JP6551447B2 - 画像形成装置および制御プログラム - Google Patents

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Description

本開示は画像形成装置および制御プログラムに関し、特に、複数の画像形成装置が接続された画像形成システムに含まれる画像形成装置および制御プログラムに関する。
複数の画像形成装置を含んだプリントシステムでPC(パーソナルコンピュータ)からのジョブをプリントする方法としては、
1)PCからいずれかの画像形成装置にジョブを発行して当該画像形成装置にてプリントする、いわゆるPCプリント、
2)PCからいずれかの画像形成装置にジョブを発行し、当該画像形成装置での認証成功の場合にプリントする、いわゆるセキュアプリント、
3)PCからいずれかの画像形成装置にジョブを発行し、指示されたタイミングでいずれかの画像形成装置での操作に従って当該画像形成装置でプリントする、いわゆるユビキタスプリント、
が挙げられる。
上記1)、2)の場合、発行されたジョブは一時的に画像形成装置に保管され、プリントが終了すると破棄される。
一方、上記3)の場合、「いつでも、どこでも」プリントが可能であることを実現するため、ジョブを受け付けた画像形成装置は、予め当該画像形成装置に対して設定されている保存期間、ジョブを保管し、その後に破棄する。
ジョブの保管に関する技術は、たとえば、特開2000−347817号公報(以下、特許文献1)、特開2005−165516号公報(以下、特許文献2)、および特開2006−268701号公報(以下、特許文献3)などによって様々開示されている。
特開2000−347817号公報 特開2005−165516号公報 特開2006−268701号公報
しかしながら、上記3)の場合、「いつでも」プリントを可能とするため、ジョブを受信した画像形成装置に設定されている保管期間よりも長い期間、当該ジョブを保管させたいというニーズもある。一方で、画像形成装置に設定するジョブの保管期間を長くすると、上記3)のジョブ以外のジョブも一律に保管期間が長くなり、システム全体に負荷がかかる場合もあるという問題もある。また、ジョブを上記1),2)のものと上記3)のものと区別してジョブごとに保管期間を管理すると、画像形成装置での管理処理が煩雑となるという問題もある。
本発明はこのような問題に鑑みてなされたものであって、適切な期間、ジョブを保管することのできるプリントシステム、画像形成装置、管理方法、および制御プログラムを提供することを目的としている。
本開示のある局面に従うと、複数の画像形成装置が接続された画像形成システムに含まれる画像形成装置であって、情報処理装置からジョブを受信する受信手段と、受信手段が受信したジョブが他の画像形成装置でもプリントが可能なユビキタスジョブである場合に、ユビキタスジョブを保存する第1の期間を決定する期間決定手段と、期間決定手段により第1の期間が決定されたユビキタスジョブの保存先を決定する保存先決定手段と、複数の画像形成装置の装置に関する情報を取得する取得手段と、を備え、保存先決定手段は、装置に関する情報に基づいて複数の画像形成装置のうちのいずれかを保存先に決定する、画像形成装置が提供される。
受信手段が受信したジョブを保存する保存手段をさらに備えていてもよい。ユビキタスジョブの保存先は、保存手段を含んでもよい。
画像形成装置は、保存手段にジョブを保存する第2の期間を設定するための設定手段をさらに備えていていもよい。期間決定手段は、第2の期間の経過後に第1の期間を決定してもよい。
保存先決定手段によりユビキタスジョブの保存先として他の画像形成装置が決定された場合に、ユビキタスジョブを他の画像形成装置に送信する送信手段をさらに備えていてもよい。
装置に関する情報は、各画像形成装置の備える記憶装置の容量に関する情報を含んでもよい。
保存先決定手段は、各画像形成装置の備える記憶装置の容量に関する情報に基づいて、ユビキタスジョブの保存先を決定してもよい。
期間決定手段は、ユビキタスジョブに設定された情報に基づいて第1の期間を決定してもよい。
画像形成装置は、受信手段が受信したジョブがユビキタスジョブであるか否かを判定する判定手段をさらに備えていてもよい。
判定手段は、受信手段が受信したジョブの属性情報に基づいて当該ジョブがユビキタスジョブであるか否かを判定してもよい。
画像形成装置は、受信手段が受信したジョブがユビキタスジョブではない場合に、期間決定手段により第1の期間を決定することなく、受信手段が受信したジョブを削除する削除手段をさらに備えていてもよい。
本開示の他の局面に従うと、プロセッサを含む画像形成装置の制御プログラムが提供される。画像形成装置は、複数の画像形成装置が接続された画像形成システムに含まれる。制御プログラムは、プロセッサに、情報処理装置からジョブを受信するステップと、受信するステップにおいて受信されたジョブが他の画像形成装置でもプリントが可能なユビキタスジョブである場合に、ユビキタスジョブを保存する第1の期間を決定するステップと、第1の期間が決定されたユビキタスジョブの保存先を決定するステップと、複数の画像形成装置の装置に関する情報を取得するステップと、を実行させる。保存先を決定するステップは、装置に関する情報に基づいて複数の画像形成装置のうちのいずれかを保存先に決定することを含む。
画像形成装置は、受信するステップにおいて受信されたジョブを保存する保存手段をさらに備えていてもよい。ユビキタスジョブの保存先は、保存手段を含んでもよい。
制御プログラムは、プロセッサに、保存手段にジョブを保存する第2の期間を設定するステップをさらに実行させてもよい。第1の期間を決定するステップは、第2の期間の経過後に、第1の期間を決定してもよい。
制御プログラムは、プロセッサに、ユビキタスジョブの保存先を決定するステップにおいてユビキタスジョブの保存先として他の画像形成装置が決定された場合に、ユビキタスジョブを他の画像形成装置に送信するステップをさらに実行させてもよい。
装置に関する情報は、各画像形成装置の備える記憶装置の容量に関する情報を含んでもよい。
ユビキタスジョブの保存先を決定するステップは、各画像形成装置の備える記憶装置の容量に関する情報に基づいて、ユビキタスジョブの保存先を決定してもよい。
第1の期間を決定するステップは、ユビキタスジョブに設定された情報に基づいて、第1の期間を決定してもよい。
制御プログラムは、プロセッサに、受信するステップにおいて受信されたジョブがユビキタスジョブであるか否かを判定するステップをさらに実行させてもよい。
判定するステップは、受信するステップにおいて受信されたジョブの属性情報に基づいて、当該ジョブがユビキタスジョブであるか否かを判定してもよい。
制御プログラムは、プロセッサに、受信するステップにおいて受信されたジョブがユビキタスジョブではない場合に、決定するステップにおいて第1の期間を決定することなく、受信するステップにおいて受信されたジョブを削除するステップをさらに実行させてもよい。
本開示によれば、画像形成装置は、情報処理装置からジョブを受信すると、ジョブが所定のジョブである場合に、ジョブを保存する第1の期間を決定する。
実施の形態にかかるプリントシステムの構成の具体例を示す図である。 プリントシステムに含まれるMFP(Multi-Functional Peripheral)とPC(パーソナルコンピューター)との装置構成の具体例を示すブロック図である。 プリントシステムでの動作概要を表わした図である。 PCおよびMFPの機能構成の具体例を示すブロック図である。 PC、MFPそれぞれでの動作の流れを表わすフローチャートである。
以下に、図面を参照しつつ、本発明の実施の形態について説明する。以下の説明では、同一の部品および構成要素には同一の符号を付してある。それらの名称および機能も同じである。したがって、これらの説明は繰り返さない。
<システム構成>
図1は、本実施の形態にかかるプリントシステムの構成の具体例を示す図である。図1を参照して、プリントシステムは、画像形成装置の一例としてのMFP(Multi-Functional Peripheral)100A,100B,100Cと、クライアント端末の一例としてのPC(パーソナルコンピューター)300とを含む。複数のMFP100A,100B,100Cを代表させてMFP100と称する。
MFP100とPC300とはネットワークで接続されて、相互に通信可能である。
なお、プリントシステムには、クライアント端末が複数台含まれてもよい。また、クライアント端末はPCに限定されず、携帯電話機やいわゆるタブレットと呼ばれる携帯端末などであってもよい。
<装置構成>
図2は、プリントシステムに含まれるMFP100とPC300との装置構成の具体例を示すブロック図である。MFP100もPC300も、一般的なMFPおよびPCであってよい。そのため、図2に示された構成は、一般的なMFPおよびPCの構成である。すなわち、図2を参照して、MFP100は、装置全体を制御するためのCPU(Central Processing Unit)10と、CPU10で実行されるプログラムなどを記憶するためのメモリーであるROM(Read Only Memory)11と、CPU10でプログラムを実行する際の計算値を記憶したり作業領域となったりするメモリーであるRAM(Random Access Memory)12と、画像データなどを記憶するための記憶装置であるHDD(Hard Disk Drive)13と、スキャナー14と、プリンター15と、操作パネル16と、上記ネットワークを介してPC300や他のMFPと通信するための通信インタフェース(I/F)17とを含む。また、PC300は、装置全体を制御するためのCPU30と、CPU30で実行されるプログラムなどを記憶するためのメモリーであるROM31と、CPU30でプログラムを実行する際の計算値を記憶したり作業領域となったりするメモリーであるRAM32と、各種データを記憶するための記憶装置であるHDD33と、ディスプレイ34と、キーボードやマウスなどの入力装置35と、上記ネットワークを介してMFP100と通信するための通信I/F36とを含む。
なお、図2に示された構成は一例であって、この構成のみに限定されるものではない。
<動作概要>
図3は、プリントシステムでの動作概要を表わした図である。本プリントシステムでは、PC300からいずれかのMFP100にジョブを発行して当該MFP100にてプリントする、いわゆるPCプリントと呼ばれるプリント方法(1)、PC300からいずれかのMFP100にジョブを発行し、当該MFP100での認証成功の場合にプリントする、いわゆるセキュアプリントと呼ばれるプリント方法(2)、およびPC300からいずれかのMFP100にジョブを発行し、指示されたタイミングでいずれかのMFP100での操作に従って当該MFP100でプリントする、いわゆるユビキタスプリントと呼ばれるプリント方法(3)、の3種類の方法でのプリントが可能である。上記(1)、(2)のプリントに用いられるジョブを「通常ジョブ」、上記(3)のプリントに用いられるジョブを「ユビキタスジョブ」とも称する。
本プリントシステムでは、これらジョブを図3の動作で管理する。すなわち、図3を参照して、PC300は、ユビキタスジョブを発行する際に、当該ジョブに対して保管期間Aを設定する(ステップS1)。保管期間Aを表わす情報は当該ジョブに含まれてもよいし、当該ジョブに関連付けてPC300に記憶されていてもよい。
PC300は、ジョブを複数のMFPのうちの指定されたMFP100(または予め規定されているMFP100)に対して発行する(ステップS2)。このとき、PC300は、通常ジョブとユビキタスジョブとを区別して発行する。一例として、PC300は、ジョブに対してユビキタスジョブであることを示すフラグを用意して、通常ジョブのときには当該フラグを倒し、ユビキタスジョブのときには当該フラグを立てて発行してもよい。また、他の例として、PC300は、ユビキタスジョブの場合にはユビキタスジョブであることを示す識別子を当該ジョブに含めて発行してもよい。また、上記のように、保管期間Aを表わす情報がジョブに含まれている場合には、ジョブに保管期間Aを表わす情報が含まれているか否かによって通常ジョブとユビキタスジョブとを区別することができるため、保管期間Aを表わす情報自体が通常ジョブとユビキタスジョブとを区別するための情報と言える。
PC300からジョブを受信したMFP100は、そのジョブをメモリーに保管する(ステップS3)。MFP100には、予め、メモリーでのジョブの保管期間Bが設定されている。そこで、MFP100は、受信したジョブを、保管期間Bの間、メモリーで保管する。このとき、当該ジョブが上記(1)のプリントに用いられるジョブである場合には、MFP100は受信したジョブをプリント処理し、その後に当該ジョブをメモリーから削除することで破棄する。また、上記(2)のプリントに用いられるジョブである場合にも、保管中にプリント指示を受け付けると、MFP100は当該ジョブをプリント処理し、その後に当該ジョブをメモリーから削除することで破棄する。上記(3)のプリントに用いられるジョブである場合には、自身または他のMFP100に対するプリント指示を受け付けると、MFP100はプリント処理、または要求された他のMFP100に対する転送を行なうものの、当該ジョブの保管は継続する。
MFP100は、当該ジョブをメモリーに保管してから保管期間Bが経過すると、そのジョブが通常ジョブであるかユビキタスジョブであるか種別を判別する(ステップS4)。ジョブにユビキタスジョブであるか否かのフラグが含まれている場合、または識別子が含まれている場合、MFP100はそのフラグまたは識別子を参照することで種別を判別する。または、ユビキタスジョブの保管期間Aを表わす情報がジョブに含まれる場合、MFP100は、保管期間Aを表わす情報がジョブに含まれているか否かを確認することで、そのジョブが通常ジョブであるかユビキタスジョブであるか種別を判別することができる。
そして、MFP100は、ジョブに対して判別されたジョブの種別に応じた処理を実行する(ステップS5)。すなわち、ジョブが通常ジョブであった場合、MFP100は当該ジョブをメモリーから削除することで破棄する。一方、ジョブがユビキタスジョブであった場合、当該ユビキタスジョブに対して設定されている保管期間Aを更新し、メモリーへの保管を継続する。ここでは、MFP100は、当該ユビキタスジョブに対して設定されている保管期間AからMFP100に対して設定されている保管期間Bを減じた期間を新たな保管期間Aとして当該ユビキタスジョブに対して設定し直し、再びメモリーに保管する。
なお、他の例として、MFP100は、ユビキタスジョブの保管期間Aを更新した後、他のMFP100に当該ユビキタスジョブを転送してもよい。このようにすることで、自身のメモリーへの継続した負荷を軽減することができる。より好ましくは、MFP100は、プリントシステムに含まれる他のMFP100のメモリーの空き容量を参照して、空き容量の少ないMFP100、または空き容量の割合の大きいMFP100に転送してもよい。このようにすることで、プリントシステム全体でのメモリーへの負荷の偏りを抑えることができる。もちろん、MFP100は、他のMFP100に問い合わせ、その応答順に従って(たとえば最も応答の早いMFPに)転送してもよい。
なお、上記の動作は、ジョブをメモリーに保管してから保管期間Bが経過したときにMFP100が電源ON状態であることが前提となっている。しかしながら、実際には、ジョブをメモリーに保管してから保管期間Bが経過するよりも以前にMFP100の電源がOFFされ、保管期間Bが経過した後に再び電源がONされる、つまり、保管期間Bが経過したタイミングでは電源OFF状態であることもある。この場合、好ましくはMFP100は、上記の電源ONの時点で保管期間Bがすでに経過しているジョブについて上記の判別および処理を行なうものとする。これにより、プリントシステムでは、たとえMFP100の電源OFFの期間があったとしても、図3の動作と概ね同様の流れでジョブを処理することが可能となる。
<機能構成>
図4は、図3に表わされたジョブの管理を行なうためのPC300およびMFP100の機能構成の具体例を示すブロック図である。図4の各機能は、PC300のCPU30またはMFP100のCPU10が、ROM31,11に記憶されているプログラムをRAM32,12に読み出して実行することで、主に、CPU30,10で実現される。しかしながら、少なくとも一部機能が、図2に示された他の装置構成、または図示されていない電気回路などのハードウェア構成によって実現されてもよい。
図4を参照して、PC300のCPU30は、入力装置35のユーザ操作に従ってユビキタスジョブに対して保管期間Aを設定するための設定部301と、通常ジョブとユビキタスジョブとを区別してMFP100に対してジョブを発行するための発行部302とを含む。発行部302は、上記のように、ジョブにユビキタスジョブであるか否かを示すフラグや識別子などの情報を含めることでジョブの種別を区別してもよいし、ユビキタスジョブであれば保管期間Aを表わす情報を含めることでジョブの種別を区別してもよい。発行部302は、フラグなどの識別情報や保管期間Aを表わす情報を、ジョブと共にMFP100に対して発行するプリンタージョブ言語(PJL:Printer Job Language)コマンドに含めてもよい。
なお、他の方法として、発行部302はユビキタスジョブを発行する際に、当該ジョブのプリント条件(印刷設定)を保存したPJLコマンドと当該PJLコマンドのコピーであるテンポラリコマンドとを当該ジョブと共にMFP100に対して送信してもよい。本システムでは、ユーザからプリントの指示の際に元のジョブに設定されたプリント条件を変更する指示を受け付けると、MFP100は、このテンポラリコマンドに記載されたプリント条件を変更してプリントを実行する。このようにすることで、オリジナルのPJLコマンドを用いて、当初設定されたプリント条件でプリントを指示することができる。この場合、MFP100は、ジョブと共に受信したPJLコマンドにさらにテンポラリコマンド(PJLコマンドのコピー)がある場合には当該ジョブがユビキタスジョブであると判別することができる。従って、テンポラリコマンドもジョブの種別を表わす識別情報であると言える。
さらに図4を参照して、MFP100のHDD13などの記憶装置(メモリー)は、ジョブを記憶するための記憶領域であるジョブ記憶部131を含む。また、CPU10は、通信I/F17を介してPC300から発行されたジョブの入力を受け付けるためのジョブ入力部101と、クライアント装置であるPC300から受信したジョブを、予め規定された保管期間B、メモリーに保管するための保管部102と、メモリーに保管されているジョブの種別を判別するための判別部103と、メモリーに保管されてから保管期間Bが経過したジョブに対して当該ジョブの種別に応じた処理を行なうための処理部104とを含む。処理部104は、該当するジョブが通常ジョブである場合には保管期間Bの後にそのジョブをメモリーから削除することで破棄する。該当するジョブがユビキタスジョブである場合、処理部104は、保管期間Bの後にそのジョブに設定されている保管期間Aを更新する。すなわち、処理部104は、当該ジョブに設定されている保管期間Aを、保管期間AからMFP100に設定されている保管期間Bを減じた期間(A−B)に更新する。このとき、処理部104は、当該ジョブがメモリーに保管されたままで保管期間Aを更新するのみであってもよいし、更新後の保管期間Aが設定されたユビキタスジョブを通信I/F17を介して他のMFPに送信してもよい。
<動作フロー>
図5は、PC300、MFP100それぞれでの動作の流れを表わすフローチャートである。図5の各フローチャートに表わされた動作は、それぞれ、PC300のCPU30またはMFP100のCPU10が、ROM31,11に記憶されているプログラムをRAM32,12に読み出して実行し、図4の各機能を発揮することによって実現される。図5のPC300の動作は、ユーザがPC300からユビキタスジョブを発行する操作を指示すると開始される。そして、図5のMFP100の動作は、MFP100がPC300からジョブを受信すると開始される。
詳しくは、図5を参照して、PC300のCPU30は、ユーザ操作に従って対象のユビキタスジョブに対して保管期間Aを設定する(ステップS101)。そして、CPU30は、当該ジョブがユビキタスジョブを通常ジョブから区別して、指示されたMFP100に対して発行(送信)する(ステップS103)。以上でPC300の動作は終了する。
次に、MFP100のCPU10は、クライアント装置であるPC300からジョブを受け取ると、メモリーに当該ジョブを保管する(ステップS201)。メモリーの当該ジョブの保管期間が、当該MFP100に設定されている保管期間Bに達すると(ステップS203でYES)、CPU10は、当該ジョブがユビキタスジョブであるか通常ジョブであるか、種別を判別する。ユビキタスジョブである場合(ステップS205でYES)、CPU10は、当該ユビキタスジョブに設定されている保管期間AとMFP100に設定されている保管期間Bとを比較する。その結果、保管期間Aの方が保管期間Bよりも長い場合(ステップS207でYES)、CPU10は、当該ジョブの保管期間Aを、(A−B)に更新する(ステップS209)。このとき、CPU10は、更新後の保管期間Aが設定されたユビキタスジョブを、本システム内の他のMFPに転送してもよい。このとき、好ましくは、CPU10は、すべてのMFPのメモリー残量を調べ、その残量が大きいMFP、または、残量の割合が高いMFPに対して当該ジョブを転送する。または、CPU10は、システム内のすべてのMFPに転送先を問い合わせ、最も早く回答があったMFPに転送するようにしてもよい。
当該ユビキタスジョブに設定されている保管期間AがMFP100に設定されている保管期間Bよりも短い場合には(ステップS207でNO)、CPU10は、当該ジョブの保管期間が当該MFP100に設定されている保管期間Bに達した時点でメモリーから削除してもよいし、保管期間Bに達するよりも以前の、保管期間Aに達した時点でメモリーから削除してもよい(ステップS211)。
なお、メモリーに保管されているジョブが通常ジョブであった場合には(ステップS205でNO)、CPU10は、MFP100に設定されている保管期間Bに達すると当該ジョブをメモリーから削除することで破棄する(ステップS211)。
<実施の形態の効果>
本システムが以上のようにしてジョブを管理することで、ユーザは本システムを利用して通常ジョブもユビキタスジョブも処理(プリント)させることができる。本システムでは、ジョブごとに保管期間を管理することなく、予め当該システムに設定された保管期間を基準として、保管期間の設定されていない通常ジョブも保管期間の設定されたユビキタスジョブも、それぞれの保管期間を適正に管理することができる。
さらに、システムに設定された保管期間が経過するタイミングで他のMFPにユビキタスジョブを転送可能としておくことで、本システムに含まれる複数のMFP間でのジョブの保管具合の偏りを防止することができ、システム全体としての負荷を軽減することができる。
<変形例>
なお、本システムのMFP100には、通常ジョブ用の保管期間Aとは別に、保管期間Aよりも長い、ユビキタスジョブ用の保管期間Cが予め設定されていてもよい。この場合、MFP100は、クライアント端末であるPC300からジョブを受信するとそのジョブの種別を判別し、その種別に応じた保管期間、メモリーに保管する。すなわち、PC300からジョブがユビキタスジョブであった場合、MFP100、通常のジョブの保管期間Aよりも長い保管期間C、メモリーに保管し、その後に破棄する。
このようにすることで、容易な処理で、一律に、ユビキタスジョブを通常ジョブよりも長い期間、メモリーに保管することができる。
さらに、上述の管理をMFP100およびクライアント端末であるPC300に実行させるためのプログラムを提供することもできる。このようなプログラムは、コンピューターに付属するフレキシブルディスク、CD−ROM(Compact Disk-Read Only Memory)、ROM、RAMおよびメモリカードなどのコンピューター読取り可能な記録媒体にて記録させて、プログラム製品として提供することもできる。あるいは、コンピューターに内蔵するハードディスクなどの記録媒体にて記録させて、プログラムを提供することもできる。また、ネットワークを介したダウンロードによって、プログラムを提供することもできる。
なお、本発明にかかるプログラムは、コンピューターのオペレーティングシステム(OS)の一部として提供されるプログラムモジュールのうち、必要なモジュールを所定の配列で所定のタイミングで呼出して処理を実行させるものであってもよい。その場合、プログラム自体には上記モジュールが含まれずOSと協働して処理が実行される。このようなモジュールを含まないプログラムも、本発明にかかるプログラムに含まれ得る。
また、本発明にかかるプログラムは他のプログラムの一部に組込まれて提供されるものであってもよい。その場合にも、プログラム自体には上記他のプログラムに含まれるモジュールが含まれず、他のプログラムと協働して処理が実行される。このような他のプログラムに組込まれたプログラムも、本発明にかかるプログラムに含まれ得る。
提供されるプログラム製品は、ハードディスクなどのプログラム格納部にインストールされて実行される。なお、プログラム製品は、プログラム自体と、プログラムが記録された記録媒体とを含む。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
10,30 CPU、11,31 ROM、12,32 RAM、13,33 HDD、14 スキャナー、15 プリンター、16 操作パネル、17,36 通信I/F、34 ディスプレイ、35 入力装置、100,100A,100B,100C MFP、101 ジョブ入力部、102 保管部、103 判別部、104 処理部、131 ジョブ記憶部、300 PC、301 設定部、302 発行部。

Claims (18)

  1. 複数の画像形成装置が接続された画像形成システムに含まれる画像形成装置であって、
    情報処理装置からジョブを受信する受信手段と、
    前記受信手段が受信したジョブが他の画像形成装置でもプリントが可能なユビキタスジョブである場合に、前記ユビキタスジョブを保存する第1の期間を決定する期間決定手段と、
    前記受信手段が受信したジョブが前記ユビキタスジョブではない場合に、前記期間決定手段により前記第1の期間を決定することなく、前記受信手段が受信したジョブを予め定められた期間の経過後に削除する削除手段と、
    前記期間決定手段により前記第1の期間が決定された前記ユビキタスジョブの保存先を決定する保存先決定手段と、
    前記複数の画像形成装置の装置に関する情報を取得する取得手段と、を備え、
    前記保存先決定手段は、前記装置に関する情報に基づいて前記複数の画像形成装置のうちのいずれかを保存先に決定する、画像形成装置。
  2. 前記受信手段が受信したジョブを保存する保存手段をさらに備え、
    前記ユビキタスジョブの保存先は、前記保存手段を含む、請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記保存手段にジョブを保存する第2の期間を設定するための設定手段をさらに備え、
    前記期間決定手段は、前記第2の期間の経過後に前記第1の期間を決定する、請求項2に記載の画像形成装置。
  4. 前記保存先決定手段により前記ユビキタスジョブの保存先として他の画像形成装置が決定された場合に、前記ユビキタスジョブを前記他の画像形成装置に送信する送信手段をさらに備える、請求項1〜3のいずれかに記載の画像形成装置。
  5. 前記装置に関する情報は、各画像形成装置の備える記憶装置の容量に関する情報を含む、請求項1〜4のいずれかに記載の画像形成装置。
  6. 前記保存先決定手段は、前記各画像形成装置の備える記憶装置の容量に関する情報に基づいて、前記ユビキタスジョブの保存先を決定する、請求項5に記載の画像形成装置。
  7. 前記期間決定手段は、前記ユビキタスジョブに設定された情報に基づいて前記第1の期間を決定する、請求項1〜6のいずれかに記載の画像形成装置。
  8. 前記受信手段が受信したジョブが前記ユビキタスジョブであるか否かを判定する判定手段をさらに備える、請求項1〜7のいずれかに記載の画像形成装置。
  9. 前記判定手段は、前記受信手段が受信したジョブの属性情報に基づいて当該ジョブが前記ユビキタスジョブであるか否かを判定する、請求項8に記載の画像形成装置。
  10. プロセッサを含む画像形成装置の制御プログラムであって、
    前記画像形成装置は、複数の画像形成装置が接続された画像形成システムに含まれ、
    前記制御プログラムは、前記プロセッサに、
    情報処理装置からジョブを受信するステップと、
    前記受信するステップにおいて受信されたジョブが他の画像形成装置でもプリントが可能なユビキタスジョブである場合に、前記ユビキタスジョブを保存する第1の期間を決定するステップと、
    前記受信するステップにおいて受信されたジョブが前記ユビキタスジョブではない場合に、前記決定するステップにおいて前記第1の期間を決定することなく、前記受信するステップにおいて受信されたジョブを予め定められた期間の経過後に削除するステップと、
    前記第1の期間が決定された前記ユビキタスジョブの保存先を決定するステップと、
    前記複数の画像形成装置の装置に関する情報を取得するステップと、を実行させ、
    前記保存先を決定するステップは、前記装置に関する情報に基づいて前記複数の画像形成装置のうちのいずれかを保存先に決定することを含む、制御プログラム。
  11. 前記画像形成装置は、前記受信するステップにおいて受信されたジョブを保存する保存手段をさらに備え、
    前記ユビキタスジョブの保存先は、前記保存手段を含む、請求項10に記載の制御プログラム。
  12. 前記制御プログラムは、前記プロセッサに、
    前記保存手段にジョブを保存する第2の期間を設定するステップをさらに実行させ、
    前記第1の期間を決定するステップは、前記第2の期間の経過後に、前記第1の期間を決定する、請求項11に記載の制御プログラム。
  13. 前記制御プログラムは、前記プロセッサに、
    前記ユビキタスジョブの保存先を決定するステップにおいて前記ユビキタスジョブの保存先として他の画像形成装置が決定された場合に、前記ユビキタスジョブを前記他の画像形成装置に送信するステップをさらに実行させる、請求項10〜12のいずれかに記載の制御プログラム。
  14. 前記装置に関する情報は、各画像形成装置の備える記憶装置の容量に関する情報を含む、請求項10〜13のいずれかに記載の制御プログラム。
  15. 前記ユビキタスジョブの保存先を決定するステップは、
    各前記画像形成装置の備える記憶装置の容量に関する情報に基づいて、前記ユビキタスジョブの保存先を決定する、請求項14に記載の制御プログラム。
  16. 前記第1の期間を決定するステップは、前記ユビキタスジョブに設定された情報に基づいて、前記第1の期間を決定する、請求項10〜15のいずれかに記載の制御プログラム
  17. 前記制御プログラムは、前記プロセッサに、
    前記受信するステップにおいて受信されたジョブが前記ユビキタスジョブであるか否かを判定するステップをさらに実行させる、請求項10〜16のいずれかに記載の制御プログラム。
  18. 前記判定するステップは、前記受信するステップにおいて受信されたジョブの属性情報に基づいて、当該ジョブが前記ユビキタスジョブであるか否かを判定する、請求項17に記載の制御プログラム。
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