JP5071955B2 - 電極とその製造方法及びそれを用いたリード配線とその接続方法及びそれらを用いた電子部品と電子機器 - Google Patents
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Description
前記第2の有機膜が表面に形成された導電性微粒子の膜の表面に接続され、前記第2の有機膜がエポキシ基を有する場合にはアミノ基、アミノ基を有する場合にはエポキシ基を有する第3の有機膜が表面に形成されたリード線とを有し、前記第1および第2の有機膜ならびに前記第2および第3の有機膜が、それぞれ、エポキシ基とアミノ基の反応で形成された−N−C−の共有結合で互いに結合していることを特徴とするリード配線である。
第十五の発明は、第十三の発明において、前記第1から第4の有機膜が単分子膜で構成されていることを特徴とするリード配線である。
また、第2のパターン状の単層導電性微粒子膜を形成する工程の後、同様に第1のパターン状の単層導電性微粒子膜を形成する工程と第2のパターン状の単層導電性微粒子膜を形成する工程を繰り返し行うと、電極の突起を大きくできて外部リード線との接続の上で都合がよい。
また、第1の有機膜と第3の有機膜が導電性微粒子表面に形成された第2の有機膜との間で、て互いに直接あるいは間接にエポキシ基とアミノ基が反応して形成された−N−C−の共有結合によって結合しているので、信頼性の高いリード配線を形成する上で都合がよい。
さらにまた、第1の有機膜と第2の有機膜と有機膜と第3の有機膜が単分子膜で構成されていると、接続抵抗の低いリード配線を形成する上で都合がよい。
その後、トリクレンやn−メチルピロリディノンを添加して撹拌洗浄すると、表面に反応性の官能基、例えばエポキシ基を有する化学吸着単分子膜(第2の反応性の有機膜)で被われた銀微粒子15、あるいはアミノ基を有する化学吸着単分子膜(これも第2の反応性の有機膜)で被われた銀微粒子16をそれぞれ作製できた。
一方、洗浄せずに空気中に取り出すと、反応性はほぼ変わらないが、溶媒が蒸発し粒子表面に残った化学吸着剤が表面で空気中の水分と反応して、表面に前記化学吸着剤よりなる極薄の反応性ポリマー膜が形成された導電性銀微粒子が得られた。
また、微粒子の素材がAuの場合には、末端のSi(OCH3)3を−SH、あるいはトリアジンチオール基で置換した薬剤、例えば、H2N(CH2)11−SH、あるいはH2N(CH2)2−SH等を用いれば、Sを介して同様の反応性アミノ基を持つ単分子膜が形成された金微粒子を製造できた。一方、−SHとメトキシシリル基を両末端にもつ薬剤、例えばHS(CH2)3Si(OCH3)3をもちいれば、Sを介して表面にメトキシシリル基を含む単分子膜が形成された金微粒子を製造できた。
以下同様に、アミノ基を有する化学吸着単分子膜で被われた銀微粒子とエポキシ基を有する化学吸着単分子膜で被われた銀微粒子を交互に積層すると、多層構造の導電性銀微粒子の累積被膜よりなる高さが制御された電極を製造できた。
また、あらかじめ、リード線先端部にも、実施例4と同様の方法で反応性の官能基を有する複数層の有機膜で覆われた電極を形成しておいても良い。さらにまた、電子デバイスの方は、反応性の単分子膜のみで覆い、リード線先端部に、実施例3と同様の方法で反応性の官能基を有する有機膜で覆われた電極を形成しておいても同様の結果が得られた。
さらに、このような電極を用いてリード線を接続した半導体素子やプリント基板は、従来の超音波圧着した電子部品に比べ格段に信頼性の高い電気接続が達成できた。また、それらを用いた電子機器では、信頼性試験による不良発生率が大幅に減少した。
(2) (CH2OCH)CH2O(CH2)11Si(OCH3)3
(3) (CH2CHOCH(CH2)2)CH(CH2)2Si(OCH3)3
(4) (CH2CHOCH(CH2)2)CH(CH2)4Si(OCH3)3
(5) (CH2CHOCH(CH2)2)CH(CH2)6Si(OCH3)3
(6) (CH 2 OCH)CH2O(CH2)7Si(OC2H5)3
(7) (CH2OCH)CH2O(CH2)11Si(OC2H5)3
(8) (CH2CHOCH(CH2)2)CH(CH2)2Si(OC2H5)3
(9) (CH2CHOCH(CH2)2)CH(CH2)4Si(OC2H5)3
(10) (CH2CHOCH(CH2)2)CH(CH2)6Si(OC2H5)3
(11) H2N (CH2)5Si(OCH3)3
(12) H2N (CH2)7Si(OCH3)3
(13) H2N (CH2)9Si(OCH3)3
(14) H2N (CH2)5Si(OC2H5)3
(15) H2N (CH2)7Si(OC2H5)3
(16) H2N (CH2)9Si(OC2H5)3
2 電子デバイス
3 水酸基
4 エポキシ基を含む単分子膜
5、5’ エポキシ基を含む単分子膜で選択的に被われた電子デバイス
6、6’ パターン状の被膜
7、7’ 配線
11 銀微粒子
12 水酸基
13 エポキシ基を含む単分子膜
14 アミノ基を含む単分子膜
15 エポキシ基を含む単分子膜で被われた銀微粒子
16 アミノ基を含む単分子膜で被われた銀微粒子
21 エポキシ基を有する化学吸着単分子膜
22 電子デバイス
23 アミノ基を有する化学吸着単分子膜で被われた銀微粒子
24 パターン状の単層導電性銀微粒子膜よりなる電極
25 エポキシ基を有する化学吸着単分子膜で被われた銀微粒子
26 2層構造のパターン状の単層導電性微粒子膜よりなる電極
27 リード線先端部
28 リード線
29 リード配線
Claims (20)
- エポキシ基又はアミノ基を有する第1の有機膜が選択的に形成された配線端部又はリード線端部の表面に、前記第1の有機膜がエポキシ基を有する場合にはアミノ基、アミノ基を有する場合にはエポキシ基を有する第2の有機膜が表面に形成された導電性微粒子の膜が選択的に1層形成された電極であって、
前記第1および第2の有機膜が、エポキシ基とアミノ基の反応で形成された−N−C−の共有結合で互いに結合していることを特徴とする電極。 - 前記配線端部表面又はリード線端部の表面に形成された前記第1の有機膜と導電性微粒子表面に形成された前記第2の有機膜が単分子膜で構成されていることを特徴とする請求項1記載の電極。
- 少なくとも、エポキシ基又はアミノ基を有する第1のアルコキシシラン化合物とシラノール縮合触媒と非水系の有機溶媒を混合して作成した化学吸着液に配線端部表面又はリード線端部の表面を接触させ、前記第1のアルコキシシラン化合物と前記配線端部表面又はリード線端部の表面を反応させて配線端部表面又はリード線端部の表面に第1の反応性の有機膜を形成する工程Aと、
前記第1の反応性の有機膜を所定のパターンに加工する工程Bと、
少なくとも、前記第1のアルコキシシラン化合物がエポキシ基を有する場合にはアミノ基、アミノ基を有する場合にはエポキシ基を有する第2のアルコキシシラン化合物とシラノール縮合触媒と非水系の有機溶媒を混合して作成した化学吸着液中に導電性微粒子を分散させ、前記第2のアルコキシシラン化合物と前記導電性微粒子表面を反応させて導電性微粒子表面に第2の反応性の有機膜を形成する工程Cと、
前記第1の反応性の有機膜の形成された配線端部表面又はリード線端部に前記第2の反応性の有機膜で被覆された導電性微粒子を接触させ、エポキシ基とアミノ基とを選択的に反応させる工程Dと、
余分な前記第2の反応性の有機膜で被覆された導電性微粒子を洗浄除去する工程Eとを含むことを特徴とする電極の製造方法。 - 前記工程A及びCの後に、それぞれ前記配線端部表面又はリード線端部及び前記導電性微粒子表面を有機溶剤で洗浄して端部及び導電性微粒子表面に共有結合した第1及び第2の反応性の単分子膜を形成することを特徴とする請求項3記載の電極の製造方法。
- エポキシ基又はアミノ基を有する第1の有機膜が選択的に形成された配線端部表面又はリード線端部の表面に、
前記配線端部又はリード線端部側から数えて奇数層目には、前記第1の有機膜がエポキシ基を有する場合にはアミノ基、アミノ基を有する場合にはエポキシ基を有する第2の有機膜が表面に形成された導電性微粒子の膜が、偶数層目には、前記第2の有機膜がエポキシ基を有する場合にはアミノ基、アミノ基を有する場合にはエポキシ基を有する第3の有機膜が表面に形成された導電性微粒子の膜が選択的に層状に累積されたパターン状の導電性微粒子の積層膜を用いた電極であって、
前記第1および第2の有機膜ならびに前記第2および第3の有機膜が、それぞれ、エポキシ基とアミノ基の反応で形成された−N−C−の共有結合で互いに結合していることを特徴とする電極。 - 少なくとも、エポキシ基又はアミノ基を有する第1のアルコキシシラン化合物とシラノール縮合触媒と非水系の有機溶媒を混合して作成した化学吸着液に配線端部表面又はリード線端部の表面を接触させ、前記第1のアルコキシシラン化合物と配線端部表面又はリード線端部の表面を反応させて配線端部表面又はリード線端部の表面に第1の反応性の有機膜を形成する工程Aと、
前記第1の反応性の有機膜を所定のパターンに加工する工程Bと、
少なくとも、前記第1のアルコキシシラン化合物がエポキシ基を有する場合にはアミノ基、アミノ基を有する場合にはエポキシ基を有する第2のアルコキシシラン化合物とシラノール縮合触媒と非水系の有機溶媒を混合して作成した化学吸着液中に第1の導電性微粒子を分散させて前記第2のアルコキシシラン化合物と前記第1の導電性微粒子表面を反応させて該第1の導電性微粒子表面に第2の反応性の有機膜を形成する工程Cと、
前記第1の反応性の有機膜の形成された配線端部表面又はリード線端部の表面に前記第2の反応性の有機膜で被覆された第1の導電性微粒子を接触させ、エポキシ基とアミノ基とを反応させる工程Dと、
余分な前記第2の反応性の有機膜で被覆された第1の導電性微粒子を洗浄除去して第1のパターン状の単層導電性微粒子膜を選択的に形成する工程Eと、
少なくとも、前記第2のアルコキシシラン化合物がエポキシ基を有する場合にはアミノ基、アミノ基を有する場合にはエポキシ基を有する第3のアルコキシシラン化合物とシラノール縮合触媒と非水系の有機溶媒を混合して作成した化学吸着液中に第2の導電性微粒子を分散させて前記第3のアルコキシシラン化合物と前記第2の導電性微粒子表面を反応させて該第2の導電性微粒子表面に第3の反応性の有機膜を形成する工程Fと、
前記第2の反応性の有機膜で被覆された第1のパターン状の単層導電性微粒子膜が形成された前記配線端部表面又はリード線端部の表面に前記第3の反応性の有機膜で被覆された第2の導電性微粒子を接触させ、エポキシ基とアミノ基とを反応させる工程Gと、
余分な前記第3の反応性の有機膜で被覆された第2の導電性微粒子を洗浄除去して第2のパターン状の単層導電性微粒子膜を選択的に形成する工程Hとを含むことを特徴とする電極の製造方法。 - 前記第1の反応性の有機膜と前記第3の反応性の有機膜が同じものであることを特徴とする請求項6に記載の電極の製造方法。
- 第2のパターン状の単層導電性微粒子膜を形成する工程G及びHの後、同様に第1のパターン状の単層導電性微粒子膜を形成する工程D及びEと第2のパターン状の単層導電性微粒子膜を形成する工程G及びHを繰り返し行うことを特徴とする請求項6又は7に記載の電極の製造方法。
- 前記第1〜3の反応性の有機膜を形成する工程A、C及びFの後に、それぞれ前記配線端部表面又はリード線端部あるいは前記第1又は第2の導電性微粒子表面を有機溶剤で洗浄して前記配線端部表面又はリード線端部や前記第1又は第2の導電性微粒子表面に共有結合した第1〜3の反応性の単分子膜を形成することを特徴とする請求項6から8のいずれか1項に記載の電極の製造方法。
- シラノール縮合触媒の代わりに、ケチミン化合物、又は有機酸、アルジミン化合物、エナミン化合物、オキサゾリジン化合物、アミノアルキルアルコキシシラン化合物を用いることを特徴とする請求項3、4、6から9のいずれか1項に記載の電極の製造方法。
- シラノール縮合触媒に助触媒としてケチミン化合物、又は有機酸、アルジミン化合物、エナミン化合物、オキサゾリジン化合物、アミノアルキルアルコキシシラン化合物から選ばれる少なくとも1つを混合して用いることを特徴とする請求項3、4、6から9のいずれか1項に記載の電極の製造方法。
- エポキシ基又はアミノ基を有する第1の有機膜が表面に選択的に形成された回路基板上の配線端部と、
前記第1の有機膜が形成された配線端部の表面に選択的に1層形成され、前記第1の有機膜がエポキシ基を有する場合にはアミノ基、アミノ基を有する場合にはエポキシ基を有する第2の有機膜が表面に形成された導電性微粒子の膜と、
前記第2の有機膜が表面に形成された導電性微粒子の膜の表面に接続され、前記第2の有機膜がエポキシ基を有する場合にはアミノ基、アミノ基を有する場合にはエポキシ基を有する第3の有機膜が表面に形成されたリード線とを有し、
前記第1および第2の有機膜ならびに前記第2および第3の有機膜が、それぞれ、エポキシ基とアミノ基の反応で形成された−N−C−の共有結合で互いに結合していることを特徴とするリード配線。 - エポキシ基又はアミノ基を有する第1の有機膜が表面に選択的に形成された回路基板上の配線端部と、
前記配線端部又はリード線端部側から数えて奇数層目には、前記第1の有機膜がエポキシ基を有する場合にはアミノ基、アミノ基を有する場合にはエポキシ基を有する第2の有機膜が表面に形成された導電性微粒子が、偶数層目には、前記第2の有機膜がエポキシ基を有する場合にはアミノ基、アミノ基を有する場合にはエポキシ基を有する第3の有機膜が表面に形成された導電性微粒子が、前記第1の有機膜が形成された配線端部の表面に選択的に層状に累積された導電性微粒子の積層膜と、
前記積層膜の最表層に位置し、前記第2または第3の有機膜が表面に形成された導電性微粒子の膜の表面に接続され、前記積層膜の最表層の導電性微粒子の表面に形成された前記第2または第3の有機膜がエポキシ基を有する場合にはアミノ基、アミノ基を有する場合にはエポキシ基を有する第4の有機膜が表面に形成されたリード線とを有し、
配線端部表面又はリード線端部の表面に選択的に層状に累積されたパターン状の導電性微粒子の積層膜を用いた電極であって、
前記第1および第2の有機膜、前記第2および第3の有機膜、ならびに前記第2または第3の有機膜および第4の有機膜が、それぞれ、エポキシ基とアミノ基の反応で形成された−N−C−の共有結合で互いに結合していることを特徴とするリード配線。 - 前記第1から第3の有機膜が単分子膜で構成されていることを特徴とする請求項12記載のリード配線。
- 前記第1から第4の有機膜が単分子膜で構成されていることを特徴とする請求項13記載のリード配線。
- 少なくとも、エポキシ基又はアミノ基を有する第1のアルコキシシラン化合物とシラノール縮合触媒と非水系の有機溶媒を混合して作成した化学吸着液に配線端部表面を接触させて、前記第1のアルコキシシラン化合物と前記配線端部表面を反応させ、配線端部表面に第1の反応性の有機膜を形成する工程Aと、
前記第1の反応性の有機膜を所定のパターンに加工する工程Bと、
少なくとも、前記第1のアルコキシシラン化合物がエポキシ基を有する場合にはアミノ基、アミノ基を有する場合にはエポキシ基を有する第2のアルコキシシラン化合物とシラノール縮合触媒と非水系の有機溶媒を混合して作成した化学吸着液中に導電性微粒子を分散させ、前記第2のアルコキシシラン化合物と前記導電性微粒子表面を反応させて導電性微粒子表面に第2の反応性の有機膜を形成する工程Cと、
前記第1の反応性の有機膜の形成された配線端部表面又はリード線端部に前記第2の反応性の有機膜で被覆された導電性微粒子を接触させ、エポキシ基とアミノ基とを選択的に反応させる工程Dと、
余分な前記第2の反応性の有機膜で被覆された導電性微粒子を洗浄除去する工程Eと、
少なくとも、前記第2のアルコキシシラン化合物がエポキシ基を有する場合にはアミノ基、アミノ基を有する場合にはエポキシ基を有する第3のアルコキシシラン化合物とシラノール縮合触媒と非水系の有機溶媒を混合して作成した化学吸着液にリード線端部の表面を接触させ、前記第3のアルコキシシラン化合物と前記リード線端部の表面を反応させ、前記リード線端部の表面に第3の反応性の有機膜を形成する工程Fと、
前記配線端部と前記リード線端部を、前記導電性微粒子層を挟んで圧着及び加熱し、前記第2及び第3の有機膜の一方が有するエポキシ基と他方が有するアミノ基とを反応させ、前記導電性微粒子の膜と前記リード線端部とを接続する工程Gとを含むことを特徴とするリード配線の接続方法。 - 少なくとも、エポキシ基又はアミノ基を有する第1のアルコキシシラン化合物とシラノール縮合触媒と非水系の有機溶媒を混合して作成した化学吸着液に配線端部表面又はリード線端部の表面を接触させ、前記第1のアルコキシシラン化合物と配線端部表面又はリード線端部の表面を反応させて配線端部表面又はリード線端部の表面に第1の反応性の有機膜を形成する工程Aと、
前記第1の反応性の有機膜を所定のパターンに加工する工程Bと、
少なくとも、前記第1のアルコキシシラン化合物がエポキシ基を有する場合にはアミノ基、アミノ基を有する場合にはエポキシ基を有する第2のアルコキシシラン化合物とシラノール縮合触媒と非水系の有機溶媒を混合して作成した化学吸着液中に第1の導電性微粒子を分散させて前記第2のアルコキシシラン化合物と前記第1の導電性微粒子表面を反応させて該第1の導電性微粒子表面に第2の反応性の有機膜を形成する工程Cと、
前記第1の反応性の有機膜の形成された配線端部表面又はリード線端部の表面に前記第2の反応性の有機膜で被覆された第1の導電性微粒子を接触させ、エポキシ基とアミノ基とを反応させる工程Dと、
余分な前記第2の反応性の有機膜で被覆された第1の導電性微粒子を洗浄除去して第1のパターン状の単層導電性微粒子膜を選択的に形成する工程Eと、
少なくとも、前記第2のアルコキシシラン化合物がエポキシ基を有する場合にはアミノ基、アミノ基を有する場合にはエポキシ基を有する第3のアルコキシシラン化合物とシラノール縮合触媒と非水系の有機溶媒を混合して作成した化学吸着液中に第2の導電性微粒子を分散させて前記第3のアルコキシシラン化合物と前記第2の導電性微粒子表面を反応させて該第2の導電性微粒子表面に第3の反応性の有機膜を形成する工程Fと、
前記第2の反応性の有機膜で被覆された第1のパターン状の単層導電性微粒子膜が形成された前記配線端部表面又はリード線端部の表面に前記第3の反応性の有機膜で被覆された第2の導電性微粒子を接触させ、エポキシ基とアミノ基とを反応させる工程Gと、
余分な前記第3の反応性の有機膜で被覆された第2の導電性微粒子を洗浄除去して第2のパターン状の単層導電性微粒子膜を選択的に形成する工程Hと、
少なくとも、前記導電性微粒子の積層膜の最表層の導電性微粒子表面に形成された前記第2又は第3の有機膜がエポキシ基を有する場合にはアミノ基、アミノ基を有する場合にはエポキシ基を有する第4のアルコキシシラン化合物とシラノール縮合触媒と非水系の有機溶媒を混合して作成した化学吸着液にリード線端部の表面を接触させ、前記第4のアルコキシシラン化合物と前記リード線端部の表面を反応させ、前記リード線端部の表面に第3の反応性の有機膜を形成する工程Iと、
前記配線端部と前記リード線端部を、前記導電性微粒子層を挟んで圧着及び加熱し、前記第2又は第3の有機膜と前記第4の有機膜の一方が有するエポキシ基と他方が有するアミノ基とを反応させ、前記導電性微粒子の積層膜と前記リード線端部とを接続する工程Jとを含むことを特徴とするリード配線の接続方法。 - 前記工程G及びHの後、同様に第1のパターン状の単層導電性微粒子膜を形成する工程D及びEと第2のパターン状の単層導電性微粒子膜を形成する工程G及びHを繰り返し行うことを特徴とする請求項17記載のリード配線の接続方法。
- 請求項1、2、5記載の電極及び請求項12から15のいずれか1項記載のリード配線のいずれかを用いた電子部品。
- 請求項1、2、5記載の電極及び請求項12から15のいずれか1項記載のリード配線のいずれかを用いた電子機器。
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