JP5728242B2 - インクジェット用記録シートの製造方法 - Google Patents

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Description

本発明は、インクジェット記録シート及びその製造方法に関し、更に詳しくは主として記録シート上に記録された画像や文字の濃度が高く、色調が鮮明であり、インクの滲みが無く、さらにコックリングが改善されたインクジェット用記録シートに関するものである。
インクジェット記録方式は騒音が少なく、現像や定着などのプロセスを必要とせず、かつ、容易にフルカラー記録が行えることから各種プリンターなどに利用され、近年急速に普及してきている。特にコンピューターによって発色画像が形成されることと、記録装置を比較的小型にできること、そして、その装置の保守が容易であり、なおかつ駆動音及び記録音の発生が非常に低いという利点によって、近年ファクシミリや各種プリンターの記録体として利用されている。
そして、水性インクを用いたインクジェット記録方式にプリンターの性能、例えばプリント速度、解像度などの向上によって、被記録用シートに対しても高速吸収性、高吸収容量、規則的なインクのドット径など、より高度な特性が要求されるようになり、インク受容層を支持体上に設けたいわゆるコート紙が開発されている。
従来のインクジェット記録媒体は、インク受容層を支持体上に設ける際に、エアーナイフ塗工するのが一般的であった。
ブレードコーターによって、インク受容層を設ける技術として、塗工液調整において澱粉を使用することによってポリビニルアルコール又は酢酸ビニル系高分子の利用を可能とし、ブレードコーター適性を有する塗工液を開示するものがある(例えば、特許文献1を参照。)。
また、トランスファーロールコーターによるインクジェット記録媒体の製造方法に関する技術がある(例えば、特許文献2を参照。)。
さらに、高画質を得るためにロッドコーター塗工によるインクジェット記録シートに関する技術がある(例えば、特許文献3を参照。)。
特開2003−276319号公報 特開2007−313905号公報 特開2000−238412号公報
しかし、インク受容層をエアーナイフ塗工で形成する場合、次の問題がある。すなわち、インクジェット用のインク受容層の塗料は、非晶質シリカが含有されているのが通常で、その特性上、多孔質で比表面積も大きく、流動性のある塗工液を調製するとなると、固形分を上げることが難しく、塗工方式もエアーナイフコーターによるものに限られてくる。エアーナイフコーターによる塗工では、ブレードコーターやロッドコーターによるものと異なり、いわゆる輪郭塗工であるため、原紙表面の物理的構造の影響を受けやすく、塗工後の製品表面性も均質な特性が得られにくい。また、塗工時に、塗料へのせん断が十分にかけられないため、塗工層構造が比較的疎な状態となり、塗工層強度においても不利である。十分なインクジェット印字品質を得ようとした場合、インク受容層の塗工量も多くせざるを得なくなり、製品断裁時の紙粉の発生に伴う印刷トラブルや、インクジェットプリンターでの搬送不良といった問題が発生するようになる。また、エアーナイフコーターでは、塗料の粘度が低過ぎたり、塗工量が多かったり、支持体の吸収性が乏しかったりすると、大きなピッチを持ったオレンジピール状のパターンが発生するようになる。こうなると、印字品質が低下してしまう。
また、特許文献1の技術のようなブレードコーターによるものは、面質には優れるものの、塗工量が少ない場合には原紙の凹凸による塗工量の差異が生じてしまい、インクジェットインクの吸収ムラが生じやすくなる。この影響を軽減するためには、塗工量を増やさざるを得ない。また、ロッドコーターよりも、インク受容層用塗料中の異物に鋭敏で、少しでも異物があると、ストリークが発生してしまう。さらに、ブレードの寿命はロッドよりも短命であるうえ、設置初期においては、プロファイルの調整が困難なことと、調整までの時間が長く費やされるため、工程内で損紙が多く発生してしまい、不経済的な要素もある。
ロッドコーターによるものは、エアーナイフコーターとブレードコーターの中間的な特徴がある。それぞれのコーターには一長一短が有り、目的に応じて使用されなければいけない。
また、特許文献2の技術のようなトランスファーロールコーターによる場合、塗工量を高めることができず、高画質を目的とする場合は不適である。いわば、普通紙タイプのライトコートに適するもので有ると言える。
さらに特許文献3では、ロッドコーター用塗工液において見かけ粘度(μ)を所定の範囲とする方法が開示されているが、いわゆるシリカ成分に着目した粘度管理を主たる目的とするに留まる。したがって、ロッドコーターを使用する目的である高画質要求を満たし得るものではない。
ロッドコーターを使用するインクジェット用記録用紙は、高画質であり、比較的、原紙の表面構造が塗工紙表面性に影響せず、かつ、塗工量の厚薄が少ないインクジェット用記録用紙を製造することを目的とするものであり、これら全てを満足するものでなければならない。
そこで本発明の目的は、インク受容層を設けたインクジェット記録シートにおいて、インクジェット印字品質に優れ、かつコックリングが改善されたインクジェット記録シートをロッドコーターによって製造提供することである。具体的には適する塗工液構成を開発し、ロッドコーターに適する粘度調整を開発し、インクジェット用記録用紙の製造方法を提供することである。
また、本発明のもう一つの目的は、ロッドコーターに適する塗工液を使用してインクジェット印字品質に優れ、かつコックリングが改善されたインクジェット用記録用紙を提供することである。
本発明者らは、上記課題を解決するために検討を行った結果、塗工ムラを改善でき、高速塗工ができるインクジェット用塗料、塗工方法及び、当該塗料を塗工してなるインクジェット記録媒体を見出し、本発明を完成するに至った。具体的には、本発明に係るインクジェット用記録シートの製造方法は、支持体の表面にインク受容層用塗料を塗布してインク受容層を設けてなるインクジェット記録シートの製造方法において、前記インク受容層用塗料として、シリカ系顔料と有機高分子接着剤とを含有し、かつ、前記インク受容層用塗料に含有される顔料がシリカ系顔料だけであり、かつ、前記有機高分子接着剤としてポリビニルアルコールとエチレン酢酸ビニル系高分子とを含み、(ポリビニルアルコール/エチレン酢酸ビニル系高分子)の配合比率が質量比で40/100〜75/100であり、かつ、前記シリカ系顔料と前記有機高分子接着剤の配合比率が、前記シリカ系顔料100質量部に対して前記有機高分子接着剤が28質量部を超えて42質量部未満であり、かつ、B形粘度計による粘度が、ローターNo.3を使用した場合、回転数60rpmにおける粘度が300〜900mPa・Sであり、ハーキュレス粘度計によるせん断速度9.192×10−1における粘度が20〜45mPa・Sの範囲である塗料を調製する工程と、前記インク受容層用塗料をロッドコーターにて塗工する工程と、を有し、前記インク受容層の乾燥塗工量が片面当たり、7g/m以上20g/m未満となるように前記インク受容層用塗料を塗工することを特徴とする。
本発明に係るインクジェット用記録シートの製造方法では、前記インク受容層用塗料がカチオン性高分子染料定着剤を含有することが好ましい。
本発明のインクジェット記録シートは、インクジェット印字品質に優れ、かつコックリングが生じにくい。
次に本発明について実施形態を示して詳細に説明するが、本発明はこれらの記載に限定して解釈されない。本発明の効果を奏する限り、実施形態は種々の変形をしてもよい。
支持体に使用される木材繊維としては、広葉樹晒クラフトパルプ(LBKP)、針葉樹晒クラフトパルプ(NBKP)などの化学パルプ、グランドパルプ、加圧式砕木パルプ、リファイナー砕木パルプ、サーモメカニカルパルプ(TMP)、ケミメカニカルパルプ、ケミグランドパルプなどの機械パルプ、脱墨古紙パルプなどの古紙パルプなどの木材パルプを含む。フレッシュな晒パルプの場合は、環境を考慮し、ECFパルプかTCFパルプが望ましい。白色度などの品質面を考慮すると、ECFパルプが最適である。また、支持体は、パルプスラリーに必要に応じて従来公知の填料、バインダー、サイズ剤、定着剤、歩留まり向上剤、紙力増強剤などの各種添加剤を1種類以上用いて混合し、長網抄紙機、円網抄紙機、ツインワイヤー抄紙機などの各種抄紙機にて紙匹を形成し、その後乾燥させた後で得ることができる。特に、インク吸収性に優れた支持体を使用することが望ましい。
支持体の原紙構造としては、単層と多層のどちらでも良いが、多層の方が望ましい。多層構造は、インク受容層の面とその反対面(裏面)側で、それぞれの要求特性に対応させるような、非対称構造を形成させることが可能である。すなわち、2面において、薬品配合やパルプ種の変更が可能であり、また、3層以上の構造であれば、表層以外の中層に比較的安価なパルプ種を適用することができ、経済的にも有利である。また、その中層に用いるパルプは、古紙パルプである場合、環境対応品としても優良な商品となり得る。
支持体の表面には、強度を付与するなどを目的に、サイズプレス、ゲートロール、サイザーなどの装置を用いて、澱粉、ポリアクリルアマイド、ポリビニルアルコール、カルボキシメチルセルロースを塗布しても良い。
インク受容層に含有させる顔料として、シリカ系顔料が必須である。シリカ系顔料を使用するのは、インクジェット用インクの吸収能力が高いからである。シリカ系顔料としては、合成非晶質シリカ、コロイダルシリカ、気相法シリカ等である。高いインク吸収性から、合成シリカが好適に使用される。シリカ系顔料の他に、他の顔料を併用してもよく、例えば、焼成クレー、コロイダルアルミナ、擬ベーマイト、水酸化アルミニウム、アルミナ、炭酸マグネシウム、水酸化マグネシウム、珪酸アルミニウム、ケイソウ土、珪酸カルシウム、珪酸マグネシウム、天然ゼオライト、合成ゼオライト、軽質炭酸カルシウム、重質炭酸カルシウム、ハイドロキシアパタイト、各種層間化合物、カオリン、タルク、硫酸カルシウム、硫酸バリウム、二酸化チタン、酸化亜鉛、硫化亜鉛、炭酸亜鉛、サチンホワイトなどの白色無機顔料の他、スチレン系プラスチックピグメント、アクリル系プラスチックピグメント、各種マイクロカプセルなどの有機顔料も使用することができる。その他、多元的な機能を所持させる目的で、顔料粒子をシード粒子にし、水系析出法による異種材料の複合粒子を形成させた材料、CVD(Chemical Vapor Deposition)、PVD(Physical Vapor Deposition)、MOCVD(Metalorganic Chemical Vapor Deposition)などの表面処理によって得られた異種金属酸化物の複合材料、ゾルゲル法などで異種金属酸化物複合体をビルドアップさせた材料、無機顔料表面に各種重合反応によって有機物を化学的に結合させた材料、物理的に混和させた材料などのハイブリッド型顔料粒子を適宜使用しても構わない。また、好適に使用される合成シリカでも、プラズマエッチングなどの物理的手法を用いて表面構造のみを変質させた材料、メカノケミカル反応を利用し表面改質された材料(水系で水以外の物質が無い場合には合成シリカ表面の水酸基の数が多くなる)、カップリング剤や各種熱処理によって表面改質された材料(この場合には合成シリカ表面の水酸基の数が少なくなる)などを目的に応じて使用しても構わない。また、以上の顔料は2種類以上ブレンドして使用しても良い。さらにまた、上記に示した各種鉱物は、天然や合成の表記が無い場合は、所望する性能が満たされるならば、いずれでもよく、合成である場合は、合成法も特に制限されるものではない。
インク受容層には、バインダーとなる有機高分子接着剤としてポリビニルアルコールとエチレン酢酸ビニル系高分子が必須として含有される。これらの変性品も含まれる。ポリビニルアルコールとエチレン酢酸ビニル系高分子を使用するのは、インク吸収性や接着能力のバランスがよいからである。ポリビニルアルコールとエチレン酢酸ビニル系高分子の他に、他のバインダーを併用してもよく、例えば、ヒドロキシエチルセルロース、カルボキシメチルセルロースなどのセルロース誘導体、ポリビニルピロリドン、ポリビニルピリジン、ポリアクリルアマイド、ポリエチレンオキサイド、ポリプロピレンオキサイド、澱粉、変性澱粉(物理的構造変性のバイオラテックスを含む)、ポリアクリル酸、ポリアクリル酸ソーダ、ポリアクリル酸エチル、アルギン酸ソーダ、ポリスチレンスルホン酸ソーダ、カゼイン、ゼラチン、テルペンなどの水溶性バインダー、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリイソブチレン、ポリスチレン、ポリ塩化ビニル、ポリ塩化ビニリデン、ポリ酢酸ビニル、ポリビニルアセタール、ポリメタクリル酸メチル、ポリアクリロニトリル、ポリテトラフルオロエチレン、ポリフッ化ビニリデン、ポリブタジエン、ポリイソプレン、ポリクロロプレン、ナイロン、ポリエチレンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレート、ポリカーボネート、ポリアセタール、ポリビスクロロメチルオキサシクロブタン、ポリフェニレンオキサイド、ポリスルフォン、ポリ−p−キシリレン、ポリイミド、ポリベンズイミダゾール、フェノール樹脂、尿素樹脂、メラミン樹脂、エポキシ樹脂、アルキド樹脂、不飽和ポリエステル樹脂、ジアリルフタレート樹脂、スチレン−ブタジエン共重合体、変性スチレン−ブタジエン共重合体、アクリロニトリル−ブタジエン共重合体、メチルメタクリレート−ブタジエン共重合体、アクリル酸エステル−メタアクリル酸エステル共重合体、酢酸ビニル−マレイン酸エステル共重合体、酢酸ビニル−アクリル共重合体、エチレン−酢酸ビニル−アクリル共重合体などのエマルジョン型バインダー、又は、エマルジョン型であるウレタン樹脂バインダーを例示することができる。これらのバインダーの重合度、ケン化度、Tg(ガラス転移温度)、MFT(最低造膜温度)などは、限定されない。また、これらの分子鎖中に架橋性の官能基を付加することも可能である。また、以上の顔料は2種類以上ブレンドして使用しても良いし、各種ポリマーやモノマーを物理的に混ぜるのみでなく、化学的に組み合わせて使用しても良い。また、官能基の修飾の他に、電磁波(放射線、光、音波含む)、電気エネルギー、熱エネルギー、機械的エネルギー、磁気や生物による改質がなされても構わない。さらに、目的に応じて、各種エネルギーに応答するようなエンジニアリングポリマーや、生体高分子、イオン交換樹脂などを適宜適用しても構わない。そして、上記に示したバインダーは、合成法も特に制限されるものではない。
ここで、ポリビニルアルコールとエチレン酢酸ビニル系高分子につき詳細を説明する。これら2種類の水溶性接着剤は、相互に良相溶性であり、物理化学的に安定性があり、塗工均一性も良好なものとなる。ポリビニルアルコールは水酸基の作用によって、インクを表面に吸着させ、印字濃度を高くすることができる。また、エチレン酢酸ビニル系高分子は、カルボキシル基の作用によってインクの滲みを制御することができる。このようなポリビニルアルコールの外面的な吸着作用とエチレン酢酸ビニル系高分子の内面的な吸着作用によって、適切にインクの滲みと印字濃度を調整することができる。接着力はもとより、インクの滲み、印字濃度、塗料粘度が適切になるようなポリビニルアルコール及びエチレン酢酸ビニル系高分子の固形分配合比(質量比)は、ポリビニルアルコール/エチレン酢酸ビニル系高分子=40/100〜75/100が好ましく、より好ましくは45/100〜70/100である。エチレン酢酸ビニル系高分子100質量部に対してポリビニルアルコールが40部未満であるとインク吸収性は良好なものの、塗工層強度が弱くなり、印刷や後工程での紙粉トラブルが発生するようになるという点で問題であり、75部を超えると塗工層強度は強くなるものの、インク吸収性が劣るようになるという点で問題である。また、上記比率の条件下、シリカ系顔料と有機高分子接着剤(ポリビニルアルコールとエチレン酢酸ビニル系高分子の合計質量)の配合比率が、シリカ系顔料100質量部に対して有機高分子接着剤が28質量部を超えて42質量部未満であることが好ましい。ポリビニルアルコールとエチレン酢酸ビニル系高分子の合計質量部数が、シリカ系顔料100部に対して、42部以上の多い条件では、インクジェット印字での滲みといった物性面で劣るようになり、反対に、シリカ系顔料100部に対して、28部以下の少ない条件では、後加工での断裁紙粉の発生、印刷での紙粉トラブルが発生するようになり好ましくない。
インク受容層は、シリカ系顔料と有機高分子接着剤を主成分とすることが好ましく、例えばシリカ系顔料と有機高分子接着剤の合計量が25質量%以上、好ましくは30%以上、より好ましくは50質量%以上、さらに好ましくはインク受容層が実質的にシリカ系顔料と有機高分子接着剤とからなるようにする。
シリカ系顔料と有機高分子接着剤とを含有した塗料のB形粘度は、300mPa・S以上900mPa・S以下、好ましくは350mPa・S以上850mPa・S以下でかつ、当該塗料のハーキュレス粘度計によるせん断速度9.192×10−1における粘度が、20mPa・S以上45mPa・S以下、好ましくは25mPa・S以上40mPa・S以下で、ロッドコーターでの塗工適性を付与することができ、連続塗工性も安定したものとなる。塗料のB形粘度が300mPa・S未満であると、塗工層強度が弱くなる傾向があり好ましくない。900mPa・Sを超えると塗工層表面の平滑性が劣るようになる。塗料のハーキュレス粘度計によるせん断速度9.192×10−1における粘度が、20mPa・S未満であると、塗工量が低くなり、インクジェット印字品質が劣るようになる。また、45mPa・Sを超えると、塗工量が多くなり、塗工層強度が劣るようになる。
インク受容層には、インクジェットインクの定着性と発色性を向上させるために、カチオン性高分子を主成分とする次に列記するインク定着剤を配合することが好ましい。このようなカチオン性インク定着剤としては、ポリエチレンイミン、エピクロルヒドリン変性ポリアルキルアミン、ポリアミンポリアミドエピクロルヒドリン、ジメチルアミンアンモニアエピクロルヒドリン、ポリビニルベンジルトリメチルアンモニウムハライド、ポリジアクリルジメチルアンモニウムハライド、ポリジメチルアミノエチルメタクリレート塩酸塩、ポリビニルピリジウムハライド、カチオン性ポリスチレン共重合体、ジアリルジメチルアンモニウムクロライド重合物、ジアリルジメチルアンモニウムクロライド二酸化硫黄共重合物、ジアリルジメチルアンモニウムクロライドアミド共重合物、ジシアンジアミドホルマリン重縮合物、ジシアンジアミドジエチレントリアミン重縮合物、ポリアリルアミン、ポリアリルアミン塩酸塩、ポリアクリルアミド系樹脂、ポリアミドエポキシ樹脂、メラミン樹脂酸コロイド、尿素系樹脂、カチオン変性ポリビニルアルコール、アミノ酸型両性界面活性剤、ベタイン型化合物、その他、第4級アンモニウム塩類、ポリアミンなどが用いられる。上記インク定着剤は所望する性能を得るために、2種類以上ブレンドしても良い。そして、化学的組成が同一のものでも分子量の異なるものをブレンドしても構わない。また、物理的に混ぜるのみでなく、共重合の構成体の組合せを変化させながら、化学的に組み合わせて使用しても良い。さらに、インクジェットインクの耐水性強化を目的に、カチオン化度を上げたものや、耐光性強化を目的としたカチオン化度を減らしたものを適宜使用しても構わない。
インク受容層形成用の塗工液には、着色顔料の他、必要に応じて着色染料、分散剤、消泡剤、pH調整剤、湿潤剤、保水剤、粘度調整剤、架橋剤、離型剤、防腐剤、柔軟剤、ワックス、導電防止剤、帯電防止剤、サイズ剤、耐水化剤、可塑剤、蛍光増白剤、還元剤、紫外線吸収剤、酸化防止剤、香料、脱臭剤、防炎剤、忌避剤、防錆剤なども適宜使用できる。更に、医薬用外の使用目的で各種薬効成分、精油成分、抗菌剤、各種酵素などもインクジェット印字適性を損なわない範囲内で使用が可能である。そしてそれらの形態は、単純な物理的な混合のほか、カプセル化、または、反応性の官能基導入による化学結合タイプのもの、又は、ポリイオンコンプレックスによる樹脂内部への内包型複合材料など、適宜適切に選ばれるものである。また、例えばシリカスラリーに含有させる、又はバインダーに含有させるなど、これらを添加させる工程、方法については特に限定はされない。
支持体の裏面(インク受容層を設けた面と反対面)に塗工するクリア液には、着色顔料、カチオン性サイズ剤、界面活性剤の他に、本発明に影響を及ぼさない程度にバインダー、インク定着剤、防腐剤、ワックス、耐水化剤、蛍光増白剤、着色染料、などを適宜選定して添加することができる。これらを添加させる工程、方法については特に限定はされない。
インク受容層を設ける為の塗工液と、インク受容層と反対面に塗工するクリア液に関しては、公知一般の塗工機、例えば、ブレードコーター、ロールコーター、エアーナイフコーター、ロッドコーター、リップコーター、カーテンコーター、スプレーコーター、ダイコーター、チャンブレックスコーター、チップブレードーコーターやラボスケールでのスピニングコーターなどが使用できるが、本発明の目的からはロッドコーターが最も望ましい。そして、塗工液を乾燥塗工量で片面当たり、7g/m 以上20g/m未満となるように支持体の片面に塗工する。さらに、好適には7〜15g/mであり、より好適には、8〜10g/mとなるように支持体の片面に塗工する。また、塗工時は、塗工層構造を制御する目的で常圧、減圧、加圧のいずれの状態下を選んでも構わない。インク受容層形成用の塗工液を乾燥塗工量で片面当たり、7g/m 未満であると、インク受容層である塗工層が、支持体表面を完全に覆うことが難しく、塗工層によるインク吸収性が不十分となり、吸収ムラが発生するようになる。また、乾燥塗工量が20g/m以上であると、インク受容層と支持体間の接着強度が実用に耐えられないレベルとなり、粉落ちと呼ばれる支持体からの塗工層の脱落、剥離などが発生し、重大な問題となる。インク吸収性に優れていても、その後の後加工でのトラブルは、顧客の信用を失墜させる他、多大な経済的損失を被ることになる。
本実施形態において、片面にインク受容層を2層以上設けても良い。また、インク受容層と反対面においても、搬送性やカール調整を目的にクリア層などの塗工層を設けても構わない。
インク受容層形成用塗工液及びクリア液の塗工方法はオンマシンの方が望ましい。効率良く生産することが出来、色替わりの時には各塗料を入れ替えるだけで行うことができる。塗工をオフコートで行うことは、枠替え時でのダウンタイムなどの時間損失が発生する上、実作業においても、のべ工程時間が長くなる分、エネルギー消費量と損失も計上される。従って、生産の主目的である利潤の追求が不十分となってしまう。さらに、虫などの混入や工程内のコンタミネーションなどで商品の欠陥発生する確率が高まり、製品の仕上げ率の低下が避けられない。また、工程内品質保証を行う場合には、管理事項が増えるため、試験員への負荷がかかるか、人員を増員せざるを得なくなるという不利点もある。
塗工後の乾燥方式としては、熱風乾燥、赤外乾燥、ドラム乾燥などが挙げられるが、本実施形態においては、特に限定されるものではない。バインダーマイグレーションや、塗工層構造の制御を目的に、適宜適切に乾燥条件(乾燥温度や乾燥温度勾配、乾燥時間など)を変更し適用してよい。
また、インク受容層の表面の平滑性を制御する目的で、必要に応じてキャレンダー処理を行っても良い。キャレンダーは、スーパーキャレンダー、マシンキャレンダー、ソフトキャレンダーなどが挙げられる。また、キャレンダー前後の工程にて、加湿機などを配置することも可能である。また、キャレンダー配置については、縦型、横型のいずれでもよく、所望する物性が得られる限りにおいては、縦型においてのスタック数と横型においての台数は何ら制限を受けるものではない。また、処理条件(処理速度、処理温度、処理圧力、ロール表面の硬度や粗さなど)も適宜適切に選ばれる。
次に、実施例を挙げて本発明をより具体的に説明するが、本発明はこれら実施例に限定されるものではない。また、例中の「部」及び「%」は、特に断らない限り「質量部」及び「質量%」を示す。
(実施例1)
<原紙の作製>
LBKP100部(カナディアンスタンダードフリーネス:CSF=500ml)のパルプスラリーに、パルプに対し、カチオン澱粉1.0部、タルク5.0部、酸性ロジンサイズ剤0.2部、液体硫酸バンド1.0部を添加し、調製した紙料を長網式抄紙機で抄紙し、坪量180g/mの原紙を得た。
<サイズプレス塗工>
上記原紙上に酸化澱粉(商品名:王子エースA、王子コンスターチ社製)6%をサイズプレスによって乾燥塗工量が片面当たり1.5g/mとなるようにオンマシンで塗布し、シリンダードライヤーで乾燥し支持体を得た。
<インク受容層形成用塗工液の調製>
平均粒子径7μmの合成非晶質シリカ(商品名:サイロジェットP407、グレースデビソン社製)50部と平均粒子径6μmの合成非晶質シリカ(商品名:サイロイド74X6500、グレースデビソン社製)50部とに、水とpH調整剤として酢酸0.5部を添加し、カウレス分散機にて28.5%の顔料スラリーを調製した。この顔料スラリーにポリビニルアルコール15部(商品名:PVA−224、クラレ社製)及びポリエチレン酢酸ビニルバインダー(エチレン酢酸ビニル系高分子)20部(商品名:スミカフレックス401、住友化学社製)を添加・攪拌し、更に水を添加し、固形分濃度で25%の塗工液を得た。
<インク受容層の形成>
サイズプレス処理を行った支持体の片面にインク受容層形成用塗工液を乾燥塗工量が10g/mとなるように、オンマシンでロッドコーター塗工し、エアードライヤーで熱風乾燥した。
<裏面(インク受容層と反対面)へのクリア液の塗工>
ポリビニルアルコール0.5部(商品名:PVA−117、クラレ社製)とインク定着剤0.5部(商品名:パピオゲンP105、センカ社製)とカチオン性サイズ剤(商品名:N−PPS、荒川化学工業社製)とを混合して得られたクリア液をウエット状態で塗工量15cc/mとなるようにオンマシンにて塗布し、エアードライヤーで熱風乾燥した。
<平滑処理>
ソフトカレンダーを用いて、線圧30kg/cm、25℃、2ニップ1パスの条件で表面処理を行った。
(実施例2)
インク受容層形成用塗工液の調製でポリビニルアルコール:ポリエチレン酢酸ビニルバインダーの比率を10部:25部とした以外は、実施例1と同様とした。
(実施例3)
実施例1で、塗工量を7g/mとした以外は同様とした。
(実施例4)
実施例1で、塗工量を15g/mとした以外は同様とした。
(実施例5)
実施例2で、塗工量を7g/mとした以外は同様とした。
(実施例6)
実施例2で、塗工量を15g/mとした以外は同様とした。
(実施例7)
実施例1で、インク受容層形成用塗工液の調製において、カチオン性定着剤(パピオゲン P−105、センカ社製)を10部添加した以外は同様とした。
(比較例1)
実施例1で、塗工量を5g/mとした以外は同様とした。
(比較例2)
実施例1で、塗工量を20g/mとした以外は同様とした。
(比較例3)
実施例2で、塗工量を5g/mとした以外は同様とした。
(比較例4)
実施例2で、塗工量を20g/mとした以外は同様とした。
(比較例5)
インク受容層の塗工液の調製でポリビニルアルコール:ポリエチレン酢酸ビニルバインダーの比率を20部:15部とした以外は、実施例1と同様とした。
(比較例6)
インク受容層形成用塗工液の調製でポリビニルアルコール:ポリエチレン酢酸ビニルバインダーの比率を35部:0部とした以外は、実施例1と同様とした。
(比較例7)
インク受容層形成用塗工液の調製でポリビニルアルコール:ポリエチレン酢酸ビニルバインダーの比率を5部:30部とした以外は、実施例1と同様とした。
(比較例8)
インク受容層形成用塗工液の調製でポリビニルアルコール:ポリエチレン酢酸ビニルバインダーの比率を0部:35部とした以外は、実施例1と同様とした。
(比較例9)
インク受容層形成用塗工液の調製でポリビニルアルコール:ポリエチレン酢酸ビニルバインダーの比率を8部:20部とした以外は、実施例1と同様とした。
(比較例10)
インク受容層形成用塗工液の調製でポリビニルアルコール:ポリエチレン酢酸ビニルバインダーの比率を12部:16部とした以外は、実施例1と同様とした。
(比較例11)
インク受容層形成用塗工液の調製でポリビニルアルコール:ポリエチレン酢酸ビニルバインダーの比率を12部:30部とした以外は、実施例1と同様とした。
(比較例12)
インク受容層形成用塗工液の調製でポリビニルアルコール:ポリエチレン酢酸ビニルバインダーの比率を18部:24部とした以外は、実施例1と同様とした。
(比較例13)
実施例1において、塗工方式をエアーナイフコーターに変更した以外は同様とした。
<B形粘度>
B形粘度計(形式BM、東京計器社製)を用いて、JIS K7117−1:1999「プラスチック―液状,乳濁状又は分散状の樹脂 ― ブルックフィールド形回転粘度計による見掛け粘度の測定方法」に則り、液温20℃、ローターNo.3、回転数60rpmの条件にて測定した。併せて、6rpmの条件にての測定も行い、それぞれの粘度の結果より、カラーのチキソ性の指標(TI)を算出した。
<ハーキュレス粘度>
ハイシェア粘度計(Hercules type MODEL HR801C:熊谷理器工業社製)を用いて、JIS K7117−2:1999「プラスチック―液状,乳濁状又は分散状の樹脂 ― 回転粘度計による定せん断速度での粘度の測定方法」に則り、測定した。測定条件は、液温20℃、Fボブ、回転数4400rpm、せん断速度9.192×10−1のときの値を評価した。
<面質>
塗工面質を自然光の射光による目視評価をした。さらに、ブラックライトで目視評価した。
○・・・良好(実用レベル)、△・・・やや劣る(実用下限レベル)、×・・・劣る(実用に適さない)
<インクジェット印字適性>
市販のフルカラーインクジェットプリンター(商品名:PM−A950、セイコーエプソン社製)を用いてフルカラーを印刷し、境界部の滲み、発色の鮮やかさ(特に地の色と印字部とのコントラスト)などを目視観察し、それぞれの項目で以下の判断基準で評価した。
○・・・良好(実用レベル)、△・・・やや劣る(実用下限レベル)、×・・・劣る(実用に適さない)
<塗工安定性>
ロッドコーターを用いてインク受容層を塗設したときのストリーク発生の有無を目視評価した。また、所望する塗工量の制御が困難な場合には、評価を低くした。
○・・・良好(実用レベル)、△・・・やや劣る(実用下限レベル)、×・・・劣る(実用に適さない)
<コックリング>
市販のフルカラーインクジェットプリンター(商品名:PM−A950、セイコーエプソン社製)を用いて葉書サイズのサンプルにフルカラーのベタ印字をし、シート全体の凹凸の程度を目視観察した。以下の判断基準により評価した。
○・・・良好(実用レベル)、△・・・やや劣る(実用下限レベル)、×・・・劣る(実用に適さない)
<表面強度>
簡易式印刷機にて下記の印刷条件にて、インク受容層側を印刷し、ピッキングの状態を目視評価した。また、判定基準は以下のようにした。
使用インキ:東洋インキ社製 墨インキ TV15 0.4cc
印刷条件:60rpm 5回刷り
○・・・良好(実用レベル)、△・・・やや劣る(実用下限レベル)、×・・・劣る(実用に適さない)
Figure 0005728242
Figure 0005728242
実施例はいずれも画質が良好で、滲みが少なく、インク濃度が高く、コックリングが少なく、表面強度が良好であった。よって、本発明に係る実施例で得られたインクジェット記録シートは、ロッド塗工によって、良好な面質とインクジェット印字適性を付与できるとともに、塗工層強度に優れ、コックリングも向上したものであった。
しかし、比較例1、3はインク受容層の塗工量が少ないため、画質、滲み、コックリングの評価が劣った。比較例2、4はインク受容層の塗工量が多いため、表面強度の評価が劣った。比較例5、6は、ポリビニルアルコールの量がポリエチレン酢酸ビニルバインターに対して多いため、特に画質の評価が劣った。比較例7、8は、ポリビニルアルコールの量がポリエチレン酢酸ビニルバインターに対して少ないため、特に表面強度の評価が劣った。比較例9、10は、ポリビニルアルコールとポリエチレン酢酸ビニルバインターの合計量がシリカ系顔料の量に対して少ないため、特に表面強度の評価が劣った。比較例11、12は、ポリビニルアルコールとポリエチレン酢酸ビニルバインターの合計量がシリカ系顔料の量に対して多いため、特にインクジェット滲みの評価が劣った。比較例13はエアーナイフコーターで塗工したため、特にコックリングと表面強度の評価が劣った。
インクジェット用記録紙分野においても本発明によってロッドコーターによる塗工が可能となり、その記録用紙は情報分野など広く利用可能性を有し、ロッドコーター分野においても更なる利用可能性を示唆し得る。

Claims (2)

  1. 支持体の表面にインク受容層用塗料を塗布してインク受容層を設けてなるインクジェット記録シートの製造方法において、
    前記インク受容層用塗料として、シリカ系顔料と有機高分子接着剤とを含有し、かつ、前記インク受容層用塗料に含有される顔料がシリカ系顔料だけであり、かつ、前記有機高分子接着剤としてポリビニルアルコールとエチレン酢酸ビニル系高分子とを含み、(ポリビニルアルコール/エチレン酢酸ビニル系高分子)の配合比率が質量比で40/100〜75/100であり、かつ、前記シリカ系顔料と前記有機高分子接着剤の配合比率が、前記シリカ系顔料100質量部に対して前記有機高分子接着剤が28質量部を超えて42質量部未満であり、かつ、B形粘度計による粘度が、ローターNo.3を使用した場合、回転数60rpmにおける粘度が300〜900mPa・Sであり、ハーキュレス粘度計によるせん断速度9.192×10−1における粘度が20〜45mPa・Sの範囲である塗料を調製する工程と、
    前記インク受容層用塗料をロッドコーターにて塗工する工程と、を有し、
    前記インク受容層の乾燥塗工量が片面当たり、7g/m以上20g/m未満となるように前記インク受容層用塗料を塗工することを特徴とするインクジェット用記録シートの製造方法。
  2. 前記インク受容層用塗料がカチオン性高分子染料定着剤を含有することを特徴とする請求項1に記載のインクジェット用記録シートの製造方法。
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