JP2000044988A - 繊維製品の洗浄方法 - Google Patents

繊維製品の洗浄方法

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JP2000044988A
JP2000044988A JP10218941A JP21894198A JP2000044988A JP 2000044988 A JP2000044988 A JP 2000044988A JP 10218941 A JP10218941 A JP 10218941A JP 21894198 A JP21894198 A JP 21894198A JP 2000044988 A JP2000044988 A JP 2000044988A
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Noriaki Ushio
典明 牛尾
Kazutaka Shirato
和隆 白土
Hideji Tagata
秀次 田方
Nobuyuki Ogura
信之 小倉
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Kao Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ウール繊維製品、シルク繊維製品及び化学繊
維製等のデリケートな繊維製品を、風合いを損ねること
なく、家庭で洗濯できるようにする洗浄方法を提供す
る。 【解決手段】 界面活性剤を含有する処理浴Aで処理を
した後、シリコーンを含有する処理浴Bで処理をする洗
浄方法であり、浴のpHを4.0〜8.5の範囲内に保
持する繊維製品の洗浄方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ウール繊維製品、
シルク繊維製品及び化学繊維製品等を家庭で洗濯する場
合に好適な繊維製品の洗浄方法に関する。
【0002】
【従来技術及び発明が解決しようとする課題】従来、繊
維製品の洗濯は、目視的な泥汚れや身体からの漏排物由
来の汚れの除去を主目的としていたが、生活環境の変化
により、汚れに対する懸念が和らぐ一方で、清潔感への
意識が高まってきている。即ち、「汚れたから洗濯す
る」から「着用したから洗濯する」へと洗濯意識が変化
してきており、洗濯機のコンピューター制御化による洗
濯の簡易化と相俟って、日常での洗濯の機会を増加させ
る要因になっている。
【0003】また、このような洗濯意識の変化と洗濯の
簡易化は、元来クリーニング専門店に任せていた風合い
や繊維生地自体の質感を大切にする、ウール繊維製品、
シルク繊維製品及び化学繊維製品等のおしゃれ着といわ
れるデリケートな繊維製品を家庭で洗濯する機会をも増
し、それに応じた洗浄剤や洗濯機が開発されている。
【0004】本発明の目的は、このようなウール繊維製
品、シルク繊維製品及び化学繊維製等のデリケートな繊
維製品を家庭で洗濯する上で、繊維の縮みを防止し、弾
力感、すべり感において好適な仕上がり感を与えられる
繊維製品の洗浄方法を提供するものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、界面活性剤を
含有する処理浴Aで処理をした後、シリコーンを含有す
る処理浴Bで処理をする洗浄方法であり、浴のpHを
4.0〜8.5の範囲内に保持する繊維製品の洗浄方法
を提供する。
【0006】
【発明の実施の形態】本発明の繊維製品の洗浄方法は、
洗浄剤を用いた処理浴Aでの処理と、仕上げ剤を用いた
処理浴Bでの処理の2つの洗浄工程を有しており、これ
らの工程において、酸やアルカリにより、浴(洗濯浴)
のpHを4.0〜8.5、好ましくは4.0〜8.0、
特に好ましくは4.0〜7.5の範囲内に保持して、処
理をするものである。浴のpHを前記範囲内に設定保持
することにより、ウールやきなり衣料等のおしゃれ着の
ような繊維製品に対して、高い洗浄力と共に好適な仕上
がり感(縮み抑制、毛玉の発生抑制)を付与することが
できる。
【0007】処理浴Aの陰イオン界面活性剤としては、
アルキルベンゼンスルホン酸塩、アルキル又はアルケニ
ルエーテル硫酸塩、アルキル又はアルケニル硫酸塩、オ
レフィンスルホン酸塩、アルカンスルホン酸塩、飽和又
は不飽和脂肪酸塩、α−スルホ脂肪酸塩又はα−スルホ
脂肪酸エステル等から選ばれる1種以上を挙げることが
できる。これらの中でも炭素数10〜20の直鎖アルキ
ルベンゼンスルホン酸塩、エチレンオキサイド平均付加
モル数が0.5〜4で、かつアルキル鎖の炭素数が8〜
22のポリオキシエチレンアルキル硫酸エステル塩及び
アルキル鎖の炭素数が8〜22のアルキル硫酸エステル
塩が好ましい。これらの陰イオン界面活性剤の対イオン
は、ナトリウム又はアルカノールアミンが好ましい。
【0008】処理浴Aの非イオン界面活性剤としては、
ポリオキシエチレン、ポリオキシプロピレン又はこれら
のコポリマー、ポリオキシエチレンアルキル又はアルケ
ニルエーテル、ポリオキシエチレンアルキルフェニルエ
ーテル、高級脂肪酸アルカノールアミド又はそのアルキ
レンオキシド付加物、蔗糖脂肪酸エステル、アルキルグ
ルコシド等から選ばれる1種以上を挙げることができ
る。これらの中でもエチレンオキサイド平均付加モル数
が4〜10、プロピレンオキサイド平均付加モル数が0
〜4で、かつアルキル鎖の炭素数が8〜22のポリオキ
シエチレンアルキルエーテル、アルキル鎖の炭素数が8
〜22で縮合度が1.0〜5.0の蔗糖由来のアルキル
グルコシドが好ましい。その他、陽イオン界面活性剤と
して4級アンモニウム化合物を配合することもできる。
【0009】処理浴Aの陰イオン界面活性剤及び/又は
非イオン界面活性剤の浴中の濃度は、好ましくは0.0
033〜0.05重量%、特に好ましくは0.01〜
0.05重量%である。
【0010】処理浴Aの4級アンモニウム化合物の浴中
の濃度は、好ましくは0.00067〜0.01重量
%、特に好ましくは0.002〜0.0067重量%で
ある。
【0011】洗浄剤には、上記成分以外の他の添加剤と
して、液体洗剤とする場合は、特開平9−176685
号公報、第4頁第6欄第17行目〜第5頁第8欄第8行
目記載の成分を配合することができ、粉末洗剤とする場
合は、特開平8−2190693号公報、第4頁第5欄
第18行目〜第7頁第11欄第17行目記載の成分を配
合することができる。
【0012】洗浄剤は液体洗浄剤であることが好まし
く、上記の他の添加剤の中でも、アルカリ剤としてモノ
エタノールアミン、酸剤としてクエン酸及びコハク酸、
分散剤としてオリゴマー、酸化防止剤として亜硫酸ナト
リウム、可溶化剤としてプロピレングリコール、低級ア
ルコールとしてエタノール、抗菌剤としてイソチアゾリ
ン系化合物、香料、染料を配合することが好ましい。
【0013】処理浴Aは洗浄剤を水で希釈したものを用
いることができる。洗浄剤中の陰イオン界面活性剤及び
/又は非イオン界面活性剤の含有量は、好ましくは1〜
50重量%、特に好ましくは5〜30重量%であり、4
級アンモニウム化合物の含有量は、好ましくは0.1〜
10重量%、特に好ましくは0.1〜5重量%である。
処理浴Aは、洗浄剤を水に対して0.01〜0.5重量
%の濃度で添加され、調製されることが好ましい。
【0014】本発明は、処理浴Aにて処理された後に処
理浴Bにて処理される。処理浴Bで処理する工程では、
下記の所定成分を含む仕上げ剤を用いる。処理浴Bのシ
リコーン化合物としては、ジメチルポリシロキサン、高
架橋型シリコーン、アミノ変性シリコーン、アミド変性
シリコーン、糖変性シリコーン等から選ばれる1種以上
を挙げることができる。ジメチルポリシロキサンの分子
量は、10,000〜1,000,000、好ましくは
20,000〜500,000であり、アミノ変性シリ
コーンの分子量は、1,000〜500,000、好ま
しくは2,000〜300,000であり、アミド変性
シリコーン及び糖変性シリコーンの分子量は、5,00
0〜2,000,000、好ましくは10,000〜
1,000,000である。さらに、高架橋型シリコー
ンは、特表平5−508887号公報3頁右下欄〜5頁
左下欄、特開平2−154069号公報5頁右上欄〜6
頁左上欄のものを挙げることができる。
【0015】処理浴Bのシリコーン化合物の浴中の濃度
は、好ましくは0.00017〜0.005重量%、特
に好ましくは0.00033〜0.005重量%になる
ように調整することが望ましい。このような範囲におい
て、衣料にべたつき感が残らず好適な風合いを付与する
ことができ、ウール製品においても縮みや毛玉の発生を
抑制することができる。
【0016】処理浴Bの4級アンモニウム化合物及び/
又は3級アミン化合物としては、分子中に少なくとも1
つのエステル結合を有する4級アンモニウム化合物又は
3級アミン化合物の無機もしくは有機酸塩が好ましい。
無機酸塩としては、塩酸塩、硝酸塩、燐酸塩、硫酸塩等
を挙げることができ、有機酸塩としては、炭素数2〜1
8の飽和又は不飽和の脂肪酸塩、乳酸塩、グリコール酸
塩、クエン酸塩、マレイン酸塩等を挙げることができ
る。
【0017】このような4級アンモニウム化合物及び/
又は3級アミン化合物としては、下記一般式(I)及び
(II)で表される化合物を挙げることができる。
【0018】
【化1】
【0019】[式中、R1、R3は同一又は異なっていて
もよい炭素数10〜20のアルキル基又はアルケニル基
を示し;Q1、Q2は、−COO−、−CONR7−、−
OCO−、−NR7CO−(ここでR7は水素原子、炭素
数1〜3のアルキル基又はヒドロキシアルキレン基を示
す)で、少なくとも1つが−COO−又は−OCO−を
示し;R2、R4は炭素数1〜5のアルキレン基を示し;
5、R6は炭素数1〜3のアルキル基、ヒドロキシアル
キル基又はR1−X−R2−を示し;HXは上記した無機
酸又は有機酸を示し、X-はハロゲン原子等の陰イオン
を示す]。
【0020】炭素数10〜20のアルキル基又はアルケ
ニル基部分は直鎖でも分岐鎖でもよく、ステアリン酸、
パルミチン酸等の飽和脂肪酸、オレイン酸、リノール
酸、リノレン酸等の不飽和高級脂肪酸のほか、牛脂、豚
脂、パーム油、パーム核油、オリーブ油等の天然油脂を
分解、精製して得られる脂肪酸から由来するものが好ま
しい。これらの中でも特に、オレイン酸、ステアリン
酸、牛脂脂肪酸、硬化牛脂脂肪酸、パーム油脂肪酸、パ
ーム核油脂肪酸、硬化パーム核油脂肪酸が好適である。
なお、不飽和高級脂肪酸としては、立体異性体がシス体
又はトランス体であっても、両者の混合物であってもよ
いが、特にシス体/トランス体の比率が25/75〜1
00/0(重量比)であることが好ましい。第3級アミ
ン化合物の長鎖結合基はエーテル結合を含んでいてもよ
く、その場合には、牛脂、豚脂、パーム油、オリーブ油
を還元して得られるアルコール由来のほか、それらから
ゲルベ反応によって得られる合成アルコールも使用でき
る。
【0021】より具体的には、下記一般式(III)〜(V
I)で表される化合物を挙げることができる。なお、式
中のR8は、オレイル又はC18:C16=60/40(飽和アル
キル鎖)を示す。
【0022】
【化2】
【0023】また、4級アンモニウム化合物としては、
下記一般式(VII)で表されるものを用いることもでき
る。式中のR8の意味は上記と同様である。
【0024】
【化3】
【0025】処理浴Bの4級アンモニウム化合物及び/
又は3級アミン化合物の浴中の濃度は、好ましくは0.
00067〜0.01重量%、特に好ましくは0.00
2〜0.0067重量%である。
【0026】処理浴Bは仕上げ剤を水で希釈したものを
用いることができる。仕上げ剤中のシリコーン化合物の
含有量は、好ましくは0.05〜10重量%、特に好ま
しくは0.1〜5重量%であり、4級アンモニウム化合
物及び/又は3級アミン化合物の含有量は、好ましくは
1〜20重量%、特に好ましくは2〜15重量%であ
り、陰イオン界面活性剤及び/又は非イオン界面活性剤
の含有量は、好ましくは0〜10重量%、特に好ましく
は1〜8重量%である。処理浴Bは、仕上げ剤を水に対
して0.01〜0.1重量%、特に好ましくは0.01
7〜0.083重量%の濃度で添加され、調製されるこ
とが好ましい。
【0027】仕上げ剤には、上記の成分以外の他の添加
剤として、非イオン界面活性剤(アルキル鎖長が8〜1
8で、エチレンオキサイド付加モル数が10〜30のポ
リオキシエチレンアルキルエーテルが好ましい)、脂肪
酸(炭素数が12〜22のものが好ましい)、抗菌剤
(イソチアゾリン骨格を有するものが好ましい)、有機
酸(コハク酸及びクエン酸が好ましい)、溶媒(エチレ
ングリコール、プロピレングリコール及び重量平均分子
量が5000以内のポリエチレングリコールが好まし
い)、無機塩(食塩、塩化アンモニウム、塩化カルシウ
ムが好ましい)、その他(香料、色素)を配合すること
が好ましい。
【0028】本発明は処理浴Aで処理した後、処理浴B
で処理する工程を含むが、処理浴AとBによる処理は同
じ槽で行ってもよく、別々の槽で行ってもよい。処理浴
Aから処理浴Bに移る際は、脱水やすすぎにより処理浴
Aを除去した後、処理浴Bにて処理することが好まし
い。
【0029】
【実施例】表1に処理浴Aを調製するための洗浄剤A〜
Dを、表2に処理浴Bを調製するための仕上げ剤1〜6
を示す。洗濯浴のpHは、0.1Nの塩酸又は水酸化ナ
トリウム溶液を用い、表1、2に記載の範囲に調整し
た。 表1及び表2に示した成分の詳細を以下に示す。
なお、4級アンモニウム化合物(2)は下記の方法で製
造した。
【0030】<4級アンモニウム化合物(2)の製造>
N−メチルエタノールアミンとアクリロニトリルの付加
物より、公知の方法[J.Org.Chem.,26,3409,(1960)]で合
成したN−(2−ヒドロキシエチル)−N−メチル−
1,3−プロピレンジアミン66gと硬化牛脂脂肪酸2
84gを、攪拌機、温度計及び脱水管を備えた4つ口フ
ラスコに仕込み、180℃まで昇温した。その温度で約
10時間、生成する水を留去しながら加熱した結果、上
記一般式(X)の化合物を主成分とする反応物300gを
得た。得られた反応物の酸価、ケン化価、水酸基価、全
アミン価、3級アミン価を測定し、反応物の組成を調べ
た結果、ジアルキル体が86重量%、モノアルキルアミ
ド体が10重量%、未反応脂肪酸が4重量%であった。
また、ガスクロマトグラフィーによる分析から、未反応
のN−(2−ヒドロキシエチル)−N−メチル−1,3
−プロピレンジアミンが反応物中に0.1重量%含有さ
れていた(特開平5−230001号公報参照)。上記
で得られた化合物300gを8−アセチル化蔗糖を添加
した工業用アルコール60gに溶解し、攪拌機、温度計
及び圧力計を備えたオートクレーブに仕込み、B.H.
Tを0.15g加えて、メチルクロライド28gを圧入
した。100℃で約8時間反応させた結果、上記一般式
(VIII)の化合物を主成分とする反応物390gを得
た。反応物の固形分は85重量%であり、アミン価の測
定から、4級化反応率は96%であった。また、4級化
されていないアミンのジアルキル体/モノアルキル体の
比率は、85/15(重量比)であった(特開平5−2
30001号公報参照)。
【0031】・陰イオン界面活性剤(1):アルキル鎖
の炭素数が12〜14の直鎖アルキルベンゼンスルホン
酸ナトリウム ・陰イオン界面活性剤(2):アルキル鎖の炭素数が1
2〜14の一級直鎖であり、平均エチレンオキサイド付
加モル数が3.0であるポリオキシエチレンアルキル硫
酸カリウム ・非イオン界面活性剤(1):ポリオキシエチレンアル
キルエーテル(アルキル鎖が一級直鎖であり、炭素数が
12〜14、平均エチレンオキサイド付加モル数が1
2) ・非イオン界面活性剤(2):アルキルグリコシド(ア
ルキル鎖の炭素数が12〜14、グルコースの平均縮合
度が1.3) ・非イオン界面活性剤(3):ポリオキシエチレンラウ
リルエーテル(平均エチレンオキサイド付加モル数が4
7) ・4級アンモニウム化合物(1):モノアルキル(炭素
数16〜18)トリメチルアンモニウムクロリド ・4級アンモニウム化合物(2):上記の製造方法によ
り得られた化合物 ・脂肪酸:炭素数16〜18の硬化牛脂由来脂肪酸 ・ポリエチレングリコール:重量平均分子量1500 ・プロキセルBDN:イソチアゾリン系抗菌剤(ゼネカ
社製) ・シリコーン化合物(1):SM8705(ジメチルポ
リシロキサン、(東レダウコーニング(株)製)) ・シリコーン化合物(2):SM8702C(アミノ変
性シリコーン(東レダウコーニング(株)製))
【0032】
【表1】
【0033】
【表2】
【0034】<洗浄方法>まず、カシミヤセーター(サ
イズL)2枚及びシルクのブラウス(9号長袖)1枚を
洗濯機(ナショナルNA−F60E)に入れ、表1の洗
浄剤を用いて処理浴Aを調製し、表3に示した条件で処
理した。なお、使用した水はすべての工程において、2
0℃、4°DHのものを用いた。処理浴Aで処理後、脱
水を行い、次いですすぎを2回行った。2回目のすすぎ
時において、表2記載の仕上げ剤を用いて処理浴Bを調
製し、表3に示した条件で処理した。処理浴Bを十分に
脱水後、日陰で無風条件下で乾燥を行った。乾燥後、そ
れぞれの衣料に求められる仕上げ具合を観るため、カシ
ミヤセーターについては手触りにより弾力性を、シルク
のブラウスについてはすべり性を調べた。また、カシミ
ヤセーターについては縮みやすいため、洗濯前と比較し
た衣料の縮みの程度を調べた。評価基準を下記に示す。
【0035】(弾力感) 1:洗浄前衣料より非常に良い 2:洗浄前衣料より良い 3:洗浄前衣料よりやや良い 4:洗浄前衣料と同等 5:洗浄前衣料より悪い。
【0036】(すべり感) 1:洗浄前衣料より非常に良い 2:洗浄前衣料より良い 3:洗浄前衣料よりやや良い 4:洗浄前衣料と同等 5:洗浄前衣料より悪い。
【0037】(衣料の縮みの程度) 1:まったく縮みが見られない 2:やや縮んでいるがまったく気にならない 3:やや気になる程度に縮みが見られる 4:気になる縮みが見られる 5:縮みが著しい
【0038】
【表3】
【0039】
【発明の効果】本発明の洗浄方法によれば、ウール繊維
製品、シルク繊維製品及び化学繊維製等のデリケートな
繊維製品を、風合いを損ねることなく、家庭で洗濯する
ことができる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 田方 秀次 和歌山県和歌山市湊1334 花王株式会社研 究所内 (72)発明者 小倉 信之 和歌山県和歌山市湊1334 花王株式会社研 究所内 Fターム(参考) 4H003 AB19 AB31 AC05 AC08 AE02 AE05 AE06 BA12 DA01 DC01 EA12 EB04 EB07 EB08 EB22 EB36 EB37 ED02 ED28 FA15 FA21 FA28 FA34

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 界面活性剤を含有する処理浴Aで処理を
    した後、シリコーンを含有する処理浴Bで処理をする洗
    浄方法であり、浴のpHを4.0〜8.5の範囲内に保
    持する繊維製品の洗浄方法。
  2. 【請求項2】 さらに処理浴Bに4級アンモニウム化合
    物及び/又は3級アミン化合物を含有する請求項1記載
    の繊維製品の洗浄方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2006225635A (ja) * 2005-01-21 2006-08-31 Lion Corp 衣料用液体洗浄剤組成物
JP2015101649A (ja) * 2013-11-25 2015-06-04 ライオン株式会社 繊維製品の処理方法
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