JP3270905B2 - 柔軟剤組成物 - Google Patents
柔軟剤組成物Info
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- JP3270905B2 JP3270905B2 JP03477693A JP3477693A JP3270905B2 JP 3270905 B2 JP3270905 B2 JP 3270905B2 JP 03477693 A JP03477693 A JP 03477693A JP 3477693 A JP3477693 A JP 3477693A JP 3270905 B2 JP3270905 B2 JP 3270905B2
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- Japan
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- group
- carbon atoms
- alkyl group
- alkenyl
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-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C11—ANIMAL OR VEGETABLE OILS, FATS, FATTY SUBSTANCES OR WAXES; FATTY ACIDS THEREFROM; DETERGENTS; CANDLES
- C11D—DETERGENT COMPOSITIONS; USE OF SINGLE SUBSTANCES AS DETERGENTS; SOAP OR SOAP-MAKING; RESIN SOAPS; RECOVERY OF GLYCEROL
- C11D1/00—Detergent compositions based essentially on surface-active compounds; Use of these compounds as a detergent
- C11D1/38—Cationic compounds
- C11D1/645—Mixtures of compounds all of which are cationic
Landscapes
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
- Oil, Petroleum & Natural Gas (AREA)
- Wood Science & Technology (AREA)
- Organic Chemistry (AREA)
- Treatments For Attaching Organic Compounds To Fibrous Goods (AREA)
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は繊維や衣料に柔軟性を付
与するための柔軟剤組成物に関し、特に化繊に対する柔
軟性付与効果に優れた柔軟剤組成物に関する。
与するための柔軟剤組成物に関し、特に化繊に対する柔
軟性付与効果に優れた柔軟剤組成物に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来、繊維や衣料に柔軟性を付与するた
めに、一般にモノまたはジ長鎖アルキル基を有するカチ
オン界面活性剤を主成分とする柔軟剤組成物が使用され
てきたが、近年、全自動洗濯機が普及し洗浄時に使用さ
れたアニオン界面活性剤が柔軟処理時に持ち込まれるた
め、カチオン界面活性剤の柔軟化能力が低下する問題が
生じている。また一般に、上記のカチオン界面活性剤
は、木綿類に対しては著しい効果を有しているが、アク
リル系、ポリエステル、ポリアミド系などの合成繊維に
対しては柔軟効果が十分とは言い難い。
めに、一般にモノまたはジ長鎖アルキル基を有するカチ
オン界面活性剤を主成分とする柔軟剤組成物が使用され
てきたが、近年、全自動洗濯機が普及し洗浄時に使用さ
れたアニオン界面活性剤が柔軟処理時に持ち込まれるた
め、カチオン界面活性剤の柔軟化能力が低下する問題が
生じている。また一般に、上記のカチオン界面活性剤
は、木綿類に対しては著しい効果を有しているが、アク
リル系、ポリエステル、ポリアミド系などの合成繊維に
対しては柔軟効果が十分とは言い難い。
【０００３】そこで、該カチオン界面活性剤自体の変性
（特開昭５５−５１８７６号公報）、該カチオン界面活
性剤と他の特定ジ長鎖アルキル４級塩との併用（特開昭
５５−５１８７４号公報、同５５−６２２６８号公報、
同５５−１０３３６４号公報、同５５−１０３３６５号
公報等）、該カチオン界面活性剤とトリ長鎖アルキル４
級塩との併用（特開昭５５−１１２３７５号公報、同５
５−１１１２３７７号公報、同５６−７９７６８号公報
等）、該カチオン界面活性剤と特定のモノ長鎖アルキル
４級塩との併用（特開昭５７−２０５５８１号公報等）
などが提案されている。しかし、これらによっても多少
の改善は見られるものの効果が未だ不充分であったり、
逆に木綿類の柔軟性が損なわれてしまう場合もあった。
（特開昭５５−５１８７６号公報）、該カチオン界面活
性剤と他の特定ジ長鎖アルキル４級塩との併用（特開昭
５５−５１８７４号公報、同５５−６２２６８号公報、
同５５−１０３３６４号公報、同５５−１０３３６５号
公報等）、該カチオン界面活性剤とトリ長鎖アルキル４
級塩との併用（特開昭５５−１１２３７５号公報、同５
５−１１１２３７７号公報、同５６−７９７６８号公報
等）、該カチオン界面活性剤と特定のモノ長鎖アルキル
４級塩との併用（特開昭５７−２０５５８１号公報等）
などが提案されている。しかし、これらによっても多少
の改善は見られるものの効果が未だ不充分であったり、
逆に木綿類の柔軟性が損なわれてしまう場合もあった。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、アニオン界
面活性剤が残留していても、木綿類および合成繊維のい
ずれの繊維、衣料に対しても優れた柔軟性を付与しうる
柔軟剤組成物を提供するものである。
面活性剤が残留していても、木綿類および合成繊維のい
ずれの繊維、衣料に対しても優れた柔軟性を付与しうる
柔軟剤組成物を提供するものである。
【０００５】
【課題を解決するための手段】本発明の柔軟剤組成物
は、下記（ａ），（ｂ）および（ｃ）成分を、重量比で
（ａ）／（ｂ）＝９７／３〜７０／３０、かつ、（ｃ）
／［（ａ）＋（ｂ）］＝１／９９〜１０／９０の範囲で
含有することを特徴とする。
は、下記（ａ），（ｂ）および（ｃ）成分を、重量比で
（ａ）／（ｂ）＝９７／３〜７０／３０、かつ、（ｃ）
／［（ａ）＋（ｂ）］＝１／９９〜１０／９０の範囲で
含有することを特徴とする。
【０００６】（ａ） 化４（一般式Ｉ）で表わされるジ
長鎖アミンの中和物。
長鎖アミンの中和物。
【化４】 （Ｒ1，Ｒ2：分断基も含めて炭素数が１６〜２５、好ま
しくは１８〜２３の、エステル基またはアミド基で分断
されたアルキル基またはアルケニル基（以下、ヒドロカ
ルビル基と呼ぶ場合もある） Ｒ3 ：炭素数が１〜４のアルキル基またはヒドロキシア
ルキル基）
しくは１８〜２３の、エステル基またはアミド基で分断
されたアルキル基またはアルケニル基（以下、ヒドロカ
ルビル基と呼ぶ場合もある） Ｒ3 ：炭素数が１〜４のアルキル基またはヒドロキシア
ルキル基）
【０００７】（ｂ） 化５（一般式II）で表わされるモ
ノ長鎖アミンの中和物。
ノ長鎖アミンの中和物。
【化５】 （Ｒ4 ：炭素数が１６〜２５、好ましくは１８〜２３の
ヒドロカルビル基 Ｒ5，Ｒ6：炭素数が１〜４のアルキル基またはアルケニ
ル基）
ヒドロカルビル基 Ｒ5，Ｒ6：炭素数が１〜４のアルキル基またはアルケニ
ル基）
【０００８】（ｃ） 化６（一般式III ）で表わされる
トリ長鎖アミンの中和物。
トリ長鎖アミンの中和物。
【化６】 （Ｒ7，Ｒ8，Ｒ9 ：炭素数が１６〜２５のヒドロカルビ
ル基）
ル基）
【０００９】
【発明の実施態様】（ａ）成分としては、長鎖ヒドロカ
ルビル基を２個有するジ長鎖アミンの中和物が用いられ
る。ヒドロカルビル基は、以下の化７で示されるエステ
ル基、アミド基で分断され、分断基も含めての炭素数が
１６〜２５のアルキル基またはアルケニル基である。
ルビル基を２個有するジ長鎖アミンの中和物が用いられ
る。ヒドロカルビル基は、以下の化７で示されるエステ
ル基、アミド基で分断され、分断基も含めての炭素数が
１６〜２５のアルキル基またはアルケニル基である。
【００１０】
【化７】 （Ｒ11：アルキル基またはアルケニル基 Ｒ12：アルキレン基またはアルケニレン基、但し、Ｒ11
とＲ12との合計炭素数は１５〜２４であり、Ｒ12の炭素
数は１〜４が好ましい）
とＲ12との合計炭素数は１５〜２４であり、Ｒ12の炭素
数は１〜４が好ましい）
【００１１】柔軟基剤のジ長鎖アミン具体例としては、
以下の化８，化９，化１０（一般式Ｉ−１〜Ｉ−１０）
で示すものが挙げられる。
以下の化８，化９，化１０（一般式Ｉ−１〜Ｉ−１０）
で示すものが挙げられる。
【００１２】
【化８】
【００１３】
【化９】
【００１４】
【化１０】 （Ｒ3 ：炭素数１〜４のアルキル基またはヒドロキシア
ルキル基 Ｒ21：アルキル基またはアルケニル基であり、Ｒ21とＲ
22の合計炭素数は１５〜２４である Ｒ22：炭素数１〜４のアルキレン基 Ｒ23：アルキル基またはアルケニル基であり、Ｒ23とＲ
24の合計炭素数は１５〜２４である Ｒ24：炭素数１〜４のアルキレン基 Ｒ25：アルキル基またはアルケニル基であり、Ｒ25とＲ
22の合計炭素数は１５〜２４である。 Ｒ26：アルキル基またはアルケニル基であり、Ｒ26とＲ
24の合計炭素数は１５〜２４である。）
ルキル基 Ｒ21：アルキル基またはアルケニル基であり、Ｒ21とＲ
22の合計炭素数は１５〜２４である Ｒ22：炭素数１〜４のアルキレン基 Ｒ23：アルキル基またはアルケニル基であり、Ｒ23とＲ
24の合計炭素数は１５〜２４である Ｒ24：炭素数１〜４のアルキレン基 Ｒ25：アルキル基またはアルケニル基であり、Ｒ25とＲ
22の合計炭素数は１５〜２４である。 Ｒ26：アルキル基またはアルケニル基であり、Ｒ26とＲ
24の合計炭素数は１５〜２４である。）
【００１５】上記一般式中のＲ21ＣＯ−，Ｒ23ＣＯ−は
通常、ステアリン酸、パルミチン酸等の飽和高級脂肪
酸、オレイン酸、エライジン酸、リノール酸、リノレン
酸等の不飽和高級脂肪酸、牛脂、豚脂、パーム油、パー
ム核油、大豆油、サフラワー油、ヒマワリ油、オリーブ
油等の天然油脂を分解、精製して得られる脂肪酸から由
来するものであるが、この中でも特にオレイン酸、ステ
アリン酸、牛脂脂肪酸、硬化牛脂脂肪酸、パーム油脂肪
酸、硬化パーム油脂肪酸、パーム核油脂肪酸、硬化パー
ム核油脂肪酸が好適である。なお、不飽和高級脂肪酸と
しては、立体異性体がシス体またはトランス体であって
も、あるいは両者の混合物であってもよいが、特にシス
体／トランス体の比率が２５／７５〜１００／０（重量
比）であることが好ましい。
通常、ステアリン酸、パルミチン酸等の飽和高級脂肪
酸、オレイン酸、エライジン酸、リノール酸、リノレン
酸等の不飽和高級脂肪酸、牛脂、豚脂、パーム油、パー
ム核油、大豆油、サフラワー油、ヒマワリ油、オリーブ
油等の天然油脂を分解、精製して得られる脂肪酸から由
来するものであるが、この中でも特にオレイン酸、ステ
アリン酸、牛脂脂肪酸、硬化牛脂脂肪酸、パーム油脂肪
酸、硬化パーム油脂肪酸、パーム核油脂肪酸、硬化パー
ム核油脂肪酸が好適である。なお、不飽和高級脂肪酸と
しては、立体異性体がシス体またはトランス体であって
も、あるいは両者の混合物であってもよいが、特にシス
体／トランス体の比率が２５／７５〜１００／０（重量
比）であることが好ましい。
【００１６】Ｒ21，Ｒ23は同一でも異なっていてもよ
い。Ｒ22，Ｒ24は、炭素数１〜４のアルキレン基であ
り、具体的にはメチレン基、エチレン基、プロピレン
基、ブチレン基であり、直鎖状でも分岐鎖状でもよい。
Ｒ25，Ｒ26の具体例としては、ラウリル基、ミリスチル
基、パルミチル基、ステアリル基、オレイル基、リノー
ル基、リノレン基などが挙げられる。Ｒ3 は炭素数１〜
４のアルキル基またはヒドロキシアルキル基であり、具
体的にはメチル基、エチル基、プロピル基、ブチル基、
ヒドロキシメチル基、ヒドロキシエチル基、ヒドロキシ
プロピル基、ヒドロキシブチル基が挙げられるが、特に
メチル基、エチル基、ヒドロキシエチル基が好ましい。
い。Ｒ22，Ｒ24は、炭素数１〜４のアルキレン基であ
り、具体的にはメチレン基、エチレン基、プロピレン
基、ブチレン基であり、直鎖状でも分岐鎖状でもよい。
Ｒ25，Ｒ26の具体例としては、ラウリル基、ミリスチル
基、パルミチル基、ステアリル基、オレイル基、リノー
ル基、リノレン基などが挙げられる。Ｒ3 は炭素数１〜
４のアルキル基またはヒドロキシアルキル基であり、具
体的にはメチル基、エチル基、プロピル基、ブチル基、
ヒドロキシメチル基、ヒドロキシエチル基、ヒドロキシ
プロピル基、ヒドロキシブチル基が挙げられるが、特に
メチル基、エチル基、ヒドロキシエチル基が好ましい。
【００１７】（ｂ）成分のモノ長鎖アミンとしては、以
下の化１１の（一般式II−１〜II−４）が例示できる。
下の化１１の（一般式II−１〜II−４）が例示できる。
【００１８】
【化１１】
【００１９】ここで、Ｒ21，Ｒ22，Ｒ25，Ｒ26の意味は
前述の一般式（Ｉ−１〜Ｉ−１０）の場合と同様であ
る。また、Ｒ5およびＲ6は、Ｒ3 と同じく炭素数１〜４
のアルキル基またはヒドロキシアルキル基である。
前述の一般式（Ｉ−１〜Ｉ−１０）の場合と同様であ
る。また、Ｒ5およびＲ6は、Ｒ3 と同じく炭素数１〜４
のアルキル基またはヒドロキシアルキル基である。
【００２０】（ｃ）成分のトリ長鎖アミンは以下の化１
２（一般式III ）で表わされる。
２（一般式III ）で表わされる。
【化１２】
【００２１】ここで、Ｒ7，Ｒ8，Ｒ9 は全てヒドロカル
ビル基であり、以下の化１３（一般式III−１） で表わ
されるものが例示できる。
ビル基であり、以下の化１３（一般式III−１） で表わ
されるものが例示できる。
【化１３】
【００２２】ここで、Ｒ11，Ｒ12，Ｒ13，Ｒ14の内容は
前述の一般式（Ｉ−１〜Ｉ−１０）の場合と同様であ
り、Ｒ17はＲ11，Ｒ13と同じくアルキル基またはアルケ
ニル基、Ｒ18は炭素数１〜４のアルキレン基であり、Ｒ
17とＲ18の合計炭素数は１５〜２４である。Ｘ1，Ｘ2，
Ｘ3 は同一でも異なってもよく、−ＣＯＯ−，−ＯＣＯ
−，−ＣＯＮＨ−または−ＮＨＣＯである。上記一般式
（III） のトリ長鎖アミンの具体例としては、例えばエ
ステル型のものとしてトリ（オレオイルオキシエチル）
アミン、トリ（ステアロイルオキシエチル）アミン、ト
リ（パルミトイルオキシイソプロピル)アミンなどを挙
げることができる。
前述の一般式（Ｉ−１〜Ｉ−１０）の場合と同様であ
り、Ｒ17はＲ11，Ｒ13と同じくアルキル基またはアルケ
ニル基、Ｒ18は炭素数１〜４のアルキレン基であり、Ｒ
17とＲ18の合計炭素数は１５〜２４である。Ｘ1，Ｘ2，
Ｘ3 は同一でも異なってもよく、−ＣＯＯ−，−ＯＣＯ
−，−ＣＯＮＨ−または−ＮＨＣＯである。上記一般式
（III） のトリ長鎖アミンの具体例としては、例えばエ
ステル型のものとしてトリ（オレオイルオキシエチル）
アミン、トリ（ステアロイルオキシエチル）アミン、ト
リ（パルミトイルオキシイソプロピル)アミンなどを挙
げることができる。
【００２３】これらの（ａ），（ｂ），（ｃ）のアミン
は通常用いられる酸で中和される。酸としては例えば塩
酸、硫酸、リン酸などの無機酸や安息香酸、クエン酸、
高分子アクリル酸等の有機酸を挙げることができる。ま
た、本発明では（ａ），（ｂ）両成分を重量比で（ａ）
／（ｂ）＝９７／３〜７０／３０、好ましくは９５／５
〜８０／２０の範囲内で併用して柔軟剤組成物中に配合
することが必要であり、これにより綿および合繊の両者
に対して優れた柔軟性付与効果が得られる。上記比率よ
り（ｂ）成分が多くなると合繊での柔軟性が低下し、一
方、少なくなると綿に対する柔軟化効果が低下する。
は通常用いられる酸で中和される。酸としては例えば塩
酸、硫酸、リン酸などの無機酸や安息香酸、クエン酸、
高分子アクリル酸等の有機酸を挙げることができる。ま
た、本発明では（ａ），（ｂ）両成分を重量比で（ａ）
／（ｂ）＝９７／３〜７０／３０、好ましくは９５／５
〜８０／２０の範囲内で併用して柔軟剤組成物中に配合
することが必要であり、これにより綿および合繊の両者
に対して優れた柔軟性付与効果が得られる。上記比率よ
り（ｂ）成分が多くなると合繊での柔軟性が低下し、一
方、少なくなると綿に対する柔軟化効果が低下する。
【００２４】さらに本発明では、（ａ），（ｂ）両成分
の合計量［（ａ）＋（ｂ）］と（ｃ）成分とが重量比で
（ｃ）／［（ａ）＋（ｂ）］＝１／９９〜１０〜９０、
好ましくは３／９７〜７／９３の範囲で柔軟剤組成物中
に配合されていることが必要である。この比率より
（ｃ）成分が少なくなると合繊での柔軟性が更に低下
し、一方、多くなると綿での柔軟性が低下する。
の合計量［（ａ）＋（ｂ）］と（ｃ）成分とが重量比で
（ｃ）／［（ａ）＋（ｂ）］＝１／９９〜１０〜９０、
好ましくは３／９７〜７／９３の範囲で柔軟剤組成物中
に配合されていることが必要である。この比率より
（ｃ）成分が少なくなると合繊での柔軟性が更に低下
し、一方、多くなると綿での柔軟性が低下する。
【００２５】本発明の柔軟剤組成物には、上記成分以外
にその他の任意成分として、通常柔軟剤組成物に配合さ
れる公知の成分を本発明の効果を妨げない範囲で配合す
ることができる。任意成分としては、例えば、ジ長鎖ア
ルキルジ短鎖アルキル第４級アンモニウム塩等の第４級
アンモニウム塩、ステアリン酸、オレイン酸等の高級脂
肪酸、２−エチルヘキサン酸とグリセリンまたはペンタ
エリスリトールとの部分エステル化物等の非イオン界面
活性剤、食塩、塩化アンモニウム、塩化カルシウム、塩
化マグネシウム、塩化カリウム等の水溶性塩、エチルア
ルコール、イソプロピルアルコール、エチレングリコー
ル、プロピレングリコール、イソプレングリコール、ヘ
キシレングリコール等の溶剤、尿素、殺菌剤、酸化防止
剤、染料、顔料、シリコーン類、炭化水素、セルロース
誘導体、紫外線吸収剤、蛍光増白剤、香料等が挙げられ
る。
にその他の任意成分として、通常柔軟剤組成物に配合さ
れる公知の成分を本発明の効果を妨げない範囲で配合す
ることができる。任意成分としては、例えば、ジ長鎖ア
ルキルジ短鎖アルキル第４級アンモニウム塩等の第４級
アンモニウム塩、ステアリン酸、オレイン酸等の高級脂
肪酸、２−エチルヘキサン酸とグリセリンまたはペンタ
エリスリトールとの部分エステル化物等の非イオン界面
活性剤、食塩、塩化アンモニウム、塩化カルシウム、塩
化マグネシウム、塩化カリウム等の水溶性塩、エチルア
ルコール、イソプロピルアルコール、エチレングリコー
ル、プロピレングリコール、イソプレングリコール、ヘ
キシレングリコール等の溶剤、尿素、殺菌剤、酸化防止
剤、染料、顔料、シリコーン類、炭化水素、セルロース
誘導体、紫外線吸収剤、蛍光増白剤、香料等が挙げられ
る。
【００２６】
【発明の効果】本発明によれば、ヒドロカルビル基を有
する特定の（ａ）ジ長鎖アミン中和物と、（ｂ）モノ長
鎖アミン中和物および（ｃ）トリ長鎖アミン中和物を併
用して柔軟剤組成物とすることにより、木綿および化学
繊維の両者に対して優れた柔軟付与効果を発揮する。
する特定の（ａ）ジ長鎖アミン中和物と、（ｂ）モノ長
鎖アミン中和物および（ｃ）トリ長鎖アミン中和物を併
用して柔軟剤組成物とすることにより、木綿および化学
繊維の両者に対して優れた柔軟付与効果を発揮する。
【００２７】
【実施例】以下に実施例および比較例を示して本発明を
具体的に説明するが、これに先立って実施例で採用した
評価方法を示す。
具体的に説明するが、これに先立って実施例で採用した
評価方法を示す。
【００２８】（１） 柔軟化処理方法 木綿として市販の綿タオルを、また、化学繊維としてア
クリル布を用い、市販衣料用洗剤「ハイトップ」（商品
類、ライオン（株）製）により電気洗濯機を用いて５０
℃で２回繰り返し洗濯後、常温の水道水で充分すすぎ、
これを試験布とした。まず、２５℃の水道水を用い「ハ
イトップ」で洗濯し、１回すすいだ後、２５℃の水道水
３０リットルに対し、柔軟基剤として１ｇになるように
柔軟剤組成物を加えて均一溶液とした溶液中に浴比３０
倍で綿タオルとアクリル布の比率を７／３として各試験
布を浸し３分間処理した。次に、２分間脱水した。この
ように処理した布を風乾した後、２５℃、６５％ＲＨの
条件で２４時間放置し、評価試験に用いた。
クリル布を用い、市販衣料用洗剤「ハイトップ」（商品
類、ライオン（株）製）により電気洗濯機を用いて５０
℃で２回繰り返し洗濯後、常温の水道水で充分すすぎ、
これを試験布とした。まず、２５℃の水道水を用い「ハ
イトップ」で洗濯し、１回すすいだ後、２５℃の水道水
３０リットルに対し、柔軟基剤として１ｇになるように
柔軟剤組成物を加えて均一溶液とした溶液中に浴比３０
倍で綿タオルとアクリル布の比率を７／３として各試験
布を浸し３分間処理した。次に、２分間脱水した。この
ように処理した布を風乾した後、２５℃、６５％ＲＨの
条件で２４時間放置し、評価試験に用いた。
【００２９】（２） 柔軟性評価方法 ジ硬化牛脂アルキルジメチルアンモニウムクロライドを
柔軟剤基剤として配合した柔軟剤組成物で処理した布を
対照にして一対比較を行ない、下記基準にて評価した。 ＋２：対照より柔らかい ＋１：対照よりやや柔らかい ０：対照と同じ −１：対照の方がやや柔らかい −２：対照の方が柔らかい
柔軟剤基剤として配合した柔軟剤組成物で処理した布を
対照にして一対比較を行ない、下記基準にて評価した。 ＋２：対照より柔らかい ＋１：対照よりやや柔らかい ０：対照と同じ −１：対照の方がやや柔らかい −２：対照の方が柔らかい
【００３０】実施例１〜９ 以下の表１〜３に示した（ａ），（ｂ）および（ｃ）成
分を用い、表４に示した柔軟基剤を含有する柔軟剤組成
物を調製し、柔軟性を評価した。なお、各アミンは当モ
ルの塩数にて中和した。その結果を表４に示す。
分を用い、表４に示した柔軟基剤を含有する柔軟剤組成
物を調製し、柔軟性を評価した。なお、各アミンは当モ
ルの塩数にて中和した。その結果を表４に示す。
【００３１】
【表１】 註）Ｒ1 ＣＯ−：硬化パーム油脂肪酸残基 Ｒ2 ＣＯ−：牛脂脂肪酸残基 Ｒ3 ＣＯ−：オレイン酸残基
【００３２】
【表２】 註）Ｒ1 ＣＯ−：硬化パーム油脂肪酸残基 Ｒ2 ＣＯ−：牛脂脂肪酸残基 Ｒ3 ＣＯ−：オレイン酸残基
【００３３】
【表３】 註）Ｒ2 ＣＯ−：牛脂脂肪酸残基
【００３４】
【表４】表４：基剤組成および評価結果 柔 軟 基 剤 柔 軟 性 (a)/(b) (c)/[(a)+(b)] (a)成分 (b)成分 (c)成分 重量比 重量比 綿タオル アクリル 実施例： １ (a)-1 (b)-1 (c)-4 90/10 5/95 ＋2 ＋2 ２ (a)-2 (b)-1 (c)-1 90/10 5/95 ＋1 ＋2 ３ (a)-3 (b)-2 (c)-3 90/10 5/95 ＋1 ＋2 ４ (a)-4 (b)-3 (c)-4 95/5 3/97 ＋2 ＋1 ５ (a)-4 (b)-3 (c)-4 80/20 3/97 ＋2 ＋1 ６ (a)-4 (b)-3 (c)-4 70/30 3/97 ＋2 ＋1 ７ (a)-5 (b)-4 (c)-2 80/20 10/90 ＋2 ＋2 ８ (a)-6 (b)-5 (c)-2 90/10 10/90 ＋1 ＋2 ９ (a)-7 (b)-6 (c)-2 80/10 10/90 ＋1 ＋2 対照 ジメチルジ硬化牛脂 − − 0 0 アンモニウムクロライド
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平４−174770（ＪＰ，Ａ) 特開 平４−257372（ＪＰ，Ａ) 特開 平４−333664（ＪＰ，Ａ) 特開 平４−50374（ＪＰ，Ａ) 特開 平４−327268（ＪＰ，Ａ) 特開 平６−228867（ＪＰ，Ａ) 特開 平６−228875（ＪＰ，Ａ) (58)調査した分野(Int.Cl.7，ＤＢ名) D06M 13/00 - 13/535
Claims (1)
- 【請求項１】 下記（ａ），（ｂ）および（ｃ）成分
を、重量比で（ａ）／（ｂ）＝９７／３〜７０／３０、
かつ、（ｃ）／［（ａ）＋（ｂ）］＝１／９９〜１０／
９０の範囲で含有することを特徴とする柔軟剤組成物。 （ａ） 化１（一般式Ｉ）で表わされるジ長鎖アミンの
中和物 【化１】 （Ｒ1，Ｒ2：分断基も含めて炭素数が１６〜２５の、エ
ステル基またはアミド基で分断されたアルキル基または
アルケニル基 Ｒ3 ：炭素数が１〜４のアルキル基またはヒドロキシア
ルキル基） （ｂ） 化２（一般式II）で表わされるモノ長鎖アミン
の中和物 【化２】 （Ｒ4 ：分断基も含めて炭素数が１６〜２５の、エステ
ル基またはアミド基で分断されたアルキル基またはアル
ケニル基 Ｒ5，Ｒ6：炭素数が１〜４のアルキル基またはアルケニ
ル基） （ｃ） 化３（一般式III ）で表わされるトリ長鎖アミ
ンの中和物 【化３】 （Ｒ7，Ｒ8，Ｒ9 ：分断基も含めて炭素数が１６〜２５
の、エステル基またはアミド基で分断されたアルキル基
またはアルケニル基）
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|---|---|---|---|
| JP03477693A JP3270905B2 (ja) | 1993-01-30 | 1993-01-30 | 柔軟剤組成物 |
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|---|---|---|---|
| JP03477693A JP3270905B2 (ja) | 1993-01-30 | 1993-01-30 | 柔軟剤組成物 |
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| JP3270905B2 true JP3270905B2 (ja) | 2002-04-02 |
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ID=12423702
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1993
- 1993-01-30 JP JP03477693A patent/JP3270905B2/ja not_active Expired - Fee Related
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