JP5073201B2 - 衣料用液体洗浄剤組成物 - Google Patents

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Description

本発明は、衣料用液体洗浄剤組成物に関する。
従来、衣料の柔軟性等の風合いを向上させることを目的とした衣料用液体洗浄剤組成物としては種々のものが提案されている。
例えば、衣料に対して柔軟性を付与する液体洗浄剤組成物として、特許文献1には、特定のノニオン界面活性剤、特定の曇点を有する水溶性ポリエーテル型変性シリコーンを含有する組成物が開示されている。
同様に、特許文献2には、非イオン性界面活性剤、特定の陽イオン性界面活性剤及び特定のアミノ変性シリコーン誘導体を含有する組成物が開示されている。
さらに、シルクやウール製品などの衣類に対して形態保持機能を有し、優れた風合いを維持する液体洗浄剤組成物として、特許文献3には、特定の非イオン性界面活性剤、特定のジアルキル型陽イオン性界面活性剤、水溶性シリコーン誘導体を含有する組成物が開示されている。
特開平11−293297号公報 特開2000−144199号公報 特開平7−242897号公報
ところで、家庭における衣料の洗濯において、近年、洗濯機の大型化が定着してきており、たくさんの衣料を一度にまとめて洗う機会が増えている。
洗濯される衣料には、綿やポリエステル等の化学繊維などの種々の素材の衣料が混在し、特にポリエステル素材の衣料が年々増加している。
衣料の中でもポリエステル素材のものは、家庭において繰り返し洗濯されると、滑らかさ(すべり性)がなくなってきて、ざらつくような風合いを伴うようになる。
そのため、汚れを落とす洗浄機能に加えて、着用時の快適性向上のため、洗い上がりの衣料に対して心地よいすべり性を付与する機能が求められる。
しかしながら、従来の衣料用液体洗浄剤組成物は、ポリエステル素材の衣料に対してすべり性を付与する効果は不充分である。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、ポリエステル素材の衣料に対して、優れたすべり性を付与する衣料用液体洗浄剤組成物を提供することを課題とする。
本発明者らは鋭意検討した結果、特定の含窒素化合物と特定のポリエーテル変性シリコーンをともに配合することで、上記課題を解決し得ることを見出し、本発明を完成するに至った。
すなわち、本発明の衣料用液体洗浄剤組成物は、非イオン性界面活性剤(A)と、置換基を有しても良く、連結基を鎖中に有するものであっても良い炭素数7〜28の炭化水素基を有する3級アミン及び/又はその塩である含窒素化合物(B)と、下記式(I)〜(II)から選ばれる1種以上のポリエーテル変性シリコーン(C)とを含有することを特徴とする。
Figure 0005073201
Figure 0005073201
(但し、上記式(I)、(II)中、Rは、炭素数1〜4の直鎖あるいは分岐したアルキル基又はアルケニル基、水素原子のいずれかであり、それぞれのRは同一でもよく、異なっていてもよい。Rは、炭素数1〜4の直鎖あるいは分岐したアルキレン基又はアルケニレン基であり、それぞれのRは同一でもよく、異なっていてもよい。Xはポリオキシアルキレン基を示す。l、m、nが付された各構成単位の順序は異なっていてもよく、lは0〜50、mは10〜10000、nは1〜1000であり、m>nの整数を示す。また、aは5〜10000、bは2〜10000の整数を示す。)
さらに、マレイン酸と該マレイン酸と共重合可能な炭素数が4〜12の炭化水素系モノマー及び/又はアクリル酸との共重合体、及び/又はその塩であるマレイン酸系共重合体(D)を含有することが好ましい。
また、本発明の衣料用液体洗浄剤組成物は、前記非イオン性界面活性剤(A)を10〜50質量%含有し、前記含窒素化合物(B)を0.1〜10質量%含有し、前記ポリエーテル変性シリコーン(C)を0.01〜10質量%含有することが好ましい。
さらに、前記マレイン酸系共重合体(D)を0.1〜10質量%含有することが好ましい。
本発明によれば、ポリエステル素材の衣料に対して、優れたすべり性を付与する衣料用液体洗浄剤組成物を提供することができる。
以下、本発明を詳細に説明する。
「非イオン性界面活性剤(A)」
非イオン性界面活性剤(A)は、主に洗浄機能を担う成分であり、1種を単独で用いても2種以上を併用しても良い。
本発明で用いる非イオン性界面活性剤(A)としては特に限定されないが、例えば、下記式(III)で表されるポリオキシアルキレン型非イオン性界面活性剤が好適に用いられる。
Figure 0005073201
但し、上記式(III)中、Rは炭素数8〜22、好ましくは10〜16の疎水基である。
疎水基として好ましくはアルキル基又はアルケニル基を挙げることができ、これらは直鎖であっても分岐鎖であっても良い。この疎水基の導入に用いられる原料としては、例えば、1級もしくは2級の高級アルコール、高級脂肪酸、高級脂肪酸アミド等が挙げられる。
は、水素原子又は炭素数1〜6、好ましくは1〜3の直鎖又は分岐したアルキル基もしくはアルケニル基であり、中でも水素原子がより好ましい。
−Y−は連結基であって、−O−、−COO−、−CONH−が好ましく、−O−がより好ましい。
EOはエチレンオキサイド、POはプロピレンオキサイドである。s及びtは平均付加モル数を表す。sは3〜20、好ましくは5〜18であり、より好ましくは5〜15の整数である。tは0〜6、好ましくは0〜3である。
EOの平均付加モル数sを20以下にすることにより、HLB値が高くなりすぎて皮脂洗浄が不利になることによる洗浄機能の低下を抑制することができ、EOの平均付加モル数sを3以上にし、POの平均付加モル数tを6以下にすることにより、組成物の高温下での保存安定性の低下を抑制することができる。
EO又はPOの付加モル数分布は、非イオン性界面活性剤(A)製造時の反応方法によって変動し、特に限定されない。
例えば、EO又はPOの付加モル数分布は、一般的な水酸化ナトリウムや水酸化カリウムなどのアルカリ触媒を用いて酸化エチレンや酸化プロピレンを疎水基原料に付加させた際には、比較的広い分布となり、特公平6−15038号公報に記載のAl3+、Ga3+、In3+、Tl3+、Co3+、Sc3+、La3+、Mn2+等の金属イオンを添加した酸化マグネシウム等の特定のアルコキシル化触媒を用いて酸化エチレンや酸化プロピレンを疎水基原料に付加させた際には、比較的狭い分布となる傾向にある。
上記式(III)で表される非イオン性界面活性剤(A)の具体例としては、
(i)三菱化学(株)製:商品名Diadol(C13(炭素数13を示す。以下、同様に「Cn」(nは整数)と示す場合、炭素数がnであることを示す。))、Sasol製:商品名Safol23(C12/C13混合物)等のオキソ法により得られた合成アルコール、もしくはP&G(株)製:商品名CO−1214(C12/C14混合物)、エコグリーン オレオケミカルズ製:商品名Ecorol(C12/C14混合物)等の天然アルコールに対して、15モル相当の酸化エチレンを付加したもの、
(ii)新日本理化(株)製:商品名Conol(C12)等の天然アルコールに対して、9モル相当の酸化エチレンを付加したもの、
(iii)ブテンを3量化して得られるC12アルケンをオキソ法に供して得られるC13アルコール1モルに対して、7モルあるいは10モル相当の酸化エチレンを付加したもの(BASF社製:商品名Lutensol TO7、Lutensol TO10)、
(iv)ラウリン酸メチルエステルに対して、15モル相当の酸化エチレンを付加したもの、
(v)ヘキサノールをガーベット反応に供して得られるC12アルコール1モルに対して、10モル相当の酸化エチレンを付加したもの(CONDEA製:商品名ISOFOL12−10EO)、
(vi)C12〜14の第2級アルコールに対して、15モル相当の酸化エチレンを付加したもの(日本触媒(株)製:商品名ソフタノール150)、
(vii)ラウリン酸メチルに対して、アルコキシル化触媒を用いて15モル相当の酸化エチレンと3モル相当の酸化プロピレンを付加したもの
等が挙げられる。
成分(A)としては、上記式(III)で表される非イオン性界面活性剤が好適であることを述べたが、他の非イオン性界面活性剤を用いることもできる。
用いて好適な他の非イオン性界面活性剤としては、例えば、ポリオキシエチレン(EO付加モル数1〜20)ソルビタン脂肪酸(C10〜22)エステル、ポリオキシエチレン(EO付加モル数1〜20)ソルビット脂肪酸(C10〜22)エステル、ポリオキシエチレン(EO付加モル数1〜20)グリコール脂肪酸(C10〜22)エステル、グリセリン脂肪酸(C10〜22)エステル、アルキル(C10〜22)グリコシド等が挙げられる。
これら成分(A)は、1種を単独で用いても2種以上を併用しても良い。
本発明において、成分(A)の配合量(2種以上を併用する場合は合計量を意味するものとする。なお、後記する他の成分についても同様である。)は、組成物中10〜50質量%が好ましく、15〜40質量%が特に好ましい。成分(A)の配合量を10質量%以上とすることにより洗浄力が向上し、50質量%以下にすることにより組成物の粘度が増加しすぎることを防ぎ、取り扱い易くなる。
「含窒素化合物(B)」
本発明の組成物では、含窒素化合物(B)として、直鎖であっても分岐鎖であっても良く、飽和であっても不飽和であっても良く、さらには置換基を有しても良く、連結基を鎖中に有するものであっても良い炭素数7〜28(ここでの炭素数には、置換基及び連結基中の炭素数は含まない)の炭化水素基を1〜3個含む3級アミン及び/又はその塩を配合する。特に、炭素数7〜25の炭化水素基を1〜3個、好ましくは1〜2個含む3級アミン及び/又はその塩を配合する。
ここで、「置換基」としては、ヒドロキシ基、アミノ基等が具体的に挙げられる。
また、「連結基」としては、アミド基、エステル基、エーテル基等が具体的に挙げられる。
3級アミン及び/又はその塩としては、3級アミンをそのまま使用するもの、3級アミンを酸で中和した酸塩等が具体的に挙げられる。
中和に用いる酸としては、例えば、塩酸、硫酸、硝酸、リン酸、グリコール酸、乳酸、クエン酸、ポリアクリル酸、パラトルエンスルホン酸、クメンスルホン酸等が挙げられ、これらは1種を単独で用いても2種以上を併用しても良い。
含窒素化合物(B)としては、特に、下記式(IV)で表される3級アミン及び/又はその塩が好適である。
Figure 0005073201
上記式(IV)中、Rは炭素数7〜27(ここでの炭素数には、置換基及び連結基中の炭素数は含まない)の炭化水素基であり、直鎖であっても分岐鎖であっても良く、飽和であっても不飽和であっても良く、さらには置換基を含むものであっても良い。また、Rはアミド基、エステル基又はエーテル基等の連結基をその鎖中に有するものであっても良く、連結基としてはアミド基、エステル基が好ましく用いられる。
中でも、Rとしては「−R−W」(但し、Rは炭素数1〜4の直鎖または分岐したアルキレン基である。Wは、−NHCO−R又は−OOC−Rであり、Rは炭素数7〜23、好ましくは7〜21の炭化水素基であり、Rは炭素数11〜23、好ましくは12〜20の炭化水素基であり、RおよびRは直鎖であっても分岐鎖であっても良く、飽和であっても不飽和であっても良い。)が好ましく用いられる。
は炭素数1〜25の炭化水素基である。Rは直鎖であっても分岐鎖であっても良く、飽和であっても不飽和であっても良く、さらには置換基を含むものであっても良い。
また、Rはアミド基、エステル基又はエーテル基等の連結基をその鎖中に有するものであっても良い。
中でも、炭素数1〜4の直鎖または分岐したアルキル基、炭素数1〜4の直鎖または分岐したヒドロキシアルキル基が好ましく用いられる。
は炭素数1〜4の直鎖または分岐したアルキル基、炭素数1〜4の直鎖または分岐したヒドロキシアルキル基、EO付加モル数1〜25のポリオキシエチレン基のうちいずれかの基であり、炭素数1〜4の直鎖または分岐したアルキル基、炭素数1〜4の直鎖または分岐したヒドロキシアルキル基が好ましく用いられる。
上記式(IV)の中でも、下記式(V)で表される3級アミン及び/又はその塩がさらに好適である。
Figure 0005073201
但し、上記式(V)中、R10、R11は、それぞれ炭素数1〜4の直鎖または分岐したアルキル基、もしくは炭素数1〜4の直鎖または分岐したヒドロキシアルキル基である。
12は炭素数1〜4の直鎖または分岐したアルキレン基である。
Zは、下記式(VI)又は(VII)で表される基である。
Figure 0005073201
Figure 0005073201
但し、上記式(VI)中、R13の炭素数は7〜23、好ましくは7〜21の炭化水素基であり、上記式(VII)中、R14の炭素数は11〜23、好ましくは12〜20の炭化水素基であり、R13およびR14は直鎖であっても分岐鎖であっても良く、飽和であっても不飽和であっても良い。
成分(B)の好適な具体例としては、カプリル酸アミドプロピルジメチルアミン、カプリン酸アミドプロピルジメチルアミン、ラウリン酸アミドプロピルジメチルアミン、ミリスチン酸アミドプロピルジメチルアミン、パルミチン酸アミドプロピルジメチルアミン、ステアリン酸アミドプロピルジメチルアミン、ベヘニン酸アミドプロピルジメチルアミン、オレイン酸アミドプロピルジメチルアミンなどの長鎖脂肪族アミドアルキル3級アミン又はその塩;パルミテートエステルプロピルジメチルアミン、ステアレートエステルプロピルジメチルアミン等の脂肪族エステルアルキル3級アミン又はその塩;パルミチン酸アミドプロピルジエタノールアミン、ステアリン酸アミドプロピルジエタノールアミン等が挙げられる。
中でも、カプリル酸アミドプロピルジメチルアミン、カプリン酸アミドプロピルジメチルアミン、ラウリン酸アミドプロピルジメチルアミン、ミリスチン酸アミドプロピルジメチルアミン、パルミチン酸アミドプロピルジメチルアミン、ステアリン酸アミドプロピルジメチルアミン、ベヘニン酸アミドプロピルジメチルアミン、オレイン酸アミドプロピルジメチルアミン又はその塩が特に好ましい。
なお、上記例中の「長鎖脂肪族アミドアルキル3級アミン」は、例えば、脂肪酸あるいは脂肪酸低級アルキルエステル、動・植物性油脂等の脂肪酸誘導体と、ジアルキル(又はアルカノール)アミノアルキルアミンとを縮合反応させ、その後、未反応のジアルキル(又はアルカノール)アミノアルキルアミンを減圧又は窒素ブローにて留去することにより得られる。
他方、「脂肪族エステルアルキル3級アミン」は、例えば、脂肪酸あるいは脂肪酸低級アルキルエステル、動・植物性油脂等の脂肪酸誘導体と、ジアルキルアミノアルコールとを縮合させるエステル化反応により得られる。
ここで、脂肪酸又は脂肪酸誘導体としては、カプリル酸、カプリン酸、ラウリン酸、ミリスチン酸、パルミチン酸、ステアリン酸、オレイン酸、ベヘニン酸、エルカ酸、12−ヒドロキシステアリン酸、ヤシ油脂肪酸、綿実油脂肪酸、とうもろこし油脂肪酸、牛脂脂肪酸、パーム核油脂肪酸、大豆油脂肪酸、アマニ油脂肪酸、ひまし油脂肪酸、オリーブ油脂肪酸等の植物油又は動物油脂肪酸等、又は、これらのメチルエステル、エチルエステル、グリセライド等が具体的に挙げられ、中でも、カプリル酸、カプリン酸、ラウリン酸、ミリスチン酸、パルミチン酸、ステアリン酸、オレイン酸、ベヘニン酸等が特に好ましい。
これら脂肪酸又は脂肪酸誘導体は、1種を単独で用いても2種以上を併用しても良い。
「ジアルキル(又はアルカノール)アミノアルキルアミン」としては、ジメチルアミノプロピルアミン、ジメチルアミノエチルアミン、ジエチルアミノプロピルアミン、ジエチルアミノエチルアミン等が具体的に挙げられ、中でも、ジメチルアミノプロピルアミンが特に好ましい。
「ジアルキルアミノアルコール」としては、例えばジメチルアミノエタノール、ジエチルアミノアルコール等が挙げられる。ジエチルアミノアルコールとしては、ジエチルアミノエタノールが好ましい。これらの中でも、ジメチルアミノエタノールが特に好ましい。
なお、長鎖脂肪族アミドアルキル3級アミンを製造する際のジアルキル(又はアルカノール)アミノアルキルアミンの使用量は、脂肪酸又はその誘導体に対し、0.9〜2.0倍モルが好ましく、1.0〜1.5倍モルが特に好ましい。
反応温度は、通常100〜220℃であり、好ましくは150〜200℃である。反応温度が100℃未満では反応が遅くなりすぎ、220℃超では得られる3級アミンの着色が顕著となる恐れがあり、好ましくない。
脂肪族エステルアルキル3級アミンを製造する際のエステル化反応におけるジアルキルアミノアルコールの使用量は、脂肪酸又はその誘導体に対して、0.1〜5.0倍モルが好ましく、0.3〜3.0倍モルがより好ましく、0.9〜2.0倍モルがさらに好ましく、1.0〜1.5倍モルが特に好ましい。
反応温度は、通常100〜220℃であり、好ましくは120〜180℃である。反応温度が100℃未満では反応が遅くなりすぎ、220℃超では得られる3級アミンの着色が顕著となる恐れがあり、好ましくない。
長鎖脂肪族アミドアルキル3級アミン、脂肪族エステルアルキル3級アミンの上記以外の製造条件は同様であり、反応時の圧力は常圧でも減圧でも良く、反応時に窒素等の不活性ガスを吹き込むことにより導入することも可能である。
また、脂肪酸を用いる場合は、硫酸、p−トルエンスルホン酸等の酸触媒、脂肪酸誘導体を用いる場合は、ナトリウムメチラート、苛性カリ、苛性ソーダ等のアルカリ触媒を用いることで、低い反応温度で短時間により効率良く反応を進行させることができる。
また、得られる3級アミンが、融点が高い長鎖アミンの場合には、ハンドリング性を向上させるため、反応後、フレーク状又はペレット状に成形することが好ましく、又は、エタノール等の有機溶媒に溶解し液状にすることが好ましい。
成分(B)のその他の好適な具体例としては、ラウリルジメチルアミン、ミリスチルジメチルアミン、椰子アルキルジメチルアミン、パルミチルジメチルアミン、牛脂アルキルジメチルアミン、硬化牛脂アルキルジメチルアミン、ステアリルジメチルアミン、ステアリルジエタノールアミン、ポリオキシエチレン硬化牛脂アルキルアミン(ライオンアクゾ(株)製 商品名:ETHOMEEN HT/14等)、又はこれらの塩等が挙げられる。
これら成分(B)は、1種を単独で用いても2種以上を併用しても良い。
本発明において、成分(B)の配合量は、組成物中0.1〜10質量%が好ましく、0.5〜5質量%が特に好ましい。成分(B)の配合量を0.1質量%以上とすることにより成分(B)の配合効果が向上し、成分(C)による風合い付与効果が充分に発現する。他方、成分(B)の配合量を10質量%以下とすることにより組成物の安定性が向上するとともに、経済的にも有利となる。
[ポリエーテル変性シリコーン(C)]
本発明で用いるポリエーテル変性シリコーン(C)は、上記式(I)〜(II)で表されるポリエーテル変性シリコーンである。
但し、上記式(I)、(II)中、Rは、炭素数1〜4の直鎖あるいは分岐したアルキル基又はアルケニル基、水素原子のいずれかであり、それぞれのRは同一でもよく、異なっていてもよい。
は、炭素数1〜4の直鎖あるいは分岐したアルキレン基又はアルケニレン基であり、それぞれのRは同一でもよく、異なっていてもよい。
Xはポリオキシアルキレン基を示す。ポリオキシアルキレン基は、好ましくはアルキレン基の炭素数2〜5であり、その繰り返し数は1〜50である。
lは0〜50の整数であり、lが付された構成単位がなくてもよいが、好ましくはlが0〜10である。mは10〜10000、nは1〜1000であり、m>nの整数を示す。なお、l、m、nが付された各構成単位の順序は異なっていてもよい。
ここで、「l、m、nが付された各構成単位の順序は異なっていてもよい」とは、−SiO(H)(CH)−(lが付された構成単位)、−SiO(CH−(mが付された構成単位)、−SiO(CH)(R−X−O−R)−(nが付された構成単位)が、どのような順序で配置されていてもよいことを示す。
また、成分(C)は、ブロック共重合体でもランダム共重合体でもよい。例えば、lが付された構成単位、mが付された構成単位、nが付された構成単位の順でブロック状に配列していてもよいし、lが付された構成単位、nが付された構成単位、mが付された構成単位の順でブロック状に配列していてもよい。また、lが付された構成単位、nが付された構成単位、mが付された構成単位、lが付された構成単位、mが付された構成単位、nが付された構成単位のように、一つ一つの構成単位がランダムに配列していてもよい。
また、aは5〜10000、bは2〜10000の整数を示す。
式(I)、(II)で表されるポリエーテル変性シリコーン(C)の中でも、アルキル(炭素数1〜3)シロキサンと、ポリオキシアルキレン(アルキレン基の炭素数2〜5)との共重合体が好ましい。さらに、ジメチルシロキサンと、ポリオキシアルキレン(ポリオキシエチレン、ポリオキシプロピレン、エチレンオキシドとプロピレンオキシドとのランダム又はブロック共重合体など)との共重合体が特に好ましい。
式(I)で表されるポリエーテル変性シリコーンの製造方法は、一般に、Si−H基を有するオルガノハイドロジェンポリシロキサンと、例えば、ポリオキシアルキレンアリルエーテル等の炭素−炭素二重結合を末端に有するポリオキシアルキレンアルキルエーテルとを付加反応させることにより製造することができる。
式(II)で表されるポリシロキサン−ポリオキシアルキレンブロック共重合体の製造方法は、反応性末端基を有するポリオキシアルキレン化合物と、該化合物の反応性末端基と反応する末端基を有するジヒドロカルビルシロキサンとを反応させることにより製造することができる。
本発明で用いるポリエーテル変性シリコーンオイルの具体例としては、東レ・ダウ コーニング・シリコーン(株)製のCF1188HV、SH3748、SH3749、SH3772M、SH3775M、SF8410、SH8700、BY22−008、BY22−012、SILWET L−7001、SILWET L−7002、SILWET L−7602、SILWET L−7604、SILWET FZ−2104、SILWET FZ−2120、SILWET FZ−2161、SILWET FZ−2162、SILWET FZ−2164、SILWET FZ−2171、ABN SILWET FZ−F1−009−01、ABN SILWET FZ−F1−009−02、ABN SILWET FZ−F1−009−03、ABN SILWET FZ−F1−009−05、ABN SILWET FZ−F1−009−09、ABN SILWET FZ−F1−009−11、ABN SILWET FZ−F1−009−13、ABN SILWET FZ−F1−009−54、ABN SILWET FZ−2222、信越化学工業(株)製のX−20−8010B、KF352A、KF6008、KF615A、KF6012、KF6016、KF6017、GE東芝シリコーン(株)製のTSF4450、TSF4452、TSF4445(以上、商品名)等が挙げられる。これらポリエーテル変性シリコーンオイルは、1種を単独で用いても2種以上を混合して用いてもよい。
上記オイルを用いた成分(C)は、1種を単独で用いても2種以上を併用してもよい。
本発明において、成分(C)の配合量は、組成物中0.01〜10質量%が好ましく、0.1〜5質量%が特に好ましい。成分(C)の配合量を0.01質量%以上とすることにより成分(C)の配合効果が充分に発現し、ポリエステル素材の衣料に対して良好なすべり性が発現する。他方、成分(C)の配合量を10質量%以下とすることにより組成物の安定性が向上する。
ポリエーテル変性シリコーン(C)は、含窒素化合物(B)とともに配合することにより、ポリエステル素材の衣料に対して優れたすべり性付与効果を発現する。
この効果発現の理由については定かではないが、おそらく、含窒素化合物(B)とポリエーテル変性シリコーン(C)とが複合体を形成することによって、洗浄工程に関係なく、ポリエステル素材の衣料に対して、ポリエーテル変性シリコーン(C)が高い吸着性を示すようになったためと推察される。
そして、ポリエーテル変性シリコーンのすべり性付与効果はアミノ変性シリコーンより良好であり、さらに、アミノ変性シリコーン添加系で課題である組成物の黄変は起きることなく、経時安定性にも優れるものである。
「マレイン酸系共重合体(D)」
本発明では、マレイン酸系共重合体(D)として、マレイン酸と炭素数が4〜12でマレイン酸と共重合可能な炭化水素系モノマー及び/又はアクリル酸との共重合体、及び/又はその塩を配合することが好ましい。
ポリエステル以外の代表的な素材である綿衣料は、洗濯の繰り返しにより本来のハリコシが弱まり、クタリが発生してくる。マレイン酸系共重合体(D)は、この綿衣料におけるクタリ発生を抑制し、ハリコシを付与する効果を発現する。
したがって、たくさんの衣料を一度にまとめて洗う機会が増えているなか、ポリエステル素材の衣料と綿素材の衣料とを同浴で洗濯した場合、上述の成分(A)、(B)、(C)に、更に成分(D)を含有することで、ポリエステル素材の衣料に対するすべり性と、綿素材の衣料に対するハリコシ性とを同時に付与することが可能となり、より好ましいものとなる。
マレイン酸系共重合体(D)において、マレイン酸と共重合するモノマーとしては、マレイン酸と共重合可能な炭素数が4〜12の炭化水素系モノマー及び/又はアクリル酸であれば特に制限はないが、下記に挙げるものが好適に用いられる。
マレイン酸と共重合可能な炭化水素系モノマーの炭素数としては、炭素数4〜12であり、さらに原料のハンドリング性の点から、炭素数4〜8がより好ましい。
また、マレイン酸と炭素数4〜12の炭化水素系モノマーとの共重合体及び/又はその塩としては、未中和の共重合体でも、カルボキシル基が通常のアルカリ剤により中和された塩でもよい。
具体例としては、マレイン酸とオレフィンとの共重合体塩が好適に用いられ、日本ゼオン(株)製のクインフロー540(ナトリウム塩)、542(ナトリウム塩)、543(アンモニウム塩)、640(ナトリウム塩)等、もしくはBASF社製のSokalan CP9(ナトリウム塩)(いずれも商品名)等が挙げられる。
また、マレイン酸とアクリル酸との共重合体及び/又はその塩としては、BASF社製のSokalan CP7(ナトリウム塩)、日本触媒(株)製のアクアリックTL−400、TL−500、TL−37(いずれも商品名)等が挙げられる。
ここで、マレイン酸と炭素数が4〜12の炭化水素系モノマー及び/又はその塩の場合、該共重合体の質量平均分子量(ポリスチレン換算のゲルパーミエーションクロマトグラフィによる測定値)は、1000〜100000が好ましく、3000〜50000がより好ましい。
質量平均分子量を1000以上とすることにより綿衣料に対するハリコシ付与効果が充分に発現し、質量平均分子量が100000以下とすることにより組成物の安定性が良好となる。
ここで、マレイン酸とアクリル酸との共重合体及び/又はその塩の場合、マレイン酸とアクリル酸とのモル比率は、20:80〜50:50が好ましく、30:70〜50:50がより好ましく、35:65〜45:55がさらに好ましい。
アクリル酸の割合について、マレイン酸とアクリル酸とのモル比率を20:80以下とすることにより、不溶化した変成デンプンとカルシウムの複合体を分解する能力が向上して洗浄力が充分なものとなり、マレイン酸とアクリル酸とのモル比率を50:50以上とすることにより、重合性が高まり共重合体の製造が容易となる。
また、該共重合体の質量平均分子量(ポリスチレン換算のゲルパーミエーションクロマトグラフィによる測定値)は、5000〜100000が好ましく、5000〜50000がより好ましい。
質量平均分子量を5000以上とすることにより綿衣料に対するハリコシ付与効果が充分に発現し、質量平均分子量を100000以下とすることにより組成物の安定性が良好となる。
これら成分(D)は、1種を単独で用いても2種以上を併用しても良い。
本発明において、成分(D)の配合量は、組成物中0.1〜10質量%が好ましく、0.5〜5質量%が特に好ましい。成分(D)の配合量を0.1質量%以上とすることにより綿衣料に対するハリコシ付与効果が充分に発現し、他方、成分(D)を10質量%以下とすることにより綿衣料に対して充分なハリコシ付与効果が得られ、経済的にも有利となる。
本発明の組成物は、上記成分(A)〜(C)を必須とし、成分(D)を配合することにより更に好ましいものとなるが、これら成分に加えて、必要に応じて他の任意成分を本発明の効果を損なわない範囲で配合することができる。
配合可能な他の成分としては、例えば、洗浄性能向上や配合安定性向上等を目的として、酵素(プロテアーゼ、リパーゼ、セルラーゼ等)、安定化剤(安息香酸ナトリウム、クエン酸、クエン酸ナトリウム、多価アルコール、ポリエチレングリコールアルキルエーテル、ポリプロピレングリコールアルキルエーテル、ポリエチレンポリプロピレングリコールアルキルエーテル、ポリエチレン(プロピレン)グリコールフェニルエーテル、ポリプロピレングリコールフェニルエーテル、ポリエチレンポリプロピレングリコールフェニルエーテル等)、風合い向上剤、pH調整剤、防腐剤、ハイドロトロープ剤、蛍光剤、移染防止剤、パール剤、酸化防止剤、ソイルリリース剤等を配合することができる。
その他、商品の付加価値向上等を目的として、着色剤や着香剤、乳濁化剤等を配合することもできる。
着色剤としては、アシッドレッド138、Polar Red RLS、アシッドイエロー203、アシッドブルー9、青1号、青色205号、ターコイズP−GR(いずれも商品名)等の汎用の色素や顔料が使用でき、好ましい配合量としては、0.00005〜0.0005質量%程度である。
着香剤は代表的な例として、特開2002−146399号公報の表11〜18に記載の香料組成物A、B、C、Dが使用でき、好ましい配合量としては、0.1〜1質量%である。
乳濁化剤は、ポリスチレンエマルジョン、ポリ酢酸ビニルエマルジョン等が挙げられ、通常、固形分30〜50質量%のエマルジョンが好適に用いられる。具体例としては、ポリスチレンエマルジョン(サイデン化学社製(商品名)サイビノールRPX−196 PE−3、固形分40質量%)等が使用でき、好ましい配合量としては、0.01〜0.5質量%である。
本発明の組成物では、組成物を長期保存した際における良好な安定性を保つ点から、pH4〜9とすることが好ましく、pH4〜8がより好ましい。
pHを9以下に調整するには、pH調整剤を適宜配合すれば良い。pH調整剤としては、本発明の効果を損なわない限りにおいて随意であるが、硫酸、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、アルカノールアミン等が配合安定性の面から好ましい。
本発明の衣料用液体洗浄剤組成物は、その調製方法が特に制限されるものではなく、通常の液体洗浄剤組成物と同様、常法に準じて、例えば上記必須成分(A)〜(C)、更に成分(D)及び必要に応じて上記任意成分、更に適宜水を配合し、これらを混合することによって調製することができる。
また、本発明の組成物は、樹脂製等の容器に充填して使用に供することができる。
本発明の組成物の使用方法は、特に限定されず、手による洗浄でも洗濯機による洗浄でもよい。例えば、通常の洗濯機による洗浄の場合、洗濯機内に被洗物を投入した後、洗濯機槽内に水を充満させ、さらに適当な濃度になるように本発明の組成物を添加し、溶解させて洗濯液を得、これによって被洗物を洗浄することができる。
本発明によれば、非イオン性界面活性剤(A)と、含窒素化合物(B)とポリエーテル変性シリコーン(C)とを配合する構成を採用したので、家庭で洗うことができるポリエステル素材の衣料に対して優れたすべり性を付与できる。また、汚れを落とす洗浄機能も得られる。また、更には、マレイン酸系共重合体(D)を配合することで、ポリエステル素材の衣料と同浴で洗われる綿素材の衣料に対してハリコシ性を付与できる効果を備えた衣料用液体洗浄剤組成物を提供することができる。
以下、実施例により本発明を更に詳細に説明するが、本発明は以下に記載の実施例によって何ら限定されるものではない。
(実施例1〜68、比較例1〜7)
各例においては、配合組成を変えた以外は同様に衣料用液体洗浄剤組成物を調製し、それぞれ評価した。各例の配合組成を表1〜8に示す。
なお、表中の配合量の単位は質量%を示す。また、以下の説明において、配合量、濃度に係る「%」は、特に断りがない限り「質量%」である。
表には、成分(A)、成分(B)及びその比較用の成分(E)、成分(C)及びその比較用の成分(F)、成分(D)及びその比較用の成分(G)についてのみ記載した。そして、これらの成分に合わせて、共通成分を下記組成で配合し、全成分の合計が100質量%となるように水量を適宜調整して、衣料用液体洗浄剤組成物を得た。また、組成物のpHが同表に示すものとなるようには、硫酸、水酸化ナトリウム、モノエタノールアミン、シュウ酸(いずれも関東化学製)のいずれかをpH調整剤として用いて調整した。
なお、共通成分では、各成分の配合量は有り姿(全量)としての配合量を示し、共通成分以外の成分の配合量は純分換算量を示す。表6、7中の「c−7*」の配合量は、ポリエーテル変性シリコーンの純分換算量を示す。
<共通成分>
安息香酸ナトリウム 0.5質量%
クエン酸3ナトリウム 0.2質量%
パラトルエンスルホン酸 2.0質量%
ジブチルヒドロキシトルエン 0.03質量%
香料 0.2質量%
イソチアゾロン液 0.01質量%
色素(アシッドレッド138) 0.0003質量%
pH調整剤 適量
水 バランス
なお、共通成分において、各成分の詳細は以下の通りである。
安息香酸ナトリウム:東亞合成製(商品名)安息香酸ナトリウム。
クエン酸3ナトリウム:マイルス社(米国)製(商品名)クエン酸ソーダ。
パラトルエンスルホン酸:協和発酵工業(株)製(商品名)PTS酸。
ジブチルヒドロキシトルエン:住友化学工業製(商品名)SUMILIZER BHT−R。
イソチアゾロン液:ローム・アンド・ハース社製(商品名)ケーソンCG(5−クロロ−2−メチル−4−イソチアゾリン−3−オン/2−メチル−4−イソチアゾリン−3−オン/マグネシウム塩/水混合液)。
色素(アシッドレッド138):住友化学工業製(商品名)スミノールミーリングブリリアントレッドBS。
香料:特開2002−146399号公報の表11〜18に記載の香料組成物A。
また、成分(A)としては、下記化合物を用いた。
(a−1):C1327O(EO)15H、三菱化学(株)製(商品名)Diadolアルコール(分岐率50%)の平均EO15モル付加物。
(a−2):C2n+1O(EO)15H(n=12/13混合物(質量比55/45))、合成品。
(a−3):C2n+1O(EO)12H(n=12/13混合物(質量比55/45))、合成品。
(a−4):C2n+1O(EO)15H(n=12/14混合物(質量比71/29))、合成品。
(a−5):C2n+1CH C2m+1O(EO)15H(n+m=11〜13)、日本触媒(株)製(商品名)ソフタノール150。
(a−6):C2n+1O(EO)15H(n=12/13混合物(質量比45/55))、合成品。
(a−7):C2n+1O(EO)12H(n=12/13混合物(質量比45/55))、合成品。
(a−8):C1123COO(EO)15CH、合成品。
(a−9):C1327O(EO)12(PO)H、合成品。
(a−10):C1327O(EO)10H(C鎖長:分岐型)、BASF社製(商品名)Lutensol TO10。
(a−11):C1327O(EO)H(C鎖長:分岐型)、BASF社製(商品名)Lutensol TO7。
(a−12):C1327O(EO)15H、合成品。
成分(B)としては、下記化合物を用いた。
(b−1):C19CONH(CHN(CH、合成品。
(b−2):C1123CONH(CHN(CH、合成品。
(b−3):C1531CONH(CHN(CH、合成品。
(b−4):C1735CONH(CHN(CH、合成品。
(b−5):C2143CONH(CHN(CH、合成品。
(b−6):C1733CONH(CHN(CH、合成品。
(b−7):C1735COO(CHN(CH、合成品。
(b−8):C1633N(CH、ライオンアクゾ(株)製(商品名)アーミンDM16D。
(b−9):C1837N(CH、ライオンアクゾ(株)製(商品名)アーミンDM18D。
(b−10):C2n+1CONH(CHN(CH(n=15/17混合物(質量比3/7))、東邦化学(株)製(商品名)カチナールMPAS−R。
(b−11):C2n+1CONH(CHN(CH(n=15/17混合物(質量比3/7))、合成品。
(b−12):C2n+1CONH(CHN(CH(n=7/9混合物(質量比6/4))、合成品。
また、成分(B)の比較用として、下記成分(E)を用いた。
(e−1):(CN、関東化学(株)製 トリエチルアミン
成分(C)としては、下記化合物を用いた。
(c−1):ポリエーテル変性シリコーン、東レ・ダウコーニング・シリコーン(株)製(商品名)SH3775M。
(c−2):ポリエーテル変性シリコーン、前記一般式(I)記載、m=210、n=9、l=0、R=C、X=−(OC10−、R=CHであるシリコーン化合物、合成品。
(c−3):ポリエーテル変性シリコーン、信越化学工業(株)製(商品名)KF6016。
(c−4):ポリエーテル変性シリコーン、東レ・ダウコーニング・シリコーン(株)製(商品名)F1−009−02。
(c−5):ポリエーテル変性シリコーン、前記一般式(I)記載、m=210、n=9、l=0、R=C、X=(OC11、R=CHであるシリコーン化合物、合成品。
(c−6):ポリエーテル変性シリコーン、前記一般式(I)記載、m=210、n=9、l=0、R=C、X=(OC、R=Hであるシリコーン化合物、合成品。
(c−7):(c−6)とブチルカルビトールとの混合物。混合割合は、質量比で(c−6)/ブチルカルビトール=9/1である。
(c−8):ポリエーテル変性シリコーン、前記一般式(I)記載、m=70、n=3、l=0、R=C、X=(OC11、R=CHであるシリコーン化合物、合成品。
また、成分(C)の比較用として、下記成分(F)を用いた。
(f−1):アミノ変性シリコーン、信越化学工業(株)製(商品名)KF877。
(f−2):アミノポリエーテル変性シリコーン、東レ・ダウコーニング・シリコーン(株)製(商品名)BY16−893。
(f−3):アミドポリエーテル変性シリコーン、東レ・ダウコーニング・シリコーン(株)製(商品名)BY16−878。
(f−4):ジメチルシリコーン、東レ・ダウコーニング・シリコーン(株)製(商品名)SH200−1000。
成分(D)としては、下記化合物を用いた。
(d−1):Cオレフィン・マレイン酸共重合体ナトリウム塩、日本ゼオン(株)製(商品名)クインフロー542。
(d−2):Cオレフィン・マレイン酸共重合体ナトリウム塩、日本ゼオン(株)製(商品名)クインフロー540。
(d−3):Cオレフィン・マレイン酸共重合体アンモニウム塩、日本ゼオン(株)製(商品名)クインフロー543。
(d−4):オレフィン・マレイン酸共重合体ナトリウム塩、BASF社製(商品名)Sokalan CP9。
(d−5):アクリル酸・マレイン酸共重合体(モル比60:40)、質量平均分子量50000の共重合体のナトリウム塩、BASF社製(商品名)Sokalan CP7。
(d−6):アクリル酸・マレイン酸共重合体(モル比60:40)、質量平均分子量50000の共重合体のナトリウム塩、日本触媒(株)製(商品名)アクアリックTL−400。
また、成分(D)の比較用として、下記成分(G)を用いた。
(g−1):ポリビニルピロリドン、ISPジャパン製(商品名)ポリビニルピロリドンK−30
次に、合成品の製造方法を以下に示す。
(a−2):
Sasol製(商品名)Safol23アルコール(分岐率50%)224.4g、30質量%NaOH水溶液2.0gを耐圧型反応容器中に採取し、容器内を窒素置換した。
次に、温度100℃、圧力2.0kPa以下で30分間脱水してから、温度を160℃まで昇温した。アルコールを攪拌しながら、酸化エチレン(ガス状)763.6gをアルコール液中に徐々に加えた。このとき、吹き込み管を使って、反応温度が180℃を超えないように添加速度を調節しながら加えた。
酸化エチレンの添加終了後、温度180℃、圧力0.3MPa以下で30分間熟成した後、温度180℃、圧力6.0kPa以下で10分間、未反応の酸化エチレンを留去した。
次に、温度を100℃以下まで冷却した後、反応物の1質量%水溶液のpHが約7になるように、70質量%p−トルエンスルホン酸を加えて中和し、(a−2)を得た。
(a−3):
Sasol製 Safol23アルコール(商品名)265.5g、30質量%NaOH水溶液2.5g、酸化エチレン723.4gを用い、(a−2)と同様に合成した。
(a−4):
P&G製 C12−14アルコール(分岐率0%)224.4gを用い、(a−2)と同様に合成した。
(a−6):
シェルケミカルズ製 Neodol23アルコール(商品名)(分岐率20%)224.4gを用い、(a−2)と同様に合成した。
(a−7):
シェルケミカルズ製 Neodol23アルコール(商品名)(分岐率20%)265.5g、30質量%NaOH水溶液2.5g、酸化エチレン723.4gを用い、(a−2)と同様に合成した。
(a−8):
特開2000−186296号公報に記載の製造例3と同様に合成した。
(a−9):
溶液S1として、硝酸マグネシウム6水和物68.03g(0.265モル)、硝酸アルミニウム9水和物47.69g(0.127モル)、硝酸マンガン6水和物24.33g(0.085モル)を450gの脱イオン水で溶解した。
一方、溶液S2として、炭酸ナトリウム13.47g(0.127モル)を450gの脱イオン水で溶解した。
予め、1800gの脱イオン水を仕込んだ触媒調整槽に、2NのNaOHによりpHを9に調整し、温度を40℃に保ちながら、溶液S1と溶液S2とを1時間で滴下した。
滴下終了後、1時間熟成させた。母液を濾過により除き、沈澱を6Lの脱イオン水で洗浄し、噴霧乾燥することにより30gの複合水酸化物を得た。
窒素雰囲気下800℃で、この複合水酸化物を3時間焼成して、Mg、Al、Mnの複合酸化物触媒(Mg:Al:Mn(原子比)=0.56:0.26:0.18)19gを得た。この触媒を用いて以下の合成を行った。
ラウリルアルコール186gを耐圧反応容器に入れ、上記の手法で生成した触媒0.8gを添加し、180℃で0.3MPa、回転翼回転数500rpmで1時間攪拌した。
その後、まず、エチレンオキサイド528gを2時間かけて導入し、完全に導入した後、1時間熟成を行った。その後、180℃に加温しプロピレンオキサイド116gを1時間かけて導入し、1時間熟成した後、冷却して(a−9)を得た。
(a−12):
特開平1−164437号公報、特開平10−7620号公報、特開2000−61304号公報等に記載された方法にて合成した。
なお、得られた化合物について、特開2001−164298号公報にて定義されたナロー率は55%以上であった。
(b−1):
1リットルの四つ口フラスコに、カプリン酸224gを仕込み、80℃で窒素置換を2回行った。170℃に昇温し、副生する水を留去させながら、ジメチルアミノプロピルアミン173gを2時間で滴下した。
滴下終了後、170〜180℃に保持し、7時間熟成した。酸価から算出したカプリン酸の転化率は98%であった。
熟成後、減圧して未反応アミンと水を除去し、(b−1)を得た。
(b−2):
カプリン酸の代わりに、ラウリン酸261gを用いた以外は、(b−1)と同様に合成した。酸価から算出したラウリン酸の転化率は98%であった。
(b−3):
カプリン酸の代わりに、パルミチン酸334gを用いた以外は、(b−1)と同様に合成した。酸価から算出したパルミチン酸の転化率は98%であった。
(b−4):
カプリン酸の代わりに、ステアリン酸370gを用いた以外は、(b−1)と同様に合成した。酸価から算出したステアリン酸の転化率は98%であった。
(b−5):
カプリン酸の代わりに、ベヘニン酸444gを用いた以外は、(b−1)と同様に合成した。酸価から算出したベヘニン酸の転化率は98%であった。
(b−6):
カプリン酸の代わりに、オレイン酸368gを用いた以外は、(b−1)と同様に合成した。酸価から算出したオレイン酸の転化率は98%であった。
(b−7):
1リットル四つ口フラスコに、パルミチン酸メチル386g、ジメチルアミノエタノール200g、及び、触媒としてp−トルエンスルホン酸を2g仕込み、窒素置換を2回行った。反応温度140〜150℃で、副生するメタノールを留去させながら10時間脱水縮合反応させた。鹸化価から算出したパルミチン酸メチルの転化率は99%であった。
その後、減圧して未反応のジメチルアミノエタノールとメタノールを留去し、(b−7)を得た。
(b−11):
還流冷却器を備えた1リットルの四つ口フラスコに、ステアリン酸(分子量284)252gとパルミチン酸(分子量256)108gを仕込み、80℃に加熱して該ステアリン酸とパルミチン酸をそれぞれ融解した。窒素置換を2回行った後、150℃に昇温し、ジメチルアミノプロピルアミン(分子量102)127g(混合脂肪酸に対するモル比:0.95)を1時間かけて滴下した。
次に、150〜160℃で1時間保持した後、1時間かけて185℃に昇温し、さらにジメチルアミノプロピルアミン47gを1時間かけて滴下した。滴下終了後、185〜190℃に保持し、7時間熟成して副生の水を系外に留去した。さらに、170〜190℃に保持したまま減圧(4.0kPa)し、1時間放置することにより未反応のジメチルアミノプロピルアミンを留去し、(b−11)を得た。
酸価から算出した混合脂肪酸の転化率は99.2%であった。
(b−12):
還流冷却器を備えた1リットルの四つ口フラスコに、カプリル酸メチル(ライオンケミカル社製、商品名:パステルM−08、分子量158)133gと、カプリン酸メチル(ライオンケミカル社製、商品名:パステルM−10、分子量186)104gを仕込み、60℃にて、窒素置換を2回行った後、180℃に昇温し、ジメチルアミノプロピルアミン(分子量102)186g(混合脂肪酸メチルエステルに対するモル比:1.30)を3時間かけて滴下した。その後、180〜190℃に2時間保持して反応物を調製した。反応により副生したメタノールは、冷却器に80℃の温水を流すことにより系外に留去した。さらに、170〜190℃に保持したまま減圧(4.0kPa)し、1時間放置することにより未反応のジメチルアミノプロピルアミンを留去し、(b−12)を得た。
酸価から算出した混合脂肪酸の転化率は99.2%であった。
(c−2):
攪拌装置、凝縮機、温度計及び窒素挿入口を備えた1Lの4つ口フラスコに、下記式(VIII)で表されるオルガノハイドロジェンポリシロキサン(α=210、β=9)100g、イソプロピルアルコール50g、下記式(IX)で表されるポリオキシアルキレン化合物(d=10、G=CH)29g、付加反応用触媒0.2g、2質量%酢酸ナトリウムのイソプロピルアルコール溶液0.3gを投入し、これらを窒素雰囲気下、90℃で3時間反応させた。
反応終了後、溶媒を減圧留去することにより(c−2)を得た。
Figure 0005073201
Figure 0005073201
(c−5):
上記式(IX)で表されるポリオキシアルキレン化合物(d=10、G=CH)29gの代わりに、同式で表されるポリオキシアルキレン化合物(d=11、G=CH)31gを用いた以外は、(c−2)と同様の反応条件で合成し、(c−5)を得た。
(c−6):
上記式(IX)で表されるポリオキシアルキレン化合物(d=10、G=CH)29gの代わりに、同式で表されるポリオキシアルキレン化合物(d=9、G=H)26gを用いた以外は、(c−2)と同様の反応条件で合成し、(c−6)を得た。
(c−8):
上記式(VIII)で表されるオルガノハイドロジェンポリシロキサン(α=210、β=9)100gの代わりに、同式で表されるオルガノハイドロジェンポリシロキサン(α=70、β=3)100gを用い、また、上記式(IX)で表されるポリオキシアルキレン化合物(d=10、G=CH)29gの代わりに、同式で表されるポリオキシアルキレン化合物(d=11、G=CH)31gを用いた以外は、(c−2)と同様の反応条件で合成し、(c−8)を得た。
(評価方法)
以下、評価方法について説明し、得られた評価結果を表1〜6に示す。
<洗浄力の評価>
1.洗浄処理
顔面の皮脂汚れを擦りつけた20cm角の大きさに裁断したポリエステル布(ポリエステルファイユ布)10枚及び市販のTシャツ(綿100%、B.V.D.社製)4枚を三菱電機(株)製電気洗濯機(CW−C30A1型)に投入した。
各例で調製した組成物を25℃の水道水約30Lに対し40mLの割合で添加し、標準水流で洗浄(10分)、脱水(1分)、標準水流でためすすぎ(2回繰り返し/各5分)、脱水(1分)を順次行う洗浄操作を行った。
2.洗浄力の評価
皮脂汚れを擦りつけたポリエステルファイユ布の反射率について、未汚染布、汚染布(洗浄処理前)、洗浄布(洗浄処理後)について、各々日本電色(株)製の色差計(SE200型)にて測定し、洗浄率(%)を下記式に基づいて算出した。
洗浄率(%)=(汚染布のK/S−洗浄布のK/S)/(汚染布のK/S−未汚染布のK/S)×100
なお、式中、K/Sは、(1−R/100)/(2R/100)を示す(但し、Rは反射率(%))を示す。
判定基準を以下に示す。
1点:洗浄率が60%未満。
2点:洗浄率が60%以上65%未満。
3点:洗浄率が65%以上70%未満。
4点:洗浄率が70%以上。
<ポリエステルのすべり性の評価>
上記の洗浄処理を施したポリエステルファイユ布を12時間つり干しし、乾燥させた。
その後、25℃/65%RHの恒温恒湿室に2日間静置して、これを試験布としてすべり性の評価に供した。
評価対照布として、非イオン性界面活性剤(ラウリルアルコール1モル当たり平均15モルの酸化エチレンを付加させたアルコールエトキシレート)20質量%水溶液を用いて、上記と同様に洗浄処理したポリエステルファイユ布を同様にポリエステルのすべり性の評価に供した。
各ポリエステルファイユ布について、専門パネラー10人が、ポリエステルのすべり性を官能にて評価した。
評価は、対照布に対する一対比較を行い、下記の基準により専門パネラー10人の評点の平均値を求めた。点数が高いほど、ポリエステルのすべり性が良好であることを示す。
1点:対照布とポリエステルのすべり性が同等もしくはそれ以下。
2点:対照布よりポリエステルのすべり性が若干良い。
3点:対照布よりポリエステルのすべり性が良い。
4点:対照布よりポリエステルのすべり性が非常に良い。
<綿ハリコシ性の評価>
上記の洗浄処理を施した市販のTシャツ(綿100%、B.V.D.社製)を12時間ハンガーにてつり干しし、乾燥させた。
その後、25℃/65%RHの恒温恒湿室に2日間静置した。この操作を10回繰り返し、試験衣料として綿ハリコシ性の評価に供した。
評価対照衣料として、非イオン性界面活性剤(ラウリルアルコール1モルあたり平均15モルの酸化エチレンを付加させたアルコールエトキシレート)の20質量%水溶液を用いて、試験衣料と同様に10回繰り返し処理したTシャツを綿ハリコシ性の評価に供した。
綿ハリコシ性の評価は、各衣料を専門パネラー10人が着用し、その時の触感を官能評価した。
評価は、対照衣料に対する一対比較を行い、下記の基準により専門パネラー10人の評点の平均値を求めた。点数が高いほど、綿ハリコシ性が良好であることを示す。
1点:対照衣料と綿ハリコシ性が同等もしくはそれ以下。
2点:対照衣料より綿ハリコシ性が若干ある。
3点:対照衣料より綿ハリコシ性がある。
4点:対照衣料より綿ハリコシ性が非常にある。
Figure 0005073201
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(評価結果)
各表に示すように、非イオン性界面活性剤(A)と、炭素数7〜28の炭化水素基を有する3級アミン及び/又はその塩である含窒素化合物(B)と、ポリエーテル変性シリコーン(C)とを配合した各実施例の組成物は、ポリエステル素材に対して優れたすべり性を付与する効果を備えていた。また、汚れを落とす洗浄機能も良好であった。
さらに、マレイン酸と該マレイン酸と共重合可能な炭素数が4〜12の炭化水素系モノマー及び/又はアクリル酸との共重合体、及び/又はその塩であるマレイン酸系共重合体(D)をさらに配合した実施例の組成物は、未配合の組成物(実施例40,41,43,45,51)と比較し、綿ハリコシ性に優れていた。
一方、成分(A)、(B)、(C)の内、成分(B)を含有しない比較例6及び成分(B)の代わりに成分(E)を配合した比較例1、成分(C)を含有しない比較例7及び成分(C)の代わりに成分(F)を配合した比較例2〜5では、ポリエステル素材へのすべり性の評価が低かった。
以上の結果より、成分(A)、(B)、(C)を含有することにより、本発明の効果が発揮されることが確認された。

Claims (4)

  1. 非イオン性界面活性剤(A)と、置換基を有しても良く、連結基を鎖中に有するものであっても良い炭素数7〜28の炭化水素基を有する3級アミン及び/又はその塩である含窒素化合物(B)と、下記式(I)〜(II)から選ばれる1種以上のポリエーテル変性シリコーン(C)とを含有することを特徴とする衣料用液体洗浄剤組成物。
    Figure 0005073201
    Figure 0005073201
    (但し、上記式(I)、(II)中、Rは、炭素数1〜4の直鎖あるいは分岐したアルキル基又はアルケニル基、水素原子のいずれかであり、それぞれのRは同一でもよく、異なっていてもよい。Rは、炭素数1〜4の直鎖あるいは分岐したアルキレン基又はアルケニレン基であり、それぞれのRは同一でもよく、異なっていてもよい。Xはポリオキシアルキレン基を示す。l、m、nが付された各構成単位の順序は異なっていてもよく、lは0〜50、mは10〜10000、nは1〜1000であり、m>nの整数を示す。また、aは5〜10000、bは2〜10000の整数を示す。)
  2. マレイン酸と該マレイン酸と共重合可能な炭素数が4〜12の炭化水素系モノマー及び/又はアクリル酸との共重合体、及び/又はその塩であるマレイン酸系共重合体(D)を含有する請求項1に記載の衣料用液体洗浄剤組成物。
  3. 前記非イオン性界面活性剤(A)を10〜50質量%含有し、前記含窒素化合物(B)を0.1〜10質量%含有し、前記ポリエーテル変性シリコーン(C)を0.01〜10質量%含有することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の衣料用液体洗浄剤組成物。
  4. 前記マレイン酸系共重合体(D)を0.1〜10質量%含有することを特徴とする請求項2又は請求項3に記載の衣料用液体洗浄剤組成物。
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