JP2970132B2 - 液体柔軟剤組成物 - Google Patents
液体柔軟剤組成物Info
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- JP2970132B2 JP2970132B2 JP28396691A JP28396691A JP2970132B2 JP 2970132 B2 JP2970132 B2 JP 2970132B2 JP 28396691 A JP28396691 A JP 28396691A JP 28396691 A JP28396691 A JP 28396691A JP 2970132 B2 JP2970132 B2 JP 2970132B2
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- diester
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Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、各種衣料へ柔軟性及び
帯電防止性を付与する効果が良好な上、生分解性に優
れ、かつ、保存安定性の良好な液体柔軟剤組成物に関す
る。
帯電防止性を付与する効果が良好な上、生分解性に優
れ、かつ、保存安定性の良好な液体柔軟剤組成物に関す
る。
【０００２】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】従来、
洗濯後の衣料に柔軟性と帯電防止性とを付与するために
各種の液体柔軟剤組成物が使用されている。これら柔軟
剤組成物としては、ジ長鎖アルキルジ短鎖アルキル第４
級アンモニウム塩を主成分としたものが一般的である。
しかし、このジ長鎖アルキルジ短鎖アルキル第４級アン
モニウム塩を配合した柔軟剤組成物は各種衣料に対して
良好な柔軟効果と帯電防止効果とを付与することができ
るものの、生分解性に劣るために河川の汚染の一因とさ
れている。
洗濯後の衣料に柔軟性と帯電防止性とを付与するために
各種の液体柔軟剤組成物が使用されている。これら柔軟
剤組成物としては、ジ長鎖アルキルジ短鎖アルキル第４
級アンモニウム塩を主成分としたものが一般的である。
しかし、このジ長鎖アルキルジ短鎖アルキル第４級アン
モニウム塩を配合した柔軟剤組成物は各種衣料に対して
良好な柔軟効果と帯電防止効果とを付与することができ
るものの、生分解性に劣るために河川の汚染の一因とさ
れている。
【０００３】一方、最近、柔軟剤組成物の主成分として
炭素数１２〜２２の長鎖アルキルエステル基を有する第
４級アンモニウム塩が生分解性が良好なことから注目さ
れている（特開昭６３−６１６８号公報記載）が、この
第４級アンモニウム塩を配合した柔軟剤組成物も上記柔
軟剤組成物と同様に柔軟性付与効果等は良好であるが、
保存安定性の点で満足できるものではない。
炭素数１２〜２２の長鎖アルキルエステル基を有する第
４級アンモニウム塩が生分解性が良好なことから注目さ
れている（特開昭６３−６１６８号公報記載）が、この
第４級アンモニウム塩を配合した柔軟剤組成物も上記柔
軟剤組成物と同様に柔軟性付与効果等は良好であるが、
保存安定性の点で満足できるものではない。
【０００４】従って、柔軟性及び帯電防止性付与効果に
加えて、生分解性及び保存安定性に優れた液体柔軟剤組
成物の開発が望まれている。
加えて、生分解性及び保存安定性に優れた液体柔軟剤組
成物の開発が望まれている。
【０００５】
【課題を解決するための手段及び作用】本発明者は、上
記要望に応えるため鋭意検討を行った結果、下記一般式
（Ｉ）で示されるジエステル型第４級アンモニウム塩
（以下、ジエステル体と略記する）と下記一般式（Ｉ
Ｉ）で示されるモノエステル型第４級アンモニウム塩
（以下、モノエステル体と略記する）とを併用するこ
と、しかもこの場合ジエステル体とモノエステル体とを
重量比９５〜７０：５〜３０という特定割合で併用する
と共に、上記ジ及びモノエステル体を含む液体柔軟剤組
成物を脱イオン水でジエステル体の含有量が１重量％に
なるように希釈した時、該脱イオン水希釈液のｐＨが
２．５〜５の範囲にあるように組成物を調製することに
より、各種衣料へ良好な柔軟性及び帯電防止性を付与し
得る上、生分解性に優れ、環境汚染の問題が殆んどな
く、しかも、保存安定性の良好な液体柔軟剤組成物を得
ることができることを知見し、本発明をなすに至った。
記要望に応えるため鋭意検討を行った結果、下記一般式
（Ｉ）で示されるジエステル型第４級アンモニウム塩
（以下、ジエステル体と略記する）と下記一般式（Ｉ
Ｉ）で示されるモノエステル型第４級アンモニウム塩
（以下、モノエステル体と略記する）とを併用するこ
と、しかもこの場合ジエステル体とモノエステル体とを
重量比９５〜７０：５〜３０という特定割合で併用する
と共に、上記ジ及びモノエステル体を含む液体柔軟剤組
成物を脱イオン水でジエステル体の含有量が１重量％に
なるように希釈した時、該脱イオン水希釈液のｐＨが
２．５〜５の範囲にあるように組成物を調製することに
より、各種衣料へ良好な柔軟性及び帯電防止性を付与し
得る上、生分解性に優れ、環境汚染の問題が殆んどな
く、しかも、保存安定性の良好な液体柔軟剤組成物を得
ることができることを知見し、本発明をなすに至った。
【０００６】
【化２】 （但し、式中Ｒ1，Ｒ2はそれぞれ炭素数１１〜２３のア
ルキル基又はアルケニル基、Ｒ3，Ｒ4はそれぞれ炭素数
１〜４のアルキル基又はヒドロキシアルキル基、Ｒ5，
Ｒ6はそれぞれ炭素数２〜４のアルキレン基であり、Ｘ-
は陰イオン、ｎは１〜４の数である。）
ルキル基又はアルケニル基、Ｒ3，Ｒ4はそれぞれ炭素数
１〜４のアルキル基又はヒドロキシアルキル基、Ｒ5，
Ｒ6はそれぞれ炭素数２〜４のアルキレン基であり、Ｘ-
は陰イオン、ｎは１〜４の数である。）
【０００７】以下、本発明につき更に説明すると、本発
明の液体柔軟剤組成物は、上記一般式（Ｉ）のジエステ
ル体と一般式（ＩＩ）のモノエステル体とが併用配合さ
れたものである。
明の液体柔軟剤組成物は、上記一般式（Ｉ）のジエステ
ル体と一般式（ＩＩ）のモノエステル体とが併用配合さ
れたものである。
【０００８】ここで、上記一般式（Ｉ）及び（ＩＩ）に
おいて、Ｒ1、Ｒ2はそれぞれ炭素数１１〜２３、好まし
くは１５〜２１のアルキル基又はアルケニル基であり、
例えばＲ1−ＣＯ、Ｒ2−ＣＯで示される基が通常オレイ
ン酸、エライジン酸、リノール酸、リノレイン酸等の不
飽和高級脂肪酸、ステアリン酸、パルミチン酸等の飽和
高級脂肪酸、牛脂、豚脂、パーム油、大豆油、サフラワ
ー油、ヒマワリ油、オリーブ油等の天然油脂を分解・精
製して得られる脂肪酸、これらの硬化脂肪酸から由来す
るものであるが、これらの中でも特にオレイン酸、ステ
アリン酸、牛脂脂肪酸、硬化牛脂脂肪酸、パーム油脂肪
酸、硬化パーム油脂肪酸が好適である。なお、不飽和高
級脂肪酸としては立体異性構造がシス体又はトランス体
であっても、あるいは両者の混合物であってもよいが、
特にシス体／トランス体の比率が２５〜１００／０〜７
５であることが好ましい。
おいて、Ｒ1、Ｒ2はそれぞれ炭素数１１〜２３、好まし
くは１５〜２１のアルキル基又はアルケニル基であり、
例えばＲ1−ＣＯ、Ｒ2−ＣＯで示される基が通常オレイ
ン酸、エライジン酸、リノール酸、リノレイン酸等の不
飽和高級脂肪酸、ステアリン酸、パルミチン酸等の飽和
高級脂肪酸、牛脂、豚脂、パーム油、大豆油、サフラワ
ー油、ヒマワリ油、オリーブ油等の天然油脂を分解・精
製して得られる脂肪酸、これらの硬化脂肪酸から由来す
るものであるが、これらの中でも特にオレイン酸、ステ
アリン酸、牛脂脂肪酸、硬化牛脂脂肪酸、パーム油脂肪
酸、硬化パーム油脂肪酸が好適である。なお、不飽和高
級脂肪酸としては立体異性構造がシス体又はトランス体
であっても、あるいは両者の混合物であってもよいが、
特にシス体／トランス体の比率が２５〜１００／０〜７
５であることが好ましい。
【０００９】また、Ｒ3、Ｒ4はそれぞれ炭素数１〜４の
アルキル基又はヒドロキシアルキル基であり、具体的に
はメチル基、エチル基、プロピル基、ブチル基、ヒドロ
キシメチル基、ヒドロキシエチル基、ヒドロキシプロピ
ル基、ヒドロキシブチル基が挙げられるが、特にメチル
基、エチル基、ヒドロキシエチル基が好ましく用いられ
る。Ｒ5、Ｒ6はそれぞれＣmＨ2m（但し、ｍ＝２〜４）
で示されるアルキレン基であり、具体的にはエチレン
基、プロピレン基、ブチレン基が挙げられ、直鎖状でも
分岐鎖状でもよい。
アルキル基又はヒドロキシアルキル基であり、具体的に
はメチル基、エチル基、プロピル基、ブチル基、ヒドロ
キシメチル基、ヒドロキシエチル基、ヒドロキシプロピ
ル基、ヒドロキシブチル基が挙げられるが、特にメチル
基、エチル基、ヒドロキシエチル基が好ましく用いられ
る。Ｒ5、Ｒ6はそれぞれＣmＨ2m（但し、ｍ＝２〜４）
で示されるアルキレン基であり、具体的にはエチレン
基、プロピレン基、ブチレン基が挙げられ、直鎖状でも
分岐鎖状でもよい。
【００１０】更に、Ｘ-は陰イオンであり、具体的には
塩素、臭素、ヨウ素等のハロゲン原子アニオン、Ｒ7Ｓ
Ｏ4（Ｒ7は炭素数１〜３のアルキル基であり、具体的に
はメチル基、エチル基、プロピル基が挙げられるが、特
にメチル基が好適である。）で示される基のアニオンな
どが例示される。
塩素、臭素、ヨウ素等のハロゲン原子アニオン、Ｒ7Ｓ
Ｏ4（Ｒ7は炭素数１〜３のアルキル基であり、具体的に
はメチル基、エチル基、プロピル基が挙げられるが、特
にメチル基が好適である。）で示される基のアニオンな
どが例示される。
【００１１】このような式（Ｉ）のジエステル体として
は、具体的にジ（ステアロイルオキシエチル）ジメチル
４級アンモニウムクロライド、ジ（オレオイルオキシエ
チル）ジメチル４級アンモニウムクロライド、ジ（パル
ミトイルオキシエチル）ジメチル４級アンモニウムメト
サルフェート、ジ（ステアロイルオキシイソプロピル）
ジメチル４級アンモニウムクロライド、ジ（オレオイル
オキシイソプロピル）ジメチル４級アンモニウムクロラ
イド、ジ（オレオイルオキシブチル）ジメチル４級アン
モニウムクロライド等が例示され、これらの１種類を単
独で使用しても、２種類以上を混合して使用してもよ
い。
は、具体的にジ（ステアロイルオキシエチル）ジメチル
４級アンモニウムクロライド、ジ（オレオイルオキシエ
チル）ジメチル４級アンモニウムクロライド、ジ（パル
ミトイルオキシエチル）ジメチル４級アンモニウムメト
サルフェート、ジ（ステアロイルオキシイソプロピル）
ジメチル４級アンモニウムクロライド、ジ（オレオイル
オキシイソプロピル）ジメチル４級アンモニウムクロラ
イド、ジ（オレオイルオキシブチル）ジメチル４級アン
モニウムクロライド等が例示され、これらの１種類を単
独で使用しても、２種類以上を混合して使用してもよ
い。
【００１２】一方、式（ＩＩ）のモノエステル体として
は、ステアロイルオキシエチル・ジメチル・オキシエチ
ル４級アンモニウムクロライド、オレイルオキシエチル
・ジメチル・オキシエチル４級アンモニウムクロライ
ド、パルミトイルオキシエチル・ジメチル・オキシエチ
ル４級アンモニウムクロライド、ステアロイルオキシイ
ソプロピル・ジメチル・オキシイソプロピル４級アンモ
ニウムクロライド、ステアロイルオキシイソプロピル・
ジメチル・オキシイソプロピル４級アンモニウムクロラ
イド、オレオイルオキシ・イソプロピル・ジメチルオキ
シイソプロピル４級アンモニウムクロライド、オレオイ
ルオキシブチル・ジメチル・オキシブチル４級アンモニ
ウムクロライド等が例示され、これらの１種類を単独で
使用しても、２種類以上を混合して使用してもよい。
は、ステアロイルオキシエチル・ジメチル・オキシエチ
ル４級アンモニウムクロライド、オレイルオキシエチル
・ジメチル・オキシエチル４級アンモニウムクロライ
ド、パルミトイルオキシエチル・ジメチル・オキシエチ
ル４級アンモニウムクロライド、ステアロイルオキシイ
ソプロピル・ジメチル・オキシイソプロピル４級アンモ
ニウムクロライド、ステアロイルオキシイソプロピル・
ジメチル・オキシイソプロピル４級アンモニウムクロラ
イド、オレオイルオキシ・イソプロピル・ジメチルオキ
シイソプロピル４級アンモニウムクロライド、オレオイ
ルオキシブチル・ジメチル・オキシブチル４級アンモニ
ウムクロライド等が例示され、これらの１種類を単独で
使用しても、２種類以上を混合して使用してもよい。
【００１３】なお、上記式（Ｉ）のジエステル体は、例
えば高級脂肪酸又は高級脂肪酸エステルと相応する（ポ
リオキシアルキレン）アルカノールアミンとのモル比を
２：１としてエステル化又はエステル交換した後、４級
化の反応を進めるなどして通常の方法で製造することが
できる。また、式（ＩＩ）のモノエステル体は、上記モ
ル比を１：１とする以外は上記ジエステル体の製法と同
様にして製造することができる。
えば高級脂肪酸又は高級脂肪酸エステルと相応する（ポ
リオキシアルキレン）アルカノールアミンとのモル比を
２：１としてエステル化又はエステル交換した後、４級
化の反応を進めるなどして通常の方法で製造することが
できる。また、式（ＩＩ）のモノエステル体は、上記モ
ル比を１：１とする以外は上記ジエステル体の製法と同
様にして製造することができる。
【００１４】本発明は、式（Ｉ）のジエステル体と式
（ＩＩ）のモノエステル体とを併用するものであるが、
その併用割合は重量比でジエステル体／モノエステル体
＝９５〜７０：５〜３０とする必要がある。ジエステル
体の割合が上記範囲より多い場合、ジエステル体の加水
分解を生じ、保存安定性が不良となる。逆に、ジエステ
ル体の割合が上記範囲より少ないと、柔軟性及び帯電性
が不良となる。
（ＩＩ）のモノエステル体とを併用するものであるが、
その併用割合は重量比でジエステル体／モノエステル体
＝９５〜７０：５〜３０とする必要がある。ジエステル
体の割合が上記範囲より多い場合、ジエステル体の加水
分解を生じ、保存安定性が不良となる。逆に、ジエステ
ル体の割合が上記範囲より少ないと、柔軟性及び帯電性
が不良となる。
【００１５】この場合、ジエステル体の配合量は、組成
物全体の０．５〜３０％（重量％、以下同様）、特に３
〜２０％とすることが好ましく、配合量が０．５％に満
たないと柔軟性付与効果に劣る場合があり、３０％を超
えると柔軟剤組成物がゲル化して均一な組成物にならな
い場合がある。
物全体の０．５〜３０％（重量％、以下同様）、特に３
〜２０％とすることが好ましく、配合量が０．５％に満
たないと柔軟性付与効果に劣る場合があり、３０％を超
えると柔軟剤組成物がゲル化して均一な組成物にならな
い場合がある。
【００１６】また、本発明の液体柔軟剤組成物は、式
（Ｉ）のジエステル体の１％濃度脱イオン希釈液、即ち
該組成物を脱イオン水でジエステル体の濃度が１％にな
るように希釈することにより得られた溶液のｐＨが２．
５〜５の範囲にあることが必要である。このｐＨが２．
５未満の場合及び５を越えた場合はジエステル体の加水
分解が生じ、保存安定性が不良になる。このため、組成
物は必要に応じて有機又は無機の酸又はアルカリを使用
してｐＨを調整する。ｐＨ調整剤としては、例えば塩
酸、硫酸、アルカリ金属水酸化物、アルカリ金属炭酸
塩、アルカリ金属珪酸塩などの無機化合物、リン酸、多
価カルボン酸、高分子カルボン酸、高分子アクリル酸、
有機アミン化合物等の有機化合物などが挙げられる。
（Ｉ）のジエステル体の１％濃度脱イオン希釈液、即ち
該組成物を脱イオン水でジエステル体の濃度が１％にな
るように希釈することにより得られた溶液のｐＨが２．
５〜５の範囲にあることが必要である。このｐＨが２．
５未満の場合及び５を越えた場合はジエステル体の加水
分解が生じ、保存安定性が不良になる。このため、組成
物は必要に応じて有機又は無機の酸又はアルカリを使用
してｐＨを調整する。ｐＨ調整剤としては、例えば塩
酸、硫酸、アルカリ金属水酸化物、アルカリ金属炭酸
塩、アルカリ金属珪酸塩などの無機化合物、リン酸、多
価カルボン酸、高分子カルボン酸、高分子アクリル酸、
有機アミン化合物等の有機化合物などが挙げられる。
【００１７】本発明の液体柔軟剤組成物には上記必須成
分以外にその他の任意成分として、通常柔軟剤組成物に
配合される公知の成分を本発明の効果を妨げない範囲で
配合することができる。
分以外にその他の任意成分として、通常柔軟剤組成物に
配合される公知の成分を本発明の効果を妨げない範囲で
配合することができる。
【００１８】任意成分としては、例えば上記式（Ｉ）及
び式（ＩＩ）の第４級アンモニウム塩以外の公知の柔軟
剤基剤（例えばジ長鎖アルキルジ短鎖アルキル第４級ア
ンモニウム塩等）、更にステアリン酸、オレイン酸等の
高級脂肪酸、及びジメチル・ジ（ヒドロキシエチル）４
級アンモニウム塩を配合することができる。これら任意
成分の配合量は組成物全体の５〜３０％、特に５〜１５
％とすることが好ましい。
び式（ＩＩ）の第４級アンモニウム塩以外の公知の柔軟
剤基剤（例えばジ長鎖アルキルジ短鎖アルキル第４級ア
ンモニウム塩等）、更にステアリン酸、オレイン酸等の
高級脂肪酸、及びジメチル・ジ（ヒドロキシエチル）４
級アンモニウム塩を配合することができる。これら任意
成分の配合量は組成物全体の５〜３０％、特に５〜１５
％とすることが好ましい。
【００１９】また、ステアリルアルコールのエチレンオ
キシド付加物、牛脂アミンのエチレンオキシド付加物、
ステアリルモノエタノールアミドのエチレンオキシド付
加物、オクチルフェノールのエチレンオキシド付加物、
牛脂脂肪酸のエチレンオキシド付加物、オレイルアルコ
ールのエチレンオキシド付加物、オレイルアミンのエチ
レンオキシド付加物等の炭素数１１〜２２のアルコー
ル、アミン、アルカノールアミド及び脂肪酸から選ばれ
る化合物にアルキレンオキシドが平均付加モル数５〜１
５０において付加したノニオン界面活性剤（このノニオ
ン界面活性剤の配合量は組成物全体の０．０５〜３０
％、特に０．１〜２０％とすることが好ましい）、２−
エチルヘキサン酸とグリセリン又はペンタエリスリトー
ルとの部分エステル化物等のノニオン界面活性剤などの
界面活性剤、食塩、塩化アンモニウム、塩化カルシウム
等の水溶性塩、エチルアルコール、イソプロピルアルコ
ール、プロピレングリコール、エチレングリコール等の
溶剤、尿素、殺菌剤、酸化防止剤、顔料、染料、シリコ
ーン類、炭化水素、セルロース誘導体、紫外線吸収剤、
蛍光増白剤、香料等が挙げられる。なお、これら任意成
分の配合量は本発明の効果を妨げない範囲で通常量とす
ることができる。
キシド付加物、牛脂アミンのエチレンオキシド付加物、
ステアリルモノエタノールアミドのエチレンオキシド付
加物、オクチルフェノールのエチレンオキシド付加物、
牛脂脂肪酸のエチレンオキシド付加物、オレイルアルコ
ールのエチレンオキシド付加物、オレイルアミンのエチ
レンオキシド付加物等の炭素数１１〜２２のアルコー
ル、アミン、アルカノールアミド及び脂肪酸から選ばれ
る化合物にアルキレンオキシドが平均付加モル数５〜１
５０において付加したノニオン界面活性剤（このノニオ
ン界面活性剤の配合量は組成物全体の０．０５〜３０
％、特に０．１〜２０％とすることが好ましい）、２−
エチルヘキサン酸とグリセリン又はペンタエリスリトー
ルとの部分エステル化物等のノニオン界面活性剤などの
界面活性剤、食塩、塩化アンモニウム、塩化カルシウム
等の水溶性塩、エチルアルコール、イソプロピルアルコ
ール、プロピレングリコール、エチレングリコール等の
溶剤、尿素、殺菌剤、酸化防止剤、顔料、染料、シリコ
ーン類、炭化水素、セルロース誘導体、紫外線吸収剤、
蛍光増白剤、香料等が挙げられる。なお、これら任意成
分の配合量は本発明の効果を妨げない範囲で通常量とす
ることができる。
【００２０】
【発明の効果】本発明の液体柔軟剤組成物は、特定のジ
エステル型４級アンモニウム塩とモノエステル型４級ア
ンモニウム塩とを特定比率で併用し、かつ、液体柔軟剤
組成物のｐＨを特定値に規定したことにより、柔軟性及
び帯電防止性に優れ、かつ、ジエステル型４級アンモニ
ウム塩の加水分解が抑制されて、保存安定性が向上し、
しかも生分解性に優れているものである。
エステル型４級アンモニウム塩とモノエステル型４級ア
ンモニウム塩とを特定比率で併用し、かつ、液体柔軟剤
組成物のｐＨを特定値に規定したことにより、柔軟性及
び帯電防止性に優れ、かつ、ジエステル型４級アンモニ
ウム塩の加水分解が抑制されて、保存安定性が向上し、
しかも生分解性に優れているものである。
【００２１】
【実施例】以下、実施例及び比較例を示して本発明を具
体的に説明するが、本発明は下記実施例に制限されるも
のではない。なお、各例中の％はいずれも重量％であ
る。また、各例の評価は下記方法によった。
体的に説明するが、本発明は下記実施例に制限されるも
のではない。なお、各例中の％はいずれも重量％であ
る。また、各例の評価は下記方法によった。
【００２２】（１）仕上げ処理方法 市販の綿タオルを市販衣料用洗剤「ハイトップ」（商品
名、ライオン（株）製）により電気洗濯機を用いて５０
℃で２回繰り返し洗濯後、常温の水道水で充分すすぎ、
これを試験布とした。
名、ライオン（株）製）により電気洗濯機を用いて５０
℃で２回繰り返し洗濯後、常温の水道水で充分すすぎ、
これを試験布とした。
【００２３】次に、２５℃の水道水３０リットルに対し
柔軟剤組成物を第４級アンモニウム塩の添加量として１
ｇになるように加えて均一溶液とした。この溶液中に浴
比３０倍で各試験布を浸して３分間処理した後、２分間
脱水した。このように処理した布を風乾した後、２５
℃、６５％ＲＨの条件で２４時間放置し、評価試験に用
いた。
柔軟剤組成物を第４級アンモニウム塩の添加量として１
ｇになるように加えて均一溶液とした。この溶液中に浴
比３０倍で各試験布を浸して３分間処理した後、２分間
脱水した。このように処理した布を風乾した後、２５
℃、６５％ＲＨの条件で２４時間放置し、評価試験に用
いた。
【００２４】（２）柔軟性評価方法 表１に示すジメチルジ硬化牛脂アンモニウムクロライド
を柔軟剤基剤として配合した柔軟剤組成物（比較例）で
処理した布を対照にして一対比較を行い、下記基準にて
評価した。 ＋２：対照より柔らかい ＋１：対照よりやや柔らかい ０：対照と同じ −１：対照のほうがやや柔らかい −２：対照のほうが柔らかい
を柔軟剤基剤として配合した柔軟剤組成物（比較例）で
処理した布を対照にして一対比較を行い、下記基準にて
評価した。 ＋２：対照より柔らかい ＋１：対照よりやや柔らかい ０：対照と同じ −１：対照のほうがやや柔らかい −２：対照のほうが柔らかい
【００２５】（３）保存安定性評価方法 液体柔軟剤組成物を５０℃で１か月間恒温室に放置した
後、その外観を以下の基準にて肉眼判定により評価し
た。 ○：均一な状態を保持 △：一部不均一 ×：液分離又はゲル化
後、その外観を以下の基準にて肉眼判定により評価し
た。 ○：均一な状態を保持 △：一部不均一 ×：液分離又はゲル化
【００２６】〔実施例，比較例〕エチレングリコール３
％、ポリオキシエチレン（ＥＯ付加モル数２０）牛脂ア
ルキルアミン０．５％、食塩０．０１％、表１に示す第
４級アンモニウム塩を所定量、及び水を残部配合した液
体柔軟剤組成物を調製し、柔軟性と保存安定性を評価し
た。結果を表１に示す。
％、ポリオキシエチレン（ＥＯ付加モル数２０）牛脂ア
ルキルアミン０．５％、食塩０．０１％、表１に示す第
４級アンモニウム塩を所定量、及び水を残部配合した液
体柔軟剤組成物を調製し、柔軟性と保存安定性を評価し
た。結果を表１に示す。
【００２７】なお、表１において、Ｄ（ジエステル体）
及びＭ（モノエステル体）は下記の通りである。 Ｄ1：ジ（ステアロイルオキシエチル）・ジメチル・ア
ンモニウムクロライド Ｄ2：ジ（オレオイルオキシエチル）・ジメチル・アン
モニウムクロライド Ｍ1：ステアロイルオキシエチル・ジメチル・オキシエ
チルアンモニウムクロライド Ｍ2：オレオイルオキシエチル・ジメチル・オキシエチ
ルアンモニウムクロライド
及びＭ（モノエステル体）は下記の通りである。 Ｄ1：ジ（ステアロイルオキシエチル）・ジメチル・ア
ンモニウムクロライド Ｄ2：ジ（オレオイルオキシエチル）・ジメチル・アン
モニウムクロライド Ｍ1：ステアロイルオキシエチル・ジメチル・オキシエ
チルアンモニウムクロライド Ｍ2：オレオイルオキシエチル・ジメチル・オキシエチ
ルアンモニウムクロライド
【００２８】また、ｐＨは、組成物のｐＨを酸又はアル
カリで調整し、次いでこれをジエステル型４級アンモニ
ウム塩が１％濃度になるように脱イオン水で希釈した時
のｐＨである。
カリで調整し、次いでこれをジエステル型４級アンモニ
ウム塩が１％濃度になるように脱イオン水で希釈した時
のｐＨである。
【００２９】
【表１】
【００３０】表１の結果より、本発明の組成物は柔軟
性、保存安定性が良好であることがわかる。また、上記
本発明の組成物は、生分解性も良好であったが、対照は
生分解性が不良であった。
性、保存安定性が良好であることがわかる。また、上記
本発明の組成物は、生分解性も良好であったが、対照は
生分解性が不良であった。
Claims (1)
- 【請求項１】 下記一般式（Ｉ）で示されるジエステル
型第４級アンモニウム塩と下記一般式（ＩＩ）で示され
るモノエステル型第４級アンモニウム塩とを重量比９５
〜７０：５〜３０の割合で含み、かつ一般式（Ｉ）のジ
エステル型アンモニウム塩が１重量％含有されるように
脱イオン水で希釈した時のｐＨが２．５〜５の範囲にあ
ることを特徴とする液体柔軟剤組成物。 【化１】 （但し、式中Ｒ1，Ｒ2はそれぞれ炭素数１１〜２３のア
ルキル基又はアルケニル基、Ｒ3，Ｒ4はそれぞれ炭素数
１〜４のアルキル基又はヒドロキシアルキル基、Ｒ5，
Ｒ6はそれぞれ炭素数２〜４のアルキレン基であり、Ｘ-
は陰イオン、ｎは１〜４の数である。）
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|---|---|---|---|
| JP28396691A JP2970132B2 (ja) | 1991-10-04 | 1991-10-04 | 液体柔軟剤組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP28396691A JP2970132B2 (ja) | 1991-10-04 | 1991-10-04 | 液体柔軟剤組成物 |
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Family Applications (1)
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|---|---|---|---|
| JP28396691A Expired - Fee Related JP2970132B2 (ja) | 1991-10-04 | 1991-10-04 | 液体柔軟剤組成物 |
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-
1991
- 1991-10-04 JP JP28396691A patent/JP2970132B2/ja not_active Expired - Fee Related
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