JP2008131110A - 画像処理システム、画像処理装置及び画像処理ジョブ要求プログラム - Google Patents

画像処理システム、画像処理装置及び画像処理ジョブ要求プログラム Download PDF

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邦男 古河
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昌弘 神谷
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美樹 中澤
Shigeki Nozawa
成樹 野澤
Masazumi Ito
正澄 伊藤
Koji Obara
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Abstract

【課題】より小さい容量のメモリで、効率的に処理を実行させることが可能な画像処理装置及び画像処理システムを提供する。
【解決手段】ネットワーク500を介してPCから制御プログラムをダウンロードし、画像処理装置内の揮発性メモリ140に格納する場合において、PCから画像処理ジョブを投入する際、複数の画像処理装置の中から、ジョブの実行に時間的に最適な画像処理装置を選択して画像処理ジョブを投入する。
【選択図】図2

Description

本発明は、画像処理システム、画像処理装置及び画像処理ジョブ要求プログラムに関し、特に制御プログラムを外部から取得して装置内部の揮発性記憶手段に格納する画像処理装置、及び当該画像処理装置を含む画像処理システム、前記画像処理装置に画像処理ジョブを投入する外部装置にインストールされる画像処理ジョブ要求プログラムに関する。
最近の画像形成装置等の画像処理装置の動作はファームウェア等と呼ばれる制御プログラムがCPU等のプロセッサ上で動作することにより制御される。この制御プログラムは、古くは出荷時に画像処理装置に装着されるマスクROMに格納されていたが、制御プログラムのバージョン更新の際にマスクROMを取り替える作業が煩雑であること等から、最近では、制御プログラムをフラッシュROM等の書き換え可能な不揮発性メモリに格納することが多くなっている。
しかしながら、近年の画像処理装置の高機能化に伴って制御プログラムのサイズも増大しており、巨大化したファームウェアの全部をフラッシュROMに格納することがコスト上昇の原因となることから、パーソナルコンピュータ(PC)等の外部装置から印刷処理に必要なモジュールだけをダウンロードするようにした技術が特許文献1に開示されている。
特開2001−350601号公報
上記のように印刷ジョブの実行に必要なモジュールのみをダウンロードする場合、ジョブが投入されてからジョブの実行が開始するまでの時間が長くなるという問題がある。ジョブの実行開始を速くするためには、より多くの制御プログラムモジュールを画像処理装置内に残しておく必要があるが、これは必要なメモリ容量の増大につながりコスト上昇の原因となる。
本発明は上記の点に鑑みてなされたものであって、より効率的に画像処理ジョブの処理を実行させることが可能な画像処理システム、画像処理装置、及び画像処理ジョブ要求プログラムを提供することを目的としている。
上記の問題点を解決するために、本発明に係る画像処理システムは、一以上の画像処理装置と、当該画像処理装置に画像処理ジョブを投入する外部装置とを含む画像処理システムであって、前記画像処理装置のそれぞれは、前記外部装置から制御プログラムを取得する制御プログラム取得手段と、前記制御プログラム取得手段により取得した制御プログラムを記憶する揮発性記憶手段とを備え、前記画像処理システムは、前記一以上の画像処理装置から、前記画像処理ジョブの処理に時間的に最適な画像処理装置を選択する選択手段を備え、前記外部装置は、前記選択手段により選択された画像処理装置に前記画像処理ジョブを投入することを特徴としている。
前記選択手段は、前記一以上の画像処理装置のそれぞれについて前記画像処理ジョブの開始までに要する時間を取得し、当該時間が最も早い画像処理装置を最適な画像処理装置として選択することができる。
前記選択手段は、前記一以上の画像処理装置のそれぞれについて前記画像処理ジョブの終了までに要する時間を取得し、当該時間が最も早い画像処理装置を最適な画像処理装置として選択することもできる。
本発明に係る第1の画像処理装置は、本発明の画像処理システムに含まれる画像処理装置であって、前記外部装置は、前記選択手段を含み、前記画像処理装置は、前記選択手段による選択に必要な情報を取得する情報取得手段と、前記情報取得手段により取得した情報を前記外部装置に送信する送信手段とを備えることを特徴としている。
本発明に係る第2の画像処理装置は、本発明の画像処理システムに含まれる画像処理装置であって、前記選択手段による選択に必要な情報を取得する情報取得手段と、前記情報取得手段が取得した情報から、前記画像処理ジョブの処理に必要な時間を示唆する情報を算出する算出手段と、前記算出手段により算出した情報を前記外部装置に送信する送信手段とを備えることを特徴としている。
本発明に係る画像処理ジョブ要求プログラムは、画像処理装置に画像処理ジョブを投入する外部装置にインストールされる画像処理ジョブ要求プログラムであって、画像処理ジョブを投入することが可能な複数の画像処理装置の中から、当該画像処理ジョブの処理に関し、時間的に最適な画像処理装置を選択する選択処理を前記外部装置に実行させることを特徴としている。
前記複数の画像処理装置の各々は、前記外部装置から前記画像処理ジョブの実行に必要な制御プログラムをダウンロードして揮発性記憶手段に格納する構成を備え、前記選択処理において、前記制御プログラムのダウンロードに要する時間を参照して最適な画像処理装置を選択することができる。
前記選択処理において、前記複数の画像処理装置の各々において実行中の画像処理ジョブが存在する場合、当該画像処理ジョブの終了までの時間を参照して最適な画像処理装置を選択することができる。
前記選択処理において、前記複数の画像処理装置々において、初期化処理を実行している場合に、当該初期化処理が終了するまでの時間を参照して最適な画像処理装置を選択することができる。
前記選択処理において、予めユーザにより指定された画像処理装置から最適な画像処理装置を選択することができる。
前記画像処理要求プログラムは、さらに、選択された画像処理装置をユーザに報知する報知処理を前記外部装置に実行させることができる。
本発明に係る画像処理システム等によると、一以上の画像処理装置から、画像処理ジョブの実行に時間的に最適な画像処理装置を選択することにより、効率的にジョブを実行させることが可能になるという効果を奏する。
以下、本発明の実施の形態について、本発明に係る画像処理装置の一例としてMFP(マルチ・ファンクション・ペリフェラル)を用いる場合を例として、図面を参照しながら説明する。なお、MFPとは、コピー、ネットワークプリンティング、スキャナ、FAX、またはドキュメントサーバなどの機能を集約した画像形成装置である。複合機と称されることもある。
(1)画像処理システムの構成
図1は、画像処理システムの全体的な構成の一例を示す図である。画像処理システム1は、本実施の形態のMFP100A、100B、100C、及び各MFPに画像処理ジョブを投入する外部装置の例としてのパーソナルコンピュータ(PC)31が、LAN等のネットワーク500を介して接続されて構成される。MFPの接続台数は任意であり、同図の例では3台のMFPが接続されているが、1台の場合もある。もっとも、画像処理装置が1台の場合には、当該画像処理装置で常時ジョブが実行される構成となるため、本発明の効果の発揮には繋がらない。
PC31には、例えばPC31にインストールされたワードプロセッサアプリケーション等のソフトウェアにより作成した文書等について、MFP100A等にプリントを指示するプリント指示プログラム(プリンタドライバ)がインストールされているほか、本実施の形態では、PC31に設けられたハードディスク(不図示)等の記憶手段にMFP100A〜100Cの制御プログラムが格納されている。
制御プログラムはモジュールごとに格納されており、MFP100A〜100Cのいずれかからのダウンロード要求を受けてPC31から制御プログラムをモジュールごとにダウンロードすることができる。なおPC31の代わりに、ワークステーション、携帯情報端末などを用いることもできる。
(2)MFP100A〜100Cの構成
本実施の形態では、MFP100A〜100Cは、いずれも略同一の構成を有するものとして説明する。以下、MFP100Aを例として、MFPの構成について説明する。図2は、本実施の形態のMFP100Aの構成の一例について説明するための図である。
MFP100Aは、通信インタフェース部110、メインCPU120、メカコンCPU130、揮発性メモリ140、画像処理用DSP(デジタル信号プロセッサ)150を備えている。
通信インタフェース部110は、PC31等の外部装置とデータのやり取りを行うための装置である。通信インタフェース部110として、例えばNIC(ネットワーク・インタフェース・カード)などを用いることができる。メインCPU120は、制御プログラム取得制御部121、不揮発性メモリ122、ジョブ解析部123を含んでいる。
制御プログラム取得制御部121は、通信インタフェース部110を介してPC31等の外部装置から制御プログラムをモジュールごとにダウンロードする。本実施の形態では、メカコンCPU130で動作するモジュールを揮発性メモリ140に格納する。揮発性メモリ140としては、高速アクセスが可能なSRAM(シンクロナスRAM)を用いる。なお、揮発性メモリ140は、メカコンCPU130で動作する制御プログラムモジュールのほか、画像処理用DSP150により展開された画像データの格納などの他の用途にも用いられる。
本実施の形態では、MFP100Aの電源が投入された場合などに、必要な制御プログラムモジュールをPC31等の外部装置から適宜ダウンロードすることが可能な構成としている。本実施の形態では、MFP100A〜100Cのいずれかに画像処理ジョブを投入するPC31から、投入されたジョブの実行に必要な制御プログラムのモジュールをダウンロードする。
なお、MFP100Aの電源投入時に最小限必要な処理を行うプログラムはメインCPU120内蔵の不揮発性メモリ122に格納されている。不揮発性メモリ122としては、フラッシュROM等の書き換え可能なメモリを用いることが好ましい。メインCPU120上で動作する制御プログラムについてもPC31等からダウンロードして、不図示のプログラムメモリに格納する構成も勿論可能であるが、ここでは、メインCPU120上で動作する制御プログラムについては詳細な説明は省略する。なお、制御プログラムとは、機器制御のためのプログラムである。
図2では、操作ボタン、ディスプレイパネル、スキャナ、画像形成部、ドキュメントフィーダ、給紙装置など、一般的なMFPで備えられるような部分については図示を省略しているが、メインCPU120やメカコンCPU130は、それらの各部と接続されており、各部に備えられたセンサ等から、適宜各部の状態を示す情報を得ることができる。メカコンCPU130とは、スキャナ、画像形成部、ドキュメントフィーダ、給紙装置等、機械的に動作する部分を制御するプロセッサとしてメインCPU120とは別に設けられているものである。メインCPU120とメカコンCPU130の間では、外部装置からダウンロードした制御プログラムモジュールの受け渡しの他、適宜情報の受け渡しを行っている。なお、両者間での、各々が実行する機能の割り振りは変更することも可能である。
ジョブ解析部123は、PC31から、プリント、スキャン、FAX送信等の各種画像処理ジョブが投入された際に、投入された画像処理ジョブの内容を解析し、必要な制御プログラムのモジュールを判別する。
制御プログラムアドレス管理部131は、本実施の形態ではPC31からダウンロードした制御プログラムモジュールを揮発性メモリ140に格納するとともに、揮発性メモリ140に格納される制御プログラムモジュールのメモリ内でのアドレス管理を行う。また、ジョブ解析部123から、必要な制御プログラムのモジュールが通知された際に、当該必要なモジュールが揮発性メモリ140に格納されているか否かを判別し、格納されていない場合は、必要なモジュールを外部装置からダウンロードするように制御プログラム取得制御部121に指示を送る。
制御プログラムアドレス管理部131は、揮発性メモリ140に格納されているプログラムについて、格納位置のアドレス及びプログラムの容量、バージョンをテーブルの形式で管理している。図3は、制御プログラムモジュール管理テーブルの内容の一例を示す図である。この制御プログラムモジュール管理テーブル139は、例えばメカコンCPU130と接続された不揮発性メモリ133に格納される。図3に示されるように、制御プログラムモジュール管理テーブルには、制御プログラムのモジュール、当該モジュールが格納される揮発性メモリ140内の先頭アドレス、及びモジュールの容量、バージョンを示すデータが格納されている。
メカコンCPU130では、この管理テーブルを参照して、ジョブの実行に必要なモジュールが揮発性メモリ140に格納されているか否か、揮発性メモリ140内部において制御プログラムが格納されている領域の容量がどのくらいか、といった揮発性メモリ140内の状態を把握することができる。
制御プログラム消去部132は、ジョブ解析部123から通知される、ジョブの実行に必要な制御プログラムモジュールに関する情報、メインCPU120から通知される機器の状態(給紙カセットの用紙切れ、給紙カセットの未装着など)、その他の情報に従って、揮発性メモリ140内に格納された不要な制御プログラムモジュールの消去を行う。一旦消去された制御プログラムモジュールが、新たな画像処理ジョブの投入に伴い再度必要となった場合には、再度PC31からダウンロードされる。
(3)制御プログラムモジュールのダウンロード及び揮発性メモリ140への格納
以下、制御プログラムモジュールの揮発性メモリ140への格納について説明する。図4は、外部装置としてのPC31から揮発性メモリ140に制御プログラムモジュールをダウンロードする際の揮発性メモリ140の様子の一例について説明するための図である。
PC31には、例えばWindows(登録商標)等のオペレーティングシステムが搭載されており、制御プログラムもモジュールごとのファイルとして管理されている。MFP100Aにおいても、モジュールごとのファイル名は管理されており、制御プログラム取得制御部121が、PC31に制御プログラムモジュールのダウンロードを要求する際には、必要なモジュールのファイル名を指定してFTP(ファイル・トランスファ・プロトコル)等のファイル転送プロトコルに従ってモジュールのダウンロードを行う。そして、本実施の形態のメカコンCPU130においては、ダウンロードしたモジュールを揮発性メモリ140に格納する際に、上記管理テーブルに先頭アドレスと容量とを書き込む。
そして揮発性メモリ140の中で制御プログラムモジュールが格納されていない部分は、本実施の形態では画像処理用DSP150により展開された画像データを格納する領域(以下、「画像データ使用領域」という。)として用いられる。画像データ使用領域の容量として、どのくらいの容量が必要かは、MFP100Aの機能や投入された画像処理ジョブによっても異なる。制御プログラム消去部132は、必要性の低いモジュールを揮発性メモリ140から消去して、より効率的な揮発性メモリ140の管理を実現する。
(4)MFPの処理内容
以下、制御プログラムモジュールのダウンロードに際してのMFP100A〜100Cの処理内容についてフローチャートを参照して説明する。図5は、例えばMFP100Aの電源投入時の処理内容の一例について説明するためのフローチャートである。
MFP100の電源投入時(あるいはリセット時)には、まず通信プログラムを起動する(S101)。ここで起動される通信プログラムは、例えばTCP/IP、SMBなどに基づくPC31との通信(制御プログラムのダウンロードを含む)に最小限必要なプログラムであり、これはメインCPU120の不揮発性メモリ122に格納されている。
次に起動された通信プログラムにより、通信可能な外部装置を探索する(S102)。この探索は、例えばMFP100の制御プログラムモジュールのダウンロードを要求する旨の内容を含むブロードキャストパケットをLAN500上に送出することにより行うことができる。本実施の形態ではPC31から対応可能である旨の応答を受信した場合に(S103:YES)、PC31との通信(セッション)を確立する(S104)。なお、外部装置が見つからない場合(例えばPC31の電源が落ちている場合など)には(S103:NO)、本実施の形態ではMFP100の動作を停止する(S105)。制御プログラムモジュールのダウンロードが可能な外部装置が存在しない旨のメッセージを表示してもよい。
PC31とのセッションを確立した後は、PC31に、MFP100Aの初期化処理に必要な制御プログラムモジュールのファイル名を指定してダウンロードの要求を行う(S106)。初期化処理には、画像安定化動作、定着装置のウォームアップ等がある。この段階でダウンロードするべき制御プログラムモジュールのファイル名は不揮発性メモリ122に格納しておくことができる。ダウンロードした制御プログラムモジュールを揮発性メモリ140に格納する(S107)。
初期化処理に必要な制御プログラムモジュールのダウンロードを終了した後、初期化処理終了までのウェイト時間を設定する(S108)。このウェイト時間として、例えば定着装置のウォームアップ終了までの時間を設定することができる。ウェイト時間は、PC31から問合せがあった場合に、画像処理ジョブの開始可能までの時間を示す情報として応答されるものである。
そして、初期化処理を実行し(S109)、ウェイト時間を更新していく(S110)。初期化処理が終了すると(S111:YES)、画像処理ジョブが実行可能な状態となる。
次に、MFP100A等において、ジョブが開始した後の処理内容について説明する。図6は、処理内容の一例について説明するためのフローチャートである。本実施の形態では、ある画像処理ジョブの実行を開始した場合に、当該ジョブの終了までの時間をウェイト時間としてPC31に応答する。図6の処理は、MFP100A等においてウェイト時間を設定する処理である。
MFP100A等において、画像処理ジョブの実行に必要な制御プログラムのダウンロードを終了し(S201)、ジョブの実行を開始した際に(S202:YES)、当該ジョブの終了までの時間としてMFP側で算出された時間をウェイト時間として設定する(S203)。後は、画像処理ジョブの実行が進むにつれて(S204)、ウェイト時間を減算するように更新し(S205)、ジョブ処理が完了すると(S206:YES)、ウェイト時間の更新を終了する。
なお、PC31から、ジョブを投入する画像処理装置の選択のために必要な情報の送信要求があった場合、本実施の形態では、上記のように設定されたウェイト時間、及び実行待ち状態となっている画像処理ジョブのリスト、制御プログラムモジュール管理テーブル139を送信する。PC31の側では、以上の情報から、新たに投入する画像処理ジョブの実行開始までの時間を算出し、もっとも早くジョブの実行が開始される画像処理装置にジョブを投入する。このように、ジョブの実行開始までの時間の算出をPC31側で行うことは、MFP側での処理を簡単にし、MFPの製造コスト低減に好適となる。
(5)PC31での処理内容
次に、本実施の形態においてPC31から画像処理ジョブを投入する際の処理内容について説明する。なお、以下の処理は、PC31にインストールされた画像処理ジョブ要求プログラム(「プリンタドライバ」と称されるプログラムを含む。)がPC31内のCPU上で動作することにより実現される。
図7は、処理内容の一例について説明するためのフローチャートである。なお、本実施の形態では、同図の処理を行う前に、画像処理ジョブの出力対象である画像処理装置の識別情報(例えばIPアドレスやコンピュータ名など)をPC31に予め登録しておくものとする。このような事前登録を行うことは、例えば複数階にまたがって同一LANが構築されているような場合に、他のフロアの画像処理装置でジョブが実行されるといった事態を防止するために有効である。
PC31で画像処理ジョブの指示を受け付けた場合(S301:YES)、まず、ジョブの内容を解析し(S302)、当該ジョブの実行に必要な制御プログラムのモジュールを取得する。次に、複数の画像処理装置(例えばMFP100A〜100C)のいずれかから、前記したウェイト時間、実行待ちジョブのリスト、制御プログラムモジュール管理テーブル139を取得する(S303)。
そして、PC31において、新たに投入しようとする画像処理ジョブの実行開始までの時間を算出する(S304)。この算出処理は、新たに投入するジョブに必要な制御プログラムと制御プログラムモジュール管理テーブル139の内容との比較、及び画像処理装置に送信する必要のある制御プログラムの送信に要する時間の算出、及び実行待ち状態にあるジョブの処理に要する時間の算出などを含めることができる。即ち、実行中ジョブの終了、又は初期化処理終了までの時間(ウェイト時間)、制御プログラムの転送時間、及び実行待ちジョブの処理に要する時間(実行待ちジョブの実行に必要な制御プログラムの転送時間を含む。)を加算して、ジョブ実行開始までの時間を算出することができる。なお、制御プログラムの転送時間は、予め算出しておくことも可能であるが、制御プログラムの容量及びネットワークのデータ転送速度などから算出することも可能である。
ジョブの投入対象である全ての画像処理装置について上記時間の算出処理を終了すると(S305:YES)、ジョブを投入する画像処理装置を選択する(S306)。本実施の形態では、ジョブの開始までの時間がもっとも早い画像処理装置を選択することができるが、さらに新たに投入するジョブの実行時間を加算し、ジョブの終了までの時間がもっとも早い画像処理装置を選択するようにしてもよい。
図8は、ジョブを実行する画像処理装置を選択する一具体例について説明するための図である。図8(a)は、PC31に格納された、ジョブに必要な制御プログラムモジュール、当該制御プログラムモジュールのバージョン、及び、PC31に格納された各制御プログラムモジュールの転送時間である。
同図の例は、本体カセット給紙、オプション排紙のカラー印刷ジョブに必要な制御プログラムモジュールを示すものである。PC31に格納されたモジュールは、いずれもバージョン3であり、カラー印字制御モジュールの転送に必要な時間が40秒、本体給紙カセット制御モジュールの転送に必要な時間が10秒、オプション排紙制御モジュールの転送に必要な時間が20秒である旨が予めPC31に格納されている。
図8(b)は、MFP100Aの揮発性メモリ140に格納された制御プログラムモジュール及びバージョン、図8(c)は、MFP100Bの揮発性メモリ140に格納された制御プログラムモジュール及びバージョン、図8(d)は、MFP100Cの揮発性メモリ140に格納された制御プログラムモジュール及びバージョンを示すものである。
MFP100Aの揮発性メモリ140には、ジョブの実行に必要な制御プログラムモジュールが全て格納されているため、制御プログラムモジュールの転送の必要がない。また、現在印字中のジョブがなく待機状態となっており、ジョブ開始までの時間は0秒である。
MFP100Bの揮発性メモリ140の状態では、ジョブの実行のために、カラー印字制御モジュールの転送が必要となる。現在印字中のジョブがなく待機状態であるが、当該カラー印字制御モジュールの転送が必要であるため、ジョブ開始までの時間は40秒である。
MFP100Cの揮発性メモリ140の状態では、ジョブの実行のために、まず、本体給紙カセット制御モジュールの転送が必要となる。また、オプション排紙制御モジュールのバージョンがバージョン2であり、バージョン3のオプション排紙制御モジュールを転送する必要がある。一方、現在印字中のジョブがあり、当該ジョブの印字終了までの時間が20秒とすると、上記各モジュールの転送に必要な30秒を加算し、ジョブ開始までの時間は50秒となる。
以上のように、ジョブ開始までの時間を算出した後、MFP100Aを選択して画像処理ジョブを投入することができる。
図7に戻り、選択された画像処理装置に、ジョブに必要な制御プログラムを転送し(S307)、ジョブを投入する(S308)。なお、画像処理装置の側で実行待ちジョブがある場合には、投入したジョブの開始まで制御プログラムの転送を待つ構成も可能である。
本実施の形態では、ジョブの投入後、選択された画像処理装置をユーザに報知する(S309)。この報知は、例えばPC31のディスプレイに、選択された画像処理装置を知らせるメッセージを表示することで行うことができる。
(変形例)
以上、本発明の実施の形態について説明したが、本発明の内容が上記実施の形態において説明された具体例によって限定されないことは勿論であり、例えば、以下のような変形例も考えられる。
(1)上記実施の形態では、MFP100A等の画像処理装置からは、PC31での選択処理に必要な最小限の情報を送信し、画像処理装置選択のための時間情報算出処理などはPC31側で実行するようにした。画像処理システムにおける処理内容の分散形態として、上記のようにすることは画像処理装置側での処理負担の軽減を通じて画像処理装置の製造コスト削減には好適であるが、時間情報算出処理などの一部又は全部を画像処理装置の側で行うような形態も可能である。
例えば、実行待ちジョブの処理に要する時間や、制御プログラムモジュールのダウンロードに要する時間なども含め、画像処理装置の側で、新たに投入する画像処理ジョブの実行開始までの時間を算出し、PC側に送信するようにしても良い。
(2)上記実施の形態では詳細な説明を省略したが、制御プログラムモジュールのバージョン情報を参照し、バージョン変更があった場合にはより新しいバージョンの制御プログラムを再度ダウンロードするような構成も可能である。
(3)上記実施の形態では、図4等に処理内容ごとのモジュールの管理形態の一例を示したが、モジュールごとの処理内容は上記の例に限定されることはない。
(4)上記実施の形態では、ネットワーク500を介して制御プログラムモジュールをPC31からダウンロードする場合について説明したが、新たな制御プログラムモジュールの一部については、例えばコンパクトフラッシュ(登録商標)、スマートメディア等のメモリカード、USBメモリ、MO、CD、DVD等の各種ディスク媒体を介して行うこともできる。このような構成では、各種媒体から制御プログラムを取得する処理を行う制御プログラムモジュールについては、不揮発性メモリに格納しておくこともできる。
本発明は、例えばMFP等の画像処理装置等に適用することができる。
画像処理システムの全体的な構成の一例を示す図である。 MFP100の構成の一例について説明するための図である。 制御プログラムモジュール管理テーブルの内容の一例を示す図である。 例えば外部装置としてのPC31Aから揮発性メモリ140に制御プログラムモジュールをダウンロードする様の一例について説明するための図である。 MFPの電源投入時の処理内容の一例について説明するためのフローチャートである。 MFPにおいて、ジョブが開始した後の処理内容の一例について説明するためのフローチャートである。 PC31から画像処理ジョブを投入する際の処理内容の一例について説明するためのフローチャートである。 ジョブを実行する画像処理装置を選択する一具体例について説明するための図である。
符号の説明
1 画像処理システム
31 パーソナルコンピュータ(PC)
100A〜100C MFP
110 通信インタフェース部
120 メインCPU
121 制御プログラム取得制御部
122 不揮発性メモリ
123 ジョブ解析部
130 メカコンCPU
131 制御プログラムアドレス管理部
132 制御プログラム消去部
133 不揮発性メモリ
139 制御プログラムモジュール管理テーブル
140 揮発性メモリ
150 画像処理用DSP
500 ネットワーク(LAN)

Claims (11)

  1. 一以上の画像処理装置と、当該画像処理装置に画像処理ジョブを投入する外部装置とを含む画像処理システムであって、
    前記画像処理装置のそれぞれは、
    前記外部装置から制御プログラムを取得する制御プログラム取得手段と、
    前記制御プログラム取得手段により取得した制御プログラムを記憶する揮発性記憶手段とを備え、
    前記画像処理システムは、
    前記一以上の画像処理装置から、前記画像処理ジョブの処理に時間的に最適な画像処理装置を選択する選択手段を備え、
    前記外部装置は、
    前記選択手段により選択された画像処理装置に前記画像処理ジョブを投入する
    ことを特徴とする画像処理システム。
  2. 前記選択手段は、
    前記一以上の画像処理装置のそれぞれについて前記画像処理ジョブの開始までに要する時間を取得し、当該時間が最も早い画像処理装置を最適な画像処理装置として選択する
    ことを特徴とする請求項1に記載の画像処理システム。
  3. 前記選択手段は、
    前記一以上の画像処理装置のそれぞれについて前記画像処理ジョブの終了までに要する時間を取得し、当該時間が最も早い画像処理装置を最適な画像処理装置として選択する
    ことを特徴とする請求項1に記載の画像処理システム。
  4. 請求項1から3のいずれかに記載の画像処理システムに含まれる画像処理装置であって、
    前記外部装置は、前記選択手段を含み、
    前記画像処理装置は、
    前記選択手段による選択に必要な情報を取得する情報取得手段と、
    前記情報取得手段により取得した情報を前記外部装置に送信する送信手段とを備える
    ことを特徴とする画像処理装置。
  5. 請求項1から3のいずれかに記載の画像処理システムに含まれる画像処理装置であって、
    前記選択手段による選択に必要な情報を取得する情報取得手段と、
    前記情報取得手段が取得した情報から、前記画像処理ジョブの処理に必要な時間を示唆する情報を算出する算出手段と、
    前記算出手段により算出した情報を前記外部装置に送信する送信手段とを備える
    ことを特徴とする画像処理装置。
  6. 画像処理装置に画像処理ジョブを投入する外部装置にインストールされる画像処理ジョブ要求プログラムであって、
    画像処理ジョブを投入することが可能な複数の画像処理装置の中から、当該画像処理ジョブの処理に関し、時間的に最適な画像処理装置を選択する選択処理を前記外部装置に実行させる
    ことを特徴とする画像処理ジョブ要求プログラム。
  7. 前記複数の画像処理装置の各々は、前記外部装置から前記画像処理ジョブの実行に必要な制御プログラムをダウンロードして揮発性記憶手段に格納する構成を備え、
    前記選択処理において、
    前記制御プログラムのダウンロードに要する時間を参照して最適な画像処理装置を選択する
    ことを特徴とする請求項6に記載の画像処理ジョブ要求プログラム。
  8. 前記選択処理において、
    前記複数の画像処理装置の各々において実行中の画像処理ジョブが存在する場合、当該画像処理ジョブの終了までの時間を参照して最適な画像処理装置を選択する
    ことを特徴とする6又は7に記載の画像処理ジョブ要求プログラム。
  9. 前記選択処理において、
    前記複数の画像処理装置々において、初期化処理を実行している場合に、当該初期化処理が終了するまでの時間を参照して最適な画像処理装置を選択する
    ことを特徴とする請求項6から8のいずれかに記載の画像処理ジョブ要求プログラム。
  10. 前記選択処理において、
    予めユーザにより指定された画像処理装置から最適な画像処理装置を選択する
    ことを特徴とする請求項6から9のいずれかに記載の画像処理ジョブ要求プログラム。
  11. 前記画像処理要求プログラムは、さらに、
    選択された画像処理装置をユーザに報知する報知処理を前記外部装置に実行させる
    ことを特徴とする請求項6から10のいずれかに記載の画像処理ジョブ要求プログラム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2012060549A (ja) * 2010-09-13 2012-03-22 Seiko Epson Corp 電子機器、電子機器の制御方法、及び、プログラム

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