JP5058722B2 - 基板の処理装置 - Google Patents

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この発明は所定の角度で傾斜させて搬送しながら処理液によって処理された基板に気体を噴射して乾燥処理する基板の処理装置に関する。
液晶表示装置に用いられるガラス製の基板には回路パターンが形成される。基板に回路パターンを形成するにはリソグラフィープロセスが採用される。リソグラフィープロセスは周知のように上記基板にレジストを塗布し、このレジストに回路パターンが形成されたマスクを介して光を照射する。
つぎに、レジストの光が照射されない部分或いは光が照射された部分を除去し、基板のレジストが除去された部分をエッチングする。そして、エッチング後にレジストを除去するという一連の工程を複数回繰り返すことで、上記基板に回路パターンを形成する。
このようなリソグラフィープロセスにおいては、上記基板に現像液、エッチング液或いはエッチング後にレジストを除去する剥離液などの処理液よって基板を処理する工程、さらに洗浄液によって洗浄する工程、洗浄後に基板に付着残留した洗浄液を除去する乾燥工程が必要となる。
従来、基板に対して上述した一連の処理を行う場合、上記基板は軸線を水平にして配置された搬送ローラによってほぼ水平な状態で、複数の処理チャンバに搬送し、各処理チャンバで処理液による処理、洗浄液による洗浄、洗浄後に気体を噴射する乾燥を順次行なうようにしている。
ところで、最近では液晶表示装置に用いられるガラス製の基板が大型化及び薄型化する傾向にある。そのため、基板を水平搬送すると、搬送ローラ間における基板の撓みが大きくなるため、各処理チャンバでの処理が基板の板面全体にわたって均一に行えなくなるということが生じる。
そこで、基板を処理する際、上記基板が処理液や洗浄液の重量によって撓むのを防止するため、基板を所定の傾斜角度、たとえば垂直状態から15度傾斜させた75度の角度で搬送し、傾斜方向の上側に位置する前面に処理液を噴射して前面を処理し、ついで前面及び背面に洗浄液を噴射して洗浄処理してから、エアーナイフによって気体を噴射して洗浄液を除去する乾燥処理が行なわれている。
基板を所定の角度で傾斜させて搬送しながら処理する処理装置は特許文献1に示されている。すなわち、チャンバ内には基板の傾斜方向下側となる背面を支持する支持ローラと、下端を支持する駆動ローラが設けられる。駆動ローラは駆動軸に取付けられ、その駆動軸は駆動源によって回転駆動される。
上記チャンバ内には複数の上記支持ローラと上記駆動ローラが上記基板の搬送方向に対して所定間隔で配置される。それによって、背面が支持ローラによって支持された基板は、回転駆動される駆動ローラから受ける駆動力によって所定方向に搬送されることになる。
特開2004−210511号公報
ところで、処理液によって処理された基板は、前面と背面とが洗浄液によって洗浄された後、上述したようにその前面と背面とにエアーナイフによって気体が噴射されて乾燥処理が行なわれる。エアーナイフは先端にスリットが開口形成されていて、搬送される基板の前面及び背面に対し、搬送方向上流側に向かって傾斜して配置されている。そして、所定方向に搬送される基板の前面及び背面に加圧された気体を上記スリットから基板の搬送方向上流側に向けて傾斜して噴射するようにしている。
上記エアーナイフから基板の前面と背面とに気体を噴射すると、チャンバ内に噴射された気体は円滑に排出されず、そのチャンバ内で乱流が発生し、その乱流が基板の背面に作用することがある。基板は背面が支持ローラによって支持されているだけであるから、その背面に作用する乱流によって支持ローラから浮き上がり、搬送が円滑に行なえなくなるということがあったり、基板がばたつくことで前面と背面との乾燥処理が均一に行なえずに乾燥不良を招くということもある。
とくに、最近では基板が大型化する傾向にある。基板が大型化すると、エアーナイフから基板に向かって噴射される気体の量も多くなるから、チャンバ内で乱流が発生し易くなって基板の搬送不良や乾燥不良が発生し易くなるということがある。
この発明は、基板に向けて乾燥処理用の気体が噴射されてチャンバ内で乱流が発生しても、その乱流によって基板が支持ローラから浮き上がるのを防止できるようにした基板の処理装置を提供することにある。
この発明は、所定の角度で傾斜させて搬送しながら処理液によって処理された基板に気体を噴射して乾燥処理する基板の処理装置であって、
チャンバと、
このチャンバ内に設けられ上記基板の傾斜方向下側となる背面を支持する支持ローラと、
背面が上記支持ローラによって支持された上記基板の下端を外周面によって支持して回転駆動され上記基板を所定方向に搬送する駆動ローラと、
上記基板の傾斜方向上側となる前面と上記背面との高さ方向ほぼ全長にわたって対向して配置され上記基板の搬送方向上流側に向かって気体を噴射して上記基板を乾燥処理する気体噴射手段と、
上記チャンバの上記気体噴射手段よりも上記基板の搬送方向の上流側で上記基板の前面に向かって気体を噴射して上記基板が上記支持ローラから浮き上がるのを防止する浮き上がり防止手段と
を具備したことを特徴とする基板の処理装置にある。
上記浮き上がり防止手段は、上記チャンバの前面に設けられた送風機とフィルタが一体化されたクリーンフィルタユニットであることが好ましい。
上記浮き上がり防止手段は、上記チャンバの前面に接続された給気管であることが好ましい。
上記浮き上がり防止手段は、上記基板の前面の少なくとも高さ方向中途部に気体を噴射することが好ましい。
上記チャンバには、搬送される上記基板の背面側に対応する部分に上記チャンバ内の気体を排出する排気部が設けられていることが好ましい。
この発明によれば、気体噴射手段よりも基板の搬送方向の上流側で基板の前面に向かって気体を噴射して基板が支持ローラから浮き上がるのを防止するようにしたので、基板を乾燥させるための気体が気体噴射手段から噴射されてチャンバ内に乱流が生じても、基板を円滑に搬送することが可能となる。
以下、この発明の一実施の形態を図面を参照して説明する。
図1は処理装置の概略的構成を示す斜視図であって、この処理装置は装置本体1を有する。この装置本体1は分割された複数の処理ユニット、この実施の形態では第1乃至第5の処理ユニット1A〜1Eを分解可能に一列に連結してなる。
各処理ユニット1A〜1Eは架台2を有する。この架台2の前面には箱型状のチャンバ3が所定の角度で傾斜して保持されている。上記架台2とチャンバ3の上面には図1に鎖線で示す上部搬送部4が設けられている。上記架台2の下端の幅方向両端には板状の一対の脚体5(一方のみ図示)が分解可能に設けられる。この脚体5によって上記架台2の下面側に空間部6が形成される。
上記空間部6には、上記チャンバ3で後述するように行なわれる基板Wの処理に用いられる薬液やリンス液などの処理液を供給するタンクやポンプ或いは処理液の供給を制御するための制御装置などの機器7をフレーム8に載置した機器部9が収納されるようになっている。つまり、各処理ユニット1A〜1Eは架台2を脚体5で支持してチャンバ3の下方に空間部6を形成することで、上下方向に位置するチャンバ3、上部搬送部4及び機器部9の3つの部分に分割されている。
上記チャンバ3は上記架台2に所定の角度である、たとえば垂直な状態から15度傾斜させた、水平面に対して75度の角度で傾斜して保持されていて、幅方向の両側面には75度の角度で傾斜して搬送される基板Wが通過するスリット13(図1に一箇所だけ図示)が形成されている。
上記チャンバ3の内部には、図2に示すように傾斜搬送手段を構成する複数の搬送軸15(1つのみ図示)がチャンバ3の幅方向に所定間隔で設けられている。この搬送軸15には複数の支持ローラ14が軸方向に所定間隔で回転可能に設けられている。上記搬送軸15は、軸線が上記スリット13と同じ角度で傾斜するよう、上端及び下端がそれぞれブラケット15aによって支持されている。
上記チャンバ3内には、上記スリット13から基板Wが図1に鎖線で示す第1の姿勢変換部16によって水平状態から75度の角度に変換されて搬入される。すなわち、未処理の基板Wは上記上部搬送部4によって第5の処理ユニット1E側から第1の処理ユニット1A側に搬送されて上記第1の姿勢変換部16で水平状態から75度の角度に傾斜されて上記第1の処理ユニット1Aに搬入される。
第1の処理ユニット1Aのチャンバ3内に搬入された基板Wは上記搬送軸15に設けられた支持ローラ14によって非デバイス面である背面が支持される。この基板Wの下端は駆動ローラ17(図2に示す)の外周面によって支持される。
上記駆動ローラ17は駆動ユニット18の回転軸19に設けられている。そして、この回転軸19が回転駆動さることで、駆動ローラ17に下端が支持され背面が上記支持ローラ14に支持された上記基板Wが上記駆動ローラ17の回転方向に搬送されるようになっている。
基板Wは搬送方向上流側の第1乃至第3の処理ユニット1A〜1Cで処理液としての剥離液でレジストの除去が行なわれた後、第4の処理ユニット1Dで洗浄液によって洗浄処理が行なわれる。そして、第5の処理ユニット1Eで熱風などの加圧された気体によって後述するように乾燥処理が行なわれる。
各処理ユニット1A〜1Eを順次通過して処理された基板Wは75度の角度で傾斜した状態で上記第5の処理ユニット1Eから搬出される。第5の処理ユニット1Eから搬出された基板Wは、図1に鎖線で示す第2の姿勢変換部23で傾斜状態から水平状態に姿勢が変換されて次工程に受け渡される。
図2に示すように、上記駆動ユニット18はチャンバ3の幅方向(基板Wの搬送方向)に沿って長い板状の下部ベース部材24を有する。この下部ベース部材24の上面には下部ベース部材24と同じ長さのチャンネル状の上部ベース部材25が両側下端を固着して設けられている。
上記上部ベース部材25には、上記下部ベース部材24とほぼ同じ大きさの平板状の取付け部材26の幅方向の一端部と他端部とが上部ベース部材25に対して傾きの調整可能に連結して設けられている。つまり、上記取り付け部材26はチャンバ3の前後方向に傾き角度の調整ができるようになっている。
上記取付け部材26の幅方向の一端と他端とには、それぞれ複数のブラケット31が上記取付け部材26の長手方向に対して所定間隔で、しかも幅方向に対応する位置に設けられている。幅方向において対応する一対のブラケット31には図示しない軸受を介して上記回転軸19の軸方向の中途部が回転可能に支持されている。この回転軸19の先端には上記駆動ローラ17が取り付けられ、後端には第1の歯車33が嵌着される。
そして、上記架台2にチャンバ3を設置したならば、この架台2に設けられた支持部41の上面にロッド状の4本の基準部材35の下端面がねじ42によって取付け固定される。上記駆動ユニット18は、下部ベース部材24の四隅部下面が上記基準部材35の上端面にねじ42によって取付け固定される。4本の基準部材35の上端面は同一平面に位置している。そのため、駆動ユニット18はその下部ベース部材24の幅方向及び長手方向に歪が生じることなく取付け固定される。
上記駆動ユニット18を基準部材35の上端面を基準にしてチャンバ3内に組み込む際、駆動ユニット18に支持された複数の回転軸19の後端部はチャンバ3の前壁3aに開口された導出孔44から駆動室45に突出する。そして、駆動ユニット18をチャンバ3内に組み込んだ後で、上記回転軸19の後端に上記第1の歯車33が嵌着される。
上記駆動室45には駆動源51が設けられている。この駆動源51の出力軸には駆動プーリ53が嵌着されている。この駆動プーリ53と従動プーリ54とにはベルト55が張設されている。上記従動プーリ54は図示しない第2の歯車が同軸に設けられている。この第2の歯車は上記第1の歯車33に噛合している。それによって、駆動源51が作動すれば、上記回転軸19が回転駆動されることになるから、この回転軸19の先端に設けられた上記駆動ローラ17も回転駆動される。
駆動ローラ17が回転駆動されれば、これらの駆動ローラ17によって下端が支持された基板Wは上記駆動ローラ17の回転方向に搬送されることになる。
図2は第5の処理ユニット1Eのチャンバ3内を示す断面図であって、このチャンバ3内を搬送される基板Wの前面と背面には、基板Wの上下方向全長に対向する長さの気体噴射手段としての対向する一対のエアーナイフ61が先端面を上記基板Wに接近させて配設されている。
一対のエアーナイフ61は先端面にスリット62が開口形成されていて、そのスリット62から基板Wの前面と背面に所定の圧力に加圧された気体が噴射される。一対のエアーナイフ61は、先端側が図3に矢印Xで示す基板Wの搬送方向の上流側に向かって低くなるよう傾斜して配設されている。それによって、エアーナイフ61のスリット62から噴射された気体は、基板Wの前面及び背面に衝突してから、搬送方向Xの上流側、つまり基板Wの搬送方向Xと逆方向に向かって流れる。
第5の処理ユニット1Eのチャンバ3の前壁3aには、上記エアーナイフ61よりも基板Wの搬送方向上流側であって、しかもチャンバ3内を搬送される基板Wの高さ方向の上下端部を除く中途部と対向する部位に、基板Wの前面に向けて気体を噴射する浮き上がり防止手段としての複数のクリーンフィルタユニット64が設けられている。
なお、クリーンフィルタユニット64は、少なくとも基板Wの高さ方向の上下端部を除く中途部に対向する部位に設けられていればよい。
クリーンフィルタユニット64は筐体65を有する。この筐体65内には送風機66と、この送風機66の吹き出し側に配置されたHEPAフィルタなどのフィルタ67が設けられている。それによって、上記送風機66を作動させれば、図2と図3に矢印で示すようにチャンバ3内を搬送される基板Wの前面に向けて上記フィルタ67によって塵埃が除去された清浄な外気を所定の圧力で噴射することができるようになっている。
上記チャンバ3内を搬送される基板Wの背面側に対応する部位、この実施の形態ではチャンバ3の底壁3bの支持ローラ14が設けられた搬送軸15よりも前後方向の後方であって、しかもエアーナイフ61よりも基板Wの搬送方向上流側の部位には排気部を形成する排気ダクト68が接続されている。この排気ダクト68は図示しない排気ブロアに接続されている。それによって、チャンバ3内の気体は上記排気ダクト68を通じて外部に排出されるようになっている。
上記排気ダクト68からの排気量は、上記エアーナイフ61から噴射される気体の量と、上記クリーンフィルタユニット64から噴射される気体の量との和に等しくなるよう設定されている。
このように構成された基板Wの処理装置によれば、第1の姿勢変換部16で水平状態から75度の傾き角度に変換された基板Wは、第1乃至第3の処理ユニット1A〜1Cで処理液によって処理されてから、第4の処理ユニット1Dで洗浄液によって洗浄処理された後、第5の処理ユニット1Eに搬入される。
第5の処理ユニット1Eに搬入された基板Wは、一対のエアーナイフ61よりも基板Wの搬送方向上流側に設けられた複数のクリーンフィルタユニット64から噴射される気体を前面に受けながら一対のエアーナイフ61間に搬入される。それによって、基板Wの前面と背面に付着残留した洗浄液は一対のエアーナイフ61から噴射される気体によって除去される。つまり基板Wは乾燥処理されることになる。
一対のエアーナイフ61から基板Wの前面と背面とに気体が噴射されると、その気体によってチャンバ3内に乱流が生じ、その一部が基板Wの背面に作用する。それによって、基板Wが支持ローラ14から浮き上がったり、ばたつく虞がある。
しかしながら、基板Wが一対のエアーナイフ61間に搬入される前に、基板Wの前面には複数のクリーンフィルタユニット64から気体が噴射される。そのため、基板Wはクリーンフィルタユニット64から噴射される気体によって背面が支持ローラ14に押し付けられながら一対のエアーナイフ61間に搬入されるから、基板Wの背面にチャンバ3内で発生した乱流が作用しても、その基板Wが支持ローラ14から浮き上がることなく、一対のエアーナイフ61間を通過する。
それによって、基板Wが支持ローラ14から浮き上がったり、ばたつくことがないから、基板Wの搬送状態が不安定になったり、前面と背面の全面に一対のエアーナイフ61からの圧縮空気が均一に作用せずに乾燥不良を招くなどのことが防止される。
上記クリーンフィルタユニット64は一対のエアーナイフ61よりも基板Wの搬送方向の上流側に設けられている。そのため、基板Wが一対のエアーナイフ61間に入り込むときに支持ローラ14から浮いたり、ばたつくことがないから、上記基板Wの先端がエアーナイフ61にぶつかって欠けが生じたり、基板Wの前面や背面、とくにデバイス面である前面がエアーナイフ61の先端面に接触して傷が付くのを確実に防止することができる。
上記チャンバ3にはその底壁3bの基板Wの背面側に対応し、しかもエアーナイフ61よりも基板Wの搬送方向上流側の部位に排気ダクト68が接続されている。そのため、エアーナイフ61やクリーンフィルタユニット64から基板Wの前面と背面とに噴射された気体は基板Wの搬送方向上流側に向かって流れ、しかも前面に噴射された気体は基板Wの背面側に向かって流れて排気されるから、そのような気体の流れによって基板Wの背面に作用する気流が減少し、基板Wが支持ローラ14から浮き上がり難くなる。
基板Wの前面は回路パターンが形成されたデバイス面であるため、そのデバイス面を押えることはできないが、上下端部は回路パターンが形成されていないから、その上下端部を図示しない浮き上がり防止ローラなどによって保持することが可能である。
基板Wの上下端部を浮き上がり防止ローラなどによって保持した場合、チャンバ3内を搬送される基板Wは高さ方向の中途部が支持ローラ14から浮き上がったり、ばたつき易くなる。しかも基板Wの下端は駆動ローラ17によって支持されているため、駆動ローラ17との接触抵抗によって浮き上がり難い状態にある。
そこで、チャンバ3の前壁3aには、基板Wの上下方向の少なくとも中途部に対向する部位に複数のクリーンフィルタユニット64を設けるようにしたから、基板Wの高さ方向中途部の浮き上がりやばたつきを効率よく押させることができる。
なお、基板Wの上端が支持ローラ14から浮き上がるのを防止する浮き上がり防止ローラを設けない場合、クリーンフィルタユニット64は基板Wの高さ方向中途部と上部に対向して設けるようにすればよい。
上記一実施の形態ではチャンバ3の前壁3aに気体噴射手段としてクリーンフィルタユニット64を設けるようにしたが、それに代わって図4に示すように図示しない送気ポンプに連通する給気管71を接続するようにしてもよい。
この発明の一実施の形態の処理装置の概略的構成を示す斜視図。 上記処理装置のエアーナイフが設けられたチャンバの縦断面図。 基板に対する一対のエアーナイフの配置状態を示す平面図。 この発明の他の実施の形態を示すチャンバの前壁の給気管が接続された部分の図。
符号の説明
3…チャンバ、14…支持ローラ、17…駆動ローラ、61…エアーナイフ、64…クリーンフィルタユニット(気体噴射手段)、66…送風機、67…フィルタ、68…排気ダクト、71…給気管(気体噴射手段)。

Claims (5)

  1. 所定の角度で傾斜させて搬送しながら処理液によって処理された基板に気体を噴射して乾燥処理する基板の処理装置であって、
    チャンバと、
    このチャンバ内に設けられ上記基板の傾斜方向下側となる背面を支持する支持ローラと、
    背面が上記支持ローラによって支持された上記基板の下端を外周面によって支持して回転駆動され上記基板を所定方向に搬送する駆動ローラと、
    上記基板の傾斜方向上側となる前面と上記背面との高さ方向ほぼ全長にわたって対向して配置され上記基板の搬送方向上流側に向かって気体を噴射して上記基板を乾燥処理する気体噴射手段と、
    上記チャンバの上記気体噴射手段よりも上記基板の搬送方向の上流側で上記基板の前面に向かって気体を噴射して上記基板が上記支持ローラから浮き上がるのを防止する浮き上がり防止手段と
    を具備したことを特徴とする基板の処理装置。
  2. 上記浮き上がり防止手段は、上記チャンバの前面に設けられた送風機とフィルタが一体化されたクリーンフィルタユニットであることを特徴とする請求項1記載の基板の処理装置。
  3. 上記浮き上がり防止手段は、上記チャンバの前面に接続された給気管であることを特徴とする請求項1記載の基板の処理装置。
  4. 上記浮き上がり防止手段は、上記基板の前面の少なくとも高さ方向中途部に気体を噴射することを特徴とする請求項1記載の基板の処理装置。
  5. 上記チャンバには、搬送される上記基板の背面側に対応する部分に上記チャンバ内の気体を排出する排気部が設けられていることを特徴とする請求項1記載の基板の処理装置。
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