JP5063262B2 - 再剥離用粘着シート - Google Patents
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(a)−20℃以下の低温域で上に凸のピークを有し、
(b)10〜40℃の中温域で下に凸のピークを有し、
(c)70℃における損失正接が0.38〜0.57
であることを特徴とする再剥離用粘着シートを提供するものである。
本発明の再剥離用粘着シートは、基材シートの少なくとも一方の面に粘着剤を積層したものを基本構成とし、片面粘着シートまたは両面粘着シートの形で形成され、必要に応じて粘着剤層上に剥離シートを設ける。いずれの場合においても、基材シートに積層する粘着剤は、基材シートの少なくとも一方の面の全面に積層しても良いし、一部でも良い。
本発明の再剥離用粘着シートを構成する粘着剤層の動的粘弾性特性は、特定周波数、及び特定温度における、動的粘弾性スペクトルの損失正接、又は損失正接及び貯蔵弾性率により規定し、さらに、特定周波数における動的粘弾性スペクトルの損失正接のピークを示す温度、または損失正接のピーク値により規定する。動的粘弾性の測定においては、粘弾性試験機(レオメトリックス社製、商品名:アレス2KSTD)を用いて、同試験機の測定部である平行円盤の間に試験片を挟み込み、周波数1Hzで−50℃から150℃までの貯蔵弾性率(G’)と損失弾性率(G”)を測定する。試験片は厚み0.5〜2.5mmの粘着剤を単独で平行円盤の間に挟んでも良いが、基材と粘着剤の積層体を幾重にも重ねて平行円盤の間に挟んでも良い。なお、後者の場合は粘着剤のみの厚さが前記の範囲となるように調整する。粘着剤としての厚さを上記の範囲に調整すると、中間に基材が挟まっていても粘着剤の動的粘弾性スペクトルに影響はないことを本発明者等は確認している。
本発明の再剥離用粘着シートを構成する粘着剤層の50〜120℃の高温域中の損失正接は、周波数1Hzにおいて、70℃で0.38〜0.57である。70℃での損失正接は0.43〜0.55であることが好ましく、0.46〜0.54であることがより好ましい。また、50℃での損失正接は、0.38〜0.53であることが好ましく、0.40〜0.51であることがより好ましい。また、100℃での損失正接は、0.40〜0.65であることが好ましく、0.44〜0.65であることがより好ましく、0.50〜0.60であることが特に好ましい。更に、120℃での損失正接は、0.40〜0.66であることが好ましく、0.45〜0.66であることがより好ましい。中でも、0.51〜0.62であることが特に好ましい。
本発明の再剥離用粘着シートを構成する粘着剤層の損失正接は、周波数1Hzにおいて、10℃〜60℃の間に下に凸のピークを有する。さらに、そのピーク値は0.35〜0.51であることが好ましく、0.4〜0.51であることがより好ましい。
本発明の再剥離用粘着シートを構成する粘着剤層は、その損失正接曲線の凸ピークを示す温度が、周波数1Hzにおいて、−20℃以下であることが好ましく、−25℃以下であることがより好ましく、−30℃以下であることが特に好ましい。この範囲内であれば、貼着時に粘着剤層がエンボス面などの凹凸面に十分に流動し易く、その結果、被着体との接着力が十分となり、経時により浮き剥がれが発生し難い。また、再剥離する際に、断続的な抵抗感が出たり、ビリビリといった剥離音が発生し難く、スムーズな剥離作業を行うことができる。
本発明の再剥離用粘着シートを構成する粘着剤層は、その損失正接のピーク値が1.3〜1.0以下であることが好ましい。
本発明の再剥離用粘着シートを構成する粘着剤層は、その貯蔵弾性率が、周波数1Hzにおいて、70℃で6.0×104〜2.1×105(Pa)であることが好ましい。また、50℃での貯蔵弾性率は、7.0×104〜2.4×105(Pa)であることが好ましい。また、100℃での貯蔵弾性率は、3.0×104〜1.6×105(Pa)であることが好ましい。また、120℃での貯蔵弾性率は、2.0×104〜1.4×105(Pa)であることが好ましい。更に、−40℃での貯蔵弾性率は、5.0×106〜5.0×107(Pa)であることが好ましい。
本発明の再剥離用粘着シートの初期粘着力Faは、3.0〜9.0(N/25mm)であることが好ましい。また、初期粘着力Faは、3.0〜8.0(N/25mm)であることがより好ましく、中でも3.0〜7.0(N/25mm)であることがさらに好ましい。なお、初期粘着力Faは、JIS B 06012001で定義される輪郭曲線の算術平均高さRa(3)が0〜0.1μmのポリスチレン板に対する90度引きはがし粘着力で定義される値であり、該90度引きはがし粘着力は、JIS Z 0237に準拠して、圧着速さ5mm/s、圧着回数1往復で試験片を貼った試験板を温度23±2℃、相対湿度50±5%の雰囲気中に24時間放置した後、引張り速さ50mm/minの条件下で測定される値である。
前記Faと前記Fbの関係が、式(1)
0.30≦Fb/Fa≦1.00 (1)
を満足することが好ましい。初期粘着力Fbは、前記Ra(3)が6.8〜7.2μmのポリスチレン板に対する90度引きはがし粘着力で定義される値であり、90度引きはがし粘着力は、JIS Z 0237に準拠して、圧着速さ5mm/s、圧着回数1往復で試験片を貼った試験板を温度23±2℃、相対湿度50±5%の雰囲気中に24時間放置した後、引張り速さ50mm/minの条件下で測定される値である。なお、Fb/Faの値は下記式(2)を満足するのがより好ましく、下記式(3)を満足するのがさらに好ましい。前記Faと前記Fbの関係がこの範囲にあることは、粘着シートが被着体の平滑面のみではなく、凹凸を有する粗面に対しても優れた接着性を有することを意味している。Fb/Faの値がこの範囲であると凹凸面を有する粗面に対する良好な粘着力が得られ、浮き剥れが発生し難い。
0.40≦Fb/Fa≦1.0 (2)
0.50≦Fb/Fa≦1.0 (3)
本発明の再剥離用粘着シートに使用する基材シートとしては、特に限定されるべきものではないが、例えば、プラスチック系フィルム、セルロース系フィルム、不織布、紙、布、又は金属箔等が挙げられる。
また、基材シートの上に積層する層(粘着剤層や印刷層など)との密着性を向上させることを目的に、基材シートの片面または両面に、コロナ処理、プラズマ処理、粗面化処理、火炎処理、クロム酸処理、熱風処理、オゾン照射処理、紫外線照射処理を施したり、アンカーコート剤を塗布しても良い。特に、粘着剤を積層する側の基材表面に、コロナ処理やアンカーコート処理を施すことにより、粘着剤層が基材の表面から剥離し難くなり、本発明の再剥離用粘着シートを被着体に貼着した後の再剥離性が向上し、被着体に粘着剤層が残留することを一層防止することができる。
本発明の再剥離用粘着シートに使用する粘着剤としては、公知のアクリル系、ゴム系、ビニルエーテル系、シリコーン系の粘着剤を使用することができるが、それらの中でもアクリル系の粘着剤が好ましい。特に、単量体成分として炭素数1〜14のアルキル基を有する(メタ)アクリル酸エステルを含有するアクリル系共重合体が好ましい。例えば、メチル(メタ)アクリレート、エチル(メタ)アクリレート、n−プロピル(メタ)アクリレート、イソプロピル(メタ)アクリレート、n−ブチル(メタ)アクリレート、イソブチル(メタ)アクリレート、n−ペンチル(メタ)アクリレート、n−ヘキシル(メタ)アクリレート、n−オクチル(メタ)アクリレート、イソオクチル(メタ)アクリレート、2−エチルヘキシル(メタ)アクリレート、n−ノニル(メタ)アクリレート、イソノニル(メタ)アクリレート、n−デシル(メタ)アクリレート、n−ラウリル(メタ)アクリレート等であり、単独或いは2種以上を併用して用いることができる。中でも、n−ブチルアクリレート、2−エチルヘキシルアクリレート、又はそれらを併用した単量体を主成分とすることが好ましく、その使用量は粘着剤組成中の50〜99質量%であることが好ましく、95〜99%質量%であることがより好ましい。更に、(n−ブチルアクリレート/2−エチルヘキシルアクリレート)で表される質量比が、70/30〜0/100であることが好ましく、45/55〜5/95であることがより好ましく、35/65〜15/85であることが一層好ましい。主モノマーとして、上記の種類、使用量とすることにより、上記動的粘弾性スペクトルにおける低温領域の損失正接の上に凸のピーク値を目的の範囲に制御し易いことを発明者らは見出している。
粘着剤のタイプとしては、エマルジョン型、溶剤型、無溶剤型等の粘着剤を使用することができるが、本発明の再剥離用粘着シートに用いる粘着剤としては、エマルジョン型の粘着剤であることが好ましい。エマルジョン型の粘着剤は、溶剤を使用しないので環境面からも優れていると同時に、上記動的粘弾性スペクトルにおける高温領域の損失正接を目的の範囲に制御し易いことを発明者らは見出している。
本発明におけるアクリル系エマルジョン型粘着剤の製造方法は特に限定されるものでなく、従来公知の方法を用いることができる。重合方法としては、一般的な一括重合、連続滴下重合、分割滴下重合などを採用でき、重合温度は、例えば20〜100℃程度である。
中でも、炭素ラジカルを生成する開始剤を使用することが望ましく、アゾ系の開始剤を使用することが好ましい。炭素ラジカルは脱水素力が乏しく、ポリマーのグラフト化が進行し難くなり、直鎖状のポリマーが得られ易くなる。その結果、上記動的粘弾性スペクトルにおける高温領域の損失正接、中温領域における損失正接の下に凸のピーク値を目的の範囲に制御し易いことを発明者らは見出している。
本発明の再剥離用粘着シートに用いる粘着剤層の厚みは、片面粘着シートの場合は、乾燥後の厚みで3〜200μmが好ましく、5〜50μmがさらに好ましく、10〜25μmが特に好ましい。また、両面粘着シートの場合は、30〜300μmが好ましく、50〜200μmがさらに好ましい。上記下限値を下回る場合は、得られる再剥離用粘着シートの接着性が不十分となり、上限値を超える場合は、印刷やダイカット加工時に粘着剤のはみ出しが発生し易くなる。
本発明の再剥離用粘着シートには、必要に応じて粘着剤層上に剥離シートを設けることができる。この剥離シートとしては、クラフト紙、グラシン紙及び上質紙等の紙、それらの紙にポリビニルアルコール等の合成樹脂もしくはクレー等を片面もしくは両面にコーティングした紙、又はそれらの紙にポリエチレン樹脂などを片面もしくは両面にラミネートした紙、あるいはポリエチレンテレフタレート、ポリエチレンナフタレート、及びポリプロピレン等のプラスチックフィルムに、フッソ樹脂やシリコーン樹脂等の剥離剤を片面もしくは両面にコーティングしたものなどが挙げられる。この剥離シートの厚さについては特に限定されるものではないが、一般に20〜300μmの範囲である。
本発明の再剥離用粘着シートの製造方法は、特に限定されるものではなく、公知の製造方法に準じて製造することができる。例えば、片面粘着シートの場合は、粘着剤溶液を剥離シートに塗工し、乾燥、熱硬化、もしくは電磁放射線効果等による処理を行った後、基材シートを貼り合わせる方法で得られる。また、両面粘着シートの場合は、粘着剤溶液を剥離シートに塗工し、前記処理した剥離シートを基材シートの両面に貼り合わせる方法で得られる。あるいは、粘着剤溶液を直接基材シートに塗工した後前記処理を行い、剥離シートを貼り合わせる方法でも製造することができる。更に、基材シートと粘着剤層の密着性を向上させるために、40℃〜100℃等の高温下で貼り合わせを行っても良い。本発明の再剥離用粘着シートは製造工程を選択することによりロール状、テープ状、あるいはシート状として製造できる。
このようにして製造される再剥離用粘着シートを使用する場合の形状や寸法は特に限定されるものではなく、用途や目的に応じて適宜設定してロール状、テープ状、あるいはシート状の粘着シートから切り出して使用することができる。特に、片面粘着シートの場合、所望の形状や寸法に切り出す前、あるいは切り出し後に、基材シートの粘着剤層が設けられていない面側に商品名、サービス、又は広告宣伝内容等を表示するための種々の図案や文字などの印刷が行われる。印刷方式としては、特に限定されるものではなく、オフセット印刷方式等の平版印刷法、グラビア印刷方式等の凹版印刷法、フレキソグラフ印刷方式等の凸版印刷法、又はスクリーン印刷方式等の孔版印刷法などの各種印刷方式を用いることができる。
更に、上記熱可塑性樹脂からアウトガスが発生し易い状況(例えば、成型直後や高温環境下)であっても、本発明の粘着シートを貼着した場合は、粘着シートと熱可塑性樹脂との間に気泡溜まりの発生を抑えることができる。
撹拌機、還流冷却管、窒素導入管、温度計、滴下漏斗を備えた反応容器に、ラテムルS−180(花王社製:有効成分50%)3部、脱イオン水40部を入れ、窒素を吹き込みながら60℃まで昇温した。撹拌下、2,2‘−アゾビス(2−メチルプロピオンアミジン)ニ塩酸塩0.05部を脱イオン水4.95部に溶解させた水溶液を添加し、続いてアクリル単量体としてアクリル酸2−エチルヘキシル72.3部、アクリル酸ブチル25部、メタクリル酸メチル0.5部、アクリル酸1.0部、メタクリル酸1.2部、連鎖移動剤としてラウリルメルカプタン0.02部からなる単量体混合物に、ラテムルS−180(2部)と脱イオン水20部を加えて乳化させたモノマープレエマルジョンの一部(4部)を添加し、反応容器内温度を60℃に保ちながら60分間で重合させた。引き続き、反応容器内温度を60℃に保ちながら、残りのモノマープレエマルジョンと、2,2‘−アゾビス(2−メチルプロピオンアミジン)ニ塩酸塩0.2部を脱イオン水19.8部に溶解させた水溶液を各々別の滴下漏斗を使用して、反応容器内温度を60℃に保ちながら240分間かけて滴下して重合せしめた。滴下終了後、同温度にて180分間撹拌し、内容物を冷却した後、pHが8.5になるようにアンモニア水(有効成分10%)で調整した。ここで得られた水性分散液100部に対して、レベリング剤としてサーフィノール420(エアー・プロダクツ・ジャパン社製)0.8部を添加した。さらに架橋剤として、オキサゾリン系架橋剤エポクロスK−2020E(日本触媒社製)をカルボキシル基含有モノマー(アクリル酸及びメタクリル酸)のカルボキシル基に対するオキサゾリン基がモル比で0.15倍となるように添加した後、100メッシュ金網で濾過してエマルジョン型粘着剤を調製した。
(アンカーコート剤の調製)
インキ受理性樹脂として、アクリル樹脂溶液(綜研化学製「サーモラックEF−32−3」、固形分45%)を50部、希釈溶剤としてエタノールとイソプロピルアルコールの4:1混合溶剤を45部、ブロッキング防止剤として合成シリカ(富士シリシア化学製「サイリシア350」)を5部添加し、合計100部の配合液を調整した。ペイントコンディショナーを使用して配合液を20分間分散し、固形分27.5%のアンカーコート剤を得た。
スチレンとSBRをそれぞれ60部、40部でグラフト重合させたHIPS樹脂100部に、50%の酸化チタンを含有するマスターバッチ15部を添加した配合物を、Tダイ押出製膜機を用いて200℃で溶融押し出しし、厚さ100μmの無延伸フィルムを得た。次に、前記フィルムの両面に50mN/mの濡れ指数になるようコロナ処理を行った。さらに、アンカーコート層を積層させる面に、グラビアコーターを用いて前記コート剤を塗工し、塗布量1.5g/m2のアンカーコート層を設けることにより、ポリスチレンフィルム基材シートを調製した。
基材シートとして、厚さ65μmポリスチレン基材シートを使用したこと以外は、実施例2と同様にして、粘着シート(3)を得た。得られた粘着シート(3)も実施例2と同様にして、HIPS樹脂ペレットと変性PPE樹脂ペレットへ粘着シート(3)を20%添加してリサイクルした場合の引張物性の変化を評価したところ、いずれの樹脂に添加した場合も引張破断強度の低下が12%、引張破断伸度の増加が15%であり、いずれの特性変化も±20%以下の好適なリサイクル特性を有することが確認された。
エマルジョン型粘着剤の調整において、実施例1に使用した架橋剤をオキサゾリン系架橋剤エポクロスK−2010(日本触媒社製)とし、カルボキシル基に対するオキサゾリン基がモル比で0.03倍となるように添加したこと以外は実施例1と同様にして粘着シート(4)を得た。
エマルジョン型粘着剤の調整において、実施例1に記載したカルボキシル基に対するオキサゾリン基がモル比で0.1倍となるように添加したこと以外は実施例1と同様にして粘着シート(5)を得た。
エマルジョン型粘着剤の調整において、実施例1に記載したカルボキシル基に対するオキサゾリン基がモル比で0.25倍となるように添加したこと以外は実施例1と同様にして粘着シート(6)を得た。
エマルジョン型粘着剤の調整において、実施例1のアクリル酸1.0部、メタクリル酸1.2部を併用して用いる配合を、アクリル酸単独で2.2部用いることに変更すること以外は実施例1と同様にして粘着シート(7)を得た。
エマルジョン型粘着剤の調整において、実施例1のアクリル酸1.0部、メタクリル酸1.2部を併用して用いる配合を、メタクリル酸単独で2.2部用いることに変更すること以外は実施例1と同様にして粘着シート(8)を得た。
撹拌機、還流冷却管、窒素導入管、温度計、滴下漏斗を備えた反応容器に、アクリル酸2−エチルヘキシル79部、アクリル酸メチル20部、アクリル酸0.8部、2−ヒドロキシエチルアクリレート0.2部と重合触媒としてアゾビスイソブチロニトリル0.2部を酢酸エチル100部に溶解し、80℃で8時間重合した後冷却し、固形分が30%となるように酢酸エチルを添加してアクリル共重合体溶液を得た。次に、前記アクリル共重合体溶液100部に対して、イソシアネート系架橋剤(大日本インキ化学工業社製「バーノックNC−40」)を0.7部添加し、15分間撹拌して溶剤型粘着剤を調製した。粘着剤の調製以外は実施例1と同様にして粘着シート(H1)を得た。
撹拌機、還流冷却管、窒素導入管、温度計、滴下漏斗を備えた反応容器に、アクリル酸ブチル90.3部、酢酸ビニル8部、アクリル酸1.5部、2−ヒドロキシエチルアクリレート0.2部と重合触媒としてアゾビスイソブチロニトリル0.2部を酢酸エチル100部に溶解し、80℃で8時間重合してアクリル共重合体溶液を得た。次に、前記アクリル共重合体溶液の固形分100部に対して不均化ロジンエステル(荒川化学社製「スーパーエステルA100」)を10部、および重合ロジンペンタエリスリトールエステル(荒川化学社製「ペンセルD135」)を10部添加し、固形分45%となるように酢酸エチルを加えて均一に混合してアクリル共重合体混合溶液を得た。その後、前記アクリル共重合体混合溶液100部に対して、イソシアネート系架橋剤(大日本インキ化学工業社製「バーノックNC−40」)を1.2部添加し、15分間撹拌して溶剤型粘着剤を調製した。粘着剤の調製以外は実施例1と同様にして粘着シート(H2)を得た。
撹拌機、還流冷却管、窒素導入管、温度計、滴下漏斗を備えた反応容器に脱イオン水40部を入れ、窒素を吹き込みながら75℃まで昇温した。撹拌下、t−ブチルハイドロパーオキサイド0.03部、L−アスコルビン酸0.015部を添加し、続いてアクリル単量体としてアクリル酸2−エチルヘキシル75部、アクリル酸ブチル19部、メタクリル酸メチル2部、酢酸ビニル1部、アクリル酸1.5部、メタクリル酸1.5部、連鎖移動剤としてラウリルメルカプタン0.02部からなる単量体混合物に、ラテムルE−118B(花王社製:有効成分25%)1.6部と脱イオン水15部を加えて乳化させたモノマープレエマルジョンの一部(4部)を添加し、反応容器内温度を75℃に保ちながら60分間で重合させた。引き続き、反応容器内温度を75℃に保ちながら、残りのモノマープレエマルジョンと、t−ブチルハイドロパーオキサイドの水溶液(有効成分1%)15部、L−アスコルビン酸の水溶液(有効成分0.5%)15部を各々別の滴下漏斗を使用して、反応容器内温度を75℃に保ちながら240分間かけて滴下して重合せしめた。滴下終了後、同温度にて180分間撹拌し、内容物を冷却した後、pHが8.5になるようにアンモニア水(有効成分10%)で調整した。ここで得られた水性分散液100部に対して、レベリング剤としてサーフィノール420(エアー・プロダクツ・ジャパン社製)0.8部を添加した。さらに架橋剤として、オキサゾリン系架橋剤エポクロスK−2020E(日本触媒社製)をカルボキシル基含有モノマー(アクリル酸及びメタクリル酸)のカルボキシル基に対するオキサゾリン基がモル比で0.2倍となるように添加した後、100メッシュ金網で濾過してエマルジョン型粘着剤を調製した。
エマルジョン型粘着剤の調製以外は実施例1と同様にして再剥離用粘着シート(H3)を得た。
(ABS基材シートの製膜)
ABS樹脂100部に、50%の酸化チタンを含有するマスターバッチ20部を添加した配合物を、カレンダー法により製膜して厚さ80μmの無延伸フィルムを得た。次に、前記フィルムの両面に46mN/mの濡れ指数になるようコロナ処理を行った。さらに、グラビアコーターを用いて、実施例2で使用したアンカーコート剤を前記フィルムへ塗工し、塗布量1.5g/m2のアンカーコート層を設けることにより、ABSフィルム基材シートを調製した。
基材シートとして、厚さ120μmABS基材シートを使用したこと以外は、実施例4と同様にして、粘着シート(10)を得た。得られた粘着シート(10)も実施例4と同様にして、ABS樹脂ペレットへ粘着シート(10)を1%添加してリサイクルした場合の引張物性の変化を評価したところ、いずれの樹脂に添加した場合も引張破断強度の低下が1%、引張破断伸度の増加が0%であり、いずれの特性変化も±20%以下の好適なリサイクル特性を有することが確認された。
(ポリカーボネート基材シートの製膜)
ポリカーボネート樹脂100部に、50%の酸化チタンを含有するマスターバッチ20部を添加した配合物を、カレンダー法により製膜して厚さ100μmの無延伸フィルムを得た。次に、前記フィルムの両面に50mN/mの濡れ指数になるようコロナ処理を行った。さらに、グラビアコーターを用いて、実施例2で使用したアンカーコート剤を前記フィルムへ塗工し、塗布量1.5g/m2のアンカーコート層を設けることにより、ポリカーボネートフィルム基材シートを調製した。
上記で得られた試験片を粘弾性試験機(レオメトリックス社製、商品名:アレス2KSTD)を用いて、平行円盤形の測定部に試験片を挟み込み、周波数1Hzで−50℃から150℃までの貯蔵弾性率(G’)と損失弾性率(G”)を測定した。損失正接tanδは、以下の計算式より算出した。試験片は、各実施例及び比較例の粘着シートを複数枚重ねて、基材の厚さを除いた実質的な粘着剤の厚みが0.64mmとなるように積層させて作製した。
損失正接tanδ=G”/G’
ただし、粘着シート(2)〜(3)及び(9)〜(11)においては、加熱によりポリスチレン基材シート、ABS基材シート、ポリカーボネート基材シートの軟化により測定が困難となるため、粘着シート(2)〜(3)及び(9)〜(11)の動的粘弾性の測定値は、ユポSGS80を基材シートに使用した粘着シート(1)の測定値を流用した。
JIS Z 0237に準拠して、温度23℃、相対湿度50%の雰囲気中にて、粘着シートを幅25mm、長さ100mmに切断し、JIS B 06012001で定義される輪郭曲線の算術平均高さRa(3)が0.1μmのポリスチレン板に、2kgのローラーで圧着速さ5mm/s、圧着回数1往復で貼り付けた後、24時間放置した。次いで、引っ張り試験機(株式会社エーアンドディ製、RTA100)にて、50mm/minの速さで、90度引き剥がし粘着力を測定した。
JIS Z 0237に準拠して、温度23℃、相対湿度50%の雰囲気中にて、粘着シートを幅25mm、長さ100mmに切断し、JIS B 06012001で定義される輪郭曲線の算術平均高さRa(3)が7.0μmのポリスチレン板に、2kgのローラーで圧着速さ5mm/s、圧着回数1往復で貼り付けた後、24時間放置した。次いで、引っ張り試験機(株式会社エーアンドディ製、RTA100)にて、50mm/minの速さで、90度引き剥がし粘着力を測定した。
上記の粘着力の測定の際に用いたポリスチレン板のJIS B 06012001で定義される輪郭曲線の算術平均高さRa(3)(μm)は下記の測定方法に準じて測定したものである。表面形状測定装置サーフコム575A(株式会社 東京精密製)を用いて、ポリスチレン板の表面の粗さを、接触先端5μmR、ダイヤモンド、測定力4mN以下、測定基準長さ10mmの条件で、1試料毎に10箇所測定し輪郭曲線の算術平均高さ(Ra(3);μm)として求めた。
温度23℃、相対湿度50%の雰囲気中にて、粘着シートを幅25mm、長さ100mmに切断し、JIS B 06012001で定義される輪郭曲線の算術平均高さRa(3)が0.1μm、及び7.0μmの表面を有するポリスチレン板、ポリフェニレンエーテル板、ABS板、及びポリカーボネート板に2kgのローラーで1往復圧着し、1時間放置した。次いで、温度60℃、相対湿度0〜5%の環境下に60日放置した後の粘着シートの浮き剥れ状態を目視により判定した。
〇:全ての被着体に対して浮き剥れがなく、問題のない状態であった。
△:一部の被着体に対して浮き剥れがなかった。
×:全ての被着体に対して浮き剥がれが発生した。
温度23℃、相対湿度50%の雰囲気中にて、粘着シートを幅25mm、長さ100mmに切断し、JIS B 06012001で定義される輪郭曲線の算術平均高さRa(3)が0.1μm、及び7.0μmの表面を有するポリスチレン板、ポリフェニレンエーテル板、ABS板、及びポリカーボネート板に2kgのローラーで1往復圧着し、1時間放置した。更に、温度60℃、相対湿度0〜5%の環境下に60日放置し、次いで、温度23℃、相対湿度50%の雰囲気に1時間放置した後、引き剥がし角度135度方向に1m/分の速さで引き剥がした後の状態を目視により判定した。
〇:全ての被着体に対して糊残りがなく、容易に剥がせた。
△:一部の被着体に対しては糊残りがなく剥がすことができた。
×:被着体への糊残りが著しく、再剥離が困難であった。
温度23℃、相対湿度50%の雰囲気中にて、粘着シートを幅25mm、長さ100mmに切断し、JIS B 06012001で定義される輪郭曲線の算術平均高さRa(3)が0.1μm、及び7.0μmの表面を有するポリスチレン板、ポリフェニレンエーテル板、ABS板、及びポリカーボネート板に2kgのローラーで1往復圧着し、1時間放置した。更に、温度60℃、相対湿度0〜5%の環境下に60日放置し、次いで、温度23℃、相対湿度50%に1時間放置した。その後、被着体に粘着剤が残留したり、基材シートが破れないように留意しながら粘着シートを剥離し、その剥離作業の行い易さを評価した。
〇:全ての被着体に対して、特段の工夫をしなくても、粘着剤の残留や基材シートの破れも発生せずに再剥離でき、剥離作業性に優れる。
△:一部の被着体に対して、特段の工夫をしなくても、粘着剤の残留や基材シートの破れも発生せずに剥離作業性が出来る。
×:ドライヤーで温めたり、非常にゆっくりと剥離することで再剥離が可能となるが、剥離作業性は悪い。
××:ドライヤーで温めたり、非常にゆっくりと剥離しても、被着体に粘着剤が残留したり、基材シートの破れが発生し、剥離作業性は困難を極める。
粘着シートにUVインキで印刷した後、その表面に15μmの粘着剤層を介して20μmのポリプロピレンフィルムを積層させ、幅50mm、長さ50mmのアイキャッチラベルを作製した。次いで、アクリル系樹脂が表面にコーティングされたポリエチレン製スクイズチューブ容器の(の湾曲面の)該アクリル樹脂コーティング上にアイキャッチラベルを貼着し、温度23℃、相対湿度50%の環境下で3ヶ月間放置し、アイキャッチラベルの浮き剥れ状態及び再剥離性を目視により判定した。
◎:ラベルの浮き剥れがなく、且つ再剥離性も問題のない状態であった。
○:実用上問題の無い程度の極僅かなラベルの浮きが見られたが、再剥離性は問題の無い状態だった。
○〜△:極僅かなラベルの浮き及び極僅かな粘着剤の被着体への残存が見られたが、いずれも実用上問題の無い程度の浮き、粘着剤の残存であった。
△:ラベルの浮き剥がれはないが、ラベルを剥がすと粘着剤の容器表面への残存や、基材シートの破れが生じた。
×:再剥離性は問題ないが、ラベルの浮き剥がれが顕著に発生した。
××:ラベルの浮き剥がれが発生し、且つラベルを剥がすと粘着剤の容器表面への残存や、基材シートの破れが生じた。
粘着シートにオフセット印刷した後、その表面に接着剤層を介して20μmのポリプロピレンフィルムを積層させ、幅50mm、長さ50mmのラベルを作製した。次いで、曲率半径25mmのポリメチルメタクリレートの表面に貼着し、温度23℃、相対湿度50%の環境下で3ヶ月間放置し、ラベルの浮き剥れ状態及び再剥離性を目視により判定した。
◎:ラベルの浮き剥れがなく、且つ再剥離性も問題のない状態であった。
○:実用上問題の無い程度の極僅かなラベルの浮きが見られたが、再剥離性は問題の無い状態だった。
○〜△:極僅かなラベルの浮き及び極僅かな粘着剤の被着体への残存が見られたが、いずれも実用上問題の無い程度の浮き、粘着剤の残存であった。
△:ラベルの浮き剥がれはないが、ラベルを剥がすと粘着剤の被着体への残存や、基材シートの破れが生じた。
×:再剥離性は問題ないが、ラベルの浮き剥がれが顕著に発生した。
××:ラベルの浮き剥がれが発生し、且つラベルを剥がすと粘着剤の被着体への残存や、基材シートの破れが生じた。
粘着シートにスクリーン印刷した後、ユポSGS80を基材シートに用いた粘着シート(1)および(H1)〜(H3)についてはその表面に15μmの接着剤層を介して20μmのポリプロピレンフィルムを積層させ、ポリスチレンフィルム基材を用いた粘着シート(2)〜(3)においてはその表面に20μmの粘着剤層を介して25μmのポリスチレンフィルムを積層させ、幅70mm、長さ70mmのラベルを作製した。次いで、HIPS板の表面に貼着し、温度60℃、相対湿度90%の環境下で1日放置し、ラベルの膨れの状態を目視により判定した。
○:膨れが認められない状態であった。
○〜△:注視すると外観に影響を与えない程度の極僅かな膨れが認められた。
△:僅かに膨れが認められた。
×:明らかに膨れが発生しており、問題のあるレベルであった。
Claims (5)
- 基材の少なくとも一方の面に粘着剤層を有する再剥離用粘着シートであって、
前記粘着剤層がアクリル系共重合体を使用した水分散型アクリル系エマルジョン型粘着剤からなり、
前記アクリル系共重合体が、n−ブチルアクリレート及び2−エチルヘキシルアクリレートを主モノマーとして含有し、n−ブチルアクリレート及び2−エチルヘキシルアクリレートの総量が前記アクリル系共重合体を構成するモノマー中の95質量%以上であり、(n−ブチルアクリレート/2−エチルヘキシルアクリレート)で表わされる質量比が35/65〜15/85であり、
前記アクリル系共重合体が、アクリル酸及びメタクリル酸を含有し、アクリル酸及びメタクリル酸の総量が前記アクリル系共重合体を構成するモノマー中の1.5〜2.5質量%であり、アクリル酸に対するメタクリル酸の割合が質量比で0.5〜2.0であり、
前記アクリル系共重合体が、重合開始剤としてアゾ系重合開始剤を使用して乳化重合してなるものであり、
前記水分散型アクリル系エマルジョン型粘着剤が、オキサゾリン系架橋剤を含有し、前記アクリル系共重合体に含まれるカルボキシル基に対するオキサゾリン基の割合が官能基数比で0.05〜0.25であり、
前記粘着剤層の周波数1Hz、−50℃〜150℃における動的粘弾性スペクトルの損失正接が、
(a)−20℃以下の低温域で上に凸のピークを有し、
(b)10〜40℃の中温域で下に凸のピークを有し、
(c)70℃における損失正接が0.38〜0.57
であることを特徴とする再剥離用粘着シート。 - 前記水分散型アクリル系エマルジョン型粘着剤が、レベリング剤を含有する請求項1に記載の粘着シート。
- 前記アクリル酸に対するメタクリル酸の割合が、質量比で1.2〜2.0である請求項1又は2に記載の粘着シート。
- 請求項1〜3のいずれかに記載の粘着シートを用いたリサイクル用ラベル。
- 前記粘着シートの基材として、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリエチレンテレフタレート、ポリスチレン、ポリフェニレンエーテル、ABS、ポリカーボネート及びこれらの複合材料を主成分とする基材シートを使用した請求項4に記載のリサイクル用ラベル。
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