JPH1011043A - ライセンスサーバおよび画像処理装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 フォントのダウンロードの回数を軽減し、画
像処理の効率を上げる。 【解決手段】 ライセンス制御部２０３は画像生成装置
よりライセンス要請があった時、本発明におけるライセ
ンス数制限確認手段であるところのライセンス数判定部
２０４において発行したライセンス数の判定を行ない、
可能ならばダウンロード装置にダウンロード許可信号を
出し、画像処理装置にフォントをダウンロードさせる。
また、ライセンス数が制限に触れる場合は、本発明の削
除可能フォント検索手段であるところのダウンロードフ
ォント検索部２０７にライセンスの削除が可能な装置の
検索を依頼する。もし、ダウンロードの削除可能な画像
処理装置があったならば、ダウンロードフォントの削除
要請を行ない、該画像処理装置のライセンスを取り消
し、ダウンロード要請があった画像処理装置にライセン
スを発行しダウンロードを行なう。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、フォントのダウン
ロードを行なうダウンロード装置のライセンス管理を行
なうライセンスサーバ及び、該フォントを使用する画像
処理装置に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】近年、フォントのダウンロードを行なう
画像処理装置が一般的になり、それに伴い様々なダウン
ロード用フォントが作成されているが、これらのフォン
トは著作権を保護するためその使用を制限されている。

【０００３】ネットワーク上の画像処理装置にダウンロ
ードされるフォントに関しては、複数の画像処理装置に
ダウンロードをされるため、フォントが同時に使用され
る回数を制限している。この制限を管理しているのがフ
ォントのライセンスサーバである。

【０００４】このようなライセンスサーバにおいては、
ダウンロードフォントを使用する場合にライセンスサー
バから使用権を得てダウンロードを行ない、印字処理を
行なった後フォントを削除しライセンスサーバにライセ
ンスを返すといった処理を行なっている（従来技術
１）。

【０００５】また別の従来技術においては、ライセンス
サーバにおいてライセンスが供給できない場合において
も要求した画像処理装置へ何時ダウンロード可能になる
かの情報の返還はなかった（従来技術２）。

【０００６】さらに、複数の印刷データを管理する画像
生成装置においては、ダウンロード待ちにより印刷が一
時停止された場合でも印刷順序の入れ換えはなかった
（従来技術３）。

【０００７】

【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記従来
技術１では、印字の際にダウンロードを行なわなくては
ならず印字に時間がかかり、しかもネットワーク上の通
信量を増やし負担をかけるという問題点がある。

【０００８】上記従来技術２では、画像処理装置はダウ
ンロードが可能になるまでの時間が分からず、その間の
時間を有効に利用することが出来なかった。

【０００９】上記従来技術３では、画像処理装置はダウ
ンロードが可能になるまでの時間を有効に使用すること
が出来ず、無駄な待機時間が発生し画像処理効率とユー
ザーインターフェイスを悪化させていた。

【００１０】

【課題を解決するための手段】請求項１〜４の本発明に
よれば、ダウンロードしたフォントが必要がない限り画
像処理装置内にとどめ、ライセンスを与えたままにする
ことにより、不必要なダウンロードの回数をなくしかつ
それにより高速な印字処理を可能にし、かつネットワー
ク内のフォントの共有化を実現したものである。

【００１１】請求項５の本発明によれば、ライセンスサ
ーバより、ダウンロード予定時間を通知することによ
り、画像処理装置はダウンロード可能になるまでの時間
を計画的に使用することができる。

【００１２】請求項６〜１０の発明により、画像処理装
置においてフォントのダウンロードの待ち時間を有効に
活用することができ、画像生成の効率を上げることがで
きる。

【００１３】

【発明の実施の形態】

（実施例１）請求項第１項のライセンスサーバについて
実施例を以下に述べる。

【００１４】図１は印字データを流す第１ホストコンピ
ュータ１０１、印字処理を行なう第１画像処理装置１０
２、ライセンスサーバ装置１０３、ダウンロード装置１
０４、第２画像処理装置１０５及び第２ホストコンピュ
ータ１０６が接続されたネットワークを示すブロック図
であり、矢印は本発明におけるデータの流れを示したも
のである。

【００１５】図２はライセンスサーバ装置１０５の構成
を表すブロック図である。

【００１６】２０１はライセンスサーバを表すものであ
り、フォントのダウンロード要請の時に該フォントに許
可されているライセンス数に合わせてフォントのダウン
ロードを許可する、ＲＯＭ、ＲＡＭ、ＣＰＵ等で構成さ
れる。これらは、汎用コンピュータのものと兼用しても
良い。ネットワークコントロール部２０２、ライセンス
制御部２０３を含む。図５に示すフローチャートに示さ
れる手順はＲＯＭ、ＲＡＭまたは外部記憶手段に格納さ
れている。

【００１７】ネットワークコントロール部２０２はネッ
トワークとの通信を行ない、通信データをライセンス制
御部２０３に送る。

【００１８】本発明におけるフォント削除要請手段およ
びダウンロード許可手段であるところのライセンス制御
部２０３は画像生成装置よりライセンス要請があった
時、本発明におけるライセンス数制限確認手段であると
ころのライセンス数判定部２０４において発行したライ
センス数の判定を行ない、可能ならばダウンロード装置
にダウンロード許可信号を出し、画像処理装置にフォン
トをダウンロードさせる。また、ライセンス数が制限に
触れる場合は、本発明の削除可能フォント検索手段であ
るところのダウンロードフォント検索部２０７にライセ
ンスの削除が可能な装置の検索を依頼する。もし、ダウ
ンロードの削除可能な画像処理装置があったならば、ダ
ウンロードフォントの削除要請を行ない、該画像処理装
置のライセンスを取り消し、ダウンロード要請があった
画像処理装置にライセンスを発行しダウンロードを行な
う。

【００１９】もし、ダウンロードの削除要請に画像処理
装置が応じないならば、ダウンロード要請のあった画像
処理装置にダウンロード不可であることを伝える。

【００２０】ライセンス制御部２０３はライセンス数判
定部２０４、ダウンロード装置リスト部２０６及びダウ
ンロード装置検索部２０７を含む。

【００２１】ライセンス数判定部２０４はライセンス数
の判定要求があった場合ライセンス数保持部より現在発
行しているライセンス数を得、ライセンスの制限よりも
発行したライセンス数が少なかった場合にはライセンス
の発行が可能であることをライセンス制御部２０３に通
知する。

【００２２】ライセンス数判定部２０４はライセンス数
保持部２０５を含む。

【００２３】ライセンス数保持部２０５は発行したライ
センス数を保持しておく。また、ライセンス制御部２０
３がライセンスを発行した場合には保持しているライセ
ンスの発行数を発行されたライセンス数分だけ増やす。

【００２４】ダウンロード装置検索部２０７はライセン
スを発行している画像処理装置をダウンロード装置リス
ト２０６から検索し削除可能かを画像処理装置に確認
し、削除可能であると答えた画像処理装置をライセンス
制御部２０３に知らせる。

【００２５】ダウンロード装置リスト部２０６はダウン
ロードのライセンスの発行を行なった画像処理のリスト
を保持する。その例を図４に示す。

【００２６】図４は画像処理装置を示すＩＤ番号として
ＩＰアドレスを使用している。

【００２７】図３はダウンロード装置の構成を表すブロ
ック図である。

【００２８】３０１はダウンロード装置である。ネット
ワークコントロール部３０２、ダウンロードコントロー
ル部３０３、フォントデータ部３０４から構成される。
ダウンロード装置３０１はＣＰＵ、ＲＡＭ、ＲＯＭ及び
フォントを記憶する記憶装置からなる。ダウンロード装
置３０１においては、図６に示される手段はＲＯＭ、Ｒ
ＡＭまたは外部記憶装置に格納されている。

【００２９】ネットワークコントロール部３０２は、ネ
ットワークとの通信を行ない、通信データをダウンロー
ドコントロール部３０３に送る。

【００３０】ダウンロードコントロール部３０３はホス
トコンピュータより要求されたフォントに関してライセ
ンスサーバにダウンロード要求を出し、ライセンスサー
バより許可されたフォントをフォントデータ部３０４よ
り取りだし、ダウンロードを行なう。

【００３１】図５は本発明であるライセンス制御部２０
３を説明するフローチャートであり、図１においてホス
トコンピュータ１０１から画像処理装置１０２へ印字情
報が送信され、画像処理装置１０２からダウンロード装
置１０４にダウンロード要求が来た時のライセンスサー
バ１０３の処理の流れを示す。

【００３２】ダウンロード要求を受ける。（Ｓ５０１） ライセンス制御部２０３はライセンス判定部２０４にラ
イセンスがあるかを判定させる。（Ｓ５０２） ライセンス判定部２０４はライセンス数保持部２０５よ
り現在許可しているライセンス数を得、最大許可数より
も少ないならばライセンス制御部２０３にライセンスの
許可が可能であることを知らせる。ライセンス制御部２
０３はダウンロード装置に対してライセンスの許可を行
なう。（Ｓ５０８） ライセンス数保持部２０５に保持している許可を行なっ
たライセンスの数を増やし、ダウンロード装置リスト部
２０６に画像処理装置のＩＤ（ここではＩＰアドレス）
を記録する。（Ｓ５０９） ダウンロードを行なう。（Ｓ５１０） Ｓ５０２において、ライセンスがないならばライセンス
制御部はダウンロード装置検索部２０７に削除できる画
像装置の検索依頼を出す。（Ｓ５０３） ダウンロード装置検索部２０７はダウンロード装置リス
ト部２０６により、ライセンスを与えた画像処理装置の
リストを得、リストの順にダウンロードフォントの削除
が可能かを検索する。（Ｓ５０４） もし削除可能な画像装置が見つかればその画像処理装置
をライセンス制御部２０３に知らせ、ライセンス制御部
２０３はダウンロード装置検索部より得た画像装置に対
してダウンロードフォントの削除要求を出す。（Ｓ５０
６） 削除が確認されたならば、ライセンス制御部２０３はラ
イセンス保持部２０５に許可したライセンス数の数を減
らすよう要求を出し、ダウンロード装置リスト部から該
画像処理装置のＩＤを消す。（Ｓ５０７） ダウンロードを要求してきた画像装置にライセンスを与
え、ダウンロードした画像処理装置のＩＤ（この場合、
ＩＰアドレス）をダウンロード装置リスト部２０５に記
憶し、ダウンロード装置にダウンロードの許可を出す。
（Ｓ５０８） ライセンス数保持部２０５に保持している許可を行なっ
たライセンスの数を増やす。（Ｓ５０９） ダウンロードを行なう。（Ｓ５１０） Ｓ５０４でダウンロードフォントを削除できる画像処理
装置が見つからなかったならば、ダウンロードを要求し
てきている画像装置に対してダウンロードの不許可を出
す。（Ｓ５０５）。

【００３３】図６はダウンロード装置を説明するフロー
チャートであり、画像処理装置１０２からダウンロード
装置１０４にダウンロード要求が来た時のダウンロード
装置１０４の処理の流れを示す。

【００３４】画像装置１０２により、ダウンロード要求
を得る。（Ｓ６０１） ライセンスサーバにダウンロードの許可を申請する。
（Ｓ６０２） ライセンスサーバから許可が取られた場合は画像処理装
置に対してダウンロードを行なう。（Ｓ６０３） 得られなかった場合は、ライセンスがないことを画像処
理装置に伝える。（Ｓ６０４） （実施例２）ライセンスサーバについての他の実施例を
以下に述べる。

【００３５】図７は本発明におけるダウンロード装置と
ライセンスサーバが一体になったものを示す。各機能は
図２、図３と同一であるがライセンスサーバ部７０９と
ダウンロード装置部７１１間の通信はネットワークを通
じてではなく装置内部で行なわれる。

【００３６】（実施例３）ライセンスサーバについての
さらに他の実施例を以下に述べる。

【００３７】図８はライセンスサーバ８０１の構成を表
すブロック図である。

【００３８】８０１はライセンスサーバを表し、フォン
トのダウンロード要請の時にライセンス数に合わせてフ
ォントのダウンロードを許可するものである。ＲＯＭ、
ＲＡＭ、ＣＰＵ等で構成される。これらは、汎用コンピ
ュータのものと兼用しても良い。また、ライセンスサー
バ８０１はネットワークコントロール部８０２、ライセ
ンス制御部８０３を含み、図１０に示すフローチャート
に示される手順はＲＯＭ、ＲＡＭまたは外部記憶手段に
格納されている。

【００３９】ネットワークコントロール部８０２はネッ
トワークとの通信を行ない、通信データをライセンス制
御部８０３に送る。

【００４０】本発明のフォント削除要請手段およびダウ
ンロード許可手段であり、予定時間報告手段であるとこ
ろのライセンス制御部８０３は画像生成装置よりライセ
ンス要請があった時、本発明のライセンス数制限確認部
手段であるところのライセンス数判定部８０４において
発行したライセンス数の判定を行ない、可能ならばダウ
ンロード装置にダウンロード許可信号を出し、画像処理
装置にフォントをダウンロードさせる。この時、ダウン
ロードを行なった画像処理装置に対し、該ダウンロード
フォントの使用時間について問い合わせ、時刻を出力す
るクロック部８０８の時刻と足し合わせることにより終
了時刻を得、該画像処理装置のＩＤ（この実施例ではＩ
Ｐアドレス）と共にダウンロード装置リスト部８０６に
登録する。この時、ネットワーク内で時刻の統一が行な
われているならば、該画像処理装置から終了予定時刻を
直接得、記録しても良い。

【００４１】また、判定部８０４での判定の結果、ライ
センス数が制限に触れる場合は、本発明の削除可能フォ
ント検索手段であるところのダウンロード装置検索部８
０７にライセンスの削除が可能な装置の検索を依頼す
る。もし、ダウンロードの削除可能な画像処理装置があ
ったならば、ダウンロードフォント削除要請を行ない、
該画像処理装置のライセンスを取り消し、ダウンロード
要請のあった画像処理装置にライセンスを発行しダウン
ロードを行なう。

【００４２】もし、ダウンロードの削除要請に画像処理
装置が応じないならば、ダウンロード要請のあった該画
像処理装置にダウンロード不可であること及びダウンロ
ードを行なうことのできる予定時間を伝える。

【００４３】ライセンス制御部８０３はライセンス数判
定部８０４、ダウンロード装置リスト部８０６及びダウ
ンロード装置検索部８０７を含む。

【００４４】ライセンス数判定部８０４はライセンス数
の判定要求があった場合ライセンス数保持部より現在発
行しているライセンス数を得、ライセンスの制限よりも
発行したライセンス数が少なかった場合にはライセンス
の発行が可能であることをライセンス制御部８０３に通
知する。

【００４５】ライセンス数判定部８０４はライセンス数
保持部８０５を含む。

【００４６】ライセンス数保持部８０５は発行したライ
センス数を保持しておく。また、ライセンス制御部８０
３がライセンスを発行した場合に保持しているライセン
スの発行数を発行されたライセンス数分だけ増やす。

【００４７】本発明のフォント未使用装置予測手段であ
るところのダウンロード装置検索部８０７はライセンス
を発行している画像処理装置をダウンロード装置リスト
部８０６から使用終了予定時間が過ぎているものから検
索し、各画像処理装置へ削除可能か確認し、削除可能で
あると答えた画像処理装置をライセンス制御部８０３に
知らせる。また、削除可能な画像処理装置がなかった場
合には記録されている使用予定時間より、最も速く削除
が可能になる画像処理装置を検索しライセンス制御部８
０３に送る。

【００４８】ダウンロード装置リスト部８０６はダウン
ロードのライセンスの発行を行なった画像処理のリスト
を保持する。その例を図９に示す。

【００４９】図９は画像処理装置を示すＩＤ番号として
ＩＰアドレスを使用し、削除時の削除順序の指針として
各画像装置の印字終了時間を保持している。

【００５０】また、図９は画像処理装置を示すＩＤ番号
としてＩＰアドレスを使用し、削除時の削除順序の指針
としてライセンスの発行時間を保持している。

【００５１】図１０はライセンス制御部８０３を説明す
るフローチャートであり、図１においてホストコンピュ
ータ１０１から画像処理装置１０２へ印字情報が送信さ
れ、画像処理装置１０２からダウンロード装置１０４に
ダウンロード要求が来た時のライセンスサーバ１０３の
処理の流れを示す。

【００５２】ダウンロード要求を受ける。（Ｓ１００
１） ライセンス制御部８０３はライセンス判定部８０４にラ
イセンスがあるかを判定させる。もし、ライセンス判定
部８０４はライセンス数保持部８０５より現在許可して
いるライセンス数を得、最大許可数よりも少ないならば
ライセンス制御部８０３にライセンスの許可が可能であ
ることを知らせる。（Ｓ１００２） ライセンス制御部８０３はダウンロード装置に対してラ
イセンスの許可を行なう。（Ｓ１０１１） ダウンロードを許可した画像処理装置に印字終了予定時
間を要求し、（Ｓ１０１２） ダウンロード装置リスト部８０６に該画像装置のＩＤと
共に記録し、ライセンス数保持部８０５に保持している
許可を行なったライセンスの数を増やし、ダウンロード
装置リスト部に登録する。（Ｓ１０１３） ダウンロード装置によりダウンロードを行なわれる。
（Ｓ１０１４） Ｓ１００２でライセンスがないならばライセンス制御部
はダウンロード装置検索部８０７に削除できる画像装置
の検索依頼を出す。

【００５３】ダウンロード装置検索部８０７はダウンロ
ード装置リスト部８０６より、ライセンスを与えた画像
処理装置のリストを得、その中から印字終了時間が過ぎ
ているものを検索する。（Ｓ１００３） もし印字終了予定時間が過ぎているものがあれば、（Ｓ
１００４） 該画像承知に対して削除可能かを問い合わせる。（Ｓ１
００５） もし削除可能ならばその画像処理装置をライセンス制御
部８０３に知らせる。（Ｓ１００６） ライセンス制御部８０３はダウンロード装置検索部より
得た画像処理装置に対してダウンロードフォントの削除
要求を出し、ライセンスを削除する。（Ｓ１００７） 削除が確認されたならば、ライセンス制御部８０３はダ
ウンロード装置リスト部８０６より削除を行なった画像
処理装置のＩＤを削除し、ライセンス保持部８０５に許
可したライセンス数の数を減らすよう要求を出す。（Ｓ
１００８） ついで、ライセンス制御部８０３はダウンロード装置に
対してライセンスの許可を行なうＳ１０１１に進む。

【００５４】Ｓ１００６で該画像承知に対して削除可能
かを問い合わせ、削除可能ならば、（Ｓ１００３）に戻
り他に印字終了時間が過ぎている画像処理装置がないか
を探す。

【００５５】Ｓ１００４で印字終了時間が過ぎている画
像処理装置が見つからなかったならば、ダウンロードを
要求してきている画像装置に対してダウンロードの不許
可を出す。（Ｓ１００９） そして、ダウンロード装置検索部８０７より最も早くダ
ウンロードが可能な画像処理装置の印字終了時間をダウ
ンロードを要求している画像装置に送信する。（Ｓ１０
１０） （その他の実施例） ・上記の例ではダウンロード可能予定時間の送信はダウ
ンロード不可能な場合に送信しているが、各画像諸多装
置またはホストより要求があった場合に随時送信しても
良い。この時、ダウンロードが可能な場合はダウンロー
ド可能予定時間は０になる。

【００５６】・同様に上記の例において、ダウンロード
可能予定時間の送信はダウンロード不可能な場合に送信
しているが、送信しない例もある。これらの機能は独立
している。

【００５７】・（Ｓ１０１１）〜（Ｓ１０１３）の順序
は入れ換えが可能である。

【００５８】（実施例４）図１１は、本実施例に適用さ
れるレーザビームプリンタ（以下、ＬＢＰと略す）の内
部構造を示す断面図で、このＬＢＰは不図示のデータ源
から文字パターンの登録や定型書式（フォームデータ）
などの登録が行える。同図において、１１０００はＬＢ
Ｐ本体であり、外部に接続されているホストコンピュー
タから供給される文字情報（文字コード）やフォーム情
報あるいはマクロ命令などを入力して記憶するととも
に、それらの情報に従って対応する文字パターンやフォ
ームパターンなどを作成し、記録媒体である記録紙上に
像を形成する。１１０１２は操作のためのスイッチおよ
びＬＥＤ表示器などが配されている操作パネル、１１０
０１はＬＢＰ１１０００全体の制御およびホストコンピ
ュータから供給される文字情報などを解析するプリンタ
制御ユニットである。この制御ユニット１１００１は、
主に文字情報を対応する文字パターンのビデオ信号に変
換してレーザドライバ１１００２に出力する。レーザド
ライバ１１００２は半導体レーザ１１００３を駆動する
ための回路であり、入力されたビデオ信号に応じて半導
体レーザ１１００３から発射されるレーザ光１１００４
をオンオフ切り替えする。レーザ１１００４は回転多面
鏡１１００５で左右方向に振られ静電ドラム１１００６
上を走査する。これにより、静電ドラム１１００６上に
は文字パターンの静電潜像が形成される。この潜像は、
静電ドラム１１００６周囲の現像ユニット１１００７に
より現像された後、記録紙に転送される。この記録紙に
はカットシートを用い、カットシート記録紙はＬＢＰ１
１０００に装着した用紙カセット１１００８に収納さ
れ、給紙ローラ１１００９および搬送ローラ１１０１０
と１１０１１とにより装置内に取り込まれて、静電ドラ
ム１１００６に供給される。

【００５９】また、図１２は本実施例の印刷装置を示す
ブロック図である。

【００６０】１２０１は印刷装置であり、図１１の１１
０００に相当する。印刷装置１２０１は大きく分けて、
ネットワークコントロール部１２０２、フォーマッタ制
御部１２０３、プリンタエンジン部１２０４と受信バッ
ファ１２０５からなる。

【００６１】ネットワークコントロール部１２０２は、
コンピュータネットワークとの通信、制御等を行なう。

【００６２】印字データバッファ１２０５は、ホストコ
ンピュータから送信されてくる印字データを受け取り、
フォーマッタ解析部１２０３に送る。受信バッファ等と
共用しても良い。

【００６３】本発明の印字順序逆転手段を有するフォー
マッタ解析部１２０３はホストコンピュータから受信し
た該印字データの解析処理を行なう。そして、印字情報
をビットマップデータに展開し、プリンタエンジン部１
２０４に送る。この時、ダウンロードフォントを印字デ
ータが必要とする場合には、ネットワークコントロール
部１２０２を通してネットワーク中のダウンロード装置
からフォントのダウンロードを行なう。もし、フォント
のダウンロードができない場合は印字順序逆転手段に従
い、現印字データの印字データバッファ上の位置を印字
データ位置保持部１２０６に記録し、次の印字データを
先に印字する。フォーマッタ解析部１２０３はＣＰＵ、
ＲＡＭ、ＲＯＭ等で構成され、図１３に示すフローチャ
ートに示される手順はＲＯＭ、ＲＡＭ、または外部記憶
手段に格納されている。また、フォーマッタ解析部１２
０３は印字データ位置保持部１２０６を含む。

【００６４】印字データ位置保持部１２０６はＲＡＭ等
の記憶装置で構成され、印字データの印字順序を逆転さ
せた場合、印字データバッファ上の印字データの位置を
記録しておく。

【００６５】プリンタエンジン部１２０４は、印字情報
から永久画像を形成させるための印字機能を備えてい
る。

【００６６】図１３は本発明であるフォーマッタ解析部
１２０３を説明するフローチャートであり、ホストコン
ピュータから画像処理装置１２０１へ印字情報が送信さ
れた時の印字処理の流れを示す。

【００６７】印字データを受信する。（Ｓ１３０１） フォーマッタ解析部１２０３で、印刷データを解析し、
フォントのダウンロードフォントがないかを調べる。
（Ｓ１３０２） もしなければ、印刷する。（Ｓ１３０８） もしあれば、ダウンロード装置に対してフォントのダウ
ンロード要求を出す。もし、ダウンロードが可能ならば
（Ｓ１３０３）、フォントをダウンロードし印刷する。
（Ｓ１３０８） Ｓ１３０３でダウンロードができなければ、次の印字デ
ータがあるかを調べ、印字データが他になければ（Ｓ１
３０３）のステップに移りダウンロードが可能になるか
次の印字データが来るまで（Ｓ１３０３）から（Ｓ１３
０４）の判定を繰り返して待つ。（Ｓ１３０４） もし、次の印字データがあれば現印字データの印字デー
タ位置を印字データ位置保持部１２０６に記録する。
（Ｓ１３０５） 現印字データを読み飛ばす。（Ｓ１３０６） 次の印字データを印刷し、Ｓ１３０２に戻る。

【００６８】上記のステップを繰り返す。（Ｓ１３０
２） （その他の実施例） ・上記の例では次印字データについては印字順序逆転手
段は適用されていないが、適用するようにしても良い。
但し、この様に再帰的に繰り返す場合は印字できるデー
タを見つけ印字した後、１つ前の印字データから印字可
能かを調べるのではなく、１番目のデータに戻り上記の
ステップを調査する。

【００６９】（実施例５）図１４は本実施例の印刷装置
を示すブロック図である。

【００７０】１４０１は印刷装置であり、図１１の１１
０００に相当する。印刷装置１４０１は大きく分けて、
ネットワークコントロール部１４０２、フォーマッタ解
析部１４０３、プリンタエンジン部１４０４、印字デー
タ管理部１４０５、印字データバッファ１４０９からな
る。

【００７１】ネットワークコントロール部１４０２は、
コンピュータネットワークとの通信、制御等を行なう。

【００７２】印字データバッファ１４０９は、ホストコ
ンピュータから送信されてくる印字データを受け取りバ
ッファ内に蓄える。受信バッファ等と共用しても良い。

【００７３】フォーマッタ解析部１４０３は印字データ
管理部１４０５から送られてくる印字データの解析処理
を行なう。そして、印字情報をビットマップデータに展
開し、プリンタエンジン部１４０４に送る。この時、ダ
ウンロードフォントを印字データが必要とする場合に
は、ネットワークコントロール部１４０２を通してネッ
トワーク中のダウンロード装置からフォントのダウンロ
ードを行なう。フォーマッタ解析部１４０３はＣＰＵ、
ＲＡＭ、ＲＯＭ等で構成される。

【００７４】本発明の印刷順序変更手段であるところの
印字データ管理部１４０５はＣＰＵ、ＲＡＭ、ＲＯＭ等
で構成され、図１６に示すフローチャートに示される手
順はＲＯＭ、ＲＡＭまたは外部記憶手段に格納されてい
る。印字データ管理部１４０５は、印字データリスト部
１４０７に格納されたデータバッファ中の印字データの
位置、該各印字データの印刷時間、ダウンロードフォン
トのダウンロード可能時間についてのリストより印字順
序に変更し、その印字順序に従いフォーマッタ解析部１
４０３に印字データを送る。印字データ管理部１４０５
は印字データ測定部１４０６、ダウンロードフォント検
索部１４０７、印字データリスト部１４０８、ダウンロ
ード予定時間取得部１４１０を含む。

【００７５】本発明の画像処理予測手段であるところの
印字データ測定部１４０６は印字データバッファ内１４
０９の印字データを解析し画像処理にかかる時間を計算
し、印字データリスト部１４０８に登録する。また、こ
の時ダウンロードフォント検索部１４０７によってダウ
ンロードフォントの検索をおこなう。印字データ測定部
１４０６はダウンロードフォント検索部１４０７を含
む。

【００７６】本発明のダウンロードフォント検索手段で
ある所のダウンロードフォント検索部１４０７は印字デ
ータ測定部１４０６で解析中の印字データにおいてダウ
ンロードフォントの使用の有無を調査する。もしもダウ
ンロードフォントを使用しているならばそのフォントの
情報をダウンロード予定時間取得部１４１０に渡す。

【００７７】本発明のダウンロード時間取得手段である
ところのダウンロード予定時間取得部１４１０はダウン
ロードフォント検索部１４０７より送られてきたフォン
トの情報をもとにフォントのダウンロード装置に対して
ダウンロード可能となる時間を要請し、その時間を印字
データリスト部１４０８に格納する。

【００７８】印字データリスト部１４０８はデータバッ
ファ中の印字データの位置、該各印字データの印刷時
間、ダウンロードフォントのダウンロード可能時間及び
印字順序からなるリストを格納している。印字データリ
ストの１例を図１５に上げる。図１５（ａ）は受信順に
印字データを管理し、印字データ測定部１４０６により
画像処理時間とダウンロード予定時間を格納された表で
あり、図１５（ｂ）は（ａ）を元に印字データ管理部１
４０５が印字順序を変更したものてある。変更アルゴリ
ズムは任意で良い。ここでは、印字順位が高いものの予
想ダウンロード時間の時間内に印字可能なものに関して
印字順位を上げている。この他にもフォントのダウンロ
ードできる時間が早いものから印字するといったアルゴ
リズムが考えられる。

【００７９】ここで、印字データの位置は印字データを
一意に特定するものであり、印字データバッファ部１４
０９内の印字データを特定できれば、他のデータ（名称
等）で代用しても良い。

【００８０】プリンタエンジン部１４０４は、印字情報
から永久画像を形成させるための印字機能を備えてい
る。

【００８１】図１６は本発明である印字データ管理部１
４０５を用いた印刷処理を説明するフローチャートであ
り、ホストコンピュータから画像処理装置１４０１へ印
字情報が送信された時の印字処理の流れを示す。

【００８２】印字データを受信する。（Ｓ１６０１） 印字データ管理部１４０５により印刷データの位置を印
字データリスト部１４０８に登録し、印字データ測定部
１４０６に印字データを渡す。（Ｓ１６０２） 印字データ測定部１４０６により印字データを解析し画
像処理時間を算出する。（Ｓ１６０３）この実施例にお
いては文字や図形のＢｉｔｍａｐ展開を除いたコマンド
の解析により画像処理時間の予想値を特定する。なお、
画像処理時間の算出法はどのような方法を用いても良
い。

【００８３】ダウンロードフォント検索部１４０７にお
いてダウンロードフォントの使用の有無を調べる。もし
使用しているならば、ダウンロード予想時間取得部１４
１０においてダウンロードが可能になる時間を取得し印
字データリスト部１４０８に記録する。なお、ダウンロ
ードフォントがない場合には０時間を記録する。（Ｓ１
６０４） フォーマッタ解析部１４０３において解析中の印字デー
タがなければ（１６０５）、ダウンロードが可能になる
時間を判定し、ダウンロードが可能またはダウンロード
フォントを用いていなければ（Ｓ１６０６）、フォーマ
ッタ解析部１４０３に印字データを送り印刷する。（Ｓ
１６１０） Ｓ１６０６でダウンロードフォントがダウンロード可能
になっていなければ、可能になるまで待機する。（Ｓ１
６０８） また、Ｓ１６０５でフォーマッタ解析部１４０３が印字
データの解析中であるならば、印字データリスト部１４
０８に格納されている印字データの印字順序を効率のい
い印字時順序に変更する。（Ｓ１６０７） そして、フォーマッタ解析部１４０３の解析処理が終る
まで待機する。（Ｓ１６０８） もし、フォーマッタ解析部１４０３が印字処理を終るま
でに次の印字データを受信したならば、その受信データ
に関して上記の処理を行ない印字順序を変化させる。
（Ｓ１６０９） Ｓ１６０９でフォーマッタ制御部１４０３が印字処理を
終るまでに次の印字データを受信しなければ、印字デー
タリスト部１４０８の印字順序にしたがい印字データを
フォーマッタ解析部１４０３に送り、印字を行なう。

【００８４】

【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば次
のような効果が得られる。

【００８５】請求項１〜４の発明によれば、フォントの
ダウンロードの回数が軽減され画像処理の効率を上げ及
びネットワークの通信負荷を下げるという優れた効果を
有する。

【００８６】請求項５の発明によれば画像処理装置に対
してダウンロードの時間を知らせることにより画像処理
装置が該ダウンロードまでの時間を有効に使用できるよ
うにし、画像処理の効率を上げるという優れた効果を有
する。

【００８７】請求項６〜１０の発明によればダウンロー
ド待ち時間を有効に使用することができ、画像処理効率
を上げるという優れた効果を持つ。

【図面の簡単な説明】

【図１】本実施例１のネットワーク中のデータの流れを
示したブロック図である。

【図２】本実施例１のライセンスサーバの基本構成を示
すブロック図である。

【図３】本実施例１のダウンロード装置の基本構成を示
すブロック図である。

【図４】本実施例１のダウンロード装置リストの１例を
示した図である。

【図５】本実施例１のライセンスサーバの動作を示すフ
ローチャートである。

【図６】本実施例１のダウンロード装置についての動作
を示すフローチャートである。

【図７】本実施例２のライセンスサーバの基本構成を示
すブロック図である。

【図８】本実施例３のライセンスサーバの基本構成を示
すブロック図である。

【図９】本実施例３のダウンロード装置リストの１例を
示した図である。

【図１０】本実施例３のライセンスサーバの動作を示す
フローチャートである。

【図１１】本実施例４及び５の印刷装置であるＬＢＰの
断面図である。

【図１２】本実施例４の印刷装置の基本構成を示すブロ
ック図である。

【図１３】本実施例４の印刷装置における動作を示すフ
ローチャートである。

【図１４】本実施例５の印刷装置の基本構成を示すブロ
ック図である。

【図１５】本実施例５の印字データリストの１例を示し
た図である。

【図１６】本実施例４の印刷装置における動作を示すフ
ローチャートである。

【符号の説明】

１０１ ホストコンピュータ１ １０２ 画像処理装置１ １０３ ライセンスサーバ １０４ ダウンロード装置 １０５ 画像処理装置２ １０６ ホストコンピュータ２ ２０１ ライセンスサーバ ２０２ ネットワークコントロール装置 ２０３ ライセンス制御部 ２０４ ライセンス判定部 ２０５ ライセンス数保持部 ２０６ ダウンロード装置リスト部 ２０７ ダウンロード装置検索部 ３０１ ダウンロード装置 ３０２ ネットワークコントロール部 ３０３ ダウンロードコントロール部 ３０４ フォントデータ部 ７０１ ライセンスサーバ ７０２ ネットワークコントロール装置 ７０３ ライセンス制御部 ７０４ ライセンス判定部 ７０５ ライセンス数保持部 ７０６ ダウンロード装置リスト部 ７０７ ダウンロード装置検索部 ７０８ ダウンロードコントロール部 ７０９ フォントデータ部 ７１０ ライセンスサーバ部 ７１１ ダウンロード装置部 ９０１ ライセンスサーバ ９０２ ネットワークコントロール装置 ９０３ ライセンス制御部 ９０４ ライセンス判定部 ９０５ ライセンス数保持部 ９０６ ダウンロード装置リスト部 ９０７ ダウンロード装置検索部 ９０８ クロック １２０１ 印刷装置 １２０２ ネットワークコントロール装置 １２０３ フォーマッタ制御部 １２０４ プリンタエンジン部 １２０５ 印字データバッファ部 １２０６ データ位置保持部 １４０１ 印刷装置 １４０２ ネットワークコントロール装置 １４０３ フォーマッタ制御部 １４０４ プリンタエンジン部 １４０５ 印字データ管理部 １４０６ 印字データ測定部 １４０７ ダウンロードフォント検索部 １４０８ 印字データリスト部 １４０９ 印字データバッファ １４１０ ダウンロード予定時間取得部 １１０００ レーザビームプリンタ １１００１ プリンタ制御ユニット １１００２ レーザドライバ １１００３ 半導体レーザ １１００４ レーザ光 １１００５ 回転多面鏡 １１００６ 静電ドラム １１００７ 現像ユニット １１００８ 用紙カセット １１００９ 給紙ローラ １１０１０ 搬紙ローラ １１０１１ 搬紙ローラ １１０１２ 操作パネル

Claims (10)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 フォントのダウンロードデータを内部に
   保存しておける複数の画像処理装置が接続されているネ
   ットワーク上の、フォントのダウンロードを行なうダウ
   ンロード装置に対して、フォントがダウンロードされる
   回数を制限するフォントのライセンスサーバにおいて、 前記ダウンロード装置よりフォントの使用許可要求があ
   った場合、フォントのダウンロードされている回数を調
   べるライセンス数制限確認手段と、 前記ダウンロード回数が既に上限に達している場合に該
   ダウンロードされたフォントを所持しているが使用はし
   ていない画像処理装置をネットワーク上から検索する削
   除可能フォント検索手段と、 前記検索によって得られた画像処理装置にダウンロード
   フォントの削除を要請するフォント削除要請手段と、 ダウンロード回数が上限に達していない場合または、前
   記要請によってダウンロードされたフォントが画像処理
   装置から削除されたことを確認した後当該フォントのダ
   ウンロード装置に当該フォントのダウンロードを許可す
   るダウンロード許可手段とを具備することを特徴とする
   ライセンスサーバ。
2. 【請求項２】 請求項１において、 前記ライセンス数制限確認手段、前記削除可能フォント
   検索手段、前記フォント削除要請手段およびダウンロー
   ド許可手段は、ＣＰＵ、ＲＡＭおよびＲＯＭを有するこ
   とを特徴とするライセンスサーバ。
3. 【請求項３】 請求項１において、 前記ダウンロード装置と一体型になったことを特徴とす
   るライセンスサーバ。
4. 【請求項４】 請求項１において、 ダウンロードを行なった画像処理装置から使用終了の予
   定時間を取得する取得手段と、ライセンスの削除要請時
   に該使用終了予定時間より印字終了したと予想できる画
   像処理装置からフォント削除可能かを確認し、削除可能
   であると確認された場合は、当該画像処理装置に削除命
   令を発行するフォント未使用装置予測手段とを有するこ
   とを特徴とするライセンスサーバ。
5. 【請求項５】 請求項３において、 前記取得手段によって得られた使用終了予定時間からダ
   ウンロード可能になる予想時間を求めて、ダウンロード
   の要請のあった画像処理装置に知らせるダウンロード予
   定時間報告手段を有することを特徴とするライセンスサ
   ーバ。
6. 【請求項６】 複数の印刷データを管理する画像処理装
   置において、 ネットワーク上でフォントのダウンロード回数を制限す
   るライセンスサーバに対してフォントのダウンロードを
   要求した時にフォントのダウンロードが遅れる場合、次
   の印刷データを先に印刷させる印字順序逆転手段を有す
   ることを特徴とする画像処理装置。
7. 【請求項７】 複数の印刷データを管理する画像処理装
   置において、 ネットワーク上でフォントのダウンロード回数を制限す
   るライセンスサーバに対して、フォントのダウンロード
   を要求した時にフォントのダウンロードが遅れる場合、
   印刷可能な印刷データから印刷させる印字順序逆転手段
   を有することを特徴とする画像処理装置。
8. 【請求項８】 複数の印刷データを管理する画像処理装
   置において、 各印刷データを解析し、使用するダウンロードフォント
   の検索を行なうダウンロードフォント検索手段と、 画像処理時間の予測を行なう画像処理予測手段と、 前記検索により得られた使用するダウンロードフォント
   のダウンロード予定時間をライセンスサーバから得るダ
   ウンロード時間取得手段と、 前記ダウンロード予定時間と画像処理予定時間より、フ
   ォントのダウンロードによる印刷待ち時間が少なくなる
   ように印刷順序を動的に変化させる印刷順序変更手段を
   具備することを特徴とする画像処理装置。
9. 【請求項９】 請求項６のライセンスサーバが請求項１
   〜５のいずれかのライセンスサーバであることを特徴と
   する画像処理装置。
10. 【請求項１０】 請求項７のライセンスサーバが請求項
    １〜５のいずれかのライセンスサーバであることを特徴
    とする画像処理装置。