JP4273853B2 - 液体洗浄剤組成物 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、洗浄効果に優れ、被洗物に対し柔軟効果と帯電防止性を付与する液体洗浄剤組成物に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年の衣料洗濯において、おしゃれ着等の被洗物によっては、汚れを落とす機能の他に、着用時の快適性の向上のため、洗い上がった衣料に風合いを与えたり静電気を抑制する効果を求められる。一般にこれらの機能は、洗濯工程において洗浄剤の他に仕上げ剤を添加することにより得られるが、この方法では、洗浄剤とは別の剤を準備し用いなければならないといった煩雑さがあるため、これら被洗物に仕上がり効果を付与できる機能を兼ね備えた洗浄剤の開発が望まれていた。
【0003】
従来、洗浄力と柔軟付与効果を示す液体洗浄剤組成物として、非イオン界面活性剤、アニオン界面活性剤及び長鎖アルキル型カチオン界面活性剤を用いた洗浄剤組成物が提案されている(特許文献1〜7参照)。しかし、アニオン界面活性剤の配合は製造面で煩雑となる上、コスト面でデメリットがあった。
【0004】
また、非イオン界面活性剤と長鎖アミン化合物を併用した液体洗浄剤組成物が提案されているが(特許文献8,9参照)。衣類への柔軟性付与効果は不充分であった。
【0005】
さらに、非イオン界面活性剤、長鎖アミン化合物、長鎖アルキル型カチオン界面活性剤を使用した組成について開示されているが、いずれもカチオン界面活性剤混合物の質量比率と柔軟付与効果及び帯電防止効果の関係については見出されていない(特許文献10参照)。なお、出願人は先に非ノニオン界面活性剤、長鎖アミン及びジ長鎖アルキル型のカチオン界面活性剤を含有する液体洗浄剤組成物を提案している(特願2002−6668号)。
【0006】
さらに、衣類洗浄剤に帯電防止効果を付与する方法として、非イオン界面活性剤と陽荷電窒素原子含有化合物とを用いる洗剤組成物が提案されているが(特許文献11参照)、この組成物は陽荷電窒素原子含有化合物を別の粘土鉱物に含浸させなければ使用できないという製造上の制約がある。従って、製造上の制約がなく、洗浄効果に優れると同時に、被洗物に対し柔軟効果と帯電防止性を付与する液体洗浄剤組成物が望まれていた。
【0007】
【特許文献1】
特開昭56−152898号公報
【特許文献2】
特開昭61−97396号公報
【特許文献3】
特開昭61−60796号公報
【特許文献4】
特開昭62−223299号公報
【特許文献5】
特開昭62−70498号公報
【特許文献6】
特開平7−166190号公報
【特許文献7】
特開平10−88187号公報
【特許文献8】
特開昭63−500104号公報
【特許文献9】
特表平10−509468号公報
【特許文献10】
特開2002−129199号公報
【特許文献11】
特開平10−158697号公報
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は上記事情に鑑みなされたもので、洗浄効果に優れると同時に、被洗物に対し柔軟効果と帯電防止性を付与する液体洗浄剤組成物を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段及び発明の実施の形態】
本発明者は、上記目的を達成するため鋭意検討した結果、非イオン界面活性剤、長鎖アミン化合物及びエステル基の含有数が異なる4級アンモニウム化合物を特定の質量比率にて混合した混合物を含有する液体洗浄剤組成物が上記目的を達成できることを知見し、本発明をなすに至ったものである。
【0010】
従って、本発明は下記液体洗浄剤組成物を提供する。
(a)非イオン界面活性剤14〜50質量%、
(b)下記一般式(2)
345N (2)
(但し、式中、R3は炭素数8〜25の炭化水素基であり、直鎖であっても分岐鎖であってもよく、飽和であっても不飽和であってもよく、アミド基をその鎖中に有していてもよい。R4はメチル基、R5はメチル基である。)
で表される長鎖アミン化合物0.5〜5質量%、
(c)下記(e)〜(g)を、下記質量比で混合してなる混合物0.1〜3質量%を含有することを特徴とする液体洗浄剤組成物。
(e)/[(e)+(f)+(g)]=0.10〜0.53
(f)/[(e)+(f)+(g)]=0.35〜0.70
(g)/[(e)+(f)+(g)]=0.05〜0.35
(e)分子中にエステル基を1つ含み、炭素数1〜4のヒドロキシアルキル基又はヒドロキシアルケニル基を含む4級アンモニウム化合物
(f)分子中にエステル基を2つ含み、炭素数1〜4のヒドロキシアルキル基又はヒドロキシアルケニル基を含む4級アンモニウム化合物
(g)分子中にエステル基を3つ含む4級アンモニウム化合物
【0011】
以下、本発明につきさらに詳しく説明する。
本発明における(a)成分は非イオン界面活性剤であり、例えば下記一般式(1)で表される非イオン界面活性剤を用いることが好ましい。
【0012】
1−X−(EO)n(PO)m−R2 (1)
但し、式中、R1は炭素数8〜20、好ましくは10〜16の疎水基であり、直鎖であっても分岐鎖であってもよい。疎水基としては高級アルコール、高級脂肪酸、高級脂肪酸アミドを原料とするものが挙げられ、−X−は−O−、−COO−、−CONH−等の官能基を表す。
【0013】
EOはエチレンオキサイド、POはプロピレンオキサイド、n及びmは平均付加モル数を表し、nは3〜20、好ましくは5〜15、mは0〜6、好ましくは0〜3である。nが20を超えると、衣類への洗浄液の浸透性が劣り、すべての性能が得られず、nが3未満又はmが6を超えると組成物の高温での安定性が劣る。
【0014】
2は水素原子又は炭素数1〜6、好ましくは1〜3のアルキル基又はアルケニル基である。EO又はPOの付加モル数分布は、上記非イオン界面活性剤を製造する際の反応方法により異なるが、一般的な水酸化ナトリウムや水酸化カリウム等のアルカリ触媒を用いて酸化エチレンや酸化プロピレンを疎水基原料に付加させた分布の比較的広いものでもよいし、特公平6−15038号公報に記載のAl3+、Ga3+、In3+、Tl3+、Co3+、Sc3+、La3+、Mn2+等の金属イオンを添加した酸化マグネシウム等の特定のアルコキシル化触媒を用いて酸化エチレンや酸化プロピレンを疎水基原料に付加させた分布の狭いものでもよい。なお、(a)成分の非イオン界面活性剤は一種単独で又は2種以上を適宜組み合わせて用いてもよい。
【0015】
(a)成分の具体例としては、例えばDiadol(炭素数13:三菱化学(株)製)、Safol23(炭素数12と13の混合物:Sasol製)等のオキソ法により得られた合成アルコール、又はCO12−14アルコール(P&G製)、Ecorol(炭素数12と14の混合物:エコグリーン製)等の天然アルコールに15モル相当の酸化エチレンを付加したもの、Conol(炭素数12:新日本理化(株)製)等の天然アルコールに9モル相当の酸化エチレンを付加したもの、ブテンを3量化して得られるC12アルケンをオキソ法に供して得られるC13アルコール1モルに7モル相当の酸化エチレンを付加したもの(BASF製、Lutensol TO7)、ラウリン酸メチルエステルに15モル相当の酸化エチレンを付加したもの、ヘキサノールをガーベット反応に供して得られるC12アルコール1モルに10モル相当の酸化エチレンを付加したもの(CONDEA製、ISOFOL12−10EO)、炭素数12〜14の第2級アルコールに15モル相当の酸化エチレンを付加したもの(日本触媒(株)製、ソフタノール150)、ラウリン酸メチルにアルコキシル化触媒を用いて15モル相当の酸化エチレンと3モル相当の酸化プロピレンを付加したもの等が挙げられる。
【0016】
また本発明の(a)成分としては、上記一般式(1)で表される非イオン界面活性剤以外のものも好適に使用することができ、このような(a)成分の例としては、例えばポリオキシエチレン(付加モル数1〜20)ソルビタン脂肪酸(炭素数10〜22)エステル、ポリオキシエチレン(付加モル数1〜20)ソルビット脂肪酸(炭素数10〜22)エステル、ポリオキシエチレン(付加モル数1〜20)グリコール脂肪酸(炭素数10〜22)エステル、グリセリン脂肪酸(炭素数10〜22)エステル、アルキル(炭素数10〜22)グリコシド等が挙げられる。
【0017】
本発明における(a)成分の配合量は液体洗浄剤組成物中10〜50質量%であり、好ましくは15〜40質量%である。10質量%未満だと洗浄力が不充分であり、50質量%を超えると組成物の粘度が増加し本発明が目的とする使用性が得られない。
【0018】
本発明における(b)成分は長鎖アミン化合物である。なお、長鎖とは炭素数8以上の炭化水素基をいう。なお、1級アミン、2級アミン、3級アミンのいずれでもよいが、これらの中でも下記一般式(2)で表される長鎖アミン化合物が好ましい。
【0019】
345N (2)
但し、式中、R3は炭素数8〜25、特に12〜25の炭化水素基である。R4は炭素数1〜25の炭化水素基又は水素原子である。炭化水素基R3、R4は直鎖であっても分岐鎖であってもよく、飽和であっても不飽和であってもよく、ヒドロキシル基のような置換基を任意に含んでもよい。また、R3、R4はアミド基、エステル基又はエーテル基等の連結基をその鎖中に有していてもよい。R5は水素原子、炭素数1〜3のアルキル基もしくはヒドロキシアルキル基、又はEO付加モル数1〜25のポリオキシエチレン基である。なお、これらを1種単独で用いても2種以上併用してもよい。
【0020】
(b)成分の具体例としては、ラウリルアミドプロピルジメチルアミン、ミリスチルアミドプロピルジメチルアミン、パルミチルアミドプロピルジメチルアミン、ステアリルアミドプロピルジメチルアミン、ベヘニルアミドプロピルジメチルアミン、オレイルアミドプロピルジメチルアミン等の脂肪族アミドアルキル三級アミン、パルミテートエステルプロピルジメチルアミン、ステアレートエステルプロピルジメチルアミン等の脂肪族エステルアルキル三級アミン等が挙げられ、これらの中でもミリスチルアミドプロピルジメチルアミン、パルミチルアミドプロピルジメチルアミン、ステアリルアミドプロピルジメチルアミン、ベヘニルアミドプロピルジメチルアミン、オレイルアミドプロピルジメチルアミン等が特に好ましい。
【0021】
ここで、脂肪族アミドアルキル三級アミンは、脂肪酸又は脂肪酸低級アルキルエステル、動・植物性油脂等の脂肪酸誘導体とジアルキルアミノアルキルアミンとを脱水縮合反応させ、その後、未反応のジアルキルアミノアルキルアミンを、減圧又は窒素ブローにて留去することにより得られる。
【0022】
上記脂肪酸誘導体としては、ラウリン酸、ミリスチン酸、パルミチン酸、ステアリン酸、オレイン酸、ベヘニン酸、エルカ酸、12−ヒドロキシステアリン酸、ヤシ油脂肪酸、綿実油脂肪酸、とうもろこし油脂肪酸、牛脂脂肪酸、パーム核油脂肪酸、大豆油脂肪酸、アマニ油脂肪酸、ひまし油脂肪酸、オリーブ油脂肪酸等の植物油又は動物油脂肪酸、又はこれらのメチルエステル、エチルエステル、グリセライドや、これらの混合物を適宜用いることができるが、これらの中でもミリスチン酸、パルミチン酸、ステアリン酸、オレイン酸、ベヘニン酸が用いられる。
【0023】
ジアルキルアミノアルキルアミンとしては、例えばジメチルアミノプロピルアミン、ジメチルアミノエチルアミン、ジエチルアミノプロピルアミン、ジエチルアミノエチルアミン等が挙げられ、これらの中でもジメチルアミノプロピルアミンが好ましい。
【0024】
ジアルキル(又はアルカノール)アミノアルキルアミンの使用量は、脂肪酸又はその誘導体に対し、0.9〜2.0倍モルが好ましく、より好ましくは1.0〜1.5倍モルである。反応温度は、通常、100〜220℃、好ましくは150〜200℃である。100℃未満では反応が遅くなる場合があり、220℃を超えると着色が激しくなる場合がある。反応時の圧力は常圧でも減圧でもよく、反応時に窒素等の不活性ガスを吹き込んでもよい。また、脂肪酸を使用する場合は、硫酸、p−トルエンスルホン酸等の酸触媒、脂肪酸誘導体を使用する場合は、ナトリウムメチラート等のアルカリ触媒を用いることで、低い反応温度で、より効率的に反応させることができる。長鎖長の脂肪族アミドアルキル三級アミンの場合、融点が高く、ハンドリング性を向上させるため、反応後、フレーク状又はペレット状に成形してもよい。
【0025】
また、上記脂肪族エステルアルキル三級アミンは、脂肪酸、脂肪酸低級アルキルエステル、動・植物性油脂等の脂肪酸誘導体とジアルキルアミノアルコールとを脱水縮合させるエステル化反応により製造することができる。
【0026】
上記脂肪酸及びその誘導体としては、例えばラウリン酸、ミリスチン酸、パルミチン酸、ステアリン酸、オレイン酸、ベヘニン酸、エルカ酸、12−ヒドロキシステアリン酸、ヤシ油脂肪酸、綿実油脂肪酸、とうもろこし油脂肪酸、牛脂脂肪酸、パーム核油脂肪酸、大豆油脂肪酸、アマニ油脂肪酸、ひまし油脂肪酸、オリーブ油脂肪酸等の植物油又は動物油脂肪酸、又はこれらのメチルエステル、エチルエステル、グリセライドや、これらの混合物を適宜用いることができるが、これらの中でも、特にミリスチン酸、パルミチン酸、ステアリン酸、オレイン酸、ベヘニン酸がより好適に用いられる。また、上記ジアルキルアミノアルコールとしては、例えばジメチルアミノエタノール、ジエチルアミノアルコール等が挙げられ、これらの中でもジメチルアミノエタノールがより好ましい。
【0027】
上記エステル化反応においてジアルキルアミノアルコールの使用量は、脂肪酸又はその誘導体に対して、通常、0.1〜5.0倍モルが好適であり、より好ましくは0.3〜3.0倍モルである。反応温度は、通常、100〜220℃が好適であり、よりこの好ましくは120〜180℃である。100℃未満では反応が遅くなる場合があり、220℃を超えると着色が激しくなる場合がある。反応時の圧力は常圧でも減圧でもよく、反応時に窒素等の不活性ガスを吹き込んでもよい。通常、脂肪酸を用いた場合は、硫酸、p−トルエンスルホン酸等の酸触媒、脂肪酸低級アルキルエステルを用いた場合は、ナトリウムメチラート、苛性カリ、苛性ソーダ等のアルカリ触媒下で反応を行うことにより、短時間で効率的に反応させることができる。長鎖長の脂肪族エステルアルキル三級アミンの場合、融点が高く、ハンドリング性を向上させるため、反応後、フレーク状又はペレット状に成形してもよい。
【0028】
本発明の(b)成分のその他の例としては、ラウリルアミン、ラウリルジメチルアミン、ミリスチルアミン、ミリスチルジメチルアミン、椰子アルキルアミン、椰子アルキルジメチルアミン、パルミチルアミン、パルミチルジメチルアミン、牛脂アルキルアミン、牛脂アルキルジメチルアミン、ステアリルアミン、ステアリルジメチルアミン、ステアリルジヒドロキシジエチルアミン、ポリオキシエチレンステアリルアミン等が挙げられる。
【0029】
本発明において、上記(b)成分は、そのまま使用してもよく、酸で中和して酸塩として使用してもよい。中和する酸としては、例えば塩酸、硫酸、硝酸、リン酸、グリコール酸、乳酸、クエン酸、高分子アクリル酸等が挙げられる。また、これらの酸は、1種単独で用いても2種以上を併用してもよい。
【0030】
本発明の組成物における(b)成分の配合量は、液体洗浄剤組成物中0.5〜5質量%であり、好ましくは0.6〜3質量%である。0.5質量%未満だと柔軟・帯電防止効果が劣り、5質量%を超えても柔軟・帯電防止効果はさほど変わらず経済的に不利である。
【0031】
本発明における(c)成分は、下記(e)〜(g)を、下記質量比で混合してなる混合物である。
(e)/[(e)+(f)+(g)]=0.10〜0.53
(f)/[(e)+(f)+(g)]=0.35〜0.70
(g)/[(e)+(f)+(g)]=0.05〜0.35
(e)分子中にエステル基を1つ含み、炭素数1〜4のヒドロキシアルキル基又はヒドロキシアルケニル基を含む4級アンモニウム化合物
(f)分子中にエステル基を2つ含み、炭素数1〜4のヒドロキシアルキル基又はヒドロキシアルケニル基を含む4級アンモニウム化合物
(g)分子中にエステル基を3つ含む4級アンモニウム化合物
【0032】
(e)成分は、分子中にエステル基を1つ含み、炭素数1〜4個のヒドロキシアルキル基又はヒドロキシアルケニル基を含む4級アンモニウム化合物であり、下記一般式(3)で表されるものが挙げられる。
[R6788N]+・X- (3)
(式中、R6は総炭素数10〜26のエステル基を1つ含むアルキル又はアルケニル基、R7は炭素数1〜4個のヒドロキシアルキル又はヒドロキシアルケニル基、R8はメチル基、エチル基又は炭素数1〜4個のヒドロキシアルキル基もしくはヒドロキシアルケニル基を示す。Xは洗浄剤適合アニオンを示す。R8は同一であっても異なっていてもよい。)
【0033】
6は総炭素数10〜26のエステル基を1つ含むアルキル又はアルケニル基である。R7は炭素数1〜4個のヒドロキシアルキル又はヒドロキシアルケニル基であり、炭素数2〜3のヒドロキシアルキル基が好ましい。R7の例としては、ヒドロキシエチル基、ヒドロキシプロピル基が挙げられ、ヒドロキシエチル基が特に好ましい。R8はメチル基、エチル基又は炭素数1〜4個のヒドロキシアルキル基もしくはヒドロキシアルケニル基であり、メチル基、ヒドロキシエチル基が特に好ましい。R8は同一であっても異なっていてもよい。X-は洗浄剤適合アニオンであり、具体的には塩素、臭素、ヨウ素等のハロゲン原子や、メチル硫酸、エチル硫酸、メチル炭酸等が挙げられる。X-は、好ましくはメチル硫酸、エチル硫酸、メチル炭酸であり、特にメチル硫酸が好ましい。
【0034】
上記一般式(3)で表される、分子中にエステル基を1つ含み、炭素数1〜4のヒドロキシアルキル基又はヒドロキシアルケニル基を含む4級アンモニウム化合物としては、下記一般式(4)で表される4級アンモニウム塩が好ましい。
【0035】
【化1】
Figure 0004273853
(式中、R9は炭素数7〜23の直鎖又は分岐鎖のアルキル基又はアルケニル基を示す。)
【0036】
9は炭素数7〜23の直鎖又は分岐鎖のアルキル基又はアルケニル基であり、炭素数8〜24の脂肪酸からカルボキシル基を除いた残基である。これは飽和脂肪酸、不飽和脂肪酸、直鎖脂肪酸、分岐脂肪酸のいずれからも誘導される基である。不飽和脂肪酸の場合、シス体とトランス体が存在するが、その質量比率はシス体/トランス体=25/75〜80/20が好ましく、40/60〜80/20が特に好ましい。R9のもとになる脂肪酸としては、ステアリン酸、パルミチン酸、ミリスチン酸、ラウリン酸、オレイン酸、エライジン酸、部分水添パーム油脂肪酸(ヨウ素価10〜60)、部分水添牛脂脂肪酸(ヨウ素価10〜60)等が挙げられる。これらの中でも、植物由来のステアリン酸、パルミチン酸、ミリスチン酸、オレイン酸、エライジン酸を所定量組み合わせ、飽和/不飽和質量比率が95/5〜50/50、特に85/15〜50/50でそのヨウ素価が10〜50のものが好ましい。特にシス体/トランス体の質量比が40/60〜80/20、炭素数18の比率が80質量%以上であり、炭素数20の脂肪酸が2質量%以下、炭素数22の脂肪酸が1質量%以下となるように調整した脂肪酸組成を用いることが好ましい。
【0037】
本発明における(f)成分は、(f)分子中にエステル基を2つ含み、炭素数1〜4のヒドロキシアルキル基又はヒドロキシアルケニル基を含む4級アンモニウム化合物であり、下記の一般式(5)で表されるものが挙げられる。
[R6678N]+・X- (5)
(式中、R6、R7、R8及びX-は上記と同様である。R6は同一であっても異なっていてもよい。)
【0038】
6、R7、R8及びX-の好ましい範囲等についても同様である。上記一般式(5)で表される、分子中にエステル基を2つ含み、炭素数1〜4のヒドロキシアルキル基又はヒドロキシアルケニル基を含む4級アンモニウム化合物としては、下記一般式(6)で示される4級アンモニウム塩が好ましい。
【0039】
【化2】
Figure 0004273853
(式中、R9は上記と同様である。R9は同一であっても異なっていてもよい。)
また、R9の好ましい範囲等についても同様である。
【0040】
本発明における(g)成分は、分子中にエステル基を3つ含む4級アンモニウム化合物であり、下記の一般式(7)で表されるものが挙げられる。
[R6668N]+・X- (7)
(式中、R6、R8及びX-は上記と同様である。R6は同一であっても異なっていてもよい。)
【0041】
6、R8及びX-の好ましい範囲等についても同様である。上記一般式(7)で示される分子内にエステル基を3つ含む4級アンモニウム化合物としては、下記一般式(8)で示される4級アンモニウム塩が好ましい。
【0042】
【化3】
Figure 0004273853
(式中、R9は上記と同様である。R9は同一であっても異なっていてもよい。)
また、R9の好ましい範囲等についても同様である。
【0043】
本発明における(c)成分は、上記(e)〜(g)を、下記質量比で混合してなる混合物である。
(e)/[(e)+(f)+(g)]=0.10〜0.53、好ましくは0.12〜0.40、(f)/[(e)+(f)+(g)]=0.35〜0.70、好ましくは0.40〜0.65、(g)/[(e)+(f)+(g)]=0.05〜0.35、好ましくは0.05〜0.25である。この範囲を外れると、柔軟効果又は帯電防止効果を充分に発現させることが難しく、また組成物の配合性に悪影響を及ぼす。なお、(e)〜(f)成分はそれぞれ1種単独又は2種以上を適宜組み合わせて用いることができる。
【0044】
本発明における(c)成分の配合量は、液体洗剤組成物中0.1〜3質量%であり、好ましくは0.2〜1.0質量%である。0.1質量%未満だと柔軟付与効果が劣り、3質量%を超えると組成物の配合性が悪くなる。
【0045】
上記一般式(4)、(6)及び(8)で示される化合物は、上述の脂肪酸組成物又は脂肪酸メチルエステル組成物と、トリエタノールアミンとの縮合反応、続いてジメチル硫酸等の4級化試薬による4級化反応により合成することができる。本発明において、(c)成分は(e)、(f)及び(g)成分が上記比率である混合物であることが必須であるが、(e)、(f)及び(g)成分を別々に合成し、それを所定量組み合わせてもよいし、トリエタノールアミンと脂肪酸又は脂肪酸メチルエステルとを特定モル比率で反応させ、次いで合成した反応生成物を一般的に使用される4級化剤で4級化し、(e)、(f)及び(g)成分が所定量含まれるように合成した反応性生物を使用してもよい。また、(e)、(f)及び(g)成分を含有する4級アンモニウム塩組成物を室温又は高温保存化で加水分解させ、本発明で規定する比率に調整したものを用いてもよい。好ましくは反応生成物を用いる方法であり、なかでもトリエタノールアミンと脂肪酸メチルエステルをモル比で1:0.5〜1:1.7で反応させることが好ましい。また得られたエステルアミン(トリエタノールアミンと脂肪酸メチルエステルの反応縮合物)に対して、0.9〜0.98倍モルのジメチル硫酸で4級化することが好ましい。なお、この際、4級化されていないエステルアミンが、反応生成物中に5〜20質量%程度含まれていてもよい。
【0046】
本発明の液体洗浄剤組成物には、低温安定性を向上させる点から、(d)ハイドロトロープ剤を含有することが好ましい。(d)成分としては、低級アルコール、多価アルコール、ポリエチレン(プロピレン)グリコールアルキルエーテル、ポリエチレン(プロピレン)グリコールフェニルエーテル等、分子中に4〜10個の炭素原子を含みかつ芳香族性を有するスルホン酸又はその塩が挙げられる。このようなスルホン酸又はその塩としては、具体的にベンゼンスルホン酸、(オルト、パラ)トルエンスルホン酸、キシレンスルホン酸、クメンスルホン酸、スルホ安息香酸、スルホフタル酸、ナフタレンスルホン酸及びそのナトリウム塩、カリウム塩、ジエタノールアミン塩が挙げられる。これらの中でもトルエンスルホン酸、キシレンスルホン酸、クメンスルホン酸及びそのナトリウム塩、カリウム塩、ジエタノールアミン塩が好ましい。特にパラトルエンスルホン酸、キシレンスルホン酸、クメンスルホン酸及びそのナトリウム塩、カリウム塩、ジエタノールアミン塩が好ましい。さらに、パラトルエンスルホン酸、キシレンスルホン酸、クメンスルホン酸及びそのナトリウム塩、カリウム塩、ジエタノールアミン塩とエタノールとを併用することがより好ましい。なお、ハイドロトロープ剤は1種単独で又は2種以上を適宜組み合わせて用いることができる。
【0047】
(d)成分の配合量は液体洗浄剤組成物中0.5〜20質量%が好ましく、特に2〜20質量%が好ましい。配合量が少なすぎると低温安定性に対する効果に乏しくなり、多すぎると別の安定化効果に悪影響を及ぼす場合がある。
【0048】
本発明の液体洗浄剤組成物には、さらに、必要に応じて以下のような任意成分を本発明の効果を損なわない範囲で配合することができる。
【0049】
このような任意成分として、例えば、ポリエーテル変性シリコーン、アミノ変性シリコーン等の風合い改良剤が挙げられ、これらの好ましい配合量は0.1〜3質量%程度である。その他、洗浄性能向上剤として、プロテアーゼ、リパーゼ、セルラーゼ等の酵素や、防腐剤、蛍光剤、移染防止剤、パール剤、ソイルリリース剤、クエン酸、クエン酸ナトリウム、硫酸、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、アルカノールアミン等のpH調整剤等が挙げられる。
【0050】
また、商品付加価値として、着色剤や着香剤も用いることができる。着色剤としては、汎用される色素や顔料が使用でき、代表的な例として、アシッドレッド138、アシッドイエロー203、アシッドブルー9、青1号、青色205号、ターコイズP−GR等が挙げられ、これらの好ましい配合量は、0.00005〜0.0005質量%程度である。着香剤として使用されるものには、代表的な例として、例えば後述する実施例に記載された香料組成物A〜Dが挙げられる。また香料組成物の好ましい配合量は、液体洗浄剤組成物中0.1〜1質量%である。
【0051】
本発明の液体洗浄剤組成物は、洗浄効果に優れると同時に、被洗物に対し柔軟効果と帯電防止性を付与するため、特に衣料用として好適である。
【0052】
本発明の液体洗浄剤組成物は、その調製方法が特に制限されるものではなく、例えば通常の液体洗浄剤組成物の常法に準じて上記必須成分及び必要に応じて上記任意成分、さらに、適宜水を配合、混合することによって調製することができる。また、本発明の液体洗浄剤組成物を充填する容器や使用時の添加方法は、どのようなものでもよく、容器や添加方法によって本発明の液体洗浄剤組成物の効果を妨げることはないが、本発明の液体洗浄剤組成物の使用方法としては、例えば通常の洗濯用液体洗浄剤と同様に洗濯機の槽内の水に適宜濃度となるように溶解させ、この洗濯液中で衣類等の繊維製品の洗浄を通常の洗浄工程によって行うことで、優れた洗浄効果が得られ、さらに、洗いあがりの柔軟効果や帯電防止効果が得られる。
【0053】
【発明の効果】
本発明によれば、洗浄効果が優れ、被洗物に対し柔軟効果と帯電防止性を付与する液体洗浄剤組成物を得ることができる。さらに、ハイドロトロープ剤を配合することにより、低温安定性を向上させることができる。
【0054】
【実施例】
以下、実施例及び比較例を示し、本発明を具体的に説明するが、本発明は下記の実施例に制限されるものではない。
【0055】
[実施例1〜56及び比較例1〜7]
表1〜9に示す組成に従って、常法に準じて液体洗浄剤組成物を調製し、実施例1〜56及び比較例1〜7の液体洗浄剤組成物を得た。各液体洗浄剤組成物について、下記評価方法に従って洗浄力、柔軟性、帯電防止性及び低温安定性を評価した。結果を表3〜9に併記する。
【0056】
洗浄力評価
(1)洗浄処理方法
10cm角に裁断した100番手の綿平織り布に顔面の皮脂汚れを擦りつけて作製した皮脂汚れ布10枚、10cm角に裁断したポリエステルサテン布5枚、及び市販のTシャツ(綿100%、B.V.D社製)2kgを、松下電気産業(株)製、全自動洗濯機(NA−F802P)に入れ、各液体洗浄剤組成物を水道水30Lに対し40mLの割合で用い、洗浄時間10分、脱水1分、その後ためすすぎ(2回繰り返し、各5分)、脱水1分を1工程とした洗濯操作を行った。用いた水道水の温度は25℃になるよう調整を行った。
(2)洗浄力の評価方法
上記洗濯操作1工程を終えた皮脂汚れ布(洗浄布)、未洗浄の皮脂汚れ布(汚染布)及び皮脂汚れを擦りつけていない綿平織り布(未汚染布)の反射率を日本電色(株)製の色差計(SE200型)で測定し、洗浄率(%)を以下の式で算出し、下記評価基準で評価した。
【0057】
【化4】
Figure 0004273853
ここで、K/S=(1−R/100)2/(2R/100)、ただし、Rは反射率(%)
<評価基準>
1点:洗浄率 〜60%未満
2点:洗浄率 60%以上〜65%未満
3点:洗浄率 65%以上〜70%未満
4点:洗浄率 70%以上〜
【0058】
柔軟性の評価
上記洗浄力評価(1)の洗濯操作1工程で処理したTシャツを陰干しして12時間乾燥させた。25℃・65%RHの恒温恒湿室に2日間放置して、これを試験布として柔軟性の評価に用いた。評価対照布として、非イオン界面活性剤(ラウリルアルコール1モルあたり平均15モルの酸化エチレンを付加させたアルコールエトキシレート)の20質量%水溶液を組成物として上述の洗濯操作1工程で処理したTシャツを用いた。
柔軟性の評価は官能によって、この対照布に対して下記の基準による1対比較を行い、専門パネラー10人の平均値で求めた。
<評価基準>
1点:対照布と同等
2点:対照布よりやや柔らかい
3点:対照布より柔らかい
4点:対照布より非常に柔らかい
【0059】
帯電防止性の評価
上記洗浄力評価(1)の洗濯操作1工程で処理したポリエステルサテン布を風乾後、20℃・40%RH条件にて24時間調湿した。次いで、この被洗布にSTATIC HONESTMETER TYPE−5109(SHISHIDO&Co.LTD製)を用いて10kVの静電気を30秒間帯電させた後、5kVまで帯電圧が減少するまでの半減期を測定し、下記評価基準で評価した。なお、半減期が短いほど帯電防止効果は高い。
<評価基準>
○:60秒以内
△:60秒超〜120秒以内
×:120秒超
【0060】
低温安定性の評価
液体洗浄剤組成物150mLを、直径50mm、高さ100mmの円筒ガラス瓶に取り、蓋を閉めて密封した。この状態で、−5℃の恒温槽中において1ヵ月間保存後、液の外観を目視で観察し、下記基準により評価した。
<評価基準>
○:澱の析出を認めなかった
△:わずかに澱の析出を認めた
×:澱の析出を認めた
【0061】
表1、2に液体洗浄剤組成物の全体組成を示す。表中の共通成分A、Bは有り姿としての配合量を示し、共通成分以外は純分換算としての配合量を示す。
【0062】
【表1】
Figure 0004273853
組成物のpHは硫酸又は水酸化ナトリウムで7に調整した。
*:特開2002−146399号公報の表11〜18に記載された香料組成物A〜D。
**:5−クロロ−2−メチル−4−イソチアゾリン−3−オン、2−メチル−4−イソチアゾリン−3−オン、マグネシウム塩及び水の混合液。商品名「ケーソンCG」、ローム・アンド・ハース社製
【0063】
【表2】
Figure 0004273853
組成物のpHは硫酸又は水酸化ナトリウムで7に調整した。
*:特開2002−146399号公報の表11〜18に記載された香料組成物A〜D。
**:5−クロロ−2−メチル−4−イソチアゾリン−3−オン、2−メチル−4−イソチアゾリン−3−オン、マグネシウム塩及び水の混合液。商品名「ケーソンCG」、ローム・アンド・ハース社製
***:サイデン化学(株)製、ポリスチレンエマルション「サイビノールRPX−196PEエマルション」、固形分40質量%
【0064】
【表3】
Figure 0004273853
【0065】
【表4】
Figure 0004273853
【0066】
【表5】
Figure 0004273853
【0067】
【表6】
Figure 0004273853
【0068】
【表7】
Figure 0004273853
【0069】
【表8】
Figure 0004273853
【0070】
【表9】
Figure 0004273853
【0071】
表1〜2中に記した、成分の構造式又は化合物名、メーカー名及び商品名又は成分由来を記す。
【0072】
【表10】
Figure 0004273853
分岐率:(炭化水素基が分岐している原料アルコールの質量)/(炭化水素基が分岐している原料アルコールと炭化水素基が分岐していない原料アルコールの質量の和)×100
EO:CH2CH2
*(カッコ内の比は各々の炭素鎖長化合物の質量比を表す)
【0073】
(※1)Safol23アルコール(Sasol製;分岐率50%)224.4g、30質量%NaOH水溶液2.0gを耐圧型反応容器中にとり、容器内を窒素置換した。次に温度100℃、圧力2.0kPa以下で30分間脱水してから、温度を160℃まで昇温した。アルコールを撹拌しながらガス上の酸化エチレン763.6gを吹き込み管を使って、反応温度が180℃を超えないように添加速度を調節しながらアルコールの液中に徐々に加えた。酸化エチレンの添加終了後、温度180℃、圧力0.3Mpa以下で30分間熟成した後、温度180℃、圧力6.0kPa以下で10分間未反応の酸化エチレンを留去した。次に温度を100℃以下まで冷却したのち反応物の1質量%水溶液のpHが約7になるように、70質量%p−トルエンスルホン酸を加えて中和することにより得られたもの。
(※2)Safol23アルコール(Sasol製;分岐率50%)265.5g、30%NaOH水溶液2.5g、酸化エチレン723.4gを用い、a−2と同様にして製造することにより得られたもの。
(※3)C12−14アルコール(P&G製;分岐率0%)224.4gを用い、a−2と同様にして製造することにより得られたもの。
(※4)Neodol23アルコール(シェルケミカルズ製;分岐率20%)224.4gを用い、a−2と同様にして製造することにより得られたもの。
(※5)Neodol23アルコール(シェルケミカルズ製;分岐率20%)265.5g、30%NaOH水溶液2.5g、酸化エチレン723.4gを用い、a−2と同様にして製造することにより得られたもの。
【0074】
(※6)特開2000−186296号公報実施例製造例3に記載された方法によって得られたもの。
(※7)溶液Aとして、硝酸マグネシウム6水和物68.03g(0.265モル)、硝酸アルミニウム9水和物47.69g(0.127モル)、硝酸マンガン6水和物24.33g(0.085モル)を450gの脱イオン水で溶解した。一方、溶液Bとして、炭酸ナトリウム13.47g(0.127モル)を450gの脱イオン水で溶解した。
溶液Aと溶液Bとを、予め1800gの脱イオン水を仕込んだ触媒調整槽に、2NのNaOHによりpHを9、温度を40℃に保ちながら1時間で滴下し、滴下終了後、1時間熟成させた。母液を濾過により除き、沈殿を6Lの脱イオン水で洗浄し、噴霧乾燥することにより30gの複合水酸化物を得た。この複合水酸化物を、窒素雰囲気下800℃で3時間焼成して、Mg、Al、Mnの複合酸化物触媒(Mg:Al:Mn(原子比)=0.56:0.26:0.18)19gを得た。この触媒を用いて以下の合成を行った。
ラウリルアルコール186gを耐圧反応容器に入れ、上記の手法で生成した触媒0.8gを添加し、180℃で0.3MPa、回転翼回転数500rpmで1時間撹拌した後、まずエチレンオキサイド528gを2時間かけて導入し、完全に導入した後、1時間熟成を行った。その後180℃に加温しプロピレンオキサイド116gを1時間かけて導入し、1時間熟成した後、冷却して得られたもの。
(※8)特開平1−164437号、特開平10−7620号、特開2000−61304号公報等に記載された方法によって得られた、特開2001−164298号にて定義されたナロー率が55%以上であるもの。
(※9)1リットルの四つ口フラスコに、カプリル酸188gを仕込み、80℃で窒素置換を2回行った。170℃に昇温し、副生する水を留去させながら、ジメチルアミノプロピルアミン173gを2時間かけて滴下した。滴下後、170〜180℃に保持し、7時間熟成した。酸価から算出したカプリル酸の転化率は98%であった。熟成後、減圧して未反応アミンと水を除去し、化合物を得た。
(※10)1リットルの四つ口フラスコに、カプリン酸224gを仕込み、80℃で窒素置換を2回行った。170℃に昇温し、副生する水を留去させながら、ジメチルアミノプロピルアミン173gを2時間かけて滴下した。滴下後、170〜180℃に保持し、7時間熟成した。酸価から算出したカプリン酸の転化率は98%であった。熟成後、減圧して未反応アミンと水を除去し、化合物を得た。
【0075】
(※11)1リットルの四つ口フラスコに、ラウリン酸261gを仕込み、80℃で窒素置換を2回行った。170℃に昇温し、副生する水を留去させながら、ジメチルアミノプロピルアミン173gを2時間かけて滴下した。滴下後、170〜180℃に保持し、7時間熟成した。酸価から算出したラウリン酸の転化率は98%であった。熟成後、減圧して未反応アミンと水を除去し、化合物を得た。
(※12)1リットルの四つ口フラスコに、パルミチン酸334gを仕込み、80℃で窒素置換を2回行った。170℃に昇温し、副生する水を留去させながら、ジメチルアミノプロピルアミン173gを2時間かけて滴下した。滴下後、170〜180℃に保持し、7時間熟成した。酸価から算出したパルミチン酸の転化率は98%であった。熟成後、減圧して未反応アミンと水を除去し、化合物を得た。
(※13)1リットルの四つ口フラスコに、ステアリン酸370gを仕込み、80℃で窒素置換を2回行った。170℃に昇温し、副生する水を留去させながら、ジメチルアミノプロピルアミン173gを3時間かけて滴下した。滴下後、170〜180℃に保持し、7時間熟成した。酸価から算出したステアリン酸の転化率は98%であった。熟成後、減圧して未反応アミンと水を除去し、化合物を得た。
(※14)1リットルの四つ口フラスコに、ベヘニン酸444gを仕込み、80℃で窒素置換を2回行った。170℃に昇温し、副生する水を留去させながら、ジメチルアミノプロピルアミン173gを2時間かけて滴下した。滴下後、170〜180℃に保持し、7時間熟成した。酸価から算出したベヘニン酸の転化率は98%であった。熟成後、減圧して未反応アミンと水を除去し、化合物を得た。
(※15)1リットルの四つ口フラスコに、オレイン酸368gを仕込み、80℃で窒素置換を2回行った。170℃に昇温し、副生する水を留去させながら、ジメチルアミノプロピルアミン173gを2時間かけて滴下した。滴下後、170〜180℃に保持し、7時間熟成した。酸価から算出したオレイン酸の転化率は98%であった。熟成後、減圧して未反応アミンと水を除去し、化合物を得た。
【0076】
(※16)<メチルエステルの合成>オレイン酸メチル75質量%、リノール酸メチル16質量%及びステアリン酸メチル9質量%よりなるパーム脂肪酸メチル(ライオン(株);パステルM182、分子量296)2.5kgと市販の安定化ニッケル触媒2.5g(0.1質量%/脂肪酸メチル)を4Lのオートクレーブに仕込み、窒素ガス置換を3回行った。ついで、回転数を800rpmに合わせ、温度185℃で約77Lの水素ガスを導入した。導入した水素が完全に消費されたら、冷却し、濾過助剤を使用して触媒を除き、水素添加したパーム脂肪酸メチルを得た。けん化価より求めた分子量は297であった。GC(ガスクロマトグラフィー)から求めた脂肪酸メチル組成は、ステアリン酸メチル36質量%、オレイン酸メチル(シス体)28質量%、リノール酸メチル0質量%であり、不飽和脂肪酸メチルエステルのトランス体/シス体質量比率は56/44であった。
【0077】
上記で製造した水素添加パーム脂肪酸メチル489g(1.65モル)にステアリン酸メチル137g(0.46モル)とパルミチン酸メチル137g(0.46モル)を混合した脂肪酸メチルエステル(不飽和脂肪酸メチル/飽和脂肪酸メチルの質量比40/60)と、トリエタノールアミン250g(1.67モル)、酸化マグネシウム0.51g、14質量%水酸化ナトリウム水溶液3.69gを撹拌機、冷却器、温度計及び窒素導入管を備えた2Lの4つ口フラスコに入れ、窒素置換を行った後窒素を0.52L/minの流量で流しておいた。1.5℃/minの速度で190℃まで昇温して、6時間反応させた。未反応メチルエステルが1質量%以下であることを確認し反応を停止した。得られた生成物から触媒由来である脂肪酸塩を濾過除去し、中間体のアルカノールアミンエステルを得た。アミン価を測定し、分子量を求めると582であった。
【0078】
得られたアルカノールアミンエステル270g(0.46モル)を温度計、滴下ロート、冷却器を備えた4つ口フラスコに入れ窒素置換した。次いで85℃に加熱し、ジメチル硫酸57.4g(0.45モル)を1時間にわたり滴下した。滴下終了後、温度を90℃に保ち、1時間撹拌した。反応終了後、約62gの未変性エタノール(日本エタノール(株))を滴下しながら冷却し、エタノール溶液を調製し、最後にフェリオックスCY−115(ライオン(株))と、ジブチルヒドロキシトルエン(住友化学工業(株))をそれぞれ100ppmの濃度になるように添加した。得られた4級アンモニウム化合物の混合物には、(e)〜(g)成分が70質量%含まれており、(e)成分:モノエステルアンモニウム塩/(f)成分:ジエステルアンモニウム塩/(g)成分:トリエステルアンモニウム塩が28/53/19(質量比)で含まれていた。これは(e)/[(e)+(f)+(g)]=0.28、(f)/[(e)+(f)+(g)]=0.53、(g)/[(e)+(f)+(g)]=0.19で表される。このエタノール溶液中には、4級化されていないモノエステルアミンとジエステルアミンとトリエステルアミンが9.0質量%含まれており、その比率は1/9/90(質量比)で存在していた。さらに副生成物として、両性化合物が2.0質量%含まれていた。
【0079】
(※17)<メチルエステルの合成>オレイン酸メチル75質量%、リノール酸メチル16質量%及びステアリン酸メチル9質量%よりなるパーム脂肪酸メチル(ライオン(株);パステルM182、分子量296)2.5kgと市販の安定化ニッケル触媒2.5g(0.1質量%/脂肪酸メチル)を4Lのオートクレーブに仕込み、窒素ガス置換を3回行った。ついで、回転数を800rpmに合わせ、温度185℃で約77Lの水素ガスを導入した。導入した水素が完全に消費されたら、冷却し、濾過助剤を使用して触媒を除き、水素添加したパーム脂肪酸メチルを得た。けん化価より求めた分子量は297であった。GC(ガスクロマトグラフィー)から求めた脂肪酸メチル組成は、ステアリン酸メチル36質量%、オレイン酸メチル(シス体)28質量%、リノール酸メチル0質量%であり、不飽和脂肪酸メチルエステルのトランス体/シス体質量比率は56/44であった。
【0080】
上記で製造した水素添加パーム脂肪酸メチル489g(1.65モル)と、トリエタノールアミン98g(0.66モル)、酸化マグネシウム0.29g、14%水酸化ナトリウム水溶液2.1gを撹拌機、冷却器、温度計及び窒素導入管を備えた2Lの4つ口フラスコに入れ、窒素置換を行った後窒素を0.52L/minの流量で流しておいた。1.5℃/minの速度で190℃まで昇温して、6時間反応させた。未反応メチルエステルが1質量%以下であることを確認し反応を停止した。得られた生成物から触媒由来である脂肪酸塩を濾過除去し、中間体のアルカノールアミンエステルを得た。
【0081】
得られたアルカノールアミンエステル300gを温度計、滴下ロート、冷却器を備えた4つ口フラスコに入れ窒素置換した。次いで85℃に加熱し、アルカノールアミンエステルに対して0.98倍モルのジメチル硫酸を1時間にわたり滴下した。滴下終了後、温度を90℃に保ち、1時間撹拌した。反応終了後、エタノールを滴下しながら冷却し、固形分85質量%のエタノール溶液を調製し、最後にフェリオックスCY−115(ライオン(株))と、ジブチルヒドロキシトルエン(住友化学工業(株))をそれぞれ100ppmの濃度になるように添加した。得られた4級アンモニウム化合物の混合物には、(e)〜(g)成分が70質量%含まれており、(e)成分:モノエステルアンモニウム塩/(f)成分:ジエステルアンモニウム塩/(g)成分:トリエステルアンモニウム塩が12/54/34(質量比)で含まれていた。これは(e)/[(e)+(f)+(g)]=0.12、(f)/[(e)+(f)+(g)]=0.54、(g)/[(e)+(f)+(g)]=0.34で表される。
【0082】
(※18)<メチルエステルの合成>オレイン酸メチル75質量%、リノール酸メチル16質量%及びステアリン酸メチル9質量%よりなるパーム脂肪酸メチル(ライオン(株);パステルM182、分子量296)2.5kgと市販の安定化ニッケル触媒1.9g(0.075質量%/脂肪酸メチル)を4Lのオートクレーブに仕込み、窒素ガス置換を3回行った。ついで、回転数を800rpmに合わせ、温度185℃で約40Lの水素ガスを導入した。導入した水素が完全に消費されたら、冷却し、濾過助剤を使用して触媒を除き、水素添加したパーム脂肪酸メチルを得た。けん化価より求めた分子量は296であった。GC(ガスクロマトグラフィー)から求めた脂肪酸メチル組成は、ステアリン酸メチル14質量%、エライジン酸メチル(トランス体)26質量%、オレイン酸メチル(シス体)60質量%、リノール酸メチル0質量%であり、不飽和脂肪酸メチルエステルのトランス体/シス体質量比率は30/70(質量比)であった。
【0083】
上記で製造した水素添加パーム脂肪酸メチル489g(1.65モル)にステアリン酸メチル352g(1.18モル)を混合した脂肪酸メチルエステル(不飽和脂肪酸メチル/飽和脂肪酸メチルの質量比50/50)と、トリエタノールアミン468g(3.14モル)、酸化マグネシウム0.65g、14質量%水酸化ナトリウム水溶液4.68gを撹拌機、冷却器、温度計及び窒素導入管を備えた2Lの4つ口フラスコに入れ、窒素置換を行った後窒素を0.52L/minの流量で流しておいた。1.5℃/minの速度で190℃まで昇温して、6時間反応させた。未反応メチルエステルが1質量%以下であることを確認し反応を停止した。得られた生成物から触媒由来である脂肪酸塩を濾過除去し、中間体のアルカノールアミンエステルを得た。
【0084】
得られたアルカノールアミンエステル300g(0.46モル)を温度計、滴下ロート、冷却器を備えた4つ口フラスコに入れ窒素置換した。次いで85℃に加熱し、アルカノールアミンエステルに対して0.98倍モルのジメチル硫酸を1時間にわたり滴下した。滴下終了後、温度を90℃に保ち、1時間撹拌した。反応終了後、エタノールを滴下しながら冷却し、固形分85質量%のエタノール溶液を調製し、最後にフェリオックスCY−115(ライオン(株))と、ジブチルヒドロキシトルエン(住友化学工業(株))をそれぞれ100ppmの濃度になるように添加した。得られた4級アンモニウム化合物の混合物には、(e)〜(g)成分が72質量%含まれており、(e)成分:モノエステルアンモニウム塩/(f)成分:ジエステルアンモニウム塩/(g)成分:トリエステルアンモニウム塩が53/41/6(質量比)で含まれていた。これは(e)/[(e)+(f)+(g)]=0.53、(f)/[(e)+(f)+(g)]=0.41、(g)/[(e)+(f)+(g)]=0.06で表される。
【0085】
(※19)c−1の4級アンモニウム塩組成物59gにイオン交換水41gを加えて、水分散液を調製した。これをねじ付きガラス瓶に密閉し、60℃で17日放置し、(e)〜(g)成分が所定量含まれる4級アンモニウム塩組成物を調製した。得られた4級アンモニウム塩組成物には(e)〜(g)成分が38質量%含まれており、(e)成分:モノエステルアンモニウム塩/(f)成分:ジエステルアンモニウム塩/(g)成分:トリエステルアンモニウム塩が55/41/4(質量比)で含まれていた。これは(e)/[(e)+(f)+(g)]=0.61、(f)/[(e)+(f)+(g)]=0.37、(g)/[(e)+(f)+(g)]=0.02で表される。

Claims (3)

  1. (a)非イオン界面活性剤14〜50質量%、
    (b)下記一般式(2)
    345N (2)
    (但し、式中、R3は炭素数8〜25の炭化水素基であり、直鎖であっても分岐鎖であってもよく、飽和であっても不飽和であってもよく、アミド基をその鎖中に有していてもよい。R4はメチル基、R5はメチル基である。)
    で表される長鎖アミン化合物0.5〜5質量%、
    (c)下記(e)〜(g)を、下記質量比で混合してなる混合物0.1〜3質量%を含有することを特徴とする液体洗浄剤組成物。
    (e)/[(e)+(f)+(g)]=0.10〜0.53
    (f)/[(e)+(f)+(g)]=0.35〜0.70
    (g)/[(e)+(f)+(g)]=0.05〜0.35
    (e)分子中にエステル基を1つ含み、炭素数1〜4のヒドロキシアルキル基又はヒドロキシアルケニル基を含む4級アンモニウム化合物
    (f)分子中にエステル基を2つ含み、炭素数1〜4のヒドロキシアルキル基又はヒドロキシアルケニル基を含む4級アンモニウム化合物
    (g)分子中にエステル基を3つ含む4級アンモニウム化合物
  2. さらに、(d)ハイドロトロープ剤を含有することを特徴とする請求項1記載の液体洗浄剤組成物。
  3. (b)成分が、ミリスチルアミドプロピルジメチルアミン、パルミチルアミドプロピルジメチルアミン、ステアリルアミドプロピルジメチルアミン、ベヘニルアミドプロピルジメチルアミン又はオレイルアミドプロピルジメチルアミンである請求項1又は2記載の液体洗浄剤組成物。
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