JP5065749B2 - 弾性クローラ及び弾性クローラの製造方法 - Google Patents

弾性クローラ及び弾性クローラの製造方法 Download PDF

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Description

本発明は、土木用作業機、建設用作業機および農業用作業機等に使用されるクローラ式走行装置における弾性クローラに関する。
土木用作業機等の走行装置として、進行方向前後のいずれか一方の側方に1対設けられた駆動スプロケット(駆動輪)、他方の両側に1対設けられたアイドラ(転動輪)、および複数個の転輪に巻き掛けられる無端帯状の弾性クローラを周方向に循環させて走行するクローラ式走行装置がある。
弾性クローラは、ゴム等の弾性を有する材料で形成された無端帯状のクローラ本体内に、クローラ幅方向に延びた芯金がクローラ周方向に等間隔にその一部が埋め込まれて形成されている。また、弾性クローラは、その周方向に大きな張力が作用するため、芯金の接地がわにおける外方を周方向に取り囲む抗張体が埋め込まれている。
抗張体は、例えばスチールコード等の抗張力コードがその両端をクローラ本体内で重ね合わされて(ラップジョイントして)クローラ周方向に1周巻回されたものを、クローラの幅方向に並べて構成されている。
このような抗張体では、抗張力コードの内側における先端は、動スプロケットおよびア
イドラを通過するとき、抗張力コードにおける他の部分に比べて変形し難いために、抗張力コードの端部とその外側にある抗張力コードとの間における弾性体に、より大きな歪みを生じさせる。そして、弾性体は、歪みの発生が繰り返されると歪み部分における疲労が進行し、亀裂が入る等の破壊が起こり、弾性体が抗張体から剥離する等の問題が生ずる。
このような問題に対して、外側の抗張力コードの端近傍の重ね合わせから単層となった直後の部分を内方に傾斜するように折り曲げ、つまり内側にある抗張力コードの先端が、外側の抗張力コードの端近傍における折り曲げて傾斜する部分の直近に位置するように抗張体を構成して、弾性体の亀裂発生を防止する技術が開示されている(特許文献1)。また、抗張力コードの両端近傍における重なり合う部分に、それぞれ同一方向への傾斜折り曲げ部分を設けて、弾性クローラの耐久性の向上を図る技術が提案されている(特許文献1)。
特開2006−315432号公報
特許文献1に開示された、外側の抗張力コードの端近傍の重ね合わせから単層となった直後の部分を内方に折り曲げて傾斜させる技術は、クローラによる走行時に、抗張力コードの端が駆動スプロケットおよびアイドラを通過する際に折り曲げられた部分近くの弾性体に加わる歪みが大きく、弾性体の亀裂の防止に対して必ずしも十分ではない。
また、特許文献1に開示された、抗張力コードの両端近傍における重なり合う部分にそれぞれ同一方向への傾斜折り曲げ部分を設ける技術は、抗張力コードの内側の先端部分が従来通りその外側における抗張力コードと並行に重なり、依然としてその内側先端近傍における外側抗張力コードとの間の弾性体に加わる歪みを減少させることができない。
本発明は、上述の問題に鑑みてなされたもので、抗張力コードの両端がクローラ本体内で重ね合わされクローラ周方向に巻回された抗張体を有する耐久性の高い弾性クローラを提供することを目的とする。
本発明に係る弾性クローラは、弾性体により無端帯状に形成されたクローラ本体と、前記クローラ本体内に埋め込まれて前記クローラ本体の側方端に向けて延びた翼部を備え前記クローラ本体の周方向に一定間隔で配された芯金と、前記クローラ本体の幅方向に並べられて前記翼部の外周側を巻き回され、それぞれの両先端近傍が重ね合わされた状態で前記クローラ本体内に埋め込まれた複数の抗張力コードと、を有し、前記複数の抗張力コードは、各内周側の先端いずれかの前記翼部の外周側に配され、それぞれの内周側の先端近傍に、前記先端側がより内周側に位置するように第1の段が設けられ、それぞれの外周側における重なり合いの始点またはその直近からそれぞれの外周側の先端までが前記始点以前よりも外周側に位置するように第2の段が設けられ、それぞれの内周側における外周側との重なり合いの始点またはその直近に、当該始点またはその直近から前記第1の段までが当該始点またはその直近以前よりも外周側に位置するように第3の段が設けられ、前記複数の抗張力コードの各内周側の先端近傍とこれらに重なるそれぞれの抗張力コードの外周側の部分との間隔が、前記先端近傍から前記先端に向かうにつれて大きくなるようにまたは他の重なる部分よりも大きくなるように構成される
発明に係る他の弾性クローラは、弾性体により無端帯状に形成されたクローラ本体と、前記クローラ本体内に埋め込まれて前記クローラ本体の側方端に向けて延びた翼部を備え前記クローラ本体の周方向に一定間隔で配された芯金と、前記クローラ本体の幅方向に並べられて前記翼部の外周側を巻き回され、それぞれの両先端近傍が重ね合わされた状態で前記クローラ本体内に埋め込まれた複数の抗張力コードと、を有し、前記複数の抗張力
コードの各内周側の先端はいずれかの前記翼部の外周側に配され、前記複数の抗張力コードの各内周側の先端近傍これらに重なるそれぞれの抗張力コードの外周側の部分との間隔が、前記先端近傍から前記先端に向かうにつれて大きくなるようにまたは他の重なる部分よりも大きくなるように、かつ前記複数の抗張力コードの各内周側の先端と当該先端の内周側の翼部との間隔が他の重なり合う部分における内周側の抗張力コードとその内周側の翼部との間隔よりも大きくなるように構成されている。
好ましくは、前記クローラ本体の周方向に一定間隔で設けられ前記クローラ本体の外周面から外方に突出するラグをさらに有し、前記複数の抗張力コードの各内周側の先端が前記ラグのいずれかの内周側に位置するように構成される。
好ましくは、前記クローラ本体の幅方向に略等間隔に並べられた前記複数の抗張力コードを少なくとも1組有し、同じ組における前記複数の抗張力コードの各内周側の先端がいずれも同じ前記ラグの内周側に配されるように構成される。
本発明に係る弾性クローラの製造方法は、前記複数の抗張力コードの各内周側の先端をU字状に折の曲げられた加硫されていないシート状のゴムの折り目に沿って包んだ後に、前記複数の抗張力コードの外周側を重ね合わせて前記ゴムの加硫処理が行われる。
なお、上記において抗張力コードにおける「先端近傍」とは、その先端から抗張力コードの全長に対して極めて短い部分をいい、本発明においては、先端から周方向(クローラ式走行装置に装着されたときの弾性クローラの移動方向)における芯金の(中心間の)距離もしくはラグの(中心間の)距離以下の長さの範囲、またはこれらのいずれか大きい方の間隔以下の長さの範囲をいうものとする。
本発明によると、抗張力コードの両端がクローラ本体内で重ね合わされクローラ周方向に巻回された抗張体を有する耐久性の高い弾性クローラを提供することができる。
図1は弾性クローラ1が使用されたクローラ式走行装置2の正面図、図2は弾性クローラ1の正面断面部分概略図、図3は図2におけるA−A矢視断面図、図4は図2におけるB−B矢視断面図、図5は図3におけるC−C矢視断面図である。
なお、図2〜図4において、クローラ本体3のハッチングは省略されている。
図1において、クローラ式走行装置2は、進行方向の前後のいずれか一方における両側方にそれぞれ設けられた駆動スプロケット(駆動輪)4、前後のいずれか他方における両側方にそれぞれ設けられたアイドラ(転動輪)5、両側方に設けられた複数個の転輪6,6,6,6、および両側方においてこれら駆動スプロケット4等に巻回された弾性クローラ1からなる。
以下の説明において、駆動スプロケット4およびアイドラ5等に巻回されたときにおける弾性クローラ1の内側を「内周側」といい、外側(接地面側)を「外周側」という。また、クローラ式走行装置2が走行するときに弾性クローラ1が移動する方向を「周方向」、このときの周方向に直交しかつ水平な方向を「幅方向」というものとする。
駆動スプロケット4は、外周に複数の歯7,…,7を有し、クローラ式走行装置2内の動力装置により回転運動する。駆動スプロケット4は、歯7,…,7を、後に説明する弾性クローラ1の係合孔8,…,8に係合させ、弾性クローラ1を周方向に循環移動させることにより、クローラ式走行装置2を走行させるためのものである。
アイドラ5は、動力装置等に連結されずに自由回転し、巻き掛けられた弾性クローラ1を折り返させてその周方向における循環移動を可能としている。
転輪6は、クローラ式走行装置2の下方に前後方向に複数並べて設けられている。転輪
6,6,6,6は、いずれも自由回転し、その下方に支持された弾性クローラ1によって、クローラ式走行装置2の走行面からの高さが規定される。
図2ないし図5を参照して、弾性クローラ1は、クローラ本体3、芯金9,…,9、ラグ10,…,10および抗張体11,11等からなる。
クローラ本体3は、無端帯状に形成された弾性クローラ1の基部をなすものである。クローラ本体3は、幅方向の中央にクローラ本体3の内面12と外面(接地側面)13とを貫通する係合孔8が、全周に渡って等間隔に複数設けられている。
芯金9は、金属等の硬質材料によって形成される。芯金9は、隣り合う係合孔8,8の間に長手方向をクローラ本体3の周方向に直交させて、その一部がクローラ本体3に埋め込まれている。芯金9は、クローラ本体3の幅方向(以下「幅方向」と略すことがある)における中央を占める中央部14、中央部14における幅方向両側からそれぞれクローラ本体3の側方端に向けて延びた翼部15,15、および中央部14からクローラ本体3の内面12側外方に突出する、幅方向に並んだ1対の芯金突起16,16からなる。
芯金突起16,16は、駆動スプロケット4、アイドラ5および転輪6,6,6,6と係合することにより、走行時に弾性クローラ1がこれらから脱落するのを防止する。
クローラ本体3の外面13には、周方向において芯金9に重なる位置から外方に突出するラグ10が全周に渡って等間隔に複数設けられている。ラグ10は、幅方向に1対設けられており、それぞれが幅方向の一方の側において係合孔8の端の近くから側方端近傍まで延びている。各ラグ10は、その接地面(先端面)17の長手方向が周方向に対して直角ではなく、一定の角度で傾斜し、係合孔8,…,8の並びに対して幅方向両側に対称に形成されている。
抗張体11は、複数のスチールコード等の抗張力コード18,…,18によって構成される。抗張体11は、抗張力コード18,…,18が幅方向に略等間隔に並べられて形成されている。抗張体11は、係合孔8とクローラ本体3の幅方向の両端とのそれぞれの間に各1組が、芯金9の翼部15の外周側を巻回され両先端19,20の近傍が重ね合わされて、クローラ本体3内に埋め込まれている(図2)。また、抗張体11における各抗張力コード18は、その各両端19,20の近傍同士が、周方向に並べられた芯金9の3〜4つの距離にわたって重ね合わされている。抗張力コード18は、それぞれの内周側の先端19および外周側の先端20が、いずれも周方向に対してラグ10における接地面17の傾斜と略同じ傾斜となるように揃えて並べられ、かつそれぞれの揃えられた先端19,20の連なりが、芯金9とラグ10との間に配されている(図3)。
抗張力コード18はいずれも、内周側の先端19近傍と重なる外周側における部分に、外周側に湾曲させて他の重なる部分の間隔よりも間隔を大きくした湾曲部21を有している(図2)。それぞれの湾曲部21,…,21は、芯金9とラグ10との間に位置するように並べられている。各湾曲部21,…,21は、周方向に対してラグ10における接地面17の傾斜と略同じ傾斜となるように並べられている(図4)。
各抗張力コード18が内周側の先端19近傍と重なる外周側における部分に湾曲部21が設けられていることにより、内周側の先端19近傍とこれに重なる抗張力コード18の外周側の部分との間隔は、先端19近傍から先端19に向かうにつれて大きくなる。この先端19に向かうにつれて大きくなる先端19近傍の範囲は、周方向に前後する芯金9,9の中心間の距離およびラグ10,10の中心間の距離のいずれか大きい方の距離以内の先端19からの範囲とするのが好ましい。
また、各抗張力コード18の内周側における先端19は、それぞれの湾曲部12と芯金9との間に配されている。
曲部における内周側の抗張力コード18との間隔は、他の重なる部分における間隔a
1に対して芯金9との重なり初めの部分における間隔b1が、b1≧1.5×a1 となるように、かつ最大となる間隔c1が、c1≦3.5×a1 となるように設定されるのが好ましい。
また、抗張体11は、重なり初めの部分より先端に向かうにつれて徐々に間隔を増す方が、屈曲時における抗張体11の外周側と内周側との歪みの差、曲げ曲率の違いによる動きに対し、最終端の歪みの緩和が大きい。
図6は抗張力コード18の内周側の先端19が駆動スプロケット4を通過するときの正面断面概略図である。
弾性クローラ1は、前述した通り、駆動スプロケット4、アイドラ5、複数個の転輪6,6,6,6に巻き掛けられ、駆動スプロケット4の回転によりこれらの周りを循環運動してクローラ式走行装置2を前後移動させる。抗張体11は、駆動スプロケット4およびアイドラ5を通過するとき略半円形に曲げられる。抗張力コード18は、先端19,20近傍以外の連続する大部分では、駆動スプロケット4またはアイドラ5を通過するときに、曲げられた部分の抗張力コード18は、均等に同じ大きさの曲げモーメントを受け、略同一の曲率で曲がる。一方、抗張力コード18の内周側の先端19が駆動スプロケット4またはアイドラ5を通過するときは、先端19近傍に加わる曲げモーメントは、連続する部分に加わるより曲げモーメントよりも小さくなり、先端19近傍の曲げの程度は連続する部分の曲げの程度(図6の波線参照)よりも小さくなる。
従来問題とされてきた、弾性クローラにおける弾性体の疲労による亀裂、抗張体11からの弾性体の剥離等は、抗張力コード18の先端19近傍の曲がりにくさによる弾性体の過度の圧縮がその一因であった。
性クローラ1は、内周側の先端19近傍の外方における抗張力コード18に、内周側の先端19近傍との距離が大きくなるように湾曲部21が設けられている。
そのため、図6に示されるように、抗張力コード18の内周側の先端19近傍と外周側の抗張力コード18との間を満たす弾性体E1の厚みは、湾曲部21が設けられていない場合に比べて大きくなる。抗張力コード18の先端19が駆動スプロケット4またはアイドラ5を通過するときに弾性体Eに生ずる圧縮歪み(厚み変化量÷厚み)は、厚みが大きいほど小さくなるので、弾性クローラ1は、弾性体E1に繰り返し発生する圧縮歪みの程度を軽減することができる。さらに、抗張力コード18の内周側の先端19周りには弾性体E1の厚みが大きくなっているために、弾性体の特定部位に圧縮応力が集中的に生じることが回避される。
このように、弾性クローラ1は、圧縮歪みを小さくすることにより弾性体E1に生ずる応力を小さくすることができ、さらに圧縮応力の発生が特定の狭い範囲に集中するという弊害が緩和されるので、弾性体E1の疲労が軽減され、高い耐疲労性を得ることができる。
また、弾性クローラ1は、抗張力コード18の内周側の先端19,…,19の全てが、ラグ10の内方(内周側)に配されるように形成されている。ラグ10が設けられた部分は、ラグ10が厚みを有することにより剛性が高く、駆動スプロケット4もしくはアイドラ5を通過するとき、または激しい凹凸面に接地するときにも圧縮歪みが小さい。この部分に抗張力コード18の内周側の先端19を配する弾性クローラ1は、抗張力コード18近傍の弾性体の圧縮歪みを抑え、弾性体の疲労を軽減することができ、高い耐久性を実現することができる。
弾性クローラ1では、抗張力コード18の内周側の先端19および湾曲部21がラグ10と翼部15との間に位置するように構成されるが、抗張力コード18の内周側の先端19および湾曲部21を、ラグ10の内周側または翼部15の外周側のいずれかの要件を満たすように配し、またはいずれの要件も満たさないように配しても、内周側の先端19と
湾曲部21とが重なるようにしてその間の弾性体E1の厚みを大きくすることにより、耐久性の向上に一定の効果を得ることができる。
図7は他の弾性クローラ1Bの正面断面部分概略図である。
弾性クローラ1Bは、クローラ本体3、芯金9,…,9、ラグ10,…,10および抗張体11B等からなる。弾性クローラ1Bにおけるクローラ本体3、芯金9およびラグ10は、先に説明した弾性クローラ1におけるものと同じであり、図7において弾性クローラ1におけるものと同一の符号を付し、以下において説明を省略するものとする。
抗張体11Bは、幅方向に1列に並べられた複数のスチールコード等の抗張力コード18Bによって構成され、その各両先端19B,20Bが、いずれも周方向に対してラグ10における接地面17の傾斜と略同じ傾斜となるように、かつラグ10と芯金9との間に位置するように並べられている。また、抗張体11Bにおける各抗張力コード18Bは、その各両先端19B,20Bが、いずれも周方向に対してラグ10における接地面17の傾斜と略同じ傾斜となるように、かつ芯金9とラグ10との間に位置するように並べられている。このような各両先端19B,20Bの配置は、弾性クローラ1におけるものと同じである。
抗張力コード18Bは、各両先端19B,20Bに続く部分が、周方向に並べられた芯金9の並び3〜4つの距離にわたって重ね合わされている。抗張力コード18Bは、内周側の先端19Bが、芯金9とラグ10との間においてより芯金9側に位置するように、先端19Bから周方向における芯金9の幅に略相当する長さの範囲またはそれよりも短い範囲が芯金9側(内周側)に傾斜している。先端19B近傍の傾斜角度θ1は、図7の状態(先端19Bが駆動スプロケット4等を通過していない状態)における傾斜開始前の抗張力コード18Bに対して2〜15度とするのが好ましい。
このように、弾性クローラ1Bは、抗張力コード18Bの内周側の先端19B近傍を外周側の抗張力コード18Bに対して傾斜させることにより、内周側の先端19B近傍とこれに重なる抗張力コード18Bの外周側の部分との間隔が、先端19B近傍から先端19Bに向かうにつれて大きくなっている。そして、弾性クローラ1Bは、先端19B近傍における外側の抗張力コード18Bとの距離を大きくしてその間の弾性体E2の厚みを増加させることにより、駆動スプロケット4等を通過するときに曲がり難い先端19B近傍における弾性体の圧縮歪みを低減させ、弾性クローラ1Bの耐疲労性の向上を実現している。
抗張力コード18Bについて記載しなかった構成は、弾性クローラ1の抗張力コード18におけるものと略同じである。
ここで、先端19B近傍として抗張力コード18Bの外周側の部分との間隔が先端19Bに向かうにつれて大きくなるように形成される範囲は、周方向に前後する芯金9,9の中心間の距離およびラグ10,10の中心間の距離のいずれか大きい方を上限とする先端19Bからの距離とするのが好ましい。
図8は本発明に係る弾性クローラ1Cの正面断面部分概略図である。
弾性クローラ1Cにおいて、抗張体11Cを除くクローラ本体3、芯金9およびラグ10の構成は、弾性クローラ1におけるものと略同一である。弾性クローラ1Cにおいて弾性クローラ1におけるものと同一の構成を有するものについては、図8において弾性クローラ1におけるものと同一の符号を付し、以下においてその説明を省略するものとする。
抗張体11Cを形成する各抗張力コード18Cは、抗張力コード18と同様に、それぞれの内周側の先端19C近傍と重なる外周側における部分に、外周側に湾曲させた湾曲部21Cを有している。それぞれの湾曲部21Cは、同じ芯金9とラグ10との間に位置するように並べられており、湾曲部21Cの幅方向の連なりは、周方向に対してラグ10に
おける接地面17の傾斜と略同じ傾斜を有している。抗張力コード18Cの内周側の先端19Cは、湾曲部21Cと芯金9との間に配され、先端19Cの近傍は、湾曲部21C側(外周側)に傾斜している。
先端19Cの近傍が湾曲部21C側に近づくように外周側に傾斜している結果として、抗張力コード18Cの各内周側の先端19Cとその内周側に位置する翼部15との間隔は、他の重なり合う部分における内周側の抗張力コード18Cとその内周側の翼部15との間隔よりも大きくなっている。
ここで、先端19C近傍の傾斜角度θ2は、傾斜開始前の抗張力コード18Cに対して2〜10度とするのが好ましい。また、曲部Cにおける他の重なる部分の間隔a2に対する最大間隔c2は、弾性クローラ1において好ましいとされたa1を用いて規定されたc1の範囲とするのが好ましい。
弾性クローラ1Cは、外周側に湾曲部21Cを設け、およびその内周側の先端19C近傍を外周側に傾斜させることにより、先端19C近傍における外周側の抗張力コード18C(湾曲部21C)との距離を大きくしてその間の弾性体E3の厚みを大きくし、かつ先端19C近傍における翼部15(芯金9)との距離を大きくしてその間の弾性体E4の厚みも大きくしている。その結果、駆動スプロケット4等を通過するときに曲がり難い先端19C近傍における弾性体の圧縮歪みを低減させて、弾性クローラ1Cの耐疲労性を向上させることができる。また、内周側の先端19C周りの弾性体の厚みが大きいので、内周側の先端19Cの動きが緩和され、先端19Cによる突き(圧縮)に対してその影響を緩和することができる。
また、弾性クローラ1Cは、弾性クローラ1,1Bと同様に、内周側の先端19C近傍とこれに重なる抗張力コード18Cの外周側の部分との間隔が、先端19C近傍から先端19Cに向かうにつれて大きくなっている。抗張力コード18Cの外周側の部分との間隔が先端19Cに向かうにつれて大きくなるように形成される先端19C近傍は、周方向に前後する芯金9,9の中心間の距離およびラグ10,10の中心間の距離のいずれか大きい方を、先端19Cからの距離の範囲とするのが好ましい。湾曲部21Cの曲率、長さ、および内周側の先端19C近傍の傾斜の程度は、このような要件を満たす組み合わせが選択される。
抗張力コード18Cについて記載しなかった構成は、弾性クローラ1の抗張力コード18におけるものと略同じである。
図9は弾性クローラ1Cにおける湾曲部21Cの曲率を小さくした弾性クローラ1Dの正面断面部分概略図である。
弾性クローラ1Dにおいても弾性クローラ1Cと同様に、抗張力コード18Dの内周側の先端19D近傍と湾曲部21Dとの間の弾性体E3’の厚みおよび芯金9との間の弾性体E4’の厚みが他の部分に比べ大きくなっており、弾性クローラ1Cと同様に弾性体E3’,E4’の圧縮歪みを小さくすることができ、弾性クローラ1Dの耐疲労性を向上させることができる。
図9において、弾性クローラ1Cと同一の構成を有するものは図8における符号と同一の符号を付す。
図10は本発明に係る他の弾性クローラ1Eの正面断面部分概略図である。
弾性クローラ1Eは、抗張体11Eを除き、クローラ本体3、芯金9およびラグ10の構成か弾性クローラ1におけるものと略同一である。弾性クローラ1Eにおいて弾性クローラ1におけるものと同一の構成を有するものについては、図10において弾性クローラ1におけるものと同一の符号を付し、以下においてその説明を省略するものとする。
抗張体11Eを構成する各抗張力コード18Eは、それぞれの内周側の先端19E近傍と重なる外周側における部分に段(外側段)22Eが形成され、外側段22Eにおいて外周側にずれてクローラ本体3の外面13に近づき、外周側の先端20Eまでそのずれた状態が続いている。つまり、抗張力コード18Eの外周側における内周側の先端19E近傍との重なり始めから外周側の先端20Eまでの部分は、他の部分に比べてクローラ本体3の内面12から離れている。
内周側の各抗張力コード18Eにおける外周側の先端20に重なる近傍には、抗張力コード18Eの内周側を外周側の抗張力コード18Eに近づける段(内側段)23Eが設けられている。そして、内周側の先端19Eの近傍で、内側段23E以前の抗張力コード18Eの位置に戻るための段(端部段)24Eが設けられ、先端19Eとこれに重なる抗張力コード18Eの外周側との間に一定の間隔c3が形成されている。
弾性クローラ1Eも、弾性クローラ1,1B〜1Dと同様に、内周側の先端19E近傍とこれに重なる抗張力コード18Eの外周側の部分との間隔が、先端19E近傍から先端19Eに向かうにつれて大きくなっている。抗張力コード18Eの外周側の部分との間隔が先端19Eに向かうにつれて大きくなるように形成される先端19E近傍の範囲は、周方向に前後する芯金9,9の中心間の距離およびラグ10,10の中心間の距離のいずれか大きい方を上限とする先端19Eから距離である。
なお、各抗張力コード18Eの内周側の先端19Eが芯金9とラグ10との間に位置するように並べられている点は、弾性クローラ1,1B〜1Dと同じである。
抗張体11Eは、各抗張力コード18Eに外側段22E、内側段23Eおよび端部段24Eが設けられていることにより、内周側の先端19Eの近傍と外周側の抗張力コード18Eとの間の弾性体E5の厚みを他の部分に比べ大きくすることができる。したがって、弾性クローラ1Eは、弾性クローラ1,1B〜1Dと同じ理由により、耐疲労性を向上させることができる。
弾性クローラ18Eにおける、抗張力コード18Eが重なる部分における間隔aに対する内周側の先端19Eと外周側の抗張力コード18Eとの間隔c3は、弾性クローラ1において好ましいとされたa1に対するc1の範囲と同じである。
図11は弾性クローラ1の製造の過程を示す図である。
図11を参照して、抗張体11は、1列に並べられた抗張力コード18の内周側の先端19近傍が、U字状に折り曲げられたシート状の加硫されていないゴム25で挟まれる。ゴム25で挟まれた内周側の先端19近傍は、2つに折り曲げられたゴム25の一方が先端19の近傍と芯金9との間に挟まれるように芯金9の外周側に置かれる。続いて、抗張力コード18の外周側は、湾曲部21がゴム25を介して先端19の外周側になるように抗張力コード18の内周側に重ね合わされる。
弾性クローラ1は、この後にゴム25を加硫して弾性を与えることにより製造される。
抗張体11における全ての抗張力コード18の先端が、同じ加硫されていないU字状に折り曲げられたゴム25で挟まれることにより、抗張力コード18の先端の歪みが全体に応力緩和される効果が得られる。
これに対して、例えば一部の抗張力コード18の先端のみを加硫されていないゴム25で挟む場合には、加硫履歴が異なる異種ゴム間で、伸び、圧縮および歪み等が異なるために、屈曲時に応力が集中する部分が生じる等の問題がある。また作業性の面でも、部品が1つで済み、効率的である。
U字状に折り曲げられたシート状の加硫されていないゴムを使用する弾性クローラ1の製造は、他の弾性クローラ1B〜1Eおよびこれらに類する弾性クローラの製造に用いることができる。
上述の実施形態において、本発明を芯金9およびラグ10等の配置および形状等が異なる弾性クローラ1F,1Gに適用することができる。
例えば、図12に示されるように、ラグ10Fをそれぞれの係合孔8の幅方向片側のみに周方向について1つおきに、かつ幅方向において交互に設け、抗張体11Fを形成する内周側の抗張力コード18Fの先端19Fの全ておよび抗張力コード18Fの外周側の湾曲部21Fの全てが、同一のラグ10Fの内周側に配されるようにしてもよい。抗張力コード18Fの外周側の先端20Fの全ても、1つのラグ10Fの内周側に配される。なお、弾性クローラ1Fにおいて弾性クローラ1と同一の構成を有する部位については、図12において弾性クローラ1における符号と同一の符号を付す。
また、図12に示されるような幅方向に互い違いにラグ10Fを設けた弾性クローラ1Gにおいて、図13に示されるように、内側の抗張力コード18Gの先端19G近傍を内側に傾斜させてもよい。このときの傾斜角度θ1は、弾性クローラ1Bにおけると同様に、傾斜前の抗張力コード18Gに対して2〜15度とするのが好ましい。弾性クローラ1Gにおいて弾性クローラ1または弾性クローラ1Fと同一の構成を有する部位については、図13において弾性クローラ1または弾性クローラ1Fにおける符号と同一の符号を付す。
その他、クローラ式走行装置2、弾性クローラ1,1B〜1Gおよびクローラ式走行装置2、弾性クローラ1,1B〜1Gの各構成または全体の構造、形状、寸法、個数、材質などは、本発明の趣旨に沿って適宜変更することができる。
本発明は、土木用作業機、建設用作業機および農業用作業機等に使用されるクローラ式走行装置における弾性クローラに利用することができる。
図1は弾性クローラが使用されたクローラ式走行装置の正面図である。 図2は弾性クローラの正面断面部分概略図である。 図3は図2におけるA−A矢視断面図である。 図4は図2におけるB−B矢視断面図である。 図5は図3におけるC−C矢視断面図である。 図6は抗張力コードの内周側の先端が駆動スプロケットを通過するときの正面断面概略図である。 図7は他の弾性クローラの正面断面部分概略図である。 図8は本発明に係る弾性クローラの正面断面部分概略図である。 図9は湾曲部の曲率を小さくした弾性クローラの正面断面部分概略図である。 図10は本発明に係る他の弾性クローラの正面断面部分概略図である。 図11は弾性クローラの製造の過程を示す図である。 図12は他の弾性クローラの図3におけるC−C矢視断面に相当する図である。 図13は他の弾性クローラの正面断面部分概略図である。
1,1B〜1G 弾性クローラ
3 クローラ本体
9 芯金
10,10F ラグ
15 翼部
18,18B〜18G 抗張力コード
19,19B〜19F (抗張力コードの内周側の)先端
20,20B〜20F (抗張力コードの外周側の)先端
22E 第の段(外側段)
24E 第の段(端部段)
25 ゴム

Claims (5)

  1. 弾性体により無端帯状に形成されたクローラ本体と、
    記クローラ本体内に埋め込まれて前記クローラ本体の側方端に向けて延びた翼部を備え前記クローラ本体の周方向に一定間隔で配された芯金と、
    前記クローラ本体の幅方向に並べられて前記翼部の外周側を巻き回され、それぞれの両先端近傍が重ね合わされた状態で前記クローラ本体内に埋め込まれた複数の抗張力コードと、を有し、
    前記複数の抗張力コードは、
    各内周側の先端いずれかの前記翼部の外周側に配され、
    それぞれの内周側の先端近傍に、前記先端側がより内周側に位置するように第1の段が設けられ、
    それぞれの外周側における重なり合いの始点またはその直近からそれぞれの外周側の先端までが前記始点以前よりも外周側に位置するように第2の段が設けられ、
    それぞれの内周側における外周側との重なり合いの始点またはその直近に、当該始点またはその直近から前記第1の段までが当該始点またはその直近以前よりも外周側に位置するように第3の段が設けられ、
    前記複数の抗張力コードの各内周側の先端近傍とこれらに重なるそれぞれの抗張力コードの外周側の部分との間隔が、前記先端近傍から前記先端に向かうにつれて大きくなるようにまたは他の重なる部分よりも大きくなるように構成された
    ことを特徴とする弾性クローラ。
  2. 弾性体により無端帯状に形成されたクローラ本体と、
    前記クローラ本体内に埋め込まれて前記クローラ本体の側方端に向けて延びた翼部を備え前記クローラ本体の周方向に一定間隔で配された芯金と、
    前記クローラ本体の幅方向に並べられて前記翼部の外周側を巻き回され、それぞれの両先端近傍が重ね合わされた状態で前記クローラ本体内に埋め込まれた複数の抗張力コードと、を有し、
    前記複数の抗張力コードの各内周側の先端はいずれかの前記翼部の外周側に配され、
    前記複数の抗張力コードの各内周側の先端近傍とこれらに重なるそれぞれの抗張力コードの外周側の部分との間隔が、前記先端近傍から前記先端に向かうにつれて大きくなるよ
    うにまたは他の重なる部分よりも大きくなるように、
    かつ前記複数の抗張力コードの各内周側の先端と当該先端の内周側の翼部との間隔が他の重なり合う部分における内周側の抗張力コードとその内周側の翼部との間隔よりも大きくなるように構成された
    ことを特徴とする弾性クローラ。
  3. 前記クローラ本体の周方向に一定間隔で設けられ前記クローラ本体の外周面から外方に突出するラグをさらに有し、
    前記複数の抗張力コードの各内周側の先端が前記ラグのいずれかの内周側に位置するように構成された
    請求項1または請求項2に記載の弾性クローラ。
  4. 前記クローラ本体の幅方向に略等間隔に並べられた前記複数の抗張力コードを少なくとも1組有し、
    同じ組における前記複数の抗張力コードの各内周側の先端がいずれも同じ前記ラグの内周側に配されるように構成された
    請求項3に記載の弾性クローラ。
  5. 請求項1ないし請求項4のいずれか1項に記載の弾性クローラを製造する方法であって、
    前記複数の抗張力コードの各内周側の先端をU字状に折の曲げられた加硫されていないシート状のゴムの折り目に沿って包んだ後に、
    前記複数の抗張力コードの外周側を重ね合わせて前記ゴムの加硫処理を行う
    性クローラの製造方法
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