算出時のネットワークのトラフィック状況を参照して算出するような構成も可能である。図11は、転送時間によるジョブの実行順序切り替えの具体例について説明するための図である。同図の例では、算出された転送時間の短いジョブ(両面カラー印刷ジョブ)が優先して実行されるように、ジョブの実行順序が切り替えられている。
(変形例)
以上、本発明の実施の形態について説明したが、本発明の内容が上記実施の形態において説明された具体例によって限定されないことは勿論であり、例えば、以下のような変形例も考えられる。
(1)例えばPC31A等の外部装置からジョブを投入する際、ジョブの優先度を示す情報を設定することも可能である。図12は、そのような場合にPC31A等の表示画面に表示されるウィンドウの一例を示す図である。
同図の例では、「印刷最大待機時間を指定」、又は「ジョブ保留を禁止」の設定が可能となっている。チェックボックス311、313は、択一的に選択してチェックすることが可能である。
「印刷最大待機時間」は、例えば、当該ジョブの印刷処理が開始されるまでの最大待機時間を指定することができる。チェックボックス311をチェックした場合には、領域312で、上記最大待機時間を指定することができる。この指定がされた場合、例えばジョブ投入から最大待機時間を経過した場合には、実行中ジョブの直後に強制的に実行するようなジョブ実行順序制御が行われる。
「ジョブ保留を禁止」の設定がされた場合は、原則として、実行中ジョブの直後に実行されるような制御がなされる。もっとも「ジョブ保留を禁止」の設定がされたジョブが複数存在する場合には、投入順に実行されることとなる。
なお、図12に例示されるような画面で一旦設定された内容は、PC31A等の外部装置に記憶しておき、次回の印刷の際に初期設定として設定するような構成も可能である。
(2)上記実施の形態では詳細な説明を省略したが、制御プログラムモジュールのバージョン情報を参照し、バージョン変更があった場合には再度ダウンロードするような構成も可能である。
(3)上記実施の形態では、ジョブの実行順序制御をMFP100の側で行うようにしたが、例えば、MFP100等の画像処理装置以外にプリントサーバを含むような画像処理システムにおいては、ジョブの実行順序制御をプリントサーバで行うことも可能である。
(4)上記実施の形態では、図4等に処理内容ごとのモジュールの管理形態の一例を示したが、モジュールごとの処理内容は上記の例に限定されることはない。
(5)上記実施の形態では、ネットワーク500を介して制御プログラムモジュールをPC31A等の外部装置からダウンロードする場合について説明したが、新たな制御プログラムモジュールの取得は、例えばコンパクトフラッシュ(登録商標)、スマートメディア等のメモリカード、USBメモリ、MO、CD、DVD等の各種ディスク媒体を介して行うこともできる。このような構成では、各種媒体から制御プログラムを取得する処理を行う制御プログラムモジュールについては、不揮発性メモリに格納しておくことが好ましい。
本発明は、例えばMFP等の画像処理装置等に適用することができる。
画像処理システムの全体的な構成の一例を示す図である。 MFP100の構成の一例について説明するための図である。 制御プログラムモジュール管理テーブルの内容の一例を示す図である。 例えば外部装置としてのPC31Aから揮発性メモリ140に制御プログラムモジュールをダウンロードする様の一例について説明するための図である。 MFP100の電源投入時の処理内容の一例について説明するための図である。 内容チェック処理の内容の一例を示すフローチャートである。 第1の実施の形態における処理内容の一例について説明するためのフローチャートである。 第1の実施の形態のジョブの実行順序入れ替えの具体例について説明するための図である。 第2の実施の形態における処理内容の一例について説明するためのフローチャートである。 第2の実施の形態のジョブの実行順序入れ替えの具体例について説明するための図である。 転送時間によるジョブの実行順序切り替えの具体例について説明するための図である。 ジョブの優先度を示す情報を設定する場合にPC31A等の表示画面に表示されるウィンドウの一例を示す図である。
符号の説明
1 画像処理システム
31A、31B、31C パーソナルコンピュータ(PC)
100 MFP
110 通信インタフェース部
120 メインCPU
121 制御プログラム取得制御部
122 不揮発性メモリ
123 ジョブ解析部
124 ジョブ実行制御部
130 メカコンCPU
131 制御プログラムアドレス管理部
132 制御プログラム消去部
133 不揮発性メモリ
139 制御プログラムモジュール管理テーブル
140 揮発性メモリ
150 画像処理用DSP
500 ネットワーク(LAN)

Claims (8)

  1. 外部から制御プログラムを取得する制御プログラム取得手段と、
    前記制御プログラム取得手段により取得した制御プログラムを記憶する揮発性記憶手段と、
    投入されたジョブに必要な制御プログラムを判別する判別手段と、
    前記揮発性記憶手段に記憶された内容と、前記判別手段による判別の内容とから、前記投入されたジョブを実行するために新たに外部から取得すべき制御プログラムの容量を算出する容量算出手段と、
    前記容量算出手段による算出結果に基づいてジョブの実行順序を決定する実行順序決定手段とを備える
    ことを特徴とする画像処理装置。
  2. 前記実行順序決定手段は、
    新たに外部から取得すべき制御プログラムの容量が小さいジョブから優先して実行されるようにジョブの実行順序を決定する
    ことを特徴とする請求項に記載の画像処理装置。
  3. 外部から制御プログラムを取得する制御プログラム取得手段と、
    前記制御プログラム取得手段により取得した制御プログラムを記憶する揮発性記憶手段と、
    投入されたジョブに必要な制御プログラムを判別する判別手段と、
    前記揮発性記憶手段に記憶された内容と、前記判別手段による判別の内容とから、前記投入されたジョブを実行するために新たに外部から取得すべき制御プログラムの取得に要する時間を算出する取得時間算出手段と、
    前記取得時間算出手段による算出結果に基づいてジョブの実行順序を決定する実行順序決定手段とを備える
    ことを特徴とする画像処理装置。
  4. 前記実行順序決定手段は、
    新たに外部から取得すべき制御プログラムの取得に要する時間が短いジョブから優先して実行されるようにジョブの実行順序を決定する
    ことを特徴とする請求項に記載の画像処理装置。
  5. 前記画像処理装置は、さらに、
    投入されたジョブの最大待機時間の情報を取得する最大待機時間取得手段を備え、
    前記実行順序制御手段は、
    前記最大待機時間の情報を参照してジョブの実行順序を決定する
    ことを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載の画像処理装置。
  6. 前記画像処理装置は、さらに、
    投入されたジョブが、ジョブ保留禁止のジョブであるか否かを判定する保留禁止ジョブ判定手段を備え、
    前記実行順序制御手段は、
    前記保留禁止ジョブ判定手段に判定結果を参照してジョブの実行順序を決定する
    ことを特徴とする請求項1から5のいずれかに記載の画像処理装置。
  7. 前記最大待機時間の情報、及び/又は前記ジョブ保留禁止の設定を、ジョブから取得する
    ことを特徴とする請求項5又は6に記載の画像処理装置。
  8. さらに、ジョブの実行に不要な制御プログラムを前記揮発性記憶手段から消去する制御プログラム消去手段を備える
    ことを特徴とする請求項1から7のいずれかに記載の画像処理装置。
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