JP5073794B2 - 喪中用色付きインクジェット用光沢記録シート及びそれを用いた葉書 - Google Patents
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Description
(数1) ΔL*=L*’−L*
数1において、L*はクリア塗工層の表面(裏面)の明度、L*’はインク受容層の表面(インクジェット記録面)の明度である。
また、ISO白色度の差ΔWは、数2によって求めることができる。
(数2)ΔW=W’−W
数2において、Wはクリア塗工層の表面(裏面)のISO白色度、W’はインク受容層の表面(インクジェット記録面)のISO白色度である。
<原紙の作製>
LBKP100部のパルプスラリー(カナダ標準ろ水度500mlCSF)に、絶乾パルプ100部に対し、カチオン澱粉(商品名:ネオタック40T、日本食品化工社製)1.00部と、タルク(商品名:NTL、日本タルク社製)5.00部と、酸性ロジンサイズ剤(商品名:AL1203、星光PMC社製)0.200部と、液体硫酸バンド1.00部とを配合して紙料を得た。この紙料を長網式抄紙機で抄紙し、坪量180g/m2の原紙を得た。
引続き、前記原紙上にサイズ液として酸化澱粉(商品名:王子エースA、王子コンスターチ社製)の固形分濃度6%水溶液をサイズプレスによって乾燥塗布量が片面当たり1.5g/m2となるようにオンマシンで両面に塗布し、シリンダードライヤーで乾燥し、支持体を得た。支持体の白色度は、80.12%であった。
顔料として平均粒子径7μmの合成非晶質シリカ(商品名:サイロジェットP407、グレースデビソン社製)50.0部と、平均粒子径6μmの合成非晶質シリカ(商品名:サイロイド74X6500、グレースデビソン社製)50.0部と、水と、pH調整剤として酢酸0.500部とを配合し、カウレス分散機にて固形分濃度28%の顔料スラリーを調製した。この顔料スラリーにバインダーとしてポリビニルアルコール(商品名:PVA−117、クラレ社製)15.0部と、ポリエチレン酢酸ビニルバインダー(商品名:スミカフレックス450、住友化学社製)25.0部と、ノニオン性黒系着色顔料として黒色着色顔料(商品名:TB510 BlackTR、大日精化社製)0.128部とを添加・攪拌し、更に水を添加して固形分濃度が25%のインク受容層用塗工液を得た。
得られたインク受容層用塗工液を前記支持体のインクジェット記録面となる面に乾燥塗工量が10g/m2となるように、引続きオンマシンでエアナイフコーター塗工し、エアドライヤーで熱風乾燥してインク受容層を形成した。
水溶性高分子としてポリビニルアルコール(商品名:PVA−117、クラレ社製)0.500部とインク定着剤として水溶性高分子電解質である第4級アンモニウム塩ポリマー(商品名:パピオゲンP105、センカ社製)6.00部とを配合して、水を添加して固形分濃度が1.0%のクリア塗工液を得た。
引続き、前記支持体の裏面となる面に得られたクリア塗工液15ml/m2をオンマシンでエアナイフコーターにて塗工し、エアドライヤーで熱風乾燥した。クリア塗工層の乾燥塗工量は、1.00g/m2であり、クリア塗工層のうち、水溶性高分子の乾燥塗工量は、約0.08g/m2、インク定着剤の乾燥塗工量は、約0.92g/m2であった。
引続き、オンマシンにてソフトキャレンダーを用いて、線圧30kg/cm、25℃、2ニップ1パスの条件で表面処理を行った。
顔料として球状コロイダルシリカ(商品名:シリカドール20、アスペクト比1.0、平均粒子径20nm、日本化学工業社製)100部と、バインダーとしてカゼイン(商品名:ニュージーランドカゼイン、フォンテラ社製)20.0部と、離型剤としてステアリン酸カルシウム(商品名:ノプコートC−104、サンノプコ社製)を2部、ポリエチレンワックスエマルジョン(商品名:メイカテックスHP70、明成化学社製)を1部及びロート油(商品名:ロート油、第一工業製薬社製)を2部と、を混合し、更に水を加えて固形分濃度が20%の光沢発現層用塗工液を得た。
得られた光沢発現層用塗工液を前記支持体のインク受容層形成面にエアナイフコーターで絶乾塗工量8g/m2となるように塗工した。
ゲル化剤として蟻酸カルシウム3.0%水溶液とインク定着剤として第4級アンモニウム塩ポリマー(商品名:パピオゲンP105、センカ社製)3.0%とを混合して、固形分濃度が6.0%のゲル化液を得た。
前記光沢発現層用塗工液の塗工面が湿潤状態にあるうちに、得られたゲル化液をウエット塗布量が40g/m2となるようにシャワー塗布して凝固処理を行った後、得られた凝固面をキャストドラムに圧着し、喪中用色付きインクジェット用光沢記録シートを作製した。キャストドラムの条件は、ライン速度70m/分、キャストドラムの材質は、クロム鍍金の金属鏡面であり、塗工面を圧接させたときのフォーミング圧力は、約50kg/cmで、かつ、キャストドラムの表面温度は120℃であった。得られた喪中用色付きインクジェット用光沢記録シートの色調は、次のとおりとなった。なお、明度指数L*、色度a*、b*及び白色度Wは、分光式白度計・色差計(SPECTRO COLOR METER MODEL PF−10、日本電色工業社製)によって測定した。
裏面・・・L*:93.80、a*:−0.90、b*:3.78、W:80.12
インクジェット記録面・・・L*’:88.98、a*’:−0.48、b*’:2.34、W’:76.42
実施例1において、インク受容層用塗工液の調製で、ノニオン性黒系着色顔料の黒色着色顔料を2/3倍減らして0.085部とした以外は、実施例1に準じて喪中用色付きインクジェット用光沢記録シートを作製した。ここで色調は、次のとおりとなった。
裏面・・・L*:93.80、a*:−0.90、b*:3.78、W:80.12
インクジェット記録面・・・L*’:90.25、a*’:−0.55、b*’:2.31、W’:78.69
実施例1において、インク受容層用塗工液の調製で、ノニオン性黒系着色顔料の黒色着色顔料を2/3倍減らして0.085部とし、更に有彩色着色顔料としてバイオレット系顔料(商品名:TB1500 Violet3R、大日精化社製)を0.015部添加した以外は、実施例1に準じて喪中用色付きインクジェット用光沢記録シートを作製した。ここで色調は、次のとおりとなった。
裏面・・・L*:93.80、a*:−0.90、b*:3.78、W:80.12
インクジェット記録面・・・L*’:89.97、a*’:−0.41、b*’:2.72、W’:79.02
実施例1において、インク受容層用塗工液の調製で、ノニオン性黒系着色顔料の黒色着色顔料を2/3倍減らして0.085部とし、更に有彩色着色顔料としてブルー系顔料(商品名:TB520 Blue2B、大日精化社製)を0.0008部添加した以外は、実施例1に準じて喪中用色付きインクジェット用光沢記録シートを作製した。ここで色調は、次のとおりとなった。
裏面・・・L*:93.80、a*:−0.90、b*:3.78、W:80.12
インクジェット記録面・・・L*’:90.03、a*’:−0.57、b*’:1.94、W’:79.07
実施例1において、ゲル化液の調製で、ゲル化剤として酢酸カルシウム3.0%水溶液とインク定着剤として第4級アンモニウム塩ポリマー(商品名:パピオゲンP105、センカ社製)3.0%とを混合して、固形分濃度が6.0%のゲル化液とした以外は、実施例1に準じて喪中用色付きインクジェット用光沢記録シートを作製した。ここで色調は、実施例1と同様であった。
実施例1において、ゲル化液の調製で、ゲル化剤として蟻酸ストロンチウム3.0%水溶液とインク定着剤として第4級アンモニウム塩ポリマー(商品名:パピオゲンP105、センカ社製)3.0%とを混合して、固形分濃度が6.0%のゲル化液とした以外は、実施例1に準じて喪中用色付きインクジェット用光沢記録シートを作製した。ここで色調は、実施例1と同様であった。
実施例1において、ゲル化液の調製で、ゲル化剤として酢酸ストロンチウム3.0%水溶液とインク定着剤として第4級アンモニウム塩ポリマー(商品名:パピオゲンP105、センカ社製)3.0%とを混合して、固形分濃度が6.0%のゲル化液とした以外は、実施例1に準じて喪中用色付きインクジェット用光沢記録シートを作製した。ここで色調は、実施例1と同様であった。
実施例1において、ゲル化液の調製で、ゲル化剤として蟻酸バリウム3.0%水溶液とインク定着剤として第4級アンモニウム塩ポリマー(商品名:パピオゲンP105、センカ社製)3.0%とを混合して、固形分濃度が6.0%のゲル化液とした以外は、実施例1に準じて喪中用色付きインクジェット用光沢記録シートを作製した。ここで色調は、実施例1と同様であった。
実施例1において、ゲル化液の調製で、ゲル化剤として酢酸バリウム3.0%水溶液とインク定着剤として第4級アンモニウム塩ポリマー(商品名:パピオゲンP105、センカ社製)3.0%とを混合して、固形分濃度が6.0%のゲル化液とした以外は、実施例1に準じて喪中用色付きインクジェット用光沢記録シートを作製した。ここで色調は、実施例1と同様であった。
実施例1において、クリア塗工液の調製で、水溶性高分子のポリビニルアルコールを3/2倍増やして0.750部とした以外は、実施例1に準じて喪中用色付きインクジェット用光沢記録シートを作製した。クリア塗工層のうち、水溶性高分子の乾燥塗工量は、約0.11g/m2であった。ここで、色調は、実施例1と同様であった。
実施例1において、インク受容層及び光沢発現層を設けなかった以外は、実施例1に準じて喪中用色付きインクジェット用光沢記録シートを作製した。ここで色調は、次のとおりとなった。
裏面・・・L*:93.80、a*:−0.90、b*:3.78、W:80.12
インクジェット記録面・・・L*’:93.80、a*’:−0.90、b*’:3.78、W’:80.12
実施例1において、インク受容層用塗工液の調製で、ノニオン性黒系着色顔料の黒色着色顔料を添加しなかった以外は、実施例1に準じて喪中用色付きインクジェット用光沢記録シートを作製した。ここで色調は、次のとおりとなった。
裏面・・・L*:93.80、a*:−0.90、b*:3.78、W:80.12
インクジェット記録面・・・L*’:92.63、a*’:−0.82、b*’:2.01、W’:83.42
実施例1において、インク受容層用塗工液の調製で、ノニオン性黒系着色顔料の黒色着色顔料を4/3倍増やして0.171部とした以外は、実施例1に準じて喪中用色付きインクジェット用光沢記録シートを作製した。ここで色調は、次のとおりとなった。
裏面・・・L*:93.80、a*:−0.90、b*:3.78、W:80.12
インクジェット記録面・・・L*’:88.96、a*’:−0.24、b*’:3.55、W’:74.86
実施例1において、インク受容層用塗工液の調製で、ノニオン性黒系着色顔料の黒色着色顔料を添加せず、赤系着色顔料(商品名:TB−1100 Red FG−N、大日精化社製)を0.128部添加した以外は、実施例1に準じて喪中用色付きインクジェット用光沢記録シートを作製した。ここで色調は、次のとおりとなった。
裏面・・・L*:93.80、a*:−0.90、b*:3.78、W:80.12
インクジェット記録面・・・L*’:91.44、a*’:1.60、b*’:1.44、W’:81.91
実施例1において、インク受容層用塗工液の調製で、ノニオン性黒系着色顔料の黒色着色顔料を添加せず、緑系着色顔料(商品名:TB−510 Green B、大日精化社製)を0.0426部と、黄系着色顔料(商品名:TB−110 Yellow 2G、大日精化社製)を0.0426部と、赤系着色顔料(商品名:TB−1100 Red FG−N、大日精化社製)を0.0426部と、を添加した以外は、実施例1に準じて喪中用色付きインクジェット用光沢記録シートを作製した。ここで色調は、次のとおりとなった。
裏面・・・L*:93.80、a*:−0.90、b*:3.78、W:80.12
インクジェット記録面・・・L*’:91.20、a*’:−3.49、b*’:6.63、W’:75.29
実施例1において、クリア塗工液の調製で、水溶性高分子のポリビニルアルコールを2倍増やして1.00部とした以外は、実施例1に準じて喪中用色付きインクジェット用光沢記録シートを作製した。クリア塗工層のうち、水溶性高分子の乾燥塗工量は、約0.14g/m2であった。色調は、実施例1と同様であった。
実施例1において、クリア塗工液の調製で、インク定着剤を3/2倍増やして9.00部とした以外は、実施例1に準じて喪中用色付きインクジェット用光沢記録シートを作製した。クリア塗工層のうち、インク定着剤の乾燥塗工量は、約1.38g/m2であった。色調は、実施例1と同様であった。
実施例1において、クリア塗工液の調製で、インク定着剤を2倍に増やして12.0部とした以外は、実施例1に準じて喪中用色付きインクジェット用光沢記録シートを作製した。クリア塗工層のうち、インク定着剤の乾燥塗工量は、約1.85g/m2であった。色調は、実施例1と同様であった。
実施例1において、インク受容層用塗工液の調製で、ノニオン性黒色着色顔料に替えて、アニオン性黒色着色顔料(商品名:TB786、Black、大日精化工業社製)を0.128部添加した以外は、実施例1に準じて喪中用色付きインクジェット用光沢記録シートを作製した。ここで色調は、次のとおりとなった。
裏面・・・L*:93.80、a*:−0.90、b*:3.78、W:80.12
インクジェット記録面・・・L*’:88.58、a*’:−0.40、b*’:2.37、W’:76.20
実施例1において、インク受容層用塗工液の調製で、ノニオン性黒色着色顔料に替えて、黒色染料(商品名:Black CN Liquid、カチオン性、日本化薬社製)を0.128部添加した以外は、実施例1に準じて喪中用色付きインクジェット用光沢記録シートを作製した。ここで色調は、次のとおりとなった。
裏面・・・L*:93.80、a*:−0.90、b*:3.78、W:80.12
インクジェット記録面・・・L*’:89.25、a*’:−0.52、b*’:2.32、W’:78.10
実施例1において、光沢発現層用塗工液の調製で、顔料を球状コロイダルシリカ(商品名:シリカドール20、アスペクト比1.0、平均粒子径20nm、日本化学工業社製)50部及び気相法シリカ(商品名:レオロシール QS−10、アスペクト比1.0、平均一次粒子径16nm、トクヤマ社製)50部とした以外は、実施例1に準じて喪中用色付きインクジェット用光沢記録シートを作製した。ここで色調は、実施例1と同様であった。
実施例1において、光沢発現層用塗工液の調製で、顔料をアルミナ粒子(商品名:セラシュール BMT−B、アスペクト比5〜15、平均一次粒子径2μm、河合石灰工業社製)とした以外は、実施例1に準じて喪中用色付きインクジェット用光沢記録シートを作製した。ここで色調は、実施例1と同様であった。
実施例1において、光沢発現層用塗工液の調製で、顔料を球状コロイダルシリカ(商品名:シリカドール20、アスペクト比1.0、平均粒子径20nm、日本化学工業社製)50部及び球状コロイダルシリカ(商品名:スノーテックス PS−M、アスペクト比1.0、平均粒子径20nm、日産化学工業社製)50部とした以外は、実施例1に準じて喪中用色付きインクジェット用光沢記録シートを作製した。ここで色調は、実施例1と同様であった。
ゲル化液の調製で、ゲル化剤として酢酸ナトリウム3.0%水溶液とインク定着剤として第4級アンモニウム塩ポリマー(商品名:パピオゲンP105、センカ社製)3.0%とを混合して、固形分濃度が6.0%のゲル化液とした以外は、実施例1に準じて喪中用色付きインクジェット用光沢記録シートを作製した。ここで色調は、実施例1と同様であった。
裏面及びインクジェット記録面の明度とISO白色度とを分光式白度計・色差計(SPECTRO COLOR METER MODEL PF−10、日本電色工業社製)によって測定した。インクジェット記録面と裏面との明度指数の差ΔL*及び白色度の差ΔWを、それぞれ次に示す数1及び数2にて算出した。値を表1に示した。
ΔL*=L*’−L* ・・・(数1)
数1において、L*は裏面の明度、L*’はインクジェット記録面の明度である。
ΔW=W’−W ・・・(数2)
数2において、Wは裏面のISO白色度、W’はインクジェット記録面のISO白色度である。
インクジェット記録面の75°における光沢度をJIS P 8142:2005に従って、精密光沢計(GM−26D、村上カラーリサーチラボラトリー社製)を使用して測定した。測定値を表1に示した。
光沢発現層表面の写像性を測定した。写像性は、JIS H 8686−2に従って、光学くし幅2mmにて入反射角度60°とし、写像性測定器(ICM−1T、スガ試験機社製)にて測定した。評価としては、次のとおりである。
写像性が30〜50%・・・画像鮮映性が喪中用の記録シートとして適当である(実用レベル)、
写像性が30%未満・・・画像鮮映性に劣り、光沢タイプの記録シートとして不適である(実用に適さない)、
写像性が50%を超える・・・画像鮮映性が高く、喪中用の記録シートとして不適である(実用に適さない)。
裏面のコブ吸水度をJIS P 8140:1998に従って、次に示す条件によって測定した。被吸収液は、20℃に温度調節されたポリエチレングリコール(PEG)の30%水溶液とした。インクジェット記録面には液体を吸収しないテープを貼ってバリヤし、裏面にPEGの30%水溶液を5秒接触させた後に、吸水量を測定し、吸水度(PEG)とした。測定値を表1に示した。
裏面とインクジェット記録面との目視による識別性を評価した。判定基準は、次のとおりとした。評価結果を表2に示した。
○・・・容易に識別が可能(実用レベル)、
△・・・やや識別性に劣る(実用下限レベル)、
×・・・識別が困難(実用に適さない)。
インクジェット記録面における喪中葉書としての色調の妥当性を目視によって評価した。判定の考え方は、次のとおりとした。無彩色で明度及び白色度の官能評価ではあるが、本発明の淡い灰色の定義として記載する。灰色は、黒(くろ)と共に無彩色の一つである。黒は、光が人間の可視領域における全帯域にわたりむらなく感得されないこと若しくはそれに近い状態又はそのように人間に感じられる状態であるが、灰色はこの黒と白との中間的な色であり、白さの要素が強くなれば、淡い灰色となる。この灰色について、インクジェット印字部及び毛筆による筆記部とのコントラストが得られるよう、また、紙面全体から受ける印象を総合的に考慮した評価を行った。なお、官能評価において、パネラーは、30代から50代の男性5名女性5名の合計10名とした。判定基準は、パネラーが前記のとおり、紙面全体から受ける印象を総合的に考慮して評価をした。すなわち、妥当な場合は3点、やや妥当な場合は2点、不適当な場合は1点とし、10名の平均点が2.5点以上3.0点以下の場合を実用レベル(○)、2.0点以上2.5点未満の場合を実用下限レベル(△)、2.0点未満の場合を実用に適さない(×)とした。評価結果を表2に示した。
インクジェット記録面の風合い妥当性について目視にて評価した。判定の考え方は、次のとおりである。「風合い妥当性」は、地合いなどの白紙肌、光沢むら、塗工面の均質性などの面感などを総合的に評価し、かつ、喪中用として適切な格調高い印象を受けるものについては評価が高くなるようにした。パネラーは、色調妥当性評価と同様とし、判定基準は、パネラーが地合いなどの白紙肌、光沢むら、塗工面の均質性などの面感などを総合的に評価し、かつ、喪中用として適切な格調高い印象を受けるものについては評価が高くなるように評価をし、塗工面の均一性に優れ、光沢むらが無く、格調高い印象を受け、妥当である場合は3点、やや光沢むらが発生し、やや妥当である場合は2点、光沢むらが出ており、全体的に光沢度が高く品位に欠ける印象を受け、不適当である場合は1点とし、10名の平均点が2.5点以上3.0点以下の場合を実用レベル(○)、2.0点以上2.5点未満の場合を実用下限レベル(△)、2.0点未満の場合を実用に適さない(×)とした。評価結果を表2に示した。
毛筆又は筆ペンで筆記されることを想定し、毛筆による筆記を模擬し、筆ペン(商品名:慶弔サインペン(筆文字)「うす墨」、ぺんてる社製)を用いて裏面に直筆によって筆記したときの書き味の滑らかさを官能評価した。パネラーは、色調妥当性評価と同様とした。判定基準は、パネラーが和紙に筆記したときの抵抗感との比較評価をした。すなわち、筆記時の抵抗感がない場合は3点、やや抵抗があるが、筆記に支障がない場合は2点、抵抗が高く、筆記に支障をきたす場合は1点とし、10名の平均点が2.5点以上3.0点以下の場合を実用レベル(○)、2.0点以上2.5点未満の場合を実用下限レベル(△)、2.0点未満の場合を実用に適さない(×)とした。評価結果を表2に示した。
筆ペン(商品名:慶弔サインペン(筆文字)「うす墨」、ぺんてる社製)で裏面に直筆によって筆記したときの筆記個所の筆記品位を目視評価した。判定基準は、毛筆特有の墨汁が毛筆用和紙に吸収、セットされた後の筆末の微妙なかすれ具合、筆圧や墨汁吸収量に応じた墨の濃淡の再現性を着目点とし、次のとおりとした。評価結果を表2に示した。
○・・・筆圧及び/又はインクの吸収量に応じた墨の濃淡が忠実に再現される(実用レベル)、
△・・・やや再現性に劣るが、墨の濃淡が出ている(実用下限レベル)、
×・・・色の濃淡が出にくく印字調となるか、又は、筆記個所がかすれ易く、文字になりにくい(実用に適さない。)。
油性ボールペン(商品名:uni laknock「黒」、三菱鉛筆社製)で、裏面に直筆によって筆記したときの書き味の感触と筆記品位とを官能評価した。パネラーは、色調妥当性評価と同様とした。判定基準は、パネラーがコピー用紙(商品名:マリコピーR70、北越紀州製紙社製)に筆記したときの抵抗感との比較評価をした。すなわち、筆記時にある程度の抵抗を感じることができ、ボールチップからインキの転写が十分に行われる場合は3点、筆記時に抵抗がやや小さいが、インクの転写が行われる場合は2点、筆記時の抵抗感が小さすぎて、ボールチップのスリップ現象が生じてしまい、インクの吸収が不十分となる又は筆圧を高く、直筆速度を抑制しなくては筆記品位を挙げられない場合は1点とし、10名の平均点が2.5点以上3.0点以下の場合を実用レベル(○)、2.0点以上2.5点未満の場合を実用下限レベル(△)、2.0点未満の場合を実用に適さない(×)とした。評価結果を表2に示した。
市販のフルカラーインクジェットプリンター(商品名:PM−900C、セイコーエプソン社製)を用いて、インクジェット記録面(通信面)又は裏面(宛名面)に、白黒の写真画像を印刷し、画像細部のむら、境界部の滲み、発色の鮮やかさ(特に、地の色と印字部とのコントラスト)を目視で観察し、総合評価をした。また、裏面(宛名面)に関しては、印字部の耐水性を黒ベタ部に水を滴下した後の流れ具合を目視評価した。判定基準は、次のとおりとした。評価結果を表3に示した。
○・・・良好(実用レベル)、
△・・・やや劣る(実用下限レベル)、
×・・・劣る(実用に適さない。)。
市販のフルカラーインクジェットプリンター(商品名:PM−900C、セイコーエプソン社製)を用いて、裏面(宛名面)に、白黒の写真画像を印刷し、印字部に水を滴下し、常温乾燥後のインクの滲み出しをインクジェット印字耐水性として評価した。判定基準は、次のとおりとした。評価結果を表3に示した。
○・・・良好(実用レベル)、
△・・・やや劣る(実用下限レベル)、
×・・・劣る(実用に適さない。)。
裏面の湿し水への耐久性を次の要領にて調査した。試料は、インクジェット記録面の影響を除するため、裏面側だけとなるように、支持体を層間に沿って分離し、1水準につき、25cm2(5×5cm)の試験片を4個用意した。予め、20℃に温度調整しておいた湿し水50mlに、試験片4個を浸漬させ、30分後における湿し水の上澄み液を、濁度試験機(300A、日本電色工業社製)によって「湿し水濁度」を測定した。湿し水には、過乳化制御型エッチ液(SOLAIA 503、光陽化学工業社製)を0.8%とIPA代替アルコール(AG−U2、光陽化学工業社製)5%とを混合した水溶液を使用した。評価結果を表3に示した。
実機印刷における印刷版の汚れの程度を目視によって、評価した。印刷条件及び判定基準は、次のとおりとした。評価結果を表3に示した。
印刷条件:
印刷機 Roland社製印刷機
印刷速度 8000枚/時
印刷環境 25℃、50%RH
湿し水 SOLAIA 503/AG−U2=0.8/5.0%(10℃)
使用インキ KartonKing CKウインエコー 墨
判定基準:
○:2000枚印刷後に、画線部及び非画線部の汚れが発生せず、ブランケット付着物の発生が認められない(実用レベル)。
△:2000枚印刷後に、画線部及び非画線部の汚れが若干発生し、ブランケット付着物が若干発生する(実用下限レベル)。
×:2000枚印刷後に、画線部及び非画線部の汚れが問題になるレベルであり、ブランケット付着物も多く発生する(実用に適さない)。
Claims (7)
- 木材繊維を主体とした支持体の片面に顔料とバインダーと着色剤とを含有する1層以上のインク受容層が設けられ、該インク受容層の最表層上に顔料とバインダーとを含有する光沢発現層がキャストコート法のうちゲル化法によって設けられ、前記支持体の前記インク受容層とは反対面に水溶性高分子又は親水性樹脂とインク定着剤として水溶性高分子電解質とを含有するクリア塗工層が設けられた喪中用色付きインクジェット用光沢記録シートであって、
前記インク受容層は、前記着色剤としてノニオン性の着色顔料だけを含有し、
該着色顔料は、ノニオン性の黒系着色顔料を含有し、
該黒系着色顔料の含有量が、前記インク受容層中の前記着色剤を除いた顔料の合計含有量100質量部に対して0.050〜0.170質量部であり、
前記光沢発現層は、前記顔料として単分散の球状コロイダルシリカを1種類だけ含有し、かつ、前記ゲル化法のゲル化液は、ゲル化剤としてアルカリ土類金属イオンの金属塩を含有し、
前記光沢発現層の表面は、JIS P 8142:2005に従って測定した75°における光沢度が60%以上80%未満であり、
前記クリア塗工層における前記水溶性高分子又は親水性樹脂の乾燥塗工量は、0.14g/m2未満であり、かつ、前記水溶性高分子電解質の乾燥塗工量は、1.38g/m2未満であり、
前記光沢発現層の表面と前記クリア塗工層の表面とは、JIS P 8150:2004に従って測定した明度指数の差ΔL*が−5.0≦ΔL*≦−3.0であり、
かつ、JIS P 8148:2001に従って測定したISO白色度の差ΔWが−5.0≦ΔW≦−1.0であることを特徴とする喪中用色付きインクジェット用光沢記録シート。 - 前記黒系着色顔料は、単独で黒系の色調を有する顔料又は混合されて黒系の色調を有する顔料であることを特徴とする請求項1に記載の喪中用色付きインクジェット用光沢記録シート。
- 前記インク受容層は、前記着色顔料として前記黒系着色顔料とノニオン性の有彩色着色顔料とを含有し、
前記有彩色着色顔料の含有量が、前記インク受容層中の前記着色剤を除いた顔料の合計含有量100質量部に対して0.030質量部以下であることを特徴とする請求項1又は2に記載の喪中用色付きインクジェット用光沢記録シート。 - 前記クリア塗工層は、JIS P 8140:1998に規定する吸水度試験方法において、接触時間を5秒とし、ポリエチレングリコールの30質量%水溶液を用いて求めたコブ吸水度が28g/m2以下であることを特徴とする請求項1〜3のいずれか一つに記載の喪中用色付きインクジェット用光沢記録シート。
- 前記支持体から分離した表面積が25cm2の前記クリア塗工層からなる試験片4枚をオフセット印刷用の湿し水50ml(20℃)に30分間浸漬したときに、その浸漬前後の湿し水の濁度差が1.7Haze未満であることを特徴とする請求項1〜4のいずれか一つに記載の喪中用色付きインクジェット用光沢記録シート。
- 前記光沢発現層の表面は、JIS H 8686−2:1999「アルミニウム及びアルミニウム合金の陽極酸化皮膜の写像性試験方法−第2部:機器測定法」に準じ、光学くし幅2mm入反射角度60°の条件で測定した写像性が30〜50%であることを特徴とする請求項1〜5のいずれか一つに記載の喪中用色付きインクジェット用光沢記録シート。
- 請求項1〜6のいずれか一つに記載された喪中用色付きインクジェット用光沢記録シートを用いたことを特徴とする喪中用色付きインクジェット葉書。
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